JP5598005B2 - 画像処理装置、情報処理装置、画像処理システム、使用制限方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、情報処理装置、画像処理システム、使用制限方法、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、画像処理装置の使用を制限する技術に関し、より詳細には、画像処理機能に対する使用制限を効率的かつ柔軟に行うための画像処理装置、サーバ装置、システム、使用制限方法、プログラムおよび記録媒体に関する。
近年の環境配慮への関心、コスト削減の要請の高まりを背景として、官公庁、大学、企業など数多くの構成員を有する組織においては、部門や部署などのグループ単位または構成員などの単位で機器に使用制限を設ける技術が導入されつつある。例えば印刷システムとしては、オフィス内に複数のユーザから構成されるグループ毎またはユーザ毎に印刷枚数の上限値を設け、この上限値を超えて印刷が行われてしまうことを禁止したり、警告を表示することによってユーザに上限値の遵守を促したりするシステムが知られている。
例えば特開2004−102356号公報(特許文献1)は、ユーザ毎の認証情報、印刷結果枚数および印刷上限枚数を登録する認証サーバと、該当するユーザの認証情報、印刷結果枚数および印刷上限枚数を取得し、クライアント端末から印刷ジョブ投入があった際、ユーザの認証情報および印刷上限枚数を基に印刷可否を判断する印刷制限サーバとを備えたことを特徴とするネットワーク対応印刷システムを開示する。特許文献1の従来技術によれば、ユーザに残りの印刷可能枚数を把握させたり、いつ頃印刷制限が発生するかなどを伝えることにより、無駄な紙出力を常に意識させることができる。
その他、特開2005−271317号公報(特許文献2)は、コピー処理を実行する際に利用者IDの入力を受付け、受付けた利用者IDを部門管理サーバへ送信することにより、その利用者が所属している部門の部門IDを照会し、部門IDを受信してコピー処理を実行し、コピー枚数をカウントし、部門IDに関連付けてコピー枚数を登録する画像形成装置を開示する。上記特許文献2の従来技術によれば、グループ毎に印刷枚数を集計できる。
さらに、管理者がユーザ毎に上限値をマニュアルで設定する場合、きめ細やかに設定できるとはいえ、グループ上限値を考慮してグループに属するユーザの上限値を決定することは煩雑な作業であり、少数のグループであればともかく現実的ではない。すなわち、グループ登録人数が増大すると、グループ上限値を超えないように、かつ上限値を大きく下回らないように、各ユーザの性質に応じてきめ細やかに設定することは、極めて困難な作業であり、管理者に多大な負荷をかけてしまうことになる。さらに、ユーザの追加登録、登録抹消が発生したり、グループの上限値が変更されたりした場合は、上限値を再度設定しなおさなければならず、管理者の負担がさらに増大する。
また、例えば印刷枚数の上限値を設定する場合にしても、印刷には片面印刷、両面印刷、集約印刷といった設定やモノクロ/カラー印刷といった設定など種々の設定事項あり、トナーや紙の使用量に関係するこれらの利用についても管理したいという要求がある。
さらに、利用に上限値を設けるといっても、各ユーザは、毎期間、同程度の印刷をするというわけではなく、一時的に上限を超える印刷が必要となる場合もある。上述のような従来技術では、このような状況に柔軟に対応することもできなかった。
一方、管理者の視点からみると、利用の上限値を厳格に管理したいという要望から、あくまで目安としてユーザ意識の向上を図るために管理したいというような要望や、短期的には多少の融通を利かせつつ長期的に目標が達成されればよいという要望など、多様な要望が存在する。したがって、組織におけるグループ毎、ユーザ毎の機能の使用制限をより柔軟にかつ効率的に実現させる技術の開発が望まれていた。
つまり、上記のように管理者側が機器の機能利用に関する使用量の管理をより詳細かつ複雑に行おうとすると、その設定や管理において管理者の作業負担が増大してしまうという問題があった。
本発明は、上記課題のうち少なくとも1つを鑑みてなされたものであり、画像処理装置が提供する機能の使用量について、グループの上限値と、グループ内のユーザの上限値といったように、上位のメンバに割り当てられた使用量に対する閾値との整合性を維持しながら下位のメンバの使用量に対する閾値を管理する階層的管理を、柔軟かつ効率的に実現することを可能とする、画像処理装置、サーバ装置、画像処理システム、使用制限方法、プログラムおよび記録媒体を提供することを目的とする。
本発明では、上記課題を解決するために、本発明の画像処理装置は、複数のメンバを含むグループに割り当てられる画像処理に関する機能の使用量に対するグループ別閾値を管理し、さらにグループ内のメンバについて、該メンバに与えられる優先度の値に応じて、グループ別閾値を分配してメンバ別閾値を設定する構成を採用する。このメンバ別閾値は、機能に対する使用要求に応答して、該使用要求の処理に際し制限を適用するか否かを判定する際に参照され、メンバについて個別に記憶された現実の使用量の値と比較される。
本発明によれば、画像処理に関する機能を提供する画像処理装置と、この機能の使用を制限するサーバ装置とを含む画像処理システムが提供される。本発明の画像処理システムにおいてサーバ装置は、複数のメンバを含むグループに割り当てられるグループ別閾値を管理し、グループ内のメンバについて、上記メンバ別閾値を設定する。また本発明のサーバ装置は、グループに属するがメンバ別閾値が設定されていない追加のメンバが検出された場合に、この追加のメンバを含めグループのメンバ別閾値を再計算を行う。さらに本サーバ装置は、メンバについて個別の使用量の値を記憶しており、画像処理装置からの問合わせに応答して、要求元のメンバの使用量の値およびメンバ別閾値、または使用量の値とメンバ別閾値との比較結果を返す。
一方、本発明の画像処理システムにおける画像処理装置は、機能の使用要求に応答して、上記問合わせを行い、要求元のメンバの使用量の値とメンバ別閾値との比較結果に従って、該使用要求の処理に際し制限を適用するかを判定する。
さらに本発明によれば、画像処理に関する機能を提供する画像処理装置が実行する使用制限方法が提供される。本発明の使用制限方法は、複数のメンバを含むグループの上記グループ別閾値を読み出すステップと、グループ内のメンバについて、上記優先度の値に応じてメンバ別閾値を設定するステップと、機能に対する使用要求を受付けるステップと、使用要求の要求元のメンバの現実の使用量の値とメンバ別閾値との比較結果に従って、該使用要求の処理に際し制限を適用するか否かを判定するステップとを含む。
上記構成によれば、管理されるグループ毎に使用量の閾値が設定され、そのグループ内のメンバに予め与えられる優先度に従って、上位のグループ別閾値との整合性を維持しながら、下位のメンバ毎のメンバ別閾値が計算される。したがって、管理者により優先度が設定されたメンバ対して適切にグループに割り当てた閾値を分配することが可能となる。
第1の実施形態のネットワークシステムの概略図。 複合機のハードウェア構成の実施形態を示す図。 第1の実施形態のネットワークシステムにおいて実現される機能ブロック図。 第1の実施形態の複合機が実行する、印刷要求に対する印刷処理を使用制限するための処理を示すフローチャート。 第1の実施形態の複合機が実行する、印刷要求に対する印刷処理を使用制限するための他の実施形態の処理を示すフローチャート。 オペレーション・パネルのタッチパネル上に表示される設定画面を示す図。 オペレーション・パネルのタッチパネル上に表示される他の設定画面を示す図。 オペレーション・パネルのタッチパネル上に表示される操作画面を示す図。 第2の実施形態のネットワークシステムの概略図。 第2の実施形態のネットワークシステムにおいて実現される機能ブロック図。 第2の実施形態において管理者端末のディスプレイ上に表示される設定画面を例示する図。 第2の実施形態において管理者端末のディスプレイ上に表示される設定画面を例示する図。 第2の実施形態におけるユーザ使用量・上限値記憶部が記憶する使用管理テーブルのデータ構造を示す図。 第2の実施形態のネットワークシステムにおいて実行される、印刷要求に対する印刷処理を使用制限するための処理を示すシーケンス図。 利用者に対して印刷設定の強制変更を了承するか、中断するか、管理者に承認申請を行うか、前借り処理を行うかの指示を求める操作画面を例示する図。
以下、本発明の実施形態について説明するが、本発明の実施形態は、以下の実施形態に限定されるものではない。なお、以下の実施形態では、画像処理装置を含む画像処理システムの一例として、ネットワークを介して相互に接続される複合機、認証サーバ、管理者端末および利用者端末を含むネットワークシステムを用いて説明する。
図1は、第1の実施形態のネットワークシステム100の概略を示す。図1に示すネットワークシステム100は、ネットワーク102を介して相互に接続される、管理者端末104と、認証サーバ106と、利用者端末108と、複合機110とを含む。
上記ネットワーク102は、イーサネット(登録商標)やTCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)などのトランザクション・プロトコルによるLAN(Local Area Network)、VPN(Virtual Private Network)や専用線を使用して接続されるWAN(Wide Area Network)などとして構成することができる。しかしながら、ネットワーク102は、特に限定されるものではなく、図示しないルータを介して接続されるインターネットなどを含んでいてもよく、また有線または無線、またはこれらの混合のネットワークとして構成してもよい。
複合機110は、プリンタ機能、コピー機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能など画像処理に関連する1以上の機能を備え、詳細は後述する使用制限アプリケーションをさらに備える。なお、複合機110は本実施形態における画像処理装置を提供する。また、説明する実施形態では、説明の便宜上、上述した画像処理に関連する機能のうち、プリンタ機能およびコピー機能の印刷枚数による使用制限を例に説明する。しかしながら、例えばファクシミリ送信では通信料等が発生し、ファクシミリ受信では出力されることから、ファクシミリ機能を対象としてもよく、その他、スキャナ機能を対象としてもよい。さらに近年では様々なアプリケーションを搭載し、クラウドサービスやSaaS(Software as a Service)といった外部ネットワーク上に用意されたアプリケーションソフトを利用することが可能な複合機がある。このような形態においては、アプリケーションの利用量(利用回数、使用データ量など)に応じて料金が発生する従量課金制度が採用されている場合がある。その際にはトラフィックやデータ量といったアプリケーション利用量を対象としてもよい。また、使用量の制限に関しても、印刷枚数による実施形態の他、各機能の使用の対価として必要なポイントまたは度数を定め、所定期間に付与するポイントまたは度数によって使用制限をかけてもよい。
管理者端末104は、複合機110が提供するリモート管理インタフェースを介して複合機110の設定管理機能にアクセス可能な端末であり、上記使用制限アプリケーションの各種設定を行う際に管理者が利用することができる端末である。また、管理者は、複合機110が備えるオペレーション・パネルを利用して、各種設定管理を行うこともできる。
利用者端末108は、複合機110が提供する機能を使用する際に利用者が利用できる端末である。利用者端末108は、例えば、文書作成アプリケーションで作成した文書のプリント指示をユーザから受けて、プリンタドライバを介して、複合機110に対し当該文書のプリント要求を行うことができる。このように行われたプリント要求は、複合機110が備えるハードディスクドライブ(以下、HDDと参照する。)やメモリなどの記憶装置にそのデータが一旦格納され、適時に処理されることとなる。あるいは、ジョブの蓄積が指示される場合には、複合機110にログインしたユーザからの明示の指示を受けた際に出力されることになる。また、利用者は、複合機110が備えるオペレーション・パネルを利用して、複合機110が提供する機能を使用することもできる。
認証サーバ106は、ネットワークシステム100の潜在的な利用者を管理し、複合機110等のネットワークシステム100に属する装置を利用者が利用する際の認証機能を提供する。上述した潜在的な利用者としては、例えば、企業に所属する従業者等を挙げることができる。以下、複合機110を実際に操作する人を指して利用者といい、ネットワークシステム100上で識別される利用者をユーザという。本実施形態のネットワークシステム100におけるユーザは、それぞれを識別するユーザ名と、その利用者の所属等に応じてグループとが割り当てられ、階層的に管理される。
複合機110は、オペレーション・パネルを介して自身にログインを試みる利用者からのユーザ名およびパスワードの入力を受けて、認証サーバ106と連携してその正当性を確認した上で、当該利用者をシステム上の正当なユーザとして認識する。なお、以下に説明する実施形態では、説明の便宜上、パスワード認証を一例として説明するが、本実施形態の使用制限機能は、ICカード認証や生体認証などこれまで知られた如何なる認証方式に適用できることは言うまでもない。以下、複合機110のハードウェア構成について説明する。
図2は、複合機110のハードウェア構成の実施形態を示す。複合機110は、コントローラ22と、オペレーション・パネル52と、FCU(ファクシミリ・コントロール・ユニット)54と、エンジン部56とを含み構成される。コントローラ22は、CPU(中央演算処理装置)24と、NB(ノース・ブリッジ)28と、NB28を介してCPU24と接続するASIC30と、システムメモリ26とを含み構成される。ASIC30は、各種画像処理を実行し、AGP(Accelerated Graphic Port)58を介してNB28と接続される。システムメモリ26は、描画用メモリなどとして用いられる。
ASIC30は、ローカルメモリ32と、HDD34と、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリ(以下、NV−RAMとして参照する。)36と接続する。HDD34は、後述する使用制限アプリケーションのプログラム、フォントデータやフォームデータなどを格納する。NV−RAM36は、複合機110を制御するためのプログラム、後述する使用制限アプリケーションの各種設定情報を格納する。上記システムメモリ26および、ローカルメモリ32は、画像処理に関連する1以上の機能を提供するための作業領域を提供する。
コントローラ22は、さらにSB(サウス・ブリッジ)38と、NIC(ネットワーク・インタフェース・カード)40と、SD(Secure Digital)カード・スロット42と、USBインタフェース44と、IEEE1394インタフェース46と、セントロニクス・インタフェース48とを含み構成され、これらはPCIバス60を介してNB28と接続される。NIC40は、複合機110をインターネットやLANなどのネットワークに接続するネットワーク・インタフェース機器であり、利用者端末108からのネットワーク102を介したプリントジョブ要求を受付けている。
FCU54およびエンジン部56は、PCIバス62を介してASIC30と接続する。FCU54は、G3またはG4といったファクシミリ通信規格に準じた通信方法を実行し、ファクシミリ機能を提供する。エンジン部56は、アプリケーションが発行したプリント指令やスキャン指令を受け、画像形成処理や画像読取処理を実行し、プリンタ機能、コピー機能、スキャナ機能を提供する。
オペレーション・パネル52は、コントローラ22のASIC30と接続され、オペレータからの各種指示の入力を受付けや、画面表示を行うためのユーザ・インタフェース機器である。本実施形態では、オペレーション・パネル52は、利用者がネットワークシステム100にログインし、複合機110の各機能を利用し、各種通知を表示し、または各種指示を受付けるためのユーザ・インタフェースを提供する。上述したように、複合機110の上述した機能は、利用者端末108からネットワーク102を介して、または複合機110のオペレーション・パネルを介して利用者の使用に供されることになる。
以下、複合機110の機能構成について説明する。図3は、第1の実施形態のネットワークシステム100において実現される機能ブロック図を示す。本実施形態のネットワークシステム100では、上述したように、ユーザは階層的に管理され、各ユーザはその上位階層のいずれかのグループに所属することとなる。
本実施形態の使用制限アプリケーションでは、このユーザ単位と、グループ単位との両方で、複合機110が提供するコピー機能およびプリント機能(以下、これらを併せて印刷機能という。)の使用量(印刷枚数をいう。)に閾値を設けて管理する。なお、説明する実施形態では、閾値は使用量に対して設けられる上限値とするが、他の実施形態では、警告する閾値と上限値とを個別に設けるなど複数段階の閾値を設けてもよい。
ユーザ単位の上限値は、グループ内のユーザ単位の上限値の総計がグループ単位の上限値の範囲内となるように管理される。また、本実施形態では、上記階層管理においてグループ内に所属するとして登録された全ユーザに使用量の上限値を割り当てるのではなく、所属するユーザの中には機能の使用を予定しないものもいるため、管理者が上限値を割り当てるユーザを指定し、一方、上限値が割り当てられていないユーザをシステムが認識した場合には、当該ユーザを含めてグループ内のユーザ単位の上限値を再計算する。これにより、本来的に印刷機能の使用を予定しないユーザには上限値を割り当てないため、印刷機能を必要とするユーザに適切に上限値を分配することが可能となるとともに、印刷機能の使用を予定しないユーザが一時的に必要とする場合に、正当なユーザとしてグループに所属する限り、使用させることができる。
なお説明する実施形態では、説明の便宜上、ユーザと、ユーザが所属するグループとの2階層からなる階層管理を一例として説明する。しかしながら、他の実施形態では、第1階層のユーザを包含する第2階層のグループをさらにメンバとして包含する第3階層のグループを用いた3以上の階層からなる階層管理としてもよい。かかる場合には、各階層のメンバ(第1階層についてはユーザ、第2階層についてはグループ)に割り当てる上限値を、そのメンバが所属するグループ内の全メンバの総計がその上限値の範囲内となるように管理される。
上述したユーザ単位およびグループ単位の使用制限を実現するために、本実施形態の複合機110は、各グループに割り当てられるグループ別上限値を管理するグループ上限管理部112と、各グループに所属するユーザのユーザ別上限値を算出し、設定するユーザ上限値算出部114と、算出されたユーザ別上限値を記憶するユーザ上限値記憶部116とを含む。
グループ上限値管理部112は、グループ別上限値を管理し、このグループ別上限値は、それぞれのグループの性質、例えば組織における部門、部署等に応じて予め設定されるものである。ユーザ上限値算出部114は、各ユーザに対し予め与えられた重み値に従って、グループに所属するユーザのユーザ別上限値の総和がグループ上限値を超えない範囲内において、グループ別上限値の値を各所属ユーザに分配し、ユーザ別上限値を算出し、ユーザ上限値記憶部116に記憶する。なお、上述した重み値は、機能の使用量の上限値を分配する際のユーザの優先度を規定するものであり、重み値に限らず、レベル等であってもよい。
グループ上限値管理部112およびユーザ上限値算出部114は、それぞれ、複合機110が備えるリモート管理インタフェース134または入出力インタフェース136を介したユーザ・インタフェースを提供し、これらのユーザ・インタフェースにより、上述したグループ別上限値、各ユーザの重み値といった各種設定を行うことが可能となる。リモート管理インタフェース134は、例えば図2に示すNIC40と、各種設定管理画面のページを生成するウェブサーバ機能などのソフトウェアとによって提供される。入出力インタフェース136は、例えば図2に示すタッチパネルやハードキーを備えるオペレーション・パネル52と、オペレーション・パネル52上での各種設定画面の表示制御および操作制御を行うソフトウェアによって提供される。
管理者は、入出力インタフェース136を介して、グループ上限値管理部112およびユーザ上限値算出部114に直接にアクセスし、上述した各種設定を行うことができる。一方、管理者端末104から離隔的に管理する場合には、管理者は、この管理者端末104上にブラウザまたは専用アプリケーションとして実現された管理ツール140を利用して、リモート管理インタフェース134を介してグループ上限値管理部112およびユーザ上限値算出部114にリモートアクセスし、上述した各種設定を行うことができる。なお、グループ上限値管理部112およびユーザ上限値算出部114は、それぞれ、本実施形態の管理手段および設定手段を提供する。
図6は、オペレーション・パネル52のタッチパネル上に表示される設定画面を示す。図6(A)は、グループ上限値管理部112が提供する、グループ全体に割り当てる上限値を設定するための設定画面を例示する。図6(A)に示す設定画面150は、グループ全体に割り当てるグループ別上限値の入力を受付けるテキストボックス154aと、現在のグループ内の各ユーザの使用量の総計を表示するテキストボックス154bと、設定内容の反映の指示を受付ける設定ボタン152aと、設定内容の撤回の指示を受付けるキャンセルボタン152bとを含む。図6(A)に示す設定画面150によれば、管理者は、ソフトウェア・キーボードまたはハードキーを利用してテキストボックス154a内の値を変更し、設定ボタン152aをタッチすることにより、グループの上限値を設定変更することができる。
図6(A)に示す設定画面150は、さらに、ユーザ別上限値を決定するための設定画面を呼び出すユーザ設定ボタン156aと、適用するルールを指定するための設定画面を呼び出す適用ルール設定ボタン156bとを含む。なお、適用ルールの詳細については後述する。ユーザ設定ボタン156aがタッチされると、図7(A)に示す設定画面が呼び出される。
図7は、オペレーション・パネル52のタッチパネル上に表示される他の設定画面を示す。図7(A)は、ユーザ上限値算出部114が提供する、ユーザ別に割り当てる上限値を決定するための設定画面を例示する。図7(A)に示す設定画面170Aは、グループ内のユーザ毎に重み値を設定し、その重み値に応じて算出されるユーザ別の上限値を表示するテーブル174と、ユーザ追加ボタン178aと、ユーザ削除ボタン178bと、設定ボタン172aと、キャンセルボタン172bとを含む。
テーブル174は、グループ内のユーザのうちの現時点でユーザ別上限値が設定されているユーザ名が示されるカラムと、ユーザに対する重み値の入力を受付けるカラム176bと、現時点の重み値から算出されるユーザ別上限値を表示するカラムと、期間内におけるユーザの現時点での累積的な使用量を表示するカラムとを含む。図7(A)に示す設定画面170Aによれば、管理者は、カラム176b内の重み値をハードキー等で変更し、設定ボタン172aをタッチすることにより、入力された重み値に応じて算出された結果によりユーザ別上限値を設定変更することができる。
図7(A)に示す設定画面170のテーブル174は、さらに、そのユーザの上限値を固定値とするか重み値に応じた値とするかを指定するチェックボックス176aを含むことができる。管理者は、このチェックボックス176aにチェックを入れることにより、特定ユーザについて固定値としてユーザ上限値を設定し、必要な枚数を保証することができる。
テーブル174は、さらに、管理者により手動で設定登録されたユーザであるか、自動認識により追加されたユーザであるかを示すカラムを含むことができる。管理者は、このカラムの値を参照することで、そのユーザが手動で重み値が設定されたユーザであるか、システムが自動認識で追加したユーザであるかを判別することが可能となり、手動による再設定が望ましいユーザを認識することができる。なお、ユーザの自動認識による追加については、詳細を後述する。
図7(B)は、図7(A)で示す設定画面170Aを用いて、重み値を変更し、固定値にチェックを入れた後に表示される設定画面170Bを例示する。図7(B)に示すように、固定値を指定するチェックボックスにチェックが入力されることにより、上限値の値が直接指定可能となり、また、各ユーザの重み値を変更することより、各ユーザ別上限値が再び計算されていることがわかる。図7(B)に示す計算結果は、グループに割り当てたグループ別上限値(11000枚)から固定値(ユーザAの5000枚)を差し引き、固定値が指定されていないユーザに対して、その差分(6000枚)を重み値に比例して案分した結果である。なお、端数が生じる場合には、適宜、重み値の一番大きないずれかのユーザに付加したり、管理者が適当に割り振ったりする運用とすればよい。また、ここで計算されたユーザ別上限値は、ユーザの現在の使用量等の実績には無関係の値となる。
また、管理者が上記ユーザ追加ボタン178aにより手動でユーザを追加した場合には、各ユーザ別上限値は再び計算される。このとき、現在の使用量が再計算後のユーザ別上限値を上まわるユーザが発生する可能性があるが、この場合、上限を上まわったユーザを除外し、さらに当該ユーザの使用量をグループ内上限値を差し引いた上で、再計算を繰り返せばよい。
同様に管理者がユーザ削除ボタン178bにより手動でユーザを削除した場合には、既に削除対象のユーザが現実に使用した使用量が存在するため、グループ別上限値から削除対象のユーザの使用量を差し引いた上で、重み値に従って再計算するか、あるいは、削除対象のユーザの上限値と使用量との差分を各ユーザに均等または重み値に応じて上乗せすればよい。また、削除されたユーザの使用量は、削除後も記憶しておき、削除後再び同一のユーザが追加された際には、記憶してある使用量を当該ユーザに戻した上で、各ユーザ別上限値は再計算すればよい。
再び図3を参照すると、本実施形態の複合機110は、さらに、プリント要求またはコピー要求(以下、これら印刷機能の使用要求をまとめて印刷要求という。)に対する画像処理を実行する画像処理部118と、要求元ユーザを特定するユーザ判定部120と、特定された要求元ユーザについて、認証サーバ106のユーザ認証部142と通信してその権限を判定する権限判定部122と、ユーザ上限値再計算部124とを含む。画像処理部118は、利用者から入出力インタフェース136を介して受付けた印刷要求に応答して、該印刷要求に対する画像処理を開始する。あるいは、利用者が利用者端末108を利用して、アプリケーション144からドライバ146を呼び出して印刷要求が行われた場合に、通信インタフェース138を介して受付けた印刷要求に応答して、当該印刷要求に対する画像処理を開始する。
ユーザ判定部120は、ユーザ名およびパスワードの要求を求める画面やICカードの挿入を求める画面を表示することで利用者から認証情報を取得し、またはプリント要求のジョブデータ中から認証情報を抽出し、プリント要求またはコピー要求の要求元ユーザを特定する。
図8は、オペレーション・パネル52のタッチパネル上に表示される操作画面を示す。図8(A)は、利用者に対してユーザ名およびパスワードの入力を求める操作画面を例示する。図8(A)に示す操作画面180は、ユーザ名を入力するテキストボックス182と、パスワードを入力するテキストボックス184と、認証を指示する認証ボタン186とを含む。図8(A)に示す操作画面180によれば、利用者は、ソフトウェア・キーボード等を利用してテキストボックス182,184にユーザ名およびパスワードを入力し、認証ボタン186をタッチすることにより、ログイン認証を指示することができる。
再び図3を参照すると、権限判定部122は、ユーザ判定部120が特定した要求元ユーザの認証情報を通信インタフェース138を介して、認証サーバ106上のユーザ認証部142へ送信し、当該ユーザの正当性を問合わせる。認証サーバ106のユーザ認証部142は、ユーザ名およびパスワードを含む認証情報を管理し、複合機110からの問合わせに応答して、ログインユーザの認証処理を行う。正当なユーザとして認証されたユーザは、複合機110へのログインに成功し、当該複合機110の機能の利用が可能となる。
ユーザ上限値再計算部124は、特定された要求元のユーザに対してユーザ別上限値が設定されているか否かを判定し、設定されていない場合には、当該要求元ユーザに対しデフォルトの重み値を割り当て、そのユーザが所属するグループ内の各ユーザのユーザ別上限値を当該追加のユーザを含めて再計算する。すなわち、本実施形態では、管理者の手動設定によりユーザに重み値が設定され、ユーザ別上限値が計算される場合と、システムがユーザの追加を自動認識して、デフォルトの標準値の重み値を設定し、ユーザ別上限値が計算される場合とがある。ユーザ上限値再計算部124は、本実施形態の再計算手段を提供する。
本実施形態の複合機110は、また、印刷要求に対する画像処理の実施に応答して要求元ユーザの現在の使用量を増加し更新処理を行うユーザ使用量更新部126と、ユーザ毎に使用量を記憶するユーザ使用量記憶部128と、使用制限処理部130と、制限適用通知部132とを含む。ユーザ使用量記憶部128は、本実施形態の使用量記憶手段を提供する。
使用制限処理部130は、印刷要求に対する画像処理に際し制限を適用するか否かを判定し、必要な場合に制限を適用する。また使用制限処理部130は、上限を超える利用者による印刷要求を処理する際に適用する制限を規定する制限ルールを管理している。この制限ルールは、組織の運用指針に応じて予め設定されるものである。例えば、出力枚数を厳密に制限する運用方針であれば、上限値を超えた場合にそのコピー要求にかかる処理を強制的に中断するルールとすることができる。あるいは、上限値を超えた印刷をある程度許容する運用方針であれば、強制的な中断はせずに、警告の表示、管理者への通知、印刷設定の強制変更など、利用者の使用の抑制を促すような制限を挙げることができる。また印刷設定の強制変更としては、例えば、両面印刷、モノクロ印刷、両面モノクロ印刷、集約印刷への強制変更を挙げることができる。使用制限処理部130は、本実施形態の判定手段を提供する。
制限適用通知部132は、制限を適用する必要がある場合に、入出力インタフェース136または通信インタフェース138を介して制限の内容をユーザに通知する。制限適用通知部132は、例えば警告が適用される場合には、その印刷要求が行われた入出力インタフェース136または通信インタフェース138を介して、ユーザに対して警告表示を行う。また制限適用通知部132は、印刷設定の強制変更が指定されるような場合には、印刷設定が強制的に変更される旨の表示と、その了承を受領するための画面表示を行う。これにより、利用者の意向を反映して、上限値を超えた場合の処理を行うことが可能となる。例えば、印刷設定の強制変更が望ましくなければ、利用者は、中断を指示することができ、強制変更にかかわらず印刷を優先する場合には、継続を指示することができる。制限適用通知部132は、本実施形態の通知手段を提供する。
図8(B)は、利用者に対して印刷設定の強制変更を通知し、その了承を求める操作画面を例示する。図8(B)に示す操作画面190は、利用者からの中断の意思表示を受付ける中断ボタン194と、利用者からの設定変更の了承の意思表示を受付ける了承ボタン196とを含む。図8(B)に示す操作画面190によれば、利用者は、使用量が上限値を上まわることにより制限を適用しなければ印刷出力されない状況において、ソフトウェア・キーボード等を利用して、自らの意思により、印刷を中断するか、印刷設定の変更を受け入れて印刷出力を継続するかを選択することができる。
また上述したユーザの追加に応答した再計算により現在の使用量が再計算後のユーザ別上限値を上まわるユーザが発生する可能性があるが、制限適用通知部132は、上限値に達し制限を適用する必要がある旨および制限の内容をユーザに通知することができる。このような通知は、かかるユーザが発生した際にその通知情報を更新時刻とともに記憶し、再計算後にユーザ別上限値を上まわるユーザが次回ログインした際に、前回の認証時刻と更新時刻とを比較し、更新時刻の方が新しい場合に行うことができる。あるいは、更新チェック用のフラグを用意してもよい。
使用制限処理部130は、上記グループ上限値管理部112と同様に、リモート管理インタフェース134または入出力インタフェース136を介したユーザ・インタフェースを提供する。管理者は、このユーザ・インタフェースを利用して、各グループに適用する制限ルールを指定することができる。例えば、図6(A)に示す設定画面において、適用ルール設定ボタン156bがタッチされると、図6(B)に示す設定画面が呼び出される。
図6(B)は、使用制限処理部130が提供する、グループに適用する制限ルールを指定するための設定画面を例示する。図6(B)に示す設定画面160は、グループに適用可能なルールを表示し、その中から適用するルールを指定するためのテーブル164と、設定ボタン162aと、キャンセルボタン162bとを含む。テーブル164には、適用可能なルールの中から適用するルールを指定するチェックボックス166を含む。図6(B)に示す例では、印刷設定を強制的に両面印刷に指定し、さらにポップアップによりユーザの操作画面上に警告を表示する制限が指定されている。なお、図6、図7および図8に示した画面表示は例示であって、これらの特定の実施形態に限定されるものではない点に留意されたい。
以下、図4に示すフローチャートを参照しながら、印刷要求に対し使用制限をかけるための処理の詳細について説明する。図4は、第1の実施形態の複合機110が実行する、印刷要求に対する印刷処理を使用制限するための処理を示すフローチャートである。なお、説明の便宜上、利用者からオペレーション・パネル52を介して印刷要求を受領した場合を例に説明する。
図4に示す処理は、オペレーション・パネル52を介したユーザからの印刷要求を受領してステップS100から開始する。ステップS101では、複合機110は、オペレーション・パネル52上にユーザ認証情報を入力するための操作画面(例えば図8(A)に示す操作画面180)を表示し、利用者からの入力を受ける。ステップS102では、複合機110は、ユーザ判定部120により要求元のユーザを特定し、権限判定部122により認証サーバ106と連携して認証を行い、当該要求元のユーザの所属グループを含め認証結果を取得する。
ステップS103では、複合機110は、当該要求元が正当なユーザであるか、すなわち複合機110を利用する権限を有するか否かを判定する。ステップS103で、利用する権限がないと判定された場合(NO)には、ステップS101へ処理をループし、利用者にユーザ認証情報の再入力を求める。一方、ステップS103で、利用する権限を有すると判定された場合(YES)には、ステップS104へ処理を進める。
ステップS104では、複合機110は、ユーザ上限値再計算部124によりユーザ上限値記憶部116を参照して、要求元ユーザに対しユーザ別上限値が設定されているか否か、すなわち追加処理を必要とするか否かを判定する。ステップS104で、ユーザ別上限値が設定されていないと判定された場合(NO)には、ステップS105へ処理を分岐させる。
ステップS105では、複合機110は、ユーザ上限値再計算部124により、当該要求元ユーザに重み値の標準値を設定し、当該ユーザが所属するグループについて、所属する他のユーザを含めてユーザ別上限値を再計算し、ステップS106へ処理を進める。一方、ステップS104で、ユーザ別上限値が設定されていると判定された場合(YES)には、直接ステップS106へ処理を分岐させる。
ステップS106では、複合機110は、ユーザ使用量更新部126により、ユーザ使用量記憶部128を参照して、当該要求元ユーザの現時点の累積的な使用量を取得し、使用制限処理部130により、当該要求元ユーザの使用量と、ユーザ別上限値とを比較し、ステップS107で、要求元ユーザの使用量がユーザ別上限値未満であるか否かを判定する。ステップS107で、ユーザ別上限値未満であると判定された場合(YES)には、ステップS111で、複合機110は、画像処理部118により、当該印刷要求についてページ毎の印刷処理を実行し、ステップS112で、ユーザ使用量更新部126により、当該ユーザの現時点の使用量を加算して更新する。
ステップS113では、複合機110は、当該印刷要求について継続すべき処理が残っているか否かを判定する。ステップS113で、まだ印刷すべきページが残されておらず継続すべき処理が存在しないと判定された場合(NO)には、ステップS114で本処理を終了する。一方、ステップS113で、印刷すべきページがまだあり継続すべき処理が存在すると判定された場合(YES)には、ステップS106へ処理をループし、残りのページについての同様の処理を繰り返す。
再びステップS107を参照すると、ステップS107で、要求元ユーザの現時点の使用量がユーザ別上限値に達していると判定された場合(NO)には、ステップS108へ処理を進める。ステップS108では、複合機110は、使用制限処理部130により、当該要求元ユーザが属するグループに適用すべき制限ルールを読み出して適用し、ステップS109で、制限適用通知部132により、制限が適用される旨の表示および了承を得るための操作画面(例えば図8(B)の操作画面190)をオペレーション・パネル52上に表示する。
ステップS110では、複合機110は、当該印刷要求の後続する処理を継続可能であるか否かを判定する。ステップS110で、当該操作画面を介したユーザから中断の指示を受領したため継続できないと判定された場合(NO)には、当該印刷要求についての処理を現時点の段階で中断し、ステップS114で本処理を終了させる。一方、ステップS110で、当該操作画面を介したユーザからの了承を受領しており継続可能であると判定された場合(YES)には、ステップS111へ処理を進め、例えば図8(B)の例では印刷設定を強制的に両面モノクロ印刷に変更した上で、ページ毎の印刷出力処理を実行し、ステップS112の処理へ進める。
なお、図4に示す実施形態は、印刷要求の各ページの処理毎に現在の使用量を更新し、ユーザ別上限値と比較して上限を上まわるか否かを判定する構成を採用するが、特に限定されるものではない。例えば、当該印刷要求を受領した直前の時点での使用量がユーザ上限値未満であれば、その印刷要求全体について制限をかけることなく処理を継続する形態とすることもできる。あるいは、当該印刷要求に対する処理後の使用量が前もってわかる場合には、その処理後の使用量を見積もり、処理後における使用量がユーザ上限値未満である場合に限ってその印刷要求全体について制限をかけることなく処理を継続し、一方、処理後の使用量がユーザ上限値を超えた場合には、印刷要求全体について制限をかけて処理を継続するという制御としてもよい。
図5は、複合機110が実行する、印刷要求に対する印刷処理を使用制限するための他の実施形態の処理を示すフローチャートである。なお、図5に示すステップS200〜S205の処理は、図4に示したステップS100〜S105に示した処理と同様であるため、以下、ステップS206以降から説明する。
ステップS206では、複合機110は、ユーザ使用量更新部126により、ユーザ使用量記憶部128を参照して、当該要求元ユーザの現時点の累積的な使用量を取得し、使用制限処理部130により、当該要求元ユーザの使用量と、ユーザ別上限値とを比較し、処理後の使用量がユーザ別上限値未満であるか否かを判定する。あるいは、ステップS206では、当該要求元ユーザの現時点の累積的な使用量に、当該印刷要求に対する処理を行った場合の処理後の使用量を見積もり、処理後における使用量と、ユーザ別上限値とを比較し、ステップS207で、処理後の使用量がユーザ別上限値未満であるか否かを判定する。なお、処理前の時点の使用量を比較に用いるか、処理後の時点の使用量を比較に用いるかは、環境変数等により運用方針に応じて設定可能とすることができる。
ステップS207で、現在の使用量または処理後の使用量がユーザ別上限値未満であると判定された場合(YES)には、複合機110は、ステップS211で、当該印刷要求のすべてのページに対する印刷処理を実行し、ステップS212で、ユーザ使用量記憶部128の内容を処理後の使用量で更新し、ステップS213で、本処理を終了する。
一方、ステップS207で、現在の使用量または処理後の使用量がユーザ別上限値に達していると判定された場合(NO)には、ステップS208へ処理を進める。ステップS208では、複合機110は、適用すべき制限ルールを読み出して適用し、ステップS209で、制限が適用される旨の表示および了承を得るための操作画面(例えば図8(B)の操作画面190)を表示する。
ステップS210では、複合機110は、当該印刷要求についての後続する処理を継続可能であるか否かを判定する。ステップS210で、継続できないと判定された場合(NO)には、当該印刷要求についての全処理を中止し、ステップS213へ処理を進め、本処理を終了させる。一方、ステップS210で、継続可能であると判定された場合(YES)には、ステップS211へ処理を進め、例えば印刷設定を両面モノクロ印刷に変更した上で、当該印刷要求の印刷出力処理を実行し、ステップS213で処理を終了する。
以上説明した実施形態によれば、管理されるグループ毎に使用量の上限値が設定され、そのグループ内の認証されたユーザに予め設定された重み値により、または自動認識されたユーザについては予め設定された重み値の標準値により、上位階層のグループ別上限値との整合性を維持しながら、ユーザ毎のユーザ別上限値が計算される。したがって、管理者により重み値が設定されたユーザ対して優先的に上限値が分配されるとともに、管理者により重み値が設定されないユーザに対しても、正当なユーザとしてグループに所属する限り、グループ別上限値の範囲内において使用させることが可能となる。ひいては、ユーザの追加等に柔軟に対応することが可能となり、管理者の作業負担を低減し、効率的かつ柔軟に当該複合機110の機能の使用を制限することが可能となる。
また、上限値を上まわった場合の対応をルールとして規定しているため、管理者からの利用の上限値を厳格に管理したいという要望や、あくまで目安としてユーザ意識の向上を図るために管理したいというような要望など、種々の要望に応えることができる。
なお、上述した実施形態では、複合機110から独立したサーバ装置として認証サーバ106を構成しているが、認証サーバの機能を複合機110が備えてもよい。また他の実施形態では、本実施形態の複合機110が有する使用制限に関する機能部を、独立したサーバ装置上に実現し、ネットワークシステム100内に配備される複数の画像処理装置について、システム全体としての使用制限を一元的に管理する構成を採用することができる。以下、使用制限を一元的に管理する使用制限サーバを独立して配備したネットワークシステムの第2の実施形態について説明する。なお、第2の実施形態のネットワークシステムは、第1の実施形態と類似する機能を実現するため、以下、相違点を中心に説明する。
図9は、第2の実施形態のネットワークシステム200の概略を示す。図9に示すネットワークシステム200は、第1の実施形態と同様に、ネットワーク202を介して相互に接続される、管理者端末204と、認証サーバ206と、利用者端末208と、複合機210aと、レーザプリンタ210bと、使用制限サーバ230とを含む。なお、本実施形態において複合機210aおよびレーザプリンタ210bは、使用制限サーバ230による一元的管理の下、ユーザの使用制限を実施する本実施形態の画像処理装置を提供する。
本実施形態の管理者端末204は、使用制限サーバ230が提供するリモート管理インタフェースを介して、使用制限アプリケーションの設定管理機能にアクセスすることができる端末であり、上記使用制限アプリケーションの各種設定を行う際に管理者が利用する端末である。
図10は、第2の実施形態のネットワークシステム200において実現される機能ブロック図を示す。本実施形態のネットワークシステム200では、図3に示した第1の実施形態のネットワークシステム100において複合機110上に実現されていた一部の機能が、使用制限サーバ230上に実現される。
本実施形態の使用制限サーバ230は、グループ別上限値を管理するグループ上限値管理部232と、各グループに所属するユーザのユーザ別上限値を算出するユーザ上限値算出部234と、ユーザ上限値再計算部236と、算出されたユーザ別上限値およびユーザ毎の現実の使用量を記憶するユーザ上限値・使用量記憶部238と、適用ルール管理部240とを含む。
グループ上限値管理部232およびユーザ上限値算出部234は、第1の実施形態におけるグループ上限値管理部112およびユーザ上限値算出部114と同様の機能部であり、それぞれ、使用制限サーバ230が備えるリモート管理インタフェース244を介したユーザ・インタフェースを提供する。
図11および図12は、第2の実施形態において管理者端末204のディスプレイ上に表示される設定画面を例示する。第2の実施形態では、ユーザに割り当てるレベルを予め準備し、各レベルに仮に割り当てる使用量の上限値(以下、仮ユーザ別上限値という。)を関連付けておく。各ユーザのユーザ別上限値を算出する際には、この仮ユーザ別上限値に基づいて、グループの総和がグループ別上限値の範囲内となるように各ユーザに分配する。すなわち、本実施形態のユーザ上限値算出部234は、第1の実施形態の重み値ではなく、レベルの値をユーザに関連付けて記憶している。
図11(A)は、ユーザ上限値算出部234が提供する、ユーザ別に割り当てる上限値を決定するための設定画面を例示する。図11(A)に示す設定画面260Aは、テーブル262と、各レベルの登録内容を変更するための登録変更ボタン264a〜264cと、設定ボタン266aと、キャンセルボタン266bとを含む。
テーブル262は、各レベルが示されるカラムと、各レベルの仮ユーザ別上限値が示されるカラムと、各レベルに振分可能なユーザ数が示されるカラムと、各レベルに実際に登録されたユーザ数が示されるカラムとを含む。図11(A)に示す設定画面260Aにおいて、例えば、登録変更ボタン264aがクリックされると、図11(B)に示す設定画面が呼び出される。
図11(B)は、グループにユーザを追加または削除するための設定画面を例示する。図11(B)に示す設定画面270は、設定ボタン272aと、キャンセルボタン272bと、登録されたユーザが表示されるリストボックス274と、ユーザの登録を指示するユーザ追加ボタン276aと、ユーザの削除を指示するユーザ削除ボタン276bとを含む。
ユーザ追加ボタン276aがクリックされると、使用制限サーバ230は、適宜認証サーバ206と通信し、当該グループ内の所属ユーザ一覧を管理者端末204のディスプレイ上の設定画面に表示させる。管理者は、その中から当該使用制限の対象として追加するユーザを選択し、登録を行うことができる。一方、リストボックス274内でユーザを選択した状態でユーザ削除ボタン276bがクリックされると、選択中のユーザ(図11(B)では、強調表示されているユーザ)が当該ユーザの当該レベルの登録内容から削除される。
図11(B)に示す設定画面270によれば、管理者は、所望のユーザをリストボックス274内で追加または削除し、設定ボタン272aをクリックすることにより、その設定内容で各ユーザがレベル1に登録される。図12は、図11(B)で示す設定画面270を用いて、各レベルに対してユーザを登録した後に表示される設定画面260Bを例示する。図11に示すように、各レベルの登録人数に応じて振分可能な人数が変動し、視覚的に表示されるため、管理者は振り分け可能な人数と現在の振り分け状況を容易に把握することができる。
上記仮ユーザ別上限値は、一時的な値であり、実際のユーザ別上限値は、仮ユーザ別上限値の総和をグループ別上限値から差し引き、その差分を各ユーザに、均等またはレベルに応じて分配することにより算出される。本実施形態では、各レベル毎に仮ユーザ上限値が関連付けられているため、設定前であっても管理者は概ねの上限枚数を把握することできる。また本実施形態では、テーブル262に示されるレベルに振分可能なユーザ数を超えて設定されることが妨げらない場合は、管理者に、「グループ上限枚数を超えるため、各ユーザに対する設定値が表示の値を下まわります。」のような警告を行えばよい。算出されたユーザ別上限値は、ユーザ使用量・上限値記憶部238に記憶される。
なお、ユーザ別上限値の算出方法は、上述までのものに特に限定されるものではなく、他の実施形態では、各レベルに仮ユーザ別上限値を関連付けるのではなく、レベル間の仮ユーザ別上限値の差分を設けてもよい。
再び図10を参照すると、本実施形態のユーザ上限値再計算部236は、第1の実施形態におけるユーザ上限値再計算部124と同様の機能部であり、複合機210a側からの問合わせに応答して、要求元ユーザにユーザ別上限値が設定されているか否かを判定し、設定されていない場合には、当該要求元ユーザに対しデフォルトのレベルを割り当て、そのユーザが所属するグループのユーザ別上限値を当該追加のユーザを含めて再計算する。
ユーザ使用量・上限値記憶部238は、第1の実施形態におけるユーザ上限値記憶部116およびユーザ使用量記憶部128に相当する機能を有する機能部である。本実施形態におけるユーザ使用量・上限値記憶部238は、各ユーザについて、使用量および上限値を記憶するが、さらにカラー印刷、片面印刷、集約印刷等の各印刷モードに分類して、使用量及び上限値を管理し、複合機210aからの問い合わせに応答して各値を返す。
図13は、第2の実施形態におけるユーザ使用量・上限値記憶部238が記憶する使用管理テーブルのデータ構造を示す図である。図13に示す使用管理テーブルは、各ユーザ毎のレコードを有し、各レコードは、総上限値、総使用量、カラー印刷上限値、カラー印刷使用量、片面印刷上限値、片面印刷使用量、普通印刷(ここで普通印刷とは、集約印刷に対する用語であり、集約されない印刷モードを指す。)上限値、普通印刷使用量の各カラムを含む。
図13に示すデータ構造を採用することにより、全体の総上限値のうち、カラー印刷とモノクロ印刷との比率、片面印刷と両面印刷との比率、普通印刷と集約印刷との比率についても管理することが可能となる。カラー印刷上限値、片面印刷上限値、普通印刷上限値は、上記ユーザ別上限値を総上限値として、予め定められた比から計算されてもよく、ユーザ上限値算出部234のユーザ・インタフェースにより、カラー印刷、片面印刷、普通印刷に対し独立してレベルが割当られてもよい。
再び図10を参照すると、本実施形態の運用ルール管理部240は、上限値を超える場合に適用する制限を規定した制限ルールを管理し、第1の実施形態における使用制限処理部130の一部の機能を担当する機能部である。本実施形態では、上述したように、全体および各印刷モード毎の使用量および上限値が独立して管理されているため、全体と、各印刷モード毎とについて独立した制限を適用することができる。例えば、総上限値には警告のみの緩やかな制限をかけ、カラー印刷に対してはモノクロ印刷に強制変更するという制限をかけるルールを挙げることができる。普通−集約、片面−両面についても同様である。
第2の実施形態の複合機210aは、画像処理部212と、ユーザ判定部214と、権限判定部216と、ユーザ使用量更新部218と、使用制限判定部220と、制限適用通知部222とを含む。使用制限判定部220は、使用制限サーバ230の適用ルール管理部240と通信し、適用すべき制限ルールを取得し、ユーザからの印刷要求に対する画像処理に際し制限を適用するか否かを判定し、必要な場合に制限を適用する。
制限適用通知部222は、制限を適用する必要がある場合に、入出力インタフェース224または通信インタフェース226を介して、制限の内容をユーザに通知する。制限適用通知部222は、例えば警告が適用される場合には、その印刷要求が行われた入出力インタフェース224または通信インタフェース226を介して、ユーザに対して警告表示を行う。また制限適用通知部222は、印刷設定の強制変更が指定されるような場合には、印刷設定が強制的に変更される旨および、その了承を受領するための画面表示を行う。制限適用通知部222は、本実施形態の判定手段を提供する。
なお、図13(A)および図13(B)に示すように、印刷要求の処理の途中でカラー上限値を上まわる印刷要求が行われた場合には、単一のジョブ中で印刷設定が変更されるのは好ましくないため、前もって「印刷中にカラー印刷の上限値に達してしまうため、当初よりモノクロ印刷に変更して継続しますが、よろしいでしょうか?」というような利用者の判断を仰ぐような画面表示を行うことが好ましい。
また使用制限に関しては、短期的に上限値を上まわることを許容しつつ、長期的に上限値が守られればよいという管理者側の要望がある。かかる要望に応えるため本実施形態の制限適用通知部222は、前借り処理および管理者による承認申請の申し込みの意思を利用者に問合わせて、その指示を受領するための画面表示を行う。上述した使用量に対する上限値は、1ヶ月毎などのように一定期間毎に設定されるものであるが、前借り処理とは、その期間を超えて次ぎの期間に使用量を繰り越すことをいう。この場合、当期の上限値を超えた分については、次期の使用量として計上されることとなる。この繰り越し情報は、ユーザ使用量・上限値記憶部238に記憶され、上記ユーザ上限値算出部234およびユーザ上限値再計算部236がユーザ別上限値を計算する際に参照される。
一方、承認申請とは、当該印刷要求に対する処理を例外的に制限を解除して実行する許可を管理者に申請することをいう。この場合、メールまたはインスタントメッセージなどを介して管理者に問合わせが発生し、管理者による承認を得てから、印刷要求にかかる処理が継続される。要求元ユーザに例外的に認められた使用量は、その所属するグループのグループ別上限値から差し引かれ、他のユーザのユーザ別識別値が再計算されることになる。また、上記繰り越すことができる使用量、申請により例外的に制限を解除することができる使用量に上限値を設けてもよい。
図15は、利用者に対して印刷設定の強制変更を了承するか、中断するか、管理者に承認申請を行うか、前借り処理を行うかを問合わせ、その指示を求める操作画面を例示する。図15に示す操作画面280は、メッセージ282と、利用者からの設定変更の了承の意思表示を受付ける了承ボタン284aと、利用者からの中断の意思表示を受付ける中断ボタン284bと、利用者からの承認申請の意思表示を受付ける承認申請ボタン284cと、利用者からの前借り処理の意思表示を受付ける前借りボタン284dとを含む。
図15に示す操作画面280によれば、利用者は、使用量が上限値を上まわった状況において、複合機210aのソフトウェア・キーボード等を利用して自らの意思により、印刷設定の変更を受け入れて印刷出力を継続するか、印刷を中断するか、管理者に承認を求めるか、前借り処理を行うかを選択することができる。また、急ぎの印刷の場合には、とりあえず前借り処理を選択し、後から管理者に承認申請をして、前借り分を取り消してもらうこともできる。これにより、利用者の意向を反映して、上限値を超えた場合の処理をより柔軟に行うことが可能となり、短期的に上限値を上まわることを許容しつつ、長期的に上限値が守られればよいという管理者側の要望に応えることができる。
以下、シーケンス図を参照しながら、第2の実施形態における印刷要求に対し使用制限をかけるための処理の詳細について説明する。図14は、第2の実施形態のネットワークシステム200において実行される、印刷要求に対する印刷処理を使用制限するための処理を示すシーケンス図である。
図14に示す処理は、オペレーション・パネル52を介して、ユーザからコピー要求とともにユーザ名およびパスワードを受領して、ステップS301から開始する。ステップS302では、複合機210aは、ユーザ判定部214により要求元のユーザを特定し、権限判定部216により認証サーバ206と連携して認証を行い、当該要求元が正当なユーザであるかを確認する。
正当なユーザであることが確認されると、ステップS303では、複合機210aは、使用制限サーバ230のユーザ上限値再計算部236に対し、ユーザ別上限値の設定の有無を問合わせる。要求元ユーザに対してユーザ別上限値が設定されていなければ、ステップS304で、使用制限サーバ230は、当該要求元ユーザを含め、グループ内の各ユーザに対してユーザ別上限値を再計算し、ユーザ使用量・上限値記憶部238に記憶する。
ステップS305では、複合機210aは、ユーザ使用量更新部218により、使用制限サーバ230のユーザ使用量・上限値記憶部238に当該要求元ユーザの使用量の更新および更新後の値の問い合わせを行う。ステップS306では、複合機210aは、使用制限判定部220により、使用制限サーバ230のユーザ使用量・上限値記憶部238に当該要求元ユーザに設定されたユーザ別上限値の問合わせを行う。
ステップS307では、複合機210aは、使用制限判定部220により、要求元ユーザの使用量がユーザ別上限値未満であるか、使用制限を適用する必要があるかを判定する。要求元ユーザの使用量がユーザ別上限値を超えていることが確認されると、ステップS308では、複合機210aは、使用制限判定部220により、適用すべき制限ルールを使用制限サーバ230の適用ルール管理部240に問合わせる。
適用すべき制限ルールを取得すると、ステップS309で、複合機210aは、オペレーション・パネル52を介して操作画面を表示(例えば図15に示す操作画面)し、利用者に対し例えば印刷設定を変更して印刷処理を継続する旨の了承を確認する。ステップS310で、利用者からの了承の指示を受けると、複合機210aは、画像処理部212により、ステップS311で、了承を受けた印刷設定を適用して、ステップS312で、当該コピー要求にかかる印刷出力を実行する。
なお、上述した第2の実施形態では、複合機210aは、要求元ユーザの使用量、ユーザ別上限値を個別に問合わせているが、他の実施形態では、同時に問合わせてもよく、さらに他の実施形態では、使用量とユーザ別上限値との比較結果を直接取得してもよい。
以上説明したように、上述までの実施形態によれば、画像処理装置が提供する機能の使用量について、グループの上限値と、グループ内のユーザの上限値といったように、上位のメンバに割り当てられた使用量に対する閾値との整合性を維持しながら下位のメンバの使用量に対する閾値を管理する階層的管理を、柔軟かつ効率的に実現することを可能とする、画像処理装置、サーバ装置、画像処理システム、使用制限方法、プログラムおよび記録媒体を提供することができる。
なお、上述した実施形態では、画像処理装置の一例として、複合機を主要な例として説明してきたが、他の実施形態では、画像処理装置は、プリンタ、複写機など他の画像形成装置であってもよく、スキャナなどの画像読取装置、ファクシミリなどの画像通信装置として構成することもできる。またサーバ装置としては、パーソナルコンピュータ、ワークステーションなどのいかなるコンピュータ装置を用いて構成することができる。
また上記機能は、アセンブラ、C、C++、C#、Java(登録商標)、などのレガシープログラミング言語やオブジェクト指向プログラミング言語などで記述されたコンピュータ実行可能なプログラムにより実現でき、ROM、EEPROM、EPROM、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、CD−ROM、CD−RW、DVD、SDカード、MOなど装置可読な記録媒体に格納して頒布することができる。
これまで本発明の実施形態について説明してきたが、本発明の実施形態は上述した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
22…コントローラ、24…CPU、26…システムメモリ、28…NB、30…ASIC、32…ローカルメモリ、34…HDD、36…NV−RAM、38…SB、40…NIC、42…SDカード・スロット、44…USBインタフェース、46…IEEE1394インタフェース、48…セントロニクス・インタフェース、52…オペレーション・パネル、54…FCU、56…エンジン部、58…AGP、60…PCIバス、62…PCIバス、100,200…ネットワークシステム、102,202…ネットワーク、104,204…管理者端末、106,206…認証サーバ、108,208…利用者端末、110,210a…複合機、112,232…グループ上限値管理部、114,234…ユーザ上限値算出部、116…ユーザ上限値記憶部、118,212…画像処理部、120,214…ユーザ判定部、122,216…権限判定部、124,236…ユーザ上限値再計算部、126,218…ユーザ使用量更新部、128…ユーザ使用量記憶部、130…使用制限処理部、132,222…制限適用通知部、134,244…リモート管理インタフェース、136,224…入出力インタフェース、138,226…通信インタフェース、140,246…管理ツール、142,252…ユーザ認証部、144,248…アプリケーション、146,250…ドライバ、150,160,170…設定画面、180,190…操作画面、210b…レーザプリンタ、220…使用制限判定部、230…使用制限サーバ、238…ユーザ上限値・使用量記憶部、240…適用ルール管理部、260,270…設定画面、280…操作画面
特開2004−102356号公報 特開2005−271317号公報

Claims (27)

  1. 画像処理に関する機能を提供する画像処理装置であって、
    前記機能の使用が許可される複数のメンバを含むグループに割り当てられる、前記機能の使用量に対するグループ別閾値を管理する管理手段と、
    前記メンバの個別の使用量の値を記憶する使用量記憶手段と、
    前記グループ内のメンバについて、該メンバに与えられた優先度の値に応じて、前記グループ別閾値を分配し、メンバ別閾値を設定する設定手段と、
    前記機能に対する使用要求に応答して、前記使用量記憶手段が記憶する要求元のメンバの前記使用量の値と前記メンバ別閾値との比較結果から、前記機能の使用に関する制限を該使用要求の処理に際し適用するかを判定する判定手段と
    を含み、所定期間中に前記メンバ別閾値の変更、メンバの追加、またはメンバの削除があった際の設定では、記憶された前記使用量が設定後の前記メンバ別閾値を超えるメンバが検出された場合には、検出された該メンバを除外して設定が行われる、画像処理装置。
  2. 前記優先度は、前記メンバ別閾値の分配比率である、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記優先度は、複数設けられたうちの一のレベルであり、各レベルは、仮のメンバ別閾値と関連付けられ、前記メンバそれぞれの前記メンバ別閾値は、レベルに応じて割り振られた前記仮のメンバ別閾値を基準として、総和が前記グループ別閾値を超えない限度で前記メンバそれぞれに再分配された値として算出される、請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記優先度は、複数設けられたうちの一のレベルであり、各レベルは、レベル間の差分値と関連付けられ、前記メンバそれぞれの前記メンバ別閾値は、レベルと関連付けられた差分値に応じて割り振られた仮のメンバ別閾値を基準として、総和が前記グループ別閾値を超えない限度で前記メンバそれぞれに再分配された値として算出される、請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記設定手段は、前記メンバについて固定のメンバ別閾値を設定することが可能であり、前記優先度の値に基づくメンバ別閾値の設定は、前記固定のメンバ別閾値を設定する前記メンバを除外して実行される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記メンバ別閾値は、期間当初、上限値設定の要求、グループ上限値の変更、メンバの追加またはメンバの削除のうちいずれかに応じて設定される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記所定期間中にメンバの削除があった際の設定では、前記グループ別閾値から設定時点の該メンバの使用値の値を差し引いた上で前記メンバ別閾値を設定する、請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記グループに属するが前記メンバ別閾値が設定されていない追加のメンバが検出された場合に、前記追加のメンバに対して、予め設定される優先度の標準値に基づいて設定が行われる、請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記所定期間中に前記メンバのメンバ別閾値が変更された後、当該メンバによる初回のログインが行われたときに前記メンバ別閾値の更新を通知するユーザ・インタフェース手段をさらに含む、請求項6に記載の画像処理装置。
  10. 前記グループ別閾値および前記メンバ別閾値は、期間毎に設定管理されるものであり、前の期間の満了時の使用量の閾値に対する差分を反映させて次の期間の閾値が設定される、請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. 前記次の期間の閾値に反映させることができる差分には、上限が定められる、請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 前記閾値は、印刷枚数の値であり、前記グループ別閾値および前記メンバ別閾値は、印刷全体の上限値、カラー印刷の上限値、片面印刷の上限値および集約無し印刷の上限値のうちの少なくとも1つを含む、請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  13. 前記判定手段は、前記使用要求に応答して、前記メンバ別閾値を超えているか否かを判定し、前記メンバ別閾値を超えていない場合には前記使用要求の処理を実行するとともに前記要求元のメンバの使用量の値を更新し、前記メンバ別閾値を超えている場合には前記機能の使用に関する制限を規定する所与のルールを適用する、請求項1〜12のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  14. 比較に用いられる要求元のメンバの前記使用量の値は、前記使用要求の処理を行った場合の見積値である、請求項1〜13のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  15. 画像処理装置が提供する画像処理に関する機能の使用を制限する情報処理装置であって、
    前記機能の使用が許可される複数のメンバを含むグループに割り当てられる、前記機能の使用量に対するグループ別閾値を管理する管理手段と、
    前記メンバの個別の使用量の値を記憶する使用量記憶手段と、
    前記グループ内のメンバについて、該メンバに設定される優先度の値に応じて、前記グループ別閾値を分配し、メンバ別閾値を設定する設定手段と、
    前記画像処理装置が前記機能に対する使用要求の処理に際し前記機能の使用に関する制限を適用するかを判定するために行われる問合わせに応答して、要求元のメンバの前記使用量の値および前記メンバ別閾値、または前記使用量の値と前記メンバ別閾値との比較結果を返す手段と
    を含み、所定期間中に前記メンバ別閾値の変更、メンバの追加、またはメンバの削除があった際の設定では、記憶された前記使用量が設定後の前記メンバ別閾値を超えるメンバが検出された場合には、検出された該メンバを除外して設定が行われる、情報処理装置。
  16. 画像処理に関する機能を提供する画像処理装置と、前記機能の使用を制限する情報処理装置とを含む、画像処理システムであって、前記情報処理装置は、
    前記機能の使用が許可される複数のメンバを含むグループに割り当てられる前記機能の使用量に対するグループ別閾値を管理する管理手段と、
    前記メンバの個別の使用量の値を記憶する使用量記憶手段と、
    前記グループ内のメンバについて、該メンバに与えられる優先度の値に応じて、前記グループ別閾値を分配し、メンバ別閾値を設定する設定手段と
    を含み、前記画像処理装置は、
    前記機能に対する使用要求に応答して、要求元のメンバの前記使用量の値と前記メンバ別閾値との比較結果から、前記機能の使用に関する制限を該使用要求の処理に際し適用するかを判定する判定手段
    を含み、
    所定期間中に前記メンバ別閾値の変更、メンバの追加、またはメンバの削除があった際の設定では、記憶された前記使用量が設定後の前記メンバ別閾値を超えるメンバが検出された場合には、検出された該メンバを除外して設定が行われる、画像処理システム。
  17. 前記グループに属するが前記メンバ別閾値が設定されていない追加のメンバが検出された場合に、前記追加のメンバに対して、予め与えられる優先度の標準値に基づいて設定が行われる、請求項16に記載の画像処理システム。
  18. 前記画像処理装置が、前記所定期間中に前記メンバのメンバ別閾値が変更された後、当該メンバによるログインが行われたときに前記メンバ別閾値の更新を通知するユーザ・インタフェース手段をさらに含む、請求項16または17に記載の画像処理システム。
  19. 前記判定手段は、前記使用要求に応答して、前記メンバ別閾値を超えているか否かを判定し、前記メンバ別閾値を超えていない場合には前記使用要求の処理を実行するとともに前記要求元のメンバの使用量の値を更新し、前記メンバ別閾値を超えている場合には前記機能の使用に関する制限を規定する所与のルールを適用する、請求項16〜18のいずれか1項に記載の画像処理システム。
  20. 比較に用いられる要求元のメンバの前記使用量の値は、前記使用要求の処理を行った場合の見積値である、請求項16〜19のいずれか1項に記載の画像処理システム。
  21. 画像処理に関する機能を提供する画像処理装置および前記画像処理装置にネットワークを介して接続する情報処理装置が協働して実行する、または前記画像処理装置が実行する、前記機能の使用を制限するための方法であって
    前記画像処理装置または前記情報処理装置が、前記機能の使用が許可される複数のメンバを含むグループに割り当てられる、前記機能の使用量に対するグループ別閾値を読み出すステップと前記グループ内のメンバについて、該メンバに与えられる優先度の値に応じて、前記グループ別閾値を分配し、メンバ別閾値を設定するステップと、
    前記画像処理装置が、前記機能に対する使用要求を受付けるステップと前記使用要求の要求元のメンバの使用量の値と前記メンバ別閾値との比較結果から、前記機能の使用に関する制限を該使用要求の処理に際し適用するかを判定するステップと
    を含み、
    所定期間中に前記メンバ別閾値の変更、メンバの追加、またはメンバの削除があった際の前記メンバ別閾値を設定するステップは、記憶された前記使用量が設定後の前記メンバ別閾値を超えるメンバを検出した場合に、検出された該メンバを除外して設定するサブステップを含む、使用制限方法。
  22. 前記グループに属するメンバのうちの一部のメンバに対し、固定のメンバ別閾値が設定されており、
    前記メンバ別閾値を設定するステップは、前記グループに属する前記一部のメンバ以外のメンバの前記メンバ別閾値を、前記グループ別閾値から前記固定のメンバ別閾値の分を差し引いた値から設定するサブステップを含む、請求項21に記載の使用制限方法。
  23. 前記所定期間中にメンバの削除があった際の前記メンバ別閾値を設定するステップは、前記グループ別閾値から設定時点までの該メンバの使用値の値を差し引いた上で前記メンバ別閾値を設定するサブステップを含む、請求項21または22に記載の使用制限方法。
  24. 前記判定するステップは、前記使用要求に応答して、前記メンバ別閾値を超えているか否かを判定するサブステップと、前記メンバ別閾値を超えていない場合に、前記使用要求の処理を実行し、前記要求元のメンバの使用量の値を更新するサブステップと、前記メンバ別閾値を超えている場合に、前記機能の使用に関する制限を規定する所与のルールを適用するサブステップとを含む、請求項21〜23のいずれか1項に記載の使用制限方法。
  25. 比較に用いられる要求元のメンバの前記使用量の値は、前記使用要求の処理を行った場合の見積値である、請求項21〜24のいずれか1項に記載の使用制限方法。
  26. コンピュータを、請求項1〜14のいずれか1項に記載の各手段として機能させるためのプログラム。
  27. 請求項26に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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