JP5699596B2 - Fax装置 - Google Patents

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本発明は、画像データを送受信するFAX装置に関する。
従来から、色材の残量センサーが色材の残量の少ないことを検出している状態で印刷を実行すると、印刷結果がかすれてしまうことが知られている。例えば、印刷結果が薄くなって印刷された文字が読めないことがある。このため、色材の残量センサーが色材の残量が少ないことを検出すると、FAXデータの印刷ジョブであるFAXジョブを実行させないFAX装置が知られている。
上記FAX装置では、印刷結果がかすれ、印刷された文字が読めなくなる恐れがある期間でも、例えば、CopyやPC‐Printの印刷ジョブである非FAXジョブを実行させ、非FAXジョブを実行させることができる。この場合、非FAXジョブを実行させた結果、ユーザによっては非印刷ジョブの印刷結果が許容できる印刷結果である場合があった。
特開2001−272888号公報
しかしながら、印刷結果が薄くなって印刷結果である文字がかすれてしまうため読めないことがある期間では、ユーザによってはCopyやPC‐Printの非FAXジョブの印刷結果が満足のいく印刷結果であるにも関わらず、依然としてFAXジョブの実行は禁止されており、非FAXジョブの印刷結果を見てからFAXジョブを実行させることができなかった。
そこで、ユーザが非FAXジョブの印刷結果を見てからFAXジョブを実行させるか判断できるFAX装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明のFAX装置は、FAXデータを受信する受信部と、色材を用いて記録用紙に印刷する印刷部と、印刷ジョブを実行し、印刷部に印刷を実行させる実行部と、FAXデータに基づく印刷ジョブであるFAXジョブの印刷品質を保つことのできる条件である印刷品質条件を満たすか否か判断する条件判断部と、条件判断部が印刷品質条件を満たさないと判断した場合、FAXジョブを記憶し、実行部によるFAXジョブの実行を保留させる印刷保留部と、実行部がFAXデータ以外の印刷ジョブである非FAXジョブを実行した後、印刷保留部に保留されているFAXジョブを実行部が実行させるかの問い合わせの表示をする表示部と、表示部が表示する印刷保留部に保留されているFAXジョブを実行させるかの問い合わせに対して、返答を入力する返答入力部と、返答入力部からFAXジョブを実行させる旨の返答がされたか否か判断する返答判断部と、を備え、印刷保留部は、返答判断部によりFAXジョブを実行させる旨の返答がされたと判断した場合に、印刷保留部に保留しているFAXジョブの保留を解除し、前記実行部は印刷保留部に保留を解除されたFAXジョブを実行することを特徴とする。
このように構成されたFAX装置によれば、ユーザは、非FAXジョブの印刷結果を見てからFAXジョブを実行させるか判断できることとなり、ユーザが許容した印刷品質でFAXジョブを実行させることができる。
また、実行部が実行するFAXジョブの印刷品質を保つことのできる所定量以上の色材の残量があるか否かを検出する残量検出部を備え、条件判断部は、印刷品質条件として、残量検出部に検出される色材の残量に基づいて印刷品質条件を満たすか否か判断してもよい。
このように構成されたFAX装置によれば、印刷品質に影響与える可能性が高い色材の残量を印刷品質条件とすることとなり、適切に印刷品質を判断することができる。
また、印刷部が複数の色材を用いて記録用紙に印刷する場合に、非FAXジョブに使用した色材を検出する色材検出部を備え、印刷保留部は、色材検出部により検出された非FAXジョブに使用した色材を用いて実行可能であり、かつ、保留しているFAXジョブの保留を解除するようにしてもよい。
このように構成されたFAX装置によれば、ユーザが許容した非FAXジョブと同程度の印刷品質が得られる可能性を高めることとなり、FAXジョブの印刷品質を推定しやすくなる。
また、印刷保留部は、1つの非FAXジョブを実行部が実行させた後、次の印刷ジョブとして、保留しているFAXジョブの保留を解除するようにしてもよい。
このように構成されたFAX装置によれば、印刷部が1つの非FAXジョブを印刷中に、FAXジョブに割り込まれることによる非FAXジョブ中での印刷品質に差異が出る可能性が低くなる。
また、印刷保留部は、複数の非FAXジョブを実行部が実行させる際に、非FAXジョブと非FAXジョブとの間に、保留しているFAXジョブの保留を解除するようにしてもよい。
このように構成されたFAX装置によれば、例えば、非FAXジョブを全部印刷してからFAXジョブを印刷してしまうと、FAXジョブの印刷品質が低下する可能性が高くなるが、これと比べて印刷品質が低下する可能性が低い非FAXジョブと非FAXジョブとのジョブの実行の間に、FAXジョブを実行させることとなり、ユーザが許容した非FAXジョブと同程度の印刷品質が得られる可能性を高めることができる。
また、FAXジョブを複数に分割する分割部を備え、印刷保留部は、表示部により分割部に複数に分割されたFAXジョブである分割ジョブのうち、実行部が分割ジョブ実行させた後、実行部に次の分割ジョブを実行させるかの問い合わせの表示がされ、返答入力部により入力された実行部に次の分割ジョブを実行させるかの問い合わせの返答が、実行部に次の分割ジョブを実行させる旨の返答であるか返答判断部が判断し、返答判断部が実行部に次の分割ジョブを実行させる旨の返答であると判断した場合に、次の分割ジョブの保留を解除するようにしてもよい。
このように構成されたFAX装置によれば、印刷部にFAXジョブを分割単位で印刷させるごとに、ユーザがFAXジョブの印刷品質をチェックすることとなり、ユーザが大量にかすれ印刷されてしまうことを回避することができる。
また、表示部は、印刷保留部に保留されているFAXジョブを表示し、表示部に表示されたFAXジョブから、実行部が実行させるFAXジョブを選択する選択部とを備え、印刷保留部は、保留しているFAXジョブのうち、選択部に選択されたFAXジョブの保留を解除するようにしてもよい。
このように構成されたFAX装置によれば、印刷保留部に保留されたFAXジョブから、ユーザ所望のFAXジョブを印刷させることが可能となり、ユーザの利便性が増す。
また、表示部は、非FAXジョブに使用した色材を用いて実行可能であり、かつ、印刷保留部に保留されているFAXジョブを、非FAXジョブの実行に使用した色材を用いて実行不可能であり、かつ、印刷保留部に保留されているFAXジョブよりも、強調して表示するようにしてもよい。
このように構成されたFAX装置によれば、FAXジョブのうち、非FAXジョブの印刷に使用した色材を用いて実行可能なFAXジョブをユーザが選択しやすくなり、ユーザの利便性が増す。
また、印刷保留部に保留されているFAXジョブのうち用紙枚数が少ないFAXジョブを取得する取得部を備え、表示部は、非FAXジョブの実行に使用した色材を用いて実行可能であり、かつ、印刷保留部に保留されているFAXジョブのうち、取得部に取得されたFAXジョブを強調して表示するようにしてもよい。
このように構成されたFAX装置によれば、ユーザの許容する印刷品質でFAXジョブの印刷を完結する可能性が高くなる。
本発明を適用した複合機の外観を表す斜視図である。 図1に示した複合機にかかる画像形成部の内部構成を示す図である。 図1に示した複合機にかかる画像読取部の内部構成を示す図である。 プロセス部の概略構成を示す断面図である。 色材残量検出機構の概念を示す概略図である。 色材残量検出機構における一般的な色材検出波形を示すグラフである。 複合機の電気的構成を示すブロック図である。 FAX受信処理の流れを示すフローチャートである。 印刷ジョブ監視処理の流れを示すフローチャートである。 FAXジョブのジョブリストの一例を示す図である。 FAXジョブと関連情報とのテーブルの一例を示す図である。 FAXジョブ印刷処理の流れを示すフローチャートである。
(複合機の全体構成)
実施の形態の複合機1は、図1に示すように、記録用紙に画像を形成する画像形成部10(本発明の印刷部の一例)と、原稿の画像を読み取る画像読取部20とを備えている。また、画像読取部20の前面側には、スタートキー、ストップキー、テンキー等から構成されるボタン群から構成される操作部14(本発明の返答入力部、選択部の一例)と、液晶ディスプレイからなる表示部15(本発明の表示部の一例)とが備えられ、操作部14により動作状況の表示やユーザによる入力操作が可能になっている。
(画像形成部の構成)
続いて、記録用紙に画像を形成する画像形成部10について説明する。画像形成部10は、図2に示すように、色材像を形成し、その色材像を記録用紙に転写するプロセス部50と、記録用紙上の未定着の色材を定着させる定着装置8と、画像形成前の記録用紙を載置する給紙トレイ91と、画像形成後の記録用紙を載置する排紙トレイ92とを備えている。
また、画像形成部10内には、底部に位置する給紙トレイ91に収容された記録用紙が、給紙ローラ71、プロセス部50、定着装置8を通り、排紙ローラ76を介して上部の排紙トレイ92への導かれるように、略S字形状の搬送路11(図2中の一点鎖線)が設けられている。
プロセス部50は、カラー画像の形成が可能であり、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応するプロセス部を並列に配置している。具体的には、Y色の画像を形成するプロセス部50Yと、M色の画像を形成するプロセス部50Mと、C色の画像を形成するプロセス部50Cと、K色の画像を形成するプロセス部50Kとを備えている。
さらに、画像形成部10は、各プロセス部50Y、50M、50C、50Kに光を照射する露光装置53と、搬送ローラ73、74によって張架され、記録用紙を各プロセス部50Y、50M、50C、50Kの転写位置に搬送する搬送ベルト7とを備えている。各プロセス部50K、50Y、50M、50Cは、周知の電子写真方式によって色材像を形成するものである。
画像形成部10は、給紙トレイ91に載置されている記録用紙を1枚ずつ取り出し、その記録用紙をプロセス部50に搬送し、プロセス部50にて形成された色材像をその記録用紙に転写する。その後、色材像が転写された記録用紙を定着装置8に搬送し、色材像をその記録用紙に熱定着させる。そして、定着後の記録用紙を排紙トレイ92に排出する。
(画像読取部の構成)
続いて、原稿の画像を読み取る画像読取部20について説明する。画像読取部20は、図3に示すように、原稿の画像を読み取るスキャナ部21と、原稿の自動搬送を行うADF(Auto Document Feeder:自動原稿供給装置)22とを備えている。スキャナ部21は、その上面に位置する透明なプラテンガラス23、24と、その内部に位置するCISユニット25とを備えている。
ADF22は、読み取り前の原稿を載置する原稿トレイ221と、読み取り後の原稿を載置する排出トレイ222とを備えている。具体的に、原稿トレイ221は、排出トレイ222の上方に配設されている。ADF22は、原稿トレイ221に載置された原稿を1枚ずつ取り出し、その原稿をADF22内の搬送路27に搬送し、その原稿の読み取りが行われた後、その原稿を排出トレイ222上に排出する。
原稿の読取方式としては、フラットベッド(原稿固定走査)方式と、ADF(原稿移動走査)方式とがある。フラットベッド方式の場合、原稿を1枚ずつプラテンガラス24(以下、「FBガラス24」とする)上に載置する。その状態で、CISユニット25が副走査方向(主走査方向に直交方向、図3の矢印A方向)に移動し、その際に主走査方向に1ラインずつ原稿の画像が読み取られる。
一方、ADF方式の場合、原稿を纏めて原稿トレイ221に載置する。そして、CISユニット25がプラテンガラス23(以下、「ADFガラス23」とする)に対向する位置に移動し、固定される。その状態で、原稿が1枚ずつADFガラス23に対向する位置(読取位置)に搬送され、その際に主走査方向に1ラインずつ原稿の画像が読み取られる。
また、CISユニット25は、LEDからなる光源と、セルフォックレンズ等の光学素子群と、光を受光するCIS(Contact Image Sensor)からなる受光素子群と、を備えている。具体的には、光源が光を照射し、照射された光が原稿によって反射され、反射光を光学素子群が集光し、集光された反射光が受光素子群によって受光されることにより原稿のアナログデータが取得される。そして、AD変換器がアナログデータをデジタルデータに変換し、画像データが生成されるように構成されている。
(プロセス部の構成)
続いて、プロセスカートリッジを構成するプロセス部50について説明する。プロセス部50は、図4に示すように、現像部60と、色材収容部70とを有し、両者が供給口69を介して連通している。本形態では、現像剤として、非磁性の一成分色材が色材収容部70内に充填される。
現像部60には、色材を担持するとともにその色材を感光体ドラムに向けて搬送する現像ローラ61と、現像ローラ61への色材の供給および現像ローラ61上の色材の掻き取りを行う色材供給ローラ62と、現像ローラ61上の色材の厚みを規制するとともに色材を荷電する規制部材63とを備えている。
色材収容部70には、色材を攪拌する部材としてのアジテータ71が設けられている。アジテータ71は、図示しないモータによって回転駆動され、色材収容部70内の色材を攪拌する。攪拌された色材の一部は、供給口69を介して現像部60に向かって放出される。また、色材収容部70の左右両側の側壁には、色材残量検出用の透光窓76(図4中では一方の側の透光窓のみを図示)が設けられている。色材の残量検出機構の詳細については後述する。
供給口69から現像部60に放出された色材は、色材供給ローラ62の回転によって現像ローラ61に供給され、このとき、色材供給ローラ62と現像ローラ61との間で摩擦帯電される。現像ローラ61上に供給された色材は、現像ローラ61の回転に伴って規制部材63と現像ローラ61との間に進入し、摩擦帯電されつつ薄層化される。そして、感光体ドラムとの対向位置にて、一部の色材が感光体ドラム上へと移動し、静電潜像を可視化する。
アジテータは、色材収容部70のほぼ全幅にわたる幅寸法を有する平板状の攪拌板74と、回転軸72に連される連接部材73とを有している。攪拌板74は、回転軸72の回転に伴って回転軸72を中心に回動し、色材収容部70内に格納された色材を攪拌する。
(色材残量検出機構の構成)
続いて、色材残量検出機構90(本発明の残量検出部の一例である)について説明する。色材残量検出機構90は、画像形成装置本体に配置される2つの光学センサーによって構成される。具体的には、図5に示すように、一方の透光窓76の外側に発光素子91が、他方の透光窓76の外側に受光素子92がそれぞれ配置される。そして、色材残量検出用の検出光93が発光素子91から射出され、色材収容部70内を通過した検出光90を受光素子92にて検出し、その出力値に応じて色材の残量を判断する。
図6は、色材残量検出機構90における一般的な色材検出波形を示している。図6のグラフ中、縦軸は色材検出レベルを示している。色材残量検出機構90では、色材によって透光窓76が完全に遮光されている状態(受光素子92にとっては受光レベルが低い状態)では色材の残量が多いと検出され、透光窓76が遮光されていない状態(受光素子92にとっては受光レベルが高い状態)では色材の残量が少ないと検出される。なお、色材の残量が本発明の印刷品質条件の一例である。
プロセス部50では、アジテータが回動することで色材を掻き集める。色材が掻き集められると、透光窓76が徐々に色材に覆われ、発光素子91と受光素子92との間の光路が徐々に遮光される。すなわち、色材が掻き集められることで、色材検出レベルが徐々に上昇する。
そして、アジテータ71が透光窓76を通過すると、掻き集められた色材も透光窓76を通過することになり、色材による遮光度合いが低くなる。すなわち、色材検出レベルが急降下する。光の通過期間(t)が所定時間以上となると、色材の残量が少ないと判断される。ここで、色材の残量が少ないと判断される場合は、印刷ジョブに基づいて画像形成部10に記録用紙上に画像を形成させると、画像にかすれ等が生じるおそれのある状態である。
また、色材検出波形中、色材検出レベルが急降下したタイミングから次の急降下のタイミングまでの間隔、すなわち色材検出波形が描くパルスの周期が、アジテータ71が透光窓76を通過する間隔(T)となる。この間隔(T)が色材残量検出機構90のオンオフの周期となる。アジテータ71が回転軸72上に1つのみ設けられている場合には、間隔(T)はアジテータ71の1回転する期間と等しい。
(複合機1の電気的構成)
続いて、複合機1の電気的構成について説明する。図7は、複合機の電気的構成を示すブロック図である。複合機1は、CPU101(本発明の実行部、条件判断部、返答判断部、分割部、取得部の一例である)と、ROM102と、RAM103と、NVRAM(Non Volatile RAM)104と、FAXインターフェース(FAX I/F)105と、ネットワークインターフェース(ネットワーク I/F)106と、画像形成部10と、操作部14と、表示部15と、画像読取部20と、色材残量検出機構90とを備える。
CPU101は、複合機1におけるスキャン機能、プリント機能、FAX通信機能等の各種機能を実現するための演算を実行し、制御の中枢となるものである。ROM102は、複合機1を制御するための各種制御プログラムや各種設定、初期値等を記憶するものである。
RAM103は、各種制御プログラムが読み出される作業領域として、あるいは画像等を一時的に記憶する記憶領域として利用される。NVRAM104は、不揮発性を有する記憶手段であって、各種設定ないし画像等を記憶するものである。
FAXインターフェース105は、FAX通信を行うためのものであり、電話回線に接続される。具体的にFAXインターフェース105は、NCUやモデム等によって構成される。
ネットワークインターフェース106には、パーソナルコンピュータ(PC)等の情報機器(不図示)が接続され、このネットワークインターフェース106を介して情報機器との相互のデータ通信が可能になっている。
なお、CPU101とNVRAM104とが本発明の印刷保留部の一例であり、CPU101とFAXインターフェース105とが本発明の受信部の一例である。また、CPU101と画像形成部10とが本発明の色材検出部の一例である。
(色材残量監視処理)
続いて、色材残量監視処理について説明する。CPU101は、定期的に色材残量監視処理を実行させている。
まず、CPU101は、色材残量検出機構90によって、定期的に色材残量を検出し、色材の残量が少ないか判断する。次に、CPU101は、色材の残量が少ないと判断した場合、FAXの受信モードが受信したFAXデータから生成される印刷ジョブであるFAXジョブ(以下、FAXジョブという)に基づいて画像形成部10に記録用紙上に画像を形成させずに、FAXジョブをNVRAM104に記憶させるメモリ受信モード(以下、メモリ受信モードという)に設定し、色材残量監視処理を終了する。なお、FAXジョブに基づいて画像形成部10に記録用紙上に画像を形成させずに、FAXジョブをNVRAM104に記憶させることを保留ともいう。
一方、CPU101は、色材の残量が多いと判断した場合、メモリ受信モードを設定せずに、色材残量監視処理を終了する。
(FAX受信処理)
続いて、図8は、FAX受信処理の流れを示すフローチャートである。FAX受信処理は、CPU101により定期的に実行され、他の処理とは別に実行される。
まず、CPU101は、FAXデータを受信したか判断し(S101)、FAXデータを受信していない場合(S101:NO)、FAXデータを受信するまで、FAXデータを受信するまで待機する。
一方、CPU101は、FAXデータを受信したと判断した場合(S101:YES)、FAXデータをNVRAM104に一時的に記憶させ、色材が少ないか判断する(S102)。CPU101は、色材の残量が少ないと判断した場合(S102:YES)、受信したFAXデータを解析して、印刷時に使用する色材の色を取得する(S103)。
S103に続いて、CPU101は、受信したFAXデータを解析して、印刷に必要な記録用紙の印刷枚数を取得し(S104)、受信したFAXデータを解析して得られた印刷時に使用する色材の色と印刷に必要な記録用紙の印刷枚数とを、FAXジョブに関連付けてNVRAM104に記憶させ(S105)、FAX受信処理を終了する。
S102において、CPU101は、色材の残量が少なくないと判断した場合(S102:NO)、受信したFAXデータに基づいて画像形成部10に記録用紙上に画像形成させ(S106)、NVRAM104に一時的に記憶させていたFAXデータをNVRAM104から消去させてから、FAX受信処理を終了させる。
(印刷ジョブ監視処理)
続いて、印刷ジョブ監視処理について説明する。図9は、印刷ジョブ監視処理の流れを示すフローチャートである。印刷ジョブ監視処理は、常時、FAX受信処理とは別に実行される。
まず、CPU101は、色材残量検出結果から色材の残量が少ないか判断し(S201)、色材の残量が少ないと判断した場合(S201:NO)、印刷ジョブ監視処理を終了させる。
一方、CPU101は、色材の残量が少ないと判断した場合(S201:YES)、FAXジョブがあるか判断し(S202)、FAXジョブがないと判断した場合(S202:NO)、印刷ジョブ監視処理を終了する。
S202において、CPU101は、FAXジョブがあると判断した場合(S202:YES)、PCからネットワークインターフェース106を介して送信された印刷ジョブ(本発明の非FAXジョブの一例であり、以下、非FAXジョブともいう)に基づいて画像形成部10に記録用紙上に画像を形成させるPC−Print(以下、PC−Printという)、又は、画像読取部20に読み取らせた原稿上の画像の画像データから生成される印刷ジョブ(本発明の非FAXジョブの一例であり、以下、非FAXジョブともいう)に基づいて画像形成部10に記録用紙上に画像を形成させるCopy(以下、Copyという)を実行させるか判断する(S203)。
S203において、CPU101は、PC−Print又はCopyを実行させると判断した場合(S203:YES)、1つの印刷ジョブに基づくPC−Print又はCopyにより画像形成部10が使用した色材の色を、例えば、CPU101は色材の色ごとに使用したドット数をカウントすることで画像形成部10が使用した色材の色を検出し(S204)、RAM103に記憶させる。
S204に続いて、CPU101は、1つの印刷ジョブに基づくPC−Print又はCopy終了たか判断し(S205)、1つの印刷ジョブに基づくPC−Print又はCopyが終了した場合(S205:YES)、S206に進む。
一方、1つの印刷ジョブに基づくPC−Print又はCopyが終了していない場合(S205:NO)、1つの印刷ジョブに基づくPC−Print又はCopyが終了するまで待機する。なお、S203において、CPU101は、PC−Print又はCopyを実行させないと判断した場合(S203:NO)、つまりPC−Print又はCopyの印刷ジョブがない場合、S201に戻る。
次に、S206において、CPU101は、FAXジョブに基づいて画像形成部10に記録用紙上に画像を形成させるか、ユーザに問い合わせる。具体的には、CPU101は、「メモリ受信したFAXデータを印刷しますか?」というメッセージを表示部15に表示させ、FAXジョブに基づいて画像形成部10に記録用紙上に画像を形成させる指示があるか判断する(S206)。
ここで、PC−Print又はCopyの印刷ジョブの後に、FAXジョブに基づいて画像形成部10に記録用紙上に画像を形成させるのは、PC−Print又はCopyの印刷ジョブの元となるデータはユーザ自身が所持している可能性が高く、画像形成に失敗しても印刷ジョブの元となるデータを失うわけではなく、やり直しがしやすい。一方、FAXジョブは電話回線を介して送信されたFAXデータから生成され、一度印刷してしまうと、NVRAM104等からFAXデータが消去されてしまう構成のFAX装置がほとんどある。
このような構成のFAX装置では、ユーザの手元にFAXデータの原本が残らず、印刷を失敗すると、ユーザはFAXデータの再送を依頼せねばならず、手間となる。このため、色材の残量が少ないときは、FAXジョブに基づいて画像形成部10に記録用紙上に画像を形成させていないが、色材が交換されたり、補充されたりするまでは、一切、FAXジョブに基づいて画像形成部10に記録用紙上に画像を形成させることができない。
そこで、ユーザが画像形成のやり直しがしやすいPC−Print又はCopyの印刷ジョブの画像形成の結果を視認し、画像形成の結果にはほとんどかすれがなく、ユーザが印刷結果を許容できる場合は、FAXジョブに基づいて画像形成部10に記録用紙上に画像を形成することが禁止されるときでも、FAXジョブに基づいて画像形成部10に記録用紙上に画像を形成させることができる。
S206において、CPU101は、FAXジョブに基づいて画像形成部10に記録用紙上に画像を形成させる指示があったと判断した場合(S206:YES)、具体的にはS207のメッセージでは「はい」「いいえ」の選択が可能であり、「はい」が選択されたと判断した場合、図10に示すようなFAXジョブのジョブリスト200を表示部15に表示させ(S207)、ユーザに画像形成部10に記録用紙上に画像を形成させるFAXジョブを選択させる。
ここで、図10のジョブリスト200を表示する際に、まず、CPU101は、S204において1つの印刷ジョブに基づくPC−Print又はCopyにより画像形成部10に使用させた色材の色と同じ色を使って、画像形成部10に記録用紙上に画像を形成させることができるFAXジョブを特定する。次に、色によって特定されたFAXジョブのうち印刷枚数の最も少ないFAXジョブに二重丸の記号を印刷ジョブ名の頭に付し、強調して表示する。
例えば、ジョブリスト200に表示されているFAXジョブ1〜4は、図11に示すテーブル201ように使用する色材の色と印刷に必要な記録用紙の印刷枚数との情報を関連付けて、NVRAM104に記憶されている。このとき、S203において、CPU101は、Y色、M色、C色を使用する印刷ジョブに基づくPC−Printを実行させると判断した場合、S204において、PC−Printにより画像形成部10に使用させた色材がY色、M色、C色であることをRAM103に記憶させる。
このとき、CPU101は、図11に示すようにFAXジョブ1がM色、Y色の色材を使用し、FAXジョブ2がM色、C色の色材を使用し、FAXジョブ3がM色、Y色、C色の色材を使用するので、PC−Printを実行させた場合に使用したY色、M色、C色の色材を使って、FAXジョブ1〜3を印刷することができると判断する。このため、FAXジョブ1〜3はジョブリスト200の上位に表示される。また、FAXジョブ1〜3のうち、FAXジョブ1とFAXジョブ2とは、印刷枚数が2枚で同じであり、FAXジョブ1〜3なかで最小の印刷枚数であるから、FAXジョブ1もFAXジョブ2も二重丸の記号を印刷ジョブ名の頭に付されて強調表示される。
なお、FAXジョブ4は、K色の色材を使用するので、FAXジョブ4を印刷させる場合はPC−Printを実行させた場合に使用していない色を使うこととなり、ジョブリスト200の最下位に表示されることとなる。また、FAXジョブ1〜3のうちFAXジョブ3は、印刷枚数が3枚であり、FAXジョブ1とFAXジョブ2の印刷枚数の2枚と比べて、印刷枚数が多いことから、FAXジョブ1とFAXジョブ2よりも下位に表示される。
次に、CPU101は、図10のジョブリスト200において画像形成部10に記録用紙上に画像を形成させるFAXジョブが選択されたか判断し(S208)、FAXジョブが選択されたと判断した場合(S208:YES)、選択されたFAXジョブについてFAXジョブ印刷処理を実行する(S209)。なお、FAXジョブ印刷処理についての詳細は後述する。
次に、CPU101は、S208において選択された全てのFAXジョブを画像形成部10に記録用紙上に画像を形成させたか判断し(S210)、選択された全てのFAXジョブを画像形成部10に記録用紙上に画像を形成させたと判断した場合(S210:YES)、印刷ジョブ監視処理を終了させる。
一方、CPU101は、選択された全てのFAX印刷ジョブを画像形成部10に記録用紙上に画像を形成させいないと判断した場合(S210:NO)、S209に戻り、選択された残りのFAXジョブを画像形成部10に記録用紙上に画像を形成させる。
なお、CPU101は、S206において「いいえ」が選択されたと判断した場合(S206:NO)、及び、印刷ジョブが選択されていないと判断した場合(S208:YES)、具体的には、図10においてユーザが「キャンセル」を選択した場合は、印刷ジョブ監視処理を終了する。
(FAXジョブ印刷処理)
続いて、FAXジョブ印刷処理について説明する。図12は、FAXジョブ印刷処理の流れを示すフローチャートである。FAXジョブ印刷処理は、CPU101により印刷ジョブ監視処理の中に実行される。
まず、CPU101は、S208において選択された1つのFAXジョブについて、記録用紙1枚分のFAXジョブ(本発明の分割ジョブの一例)を、画像形成部10に記録用紙上に画像を形成させる印刷処理を実行させるか判断し(S301)、記録用紙1枚分のFAXジョブの印刷処理を実行させたと判断した場合(S301:YES)、印刷処理の実行を一時停止させる(S302)。
なお、CPU101は、記録用紙1枚分のFAXジョブの印刷処理を実行させていないと判断した場合(S301:NO)、未だ記録用紙1枚分のFAXジョブの印刷処理が終わっていないので、記録用紙1枚分のFAXジョブの印刷処理が終わるまで待機する。
次に、CPU101は、FAXジョブの全てのページの印刷処理が終了したか判断し(S303)、FAXジョブの全てのページの印刷処理を終了させたと判断した場合(S303:YES)、全てのページの印刷処理が終了したFAXジョブをNVRAM104から削除させ(S304)、印刷処理の実行を終了させ(S306)、FAXジョブ印刷処理を終了させる。
一方、CPU101は、FAXジョブの全てのページの印刷処理を終了させていないと判断した場合(S303:NO)、次の記録用紙1枚分のFAXジョブの印刷処理を実行するか問い合わせ(S305)、具体的には「次のページも印刷させますか?」というメッセージを表示部15に表示させる。
そして、CPU101は、次の記録用紙1枚分の印刷処理を実行する指示があったと判断した場合(S305:YES)、具体的にはS307のメッセージでは「はい」「いいえ」の選択が可能であり、「はい」が選択されたと判断した場合、S301に戻る。そして、次の記録用紙1枚分のFAXジョブの印刷処理を実行させる。
一方、CPU101は、次の記録用紙1枚分の印刷処理を実行する指示がされなかったと判断した場合(S305:NO)、具体的には、「いいえ」が選択されたと判断した場合、NVRAM104から該当するFAXジョブにかかるFAXデータを削除させずに、印刷処理の実行を終了させ(S306)、FAXジョブ印刷処理を終了させる。これは、ユーザが記録用紙1枚分のFAXジョブの印刷処理結果に満足がいかなかったためであり、該当するFAXジョブは再度印刷処理を実行される可能性が高いので、NVRAM104から該当するFAXジョブにかかるFAXデータを削除させない方が、ユーザの利便性が増す。
(本実施形態の効果)
CPU101は、画像形成部10にFAXデータ以外の印刷ジョブであるPCからネットワークインターフェース106を介して送信された印刷ジョブ又は、画像読取部20に読み取らせた原稿上の画像の画像データから生成される印刷ジョブである非FAXジョブに基づいて記録用紙上に画像を形成させた後、NVRAM104に保留されているFAXジョブを印刷するか表示部15に表示させ、FAXジョブに基づいて画像形成部10に記録用紙上に画像を形成させる指示があるか判断し、FAXジョブに基づいて画像形成部10に記録用紙上に画像を形成させる指示があったと判断した場合AXジョブに基づいて画像形成部10に記録用紙上に画像を形成させる。
このように構成された複合機1によれば、ユーザは、非FAXジョブの印刷結果を見てからFAXジョブに基づいて画像形成部10に記録用紙上に画像を形成させるか判断できることとなり、ユーザが許容した印刷品質でFAXデジョブに基づいて画像形成部10に記録用紙上に画像を形成させることができる。
また、印刷品質条件は、色材の残量であるので、印刷品質に影響与える可能性が高い色材の残量を印刷品質条件とすることとなり、CPU101は、適切に印刷品質を判断することができる。
また、CPU101は、画像形成部10に非FAXジョブに基づいて記録用紙上に画像を形成したときに使用した色材を用いて記録用紙上に画像を形成させるので、ユーザが許容した非FAXジョブと同程度の印刷品質が得られる可能性を高めることとなり、FAXジョブの印刷品質を推定しやすくなる。
また、CPU101は、画像形成部10に1つの非FAXジョブに基づいて記録用紙上に画像を形成させた後、画像形成部10にFAXジョブに基づいて記録用紙上に画像を形成させるので、画像形成部10が1つの非FAXジョブに基づいて記録用紙上に画像を形成中にFAXジョブに割り込まれることにより、1つの非FAXジョブ中での印刷品質に差異が出る可能性が低くなり、非FAXジョブの印刷品質を保障することができる。
また、CPU101は、画像形成部10に複数の非FAXジョブに基づいて記録用紙上に画像を形成させる際に、非FAXジョブと非FAXジョブの間にFAXジョブに基づいて記録用紙上に画像を形成させるので、非FAXジョブに基づいて記録用紙上に画像を形成させた後でも色材の残量が多く、FAXジョブの印刷品質が高いことが期待できるときに、画像形成部10にFAXジョブに基づいて記録用紙上に画像を形成させることとなり、ユーザが許容した非FAXジョブと同程度の印刷品質が得られる可能性を高めることができる。
また、CPU101は、画像形成部10に複数に分割した分割単位でFAXジョブに基づいて記録用紙上に画像を形成させるごとに、画像の形成を停止させ、FAXジョブに基づいて記録用紙上に画像を形成させることを継続するか表示部15に表示させるので、画像形成部10にFAXジョブを分割単位で印刷させるごとに、ユーザがFAXジョブの印刷品質をチェックすることとなり、ユーザが大量にかすれ印刷されてしまうことを回避することができる。
また、表示部15は、NVRAM104に保留されたFAXジョブを表示し、表示部15に表示されたFAXジョブから、画像形成部10に画像を形成させるFAXジョブを選択する操作部14と、を備えている。CPU101は、操作部14の操作により選択されたFAXジョブに基づいて画像形成部10に記録用紙上に画像を形成させるので、NVRAM14に保留されたFAXジョブから、ユーザ所望のFAXジョブを印刷させることが可能となり、ユーザの利便性が増す。
また、CPU101は、非FAXジョブに基づいて記録用紙上に画像を形成したときに使用した色材を用いて印刷可能なFAXジョブを、非FAXジョブに基づいて記録用紙上に画像を形成したときに使用した色材を用いて印刷不可能なFAXジョブよりも、強調して表示部15に表示させるので、FAXジョブのうち、非FAXジョブの印刷に使用した色材を用いて印刷可能なFAXジョブをユーザが選択しやすくなり、ユーザの利便性が増す。
また、CPU101は、非FAXジョブに基づいて記録用紙上に画像を形成したときに使用した色材を用いて印刷可能なFAXジョブのうち、画像形成部10に画像を形成させる用紙枚数が少ないFAXジョブを強調して表示部15に表示させるので、ユーザの許容する印刷品質でFAXジョブの印刷を完結する可能性が高くなり、ユーザの許容する印刷品質でFAXジョブの印刷を完結する可能性が高くなる。
(その他の実施形態)
(1)本発明の一実施形態では、複合機1について説明したが、複合機1の形態に関わらず、FAX機、コピー機、画像形成部と読取部とFAX通信可能なその他の装置にも適用することができる。
(2)本発明の一実施形態では、色材残量監視処理において色材の残量が少ないと判断した場合、FAXの受信モードをメモリ受信モードに設定する実施形態であったが、その他の実施形態であってもよい。色材の残量が少ないときに限らず、例えば、現像ローラの回数が現像ローラの寿命となる所定回数に達した場合又は感光ドラムが劣化した場合に、FAXの受信モードをメモリ受信モードに設定する実施形態であってもよい。また、現像ローラの回数が現像ローラの寿命となる所定回数に達した場合又は感光ドラムが劣化した場合も、印刷品質条件の一例である。
(3)本発明の一実施形態では、印刷ジョブ監視処理においてPC−Print又はCopyの実行後に、FAXジョブに基づいて画像形成部10に記録用紙上に画像を形成させる実施形態であったが、他の実施形態であってもよい。PC−Print又はCopyに限らず、USBメモリ等に記憶されている印刷ジョブを複合機1に接続することにより、USBメモリ等に記憶されている印刷ジョブを画像形成部10に記録用紙上に画像を形成させるダイレクトプリントであってもよい。また、ユーザが手元に印刷ジョブのデータを所持しており、ユーザ以外の者から印刷ジョブのデータを取り寄せる必要のないものであれば、ダイレクトプリントに限られない。
(4)本発明の一実施形態では、PC−Printを実行させた場合に使用した色を使うFAXジョブは、ジョブリスト200の上位に表示され、重丸の記号を印刷ジョブ名の頭に付されて強調表示される実施形態であったが、さらに、太文字にするなどして強調表示してもよい。また、PC−Printを実行させた場合に使用していない色を使うFAXジョブは、グレイアウトさせたり、ジョブリスト200に表示させなかったりいという方法で強調表示してもよい。
(5)本発明の一実施形態では、PC−Printを実行させた場合に使用していない色を使うFAXジョブは、ジョブリスト200の最下位に表示されていたが、印刷させない実施形態であってもよい。この場合、ユーザが誤ってPC−Printを実行させた場合に使用していない色を使うFAXジョブを選択しても印刷させなくなり、ユーザの利便性が増す。
(6)本発明の一実施形態では、電話回線を介して送信されたFAXデータを受信するFAX実施形態であったが、インターネット回線を介して送信されたFAXデータを受信するFAX、いわゆるI−FAXの実施形態であってもよい。電話回線を介して送信されたFAXデータも、インターネット回線を介して送信されたFAXデータも、一度印刷してしまうと、NVRAM104等からFAXデータが消去されてしまい、ユーザの手元にFAXデータの原本が残らない。このため、印刷を失敗すると、ユーザはFAXデータの再送を依頼せねばならず、手間となる。よって、本発明をI−FAXに適用した場合にも、本発明の一実施形態に記載のFAXと同様の効果を得ることができる。
(7)本発明の一実施形態では、FAXジョブ印刷処理において、記録用紙1枚分のFAXジョブを、画像形成部10に記録用紙上に画像を形成させる印刷処理を実行させる実施形態であったが、分割単位は記録用紙1枚分に限られず、記録用紙2枚分、記録用紙3枚分としてもよい。
(8)本発明の一実施形態では、電子写真方式の画像形成装置の実施形態について説明したが、インクジェット方式の画像形成装置にも適用することができる。
(9)以上、本発明の一実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。また、本発明の一実施形態のFAXに限られず、例えば、PC-FAX等であってもよい。
1 複合機
10 画像形成部
14 操作部
15 表示部
20 画像読取部
90 色材残量検出機構
101 CPU
104 NVRAM
105 FAX I/F
106 ネットワーク I/F
200 ジョブリスト

Claims (8)

  1. 読取部と、ネットワークインターフェースと、外部記憶装置が接続される接続部と、を有し、
    FAXデータを受信するFAXインターフェースと、
    色材を用いて記録用紙に印刷する印刷部と、
    前記印刷部に印刷を実行させる実行部と、
    前記FAXインターフェースを介してFAXデータを印刷部に印刷させる前に、FAXデータに基づく印刷の印刷品質を保つことのできる条件である印刷品質条件を満たすか否かを判断する条件判断部と、
    FAXデータを記憶する内部記憶部と、
    前記条件判断部が印刷品質条件を満たさないと判断し、前記内部記憶部にFAXデータが記憶されているときに、前記読取部により読み取られた画像データに基づく印刷、前記ネットワークインターフェースを介して通信されたデータに基づく印刷、および、前記外部記憶装置に記憶されているデータに基づく印刷のうち少なくとも1つの印刷を前記実行部が実行したか否かを判断する実行判断部と、
    前記読取部により読み取られた画像データに基づく印刷、前記ネットワークインターフェースを介して通信されたデータに基づく印刷、および、前記外部記憶装置に記憶されているデータに基づく印刷のうち少なくとも1つの印刷を前記実行部が実行したと前記実行判断部が判断した場合、前記内部記憶部に記憶されているFAXデータに基づく印刷を実行させるか否かの問い合わせの表示をする表示部と、
    前記表示部が表示するFAXデータに基づく印刷を実行させるか否かの問い合わせに対して、返答を入力する返答入力部と、
    前記返答入力部からFAXデータに基づく印刷を実行させる旨の返答がされたか否かを判断する返答判断部と、を備え、
    前記実行部は、前記読取部により読み取られた画像データに基づく印刷、前記ネットワークインターフェースを介して通信されたデータに基づく印刷、および、前記外部記憶装置に記憶されているデータに基づく印刷のうち少なくとも1つの印刷を実行させた後、前記返答判断部によりFAXデータに基づく印刷を実行させる旨の返答がされたと判断した場合に、前記内部記憶部に記憶されているFAXデータに基づく印刷を実行させることを特徴とするFAX装置。
  2. 前記実行部が実行するFAXデータに基づく印刷の印刷品質を保つことのできる所定量以上の色材の残量があるか否かを検出する残量検出部を備え、
    前記条件判断部は、前記印刷品質条件として、前記残量検出部に検出される色材の残量に基づいて印刷品質条件を満たすか否かを判断することを特徴とする、請求項1に記載のFAX装置。
  3. 前記印刷部が複数の色材を用いて記録用紙に印刷する場合に、前記読取部により読み取られた画像データに基づく印刷、前記ネットワークインターフェースを介して通信されたデータに基づく印刷、および、前記外部記憶装置に記憶されているデータに基づく印刷のうち少なくとも1つの印刷に使用した色材を検出する色材検出部を備え、
    前記表示部は、前記色材検出部により検出された、前記読取部により読み取られた画像データに基づく印刷、前記ネットワークインターフェースを介して通信されたデータに基づく印刷、および、前記外部記憶装置に記憶されているデータに基づく印刷のうち少なくとも1つの印刷に使用した色材と同じ色の色材を用いて印刷を実行するFAXデータを表示することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のFAX装置。
  4. 前記表示部は、前記内部記憶部に記憶されているFAXデータを表示し、
    前記表示部に表示されたFAXデータから、前記実行部に実行させるFAXデータを選択させる選択部を備え、
    前記実行部は、前記読取部により読み取られた画像データに基づく印刷、前記ネットワークインターフェースを介して通信されたデータに基づく印刷、および、前記外部記憶装置に記憶されているデータに基づく印刷のうち1つの印刷を実行させた後、前記内部記憶部に記憶されているFAXデータのうち、前記選択部に選択されたFAXデータに基づく印刷を実行させることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のFAX装置。
  5. 前記表示部は、前記内部記憶部に記憶されているFAXデータを表示し、
    前記表示部に表示されたFAXデータから、前記実行部に実行させるFAXデータを選択させる選択部を備え、
    前記実行部は、前記読取部により読み取られた画像データに基づく印刷、前記ネットワークインターフェースを介して通信されたデータに基づく印刷、および、前記外部記憶装置に記憶されているデータに基づく印刷のうち複数の印刷を実行させる際に、前記読取部により読み取られた画像データに基づく印刷、前記ネットワークインターフェースを介して通信されたデータに基づく印刷、および、前記外部記憶装置に記憶されているデータに基づく印刷のいずれか1つの印刷と、前記読取部により読み取られた画像データに基づく印刷、前記ネットワークインターフェースを介して通信されたデータに基づく印刷、および、前記外部記憶装置に記憶されているデータに基づく印刷のいずれか1つの印刷との間に、前記内部記憶部に記憶されているFAXデータのうち、前記選択部に選択されたFAXデータに基づく印刷を実行させることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のFAX装置。
  6. FAXデータを複数に分割する分割部を備え、
    前記表示は、前記表示部により前記分割部に複数に分割されたFAXデータのうち、一のFAXデータに基づく印刷を前記実行部に実行させた後、前記実行部に他の分割ジョブを実行させるかの問い合わせの表示をし、
    前記返答入力部は、他の分割されたFAXデータに基づく印刷を前記実行部に実行させるか否かの問い合わせに返答を入力させ、
    前記返答判断部は、前記返答入力部により入力された他の分割されたFAXデータに基づく印刷を前記実行部に実行させるか否かの問い合わせの返答が、他の分割されたFAXデータに基づく印刷を前記実行部に実行させる旨の返答であるか否かを判断し、
    前記実行部は、前記返答判断部が次の分割されたFAXデータに基づく印刷を前記実行部に実行させる旨の返答であると判断した場合に、他の分割されたFAXデータに基づく印刷を実行させることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のFAX装置。
  7. 前記表示部は、前記読取部により読み取られた画像データに基づく印刷、前記ネットワークインターフェースを介して通信されたデータに基づく印刷、および、前記外部記憶装置に記憶されているデータに基づく印刷のうち少なくとも1つの印刷に使用した色材と同じ色の色材を用いて実行するFAXデータを、前記読取部により読み取られた画像データに基づく印刷、前記ネットワークインターフェースを介して通信されたデータに基づく印刷、および、前記外部記憶装置に記憶されているデータに基づく印刷のうち少なくとも1つの印刷に使用した色材と異なる色の色材を用いて実行するFAXデータよりも、強調して表示することを特徴とする請求項6に記載のFAX装置。
  8. 前記内部記憶部に記憶されているFAXデータのうち用紙枚数が少ないFAXデータを取得する取得部を備え、
    前記表示部は、前記取得部に取得されたFAXデータを強調して表示することを特徴とする請求項6又は請求項7に記載のFAX装置。
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