JP2005349704A - 印刷装置、印刷制限管理システム、印刷制御プログラム、印刷制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

印刷装置、印刷制限管理システム、印刷制御プログラム、印刷制御プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 印刷処理に関する制限を設定することにより印刷処理にかかるコストを低減させるとともに、予め必要に応じて適切に制限の設定を変更しておくことで円滑な印刷処理を実行することができる印刷装置を提供する。
【解決手段】 複合型プリンタ4は、印刷処理を要求するユーザごとに、印刷許可枚数の上限値が設定されており、利用者のスケジュール情報を取得するスケジュール送信要求部20と、取得したスケジュール情報とユーザに設定されている印刷許可枚数と印刷処理済枚数から印刷許可枚数の上限値の設定の変更の必要性の有無を予測する印刷枚数予測部21と、管理者端末3に印刷許可枚数の上限値の設定の変更を許可するか否かを問い合わせる設定変更問合せ部22とを備え、上記管理者端末3から印刷許可枚数の上限値の変更許可を得られた場合、変更された上記印刷制限に基づき印刷処理する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、1以上のユーザ端末とネットワークで接続された印刷装置、印刷制御プログラム、該プログラムを記録した記録媒体に関するものである。具体的には、本発明は、印刷制限が必要であるか否かを判定し、印刷制限が必要である場合、適切にこの印刷制限を変更して印刷処理を行う印刷管理装置に関するものである。
従来から、通信ネットワークに接続されたプリンタの印刷に関して、印刷処理に関する各種の管理を行うプリンタが提案されている。
例えば、通信ネットワークを介して複数の利用者によってプリンタが共有されるシステムでは、正規の利用者であるか否かに関わらず、このネットワークに接続可能な人からの印刷処理の要求を受けて印刷することが可能となる。
このため、このような通信ネットワークに接続されたプリンタを備えるシステムでは、プリンタが印刷処理を依頼した依頼元が正規の利用者であるのか否かを管理し、印刷データの印刷許可の可否を決定できることが好ましい。
また例えば、特許文献1では、印刷データを受けると、印刷データに付加された送信元物理アドレスを用いて制限アドレスデータ記憶サーバから、印刷データを送信したホストの印刷制限情報を取得するとともに、取得した印刷制限情報に基づいて印刷の可否を決定する画像形成装置を備える画像形成システムが開示されている。
また、特許文献2に記載されたスケジュール管理サーバでは、まず操作部から入力された開始時刻と文書の情報とをスケジュールデータとして格納する。次に、計時部で計時する現在時刻とスケジュールデータの開始時刻とを比較する。そして、所定の時刻になると、上記文書の情報を外部I/F(インターフェース)を介して通信ネットワーク上のプリンタサーバに送信し、プリンタに印刷させる。上記の構成によると、スケジュールデータに対応するイベントに持参すべき文書をタイムリーに印刷することができるので、利便性を向上させることができる。
また、特許文献3に記載されたプリントシステムでは、印刷条件設定ダイアログ表示機能、印刷出力条件設定機能、印刷データ作成機能、および印刷データ転送機能を備えた印刷クライアント装置と、データ受信・解析・蓄積機能、要求ジョブ金額算出機能、印刷履歴管理機能、課金テンプレートデータ管理機能、および使用金額管理機能を備えたプリンタ装置とを備えている。
そして、このプリンタシステムでは、印刷クライアント装置が印刷出力条件を設定し、プリンタ装置から残り予算を取得して、要求ジョブの金額が残り予算を超えるか否かを知る。要求ジョブの金額が残り予算を超える場合は、印刷クライアント装置は、印刷出力条件を変更し、再度印刷要求をプリンタ装置に行い、プリンタ装置がこの変更された印刷条件での印刷出力が残予算内で実行可能と判定すると印刷出力を行う。このようにして、このシステムではきめ細かい課金管理下で消耗品と電力の無駄な消費を防止することができる。
特開2002−215373号公報(2002年8月2日公開) 特開2001−113796号公報(2001年4月24日公開) 特開2003−162397号公報(2003年6月6日公開)
しかしながら、上記特許文献1に記載されたシステムでは、印刷制限情報として、各ホストに対して印刷可能枚数を設定している場合、印刷可能枚数に達した時点以降における印刷処理を、例え必要な印刷処理であっても行うことができない。このため、必要な印刷処理を行うことができず業務に支障を来たすこことなる。
このように特許文献1に示されるシステムでは、予め設定された基準によって印刷処理に関する制限が設定されており、この設定された制限を必要に応じて適切に変更することができないため、印刷データの印刷の必要性がある場合であっても印刷ができないという問題が生じる。
また、印刷処理を要求する利用者が、設定された印刷処理に関する制限のために、印刷データの印刷処理を行うことができない場合、この印刷処理の制限を変更するように許可を得るために、管理者に印刷データの印刷処理の必要性を説明し、この制限の設定変更を依頼し許可してもらう必要がある。このため、印刷処理の効率を低下させるという問題がある。
また、特許文献2に示されるスケジュール管理サーバは、スケジュールに応じた印刷処理を行うものであり、スケジュールにない印刷処理を行う場合は、別に印刷処理を行うこととなる。すなわち、印刷処理に関する制限が設定されていないため、印刷処理にかかるコストの低減を図ることができないという問題が生じる。
また、特許文献3に示されるプリンタシステムは、予め印刷処理にかかる予算が設定されており、印刷処理にかかるコストを予算内に抑えることでコストの調整を行うことができる。しかし、予算内に収まらない印刷処理に関しては印刷処理の設定を変更する、または予算額の増額を管理者に請求するなどして対処することとなる。
設定を変更して予算内に収める場合は、印刷処理に必要な設定を変更することとなり、必要な印刷処理を十分行うことができない。また、管理者に予算額の増額を請求して印刷処理を行う場合は、管理者が不在である場合など管理者の状況次第では、すぐに印刷処理したいときに対処することができない。
また、このプリンタシステムでは、管理者に請求を行うだけで予算が増額される構成であるため、管理者は予算増額が請求されている印刷処理が必要な印刷処理であるのか否かを適切に判断することができない。したがって、不要な印刷処理に対しても予算の増額を管理者に求めることができ、印刷処理にかかるコストを低減させることができないという問題が生じる。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、印刷処理に関する制限(印刷制限)を設定することにより印刷処理にかかるコストを低減させるとともに、予め必要に応じて適切に制限の設定を変更しておくことで円滑な印刷処理を実行することができる印刷装置,印刷制御プログラム,および印刷制御プログラムを記録した記録媒体を実現することにある。
本発明に係る印刷装置は、上記した課題を解決するために、印刷処理を要求する利用者ごとに、当該印刷処理に関する制限である印刷制限が設定されており、上記印刷制限の設定の権限を有する管理者が利用する管理者端末と通信可能に接続された印刷装置であって、上記利用者に関する印刷制限と該利用者の印刷処理に関する情報との対応関係を示す印刷制限管理情報を取得する印刷制限管理情報取得手段と、上記印刷制限管理情報取得手段によって取得された印刷制限管理情報に応じて、利用者に設定されている印刷制限の設定を変更する必要性の有無を予測する設定変更予測手段と、上記設定変更予測手段が印刷制限の設定を変更する必要性があると予測した場合、上記管理者端末に当該印刷制限の設定の変更を許可するか否かを問い合わせる変更許可確認情報を送信する変更許可確認手段とを備え、上記変更許可確認手段が、上記管理者端末から印刷制限の変更許可情報を受信した場合、変更された上記印刷制限に基づき印刷処理することを特徴とする。
上記印刷制限とは、例えば、利用者が印刷装置の利用ができるか否かといった印刷装置の利用制限や、利用者が印刷許可されている印刷枚数といった制限など、上記印刷装置において印刷処理を行う上で利用者ごとに設定されている制限である。
本発明に係る印刷装置は、上記印刷制限が設定されているため、例えば、この印刷制限として印刷装置の利用可能な利用者に制限が設定されている場合は、正規の利用者のみの印刷処理を実行できる。あるいは、印刷制限として利用者ごとに印刷許可されている枚数が設定されている場合は、利用者が不要な印刷処理を行うことを抑制することができる。
したがって、本発明に係る印刷装置は印刷処理にかかるコストを低減させることができる。
また、上記印刷装置は、印刷制限管理情報取得手段を備えているため、印刷制限と該利用者の印刷処理に関する情報との対応関係を示す印刷制限管理情報を取得することができる。
ここで、上記利用者の印刷処理に関する情報とは、例えば、この利用者が既に印刷処理を行った印刷処理枚数、今後印刷処理が予定されている印刷処理枚数、利用者が印刷処理を指示した回数、利用者が印刷処理を行った時間等、利用者の印刷処理によって得られる情報であり、かつ印刷制限に関わる情報である。
また、上記印刷装置は、設定変更予測手段を備えているため、上記印刷制限管理情報取得手段によって取得した印刷制限管理情報に応じて、印刷制限の設定を変更する必要性を予測することができる。このため、印刷装置は、利用者の印刷処理の処理状態に応じて、当該利用者に設定されている印刷制限の設定を変更する必要性を予め予測しておくことができる。
また、上記印刷装置は、変更許可確認手段を備えているため、印刷制限の設定を行う権限を有している管理者に対して、印刷制限の設定の変更が必要な場合は、印刷制限の変更を許可するように依頼し、当該管理者から上記許可が得られた場合印刷制限を変更して印刷処理を行うことができる。
ここで、管理者とは、印刷制限の設定を行う権限を有するものであり、例えば、会社組織等では管理職に就く者等が挙げられる。
したがって、本発明に係る印刷装置は、利用者の印刷処理の処理状態に応じて、必要性に応じて印刷制限を予め変更させておき、印刷処理を実行することができる。このため、印刷制限のために印刷処理を実行できない利用者から、印刷処理を行うたびに、印刷制限の変更を許可するように管理者端末が依頼されることを防ぐことができ、印刷処理の効率化を図ることができる。
よって、本発明に係る印刷装置は、印刷処理に関する制限(印刷制限)を設定することにより印刷処理にかかるコストを低減させるとともに、予め必要に応じて適切に印刷制限の設定を変更しておくことで効率的な印刷処理を実行することができる。
また、本発明に係る印刷装置は、上記した構成において、上記変更許可確認手段は、管理者端末に対して、上記印刷制限管理情報取得手段によって取得された印刷制限管理情報を送信するとともに、上記管理者端末に当該印刷制限の設定の変更を許可するか否かを問い合わせる変更許可確認情報を送信するように構成されていてもよい。
変更許可確認手段が、印刷制限情報の変更を許可するか否か問い合わせる変更許可確認情報を送信する際に、印刷制限管理情報を上記管理者端末に送信することができるため、管理者端末の操作者である管理者は、この印刷制限管理情報を参照して、上記印刷制限の変更の許可または不許可の妥当性を考慮し判断することができる。
また、本発明に係る印刷装置は、上記した構成において、上記変更許可確認手段は、上記変更許可確認情報に対する、上記管理者端末からの応答の待ち時間を設定する応答時間設定手段を備え、上記応答時間設定手段は、上記応答時間の設定を可変とするように構成されていることが好ましい。
上記印刷装置は、上記応答時間設定手段を備えているため、管理者からの上記変更許可確認情報に対する応答の待ち時間を設定することができる。また、この応答時間設定手段は、待ち時間の設定を可変とするため、上記印刷装置は、管理者からの応答タイミングに応じて適切に設定することができる。
また、本発明に係る印刷装置は、上記した構成において、上記設定変更予測手段は、印刷制限の設定を変更する必要性の有無の予測を所定期間ごとに行うように構成されていてもよい。
したがって、本発明に係る印刷装置は、所定期間ごとに印刷制限の設定を変更する必要性の有無を予測することができるため、上記利用者の印刷処理の実態に応じた予測を行うことができる。なお、この所定期間とは、常に一定間隔の時間であってもよいし、印刷制限が設定されている期間が決められている場合では、この期間の前半と後半とにおいて所定期間として設定する時間の間隔を変更するように構成されていてもよい。
また、本発明に係る印刷装置は、上記した構成において、上記印刷制限は、所定期間における、上記利用者に対して許可されている印刷量である印刷許可量であり、上記利用者の印刷処理に関する情報は、該利用者によって印刷処理された印刷量の履歴情報であり、上記設定変更予測手段は、上記印刷量の履歴情報に基づき、所定期間における利用者の印刷量が印刷許可量を超えるか否かを判定することによって、上記印刷許可量の設定を変更する必要性の有無を予測することを特徴とする。
上記印刷量とは、例えば、印刷処理によって使用された印刷枚数など印刷処理によって処理された量を示すものである、そして、上記印刷許可量とは例えば印刷処理において利用者が印刷処理することが許可されている印刷済みのシートの枚数など、印刷処理時にユーザに割り当てられている上記印刷量を示すものである。
また、上記所定期間とは、例えば、1年であってもよいし、1週間であってもよく、上記印刷量を制限するために適した期間、あるいは印刷量を決定するための予算を組むにあたって、適切となる期間であればよい。
ところで、上記利用者の印刷処理に関する情報は、該利用者によって印刷処理された印刷量の履歴情報であるため、上記設定変更予測手段は、印刷許可量が設定されえている期間において、予測時点までの印刷量の履歴情報から今後の印刷量の予測を行うことができる。したがって、設定変更予測手段は、予測して印刷量と印刷許可量とを比較し、当該予測量が印刷許可量を上回るか、あるいは予測量が印刷許可量以下であるかに応じて、印刷許可量の設定を変更する必要性の有無を予測することができる。
また、本発明に係る印刷装置は、上記した構成において、上記印刷制限は、上記利用者に対して許可されている印刷量である印刷許可量であり、上記利用者の印刷処理に関する情報は、上記利用者によって使用された印刷量である使用済み印刷量、および上記利用者により今後使用される印刷量である予定印刷量であり、上記設定変更予測手段は、上記使用済み印刷量と予定印刷量とに基づき、所定期間における利用者の印刷量が上記印刷許可量を超えるか否かを判定することによって、上記印刷許可量の設定を変更する必要性の有無を予測する構成であってもよい。
上記設定変更予測手段は、印刷許可量と、上記予定印刷量と使用済み印刷量との和との差によって、または印刷許可量と使用済み印刷量との差と予定印刷量とを比較することによって、所定期間における利用者の印刷量が上記印刷許可量を超えるか否かを判定することができ、上記印刷許可量の設定を変更する必要性の有無を予測することができる。
また、本発明に係る印刷装置は、上記した構成において、上記変更許可確認手段は、上記設定変更予測手段が、印刷許可量の設定を変更する必要性が有ると予測した場合、上記管理者端末に印刷許可量の上限値の変更を許可するか否かを問い合わせるように構成されていることが好ましい。
上記印刷装置は、上記設定変更予測手段が、印刷許可量の設定を変更する必要性が有ると判定した場合、上記管理者端末に対して、印刷許可量の上限値の変更を許可するか否かを問い合わせることができる。
したがって、上記印刷装置は、管理者が印刷許可量の設定の変更を許可する場合、利用者に設定されている印刷許可量の設定を予め変更させておくことができる。
このため、例えば、上記印刷許可量の設定の変更が、印刷許可量の上限値の設定を変更する場合、印刷許可量が上限値に到達している利用者が、緊急で印刷処理を行う必要性が生じたにもかかわらず、管理者が不在等で印刷許可量の上限値の設定を変更する許可をもらえないといった事態を防ぐことができる。
よって、本実施の形態に係る印刷装置は、予め必要に応じて印刷許可量の設定を変更することに関する許可を管理者端末に依頼することができるため、管理者端末の管理者の状態に左右されることがない。
本発明に係る印刷装置は、上記した構成において、上記印刷制限は、所定期間における、上記利用者に対して許可されている印刷量である印刷許可量と、特別な場合に上記利用者に対して許可される印刷量に関する別枠印刷許可量とを含んでおり、上記変更許可確認手段は、上記管理者端末に、上記利用者に設定されている印刷許可量を上記別枠印刷許可量に変更することを許可するか否かを問い合わせる変更許可確認情報を送信するように構成されていてもよい。
ここで、上記特別な場合とは、例えば予定していなかった緊急の印刷処理が今後連続して必要となることが分かっており、明らかに利用者に設定した印刷許可量の上限値を大幅に越えることが分かっている場合など予期していない印刷処理が生じた場合である。
そこで、上記別枠印刷許可量とは、予期しない印刷処理が生じる場合などのために、例えば、利用者に設定されている利用者印刷許可量の予備として準備されている印刷量、または複数の利用者で利用できるように予め準備されている、印刷量が挙げられる。
また、別枠印刷許可量は、予め利用者ごとに設定されている印刷許可量とは別に、当該利用者が利用できる許可された印刷量である。この別枠印刷許可量は、所定の印刷量が割り当てられていても良いし、無制限に利用できる印刷量が設定されていてもよい。
上記印刷装置は、上記設定変更予測手段が、印刷許可量の設定を変更する必要性が有ると判定した場合、上記管理者端末に対して、上記利用者に設定されている印刷許可量を上記別枠印刷許可量に変更することを許可するか否かを問い合わせることができる。
このため、印刷装置は、利用者に設定された印刷許可量を別枠印刷許可量に予め変更することができるため、予期していない印刷処理が生じ印刷許可量を大幅に越えるような場合であっても、印刷許可量の上限値に達するたびに、管理者に印刷許可量の上限値の変更を要求する必要がなく円滑な印刷処理を行うことができる。
また、本発明に係る印刷制限管理システムは、上記した課題を解決するために、印刷処理を要求する利用者ごとに、当該印刷処理に関する制限である印刷制限が設定されており、上記印刷制限の設定の権限を有する管理者が利用する管理者端末と印刷処理を実行する印刷装置とが通信可能に接続された印刷制限管理システムであって、上記利用者に関する印刷制限と該利用者の印刷処理に関する情報との対応関係を示す印刷制限管理情報を記録する印刷制限管理情報記録装置と、上記印刷制限管理情報を上記印刷制限記録装置から取得する印刷制限管理情報取得手段と、上記印刷制限管理情報取得手段によって取得された印刷制限管理情報に応じて、利用者に設定されている印刷制限の設定を変更する必要性の有無を予測する設定変更予測手段と、上記設定変更予測手段が印刷制限の設定を変更する必要性があると予測した場合、当該印刷制限の設定の変更を許可するか否かを問い合わせる変更許可確認情報を、上記管理者端末において出力する変更許可確認出力手段と、上記管理者端末において印刷制限の変更を許可するか否かを示す変更許可情報の入力がなされたことを確認する変更許可入力確認手段と、上記変更許可入力確認手段が、上記入力された変更許可確認情報が印刷制限の変更を許可することを示すことを確認した場合、変更された上記印刷制限に基づき上記印刷装置が印刷処理することを特徴とする。
よって、本発明に係る印刷制限管理システムは、印刷処理に関する制限(印刷制限)を設定することにより印刷処理にかかるコストを低減させるとともに、予め必要に応じて適切に印刷制限の設定を変更しておくことで効率的な印刷処理を実行することができる。
なお、上記印刷装置または上記印刷制限システムの各手段は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記印刷装置をコンピュータにて実現させる印刷装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明に係る印刷装置は、以上のように、印刷処理を要求する利用者ごとに、当該印刷処理に関する制限である印刷制限が設定されており、上記印刷制限の設定の権限を有する管理者が操作する管理者端末と通信可能に接続された印刷装置であって、上記利用者に関する印刷制限と該利用者の印刷処理に関する情報との対応関係を示す印刷制限管理情報を取得する印刷制限管理情報取得手段と、上記印刷制限管理情報取得手段によって取得された印刷制限管理情報に応じて、利用者に設定されている印刷制限の設定の変更の必要性の有無を予測する設定変更予測手段と、上記設定変更予測手段が印刷制限の設定の変更の必要性があると予測した場合、上記管理者端末に当該印刷制限の設定の変更を許可するか否かを問い合わせる変更許可確認手段とを備え、上記変更許可確認手段が、上記管理者端末から印刷制限の変更許可を得られたと確認した場合、変更された上記印刷制限に基づき印刷処理することを特徴とする。
また、本発明に係る印刷制限管理システムは、以上のように、印刷処理を要求する利用者ごとに、当該印刷処理に関する制限である印刷制限が設定されており、上記印刷制限の設定の権限を有する管理者が利用する管理者端末と印刷処理を実行する印刷装置とが通信可能に接続された印刷制限管理システムであって、上記利用者に関する印刷制限と該利用者の印刷処理に関する情報との対応関係を示す印刷制限管理情報を記録する印刷制限管理情報記録装置と、上記印刷制限管理情報を上記印刷制限記録装置から取得する印刷制限管理情報取得手段と、上記印刷制限管理情報取得手段によって取得された印刷制限管理情報に応じて、利用者に設定されている印刷制限の設定を変更する必要性の有無を予測する設定変更予測手段と、上記設定変更予測手段が印刷制限の設定を変更する必要性があると予測した場合、当該印刷制限の設定の変更を許可するか否かを問い合わせる変更許可確認情報を、上記管理者端末において出力する変更許可確認出力手段と、上記管理者端末において印刷制限の変更を許可するか否かを示す変更許可情報の入力がなされたことを確認する変更許可入力確認手段と、上記変更許可入力確認手段が、上記入力された変更許可確認情報が印刷制限の変更を許可することを示すことを確認した場合、変更された上記印刷制限に基づき上記印刷装置が印刷処理することを特徴とする。
よって、本発明に係る印刷装置および印刷制限管理システムは、印刷処理に関する制限(印刷制限)を設定することにより印刷処理にかかるコストを低減させるとともに、予め必要に応じて適切に印刷制限の設定を変更しておくことで効率的な印刷処理を実行することができるという効果を奏する。
まず、図2を参照して、本実施の形態に係る印刷管理システム1の概略構成について説明する。なお、この図2は本実施の形態に係る印刷管理システム1の概略構成の一例を示図である。
この印刷管理システム1は、図2に示すように1台以上のユーザ端末2と、1台以上の管理者端末3と、1台以上の複合型プリンタ(Multi Function Printer)(MFP)(印刷装置)4と、スケジュール管理サーバ5とが、通信ネットワーク6を介して相互に通信可能に接続された構成となっている。なお、この印刷管理システム1では、所定期間において、複合型プリンタ4を用いて印刷処理できるシートの枚数(印刷許可枚数)の上限値が各ユーザに割り当てられている。
上記ユーザ端末2は、ユーザからの指示に応じて印刷データ45作成し、この印刷データ45を複合型プリンタ4に送信して印刷処理を要求するものである。
なお、各ユーザ端末2の操作者であるユーザには、それぞれ当該ユーザを特定するためのアカウント情報が割り当てられている。そして、ユーザ端末2から複合型プリンタ4に対して、印刷処理の要求を行う場合、ユーザ端末2は、印刷データ45とともにこのアカウント情報を送信する。
上記管理者端末3は、印刷管理システム1において、各ユーザの印刷処理に関する管理や設定を行う管理者が利用する端末装置である。
ところで、この管理者とは、複合型プリンタ4に印刷処理を指示するユーザそれぞれに、上記印刷許可枚数の上限値の設定を行ったり、またはこの設定された上限値の変更の承認を与えたりする権限を有するものである。例えば、この管理者とは会社組織などでは管理職種に就くものが該当する。
また、この管理者端末3では、印刷処理用に割り当てられた予算の枠の中で、各ユーザや各グループなどに印刷許可枚数の上限値を設定する。
なお、この上限値の設定は、各ユーザまたは各グループの業務内容および過去の使用枚数等を参照して、予算の枠内に収まるように管理者によって割り当てられる。
また、各ユーザまたは各グループに割り当てた印刷許可枚数は、所定期間における各ユーザまたは各グループが印刷可能なシート枚数であり、例えば、図13に示すように、年度単位で各ユーザに印刷許可枚数を設定したり、あるいは1ヶ月単位で設定したり、1日単位で設定されたりしてもよい。なお、図13は、本実施の形態に係る印刷管理システム1における、ユーザの印刷許可枚数の設定の一例を示す図である。
また、管理者端末3は、設定した各ユーザの印刷許可枚数の上限値を、自身が備える記憶装置に保持するとともに、複合型プリンタ4に通知する。また、管理者端末3は、各ユーザの印刷処理済みのシート枚数(印刷処理済枚数)の情報を複合型プリンタ4から受信して保持することができるように構成されている。
また、図2に示す印刷管理システム1では、この管理者端末3が複数備えられているがこれに限定されるものではなく、管理者端末3が1つだけ備えられた構成であってもよい。
管理者端末3が1つだけ備えられている場合、管理者端末3が複数台備えられている構成に比べて、例えば、複合型プリンタ4やユーザ端末2など同一ネットワーク上にある他の装置から管理者端末3に設定変更の承認等要求する場合、この要求先を容易に特定することができる。
また、印刷管理システム1において、複数の管理者端末3が備えられている場合、複数の上記要求が同時に管理者端末3に対してなされるときでも、複数の管理者端末3で分散させて処理できる。このため、管理者端末3が複数備えられている場合は、管理者端末3への上記要求に対する処理の効率が向上する。
なお、ユーザ端末2および管理者端末3は、一般的なコンピュータと同様の構成を有している。すなわち、これらの装置は、処理装置(CPU(Central Processing Unit))と、記憶装置と、外部の装置とのインターフェースをとるインターフェース装置とを備えており、各種の動作は、記憶装置に記憶されたプログラムを処理装置に実行させることにより行なわれる。
上記記憶装置は、例えば、フラッシュEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの不揮発性記憶媒体、あるいはハードディスクによって実現可能である。
また、上記ユーザ端末2および管理者端末3は入出力手段を備えており、入力手段を用いてユーザまたは管理者からの入力を受け付けたり、出力手段を用いて、ユーザまたは管理者への入力指示の内容を表示したりすることができる。
この入力手段の例としては、キーボード、テンキー、カーソルキー、マウスなどのポインティングデバイス、およびタッチパネルが挙げられる。また、出力手段の例としては、LCD(Liquid Crystal Display)などの各種ディスプレイが挙げられる。
上記複合型プリンタ4は、ユーザ端末2から送信された印刷データ45あるいは、当該複合型プリンタ4で読取った印刷データ45に基づき、印刷処理を行ったり、通信ネットワーク6、あるいは別途設けられた電話回線(不図示)を介して入力された外部のファクシミリ装置(不図示)から受信したデータを印刷したりする等、複数の機能が一体となった複合型のプリンタである。この複合型プリンタ4の構成に関する詳細は後述する。
通信ネットワーク6は、ユーザ端末2,管理者端末3,複合型プリンタ4,およびスケジュール管理サーバ5間の通信経路を構成するものである。通信ネットワーク6には、インターネット、LAN(Local Area Network)、独自回線など、公知の通信ネットワークを利用することができる。
スケジュール管理サーバ5は、本実施の形態に係る印刷管理システム1を利用するユーザそれぞれのスケジュール、またはいくつかのユーザによって形成される所定のグループのスケジュール情報を管理するものである。なお、特に区別して説明する必要がある場合以外は、本明細書においてユーザもグループも、ともに複合型プリンタ4を使用するユーザとする。
スケジュール管理サーバ5は、管理しているスケジュールの情報(スケジュール情報)を、ユーザ端末2,管理者端末3,および複合型プリンタ4それぞれからの要求に応じて各装置に送信し、それぞれの装置において閲覧可能とすることができる。
このスケジュールの情報とは、ユーザごとあるいは上記グループごとの印刷処理の目的とこの目的において印刷処理される印刷枚数との予定が記録されている。さらには、印刷処理済みのスケジュール情報には、実際に印刷処理された印刷枚数が記録される。さらに、予定外の目的による印刷処理が行われた場合、この予定外の印刷処理によって使用された印刷枚数も記録している。このスケジュール情報に関する詳細な説明は後述する
なお、本実施の形態に係る印刷管理システム1は、スケジュール管理サーバ5が1つだけ備えられている構成であるが、複数備えられていてもよい。例えば、部署ごとにスケジュール情報を管理する要求が高い場合は、部署ごとにこのスケジュール管理サーバ5が備えられ、これらスケジュール管理サーバ5は保持するスケジュール情報を他のスケジュール管理サーバ5と共有できるように、これらの情報を相互に送受信できる構成であることが好ましい。
あるいは、全てのスケジュール管理サーバ5が、自身が管理している部署のスケジュール情報のみならず、他の部署のスケジュール情報を含む全体のスケジュール情報を保持する構成であってもよい。
このように、部署ごとにスケジュール管理サーバ5が備えられている場合、部署ごとのスケジュールを直ぐに把握できるため有利である。
また、複数のスケジュール管理サーバ5が印刷管理システム1に備えられている場合、複数のスケジュール管理サーバ5によって、スケジュールの送信要求等に対する処理を分散して行うことができるため、1つのスケジュール管理サーバ5にアクセスが集中して負荷が大きくなることを防ぐこともできる。
また、スケジュール管理サーバ5とともに、当該スケジュール管理サーバ5が保持するデータのバックアップ用に、別のスケジュール管理サーバ5が設けられている構成であってもよい。この場合は、例えば一方のスケジュール管理サーバ5が故障あるいは保持するデータの破壊等生じた場合、他方のスケジュール管理サーバ5によって対応することができる。
ところで、本実施の形態に係る印刷管理システム1では、上記したように各ユーザに対して、所定期間における上記印刷許可枚数の上限値が割り当てられている。このため、印刷管理システム1では、各ユーザあるいは各グループで不必要な印刷処理を行うことを抑制し、経費節減および印刷用のシートまたはトナー等の資源の消費を抑えることができる。
なお、複合型プリンタ4において、上記印刷許可枚数は、各ユーザだけではなく、複数のユーザから構成される部署単位等、当該複合型プリンタ4の利用実態に応じて割り当てられる。
また、上記所定期間とは、例えば、年間単位であってもよいし、半年単位、3ヶ月単位であってもよい。この所定期間は、予算を策定する期間に応じて決められていることが好ましい。
以下において、本実施の形態に係る印刷管理システム1における複合型プリンタ4およびスケジュール管理サーバの構成について詳細に説明する。
(複合型プリンタの構成)
以下、複合型プリンタ4の詳細な構成について図1に基づいて説明する。図1は、複合型プリンタ4の概略構成の一例を示す図である。
図1に示すように、複合型プリンタ4は、プリンタ通信部10,画像入力部11,画像形成部12,計時部13(応答時間設定手段),プリンタ制御部14,およびプリンタ記憶部15を備えている。
画像入力部11は、画像の複写等を行うために、画像を印刷データ45として取り込むためのものである。なお、本明細書において、この画像には図形や写真、絵等以外に文字も含まれるものとする。
また、画像の複写をユーザが行う場合は、複合型プリンタ4が備える、例えばキーボード、テンキー、カーソルキー、マウスなどのポインティングデバイス、およびタッチパネル等の入力手段(不図示)を用いて、画像入力部11によって読取られた印刷データ45の印刷処理に関する指示を行うことができる。
プリンタ通信部10は、通信ネットワーク6を通じてユーザ端末2,管理者端末3,またはスケジュール管理サーバ5と情報の送受信を可能とするものである。
具体的には、プリンタ通信部10は、プリンタ制御部14からの指示に応じて管理者端末3に対し、ユーザに割り当てられた印刷枚数の上限値の設定変更許可を要求したり、管理者端末3からの当該要求に対する回答を受信したりする。
プリンタ通信部10は、ユーザ端末2から送信された印刷データ45を受信したり、スケジュール管理サーバ5から送信されたスケジュールを受信したりする。
画像形成部12は、プリンタ通信部10を介して受信した、あるいは画像入力部11によって読取られた印刷データ45に基づき、シートに画像の印刷を行うものである。この画像形成部12において画像が印刷されたシートは用紙排出口(不図示)に送出され、この用紙排出口から排出される。
計時部13は、一定時間ごとに、ユーザに設定されている印刷可能な枚数の上限値の設定変更を要求するか否かの判定を実行するように、複合型プリンタ4に指示するためのタイマである。さらにまた、この計時部13は、プリンタ通信部10を介して管理者端末3に対して行った、印刷枚数の上限値の設定変更の要求に対する、当該管理者端末3からの応答の待ち時間を管理するものでもある。
すなわち、複合型プリンタ4では、管理者端末3に対して、上記ユーザに割り当てられている印刷許可枚数の上限値の設定変更を依頼する場合、この管理者端末3からの応答が所定時間内に受信できない場合、上記上限値の設定変更を実行しないように設定されている。
また、この複合型プリンタ4では、所定期間で、ユーザに割り当てられている印刷許可可能枚数の上限値を、今後の印刷処理によって越えるか否かを予想するように設定されている。
また、上記した管理者端末3からの応答の待ち時間、あるいはユーザに割り当てられた上記上限値を、今後の印刷処理によって越えるか否かの予想を行う期間は、印刷管理システム1において、計時部13が適切な期間に設定できる。
また、管理者端末3が複数ある場合には、管理者端末3からの応答の待ち時間は、それぞれの管理者端末3の操作者である各管理者の業務状態から個別に適切な期間を設定することもできる。
プリンタ記憶部15は、例えばフラッシュEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの不揮発性記憶媒体、あるいはハードディスクによって実現可能である。そして、このプリンタ記憶部15には、印刷条件27(印刷制限情報)が記憶されている。
この印刷条件27は、例えば図3に示すように、印刷処理を要求するユーザまたはグループを特定するためのアカウント情報と、このユーザまたはグループに予め割り当てられている印刷枚数の上限値と、印刷処理済みの印刷枚数の履歴とが対応付けられている情報である。なお、この図3は、本実施の形態に係る印刷管理システム1において、複合型プリンタが保持する、ユーザに設定された印刷条件27の一例を示す図である。
プリンタ制御部14は、複合型プリンタ4における各部に対する各種制御をおこなうものである。プリンタ制御部14は、機能ブロックとして、スケジュール送信要求部20(印刷制限管理情報取得手段),印刷枚数予測部(設定変更予測手段)21,設定変更問合せ部(変更許可確認手段)22,印刷制限変更部23,処理結果通知部24,入力データ解析部25,および印刷枚数監視部26を備えている。
これら機能ブロックとして実現できる各部は、例えば、CPUが不図示のROM(Read Only Memory)に記憶されているプログラムを不図示のRAM(Random Access Memory)に読出し実行することによって実現できる。
上記入力データ解析部25は、画像入力部11によって、読取られた印刷データ45を、あるいはプリンタ通信部10を介してユーザ端末2から送信された印刷データ45を取得し解析するものである。
具体的には、ユーザ端末2から送信された、あるいは、上記複合型プリンタ4が備える入力手段を操作してユーザによって入力された、当該ユーザのアカウント情報を受信し、印刷条件27において登録されている正規のユーザであるか否かを解析する。そして、この解析した結果、正規のユーザであると確認した場合、入力データ解析部25は、印刷枚数監視部26にこのユーザに設定されている上限値までの残数を確認するように指示を出す。
一方、入力データ解析部25は、印刷処理を要求するユーザが正規のユーザであると確認した場合、取得した印刷データ45を、印刷枚数監視部26に渡し印刷処理を指示する。
印刷枚数監視部26は、印刷データ45に基づく印刷処理中に、上記ユーザに割り当てられている印刷許可枚数の上限値に到達していないかを監視するものである。
すなわち、この印刷枚数監視部26は、入力データ解析部25から入力されたユーザのアカウント情報に対応する印刷許可枚数の残数を確認し、入力された印刷データに基づく印刷処理においてこの残数を越えないように監視している。
なお、印刷処理中に上記残数が無くなった場合、印刷枚数監視部26は、印刷処理を中止する。また、印刷処理が終了したら、この印刷処理によって使用されたシート枚数(印刷処理済枚数)の情報を印刷条件27に反映させて書き換える。
一方、印刷枚数監視部26は、この使用されたシート枚数の情報を処理結果通知部24に出力し、スケジュール管理サーバ5に通知するように指示を出す。
処理結果通知部24は、印刷枚数監視部26から入力された、印刷処理によって使用されたシート枚数数の情報をスケジュール管理サーバ5および/または(ユーザ端末2から印刷処理要求の場合は)ユーザ端末2に送信するものである。
さらにまた、処理結果通知部24は、印刷処理可能なシートの枚数の上限値が変更された場合、この変更された後の上限値の情報を印刷制限変更部23から受信し、プリンタ通信部10を介してスケジュール管理サーバ5に送信するものでもある。

印刷枚数予測部21は、ユーザに割り当てられた印刷許可枚数の上限値を、今後の印刷処理によって越えてしまうか否かを予想するものである。この予想は、所定期間のサイクルで自動的に行われる。
すなわち、印刷枚数予測部21は、計時部13から所定時間が経過した旨の通知を受けると、スケジュール送信要求部20にユーザのスケジュール情報をスケジュール管理サーバ5から取得するように指示を出す。そして、印刷枚数予測部21は、スケジュール送信要求部20を介して取得したスケジュール情報を参照して、今後の印刷処理予定において必要となる印刷許可枚数を確認する。一方、印刷枚数予測部21は、印刷条件27を参照して、ユーザに割り当てられた印刷許可枚数の上限値までの残数を確認する。
そして、これら印刷処理予定の印刷枚数と残数とを比較して、今後の印刷処理によって上記印刷許可枚数の上限値を超えるか否かを予測する。
なお、印刷枚数予測部21による印刷枚数の上限値を超えるか否かの予測方法は、上記にて説明したように、ユーザに割り当てられた印刷許可枚数の上限値、印刷処理済みの印刷処理枚数、および今後予定されている印刷処理枚数に応じて行われているがこれに限定されるものではない。
例えば、上記スケジュール情報に、予定外の印刷等に関しては印刷処理済みの印刷枚数の履歴のみが記録されている場合、この履歴を参照して、現在から上記上限値が設定されている日時までの時間もしくは日数から、この予定外の印刷処理枚数の今後の使用枚数を予測することができる。
そして、印刷枚数予測部21は、上記した印刷許可枚数の上限値、印刷処理済みの印刷処理枚数、今後予定されている印刷処理枚数に加えて、さらに予定外の印刷処理枚数の今後の使用枚数を含めて、所定期間において設定されている印刷許可枚数の上限値を今後の印刷処理によって超えるか否かを予測するように構成されていてもよい。
印刷枚数予測部21は、上記した予測により、今後の印刷処理によって上記印刷許可枚数の上限値を越えると判定した場合は、設定変更問合せ部22に、管理者端末3に対して、印刷許可枚数の上限値を変更するように指示を与える。
設定変更問合せ部22は、印刷枚数予測部21からの指示に応じて、管理者端末3にユーザの印刷許可枚数の上限値を変更するように依頼するものである。
設定変更問合せ部22は、上記した依頼に対する応答を管理者端末3から受信すると、この応答内容を解析する。そして、設定変更問合せ部22は、解析した結果、上記応答の内容が上記印刷許可枚数の上限値の設定変更を許可する内容である場合、印刷制限変更部23に指示して、印刷条件27の印刷許可枚数の上限値の設定を変更するように指示を出す。
印刷制限変更部23は、設定変更問合せ部22からの指示に応じて、印刷条件27に記録されているユーザの印刷許可枚数の上限値の設定変更を行うものである。より具体的には、管理者端末3が印刷許可枚数の上限値の設定変更が許可する場合、複合型プリンタ4に対して、設定変更を許可する旨の通知とともに、ユーザのアカウント情報および設定変更後の上限値の値を送信する。
印刷制限変更部23は、管理者端末3から受信したアカウント情報によって上記上限値が変更されるユーザを特定し、このユーザに割り当てられている上記上限値の値を変更させる。
(スケジュール管理サーバの構成)
次に、スケジュール管理サーバ5の詳細な構成について図4に基づいて説明する。図4は、本実施の形態に係るスケジュール管理サーバ5の概略構成の一例を示す図である。
スケジュール管理サーバ5は、印刷管理システム1における各ユーザまたは各部署やプロジェクトチーム等のグループそれぞれのスケジュール情報を管理するものであり、図4に示すように、入出力部31,管理装置制御部32,管理装置記憶部33,および管理装置通信部34を備える。
入出力部31は、入力手段(不図示)および出力手段(不図示)を備え、初期設定でのスケジュール情報を作成するために、スケジュール情報を入力したり、作成したスケジュール情報を表示させたりするものである。また、入出力部31は、作成したスケジュール情報のうち必要なスケジュール情報を選択したり、スケジュール情報を、管理装置通信部34を介して通信ネットワーク6によって通信可能に接続されている他の装置に送信するように指示を与えたりする。なお、この入出力部31からの指示は、管理装置制御部32に送信される。
また、上記入力手段としては、例えば、キーボード、テンキー、カーソルキー、マウスなどのポインティングデバイス、およびタッチパネル等が挙げられる。また、上記出力手段としては、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)などの各種ディスプレイなどが挙げられる。
また、ここで上記スケジュール情報の入力は、例えば、予め管理者のみによって入力できるようにパスワードが決められている。あるいは、スケジュールの入力可能な操作者(管理者)のアカウント情報がスケジュール管理サーバ5において記録されており、特定のアカウント情報の操作者のみしかスケジュールの情報を入力できないように構成されている。
管理装置通信部34は、通信ネットワーク6に接続して、外部のユーザ端末2や複合型プリンタ4に対し各種データを送受信できるようにするものである。すなわち、この管理装置通信部34は、送信すべきデータを、通信に適した形式に変換した後通信ネットワーク6上に送信するとともに、受信したデータを装置内部での処理に適した形式に変換して管理装置制御部32に送出する。管理装置通信部34は、例えばモデム、ターミナルアダプタ、ネットワークアダプタなどによって構成される。
上記管理装置記憶部33は、各種情報を記憶する機能を有し、例えば半導体メモリやハードディスクによって構成される。本実施の形態に係るスケジュール管理サーバ5では、この管理装置記憶部33においてスケジュールファイル42を記憶している。このスケジュールファイルおよびスケジュール情報に関する詳細は後述する。
上記管理装置制御部32は、スケジュール管理サーバ5内の各種構成を統括的に制御する機能を有するものである。管理装置制御部32は機能ブロックとして管理部40および設定部41を備えている。なお、これら機能ブロックによって示される各部は、CPUが不図示のROM等に記憶されているプログラムを不図示のRAMに読出し実行することで実現できる。
上記管理部40は、各ユーザのスケジュール情報の入力を受ける場合、正規の入力者によるスケジュール情報の入力であるか否かを確認するものである。管理部40は、正規の入力者によるスケジュール情報の入力であると確認した場合、入力されたスケジュール情報を設定部41に指示して管理装置記憶部33に記憶させる。
なお、この正規の入力者であるか否かの判定は以下のようにして行われる。
まず、スケジュール管理サーバ5では、入力者が入出力部31を介して、このスケジュール情報を入力する際に、このスケジュール管理サーバ5では、上記入力者自身のアカウント情報および/またはパスワードを入力するように設定されている。
また、スケジュール管理サーバ5では、管理装置記憶部33が、入力されるパスワードの正誤を照合できる照合情報(不図示)、および/または正規の入力者のアカウント照合情報(不図示)を記憶している。
ここで、スケジュール情報の入力が行われる場合、管理部40は、上記照合情報および/またはアカウント情報情報を参照して、入力されたアカウント情報および/またはパスワードの正誤を確認し、正規の入力者によるスケジュール情報の入力であるか否かを判定する。
また、管理部40は、管理装置通信部34を介して、スケジュール情報の送信要求を受信した場合、要求元を確認し、スケジュールファイル42から要求されたスケジュール情報を選択して、この要求元に送信するものでもある。
上記設定部41は、正規の入力者によってスケジュール情報等が入力された場合、管理部40からの指示に応じて、この入力されたスケジュール情報をスケジュールファイル42に書込むものである。
また、上記設定部41は、あるユーザの指示に応じて複合型プリンタ4において印刷処理がなされた場合、この印刷処理の結果使用した印刷枚数をこのユーザのスケジュールに書込むものでもある。
すなわち、設定部41は、複合型プリンタ4から印刷処理の終了通知とともに印刷処理によって使用された印刷枚数の結果を受信した場合、この受信した印刷枚数の結果を、上記ユーザのスケジュールに書込む。
なお、上記正規の入力者とは、本実施の形態に係るスケジュール管理サーバ5において、スケジュール情報を入力できる権限を有するものであり、本実施の形態に係る印刷管理システム1では、管理者端末3の管理者のみがこの正規の入力者となる。
(スケジュールファイルおよびスケジュール情報)
次に、この管理装置記憶部33に記憶されている、スケジュールファイル42およびスケジュールファイルに記録されているスケジュール情報について図5を参照して説明する。図5は、本実施の形態に係るスケジュールファイル42の一例を示す図である。
上記スケジュールファイル42は、図5に示すように、例えば、共有スケジュール43…(共有スケジュールA、共有スケジュールB…),ユーザ個人スケジュール44…(ユーザA個人スケジュール、ユーザB個人スケジュール…)などのように、印刷管理システム1における、印刷枚数を管理する対象ごとのスケジュール情報を含んでいる。
なお、上記共有スケジュールとは、例えば、ある部署またはあるプロジェクトチーム単位など複数のユーザから構成されるグループのスケジュール情報である。一方、ユーザ個人スケジュールは、複合型プリンタ4を利用して印刷処理するユーザ各個人のスケジュール情報である。
また、スケジュールファイル42において共有スケジュール43およびユーザ個人スケジュール44の2種類で管理されているが、管理されるスケジュール情報は、これらの2種類に限定されるものではない。例えば、仕事上の重要度に応じて、グループ分けしたスケジュール情報がさらに含まれていてもよいし、各ユーザ個人スケジュール44または共有スケジュールをさらに仕事の重要度等に分けて細分化したスケジュール情報であってもよい。
また、これら共有スケジュール43およびユーザ個人スケジュール44はそれぞれ、部署またはプロジェクトチーム等のグループを特定するためのアカウント情報や、ユーザ個人を特定するためのアカウント情報が対応付けられており、スケジュール管理サーバ5は、受信したアカウント情報に基づいて該当するスケジュール情報をスケジュールファイル42から選択することができる。
また、本実施形態にかかる印刷管理システム1では、共有スケジュール43に関して、この共有スケジュール43に対応するアカウント情報が設定されているが、このスケジュール情報を利用可能なユーザを予め設定しておき、このユーザのアカウント情報のみ共有スケジュール43を利用できるように設定されていてもよい。
ただし、この場合は、ユーザがユーザ個人スケジュール44および共有スケジュール43を同一アカウントイ情報で利用可能であるため、このユーザがどちらのスケジュールを選択するのか、印刷処理前に選択する必要がある。
また、共有スケジュール43およびユーザ個人スケジュール44として記録される情報の内容は、図6に示すように印刷処理が行われる日時,印刷目的,必要な印刷枚数等の情報が対応づけて記録されている。この図6は、スケジュール情報に対応付けられた印刷データの表示内容の一例を示す図である。
なお、共有スケジュール43の場合は、印刷目的となる、例えば、会議等への参加人数等がさらに対応づけられて記録される。
このように、スケジュール情報には、日時,印刷目的、および必要な印刷枚数、さらには参加人数等の情報が対応付けて記録されているため、このスケジュール情報からどの日時のどのような使用目的で印刷物の枚数がいくら必要となるか把握することができる。
また共有スケジュール43、あるいはユーザ個人スケジュール44と印刷データ45とは対応付けられている。すなわち、例えば、共有スケジュールAに示すスケジュール内容に対して図5に示す印刷データ45が対応付けられる。
このスケジュール内容と印刷データ45との対応づけは、印刷データ45のヘッダ情報とスケジュール内容とが対応するように設定されることで実現できる。
ただし、この印刷データ45とスケジュール内容との対応付けは、印刷データ45がユーザ端末2から送信されるような電子データである場合のみ可能であり、複写のように印刷対象のシートから印刷データ45を画像入力部11によって読取る場合は、印刷データ45とスケジュールの内容の対応付けはできないこととなる。
また、後述するがこの共有スケジュール43およびユーザ個人スケジュール44では、これらスケジュール情報に記録されている印刷目的に対して、実際に印刷処理が行われた場合、印刷処理によって使用された印刷枚数の結果が記録されるようになっている。
このため、ユーザあるいはグループごとに印刷許可枚数の上限値を設定する場合、スケジュール情報の過去の履歴に基づいて、各ユーザまたは各グループに上記上限値を適切に割り当てることができる。また、スケジュール情報の履歴に基づき上記所定期間において必要となる印刷枚数を計上し予算を組むことができる。
(複合型プリンタの印刷許可枚数の上限値変更要求処理)
次に、複合型プリンタ4が、ユーザの印刷許可枚数の上限値の設定変更を許可するように管理者端末3に対して行う要求処理について図7を参照して説明する。なお、この図7は、複合型プリンタ4における、管理者端末3に対する、印刷許可枚数の上限値変更許可の要求処理の一例を示すフローチャートである。
まず、複合型プリンタ4において所定時間になると、計時部13からの通知に応じて、印刷枚数予測部21がスケジュール送信要求部20に、スケジュール管理サーバ5からスケジュール情報を取得するように指示する。そして、この印刷枚数予測部21からの指示に応じて、スケジュール送信要求部20が、プリンタ通信部10を介してスケジュール管理サーバ5に、ユーザのスケジュール情報を送信するように要求する(ステップS1、これ以降S1のうように称する)。
なお、上記したように本実施の形態に係る複合型プリンタ4では、所定期間でユーザのスケジュール情報をスケジュール管理サーバ5から取得するように設定されており、この所定期間は計時部13によって管理されている。
また、この所定期間は一定間隔であってもよいし、印刷許可枚数がユーザに割り当てられている期間において、その期間の末日に近づくにつれ上記所定期間は短くなるように、計時部13が設定していてもよい。
例えば、4月初日から4月末日までの期間に、ユーザに対して印刷許可枚数の上限値が設定されているとする。この場合、4月の前半ではユーザによる印刷枚数の使用枚数が印刷許可枚数の上限値に到達する可能性が低いと予測され、4月末日に近づくにつれ上記上限値に到達する可能性が高くなると予測できる。
そこで、4月の前半では1週間単位で、スケジュール情報を取得するようにし、4月の後半以降では、4月の末日に近づくにつれスケジュール情報を取得する間隔を短くするように計時部13は設定していてもよい。
また、スケジュール送信要求部20からスケジュール管理サーバ5に対して要求するスケジュール情報は、印刷許可枚数の上限値を管理するユーザ全てのスケジュール情報であり、よってユーザが複数である場合は複数のスケジュール情報を取得することとなる。
また、スケジュール送信要求部20は、スケジュール情報の送信をスケジュール管理サーバ5に要求する際に、要求するユーザのアカウント情報を共に送信する。
スケジュール送信要求部20からの、スケジュール情報の送信要求に応じて、スケジュール管理サーバ5は、上記受信したアカウント情報に基づき、各ユーザのスケジュール情報をスケジュールファイル42の中から選択して、複合型プリンタ4に送信する。
なお、スケジュール管理サーバ5にて管理しているスケジュール情報全てと、複合型プリンタ4が送信要求を行っているスケジュール情報全てとが常に一致する場合は、複合型プリンタ4側からスケジュール管理サーバ5に各ユーザのアカウント情報を送信する必要はない。すなわち、この場合は、ユーザ端末2側からスケジュール管理サーバ5に対してスケジュール情報の送信要求が行われたとき、スケジュール管理サーバ5は、自身が保持しているスケジュールファイル42の中の全てのスケジュール情報を、ユーザ端末2に送信する。
また、スケジュール管理サーバ5が、複合型プリンタ4に対して送信するスケジュール情報は、印刷許可枚数の上限値が設定されている期間分が送信されることとなる。すなわち、上記図5において、印刷目的ごとのスケジュール情報の内容について説明したが、スケジュール管理サーバ5から複合型プリンタ4に対して送信されるスケジュール情報は、印刷許可枚数が設定されている期間における個別のスケジュール情報のうちの印刷未処理であるスケジュール情報が全て送信される。
より具体的には、例えばユーザAに対して印刷許可枚数の上限値が一ヶ月単位で設定され、図8に示すように、10月9日まで印刷処理が終了している場合、スケジュール管理サーバ5は、10月10日〜10月31日までのユーザAのスケジュール情報を送信する。なお、図8は、スケジュール管理サーバ5が、複合型プリンタ4に対して送信するスケジュール情報の一例を示す図である。なお、同図において、10月1日〜10月9日までは既に印刷処理が行われたことを示すために斜線がで表されている。
スケジュール管理サーバ5からスケジュール情報を複合型プリンタ4のスケジュール送信要求部20が受信すると(S2)、スケジュール送信要求部20は、印刷枚数予測部21にこの受信したスケジュール情報を渡す。
印刷枚数予測部21は、スケジュール送信要求部20を介して受信したスケジュール情報と、プリンタ記憶部15に記憶している印刷条件27とに基づいて、印刷許可枚数が設定されている期間の途中で、ユーザの印刷許可枚数の上限値を越えるか否かを予測する。(S3)
すなわち、印刷枚数予測部21は、受信したスケジュール情報からユーザに予定されている今後の印刷処理に必要な印刷枚数(印刷予定枚数)を知ることができる。また、印刷条件27からすでに使用された印刷枚数と、当該ユーザに割り当てられた印刷許可枚数の上限値とを確認し、印刷許可枚数の残数を知ることができる。
そこで、印刷枚数予測部21は、印刷許可枚数の残数が、上記印刷予定枚数より大きいか、あるいは印刷予定枚数以下であるかを判定する(S4)。なお、この判定は、複数のユーザに対して印刷許可枚数の上限値が設定されている場合は、ユーザごとに設定された印刷許可枚数の上限値それぞれに対して行われる。
上記した印刷枚数予測部21での判定の結果、印刷許可枚数の残数が印刷予定枚数より大きい場合は、印刷許可枚数が設定されている期間内に、印刷許可枚数の上限値を越えると予想される場合である。一方、上記した印刷枚数予測部21での判定結果、印刷許可枚数の残数が印刷予定枚数以下である場合は、印刷許可枚数が設定されている期間内に、印刷許可枚数の上限値を越えないと予想される場合である。
ここで、印刷許可枚数が設定されている期間内に、印刷許可枚数の上限値を越えると予想される場合(S4において「YES」)、印刷枚数予測部21は、印刷制限変更部23に指示して、管理者端末3に対して、印刷許可枚数の上限値を越えると予想されるユーザに割り当てられている印刷許可枚数の上限値の設定変更を許可するよう依頼させる。
そして、設定変更問合せ部22は、印刷枚数予測部21からの指示に応じて、プリンタ通信部10を介して、管理者端末3に対して上記ユーザに割り当てられている印刷許可枚数の上限値の設定変更を許可するように依頼する(S4)。さらに、設定変更問合せ部22は、上記依頼を行う際に、スケジュール送信要求部20によって取得された上記ユーザのスケジュール情報および判定解析結果も管理者端末3に対して送信する。
なお、上記判定解析結果とは、印刷枚数予測部21にて行われた上記判定において得られた結果情報であり、例えば、印刷許可枚数の上限値を何枚上回ると予測されるのかなどの情報である。
一方、複合型プリンタ4からの依頼を受信すると、管理者端末3は、この依頼を許可するか否かを決定し複合型プリンタ4に応答する。
ここで、複合型プリンタ4において設定変更問合せ部22が管理者端末3からの応答を受信した場合(S6において「YES」)、設定変更問合せ部22は、管理者端末3からの応答内容を解析する、そして、印刷許可枚数の上限値の設定変更が許可されたか否かを確認する(S9)。
一方、複合型プリンタ4において設定変更問合せ部22が管理者端末3からの応答を受信していない間(S6において「NO」)は、予め設定されている、この応答に対する待ち時間内か否かを判定する(S7)。待ち時間内である場合(S7において「YES」)、再度、管理者端末3からの応答を受信したか否かの判定を繰り返す。そして、待ち時間内に管理者端末3から応答を受信しなかった場合(S7において「NO」)、処理を終了する。
すなわち、本実施の形態に係る複合型プリンタ4において、管理者端末3に対する上記上限値の設定変更許可の依頼に対する応答時間が予め設定されており、この応答時間内に、管理者端末3からの応答を受信しなかった場合は、印刷許可枚数の設定変更を行わないように構成されている。なお、この応答時間は、管理者端末3からの応答タイミングに応じて適切に設定することができる。
管理者端末3から印刷許可枚数の上限値の設定変更が許可された場合(S9において「YES」)、設定問合せ部22は、どのユーザの印刷許可枚数の上限値が何枚までに変更したかを確認し、変更指示とともに変更内容を印刷制限変更部23に伝える。
印刷制限変更部23は、設定問合せ部22からの変更指示に応じて、印刷条件27の内容を変更する(S10)。すなわち、印刷制限変更部23は、印刷許可枚数の上限値の変更が許可されたユーザに設定されている上限値を書き換える。
一方、印刷制限変更部23は、上記変更された上限値の情報を、当該上限値が変更されたユーザに対して行うように、処理結果通知部24に指示を出す。この印刷制限変更部23からの指示に応じて、設定変更問合せ部22は、上記ユーザが使用するユーザ端末2に対して、変更された上限値の情報を通知する。
(管理者端末の処理フロー)
次に、上記した複合型プリンタ4における印刷許可枚数の上限値の設定変更の許可に対する依頼を受信する管理者端末3側での処理について説明する。
図9は、本実施の形態に係る管理者端末3における、複合型プリンタからの印刷許可枚数の上限値の設定変更許可の依頼に対する処理の一例を示すフローチャートである。
まず、管理者端末3は、複合型プリンタ4から印刷許可枚数の上限値の変更許可の依頼を受信すると(S21)、複合型プリンタ4から送信されたスケジュール情報および当該複合型プリンタ4にて行われた予測結果の情報を確認する(S22)。
すなわち、管理者端末3では、表示装置等の表示手段によって、印刷許可枚数の上限値の変更を依頼されているユーザに関するスケジュール情報を表示する。さらに、複合型プリンタ4にて実行された予測結果の情報を表示する。
そして、この表示したスケジュール情報および予測結果の情報を参照して、管理者が印刷許可枚数の上限の変更の必要性を考慮する。そして、管理者は、管理者端末3が備える入力手段を用いて複合型プリンタ4からの依頼を許可するか否かを入力する(S23)。
管理者が許可する旨の判定を入力した場合(S23において「YES」)、管理者端末3は、複合型プリンタ4に対して許可する旨の通知および変更後の上限値の枚数を通知する。また、管理者端末3では、複合型プリンタ4に対して上記した通知を行うとともに、自身が保持しているユーザの印刷許可枚数の上限値を変更させる。
一方、管理者が、複合型プリンタ4から受信した依頼に対して不許可である旨の判定を入力手段によって入力する場合(S23において「NO」)、管理者端末3は、複合型プリンタ4に対して、不許可である旨の通知を行う。
ところで、複合型プリンタ4が印刷許可枚数の上限値の設定変更の許可依頼を行い、管理者端末3から印刷許可枚数の上限値の変更が許可された場合、複合型プリンタ4は、上記上限値の変更が許可されたユーザが使用するユーザ端末2に、変更後の印刷許可枚数の上限値を通知するように構成されていた。
したがって、複合型プリンタ4が印刷許可枚数の上限値の設定変更の許可依頼を行った場合、ユーザ端末2側で行われる処理は、図10に示すように、この変更後の印刷許可枚数の上限値の通知を受信することである(S31)。図10は、複合型プリンタ4が印刷許可枚数の上限値の設定変更許可の依頼を行う場合における、本実施の形態に係るユーザ端末2の処理の一例を示すフローチャートである。
つまり、ユーザ端末2は、複合型プリンタ4から変更後の印刷許可枚数の上限値を受信できるため、ユーザ端末2を操作するユーザは、自身の変更後の印刷許可枚数の上限値を確認することができる。
また、複合型プリンタ4が印刷許可枚数の上限値の設定変更の許可依頼を行った場合、スケジュール管理サーバ5で行われる処理は、図11に示すように、以下の処理が実行される。
まず、複合型プリンタ4が、上記計時部13からの指示に応じて、所定の時間が経過したため、各ユーザに割り当てられた印刷許可枚数の上限値を、今後の印刷処理によって上回るか否かを予測する。複合型プリンタ4はこの予測を行うために、スケジュール管理サーバ5に各ユーザのスケジュール情報を送信するように要求する。
すなわち、スケジュール管理サーバ5は、複合型プリンタ4から各ユーザのスケジュールの送信要求を受信する(S51)。なお、この要求を受信する際、スケジュール管理サーバ5は、管理装置通信部34を介して、各ユーザのアカウント情報も受信する。
そして、スケジュール管理サーバ5では、管理部40が上記各ユーザのアカウント情報を参照して各ユーザのスケジュール情報をスケジュールファイル42の中から選択し、スケジュールの要求元である複合型プリンタ4に送信する(S42)。
なお、スケジュール管理サーバ5は、ユーザによって印刷処理がなされた場合、複合型プリンタ4からこのユーザが印刷処理によって使用したシートの使用枚数の情報と、印刷処理を行った目的情報とを受信するように構成されている。そして、スケジュール管理サーバ5は、あるユーザによる印刷処理が実行された場合、印刷処理によって使用されたシートの枚数を、この印刷処理の目的情報と対応するスケジュール情報に記録する。
このように、スケジュール管理サーバ5では、実際に実行された印刷処理のスケジュールと、この印刷処理によって使用された印刷枚数とが記録されるため、スケジュール情報として予定されていた印刷処理による印刷枚数と、実際に実行された印刷処理による印刷枚数と差異を確認することができる。
また、スケジュール情報において予定されていた印刷処理以外で、ユーザが印刷処理を実行する場合、スケジュール管理サーバ5は、この印刷処理によって使用された印刷枚数も、スケジュール情報の予定外の印刷処理による印刷枚数として記録している。このため、スケジュール管理サーバ5は、スケジュール情報の予定外に行われた印刷処理枚数の履歴を管理することができる。なお、この予定外の印刷処理については、印刷管理システム1では処理目的をユーザに入力させるようにしているため、予定外に行われた印刷処理の内容を確認することもできる。
上記予定外の印刷処理であるのか否かの区別は、ユーザが、印刷処理を行う際に、スケジュール管理サーバ5から自身のスケジュール情報を取得し、取得したスケジュール情報の中から実際に印刷処理を行う目的と対応するスケジュール情報を選択して印刷処理を行うことで実現できる。
この場合、ユーザは、選択したスケジュールを複合型プリンタ4に対して通知し、印刷処理の指示を行う。そして、スケジュール管理サーバ5は、印刷処理終了後、複合型プリンタ4から、印刷処理によって使用された印刷枚数とともに、当該印刷処理に対応するスケジュール情報を受信する。
また、スケジュール管理サーバ5は、印刷処理された時間から対応するスケジュール情報を選択し、印刷処理によって使用された印刷枚数とスケジュールとを対応するようにしてもよい。
なお、上記いずれの場合であっても、スケジュール情報の予定外で印刷処理を行う場合、ユーザが印刷処理の指示を行う際に、スケジュール情報の予定外の印刷処理である旨、印刷処理目的とともに複合型プリンタ4に通知する。そして、スケジュール管理サーバ5は、印刷処理終了後、複合型プリンタ4から、印刷処理によって使用された印刷枚数とともに、当該印刷処理がスケジュール情報の予定外の印刷処理であるという通知を受信する。
このように、本実施の形態に係る複合型プリンタ4は、予め管理者端末3に対して、将来的に印刷許可枚数の上限値を越えるであろうユーザに割り当てられた印刷許可枚数を変更することができる。
したがって、本実施の形態に係る印刷管理システム1における複合型プリンタ4では、予め必要に応じて各ユーザに割り当てられている印刷許可枚数の上限値を変更しておくことができるため、印刷許可枚数が上限値に達するたびに、ユーザは管理者に上記上限値の設定変更の許可を依頼する必要がない。
また、上記印刷管理システム1の複合型プリンタ4では、予め必要に応じて、ユーザに割てられている印刷許可枚数の上限値の変更を行うことができるため、上限値の設定変更の許可を管理者端末3に依頼する際に、管理者端末3の操作者である管理者が不在である等、ユーザの依頼に対する応答をすぐに得られないという問題を回避することができる。
このため、上記印刷管理システム1の複合型プリンタ4では、すでに印刷許可枚数の上限値に達しているユーザが、緊急を要する印刷処理を行う際に、管理者端末3から該上限値の変更許可が得られず印刷処理を迅速に行うことができないという問題を回避することができる。
従って、本実施の形態に係る印刷管理システム1の複合型プリンタ4は、印刷処理に関する制限(印刷制限)を設定することにより印刷処理にかかるコストを低減させるとともに、予め必要に応じて適切に上記上限値の設定を変更しておくことで円滑な印刷処理を実行することができる。
なお、上記にて、必要に応じて印刷許可枚数の上限値の設定の変更を管理者端末3に依頼し、管理者端末3からこの応答に対する許可がえられた場合、上記上限値の設定を変更する複合型プリンタ4について説明した。
さらに、上記複合型プリンタ4は、上記上限値の設定変更を行うのではなく、ユーザに割り当てられた印刷許可枚数とは別に設けられた印刷許可枚数である別枠印刷許可枚数に、ユーザに割り当てる印刷許可枚数を変更できるように構成されていてもよい。
すなわち、本実施の形態に係る印刷管理システム1において、各ユーザに対して割り当てられている許可枚数とは別に設けられた別枠印刷許可枚数があり、ユーザに割り当てられた印刷許可枚数からこの別枠印刷許可枚数へと変更されると、この変更後になされたユーザの印刷処理により使用された印刷枚数は、別枠印刷許可枚数の範囲でカウントされることとなる。
なお、この別枠印刷許可枚数とは、印刷許可枚数の上限値が無制限に設定されており、ユーザごとに設けられたものではなく複数のユーザによって共有される。したがって、割り当てられた印刷許可枚数から別枠許可枚数に設定が変更されたユーザ全ての印刷処理によって使用された印刷枚数が、この別枠許可枚数の範囲でカウントされていくこととなる。
以下、この別枠印刷許可枚数への変更の許可を依頼し、この別枠印刷許可枚数に、ユーザに割り当てられた印刷許可枚数を変更させる複合型プリンタ4の処理について図12を参照して説明する。この図12は、本実施の形態に係る複合型プリンタ4における、管理者端末3に対する、別枠印刷許可枚数への変更許可を依頼する処理の一例を示すフローチャートである。
なお、図12において、複合型プリンタ4が各ユーザに割り当てられた印刷許可枚数を今後の印刷処理によって使用される印刷枚数によって上限値を越えるか否かを予測するまでの処理(ステップS51〜ステップS54)までの処理は、図7に示すステップS1〜ステップS4までの処理と同じであるため説明は省略する。
ステップS54において、印刷許可枚数が設定されている期間内において、今後の印刷処理によってユーザの印刷許可枚数の上限値を上回ると予想する場合(S54において「YES」)、複合型プリンタ4の設定変更問合せ部22は、管理者端末3に対してユーザに割り当てられている印刷許可枚数を、上記別枠印刷許可枚数に変更することを許可するように依頼する(S55)。
この依頼に対して、管理者端末3側では、別枠印刷許可枚数への変更を許可するか否かを決定し、複合型プリンタ4に応答する。
複合型プリンタ4は管理者端末3からの応答を、予め設定された待ち時間内に受信したか否かについて確認する処理(S56〜S58)は、図7のS6〜S8までの処理と同様であるため、説明は省略する。
一方,管理者端末3から上記依頼に対する応答を受信し、当該応答の内容が、別枠印刷許可枚数への変更を許可するものである場合(S59において「YES」)、別枠印刷許可枚数に、ユーザに割り当てられた印刷許可枚数を変更する(S60)
なお、上記にて別枠印刷許可枚数は、印刷可能なシートの枚数が無制限に使用できるように設定されていたが、これに限定されるものではなく、印刷処理に割り当てられた予算から別枠印刷許可枚数として準備できる範囲に上限値が設定されていてもよい。
また、上記にて別枠印刷許可枚数は、複数のユーザによって利用可能なものとして予め設けられているが、ユーザごとに余分に印刷可能とできる範囲として別枠印刷許可枚数が設定されていてもよい。
このように、本実施の形態に係る印刷管理システム1における複合型プリンタ4は、必要に応じて、ユーザに割り当てられた印刷許可枚数を上記別枠印刷許可枚数に変更することができるため、印刷許可枚数が上限値に達してしまったユーザが印刷処理を行う度に、管理者に印刷許可枚数の上限値の設定を変更してもらうよう依頼することを防ぐことができる。
なお、上記実施形態の複合型プリンタ4の各部や各処理ステップは、CPUなどの演算手段が、ROM(Read Only Memory)やRAMなどの記憶手段に記憶されたプログラムを実行し、キーボードやタッチパネルなどの入力手段、ディスプレイなどの出力手段、あるいは、インターフェース回路などの通信手段を制御することにより実現することができる。したがって、これらの手段を有するコンピュータが、上記プログラムを記録した記録媒体を読み取り、当該プログラムを実行するだけで、本実施形態の複合型プリンタ4の各種機能および各種処理を実現することができる。また、上記プログラムをリムーバブルな記録媒体に記録することにより、任意のコンピュータ上で上記の各種機能および各種処理を実現することができる。
この記録媒体としては、マイクロコンピュータで処理を行うために図示しないメモリ、例えばROMのようなものがプログラムメディアであっても良いし、また、図示していないが外部記憶装置としてプログラム読取り装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することにより読取り可能なプログラムメディアであっても良い。
また、何れの場合でも、格納されているプログラムは、マイクロプロセッサがアクセスして実行される構成であることが好ましい。さらに、プログラムを読み出し、読み出されたプログラムは、マイクロコンピュータのプログラム記憶エリアにダウンロードされて、そのプログラムが実行される方式であることが好ましい。なお、このダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納されているものとする。
また、上記プログラムメディアとしては、本体と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フレキシブルディスクやハードディスク等の磁気ディスクやCD/MO/MD/DVD等のディスクのディスク系、ICカード(メモリカードを含む)等のカード系、あるいはマスクROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持する記録媒体等がある。
また、インターネットを含む通信ネットワーク6を接続可能なシステム構成であるため、通信ネットワーク6からプログラムをダウンロードするように流動的にプログラムを担持する記録媒体であることが好ましい。
さらに、このように通信ネットワーク6からプログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納しておくか、あるいは別な記録媒体からインストールされるものであることが好ましい。
また、本実施の形態に係る印刷管理システム1において、管理者端末3が複数台備えられている場合、複合型プリンタ4からユーザに割り当てられた印刷枚数の上限値の設定変更を管理者端末3に依頼する際、どの管理者端末3に対して優先的に依頼を行うか管理者端末3に優先度が設定されていてもよい。
さらにまた、複合型プリンタ4が上記した依頼を行った管理者端末3の管理者が不在である場合、自動的に優先度の順に従って別の管理者端末3にこの複合型プリンタ4からの依頼が転送されるように構成されていてもよい。
あるいは、複合型プリンタ4から依頼を行う管理者端末3の管理者が不在である場合、この依頼は、自動的に管理者が所持する携帯端末装置に転送され、この携帯端末装置から管理者が承認または非承認の応答を複合型プリンタ4に行うように設定されていてもよい。
また、複合型プリンタ4から上記した依頼を管理者端末3に行う際、スケジュール管理サーバ5から上記管理者端末3の管理者のスケジュールを取得し、不在か否かを確認した上で行うように設定されていてもよい。あるいは、複合型プリンタ4は、管理者端末3が複数備えられている場合は、すべての管理者端末3の管理者のスケジュールを取得し、不在でない管理者の管理者端末3に対して上記した依頼を送信する構成であってもよい。
また、上記した印刷管理システム1では、複合型プリンタ4において、印刷許可枚数の上限値の設定の変更、または別枠印刷許可枚数への変更の必要性の有無を予測する。そして、複合型プリンタ4はこの変更の必要性があると予測した場合、管理者端末3に上記した変更を許可するように依頼する構成であった。
また、管理者端末3が上記変更の許可に対する依頼を承認する場合は、複合型プリンタ4において、各ユーザに割り当てられている印刷許可枚数の上限値を変更したり、上記印刷許可枚数から別枠印刷許可枚数への変更を行ったりするように構成されていた。
しかし、上記印刷管理システム1は、これに限定されるものではなく、例えば、印刷許可枚数の上限値の設定を変更する、または別枠印刷許可枚数に変更する必要性の有無の予測は、管理者端末3において行われてもよいし、スケジュール管理サーバ5において行われる構成であってもよい。
例えば、管理者端末3が、印刷許可枚数の上限値の設定を変更する、または別枠印刷許可枚数に変更する必要性の有無を予測する場合、複合型プリンタ4が備えるスケジュール送信要求部20,印刷枚数予測部21,設定変更問合せ部22,印刷制限変更部23を管理者端末3が備えることとなる。ただし、上記設定変更問合せ部22は、管理者端末3の表示装置等の出力手段に指示をし、当該変更の許可を承認するか否かについて、管理者に問い合わせ、この問い合わせに対する管理者の応答は、キーボード等の入力手段によって、管理者によって入力され、この入力された情報を設定変更問合わせ部22が確認することとなる。
また、上記した予測をスケジュール管理サーバ5において行う場合は、同様に、スケジュール管理サーバ5では、複合型プリンタ4が備えるスケジュール送信要求部20,印刷枚数予測部21,設定変更問合せ部22,印刷制限変更部23を備えることとなる。ただし。この場合、スケジュール送信要求部20は、管理部40に指示を出し、各ユーザのスケジュール情報をスケジュールファイル42から取得し、印刷枚数予測部21が上記した変更の必要性を判定することとなる。そして、スケジュール管理サーバ5は、管理者端末3に上記変更の許可を承認するか否かについて問合せ、管理者端末3から変更の許可の承認が得られた場合、各ユーザに設定せれた印刷許可枚数の設定の変更を行う。
また、上記スケジュール管理サーバ5を管理者端末3または複合型プリンタ4が備えている構成であってもよい。
なお、印刷管理システム1において、印刷情報記録装置はスケジュール管理サーバ5によって実現できる。
また、複合型プリンタ4において、各ユーザに割り当てられている印刷許可枚数の上限値を変更したり、上記印刷許可枚数から別枠印刷許可枚数への変更を行ったりする場合は、複合型プリンタ4が備える設定変更問い合わせ部22と管理者端末3の表示装置等の出力手段(不図示)によって印刷制限管理システムの変更許可確認手段が実現できる。また、この場合、変更許可入力確認手段は、管理者端末3のキーボード等の出力手段(不図示)と、設定変更問い合わせ部22とによって実現できる。
一方、管理者端末3において、各ユーザに割り当てられている印刷許可枚数の上限値を変更したり、上記印刷許可枚数から別枠印刷許可枚数への変更を行ったりする場合は、管理者端末3が備える、設定変更問い合わせ部22と管理者端末3の表示装置等の出力手段(不図示)によって変更許可確認手段が実現できる。また、この場合、変更許可入力確認手段は、管理者端末3のキーボード等の出力手段(不図示)と、管理者端末3が備える設定変更問い合わせ部22とによって実現できる。
印刷処理を要求する利用者ごとに、当該印刷処理に関する制限である印刷制限が設定されている場合において、本発明に係る印刷装置は、管理者に対して、利用者の印刷処理に関する使用状況から上記印刷制限の変更を許可するか否かを確認する変更許可確認手段を備え、上記変更許可確認手段が、上記管理者から印刷制限の変更許可を得られたと確認した場合、変更された上記印刷制限に基づき印刷処理をする。このため上記印刷装置は、利用者の使用実態に応じて、動的に上記印刷制限の設定を適切に変更させることができる。
本発明の実施形態を示すものであり、複合型プリンタの概略構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態に係る印刷管理システムの概略構成の一例を示図である。 本実施の形態に係る印刷管理システムにおいて、複合型プリンタが保持する、ユーザに設定された印刷条件の一例を示す図である。 本実施の形態に係るスケジュール管理サーバの概略構成の一例を示す図である。 本実施の形態に係るスケジュールファイルの一例を示す図である。 本実施の形態に係るスケジュールファイルのスケジュールに対応付けられた印刷データの表示内容の一例を示す図である。 本実施の形態に係る複合型プリンタにおける、管理者端末に対する、印刷許可枚数の上限値変更許可の要求処理の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態に係るスケジュール管理サーバが、複合型プリンタに対して送信するスケジュール情報の一例を示す図である。 本実施の形態に係る管理者端末における、複合型プリンタからの印刷許可枚数の上限値の設定変更許可の依頼に対する処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態を示すものであり、複合型プリンタが印刷許可枚数の上限値の設定変更許可の依頼を行う場合における、ユーザ端末の処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態を示すものであり、複合型プリンタが印刷許可枚数の上限値の設定変更許可の依頼を行う場合における、ユーザ端末の処理の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る複合型プリンタにおける、管理者端末に対する、別枠印刷許可枚数への変更許可を依頼する処理の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る印刷管理システムにおいて、ユーザの印刷許可枚数の設定の一例を示す図である。
符号の説明
1 印刷管理システム(印刷制限管理システム)
2 ユーザ端末
3 管理者端末
4 複合型プリンタ(印刷装置)
5 スケジュール管理サーバ(印刷制限管理情報記録装置)
13 計時部(応答時間設定手段)
20 スケジュール送信要求部(印刷制限管理情報取得手段)
21 印刷枚数予測部(設定変更予測手段)
22設定変更問合せ部(変更許可確認手段)
27 印刷条件(印刷制限)

Claims (12)

  1. 印刷処理を要求する利用者ごとに、当該印刷処理に関する制限である印刷制限が設定されており、
    上記印刷制限の設定の権限を有する管理者が利用する管理者端末と通信可能に接続された印刷装置であって、
    上記利用者に関する印刷制限と該利用者の印刷処理に関する情報との対応関係を示す印刷制限管理情報を取得する印刷制限管理情報取得手段と、
    上記印刷制限管理情報取得手段によって取得された印刷制限管理情報に応じて、利用者に設定されている印刷制限の設定を変更する必要性の有無を予測する設定変更予測手段と、
    上記設定変更予測手段が印刷制限の設定を変更する必要性があると予測した場合、上記管理者端末に当該印刷制限の設定の変更を許可するか否かを問い合わせる変更許可確認情報を送信する変更許可確認手段とを備え、
    上記変更許可確認手段が、上記管理者端末から印刷制限の変更許可情報を受信した場合、変更された上記印刷制限に基づき印刷処理することを特徴とする印刷装置。
  2. 上記変更許可確認手段は、管理者端末に対して、上記印刷制限管理情報取得手段によって取得された印刷制限管理情報を送信するとともに、上記管理者端末に当該印刷制限の設定の変更を許可するか否かを問い合わせる変更許可確認情報を送信することを特徴とする請求項1に印刷装置。
  3. 上記変更許可確認手段は、上記変更許可確認情報に対する、上記管理者端末からの応答の待ち時間を設定する応答時間設定手段を備え、
    上記応答時間設定手段は、上記応答時間の設定を可変とすることを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。
  4. 上記設定変更予測手段は、印刷制限の設定を変更する必要性の有無の予測を所定期間ごとに行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の印刷装置。
  5. 上記印刷制限は、所定期間における、上記利用者に対して許可されている印刷量である印刷許可量であり、
    上記利用者の印刷処理に関する情報は、該利用者によって印刷処理された印刷量の履歴情報であり、
    上記設定変更予測手段は、上記印刷量の履歴情報に基づき、所定期間における利用者の印刷量が印刷許可量を超えるか否かを判定することによって、上記印刷許可量の設定を変更する必要性の有無を予測することを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。
  6. 上記印刷制限は、上記利用者に対して許可されている印刷量である印刷許可量であり、
    上記利用者の印刷処理に関する情報は、上記利用者によって使用された印刷量である使用済み印刷量、および上記利用者により今後使用される印刷量である予定印刷量であり、
    上記設定変更予測手段は、上記使用済み印刷量と予定印刷量とに基づき、所定期間における利用者の印刷量が上記印刷許可量を超えるか否かを判定することによって、上記印刷許可量の設定を変更する必要性の有無を予測することを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。
  7. 上記変更許可確認手段は、上記設定変更予測手段が、印刷許可量の設定を変更する必要性が有ると予測した場合、上記管理者端末に印刷許可量の上限値の変更を許可するか否かを問い合わせる変更許可確認情報を送信することを特徴とする請求項5または6に記載の印刷装置。
  8. 上記印刷制限は、所定期間における、上記利用者に対して許可されている印刷量である印刷許可量と、特別な場合に上記利用者に対して許可される印刷量に関する別枠印刷許可量とを含んでおり、
    上記変更許可確認手段は、上記管理者端末に、上記利用者に設定されている印刷許可量を上記別枠印刷許可量に変更することを許可するか否かを問い合わせる変更許可確認情報を送信することを特徴とする請求項5または6に記載の印刷装置。
  9. 印刷処理を要求する利用者ごとに、当該印刷処理に関する制限である印刷制限が設定されており、
    上記印刷制限の設定の権限を有する管理者が利用する管理者端末と印刷処理を実行する印刷装置とが通信可能に接続された印刷制限管理システムであって、
    上記利用者に関する印刷制限と該利用者の印刷処理に関する情報との対応関係を示す印刷制限管理情報を記録する印刷制限管理情報記録装置と、
    上記印刷制限管理情報を上記印刷制限記録装置から取得する印刷制限管理情報取得手段と、
    上記印刷制限管理情報取得手段によって取得された印刷制限管理情報に応じて、利用者に設定されている印刷制限の設定を変更する必要性の有無を予測する設定変更予測手段と、
    上記設定変更予測手段が印刷制限の設定を変更する必要性があると予測した場合、当該印刷制限の設定の変更を許可するか否かを問い合わせる変更許可確認情報を、上記管理者端末において出力する変更許可確認出力手段と、
    上記管理者端末において印刷制限の変更を許可するか否かを示す変更許可情報の入力がなされたことを確認する変更許可入力確認手段と、
    上記変更許可入力確認手段が、上記入力された変更許可確認情報が印刷制限の変更を許可することを示すことを確認した場合、変更された上記印刷制限に基づき上記印刷装置が印刷処理することを特徴とする印刷制限管理システム。
  10. 請求項1〜8の何れか1項に記載の印刷装置を動作させるための制御プログラムであって、コンピュータを上記各手段として機能させるための印刷制御プログラム。
  11. 請求項9に記載の印刷制限管理システムを動作させるための制御プログラムであって、コンピュータを上記各手段として機能させるための印刷制御プログラム
  12. 請求項10または11に記載の印刷装置の制御プログラムが記録されたコンピュータの読取り可能な記録媒体。
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