JP2002082789A

JP2002082789A - 印刷装置

Info

Publication number: JP2002082789A
Application number: JP2000272628A
Authority: JP
Inventors: Yoshiaki Watanabe; 義昭渡邉
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 2000-09-08
Filing date: 2000-09-08
Publication date: 2002-03-22

Abstract

(57)【要約】【課題】印刷を予算などの条件で制限すると共に、緊
急な場合に特例による印刷が認められ、かつその特例に
よる印刷が十分に管理された条件の上で許可される印刷
装置の実現を課題とする。【解決手段】プリンタサーバ１に、プリンタ装置の印
刷を制御する印刷処理部１４と、ネットワークを制御す
るＬＡＮ／ＷＡＮ通信制御部１１と、印刷要求を行った
ユーザ端末を識別するリクエスト処理部１２と、印刷要
求に応じてプリンタ装置のランニングコストを管理する
ランニングコスト情報管理部１６と、印刷料金をユーザ
予算から差し引き予算が不足した時は印刷要求を制限す
るアクセス制限処理部１５と、アクセス制限が行われて
いる場合でも緊急の要請があればそれを解除するアクセ
ス制限解除手段と、アクセス制限解除手段が制限を解除
して印刷を行わせる際にユーザ端末に対応する管理者端
末にその通知を行う強制印刷通知手段とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、印刷装置に関し、
特に予算による印刷制限中に強制印刷が可能な印刷装置
に関する。

【０００２】

【従来の技術】印刷ジョブを発生するＰＣやワークステ
ーションなどのジョブ発生装置と、ジョブ発生装置から
の印刷ジョブを受けて印刷を行うプリンタ装置とがそれ
ぞれネットワークに接続されていて、複数の利用者が共
通に使用できるように考慮された印刷装置が提唱されて
いる。ところでこのような場合に、印刷要求したユーザ
に印刷装置を使用するいわゆるアクセス権があるかどう
かをチェックし、印刷の許可を判断する認証の必要が生
まれる。

【０００３】さらにこれを進めて、特開平８−３１４６
４８号公報では、ユーザを識別した上で、ユーザに応じ
た制御の自由度を広げ、特定のユーザに対しては特別の
処理を可能にすることによって、便宜性の向上を図って
いる。さらに、特開平−１８５４７４号公報では、複数
のプリンタ装置のユーザ識別認証の機能と課金機能とを
一括管理する印刷管理装置について述べられている。

【０００４】一般に、現在では、ネットワーク資源の使
用コストよりも、プリンタ装置のランニングコストの方
が高価であり、カラープリンタなどの装置ではとくにラ
ンニングコストが高価であり、また装置毎のランニング
コストに差が大きい。このような場合、特定のユーザが
ランニングコストの高い装置を独占するような状況が生
まれると、その特定のユーザのために全体の使用コスト
がかさみ、他のユーザに負担がかかるという問題が生ま
れる。このため、ランニングコストに基づく課金料金を
計算して、ユーザに対する印刷を予算の範囲内でのみ許
すという考え方が生まれた。

【０００５】ところが、このような制限を設けると、い
ったん予算枠を越えアクセス制限が発生してしまうと、
以降に一切の印刷ができなくなり、緊急時などにどうし
ても印刷を行いたい場合でも印刷ができず、仕事に支障
をきたす虞がある。発明者は先に、予算などの使用条件
に基づくアクセス制限を可能にすると共に、緊急な場合
には特例による印刷が認められるような処理を実行する
ことができる印刷装置を提案している。

【０００６】しかし、この方法では、ユーザ管理テーブ
ルなどに予算超過額が登録され、印刷を行ったユーザ
（クライアントユーザ）にその内容が知らされるもの
の、十分な管理が行われないという問題がある。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】上述のごとく、印刷料
金を計算して印刷を予算の範囲内に制限した場合など、
条件に応じたアクセス制限を行い、緊急な場合には特例
による印刷が認められる印刷装置では、緊急な場合の特
例印刷の管理が必ずしも十分でないという問題があっ
た。本発明は、比較的簡単な方法でこの点を解決して、
印刷を予算などの使用条件で制限すると共に緊急な場合
の特例による印刷が認められる印刷装置で、特例による
印刷を十分に管理された上で許可することが可能な印刷
装置の実現を課題とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明は、複数のプリンタ装置と、このプリンタ装
置を制御するプリンタサーバを有し、ネットワークを介
してコンピュータ等のユーザ端末から送られる印刷要求
に応じて印刷データを印刷する印刷装置において、前記
プリンタサーバに、前記プリンタ装置の印刷を制御する
印刷制御手段と、前記ネットワークを制御するネットワ
ーク制御手段と、前記印刷要求を発信した前記ユーザ端
末を識別する端末識別手段と、前記ユーザ端末に対応す
る管理者端末を登録する管理者端末登録手段と、前記端
末識別手段が識別する前記ユーザ端末別に前記印刷要求
の内容に応じて前記印刷制御手段に対する印刷アクセス
を制限するアクセス制限手段と、前記アクセス制限手段
がアクセス制限を行っているユーザ端末から印刷要求が
あった場合、アクセス制限を行っていることを前記ユー
ザ端末に通知し、アクセス制限にも拘らず強制的に印刷
を行うかどうかを問い合わせる強制印刷問い合わせ手段
と、前記強制印刷問い合わせ手段の問い合わせに対して
前記ユーザ端末より強制的に印刷を行う要求があったと
きには、前記アクセス制限手段によるアクセス制限を解
除して前記印刷制御手段に印刷を行わせるアクセス制限
解除手段と、前記アクセス制限解除手段がアクセス制限
を解除して前記印刷制御手段に印刷を行わせる際に前記
管理者端末登録手段に登録されている前記ユーザ端末に
対応する管理者端末に通知を行う強制印刷通知手段とを
具備することを特徴とする。これにより、ユーザ端末別
に印刷要求の内容に応じて印刷アクセスを制限し、管理
することができると共に、緊急な場合には特例による印
刷が十分に管理された条件の上で認められる印刷装置を
実現することができる。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる印刷装置を
添付図面を参照にして詳細に説明する。

【００１０】図１に本発明の印刷装置の実施の形態の全
体のシステム構成を示す。図１において、符号１はプリ
ンタサーバ、符号２および３はプリンタ、符号４は管理
者側のコンピュータ、符号５はクライアントユーザ側の
コンピュータ、符号６はネットワークである。プリンタ
サーバ１とプリンタ２および３から本発明の印刷装置は
構成される。ここで、プリンタサーバ１はＬＡＮ（Loca
l Area Network）またはＷＡＮ（Wide Area Network ）
などのネットワーク６に接続されており、クライアント
ユーザ側のコンピュータ５からの印刷リクエストなどに
応じて、登録されているプリンタアクセス制限情報を参
照にして、プリンタ２または３の印刷制御を行う。そう
して、プリンタ２または３からのプリンタ情報を所得し
てコンピュータ５にこの情報を送り返す。

【００１１】プリンタサーバ１は、アクセス制限が発生
したら、クライアントユーザのコンピュータ５に対して
制限が発生したことを通知する。その通知に対して、ク
ライアントユーザが印刷を続行する旨をプリンタサーバ
１に通知すると、プリンタサーバ１はあらかじめ個々の
クライアントユーザに対して登録されている管理者のコ
ンピュータ４に対して印刷を行って良いかどうかの確認
を行う。確認通知を受けた管理者が印刷を行っても良い
と判断した時はコンピュータ４からプリンタサーバ１に
対して印刷指示を出し、これを受け取ったプリンタサー
バ１は印刷を続けて行う。図６にプリンタサーバ１に記
憶されている管理者テーブルの一例を示す。

【００１２】図２に、本発明の印刷装置のプリンタサー
バ１の機能構成を示す。図２において、符号１０はシス
テム制御部、符号１１はＬＡＮ／ＷＡＮ通信制御部、符
号１２はリクエスト処理部、符号１３は印刷データ格納
部、符号１４は印刷処理部、符号１５はアクセス制限処
理部、符号１６はランニングコスト情報管理部である。

【００１３】１）システム制御部１０は、システム全体
の基本的制御（メモリ管理など）を行う。２）ＬＡＮ／ＷＡＮ通信制御部１１は、イサーネット
（Ｅｔｈｅｒｎｅｔ（登録商標））を介して通信の制御
を行い、印刷リクエストを受信し、リクエスト処理部１
２に通知する。印刷を行う場合には、ＬＡＮ／ＷＡＮ通
信制御部１１は印刷処理部１４より印刷データの送信リ
クエストを受け、データをネットワーク６を介してプリ
ンタ２または３に送信する。さらに、アクセス制限時の
通知および強制印刷のリクエストも送受信する。

【００１４】３）リクエスト処理部１２はＬＡＮ／ＷＡ
Ｎ通信制御部１１で取得した印刷リクエストの通知を受
ける。その後、アクセス制限処理部１５に制限のチェッ
クを依頼する。もし、アクセス制限によって印刷ができ
ない場合は、印刷ができない旨と強制印刷を行うかどう
かをリクエストコンピュータ５に対して通知する。リク
エストコンピュータ５から強制印刷を行いたい旨の指示
があった場合は、管理者のコンピュータ４に対して確認
を行う。印刷できる場合は、印刷処理部１４に印刷リク
エストの処理を依頼する。印刷データはリクエスト処理
部１２の処理でいったん印刷データ格納部１３に格納す
る。

【００１５】４）印刷データ格納部１３は、リクエスト
処理部１２から送られてきた印刷データを格納する。５）印刷処理部１４は、リクエスト処理部１２からの印
刷リクエストの処理を実行する。６）アクセス制限処理部１５は、リクエスト処理部１２
からのアクセス制限リクエストを受け、ランニングコス
ト情報管理部１６からランニングコスト情報や予算情報
を所得し、制限内容をチェックして、その結果をリクエ
スト処理部１２に返す。予算を超過しているユーザから
の強制印刷のリクエストがあった場合には、超過した予
算をユーザ管理テーブルに登録する。７）ランニングコスト情報管理部１６は、図４に示すよ
うなプリンタ毎の印刷単価を示すランニングコスト情報
や、図５に示すようなユーザ毎の予算とその使用状況を
示す予算情報とを管理する。ランニングコストとはプリ
ンタ毎の印刷１ページにかかる費用であり、ユーザの実
績を用い、保守料金や消耗品費の合計を使用枚数で割っ
た計算から１ページあたりの費用を求めたものを用い
る。

【００１６】図３は、リクエストコンピュータ５から印
刷リクエストを受信し、アクセス制限のチェックを行
い、管理者への確認を行って印刷を実行するまでの、プ
リンタサーバ１の動作を示すフローチャートである。本
発明の動作をこのフローチャートに沿って説明する。ス
テップ１００でこのフローチャートに入る。ステップ１
０１では、印刷リクエストの受信処理が行われる。ＬＡ
Ｎ／ＷＡＮ通信制御部１１は印刷リクエストを受信し、
リクエスト処理部１２に通知する。リクエスト処理部１
２はリクエスト情報から以下の情報を抽出して所得す
る。ターゲットプリンタ印刷ページ数ユーザ名印刷リクエストしたリクエストコンピュータ５のアドレ
スなどの情報その後、アクセス制限処理部１５に印刷制限するか否か
の判断を依頼する。

【００１７】ステップ１０２では、印刷リクエストから
印刷のコストを計算する。アクセス制限処理部１５はリ
クエスト処理部１２から渡された情報を元に、ターゲッ
トプリンタ、ページ数およびユーザ情報を元に、ランニ
ングコスト情報管理部１６のランニングコストテーブル
を用いて印刷費用を計算する。

【００１８】ステップ１０３では、アクセス制限処理部
１５は求めた印刷のコストが予算内に入っているかどう
かを調べる。ランニングコスト情報管理部１６のユーザ
管理テーブルよりユーザ別の予算使用状況をチェック
し、使用費用が予算の制限内かどうかを判定する。予算
に余裕があれば、印刷可能である旨をリクエスト処理部
１２に通知し、ステップ１０４に進んで印刷を行う。予
算がない場合は、今回の分も含めて予算を超過した額を
リクエスト処理部１２に通知する。リクエスト処理部１
２はアクセス制限処理部１５から印刷可能の通知を受け
た場合はステップ１０４に進み印刷を実行する。

【００１９】また、使用費用が予算の範囲を越えて印刷
不可の場合は、ステップ１０５に進み、印刷リクエスト
したリクエストコンピュータ５に印刷が拒否されたこと
を通知し、同時に強制印刷を行うかどうかを問い合わせ
る。この時、予算を超過した額も通知する。ここで、ス
テップ１０６に進み、リクエストコンピュータ５から強
制印刷を行うかどうかの結果を受け取る。リクエスト処
理部１２はステップ１０７で結果を判断する。強制印刷
の指示を受けた場合は、リクエスト処理部１２はステッ
プ１０８で管理者への問い合わせが必要な問い合わせモ
ードになっているかどうかを判断し、問い合わせモード
になっていない場合は、アクセス制限処理部１５にそ強
制印刷の実行を通知し、アクセス制限処理部１５はラン
ニングコスト情報管理部１６のユーザ管理テーブルに予
算超過額を登録し、その後、リクエスト処理部１２はス
テップ１０４に進み印刷を実行する。

【００２０】問い合わせモードの場合は、ステップ１０
９に進み、管理者に印刷を行って良いかどうかを問い合
わせる。この時、予算超過額をも併せて通知する。つづ
いてステップ１１０で管理者からの回答を受信し、ステ
ップ１１１でこの回答が印刷を許可しても良いというも
のであれば、さらに、ステップ１１２に進み、管理者か
らの回答の中に今後の印刷予算を追加する情報が含まれ
ているかどうかを判断する。

【００２１】印刷予算追加情報が含まれている場合は、
ステップ１１３でアクセス制限処理部１５を介して、ラ
ンニングコスト情報管理部１６のユーザ管理テーブルに
追加予算額を記入して予算額を修正する。その後、リク
エスト処理部１２はアクセス制限処理部１５からの指令
でステップ１０４に進み印刷を実行する。印刷予算を追
加する情報が含まれていない場合は、そのまま、アクセ
ス制限処理部１５に強制印刷の実行を通知し、アクセス
制限処理部１５はランニングコスト情報管理部１６のユ
ーザ管理テーブルに予算超過額を登録し、その後、リク
エスト処理部１２はステップ１０４に進み印刷を実行す
る。

【００２２】ステップ１０７で強制印刷の指示を受けな
かった場合、ステップ１１１で管理者より印刷の許可が
得られなかった場合は、ステップ１１４に進み、リクエ
スト処理部１２は印刷を中断する。最後に印刷終了後、
または印刷中断後、ステップ１１５でこの動作フローチ
ャートを終了する。

【００２３】これにより、印刷に使用した費用を予算か
ら順次削減し、合計の使用費用が予算の範囲内にあると
きは印刷を許し、予算の範囲を越えた時には、印刷を制
限するか強制印刷を行うかをユーザに問い合わせて、さ
らに必要に応じて管理者の許可を取った上で強制的に印
刷を実行する管理を実現することができる。以上の説明
では、アクセス制限をユーザ別の予算に基づいて行う場
合を示したが、全体の予算に基づく場合、ユーザ別に使
用機種が制限される場合など、他の条件でアクセス制限
が行われる場合についても本発明が適用可能であること
はいうまでもない。

【００２４】

【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項１の
発明は、複数のプリンタ装置と、このプリンタ装置を制
御するプリンタサーバを有し、ネットワークを介してコ
ンピュータ等のユーザ端末から送られる印刷要求に応じ
て印刷データを印刷する印刷装置において、プリンタサ
ーバに、プリンタ装置の印刷を制御する印刷制御手段
と、ネットワークを制御するネットワーク制御手段と、
印刷要求を発信したユーザ端末を識別する端末識別手段
と、ユーザ端末に対応する管理者端末を登録する管理者
端末登録手段と、端末識別手段が識別するユーザ端末別
に印刷要求の内容に応じて印刷制御手段に対する印刷ア
クセスを制限するアクセス制限手段と、アクセス制限手
段がアクセス制限を行っているユーザ端末から印刷要求
があった場合、アクセス制限を行っていることをユーザ
端末に通知し、アクセス制限にも拘らず強制的に印刷を
行うかどうかを問い合わせる強制印刷問い合わせ手段
と、強制印刷問い合わせ手段の問い合わせに対してユー
ザ端末より強制的に印刷を行う要求があったときには、
アクセス制限手段によるアクセス制限を解除して印刷制
御手段に印刷を行わせるアクセス制限解除手段と、アク
セス制限解除手段がアクセス制限を解除して印刷制御手
段に印刷を行わせる際に管理者端末登録手段に登録され
ているユーザ端末に対応する管理者端末に通知を行う強
制印刷通知手段とを具備することを特徴とする。これに
より、ユーザ端末別に印刷要求の内容に応じて印刷アク
セスを制限すると共に、緊急な場合には特例による印刷
を可能にし、特例による印刷が行われる際には管理者に
通知される印刷装置を実現することができる。

【００２５】本発明の請求項２の発明は、ユーザ端末別
に印刷要求の内容に応じてプリンタ装置のランニングコ
ストを管理し、印刷要求に対して要求すべき課金料金を
計算するランニングコスト管理手段と、ランニングコス
ト管理手段で計算された課金料金を予算から差し引い
て、予算残高を管理する予算管理手段とを有し、アクセ
ス制限手段は予算管理手段が課金料金を予算から差し引
いた結果、予算残高の不足を通知したときにはアクセス
制限を行って印刷アクセスを制限し、予算管理手段はア
クセス制限解除手段がアクセス制限を強制的に解除して
印刷を行わせたときに予算を超過した料金を記憶するこ
とを特徴とする。これにより、ユーザ別に印刷に使用し
た費用をユーザに割り当てられた予算から順次削減し、
合計の使用費用が予算の範囲内にあるときは印刷を許
し、予算の範囲を越えた時には印刷を制限するユーザ別
の管理と、予算を超過した場合でも緊急の場合は特例を
許し、超過料金をユーザ別に記憶する管理とを容易に実
行することができる。

【００２６】本発明の請求項３の発明は、アクセス制限
解除手段は強制印刷通知手段が管理者端末に通知し管理
者より印刷許可を得たときにのみ、アクセス制限を強制
的に解除して印刷制御手段に印刷を行わせることを特徴
とする。これにより、印刷アクセス制限中の特例による
印刷は、管理者の許可を得て初めて行われるようにする
ことが可能な印刷装置を実現することができる。

【００２７】本発明の請求項４の発明は、アクセス制限
解除手段は強制印刷通知手段が管理者端末に通知し管理
者より予算管理手段が管理する予算の増額を許可された
ときにのみ、アクセス制限を強制的に解除して印刷制御
手段に印刷を行わせることを特徴とする。これにより、
印刷アクセス制限中の特例による印刷に対して、管理者
が対象ユーザに対する予算を増額して許可することが可
能な印刷装置を実現することができる。

【００２８】本発明の請求項５の発明は、強制印刷問い
合わせ手段は強制印刷を行うかどうかを問い合わせる際
に予算管理手段が記憶する予算を超過した料金を合わせ
て通知することを特徴とする。これにより、印刷に使用
した費用が予算を越えて印刷が制御されたとき、ユーザ
端末で予算超過の事実と、緊急に強制印刷した場合の予
算超過費用とを容易に確認することができる。

【００２９】本発明の請求項６の発明は、強制印刷通知
手段はアクセス制限を強制的に解除して印刷を行うこと
を管理者端末に通知する際に、予算管理手段が記憶する
予算を超過した料金を合わせて通知することを特徴とす
る。これにより、印刷に使用した費用が予算を越えて印
刷が制御されたとき、管理者端末で予算超過の事実と、
緊急に強制印刷した場合の予算超過費用とを容易に確認
し、それに応じた対処を行うことができる。

【００３０】本発明の請求項７の発明は、強制印刷通知
手段の管理者端末への通知を行うか行わないかを設定す
る強制印刷通知設定手段を有することを特徴とする。こ
れにより、必要のあるときは管理者端末への通知を行わ
せ、特に必要のない場合は管理者端末への通知を行わな
いように選択することが可能な印刷装置を実現すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の印刷装置のシステム構成を示すブロッ
ク図。

【図２】本発明の印刷装置のプリンタサーバの機能構成
を示すブロック図。

【図３】本発明の印刷装置のプリンタサーバの動作を示
すフローチャート。

【図４】本発明で用いられるプリンタ毎のランニングコ
スト情報の一例を示す図。

【図５】本発明で用いられるユーザ毎の予算管理情報の
一例を示す図。

【図６】本発明で用いられる管理者テーブルの一例を示
す図。

【符号の説明】

１プリンタサーバ２、３プリンタ４管理者側のコンピュータ５クライアントユーザ側のコンピュータ６ネットワーク１０システム制御部１１ＬＡＮ／ＷＡＮ通信制御部１２リクエスト処理部１３印刷データ格納部１４印刷処理部１５アクセス制限処理部１６ランニングコスト情報管理部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】複数のプリンタ装置と、このプリンタ装
置を制御するプリンタサーバを有し、ネットワークを介
してコンピュータ等のユーザ端末から送られる印刷要求
に応じて印刷データを印刷する印刷装置において、前記プリンタサーバに、前記プリンタ装置の印刷を制御する印刷制御手段と、前記ネットワークを制御するネットワーク制御手段と、前記印刷要求を発信した前記ユーザ端末を識別する端末
識別手段と、前記ユーザ端末に対応する管理者端末を登録する管理者
端末登録手段と、前記端末識別手段が識別する前記ユーザ端末別に前記印
刷要求の内容に応じて前記印刷制御手段に対する印刷ア
クセスを制限するアクセス制限手段と、前記アクセス制限手段がアクセス制限を行っているユー
ザ端末から印刷要求があった場合、アクセス制限を行っ
ていることを前記ユーザ端末に通知し、アクセス制限に
も拘らず強制的に印刷を行うかどうかを問い合わせる強
制印刷問い合わせ手段と、前記強制印刷問い合わせ手段の問い合わせに対して前記
ユーザ端末より強制的に印刷を行う要求があったときに
は、前記アクセス制限手段によるアクセス制限を解除し
て前記印刷制御手段に印刷を行わせるアクセス制限解除
手段と、前記アクセス制限解除手段がアクセス制限を解除して前
記印刷制御手段に印刷を行わせる際に前記管理者端末登
録手段に登録されている前記ユーザ端末に対応する管理
者端末に通知を行う強制印刷通知手段とを具備すること
を特徴とする印刷装置。
【請求項２】前記ユーザ端末別に前記印刷要求の内容
に応じて前記プリンタ装置のランニングコストを管理
し、前記印刷要求に対して要求すべき課金料金を計算す
るランニングコスト管理手段と、前記ランニングコスト管理手段で計算された課金料金を
予算から差し引いて、予算残高を管理する予算管理手段
とを有し、前記アクセス制限手段は前記予算管理手段が前記課金料
金を予算から差し引いた結果、予算残高の不足を通知し
たときにはアクセス制限を行って印刷アクセスを制限
し、前記予算管理手段は前記アクセス制限解除手段がアクセ
ス制限を強制的に解除して印刷を行わせたときに予算を
超過した料金を記憶することを特徴とする請求項１に記
載の印刷装置。
【請求項３】前記アクセス制限解除手段は前記強制印
刷通知手段が前記管理者端末に通知し管理者より印刷許
可を得たときにのみ、アクセス制限を強制的に解除して
前記印刷制御手段に印刷を行わせることを特徴とする請
求項１に記載の印刷装置。
【請求項４】前記アクセス制限解除手段は前記強制印
刷通知手段が前記管理者端末に通知し管理者より前記予
算管理手段が管理する予算の増額を許可されたときにの
み、アクセス制限を強制的に解除して前記印刷制御手段
に印刷を行わせることを特徴とする請求項２に記載の印
刷装置。
【請求項５】前記強制印刷問い合わせ手段は強制印刷
を行うかどうかを問い合わせる際に前記予算管理手段が
記憶する予算を超過した料金を合わせて通知することを
特徴とする請求項２に記載の印刷装置。
【請求項６】前記強制印刷通知手段はアクセス制限を
強制的に解除して印刷を行うことを前記管理者端末に通
知する際に、前記予算管理手段が記憶する予算を超過し
た料金を合わせて通知することを特徴とする請求項２に
記載の印刷装置。
【請求項７】前記強制印刷通知手段の前記管理者端末
への通知を行うか行わないかを設定する強制印刷通知設
定手段を有することを特徴とする請求項１に記載の印刷
装置。