JP2010250487A - 管理装置、管理方法、及びプログラム - Google Patents

管理装置、管理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 印刷装置の不調や異常は、必ずしもあらかじめ定義された事象として検出されるわけではないため、柔軟に検出できる仕組みが求められる。
【解決手段】 顧客から受注する印刷依頼に基づく印刷予定枚数と、印刷装置から収集した当該印刷依頼に対応するジョブの履歴情報に基づき印刷出力された実績枚数とから、確認印刷枚数を算出し、確認印刷枚数が一定の基準値を超えるジョブの頻発が分析されたことに応じて、前記印刷装置の異常を分析することを特徴とする。
【選択図】 図6

Description

本発明は画像形成装置の状態を管理し、その異常を分析するための技術に関する。
管理装置が印刷装置や複合機などの画像形成装置の状態を遠隔で監視し、故障状態を検出する管理システムが従来から知られている。この管理システムにおいては、管理装置において画像形成装置の保守作業などを行うサービスマンを手配する処理を行っている。
ここで、特許文献1に記載の管理システムでは、印刷装置がジャムの発生を検出し、管理装置に警報とそのときのカウンタ値を送信する。そして、管理装置は、予め設定された印刷枚数内に基準回数以上のジャム発生の警報を受けたら、ジャム再発の可能性が高いとみなし、サービスマンの手配が必要と判断する。
しかし、顧客が指定した納期までに印刷物を納品するような商業印刷においては、上述したような管理形態は適さない。なぜなら、管理装置が印刷装置の故障を検知してから、サービスマンが手配され、保守が実施されるのでは、印刷装置のダウンタイムが大きく、納期が守れないことが起こり得るからである。このため、商業印刷では印刷現場にオペレータを配置して、その場でオペレータによる保守を実施できる管理形態をとる場合がある。この場合、印刷装置の故障を検出した管理装置がその異常をオペレータに通知することもある。
また、商業印刷においては高品質の印刷が求められている。そのため、印刷現場のオペレータは、「顧客の好みに合わせるための色味調整」、「印字位置の調整」などの確認のための印刷や、「印刷装置を安定稼動させるため」の連続試し印刷などの確認印刷を実施している。当然、商業印刷においては、機器のエラーによる失敗印刷以外にも、これらの確認印刷のため、顧客からの受注枚数以上の印刷出力を行うことになる。商業印刷を行う印刷会社では、コストの観点から、確認のための印刷や試し印刷の出力枚数を最低限にしたい。
ここで正常な印刷以外の出力枚数を管理する技術として、特許文献2では、印刷失敗による発生する損紙の発生要因を定義した損紙発生条件を定め、その条件が成立している間に印刷枚数をカウントし、各条件に対応する損紙の枚数を計測している。
特開平09−321931号公報 特開2007−152771号公報
しかしながら、上述した従来の技術では次のような課題があった。例えば、特許文献1では、印刷装置で発生した故障の分析方法として、分析のトリガーとなる事象と分析方法があらかじめ定めた一対一の関係の範囲に限定されている。つまり、特許文献1においては、故障に応じた警報情報に対する対処方法の導出しか行わないので、印刷装置で起こっている様々な異常や故障などの予兆の抽出は行わない上、それらの原因分析も行えない。
特許文献2の従来技術では、予め定められた要因による損紙を導出できるが、印刷装置における故障の予兆の導出やその原因の分析は行えない。
商業印刷では、ある程度の確認印刷は必然的に生じるものであるが、一方で、印刷装置の異常により、確認印刷枚数が通常より多く発生する場合もある。印刷装置の不調や異常は、必ずしもあらかじめ定義された事象として検出されるわけではないため、柔軟に検出できる仕組みが必要である。
前述した課題を解決するために本発明の管理装置は、顧客から受注する印刷依頼に基づく印刷予定枚数と、印刷装置から収集した当該印刷依頼に対応するジョブの履歴情報に基づき印刷出力された実績枚数とを取得する取得手段と、前記取得手段で取得した実績枚数から印刷予定枚数を減算することで、確認印刷のために印刷出力された確認印刷枚数を算出する算出手段と、前記印刷装置で処理された複数のジョブに関して、前記確認印刷枚数が第1の閾値を超えるかを分析する第1の分析手段と、前記第1の分析手段の分析により確認印刷枚数が第1の閾値を超えたジョブが、第2の閾値による判定結果に基づき、頻発しているかを分析する第2の分析手段と、前記第2の分析手段により、確認印刷枚数が第1の閾値を超えたジョブが頻発していると分析されたことに応じて、前記印刷装置の異常を分析する第3の分析手段とを備えることを特徴とする。
本発明により、印刷装置の不調や異常が柔軟に検出できる仕組みが提供できる。
本発明における管理システムの一例を示す図である。 印刷装置10の構成を説明するための図である。 管理装置20の構成を説明するための図である。 確認印刷枚数の算出結果の表示例を説明するための図である。 印刷予定枚数ごとの基準値を設定するためのWeb画面例を示す図である。 管理装置20が確認印刷枚数の基準値超えの頻発を判定して原因分析を行うまでの一連の処理を説明するためのフローチャート。 確認印刷枚数の基準値超えの頻発に対する管理装置20での原因分析の処理の例を説明するためのフローチャート。 管理装置20から受信した分析結果通知の印刷装置10における表示例である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明が適用される画像形成装置の管理システムの例を示す図である。同図では、画像形成装置としての印刷装置10と管理装置20がインターネットなどのネットワーク40を介して接続されている。さらに、印刷装置10の保守を行うオペレータなど保有する携帯端末50もネットワーク40に接続されている。ここで画像形成装置としては、スキャナ機能なども含め複数の機能を備える複合機であってもよい。
印刷装置10は、ローカルエリアネットワーク(LAN)15の環境で複数存在することができる。LAN15の環境には、印刷ジョブを印刷装置10に送信するといったことが可能なクライアント装置30が含まれる。商業印刷業界においては、クライアント装置30が経営情報システム(MIS)としての機能を備えることがある。MISでは、顧客から受注した要求内容やデータを管理し、印刷ジョブとして印刷装置10へ送信するなどの処理を行う。また、MISでは受注した要求に関する実績の管理なども行う。
クライアント装置30から印刷ジョブを受信した印刷装置10は、印刷ジョブを一時的に蓄積し、オペレータによる各種操作がされた後に、印刷開始の指示を受けたことに応じて印刷を開始するといった制御が可能となっている。ここでのオペレータの操作とは、画像の出力体裁の調整や印刷装置10に対する各種設定などである。印刷装置10は、印刷枚数、自身のエラーなどを含む状態情報、及びジョブなどの処理に対応する履歴情報を保持することができ、これらの情報を外部装置、例えば管理装置20に通知する。管理装置20への情報の通知は、LAN15内に中継装置となる拠点監視端末(不図示)を設置して、所望のスケジュールでの通信制御などを行うといったことも可能である。
管理装置20は、印刷装置10から収集した印刷枚数、状態情報、そして、履歴情報などを蓄積して管理する。さらに、管理装置20は、印刷装置10からの通知状法に基づき故障を検出する一方で、異常を判定する。この判定結果により、保守が必要であると判断した場合、オペレータに対してその旨を通知する。ここでは、例えば、オペレータのもつ携帯端末50へ保守が必要である旨を電子メールなどで通知するものとする。印刷現場にいるオペレータに通知する場合は、通知先として印刷装置10を指定してもよい。
図2は、印刷装置10の構成を説明するための図である。
<画像形成装置のハードウエア構成図>
印刷装置10は、画像出力デバイスであるプリンタ部111、印刷装置10全体の動作制御を司るコントローラ(CPU)101などから構成される。
CPU101は、ROM102に記憶された制御プログラム等に基づいて接続中の各種デバイスとのアクセスを統括的に制御すると共に、コントローラ内部で行われる各種処理についても統括的に制御する。ROM102には装置のブートプログラムなどが格納されている。RAM103は、CPU101が動作するためのシステムワークメモリであり、かつ画像データを一時記憶するためのメモリでもある。このRAM103は、記憶した内容を電源off後も保持しておくSRAM及び電源off後には記憶した内容が消去されてしまうDRAMなどにより構成されている。HDD104はハードディスクドライブであり、システムソフトウェアや画像データを格納することが可能となっている。後述する記憶部122や印刷ジョブ蓄積部124が管理、記録する情報は、ここに格納される。
操作部I/F105は、システムバスと操作部106とを接続するためのインターフェース部である。操作部106は、オペレータによる各種設定や印刷指示をはじめとする印刷装置10に対する操作を可能とするインターフェースであって、情報の表示を行うパネルも備えられている。通信部107は外部のネットワークなどの通信回線と接続し、情報の入出力を行う。画像形成部109は、画像データの方向変換、画像圧縮、伸張部などをおこなう。また、PDL(Page Description Language)などを解釈する機能を有し、LAN上に接続されているクライアント装置30から指示されたPDLデータなどのジョブを受信してビットマップなどの画像データに変換を行う。
プリンタI/F110は、画像形成部109から送られた画像データを受取り、この画像データに付随させられている属性データを参照しながら画像データに画像形成を施す。画像形成後の画像データは、プリンタ部111に出力される。プリンタ部111は、受取った画像データを用紙上に形成する。なお、本実施形態において画像形成方式は感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式となっているが、本発明はこれに限られることはない。例えば、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に印字するインクジェット方式などでも適用可能である。
なお、印刷装置10に対するオペレータへの情報提示は、例えば、操作部106を介して行うようにしてもよいし、LANを介して接続されたクライアント装置30を介して行うようにしてもよい。また、印刷装置10は、スキャン機能などを有するものであってもよい。
<ソフトウェアのモジュール構成図>
認証部121は、オペレータが印刷装置10での操作を開始するときに、操作権限の有無を確認するための認証処理を制御する。
管理部123は、印刷ジョブを印刷した際の印刷枚数の計測、印刷処理にかかわる履歴の作成、管理などの処理を行う。印刷装置10で検出される故障などの状態情報の記憶部122への記録や、通信部107を介した管理装置への通知の制御も行う。印刷ジョブ蓄積部124は、クライアント装置30から受信した印刷ジョブを一時的に蓄積する。印刷ジョブの蓄積やオペレータからの操作に基づく設定などを反映する処理は、管理部123で行うものとする。
記憶部122には、印刷出力の際に計測された印刷枚数、印刷処理に関わる履歴、及び印刷装置10の状態情報などが記録される。また記憶部122には、ログオンしたオペレータの情報、オペレータが行った操作内容の履歴情報、印刷装置10の部品交換履歴、ジャム履歴、及びキャリブレーションでの補正に関する履歴情報なども記録される。さらに、記憶部122には、印刷装置10及び管理装置20などの外部装置を一意に識別するための識別情報、アドレスなどのネットワーク情報、印刷装置10の各種設定情報や機能情報、認証情報などが記録される。
図3は、管理装置20の構成を説明するための図である。
<ハードウエア構成図>
図3は、図1に示した管理装置20のハードウエア構成を示すブロック図である。ここでは、一般的なパーソナルコンピュータの構成を示している。
図3(a)において、CPU101、RAM202、ROM203、キーボード等の入力装置204、通信部205、ハードディスクドライブ(HDD)206がシステムバス210を介して互いに通信可能に接続されている。また、CRT等の表示装置207、及びマウス等のポインティングデバイス208が、システムバス210を介して互いに通信可能に接続されている。
ROM203或いはHDD206には、予め制御プログラムが格納されている。CPU101は、当該制御プログラムを必要に応じてROM203或いはHDD206からRAM202上へ読み出して実行することで、コンピュータとしての機能を発揮する。後述するソフトモジュールが主体となって実現する本発明に特徴的な処理は、CPUがプログラムを実行することで実現される。
また、CPU101は、表示装置207を介して各種情報の表示を行うと共に、入力装置204やポインティングデバイス208からユーザ指示等を受け付ける。さらに、通信部205では、印刷装置10や携帯端末50との各種情報の送受信のための通信制御を行われる。
<ソフトウェアのモジュール構成図>
図3(b)は、図1に示した管理装置20のソフトウェアモジュールの構成を示す図である。
記憶部212には、印刷装置の管理やネットワーク上の装置との通信に必要な情報(環境情報、顧客情報、識別情報など)、印刷装置10などから受信した様々な情報が記録される。具体的には、印刷装置10から受信する印刷枚数、各種履歴情報、故障などの状態情報が記憶されている。また、記憶部212には、分析部211による分析に必要な基準値やその分析結果なども記録される。また、保守などの依頼メッセージ、各種支援情報、及びフォーマットなども記録される。通知のためにWeb画面を提供する場合、Web画面へのアクセス管理情報も記録される。
分析部211は、印刷装置10における、試し印刷などを含む確認印刷に用いた印刷枚数の分析を行う。具体的には、印刷装置10から収集された印刷枚数における、確認印刷の枚数の算出を行う。さらに、確認印刷の枚数が基準値を上回っていないかを判断する。基準値を上回っている場合、その印刷装置において基準値を上回る頻度が高くなっていないかなどをあわせて判断する。さらに、分析部211は、確認印刷の枚数が基準値を上回る状態が頻発していると判断された場合、記憶部212の印刷装置10に関する履歴情報などを利用して、印刷装置10の異常を分析する。分析部211による、分析結果は記憶部212に記録される。
本発明において、管理装置20は、分析部211による分析結果を利用して、所定の通知先に印刷装置10での異常とその異常に対処するための支援情報などを通知する。そのため、管理装置20は次の処理を実施する。
手順1.印刷装置10の印刷ジョブごとの確認印刷の枚数を算出する。
手順2.確認印刷の枚数が基準値を上回っているかを判定する。
手順3.確認印刷の枚数の基準値超えが、頻発しているかを判定する。
手順4.確認印刷の枚数の基準値超えが頻発している場合、印刷装置10の状態情報や履歴情報などの情報を利用して、異常を分析する。
手順5.分析結果を所定の通知先へ通知する。
手順1を実現するために、管理装置20は印刷装置10から印刷ジョブごとの印刷枚数を収集する。収集の方法は、印刷装置10が蓄積した印刷ジョブごとの印刷した実績枚数を所定のタイミングで管理装置20に送信することによって実現してもよい。また、管理装置20が印刷装置10に対して印刷ジョブごとの印刷した実績枚数の要求してもよい。この実績枚数は、例えばジョブの履歴情報により導出される。
印刷装置10から管理装置20に送信する情報には、印刷ジョブ毎の印刷した実績枚数だけでなく、印刷ジョブに対してもともと指定されていた印刷予定枚数も含まれる。この印刷予定枚数とは、顧客から受注した印刷依頼の内容に含まれるものである。さらに、送信元の印刷装置10や印刷ジョブを識別する識別情報も含まれる。
管理装置20は印刷装置10から受信した情報を利用して、確認や失敗により余分に発生した印刷枚数を確認印刷の枚数として算出する。ここでは、確認印刷枚数は印刷ジョブに対する印刷枚数の実績値から印刷予定枚数を減算することによって算出する。
図4は、確認印刷枚数の算出結果の表示例を説明するための図である。管理装置20は、印刷装置10の管理者やオペレータなどが確認印刷の枚数を確認するためのWeb画面を作成する。Web画面へのアクセス管理情報は記憶部212で管理する。
印刷装置ID302は、印刷装置10の識別情報である。印刷ジョブID303は、印刷装置10で処理された印刷ジョブの識別情報である。印刷枚数304は、印刷装置10が印刷ジョブに基づき、実際に出力した用紙の枚数(実績値)である。確認印刷枚数305は、印刷枚数304から印刷予定枚数306を引いた用紙の枚数である。印刷予定枚数306は、顧客から受注した要求内容に基づく印刷枚数に相当する。印刷予定枚数306はクライアント装置30から印刷装置10への印刷ジョブ(ジョブチケットなど)を利用して通知される情報である。
手順2において、管理装置20は確認印刷枚数が基準値を上回っているかを判定する。基準値については、印刷会社の管理者やオペレータが定めた基準値、印刷装置のメーカーが提示する目安値などである。また、基準値は印刷会社の環境(LAN15)にある同スペックの機器について算出した実際の確認印刷枚数の平均値を用いてもよい。更には、管理装置20が、設置環境や受注する量や印刷内容が似ている他の印刷会社、あるいは、他の利用者も含めた同機種の実際の確認印刷枚数の平均値などを指標として提供してもよい。管理装置20では、印刷予定枚数に対応させて基準値を定めることもでき、これら基準値は記憶部212で管理される。
図5は、印刷予定枚数ごとの基準値を設定するためのWeb画面の例を示す図である。管理装置20は印刷会社の管理者やオペレータが印刷会社の事情に合わせて、印刷予定枚数ごとの確認印刷枚数を基準値として設定するため、ここで図示するWeb画面401を提供する。
基準値設定部402は、印刷予定枚数ごとの基準となる確認印刷枚数を指定するためのインターフェースであり、ラジオボタンなどの所定の入力手段を用いて、印刷予定枚数ごとの確認印刷枚数を指定することができる。Web画面401は、編集ボタン403を押下して編集モードとし、基準となる確認印刷枚数を編集可能な状態にする機能を備える。また、Web画面401は、確認印刷枚数の指定を完了し、記憶部212に登録できるようにするために編集完了ボタン404を備える。さらに、Web画面401は、印刷会社の管理者が新たな基準値情報を追加できるように、行の追加ボタン405を備え、印刷予定枚数と基準となる確認印刷枚数の登録を可能としている。
手順3において、管理装置20は確認印刷枚数の基準値超えが頻発しているかを判定する。高い頻度で確認印刷枚数の基準値超えが確認される場合は、管理装置20に通知されていない印刷装置10で何らかの異常が発生している可能性が高い場合と考えられる。ここでの異常とは、特に印刷装置10に備えられるセンサ(不図示)などで直接検出できないような事象であり、センサで検出できる故障の予兆や設置環境などに起因する装置自身の不調等を含む。ここでの判定結果は、手順4での分析の際に用いられる。
確認印刷枚数の基準値超えの頻発の判定基準となる情報は、管理装置20の記憶部212で管理されている。具体的な判定は、所定の印刷ジョブ数における基準値超えが所定の回数に達した(比率が高い)場合や、所定の期間における基準値超えが所定の回数に達した場合、などに頻発していると判定するものである。ここで、所定の印刷ジョブ数、期間、及び回数は、管理装置20の管理者が、例えば過去に実際に動作していた同様な印刷装置の故障履歴や各種蓄積情報を用いて分析し、経験則に基づいて任意に予め設定することも可能である。
図6は、管理装置20における、確認印刷枚数の基準値超えの頻発を判定し、その原因分析を行うまでの処理を説明するためのフローチャートを示す。これは、本処理を実現するためのプログラムが監視装置20の所定の記憶領域に読み出され、CPUにより実行されることで、図3で示すモジュールが動作し、本処理が実現されることになる。
S1001で処理を開始し、S1002で、管理装置20は印刷ジョブごとの確認印刷枚数を算出する。S1002は前述した手順1の処理である。
S1003で、管理装置20の分析部211は確認印刷枚数の基準値(第1の閾値)を記憶部212から取得する。確認印刷枚数の基準値は、図5のようなインターフェースを管理装置20が提供することによって、印刷会社の管理者などが登録することができる。S1004で、分析部211は確認印刷枚数が基準値を超えているかを判定する(第1の分析)。S1003およびS1004は手順2の処理に相当する。S1004において、ある印刷ジョブの確認印刷枚数が基準値を超えていると判断された場合(YES)、S1005に遷移する。超えていないと判断された場合(NO)、S1008に遷移し、本処理を終了する。
S1005で、分析部211は記憶部212から確認印刷枚数の基準値超えの頻発を判定するための判定基準となる情報(第2の閾値)を取得する。そして、S1006で、分析部211は確認印刷枚数の基準値超えの頻度が、その判定基準に達しているか否かを判定する(第2の分析)。S1006は手順3の処理に相当する。S1006において、判定基準に達していると判定された場合(YES)、S1007へ遷移する。達していないと判定された場合、S1008へ遷移し、本処理を終了する。
S1007で、分析部211は印刷装置10で確認印刷枚数の基準値超えが頻発している原因と考えられる異常の可能性を分析する(第3の分析)。この原因分析の結果は記憶部212に蓄積される。S1007は、手順4の処理に相当し、詳細は後述する。その後、S1008へ遷移し、本処理を終了する。
図7、図8、図9、及び図10を用いて、S1007の原因分析(手順4)の具体例を説明する。
手順4において、管理装置20は確認印刷枚数の基準値超えが頻発している場合、印刷装置10での異常の可能性を分析する。印刷装置10から収集した印刷枚数、状態情報及び履歴情報などを用いて、管理装置20は、以下に示す原因分析を行うことになる。ここでは4つの例を具体的に説明する。また、ここで説明する原因分析を平行して実施することにより、印刷装置10の保守の質を向上させることもできる。
図7は、確認印刷枚数の基準値超えの頻発に対する管理装置20での原因分析の処理を説明するためのフローチャートを示す。
図7(a)は、印刷装置10の部品の交換の履歴を分析する処理を示す。例えば印刷装置10に対して、過剰に連続した大量印刷を実施することにより、部品の消耗が増え、部品の交換が頻繁に行われるようになる。部品交換後は、オペレータにより交換前の出力物との色味などを比較するなどといったことが行われ、当然、部品交換が頻繁に行われるようなら、それにつれて確認印刷が増加する。こういった分析を踏まえて、印刷装置10の適切な利用方法を提示することが考えられる。適切な利用方法の提示には、使い方の提示だけでなく、印刷装置10の他機種への置き換えや、他の印刷装置と連携した分散印刷の提案なども含まれる。
管理装置201はS2001で原因分析を開始する。S2002で、分析部211は記憶部212から、本処理における分析の判断基準となる所定期間の許容印刷枚数Aを取得する。そして、S2003で、分析部211は記憶部212から実際の所定期間における印刷枚数Bを取得する。ここで許容印刷枚数Aとは、印刷装置のスペックなどに依存するその印刷装置が無理なく稼動する値が設定され、例えば印刷装置が提供する推奨地などを用いてもよい。また、実際の印刷枚数Bは、総印刷枚数を印刷装置から収集するごと記憶しておき、本分析が行われるタイミングで記憶された情報を元に算出されることになる。
S2004で、分析部211は所定期間の印刷枚数Bが所定期間の許容印刷枚数Aより多いかを判定する。多いと判定した場合、S2005に遷移する。少ないと判定した場合、S2016に遷移し、本分析処理を終了する。
S2005で、分析部211は所定期間における各部品の許容交換回数Cを記憶部212から取得する。さらに、S2006で、分析部211は記憶部212から印刷装置10の部品交換の履歴情報を取得し、所定期間における各部品の交換回数Dを算出する。ここで許容交換回数Cは、印刷装置が通常利用される際に部品交換される回数をもとに目安として予め設定される値となる。
S2007で、分析部211は記憶部212から印刷装置10の部品の数Pを取得する。その後、S2008以降の処理で、各部品の交換回数に異常が無いか分析する(S2009〜S2012)。具体的には、分析部211はP個の部品について、実際の部品の交換回数Dが各部品の許容交換回数Cより多くなっている部品が無いかを判断し(S2010)、多くなっている部品に関しては交換多発リストに記録する(S2011)。交換多発リストでは、過去の分析から連続して交換多発リストに記録された部品である場合は、その連続した回数を関連付けて記録する。
印刷装置10の全ての部品に対して、交換回数に異常が無いかを分析した後(S2008、P=0)、S2013に処理が遷移する。S2013で、分析部211は記憶部212から交換の多発が継続的なものかを判断するための基準値Nを取得する。S2014で、分析部211は交換多発リスト中に記録される部品で、連続して記録された回数が基準値Nを超える部品があるか否かを判定する。基準値Nを超える部品があった場合、S2015へ遷移する。基準値Nを超える部品がなかった場合、S2016へ遷移し、本分析処理を終了する。
S2015で、分析部211は印刷装置10が過剰稼動である旨を所定の通知方法で通知する。通知内容は記憶部212から抽出され、印刷装置10の過剰稼動を改善するための提案も含まれる。その後、S2016で本分析の処理を終了する。
図7(b)では、オペレータが印刷装置10に対して操作部101などから色味の調整を行っているが、期待する調整を行うのが困難となっていないかを分析する。こういった場合は、当然期待する調整ができるまでオペレータが確認印刷を行い続けるので、結果としてその枚数が多くなってしまう。本分析処理では、印刷装置10から収集した操作ログ(オペレータの行った操作の履歴情報)を分析し、その共通点を見出し、印刷装置10で発生しうる異常と関連し得る操作パターンを抽出する。この操作パターンの抽出頻度が高ければ、印刷装置10で異常が発生していると判断する。具体的なケースとしては、印刷ジョブに対して濃度ムラ調整を繰り返すパターンの検出があり、このパターンが何度も抽出された場合は、濃度制御に関連する部材の不調といった異常の可能性が高い。こういった場合、該当する部材を抽出し、オペレータなどに点検を指示する。濃度制御に関連がある印刷装置10の部材としては、濃度センサや現像バイアスを制御する電圧制御部(不図示)などがある。
S3001で、分析部211は原因の分析処理を開始する。S3002で、記憶部212から印刷装置10での操作ログ情報を取得する。操作ログ情報には、それまで印刷装置10で蓄積された操作ログが含まれる。S3003で、分析部211は図6のS1004で確認印刷枚数が基準値を超えたと判定された印刷ジョブへのオペレータが行った操作の操作ログから、頻出するパターンを検出する。頻出パターンは、特に頻度の高い操作や連続して繰り返されている操作などが対象になる。S3004で、分析部211は頻出パターンが検出結果に基づき、操作ログ情報に頻出パターンが含まれていたかを判定する。含んでいる場合、S3005に遷移する。含んでいない場合、S3009に遷移し、本分析処理を終了する。
S3005で、分析部211は記憶部212から、パターン(操作内容)ごとに予め定められている異常と判断する際に用いられる判断基準となる値(E)を取得する。これらの値(E)は、印刷装置ごとに通常想定される利用形態でどの程度、各操作が行われるかをもとに予め定められるものである。S3006で、分析部202は、S3003で検出された頻出パターンの頻度や連続出現回数が、印刷装置10の基準値(E)を超えているかを判定する。超えている場合、S3007に遷移する。超えていない場合、S3009に遷移し、本分析処理を終了する。
S3007で、分析部211はS3006で判定基準(E)を超えていると判定されたパターン(操作内容)に紐付く印刷装置情報を記憶部212から取得する。ここで、操作内容に紐付く印刷装置情報とは、その操作により設定や調整が行われる印刷装置の部材などの情報を含む。S3008で、分析部211は所定の通知方法で印刷装置10の異常を、通信部205を介してオペレータなどに通知する。濃度に関連する調整操作が判定基準を超えるパターンと判定された際には、濃度センサなどの関連部品を抽出し、それらの点検を促す情報を通知する。その後、S3009で分析処理を終了する。
ここで、S3006で判定基準(E)を超えていると判定されたパターンに対応する操作ログから、操作を行ったオペレータの情報を取得する。そして、前回までの本分析処理において、印刷装置10に対し複数のオペレータが同様の操作パターンを繰り返しているかを更に判定してもよい。ここで、複数のオペレータが同様の操作パターンを繰り返している場合には、オペレータの操作の習熟度に依らず行われる操作であることがわかり、装置自身の異常である可能性が高いことが分析できる。こういった場合は、S3008で、より重要度の高い異常、もしくは異常である可能性が非常に高いとした通知内容の通知を行うこととする。
図7(c)は、印刷装置10でのキャリブレーションの補正の幅が想定よりも大きくなる頻度を分析する。ここで、この頻度が増えている場合、印刷装置で異常が生じていると判断し、この異常を解消する情報を抽出することで、確認印刷枚数の削減を支援するケースである。ここでは印刷装置10の使われ方に異常があると考えられ、複数のキャリブレーション設定を保持する印刷装置10に対し、オペレータが適切な設定を選択できていないとき、適切な設定を分析する。
S4001で、分析部211は原因の分析処理を開始する。S4002で、記憶部212から印刷装置10から収集されたキャリブレーションの実績情報を取得する。S4003で、分析部211は図6のS1004で確認印刷枚数が基準値を超えたと判定された印刷ジョブについて、キャリブレーションの実績情報と照合し、キャリブレーションを実施されていたかを判定する。キャリブレーションを実施していたならば、S4004へ遷移する。実施していなかったならば、S4010へ遷移し、本処理を終了する。
S4004で、分析部211は記憶部212からキャリブレーションにおけるパラメータごとの許容できる補正の基準値(F)を取得する。S4005で、分析部211はS4002で取得したキャリブレーションの実績情報での補正の幅が、基準値(F)を超えているかを判定する。キャリブレーションでの補正の幅が基準値(F)を超えていた場合、S4006へ遷移する。超えていなかった場合、S4010へ遷移し、本処理を終了する。
S4006で、分析部211は基準値(F)を超えるキャリブレーションの補正の頻度で、特に異常であると判定する際の判定基準となる値(G)を記憶部212から取得する。この判定基準値(G)は、例えば所定期間や所定印刷枚数で、基準値(F)を超えるキャリブレーションの補正が行われた回数が通常では想定されないような異常な回数であるかを判定するための基準となる。S4007で、分析部211は判定基準値(G)をもとに、キャリブレーションの補正の幅の基準値超えが、多発しているかを判定する。多発している場合、S4008へ遷移する。多発していない場合、S4010へ遷移し、本処理を終了する。
S4008で、分析部211は記憶部212から、ここまでの判定で異常な補正が行われているとされたキャリブレーションにおけるパラメータに紐付く印刷装置情報を取得する。ここでの印刷装置情報は、キャリブレーション設定の選択方法についてであり、最適でないキャリブレーション設定を頻繁に選択していることを是正する情報などが含まれる。その他にも、印刷装置情報としては、キャリブレーションを実行するスケジュールについて等も考えられ、キャリブレーション実行の頻度が低いことを是正することを促す情報なども取得される。S4009で、分析部211は印刷装置10に異常が発生している旨と、その対象方法を、通信部205を介してオペレータなどに通知する。その後、S4010で本処理を終了する。
図7(d)は、図7(c)と同様に印刷装置10でのキャリブレーションの補正の幅が想定よりも大きくなる頻度が増えている場合の分析処理になる。S4002〜S4007までの処理が重複するので、ここでは説明を割愛する。本処理においては、キャリブレーションで取得する色ずれ量などが大きくなっているとき、その設定値に関連する印刷装置10の部位の異常の可能性が高いと判断する。色ずれ量が通常想定されるより大きくずれている場合は、色ずれ量計測に関連する部材の情報、例えば、レンズなどの光学系部品や色ずれ量計測センサなどが異常の原因の部材として抽出される。
S5001で、分析部211は原因の分析処理を開始する。S4002〜S4007に関しては図7(c)と同様の処理が行われる。
S5008で、分析部211は記憶部212から印刷装置10から受信したキャリブレーション設定に関する情報を取得する。S5009で、分析部211は印刷装置10が複数のキャリブレーション設定を保持しているかを判定する。印刷装置10が複数のキャリブレーション設定を保持している場合、S5010へ遷移する。保持していない場合、S5013へ遷移する。
S5010で、分析部211は記憶部212から印刷装置10から収集された環境ログ情報を取得する。環境ログ情報に含まれる環境ログは印刷装置10の内部あるいは外部の温度、湿度のほか、部品で計測される電流、電圧などの環境情報を記録している。S5011で、分析部211は印刷装置10の環境情報に適したキャリブレーション設定を抽出し、S5012でキャリブレーション設定の変更指示を含む通知情報を作成する。また、印刷装置10が複数のキャリブレーション設定を保持していないと判定された場合、S5013で、分析部211はキャリブレーション設定の見直し指示を含む通知情報を作成する。ここでは、環境ログを考慮して、適切な見直し方法を分析して、その情報を通知情報に含めてもよい。
S5014で、分析部211はS5012、S5013で生成された通知情報を、通信部205を介してオペレータなどに通知する。その後、S5015で、本処理を終了する。
手順5において、管理装置20は分析結果を、通信部205を介して所定の通知先へ通知する。通知は、図7のS2015、S3008、S4009、及びS5014のタイミングで実施する。通知対象としては、オペレータやサービスマンが保有する携帯端末50などが指定され、メールなどで通知される。また、印刷装置10に対して通知してもよい。
図8は、管理装置20から受信した分析結果通知を印刷装置10の表示パネルで表示する例である。ここでは、図7(a)で示した分析により判明した分析結果の例を示す。
印刷装置10は、通信部107を介して管理装置20から通知を受信すると、記憶部122にこの通知情報を保持する。通知情報は、オペレータが印刷装置10にログオンした場合や、印刷が完了した場合などのタイミングで、印刷装置10の操作部101のパネル501に表示される。通知内容表示部502に、通知内容が表示される。表示内容は、印刷装置10で起こっている現象や管理装置20が行った分析情報、異常に対する対処方法である。図8では、印刷装置10のスペックに対して、想定以上の印刷が行われていることを説明し、分散印刷による対象の提案を行っている。そして、印刷装置10と同じ環境にある他の印刷装置について、管理装置20が分散印刷に適していると判断した順番を付加して表示している。この順番は印刷装置10と同等の機能を有していること、異常が確認されていないこと、印刷スケジュールに空きがあることなどを考慮して決定される。オペレータがパネル501を通常の表示に戻す場合は、戻るボタン503を押下する。
図8では、管理装置20から受信した分析結果および異常に対応する操作支援情報を印刷装置10のパネルに自動的に表示する例を示した。操作支援情報は、提案する操作や操作手順などである。印刷装置10の動作として、管理装置20から印刷装置10への設定指示が送信された場合、印刷装置10で自動的に設定を更新したり、候補となる複数の設定からオペレータが選択して指定できる画面を表示したりするなどの動作であってもよい。
なお、図7を用いて上述した4つの分析例のように、印刷装置10での確認印刷枚数の増加の原因となる印刷装置10の異常を検出できなかった場合、次のように分析部211は処理する。
例えば印刷装置10と同じ機種における過去の異常検出結果から、統計的に多かった印刷装置の異常リストを記憶部212から取得する。印刷装置の異常リストには、他の印刷装置で発生した事象と異常が解消した実績のある対処方法も記述している。機種に特徴的な症状を抽出し、通知することで、印刷装置での異常の解消を支援する。他に、印刷装置の異常を検出できなかった場合、分析部211はこの印刷装置10に対して行った分析の詳細情報を作成し、オペレータに通知するなどしてもよい。

Claims (12)

  1. 顧客から受注する印刷依頼に基づく印刷予定枚数と、印刷装置から収集した当該印刷依頼に対応するジョブの履歴情報に基づき印刷出力された実績枚数とを取得する取得手段と、
    前記取得手段で取得した実績枚数から印刷予定枚数を減算することで、確認印刷のために印刷出力された確認印刷枚数を算出する算出手段と、
    前記印刷装置で処理された複数のジョブに関して、前記確認印刷枚数が第1の閾値を超えるかを分析する第1の分析手段と、
    前記第1の分析手段の分析により確認印刷枚数が第1の閾値を超えたジョブが、第2の閾値による判定結果に基づき、頻発しているかを分析する第2の分析手段と、
    前記第2の分析手段により、確認印刷枚数が第1の閾値を超えたジョブが頻発していると分析されたことに応じて、前記印刷装置の異常を分析する第3の分析手段とを備えることを特徴とする管理装置。
  2. 第2の分析手段は、予め設定された期間において、前記第1の分析手段の分析により確認印刷枚数が第1の閾値を超えたジョブの数が第2の閾値を超えたと判定した場合に頻発していると分析することを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
  3. 第2の分析手段は、前記印刷装置で処理された複数のジョブに対して、前記第1の分析手段の分析により確認印刷枚数が第1の閾値を超えたジョブの比率が第2の閾値を超えたと判定した場合に頻発していると分析することを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
  4. 前記第3の分析手段は、前記印刷装置で処理された複数のジョブの履歴情報から取得された印刷枚数と、前記印刷装置の部品の交換の履歴情報とに基づき、前記印刷装置の異常を分析することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の管理装置。
  5. 前記第3の分析手段により分析された異常が過剰稼動であり、対応する対処方法の情報として分散印刷を促す情報を含めた通知を行うことを特徴とする請求項4に記載の管理装置。
  6. 前記第3の分析手段は、前記印刷装置から収集したオペレータの行った操作の履歴情報に基づき、前記第1の分析手段の分析により確認印刷枚数が第1の閾値を超えたジョブに対して行われたオペレータの同じ操作が繰り返されていないかを判定し、異常を分析することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の管理装置。
  7. 前記第3の分析手段により分析された異常が前記印刷装置の部材の不調であり、対応する対処方法の情報として該部材の点検を促す情報を含めた通知を行うことを特徴とする請求項6に記載の管理装置。
  8. 前記第3の分析手段は、前記印刷装置から収集したキャリブレーションの実績情報に基づき、前記第1の分析手段の分析により確認印刷枚数が第1の閾値を超えたジョブに対して行われたキャリブレーションの補正の幅により異常を分析することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の管理装置。
  9. 前記第3の分析手段により分析された異常に応じて、異常の内容と対応する対処方法の情報を含めた通知を行う通知手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
  10. 顧客から受注する印刷依頼に基づく印刷装置における印刷において、確認印刷のために印刷出力された確認印刷枚数を求める工程と、
    前記印刷装置で処理された複数のジョブに関して、前記確認印刷枚数が第1の閾値を超えるかを分析する第1の分析工程と、
    前記第1の分析工程での分析により確認印刷枚数が第1の閾値を超えたジョブが、第2の閾値による判定結果に基づき、頻発しているかを分析する第2の分析工程と、
    前記第2の分析工程により、確認印刷枚数が第1の閾値を超えたジョブが頻発していると分析されたことに応じて、前記印刷装置の異常を分析する第3の分析工程とを備えることを特徴とする管理方法。
  11. 前記第3の分析工程で分析された異常に応じて、異常の内容と対応する対処方法の情報を含めた通知を行う通知工程を更に備えることを特徴とする請求項10に記載の管理方法。
  12. 請求項1乃至9の何れか1項に記載の手段としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
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