JP2891982B1 - プリントサーバ及びプリンタ装置及びプリントサーバアダプタ装置及び業務サーバ及び業務クライアント及びファイル転送サーバ - Google Patents

プリントサーバ及びプリンタ装置及びプリントサーバアダプタ装置及び業務サーバ及び業務クライアント及びファイル転送サーバ

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JP2891982B1
JP2891982B1 JP10047300A JP4730098A JP2891982B1 JP 2891982 B1 JP2891982 B1 JP 2891982B1 JP 10047300 A JP10047300 A JP 10047300A JP 4730098 A JP4730098 A JP 4730098A JP 2891982 B1 JP2891982 B1 JP 2891982B1
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眞二 北上
智子 桜井
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Abstract

【要約】 【課題】 ネットワーク上における印刷処理に対する課
金処理を効率的に行う。 【解決手段】 クライアント10は印刷要求ファイル2
02と帳票ファイル104とを課金サーバ100に送信
する。課金サーバ100は利用可能な印刷用紙の数など
の資源の許可量を記述した印刷許可ファイル110を、
クライアント10に送信する。課金サーバは資源量に基
づき、課金情報を作成し、課金情報ファイル108に格
納する。クライアント10は、帳票ファイルに先行し
て、印刷許可ファイル110をプリンタ装置112に送
信する。プリンタ装置112は、帳票ファイル104に
先行して印刷許可ファイル110が送信されてきた場合
にのみ印刷処理を実行する。課金情報を集中的に管理す
ることができると共に、印刷の制御を効率よく行うこと
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク上で
用いられるプリントサーバや、ネットワークプリンタな
どによる印刷サービスに対する課金に関する。特に、印
刷サービスに対する課金を容易に行うことができるプリ
ントサーバやプリンタ装置及びそれに関連する装置に関
する。
【0002】その他種々のサービスに対する課金、例え
ばファイル転送に対する課金を行うのに適した種々の装
置に関する。
【0003】
【従来の技術】ネットワーク上において帳票などの印刷
を行う場合には、その印刷要求を一旦プリントサーバな
どに集めて、そのプリントサーバが所定のスプーリング
処理などを行い、適宜ネットワーク上のプリンタ装置に
印刷するためのデータを送出していた。
【0004】このように、帳票などの印刷を行う場合、
各印刷処理に対し課金を行う必要がしばしば生じる。こ
の課金は、プリントサーバ内の印刷スプーラにより行わ
れる場合が多かった。すなわち、印刷スプーラは実際に
印刷の対象となるファイルを保持しているため、印刷枚
数等を比較的容易に知ることができるのである。そのた
め、課金の額の計算も、この印刷スプーラにおいて行う
のが好ましかったのである。このような、従来の課金の
動作を図13に基づいて以下説明する。
【0005】図13には、従来のネットワーク上におけ
る印刷の処理、及びその印刷処理に対する課金の動作に
ついての説明図が示されている。
【0006】図13に示されているように、従来は印刷
を要求するクライアント10が印刷要求をプリントサー
バ12に対して送出する。プリントサーバ12はクライ
アント10からの印刷の要求を印刷スプーラ12aを用
いて適宜スプーリングする。印刷スプーラ12aは課金
の対象となる帳票のページ数などをカウントすることに
より、各ユーザ毎の課金情報を蓄積する。この課金情報
の蓄積はプリントサーバ12内部の課金情報ファイル1
4に蓄積することにより行われていた。
【0007】なお、特開平6−266461号公報には
カラープリンタの課金管理システムが示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、いわ
ゆるネットワークプリンタ16が広く普及している。そ
のため、近年においては、クライアント10から直接こ
のネットワークプリンタ16に対し印刷の要求が出され
ることも多くなってきている。このように、プリントサ
ーバ12を経由せずに、各クライアント10が直接ネッ
トワークプリンタ16に対し帳票などの印刷を要求する
ようなシステム構成においては、従来と異なり、集中的
な課金の管理を行うことは困難である。
【0009】このように、プリントサーバ12を経由せ
ずに、直接ネットワークプリンタ16に印刷要求が出さ
れる場合には、ネットワークプリンタ16自体に課金を
管理する機能を持たせることが考えられる。
【0010】しかしながら、複数のサーバや複数のクラ
イアント、さらには複数のネットワークプリンタ16が
1つのネットワーク上に設けられているいわゆる水平分
散型のシステムにおいては、係る課金の管理が複雑にな
り、さらには、ネットワークプリンタ16の増設やクラ
イアント10の追加などの拡張が極めて煩雑になるとい
う問題がある。
【0011】本発明は、係る課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的は、従来のプリントサーバと
は独立した課金サーバを設け、この課金サーバで集中的
に印刷処理に対する課金を管理することである。
【0012】また、本発明の他の目的は、印刷処理以外
のサービスに対する課金処理に対しても円滑に課金処理
を行うことである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、印刷許可ファイルと印刷データファイル
とを受信し、前記印刷許可ファイルを検査し、前記印刷
許可ファイルが印刷を許可するファイルと、前記印刷デ
ータファイルとが一致するか否かファイル一致検査を行
う印刷監視部と、前記印刷監視部のファイル一致検査の
結果、前記印刷データファイルと前記印刷許可ファイル
が印刷を許可するファイルとが一致する場合にのみ、前
記印刷データファイルの印刷を実行する印刷処理部と、
を含むことを特徴とするものである。
【0014】また、本発明は、前記印刷処理部は、印刷
処理の実行中に、印刷に用いられる各資源の使用量を監
視し、また、前記印刷処理部は、前記監視する各資源の
中で、前記印刷許可ファイル中で許可されている量を越
えるものがあるか否かを検査し、また、前記印刷処理部
は、前記検査の結果、少なくとも1つの資源が、前記印
刷許可ファイル中で許可されている量を越えて使用され
ていることを検出した場合には、印刷処理を停止するこ
とを特徴とするものである。
【0015】また、本発明は、前記資源は、印刷枚数を
含むことを特徴とするものである。
【0016】また、本発明は、前記資源は、印刷処理時
間を含むことを特徴とするものである。
【0017】また、本発明は、前記資源は、印刷データ
量を含むことを特徴とするものである。
【0018】また、本発明は、前記資源は、印刷トナー
量を含むことを特徴とするものである。
【0019】また、本発明は、前記印刷監視部は、上記
ファイル一致検査の結果、前記印刷許可ファイルが印刷
を許可するファイルと前記印刷データファイルとが一致
しなかったと判断した場合には、印刷が行われなかった
旨を前記クライアントに通知することを特徴とするもの
である。
【0020】また、本発明は、前記印刷監視部は、上記
ファイル一致検査の結果、前記印刷許可ファイルが印刷
を許可するファイルと前記印刷データファイルとが一致
しなかったと判断した場合には、印刷が行われなかった
旨をネットワーク管理者に監査情報として通知すること
を特徴とするものである。
【0021】また、本発明は、印刷許可ファイル名と印
刷データファイルとを受信し、前記印刷許可ファイル名
に基づき、課金サーバから前記印刷許可ファイルを読み
出し、前記読み出した印刷許可ファイルを検査し、この
印刷許可ファイルが印刷を許可するファイルと、前記印
刷データファイルとが一致するか否か検査する印刷監視
部と、前記印刷監視部の検査の結果、前記印刷許可ファ
イルが印刷を許可するファイルと前記印刷データファイ
ルとが一致する場合にのみ、前記印刷データファイルの
印刷を実行する印刷処理部と、を含むことを特徴とする
ものである。
【0022】また、本発明は、前記印刷監視部は、前記
印刷処理部による印刷動作が完了した後、前記課金サー
バ内に格納されている前記印刷許可ファイルを削除する
ことを特徴とするものである。
【0023】また、本発明は、ローカルエリアネットワ
ークに接続するプリンタ装置において、前記ローカルエ
リアネットワークから、印刷の対象である印刷データフ
ァイルに先行して、前記印刷データファイルの印刷の許
可を意味する印刷許可ファイルが送信されて来たか否か
を検査する印刷監視部と、前記印刷監視部が、前記印刷
データファイルに先行して前記印刷許可ファイルが送信
されて来たと判断した場合にのみ印刷処理を実行する印
刷処理部と、を含むことを特徴とするものである。
【0024】また、本発明は、前記印刷監視部は、前記
ローカルエリアネットワークから前記印刷許可ファイル
と前記印刷データファイルとを受信した場合に、前記印
刷許可ファイルを検査し、前記印刷許可ファイルが印刷
を許可するファイルと、前記印刷データファイルとが一
致するか否か検査し、前記印刷処理部は、前記印刷監視
部の検査の結果、前記印刷データファイルと前記印刷許
可ファイルが印刷を許可するファイルとが一致する場合
にのみ、前記印刷データファイルの印刷を実行すること
を特徴とするものである。
【0025】また、本発明は、プリンタ装置とローカル
エリアネットワークとを接続するプリントサーバアダプ
タ装置において、前記ローカルエリアネットワークか
ら、印刷データファイルに先行して印刷許可ファイルが
送信されて来たか否かを検査する印刷監視部と、前記印
刷監視部が、印刷データファイルに先行して印刷許可フ
ァイルが送信されて来たと判断した場合にのみ前記プリ
ンタ装置に印刷データファイルを供給する印刷処理部
と、を含むことを特徴とするものである。
【0026】また、本発明は、前記印刷監視部は、前記
ローカルエリアネットワークから前記印刷許可ファイル
と前記印刷データファイルとを受信した場合に、前記印
刷許可ファイルを検査し、前記印刷許可ファイルが印刷
を許可するファイルと、前記印刷データファイルとが一
致するか否か検査し、前記印刷処理部は、前記印刷監視
部の検査の結果、前記印刷データファイルと前記印刷許
可ファイルが印刷を許可するファイルとが一致する場合
にのみ、前記印刷データファイルをプリンタ装置に供給
することを特徴とするものである。
【0027】また、本発明は、ローカルエリアネットワ
ークに接続するプリンタ装置において、前記ローカルエ
リアネットワークから印刷許可ファイル名と印刷データ
ファイルとを受信し、前記印刷許可ファイル名に基づ
き、課金サーバから前記印刷許可ファイルを読み出し、
前記読み出した印刷許可ファイルを検査し、この印刷許
可ファイルが印刷を許可するファイルと、前記印刷デー
タファイルとが一致するか否か検査する印刷監視部と、
前記印刷監視部の検査の結果、前記印刷許可ファイルが
印刷を許可するファイルと前記印刷データファイルとが
一致する場合にのみ、前記印刷データファイルの印刷を
実行する印刷処理部と、を含むことを特徴とするもので
ある。
【0028】また、本発明は、前記印刷監視部は、前記
印刷処理部による印刷動作が完了した後、前記課金サー
バ内に格納されている前記印刷許可ファイルを削除する
ことを特徴とするものである。
【0029】また、本発明は、プリンタ装置とローカル
エリアネットワークとを接続するプリントサーバアダプ
タ装置において、前記ローカルエリアネットワークから
印刷許可ファイル名と印刷データファイルとを受信し、
前記印刷許可ファイル名に基づき、課金サーバから前記
印刷許可ファイルを読み出し、前記読み出した印刷許可
ファイルを検査し、この印刷許可ファイルが印刷を許可
するファイルと、前記印刷データファイルとが一致する
か否か検査する印刷監視部と、前記印刷監視部の検査の
結果、前記印刷許可ファイルが印刷を許可するファイル
と前記印刷データファイルとが一致する場合にのみ、前
記印刷データファイルを前記プリンタ装置に供給する印
刷処理部と、を含むことを特徴とするものである。
【0030】また、本発明は、前記印刷監視部は、前記
印刷データファイルの供給が完了した後、前記課金サー
バ内に格納されている前記印刷許可ファイルを削除する
ことを特徴とするものである。
【0031】また、本発明は、プリントデータをスプー
リングするプリントスプーラを備えたプリントサーバに
おいて、前記プリントスプーラは、印刷データファイル
に先行して前記印刷データファイルの印刷を許可する情
報を含む印刷許可ファイルが送信されてこない場合には
スプーリングを拒否することを特徴とするものである。
【0032】また、本発明は、前記プリントスプーラ
は、前記印刷許可ファイルと前記印刷データファイルと
を受信し、前記印刷許可ファイルを検査し、前記印刷許
可ファイルが印刷を許可するファイルと、前記印刷デー
タファイルとが一致するか否か検査する印刷処理部、を
備え、前記プリントスプーラは、前記印刷処理部の検査
の結果、前記印刷データファイルと前記印刷許可ファイ
ルが印刷を許可するファイルとが一致する場合にのみ、
前記印刷データファイル及び前記印刷許可ファイルをス
プーリングすることを特徴とするものである。
【0033】また、本発明は、プリントデータをスプー
リングするプリントスプーラを備えたプリントサーバに
おいて、前記プリントスプーラは、印刷許可ファイル名
と印刷データファイルとを受信し、前記印刷許可ファイ
ル名に基づき、課金サーバから前記印刷許可ファイルを
読み出し、前記プリントスプーラは、前記読み出した印
刷許可ファイルを検査し、この印刷許可ファイルが印刷
を許可するファイルと、前記印刷データファイルとが一
致するか否か検査する印刷処理部、を含み、前記プリン
トスプーラは、前記印刷処理部の検査の結果、前記印刷
許可ファイルが印刷を許可するファイルと前記印刷デー
タファイルとが一致する場合にのみ、その印刷データフ
ァイルをスプーリングすることを特徴とするものであ
る。
【0034】また、本発明は、前記プリントスプーラ
は、前記印刷データファイルをスプーリングした後、前
記課金サーバ内に格納されている前記印刷許可ファイル
を削除することを特徴とするものである。
【0035】また、本発明は、業務プログラムが動作し
ており、クライアントの要求によって印刷処理を行う業
務サーバにおいて、印刷を要求するクライアントから送
信されてくる印刷の対象である印刷データファイルと、
前記印刷データファイルの印刷の要求を意味する印刷要
求ファイルと、に基づいて、前記印刷データファイルの
印刷を許可する旨を表す印刷許可ファイルを生成し、こ
の印刷許可ファイルを前記クライアントに送信する印刷
許可ファイル生成処理部と、送信された前記印刷データ
ファイルと、送信された前記印刷要求ファイルと、に基
づいて、これらのファイルの送信を行った前記クライア
ントの課金情報を蓄積する課金ログ処理部と、前記印刷
データファイルに先行して、前記印刷許可ファイルが送
信されて来たか否かを検査する印刷監視部と、前記印刷
監視部が前記印刷データファイルに先行して前記印刷許
可ファイルが送信されてきたと判断した場合にのみ、前
記印刷データファイルをプリンタ装置に供給する印刷処
理部と、を含むことを特徴とするものである。
【0036】また、本発明は、前記印刷監視部は、前記
印刷許可ファイルと前記印刷データファイルとを受信し
た場合に、前記印刷許可ファイルを検査し、前記印刷許
可ファイルが印刷を許可するファイルと、前記印刷デー
タファイルとが一致するか否かを検査し、前記印刷処理
部は、前記印刷監視部の検査の結果、前記印刷データフ
ァイルと、前記印刷許可ファイルが印刷を許可するファ
イルとが一致する場合にのみ、前記印刷データファイル
をプリンタ装置に供給することを特徴とするものであ
る。
【0037】また、本発明は、業務プログラムが動作し
ており、クライアントの要求によって印刷処理を行う業
務サーバにおいて、印刷を要求するクライアントから送
信されてくる印刷の対象である印刷データファイルと、
前記印刷データファイルの印刷の要求を意味する印刷要
求ファイルと、に基づいて、前記印刷データファイルの
印刷を許可する旨を表す印刷許可ファイルを生成し、こ
の印刷許可ファイルを保存し、前記印刷許可ファイルの
ファイル名を前記クライアントに送信する印刷許可ファ
イル生成処理部と、送信された前記印刷データファイ
ル、及び、送信された前記印刷要求ファイルと、に基づ
いて、これらのファイルの送信を行った前記クライアン
トの課金情報を蓄積する課金ログ処理部と、前記クライ
アントが送信した前記印刷許可ファイルのファイル名を
受信し、この印刷許可ファイルのファイル名を用いて、
前記ファイル名の印刷許可ファイルを前記印刷許可ファ
イル生成処理部から取り出し、取り出した前記印刷許可
ファイルが前記印刷データファイルの印刷を許可してい
るか否か検査する印刷監視部と、前記印刷監視部が、前
記検査の結果、前記印刷許可ファイルが前記印刷データ
ファイルの印刷を許可していると判断する場合にのみ、
前記印刷データファイルをプリンタ装置に供給する印刷
処理部と、を含むことを特徴とするものである。
【0038】また、本発明は、前記印刷監視部は、前記
印刷処理部が前記印刷データファイルをプリンタ装置に
供給した後、前記印刷許可ファイル生成処理部が保存す
る前記印刷許可ファイルを削除することを特徴とするも
のである。
【0039】また、本発明は、利用者の要求によって印
刷処理を制御する印刷要求投入プログラムを備えた業務
クライアントにおいて、前記印刷要求投入プログラム
は、印刷許可ファイルを受信し、前記印刷要求投入プロ
グラムが印刷データファイルの印刷を制御する際に、印
刷に用いられる各資源の使用量を監視する印刷監視部、
を含むことを特徴とするものである。
【0040】また、本発明は、前記利用者の印刷要求に
よって生成された印刷の対象である印刷データファイル
と、印刷のパラメータを含む印刷要求ファイルとを課金
サーバに送信し、課金サーバが生成した印刷許可ファイ
ルを受信し、前記印刷許可ファイルを前記印刷監視部に
供給すると共に、前記印刷データファイルを前記印刷要
求投入プログラムに供給し、前記印刷要求投入プログラ
ムは、前記印刷許可ファイルが前記印刷データファイル
の印刷を許可している場合にのみ、前記印刷データファ
イルをプリントサーバに供給することを特徴とするもの
である。
【0041】また、本発明は、転送許可ファイルと転送
データファイルとを受信し、前記転送許可ファイルを検
査し、前記転送許可ファイルがファイル転送を許可する
ファイルと、前記転送データファイルとが一致するか否
か検査する転送監視部と、前記転送監視部の検査の結
果、前記転送データファイルと前記転送許可ファイルが
ファイル転送を許可するファイルとが一致する場合にの
み、前記転送データファイルのファイル転送を実行する
転送処理部と、を含むことを特徴とするものである。
【0042】また、本発明は、前記転送処理部は、転送
処理の実行中に、転送に用いられる各資源の使用量を監
視し、また、前記転送処理部は、前記監視する各資源の
中で、前記転送許可ファイル中で許可されている量を越
えるものがあるか否かを検査し、また、前記転送処理部
は、前記検査の結果、少なくとも1つの資源が、前記転
送許可ファイル中で許可されている量を越えて使用され
ていることを検出した場合には、転送処理を停止するこ
とを特徴とするものである。
【0043】また、本発明は、前記資源は、転送バイト
数を含むことを特徴とするものである。
【0044】また、本発明は、前記資源は、転送時間を
含むことを特徴とするものである。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図面に基づいて説明する。
【0046】実施の形態1.図1には、本発明の好まし
い実施の形態であるネットワークシステムの構成図が示
されている。この図に示されているように、本実施の形
態1において特徴的なことはプリントサーバとは独立し
た課金サーバ100が設けられていることである。
【0047】まず、帳票などの印刷を行うクライアント
プログラムやバッチプログラム(以下、これらをプリン
トクライアント102と呼ぶ)は、印刷の要求をプリン
トサーバ等に対して送信する前に、この課金サーバ10
0に対し、印刷の対象である帳票ファイル104と、印
刷ページ数などの課金情報106と、を通知する。この
課金情報106と帳票ファイル104の送信が図1にお
いては(1)で示されている。
【0048】次に、課金サーバ100は、送信された課
金情報106を課金情報ファイル108に蓄積する。こ
の蓄積動作は、図1においては(2)で示されている。
課金サーバ100は、この蓄積動作と共に、課金情報1
06及び帳票ファイル104に基づき印刷許可ファイル
110を生成する。この印刷許可ファイル110の生成
動作は、図1においては(3)で示されている。そし
て、課金サーバ100はこの印刷許可ファイル110を
プリントクライアント102に送信するのである。
【0049】この印刷許可ファイル110は、印刷許可
ページ数などの使用する事ができる資源(リソースと呼
ぶ)を規定すると共に、印刷の対象である帳票ファイル
104のデータを一意に認識するための帳票認識キーを
含むファイルである。
【0050】プリントクライアント102は、送信され
てきた印刷許可ファイル110と、印刷の対象である帳
票ファイル104をネットワーク接続されているプリン
タ装置112に対し送信する。具体的には、プリントク
ライアント102は印刷許可ファイル110をプリンタ
装置112に送信すると、その送信に続いて帳票ファイ
ル104をプリンタ装置112に対し送信するのであ
る。この送信動作は、図1においては(4)で示されて
いる。
【0051】プリンタ装置112は、印刷許可ファイル
110を伴わずに、単に帳票ファイル104のみが送信
されてきた場合にはその印刷の要求を拒否する機能が備
えられている。さらに、プリンタ装置112は印刷許可
ファイル110に続けて帳票ファイル104が送信され
てきた場合には、まずこの印刷許可ファイル110に記
述されている帳票認識キーを使用して、続けて送られて
きた帳票ファイル104がこの印刷許可ファイル110
によって許可されたファイルであるか否かを検査する。
具体的には、印刷許可ファイル110に記述されている
帳票認識キーが続けて送られてきた帳票ファイル104
を一意に認識するか否かの検査を行うのである。
【0052】この検査の結果、帳票ファイル104を一
意に認識することができ、印刷許可を得ていることが確
認できた場合には、プリンタ装置112はその帳票ファ
イル104の印刷を開始する。
【0053】また、プリンタ装置112は印刷処理の
間、印刷ページ数を常に監視している。そして、印刷許
可ファイル110の内部に記述されている印刷許可ペー
ジ数を越えて印刷が行われる場合には印刷を停止する。
【0054】以上述べたように、本実施の形態によれ
ば、複数のサーバやクライアント、及びネットワークプ
リンタが設置される分散システムにおいても、帳票印刷
の課金管理を容易に行うことができる。尚、本実施の形
態におけるプリンタ装置112はプリントサーバとして
の機能を有するものである。本実施の形態においては、
プリンタ装置112がプリントサーバとしての機能を有
しているが、例えばプリンタ装置をローカルエリアネッ
トワークに接続するためのローカルエリアネットワーク
ボードやプリンタアダプタに、印刷許可ファイル110
のチェック機能を付与することも好ましい。このよう
に、ローカルエリアネットワークボードやプリンタアダ
プタに印刷許可ファイル110のチェック機能を備えさ
せれば、従来のネットワーク対応ではないプリンタ装置
も利用することができるようになる。
【0055】また、本実施の形態によれば、プリントサ
ーバ(本実施の形態におけるプリンタ装置112)やプ
リンタアダプタを介して接続されているプリンタ装置な
どには、ユーザ毎の課金管理機能を備える必要がなくな
る。また、ユーザが増えた場合には、そのユーザの追加
は課金サーバ100においてのみ設定すれば自動的に課
金が行われるため、システムの運用を容易にすることが
できる。
【0056】また、本実施の形態におけるプリンタ装置
112は、ユーザやシステム構成に依存せず単に印刷許
可ファイル110のチェックのみを行う。そのため、こ
のネットワークシステムにプリンタ装置112を増設す
る際の設定を容易にすることができる。
【0057】また、本実施の形態において提案した課金
方式は、帳票印刷をする際の課金を、課金サーバ100
で集計をしている。しかし、このような課金の集計は、
印刷処理に限らず、ネットワーク上のリソースを使用す
る全てのサービスに応用できるものである。例えば、フ
ァイルの転送などの際の通信量などのリソース量に対す
る課金管理を行う場合にも同様のサーバを利用すること
ができる。通信量として、例えば通信されたデータのバ
イト数や、通信に要した時間などを単位として利用し
て、ファイル転送に対する課金を行うことが考えられ
る。
【0058】実施の形態2.本実施の形態2は、本発明
の基本アイデアを表す実施の形態であり、その説明図が
図2に示されている。
【0059】図2に示されているように、本実施の形態
においては業務クライアントX1と、プリントサーバY
1と、課金サーバ100とが、ローカルエリアネットワ
ーク200を介して接続されている。すなわち、業務ク
ライアントX1や、プリントサーバY1や、課金サーバ
100は、ローカルエリアネットワーク200と接続す
るためのインターフェースをそれぞれ備えている。
【0060】まず、印刷を行う業務クライアントX1
は、印刷用紙の枚数など、印刷に必要な資源の要求を記
録した印刷要求ファイル202と、印刷データファイル
204、とを課金サーバ100に通知する。
【0061】この通知動作は図2において(1)で示さ
れているものである。
【0062】このように印刷要求ファイル202と印刷
データファイル204とを課金サーバ100に通知する
ことにより印刷の許可を求めるのである。印刷要求ファ
イル202の内容は、印刷用紙枚数だけではなく印刷デ
ータファイル204のサイズや、印刷処理の実行時間な
どの種々の印刷のパラメータにすることができる。尚、
本実施の形態においては業務クライアントX1が印刷の
要求をする場合について説明しているが、所定のバッチ
処理などによって印刷が要求される場合でも同様であ
る。
【0063】さて、課金サーバ100は、印刷要求ファ
イル202と、印刷データファイル204が送信されて
くると、この印刷要求ファイル202に記録されている
印刷用紙枚数などの使用できる資源量と印刷データ認識
キーを含む印刷許可ファイル110を生成する。この印
刷許可ファイル110は、印刷許可ファイル生成処理部
206において生成される。
【0064】ここで、使用できる資源量とは印刷に対し
て許可された用紙枚数などのパラメータを意味し、印刷
データ認識キーは、印刷の対象である印刷データファイ
ル204を一意に認識することができるキーである。
【0065】具体的には、印刷データ識別キーは、印刷
データファイル204の内容から定められるキーとする
ことが好ましい。内容に対し所定の演算を施すことによ
り、このキーを算出するのであるが、より簡易には印刷
データファイル204中のアドレスと、そのアドレスに
おける値を上記キーとして利用することも好ましい。
【0066】また、印刷データ識別キーは、印刷データ
ファイル204の作成日時を含むことも好ましい。
【0067】さらに、印刷データ識別キーは、印刷デー
タファイル204の上記内容から特定されるキーや、作
成日時など複数種類のキーを含むものとしても良い。複
数種類のキーを組み合わせることにより、より正確に印
刷データファイル204を識別することができる。
【0068】この印刷許可ファイル110が課金サーバ
100から業務クライアントX1に返信されることによ
り、印刷の許可が与えられることになる。
【0069】印刷許可ファイル110の構成を表す説明
図が図3に示されている。この図に示されているよう
に、印刷許可ファイル110は、印刷データファイルの
名称と、印刷データ識別キーを含んでいる。更に、印刷
許可ファイル110は、印刷に用いられる資源IDと許
可量の対の繰り返しを含んでいる。本文においては、こ
の繰り返しを印刷許可情報と呼ぶ。資源IDは、資源を
識別するIDであるが、簡易的にはその資源名が利用さ
れる(図3参照)。
【0070】課金サーバ100は、印刷を許可したユー
ザについて、印刷用紙枚数などの使用できる(使用が許
可された)資源量を課金情報ログファイル208に記録
する。すなわち、使用が許可された資源量に対する課金
情報が課金情報ログファイル208に記録されるのであ
る。尚、この課金情報の課金情報ログファイル208へ
の記録は、図2において(3)で示されている。
【0071】さて、課金情報ログファイル208への書
き込みは、課金ログレコードを単位として行われる。ま
た、このログレコードは、一般に課金の対象者を明らか
にするために、印刷を要求したユーザの名称を含むこと
が好ましい。また、各課金ログレコードは、資源の名称
と、その資源の使用許可量を含んでおり、課金額の計算
が行い易くなるように構成されている。課金ログレコー
ドの具体的な構成を表す説明図が図6に示されている。
この図に示されているように、資源ログレコードは、印
刷要求ユーザ名と、資源名と、使用(許可)量とから成
るレコードである。
【0072】この課金情報の記録は、課金サーバ100
内の課金ログ処理部210において行われる。尚、印刷
許可ファイル110の業務クライアントX1への返信
は、図2においては(2)で表されている。
【0073】さて、業務クライアントX1は、プリント
サーバY1に印刷の対象となる印刷ファイル204を転
送するが、そのファイル転送に先立って、課金サーバ1
00から返信されてきた印刷許可ファイル110を予め
プリントサーバY1に送信する。この印刷許可ファイル
110の送信は、図2においては(4)で示されてい
る。
【0074】次に、業務クライアントX1は、印刷許可
ファイル110の送信に引き続き、印刷データファイル
204をプリントサーバY1に送信する。この印刷デー
タファイル204の送信は、図2においては(5)で示
されている。
【0075】プリントサーバY1は、印刷データファイ
ル204を印刷する際に、直前に受信している印刷許可
ファイル110を参照する。そして、印刷データファイ
ル204が印刷許可ファイル110内の印刷データ認識
キーによって一意に認識されるか否かを検査する。この
検査は、要するに、印刷データファイルが印刷を許可さ
れたファイルと一致するか否かの検査である。この検査
は、印刷監視部212が行う。
【0076】そして、プリントサーバY1内の印刷監視
部212は印刷データ認識キーから、印刷データファイ
ル204が一意に認識できないと判断した場合には、印
刷不能をユーザ(業務クライアントX1)に通知する。
この通知は図2において(7)で示されている。そし
て、この場合には印刷処理部214は印刷処理を行わな
い。
【0077】さらに、印刷が行われなかった場合には、
クライアントだけでなくネットワーク管理者にも同様の
通知を行うことが管理上便利であることが多い。従っ
て、印刷監視部212は、クライアントだけでなく、ネ
ットワーク管理者にも印刷がされなかったという内容の
監査情報の通知を行うことが望ましい。
【0078】なお、認識は、キーを使用して行うのも好
ましいが、単にファイル名を見るのも簡易な手法であ
る。単にファイル名のみを比較して、印刷許可ファイル
110中に記述されているファイル名と印刷データファ
イル204のファイル名が一致するか否かを検査するの
である。
【0079】なお、印刷監視部212は、印刷許可ファ
イル110が、印刷データファイル204に先行して送
られてこなかった場合には、すぐに印刷データファイル
204を印刷の対象から外してしまう。これはそもそも
印刷データファイル204に印刷許可ファイル110が
添付されていなかったからである。このような場合に
は、印刷処理部214は、印刷を行わない。すなわち、
印刷処理部214は、印刷監視部212が、印刷許可フ
ァイル110が印刷データファイル204に先行して送
られてきたことを検出した場合にのみ印刷処理を行うの
である。
【0080】さて一方、印刷データ認識キーにより送信
されてきた印刷データファイル204が一意に認識でき
た場合には、印刷処理が開始される。この印刷処理は、
図2においては(8)で示されている。尚この印刷処理
はプリントサーバY1内の印刷処理部214において行
われる。
【0081】この際、印刷処理の実行中に印刷ページ数
などの利用資源の消費量を監視し、印刷許可ファイル1
10において規定されている範囲を越えないように監視
を行う。この監視は、具体的には印刷監視部212が行
う。
【0082】そして、印刷許可ファイル110で規定さ
れた範囲を越えた場合には印刷処理の中断を行い、これ
をユーザに通知する。
【0083】印刷許可ファイル110で規定されている
各資源の許容量の例が図4に示されている。このよう
に、監視される資源としては、例えば印刷枚数(枚)
や、印刷処理時間(分)、印刷データ量(バイト)、印
刷トナー量(グラム)などがある(図4参照)。これら
の印刷許可量の作成は、印刷許可ファイル生成処理部2
06によって行われる。
【0084】本実施の形態においては、印刷許可ファイ
ル110中において規定されたこれら資源の許可量のう
ち、1種類の資源でも許可量を越えて使用された場合に
印刷処理を中止するのである。
【0085】このような印刷処理の中断の処理は、図2
において(6)で示されている。また、印刷処理が中断
された場合にも、上述したのと同様に、利用者にその旨
を通知することが好ましい。この通知は図2においては
(7)で示されている。
【0086】さて、これまでに述べた実施の形態におい
ては、各資源の許可量が個別に設定されている。しか
し、実際の印刷処理においては、同じような許可量を繰
り返し用いられる場合が多いと考えられる。そこで、各
資源の許可量の所定の組み合わせをクラスとして予め定
義しておき、このクラスを用いて、業務クライアントX
1が複数の資源の許可量を一括して指定してしまうこと
も好ましい。
【0087】すなわち、印刷を要求する業務クライアン
トX1は、使用許可を受けたい各資源の量をいちいち指
定するのではなく、クラスを指定することにより、課金
サーバ100に対して、複数の資源の許可量を一度に指
定する事が好ましい。
【0088】印刷許可クラスの例が図5に示されてい
る。この図に示されているように、例えば印刷許可クラ
スAは、印刷枚数として10枚を規定しているが、その
他の印刷処理時間等には制限がない印刷許可クラスであ
る。また、印刷許可クラスBは、印刷枚数の許可量が1
00枚であるが、その他の印刷処理時間等には制限がな
い印刷許可クラスである。また、印刷許可クラスCは、
印刷枚数の許可量が100枚であり、印刷処理時間の許
可量が60分であり、印刷データ量の許可量が4096
Kバイトである印刷許可クラスである。また、印刷許可
クラスDは、印刷枚数、印刷処理時間、印刷データ量、
等に関して一切制限がない印刷許可クラスである。
【0089】具体的には、この図5で示されているよう
なテーブルを記憶する手段が、課金サーバ100の印刷
許可ファイル生成処理部206内に設けられている。ま
た、このテーブル記憶手段には、予め定められている印
刷許可クラスが記憶されている。実際の印刷処理に先だ
って、この印刷許可クラスのデータは、このテーブル手
段に格納されている。
【0090】さて、印刷許可クラステーブル手段を備え
た課金サーバ100に対しては、業務クライアントX1
は、利用したい資源の許可量の組み合わせである印刷許
可クラスを記述した印刷要求ファイル202を送信す
る。そして、課金サーバ100内の印刷許可ファイル生
成処理部206は、この印刷要求ファイル202に記述
されている印刷許可クラスを、上記テーブル記憶手段か
ら探し出す。そして、見つけられた印刷許可クラスが意
味する印刷のための各資源の要求許可量を、このクラス
テーブル手段から読み出してくるのである。要求されて
いる各資源の許可量が求められた後、その許可量に基づ
き、印刷許可ファイル生成処理部206は、印刷許可フ
ァイル110を生成する。
【0091】以上述べたように、本実施の形態において
特徴的な構成である課金サーバ100は業務クライアン
トX1からの印刷の要求によって印刷許可ファイル11
0を生成すると共に、要求された印刷のための利用資源
に基づき課金情報を作成し課金情報ログファイル208
に記録したのである。
【0092】さて、月次処理などにおいて、課金サーバ
100上において課金情報ログファイル208からユー
ザやユーザグループ単位に課金情報を集計し、課金集計
ファイル216や課金集計帳票218の作成が行われ
る。この集計処理及び作成処理は課金サーバ100内部
の課金情報集計処理部220が行う。この課金情報集計
処理部220の課金情報ログの読み出しの処理は図2に
おいて(a)で示されている。また、課金情報集計処理
部220による課金集計ファイル216の作成処理など
は図2において(b)で示されている。
【0093】この課金情報集計処理部220は、資源の
名称と、資源の単位量当たりの課金額とを格納した課金
テーブル500を有している。
【0094】この課金テーブル500と、課金情報ログ
ファイル208とに基づき、課金情報集計処理部220
は月次集計処理などを行う。月次集計処理の動作の概念
を表す説明図が図7に示されている。図7に示されてい
るように、課金テーブル500には各資源の単位当たり
の課金額が格納されており、課金情報ログファイル20
8には、各ユーザが利用した資源の量が記録されてい
る。これら2つの情報に基づいて課金情報集計処理部2
20は月次集計処理を行うのである。その結果、図7に
示されているように、各ユーザごとに課金額が集計され
て求められるのである。
【0095】業務クライアントX1は図2においては1
つのみ示されているが、この業務クライアントX1は自
由に追加することができる。業務クライアントX1の追
加が行われた場合には、この業務クライアントX1から
課金サーバ100への接続のみを設定すれば、自動的に
その新たな業務クライアントX1からの印刷要求に対す
る課金が行われる。その結果、ローカルエリアネットワ
ーク200に接続されている複数のプリントサーバY1
のそれぞれについて新たな業務クライアントX1を登録
する必要がなく、業務クライアントX1の追加を容易に
することができる。
【0096】さらに、業務クライアントX1の追加だけ
でなく、本実施の形態によればプリントサーバY1の追
加も容易に行うことができる。プリントサーバY1がロ
ーカルエリアネットワーク200に新たに追加された場
合には、業務クライアントX1から新たにアクセスする
事ができるように課金サーバ100の設定を行うだけ
で、自動的にその新たなプリントサーバY1で行われた
印刷処理に対する課金を行うことができる。
【0097】課金対象ユーザ(またはユーザグループ)
の追加は、課金サーバ100に対し所望の設定を行えば
良い。このユーザグループなどの設定は課金情報を集計
する際にのみ利用されるものであり、その情報は課金情
報集計処理部220が把握していれば足りるからであ
る。その結果、業務クライアントX1やプリントサーバ
Y1は何ら変更する必要がないのである。
【0098】なお、本実施の形態においては、課金サー
バ100は独立した1個のサーバ装置であるが、業務プ
ログラムが稼働する業務サーバで構成することも好まし
い。
【0099】クライアントからの要求によって、印刷処
理を行う業務サーバ600の例が図8に示されている。
【0100】業務サーバ600は、クライアントX2の
要求によって印刷処理を行う業務サーバであり、上記課
金サーバ100の機能を含むものである。すなわち、業
務サーバ600は、印刷許可ファイル生成処理部206
と、課金ログ処理部210と、課金情報処理部220を
備えており、各構成の機能は、上記図2において示した
例とほぼ同様である。また、業務サーバ600は、課金
情報ログファイル208をも備えている。
【0101】さらに、業務サーバ600は、印刷監視部
212と、印刷処理部214と、を備えている。
【0102】図8に示されている業務サーバ600を利
用したシステムにおいては、上記図2に示された例と同
様に、クライアントX2が印刷データファイル204と
印刷要求ファイル202とを業務サーバに送信する。図
2と同様に、図8においてもこの送信動作は(1)で示
されている。業務サーバ600の印刷許可ファイル生成
処理部206は、上記図2と同様に送信されてきた印刷
データファイル204と印刷要求ファイル202とを受
信し、印刷許可ファイル110を作成する。そして、印
刷許可ファイル生成処理部206は、印刷許可ファイル
110をクライアントX2に送信する。この送信動作は
図2と同様に、図8においても(2)で示されている。
【0103】このように、図8に示された例において
は、業務サーバ600が課金サーバ100と同様の役割
を果たしている。そして、クライアントX2は、業務サ
ーバ600を利用して、図2と同様に印刷許可ファイル
110を得るのである。
【0104】また、課金ログ処理部210も、図2と同
様に印刷の要求を行ったクライアントX2の課金情報を
課金情報ログファイル208に蓄積する。
【0105】さて、印刷許可ファイル110を得たクラ
イアントX2は、印刷データファイル204に先行し
て、この印刷許可ファイル110を業務サーバ600に
送信する。それに引き続いて、クライアントX2は、印
刷データファイル204を業務サーバ600に送信す
る。
【0106】さて、業務サーバの印刷監視部212は図
2の場合と同様に、印刷データファイル204に先行し
て、印刷許可ファイル110が送信されてきたか否かを
検査する。この検査の結果、印刷許可ファイル110
が、印刷データファイル204に先行して送信されてき
たと判断した場合には、かかる判断を受けて(図8にお
いて(6)で示されている)印刷処理部214が、その
印刷データファイル204を外部のプリンタ装置に供給
するのである。この供給動作は、図8においても図2と
同様に(8)で示されている。
【0107】また、印刷監視部212は、受信した印刷
許可ファイル110が許可するファイルを調べ、この印
刷が許可されたファイルが印刷データファイルと一致す
るか否かについても検査する。この検査の結果、一致し
ていれは印刷処理部214は印刷データファイル204
をプリンタ装置に供給するのである。
【0108】なお、印刷データファイル204に先行し
て印刷許可ファイル110が送信されてこなかったり、
印刷許可ファイル110が印刷を許可するファイルが印
刷データファイル204と一致しない場合には、図2と
同様に、印刷監視部212が、印刷不能をクライアント
X2に報告する。この報告動作は図8において(7)で
示されている。また、この印刷不能が報告された場合に
は、印刷処理部214は、印刷データファイル214を
プリンタ装置に供給しない。
【0109】さて、本実施の形態にかかる業務サーバ6
00は、その印刷監視部212が印刷許可ファイル11
0そのものを受信したが、後述する実施の形態5のよう
に、印刷許可ファイル名のみを受信するように構成する
ことも好ましい。この場合、印刷許可ファイル生成処理
部206は、印刷許可ファイル110をクライアントX
2に送信せず、印刷許可ファイル110のファイル名の
みを送信し、印刷許可ファイル自体は印刷許可ファイル
生成処理部206が保持する。
【0110】そして、印刷監視部212が印刷許可ファ
イル名に基づき印刷許可ファイル生成処理部206から
印刷許可ファイル110を読み出すのである。このよう
に、同一の業務サーバ600内で印刷許可ファイル11
0自体のやりとりが行われるので、ネットワークのトラ
フィックを増加させてしまうおそれはない。
【0111】また、このように、クライアントX2に対
して印刷許可ファイル名のみを送信する場合には、後述
する実施の形態5と同様に、印刷監視部212が、印刷
許可ファイル110を削除する。このように構成するこ
とにより、後述する実施の形態5と同様に、ネットワー
ク上のトラフィックを減少させることができる。
【0112】実施の形態3.本実施の形態は、プリント
スプーラによる実施の形態であり、その説明図が図9に
示されている。
【0113】図9に示されているように、本実施の形態
において特徴的なことはプリントサーバY1がプリント
スプーラ221を備えており、実際のプリンタ装置とし
ては、このプリントサーバY1に直接接続されている直
結プリンタ222と、ローカルエリアネットワーク20
0に直接接続されているネットワークプリンタ224と
がこのプリントサーバY1の制御の下にある。そして、
このプリントスプーラ221が印刷許可ファイル110
や、印刷データファイル204をスプーリングするので
ある。ネットワークプリンタ224は、ローカルエリア
ネットワーク200と接続するためのインターフェース
を有している。
【0114】以下、本実施の形態の動作について説明す
る。
【0115】まず、業務クライアントX1は、印刷要求
ファイル202と、印刷データファイル204とを課金
サーバ100に対し通知を行い、印刷許可ファイル11
0を得る。この印刷要求ファイル202と印刷データフ
ァイル204の送信は図9において(1)で示されてお
り、その動作は図2で説明した実施の形態2と同様であ
る。また、課金サーバ100が印刷許可ファイル110
を返信する動作は、図9において(2)で示されてお
り、これは図2における実施の形態2と同様の動作であ
る。また、課金サーバ100も、上記実施の形態2の課
金サーバ100と同様の構成を成している。
【0116】業務クライアントX1は、印刷許可ファイ
ル110と印刷データファイル204とをプリントサー
バY1に送信する。プリントサーバY1においては、送
信されてきた印刷許可ファイル110と印刷データファ
イル204とをプリントスプーラ221に供給する。
【0117】プリントスプーラ221は、送信されてき
た印刷許可ファイル110と印刷データファイル204
とをスプール領域226に格納し、その印刷の実行をス
ケジューリングする。この際、印刷データファイル20
4に先行して印刷許可ファイル110が送信されてこな
い場合には、プリントスプーラ221は、スプーリング
を拒否する。
【0118】このスプール領域226は、具体的にはF
IFOのバッファでありプリントスプーラ221の制御
下にあるメモリ領域およびディスク領域が用いられる。
このプリントスプーラ221は、スプール領域226に
格納されている印刷許可ファイル110と印刷データフ
ァイル204との組に関し、印刷処理のスケジューリン
グを行う。このスケジューリングの処理自体は、従来か
ら良く知られている技術である。
【0119】プリントスプーラ221の印刷処理部22
8は、印刷の順番が回ってきた印刷許可ファイル110
を参照し、印刷データファイル204の内容が妥当か否
かの検査を行う。すなわち、この印刷処理部228は、
図2における上記実施の形態2に係る印刷監視部212
の機能をも備えた手段である。具体的には、印刷許可フ
ァイル110内の印刷データ認識キーを読み出し、この
印刷データ認識キーを用いて、対になって送られてきた
(組として送られてきた)印刷データファイル204を
一意に認識できるか否かの検査を行うのである。この検
査の結果、一意に認識できた場合には、印刷する事がで
きると判断し、印刷処理部228は、印刷許可ファイル
110に規定されている印刷用紙枚数などの使用するこ
とができる資源の制限の範囲で、印刷処理を実行する。
【0120】このように、印刷処理部228はプリント
スプーラ221の中で、印刷データファイルの検査を行
っている。
【0121】また、印刷処理は具体的には、印刷処理部
228はプリントサーバY1に直結している直結プリン
タ222またはローカルエリアネットワーク接続のネッ
トワークプリンタ224に印刷データファイル204の
印刷データを送出するのである。
【0122】本実施の形態によればプリントスプーラに
印刷処理部228を設けているため、スプール領域22
6に印刷データファイル204や印刷許可ファイル11
0が格納されている間に印刷データファイル204の内
容が妥当か否かを検査することができる。この結果、プ
リンタ装置そのものに、上記検査を実行するための手段
を設けなくとも従来のローカルエリアネットワーク接続
のネットワークプリンタ224をそのまま用いて、円滑
な課金方式を実現することができる。
【0123】なお、本実施の形態で述べた機能(構成)
を有するプリントサーバアダプタ装置を用いることも好
ましい。このようなプリントサーバアダプタ装置におい
ては、プリントスプーラ221や印刷処理部228に相
当する構成が備えられている。但し、上述した印刷処理
部228に相当する構成は、印刷データファイル204
が印刷について印刷が許可されている場合にのみ、接続
するプリンタ装置にその印刷データファイル204を供
給する動作を実行する。
【0124】さて、本実施の形態にかかるプリントスプ
ーラを備えたプリントサーバY1(又は同様の機能を有
するプリントサーバアダプタ装置)は、印刷許可ファイ
ル110そのものを受信したが、後述する実施の形態5
のように、印刷許可ファイル名のみを受信するように構
成することも好ましい。この場合、プリントスプーラ2
21は、印刷許可ファイル名に基づき課金サーバ100
から印刷許可ファイル110を読み出す。また、プリン
トスプーラは印刷データファイル204をスプールの対
象とした後、課金サーバ100内部に格納されている印
刷許可ファイル110を削除する。このように構成する
ことにより、後述する実施の形態5と同様に、ネットワ
ーク上のトラフィックを減少させることができる。
【0125】実施の形態4.上記実施の形態において
は、印刷許可ファイル110に記録されている印刷用紙
枚数などの検査は印刷監視部212や、印刷処理部22
8内の監視部によって行われていた。
【0126】しかし、業務クライアントX1で動作する
プログラム自体が、印刷データファイル204をプリン
トサーバY1に送る際に、印刷許可ファイル110の内
容を参照する事によって、印刷の許可が正しく与えられ
ているかどうか等の検査を行ったり、またそのプログラ
ム自体が印刷動作を監視等することも好ましい。
【0127】本実施の形態においては、このように業務
クライアントX1における印刷要求投入プログラム23
0が印刷を監視する例を示す。
【0128】この実施の形態4の説明図が図10に示さ
れている。図10に示されているように、このシステム
はローカルエリアネットワーク200に業務クライアン
トX1と、課金サーバ100と、プリントサーバY1と
が接続されている。この内、課金サーバ100とプリン
トサーバY1とは上で述べた実施の形態における課金サ
ーバ100やプリントサーバY1と同様の構成を有して
いる。本実施の形態において特徴的な構成は、業務クラ
イアントX1がその印刷要求投入プログラム230の中
に印刷監視部232を備えていることである。
【0129】さて、業務クライアントX1は上で述べた
実施の形態と同様にして課金サーバ100から印刷許可
ファイル110を得る。そして、この印刷許可ファイル
110と印刷データファイル204とをプリントサーバ
Y1に送信することにより、印刷を行う。これらの動作
については上記実施の形態と同様である。
【0130】本実施の形態において特徴的なことは印刷
を要求するための印刷要求投入プログラム230が印刷
監視部232を有していることである。これによって、
プリントサーバY1に送られる印刷許可ファイル110
と印刷データファイル204の内容に関する検査がこの
印刷監視部232で行われるのである。この監視動作
は、図10においては(1)で示されている。この監視
によって、印刷データファイル204の内容が例えば印
刷許可ファイル110内の印刷用紙枚数の制限を越えて
いる場合には、その旨が印刷要求投入プログラム230
に報告され、印刷要求投入プログラム230は印刷を停
止するのである。具体的には新たな印刷データファイル
204の送信は行わず、プリントサーバY1に対し印刷
の中止を要求するのである。
【0131】このように、業務クライアントX1側で印
刷監視を行ったため、従来からあるプリンタ装置や従来
のプリントサーバを用いつつ、より高度な印刷管理を行
うことができる。
【0132】実施の形態5.上で述べた実施の形態にお
いてはいずれも課金サーバ100が生成した印刷許可フ
ァイル110は業務クライアントX1に送信されてい
た。しかし、業務クライアントX1の印刷要求によっ
て、課金サーバ100が各要求ごとに生成する印刷許可
ファイル110は、ほぼ同様の内容のファイルとなるこ
とが多いと考えられる。その理由は、印刷のフォーマッ
トは多くの場合定型的であり印刷枚数も印刷データファ
イル204の大きさ(ページ数)に従って定められるこ
とが多いと考えられるからである。
【0133】そのため、印刷の要求が発生する度にほぼ
同一内容の印刷許可ファイル110を生成して、業務ク
ライアントX1に送信するのは無駄であるばかりでな
く、ローカルエリアネットワーク200上のトラフィッ
クを増大させてしまう恐れもある。そこで、課金サーバ
100の印刷許可ファイル生成処理部206において
は、印刷許可ファイル110を生成するものの、業務ク
ライアントX1に対してはその印刷許可ファイル110
のファイル名のみを送信することも考えられる。本実施
の形態5は、このような動作を有する課金サーバ100
に関するものであり、その説明図が図11に示されてい
る。
【0134】図11に示されているように、業務クライ
アントX1は、まず印刷要求ファイル202と、印刷デ
ータファイル204とを課金サーバ100に通知し、印
刷許可を求める。
【0135】この動作は、図11の(1)で示されてお
り、これまで述べた上記実施の形態と同様である。
【0136】課金サーバ100は、印刷許可ファイル1
10を、上述した実施の形態と同様に生成する。そし
て、印刷許可ファイル110自体は課金サーバ100内
部に保持したまま、その印刷許可ファイル110のファ
イル名のみを業務クライアントX1に送信する。
【0137】さて、印刷許可ファイル110のファイル
名のみを送信するこの動作は、図11においては(2)
で示されている。
【0138】このように、印刷許可ファイル110その
ものではなく、印刷許可ファイル110のファイル名の
みを業務クライアントX1に送信するので、ローカルエ
リアネットワーク200上のトラフィック量が減少す
る。
【0139】次に、業務クライアントX1は、印刷許可
ファイル110のファイル名と、印刷ファイル204と
をプリントサーバY1に送信する。これによって、業務
クライアントX1は、プリントサーバY1に対し印刷デ
ータファイル204の印刷を要求する。
【0140】プリントサーバY1は、業務クライアント
X1から送られてきた印刷許可ファイル110のファイ
ル名に基づき、課金サーバ100が保持している印刷許
可ファイル110を課金サーバ100から読み出してく
る。この読み出し動作は、印刷監視部212によって行
われる。
【0141】印刷監視部212は印刷許可ファイル11
0の内容を参照して、印刷許可がなされているか否かの
検査をし、印刷の許可がなされていれば、プリントサー
バY1の印刷処理部214は業務クライアントX1が送
信してきた印刷データファイル204の印刷を開始す
る。さらに、印刷の処理中に、印刷に対して使用する資
源量の監視も行われる。これらの検査や監視は上で述べ
た実施の形態と同様である。
【0142】具体的には、印刷の実行中に印刷許可ファ
イル110の中において規定されている印刷用紙の枚数
を越える印刷が行われようとした場合には印刷監視部2
12は印刷処理部214に対し停止を要求し、印刷処理
部214は印刷を停止するのである。このような一連の
動作が図11においては(3)、(4)、(5)、
(6)でそれぞれ示されている。
【0143】印刷データファイル204の印刷が終了す
ると、プリントサーバY1の印刷監視部212は、課金
サーバ100内に格納されている印刷許可ファイル11
0を削除する。
【0144】この印刷許可ファイル110を削除するの
は、同一の印刷許可ファイル110を複数回使用される
ことを防止するためである。すなわち、一旦作成された
印刷許可ファイル110を削除しないと、業務クライア
ントX1はこの印刷許可ファイル名を2回以上用いるこ
とによって何度でも同じ印刷の要求をこのプリントサー
バY1に出すことができてしまう。その一方、課金サー
バ100における課金の処理は1回のみである。そのた
め、本実施の形態においては一回の印刷が終了する度毎
にこの印刷監視部212は印刷許可ファイル110を抹
消するのである。
【0145】尚、本実施の形態におけるプリントサーバ
Y1の機能をプリントサーバアダプタ装置に備えさせる
ことも好ましい。この場合には、そのプリントサーバア
ダプタ装置は、上記印刷監視部212や印刷処理部21
4等に相当する構成を含むことになる。但し、印刷処理
部214に相当する構成は、印刷データファイル204
の印刷が許可されている場合には、その印刷データファ
イル204をプリンタ装置に供給するという動作を実行
する。
【0146】また、上記実施の形態3の最後の部分で説
明したように、このプリントサーバアダプタ装置は、プ
リントスプーラの機能を備えていることも好ましい。
【0147】さらに、上記実施の形態2の最後において
説明したように、本実施の形態におけるプリントサーバ
Y1の機能を課金機能と組み合わせ、業務サーバを構成
することも好ましい。この場合には、その業務サーバ
は、上記印刷監視部212や印刷処理部214等に相当
する構成を含むことになる。もちろん、印刷処理部21
4は、印刷データファイル204の印刷が許可されてい
る場合には、その印刷データファイル204をプリンタ
装置に供給するという動作を実行する。
【0148】実施の形態6.これまで述べた実施の形態
においては、いずれも印刷要求に対し、その印刷に必要
であった用紙の枚数などに対して課金を行う課金サーバ
について説明してきた。しかしながら、これまで述べて
きた課金サーバは、印刷処理に対する課金以外の課金に
応用することも好ましい。例えば、ファイルの転送処理
に対し、転送ファイルのサイズなどに応じて課金を行う
場合に上でこれまで述べてきた課金サーバをほとんどそ
のまま適用することができる。
【0149】本実施の形態6においては上記実施の形態
2をそのままファイル転送処理に対する課金に置き換え
たのであり、その説明図が図12に示されている。図1
2に示されているようにこのシステムはローカルエリア
ネットワーク200に接続されている業務クライアント
X1と、課金サーバ300と、ファイル転送サーバZ1
とから構成されている。本実施の形態6は、課金の対象
を印刷用紙の枚数ではなく、転送ファイルのバイト数や
転送に必要な時間などにしたものであり、基本的な課金
サーバ300の動作原理は全く同一である。
【0150】まず、業務クライアントX1は、転送要求
ファイル302と、転送したいファイルである転送デー
タファイル304とを課金サーバ300に送信する。こ
の送信動作は、図12において(1)で示されている。
【0151】課金サーバ300内の転送許可ファイル生
成処理部306は、送信されてきた2つのファイルに基
づき転送許可ファイル410を生成する。生成した転送
許可ファイル410は業務クライアントX1に返信され
る。この返信処理は、図12において(2)で示されて
いる。
【0152】課金サーバ300においては転送許可ファ
イル410を生成すると共に、課金ログ処理部310に
おいてその転送処理に対する課金の情報が課金情報ログ
ファイル308に格納される。この格納動作は図12に
おいて(3)で示されている。
【0153】次に、業務クライアントX1はファイル転
送サーバZ1に対しこの転送許可ファイル410と、転
送の対象である転送データファイル304とを送信す
る。転送許可ファイル410の転送は図12において
(4)で示されており、転送ファイル304の送信は図
12において(5)で示されている。
【0154】ファイル転送サーバZ1の動作は、転送さ
れてきたファイルを印刷ではなく転送する点がプリント
サーバY1と異なるだけで、その他の処理は基本的に上
述したプリントサーバY1と同様である。転送処理部3
14が転送データファイル304を転送先サーバZ2に
転送するが、それに先立って転送監視部312は転送許
可ファイル410が許可しているファイルとその転送デ
ータファイル304とが一致するか否かを検査し、一致
していない場合には転送を中止する。または、そもそも
転送許可ファイル410が転送データファイル304に
先行して送信されてきていない場合には、転送処理はは
じめから行われない。
【0155】さて、転送許可ファイル410が許可して
いるファイルとその転送データファイル304とが一致
した場合には転送処理が実行される。これは転送処理部
において実行される。
【0156】この転送の最中に、転送許可ファイル41
0で許可されている転送時間や転送バイト数などが転送
動作の最中に越えた場合には転送監視部312は上記実
施の形態2と同様に転送を中止する。転送処理が行われ
ない場合、または転送が中止される場合いずれにおいて
も転送監視部312は業務クライアントX1に対しその
旨のメッセージを送信する。このメッセージを送信する
処理は図12において(7)で示されている。
【0157】以上述べたように、本実施の形態は上記実
施の形態2をプリント動作ではなくファイルの転送処理
に応用した例を表している。換言すれば、本発明に係る
課金サーバ300は課金の対象である種々のサービスに
対して広く応用することができるものである。上記実施
の形態2においては印刷処理に対し例えば用紙の枚数な
どを基準として課金をする場合に好ましい課金サーバに
ついて説明した。そして、本実施の形態6においてはフ
ァイルの転送における転送バイト数などによって課金を
行う場合の課金サーバの動作について説明した。このよ
うに、本発明に係る課金サーバは広く課金の対象となる
サービスを提供する場合に利用されるものである。
【0158】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、印
刷が許可されたファイルのみを印刷しうるプリントサー
バが得られる。
【0159】また、本発明によれば、許可されている資
源量を超えたときには印刷が中止されるので、より厳密
に資源の管理を行うことができる。
【0160】また、本発明によれば、資源として印刷枚
数が含まれているので、許可されていない枚数以上印刷
が行われてしまうことを未然に防止できる。
【0161】また、本発明によれば、資源として印刷処
理時間が含まれているので、許可されていない時間以上
印刷が行われてしまうことを未然に防止できる。
【0162】また、本発明によれば、資源として印刷デ
ータ量が含まれているので、許可されていないデータ量
以上印刷が行われてしまうことを未然に防止できる。
【0163】また、本発明によれば、資源として印刷ト
ナー量が含まれているので、許可されていないトナー量
以上印刷が行われてしまうことを未然に防止できる。
【0164】また、本発明によれば、印刷が行われなか
ったことをクライアントが知ることができるプリントサ
ーバが得られる。
【0165】また、本発明によれば、印刷が行われなか
ったことをネットワーク管理者が知ることができるプリ
ントサーバが得られる。
【0166】また、本発明によれば、印刷許可ファイル
自体は、クライアントに送信されないため、ネットワー
クのトラフィックを小さくすることができるプリントサ
ーバが得られる。
【0167】また、本発明によれば、印刷処理完了後に
印刷許可ファイルが削除されるので、一旦生成された印
刷許可ファイルを不正に何度も使用されることを防止す
ることができるプリントサーバが得られる。
【0168】また、本発明によれば、印刷許可ファイル
が先行して送られてきた場合にのみ印刷処理を行うの
で、印刷処理の管理を容易に行うことができるネットワ
ーク上で用いられるプリンタ装置が得られる。
【0169】また、本発明によれば、印刷が許可された
印刷データファイルのみ印刷するので、印刷処理の管理
を容易に行うことができるネットワーク上で用いられる
プリンタ装置が得られる。
【0170】また、本発明によれば、印刷許可ファイル
が先行して送られてきた場合にのみ印刷処理を行うの
で、印刷処理の管理を容易に行うことができるネットワ
ーク上で用いられるプリンタサーバアダプタ装置が得ら
れる。
【0171】また、本発明によれば、印刷が許可された
印刷データファイルのみ印刷するので、印刷処理の管理
を容易に行うことができるネットワーク上で用いられる
プリンタサーバアダプタ装置が得られる。
【0172】また、本発明によれば、印刷許可ファイル
自体は、クライアントに送信されないため、ネットワー
クのトラフィックを小さくすることができるネットワー
ク上で用いられるプリンタ装置が得られる。
【0173】また、本発明によれば、印刷処理完了後に
印刷許可ファイルが削除されるので、一旦生成された印
刷許可ファイルを不正に何度も使用されることを防止す
ることができるネットワーク上で用いられるプリンタ装
置が得られる。
【0174】また、本発明によれば、印刷許可ファイル
自体は、クライアントに送信されないため、ネットワー
クのトラフィックを小さくすることができるネットワー
ク上で用いられるプリントサーバアダプタ装置が得られ
る。
【0175】また、本発明によれば、印刷処理完了後に
印刷許可ファイルが削除されるので、一旦生成された印
刷許可ファイルを不正に何度も使用されることを防止す
ることができるネットワーク上で用いられるプリンタサ
ーバアダプタ装置が得られる。
【0176】また、本発明によれば、プリントスプーラ
において、印刷許可ファイルが先行して送信されてこな
い場合には、印刷を行わないため、効率的な印刷許可の
管理を行うことができる。
【0177】また、本発明によれば、プリントスプーラ
において、印刷が許可されているか否かを検査するの
で、効率的な印刷許可の管理を行うことができる。
【0178】また、本発明によれば、印刷許可ファイル
が課金サーバからプリントサーバに直接呼び出され、プ
リントスプーラ上で検査が行われるため、ネットワーク
上のトラフィックを減少することができるプリントサー
バが得られる。
【0179】また、本発明によれば、スプーリングがな
された後に印刷許可ファイルが削除されるので、一旦生
成された印刷許可ファイルを不正に何度も使用されるこ
とを防止することができるプリントサーバが得られる。
【0180】また、本発明によれば、印刷許可ファイル
の検査処理などを業務サーバ内で行うので、簡素な構成
で効率的な印刷処理の管理をすることができる。
【0181】また、本発明によれば、印刷許可ファイル
により許可された印刷データファイルであるか否かの検
査を業務サーバ内で行うので、簡素な構成で効率的な印
刷処理の管理をすることができる。
【0182】また、本発明によれば、印刷許可ファイル
のファイル名のみがクライアントに送信されるため、ネ
ットワーク上のトラフィックを減少できる業務サーバが
得られる。
【0183】また、本発明によれば、印刷処理完了後に
印刷許可ファイルが削除されるので、一旦生成された印
刷許可ファイルを不正に何度も使用されることを防止す
ることができる業務サーバが得られる。
【0184】また、本発明によれば、印刷処理の許可を
与える手段を業務クライアント内に含めたので、より簡
易な構成で効率的な印刷処理の管理を行うことができ
る。
【0185】また、本発明によれば、印刷許可ファイル
名を用いて、印刷許可ファイルの内容を読み出すように
構成したので、ネットワーク上のトラフィックを減少さ
せることができる業務クライアントが得られる。
【0186】また、本発明によれば、許可されたファイ
ルのみを効率よくファイル転送することができるファイ
ル転送サーバが得られる。
【0187】また、本発明によれば、ファイル転送を効
率よく管理することができるファイル転送システムが得
られる。
【0188】また、本発明によれば、資源として転送バ
イト数が含まれているので、許可されていない転送バイ
ト数以上ファイル転送が行われてしまうことを未然に防
止できる。
【0189】また、本発明によれば、資源として転送時
間が含まれているので、許可されていない時間以上ファ
イル転送が行われてしまうことを未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態であるネットワークシス
テムの構成図である。
【図2】 本発明の実施の形態の説明図である。
【図3】 印刷許可ファイルの構成を表す説明図であ
る。
【図4】 印刷許可ファイル中で規定されている各資源
の許容量の例を表す説明図である。
【図5】 印刷許可クラスの例を表す説明図である。
【図6】 課金ログレコードの説明図である。
【図7】 集計処理の動作を表す説明図である。
【図8】 本発明の業務サーバによる実施の形態の説明
図である。
【図9】 本発明のプリントスプーラによる実施の形態
の説明図である。
【図10】 本発明の実施の形態の説明図である。
【図11】 本発明の実施の形態の説明図である。
【図12】 本発明の実施の形態であるファイル転送シ
ステムの説明図である。
【図13】 従来技術の説明図である。
【符号の説明】
10 クライアント、12 プリントサーバ、14 課
金情報ファイル、100 課金サーバ、102 プリン
トクライアント、104 帳票ファイル、106 課金
情報、108 課金情報ファイル、110 印刷許可フ
ァイル、112プリンタ装置、200 ローカルエリア
ネットワーク、202 印刷要求ファイル、204 印
刷データファイル、206 印刷許可ファイル生成処理
部、208 課金情報ログファイル、212 印刷監視
部、216 課金集計ファイル、218 課金集計帳
票、220 課金情報集計処理部、221 プリントス
プーラ、222 直結プリンタ、224 ネットワーク
プリンタ、226 スプール領域、228 印刷処理
部、230 印刷要求投入プログラム、232 印刷監
視部、300 課金サーバ、302 転送要求ファイ
ル、304 転送データファイル、306 転送許可フ
ァイル生成処理部、312 転送監視部、314転送処
理部、420 転送許可ファイル、500 課金テーブ
ル、600 業務サーバ、X1 業務クライアント、X
2 クライアント、Y1 プリントサーバ、Z1 ファ
イル転送サーバ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−25911(JP,A) 特開 平2−226353(JP,A) 特開 平7−261868(JP,A) 特開 平9−185474(JP,A) 特開 平9−259351(JP,A) 特開 平9−297510(JP,A) 特開 平9−327959(JP,A) 特開 平10−161823(JP,A) 特開 平10−233913(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 3/12 B41J 5/30 B41J 29/38 G06F 1/00 370

Claims (32)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷許可ファイルと印刷データファイル
    とを受信し、前記印刷許可ファイルを検査し、前記印刷
    許可ファイルが印刷を許可するファイルと、前記印刷デ
    ータファイルとが一致するか否かファイル一致検査を行
    う印刷監視部と、 前記印刷監視部のファイル一致検査の結果、前記印刷デ
    ータファイルと前記印刷許可ファイルが印刷を許可する
    ファイルとが一致する場合にのみ、前記印刷データファ
    イルの印刷を実行する印刷処理部と、 を含むことを特徴とするプリントサーバ。
  2. 【請求項2】 前記印刷処理部は、印刷処理の実行中
    に、印刷に用いられる各資源の使用量を監視し、 また、前記印刷処理部は、前記監視する各資源の中で、
    前記印刷許可ファイル中で許可されている量を越えるも
    のがあるか否かを検査し、 また、前記印刷処理部は、前記検査の結果、少なくとも
    1つの資源が、前記印刷許可ファイル中で許可されてい
    る量を越えて使用されていることを検出した場合には、
    印刷処理を停止することを特徴とする請求項1記載のプ
    リントサーバ。
  3. 【請求項3】 前記資源は、印刷枚数を含むことを特徴
    とする請求項2記載のプリントサーバ。
  4. 【請求項4】 前記資源は、印刷処理時間を含むことを
    特徴とする請求項2記載のプリントサーバ。
  5. 【請求項5】 前記資源は、印刷データ量を含むことを
    特徴とする請求項2記載のプリントサーバ。
  6. 【請求項6】 前記資源は、印刷トナー量を含むことを
    特徴とする請求項2記載のプリントサーバ。
  7. 【請求項7】 前記印刷監視部は、上記ファイル一致検
    査の結果、前記印刷許可ファイルが印刷を許可するファ
    イルと前記印刷データファイルとが一致しなかったと判
    断した場合には、印刷が行われなかった旨を前記クライ
    アントに通知することを特徴とする請求項1、2、3、
    4、5又は6記載のプリントサーバ。
  8. 【請求項8】 前記印刷監視部は、上記ファイル一致検
    査の結果、前記印刷許可ファイルが印刷を許可するファ
    イルと前記印刷データファイルとが一致しなかったと判
    断した場合には、印刷が行われなかった旨をネットワー
    ク管理者に監査情報として通知することを特徴とする請
    求項1、2、3、4、5又は6記載のプリントサーバ。
  9. 【請求項9】 印刷許可ファイル名と印刷データファイ
    ルとを受信し、前記印刷許可ファイル名に基づき、課金
    サーバから前記印刷許可ファイルを読み出し、前記読み
    出した印刷許可ファイルを検査し、この印刷許可ファイ
    ルが印刷を許可するファイルと、前記印刷データファイ
    ルとが一致するか否か検査する印刷監視部と、 前記印刷監視部の検査の結果、前記印刷許可ファイルが
    印刷を許可するファイルと前記印刷データファイルとが
    一致する場合にのみ、前記印刷データファイルの印刷を
    実行する印刷処理部と、 を含むことを特徴とするプリントサーバ。
  10. 【請求項10】 前記印刷監視部は、前記印刷処理部に
    よる印刷動作が完了した後、前記課金サーバ内に格納さ
    れている前記印刷許可ファイルを削除することを特徴と
    する請求項9記載のプリントサーバ。
  11. 【請求項11】 ローカルエリアネットワークに接続す
    るプリンタ装置において、 前記ローカルエリアネットワークから、印刷の対象であ
    る印刷データファイルに先行して、前記印刷データファ
    イルの印刷の許可を意味する印刷許可ファイルが送信さ
    れて来たか否かを検査する印刷監視部と、 前記印刷監視部が、前記印刷データファイルに先行して
    前記印刷許可ファイルが送信されて来たと判断した場合
    にのみ印刷処理を実行する印刷処理部と、 を含むことを特徴とするプリンタ装置。
  12. 【請求項12】 前記印刷監視部は、前記ローカルエリ
    アネットワークから前記印刷許可ファイルと前記印刷デ
    ータファイルとを受信した場合に、前記印刷許可ファイ
    ルを検査し、前記印刷許可ファイルが印刷を許可するフ
    ァイルと、前記印刷データファイルとが一致するか否か
    検査し、 前記印刷処理部は、前記印刷監視部の検査の結果、前記
    印刷データファイルと前記印刷許可ファイルが印刷を許
    可するファイルとが一致する場合にのみ、前記印刷デー
    タファイルの印刷を実行することを特徴とする請求項1
    1記載のプリンタ装置。
  13. 【請求項13】 プリンタ装置とローカルエリアネット
    ワークとを接続するプリントサーバアダプタ装置におい
    て、 前記ローカルエリアネットワークから、印刷データファ
    イルに先行して印刷許可ファイルが送信されて来たか否
    かを検査する印刷監視部と、 前記印刷監視部が、印刷データファイルに先行して印刷
    許可ファイルが送信されて来たと判断した場合にのみ前
    記プリンタ装置に印刷データファイルを供給する印刷処
    理部と、 を含むことを特徴とするプリントサーバアダプタ装置。
  14. 【請求項14】前記印刷監視部は、前記ローカルエリア
    ネットワークから前記印刷許可ファイルと前記印刷デー
    タファイルとを受信した場合に、前記印刷許可ファイル
    を検査し、前記印刷許可ファイルが印刷を許可するファ
    イルと、前記印刷データファイルとが一致するか否か検
    査し、 前記印刷処理部は、前記印刷監視部の検査の結果、前記
    印刷データファイルと前記印刷許可ファイルが印刷を許
    可するファイルとが一致する場合にのみ、前記印刷デー
    タファイルをプリンタ装置に供給することを特徴とする
    請求項13記載のプリントサーバアダプタ装置。
  15. 【請求項15】 ローカルエリアネットワークに接続す
    るプリンタ装置において、 前記ローカルエリアネットワークから印刷許可ファイル
    名と印刷データファイルとを受信し、前記印刷許可ファ
    イル名に基づき、課金サーバから前記印刷許可ファイル
    を読み出し、前記読み出した印刷許可ファイルを検査
    し、この印刷許可ファイルが印刷を許可するファイル
    と、前記印刷データファイルとが一致するか否か検査す
    る印刷監視部と、 前記印刷監視部の検査の結果、前記印刷許可ファイルが
    印刷を許可するファイルと前記印刷データファイルとが
    一致する場合にのみ、前記印刷データファイルの印刷を
    実行する印刷処理部と、 を含むことを特徴とするプリンタ装置。
  16. 【請求項16】 前記印刷監視部は、前記印刷処理部に
    よる印刷動作が完了した後、前記課金サーバ内に格納さ
    れている前記印刷許可ファイルを削除することを特徴と
    する請求項15記載のプリンタ装置。
  17. 【請求項17】 プリンタ装置とローカルエリアネット
    ワークとを接続するプリントサーバアダプタ装置におい
    て、 前記ローカルエリアネットワークから印刷許可ファイル
    名と印刷データファイルとを受信し、前記印刷許可ファ
    イル名に基づき、課金サーバから前記印刷許可ファイル
    を読み出し、前記読み出した印刷許可ファイルを検査
    し、この印刷許可ファイルが印刷を許可するファイル
    と、前記印刷データファイルとが一致するか否か検査す
    る印刷監視部と、 前記印刷監視部の検査の結果、前記印刷許可ファイルが
    印刷を許可するファイルと前記印刷データファイルとが
    一致する場合にのみ、前記印刷データファイルを前記プ
    リンタ装置に供給する印刷処理部と、 を含むことを特徴とするプリントサーバアダプタ装置。
  18. 【請求項18】 前記印刷監視部は、前記印刷データフ
    ァイルの供給が完了した後、前記課金サーバ内に格納さ
    れている前記印刷許可ファイルを削除することを特徴と
    する請求項17記載のプリントサーバアダプタ装置。
  19. 【請求項19】 プリントデータをスプーリングするプ
    リントスプーラを備えたプリントサーバにおいて、 前記プリントスプーラは、印刷データファイルに先行し
    て前記印刷データファイルの印刷を許可する情報を含む
    印刷許可ファイルが送信されてこない場合にはスプーリ
    ングを拒否することを特徴とするプリントサーバ。
  20. 【請求項20】 前記プリントスプーラは、 前記印刷許可ファイルと前記印刷データファイルとを受
    信し、前記印刷許可ファイルを検査し、前記印刷許可フ
    ァイルが印刷を許可するファイルと、前記印刷データフ
    ァイルとが一致するか否か検査する印刷処理部、 を備え、 前記プリントスプーラは、前記印刷処理部の検査の結
    果、前記印刷データファイルと前記印刷許可ファイルが
    印刷を許可するファイルとが一致する場合にのみ、前記
    印刷データファイル及び前記印刷許可ファイルをスプー
    リングすることを特徴とする請求項19記載のプリント
    サーバ。
  21. 【請求項21】 プリントデータをスプーリングするプ
    リントスプーラを備えたプリントサーバにおいて、 前記プリントスプーラは、印刷許可ファイル名と印刷デ
    ータファイルとを受信し、前記印刷許可ファイル名に基
    づき、課金サーバから前記印刷許可ファイルを読み出
    し、 前記プリントスプーラは、前記読み出した印刷許可ファ
    イルを検査し、この印刷許可ファイルが印刷を許可する
    ファイルと、前記印刷データファイルとが一致するか否
    か検査する印刷処理部、を含み、 前記プリントスプーラは、前記印刷処理部の検査の結
    果、前記印刷許可ファイルが印刷を許可するファイルと
    前記印刷データファイルとが一致する場合にのみ、その
    印刷データファイルをスプーリングすることを特徴とす
    るプリントサーバ。
  22. 【請求項22】 前記プリントスプーラは、前記印刷デ
    ータファイルをスプーリングした後、前記課金サーバ内
    に格納されている前記印刷許可ファイルを削除すること
    を特徴とする請求項21記載のプリントサーバ。
  23. 【請求項23】 業務プログラムが動作しており、クラ
    イアントの要求によって印刷処理を行う業務サーバにお
    いて、 印刷を要求するクライアントから送信されてくる印刷の
    対象である印刷データファイルと、前記印刷データファ
    イルの印刷の要求を意味する印刷要求ファイルと、に基
    づいて、前記印刷データファイルの印刷を許可する旨を
    表す印刷許可ファイルを生成し、この印刷許可ファイル
    を前記クライアントに送信する印刷許可ファイル生成処
    理部と、 送信された前記印刷データファイルと、送信された前記
    印刷要求ファイルと、に基づいて、これらのファイルの
    送信を行った前記クライアントの課金情報を蓄積する課
    金ログ処理部と、 前記印刷データファイルに先行して、前記印刷許可ファ
    イルが送信されて来たか否かを検査する印刷監視部と、 前記印刷監視部が前記印刷データファイルに先行して前
    記印刷許可ファイルが送信されてきたと判断した場合に
    のみ、前記印刷データファイルをプリンタ装置に供給す
    る印刷処理部と、 を含むことを特徴とする業務サーバ。
  24. 【請求項24】 前記印刷監視部は、前記印刷許可ファ
    イルと前記印刷データファイルとを受信した場合に、前
    記印刷許可ファイルを検査し、前記印刷許可ファイルが
    印刷を許可するファイルと、前記印刷データファイルと
    が一致するか否かを検査し、 前記印刷処理部は、前記印刷監視部の検査の結果、前記
    印刷データファイルと、前記印刷許可ファイルが印刷を
    許可するファイルとが一致する場合にのみ、前記印刷デ
    ータファイルをプリンタ装置に供給することを特徴とす
    る請求項23記載の業務サーバ。
  25. 【請求項25】 業務プログラムが動作しており、クラ
    イアントの要求によって印刷処理を行う業務サーバにお
    いて、 印刷を要求するクライアントから送信されてくる印刷の
    対象である印刷データファイルと、前記印刷データファ
    イルの印刷の要求を意味する印刷要求ファイルと、に基
    づいて、前記印刷データファイルの印刷を許可する旨を
    表す印刷許可ファイルを生成し、この印刷許可ファイル
    を保存し、前記印刷許可ファイルのファイル名を前記ク
    ライアントに送信する印刷許可ファイル生成処理部と、 送信された前記印刷データファイル、及び、送信された
    前記印刷要求ファイルと、に基づいて、これらのファイ
    ルの送信を行った前記クライアントの課金情報を蓄積す
    る課金ログ処理部と、 前記クライアントが送信した前記印刷許可ファイルのフ
    ァイル名を受信し、この印刷許可ファイルのファイル名
    を用いて、前記ファイル名の印刷許可ファイルを前記印
    刷許可ファイル生成処理部から取り出し、取り出した前
    記印刷許可ファイルが前記印刷データファイルの印刷を
    許可しているか否か検査する印刷監視部と、 前記印刷監視部が、前記検査の結果、前記印刷許可ファ
    イルが前記印刷データファイルの印刷を許可していると
    判断する場合にのみ、前記印刷データファイルをプリン
    タ装置に供給する印刷処理部と、 を含むことを特徴とする業務サーバ。
  26. 【請求項26】 前記印刷監視部は、前記印刷処理部が
    前記印刷データファイルをプリンタ装置に供給した後、
    前記印刷許可ファイル生成処理部が保存する前記印刷許
    可ファイルを削除することを特徴とする請求項25記載
    の業務サーバ。
  27. 【請求項27】 利用者の要求によって印刷処理を制御
    する印刷要求投入プログラムを備えた業務クライアント
    において、 前記印刷要求投入プログラムは、 印刷許可ファイルを受信し、前記印刷要求投入プログラ
    ムが印刷データファイルの印刷を制御する際に、印刷に
    用いられる各資源の使用量を監視する印刷監視部、 を含むことを特徴とする業務クライアント。
  28. 【請求項28】 前記利用者の印刷要求によって生成さ
    れた印刷の対象である印刷データファイルと、印刷のパ
    ラメータを含む印刷要求ファイルとを課金サーバに送信
    し、 課金サーバが生成した印刷許可ファイルを受信し、 前記印刷許可ファイルを前記印刷監視部に供給すると共
    に、前記印刷データファイルを前記印刷要求投入プログ
    ラムに供給し、 前記印刷要求投入プログラムは、前記印刷許可ファイル
    が前記印刷データファイルの印刷を許可している場合に
    のみ、前記印刷データファイルをプリントサーバに供給
    することを特徴とする請求項27記載の業務クライアン
    ト。
  29. 【請求項29】 転送許可ファイルと転送データファイ
    ルとを受信し、前記転送許可ファイルを検査し、前記転
    送許可ファイルがファイル転送を許可するファイルと、
    前記転送データファイルとが一致するか否か検査する転
    送監視部と、 前記転送監視部の検査の結果、前記転送データファイル
    と前記転送許可ファイルがファイル転送を許可するファ
    イルとが一致する場合にのみ、前記転送データファイル
    のファイル転送を実行する転送処理部と、 を含むことを特徴とするファイル転送サーバ。
  30. 【請求項30】 前記転送処理部は、転送処理の実行中
    に、転送に用いられる各資源の使用量を監視し、 また、前記転送処理部は、前記監視する各資源の中で、
    前記転送許可ファイル中で許可されている量を越えるも
    のがあるか否かを検査し、 また、前記転送処理部は、前記検査の結果、少なくとも
    1つの資源が、前記転送許可ファイル中で許可されてい
    る量を越えて使用されていることを検出した場合には、
    転送処理を停止することを特徴とする請求項29記載の
    ファイル転送サーバ。
  31. 【請求項31】 前記資源は、転送バイト数を含むこと
    を特徴とする請求項30記載のファイル転送サーバ。
  32. 【請求項32】 前記資源は、転送時間を含むことを特
    徴とする請求項30記載のファイル転送サーバ。
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