JP2019174758A - 故障診断装置、故障診断方法、故障診断プログラムおよび故障診断システム - Google Patents

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Abstract

【課題】構成部品の異なる装置それぞれを考慮して故障箇所を特定できない。【解決手段】【請求項1】画像形成装置が形成した画像を読み取った画像データから画像形成装置の構成部品のうち異常が発生している構成部品である故障箇所を検出する故障診断装置であって、画像データから、画像形成装置の機種に応じて算出する特徴量である固有特徴量を算出する固有特徴量算出部と、画像データから、画像形成装置の機種によらず算出する特徴量である共通特徴量を算出する共通特徴量算出部と、算出された固有特徴量および共通特徴量に基づき、故障箇所を判断する故障箇所判断部とを有する故障診断装置である。【選択図】図12

Description

本発明は、故障診断装置、故障診断方法、故障診断プログラムおよび故障診断システムに関する。
MFP(Multi Function Printer/Peripheral/Product)等の画像形成装置は、初期不良もしくは時間経過により、画像形成装置を構成する部品である構成部品の一部に異常が発生した結果、異常画像を形成することがある。このように、画像形成装置を構成する部品である構成部品の一部に異常が発生した、つまり画像形成装置に故障が発生した際に、異常が発生した構成部品をユーザやサービスマンが特定する負担を軽減するための、故障診断技術がある。
例えば特許文献1は画像形成装置が形成したテストパターンを読み取り、読み取った画像に含まれる画像欠陥に基づき故障箇所の判定を行う画像形成装置が記載されている。
しかし特許文献1に記載の装置では、構成部品の異なる装置それぞれを考慮して故障箇所を特定することは考慮されていない。
上記課題を解決するために、請求項1にかかる発明は、画像形成装置が形成した画像を読み取った画像データから前記画像形成装置の構成部品のうち異常が発生している前記構成部品である故障箇所を検出する故障診断装置であって、前記画像データから、前記画像形成装置の機種に応じて算出する特徴量である固有特徴量を算出する固有特徴量算出部と、前記画像データから、前記画像形成装置の機種によらず算出する特徴量である共通特徴量を算出する共通特徴量算出部と、算出された前記固有特徴量および前記共通特徴量に基づき、前記故障箇所を判断する故障箇所判断部とを有する故障診断装置である。
本発明によれば、構成部品の異なる画像形成装置についてもテストパターンを読み取って故障箇所の診断を行うことができる。
第1の実施の形態における故障診断システムのシステム構成図である。 第1の実施の形態における画像形成装置のハードウェア構成図である。 第1の実施の形態における画像形成装置のハードウェア構成の詳細図である。 第1の実施の形態における画像形成装置の構成部品の例である。 第1の実施の形態における画像形成装置の構成部品の別の例である。 第1の実施形態の画像形成装置の機能ブロック図である。 第1の実施形態のテストチャート対応付け表の例である。 第1の実施形態の構成部品対応付け表の第1の例である。 第1の実施形態の構成部品対応付け表の第2の例である。 第1の実施形態の構成部品対応付け表の第3の例である。 第1の実施形態におけるテストチャート印刷処理フローの例である。 第1の実施形態における故障箇所判断処理フローの例である。 第1の実施形態における故障箇所判断結果出力処理フローの例である。 第2の実施の形態におけるサーバ装置のハードウェア構成図である。 第2の実施の形態における画像形成装置とサーバ装置の機能ブロック図である。 第2の実施形態における故障箇所判断結果出力処理シーケンスの例である。 画像形成装置に表示される画面の第1の例である。 画像形成装置に表示される画面の第2の例である。 画像形成装置に表示される画面の第3の例である。 画像形成装置に表示される画面の第4の例である。 画像形成装置に表示される画面の第5の例である。 画像形成装置に表示される画面の第6の例である。 画像形成装置に表示される画面の第7の例である。 画像形成装置に表示される画面の第8の例である。 画像形成装置に表示される画面の第9の例である。 画像形成装置に表示される画面の第10の例である。 画像形成装置に表示される画面の第11の例である。 画像形成装置に表示される画面の第12の例である。 画像形成装置に表示される画面の第13の例である。 画像形成装置に表示される画面の第14の例である。
以下、添付の図面に基づき、本発明の実施の形態について説明する。なお、本発明の実施の形態を説明するための各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
図1は、第1の実施形態の故障診断システムのシステム構成図である。図1に示されるように、故障診断システムS1はn台(n=1,2,3…)の画像形成装置100−1、100−2、…100−n、およびサーバ装置200、さらにコールセンター300と、カスタマーエンジニア端末400がネットワークNによって接続されることにより構築されている。ここでネットワークNは、インターネット、LAN(Local Area Network)、FAX回線、電話回線などを含む通信回線である。なお、以降画像形成装置100−1、100−2、…100−nのうち任意のものを画像形成装置100と表す。
故障診断装置としての画像形成装置100は、一例として、プリンタ機能及びスキャナ機能を有するプリンタである。また、MFP(Multifunction Peripheral/Printer/Product)と称される複合機、つまりファクシミリ、スキャナ、コピー、あるいはプリンタなどの画像処理機能、通信機能を有する情報処理装置であってもよい。
サーバ装置200は、ネットワークNを介して画像形成装置100の動作に関する情報である動作情報を取得する、または提供された動作情報を受け付ける。動作情報とは、動作ログ、あらかじめ決められた特定の動作の有無、消耗品の消費状況、故障等の情報である。なお故障とは、画像形成装置100の動作に異常があったり、画像形成装置100が異常を含む画像(異常画像)を形成したりする状況を呼ぶ。また、故障の原因となる画像形成装置100の構成部品を、故障箇所と呼ぶことがある。
そしてサーバ装置200はこれらの動作情報に基づき、必要に応じて、ネットワークNを介して画像形成装置100、コールセンター300、またカスタマーエンジニア端末400それぞれに対し必要な情報を提供する。
コールセンター300は、ネットワークNを介して画像形成装置100ーnの各ユーザからの画像形成装置100ーnに関する問い合わせに回答する。またコールセンター300は、ネットワークNを介して、画像形成装置100ーnのユーザ、またはサーバ装置200からの、画像形成装置100ーnに関する動作情報を受け付ける。そしてコールセンター300は、受け付けた情報に基づき、必要に応じてユーザに対し画像形成装置100−nに対する処置を回答する。処置の例として消耗品の交換・補充、部品交換、部品清掃、各種設定の変更等がある。
また、コールセンター300は、画像形成装置100ーnのユーザ、またはサーバ装置200からの、画像形成装置100−nに関する動作情報に基づき、必要に応じてカスタマーエンジニア端末400に対し画像形成装置100−nに対する処置を依頼する。
カスタマーエンジニア端末400は、ネットワークNを介してコールセンター300からの画像形成装置100−nに対する処置依頼を受け付ける。処置の例として部品交換、部品清掃、各種設定の変更等がある。
カスタマーエンジニア端末400のユーザであるカスタマーエンジニアは、カスタマーエンジニア端末400が受け付けた処置依頼に従って、画像形成装置100−nの設置場所に訪問し、画像形成装置100ーnに対して必要な処置を行う。
以上図1を用いて説明したように、情報処理システムS1を利用することにより、画像形成装置100のユーザまたは画像形成装置100は、故障が発生した場合に、ネットワークNを介してサーバ装置200やコールセンター300に知らせることが出来る。さらに、必要に応じて画像形成装置100に対し、カスタマーエンジニアによる故障を解消するための処置が施される。
図2は、第1の実施形態の画像形成装置のハードウェア構成図である。第1の実施形態の画像形成装置100の一例として、コピー機能、FAX機能、プリント機能、スキャナ機能、また、入力画像(スキャナ機能による用紙等から読み取った原稿の画像や、プリンタ機能あるいはFAX機能により入力された画像)を保存や配信する機能等を複合して有するMFP(Multi Functional Peripheral/Printer)について説明する。
画像形成装置100は、ユーザやカスタマーエンジニアの操作を受け付ける操作部10と、コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、プリンタ機能などの各種の機能を実現可能な本体20とを有する。なお、操作を受け付けるとは、操作に応じて入力される情報を受け付けることを含む概念である。操作部10と本体20とは、専用の通信路30を介して相互に通信可能に接続されている。通信路30は、例えばUSB(Universal Serial Bus)規格のものを用いることもできるが、有線か無線かを問わず任意の規格のものであってよい。
本体20は、操作部10で受け付けた操作に応じた動作を行うことができる。また、本体20は、PC(Personal Computer)等の外部装置とも通信可能であり、外部装置から受信した指示に応じた動作を行うこともできる。
まず、操作部10のハードウェア構成について説明する。図2に示すように、操作部10は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory) 12と、RAM(Random Access Memory) 13と、フラッシュメモリ14と、接続I/F(Inter Face)15と、通信I/F16と、操作パネル17とを備え、これらがシステムバス18を介して相互に接続されている。
CPU11は、操作部10の動作を統括的に制御する。CPU11は、RAM13をワークエリア(作業領域)としてROM12またはフラッシュメモリ14に記憶されたOS(Operating System)、その他の各種アプリケーションプログラムを実行することで、操作部10全体の動作を制御し、ユーザから受け付けた入力に応じた情報の表示など各種機能を実現する。
また、ROM12またはフラッシュメモリ14には設定ウィジェットプログラムが記憶されており、例えばコピー機能またはプリンタ機能等の各種機能の現在の設定を示す設定ウィジェットをホーム画面上に表示させてもよい。
接続I/F15は、通信路30を介して本体20と通信するためのインタフェースである。通信I/F16は、図1で説明したネットワークNと接続するためのインタフェースである。
入力部としての操作パネル17は、ユーザまたはカスタマーエンジニアの操作に応じた各種の入力を受け付ける。また操作パネル17は、各種の情報(例えば受け付けた操作に応じた情報、画像形成装置100の動作状況を示す情報、設定状態などを示す情報など)を表示する表示部としても機能する。
表示部としての操作パネル17は、一例としてタッチパネル機能を搭載した液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)で構成されるが、これに限られるものではない。例えばタッチパネル機能が搭載された有機EL(Electro−Luminescence)表示装置で構成されてもよい。さらに、これに加えて又はこれに代えて、特に入力部としてのハードウェアキー等や、特に表示部としてのランプ等を設けることもできる。また、操作パネル17は、画像形成装置100から取り外した状態でも使用可能な携帯情報端末でもよい。
次に、本体20のハードウェア構成について説明する。図2に示すように、本体20は、CPU21と、ROM22と、RAM23と、HDD(Hard Disk Drive)24と、接続I/F25と、通信I/F26と、画像読取部1と、画像形成部2と、給紙部3とを備え、これらがシステムバス29を介して相互に接続されている。
CPU21は、本体20の動作を制御する。CPU21は、RAM23をワークエリアとしてROM22又はHDD24に記憶されたOS、その他の各種アプリケーションプログラムを実行することで、本体20全体の動作を制御し、上述したコピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、プリンタ機能などの各種機能を実現する。また後述する故障診断の為の故障診断プログラムの少なくとも一部もROM22又はHDD24に記憶されている。これらの各種機能の動作内容は、その都度、画像形成装置100の動作ログとしてHDD24等に保存可能である。
接続I/F25は、通信路30を介して操作部10と通信するためのインタフェースである。通信I/F26は、ネットワークNと接続するためのインタフェースである。
画像読取部1、画像形成部2、給紙部3は、コピー機能、スキャナ機能、およびプリンタ機能を実現させるための汎用的な情報処理及び通信以外の処理を行うハードウェアである。
一例として画像読取部1は、用紙などの記録媒体に印刷された画像を光学的に読み取り、画像データを作成するスキャナとして機能する。一例として画像形成部2は、電子写真方式やインクジェット方式、そのほか用紙等へ印刷可能な方式により、用紙などの記録媒体に画像を形成、つまり印刷する。印刷が可能であればその他の方式であってもよい。給紙部3はm一例として画像形成部2に対し、画像形成部2が画像を形成する対象である用紙などの記録媒体を供給する。画像読取部1、画像形成部2、給紙部3のハードウェア構成については図3を用いて説明する。
コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、および、プリンタ機能を実現させるための汎用的な情報処理及び通信以外の処理を行うハードウェアとして本体20はさらに、また、ファクス通信を行うファクス部、印刷済み記録媒体を仕分けるフィニッシャを有していてもよい。
本体20は、その他に、各種メディアの読出し、書込みをするためのメディアI/Fを有していてもよい。
図3は、画像形成装置のハードウェア構成の詳細図である。画像形成装置100を側面から透視した図であり、図3では画像形成装置100の構成部品のうち、特に図2で説明した画像読取部1、画像形成部2、給紙部3に関する各構成部品とその動作を説明する。
なお、画像形成装置100の構成部品とは、単一の部品だけを呼ぶのではなく、複数の部品からなり、ある一つの機能を実現する複数部品の集合体も構成部品と呼ぶ。また複数の集合体からなる集合体も構成部品と呼ぶ。
図3に示すように画像形成装置100は、画像読取部1と、画像形成部2と、給紙部3とを有している。
画像読取部1は、読取台であるコンタクトガラス31と、光学的読取部40とを有する。光学的読取部40はさらに、光源41と、ミラー42と光学センサ43を有する。光学的読取部40は、光源41からの光をコンタクトガラス31上に置かれた用紙などの記録媒体に照射し、記録媒体からの反射光を、ミラー42によりさらに反射させた反射光を光学センサ43で取得し、その結果得られたデータ基づき画像データを生成する。画像読取部1はさらに、DF(Document Feeder)51を有していてもよい。DF51は、給紙ローラの働きにより、コンタクトガラス31上に自動で記録媒体を搬送する。
画像形成部2は、露光部52と、感光体ドラム53Y、53M、53C、53K(以降それぞれについて共通である説明の場合は感光体ドラム53と記載する)を含む作像部60Y、60M、60C、60K(以降それぞれについて共通である説明の場合は作像部60と記載する)とを有する。
露光部52は、画像読取部1により読み取られた画像データや、外部装置から受信した印刷指示などに基づいて、感光体ドラム53上を露光して潜像を形成する。後述するように作像部60は、観光体ドラム53上に形成された潜像に、それぞれ異なる色のトナーを供給して現像する。
そして転写ベルト54が感光体ドラム53に現像された像を給紙部3から供給された記録媒体に転写した後、定着部55が記録媒体上のトナー画像のトナーを溶融して、記録媒体にカラー画像を定着するようになっている。
給紙部3は、それぞれにサイズの異なる記録媒体を収納可能な給紙カセット56、57と、給紙カセット56、57に収納された記録紙を画像形成部2の画像形成位置まで搬送する各種ローラからなる搬送部58とを有している。
図4は、作像部60と、その周辺構成の例を示す概略構成図である。作像部60周辺において側面から透視した図である。各作像部60Y、60M、60C、60Kの構成は互いに共通であるため、以降60Yについて構成部品および動作を説明する。
作像部60Yは、感光体としての感光体ドラム53Yと、感光体ドラム53Yの周囲に配置された帯電部61Yと、現像部62Y、転写部63Y、クリーニング部64Y,除電部65Yを有する。
この時、帯電部61Yを構成する構成部品の一部または全部を帯電部品、現像部62Yを構成する構成部品の一部または全部を現像部品、転写部63Yを構成する構成部品の一部または全部を転写部品、クリーニング部64Yを構成する構成部品の一部または全部をクリーニング部品,除電部65Yを構成する構成部品の一部または全部を除電部品と呼ぶことがある。これは帯電部61Y、現像部62Y、転写部63Y、クリーニング部64Y,除電部65Yに限らず、画像形成装置100内の各機能を実現する各部(例えば露光部52であれば露光部品等)についても同様である。
各構成部品およびその動作の説明に戻ると、画像形成に際し、感光体ドラム53Yの外周面は、暗中にて帯電部61Yにより一様に帯電された後、露光部52Yからのイエロー画像に対応した照射光(図4中点線で示す。)により露光され、その結果感光体ドラム53Yの外周面上に静電潜像が形成される。現像部62Yは、この静電潜像をイエローのトナーにより可視像化する。これにより、感光体ドラム53Y上にイエローのトナー画像が形成される。感光体ドラム53Y上に形成されたイエローのトナー画像は、ローラ71,72,73に架け渡されて図の時計回りに回転する転写ベルト54上に転写される。
作像部60Yと同様に、作像部60M,60C,60Kもそれぞれの感光体ドラム53M、53C、53K上に形成されたトナー画像を、順次転写ベルト54上に転写することにより、転写ベルト54上に4色の画像が重ね合わさったカラー画像が形成される。そして、転写ベルト17上に形成された画像が、矢印で示されるように2次転写ユニット75に搬送される記録媒体に転写されることで、4色のトナー画像が重ね合わさったカラー画像が記録紙上に形成される。
この後、定着部55によって熱および圧力が加えられ、用紙上の画像が定着される。画像が定着された用紙は、画像形成装置100の外部に排紙される。クリーニング部74は、画像転写後に転写ベルト54上に残留する残留トナーを除去する。
以降では、作像部60Yのうち、感光体ドラム53Yと、感光体ドラム53Yの周囲に配置された帯電部61Y、クリーニング部64Y,除電部65Yの各部品をまとめて交換可能なようにユニット化した構成部品として、PCU(PhotoConductor Unit)66Yと呼ぶことがある。
図5は、作像部60と、その周辺構成の例を示す概略構成図の他の例である。図4に示した作像部60ではPCU(PhotoConductor Unit)66Yの単位で交換できる構成部品であった。それに対し、図5に示す作像部60Yは、感光体ドラム53Yと、帯電部61Yと、現像部62Y、クリーニング部64Y,除電部65Yの各部品をまとめてユニット化した構成部品PCDU(PhotoConductor−Development Unit)67Yの単位で交換可能である。
図4、図5で説明したような構成部品の例の他に、図3の露光部52として、各感光体ドラムに対応するLEDAを設けて露光する場合には、LEDAも含めてPCU,またはPCDUを構成してもよい。
そして前述したように画像形成装置100の画像形成方式は図2〜図5に示した電子写真方式だけでなく、インクジェット方式等他の画形成方式であってもよく、その画像形成方式を採用した画像形成装置100の中で、異なる構成部品が選択された異なる機種が設計される。
以上図3、図4、図5で説明したような構成部品を有する電子写真方式の画像形成装置における具体的な機種の種類の例として、以下(1)〜(4)を挙げる。
(1)カラー(YMCK色)機:現像/転写/PCU部品の一体型
(2)カラー(YMCK色)機:現像/転写/PCU部品の個別型
(3)カラー(YMCK色)機:転写/PCDU部品の一体型
(4)カラー(YMCK色)機:転写/PCDU部品の個別型
また、図3、図4、図5で説明したのはYMCK4色の構成であったが、K色のみのいわゆるモノクロの機種や、YMCK色の4色に加えて透明色トナーの作像部を有する機種などもある。これら出力色数の異なる具体的な機種の種類の例として以下(5)〜(8)を挙げる。
(5)モノクロ(K色)機:現像/転写/PCU部品の一体型
(6)モノクロ(K色)機:現像/転写/PCU部品の個別型
(7)カラー(YMCK色+透明)機:現像/転写/PCU部品の一体型
(8)カラー(YMCK色+透明)機:現像/転写/PCU部品の個別型
次に図6は、画像形成装置の機能ブロック図である。画像形成装置100は、入力受付部110と、表示制御部120と、制御部130と、通信制御部140と、読出・書込処理部150と、記憶部160とを有する。
入力受付部110は、操作部10の処理によって実現され、操作者に対し操作に必要な情報を表示し、操作者による各種入力を受け付ける機能を実行する。
表示制御部120は、CPU11がRAM13を作業領域としてROM12またはフラッシュメモリ14に記憶されたプログラムを実行することで実現され、操作パネル17に表示する表示画面を制御する機能を実行する。またCPU21がRAM23を作業領域としてHDD24に記憶されたプログラムを実行することで実現してもよい。
制御部130は、CPU21がRAM23を作業領域としてROM22またはHDD24を実行することによって実現され、画像形形成装置100全体の機能、一例として、コピー機能、スキャナ機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能を実行する。また制御内容によってはCPU11がRAM13を作業領域としてROM12またはフラッシュメモリ14に記憶されたプログラムを実行することで実現されてもよい。
制御部130はチャート取得部131、固有特徴量算出部132、共通特徴量算出部133、故障箇所判断部134、画像形成制御部135を有している。制御部130が有する各部の詳細は、後述の処理フローにて説明する。
通信制御部140は、通信I/F16または通信I/F26の処理によって実現され、画像情報を外部へメール送信したり、各種設定情報を外部機器から設定可能な場合には、外部装置とネットワーク経由で通信したりする機能を実行する。
読出・書込処理部150は、CPU21がRAM23を作業領域としてROM22またはHDD24を実行することによって実現され、記憶部160に各種データを記憶したり、記憶部160に記憶された各種データを読み出したりする機能を実行する。
読出・書込処理部150はまた、CPU11がRAM13を作業領域としてROM12またはフラッシュメモリ14を実行することによって実現され、記憶部160に各種データを記憶したり、記憶部160に記憶された各種データを読み出したりする機能を実行する。
記憶部160は、ROM22またはHDD24の処理によって実行され、プログラムや文書データ、画像形成装置100の動作に必要な各種設定情報、画像形成装置100の動作ログ等を格納する機能を実行する。RAM23の一時的な記憶機能により実行してもよい。
記憶部160はまた、ROM12またはフラッシュメモリ14の処理によって実行され、プログラムや文書データ、画像形成装置100の動作に必要な各種設定情報、画像形成装置100の動作ログ等を格納する機能を実行する。RAM13の一時的な記憶機能により実行してもよい。
記憶部160は、チャート表記憶部161と、故障箇所表記憶部162を有している。
チャート表記憶部161にはあらかじめ、異常画像の種類(スジ状の汚れ、色ずれ等)と、テストチャートとを対応付けたテストチャート表が記憶されている。
ここでテストチャートについて説明する。異常画像はその解消または改善のため、その発生箇所や程度、性質等、様々な特徴を示すデータ(以下、このような異常画像の特徴を示すデータを特徴量と呼ぶことがある。)が取得される。現れる特徴量は、異常画像の種類によって異なり、したがってその特徴量を取得するのに適した印刷パターンも異なる。つまり異常画像の種類に応じた印刷パターンを選択してテストチャートとすることで、異常画像の解消または改善のために有効な特徴量を取得できる。
したがって、前述のチャート表記憶部161には、異常画像の種類と、その種類の異常画像から特徴量を取得するのに適したテストチャートが対応付けられ、あらかじめ記憶されている。詳細は後述する。
故障箇所表記憶部162にはあらかじめ、テストチャートから算出された特徴量と故障箇所とを対応付けた故障箇所表が記憶されている。この故障箇所表は、画像形成装置100−nの機種に応じたものが選択され、記憶されている。詳細は後述する。
図7は、テストチャート表の一例である。一番左の列には異常画像の種類として、スジ状の汚れ(黒スジ)、白スジ、白抜け(白ポチ)、汚れ(地肌汚れ・黒ポチ)、画像うすい、色ずれの5種類が記載されている。それぞれの行に○印が記載されている印刷パターンがテストチャートとして対応づけられている。
例えば異常画像の種類が「スジ状の汚れ(黒スジ)」であれば、「白(白紙:トンボあり)」と「中間調ディザ」の二つの印刷パターンがテストチャートとして対応付けられている。なお、中間調ディザの欄に○印とともに「各色」と記載されている。これは、画像形成装置100が出力可能な各色それぞれの中間調ディザパターンが対応付けられていることを意味する。
また、「スジ状の汚れ(黒スジ)」の行に印刷枚数カラー「5」モノクロ「2」と記載されているのは、カラーの機種の場合とモノクロの機種の場合でのトータルで印刷されるテストチャートの印刷枚数である。つまり、異常画像の種類が「スジ状の汚れ(黒スジ)」のときは、カラー機であれば、テストチャートを「白(白紙)トンボあり」と1枚と、中間調ディザをYMCK各色分4枚、合計5枚印刷することとなる。モノクロであれば「白(白紙)トンボあり」1枚と、中間調ディザをK色分1枚とを印刷するため、テストチャートは合計2枚印刷する。図7に示すテストチャートでは、印刷するテストチャートが何枚であるか「印刷枚数」欄に、カラーとモノクロ、それぞれについて示されている。
次に図8〜図10は故障箇所表の例である。故障箇所表には、ある異常画像について算出された特徴量に応じた故障箇所が対応付けられている。異常画像には、一例として図7に示されるように様々な種類があるが、図8〜図10はいずれも、異常画像の一例としての黒スジに関する故障箇所表である。一例として黒スジについての故障箇所表のみを説明するが、図7に示した異常画像の種類それぞれについて故障箇所表が用意される。
図8は、前述の(2)カラー(YMCK色)機:現像/転写/PCU部品の個別型の機種に適用される故障箇所表である。図9は、前述の(4)カラー(YMCK色)機:転写/PCDU部品の個別型の機種に適用される故障箇所表である。そして図10は、前述の(6)モノクロ(K色)機:現像/転写/PCU部品の個別型に適用される故障箇所表である。
まず図8について説明すると、表中1〜7はそれぞれ、異常画像にどのような特徴があるかを示す特徴量の種類を示している。以下に、異常画像の例として黒スジ、つまり記録媒体の搬送方向に延びる線状の異常画像、を用いて特徴量の種類を説明する。
「1.色混ざり」とは、画像形成装置が形成した画像に出ている各色のスジに他の色が混ざっているかどうかを示す特徴量を意味する。「2.非画像領域の異常」は、記録媒体上で本来画像が形成される場所ではない非画像領域である余白の位置にスジが出ているかどうかを示す特徴量を意味する。
これら1,2の特徴量は、機種の構成によっては、故障箇所を判断する為に算出することが不要である。このような特徴量を以降、機種固有特徴量と呼ぶ。例えば「1.色混ざり」は、色を1色しか使用しないモノクロ機では発生しないため、算出が不要である。「2.非画像領域の異常」の算出が不要な機種については後述する。
特徴量の説明を続けると、「3.連続性」は、黒スジが途切れずつながっているかどうかを示す特徴量を意味する。「4.特定の発生箇所」は、黒スジが出ている場所が特定の場所かどうかを示す特徴量である。「5.形状」は、黒スジがどの程度くっきりしているか、言い換えると黒スジの輪郭のシャープさを示す特徴量である。「6.本数」は、黒スジが例えば数本程度か、それとも多量か、つまり黒スジが発生した量の程度を示す特徴量である。「7.周期性」は、黒スジに副走査方向、言い換えると記録媒体搬送方向に、濃淡の周期性があるか、ある場合の周期の特徴(帯電ローラ61、感光体53、転写ベルトローラ54等の回転周期と同じ)を示す特徴量である。
これら3〜7の特徴量は、1,2の特徴量とは異なりどの機種でも算出する特徴量である。このような特徴量を、以降共通特徴量と呼ぶ。
各特徴量の列中に記載がある箇所は、その特徴量が算出された場合の故障箇所が、対応する一番右の列に記載されている構成部品であることを示している。例えば異常画像である黒スジに「1.色混ざり」が「あり」を示す特徴量が算出された場合は、想定される故障箇所は転写部品である。また黒スジが「2.非画像領域の異常」であることを示す特徴量が算出された場合は、想定される故障箇所はPCUまたは転写、もしくはその両方(表中では「PCU/転写」と示す。)である。また黒スジの「3.連続性」に「非連続」を示す特徴量が算出された場合は、想定される故障箇所が現像部品である。また黒スジが「4.特定の発生箇所」、具体的には発生箇所が「画像形成装置の前面寄り」であることを示す特徴量が算出された場合は、想定される故障箇所は現像部品である。また発生箇所が「現像装置のカバー留め付近」であることを示す特徴量が算出された場合は、想定される故障箇所は現像部品である。
次に図9に示される故障箇所表、つまり(4)カラー(YMCK色)機:転写/PCDU部品の個別型の機種に適用される故障箇所表について説明する。つまり図9に示される故障箇所表は、現像部部品が一体となったユニットであるPCDU単位で交換される機種に適用される。したがって図9に示される故障箇所表においては、図8に示される故障箇所表において「4.特定の発生箇所」「5.形状」「6.本数」の特徴量が算出された場合の故障箇所は現像部品であったのに対し、図9では故障箇所としてPCDUである。ここで、図8で説明したように、「2.非画像領域の異常」であることを示す特徴量が算出された場合は、想定される故障箇所はPCUまたは転写、もしくはその両方(表中では「PCU/転写」と示す。)であるが、図9に示される故障箇所表では、想定される故障箇所の種類が、転写部品またはPCDUの2種類である。したがって「2.非画像領域の異常」については算出されたとしても、故障箇所を絞り込む情報として使用できない。そのため、図9の故障箇所表が適用される機種については、「2.非画像領域の異常」を算出する必要が無い。図9では、図8との違いを分かりやすくするため、「2.非画像領域の異常」の列をグレーにハッチングすることで示している。その他については図8と同様であるため説明を省略する。
次に図10に示される故障箇所表について説明する。この機種は、モノクロであるためK色トナーのみが用いられる。したがって異常画像のうち、色混ざりを示す特徴量は生じえない。そのため機種固有特徴量のうち「1.色混ざり」については算出する必要が無い。したがって表で構成部品と対応付ける必要も無い。図10では図8との違いを分かりやすくするため、色混ざりの列をグレーにハッチングすることで示している。その他については図8と同様であるため、説明を省略する。
なお図8〜図10に示されるような故障箇所表は、画像形成装置100−nの各機種に応じて適切なものが選択され記憶されるが、各機種全てについて異なっている必要は無い。つまり、異なる機種でも同じ固有特徴量で故障箇所が特定できれば、故障箇所表は同じものでもよい。
また故障箇所表で特徴量と対応付ける故障箇所としての構成部品は、故障箇所としての構成部品の少なくとも一部を対応付ければよい。つまりその構成部品が故障箇所となる発生頻度が比較的高い構成部品、または交換等の処置を行った場合の異常画像の改善度合いが大きい構成部品などを適宜選択することで、故障診断を効率的におこなうことができる。
図11は、第1の実施形態におけるテストチャート印刷処理フローの例である。画像形成装置100の入力受付部110によってユーザが改善したい異常画像の種類を受け付けるとスタートするフローである。異常画像の種類の入力は、後述するように操作パネル17の表示によって操作者を誘導して、入力させてもよい。
まず、入力受付部110は、異常画像種類受付工程として、入力された異常画像の種類を受け付ける(S101)。チャート取得部131は、異常画像の種類を受け付けると、チャート取得工程として、読出・書込処理部150を介し、チャート表記憶部151のチャート表を参照し、入力された異常画像に対応するテストチャートを取得する(S102)。チャート取得部131は取得したテストチャートを画像形成制御部135に渡す。すると画像形成制御部135はチャート印刷工程として、取得されたテストチャートを印刷する(S103)。
図12は、第1の実施形態における故障箇所判断処理フローの例である。画像形成装置100の操作パネル17からユーザが所望する故障箇所診断のレベルを入力されるとスタートするフローである。故障箇所診断のレベルの入力は、後述するように操作パネル17の表示によって誘導してもよい。
まず入力受付部110は、診断レベル受付工程として、入力された診断レベルを受け付ける(S104)。なお診断レベルとは、ユーザが選択可能に設定された診断に必要な特徴量の算出を簡易的に行うか詳細に行うかのレベルである。
続いて、ユーザは、図11のステップS103で印刷されたテストチャートを、DF51等を利用して画像形成装置100に読み取らせる。すると入力受付部110は、画像受付工程として、テストチャートが読み取られた結果である画像データを受け付ける(S105)。ユーザによるテストチャートの読み取りは、後述するように操作パネル17の表示によって誘導してもよい。
そして固有特徴量算出部132は、固有特徴量算出工程として、テストチャートが読み取られた結果である画像データから固有特徴量を算出する(S106)。そして共通特徴量算出部133は、共通特徴量算出工程として、画像データから共通特徴量を算出する(S107)。ステップS106とステップS107はいずれが先でも、同時に行ってもよい。
そして故障箇所判断部134は、故障箇所判断工程として、算出された固有特徴量、共通特徴量に基づき故障箇所表を参照して、診断結果の少なくとも一部として、故障箇所を判断する(S109)。
ここで固有特徴量算出部132は、あらかじめ画像形成装置100の機種に応じた固有特徴量を算出するように設定されていてもよいし、故障箇所表に記載されている固有特徴量のみを算出するようにしてもよい。
このように本実施形態では、構成部品が異なる機種に応じた固有特徴量と、機種によらず算出する特徴量である共通特徴量に基づき故障診断を行う。したがって、機種によっては算出しても意味のない特徴量、つまりある機種では算出しても意味のない固有特徴量については算出を行わないため、不要な工数を削減できる。また、共通特徴量算出部については、どの機種にも共通の構成として搭載できるため、診断ツールとして共通化して開発工数を削減することができる。
ここで図11、図12のフローを実行した一例として、診断対象の画像形成装置100の機種が、前述の(2)カラー(YMCK色)機、現像/転写/PCU部品の個別型だった場合を説明する。この場合、故障箇所表記憶部162には図8の表が記憶されている。
また固有特徴量算出部132は、固有特徴量として色混ざりと非画像領域の異常を算出するよう設定されている。もしくは図8の表を参照して、固有特徴量として色混ざりと非画像領域の異常を算出するように設定されていてもよい。
算出工程が実行された結果の一例を以下と仮定して説明する。
1.色混ざり:なし
2.非画像領域の異常:なし
3.異常の連続性:あり
4.異常の発生場所:特定場所ではない
5.異常の形状:くっきり
6.異常の本数:多(数10か所)
7.異常の周期性:なし
この結果に示されるように、特徴量として「5.形状」について「くっきり」という特徴量が算出されている。画像形成装置100が前述の(2)カラー(YMCK色)機:現像/転写/PCU部品の個別型の機種であるため、この機種に対応する図8の表を参照する。すると、故障箇所である構成部品の欄に「現像部品」と記載されている。したがって故障箇所判断部134による故障箇所の判断結果は現像部品となる。
また、上記結果には「5.形状」以外にも「6.本数」について「多」という特徴量も算出されている。同様に図8の表を参照すると、この特徴量についても故障箇所は、現像部品と記載されており、故障箇所の判断結果は現像部品となる。このように異なる複数の特徴量が算出された場合でも故障箇所表でそれぞれに対応する構成部品を特定できる。
したがって画像形成装置100の状態によっては例えば現像部品と転写部品等、同時に異なる構成部品に異常が発生するが、その場合にはそれぞれに対応する特徴量が算出される。そして算出された複数の特徴量それぞれについて特徴量表を参照して、故障箇所に該当する構成部品として現像部品と転写部品との複数部品を特定できる。
別の例として、診断対象の画像形成装置100が、前述の(6)モノクロ(K色)機:現像/転写/PCU部品の個別型だった場合、参照する故障箇所表は図10の表となり、算出する特徴量は、固有特徴量2と、共通特徴量3〜7である。
出力するテストチャートは、図7の表を参照して2画像となる。2画像の印刷結果から各特徴量を算出する。機種の種類が変わると必要な特徴量が変わるため、(6)モノクロ(K色)機:現像/転写/PCU部品の個別型においては固有特徴量1.の算出は不要であり、その分、故障診断にかかる時間を短縮できる。
図13は、第1の実施形態における故障箇所判断結果出力処理フローの例である。画像形成装置100の操作パネル17からユーザが所望する故障診断結果の出力方法が入力されるとスタートするフローである。入力は後述するように、操作パネル17の操作者によって入力されるように操作パネル17に誘導する画面を表示させるなどすればよい。
入力受付部110は、出力指示受付工程として、操作パネルからの出力方法の指示を受け付ける(S109)。すると制御部130は、出力工程として、少なくとも故障箇所を含む診断結果を出力する(S110)。
故障診断の結果を出力する方法については、一例として、あらかじめ設定しておいたサーバ装置200やコールセンター300へ送信する方法がある。ユーザは自動的に診断結果をサーバ装置200やコールセンター300に通知することができ、必要に応じた処置を速やかに受けることができる。
その他の例として、画像形成制御部135により故障診断結果を印刷したり、表示制御部によって操作パネル17に表示させたりしてもよい。ユーザは印刷、または表示された診断結果に基づき、診断結果をカスタマーサービスにFAXで送信したり、診断結果を見ながら電話したり、メールやインターネット窓口に連絡したりすることができる。出力方法のさらに他の例としてHDD14などに保存するなどが挙げられるが、これらに限られない。
このように、画像形成装置100において、機種に応じた故障診断を行い、また診断結果を出力するため、故障発生からカスタマーエンジニアにより処置が完了するまでの工数を削減できる。つまり、例えば図1に示した故障診断システムS1において、従来であればユーザがコールセンター300に、改善したい異常画像の情報、その他画像形成装置100の動作情報を伝えていた。その情報に基づきカスタマーエンジニアは異常と考えられる構成部品の交換部品等処置に必要な準備をして、画像形成装置100の設置場所を訪問していた。そして実際に画像形成装置100を確認し、故障箇所を把握し、処置を行っていた。処置に必要な部品が不足している場合は、再訪したり配達を依頼したりして必要な部品等を用意する必要があった。
本実施形態の画像形成装置100であれば、異常画像に基づく故障箇所の判断が行われ、事前に出力されているためネットワークNを通じてあらかじめ知ることが出来、画像形成装置100の設置場所を訪問してから必要な部品が不足していることが判明することがなくなる。また、ユーザが直接コールセンターへ連絡する際にも、必要な情報を的確に伝えることができ、処置完了までの工数を削減できる。
次に第2の実施形態を説明する。第2の実施形態は、第1の実施形態で説明した故障診断の一部を、図1のサーバ装置200で実行する。第1の実施形態の図1のシステム構成図、図2〜図5のハードウェア構成図は第2の実施形態でも共通のため説明を省略する。
図14はサーバ装置200のハードウェア構成を説明する図である。サーバ装置200は、CPU201と、ROM202と、RAM203と、HDD204と、ディスプレイ205と、キーボードやマウスやタッチパネルなどの操作部206と、通信I/F207を備え、これらがシステムバス208を介して相互に接続されている。
CPU201は、RAM203をワークエリアとしてROM202又はHDD204に記憶されたOS、その他の各種アプリケーションプログラムを実行することで、端末装置200全体の動作を制御する。HDD204には、故障診断を実行する故障診断プログラムの少なくとも一部も記憶されている。
表示部としてのディスプレイ205はユーザに対し、ユーザの操作に必要な各種情報を表示する。
操作部206は、ユーザの操作を受け付ける。なお、ユーザの操作を受け付けるとは、ユーザの操作に応じて入力される情報を受け付けることを含む概念である。
通信I/F207は、例えば、Ethernet(登録商標)またはWi−Fiにより通信ネットワークNを介して他の装置と通信するための通信手段である。
サーバ装置200は、その他に、各種メディアの読出し、書込みをするためのメディアI/F等を有していてもよい。
図15は、第2の実施形態の画像形成装置101とサーバ装置200の機能ブロック図である。画像形成装置101は、図6に示した画像形成装置100と異なり、記憶部160に故障箇所表記憶部162を有していない。画像形成装置101のその他の点は、図6で説明した画像形成装置100と共通であるため、説明を省略する。
次に図15においてサーバ装置200について説明する。サーバ装置200は、入力受付部210と、表示制御部220と、制御部230と、通信制御部240と、読出・書込処理部250と、記憶部260とを有する。
入力受付部210は、操作部206の処理によって実現され、操作者による各種入力を受け付ける機能を実行する。
表示制御部220は、CPU201がRAM203を作業領域としてROM202またはHDD204に記憶されたプログラムを実行することで実現され、ディスプレイ205に表示する表示画面を制御する機能を実行する。
制御部230は、CPU201がRAM203を作業領域としてROM202またはHDD204を実行することによって実現され、サーバ装置200全体の機能を実行する。
制御部230は、故障箇所表取得部231と、故障箇所判断部232を有している。詳細は、後述の処理フローにて説明する。
通信制御部240は、通信I/F207の処理によって実現され、ネットワークNを利用した通信をする機能を実行する。
読出・書込処理部250は、CPU201がRAM203を作業領域としてROM202またはHDD204を実行することによって実現され、記憶部260に各種データを記憶したり、記憶部260に記憶された各種データを読み出したりする機能を実行する。
記憶部260は、ROM202またはHDD204の処理によって実行され、プログラムや、サーバ装置200の動作に必要な各種設定情報、サーバ装置200の動作ログ等を格納する機能を実行する。RAM203の一時的な記憶機能により実行してもよい。
記憶部260は、故障箇所表記憶部261を有している。故障箇所表記憶部261にはあらかじめ、テストチャートから算出された特徴量と故障箇所とを対応付けた故障箇所表が記憶されている。この故障箇所表は、サーバ装置200が管理する画像形成装置100−nの、各機種に応じたものが選択され、記憶されている。つまり、サーバ装置200が管理する画像形成装置100−nが、前述の(2)カラー(YMCK色)機:現像/転写/PCU部品の個別型の機種、前述の(4)カラー(YMCK色)機:転写/PCDU部品の個別型の機種、前述の(6)モノクロ(K色)機:現像/転写/PCU部品の個別型の機種の3種類であれば、故障箇所表記憶部261には図8、図9、図10に示した表があらかじめ記憶される。
図16は、故障箇所判断結果出力処理シーケンスの例である。第2の実施形態において、第1の実施形態の図11中、ステップS101〜S103は共通で実行される。図16はその後、画像形成装置100の操作パネル17からユーザが所望する故障箇所診断のレベルを入力されるとスタートするシーケンスである。故障箇所診断のレベルの入力は、後述するように操作パネル17の表示によって誘導してもよい。
まず入力受付部110は、診断レベル受付工程として、入力された診断レベルを受け付ける(S201)。なお診断レベルとは、ユーザが選択可能に設定された診断に必要な特徴量の算出を簡易的に行うか詳細に行うかのレベルである。
続いて、ユーザは、図11のステップS103で印刷されたテストチャートを、DF51等を利用して画像形成装置101に読み取らせる。すると入力受付部110は、画像受付工程として、テストチャートが読み取られた結果である画像データを受け付ける(S202)。ユーザによるテストチャートの読み取りは、後述するように操作パネル17の表示によって誘導してもよい。
そして固有特徴量算出部132は、固有特徴量算出工程として、テストチャートが読み取られた結果である画像データから固有特徴量を算出する(S203)。そして共通特徴量算出部133は、共通特徴量算出工程として、画像データから共通特徴量を算出する(S204)。ステップS203とステップS204はいずれが先でも、同時に行ってもよい。
ここで制御部130は、特徴量送信工程として、通信制御部140を介し、サーバ装置200に、少なくとも算出した固有特徴量および共通特徴量を送信する(S206)。画像形成装置の機種情報、入力された診断レベルを送信してもよい。
故障箇所表取得部231は、故障箇所表取得工程として、機種情報に対応する故障箇所表を記憶部261から取得する(S207)。画像形成装置100から受信した機種情報を用いても良いし、受信した特徴量の種類と一致する特徴量の出井が記載されている故障箇所表を取得してもよい。
そして故障箇所判断部232は、故障箇所判断工程として、受信した固有特徴量、共通特徴量と、取得された故障箇所表を参照して、診断結果の少なくとも一部としての故障箇所を判断する(S208)。そして制御部230は、出力工程として、故障箇所を含む診断結果を出力する(S209)。判断結果の出力は、サーバ装置200内の記憶部260への記憶、コールセンター300への通知、画像形成装置100への通知などあらかじめ決定していてもよい。またステップS206で画像形成装置100から指定されてもよいし、診断完了後にサーバ装置200で指定してもよい。
第2の実施形態は、第1の実施形態の効果に加え、以下の効果を得ることが出来る。すなわち、画像形成装置101で故障診断のステップをすべて実行するのではないため、画像形成装置101を故障診断に使用する間に画像形成装置101をユーザが使用できないという不具合を解消できる。
また、故障のサンプル数が増えることにより故障箇所表が例えばより精度の良いものに更新された場合、故障箇所表がサーバ装置200に存在しているため、サーバ装置200の故障箇所表だけを更新することで、管理対象の画像形成装置101すべてに対して最新の故障診断を提供できる。
次に、画像形成装置100に表示される画面の遷移例を図17〜図30を用いて説明する。
まず図17は、画像形成装置100に表示される画面の第1の例である。図17に示される画面は、画像形成装置100の操作パネル17に表示されるホーム画面内で、ヘルプボタン、サポートボタン等あらかじめ定められたボタンが押されると表示される画面である。この画面を、以降サポート画面TOPと呼ぶことがある。
このサポート画面TOP内で、「画質・紙についてお困りの時」と記載されたボタン部分が押されると、図18で示される画面へと遷移する。またこのサポートTOP内で、「閉じる」と記載されたボタン部分が押されると、画像形成装置100のホーム画面に戻る。
画像形成装置100の操作者であるユーザやカスタマーエンジニアは、図17で示される画面内で、「画質・紙についてお困りの時」と記載されたボタン部分を押すことで、画像形成装置100が形成した画像の画質について満足いかない場合のために用意された画像形成装置100の機能を使用することができる。
図18は、画像形成装置100に表示される画面の第2の例である。図17で示した画面で「画質・紙についてお困りの時」と記載されたボタンが押されると表示される。
図17で示された画面で、「印刷品質を改善したいとき」と記載されたボタン部分が押されると、印刷品質を改善したいときにユーザが実行できる処置をガイドするための図19で示される画面へと遷移する。「紙送りを改善したいとき」と記載されたボタン部分が押されると、紙送りにおける不具合を改善したいときにユーザが実行できる処置をガイドするための画面へと遷移する。また、「閉じる」と記載されたボタン部分が押されると、画像形成装置10のホーム画面に戻る。
図18で示される画面内で、「印刷品質を改善したいとき」ボタン、または「紙送りを改善したいとき」ボタンを押すことで、操作者は、印刷品質を改善したいとき、または紙送りを改善したいときに操作者が実行するための画像形成装置100の機能を使用することができる。
図19は、画像形成装置100に表示される画面の第3の例である。図18で示した画面で印刷品質を改善したいときボタンが押されると表示される。
図19で示された画面には、異常画像の種類として、「スジや汚れがはいる」、「かすれる/にじむ」、「白く抜ける」、「かたむく/位置ずれ」がそれぞれ記載されたボタンが4つ表示されている。操作者により4つのボタンから改善したい異常画像が記載されたボタンが押されると、それぞれに対応する画面に進む。「閉じる」と記載されたボタン部分が押されると、全画面に戻り、「終了」と記載されたボタン部分が押されると、サポートTOP画面に戻る。
図19で示される画面内で、異常画像の種類を選択することで、操作者は、異常画像の種類に応じて画像形成装置100が提供するサポートを受けることができる。
また、図19に示された4つのボタンの例のように、操作者が操作パネル17から入力受付部110に異常画像の種類を入力することにより、ステップS101の異常画像の種類が画像形成装置10の受付部によって受け付けられ、図11のフローがスタート可能となる。
なお、図7で示される表では6種類の異常画像の種類が存在しているのに対し、図19の画面では4種類の異常画像のみ表示されている。初めからテストチャートに対応付けられた異常画像の全種類、つまり図7で示される表では6種類を表示させて操作者に選択させてもよいが、一般の操作者に異常画像の詳細な特定は困難な場合も多い。その為、図19のような選択画面を複数回遷移させて、図7のような表で対応付けられた異常画像の種類を特定すればよい。
図20は、画像形成装置100に表示される画面の第4の例である。図19で示した画面で「スジや汚れがはいる」ボタンが押されると表示される。図20に示すように、選択した異常画像に関して操作者が実行可能な処置が表示される。図20中は本体内部の清掃が表示されている。
操作者は、画面の指示に従って処置を実行後、「確認」と記載されたボタン部分を押す。すると、あらかじめ設定された確認用画像が印刷される。操作者は印刷された確認用画像をチェックして、画像異常が改善した場合は、「サポートを終了し印刷を再開する」と記載されたボタンを押す。改善していない場合は、「清掃しても改善しない場合」と記載されたボタン部分を押す。
図20画面内で、操作者によって、「サポートを終了し印刷を再開する」ボタンが押されると、サポート画面が終了し、ホーム画面など、印刷可能な画面へと遷移する。図20画面内で、操作者によって、「清掃しても改善しない」ボタンが押されると、図21の画面へと遷移する。「閉じる」ボタンが押されると、ホーム画面に戻る。
図20で、「清掃しても改善しない場合」ボタンを押すことで、操作者は画像形成装置100が提供する故障診断を実行することができる。
図21は、画像形成装置100に表示される画面の第5の例である。図20で示した画面で、「清掃しても改善しない場合」ボタンが押されると表示される。
図21の画面内で、操作者により「印刷+診断」と記載されたボタン部分が押されて選択された状態でスタートボタンが押されると、ステップS103が実行され、故障診断の為のテストチャートが印刷される。「画像表示」と記載されたボタン部分が押されると、印刷されるテストチャートが操作パネル17に表示される。「終了」ボタンが押されると、サポートTOP画面に戻る。
図21で「印刷+診断」ボタンを選択してスタートボタンを押すことでユーザは、改善したい異常画像を診断するためのテストチャートを印刷することが出来る。
図22は、画像形成装置100に表示される画面の第6の例である。「印刷+診断」ボタンを選択してスタートボタンが押されると表示される画面である。この画面は、図22は、操作者に印刷の進行状況を知らせる画面である。操作者によって「キャンセル」ボタンが押されると印刷を途中でキャンセルすることもできる。
図23は、画像形成装置100に表示される画面の第7の例である。画像形成装置100によるテストチャートの印刷が完了すると表示される画面である。
操作者により「診断」と記載されたボタン部分が押されると、故障診断が継続される。「キャンセル」と記載されたボタン部分を押すことで、これ以上画像診断を進めることなく終了することもできる。「キャンセル」ボタンについては以降特に断りが無い場合は、同様の機能である。
図24は、画像形成装置100に表示される画面の第8の例である。図23で診断ボタンが押されると表示される画面である。
「簡易診断」と記載されたボタン部分が押されると、入力受付部110に短い所要時間(一例として2分)で完了する簡易的な診断が選択されたことが入力される。「詳細診断」と記載されたボタン部分が押されると、入力受付部110に長い所要時間(一例として10分)を要するが詳細な診断が選択されたことが画像形成装置100に入力される。すなわちステップS104またはS201の診断レベル受付が入力受付部110によって受け付けられ、図12または図17のフローがスタート可能となる。
図24でいずれかのボタンを選択することで、操作者は故障診断の異なる診断レベルを選択して故障診断を実行することができる。
図25は、画像形成装置100に表示される画面の第9の例である。図24で「簡易診断」ボタン、または「詳細診断」ボタンが押されると表示される画面である。
図25は操作者に対し、「印刷されたテストチャートをDFにセットし、スタートボタンを押して下さい。」との指示を示す画面である。
この画面を参照した操作者により、印刷されたテストチャートがDF51にセットされ、スタートボタンが押されると、画像読取部1がテストチャートを読み取ってテストチャートの画像データが生成される
図25に示される画面により、操作者は故障診断の為のテストチャートによる画像診断をより確実に実行することができる。
図26は、画像形成装置100に表示される画面の第10の例である。図25でスタートボタンが押されると表示される画面である。この画面は、操作者にテストチャート読取が実行されていることを知らせる画面である。操作者によってキャンセルボタンが押されると読取を途中でキャンセルすることもできる。
図27は、画像形成装置100に表示される画面の第11の例である。テストチャートの読取りが完了すると図26に続き表示される画面である。この画面は、操作者にテストチャートに基づき故障診断が実行されていることを知らせる画面である。操作者によってキャンセルボタンが押されると診断を途中でキャンセルすることもできる。
なお、操作者により簡易診断が選択されていると、図26や図27の画面での操作者の待ち時間を短くすることが出来る。
図28は、画像形成装置100に表示される画面の第12の例である。故障診断が完了後、図27に続き表示される画面である。
図28の画面内でスタートボタンが押されると、あらかじめ登録しておいた送付先、例えばサーバ装置200やコールセンター300へ故障診断結果が送信される。「診断結果表示」と記載されたボタン部分が押されると、画面に診断結果を表示させることができる。さらに診断結果を印刷させる印刷ボタンを設けてもよい。終了ボタンが押されるとサポートTOP画面に戻る。
すなわちステップS109の出力指示受付が入力受付部110によって実行され、ステップ110の出力が実行される。なお、図28に示される画面は、第2の実施例のサーバ装置200においてステップS210の前にディスプレイ205に表示させ、サーバ装置200の操作者が操作部206で選択してもよい。
図28に示される画面において操作者は、故障診断結果を所望の出力方法で出力することができる。
図29は、画像形成装置100に表示される画面の第13の例である。図28でスタートボタンが押されると表示される画面である。この画面は、操作者に診断結果の出力として送信が実行されていることを知らせる画面である。操作者によってキャンセルボタンが押されると送信を途中でキャンセルすることもできる。
図30は、画像形成装置100に表示される画面の第14の例である。診断結果の送信が完了すると図29に続いて表示される画面である。
図30内で読取画像表示と記載されたボタン部分が押され選択された状態でスタートボタンが押されると、操作パネル17に、読み取られ生成されたテストカートの画像データが表示される。終了ボタンを押すとサポートTOP画面に戻る。
なお、図29および図30は図28同様、第2の実施形態のサーバ装置200においてディスプレイ205に表示させ、サーバ装置200の操作者が操作部206でボタン操作を行ってもよい。
以上、本発明の各実施形態について詳述したが、かかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
S1 故障診断システム
100−n 画像形成装置
130 制御部
131 チャート取得部
132 固有特徴量算出部
133 共通特徴量算出部
134 故障箇所判断部
135 画像形成制御部
160 記憶部
161 チャート表記憶部
162 故障箇所表記憶部
200 サーバ装置
230 制御部
231 故障箇所表取得部
232 故障箇所判断部
260 記憶部
261 故障箇所表記憶部
特許第4844606号公報

Claims (10)

  1. 画像形成装置が形成した画像を読み取った画像データから前記画像形成装置の構成部品のうち異常が発生している前記構成部品である故障箇所を検出する故障診断装置であって、
    前記画像データから、前記画像形成装置の機種に応じて算出する特徴量である固有特徴量を算出する固有特徴量算出部と、
    前記画像データから、前記画像形成装置の機種によらず算出する特徴量である共通特徴量を算出する共通特徴量算出部と、
    算出された前記固有特徴量および前記共通特徴量に基づき、前記故障箇所を判断する故障箇所判断部とを有する故障診断装置。
  2. 前記故障診断装置は記憶部を有し、
    前記記憶部は、前記固有特徴量および前記共通特徴量と、前記構成部品の少なくとも一部との対応付けである故障箇所表を記憶し、
    前記故障箇所判断部は、算出された前記固有特徴量および前記共通特徴量のうち、前記故障箇所表ですくなくとも一つに対応づけられた前記構成部品を前記故障箇所と判断する請求項1の故障診断装置。
  3. 前記記憶部は、前記機種に応じた前記故障箇所表を記憶する請求項2の故障診断装置。
  4. 前記記憶部は、テストチャートの画像を記憶し、
    前記画像データは、前記画像形成装置が形成した前記テストチャートを読み取った画像データである請求項2または3の故障診断装置。
  5. 前記固有特徴量算出部は、前記画像形成装置の機種に応じて、前記複数の前記固有特徴量のうち、算出する前記固有特徴量を変える請求項1ないし4いずれかの故障診断装置。
  6. 前記複数の機種は、前記構成部品が異なる請求項1ないし5の故障診断装置。
  7. 前記複数の機種は、画像形成する際に出力できる色数が異なる請求項1ないし6の故障診断装置。
  8. 画像形成装置が形成した画像を読み取った画像データから前記画像形成装置の構成部品のうち異常が発生している前記構成部品である故障箇所を検出する故障診断方法であって、
    前記画像データを受け付ける画像受付工程と、
    前記画像データから、前記画像形成装置の機種によらず算出する特徴量である共通特徴量を算出する共通特徴量算出工程と、
    前記画像データから、前記画像形成装置の機種に応じて算出する特徴量である固有特徴量を算出する固有特徴量算出工程と、
    算出された前記共通特徴量および前記固有特徴量に基づき、前記故障箇所を判断する故障箇所判断工程とを有する故障診断方法。
  9. コンピュータに請求項8の各工程を実行させるためのプログラム。
  10. 画像形成装置が形成した画像を読み取った画像データから前記画像形成装置の構成部品のうち異常が発生している前記構成部品である故障箇所を検出する故障診断装置であって、
    前記画像データから、前記画像形成装置の機種によらず算出する特徴量である共通特徴量を算出する共通特徴量算出部と、
    前記画像データから、前記画像形成装置の機種に応じて算出する特徴量である固有特徴量を算出する固有特徴量算出部と、
    算出された前記共通特徴量および前記固有特徴量に基づき、前記故障箇所を判断する故障箇所判断部とを有する故障診断システム。
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