JP2011170630A - 機器管理装置、機器管理システム、利用制限方法、及び利用制限プログラム - Google Patents

機器管理装置、機器管理システム、利用制限方法、及び利用制限プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】情報収集に係る処理時間の短縮やデータ通信によるネットワーク負荷の軽減を実現し、かつ管理者に負担をかけず即時性のある機器利用制限が行える機器管理装置、機器管理システム、利用制限方法、及び利用制限プログラムを提供する。
【解決手段】機器管理装置100は、画像処理装置200が有する印刷機能の利用制限を行う装置であって、ユーザの予定が設定されたスケジュール情報311Dと、開催施設位置、参加者座席位置、及び機器配置位置が設定された位置情報121Dとを基に、印刷枚数を収集する収集タイミング、収集対象ユーザ、及び収集対象機器を決定し、印刷枚数収集処理を制御する手段13と、決定された収集タイミングに従って、収集対象機器から収集対象ユーザの印刷枚数を収集する手段14と、収集した印刷枚数と収集対象ユーザの印刷許可枚数とを比較し、印刷機能の利用制限を制御する手段15と、を有することを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、データ伝送路を介して接続される1又は複数の機器を管理する機器管理装置、機器管理システムに関し、特に、機器から取得した情報に基づき、機器利用を制限するか否かを判断し、ユーザに対する利用制限を行う技術に関するものである。
企業内に設置された複合機(MFP:Multifunction Peripheral)やプリンタ(LP:Laser Printer)と言った画像処理装置では、社員により私的な目的で大量の印刷が行われることが考えられる。また、業務上であっても、一時的に閲覧されるだけの会議資料などのように、紙配布する必要がないものまで印刷されることも考えられる。
このような印刷を社員に行わせることは、企業が無駄な印刷コストを負担することになる。また、環境問題の側面からも紙資源の無駄遣いにつながる。
そこで、機器管理機能の1つとして、ユーザの印刷状況を監視し、印刷許可枚数(上限値)を超える印刷を行ったユーザに対して、印刷機能の利用制限を行う技術がある。例えば、特許文献1には、定期的に画像処理装置からユーザの印刷枚数(例えば「カウンタ値」)を収集し、収集した印刷枚数と予め決めておいた印刷許可枚数との比較結果に基づき、上限を超えたユーザに対して印刷機能の利用制限を行う情報処理装置が開示されている。
しかしながら、従来の利用制限方法では、ユーザの印刷枚数を定期的に収集しており、高い精度の利用制限を実現するために適したタイミングで印刷枚数を収集することができないため、利用制限の即時性を低下させると言う問題があった。例えば、事前にユーザの印刷枚数が増えることが予想される会議予定がある場合には、会議開催前のタイミングで印刷枚数を収集し、収集した最新の印刷枚数を用いて利用制限を行うことが望ましい。
そこで、従来の利用制限方法において、印刷枚数の収集間隔を短くし、利用制限の即時性を向上させる方法が考えられる。しかし、印刷枚数の増加が予測されるユーザや印刷が行われる画像処理装置を特定していないため、全てのユーザや画像処理装置を対象に印刷枚数の収集を行うことになる。そのため、ユーザや画像処理装置が多い場合には、印刷枚数の収集処理に時間がかかる上、頻繁に行われるデータ通信によりネットワーク負荷も増大してしまう。
また、印刷頻度の増減を管理者が把握し、時間帯に応じて印刷枚数の収集間隔を変更する(長くしたり短くしたりする)ことで、利用制限の即時性を向上させ、かつ印刷枚数の収集処理に係るネットワーク負荷を軽減させる方法も考えられる。しかし、印刷頻度の増減は、日常的に変化するものであり、管理者への作業負担が大きく、その作業も繁雑である。
本発明は上記従来技術の問題点を鑑み提案されたものであり、その目的とするところは、情報収集に係る処理時間の短縮やデータ通信によるネットワーク負荷の軽減を実現し、かつ管理者に負担をかけず即時性のある機器利用制限を行うことができる機器管理装置、機器管理システム、利用制限方法、及び利用制限プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る機器管理装置は、データ伝送路を介して接続される1又は複数の画像処理装置に対して、前記画像処理装置が有する印刷機能の利用制限を行う機器管理装置であって、ユーザの予定が設定されたスケジュール情報と、スケジュール開催施設の位置、スケジュール参加者の座席位置、及び前記画像処理装置の配置位置が設定された位置情報とに基づき、前記画像処理装置からユーザの印刷枚数を収集する収集タイミング、印刷枚数の収集対象ユーザ、及び印刷枚数の収集対象機器を決定し、印刷枚数の収集処理を制御する印刷枚数収集制御手段と、前記印刷枚数収集制御手段により決定された収集タイミングに従って、前記収集対象機器から前記収集対象ユーザの印刷枚数を収集する印刷枚数収集手段と、前記印刷枚数収集手段により収集された印刷枚数と、予め決めておいた収集対象ユーザの印刷許可枚数との比較結果に基づき、前記画像処理装置が有する印刷機能の利用制限を制御する利用制限制御手段と、を有している。
このような構成によって、本発明に係る機器管理装置は、会議予定などのスケジュール情報に含まれる開催日時及び資料配付の有無に基づき、印刷を行うことが予想されるスケジュールを特定し、画像処理装置からユーザの印刷枚数を収集するタイミングを決定する。さらに、機器管理装置は、スケジュール情報に含まれる参加者リストに基づき、印刷を行うことが予想されるユーザを特定し、印刷枚数の収集対象ユーザを決定する。また、機器管理装置は、スケジュール情報に含まれる開催施設の位置及び/又は参加者の座席位置と画像処理装置の配置位置とに基づき、印刷が行われることが予想される画像処理装置を特定し、印刷枚数の収集対象機器を決定する。その結果、機器管理装置は、決定したタイミングに従って、収集対象機器から収集対象ユーザの印刷枚数を収集し、収集した印刷枚数と予め決めておいた収集対象ユーザの印刷許可枚数(利用制限条件:上限値)との比較結果に基づき、画像処理装置が有する印刷機能の利用制限を制御する。
これによって、本発明に係る機器管理装置は、スケジュール実施前などに収集間隔を短く調整でき、印刷を行うことが予想されるスケジュールに応じた適切なタイミングで最新の印刷枚数を収集することができる。さらに、機器管理装置は、収集対象ユーザ及び収集対象機器を、全てのユーザ及び画像処理装置の中から、印刷を行うことが予想されるユーザ及び画像処理装置に限定することができる。その結果、情報収集に係る処理時間の短縮やデータ通信によるネットワーク負荷の軽減を実現し、かつ管理者に負担をかけず即時性のある機器利用制限を行うことができる。
上記目的を達成するため、本発明に係る機器管理システムは、1又は複数の画像処理装置と、前記画像処理装置が有する印刷機能の利用制限を行う機器管理装置とが、データ伝送路を介して接続される機器管理システムであって、前記機器管理装置が、ユーザの予定が設定されたスケジュール情報と、スケジュール開催施設の位置、スケジュール参加者の座席位置、及び前記画像処理装置の配置位置が設定された位置情報とに基づき、前記画像処理装置からユーザの印刷枚数を収集する収集タイミング、印刷枚数の収集対象ユーザ、及び印刷枚数の収集対象機器を決定し、印刷枚数の収集処理を制御する印刷枚数収集制御手段と、前記印刷枚数収集制御手段により決定された収集タイミングに従って、前記収集対象機器から前記収集対象ユーザの印刷枚数を収集する印刷枚数収集手段と、前記印刷枚数収集手段により収集された印刷枚数と、予め決めておいた収集対象ユーザの印刷許可枚数との比較結果に基づき、前記画像処理装置が有する印刷機能の利用制限を制御する利用制限制御手段と、を有し、前記画像処理装置が、前記機器管理装置からの収集要求に従って、前記収集対象ユーザの印刷機能を応答する印刷枚数送信手段と、前記機器管理装置による制御に従って、前記収集対象ユーザに対して前記印刷機能の利用制限を実行する利用制限実行手段と、を有している。
上記目的を達成するため、本発明に係る利用制限方法は、データ伝送路を介して接続される1又は複数の画像処理装置に対して、前記画像処理装置が有する印刷機能の利用制限を行う機器管理装置における利用制限方法であって、ユーザの予定が設定されたスケジュール情報と、スケジュール開催施設の位置、スケジュール参加者の座席位置、及び前記画像処理装置の配置位置が設定された位置情報とに基づき、前記画像処理装置からユーザの印刷枚数を収集する収集タイミング、印刷枚数の収集対象ユーザ、及び印刷枚数の収集対象機器を決定し、印刷枚数の収集処理を制御する印刷枚数収集制御手順と、前記印刷枚数収集制御手順により決定された収集タイミングに従って、前記収集対象機器から前記収集対象ユーザの印刷枚数を収集する印刷枚数収集手順と、前記印刷枚数収集手順により収集された印刷枚数と、予め決めておいた収集対象ユーザの印刷許可枚数との比較結果に基づき、前記画像処理装置が有する印刷機能の利用制限を制御する利用制限制御手順と、を有している。
このような手順によって、本発明に係る利用制限方法は、会議予定などのスケジュール情報に含まれる開催日時及び資料配付の有無に基づき決定した印刷枚数の収集タイミングに従って、スケジュール情報に含まれる開催施設の位置及び/又は参加者の座席位置と画像処理装置の配置位置とに基づき決定した収集対象機器から、スケジュール情報に含まれる参加者リストに基づき決定した収集対象ユーザの印刷枚数を収集し、収集した印刷枚数と収集対象ユーザの印刷許可枚数との比較結果に基づき、画像処理装置が有する印刷機能の利用制限を制御すると言う動作を実現する。
これによって、本発明に係る利用制限方法は、情報収集に係る処理時間の短縮やデータ通信によるネットワーク負荷の軽減を実現し、かつ管理者に負担をかけず即時性のある機器利用制限が可能な環境を提供できる。
本発明によれば、印刷を行うことが予想されるスケジュールに応じた適切なタイミングで印刷枚数の収集を行い、収集時の対象ユーザ及び対象機器を限定することで、情報収集に係る処理時間の短縮やデータ通信によるネットワーク負荷の軽減を実現し、かつ管理者に負担をかけず即時性のある機器利用制限が行える機器管理装置、機器管理システム、利用制限方法、及び利用制限プログラムを提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る機器管理システムの構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る機器管理システムで行われる利用制限制御の動作例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る機器管理装置のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る機器管理システムが有する機能構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るスケジュール情報のデータ例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る位置情報のデータ例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る利用制限情報のデータ例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る機器管理装置で実行される処理手順例(主な処理例)を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る機器管理装置で実行される処理手順例(詳細な処理例)を示すフローチャートである。
以下、本発明の好適な実施の形態(以下「実施形態」と言う)について、図面を用いて詳細に説明する。
[第1の実施形態]
<システム構成>
本実施形態に係る機器管理装置を備えたシステム構成について説明する。
図1は、本実施形態に係る機器管理システム1の構成例を示す図である。
図1には、1又は複数の画像処理装置200と、1又は複数のクライアントPC(Personal Computer)400と、機器管理装置(機器管理サーバ)100と、スケジュール管理装置(スケジュール管理サーバ)300とが、ネットワークなどの所定のデータ伝送路N(例えば「LAN:Local Area Network」)で接続される機器管理システム1の構成例が示されている。
画像処理装置200は、例えば、MFPやLPと言ったオフィス業務内の作業で利用される機器である。また、クライアントPC400は、ユーザ端末にあたり、例えば、ユーザが、画像処理装置200の情報閲覧、及び画像処理装置200に行わせる作業データの作成や作業要求などを行う情報処理装置である。
スケジュール管理装置300は、ユーザにより設定登録されたスケジュール情報(例えば「会議予約情報」)に基づき、ユーザのスケジュールを一元管理する情報処理装置である。この一元管理の中には、例えば、スケジュールや開催場所の運用などがあり、運用には、スケジュール実施の事前通知(開催通知)や開催場所となる施設利用情報の提供などが含まれる。また、機器管理装置100は、画像処理装置200から受信した機器情報(例えば、画像処理装置の「固有情報」や「状態情報」など)に基づき、画像処理装置200を一元管理する情報処理装置である。この一元管理の中には、例えば、画像処理装置200の監視・保守・運用などがあり、運用には、本実施形態で説明する画像処理装置200に対する利用制限制御などが含まれる。
ここで、上記利用制限制御の動作例について簡単に説明する。
図2は、本実施形態に係る機器管理システム1で行われる利用制限制御の動作例を示す図である。なお、図2には、スケジュール管理装置300が会議予約情報をスケジュール情報として管理している場合の例が示されている。
図2に示すように、まず、機器管理装置100は、スケジュール管理装置300から、事前に登録されている会議予約情報を取得する。なお、会議予約情報は、例えば、クライアントPC400を介してユーザによりスケジュール管理装置300へ設定登録される。
続いて、機器管理装置100は、取得した会議予約情報の開催日時に基づき、画像処理装置200から印刷枚数を収集するタイミングを会議開催前に決定する。さらに、機器管理装置100は、取得した会議予約情報の開催場所及び参加者リストに基づき、会議開催前に会議資料などの印刷を行うことが予想される画像処理装置200及びユーザを特定し、印刷枚数を収集する対象機器(以下「収集対象機器」と言う)及び対象ユーザ(以下「収集対象ユーザ」と言う)を決定する。
続いて、機器管理装置100は、会議開催前に収集対象機器から収集対象ユーザの最新の印刷枚数(カウンタ値)を取得する。機器管理装置100は、取得した最新の印刷枚数が印刷許可枚数(所定期間に許可された最大印刷枚数:上限値)を超えていると判断した場合、超過したユーザに対する印刷機能の利用制限を収集対象機器に設定する。
その結果、例えば、利用制限が設定されたユーザが、会議開催前にクライアントPC400から画像処理装置200に対して会議資料の印刷要求(印刷データの送信)を行った場合、印刷枚数超過により印刷機能を利用することができない旨(利用不可)が通知される。
このように、本実施形態に係る機器管理システム1は、上記システム構成により、画像処理装置200の利用制限サービス(利用制限機能)を提供することができる。
<ハードウェア構成>
次に、本実施形態に係る機器管理装置100のハードウェア構成について説明する。
図3は、本実施形態に係る機器管理装置100のハードウェア構成例を示す図である。
図3に示すように、機器管理装置100は、入力装置101、表示装置102、ドライブ装置103、RAM(Random Access Memory)104、ROM(Read Only Memory)105、CPU(Central Processing Unit)106、インタフェース装置107、及びHDD(Hard Disk Drive)108などを備え、それぞれがバスBで相互に接続されている。
入力装置101は、キーボード及びマウスなどを含み、機器管理装置100に各操作信号を入力するのに用いられる。表示装置102は、ディスプレイなどを含み、機器管理装置100による処理結果(例えば「収集印刷枚数」や「利用制限状態」など)を表示する。
インタフェース装置107は、機器管理装置100を所定のデータ伝送路Nに接続するインタフェースである。これにより、機器管理装置100は、インタフェース装置107を介して、画像処理装置200、スケジュール管理装置300、及びクライアントPC400などの各周辺装置とデータ通信を行うことができる。
HDD108は、各種プログラム及びデータを格納している不揮発性の記憶装置である。格納されるプログラム及びデータには、例えば、機器管理装置100全体を制御する情報処理システム(「Windows(登録商標)」や「UNIX(登録商標)」などの基本ソフトウェアであるOS(Operating System))、及び情報処理システム上において各種機能(「利用制限機能」)を提供するアプリケーションなどがある。また、HDD108は、格納している上記プログラム及びデータを、所定のファイルシステム及び/又はDB(Data Base)により管理している。
ドライブ装置103は、着脱可能な記録媒体103aとのインタフェースである。これにより、機器管理装置100は、ドライブ装置103を介して、記録媒体103aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。
ROM105は、電源を切っても内部データを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。ROM105には、機器管理装置100が起動されるときに実行されるBIOS(Basic Input/Output System)や、機器管理装置100のシステム設定及びネットワーク関連設定などのデータが格納されている。
RAM104は、上記各種記憶装置から読み出されたプログラム及びデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。CPU106は、プログラムをRAM104上に読み出し、プログラムを実行することで、装置全体を制御する。
このように、機器管理装置100は、上記ハードウェア構成により、画像処理装置200の利用制限制御を含む情報処理サービス(情報処理機能)を提供することができる。
<利用制限機能>
ここからは、本実施形態に係る利用制限機能について説明する。
本実施形態に係る機器管理装置100では、会議予定などのスケジュール情報に含まれる開催日時及び資料配付の有無に基づき、印刷を行うことが予想されるスケジュールを特定し、画像処理装置200からユーザの印刷枚数を収集するタイミングを決定する。さらに、機器管理装置100は、スケジュール情報に含まれる参加者リストに基づき、印刷を行うことが予想されるユーザを特定し、印刷枚数の収集対象ユーザを決定する。また、機器管理装置100は、スケジュール情報に含まれる開催施設の位置及び/又は参加者の座席位置と画像処理装置200の配置位置とに基づき、印刷が行われることが予想される画像処理装置200を特定し、印刷枚数の収集対象機器を決定する。その結果、機器管理装置100は、決定したタイミングに従って、収集対象機器から収集対象ユーザの印刷枚数を収集し、収集した印刷枚数と予め決めておいた収集対象ユーザの印刷許可枚数(利用制限条件:上限値)との比較結果に基づき、画像処理装置200が有する印刷機能の利用制限を制御する。機器管理装置100は、このような利用制限機能を有している。
上述したように、従来の利用制限方法において、印刷枚数の収集間隔を短くし、利用制限の即時性を向上させる方法を採用した場合には、ユーザや画像処理装置200が多いと、収集処理に時間がかかる上、ネットワーク負荷も増大してしまう問題がある。また、印刷頻度の増減を管理者が把握し、時間帯に応じて印刷枚数の収集間隔を変更することで、利用制限の即時性を向上させ、かつ印刷枚数の収集処理に係るネットワーク負荷を軽減させる方法を採用した場合には、管理者への作業負担が大きく、その作業も繁雑であり、現実的な方法ではない。
そこで、本実施形態に係る機器管理装置100では、印刷を行うことが予想されるスケジュールに応じた適切なタイミングで印刷枚数の収集を行い、収集時の対象ユーザ及び対象機器を限定する。
これによって、本実施形態に係る機器管理システム1では、情報収集に係る処理時間の短縮やデータ通信によるネットワーク負荷の軽減を実現し、かつ管理者に負担をかけず即時性のある機器利用制限が行える。
以下に、上記利用制限機能の構成とその動作について説明する。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る機器管理システム1が有する機能構成例を示す図である。
図4に示すように、機器管理装置100は、スケジュール情報取得部11、位置情報管理部12、印刷枚数収集制御部13、印刷枚数収集部14、利用制限制御部15などを有している。また、画像処理装置200は、カウンタ情報管理部21及び利用制限実行部22などを有している。また、スケジュール管理装置300は、スケジュール情報管理部31などを有している。これら各機能部について、スケジュール管理装置300、機器管理装置100、画像処理装置200の順に説明する。
《スケジュール管理装置が有する各機能部》
スケジュール情報管理部31は、会議、レビュー、ミーティングなどのユーザの予定が設定されたスケジュール情報を管理する機能部である。スケジュール情報管理部31は、例えば、図5に示すようなデータを基に管理している。
図5は、本実施形態に係るスケジュール情報311Dのデータ例を示す図である。
図5に示すように、スケジュール情報311Dは、[識別]項目、[開催日時]項目、[参加者リスト]項目、[開催施設]項目、及び[配付資料有無]項目などの各情報項目を有するデータ構成となっており、スケジュールごとに各項目値が対応付けられている。
[識別]項目は、スケジュールの識別子を設定する項目である。例えば、項目値には、"スケジュールID(登録ID)"や"スケジュール名(登録名)"などのスケジュール識別情報が設定される。[開催日時]項目は、開催される日時を設定する項目である。例えば、項目値には、"年月日(Y/M/D)"などの日時情報が設定される。[参加者リスト]項目は、参加するユーザを設定する項目である。例えば、項目値には、"ユーザID"や"ユーザ名"などのユーザ識別情報が設定される。[開催施設]項目は、開催される施設を設定する項目である。例えば、項目値には、"施設ID"や"施設名"などの施設識別情報が設定される。[配付資料有無]項目は、スケジュール実施時に配布資料があるか否かを設定する項目である。例えば、項目値には、"有り"/"無し"の有無情報が設定される。
上記項目値は、例えば、所定のツール(スケジュール情報管理部が提供するGUI(Graphical User Interface))を介して、参加者(ユーザ)により設定・変更(更新)される。
上記スケジュール情報311Dは、スケジュール情報保持部311に格納され保持されている。スケジュール情報保持部311は、例えば、当該装置が備える記憶装置の所定の記憶領域にあたる。
スケジュール情報311Dは、上記データ構成により、[識別]項目の項目値を参照することで、予定された各スケジュールに対応する[開催日時]項目、[開催日時]項目、[参加者リスト]項目、[開催施設]項目、及び[配付資料有無]項目などの項目値を取得できる。
図4の説明に戻る。スケジュール情報管理部31は、ユーザから受け付けた要求に従って、上記スケジュール情報311Dの各種データ操作を行い、スケジュールを管理する。
このようにして管理されるスケジュール情報311Dは、機器管理装置100で印刷枚数を収集する際の制御情報として用いられる。
《機器管理装置が有する各機能部》
スケジュール情報取得部11は、スケジュール管理装置300からスケジュール情報311Dを取得する機能部である。スケジュール情報取得部11は、スケジュール管理部31に対して情報取得要求を行い、スケジュール情報311Dを取得する。スケジュール情報取得部11は、予め設定しておいた取得タイミングに従って、スケジュール管理装置300にアクセスし、スケジュール情報311Dを取得する。なお、取得タイミングは、定期/不定期であってもかまわない。
位置情報管理部12は、ユーザの座席位置、画像処理装置200の設置位置、及び開催施設位置などの各種位置情報を管理する機能部である。位置情報管理部12は、例えば、図6に示すようなデータを基に管理している。
図6は、本実施形態に係る位置情報121Dのデータ例を示す図である。
図6に示すように、位置情報121Dには、ユーザの座席位置が設定された座席情報121D、画像処理装置200の設置位置が設定された機器情報121D、及び開催施設位置が設定された施設情報121Dなどがある。
《座席情報》
(A)に示すように、座席情報121Dは、[識別]項目及び[場所]項目などの各情報項目を有するデータ構成となっており、ユーザごとに各項目値が対応付けられている。
[識別]項目は、ユーザの識別子を設定する項目である。例えば、項目値には、"ユーザID"や"ユーザ名"などのユーザ識別情報が設定される。[場所]項目は、ユーザの座席位置を設定する項目である。例えば、項目値には、"エリアID"や"エリア名"などの座席位置を示すエリア識別情報が設定される。
《機器情報》
(B)に示すように、機器情報121Dは、[識別]項目、[ネットワーク設定]項目、及び[場所]項目などの各情報項目を有するデータ構成となっており、画像処理装置200ごとに各項目値が対応付けられている。
[識別]項目は、画像処理装置200の識別子を設定する項目である。例えば、項目値には、"機器ID"や"機器名"などの機器識別情報が設定される。[ネットワーク設定]項目は、画像処理装置200に割り当てられたネットワーク情報を設定する項目である。例えば、項目値には、"IPアドレス(Internet Protocol Address)"などのネットワーク情報が設定される。[場所]項目は、画像処理装置200の配置位置を設定する項目である。例えば、項目値には、"エリアID"や"エリア名"などの配置位置を示すエリア識別情報が設定される。なお、ネットワーク設定は、画像処理装置200で異なることから、[識別]項目にネットワーク設定情報を設定し、[ネットワーク設定]項目を含まないデータ構成であってもよい。
《施設情報》
(C)に示すように、施設情報121Dは、[識別]項目及び[場所]項目などの各情報項目を有するデータ構成となっており、施設ごとに各項目値が対応付けられている。
[識別]項目は、施設の識別子を設定する項目である。例えば、項目値には、"施設ID"や"施設名"などの施設識別情報が設定される。[場所]項目は、施設位置を設定する項目である。例えば、項目値には、"エリアID"や"エリア名"などの施設位置を示すエリア識別情報が設定される。
ここで上記「エリア」について簡単に説明する。「エリア」とは、例えば、フロアなどを所定の範囲で分割したときの各分割領域である。よって、上記"エリアID"や"エリア名"とは、分割領域を識別する情報、すなわちエリア識別情報にあたる。
位置情報121Dの[場所]項目では、エリア識別情報を指定することで、フロア内の座席位置、配置位置、施設位置(座席、機器、施設がある所定範囲)を設定できる。また、ビルなどにおいては、座席、機器、又は施設などが複数階に位置する。このような場合には、例えば、階の識別子と分割領域の識別子とを有するエリア識別情報を用いてもよい。
なお、エリアを指定することで座席、機器、施設などの位置を設定する方法の場合には、位置精度が分割数に依存する。そのため、分割対象範囲の広さに応じて分割数を調整することが望ましい。また、上記エリア指定による方法は、座席、機器、及び施設などの位置を設定する方法の一例である。よって、位置を設定する方法は、座席、機器、及び施設などの位置を特定可能な情報で指定する方法であればよい。
上記項目値は、例えば、所定のツール(位置情報管理部が提供するGUI)を介して、管理者により設定・変更(更新)される。
上記位置情報121Dは、位置情報保持部121に格納され保持されている。位置情報保持部121は、例えば、当該装置が備える記憶装置の所定の記憶領域にあたる。
位置情報121Dは、上記データ構成により、[識別]項目の項目値を参照することで、座席、機器、施設に対応する[場所]項目の項目値(座席位置、配置位置、施設位置などの位置情報)を取得できる。
図4の説明に戻る。位置情報管理部12は、管理者から受け付けた要求に従って、上記位置情報121Dの各種データ操作を行い、座席、機器、施設などの位置を管理する。
このようにして管理される位置情報121Dは、スケジュール情報311Dと同様に、当該装置で印刷枚数を収集する際の制御情報として用いられる。
印刷枚数収集制御部13は、印刷枚数の収集処理を制御する機能部である。印刷枚数収集制御部13は、スケジュール情報311D及び位置情報121Dに基づき、収集タイミング、収集対象ユーザ、及び収集対象機器などの収集処理に係る各種制御値を決定する。そのため、印刷枚数収集制御部13は、収集タイミング決定部131、収集対象ユーザ決定部132、及び収集対象機器決定部133などを有している。
具体的には、上記機能部は、次のように各種制御値を決定する。なお、以下の説明では、図5に示すスケジュール情報311D及び図6に示す位置情報121Dを用いる。
《収集タイミングの決定》
収集タイミング決定部131は、スケジュール情報311Dに含まれる開催日時及び資料配付の有無に基づき、画像処理装置200からユーザの印刷枚数を収集するタイミングを決定する。収集タイミング決定部131は、スケジュール情報311Dに含まれる[配布資料有無]項目の項目値から、予定されているスケジュールの中で、配付資料が"有り"と設定されているスケジュールが存在するか否かを判定する。収集タイミング決定部131は、設定されているスケジュールが存在した場合、該当スケジュールに対応する[開催日時]項目の項目値から、開催時間を特定する。
その結果、収集タイミング決定部131は、特定した開催時間より所定時間前(例えば「10分前」)を収集タイミングに決定する。なお、所定時間(スケジュールの開催時間よりどのくらい前を収集タイミングに決定するのか)については、利用制限の即時性を損なわない範囲であればよい。例えば、30分前より10分前や5分前などの直前の時間が望ましい。収集タイミング決定部131は、決定した収集タイミング(収集開始時間)を制御値として設定する。
例えば、収集タイミング決定部131が、図5に示すスケジュール情報311Dを参照する場合、配付資料が"有り"と設定されているスケジュール"△△レビュー"の存在を確認できる。その結果、収集タイミング決定部131は、開催時間"10:00"より所定時間前を収集タイミングに決定する。例えば、所定時間が「10分」の場合には、収集タイミング"9:50"が制御値として設定される。
このように、収集タイミング決定部131は、配布資料の有無から、印刷を行うことが予想されるスケジュールを特定し、特定したスケジュールの開催日時から、利用制限を行う上で適切な収集タイミングを決定する。ここで言う「適切な収集タイミング」とは、利用制限の即時性を損なわないスケジュール実施前のタイミングを意味する。
《収集対象ユーザの決定》
収集対象ユーザ決定部132は、スケジュール情報311Dに含まれる参加者リストに基づき、印刷枚数の収集対象ユーザを決定する。収集対象ユーザ決定部132は、上記収集タイミングの決定において特定したスケジュール(印刷を行うことが予想されるスケジュール)に対応する[参加者リスト]項目の項目値から、参加するユーザを特定する。
その結果、収集対象ユーザ決定部132は、特定したユーザを収集対象ユーザに決定する。収集対象ユーザ決定部132は、決定した収集対象ユーザ(1又は複数のユーザ識別情報)を制御値として設定する。
例えば、収集対象ユーザ決定部132が、図5に示すスケジュール情報311Dを参照する場合、収集タイミングの決定において特定したスケジュール"△△レビュー"に対応する[参加者リスト]項目の項目値から、"SATO"及び"YOSHIDA"の2名を収集対象ユーザに決定する。
このように、収集対象ユーザ決定部132は、参加者リストから、印刷を行うことが予想されるユーザを特定し、利用制限を行う上で印刷枚数の収集が必要な収集対象ユーザを決定する。つまり、収集対象ユーザの決定によって、印刷枚数を収集するユーザが限定される。
《収集対象機器の決定》
収集対象機器決定部133は、スケジュール情報311Dに含まれる開催施設の位置及び/又は参加者の座席位置と画像処理装置200の配置位置とに基づき、印刷枚数の収集対象機器を決定する。収集対象機器決定部133は、上記収集タイミングの決定において特定したスケジュール(印刷を行うことが予想されるスケジュール)に対応する[開催施設]項目の項目値から、利用される施設を特定する。収集対象機器決定部133は、施設情報121Dを参照し、特定した利用施設に対応する[場所]項目の項目値から、開催される場所を特定する。収集対象機器決定部133は、機器情報121Dを参照し、特定した開催場所に対応する[識別]項目の項目値から、配布資料を印刷する際に利用される画像処理装置200を特定する。
また、収集対象機器決定部133は、座席情報121Dを参照し、上記収集対象ユーザの決定において特定したユーザ(印刷を行うことが予想されるユーザ)に対応する[場所]項目の項目値から、参加者の座席がある場所を特定する。収集対象機器決定部133は、機器情報121Dを参照し、特定した座席場所に対応する[識別]項目の項目値から、配布資料を印刷する際に利用される画像処理装置200を特定する。
その結果、収集対象機器決定部133は、特定した画像処理装置200を収集対象機器に決定する。収集対象機器決定部133は、決定した収集対象機器(1又は複数の機器識別情報)を制御値として設定する。
例えば、収集対象機器決定部133が、図5に示すスケジュール情報311Dを参照する場合、収集タイミングの決定において特定したスケジュール"△△レビュー"に対応する[開催施設]項目の項目値から、利用される施設が"会議室C"であることを特定する。次に、収集対象機器決定部133が、図6(C)に示す施設情報121Dを参照する場合、特定した利用施設"会議室C"に対応する[場所]項目の項目値から、開催される場所が"エリア3"であることを特定する。次に、収集対象機器決定部133が、図6(B)に示す機器情報121Dを参照する場合、特定した開催場所"エリア3"に対応する[識別]項目の項目値から、配布資料を印刷する際に利用される画像処理装置200が"PRN01"であることを特定する。
また、収集対象機器決定部133が、図6(A)に示す座席情報121Dを参照する場合、収集対象ユーザの決定において特定したユーザ"SATO"及び"YOSHIDA"に対応する[場所]項目の項目値から、参加者の座席がある場所が"エリア3"及び"エリア2"であることを特定する。次に、収集対象機器決定部133が、図6(B)に示す機器情報121Dを参照する場合、特定した開催場所"エリア3"及び"エリア2"に対応する[識別]項目の項目値から、配布資料を印刷する際に利用される画像処理装置200が"PRN01"及び"MFP02"であることを特定する。
このように、収集対象機器決定部133は、座席、機器、施設などの位置から、印刷を行うことが予想される画像処理装置200を特定し、利用制限を行う上で印刷枚数の収集を行う収集対象機器を決定する。つまり、収集対象機器の決定によって、印刷枚数を収集する画像処理装置200が限定される。
以上のように、印刷枚数収集制御部13では、上記制御値を決定することで、収集時の対象ユーザ及び対象機器を限定し、印刷を行うことが予想されるスケジュールに応じた適切なタイミングで印刷枚数の収集が行われるように収集処理を制御する。
印刷枚数収集部14は、画像処理装置200からユーザの印刷枚数(カウンタ情報)を収集する機能部である。印刷枚数収集部14は、画像処理装置200が有するカウンタ情報管理部21に対して情報取得要求を行い、カウンタ情報を取得する。印刷枚数収集部14は、印刷枚数収集制御部13により決定された各種制御値に従って、カウンタ情報を収集する。具体的には、印刷枚数収集部14は、決定された収集タイミング(収集開始時間)に従って、収集対象機器(画像処理装置)にアクセスし、収集対象ユーザ(参加者)のカウンタ情報を収集する。
このように、印刷枚数収集部14は、印刷枚数収集制御部13によって、その処理が制御される。
利用制限制御部15は、画像処理装置200で行われる利用制限機能を制御する機能部である。利用制限制御部15は、印刷枚数収集部14により収集された印刷枚数と、予めユーザごとの印刷枚数の上限値が設定された利用制限情報とに基づき、利用制限機能を制御する。利用制限制御部15は、収集した印刷枚数が利用制限情報として設定された上限値(印刷許可枚数)を超過しているか否かの判定結果を基に、ユーザの印刷機能利用を制限するか否かを決定する。利用制限制御部15は、印刷枚数が上限値を超過している場合、収集対象機器にあたる画像処理装置200に対して、ユーザの利用制限を指示(利用制限の実行要否設定を[要]に設定)する。利用制限制御部15は、例えば、図7に示すようなデータを基にユーザごとの利用制限を管理している。
図7は、本実施形態に係る利用制限情報151Dのデータ例を示す図である。
図7に示すように、利用制限情報151Dは、[識別]項目及び[利用制限条件]項目などの各情報項目を有するデータ構成となっており、ユーザごとに各項目値が対応付けられている。
[識別]項目は、ユーザの識別子を設定する項目である。例えば、項目値には、"ユーザID"や"ユーザ名"などのユーザ識別情報が設定される。[利用制限条件]項目は、利用制限を実施する条件を設定する項目である。例えば、項目値には、"印刷許可枚数"などの印刷機能の利用上限値が設定される。
上記項目値は、例えば、所定のツール(利用制限制御部が提供するGUI)を介して、管理者により設定・変更(更新)される。
上記利用制限情報151Dは、利用制限情報保持部151に格納され保持されている。利用制限情報保持部151は、例えば、当該装置が備える記憶装置の所定の記憶領域にあたる。
利用制限情報151Dは、上記データ構成により、[識別]項目の項目値を参照することで、ユーザに対応する[利用制限条件]項目などの項目値を取得できる。
図4の説明に戻る。利用制限制御部15は、管理者から受け付けた要求に従って、上記利用制限情報151Dの各種データ操作を行い、ユーザごとの利用制限設定を管理する。
このようにして管理される利用制限情報151Dは、画像処理装置200で印刷機能の利用制限を行う際の制御情報として用いられる。
《画像処理装置が有する各機能部》
カウンタ情報管理部21は、画像処理装置200が有する印刷機能のカウンタ情報を管理する機能部である。カウンタ情報管理部21は、例えば、自機における総印刷枚数、利用機能ごと(「コピー」や「プリンタ」など)の印刷枚数、ユーザごとの印刷枚数などの各種印刷枚数を示すカウンタ値を基に管理している。これらのカウンタ値は、印刷機能が利用された際に自動的にカウントされ、累積枚数(カウンタ情報)として記録される。
上記カウンタ情報は、カウンタ情報保持部211に格納され保持されている。カウンタ情報保持部211は、例えば、当該装置が備える記憶装置の所定の記憶領域にあたる。カウンタ情報は、上記データ構成により、ユーザ識別情報を基に、画像処理装置200におけるユーザごとの累積印刷枚数の値を取得できる。
図4の説明に戻る。カウンタ情報管理部21は、機器管理装置100(印刷枚数収集部)から受け付けた要求に従って、カウンタ情報保持部211にアクセスする。カウンタ情報管理部21は、ユーザ識別情報を基にカウンタ情報を参照し、該当する印刷枚数(収集対象ユーザの印刷枚数)を取得後、要求元に取得情報を応答する。
利用制限実行部22は、画像処理装置200における印刷機能の利用制限を実行する機能部である。利用制限実行部22は、設定されたユーザごとの利用制限の実行要否設定に従って、印刷機能の利用制限を行う。実行要否設定は、機器管理装置100(利用制限制御部)により設定される。
このように、画像処理装置200が有する利用制限実行部22は、機器管理装置100が有する利用制限制御部15によって、その処理が制御される。
以上のように、本実施形態に係る利用制限機能は、上記各機能部が連係動作することにより実現される。
次に、利用制限機能の詳細な動作(機能部群の連係動作)について、処理手順を示すフローチャートを用いて説明する。
利用制限機能は、主に、機器管理装置100に搭載(インストール)されるプログラム(利用制限機能を実現するソフトウェア部品)が、CPU106により、格納先(例えば「HDD」)からRAM104上に読み出され、以下の処理が実行されることで実現される。
図8は、本実施形態に係る機器管理装置100で実行される処理手順例(主な処理例)を示すフローチャートである。まず、以下には、利用制限機能の主な処理である、印刷枚数収集に係る制御処理及び印刷枚数収集・利用制限に係る処理を、図8を用いて順に説明する。
《印刷枚数収集制御処理》
図8(A)に示すように、機器管理装置100は、スケジュール情報取得部11により、現在時刻が、スケジュール管理装置300からスケジュール情報311Dを取得するタイミングか否かを判定する(ステップS101)。このとき、スケジュール情報取得部11は、予め設定したおいた取得スケジュール(例えば「取得開始時間」や「前回取得からの経過時間」などの設定)を基に判定する。スケジュール情報取得部11は、取得タイミングになるまで、ステップS101の処理を繰り返す。
機器管理装置100は、取得タイミングであると判定されると(ステップS101:YES)、スケジュール情報取得部11により、スケジュール管理装置300に対して取得要求を行い、スケジュール管理装置300に設定されたスケジュール情報311Dを取得する(ステップS102)。このとき、スケジュール管理装置300では、受け付けた取得要求に従って、スケジュール情報管理部31により、スケジュール情報保持部311で保持するスケジュール情報311Dが取得され、要求元に取得情報が応答される。
続いて、機器管理装置100は、取得したスケジュール情報311Dに基づき、印刷枚数収集制御部13により、画像処理装置200から収集する印刷枚数の収集タイミングを決定する(ステップS103)。具体的には、印刷枚数収集制御部13は、スケジュール情報311Dに含まれる開催日時及び資料配付の有無に基づき、印刷を行うことが予想されるスケジュールを特定し、画像処理装置200からユーザの印刷枚数を収集するタイミングを決定する。
続いて、機器管理装置100は、印刷枚数収集制御部13により決定した収集タイミングが「定期的」又は「スケジュール実施前」のどちらのタイミングかを判定する(ステップS104)。
機器管理装置100は、収集タイミングが「スケジュール実施前」と決定された場合(ステップS104:「スケジュール実施前」)、取得したスケジュール情報311Dに基づき、印刷枚数収集制御部13により、収集対象ユーザを決定する(ステップS105)。具体的には、印刷枚数収集制御部13は、スケジュール情報311Dに含まれる参加者リストに基づき、印刷を行うことが予想されるユーザを特定し、印刷枚数の収集対象ユーザを決定する。
続いて、機器管理装置100は、取得したスケジュール情報311D及び位置情報保持部121で保持する位置情報121Dに基づき、印刷枚数収集制御部13により、収集対象機器を決定する(ステップS106)。具体的には、印刷枚数収集制御部13は、スケジュール情報311Dに含まれる開催施設の位置(施設情報)及び/又は参加者の座席位置(座席位置)と画像処理装置200の配置位置(機器情報)とに基づき、印刷が行われることが予想される画像処理装置200を特定し、印刷枚数の収集対象機器を決定する。
その結果、機器管理装置100は、決定した収集タイミング、収集対象ユーザ、及び収集対象機器に基づき、印刷枚数収集制御部13により、スケジュール実施前に収集対象ユーザの印刷枚数を収集対象機器から取得するように、収集処理の各制御値を設定する(ステップS107)。
一方、機器管理装置100は、収集タイミングが「定期的」と決定された場合(ステップS104:「定期的」)、印刷枚数収集制御部13により、定期的に管理対象の全ユーザの印刷枚数を管理対象の全機器から取得するように、収集処理の各制御値を設定する(ステップS108)。
機器管理装置100では、印刷枚数の収集処理に係る制御値が設定されると、スケジュール情報の取得処理(ステップS101の処理)へ移行する。
このようにして機器管理装置100では、スケジュール管理装置300で管理される最新のスケジュール情報311Dの設定が、印刷枚数の収集処理に係る制御値に反映される。
《印刷枚数収集・利用制限処理》
図8(B)に示すように、機器管理装置100は、同図(A)の処理において設定された収集タイミングの制御値に基づき、印刷枚数収集部14により、現在時刻が、画像処理装置200から印刷枚数を収集するタイミングか否かを判定する(ステップS201)。印刷枚数収集部14は、収集タイミングになるまで、ステップS201の処理を繰り返す。
機器管理装置100は、収集タイミングであると判定されると(ステップS201:YES)、印刷枚数収集部14により、設定された制御値(決定された収集タイミング、収集対象ユーザ、及び収集対象機器)に従って、収集対象機器から収集対象ユーザの印刷枚数(カウンタ値)を取得する(ステップS202)。
続いて、機器管理装置100は、利用制限制御部15により、利用制限情報保持部151にアクセスし、利用制限情報151Dから、収集対象ユーザに対して設定された印刷機能の利用制限条件:上限値(印刷許可枚数)を取得する(ステップS203)。このとき、利用制限制御部15は、収集対象ユーザのユーザ識別情報を基に利用制限情報151Dを参照し、[利用制限条件]項目の項目値から、収集対象ユーザに対して設定された印刷機能の利用制限条件を取得する。
続いて、機器管理装置100は、利用制限制御部15により、収集対象機器から取得した印刷枚数と上限値とを比較し、印刷枚数が上限値を超過しているか否かを判定する(ステップS204)。
機器管理装置100は、印刷枚数が上限値を超過していると判定された場合(ステップS204:YES)、利用制限制御部15により、収集対象機器に対して、収集対象ユーザの印刷機能の利用制限を指示(収集対象ユーザの制限を設定)する(ステップS205)。
機器管理装置100では、印刷機能の利用制限処理に係る制御値が設定されると、印刷枚数の収集処理(ステップS201の処理)へ移行する。また、機器管理装置100は、印刷枚数が上限値を超過していないと判定された場合(ステップS204:NO)においても、印刷枚数の収集処理(ステップS201の処理)へ移行する。
このようにして画像処理装置200では、機器管理装置100が有する印刷枚数収集制御部13により決定された収集タイミング、収集対象ユーザ、及び収集対象機器の設定に従って、ユーザごとに印刷機能の利用制限処理が制御される。
図9は、本実施形態に係る機器管理装置100で実行される処理手順例(詳細な処理例)を示すフローチャートである。次に、図8(A)に示した制御処理の中で、収集タイミング、収集対象ユーザ、及び収集対象機器を決定する処理について詳細に説明する。
《収集タイミング決定処理》
図8(A)に示すステップS103の処理(収集タイミング決定処理)は、印刷枚数収集制御部13が有する収集タイミング決定部131により実行される処理手順である。
図9(A)に示すように、収集タイミング決定部131は、取得したスケジュール情報311Dの[配布資料有無]項目の項目値を参照する(ステップS1031)。
続いて、収集タイミング決定部131は、[配布資料有無]項目の項目値から、予定されているスケジュールの中で、配付資料が"有り"と設定されているスケジュールが存在するか否かを判定する(ステップS1032)。
収集タイミング決定部131は、設定されているスケジュールが存在した場合(ステップS1032:YES)、該当スケジュールに対応する[開催日時]項目を参照する(ステップS1033)。
続いて、収集タイミング決定部131は、[開催日時]項目の項目値から、現在時刻以降に実施予定のスケジュール(現在時刻以降の開催時間が設定されているスケジュール)が存在するか否かを判定する(ステップS1034)。
収集タイミング決定部131は、設定されているスケジュールが存在する場合(ステップS1034:YES)、開催時間より所定時間前(例えば「10分前」)を収集タイミングに決定する(ステップS1035)。
一方、収集タイミング決定部131は、設定されているスケジュールが存在しない場合(ステップS1032,S1034:NO)、予め決めておいた所定時間ごとの定期的なタイミングを収集タイミングに決定する(ステップS1036)。収集タイミング決定部131は、決定した収集タイミング(収集開始時間)を制御値として設定する。
このように、機器管理装置100では、配布資料の有無から、印刷を行うことが予想されるスケジュールを特定し、特定したスケジュールの開催日時から、利用制限を行う上で適切な収集タイミングを決定する。
《収集対象ユーザ決定処理》
図8(A)に示すステップS105の処理(収集対象ユーザ決定処理)は、印刷枚数収集制御部13が有する収集対象ユーザ決定部132により実行される処理手順である。
図9(B)に示すように、収集対象ユーザ決定部132は、上記収集タイミングの決定において特定したスケジュール(印刷を行うことが予想されるスケジュール)のスケジュール識別情報を基に、スケジュール情報311Dの[参加者リスト]項目の項目値を参照する(ステップS1051)。
続いて、収集対象ユーザ決定部132は、該当スケジュールに対応する[参加者リスト]項目の項目値から、参加するユーザを特定し、特定したユーザを、収集対象ユーザに決定する(ステップS1052)。収集対象ユーザ決定部132は、決定した収集対象ユーザ(1又は複数のユーザ識別情報)を制御値として設定する。
このように、機器管理装置200では、参加者リストから、印刷を行うことが予想されるユーザを特定し、利用制限を行う上で印刷枚数の収集が必要な収集対象ユーザを決定する。
《収集対象機器決定処理》
図8(A)に示すステップS106の処理(収集対象機器決定処理)は、印刷枚数収集制御部13が有する収集対象機器決定部133により実行される処理手順である。
図9(C)に示すように、収集対象機器決定部133は、上記収集タイミングの決定において特定したスケジュール(印刷を行うことが予想されるスケジュール)のスケジュール識別情報を基に、スケジュール情報311Dの[開催施設]項目の項目値を参照する(ステップS1061)。
続いて、収集対象機器決定部133は、該当スケジュールに対応する[開催施設]項目の項目値から、利用される施設を特定し、特定した利用施設の施設識別情報を基に、施設情報121Dを参照する(ステップS1062)。
続いて、収集対象機器決定部133は、該当施設に対応する[場所]項目の項目値から、開催される場所を特定し、特定した開催場所のエリア識別情報を基に、機器情報121Dを参照する(ステップS1063)。
その結果、収集対象機器決定部133は、該当場所に対応する[識別]項目の項目値から、配布資料を印刷する際に利用される画像処理装置200を特定する。つまり、収集対象機器決定部133は、開催施設付近(同エリア)に設置された画像処理装置200を収集対象機器に決定する(ステップS1064)。
また、収集対象機器決定部133は、上記収集対象ユーザの決定において特定したユーザ(印刷を行うことが予想されるユーザ)のユーザ識別情報を基に、座席情報121Dを参照する(ステップS1065)。
続いて、収集対象機器決定部133は、該当ユーザに対応する[場所]項目の項目値から、参加者の座席がある場所を特定し、特定した座席場所のエリア識別情報を基に、機器情報121Dを参照する(ステップS1066)。
その結果、印刷枚数収集制御部13は、該当場所に対応する[識別]項目の項目値から、配布資料を印刷する際に利用される画像処理装置200を特定する。つまり、収集対象機器決定部133は、参加者の座席付近(同エリア)に設置された画像処理装置200を収集対象機器に決定する(ステップS1067)。収集対象機器決定部133は、決定した収集対象機器(1又は複数の機器識別情報)を制御値として設定する。
このように、機器管理装置200では、座席、機器、及び施設などの位置から、印刷を行うことが予想される画像処理装置200を特定し、利用制限を行う上で印刷枚数の収集を行う収集対象機器を決定する。
<まとめ>
以上のように、本実施形態に係る機器管理装置100によれば、印刷枚数収集制御部13により、印刷枚数の収集処理に係る各種制御値を次のように決定する。
印刷枚数収集制御部13は、会議予定などのスケジュール情報311Dに含まれる開催日時及び資料配付の有無に基づき、印刷を行うことが予想されるスケジュールを特定し、画像処理装置200からユーザの印刷枚数を収集するタイミングを決定する。
印刷枚数収集制御部13は、スケジュール情報311Dに含まれる参加者リストに基づき、印刷を行うことが予想されるユーザを特定し、印刷枚数の収集対象ユーザを決定する。
印刷枚数収集制御部13は、スケジュール情報311Dに含まれる開催施設の位置及び/又は参加者の座席位置と画像処理装置200の配置位置とに基づき、印刷が行われることが予想される画像処理装置200を特定し、印刷枚数の収集対象機器を決定する。
その結果、機器管理装置100は、印刷枚数収集部14により、決定したタイミングに従って、収集対象機器から収集対象ユーザの印刷枚数を収集する。また、機器管理装置100は、利用制限制御部15により、収集した印刷枚数と予め決めておいた収集対象ユーザの印刷許可枚数(利用制限条件:上限値)との比較結果に基づき、画像処理装置200が有する印刷機能の利用制限を制御する。
これによって、機器管理装置100では、スケジュール実施前などに収集間隔を短く調整でき、印刷を行うことが予想されるスケジュールに応じた適切なタイミングで最新の印刷枚数を収集することができる。さらに、機器管理装置100では、収集対象ユーザ及び収集対象機器を、全てのユーザ及び画像処理装置200の中から、印刷を行うことが予想されるユーザ及び画像処理装置に限定することができる。
その結果、機器管理装置100では、情報収集に係る処理時間の短縮やデータ通信によるネットワーク負荷の軽減を実現し、かつ管理者に負担をかけず即時性のある機器利用制限を行うことができる。
ここまで、上記実施形態の説明を行ってきたが、「利用制限機能」は、図を用いて説明を行った各処理手順を動作環境(プラットフォーム)にあったプログラミング言語でコード化したプログラムが、機器管理装置100のCPU106により実行されることで実現される。
上記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体103aに格納することができる。上記記録媒体103aには、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、SDメモリカード(SD Memory Card)、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリなどがある。
よって、上記プログラムは、記録媒体103aを読み取り可能なドライブ装置103を介して、機器管理装置100にインストールすることができる。また、機器管理装置100は、インタフェース装置107を備えていることから、電気通信回線を用いて上記プログラムをダウンロードし、インストールすることもできる。
また、上記実施形態では、機器管理装置100が能動的にスケジュール管理装置300からスケジュール情報311Dを取得する構成例を示したが、この限りでない。例えば、スケジュール管理装置300が、スケジュールの追加・更新を検知し、機器管理装置100に対して、スケジュール情報311Dを送信する構成であってもよい。
また、上記実施形態では、印刷枚数収集処理と印刷枚数収集・利用制限処理とが非同期で実行される処理例を示したが、この限りでない。これらの処理を同期させて行ってもよい。具体的には、印刷枚数収集処理において、収集タイミング、収集対象ユーザ、及び収集対象機器などが決定されたときに、印刷枚数収集・利用制限処理が実行されるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、機器管理装置100がスケジュール管理装置300から、設定されている全スケジュールに係る情報を取得する構成例を示したが、この限りでない。例えば、スケジュール管理装置300に設定されるスケジュールの中から、当日に予定されているスケジュールに係る情報のみを取得するようにしてもよい。つまり、所定期間内のスケジュール情報311Dを取得するようにしてよい。この場合、機器管理装置100では、現在時刻以降に予定されるスケジュールに係る情報を取得し、取得したスケジュール情報31Dに基づき、印刷枚数の収集処理に係る各種制御値を決定でき、図9(A)に示したステップS1034の処理を行わなくてよい。
また、上記実施形態では、機器管理装置100とスケジュール管理装置300とが異なる装置の構成例を示したが、この限りでない。例えば、機器管理装置100がスケジュール情報管理部31を有し、機器管理装置100においてスケジュール情報311Dが管理される構成であってもよい。また、スケジュール管理装置300が位置情報管理部12を有し、ケジュール管理装置300においてスケジュール情報131Dとともに施設情報121Dが管理される構成であってもよい。
このように、上記各種情報は、機器管理装置100又はスケジュール管理装置300のどちらの装置で管理される構成であってもよく、情報を保持する構成は、利用制限機能の利便性や機能実行時のネットワーク通信負荷などを考慮して最適な構成とすればよい。
最後に、上記実施形態に挙げた形状や構成に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した要件に、本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
1 機器管理システム
11 スケジュール情報取得部
12 位置情報管理部
121 位置情報保持部(D:位置情報,D:座席情報,D:機器情報,D:施設情報)
13 印刷枚数収集制御部
131 収集タイミング決定部
132 収集対象ユーザ決定部
133 収集対象機器決定部
14 印刷枚数収集部
15 利用制限制御部
151 利用制限情報保持部(D:利用制限情報)
21 カウンタ情報管理部
211 カウンタ情報保持部
22 利用制限実行部
31 スケジュール情報管理部
311 スケジュール情報保持部(D:スケジュール情報)
100 機器管理装置(機器管理サーバ)
101 入力装置
102 表示装置
103 ドライブ装置(a:記録媒体)
104 RAM(揮発性の半導体メモリ)
105 ROM(不揮発性の半導体メモリ)
106 CPU(中央処理装置)
107 インタフェース装置(NIC:Network I/F Card)
108 HDD(不揮発性の記憶装置)
200 機器(画像処理装置)
300 スケジュール管理装置(スケジュール管理サーバ)
400 クライアントPC(情報処理装置)
B バス
N データ伝送路
特開2009−43247号公報

Claims (15)

  1. データ伝送路を介して接続される1又は複数の画像処理装置に対して、前記画像処理装置が有する印刷機能の利用制限を行う機器管理装置であって、
    ユーザの予定が設定されたスケジュール情報と、スケジュール開催施設の位置、スケジュール参加者の座席位置、及び前記画像処理装置の配置位置が設定された位置情報とに基づき、前記画像処理装置からユーザの印刷枚数を収集する収集タイミング、印刷枚数の収集対象ユーザ、及び印刷枚数の収集対象機器を決定し、印刷枚数の収集処理を制御する印刷枚数収集制御手段と、
    前記印刷枚数収集制御手段により決定された収集タイミングに従って、前記収集対象機器から前記収集対象ユーザの印刷枚数を収集する印刷枚数収集手段と、
    前記印刷枚数収集手段により収集された印刷枚数と、予め決めておいた収集対象ユーザの印刷許可枚数との比較結果に基づき、前記画像処理装置が有する印刷機能の利用制限を制御する利用制限制御手段と、を有することを特徴とする機器管理装置。
  2. 前記印刷枚数収集制御手段は、
    前記収集タイミングを決定する収集タイミング決定手段を有し、
    前記収集タイミング決定手段は、
    前記スケジュール情報に基づき、設定されたスケジュールの中から、印刷を行うことが予想されるスケジュールを特定し、
    特定したスケジュールから、スケジュール実施前に前記印刷枚数の収集が行われるように前記収集タイミングを決定することを特徴とする請求項1に記載の機器管理装置。
  3. 前記収集タイミング決定手段は、
    前記スケジュール情報に含まれる資料配付の有無を示す設定値に基づき、該当スケジュールを、印刷を行うことが予想されるスケジュールとして特定し、
    特定したスケジュールのスケジュール情報に含まれる開催日時を示す設定値に基づき、スケジュール実施前の所定時間を前記収集タイミングの制御値に設定することを特徴とする請求項2に記載の機器管理装置。
  4. 前記印刷枚数収集制御手段は、
    前記収集対象ユーザを決定する収集対象ユーザ決定手段を有し、
    前記収集対象ユーザ決定手段は、
    前記収集タイミング決定手段により特定されたスケジュールのスケジュール情報に基づき、印刷を行うことが予想されるユーザを特定し、
    特定した1又は複数のユーザを前記収集対象ユーザとして決定することを特徴とする請求項2又は3に記載の機器管理装置。
  5. 前記収集対象ユーザ決定手段は、
    前記収集タイミング決定手段により特定されたスケジュールのスケジュール情報に含まれる参加者リストを示す設定値に基づき、印刷を行うことが予想されるユーザを特定し、
    特定した参加者のユーザ識別情報を前記収集対象ユーザの制御値に設定することを特徴とする請求項4に記載の機器管理装置。
  6. 前記印刷枚数収集制御手段は、
    前記収集対象機器を決定する収集対象機器決定手段を有し、
    前記収集対象機器決定手段は、
    前記収集タイミング決定手段により特定されたスケジュールのスケジュール情報と前記位置情報とに基づき、印刷が行われることが予想される画像処理装置を特定し、
    特定した画像処理装置を前記収集対象機器として決定することを特徴とする請求項2ないし5のいずれか一項に記載の機器管理装置。
  7. 前記収集対象機器決定手段は、
    前記収集タイミング決定手段により特定されたスケジュールのスケジュール情報に含まれるスケジュール開催施設を示す設定値と、前記位置情報に含まれるスケジュール開催施設の位置を示す設定値及び/又はスケジュール参加者の座席位置を示す設定値と、前記位置情報に含まれる画像処理装置の配置位置を示す設定値とに基づき、印刷が行われることが予想される画像処理装置を特定し、
    特定した画像処理装置の機器識別情報を前記収集対象機器の制御値に設定することを特徴とする請求項6に記載の機器管理装置。
  8. 前記収集対象機器決定手段は、
    前記スケジュール開催施設の位置を示す設定値と、前記画像処理装置の配置位置を示す設定値とに基づき、開催場所付近に設置された画像処理装置を、印刷が行われることが予想される画像処理装置として特定し、
    特定した画像処理装置の機器識別情報を前記収集対象機器の制御値に設定することを特徴とする請求項7に記載の機器管理装置。
  9. 前記収集対象機器決定手段は、
    前記スケジュール参加者の座席位置を示す設定値と、前記画像処理装置の配置位置を示す設定値とに基づき、参加者の座席付近に設置された画像処理装置を、印刷が行われることが予想される画像処理装置として特定し、
    特定した画像処理装置の機器識別情報を前記収集対象機器の制御値に設定することを特徴とする請求項7又は8に記載の機器管理装置。
  10. 前記利用制限制御手段は、
    収集された印刷枚数が前記印刷許可枚数を超過した場合に、
    前記収集対象機器に対して、前記収集対象ユーザの印刷機能の利用を制限するように指示することを特徴とする請求項1ないし9のいずれか一項に記載の機器管理装置。
  11. 当該機器管理装置は、
    前記データ伝送路を介して接続される、前記スケジュール情報を管理するスケジュール管理装置から前記スケジュール情報を取得するスケジュール情報取得手段を有することを特徴とする請求項1ないし10のいずれか一項に記載の機器管理装置。
  12. 1又は複数の画像処理装置と、前記画像処理装置が有する印刷機能の利用制限を行う機器管理装置とが、データ伝送路を介して接続される機器管理システムであって、
    前記機器管理装置が、
    ユーザの予定が設定されたスケジュール情報と、スケジュール開催施設の位置、スケジュール参加者の座席位置、及び前記画像処理装置の配置位置が設定された位置情報とに基づき、前記画像処理装置からユーザの印刷枚数を収集する収集タイミング、印刷枚数の収集対象ユーザ、及び印刷枚数の収集対象機器を決定し、印刷枚数の収集処理を制御する印刷枚数収集制御手段と、
    前記印刷枚数収集制御手段により決定された収集タイミングに従って、前記収集対象機器から前記収集対象ユーザの印刷枚数を収集する印刷枚数収集手段と、
    前記印刷枚数収集手段により収集された印刷枚数と、予め決めておいた収集対象ユーザの印刷許可枚数との比較結果に基づき、前記画像処理装置が有する印刷機能の利用制限を制御する利用制限制御手段と、を有し、
    前記画像処理装置が、
    前記機器管理装置からの収集要求に従って、前記収集対象ユーザの印刷機能を応答する印刷枚数送信手段と、
    前記機器管理装置による制御に従って、前記収集対象ユーザに対して前記印刷機能の利用制限を実行する利用制限実行手段と、を有することを特徴とする機器管理システム。
  13. 当該機器管理システムは、
    前記機器管理装置が、前記スケジュール情報を管理するスケジュール管理装置と前記データ伝送路を介して接続され、
    前記機器管理装置が、
    前記スケジュール管理装置から前記スケジュール情報を取得するスケジュール情報取得手段を有することを特徴とする請求項12に記載の機器管理システム。
  14. データ伝送路を介して接続される1又は複数の画像処理装置に対して、前記画像処理装置が有する印刷機能の利用制限を行う機器管理装置における利用制限方法であって、
    ユーザの予定が設定されたスケジュール情報と、スケジュール開催施設の位置、スケジュール参加者の座席位置、及び前記画像処理装置の配置位置が設定された位置情報とに基づき、前記画像処理装置からユーザの印刷枚数を収集する収集タイミング、印刷枚数の収集対象ユーザ、及び印刷枚数の収集対象機器を決定し、印刷枚数の収集処理を制御する印刷枚数収集制御手順と、
    前記印刷枚数収集制御手順により決定された収集タイミングに従って、前記収集対象機器から前記収集対象ユーザの印刷枚数を収集する印刷枚数収集手順と、
    前記印刷枚数収集手順により収集された印刷枚数と、予め決めておいた収集対象ユーザの印刷許可枚数との比較結果に基づき、前記画像処理装置が有する印刷機能の利用制限を制御する利用制限制御手順と、を有することを特徴とする利用制限方法。
  15. データ伝送路を介して接続される1又は複数の画像処理装置に対して、前記画像処理装置が有する印刷機能の利用制限を行う機器管理装置における利用制限プログラムであって、
    コンピュータを、
    ユーザの予定が設定されたスケジュール情報と、スケジュール開催施設の位置、スケジュール参加者の座席位置、及び前記画像処理装置の配置位置が設定された位置情報とに基づき、前記画像処理装置からユーザの印刷枚数を収集する収集タイミング、印刷枚数の収集対象ユーザ、及び印刷枚数の収集対象機器を決定し、印刷枚数の収集処理を制御する印刷枚数収集制御手段と、
    前記印刷枚数収集制御手段により決定された収集タイミングに従って、前記収集対象機器から前記収集対象ユーザの印刷枚数を収集する印刷枚数収集手段と、
    前記印刷枚数収集手段により収集された印刷枚数と、予め決めておいた収集対象ユーザの印刷許可枚数との比較結果に基づき、前記画像処理装置が有する印刷機能の利用制限を制御する利用制限制御手段として機能させる利用制限プログラム。
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