JP6634352B2 - 画像形成装置及び画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置及び画像形成システムに関するものである。
従来、電子写真方式やインクジェット方式のプリンタ、複写機、ファクシミリ機等の画像形成装置を、ネットワークを介して、監視又は管理するシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
このようなシステムにおいては、管理装置が、ネットワークを介して、画像形成装置から種々の情報を受け付け、該情報に基づき修理を行うサービスマンの派遣指示、トナーの発送指示等を行うようになっている。なお、前記情報には、例えば、画像形成装置で検出可能な情報であって、ステータス、インクの残量等の動作情報や、トナー切れ、紙詰まり等のエラー情報、その他の画像形成装置の情報等が含まれる。
また、画像形成装置においては、管理装置による遠隔監視では検出をすることができず、エンドユーザ、すなわち、利用者がその出力結果を見て、問題ありと判断することができる、縦スジ、かすれ、背景の汚れ等の画質にかかわる障害が存在する。このような障害が発生した場合、利用者は、画像形成装置の製造元や管理会社に対して電話等によって障害の症状を説明する。すると、製造元や管理会社は、利用者に対して設定の変更を促したり、使用方法を指導したり、サービスマンを派遣したりすることによって対応する。
さらに、サービスマンの派遣を容易にするため、画像形成装置が管理装置に対して通知する情報に画像形成装置の位置情報を含める技術も提案されている。
特開2005−190044号公報
しかしながら、従来のシステムは、問題や障害を利用者が自己解決することができないことを前提としており、設定値の変更等の簡単な操作によって利用者が自己解決することができる場合であっても、利用者は、画像形成装置の製造元や管理会社に対して連絡する必要があるので、利用者にとっては、必ずしも使い勝手が良好ではなかった。
本発明は、前記従来の問題点を解決して、発生した障害を解決するための診断メニューを表示することによって、利用者が障害を容易に自己解決する可能性を高めることができる画像形成装置及び画像形成システムを提供することを目的とする。
そのために、本発明の画像形成装置においては、印刷媒体に画像を印刷する印刷部と、利用者への情報を表示可能、及び、利用者が操作可能な操作パネル部と、前記印刷部及び操作パネル部を制御する制御部とを備え、前記操作パネル部は、利用者の操作に応じて、前記印刷部が印刷した画像に発生した画質の障害を解決するための診断メニューを表示し、前記画質の障害の解決事例を蓄積するサーバから受信した応答に複数の解決事例が含まれている場合、該複数の解決事例の一覧を表示するとともに、前記複数の解決事例の各々について選択して詳細を表示させるボタンとともに、解決したので診断終了のボタンを表示して選択を促す
本発明によれば、画像形成装置においては、発生した障害を解決するための診断メニューを表示する。これにより、利用者が障害を容易に自己解決する可能性を高めることができる。
本発明の実施の形態における画像形成システムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態における画像形成装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態におけるサーバの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態における複合機の操作パネル部の表示例を示す第1の図である。 本発明の実施の形態における複合機の操作パネル部の表示例を示す第2の図である。 本発明の実施の形態における複合機の操作パネル部の表示例を示す第3の図である。 本発明の実施の形態における複合機の操作パネル部の表示例を示す第4の図である。 本発明の実施の形態における複合機の操作パネル部の表示例を示す第5の図である。 本発明の実施の形態における複合機の操作パネル部の表示例を示す第6の図である。 本発明の実施の形態における複合機の操作パネル部の表示例を示す第7の図である。 本発明の実施の形態における複合機の操作パネル部の表示例を示す第8の図である。 本発明の実施の形態における複合機の操作パネル部の表示例を示す第9の図である。 本発明の実施の形態における複合機の操作パネル部の表示例を示す第10の図である。 本発明の実施の形態における複合機の操作パネル部の表示例を示す第11の図である。 本発明の実施の形態における複合機の操作パネル部の表示例を示す第12の図である。 本発明の実施の形態における複合機の操作パネル部の表示例を示す第13の図である。 本発明の実施の形態における複合機の操作パネル部の表示例を示す第14の図である。 本発明の実施の形態における複合機の操作パネル部の表示例を示す第15の図である。 本発明の実施の形態における複合機の操作パネル部の表示例を示す第16の図である。 本発明の実施の形態における複合機の操作パネル部の表示例を示す第17の図である。 本発明の実施の形態における複合機の操作パネル部の表示例を示す第18の図である。 本発明の実施の形態における複合機の操作パネル部の表示例を示す第19の図である。 本発明の実施の形態における複合機の操作パネル部の表示例を示す第20の図である。 本発明の実施の形態における複合機の操作パネル部の表示例を示す第21の図である。 本発明の実施の形態における複合機の動作を示す第1のフローチャートである。 本発明の実施の形態における複合機の動作を示す第2のフローチャートである。 本発明の実施の形態における複合機の動作を示す第3のフローチャートである。 本発明の実施の形態における複合機の動作を示す第4のフローチャートである。 本発明の実施の形態における複合機の動作を示す第5のフローチャートである。 本発明の実施の形態におけるクラウドサーバの動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態における画像形成システムの構成を示す図、図2は本発明の実施の形態における画像形成装置の構成を示すブロック図、図3は本発明の実施の形態におけるサーバの構成を示すブロック図である。
図において、10は本実施の形態における画像形成システムが有する画像形成装置としての複合機であって、無線又は有線の通信回線網であるネットワーク30を介して、サーバとしてのクラウドサーバ20に通信可能に接続されている。
本実施の形態における複合機10は、インクジェット方式、電子写真方式、熱転写方式等の各種の画像形成方式を利用して、印刷用紙等の印刷媒体に画像を形成することが可能な装置であれば、いかなる種類の画像形成装置であってもよく、例えば、プリンタ、ファクシミリ機、複写機等であってもよいが、ここでは、スキャナ、ファクシミリ機、プリンタ及び複写機の機能を併せ持つ多機能の複合機(MFP)であるものとして説明する。
前記複合機10は、機能の観点から、図2に示されるように、印刷媒体に画像を印刷する印刷部12と、利用者への情報を表示可能、及び、利用者が操作可能な操作パネル部14と、印刷部12及び操作パネル部14を制御する制御部11と、クラウドサーバ20と通信可能な通信部としてのネットワーク通信部13とを備える。そして、前記制御部11は、CPU、MPU等の演算手段を備え、複合機10全体の制御を行う。前記印刷部12は、印刷データの編集、展開及び印刷を行う。ネットワーク通信部13は、クラウドサーバ20との間で障害情報の送受信を行う。操作パネル部14は、利用者への指示や情報を出力するためのLCDを備えるタッチパネル等の表示デバイスを示す表示部15、及び、利用者からの指示や情報を入力するためのタッチパネル、キーボード等の入力デバイスを示す操作部16を備える。
また、前記クラウドサーバ20は、CPU、MPU等の演算手段、磁気ディスク、半導体メモリ等の記憶手段、CRT、液晶ディスプレイ等の表示手段、キーボード等の入力手段、通信インターフェイス等を備えるコンピュータであり、例えば、パーソナルコンピュータ、サーバ、ワークステーション、メインフレームコンピュータ等であるが、いかなる装置であってもよい。なお、前記クラウドサーバ20は、大型のメインフレームコンピュータのように単独の装置であってもよいし、分散型サーバのように相互に通信可能に接続された複数の装置から成るものであってもよく、他のシステムを制御する制御装置の一部であってもよい。
前記クラウドサーバ20は、機能の観点から、図3に示されるような構成を有し、インターネット経由で複合機10と通信する機能を備え、インターネット経由でのWWWアクセスを受け付け可能な通信部22と、複合機10で発生する障害等の各種情報を保持し、そして、各障害の障害コードに対応した解決方法等の情報を記憶する記憶部21と、クラウドサーバ20全体の制御を行う制御部23とを備える。
さらに、前記ネットワーク30は、例えば、LAN、WAN、イントラネット、インターネット、電話回線網等であるが、いかなる種類の通信回線網であってもよく、複数の通信回線網から成るものであってもよい。
本実施の形態における画像形成装置としての複合機10は、印刷媒体に画像を印刷する印刷部12と、利用者への情報を表示可能、及び、利用者が操作可能な操作パネル部14と、印刷部12及び操作パネル部14を制御する制御部11とを備え、操作パネル部14は、利用者の操作に応じて、印刷部12が印刷した画像に発生した画質の障害を解決するための診断メニューを表示する。そして、診断メニューは、画質の障害が発生した際の複合機10の動作内容、画質の障害の種類、複合機10の設定値、及び、複合機10の環境情報の入力画面を含んでいる。また、診断メニューは、入力画面から入力された情報に応じた画質の障害の解決事例を示す表示画面を含んでいる。さらに、複合機10は、画質の障害の解決事例を蓄積するクラウドサーバ20と通信可能なネットワーク通信部13を更に備え、ネットワーク通信部13は、入力画面から入力された情報をクラウドサーバ20に送信し、画質の障害の解決事例をクラウドサーバ20から受信する。
また、本実施の形態における画像形成システムは、印刷媒体に画像を印刷する印刷部12、利用者への情報を表示可能、及び、利用者が操作可能な操作パネル部14、並びに、印刷部12及び操作パネル部14を制御する制御部11を備える複合機10と、複合機10と通信可能に接続されたクラウドサーバ20とを有する。そして、操作パネル部14は、利用者の操作に応じて、印刷部12が印刷した画像に発生した画質の障害を解決するための診断メニューを表示し、複合機10は、診断メニューの入力画面から入力された情報をクラウドサーバ20に送信し、クラウドサーバ20は、複合機10から受信した情報に基づいて画質の障害の解決事例を検索し、検索された画質の障害の解決事例を複合機10に送信し、操作パネル部14は、複合機10がクラウドサーバ20から受信した画質の障害の解決事例を表示する。
換言すると、複合機10は、その出力結果に縦スジ、かすれ、汚れ等の画質にかかわるトラブルが発生する場合に備え、操作パネル部14に画質のトラブルの診断メニューを表示することができるようになっている。そして、利用者は、操作パネル部14に表示された画質のトラブルの診断メニューを操作することによって、その画質のトラブルの解決に至った場合に、その解決に至るまでの操作履歴及び問題解決前と問題解決後の複合機10の設定をクラウドサーバ20にアップロードする。これにより、該クラウドサーバ20は、複合機10の設定毎の画質のトラブル解決の操作履歴を集計することができる。そして、別の利用者が画質のトラブルの診断メニューを操作する際に、別の利用者が操作する複合機10の設定における過去のトラブル解決の操作履歴を表示することによって、利用者が画質のトラブルを解決することができる可能性を増やすことができる。
さらに、複合機10の操作パネル部14には、利用者が画質の障害が発生したと認識した際に選択可能な画質のトラブルの診断メニューが表示される。該画質のトラブルの診断メニューには、複合機10で発生し得る縦スジ、かすれ、汚れ等の画質の障害のパターンが表示される。これは、利用者に対して、複合機10の出力結果との比較を促すことによって、利用者の画質の障害のパターンを特定することを意図している。複合機10は、利用者が選択した画質の障害のパターンから、その画質の障害を解決することができる可能性のある解決方法をトラブルの診断メニューに表示し、その解決方法を試すことを促す。解決方法には、例えば、複合機10が設置されている環境情報(温度、湿度)を変更すること、印刷媒体に合わせて複合機10の設定値を変更すること、複合機10内部の清掃をすること等が含まれる。トナーの劣化、イメージドラムの劣化、損傷等も画質の障害の原因となり得るので、利用者がトラブルの診断メニューの操作をしたとしても、すべての画質の障害を解決することができるとは限らないが、複合機10の設定値の変更や、複合機10内部の清掃によって、画質の障害を解決することができる場合もある。
また、前記複合機10は、トラブルの診断メニューに解決方法の候補を表示する際に、その設定値や環境値(温度、湿度)をクラウドサーバ20に通知する。それにより、クラウドサーバ20内に蓄積された類似の設置値や環境値(温度、湿度)での解決方法の事例を類似事例の解決方法として表示する機能を有するようにする。
これにより、利用者は、画質の障害発生時に、複合機10の製造元や管理会社に電話をして障害の解決方法を問い合わせたり、製造元や管理会社からのサービスマンの派遣を待つことなく、画質の障害を解決することができるようになる。
次に、前記構成の複合機10の画質の障害発生時における動作について説明する。
図4〜24は本発明の実施の形態における複合機の操作パネル部の表示例を示す第1〜第21の図、図25〜29は本発明の実施の形態における複合機の動作を示す第1〜第5のフローチャートである。
まず、ステップS1で、複合機10は、操作パネル部14で“画質のトラブルが発生したとき”が選択されたか否かを判断する。具体的には、制御部11は、図4に示されるような操作パネル部14の画面において、“画質のトラブルが発生したとき”というボタンが利用者によって押し下げられたか否かの判断を繰り返し、前記“画質のトラブルが発生したとき”というボタンが選択されるか否かをチェックする。該“画質のトラブルが発生したとき”というボタンが利用者によって選択されると、操作パネル部14には、画質のトラブル診断メニューが表示される。
そして、前記“画質のトラブルが発生したとき”のボタンが利用者によって押し下げられて選択されると、ステップS2で、操作パネル部14は、印刷、コピーかの切り分けの選択画面を表示する。具体的には、制御部11は、複合機10に組み込まれた一連の“画質のトラブル診断”を開始するために、トラブル状況の選択画面として、図5に示されるような画面を操作パネル部14に表示させる。これは、印刷(図示されない上位装置から受信した印刷データの印刷、ファクシミリ受信での印刷等)で問題が発生したのか、コピーで問題が発生したのかを切り分けることを目的としている。つまり、画質の障害が発生した際の複合機10の動作内容を識別するためである。
続いて、ステップS3で、制御部11は、操作パネル部14で“印刷”、“コピー”の何れかが選択されたか否かを判断する。具体的には、制御部11は、図5に示されるような操作パネル部14の画面において、“プリント、ファクス印刷”というボタンか、“コピー”というボタンかが利用者によって押し下げられたか否かの判断を繰り返し、“印刷”、“コピー”の何れかが選択されるまで待機する。
そして、前記“プリント、ファクス印刷”というボタンか、“コピー”というボタンのいずれかが利用者によって押し下げられて選択される(図5に示される例においては、“プリント、ファクス印刷”というボタンが押し下げられて選択されたものとする。)と、ステップS4で、操作パネル部14は、画質の障害のパターンの選択画面を表示する。具体的には、制御部11は、複合機10は画質の障害のパターンが選択されたか否かを判断するために、画質の障害のパターンを切り分けるための選択画面として、図6に示されるような画面を操作パネル部14に表示させる。
続いて、ステップS5で、制御部11は、操作パネル部14で画質の障害のパターンが選択されたか否かを判断する。具体的には、制御部11は、図6に示されるような操作パネル部14の画面において、“帯、スジや汚れが入る”というボタンか、“点が現れる”というボタンかが利用者によって押し下げられたか否かの判断を繰り返し、画質の障害のパターンが選択されるまで待機する。これにより、画質の障害の種類が識別される。
そして、前記“帯、スジや汚れが入る”というボタンか、“点が現れる”というボタンの何れかが利用者によって押し下げられて選択される(図6に示される例においては、“帯、スジや汚れが入る”というボタンが押し下げられて選択されたものとする。)と、ステップS6で、操作パネル部14は、クラウドサーバ20に接続するか否かの選択画面を表示する。制御部11は、障害情報(印刷/コピー、縦スジ/斑点)、装置の設定値、装置のセンサ値をクラウドサーバ20に通知して、該クラウドサーバ20から類似の障害と解決事例を表示するかを利用者に選択させるために、図7に示されるような画面を操作パネル部14に表示させる。
続いて、ステップS7で、制御部11は、操作パネル部14でクラウドサーバ20に接続する、しないのどちらが選択されたのかを判断する。具体的には、制御部11は、図7に示されるような操作パネル部14の画面において、“クラウドサーバに接続して類似の解決事例を表示する”というボタン、又は、“クラウドサーバに接続しないでトラブル診断を続ける”というボタンのいずれが、利用者によって押し下げられたかを判断する。
そして、前記“クラウドサーバに接続して類似の解決事例を表示する”というボタンが押し下げられて選択された場合、すなわち、利用者がクラウドサーバ20に接続することを選択した場合、ステップS8に移行し、複合機10は、クラウドに送信中の画面を表示し、装置の設定値、センサ値(温度、湿度)をクラウドサーバ20に通知する。具体的には、制御部11は、ネットワーク通信部13にクラウドサーバ20へのデータ送信を開始させ、複合機10の各種設定値や、センサが検出した複合機10の環境情報としての数値(温度、湿度)をクラウドサーバ20へ送信させるとともに、図8に示されるような画面を操作パネル部14に表示させる。
続いて、ステップS9で、制御部11は、クラウドサーバ20からの応答があるか否かを判断する。具体的には、制御部11は、クラウドサーバ20から応答があるか否かの判断を繰り返し、応答があるまで待機する。
そして、クラウドサーバ20から応答があると、ステップS10で、制御部11は、クラウドサーバ20から類似の解決事例が通知されたか否かを判断する。具体的には、制御部11は、クラウドサーバ20からの応答に解決事例が含まれているか否かを判断する。
ここで、クラウドサーバ20からの応答に解決事例が含まれている場合、すなわち、クラウドサーバ20から類似の解決事例が通知された場合、ステップS11に移行し、複合機10は、類似の解決事例の一覧をパネルに表示する。具体的には、制御部11は、図9に示されるような画面を操作パネル部14に表示させる。かかる画面には、解決事例を選択して詳細を表示させるボタンとともに、選択肢として、“解決したので診断終了”というボタン、及び、“解決していないので診断継続”というボタンが表示される。
続いて、ステップS13で、制御部11は、解決事例の表示が選択されたか否かを判断する。具体的には、制御部11は、図9に示されるような画面において、解決事例を選択して詳細を表示させるボタンのいずれかが利用者によって押し下げられて選択されたか否かを判断する。
そして、解決事例を選択して詳細を表示させるボタンのいずれかが選択された場合、ステップS14に移行し、操作パネル部14は、解決事例を表示する。具体的には、制御部11が選択された解決事例の詳細を操作パネル部14に表示させる。続いて、ステップS13に戻ってループする。
また、解決事例を選択して詳細を表示させるボタンのいずれもが選択されなかった場合、ステップS15で、制御部11は、“解決したので診断終了”か“解決していないので診断継続”のどちらが選択されたかを判断する。すなわち、制御部11は、図9に示されるような画面において、“解決したので診断終了”というボタン、又は、“解決していないので診断継続”というボタンのいずれが、利用者によって押し下げられて選択されたかを判断する。
そして、“解決したので診断終了”というボタンが選択された場合、ステップS32に移行し、操作パネル部14は、操作履歴と装置の設定値、センサ情報を問題解決事例としてクラウドサーバ20に登録してよいかを表示する。具体的には、制御部11は、障害の解決事例をクラウドサーバ20で収集するために、図23に示されるような画面を操作パネル部14に表示させ、利用者の操作履歴、複合機10の各種設定値、センサが検出した複合機10が設置されている環境値(温度、湿度)をクラウドサーバ20に登録してよいか否かを利用者に選択させる。かかる画面には、選択肢として、“登録する”というボタン、及び、“登録しない”というボタンが表示される。
続いて、ステップS33で、制御部11は、登録する、登録しないのどちらが選択されたかを判断する。具体的には、制御部11は、図23に示されるような画面において、“登録する”というボタン、又は、“登録しない”というボタンのいずれかが利用者によって押し下げられるまで待機し、いずれが押し下げられて選択されたかを判断する。
そして、“登録する”というボタンが選択された場合、ステップS34に移行し、複合機10は、クラウドに送信中の画面を表示し、操作履歴、装置の設定値、センサ値(温度、湿度)をクラウドサーバ20に通知する。具体的には、制御部11は、図24に示されるような画面を操作パネル部14に表示させるとともに、利用者の操作履歴、複合機10の各種設定値、センサが検出した複合機10が設置されている環境値(温度、湿度)をクラウドサーバ20に送信して登録させる。そして、複合機10は処理を終了する。
また、ステップS33で、“登録しない”というボタンが選択された場合には、複合機10は、そのまま処理を終了する。
一方、ステップS10で、クラウドサーバ20から類似の解決事例は通知されたか否かを判断して、類似の解決事例が通知されなかった場合、すなわち、クラウドサーバ20からの応答に解決事例が含まれていない場合、ステップS12に移行し、複合機10は、類似の解決事例がないことをパネルに表示し、トラブル診断を継続する。具体的には、制御部11は、図10に示されるような画面を操作パネル部14に表示させる。
続いて、ステップS16に移行し、操作パネル部14は、診断テストパターンの印刷を行う旨を表示する。具体的には、制御部11は、図11に示されるような画面を操作パネル部14に表示させる。かかる画面では、画質のトラブル診断のため、診断テストパターンの印刷を行うことが表示される。
なお、ステップS7で、クラウドサーバ20に接続する、しないのどちらが選択されたのかを判断して、クラウドサーバ20に接続しないことが選択された場合、すなわち、図7に示されるような操作パネル部14の画面において、“クラウドサーバに接続しないでトラブル診断を続ける”というボタンが、利用者によって押し下げられて選択された場合にも、ステップS16に移行する。
さらに、ステップS15で、“解決したので診断終了”か“解決していないので診断継続”のどちらが選択されたかを判断して、“解決していないので診断継続”が選択された場合にも、ステップS16に移行する。
続いて、ステップS17で、制御部11は、診断テストパターンの印刷を行う表示に対して“はい”が押し下げられたか否かを判断する。具体的には、制御部11は、図12に示されるような画質のトラブル診断テストパターンを印刷するか否かの確認画面を操作パネル部14に表示させ、利用者が選択するのを待機する。すなわち、“はい”のボタンが押し下げられたか否かの判断を繰り返して、“はい”のボタンが押し下げられるまで待機する。
そして、“はい”のボタンが利用者によって押し下げられると、ステップS18で、制御部11は、テストパターン上に画質の障害があるかの表示に対して発生しているもしくは発生していないが選択されたか否かを判断する。具体的には、制御部11は、図13に示されるように、テストパターン印刷結果において画質の障害が改善したか、継続して発生しているかを利用者が確認するための選択画面を操作パネル部14に表示させ、“発生している”というボタン、又は、“発生していない”というボタンのいずれが、利用者によって押し下げられて選択されたかを判断する。
本実施の形態においては、以下の表1に示されるようなマトリクスによって、問題、すなわち、複合機10に発生した画質の障害を切り分ける。
Figure 0006634352
そこで、ステップS18で、テストパターン上に画質の障害が“発生していない”というボタンが選択された場合、ステップS19に移行し、制御部11は、印刷、コピーかの切り分けの選択画面での選択はどちらであったかを判断する。すなわち、制御部11は、ステップS3では、トラブルが発生した状況として、図5に示されるようなトラブル状況の選択画面において、“プリント、ファクス印刷”又は“コピー”のいずれが選択されたかを判断する。
そして、トラブルが発生した状況として“プリント、ファクス印刷”が選択された場合、ステップS20で、操作パネル部14は、画質のトラブル診断では問題が検出されなかった旨と必要に応じてお客様相談センタに電話する旨を表示する。ステップS18で、テストパターン上に画質の障害が“発生していない”と選択され、かつ、ステップS19で、トラブル状況が“プリント、ファクス印刷”であると選択された場合は、表1に示される診断結果“C.装置には障害原因なし”に該当する。しかし、診断結果Cに対応する改善方法は、“装置としては改善はできない”であって、利用者が複合機10の設定を変更したり、清掃等を行ったりしても、画質の障害を解決することができない。そこで、制御部11は、図14に示されるような画面を操作パネル部14に表示させる。そして、複合機10は処理を終了する。
また、トラブルが発生した状況として“コピー”が選択された場合、ステップS21で、操作パネル部14は、スキャナの清掃が必要なことをパネルに表示する。ステップS18で、テストパターン上に画質の障害が“発生していない”と選択され、かつ、ステップS19で、トラブル状況が“コピー”であると選択された場合は、表1に示される診断結果“A.スキャナ部に障害の原因あり”に該当する。そして、診断結果Aに対応する改善方法は、“スキャナ部の清掃を試す”である。そこで、制御部11は、図15に示されるような画面を操作パネル部14に表示させ、利用者に複合機10のスキャナ部の清掃を行うことを促す。そして、ステップS32に移行する。なお、ステップS32以降の動作については、説明済みである。
一方、ステップS18で、テストパターン上に画質の障害が“発生している”というボタンが選択された場合、ステップS22に移行し、操作パネル部14は、LEDヘッドの清掃が必要なことをパネルに表示する。ステップS18で、テストパターン上に画質の障害が“発生している”と選択された場合、表1に示される診断結果“B.プリンタ部に障害の原因あり”に該当する。そして、診断結果Bに対応する改善方法は、“プリンタ部(LED)の清掃を試す”である。そこで、制御部11は、図16に示されるような画面を操作パネル部14に表示させ、利用者に複合機10のプリンタ部が備えるLEDヘッドの清掃を行うことを促す。
続いて、ステップS23で、操作パネル部14は、効果確認のためのテストパターン印刷を行う旨を表示する。具体的には、制御部11は、図17に示されるような画面を操作パネル部14に表示させ、利用者に、診断テストパターンの印刷を行うことを促す。
続いて、ステップS24で、制御部11は、診断テストパターンの印刷を行う表示に対して“はい”が押し下げられたか否かを判断する。具体的には、制御部11は、図18に示されるような画質のトラブル診断テストパターンを印刷するか否かの確認画面を操作パネル部14に表示させ、利用者が選択するのを待機する。すなわち、“はい”のボタンが押し下げられたか否かの判断を繰り返して、“はい”のボタンが押し下げられるまで待機する。
そして、“はい”のボタンが利用者によって押し下げられると、ステップS25で、制御部11は、テストパターン上での画質の障害が改善されたかに対して“はい”、“いいえ”のどちらが選択されたかを判断する。具体的には、制御部11は、図19に示されるように、テストパターン印刷結果において画質の障害が改善したか、継続して発生しているかを利用者が確認するための選択画面を操作パネル部14に表示させ、“はい”というボタン、又は、“いいえ”というボタンのいずれが、利用者によって押し下げられて選択されたかを判断する。
ここで、“はい”のボタンが利用者によって押し下げられて選択されると、ステップS32に移行する。なお、ステップS32以降の動作については、説明済みである。
また、“いいえ”のボタンが利用者によって押し下げられて選択されると、ステップS26で、操作パネル部14は、媒体の坪量の入力画面を表示する。ここでは、利用者が使用している印刷用紙等の印刷媒体と、複合機10に設定された印刷媒体に関する設定値との差異を確認し、複合機10に設定された印刷媒体に関する設定値に誤りがないか否かを判断するために、制御部11は、図20に示されるような画面を操作パネル部14に表示させ、利用者に、使用している印刷媒体の坪量の値を入力することを促す。
続いて、ステップS27で、制御部11は、坪量が入力されたか否かを判断する。具体的には、制御部11は、図20に示されるような画面において、利用者が使用している印刷媒体の坪量が入力されたか否かの判断を繰り返し、入力されるまで待機する。
本実施の形態においては、以下の表2に示されるように、印刷媒体の坪量〔g/m2 〕で表される用紙の厚さ、すなわち、印刷媒体の厚さと、複合機10にメニューとして設定された用紙厚、すなわち、印刷媒体の厚さの設定値との最適な組み合わせが、あらかじめ与えられている。
Figure 0006634352
そこで、ステップS27で坪量が入力されたと判断されると、ステップS28で、制御部11は、表2に示されるような入力された坪量とメニューの用紙厚との対応表から、設定が適正かをチェックする。具体的には、制御部11は、表2に示されるような対応表を参照して、複合機10にメニューとして設定された印刷媒体の厚さの設定値が、利用者が図20に示されるような画面に入力した印刷媒体の坪量の値に、適正に対応しているか否かをチェックする。
続いて、ステップS29で、制御部11は、用紙厚値が適正であるか否かを判断する。具体的には、制御部11は、ステップS28でチェックした結果、複合機10にメニューとして設定された印刷媒体の厚さの設定値が、利用者によって入力された印刷媒体の坪量の値に適正に対応しているか否かを判断する。
そして、用紙厚値が不適正である場合、すなわち、複合機10にメニューとして設定された印刷媒体の厚さの設定値が、利用者によって入力された印刷媒体の坪量の値に適正に対応していない場合、ステップS30に移行し、操作パネル部14は、用紙厚値の変更を促す表示を行う。具体的には、制御部11は、図21に示されるような画面を操作パネル部14に表示させ、複合機10にメニューとして設定された印刷媒体の厚さの設定値を変更するように、利用者に促す。かかる画面で、“変更する”のボタンが利用者によって押し下げられて選択されると、制御部11は、表2に従い、利用者によって入力された印刷媒体の坪量の値に対応する設定値となるように、メニューとして設定された印刷媒体の厚さの設定値を変更する。
続いて、ステップS24に戻り、以降の動作を繰り返す。
また、ステップS29で、用紙厚値が適正であるか否かを判断して、用紙厚値が適正である場合、すなわち、複合機10にメニューとして設定された印刷媒体の厚さの設定値が、利用者によって入力された印刷媒体の坪量の値に適正に対応している場合、ステップS31に移行する。そして、操作パネル部14は、画質のトラブル診断では問題が検出されなかった旨と必要に応じてお客様相談センタに電話する旨を表示する。具体的には、制御部11は、図22に示されるような画面を操作パネル部14に表示させ、画質の障害の解決方法が判明しないので、複合機10の保守点検等を担当する部署であるお客様相談センタに電話することを利用者に促す。そして、複合機10は処理を終了する。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS1 複合機10は、操作パネル部14で“画質のトラブルが発生したとき”が選択されたか否かを判断する。“画質のトラブルが発生したとき”が選択された場合はステップS2に進み、“画質のトラブルが発生したとき”が選択されていない場合は待機する。
ステップS2 操作パネル部14は、印刷、コピーかの切り分けの選択画面を表示する。
ステップS3 制御部11は、操作パネル部14で“印刷”、“コピー”の何れかが選択されたか否かを判断する。“印刷”、“コピー”の何れかが選択された場合はステップS4に進み、“印刷”、“コピー”の何れかが選択されていない場合は“印刷”、“コピー”の何れかが選択されるまで待機する。
ステップS4 操作パネル部14は、画質の障害のパターンの選択画面を表示する。
ステップS5 制御部11は、操作パネル部14で画質の障害のパターンが選択されたか否かを判断する。画質の障害のパターンが選択された場合はステップS6に進み、画質の障害のパターンが選択されていない場合は画質の障害のパターンが選択されるまで待機する。
ステップS6 操作パネル部14は、クラウドサーバ20に接続するか否かの選択画面を表示する。
ステップS7 制御部11は、操作パネル部14でクラウドサーバ20に接続する、しないのどちらが選択されたのかを判断する。クラウドサーバ20に接続するが選択された場合はステップS8に進み、クラウドサーバ20に接続しないが選択された場合はステップS16に進む。
ステップS8 複合機10は、クラウドに送信中の画面を表示し、装置の設定値、センサ値(温度、湿度)をクラウドサーバ20に通知する。
ステップS9 制御部11は、クラウドサーバ20からの応答があるか否かを判断する。クラウドサーバ20からの応答がある場合はステップS10に進み、クラウドサーバ20からの応答がない場合は応答があるまで待機する。
ステップS10 制御部11は、クラウドサーバ20から類似の解決事例が通知されたか否かを判断する。クラウドサーバ20から類似の解決事例が通知された場合はステップS11に進み、クラウドサーバ20から類似の解決事例が通知されなかった場合はステップS12に進む。
ステップS11 複合機10は、類似の解決事例の一覧をパネルに表示する。
ステップS12 複合機10は、類似の解決事例がないことをパネルに表示し、トラブル診断を継続する。
ステップS13 制御部11は、解決事例の表示が選択されたか否かを判断する。解決事例の表示が選択された場合はステップS14に進み、解決事例の表示が選択されなかった場合はステップS15に進む。
ステップS14 操作パネル部14は、解決事例を表示する。
ステップS15 制御部11は、“解決したので診断終了”か“解決していないので診断継続”のどちらが選択されたかを判断する。“解決したので診断終了”が選択された場合はステップS32に進み、“解決していないので診断継続”が選択された場合はステップS16に進む。
ステップS16 操作パネル部14は、診断テストパターンの印刷を行う旨を表示する。
ステップS17 制御部11は、診断テストパターンの印刷を行う表示に対して“はい”が押し下げられたか否かを判断する。診断テストパターンの印刷を行う表示に対して“はい”が押し下げられた場合はステップS18に進み、診断テストパターンの印刷を行う表示に対して“はい”が押し下げられなかった場合は“はい”が押し下げられるまで待機する。
ステップS18 制御部11は、テストパターン上に画質の障害があるかの表示に対して発生しているもしくは発生していないが選択されたか否かを判断する。テストパターン上に画質の障害があるかの表示に対して発生しているが選択された場合はステップS22に進み、テストパターン上に画質の障害があるかの表示に対して発生していないが選択された場合はステップS19に進む。
ステップS19 制御部11は、印刷、コピーかの切り分けの選択画面での選択はどちらであったかを判断する。印刷、コピーかの切り分けの選択画面での選択が印刷であった場合はステップS20に進み、印刷、コピーかの切り分けの選択画面での選択がコピーであった場合はステップS21に進む。
ステップS20 操作パネル部14は、画質のトラブル診断では問題が検出されなかった旨と必要に応じてお客様相談センタに電話する旨を表示する。
ステップS21 操作パネル部14は、スキャナの清掃が必要なことをパネルに表示する。
ステップS22 操作パネル部14は、LEDヘッドの清掃が必要なことをパネルに表示する。
ステップS23 操作パネル部14は、効果確認のためのテストパターン印刷を行う旨を表示する。
ステップS24 制御部11は、診断テストパターンの印刷を行う表示に対して“はい”が押し下げられたか否かを判断する。診断テストパターンの印刷を行う表示に対して“はい”が押し下げられた場合はステップS25に進み、診断テストパターンの印刷を行う表示に対して“はい”が押し下げられなかった場合は“はい”が押し下げられるまで待機する。
ステップS25 制御部11は、テストパターン上での画質の障害が改善されたかに対して“はい”、“いいえ”のどちらが選択されたかを判断する。テストパターン上での画質の障害が改善されたかに対して“はい”が選択された場合はステップS32に進み、テストパターン上での画質の障害が改善されたかに対して“いいえ”が選択された場合はステップS26に進む。
ステップS26 操作パネル部14は、媒体の坪量の入力画面を表示する。
ステップS27 制御部11は、坪量が入力されたか否かを判断する。坪量が入力された場合はステップS28に進み、坪量が入力されていない場合は入力されるまで待機する。
ステップS28 制御部11は、入力された坪量とメニューの用紙厚との対応表から、設定が適正かをチェックする。
ステップS29 制御部11は、用紙厚値が適正であるか否かを判断する。用紙厚値が適正である場合はステップS31に進み、用紙厚値が不適正である場合はステップS30に進む。
ステップS30 操作パネル部14は、用紙厚値の変更を促す表示を行う。
ステップS31 操作パネル部14は、画質のトラブル診断では問題が検出されなかった旨と必要に応じてお客様相談センタに電話する旨を表示する。
ステップS32 操作パネル部14は、操作履歴と装置の設定値、センサ情報を問題解決事例としてクラウドサーバ20に登録してよいかを表示する。
ステップS33 制御部11は、登録する、登録しないのどちらが選択されたかを判断する。登録するが選択された場合はステップS34に進み、登録しないが選択された場合は処理を終了する。
ステップS34 複合機10は、クラウドに送信中の画面を表示し、操作履歴、装置の設定値、センサ値(温度、湿度)をクラウドサーバ20に通知し、処理を終了する。
次に、画質の障害発生時におけるクラウドサーバ20の動作について説明する。
図30は本発明の実施の形態におけるクラウドサーバの動作を示すフローチャートである。
まず、ステップS41で、クラウドサーバ20は、装置からのHTTPアクセスがあったか否かを判断する。具体的には、制御部23は、複合機10からのHTTPアクセスが発生したか否かの判断を繰り返し、複合機10からのHTTPアクセスがあったか否かをチェックする。
そして、HTTPアクセスがあると、ステップS42で、制御部23は、装置は障害の解決前か、解決後かを判断する。具体的には、制御部23は、HTTPアクセスがあると、複合機10との間でHTTPの通信を確立する。そして、制御部23は、複合機10から、画質の障害の解決前であるのか解決後であるのかの情報、画質の障害についての情報、複合機10の設定値、複合機10のセンサ値等の情報を受信し、複合機10が画質の障害の解決前であるのか解決後であるのかを判断する。
ここで、複合機10が画質の障害の解決前である場合、ステップS43に移行し、制御部23は、障害情報(印刷/コピー、縦スジ/斑点)、障害解決前の装置の設定、センサ値を保持する。具体的には、制御部23は、複合機10から受信した画質の障害についての情報、例えば、障害が発生したときの複合機10の動作は印刷であったのか又はコピーであったのか、画質の障害のパターンは縦スジであったのか又は斑点であったのか等の情報、画質の障害の解決前における複合機10の各種設定値及び複合機10のセンサ値等を記憶部21に記憶させて保持する。
続いて、ステップS45で、制御部23は、同様の障害情報とその解決事例があるかを検索する。具体的には、制御部23は、記憶部21が既に保持している複合機10で発生した画質の障害に関する情報を検索し、同様の障害の情報があるか否か、そして、ある場合には、その解決事例があるか否かを判断する。
そして、解決事例がある場合、ステップS46に移行し、制御部23は、解決事例を装置に通知する。具体的には、制御部23は、ステップS45で検索して見出した解決事例を複合機10に送信する。そして、クラウドサーバ20は、処理を終了する。
また、解決事例がない場合、ステップS47に移行し、制御部23は、解決事例がないことを装置に通知する。具体的には、解決事例がない旨を複合機10に送信する。そして、クラウドサーバ20は、処理を終了する。
一方、ステップS42で、複合機10が画質の障害の解決前であるのか解決後であるのかを判断して、解決後である場合、ステップS44に移行し、制御部23は、ユーザの操作履歴、障害解決前の装置の設定、センサ値、障害解決後の装置の設定、センサ値を保持する。具体的には、制御部23は、複合機10から受信した利用者の操作履歴、画質の障害の解決前における複合機10の各種設定値及び複合機10のセンサ値、画質の障害の解決後における複合機10の各種設定値及び複合機10のセンサ値等を記憶部21に記憶させて保持する。そして、クラウドサーバ20は、処理を終了する。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS41 クラウドサーバ20は、装置からのHTTPアクセスがあったか否かを判断する。装置からのHTTPアクセスがあった場合はステップS42に進み、装置からのHTTPアクセスがなかった場合は装置からのHTTPアクセスがあるまで待機する。
ステップS42 制御部23は、装置は障害の解決前か、解決後かを判断する。障害の解決前である場合はステップS43に進み、障害の解決後である場合はステップS44に進む。
ステップS43 制御部23は、障害情報(印刷/コピー、縦スジ/斑点)、障害解決前の装置の設定、センサ値を保持する。
ステップS44 制御部23は、ユーザの操作履歴、障害解決前の装置の設定、センサ値、障害解決後の装置の設定、センサ値を保持して、処理を終了する。
ステップS45 制御部23は、同様の障害情報とその解決事例があるかを検索する。同様の障害情報とその解決事例がある場合はステップS46に進み、同様の障害情報とその解決事例がない場合はステップS47に進む。
ステップS46 制御部23は、解決事例を装置に通知して、処理を終了する。
ステップS47 制御部23は、解決事例がないことを装置に通知して、処理を終了する。
このように、本実施の形態においては、複合機10の出力結果である印刷の画質に障害があることを認識した利用者は、複合機10の操作パネル部14に表示されたボタンを選択して画質のトラブルの診断メニューを表示させることができる。そして、利用者が、トラブルの診断メニューに従って操作パネル部14を操作し、障害が発生した際の複合機10の動作内容、障害の種類、複合機10の設定値、複合機10の環境等の情報をクラウドサーバ20に送信することによって、過去に発生して蓄積されている類似の障害の解決事例が、クラウドサーバ20から取得され、操作パネル部14に表示される。これにより、利用者は、発生した障害を容易に自己解決することができる。つまり、障害の解決に必要な専門知識やノウハウを有していない利用者であっても、障害を短時間で容易に自己解決することができる可能性が高くなる。
なお、本実施の形態においては、画像形成装置が複合機10である場合について説明したが、画像形成装置は、プリンタ、ファクシミリ機、複写機等のように、画像を形成する機能を有する装置であれば、いかなる装置であってもよい。
また、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明は、画像形成装置及び画像形成システムに利用することができる。
10 複合機
11 制御部
12 印刷部
13 ネットワーク通信部
14 操作パネル部
20 クラウドサーバ

Claims (8)

  1. 印刷媒体に画像を印刷する印刷部と、
    利用者への情報を表示可能、及び、利用者が操作可能な操作パネル部と、
    前記印刷部及び操作パネル部を制御する制御部とを備え、
    前記操作パネル部は、利用者の操作に応じて、前記印刷部が印刷した画像に発生した画質の障害を解決するための診断メニューを表示し、前記画質の障害の解決事例を蓄積するサーバから受信した応答に複数の解決事例が含まれている場合、該複数の解決事例の一覧を表示するとともに、前記複数の解決事例の各々について選択して詳細を表示させるボタンとともに、解決したので診断終了のボタンを表示して選択を促すことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記解決したので診断終了のボタンが選択された後、今回の操作履歴及び前記画像形成装置の設定値を前記サーバに登録してもよいか否かを選択するボタンを表示して選択を促す請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記診断メニューは、前記画質の障害が発生した際の前記画像形成装置の動作内容、及び、前記画質の障害の種類の入力画面を含む請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記診断メニューは、前記入力画面から入力された情報に応じた前記画質の障害の解決事例を示す表示画面を含む請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記画質の障害の解決事例を蓄積するサーバと通信可能な通信部を更に備え、該通信部は、前記入力画面から入力された情報を前記サーバに送信し、前記画質の障害の解決事例を前記サーバから受信する請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記画質の障害の種類の入力画面は、第1の選択内容を文字で表示するボタンの隣に第1の画像を表示し、第2の選択内容を文字で表示するボタンの隣に第2の画像を表示する請求項3に記載の画像形成装置。
  7. 印刷媒体に画像を印刷する印刷部、
    利用者への情報を表示可能、及び、利用者が操作可能な操作パネル部、並びに、
    前記印刷部及び操作パネル部を制御する制御部を備える画像形成装置と、
    該画像形成装置と通信可能に接続されたサーバとを有する画像形成システムであって、
    前記操作パネル部は、利用者の操作に応じて、前記印刷部が印刷した画像に発生した画質の障害を解決するための診断メニューを表示し、
    前記画像形成装置は、前記診断メニューの入力画面から入力された情報を前記サーバに送信し、
    該サーバは、前記画像形成装置から受信した情報に基づいて前記画質の障害の解決事例を検索し、検索された前記画質の障害の解決事例を前記画像形成装置に送信し、
    前記操作パネル部は、前記画像形成装置が前記サーバから受信した画質の障害の解決事例を表示し、該解決事例が複数の場合、複数の解決事例の一覧を表示するとともに、前記複数の解決事例の各々について選択して詳細を表示させるボタンとともに、解決したので診断終了のボタンを表示して選択を促すことを特徴とする画像形成システム。
  8. 前記解決したので診断終了のボタンが選択された後、今回の操作履歴及び前記画像形成装置の設定値を前記サーバに登録してもよいか否かを選択するボタンを表示して選択を促す請求7に記載の画像形成システム。
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