JP2947779B1 - 課金サーバ - Google Patents

課金サーバ

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JP2947779B1
JP2947779B1 JP10047386A JP4738698A JP2947779B1 JP 2947779 B1 JP2947779 B1 JP 2947779B1 JP 10047386 A JP10047386 A JP 10047386A JP 4738698 A JP4738698 A JP 4738698A JP 2947779 B1 JP2947779 B1 JP 2947779B1
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智子 桜井
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Abstract

【要約】 【課題】 ネットワーク上における印刷処理に対する課
金処理を効率的に行う。 【解決手段】 プリントクライアント102は印刷要求
ファイル202と帳票ファイル104とを課金サーバ1
00に送信する。課金サーバ100は利用可能な印刷用
紙の数などの資源の許可量を記述した印刷許可ファイル
110を、プリントクライアント102に送信する。課
金サーバは資源量に基づき、課金情報を作成し、課金情
報ファイル108に格納する。プリントクライアント1
02は、帳票ファイルに先行して、印刷許可ファイル1
10をプリンタ装置112に送信する。プリンタ装置1
12は、帳票ファイル104に先行して印刷許可ファイ
ル110が送信されてきた場合にのみ印刷処理を実行す
る。課金情報を集中的に管理することができると共に、
印刷の制御を効率よく行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク上で
用いられるプリントサーバや、ネットワークプリンタな
どによる印刷サービスに対する課金に関する。特に、印
刷サービスに対する課金を容易に行うことができるプリ
ントサーバやプリンタ装置及びそれに関連する装置や方
法に関する。
【0002】その他種々のサービスに対する課金、例え
ばファイル転送に対する課金を行うのに適した種々の装
置や方法にも関する。
【0003】
【従来の技術】ネットワーク上において帳票などの印刷
を行う場合には、その印刷要求を一旦プリントサーバな
どに集めて、そのプリントサーバが所定のスプーリング
処理などを行い、適宜ネットワーク上のプリンタ装置に
印刷するためのデータを送出していた。
【0004】このように、帳票などの印刷を行う場合、
各印刷処理に対し課金を行う必要がしばしば生じる。こ
の課金は、プリントサーバ内の印刷スプーラにより行わ
れる場合が多かった。すなわち、印刷スプーラは実際に
印刷の対象となるファイルを保持しているため、印刷枚
数等を比較的容易に知ることができるのである。そのた
め、課金の額の計算も、この印刷スプーラにおいて行う
のが好ましかったのである。このような、従来の課金の
動作を図12に基づいて以下説明する。
【0005】図12には、従来のネットワーク上におけ
る印刷の処理、及びその印刷処理に対する課金の動作に
ついての説明図が示されている。
【0006】図12に示されているように、従来は印刷
を要求するクライアント10が印刷要求をプリントサー
バ12に対して送出する。プリントサーバ12はクライ
アント10からの印刷の要求を印刷スプーラ12aを用
いて適宜スプーリングする。印刷スプーラ12aは課金
の対象となる帳票のページ数などをカウントすることに
より、各ユーザ毎の課金情報を蓄積する。この課金情報
の蓄積はプリントサーバ12内部の課金情報ファイル1
4に蓄積することにより行われていた。
【0007】なお、特開平6−266461号公報には
カラープリンタの課金管理システムが示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、いわ
ゆるネットワークプリンタ16が広く普及している。そ
のため、近年においては、クライアント10から直接こ
のネットワークプリンタ16に対し印刷の要求が出され
ることも多くなってきている。このように、プリントサ
ーバ12を経由せずに、各クライアント10が直接ネッ
トワークプリンタ16に対し帳票などの印刷を要求する
ようなシステム構成においては、従来と異なり、集中的
な課金の管理を行うことは困難である。
【0009】このように、プリントサーバ12を経由せ
ずに、直接ネットワークプリンタ16に印刷要求が出さ
れる場合には、ネットワークプリンタ16自体に課金を
管理する機能を持たせることが考えられる。
【0010】しかしながら、複数のサーバや複数のクラ
イアント、さらには複数のネットワークプリンタ16が
1つのネットワーク上に設けられているいわゆる水平分
散型のシステムにおいては、係る課金の管理が複雑にな
り、さらには、ネットワークプリンタ16の増設やクラ
イアント10の追加などの拡張が極めて煩雑になるとい
う問題がある。
【0011】本発明は、係る課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的は、従来のプリントサーバと
は独立した課金サーバを設け、この課金サーバで集中的
に印刷処理に対する課金を管理することである。
【0012】また、本発明の他の目的は、印刷処理以外
のサービスに対する課金処理に対しても円滑に課金処理
を行うことである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、印刷の対象である印刷データファイル
と、前記印刷データファイルの印刷の要求を意味する印
刷要求ファイルと、に基づいて、前記印刷データファイ
ルの印刷を許可する旨を表す印刷許可ファイルを生成す
る印刷許可ファイル生成処理部と、前記印刷要求ファイ
ルを出力したクライアントの課金情報を蓄積する課金ロ
グ処理部と、を含むものである。
【0014】また、本発明は、前記印刷許可ファイル
は、印刷許可情報を含み、この印刷許可情報は、印刷に
用いられる各資源の識別子と前記資源の使用許可量との
組み合わせを、1組以上含むことを特徴とするものであ
る。
【0015】また、本発明は、前記印刷許可ファイル生
成処理部は、前記クライアントが前記印刷要求ファイル
中に記述した、印刷に使用する資源量に基づいて、前記
印刷許可情報を作成することを特徴とするものである。
【0016】また、本発明は、前記印刷許可ファイル生
成処理部は、印刷に使用する資源量の所定の組み合わせ
と、この組み合わせに対して定義された印刷許可クラス
との対応を記憶し、さらに、前記印刷許可ファイル生成
処理部は、前記クライアントが前記印刷要求ファイル中
に記述した、前記印刷許可クラスを読み出し、この印刷
許可クラスに対応する印刷に使用する前記資源量の組み
合わせを、前記記憶している対応関係から読み出し、こ
の資源量の組み合わせに基づいて前記印刷許可情報を作
成することを特徴とするものである。
【0017】また、本発明は、前記印刷許可ファイル生
成処理部は、前記生成した印刷許可ファイルを保存し、
さらに、前記印刷許可ファイル生成処理部は、前記生成
した印刷許可ファイルのファイル名を送信することを特
徴とするものである。
【0018】また、本発明は、前記課金ログ処理部は、
前記課金情報を、課金ログレコード毎に、課金情報ログ
ファイルに格納することを特徴とするものである。
【0019】また、本発明は、前記課金ログレコード
は、印刷を要求したユーザの名称を含むことを特徴とす
るものである。
【0020】また、本発明は、前記課金ログレコード
は、印刷に使用される資源の名称と、前記資源の使用許
可量と、を含むことを特徴とするものである。
【0021】また、本発明は、印刷に使用される各資源
の名称と、前記各資源の単位量当たりの課金量と、を格
納している課金テーブルと、前記課金情報ログファイル
の内容を読み出し、前記課金情報ログファイルの内容と
前記課金テーブルの課金量とに基づいて、前記各ユーザ
ごとに、印刷処理に関して前記各ユーザに課金すべき請
求料金を計算する課金情報集計処理部と、を含むことを
特徴とするものである。
【0022】また、本発明は、前記課金情報集計処理部
は、計算して求めた請求金額を、課金集計ファイルに出
力することを特徴とするものである。
【0023】また、本発明は、前記課金情報集計処理部
は、計算して求めた請求金額を、課金集計帳票に出力す
ることを特徴とするものである。
【0024】また、本発明は、ファイル転送の対象であ
る転送データファイルと、前記転送データファイルのフ
ァイル転送の要求を意味する転送要求ファイルと、に基
づいて、前記転送データファイルのファイル転送を許可
する旨を表す転送許可ファイルを生成する転送許可ファ
イル生成処理部と、前記転送要求ファイルを出力したク
ライアントの課金情報を蓄積する課金ログ処理部と、を
含むことを特徴とするものである。
【0025】また、本発明は、前記クライアントは、印
刷を要求する業務プログラムを含むことを特徴とするも
のである。
【0026】また、本発明は、前記クライアントは、フ
ァイル転送を要求する業務プログラムを含むことを特徴
とするものである。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図面に基づいて説明する。
【0028】実施の形態1.図1には、本発明の好まし
い実施の形態であるネットワークシステムの構成図が示
されている。この図に示されているように、本実施の形
態1において特徴的なことはプリントサーバとは独立し
た課金サーバ100が設けられていることである。
【0029】まず、帳票などの印刷を行うクライアント
プログラムやバッチプログラム(以下、これらをプリン
トクライアント102と呼ぶ)は、印刷の要求をプリン
トサーバ等に対して送信する前に、この課金サーバ10
0に対し、印刷の対象である帳票ファイル104と、印
刷ページ数などの課金情報106と、を通知する。この
課金情報106と帳票ファイル104の送信が図1にお
いては(1)で示されている。
【0030】次に、課金サーバ100は、送信された課
金情報106を課金情報ファイル108に蓄積する。こ
の蓄積動作は、図1においては(2)で示されている。
課金サーバ100は、この蓄積動作と共に、課金情報1
06及び帳票ファイル104に基づき印刷許可ファイル
110を生成する。この印刷許可ファイル110の生成
動作は、図1においては(3)で示されている。そし
て、課金サーバ100はこの印刷許可ファイル110を
プリントクライアント102に送信するのである。
【0031】この印刷許可ファイル110は、印刷許可
ページ数などの使用する事ができる資源を規定すると共
に、印刷の対象である帳票ファイル104のデータを一
意に認識するための帳票認識キーを含むファイルであ
る。
【0032】プリントクライアント102は、送信され
てきた印刷許可ファイル110と、印刷の対象である帳
票ファイル104をネットワーク接続されているプリン
タ装置112に対し送信する。具体的には、プリントク
ライアント102は印刷許可ファイル110をプリンタ
装置112に送信すると、その送信に続いて帳票ファイ
ル104をプリンタ装置112に対し送信するのであ
る。この送信動作は、図1においては(4)で示されて
いる。
【0033】プリンタ装置112は、印刷許可ファイル
110を伴わずに、単に帳票ファイル104のみが送信
されてきた場合にはその印刷の要求を拒否する機能が備
えられている。さらに、プリンタ装置112は印刷許可
ファイル110に続けて帳票ファイル104が送信され
てきた場合には、まずこの印刷許可ファイル110に記
述されている帳票認識キーを使用して、続けて送られて
きた帳票ファイル104がこの印刷許可ファイル110
によって許可されたファイルであるか否かを検査する。
具体的には、印刷許可ファイル110に記述されている
帳票認識キーが続けて送られてきた帳票ファイル104
を一意に認識するか否かの検査を行うのである。
【0034】この検査の結果、帳票ファイル104を一
意に認識することができ、印刷許可を得ていることが確
認できた場合には、プリンタ装置112はその帳票ファ
イル104の印刷を開始する。
【0035】また、プリンタ装置112は印刷処理の
間、印刷ページ数を常に監視している。そして、印刷許
可ファイル110の内部に記述されている印刷許可ペー
ジ数を越えて印刷が行われる場合には印刷を停止する。
【0036】以上述べたように、本実施の形態によれ
ば、複数のサーバやクライアント、及びネットワークプ
リンタが設置される分散システムにおいても、帳票印刷
の課金管理を容易に行うことができる。尚、本実施の形
態におけるプリンタ装置112はプリントサーバとして
の機能を有するものである。本実施の形態においては、
プリンタ装置112がプリントサーバとしての機能を有
しているが、例えばプリンタ装置をローカルエリアネッ
トワークに接続するためのローカルエリアネットワーク
ボードやプリンタアダプタに、印刷許可ファイル110
のチェック機能を付与することも好ましい。このよう
に、ローカルエリアネットワークボードやプリンタアダ
プタに印刷許可ファイル110のチェック機能を備えさ
せれば、従来のネットワーク対応ではないプリンタ装置
も利用することができるようになる。
【0037】また、本実施の形態によれば、プリントサ
ーバ(本実施の形態におけるプリンタ装置112)やプ
リンタアダプタを介して接続されているプリンタ装置な
どには、ユーザ毎の課金管理機能を備える必要がなくな
る。また、ユーザが増えた場合には、そのユーザの追加
は課金サーバ100においてのみ設定すれば自動的に課
金が行われるため、システムの運用を容易にすることが
できる。
【0038】また、本実施の形態におけるプリンタ装置
112は、ユーザやシステム構成に依存せず単に印刷許
可ファイル110のチェックのみを行う。そのため、こ
のネットワークシステムにプリンタ装置112を増設す
る際の設定を容易にすることができる。
【0039】また、本実施の形態において提案した課金
方式は、帳票印刷をする際の課金を、課金サーバ100
で集計をしている。しかし、このような課金の集計は、
印刷処理に限らず、ネットワーク上の資源を使用する全
てのサービスに応用できるものである。例えば、ファイ
ルの転送などの際の通信量などの資源量に対する課金管
理を行う場合にも同様のサーバを利用することができ
る。通信量として、例えば通信されたデータのバイト数
や、通信に要した時間などを単位として利用して、ファ
イル転送に対する課金を行うことが考えられる。
【0040】実施の形態2.本実施の形態2は、本発明
の基本アイデアを表す実施の形態であり、その説明図が
図2に示されている。
【0041】図2に示されているように、本実施の形態
においては業務クライアントX1と、プリントサーバY
1と、課金サーバ100とが、ローカルエリアネットワ
ーク200を介して接続されている。すなわち、業務ク
ライアントX1や、プリントサーバY1や、課金サーバ
100は、ローカルエリアネットワーク200と接続す
るためのインターフェースをそれぞれ備えている。
【0042】まず、印刷を行う業務クライアントX1
は、印刷用紙の枚数など、印刷に必要な資源の要求を記
録した印刷要求ファイル202と、印刷データファイル
204、とを課金サーバ100に通知する。この通知動
作は図2において(1)で示されているものである。
【0043】このように印刷要求ファイル202と印刷
データファイル204とを課金サーバ100に通知する
ことにより印刷の許可を求めるのである。印刷要求ファ
イル202の内容は、印刷用紙枚数だけではなく印刷デ
ータファイル204のサイズや、印刷処理の実行時間な
どの種々の印刷のパラメータにすることができる。尚、
本実施の形態においては業務クライアントX1が印刷の
要求をする場合について説明しているが、所定のバッチ
処理などによって印刷が要求される場合でも同様であ
る。
【0044】さて、課金サーバ100は、印刷要求ファ
イル202と、印刷データファイル204が送信されて
くると、この印刷要求ファイル202に記録されている
印刷用紙枚数などの使用できる資源量と印刷データ認識
キーを含む印刷許可ファイル110を生成する。この印
刷許可ファイル110は、印刷許可ファイル生成処理部
206において生成される。
【0045】ここで、使用できる資源量とは印刷に対し
て許可された用紙枚数などのパラメータを意味し、印刷
データ認識キーは、印刷の対象である印刷データファイ
ル204を一意に認識することができるキーである。
【0046】具体的には、印刷データ識別キーは、印刷
データファイル204の内容から定められるキーとする
ことが好ましい。内容に対し所定の演算を施すことによ
り、このキーを算出するのであるが、より簡易には印刷
データファイル204中のアドレスと、そのアドレスに
おける値を上記キーとして利用することも好ましい。ま
た、印刷データ識別キーは、印刷データファイル204
の作成日時を含むことも好ましい。
【0047】さらに、印刷データ識別キーは、印刷デー
タファイル204上記内容から特定されるキーや、作成
日時など複数種類のキーを含むものとしても良い。複数
種類のキーを組み合わせることにより、より正確に印刷
データファイル204を識別することができる。
【0048】この印刷許可ファイル110が課金サーバ
100から業務クライアントX1に返信されることによ
り、印刷の許可が与えられることになる。
【0049】印刷許可ファイル110の構成を表す説明
図が図3に示されている。この図に示されているよう
に、印刷許可ファイル110は、印刷データファイルの
名称と、印刷データ識別キーを含んでいる。更に、印刷
許可ファイル110は、印刷に用いられる資源IDと許
可量の対の繰り返しを含んでいる。本文においては、こ
の繰り返しを印刷許可情報と呼ぶ。資源IDは、資源を
識別するIDであるが、簡易的にはその資源名が利用さ
れる(図3参照)。
【0050】課金サーバ100は、印刷を許可したユー
ザについて、印刷用紙枚数などの使用できる(使用が許
可された)資源量を課金情報ログファイル208に記録
する。すなわち、使用が許可された資源量に対する課金
情報が課金情報ログファイル208に記録されるのであ
る。尚、この課金情報の課金情報ログファイル208へ
の記録は、図2において(3)で示されている。
【0051】さて、課金情報ログファイル208への書
き込みは、課金ログレコードを単位として行われる。そ
して、この書込は、課金ログ処理部210が行う。ま
た、このログレコードは、一般に課金の対象者を明らか
にするために、印刷を要求したユーザの名称を含むこと
が好ましい。また、各課金ログレコードは、資源の名称
と、その資源の使用許可量を含んでおり、課金額の計算
が行い易くなるように構成されている。課金ログレコー
ドの具体的な構成を表す説明図が図6に示されている。
この図に示されているように、資源ログレコードは、印
刷要求ユーザ名と、資源名と、使用(許可)量とから成
るレコードである。
【0052】この課金情報の記録は、課金サーバ100
内の課金ログ処理部210が行う。尚、印刷許可ファイ
ル110の業務クライアントX1への返信は、図2にお
いては(2)で表されている。
【0053】さて、業務クライアントX1は、プリント
サーバY1に印刷の対象となる印刷データファイル20
4を転送するが、そのファイル転送に先立って、課金サ
ーバ100から返信されてきた印刷許可ファイル110
を予めプリントサーバY1に送信する。この印刷許可フ
ァイル110の送信は、図2においては(4)で示され
ている。
【0054】次に、業務クライアントX1は、印刷許可
ファイル110の送信に引き続き、印刷データファイル
204をプリントサーバY1に送信する。この印刷デー
タファイル204の送信は、図2においては(5)で示
されている。
【0055】プリントサーバY1は、印刷データファイ
ル204を印刷する際に、直前に受信している印刷許可
ファイル110を参照する。そして、印刷データファイ
ル204が印刷許可ファイル110内の印刷データ認識
キーによって一意に認識されるか否かを検査する。この
検査は、印刷監視部212が行う。
【0056】そして、プリントサーバY1内の印刷監視
部212は印刷データ認識キーから、印刷データファイ
ル204が一意に認識できないと判断した場合には、印
刷不能をユーザ(業務クライアントX1)に通知する。
この通知は図2において(7)で示されている。
【0057】さらに、印刷が行われなかった場合には、
クライアントだけでなくネットワーク管理者にも同様の
通知を行うことが管理上便利であることが多い。従っ
て、印刷監視部212は、クライアントだけでなく、ネ
ットワーク管理者にも印刷がされなかったと言う内容の
監査情報の通知を行うことが望ましい。
【0058】なお、印刷データファイル204の認識
は、キーを使用して行うのも好ましいが、単にファイル
名を見るのも簡易な手法である。単にファイル名のみを
比較して、印刷許可ファイル110中に記述されている
ファイル名と印刷データファイル204のファイル名が
一致するか否かを検査するのである。
【0059】一方、印刷データ認識キーにより送信され
てきた印刷データファイル204が一意に認識できた場
合には、印刷処理が開始される。この印刷処理は、図2
においては(8)で示されている。尚この印刷処理はプ
リントサーバY1内の印刷処理部214において行われ
る。
【0060】この際、印刷処理の実行中に印刷ページ数
などの利用資源の消費量を監視し、印刷許可ファイル1
10において規定されている範囲を越えないように監視
を行う。この監視は、具体的には印刷監視部212が行
う。
【0061】そして、印刷許可ファイル110で規定さ
れた範囲を越えた場合には印刷処理の中断を行い、これ
をユーザに通知する。
【0062】印刷許可ファイル110で規定されている
各資源の許容量の例が図4に示されている。このよう
に、監視される資源としては、例えば印刷枚数(枚)
や、印刷処理時間(分)、印刷データ量(バイト)、印
刷トナー量(グラム)などがある(図4参照)。これら
の印刷許可量の作成は、印刷許可ファイル生成処理部2
06によって行われる。
【0063】本実施の形態においては、印刷許可ファイ
ル110中において規定されたこれら資源の許可量のう
ち、1種類の資源でも許可量を越えて使用された場合に
印刷処理を中止するのである。
【0064】このような印刷処理の中断の処理は、図2
において(6)で示されている。また、印刷処理が中断
された場合にも、上述したのと同様に、利用者にその旨
を通知することが好ましい。この通知は図2においては
(7)で示されている。
【0065】さて、これまでに述べた実施の形態におい
ては、各資源の許可量が個別に設定されている。しか
し、実際の印刷処理においては、同じような許可量を繰
り返し用いられる場合が多いと考えられる。そこで、各
資源の許可量の所定の組み合わせをクラスとして予め定
義しておき、このクラスを用いて、業務クライアントが
複数の資源の許可量を一括して指定してしまうことも好
ましい。
【0066】すなわち、印刷を要求する業務クライアン
トX1は、使用許可を受けたい各資源の量をいちいち指
定するのではなく、クラスを指定することにより、課金
サーバ100に対して、複数の資源の許可量を一度に指
定する事が好ましい。
【0067】印刷許可クラスの例が図5に示されてい
る。この図に示されているように、例えば印刷許可クラ
スAは、印刷枚数として10枚を規定しているが、その
他の印刷処理時間等には制限がない印刷許可クラスであ
る。また、印刷許可クラスBは、印刷枚数の許可量が1
00枚であるが、その他の印刷処理時間等には制限がな
い印刷許可クラスである。また、印刷許可クラスCは、
印刷枚数の許可量が100枚であり、印刷処理時間の許
可量が60分であり、印刷データ量の許可量が4096
バイトである印刷許可クラスである。また、印刷許可ク
ラスDは、印刷枚数、印刷処理時間、印刷データ量、等
に関して一切制限がない印刷許可クラスである。
【0068】具体的には、課金サーバ100の印刷許可
ファイル生成処理部206が、この図5で示されている
ようなテーブルの内容を記憶している。また、この記憶
内容の中には、予め定められている印刷許可クラスが含
まれている。実際の印刷処理に先だって、この印刷許可
クラスのデータを、印刷許可ファイル生成処理部206
に記憶させておく必要がある。
【0069】さて、印刷許可クラスの内容を記憶してい
る課金サーバ100に対しては、業務クライアントX1
は、利用したい資源の許可量の組み合わせである印刷許
可クラスを記述した印刷要求ファイル202を送信す
る。そして、課金サーバ100内の印刷許可ファイル生
成処理部206は、この印刷要求ファイル202に記述
されている印刷許可クラスを、上記記憶しているテーブ
ルの内容から探し出す。そして、見つけられた印刷許可
クラスが意味する印刷のための各資源の要求許可量を、
記憶内容から読み出してくるのである。要求されている
各資源の許可量が求められた後、その許可量に基づき、
印刷許可ファイル生成処理部206は、印刷許可ファイ
ル110を生成する。
【0070】以上述べたように、本実施の形態において
特徴的な構成である課金サーバ100は業務クライアン
トX1からの印刷の要求により印刷許可ファイル110
を生成すると共に、要求された印刷のための利用資源に
基づき課金情報を作成し課金情報ログファイル208に
記録したのである。
【0071】さて、月次処理などにおいて、課金サーバ
100上において課金情報ログファイル208からユー
ザやユーザグループ単位に課金情報を集計し、課金集計
ファイル216や課金集計帳票218の作成が行われ
る。この集計処理及び作成処理は課金サーバ100内部
の課金情報集計処理部220が行う。この課金情報集計
処理部220の課金情報ログファイルの読み出しの処理
は図2において(a)で示されている。また、課金情報
集計処理部220による課金集計ファイル216の作成
処理などは図2において(b)で示されている。
【0072】この課金情報集計処理部220は、資源の
名称と、資源の単位量当たりの課金額とを格納した課金
テーブル500を有している。
【0073】この課金テーブル500と、課金情報ログ
ファイル208とに基づき、課金情報集計処理部220
は月次集計処理などをおこなう。月次集計処理の動作の
概念を表す説明図が図7に示されている。図7に示され
ているように、課金テーブル500には各資源の単位当
たりの課金額が格納されており、課金情報ログファイル
208には、各ユーザが利用した資源の量が記録されて
いる。これら2つの情報に基づいて課金情報集計処理部
220は月次集計処理を行うのである。その結果、図7
に示されているように、各ユーザごとに課金額が集計さ
れて求められるのである。また、課金情報集計処理部2
20は、課金集計ファイル216や、課金集計帳票21
8に集計結果を出力する。
【0074】業務クライアントX1は図2においては1
つのみ示されているが、この業務クライアントX1は自
由に追加することができる。業務クライアントX1の追
加が行われた場合には、この業務クライアントX1から
課金サーバ100への接続のみを設定すれば、自動的に
その新たな業務クライアントX1からの印刷要求に対す
る課金が行われる。その結果、ローカルエリアネットワ
ーク200に接続されている複数のプリントサーバY1
のそれぞれについて新たな業務クライアントX1を登録
する必要がなく、業務クライアントX1の追加を容易に
することができる。
【0075】さらに、業務クライアントX1の追加だけ
でなく、本実施の形態によればプリントサーバY1の追
加も容易に行うことができる。プリントサーバY1がロ
ーカルエリアネットワーク200に新たに追加された場
合には、業務クライアントX1から新たにアクセスする
事ができるように課金サーバ100の設定を行うだけ
で、自動的にその新たなプリントサーバY1で行われた
印刷処理に対する課金を行うことができる。
【0076】課金対象ユーザ(またはユーザグループ)
の追加は、課金サーバ100に対し所望の設定を行えば
良い。このユーザグループなどの設定は課金情報を集計
する際にのみ利用されるものであり、その情報は課金情
報集計処理部220が把握していれば足りるからであ
る。その結果、業務クライアントX1やプリントサーバ
Y1は何ら変更する必要がないのである。
【0077】なお、本実施の形態においては、課金サー
バ100は独立した1個のサーバ装置であるが、業務プ
ログラムが稼働する業務サーバで構成することも好まし
い。
【0078】実施の形態3.本実施の形態は、プリント
スプーラによる実施の形態であり、その説明図が図8に
示されている。
【0079】図8に示されているように、本実施の形態
において特徴的なことはプリントサーバY1がプリント
スプーラ221を備えており、実際のプリンタ装置とし
ては、このプリントサーバY1に直接接続されている直
結プリンタ222と、ローカルエリアネットワーク20
0に直接接続されているネットワークプリンタ224と
がこのプリントサーバY1の制御の下にある。そして、
このプリントスプーラ221が印刷許可ファイル110
や、印刷データファイル204をスプーリングするので
ある。ネットワークプリンタ224は、ローカルエリア
ネットワーク200と接続するためのインターフェース
を有している。
【0080】以下、本実施の形態の動作について説明す
る。
【0081】まず、業務クライアントX1は、印刷要求
ファイル202と、印刷データファイル204とを課金
サーバ100に対して送信し、印刷許可ファイル110
を得る。この印刷要求ファイル202と印刷データファ
イル204の送信は図8において(1)で示されてお
り、その動作は図2で説明した実施の形態2と同様であ
る。また、課金サーバ100が印刷許可ファイル110
を返信する動作は、図8において(2)で示されてお
り、これは図2における実施の形態2と同様の動作であ
る。また、課金サーバ100も、上記実施の形態2の課
金サーバ100と同様の構成を成している。
【0082】業務クライアントX1は、印刷許可ファイ
ル110と印刷データファイル204とをプリントサー
バY1に送信する。プリントサーバY1においては、送
信されてきた印刷許可ファイル110と印刷データファ
イル204とをプリントスプーラ221に供給する。
【0083】プリントスプーラ221は、送信されてき
た印刷許可ファイル110と印刷データファイル204
とをスプール領域226に格納し、その印刷の実行をス
ケジューリングする。この際、印刷データファイル20
4に先行して印刷許可ファイル110が送信されてこな
い場合には、プリントスプーラ221は、スプーリング
を拒否する。
【0084】このスプール領域226は、具体的にはF
IFOのバッファでありプリントスプーラ221の制御
下にあるメモリ領域およびディスク領域が用いられる。
このプリントスプーラ221は、スプール領域226に
格納されている印刷許可ファイル110と印刷データフ
ァイル204との組に関し、印刷処理のスケジューリン
グを行う。このスケジューリングの処理自体は、従来か
ら良く知られている技術である。
【0085】プリントスプーラ221の印刷処理部22
8は、印刷の順番が回ってきた印刷許可ファイル110
を参照し、印刷データファイル204の内容が妥当か否
かの検査を行う。すなわち、この印刷処理部228は、
図2における上記実施の形態2に係る印刷監視部212
の機能をも備えた手段である。具体的には、印刷許可フ
ァイル110内の印刷データ認識キーを読み出し、この
印刷データ認識キーを用いて、対になって送られてきた
(組として送られてきた)印刷データファイル204を
一意に認識できるか否かの検査を行うのである。この検
査の結果、一意に認識できた場合には、印刷する事がで
きると判断し、印刷処理部228は、印刷許可ファイル
110に規定されている印刷用紙枚数などの使用するこ
とができる資源の制限の範囲で、印刷処理を実行する。
【0086】このように、印刷処理部228はプリント
スプーラ221の中で、印刷データファイルの検査を行
っている。
【0087】具体的には、印刷処理部228はプリント
サーバY1に直結している直結プリンタ222またはロ
ーカルエリアネットワーク接続のネットワークプリンタ
224に印刷データファイル204の印刷データを送出
するのである。
【0088】本実施の形態によればプリントスプーラに
印刷処理部228を設けているため、スプール領域22
6に印刷データファイル204や印刷許可ファイル11
0が格納されている間に印刷データファイル204の内
容が妥当か否かを検査することができる。この結果、プ
リンタ装置そのものに、上記検査を実行するための手段
を設けなくとも従来のローカルエリアネットワーク接続
のネットワークプリンタ224をそのまま用いて、円滑
な課金方式を実現することができる。
【0089】なお、本実施の形態で述べた機能を有する
プリントサーバアダプタ装置を用いることも好ましい。
プリントサーバアダプタ装置を用いる場合には、印刷デ
ータファイル204が印刷が許可されている場合にの
み、プリンタ装置にその印刷データファイルを供給する
印刷データ供給手段が、そのプリントサーバアダプタ装
置内に備えられることになる。
【0090】実施の形態4.上記実施の形態において
は、印刷許可ファイル110に記録されている印刷用紙
枚数などの検査は印刷監視部212や、印刷処理部22
8内の監視部によって行われていた。
【0091】しかし、業務クライアントX1で動作する
プログラム自体が、印刷データファイル204をプリン
トサーバY1に送る際に、印刷許可ファイル110の内
容を参照する事によって、印刷の許可が正しく与えられ
ているかどうか等の検査を行ったり、またそのプログラ
ム自体が印刷動作を監視等することも好ましい。
【0092】本実施の形態においては、このように業務
クライアントX1における印刷要求投入プログラム23
0が印刷を監視する例を示す。
【0093】この実施の形態4の説明図が図9に示され
ている。図9に示されているように、このシステムはロ
ーカルエリアネットワーク200に業務クライアントX
1と、課金サーバ100と、プリントサーバY1とが接
続されている。この内、課金サーバ100とプリントサ
ーバY1とは上で述べた実施の形態における課金サーバ
100やプリントサーバY1と同様の構成を有してい
る。本実施の形態において特徴的な構成は、業務クライ
アントX1がその印刷要求投入プログラム230の中に
印刷監視部232を備えていることである。
【0094】さて、業務クライアントX1は上で述べた
実施の形態と同様にして課金サーバ100から印刷許可
ファイル110を得る。そして、この印刷許可ファイル
110と印刷データファイル204とをプリントサーバ
Y1に送信することにより、印刷を行う。これらの動作
については上述した各実施の形態と同様である。
【0095】本実施の形態において特徴的なことは印刷
を要求するための印刷要求投入プログラム230が印刷
監視部232を有していることである。これによって、
プリントサーバY1に送られる印刷許可ファイル110
と印刷データファイル204の内容に関する検査がこの
印刷監視部232で行われるのである。この監視動作
は、図9においては(1)で示されている。この監視に
よって、印刷データファイル204の内容が例えば印刷
許可ファイル110内の印刷用紙枚数の制限を越えてい
る場合には、その旨が印刷要求投入プログラム230に
報告され、印刷要求投入プログラム230は印刷を停止
するのである。具体的には新たな印刷データファイル2
04の送信は行わず、プリントサーバY1に対し印刷の
中止を要求するのである。
【0096】このように、業務クライアントX1側で印
刷監視を行ったため、従来からあるプリンタ装置や従来
のプリントサーバを用いつつ、より高度な印刷管理を行
うことができる。
【0097】実施の形態5.上で述べた実施の形態にお
いてはいずれも課金サーバ100が生成した印刷許可フ
ァイル110は業務クライアントX1に送信されてい
た。しかし、業務クライアントX1の印刷要求によっ
て、課金サーバ100が各要求ごとに生成する印刷許可
ファイル110は、ほぼ同様の内容のファイルとなるこ
とが多いと考えられる。その理由は、印刷のフォーマッ
トは多くの場合定型的であり印刷枚数も印刷データファ
イル204の大きさ(ページ数)に従って定められるこ
とが多いと考えられるからである。
【0098】そのため、印刷の要求が発生する度にほぼ
同一内容の印刷許可ファイル110を生成して、業務ク
ライアントX1に送信するのは無駄であるばかりでな
く、ローカルエリアネットワーク200上のトラフィッ
クを増大させてしまう恐れもある。そこで、課金サーバ
100の印刷許可ファイル生成処理部206において
は、印刷許可ファイル110を生成するものの、業務ク
ライアントX1に対してはその印刷許可ファイル110
のファイル名のみを送信することも考えられる。本実施
の形態5は、このような動作を有する課金サーバ100
に関するものであり、その説明図が図10に示されてい
る。
【0099】図10に示されているように、業務クライ
アントX1は、まず印刷要求ファイル202と、印刷デ
ータファイル204とを課金サーバ100に通知し、印
刷許可を求める。
【0100】この動作は、図10の(1)で示されてお
り、これまで述べた上記実施の形態と同様である。
【0101】課金サーバ100は、印刷許可ファイル1
10を、上述した実施の形態と同様に生成する。そし
て、印刷許可ファイル110自体は課金サーバ100内
部に保持したまま、その印刷許可ファイル110のファ
イル名のみを業務クライアントX1に送信する。本実施
の形態においては、印刷許可ファイル生成処理部206
が印刷許可ファイル110を保存する。そして、印刷許
可ファイル生成処理部206が印刷許可ファイル110
のファイル名のみを送信する。
【0102】さて、印刷許可ファイル110のファイル
名のみを送信するこの動作は、図10においては(2)
で示されている。
【0103】このように、印刷許可ファイル110その
ものではなく、印刷許可ファイル110のファイル名の
みを業務クライアントX1に送信するので、ローカルエ
リアネットワーク200上のトラフィック量が減少す
る。
【0104】次に、業務クライアントX1は、印刷許可
ファイル110のファイル名と、印刷ファイル204と
をプリントサーバY1に送信する。これによって、業務
クライアントX1は、プリントサーバY1に対し印刷デ
ータファイル204の印刷を要求する。
【0105】プリントサーバY1は、業務クライアント
X1から送られてきた印刷許可ファイル110のファイ
ル名に基づき、課金サーバ100が保持している印刷許
可ファイル110を課金サーバ100から読み出してく
る。この読み出し動作は、印刷監視部212によって行
われる。
【0106】印刷監視部212は印刷許可ファイル11
0の内容を参照して、印刷許可がなされているか否かの
検査をし、印刷の許可がなされていれば、プリントサー
バY1の印刷処理部214は業務クライアントX1が送
信してきた印刷データファイル204の印刷を開始す
る。さらに、印刷の処理中に、印刷に対して使用する資
源量の監視も行われる。これらの検査や監視は上で述べ
た実施の形態と同様である。
【0107】具体的には、印刷の実行中に印刷許可ファ
イル110の中において規定されている印刷用紙の枚数
を越える印刷が行われようとした場合には印刷監視部2
12は印刷処理部214に対し停止を要求し、印刷処理
部214は印刷を停止するのである。このような一連の
動作が図10においては(3)、(4)、(5)、
(6)でそれぞれ示されている。
【0108】印刷データファイル204の印刷が終了す
ると、プリントサーバY1の印刷監視部212は、課金
サーバ100内に格納されている印刷許可ファイル11
0を削除する。
【0109】この印刷許可ファイル110を削除するの
は、同一の印刷許可ファイル110を複数回使用される
ことを防止するためである。すなわち、一旦作成された
印刷許可ファイル110を削除しないと、業務クライア
ントX1はこの印刷許可ファイル名を2回以上用いるこ
とによって何度でも同じ印刷の要求をこのプリントサー
バY1に出すことができてしまう。その一方、課金サー
バ100における課金の処理は1回のみである。そのた
め、本実施の形態においては一回の印刷が終了する度毎
にこの印刷監視部212は印刷許可ファイル110を抹
消するのである。
【0110】尚、本実施の形態におけるプリントサーバ
Y1の機能をプリントサーバアダプタ装置に備えさせる
ことも好ましい。この場合には、そのプリントサーバア
ダプタ装置は、上記各機能の他に、印刷データファイル
204の印刷が許可されている場合にプリンタ装置に、
その印刷データファイル204を供給する印刷データフ
ァイル供給手段も、備える必要がある。
【0111】実施の形態6.これまで述べた実施の形態
においては、いずれも印刷要求に対し、その印刷に必要
であった用紙の枚数などに対して課金を行う課金サーバ
について説明してきた。しかしながら、これまで述べて
きた課金サーバは、印刷処理に対する課金以外の課金に
応用することも好ましい。例えば、ファイルの転送処理
に対し、転送ファイルのサイズなどに応じて課金を行う
場合に上でこれまで述べてきた課金サーバをそのまま適
用することができる。
【0112】本実施の形態6においては上記実施の形態
2をそのままファイル転送処理に対する課金に置き換え
たのであり、その説明図が図11に示されている。図1
1に示されているようにこのシステムはローカルエリア
ネットワーク200に接続されている業務クライアント
X1と、課金サーバ300と、ファイル転送サーバZ1
とから構成されている。本実施の形態6は、課金の対象
を印刷用紙の枚数ではなく、転送ファイルのバイト数や
転送に必要な時間などにしたものであり、基本的な課金
サーバ300の動作原理は全く同一である。
【0113】まず、業務クライアントX1は、転送要求
ファイル302と、転送したいファイルである転送デー
タファイル304とを課金サーバ300に送信する。こ
の送信動作は、図11において(1)で示されている。
【0114】課金サーバ300内の転送許可ファイル生
成処理部306は、送信されてきた2つのファイルに基
づき転送許可ファイル410を生成する。生成した転送
許可ファイル410は業務クライアントX1に返信され
る。この返信処理は、図11において(2)で示されて
いる。
【0115】課金サーバ300においては転送許可ファ
イル410を生成すると共に、課金ログ処理部310に
おいてその転送処理に対する課金の情報が課金情報ログ
ファイル308に格納される。この格納動作は図11に
おいて(3)で示されている。
【0116】次に、業務クライアントX1はファイル転
送サーバZ1に対しこの転送許可ファイル410と、転
送の対象である転送データファイル304とを送信す
る。転送許可ファイル410の転送は図11において
(4)で示されており、転送ファイル304の送信は図
11において(5)で示されている。
【0117】ファイル転送サーバZ1の動作は、転送さ
れてきたファイルを印刷ではなく転送する点がプリント
サーバY1と異なるだけで、その他の処理は基本的に上
述したプリントサーバY1と同様である。転送処理部3
14が転送データファイル304を転送先サーバZ2に
転送するが、それに先立って転送監視部312は転送許
可ファイル410が許可しているファイルとその転送デ
ータファイル304とが一致するか否かを検査し、一致
していない場合には転送を中止する。そして、転送許可
ファイル410で許可されている転送時間や転送バイト
数などが転送動作の最中に越えた場合には転送監視部3
12は上記実施の形態2と同様に転送を中止する。転送
処理が行われない場合、または転送が中止される場合い
ずれにおいても転送監視部312は業務クライアントX
1に対しその旨のメッセージを送信する。このメッセー
ジを送信する処理は図11において(7)で示されてい
る。
【0118】以上述べたように、本実施の形態は上記実
施の形態2をプリント動作ではなくファイルの転送処理
に応用した例を表している。換言すれば、本発明に係る
課金サーバ300は課金の対象である種々のサービスに
対して広く応用することができるものである。上記実施
の形態2においては印刷処理に対し例えば用紙の枚数な
どを基準として課金をする場合に好ましい課金サーバに
ついて説明した。そして、本実施の形態6においてはフ
ァイルの転送における転送バイト数などによって課金を
行う場合の課金サーバの動作について説明した。このよ
うに、本発明に係る課金サーバは広く課金の対象となる
サービスを提供する場合に利用されるものである。
【0119】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ク
ライアントの課金処理を効率的に行うことができ、印刷
許可も集中的に効率的に行うことができる。
【0120】また、本発明によれば、印刷に用いられる
資源の許可量を明確にすることができる課金サーバが得
られる。
【0121】また、本発明によれば、クライアントが要
求する資源量に基づき、印刷許可ファイル内の資源の使
用許可量が定められるため、必要十分な資源を印刷処理
に与えることができる課金サーバが得られる。
【0122】また、本発明によれば、複数の資源量の組
を「クラス」として定義し、このクラスを指定すること
により、複数の資源の許可量を簡易に指定することがで
きる課金サーバが得られる。
【0123】また、本発明によれば、ネットワークのト
ラフィックを小さくすることができる課金サーバが得ら
れる。
【0124】また、本発明によれば、課金ログレコード
を課金ログファイルに書き出すので、より効率的な課金
情報を蓄積することができる。
【0125】また、本発明によれば、課金ログレコード
には、ユーザの名称が含まれているため、より効率的な
課金情報を蓄積することができる。
【0126】また、本発明によれば、課金ログレコード
には、資源名称と許可量とが含まれているため、より効
率的な課金情報を蓄積することができる。
【0127】また、本発明によれば、資源ごとの課金単
位を記憶するテーブル手段を備えているため課金の集計
処理を効率的に行うことができる。
【0128】また、本発明によれば、課金集計ファイル
に集計結果を出力するので、集計結果を容易に利用する
ことができる。
【0129】また、本発明によれば、課金集計帳票に集
計結果を出力するので、集計結果を人間が見やすい形で
得ることができる。
【0130】また、本発明によれば、ファイル転送に対
する課金を効率よく行うことができる課金サーバが得ら
れる。
【0131】また、本発明によれば、クライアントとし
て業務プログラムを含むので、業務プログラムからの印
刷要求に対して課金を行うことができる課金サーバが得
られる。
【0132】また、本発明によれば、クライアントとし
て業務プログラムを含むので、業務プログラムからのフ
ァイル転送要求に対して課金を行うことができる課金サ
ーバが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態であるネットワークシス
テムの構成図である。
【図2】 本発明の実施の形態の説明図である。
【図3】 印刷許可ファイルの構成を表す説明図であ
る。
【図4】 印刷許可ファイル中で規定されている各資源
の許容量の例を表す説明図である。
【図5】 印刷許可クラスの例を表す説明図である。
【図6】 課金ログレコードの説明図である。
【図7】 集計処理の動作を表す説明図である。
【図8】 本発明のプリントスプーラによる実施の形態
の説明図である。
【図9】 本発明の実施の形態の説明図である。
【図10】 本発明の実施の形態の説明図である。
【図11】 本発明の実施の形態であるファイル転送シ
ステムの説明図である。
【図12】 従来技術の説明図である。
【符号の説明】
10 クライアント、12 プリントサーバ、14 課
金情報ファイル、16ネットワークプリンタ、100
課金サーバ、102 プリントクライアント、104
帳票ファイル、106 課金情報、108 課金情報フ
ァイル、110 印刷許可ファイル、112 プリンタ
装置、200 ローカルエリアネットワーク、202
印刷要求ファイル、204 印刷データファイル、20
6 印刷許可ファイル生成処理部、208 課金情報ロ
グファイル、212 印刷監視部、216 課金集計フ
ァイル、218 課金集計帳票、220 課金情報集計
処理部、221 プリントスプーラ、222 直結プリ
ンタ、224 ネットワークプリンタ、226 スプー
ル領域、228 印刷処理部、230 印刷要求投入プ
ログラム、232 印刷監視部、300 課金サーバ、
302 転送要求ファイル、304 転送データファイ
ル、306 転送許可ファイル生成処理部、312 転
送監視部、314 転送処理部、420 転送許可ファ
イル、500 課金テーブル、X1 業務クライアン
ト、Y1 プリントサーバ、Z1 ファイル転送サー
バ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−25911(JP,A) 特開 平2−226353(JP,A) 特開 平7−261868(JP,A) 特開 平9−185474(JP,A) 特開 平9−259351(JP,A) 特開 平9−297510(JP,A) 特開 平9−327959(JP,A) 特開 平10−161823(JP,A) 特開 平10−233913(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 3/12 B41J 29/38 G06F 1/00 370

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷の対象である印刷データファイル
    と、前記印刷データファイルの印刷の要求を意味する印
    刷要求ファイルと、に基づいて、前記印刷データファイ
    ルの印刷を許可する旨を表す印刷許可ファイルを生成す
    る印刷許可ファイル生成処理部と、 前記印刷要求ファイルを出力したクライアントの課金情
    報を蓄積する課金ログ処理部と、 を含むことを特徴とする課金サーバ。
  2. 【請求項2】 前記印刷許可ファイルは、印刷許可情報
    を含み、この印刷許可情報は、印刷に用いられる各資源
    の識別子と前記資源の使用許可 量との組み合わせを、1組以上含むことを特徴とする請
    求項1記載の課金サーバ。
  3. 【請求項3】 前記印刷許可ファイル生成処理部は、前
    記クライアントが前記印刷要求ファイル中に記述した、
    印刷に使用する資源量に基づいて、前記印刷許可情報を
    作成することを特徴とする請求項2記載の課金サーバ。
  4. 【請求項4】 前記印刷許可ファイル生成処理部は、印
    刷に使用する資源量の所定の組み合わせと、この組み合
    わせに対して定義された印刷許可クラスとの対応関係を
    記憶し、 さらに、前記印刷許可ファイル生成処理部は、前記クラ
    イアントが前記印刷要求ファイル中に記述した、前記印
    刷許可クラスを読み出し、この印刷許可クラスに対応す
    る印刷に使用する前記資源量の組み合わせを、前記記憶
    している対応関係から読み出し、この資源量の組み合わ
    せに基づいて前記印刷許可情報を作成することを特徴と
    する請求項2記載の課金サーバ。
  5. 【請求項5】 前記印刷許可ファイル生成処理部は、前
    記生成した印刷許可ファイルを保存し、 さらに、前記印刷許可ファイル生成処理部は、前記生成
    した印刷許可ファイルのファイル名を送信することを特
    徴とする請求項1記載の課金サーバ。
  6. 【請求項6】 前記課金ログ処理部は、前記課金情報
    を、課金ログレコード毎に、課金情報ログファイルに格
    納することを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記
    載の課金サーバ。
  7. 【請求項7】 前記課金ログレコードは、印刷を要求し
    たユーザの名称を含むことを特徴とする請求項6記載の
    課金サーバ。
  8. 【請求項8】 前記課金ログレコードは、印刷に使用さ
    れる資源の名称と、前記資源の使用許可量と、を含むこ
    とを特徴とする請求項6記載の課金サーバ。
  9. 【請求項9】 印刷に使用される各資源の名称と、前記
    各資源の単位量当たりの課金量と、を格納している課金
    テーブルと、 前記課金情報ログファイルの内容を読み出し、前記課金
    情報ログファイルの内容と前記課金テーブルの課金量と
    に基づいて、前記各ユーザごとに、印刷処理に関して前
    記各ユーザに課金すべき請求料金を計算する課金情報集
    計処理部と、 を含むことを特徴とする請求項6、7又は8記載の課金
    サーバ。
  10. 【請求項10】 前記課金情報集計処理部は、計算して
    求めた請求金額を、課金集計ファイルに出力することを
    特徴とする請求項9記載の課金サーバ。
  11. 【請求項11】 前記課金情報集計処理部は、計算して
    求めた請求金額を、課金集計帳票に出力することを特徴
    とする請求項9記載の課金サーバ。
  12. 【請求項12】 ファイル転送の対象である転送データ
    ファイルと、前記転送データファイルのファイル転送の
    要求を意味する転送要求ファイルと、に基づいて、前記
    転送データファイルのファイル転送を許可する旨を表す
    転送許可ファイルを生成する転送許可ファイル生成処理
    部と、 前記転送要求ファイルを出力したクライアントの課金情
    報を蓄積する課金ログ処理部と、 を含むことを特徴とする課金サーバ。
  13. 【請求項13】 前記クライアントは、印刷を要求する
    業務プログラムを含むことを特徴とする請求項1、2、
    3、4又は5記載の課金サーバ。
  14. 【請求項14】 前記クライアントは、ファイル転送を
    要求する業務プログラムを含むことを特徴とする請求項
    12記載の課金サーバ。
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