JP5790111B2 - 画像形成装置、制御方法及び制御プログラム - Google Patents

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本発明は、画像形成装置、制御方法及び制御プログラムに関する。
従来、複合機などの画像形成装置においては、トナーなどの消耗品の経費を抑制するために、ユーザが、純正品以外の消耗品を用いることがあった。
このように、画像形成装置においては、動作条件が厳密に管理されていない非純正品の消耗品を使用した場合には、純正品と同一の条件で画像形成を行っても純正品と同等の画像品質を維持することができないため、純正品以外の消耗品が装着された場合の動作モードを設けて、画像品質の劣化を抑制するための技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
すなわち、従来においては、例えば、非純正品のトナーが装着された場合に、ユーザに純正品以外のトナーが装着されたことを通知するとともに、純正品と異なる動作モードでは、画像品質や、性能が純正品と比較して劣る場合がある旨を通知し、通知内容についてユーザの了承を得た上で、非純正品のトナーにより適すると考えられる動作モードに移行し、動作を行うこととなっていた。
しかしながら、上記従来の技術は、あくまで画像形成処理における各種条件を定めているに過ぎず、画像形成処理が終了してしまうと、純正品を装着している場合と同様の処理を行うようにされていたため、不具合が生じることがあった。
例えば、メモリの有効利用などの観点から、画像形成処理が完了した場合には、画像データを削除してしまう構成を採った場合には、ファクシミリ受信時の紙出力や、機密印刷出力時には、改めて画像データを取得することは容易でなく、例えば、画像品質は低くても良いが、画像欠落は回避したいユーザの要求には必ずしも応えることはできなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、画像品質が保証できず、画像欠落が生じやすい画像形成環境であっても、画像欠落による情報損失を防止することが可能な画像形成装置を提供することにある。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、入力された画像データに基づいて画像形成を行う画像形成装置において、形成された画像に画像情報の欠落のおそれがあるか否かを判別する判別手段と、形成された画像に画像情報の欠落のおそれがあると判別された場合に、画像形成後における終了処理をユーザに選択させる終了処理選択手段と、少なくともユーザによる終了処理の選択が確定するまで前記画像データを保持する画像データ保持手段と、を備え、前記判別手段は、消耗品が非純正品と判別され、前記消耗品の残量が所定残量以下であって、かつ印刷が完了した時点で、印刷対象の画像データを消去すると、再度の取得が困難な画像データを取り扱うような動作モードであった場合、形成された画像に画像情報の欠落のおそれがあると判別する
また、本発明は、入力された画像データに基づいて画像形成を行う画像形成装置で実行される制御方法において、形成された画像に画像情報の欠落のおそれがあるか否かを判別する判別過程と、形成された画像に画像情報の欠落のおそれがあると判別された場合に、画像形成後における終了処理をユーザに選択させる終了処理選択過程と、少なくともユーザによる終了処理の選択が確定するまで前記画像データを保持する画像データ保持過程と、を含み、前記判別工程は、消耗品が非純正品と判別され、前記消耗品の残量が所定残量以下であって、かつ印刷が完了した時点で、印刷対象の画像データを消去すると、再度の取得が困難な画像データを取り扱うような動作モードであった場合、形成された画像に画像情報の欠落のおそれがあると判別する
また、本発明は、入力された画像データに基づいて画像形成を行う画像形成装置をコンピュータにより制御するための制御プログラムにおいて、前記コンピュータを、形成された画像に画像情報の欠落のおそれがあるか否かを判別する判別手段と、形成された画像に画像情報の欠落のおそれがあると判別された場合に、画像形成後における終了処理をユーザに選択させる終了処理選択手段と、少なくともユーザによる終了処理の選択が確定するまで前記画像データを保持する画像データ保持手段と、して機能させ、前記判別手段は、消耗品が非純正品と判別され、前記消耗品の残量が所定残量以下であって、かつ印刷が完了した時点で、印刷対象の画像データを消去すると、再度の取得が困難な画像データを取り扱うような動作モードであった場合、形成された画像に画像情報の欠落のおそれがあると判別する
本発明によれば、像品質が保証できず、画像欠落が生じやすい画像形成環境であっても、画像欠落による情報損失を防止できるという効果を奏する。
図1は、実施形態にかかる画像形成装置の機能構成を示すブロック図である。 図2は、実施形態にかかる画像形成装置を有するネットワーク印刷システムの概略構成を示す図である。 図3は、画像形成装置の詳細構成説明図である。 図4は、消耗品であるAIOカートリッジのメモリに格納されている情報の一例の説明図である。 図5は、画像形成終了後の終了処理判断のフローチャートである。 図6は、表示操作部における終了処理画面の一例の説明図である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像形成装置の実施形態を詳細に説明する。
図1は、実施形態にかかる画像形成装置の機能構成を示すブロック図である。
実施形態の画像形成装置10は、図1に示すように、コピー、プリンタ、スキャナ及びファクシミリ機能を搭載した複合装置として実現されている。
画像形成装置10は、大別すると、コントロール部11と、プロッタ制御部12と、スキャナ制御部13と、記憶部14と、FAX通信制御部15と、ネットワークI/F制御部16と、表示部を含む表示操作部17と、画像処理部18と、ICタグリーダ部19と、バーコードリーダ部20と、上述した各部間を接続するバス部21と、を備えている。
コントロール部11は、マイクロコンピュータとして構成されており、図示しないMPU、ROM、RAM等を備えている。
プロッタ制御部12は、記録紙への書き込み(印刷)動作を制御する。
記憶部14は、制御プログラム等の各種データを不揮発的に記憶するROM、各種データを一時的に記憶し、ワークエリアとして機能するRAM、設定データ等の更新が必要で、かつ、不揮発的に記憶する必要があるデータを記憶する不揮発性RAM等を備えている。
FAX通信制御部15は公衆網への接続を行う。
ネットワークI/F制御部16は、LAN、インターネット等の通信ネットワークを介して、外部のサーバや、ユーザ端末装置を構成するパーソナルコンピュータ(PC)に接続されて、通信を行う。
表示操作部17は、各種データ(情報)の表示を行う表示部が設けられており、ユーザの操作により、各種情報の装置への入力を行うとともに、各種情報を表示する。
画像処理部18は、スキャナ制御部13から読み込まれた画像データに対して画像の鮮鋭化、γ補正等の所定の画像処理を施す。
記憶部14は、機種情報や画像データなどを蓄積する。
ICタグリーダ部19は、図示しないICタグに記録されている用紙情報を読込む。
バーコードリーダ部20は、図示しないバーコードから用紙情報を読み込む。
図2は、実施形態にかかる画像形成装置を有するネットワーク印刷システムの概略構成を示す図である。
ネットワーク印刷システム30は、大別すると、画像形成装置10と、画像形成装置10に通信ネットワーク31を介して接続され、パーソナルコンピュータ(PC)として構成されたユーザ端末32、33と、画像形成装置10に通信ネットワーク31を介して接続された機種データベースサーバ34及びメディアデータベースサーバ35と、を備えている。
ここで、画像形成装置10は、プロッタ制御部12の制御下で印刷処理を行うプリンタ部41と、コントロール部11の制御下でプリンタ部41に給紙を行う給紙部42と、を備えている。
プリンタ部41は、上述した表示操作部17と、ADF(自動原稿搬送装置)43を搭載し、スキャナ制御部13により制御されるスキャナ44が接続されている。ADF43を使用して読み取りを行う場合には、ADF43に原稿束をセットして、読み込み開始指示をすると原稿束から1枚ずつ原稿を読み取り位置まで搬送して読み込みを行う動作を最終原稿まで自動的に繰り返す。また、ADF43にセットできない原稿等は圧板(原稿台)から読み込みを行う。この場合、ユーザが原稿を1枚ごとに交換して読み込み開始指示を行う。また、コピー動作は、スキャナ44を介して読み込まれた原稿に対応する画像データをプリンタ出力用データに変換してプリンタエンジンに出力することで実現される。
給紙部42は、第1給紙部42Aと、第2給紙部42Bと、第3給紙部42Cと、を備えている。第1給紙部42Aと、第2給紙部42Bと、第3給紙部42Cと、は、同様の構成となっており、画像形成装置10の利用態様に応じて、異なる用紙種類あるいは同種の用紙種類の用紙をそれぞれ格納して、供給する。
また、画像形成装置10は、ネットワークI/F制御部16を介してユーザ端末32、33、機種データベースサーバ34あるいはメディアデータベースサーバ35と接続することが可能である。
また、図示しないモデム、NCUなどを介して公衆電話回線網45との接続が可能になっており、ファクシミリの送信時はスキャナ44から読み込まれた原稿に対応する画像データをファクシミリ用の画像データに変換後、図示しないモデム、NCUを介して公衆電話回線網45を介して送信される。ファクシミリ受信時は逆に公衆電話回線網45を介して受信したファクシミリ画像データをプリンタ印刷用画像データに変換して、プリンタ部41へ出力することで実現される。
図3は、画像形成装置の詳細構成説明図である。
画像形成装置10は、フルカラープリンタとして構成されており、プロセスカートリッジとしてAIO(All-In-One)カートリッジを採用した場合の例を示す。ここでは、フルカラープリンタを例にとって説明するが、モノクロプリンタでもよい。また、ここでは、2次転写方式の例で説明するが、感光体上のトナー像を用紙に直接転写する方式のプリンタでもよい。この図3に例示される構成が、上述したプロッタ制御部12により制御される。
図3に示すように、フルカラープリンタとして構成された画像形成装置10は、画像形成部が、作像ユニットを内蔵した、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)それぞれのAIOカートリッジ51、52、53、54と、これらAIOカートリッジ51、52、53、54の下側に位置する中間転写ベルト55と、2次転写体である2次転写バイアスローラ56とを含んで構成されている。
AIOカートリッジ51、52、53、54は、各々異なる色のトナー像を形成する。これらAIOカートリッジ51、52、53、54の構造は同じであり、それぞれ、回転自在な像担持体である円筒形の感光体51a、52a、53a及び54aと、これらの感光体の周囲に静電写真プロセスの順に配置された帯電ローラ51b、52b、53b及び54bと、現像装置(図示しない)と、クリーニング装置51c、52c、53c及び54cとを含んで構成されている。感光体51a、52a、53a及び54aは、互いに平行且つ等間隔に配置されている。
感光体51a、52a、53a及び54aは、画像形成動作の際に、図示しないモータによって例えば周速120mm/secで回転駆動される。また、各AIOカートリッジ51、52、53、54には、それぞれ、書き換え可能で不揮発性の図示しないメモリを内蔵している。AIOカートリッジ51、52、53、54に内蔵されたメモリのそれぞれは、後述するように、対応するAIOカートリッジ51、52、53、54のメーカ情報が保存されると共に、感光体駆動時間やトナー使用量などの、AIOカートリッジ51、52、53、54の状態を示す各種情報が保存される。
各AIOカートリッジ51、52、53、54それぞれの装着部には、装着検出手段(図示しない)が設けられている。また、画像形成装置10の本体上部はカバーとなっており、そのカバーを開けて各AIOカートリッジ51、52、53及び54をそれぞれ着脱可能である。
帯電ローラ51b、52b、53b及び54bは、それぞれ感光体51a、52a、53a及び54aに圧接されており、感光体51a、52a、53a及び54aに対して従動回転する。そして、帯電ローラ51b、52b、53b及び54bは、図示しない高圧電源によりAC及びDCバイアスが印加されることで、感光体51a、52a、53a及び54aの表面を一様に帯電する。
各AIOカートリッジ51、52、53及び54に含まれる図示されない現像装置は、それぞれ1成分について現像を実行する。これらの現像装置は、コントロール部11の制御に基づき図示しない高圧電源から供給される所定の現像バイアスによって、感光体51a、52a、53a及び54aの表面に形成された静電潜像をトナー像として顕像化する。
現像バイアスが低すぎると、静電潜像がトナー現像されずに薄いトナー像となってしまう。一方、現像バイアスが高すぎると、静電潜像周辺にもトナーが現像され、感光体の地肌汚れ(地汚れ)が発生してしまう。地汚れが発生すると、適正な画像を得られないばかりではなく、不要にトナー消費を早め、トナー飛散により機械の故障が発生したり、大量のトナーでクリーニング性能が追いつかずに破損したりすることもある。そのため、現像バイアスの補正を行い、トナーの劣化や感光体の疲労による画像不良を防止する必要がある。本実施形態では、現像バイアスの設定可能範囲を+30V〜+350Vとし、デフォルトを+80Vとしている。
中間転写ベルト55は、駆動ローラ55aと支持ローラ55bとにより張架されている。そして、中間転写ベルト55は、図示しないモータによって回転駆動されるようになっている。
中間転写ベルト55の内側には、1次転写体である4つの1次転写バイアスローラ55cが設けられている。4つの1次転写バイアスローラ55cは、中間転写ベルト55を介して各々感光体K、C、M及びYの転写位置に対向配置されている。1次転写バイアスローラ55cは、図示しない転写バイアス印加部を構成する1次転写バイアス印加部によって1次転写バイアスが印加され、感光体の表面のトナー画像を中間転写ベルト55の表面に転写する。なお、1次転写バイアス印加部は、高圧電源である。また、支持ローラ55bの近傍には、中間転写ベルト55をクリーニングするクリーニング装置57が設けられている。
2次転写バイアスローラ56は、中間転写ベルト55を介して支持ローラ55bに対向する位置に設けられている。2次転写バイアスローラ56は、図示しない転写バイアス印加部を構成する2次転写バイアス印加部によって2次転写バイアスが印加され、中間転写ベルト55とで挟持した記録材である用紙58に中間転写ベルト55上のトナー画像を2次転写する。なお、2次転写バイアス印加部は高圧電源である。
また、光書込ユニット59は、AIOカートリッジ51、52、53、54の上側に配置され、K、C、M及びYそれぞれの色毎の画像データに対応するレーザ光Lを各感光体の表面に向けて照射し、各感光体の表面に静電潜像を形成する。この光書込ユニット59としては、レーザ光源、ポリゴンミラー59A等を用いたレーザスキャン方式のものを示しているが、LEDアレイと結像手段とを組合せた方式のものを用いてもよい。
給紙カセット60内には用紙58が収容保持され、用紙58は給紙ローラ61により一枚ずつ分離して給紙される。一枚ずつ分離給紙された用紙58は、レジストローラ62によって、2次転写位置に搬送される。用紙58の副走査長はレジストセンサ63によって計測される。
定着器64は、トナー像が転写された用紙58に熱と圧力とを加えることによりトナー像を用紙58に定着する。
図3に示した構成では、2次転写バイアスローラ56は中間転写ベルト55と当接状態となっているが、接離機構を備えている場合は、中間転写ベルト55上の不要なトナーが2次転写バイアスローラ56に転写されないように紙詰まり発生時などには離間させる。
排紙口65の近傍には、用紙58を排紙するための排紙ローラ65A及び排紙が確実に行われたかを検出する排紙センサ65Bが設けられている。
両面搬送路66は、両面印刷時に用紙58が搬送される経路であり、両面印刷時に用紙58を搬送する両面搬送ローラ67及び用紙58の搬送位置を検出するための両面センサ68を備えている。
また、TMセンサ69は、位置ずれ補正用のトナーマークパターン間の距離を測定するために使用される光反射式のセンサである。
次に、画像形成装置10における一例の画像形成動作について説明する。
画像形成装置10における画像形成動作は、上述したように画像形成モードに応じた色の感光体を中間転写ベルト55に当接させた状態で行われる。
光書込ユニット59の半導体レーザ(図示しない)から画像データに応じたレーザ光Lが出射され、このレーザ光Lが各感光体51a、52a、53a、54aの表面に照射されることにより帯電済みの各感光体51a、52a、53a、54aの表面に静電潜像が形成される。この静電潜像に対して各現像装置から供給されたトナーが付着し、トナー像として顕像化される。
このトナー像は、感光体51a、52a、53a、54aと同期して移動する中間転写ベルト55の表面に1次転写バイアスが印加された各1次転写バイアスローラ55cの転写作用で順次1次転写される。このように各感光体51a、52a、53a、54aの表面に形成された異なる色のトナー像が中間転写ベルト55上に順次重ね合わせて1次転写されることにより、中間転写ベルト55上にはカラートナー像が形成される。なお、単色モードの場合には色は1つとなりトナー像の重ね合わせはない。
中間転写ベルト55上のトナー像は、給紙カセット60から給紙されて2次転写バイアスローラ56と中間転写ベルト55との間の転写位置に送り込まれた用紙58に2次転写される。この2次転写は、2次転写バイアスが印加された2次転写バイアスローラ56の転写作用で実行される。
そして、カラートナー像が転写された用紙58は、定着器64で定着処理され、定着処理後に画像形成装置10の装置本体に設けられた排紙口65から排紙ローラ65Aにより排紙される。
図4は、消耗品であるAIOカートリッジのメモリに格納されている情報の一例の説明図である。
AIOカートリッジ51、52、53、54のそれぞれを構成しているメモリは同一構成であるため、図4においては、AIOカートリッジ51を構成しているメモリ51Xを例として説明する。
メモリ51Xは、メーカ情報71、メディア商品情報72、新品情報73、トナー消費量情報74、感光体走行距離情報75及び本体情報76を格納している。
メーカ情報71及びメディア商品情報72は、例えばそのAIOカートリッジ51、52、53、54の製造メーカや型番を識別するための識別情報であって、消耗品が純正品か否かを判断するのに用いられる。
新品情報73及び本体情報76は、消耗品が交換されたか否かを判定するのに用いられる。
トナー消費量情報74及び感光体走行距離情報75は、それぞれ対応するAIOカートリッジ51、52、53、54におけるトナーの消費量と、感光体の走行距離を示し、その消耗品としてのAIOカートリッジの使用状態を判断するために用いられる。これらのトナー消費量情報74及び感光体走行距離情報75は、画像形成条件の自動補正タイミング判定や、トナーニアエンド等の消耗品残量判断で用いられる。
次に実施形態の動作について説明する。
以下の説明においては、消耗品が非純正品でかつトナー残量が所定量以下で動作モードが特定のモードにおける動作を主として説明する。
次に具体的な実施形態の動作説明に先立ち、消耗品が非純正品でかつトナー残量が所定量以下で動作モードが特定のモードである場合に行われる処理について説明する。
ここで、所定の特定モードとしては、ファクシミリ受信モード以外にも機密印刷モードのような動作モードでも良い。要は、特定モードとは、印刷が完了した時点で、印刷対象の画像データを自動的に消去してしまうと、再度の取得が困難な画像データが印刷対象となっており、印刷結果において画像欠落が生じた場合の影響が大きい画像データを取り扱うような動作モードをいう。
図5は、画像形成終了後の終了処理判断のフローチャートである。
印刷終了後、コントロール部11は、AIOカートリッジ51、52、53、54にそれぞれに内蔵されたメモリの情報を読込んで純正品判断を行うための処理を行い(ステップS11)、AIOカートリッジ51〜54が純正品か否かを判別する(ステップS12)。
ステップS12の判別において、AIOカートリッジ51〜54が純正品の場合には(ステップS12;Yes)、コントロール部11は、画像形成が所定レベル以上に保証され、終了処理判定をユーザに行わせる必要が無いとして処理を自動的に終了する。これは、特殊な動作を出来るだけさせないようにするとともに、ユーザの使い勝手を向上させるためである。
ステップS12の判別において、AIOカートリッジ51〜54が純正品ではない場合には(ステップS12;No)、コントロール部11は、消耗品であるトナーの残量をチェックする(ステップS13)。これは、トナーニアエンド等、残量が少ない場合ほど形成される画像の画質保証が難しいためである。特にトナー残量検知センサ等を搭載せず印刷画像からトナー消費量を類推するシステムにおいては顕著である。
次にコントロール部11は、消耗品であるトナーの残量が所定量以下であるか否かを判別する(ステップS14)。
ステップS14の判別において、トナーの残量が所定量を超えている場合は(ステップS14;No)、コントロール部11は、画像形成が所定レベル以上に保証され、終了処理判定をユーザに行わせる必要が無いとして、処理を自動的に終了する。これも、特殊な動作を出来るだけさせないようにするとともに、ユーザの使い勝手を向上させるためである。
ステップS14の判別において、トナーの残量が所定量以下の場合は(ステップS14;Yes)、コントロール部11は、現在の画像形成装置10の動作モードをチェックする(ステップS15)。
例えば、ファクシミリ受信では画像データが電話回線を介して送信されているため、印刷後に画像情報の欠落が判明した場合は、再送してもらわなければならない。FAX受信等の特定モードの場合に終了処理画面を表示して、ユーザに処理を選択してもらう。
続いて、コントロール部11は、現在の動作モードが所定の特定モードであるか否かを判別する(ステップS16)。
ステップS16の判別において、現在の動作モードが所定の特定モードである場合には(ステップS16;Yes)、終了処理画面を表示し(ステップS17)、ユーザに終了処理を選択させる。
図6は、表示操作部における終了処理画面の一例の説明図である。
終了処理画面は、ユーザに対して印刷出力において、画像情報の欠落が発生している可能性があるため、非純正品が使用されている旨や出力画像の確認を促す表示をし、終了処理を選択させるためのものである。
表示操作部17の表示画面17Aに表示される終了処理画面には、大別すると、画像情報の欠落の可能性があるためユーザによる終了処理の選択を促すメッセージを表示するメッセージ表示領域81と、終了指示を選択するための複数の操作ボタン82〜86と、操作ボタン82〜86で選択した終了指示を確定し、実行するための実行ボタン87と、操作ボタン82〜86で選択した終了指示をキャンセルし、あるいは、終了処理画面の表示を終了するための戻るボタン88と、を備えている。
ここで、操作ボタンについて説明する。
操作ボタンとしては、印刷濃度等の印刷条件を変更する処理を指示する「印刷条件変更」ボタン82、再度の印刷を試行させる処理を指示する「再印刷」ボタン83、印刷用の画像データを保持した状態で、印刷を一旦終了する「そのままで一旦終了」ボタン84、画像形成装置10の調整及びメンテナンスの処理を指示する「調整メンテナンス」ボタン85、印刷用の画像データを削除(廃棄)し、印刷を終了する「画像を削除して終了」ボタン86等がある。
したがって、ユーザは、いずれかの処理に対応する操作ボタン82〜86及び実行ボタン87を操作する(押す)ことにより、選択した処理が実行される。
特に、「印刷条件変更」ボタン82、「再印刷」ボタン83、「そのままで一旦終了」ボタン84あるいは「調整メンテナンス」ボタン85のいずれか及び実行ボタン87を押しただけの状態では、印刷対象の画像データは削除されないので、ユーザの納得がいくまで繰り返し、印刷出力動作を行わせることができる。
以上の説明のように、本実施形態によれば、非純正品の消耗品を使用していて、所望の画像品質が保証できないような場合でも、画像情報の欠落のない画像を形成することが可能となる。
なお、ファクシミリ受信の場合は、トナーニアエンド時は印刷出力動作を実行せずに、受信画像をメモリへ保存して、終了処理画面の表示に移行しても良い。更に、ファクシミリ受信時は受信画像をメモリに保存するのみで、一旦終了し、ユーザ操作をトリガーとして終了処理画面を表示するようにしても良い。
以上の説明においては、純正品判断処理(ステップS11)及び残量チェック処理(ステップS13)を、特定モードチェック処理(ステップS15)及び終了処理画面表示処理(ステップS17)に先だって行うようにしているが、特定モードチェック処理(ステップS15)及び終了処理画面表示処理(ステップS17)とは別個のタイミングで処理を行うようにしても良い。
また、印刷出力を行う前に終了処理画面表示処理を行うように構成することも可能である。
本実施形態の画像形成装置で実行される制御プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、本実施形態の画像形成装置で実行される制御プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態の画像形成装置で実行される制御プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
また、本実施形態の画像形成装置の制御プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
本実施の形態の画像形成装置で実行される制御プログラムは、形成された画像に画像情報の欠落のおそれがあるか否かを判別する判別部、形成された画像に画像情報の欠落のおそれがあると判別された場合に、画像形成後における終了処理をユーザに選択させる終了処理選択部、少なくともユーザによる終了処理の選択が確定するまで画像データを保持する画像データ保持部を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上述した記録媒体から制御プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、主記憶装置上に生成されるようになっている。
10 画像形成装置
11 コントロール部
12 プロッタ制御部
13 スキャナ制御部
14 記憶部
15 FAX通信制御部
16 ネットワークI/F制御部
17 表示操作部
17A 表示画面
18 画像処理部
19 ICタグリーダ部
20 バーコードリーダ部
71 メーカ情報
72 メディア商品情報
73 新品情報
74 トナー消費量情報
75 感光体走行距離情報
76 本体情報
81 メッセージ表示領域
82 「印刷条件変更」ボタン
83 「再印刷」ボタン
84 「そのままで一旦終了」ボタン
85 「調整メンテナンス」ボタン
86 「画像を削除して終了」ボタン
特開2005−326731号公報

Claims (5)

  1. 入力された画像データに基づいて画像形成を行う画像形成装置において、
    形成された画像に画像情報の欠落のおそれがあるか否かを判別する判別手段と、
    形成された画像に画像情報の欠落のおそれがあると判別された場合に、画像形成後における終了処理をユーザに選択させる終了処理選択手段と、
    少なくともユーザによる終了処理の選択が確定するまで前記画像データを保持する画像データ保持手段と、
    を備え
    前記判別手段は、消耗品が非純正品と判別され、前記消耗品の残量が所定残量以下であって、かつ印刷が完了した時点で、印刷対象の画像データを消去すると、再度の取得が困難な画像データを取り扱うような動作モードであった場合、形成された画像に画像情報の欠落のおそれがあると判別する画像形成装置。
  2. 前記終了処理として、再印刷処理、前記画像データを保持しつつ画像形成を一旦終了する処理及び前記画像データを削除して画像形成を終了する処理を含む請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記作モードは、ファクシミリ受信モードあるいは機密印刷モードを含む請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 入力された画像データに基づいて画像形成を行う画像形成装置で実行される制御方法において、
    形成された画像に画像情報の欠落のおそれがあるか否かを判別する判別過程と、
    形成された画像に画像情報の欠落のおそれがあると判別された場合に、画像形成後における終了処理をユーザに選択させる終了処理選択過程と、
    少なくともユーザによる終了処理の選択が確定するまで前記画像データを保持する画像データ保持過程と、
    含み、
    前記判別工程は、消耗品が非純正品と判別され、前記消耗品の残量が所定残量以下であって、かつ印刷が完了した時点で、印刷対象の画像データを消去すると、再度の取得が困難な画像データを取り扱うような動作モードであった場合、形成された画像に画像情報の欠落のおそれがあると判別する制御方法。
  5. 入力された画像データに基づいて画像形成を行う画像形成装置をコンピュータにより制御するための制御プログラムにおいて、
    前記コンピュータを、
    形成された画像に画像情報の欠落のおそれがあるか否かを判別する判別手段と、
    形成された画像に画像情報の欠落のおそれがあると判別された場合に、画像形成後における終了処理をユーザに選択させる終了処理選択手段と、
    少なくともユーザによる終了処理の選択が確定するまで前記画像データを保持する画像データ保持手段と、
    して機能させ
    前記判別手段は、消耗品が非純正品と判別され、前記消耗品の残量が所定残量以下であって、かつ印刷が完了した時点で、印刷対象の画像データを消去すると、再度の取得が困難な画像データを取り扱うような動作モードであった場合、形成された画像に画像情報の欠落のおそれがあると判別する制御プログラム。
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