JP4802908B2 - 画像形成システム、画像形成装置、及び画像形成装置制御用プログラム - Google Patents

画像形成システム、画像形成装置、及び画像形成装置制御用プログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像形成システム、画像形成装置、及び画像形成装置制御用のプログラムに関する。
カラー複写機やカラープリンタ等の画像形成装置においては、カラー印刷+に使用される着色剤(カラートナーなど)の消費量を削減するために、種々の提案がこれまでになされている。
例えば、特許文献1に記載の画像形成装置においては、所定時点における総印刷枚数が予め設定された上限値を超えたと判定した場合に、本来はカラー印刷を実行すべき場合であっても、「経費節約モード」に移行してモノクロ印刷を実行する。これにより、カラー画像による総印刷枚数が減少するので、着色剤の消費量を削減することが可能となる。
特開2005−181736公報
しかし、特許文献1に記載の画像形成装置では、総印刷枚数が予め設定した上限値を超えて「経費節約モード」に移行してしまうと、その後はカラー印刷の実行が不可能となってしまう。この場合、画像形成装置の基本的な機能の一つともいえるカラー印刷機能が欠けた状態になるために、ユーザーにとって極めて使い勝手のわるいものとなっていた。
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたものであって、カラー画像の形成に使用される着色剤の消費量を抑制しつつ、カラー画像による画像形成機能を所定の条件下で実行できるようにした使い勝手の良い画像形成システム、画像形成装置、及び画像形成装置制御用プログラムを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段は、以下の発明である。
第1の発明は、画像データに基づき被記録媒体上にカラー画像またはモノクロ画像を選択的に形成可能な画像形成手段と、前記画像形成手段に対して画像データを出力する画像データ出力手段と、を備える画像形成システムにおいて、ユーザーが設定するNin1モードにおける集約数(N)が所定値以上の場合にカラー印刷可能と判定し、所定値を下回る場合はカラー印刷不可と判定する判定手段を備え、前記画像形成手段は、前記判定手段によりカラー印刷可能と判定された場合に、前記画像データ出力手段から出力される画像データに基づきカラー画像による画像形成を実行することを特徴とする、画像形成システムである。
第2の発明は、画像データに基づき被記録媒体上にカラー画像またはモノクロ画像を選択的に形成可能な画像形成手段と、前記画像形成手段に対して画像データを出力する画像データ出力手段と、を備える画像形成システムにおいて、ユーザーが設定する縮尺率が所定値以下の場合にカラー印刷可能と判定し、所定値を越える場合はカラー印刷不可と判定する判定手段を備え、前記画像形成手段は、前記判定手段によりカラー印刷可能と判定された場合に、前記画像データ出力手段から出力される画像データに基づきカラー画像による画像形成を実行することを特徴とする、画像形成システムである。
第3の発明は、画像データに基づき被記録媒体上にカラー画像またはモノクロ画像を選択的に形成可能な画像形成手段と、前記画像形成手段に対して画像データを出力する画像データ出力手段と、を備える画像形成システムにおいて、被記録媒体上に形成される画像の占有量あるいは占有率が所定値以下の場合にカラー印刷可能と判定し、所定値を越える場合はカラー印刷不可と判定する判定手段を備え、前記画像形成手段は、前記判定手段によりカラー印刷可能と判定された場合に、前記画像データ出力手段から出力される画像データに基づきカラー画像による画像形成を実行することを特徴とする、画像形成システムである。
第4の発明は、第1から第3発明のうちいずれか画像形成システムにおいて、前記所定値を任意に設定することが可能な設定手段を備えることを特徴とする、画像形成システムである。
第5の発明は、第1から第4発明のうちいずれか画像形成システムにおいて、前記画像形成手段は、前記判定手段によりカラー印刷不可と判定された場合に、前記画像データ出力手段から出力される画像データに基づきモノクロ画像による画像形成を実行することを特徴とする、画像形成システムである。
第6の発明は、第5の発明の画像形成システムにおいて、モノクロ画像による画像形成の実行の前に、モノクロ画像による画像形成を実行する旨をユーザーに報知する報知手段と、モノクロ画像による画像形成の実行の前に、モノクロ画像による画像形成の実行の許否をユーザーが入力可能な入力手段と、を備えることを特徴とする画像形成システムである。
第7の発明は、第1から第6発明のうちいずれか画像形成システムにおいて、前記判定手段は、画像データを構成するページ数が予め設定した第1基準値を上回るとき、カラー印刷不可と判定することを特徴とする、画像形成システムである。
第8の発明は、第1から第6発明のうちいずれか画像形成システムにおいて、前記判定手段は、画像データを構成するページ数が予め設定した第2基準値を下回るとき、カラー印刷可能と判定することを特徴とする、画像形成システムである。
第9の発明は、第1から第8発明のうちいずれか画像形成システムにおいて、前記画像形成手段によるカラー画像の形成に使用される着色剤の残量を検出する残量検出手段を備え、前記判定手段は、前記残量検出手段により検出される残量が予め設定した第3基準値を下回るとき、カラー印刷不可と判定することを特徴とする、画像形成システムである。
第10の発明は、第1から第8発明のうちいずれか画像形成システムにおいて、前記画像形成手段によるカラー画像の形成に使用される着色剤の残量を検出する残量検出手段を備え、前記判定手段は、前記残量検出手段により検出される残量が予め設定した第4基準値を上回るとき、カラー印刷可能と判定することを特徴とする、画像形成システムである。
第11の発明は、第1から第10発明のうちいずれか画像形成システムにおいて、前記判定手段によるカラー印刷可能/不可の判定処理を実行させるか否かをユーザーが選択可能な選択手段を備えることを特徴とする、画像形成システムである。
第12の発明は、第1から第11発明のうちいずれか画像形成システムにおいて、ユーザーがカラー印刷を指定するときに、その指定を入力するためのユーザーインターフェース画面を表示可能な表示部を備えており、前記判定手段によってカラー印刷可能と判定された場合には、前記表示部にカラー印刷の指定が可能な態様で前記ユーザーインターフェース画面を表示し、前記判定手段によってカラー印刷不可と判定された場合には、前記表示部にカラー印刷の指定が不能な態様で前記ユーザーインターフェース画面を表示することを特徴とする、画像形成システムである。
第13の発明は、画像データに基づき被記録媒体上にカラー画像またはモノクロ画像を選択的に形成可能な画像形成手段と、前記画像形成手段に対して画像データを出力する画像データ出力手段と、を備える画像形成装置において、ユーザーが設定するNin1モードにおける集約数(N)が所定値以上の場合にカラー印刷可能と判定し、所定値を下回る場合はカラー印刷不可と判定する判定手段を備え、前記画像形成手段は、前記判定手段によりカラー印刷可能と判定された場合に、前記画像データ出力手段から出力される画像データに基づきカラー画像による画像形成を実行することを特徴とする、画像形成装置である。
第14の発明は、画像データに基づき被記録媒体上にカラー画像またはモノクロ画像を選択的に形成可能な画像形成手段と、前記画像形成手段に対して画像データを出力する画像データ出力手段と、を備える画像形成装置において、ユーザーが設定する縮尺率が所定値以下の場合にカラー印刷可能と判定し、所定値を越える場合はカラー印刷不可と判定する判定手段を備え、前記画像形成手段は、前記判定手段によりカラー印刷可能と判定された場合に、前記画像データ出力手段から出力される画像データに基づきカラー画像による画像形成を実行することを特徴とする、画像形成装置である。
第15の発明は、画像データに基づき被記録媒体上にカラー画像またはモノクロ画像を選択的に形成可能な画像形成手段と、前記画像形成手段に対して画像データを出力する画像データ出力手段と、を備える画像形成装置において、被記録媒体上に形成される画像の占有量あるいは占有率が所定値以下の場合にカラー印刷可能と判定し、所定値を越える場合はカラー印刷不可と判定する判定手段を備え、前記画像形成手段は、前記判定手段によりカラー印刷可能と判定された場合に、前記画像データ出力手段から出力される画像データに基づきカラー画像による画像形成を実行することを特徴とする、画像形成装置である。
第16の発明は、画像データに基づき被記録媒体上にカラー画像またはモノクロ画像を選択的に形成可能な画像形成装置を制御するプログラムであって、ユーザーが設定するNin1モードにおける集約数(N)が所定値以上の場合にカラー印刷可能と判定し、所定値を下回る場合はカラー印刷不可と判定する判定処理を実行し、前記判定処理においてカラー印刷可能と判定した場合に、前記画像形成装置に対してカラー画像による画像形成を実行させることを特徴とする、画像形成装置制御用プログラムである。
第17の発明は、画像データに基づき被記録媒体上にカラー画像またはモノクロ画像を選択的に形成可能な画像形成装置を制御するプログラムであって、ユーザーが設定する縮尺率が所定値以下の場合にカラー印刷可能と判定し、所定値を越える場合はカラー印刷不可と判定する判定処理を実行し、前記判定処理においてカラー印刷可能と判定した場合に、前記画像形成装置に対してカラー画像による画像形成を実行させることを特徴とする、画像形成装置制御用プログラムである。
第18の発明は、画像データに基づき被記録媒体上にカラー画像またはモノクロ画像を選択的に形成可能な画像形成装置を制御するプログラムであって、被記録媒体上に形成される画像の占有量あるいは占有率が所定値以下の場合にカラー印刷可能と判定し、所定値を越える場合はカラー印刷不可と判定する判定処理を実行し、前記判定処理においてカラー印刷可能と判定した場合に、前記画像形成装置に対してカラー画像による画像形成を実行させることを特徴とする、画像形成装置制御用プログラムである。
第1,13,16の発明>
第1の発明に係る画像形成システム、第13の発明に係る画像形成装置、および第16の発明に係る画像形成装置制御用プログラムによれば、いわゆるNin1モードにおける集約数Nが所定値以上の場合にカラー画像による画像形成の実行が可能となるために、カラー画像による総印刷枚数あるいは総印刷面積を抑えることが可能である。これにより、カラー画像による画像形成機能を所定の条件下で実行できるようにしつつ、カラー画像の形成に使用される着色剤の消費量を削減することが可能である。
第2,14,17の発明>
第2の発明に係る画像形成システム、第14の発明に係る画像形成装置、および第17の発明に係る画像形成装置制御用プログラムによれば、ユーザーが設定する縮尺率が所定値以下の場合にカラー画像による画像形成の実行が可能となるために、カラー画像による総印刷面積を抑えることが可能である。これにより、カラー画像による画像形成機能を所定の条件下で実行できるようにしつつ、カラー画像の形成に使用される着色剤の消費量を削減することが可能である。
第3,15,18の発明>
第3の発明に係る画像形成システム、第15の発明に係る画像形成装置、および第18の発明に係る画像形成装置制御用プログラムによれば、被記録媒体上に形成される画像の占有量あるいは占有率が所定値以下の場合にカラー画像による画像形成の実行が可能となるために、カラー画像による総印刷面積を抑えることが可能である。これにより、カラー画像による画像形成機能を所定の条件下で実行できるようにしつつ、カラー画像の形成に使用される着色剤の消費量を削減することが可能である。
第4の発明>
第4の発明に係る画像形成システムによれば、前記所定値を任意に設定することが可能な設定手段を備えている。したがって、例えば、着色剤の消費量を大幅に削減したい場合には、前記所定値をより大きく(あるいはより小さく)設定できる。反対に、着色剤の消費量をそれほど削減しなくてもよい場合には、前記所定値をより小さく(あるいはより大きく)設定できる。
第5の発明>
第5の発明に係る画像形成システムによれば、判定手段によってカラー印刷不可と判定された場合であっても、モノクロ画像による画像形成が実行される。したがって、ユーザーは、カラー画像による印刷物の代わりにモノクロ画像による印刷物を取得することが可能であるので、印刷物をまったく取得できないという事態を回避することができる。
第6の発明>
第6の発明に係る画像形成システムによれば、モノクロ画像による画像形成の実行の最終的な決定を、ユーザーの判断に委ねることができる。これにより、より使い勝手の良い画像形成システムを実現することができる。
第7の発明>
第7の発明に係る画像形成システムによれば、画像データを構成するページ数が予め設定した第1基準値を上回るときにカラー印刷不可と判定するために、ページ数が多い印刷物に対してはカラー画像による画像形成の実行を制限することが可能になる。
第8の発明>
第8の発明に係る画像形成システムによれば、画像データを構成するページ数が予め設定した第2基準値を下回るときにカラー印刷可能と判定するために、ページ数が少ない印刷物に対してはカラー画像による画像形成の実行を許容することが可能である。
第9の発明>
第9の発明に係る画像形成システムによれば、カラー画像の形成に使用される着色剤の残量が予め設定した第3基準値を下回るときにカラー印刷不可と判定するために、着色剤の残量が少ないときにはカラー画像による画像形成の実行を制限することが可能である。
第10の発明>
第10の発明に係る画像形成システムによれば、カラー画像の形成に使用される着色剤の残量が予め設定した第4基準値を上回るときにカラー印刷可能と判定するために、着色剤の残量が多いときにはカラー画像による画像形成の実行を許容することが可能である。
第11の発明>
第11の発明に係る画像形成システムによれば、カラー印刷可能/不可の判定処理を実行させるか否かをユーザーが選択することができる。これにより、ユーザーの都合や状況等に応じて判定処理を実行させることが可能であり、例えば、着色剤の消費量を特に制限したい場合に判定処理を実行させることが可能である。
第12の発明>
第12の発明に係る画像形成システムによれば、ユーザーは、表示部に表示されているユーザーインターフェース画面を見ることによって、カラー印刷の指定が不能な態様であればカラー印刷の実行が不能であり、カラー印刷の指定が可能な態様であればカラー印刷の実行が可能であることを容易に認識することができる。
本発明の実施形態を、図1〜図11を参照しながら説明する。
(印刷システムの構成)
図1は、印刷システム100の全体構成を示すブロック図である。
図1に示すように、印刷システム100は、パーソナルコンピュータ110と複合機1とが、例えばLANケーブル102を介して接続されることにより構成されている。複合機1は、パーソナルコンピュータ110から出力される画像データを受信すると、この受信した画像データに基づきカラー画像あるいはモノクロ画像による画像形成を選択的に実行する。本実施形態では、印刷システム100が、本発明の「画像形成システム」に対応している。パーソナルコンピュータ110が、本発明の「画像データ出力手段」に対応している。複合機1が、本発明の「画像形成手段」ないし「画像形成装置」に対応している。
(パーソナルコンピュータ)
画像データ出力手段の一例としてのパーソナルコンピュータ110は、図1に示すように、外部からの入力操作を受け付ける操作部111(例えばキーボードやマウス等)と、印刷しようとする画像のプレビュー画面やユーザーインターフェース画面等を表示可能な表示部112(たとえばCRTモニタや液晶モニタ等)と、ROM113と、RAM114と、CPU115と、ハードディスク(HDD)116と、ネットワークインターフェース(ネットワークI/F)117とを備えて構成されている。ハードディスク116には、複合機1に出力する画像データを作成するためのアプリケーションソフトやプリンタドライバ等が記憶されている。CPU115は、操作部111から入力される起動指令等に基づいてアプリケーションソフトやプリンタドライバなどをハードディスク116から読み出して実行する。なお、CPU115は、後で説明するように、複合機1においてカラー印刷を行うか否かを判定するための判定処理を実行可能である。CPU115が、本発明の「判定手段」に対応している。
ROM113には、パーソナルコンピュータ110を制御するための各種制御プログラムや各種設定値、初期値等が予め記憶されている。
RAM114には、CPU115がROM113から読み出した各種制御プログラムや各種設定値、初期値等が一時的に記憶される。
また、RAM114には、ユーザーが操作部111を操作することによって入力された各種の指定(印刷枚数の指定、印刷の縮尺率の指定、Nin1モードの指定、集約数Nの指定、印刷の濃さの指定、カラー印刷/モノクロ印刷の指定など)、あるいは、ユーザーが複合機1の操作部39を操作することによって入力された各種の指定(印刷枚数の指定、印刷の縮尺率の指定、Nin1モードの指定、集約数Nの指定、印刷の濃さの指定、カラー印刷/モノクロ印刷の指定など)が一時的に記憶される。
さらに、RAM114には、パーソナルコンピュータ110内のアプリケーションソフトやプリンタドライバ等で作成された画像データが一時的に記憶される。
ユーザーが所定の操作を行うことによって、操作部111からCPU115に対して印刷要求指令が出力される。CPU115が操作部111からの印刷要求指令を受信すると、アプリケーションソフトにて作成された画像データをプリンタドライバに引き渡す処理が実行されるとともに、プリンタドライバによって画像データを例えばPDLデータに変換(展開)する処理が実行される。次いで、ネットワークインターフェース117及びLANケーブル102を介して、複合機1へ画像データが出力される。
(複合機)
図2は、複合機1の外観を示す斜視図である。図3は、原稿カバー35を持ち上げた状態の複合機1の外観を示す斜視図である。
図2に示すように、画像形成手段の一例としての複合機1は、プリンタ機能、スキャナ機能、コピー機能、ファクシミリ機能など、複数の機能を一体的に備えた装置である。この複合機1の本体部2の内部には、被記録媒体の一例としての用紙5上に画像を形成するための画像形成部10が収容されている。また、この複合機1の本体部2の上部には、ファクシミリ原稿あるいはコピー原稿を読み取るための原稿読取部3が設けられている。
(複合機の構成)
図4は、複合機1の本体部2の内部構造を示す側断面図である。なお、以下では、図4における左側を「前方」として説明する。
本体部2は、略箱形のケーシング4を備えており、このケーシング4の底部には、給紙トレイ6が前方へ引き出し可能に設けられている。この給紙トレイ6の内部には、複数枚の用紙5を積層した状態で収容することが可能である。給紙トレイ6の前端部上方には、給紙ローラ7が設けられており、この給紙ローラ7の回転により給紙トレイ6内の最上部に積載された1枚の用紙5が、給紙ローラ7の上方に設けられたレジストローラ8に送り出される。レジストローラ8では、その用紙5を所定のタイミングで、後方のベルトユニット11上へ送り出す。
ケーシング4内における給紙トレイ6の上方には、画像形成部10が設けられている。画像形成部10は、ベルトユニット11と、4つのプロセスユニット12M,12C,12Y,12Kと、4つの露光部13と、定着器14とから構成されている。
ベルトユニット11は、前後一対の支持ローラ16,17間に搬送ベルト18を水平に架設してなり、後側の支持ローラ17が回転駆動されることにより循環移動し、その上面に載せた用紙5を後方へ搬送する。搬送ベルト18の内側には、プロセスユニット12M,12C,12Y,12Kがそれぞれ有する各感光ドラム26と対向配置される4つの転写ローラ19が前後に並んで設けられている。
露光部13は、それぞれ画像データの一色分に対応するレーザ光Lを光源から出射し、そのレーザ光Lをポリゴンモータ21により回転駆動されるポリゴンミラー等を介して、感光ドラム26の表面上に高速走査にて照射する。
プロセスユニット12M,12C,12Y,12Kは、それぞれマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、及びブラック(K)のトナーを収容するトナー収容室23や、供給ローラ24、現像ローラ25、感光ドラム26、スコロトロン型帯電器27等を備えている。トナー収容室23に収容されているM、C、Yの各トナーが、本発明の「着色剤」に対応している。M、C、Y、Kの各トナーを収容する4つのトナー収容室23には、トナー収容室23に収容されているトナーの残量を検出するための残量検出部22が設けられている。残量検出部22は、トナー収容室23を左右両側から挟むように対向して配置された投光素子及び受光素子と、トナー収容室23の両側壁に設けられた窓によって構成されており、投光素子から発せられた光が窓を通過して受光素子によって受光されることによってトナーの残量を検出する仕組みになっている。この残量検出部22が、本発明の「残量検出手段」に対応している。
トナー収容室23に収容されているトナーは、供給ローラ24の回転により現像ローラ25に供給される。現像ローラ25に供給されたトナーは、供給ローラ24と現像ローラ25との間の摩擦により正に帯電される。感光ドラム26の表面は、感光ドラム26の回転に伴って、まず、スコロトロン型帯電器27により一様に正帯電された後、露光部13からのレーザ光Lにより露光される。これにより、感光ドラム26の表面には、用紙5上に形成すべき画像に対応した静電潜像が形成される。次いで、現像ローラ25の回転により、現像ローラ25上のトナーが感光ドラム26の表面に供給され、静電潜像にトナーが付着し、静電潜像が可視化されてトナー像が形成される。感光ドラム26の表面上に担持されたトナー像は、用紙5が感光ドラム26と転写ローラ19との間を通過する間に、転写ローラ19に印加される転写バイアス電圧によって、用紙5上に転写される。
定着器14は、熱源を有する加熱ローラ28と、用紙5を加熱ローラ28側へ押圧する加圧ローラ29とを備えている。用紙5が加圧ローラ29と加熱ローラ28の間を通過することによって、用紙5上に担持されたトナー像が紙面に対して熱定着される。そして、定着器14によりトナーが熱定着された用紙5は、上方へ搬送され、ケーシング4の上面に設けられた排出トレイ30上に排出される。
(原稿読取部)
原稿読取部3は、図2及び図3に示すように、透明なガラス板からなる原稿載置部33を備えている。この原稿載置部33には、いわゆるフラットベッド方式で原稿の読み取りを行う際に原稿が載置される。また、原稿載置部33の上面は、ADF34を備えた原稿カバー35により開閉可能に覆われている。ADF34は、複数枚の原稿を積載可能な原稿トレイ36を備えている。この原稿トレイ36には、原稿が載置されているか否かを検出するためのフォトセンサ等を利用した原稿検出センサ(図示せず)が設けられている。ADF34は、原稿トレイ36に載置された原稿を一枚ずつ搬送して、その原稿を次に述べるCCDイメージセンサ(図示せず)により読み取らせた後に排出する。
原稿載置部33の下側には、CCDイメージセンサが設けられている。このCCDイメージセンサは、前後方向に一列に並んで配置されたフォトダイオードにより構成されており、光源から発せられる強い光を原稿に当てたときの反射光を個々のフォトダイオードで受光し、原稿の画素毎に反射光の光強度(明度)を検出して電気信号に変換する。原稿読取部3では、この電気信号をA/D変換器(図示せず)にてデジタルデータ化することによって、原稿の表面に形成されている画像を画像データとして読み取ることが可能である。原稿読取部3において読み取られた画像データは、RAM43に一旦記憶されるか、あるいは、画像形成部10に直接出力される。そして、この原稿読取部3から出力される画像データに基づいて、画像形成部10における画像形成が実行される。
原稿読取部3の上面には、操作部39が設けられている。この操作部39は、各種のボタンやタッチパネル画面等により構成されている。ユーザーは操作部39を操作することによって、複合機1による印刷を開始させるための印刷開始指令等を入力することができるようになっている。また、ユーザーは操作部39を操作することによって、印刷枚数の指定、印刷の縮尺率の指定、Nin1モードの指定、集約数Nの指定、印刷の濃さの指定、カラー印刷/モノクロ印刷の指定、など、各種の指定を入力することができるようになっている。
(複合機の電気的構成)
図1には、複合機1の電気的構成が簡略的に示されている。
図1に示すように、複合機1は、操作部39と、画像形成部10と、ROM41と、RAM43と、CPU42と、原稿読取部3と、残量検出部22と、ネットワークインターフェース40と、を備えている。
ROM41には、複合機1を制御するための各種制御プログラムや各種設定値、初期値等が予め記憶されている。
RAM43には、CPU42がROM41から読み出した各種制御プログラムや各種設定値、初期値等が一時的に記憶される。
また、RAM43には、ユーザーが操作部39を操作することによって入力された各種の指定(印刷枚数の指定、印刷の縮尺率の指定、Nin1モードの指定、集約数Nの指定、印刷の濃さの指定、カラー印刷/モノクロ印刷の指定など)、あるいは、ユーザーがパーソナルコンピュータ110の操作部111を操作することによって入力された各種の指定(印刷枚数の指定、印刷の縮尺率の指定、Nin1モードの指定、集約数Nの指定、印刷の濃さの指定、カラー印刷/モノクロ印刷の指定など)が一時的に記憶される。
さらに、RAM43には、原稿読取部3から出力される画像データ、あるいは、パーソナルコンピュータ110から出力される画像データが一時的に記憶される。
CPU42は、ROM41から読み出した各種制御プログラムや各種設定値に従って、複合機1の各構成要素を制御する。また、CPU42は、RAM43から読み出した画像データに基づく画像形成処理を画像形成部10において実行するための制御を行う。さらに、CPU42は、後で説明するように、複合機1においてカラー印刷を行わせるか否かを判定するための判定処理を実行可能である。なお、CPU42が、本発明における「判定手段」に対応している。
複合機1は、ネットワークインターフェース40を介してパーソナルコンピュータ110と接続されている。これにより、パーソナルコンピュータ110内のアプリケーションソフトやプリンタドライバ等にて作成された画像データを複合機1に出力することが可能となっている。また、パーソナルコンピュータ110の操作部111により入力された各種の指定(印刷枚数の指定、印刷の縮尺率の指定、Nin1モードの指定、集約数Nの指定、印刷の濃さの指定、カラー印刷/モノクロ印刷の指定など)を複合機1に出力することが可能となっている。
複合機1では、いわゆるNin1モードによる印刷の実行が可能である。
このNin1モードとは、Nページ分の画像を1枚の用紙5上に印刷するモードのことである。つまり、1枚の用紙5をN分割して、その分割されたそれぞれの領域に1ページ分の画像を印刷する。例えば、集約数Nが4の場合には、4ページ分の画像が、1枚の用紙5上の左上、左下、右上、右下の領域にそれぞれ印刷される。このNin1モードを実行することによって、総印刷枚数を削減することが可能である。
Nin1モードによる印刷を実行する場合には、パーソナルコンピュータ110の操作部111を操作することによってNin1モードの指定を入力するか、あるいは、複合機1の操作部39を操作することによってNin1モードの指定を入力する。
Nin1モードにおける集約数Nを指定する場合には、パーソナルコンピュータ110の操作部111を操作することによって集約数Nを入力するか、あるいは、複合機1の操作部39を操作することによって集約数Nを入力する。集約数Nは、例えば、2、4、9、16などのあらかじめ用意された数値から選択して入力することも可能である。
また、複合機1では、印刷の縮尺率の指定が可能である。
この縮尺率とは、言い換えれば、印刷の倍率のことである。縮尺率は、パーソナルコンピュータ110の操作部111を操作して入力するか、あるいは、複合機1の操作部39を操作して入力する。縮尺率は、例えば、25%から400%の範囲内で任意に指定することが可能である。
また、複合機1では、カラー印刷/モノクロ印刷の指定が可能である。ただし、以下で説明する判定処理の結果次第では、カラー印刷の指定が不能となる。カラー印刷/モノクロ印刷の指定は、パーソナルコンピュータ110の操作部111を操作するか、あるいは、複合機1の操作部39を操作して入力することが可能である。
なお、Nin1モードの指定、集約数Nの指定、縮尺率の指定、カラー印刷/モノクロ印刷の指定などは、パーソナルコンピュータ110の表示部112に表示したユーザーインターフェース画面を介してユーザーが入力するように構成することが可能である。あるいは、操作部39の一例としてのタッチパネル画面等を介してユーザーが入力するように構成することも可能である。
(カラー印刷開始処理)
以下、複合機1にカラー印刷を開始させるための「カラー印刷開始処理」について具体的に説明する。なお、「カラー印刷開始処理」は、パーソナルコンピュータ110のCPU115、あるいは、複合機1のCPU42において実行することが可能である。以下では、パーソナルコンピュータ110のCPU115において実行する例について説明する。
図5は、カラー印刷開始処理のフローチャートである。
ユーザーによってカラー印刷の開始指令が入力されると、CPU115によって図5のフローチャートに示す「カラー印刷開始処理」が実行される。これとは反対に、ユーザーによってモノクロ印刷の開始指令が入力されると、図5のフローチャートに示す「カラー印刷開始処理」は実行されない(通常のモノクロ印刷が実行される)。
カラー印刷開始処理では、まず、ステップS12の「判定処理」を実行するか否かを判定する(ステップS10)。
すなわち、ユーザーは、カラー印刷可能/不可を判定するための「判定処理」をCPU115によって実行させるかどうかを任意に選択することが可能である。例えば、「判定処理」を実行させることを選択する場合には、「判定処理を実行する」ことを意味する指令をパーソナルコンピュータ110の操作部111によって入力する。反対に、「判定処理」を実行させないことを選択する場合には、「判定処理を実行しない」ことを意味する指令をパーソナルコンピュータ110の操作部111によって入力する。ユーザーによって入力されたこれらの指令は、RAM114やハードディスク116等に設定値としてあらかじめ記憶される。そして、RAM114やハードディスク116等に記憶されたこれらの設定値がCPU115によって読み出しされることによって、「判定処理」を実行するか否かを判定することができるようになっている(ステップS10)。
なお、CPU115によって「判定処理」を実行させるかどうかをユーザーが選択するための操作部111が、本発明の「選択手段」に対応している。
ステップS10において「判定処理を実行する(YES)」と判定された場合には、次のステップS11に進む。
ステップS10において「判定処理を実行しない(NO)」と判定された場合には、画像データに基づくカラー印刷を実行し(ステップS14)、カラー印刷開始処理が終了する。
ステップS11では、RAM114やハードディスク116等に記憶されている各種の設定値がCPU115によって読み出しされる。
ステップS11では、例えば、以下の設定値が読み出しされる。
(a)集約数Nによる判定処理を実行するか否かを設定するための設定値
(b)縮尺率Kによる判定処理を実行するか否かを設定するための設定値
(c)占有率Cによる判定処理を実行するか否かを設定するための設定値
(d)トナー残量Rによる判定処理を実行するか否かを設定するための設定値
(e)ページ数Pによる判定処理を実行するか否かを設定するための設定値
(f)集約数Nのしきい値N1
(g)縮尺率Kのしきい値K1
(h)占有率Cのしきい値C1
(i)トナー残量Rのしきい値R1、R2
(j)ページ数Pのしきい値P1、P2
ステップS11において読み出しされる上記(a)〜(j)の設定値は、ユーザーがあらかじめ操作部111により入力してRAM114やハードディスク116等に記憶させておくことができる。
ユーザーが上記(a)〜(j)の設定値を任意に設定することのできる操作部111が、本発明の「設定手段」に対応している。
ステップS11において上記(a)〜(j)の設定値が読み出しされた後、次のステップS12に進む。
ステップS12では、カラー印刷可能/不可の判定をするための「判定処理」が実行される。
この判定処理では、図6のフローチャートに示す「判定処理1」、あるいは、図7のフローチャートに示す「判定処理2」が実行される。以下では、まず、「判定処理1」について説明した後に、「判定処理2」について説明する。
(判定処理)
図6のフローチャートに示す「判定処理1」について説明する。
判定処理1では、まず、集約数Nがしきい値N1以上であるか否かが判定される(ステップS20)。集約数Nは、カラー印刷開始処理が実行される毎に、ユーザーが操作部111等によって入力する値である(つまり、これから実行しようとする印刷の集約数のことである)。しきい値N1は、集約数Nのしきい値として、ユーザーや部門内の管理者等によって予め設定されている値である。
例えば、予め設定されているしきい値N1が「4」である場合には、集約数Nが4以上であるか否かを判定する。集約数Nが4以上であると判定した場合(YES)には、次のステップS21に進む。集約数Nが4以上ではない(つまり、集約数Nがしきい値N1を下回る)と判定した場合(NO)には、ステップS26に進み、「カラー印刷不可」と判定し、図5のフローチャートに戻る(リターン)。
ステップS21では、縮尺率Kがしきい値K1以下であるか否かが判定される。縮尺率Kは、カラー印刷開始処理が実行される毎に、ユーザーが操作部111等によって入力する値である(つまり、これから実行しようとする印刷の縮尺率のことである)。しきい値K1は、縮尺率Kのしきい値として、ユーザーや部門内の管理者等によって予め設定されている値である。
例えば、予め設定されているしきい値K1が「50(%)」である場合には、縮尺率Kが50%以下であるか否かを判定する。縮尺率Kが50%以下であると判定した場合(YES)には、次のステップS22に進む。縮尺率Kが50%以下ではないと判定した場合(NO)には、ステップS26に進み、「カラー印刷不可」と判定し、図5のフローチャートに戻る(リターン)。
ステップS22では、占有率Cがしきい値C1以下であるか否かが判定される。
占有率Cとは、用紙5上に形成される画像の占有率のことである。占有率Cは、原稿読取部3において読み取られた画像データ、あるいは、パーソナルコンピュータ110内のアプリケーションソフト等により作成された画像データに基づいて算出することが可能である。占有率Cは、パーソナルコンピュータ110のCPU115、あるいは、複合機1のCPU42において算出することが可能である。
例えば、画像データをドット単位毎に0、1データで表現したときに、0が画像形成されない部分(トナーが付着しない部分)、1が画像形成される部分(トナーが付着する部分)に対応すると仮定した場合には、この0、1の比率によって占有率を算出することができる。0、1の数が同数であれば、占有率は50%であるということである。
例えば、予め設定されているしきい値C1が「30(%)」である場合には、占有率Cが30%以下であるか否かを判定する。占有率Cが30%以下であると判定した場合(YES)には、次のステップS23に進む。占有率Cが30%以下ではないと判定した場合(NO)には、ステップS26に進み、「カラー印刷不可」と判定し、図5のフローチャートに戻る(リターン)。
なお、ステップS22では、「占有率」の代わりに、「占有量」によって同様の処理を実現することも可能である。
つまり、画像データをドット単位毎に0、1データで表現したときに、0は無視して、1の数をカウントすることによって、このカウントされた「1」の数を「占有量C'」とすることができる。そして、この占有量C'がしきい値C1'以下であるか否かを判定することによって、上記ステップS22と同様の処理を実現することが可能である。
ステップS23では、トナー残量Rがしきい値R1を下回っているか否かが判定される。トナー残量Rは、残量検出部22によって検出することが可能である。しきい値R1は、トナー残量Rのしきい値として、ユーザーや部門内の管理者等によって予め設定されている値である。
例えば、予め設定されているしきい値R1が「10%」である場合には、トナー残量Rが10%を下回っているか否かを判定する。トナー残量Rが10%を下回っていると判定した場合(YES)には、ステップS26に進み、「カラー印刷不可」と判定し、図5のフローチャートに戻る(リターン)。トナー残量Rが10%を下回っていないと判定した場合(NO)には、次のステップS24に進む。
ステップS24では、ページ数Pがしきい値P1を上回っているか否かが判定される。
ページ数Pとは、用紙5上に画像データに基づく画像を形成したときのページ数のことである。ページ数Pは、原稿読取部3において読み取られた画像データ、あるいは、パーソナルコンピュータ110内のアプリケーションソフト等により作成された画像データに基づいて算出することが可能である。ページ数Pは、パーソナルコンピュータ110のCPU115、あるいは、複合機1のCPU42において算出することが可能である。しきい値P1は、ページ数Pのしきい値として、ユーザーや部門内の管理者等によって予め設定されている値である。
例えば、予め設定されているしきい値P1が「10ページ」である場合には、ページ数Pが10ページを上回っているか否かを判定する。ページ数Pが10ページを上回っていると判定した場合(YES)には、ステップS26に進み、「カラー印刷不可」と判定し、図5のフローチャートに戻る(リターン)。ページ数Pが10ページを上回っていないと判定した場合(NO)には、次のステップS25に進む。
ステップS25では、カラー印刷可能と判定する。反対に、ステップS26では、カラー印刷不可と判定する。CPU115によって判定したこれらの結果は、RAM114等に一時的に記憶される。
ステップS25あるいはステップS26の処理が終了すると、図6のフローチャートの「判定処理1」が終了する。「判定処理1」が終了した後は、図5のフローチャートに戻り、次のステップS13に進む(リターン)。
次に、図7のフローチャートに示す「判定処理2」について説明する。
判定処理2におけるステップS30からステップS32までの処理は、判定処理1におけるステップS20からステップ22までの処理とほぼ同様である。ただし、ステップS32では、占有率Cがしきい値C1以下であると判定した場合(YES)には、ステップS35に進み、「カラー印刷可能」と判定する。集約数Nがしきい値N1以上ではないと判定した場合、縮尺率Kがしきい値K1以下ではないと判定した場合、占有率Cがしきい値C1以下ではないと判定した場合(NO)には、次のステップS33に進む。
ステップS33では、トナー残量Rがしきい値R2を上回っているか否かが判定される。しきい値R2は、トナー残量Rのしきい値として、ユーザーや部門内の管理者等によって予め設定されている値である。
例えば、予め設定されているしきい値R2が「20%」である場合には、トナー残量Rが20%を上回っているか否かを判定する。トナー残量Rが20%を上回っていると判定した場合(YES)には、ステップS35に進み、「カラー印刷可能」と判定する。トナー残量Rが20%を上回っていないと判定した場合(NO)には、次のステップS34に進む。
ステップS34では、ページ数Pがしきい値P2を下回っているか否かが判定される。しきい値P2は、ページ数Pのしきい値として、ユーザーや部門内の管理者等によって予め設定されている値である。
例えば、予め設定されているしきい値P2が「5ページ」である場合には、ページ数Pが5ページを下回っているか否かを判定する。ページ数Pが5ページを下回っていると判定した場合(YES)には、ステップS35に進み、「カラー印刷可能」と判定する。ページ数Pが5ページを下回っていないと判定した場合(NO)には、ステップS36に進み、「カラー印刷不可」と判定し、図5のフローチャートに戻る(リターン)。
上述の「判定処理1」あるいは「判定処理2」が終了すると、図5のフローチャートに戻り、次のステップS13に進む。
ステップS13では、カラー印刷が可能か否かが判定される。
すなわち、ステップS12の「判定処理」では、カラー印刷可能/不可の判定がなされており、この判定結果がRAM114等に記憶されている。CPU115は、このRAM114等に記憶されている判定結果を読み出すことによって、カラー印刷が可能か否かを判定する。
ステップS13において、カラー印刷可能と判定した場合(YES)には、ステップS14に進む。
ステップS13において、カラー印刷不可と判定した場合(NO)には、ステップS15に進む。
ステップS14では、カラー印刷処理が実行される。すなわち、パーソナルコンピュータ110から複合機1に対して、カラー印刷の実行を開始させるための指令が出力される。複合機1は、カラー印刷の開始指令を受信すると、画像形成部10において画像データに基づくカラー画像の形成を開始する。
ステップS15では、ユーザーに対してモノクロ画像による画像形成を実行する旨を報知する。報知の手段は、特に制限するものではない。例えば、パーソナルコンピュータ110に備えられているスピーカ等の音源から「モノクロ画像による画像形成を実行する」旨の音声を発生させてもよい。あるいは、表示部112の一例としてのCRTモニタの画面に、「モノクロ画像による画像形成を実行する」旨の文字等を表示させてもよい。この場合、スピーカやCRTモニタ等が、本発明の「報知手段」に対応する。報知を行った後は、次のステップS16に進む。
ステップS16では、モノクロ印刷を実行するか否かが判定される。
すなわち、ユーザーは、モノクロ画像による画像形成の実行の許否を、パーソナルコンピュータ110の操作部111(あるいは複合機1の操作部39)を介して入力することが可能である。そして、ユーザーによって「モノクロ印刷可」の指令が入力された場合には、モノクロ印刷可能と判定し(YES)、次のステップS17に進む。反対に、ユーザーによって「モノクロ印刷不可」の指令が入力された場合には、モノクロ印刷不可と判定し(NO)、図5のフローチャートのカラー印刷開始処理が終了する。なお、ユーザーがモノクロ画像による画像形成の実行の許否を入力することのできる操作部111(あるいは操作部39)が、本発明の「入力手段」に対応している。
ステップS17では、モノクロ印刷処理が実行される。すなわち、パーソナルコンピュータ110から複合機1に対して、モノクロ印刷の実行を開始させるための指令が出力される。複合機1は、モノクロ印刷の開始指令を受信すると、画像形成部10において画像データに基づくモノクロ画像の形成を開始する。モノクロ印刷処理が終了すると、図6のフローチャートのカラー印刷開始処理が終了する。
上述の判定処理は、その全部を実行してもよいし、一部のみを実行してもよい。
すなわち、
1.集約数Nによる判定処理(ステップS20、S30)
2.縮尺率Kによる判定処理(ステップS21、S31)
3.占有率Cによる判定処理(ステップS22、S32)
4.トナー残量Rによる判定処理(ステップS23、S33)
5.ページ数Pによる判定処理(ステップS24、S34)
これらの1〜5の判定処理は、全部を実行してもよいし、一部のみを実行してもよい。これらの判定処理を実行するかどうかは、ユーザーによって予め設定しておくことが可能である。例えば、CPU115は、ステップS11において、上述の(a)〜(e)の設定値をRAM114やハードディスク116等から読み出すことによって、上記1〜5の各判定処理を実行するかどうかを決定することができる。
ステップS11においてCPU115によって読み出される設定値のうち、しきい値N1、しきい値K1、しきい値C1が、本発明の「所定値」に対応している。
ステップS11においてCPU115によって読み出される設定値のうち、しきい値P1が、本発明の「第1基準値」に対応している。また、しきい値P2が、本発明の「第2基準値」に対応している。また、しきい値R1が、本発明の「第3基準値」に対応している。また、しきい値R2が、本発明の「第4基準値」に対応している。
(ユーザーインターフェース画面)
パーソナルコンピュータ110の表示部112には、ユーザーがカラー/モノクロ印刷を指定するときにその指定を入力するためのユーザーインターフェース画面を表示することが可能である。
以下で説明するように、ステップS13において「カラー印刷可能」と判定された場合には、表示部112にカラー印刷の指定が可能な態様でユーザーインターフェース画面を表示するのが好ましい。また、ステップS13において「カラー印刷不可」と判定された場合には、表示部112にカラー印刷の指定が不能な態様でユーザーインターフェース画面を表示することが好ましい。
図8及び図9は、カラー/モノクロ印刷の指定、及び、Nin1モードにおける集約数Nの指定を入力するためのユーザーインターフェース画面の一例である。
図8に示すように、ユーザーが集約数Nとして「4」を指定する場合には、ステップS13において「カラー印刷可能」と判定される(ただし、しきい値N1=4の場合で、かつ、集約数Nによる判定処理以外を行わない場合である。)。この場合、カラー/モノクロ印刷を指定するためのボックスは、カラー印刷及びモノクロ印刷のいずれであっても指定が可能な態様で表示される。
図9に示すように、ユーザーが集約数Nとして「2」を指定する場合には、ステップS13において「カラー印刷不可」と判定される(ただし、しきい値N1=4の場合で、かつ、集約数Nによる判定処理以外を行わない場合である。)。この場合、カラー/モノクロ印刷を指定するためのボックスは、モノクロ印刷の指定のみが可能な態様で表示される。
図10及び図11は、カラー/モノクロ印刷の指定、及び、縮尺率Kの指定を入力するためのユーザーインターフェース画面の一例である。
図10に示すように、ユーザーが縮尺率Kとして「50%」を指定する場合には、ステップS13において「カラー印刷可能」と判定される(ただし、しきい値K1=50%の場合で、かつ、縮尺率Kによる判定処理以外を行わない場合である。)。この場合、カラー/モノクロ印刷を指定するためのボックスは、カラー印刷及びモノクロ印刷のいずれであっても指定が可能な態様で表示される。
図11に示すように、ユーザーが縮尺率Kとして「70%」を指定する場合には、ステップS13において「カラー印刷不可」と判定される(ただし、しきい値K1=50%の場合で、かつ、縮尺率Kによる判定処理以外を行わない場合である。)。この場合、カラー/モノクロ印刷を指定するためのボックスは、モノクロ印刷の指定のみが可能な態様で表示される。
(プログラム)
本発明は、複合機1の制御用プログラムとして構築することも可能である。すなわち、本発明は、「カラー印刷開始処理」及び「判定処理」をCPU115あるいはCPU42に実行させるための指令を組み合わせた電子計算機用プログラムとして構築することが可能である。このようなプログラムは、例えば、ROM113等に記憶させておいたものをCPU115によって読み出すことによって実行することができる。
本発明は、(1)パーソナルコンピュータ110から出力された画像データを複合機1において用紙5上に印刷する場合、(2)原稿読取部3において読み取った画像データを複合機1において用紙5上に印刷する場合、のいずれであっても実施することが可能である。
(1)の場合、パーソナルコンピュータ110が本発明の「画像データ出力手段」に対応し、複合機1が本発明の「画像形成手段」に対応し、2つを合わせた印刷システム100が本発明の「画像形成システム」に対応する。
(2)の場合、原稿読取部3が本発明の「画像データ出力手段」に対応し、画像形成部10が本発明の「画像形成手段」に対応し、複合機1が本発明の「画像形成装置」に対応する。
(本実施形態の効果)
本実施形態に係る印刷システム100あるいは複合機1によれば、以下の効果を得ることができる。
集約数Nによる判定処理(ステップS20、S30)を実行するために、いわゆるNin1モードにおける集約数Nが所定値以上の場合にカラー画像による画像形成の実行が可能となる。この場合、カラー画像による総印刷枚数あるいは総印刷面積を抑えることが可能である。これにより、カラー画像による画像形成機能を所定の条件下で実行できるようにしつつ、カラー画像の形成に使用される着色剤(カラートナー)の消費量を削減することが可能である。
縮尺率Kによる判定処理(ステップS21、S31)を実行するために、ユーザーが設定する縮尺率が所定値以下の場合にカラー画像による画像形成の実行が可能となる。この場合、カラー画像による総印刷面積を抑えることが可能である。これにより、カラー画像による画像形成機能を所定の条件下で実行できるようにしつつ、カラー画像の形成に使用される着色剤の消費量を削減することが可能である。
占有率Cあるいは占有量C'による判定処理(ステップS22、S32)を実行するために、被記録媒体上に形成される画像の占有量あるいは占有率が所定値以下の場合にカラー画像による画像形成の実行が可能となる。この場合、カラー画像による総印刷面積を抑えることが可能である。これにより、カラー画像による画像形成機能を所定の条件下で実行できるようにしつつ、カラー画像の形成に使用される着色剤の消費量を削減することが可能である。
また、上述の(a)〜(j)の設定値を任意に設定することが可能である。このため、例えば、着色剤の消費量を大幅に削減したい場合には、集約数Nのしきい値N1をより大きく設定したり、縮尺率Kのしきい値K1をより小さく設定したり、占有率Cのしきい値C1をより小さく設定することが可能である。反対に、着色剤の消費量をそれほど削減しなくてもよい場合には、集約数Nのしきい値N1をより小さく設定したり、縮尺率Kのしきい値K1をより大きく設定したり、占有率Cのしきい値C1をより大きく設定することが可能である。
また、ステップS13において「カラー印刷不可」と判定された場合であっても、ステップS17においてモノクロ画像による画像形成が実行される。したがって、ユーザーは、カラー画像による印刷物の代わりにモノクロ画像による印刷物を取得することが可能であるので、印刷物をまったく取得できないという事態を回避することができる。
また、ステップS16において、モノクロ画像による画像形成の実行の最終的な決定を、ユーザーの判断に委ねることができる。これにより、より使い勝手の良い画像形成システムあるいは画像形成装置を実現することができる。
また、画像データを構成するページ数が予め設定した第1基準値を上回るときにカラー印刷不可と判定するために(ステップS24においてYES)、ページ数が多い印刷物に対してはカラー画像による画像形成の実行を制限することが可能になる。
また、画像データを構成するページ数が予め設定した第2基準値を下回るときにカラー印刷可能と判定するために(ステップS34においてYES)、ページ数が少ない印刷物に対してはカラー画像による画像形成の実行を許容することが可能である。
また、カラー画像の形成に使用される着色剤の残量が予め設定した第3基準値を下回るときにカラー印刷不可と判定するために(ステップS23においてYES)、着色剤の残量が少ないときにはカラー画像による画像形成の実行を制限することが可能である。
また、カラー画像の形成に使用される着色剤の残量が予め設定した第4基準値を上回るときにカラー印刷可能と判定するために(ステップS33においてYES)、着色剤の残量が多いときにはカラー画像による画像形成の実行を許容することが可能である。
また、ステップS10において、カラー印刷可能/不可の判定処理を実行させるか否かをユーザーが選択することができる。これにより、ユーザーの都合や状況等に応じて判定処理を実行させることが可能であり、例えば、着色剤の消費量を特に制限したい場合に判定処理を実行させることが可能である。
また、図8〜図11に示したように、ユーザーは、表示部に表示されているユーザーインターフェース画面を見ることによって、カラー印刷の指定が不能な態様であればカラー印刷の実行が不能であり、カラー印刷の指定が可能な態様であればカラー印刷の実行が可能であることを容易に認識することができる。
印刷システムの全体構成を示すブロック図である。 複合機の外観を示す斜視図である。 原稿カバーを持ち上げた状態の複合機の外観を示す斜視図である。 複合機の本体部の内部構造を示す側断面図である。 カラー印刷開始処理のフローチャートである。 判定処理1のフローチャートである。 判定処理2のフローチャートである。 カラー/モノクロ印刷の指定、及び、Nin1モードにおける集約数Nの指定を入力するためのユーザーインターフェース画面の一例である。 カラー/モノクロ印刷の指定、及び、Nin1モードにおける集約数Nの指定を入力するためのユーザーインターフェース画面の一例である。 カラー/モノクロ印刷の指定、及び、縮尺率Kの指定を入力するためのユーザーインターフェース画面の一例である。 カラー/モノクロ印刷の指定、及び、縮尺率Kの指定を入力するためのユーザーインターフェース画面の一例である。
1 複合機(画像形成手段、画像形成装置)
2 本体部
3 原稿読取部(画像データ出力手段)
4 ケーシング
5 用紙(被記録媒体)
10 画像形成部(画像形成手段)
22 残量検出部(残量検出手段)
39 操作部(入力手段)
42 CPU(判定手段)
100 印刷システム(画像形成システム)
110 パーソナルコンピュータ
111 操作部(設定手段、選択手段、入力手段)
112 表示部(報知手段)
115 CPU(判定手段)
116 ハードディスク
117 ネットワークインターフェース

Claims (12)

  1. 画像データに基づき被記録媒体上にカラー画像またはモノクロ画像を選択的に形成可能な画像形成手段と、前記画像形成手段に対して画像データを出力する画像データ出力手段と、を備える画像形成システムにおいて、
    ユーザーが設定する縮尺率が所定値以下の場合にカラー印刷可能と判定し、所定値を越える場合はカラー印刷不可と判定する判定手段を備え、
    前記画像形成手段は、前記判定手段によりカラー印刷可能と判定された場合に、前記画像データ出力手段から出力される画像データに基づきカラー画像による画像形成を実行することを特徴とする、画像形成システム。
  2. 請求項1に記載の画像形成システムにおいて、
    前記所定値を任意に設定することが可能な設定手段を備えることを特徴とする、画像形成システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像形成システムにおいて、
    前記画像形成手段は、前記判定手段によりカラー印刷不可と判定された場合に、前記画像データ出力手段から出力される画像データに基づきモノクロ画像による画像形成を実行することを特徴とする、画像形成システム。
  4. 請求項3に記載の画像形成システムにおいて、
    モノクロ画像による画像形成の実行の前に、モノクロ画像による画像形成を実行する旨をユーザーに報知する報知手段と、
    モノクロ画像による画像形成の実行の前に、モノクロ画像による画像形成の実行の許否をユーザーが入力可能な入力手段と、を備えることを特徴とする画像形成システム。
  5. 請求項1から請求項4のうちいずれかに記載の画像形成システムにおいて、
    前記判定手段は、画像データを構成するページ数が予め設定した第1基準値を上回るとき、カラー印刷不可と判定することを特徴とする、画像形成システム。
  6. 請求項1から請求項4のうちいずれかに記載の画像形成システムにおいて、
    前記判定手段は、画像データを構成するページ数が予め設定した第2基準値を下回るとき、カラー印刷可能と判定することを特徴とする、画像形成システム。
  7. 請求項1から請求項6のうちいずれかに記載の画像形成システムにおいて、
    前記画像形成手段によるカラー画像の形成に使用される着色剤の残量を検出する残量検出手段を備え、
    前記判定手段は、前記残量検出手段により検出される残量が予め設定した第3基準値を下回るとき、カラー印刷不可と判定することを特徴とする、画像形成システム。
  8. 請求項1から請求項6のうちいずれかに記載の画像形成システムにおいて、
    前記画像形成手段によるカラー画像の形成に使用される着色剤の残量を検出する残量検出手段を備え、
    前記判定手段は、前記残量検出手段により検出される残量が予め設定した第4基準値を上回るとき、カラー印刷可能と判定することを特徴とする、画像形成システム。
  9. 請求項1から請求項8のうちいずれかに記載の画像形成システムにおいて、
    前記判定手段によるカラー印刷可能/不可の判定処理を実行させるか否かをユーザーが選択可能な選択手段を備えることを特徴とする、画像形成システム。
  10. 請求項1から請求項9のうちいずれかに記載の画像形成システムにおいて、
    ユーザーがカラー印刷を指定するときに、その指定を入力するためのユーザーインターフェース画面を表示可能な表示部を備えており、
    前記判定手段によってカラー印刷可能と判定された場合には、前記表示部にカラー印刷の指定が可能な態様で前記ユーザーインターフェース画面を表示し、
    前記判定手段によってカラー印刷不可と判定された場合には、前記表示部にカラー印刷の指定が不能な態様で前記ユーザーインターフェース画面を表示することを特徴とする、画像形成システム。
  11. 画像データに基づき被記録媒体上にカラー画像またはモノクロ画像を選択的に形成可能な画像形成手段と、前記画像形成手段に対して画像データを出力する画像データ出力手段と、を備える画像形成装置において、
    ユーザーが設定する縮尺率が所定値以下の場合にカラー印刷可能と判定し、所定値を越える場合はカラー印刷不可と判定する判定手段を備え、
    前記画像形成手段は、前記判定手段によりカラー印刷可能と判定された場合に、前記画像データ出力手段から出力される画像データに基づきカラー画像による画像形成を実行することを特徴とする、画像形成装置。
  12. 画像データに基づき被記録媒体上にカラー画像またはモノクロ画像を選択的に形成可能な画像形成装置を制御するプログラムであって、
    ユーザーが設定する縮尺率が所定値以下の場合にカラー印刷可能と判定し、所定値を越える場合はカラー印刷不可と判定する判定処理を実行し、前記判定処理においてカラー印刷可能と判定した場合に、前記画像形成装置に対してカラー画像による画像形成を実行させることを特徴とする、画像形成装置制御用プログラム。
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