JP2011155297A5 - - Google Patents

Claims (14)

1. 発光素子と蛍光体層とを備え、
   前記発光素子は、４４０ｎｍ以上５００ｎｍ未満の波長領域に発光ピークを有する光を放つ青色発光素子であり、
   前記蛍光体層は、５００ｎｍ以上５６０ｎｍ未満の波長領域に発光ピークを有する緑色蛍光体と、６００ｎｍ以上６６０ｎｍ未満の波長領域に発光ピークを有し、Ｅｕ²⁺を発光中心イオンとして含む窒化物又は酸窒化物の赤色蛍光体とを含み、
   前記緑色蛍光体と前記赤色蛍光体とは、前記青色発光素子が放つ光によって励起されて発光し、
   前記緑色蛍光体、前記赤色蛍光体及び前記青色発光素子が放つ発光成分を出力光として含む発光装置であって、
   前記蛍光体層は、Ｅｕ²⁺又はＣｅ³⁺で付活された蛍光体以外の蛍光体を実質的に含まず、
   前記緑色蛍光体は、前記青色発光素子が放つ光のピークである励起波長よりも短波長側に励起ピークを有し、前記緑色蛍光体の外部量子効率は、前記緑色蛍光体の励起スペクトルの形状に類似して励起ピークより長波長側の波長領域において下がり、かつ、前記緑色蛍光体の内部量子効率は前記励起ピークよりも長波長側において高く、前記励起ピークから前記青色発光素子が放つ光のピークまでの波長領域で内部量子効率が８０％以上を有することを特徴とする発光装置。
2. 前記赤色蛍光体は、ニトリドアルミノシリケート系の赤色蛍光体である請求項１に記載の発光装置。
3. 前記赤色蛍光体は、組成式（Ｍ_1-xＥｕ_x）ＡｌＳｉＮ₃で表される蛍光体であり、前記ＭはＭｇ、Ｃａ、Ｓｒ、Ｂａ及びＺｎから選ばれる少なくとも一つの元素であり、前記ｘは、式０．００５≦ｘ≦０．３を満たす数値である請求項１又は２に記載の発光装置。
4. 前記赤色蛍光体は、組成式（Ｍ_1-xＥｕ_x）₂Ｓｉ₄ＡｌＯＮ₇で表される蛍光体であり、前記Ｍは、Ｍｇ、Ｃａ、Ｓｒ、Ｂａ及びＺｎから選ばれる少なくとも１つの元素であり、前記ｘは、式０．００５≦ｘ≦０．３を満たす数値である請求項１又は２に記載の発光装置。
5. 前記緑色蛍光体は、前記青色発光素子が放つ光のピークである励起波長下における内部量子効率が８５％以上である請求項１〜４のいずれかに記載の発光装置。
6. 前記緑色蛍光体は、前記青色発光素子が放つ光のピークである励起波長下における外部量子効率が８０％未満である請求項５に記載の発光装置。
7. 前記緑色蛍光体は、励起スペクトルの最長波長側の励起ピークが、４２０ｎｍ未満の波長領域にある請求項１〜６のいずれかに記載の発光装置。
8. 前記蛍光体層は、５６０ｎｍ以上６００ｎｍ未満の波長領域に発光ピークを有する黄色蛍光体をさらに含む請求項１〜７のいずれかに記載の発光装置。
9. 前記蛍光体層は、前記赤色蛍光体以外の蛍光体として、窒化物蛍光体又は酸窒化物蛍光体を実質的に含まない請求項１〜８のいずれかに記載の発光装置。
10. 前記緑色蛍光体は、Ｅｕ²⁺で付活された窒化物蛍光体又は酸窒化物蛍光体、Ｅｕ²⁺で付活されたアルカリ土類金属オルト珪酸塩蛍光体、Ｅｕ²⁺で付活されたアルミン酸塩蛍光体、Ｃｅ³⁺で付活された窒化物蛍光体又は酸窒化物蛍光体、及びＣｅ³⁺で付活されたガーネット構造を有する蛍光体からなる群から選ばれる少なくとも一つの緑色蛍光体である請求項１〜９のいずれかに記載の発光装置。
11. 前記緑色蛍光体は、Ｓｒ_1.5Ａｌ₃Ｓｉ₉Ｎ₁₆：Ｅｕ²⁺、Ｃａ_1.5Ａｌ₃Ｓｉ₉Ｎ₁₆：Ｅｕ²⁺、ＣａＳｉＡｌ₂Ｏ₃Ｎ₂：Ｅｕ²⁺、ＳｒＳｉＡｌ₂Ｏ₃Ｎ₂：Ｅｕ²⁺、ＣａＳｉ₂Ｏ₂Ｎ₂：Ｅｕ²⁺、ＳｒＳｉ₂Ｏ₂Ｎ₂：Ｅｕ²⁺、ＢａＳｉ₂Ｏ₂Ｎ₂：Ｅｕ²⁺、（Ｂａ，Ｓｒ）₂ＳｉＯ₄：Ｅｕ²⁺、（Ｂａ，Ｃａ）₂ＳｉＯ₄：Ｅｕ²⁺、ＳｒＡｌ₂Ｏ₄：Ｅｕ²⁺、Ｓｒ₂Ｓｉ₅Ｎ₈：Ｃｅ³⁺、Ｃａ_1.5Ａｌ₃Ｓｉ₉Ｎ₁₆：Ｃｅ³⁺、Ｃａ₂Ｓｉ₅Ｎ₈：Ｃｅ³⁺、Ｙ₃（Ａｌ，Ｇａ）₅Ｏ₁₂:Ｃｅ³⁺、ＢａＹ₂ＳｉＡｌ₄Ｏ₁₂:Ｃｅ³⁺、及びＣａ₃Ｓｃ₂Ｓｉ₃Ｏ₁₂:Ｃｅ³⁺からなる群から選ばれるいずれかである請求項１〜９のいずれかに記載の発光装置。
12. 前記青色発光素子の発光ピーク波長は、４５０ｎｍ以上４８０ｎｍ以下である請求項１〜１１のいずれかに記載の発光装置。
13. 前記緑色蛍光体の発光ピーク波長は、５１０ｎｍ以上５５０ｎｍ以下である請求項１〜１２のいずれかに記載の発光装置。
14. 前記緑色蛍光体の発光ピーク波長は、５２５ｎｍ以上５６０ｎｍ未満である請求項１〜１２のいずれかに記載の発光装置。