JP2012018278A - 画像形成装置 - Google Patents

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裕之 前田
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Abstract

【課題】良好な画質を維持しつつ、画像安定化処理実行のユーザの待ち時間を短縮することができる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】異なる現像色のトナー像を被転写体に多重転写してカラー画像を形成し、複数の現像色の各色ごとに画像安定化処理を実行する画像形成装置であって、画像安定化処理中に画像形成ジョブを受け付けた場合に、受け付けた画像形成ジョブの実行に使用すべき現像色に関する色情報を取得し(ステップS33)、取得された色情報に含まれる現像色が一部の現像色であって、かつ、当該一部の現像色について画像安定化処理が終了している場合には(ステップS34:YES)、残りの現像色について画像安定化処理を実行するのを中断して(ステップS35)、受け付けた画像形成ジョブを優先的に実行するよう制御する(ステップS37)。
【選択図】図6

Description

本発明は、複写機などの画像形成装置に関し、特にカラー画像の濃度調整や色ずれ補正などの画像安定化処理を実行する画像形成装置に関する。
例えば、タンデム型のカラー画像形成装置は、中間転写ベルトに沿って感光体ドラムや転写器を中核とする各色用の作像ユニットを配列し、それぞれの作像ユニットにおいて感光体ドラムがレーザダイオードからの光ビームにより露光走査されて潜像が作像され、その潜像がトナーにより現像されてトナー像が形成された後に、これらが中間転写ベルト上に多重転写され、多重転写後の各色トナー像が記録シート上に一括転写される構成になっている。このような画像形成装置では、感光体ドラムや現像剤などの経時劣化、装置周辺の温湿度の変動などにより形成画像の画質が低下することを防止するため、画像安定化処理を実行するものが多い。
画像安定化処理には、例えば中間転写ベルトに各色のレジストマークを形成し、各色のレジストマークの形成位置から各色の位置ずれ量を検出して画像書き込み位置を補正する色ずれ補正、各色毎にベタ画像の濃度を調製する濃度調整、各色毎に多階調のグラデーションパターンを中間転写ベルトに形成し、その濃度を検出して再現画像の階調を補正する階調補正、レーザダイオードを発光させてその光量を適正値に補正する光量補正などがある。これら補正制御は、例えば画像形成枚数が所定値に達したとき、所定時間が経過したとき、温湿度の変動量が所定量を越えたときなどを起動要因として順次実行される。
しかしながら、形成画像の画質を向上させるためとはいえ、全ての安定化制御を順次実行させると、その動作中は画像形成が実行できない状態になることから、ユーザが待たされることとなり、ユーザにとって不便である。
そこで、ユーザの待ち時間を短縮する技術の一つとして、入力された画像データに画質低下が目立ちやすく色再現性を重視する写真画像が含まれているか否かを判定し、写真画像が含まれていない場合には、画像安定化処理(画像制御)を実行している場合においても、画像安定化処理を中断して画像データを出力する構成が、特許文献1に開示されている。
また、他の一つとして、画像データの出力と画像安定化処理のどちらを優先させるかについてのユーザの選択、当該選択についてのユーザ名による登録内容、画像編集ソフトなど色を重視するアプリケーション名・ファイル形式であるか否か、ページ数、イメージデータの有無、隣り合うページの色の違いが目立ちやすい両面プリントジョブであるか否かを判別し、その結果に基づいて画像安定化処理を実行している場合においても、画像データ出力を優先させる選択がされている緊急度の高いジョブ、出力枚数が少ないジョブ、色の再現性を重視しないジョブに関しては画像安定化処理を中断し、入力された画像データを出力する構成が、特許文献2に開示されている。
特開2004−343374号公報 特開2009−137072号公報
しかし、特許文献1および2の構成では、出力する画像データに写真画像が含まれていないと判断されると画像安定化処理を中断して画像データを出力するため、ハーフトーンのイラストや記号などは写真とは判定されず、ハーフトーン部分の濃度やグラデーションなどが上手く再現されないなどの問題が生じることがある。また、文字のみから成る文書であっても、文字サイズが小さい場合に濃度が濃すぎると文字が潰れて読みづらくなる場合や、逆に濃度が薄すぎると小さな文字や細い線がかすれて見づらくなる場合が生じる虞がある。
本発明の目的は、上記事情に鑑みてなされたものであって、使用される現像色の数によっては、画像安定化処理実行時におけるユーザの待ち時間の短縮化を図りつつ、良好な画質を確保することができる画像形成装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像形成装置は、異なる現像色のトナー像を作像する複数の作像手段を有し、受付手段で受け付けた画像形成ジョブのデータに基づいて、各作像手段で形成されたトナー像を被転写体に多重転写してカラー画像を形成することが可能な画像形成手段を備える画像形成装置であって、前記複数の現像色の各色ごとに画像安定化処理を実行する画像安定化手段と、前記受け付けた画像形成ジョブの実行に使用すべき現像色に関する情報を色情報として取得する色情報取得手段と、前記画像安定化手段による画像安定化処理中に前記受付手段により画像形成ジョブを受け付けた場合において、前記色情報取得手段で取得された色情報に含まれる現像色が一部の現像色であって、かつ、当該一部の現像色について画像安定化処理が終了している場合には、前記画像安定化手段に残りの現像色について画像安定化処理を実行するのを中断させて、前記画像形成手段に前記受け付けた画像形成ジョブを優先的に実行するよう制御する第1の制御を実行する制御手段とを備えることを特徴とする。
上記構成により、画像安定化処理実行中に画像形成ジョブを受付けた場合であって、当該画像形成ジョブの実行に一部の色のみが使用される場合には、当該使用される色についての画像安定化処理が終了していれば、画像安定化処理を中断して画像形成ジョブを優先的に実行させるので、ユーザは全ての色についての画像安定化処理が終了するまで待たなくてもよく、ユーザの待ち時間を短縮してユーザの利便性に資することができる。
ここで、前記制御手段は、前記画像安定化手段による画像安定化処理中に前記受付手段により画像形成ジョブを受け付けた場合において、前記色情報取得手段で取得された色情報に含まれる現像色が一部の現像色であって、かつ、当該一部の現像色について画像安定化処理が終了していていないときには、当該現像色に関する画像安定化処理が終了したときに、残りの現像色に関する画像安定化処理を実行させずに、前記画像形成手段に前記受け付けた画像形成ジョブを優先的に実行させる第2の制御を実行してもよい。
これにより、画像安定化処理実行中に画像形成ジョブを受付けた場合であって、当該画像形成ジョブの実行に一部の色のみが使用される場合に、画像形成ジョブを受け付けた時点では当該使用される色についての画像安定化処理が終了していなくても、当該使用される色についての画像安定化処理が終了した時点で、残りの色についての画像安定化処理を中断して画像形成ジョブを優先的に実行させるので、ユーザは使用される色についての画像安定化処理が終了するまで待てばよく、全ての色についての画像安定化処理が終了するまで待たずに済むので、ユーザの待ち時間を短縮することができる。
また、前記色情報に含まれる一部の現像色は、黒であってもよい。
これにより、画像安定化処理実行中に画像形成ジョブを受付けた場合に、黒についての画像安定化処理が終了していれば、オフィス等での使用において画像形成されることが最も多いと考えられる文字情報主体のモノクロ文書のプリントアウトの実行を優先的に実行させるため、ユーザの利便性に資することができる。
ここで、また、前記画像安定化手段は、前記黒についての画像安定化処理を最初に実行してもよい。
これにより、オフィス等でプリントアウトされることが多い文字情報主体のモノクロ文書ファイルにおいて使用される黒についての画像安定化処理が最初に終了するため、画像安定化処理実行中に受け付けたモノクロ文書ファイルのプリントアウトの際のユーザの待ち時間を最短にすることができる。
また、ここで、前記画像安定化処理は、濃度調整処理であってもよい。
これにより、受け付けた画像形成ジョブにハーフトーンの画像が含まれている場合であっても、良好な画質を得ることができる。
また、ここで、前記制御部は、画像形成ジョブを優先的に実行させた後、前記画像安定化手段に、中断させていた残りの画像安定化処理を実行させてもよい。
これにより、一連の画像安定化処理を全て完了させて、次の画像形成ジョブがいずれの現像色を使用するものであっても良好な画質を得ることができる。
本発明の実施の形態に係る複写機1の全体構成を示す概略図である。 複写機1の制御部7の概略構成を表すブロック図である。 色ずれ補正処理における位置ずれ量を検出するための基準パターン例である。 画像安定化処理の内容を示すフローチャートである。 画像安定化処理要求フラグ設定処理の内容を示すフローチャートである。 プリントジョブ実行処理の内容を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る実施の形態を、タンデム型カラーデジタル複写機(以下、単に「複写機」という。)に適用した場合を例に、図面に基づいて説明する。
<実施の形態>
(1.複写機の全体構成)
図1は、複写機1の全体の構成を示す概略図である。同図に示すように、複写機1は、スキャナ部2とプリンタ部3とから構成され、原稿画像を読み取ってその画像データに基づいて記録シートに画像を形成するコピージョブ、外部端末からネットワークを介して送られてきた画像データに基づいて記録シートに画像を形成するプリントジョブ、画像データを外部に送信する送信ジョブ等を実行可能な、いわゆる多機能複合機(MFP:Multiple Function Peripheral)と呼ばれるものである。
スキャナ部2は、セットされた原稿の画像を読み取って画像データを得ることの出来る公知の装置である。
プリンタ部3は、電子写真方式等により画像を形成するものであり、ここでは画像プロセス部4と、記録シートの給送部5と、定着部6および制御部7を備えている。
画像プロセス部4は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)およびブラック(K)の各再現色それぞれに対応する作像ユニット9C、9M、9Y、9Kと、露光部10と、中間転写ユニット30等を備える。
中間転写ユニット30は、駆動ローラ31、従動ローラ32、テンションローラ33、中間転写ベルト38、クリーニングブレード35、1次転写ローラ36、および2次転写ローラ37等を備える。
中間転写ベルト38は、駆動ローラ31と、従動ローラ32と、テンションローラ33に張架されており、矢印B方向に循環駆動される。
1次転写ローラ36は、中間転写ベルト38を挟んで各感光体ドラム21と対向する位置にそれぞれ配置されている。
作像ユニット9C〜9Kは、中間転写ベルト38に対向してベルト走行方向上流側から下流側に沿って所定間隔で直列に配置されている。作像ユニット9Cは、像担持体としての感光体ドラム21と、その周囲に配設された帯電部22と、現像部23と、クリーナ25等を備えている。この構成は、他の作像ユニット9M〜9Kについても同様であり、同図では符号は省略している。以下、作像ユニットの構成部分の番号に再現色としてのC、M、Y、Kを添字として付加して各再現色に対応するものとして区別する。
作像ユニット9C〜9Kでは、矢印A方向に回転する感光体ドラム21C〜21Kがクリーナ25C〜25Kにより清掃された後、帯電部22Cから22Kにより一様に帯電され、帯電された感光体ドラム21C〜21Kの表面が露光部10からのレーザービームにより露光されて潜像が形成される。形成された潜像は、現像部23C〜23Kにおいてトナーにより現像される。1次転写ローラ36C〜36Kには、1次転写電圧が印加されており、現像された各色トナー像は、1次転写ローラ36C〜36Kの電界の作用により感光体ドラム21C〜21Kから中間転写ベルト38上に1次転写される。この際、各色の作像動作は、そのトナー像が中間転写ベルト38上の同位置に重ね合わせて転写されるようにタイミングをずらして実行される。中間転写ベルト38上の各色トナー像は、中間転写ベルト38の走行により2次転写位置48に移動する。
クリーニングブレード35は、2次転写位置48において、トナー像が記録シートに転写された後に中間転写ベルト上に残存している転写残トナーを、次の画像形成に備えて除去する。
給送部5は、記録シートSを収容する給紙カセット41、42、給紙カセット41、42内の記録シートSを1枚ずつ繰り出す繰り出しローラ43、44、繰り出された記録シートSを搬送する搬送ローラ対45、2次転写位置48に記録シートSを送り出すタイミングをとるためのタイミングローラ対46と、2次転写位置48において中間転写ベルト38を挟んで駆動ローラ31に圧接される2次転写ローラ37等を備えている。定着部6は、ヒータ(不図示)を備え、所定の定着温度に維持される。
2次転写位置48を通過した記録シートSは、定着部6に搬送され、ここでトナー像が加熱、加圧されて記録紙Sに定着された後、排出ローラ対51により機外に排出され、収容トレイ52に収容される。
スキャナ部2の前面の操作しやすい位置には、操作パネル8が設けられている。操作パネル8には、コピー枚数を入力するためのテンキー、コピー開始を指示するためのコピースタートキー、画像形成モードを選択するためのキーに加えて、複写機1の状態、例えば、ジョブ実行指示を待っている状態(待機中)であることなどを示すメッセージ画面が表示されるタッチパネル式の液晶表示部が備えられている。
また、複写機1の内部であって駆動ローラ31の近傍には、当該複写機1内部の温度および湿度を検出するための環境センサ49が配設されている。当該環境センサ49からの温度および湿度を示す信号は、制御部7に送られる。
(2.制御部7の構成)
図2は、制御部7の概略構成を表すブロック図である。同図に示すように、制御部7は主な構成要素として、CPU(Central Processing Unit)701、通信インターフェース(I/F)部702、画像処理部703、画像メモリ704、レーザーダイオード駆動部705、ROM(Read Only Memory)706、RAM(Random Access Memory)707、バックアップメモリ708、画像安定化処理実行時検出温湿度記憶部709、画像安定化処理部710、色情報取得部711等を備える。
通信I/F部702は、LANカード、LANボードといったLAN(Local Area Network)に接続するためのインターフェースであり、外部からのプリントジョブのデータを受信して、受信したデータを画像処理部703に送信する。
画像処理部703は、通信I/F部702から受信したプリントジョブのデータをC〜Kの再現色の画像データに変換して画像メモリ704に出力し、この画像データを再現色毎に記憶させる。
レーザーダイオード駆動部705は、各色の画像データをK色を基準とした画像書き込みタイミングに応じたタイミングで画像メモリ704から読み出して、露光部10のレーザーダイオード(不図示)を駆動する。
ROM706には、画像形成動作に関する制御プログラムおよび位置ずれ検出に関する制御プログラムのほか、各色のレジストパターンの印字用データなどが記憶されている。
RAM707は、CPU701のワークエリアとして用いられる。
CPU701は、ROM706から必要なプログラムを読み出し、画像プロセス部4、定着部6等の動作をタイミングを取りながら統一的に制御して、通信I/F部702が受信したプリントジョブのデータに基づくプリント動作を円滑に実行させる。また、環境センサ49および基準パターン検出部34からの検出信号を受け付けると共に、ROM706から必要なプログラムを読み出して、画像処理部703での画像データの変換処理や、画像メモリ704における画像データの書き込み/読み出し、並びに、後述する色情報取得部711により取得されたプリントジョブの色情報に基づいて、画像安定化処理部710における画像安定化処理の実行を制御する。
画像安定化処理部710は、CPU701の機能の一部であって、画像形成時において形成される画像の画質を一定以上に保つように、色ずれ補正量などの制御出力パラメータの適性値を求める画像安定化処理を実行する。
色情報取得部711は、CPU701の機能の一部であって、通信I/F部702を介して外部の端末より受信したプリントジョブのデータから画像処理部703において変換されたC〜Kの再現色の画像データを参照することにより、当該プリントジョブにおいて使用される色の情報を取得する。
バックアップメモリ708は、RAM等の揮発性メモリ、もしくはEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory )等の不揮発性メモリから成り、画像安定化動作において形成画像の画質を一定以上とするために求められた制御出力パラメータとして、色ずれ補正量と階調補正テーブルのデータが格納されている。詳しくは、後述する。なお、バックアップメモリ708、は、独立したメモリデバイスでなくてもよく、RAM707等にその機能を実行させるとしてもよい。
画像安定化処理実行時検出温湿度記憶部709は、EEPROM等の不揮発性メモリから成り、直近の画像安定化処理が実行された時の環境センサ49により検出された機内の温度および湿度の情報を記憶する。
また、CPU701は、単一のCPUに限られず、互いに連携して働く複数のCPUから成ってもよい。
図1において、作像ユニット9Kよりも中間転写ベルト38のベルト走行方向下流側かつ2次転写位置48よりも上流側の位置に、中間転写ベルト38の表面と対向するようにして基準パターン検出部34が配設されている。
基準パターン検出部34は、2つの基準パターン検出センサ34a、34b(図3参照)が主走査方向(ベルト走行方向B(副走査方向に相当)と直交する方向)に一直線上に所定の間隔をおいて配設されてなる。図3は、中間転写ベルト38を図1の矢印D方向から見た時の、中間転写ベルト38と基準パターン検出センサ34a、34bとの位置関係を示している。各基準パターン検出センサ34a、34bは、それぞれが発光ダイオード等の発光素子とフォトダイオード等の受光素子を内蔵した反射型の光学センサである。これにより中間転写ベルト38表面に形成された基準パターン101等が検出される。そして、検出された基準パターンの形成位置、濃度等の情報を基に、各色の位置ずれ量や濃度調整量が算出される。
(3.画像安定化処理)
(3−1.画像安定化処理のシーケンス)
上述したように、画像安定化処理には、例えば中間転写ベルトに各色のレジストマークを形成し、各色のレジストマークの形成位置から各色の位置ずれ量を検出して画像書き込み位置を補正する色ずれ補正、各色毎にベタ画像の濃度を調製する最大濃度補正、各色毎に多階調のグラデーションパターンを中間転写ベルトに形成し、その濃度を検出して再現画像の階調を補正する階調補正が含まれる。
これらについては、公知であるので、ここでは詳細な説明は省略するが、概略すると次の通りである。
(画像安定化シーケンス1:最大濃度(Dmax)補正)
露光部10のレーザーダイオード(不図示)をその最大の光量で発光させて中間転写ベルト38上に高濃度パターンを形成しつつ、形成されたパターンを基準パターン検出部34で検出したときの濃度が最大濃度として予め決められた濃度になるように、帯電電圧や現像バイアス電圧などの画像形成条件を適正な値に調整する。調整された帯電電圧や現像バイアス電圧の値は、発光素子の制御変数としてバックアップメモリ708に格納され、次に画像形成動作が実行される際に読み出されて、その値で帯電電圧や現像バイアス電圧が出力されるように制御される。
調整値が制御変数として格納され、その後の画像形成等の動作時に用いられることは、以下の画像安定化シーケンス2〜5についても同様である。
(画像安定化シーケンス2:レーザー光量補正)
露光部10のレーザーダイオードの発光量とドット密度を変化させて、多階調の濃度パターンを中間転写ベルト38上に形成し、形成された各パターンの濃度を基準パターン検出部34により検出して、検出された各パターンの濃度がそれぞれ規定の濃度になるようにパターン毎に1ドットのレーザーダイオードの発光量を調整する
(画像安定化シーケンス3:階調補正)
複数、例えば256の各階調を256個の部分パターンで表わしてなる所定のグラデーションパターン(入力画像)を露光部10のレーザーダイオードの発光量およびドット密度を変えることで中間転写ベルト38上に形成し、形成されたグラデーションパターンの濃度を基準パターン検出部34により検出して、入力画像の濃度と実際の出力画像の濃度との対応関係をテーブル化する。このテーブル(γテーブル)が、露光部10のレーザーダイオードの発光量とドット密度の制御変数として用いられる。すなわち、画像形成動作実行時には、γテーブルに基づき入力画像と出力画像の各濃度が一致するようにレーザーダイオードの光量とドット密度を制御して階調再現性を向上させる。これは、いわゆるγ補正と呼ばれるものである。
(画像安定化シーケンス4:色ずれ補正)
ここでは、図3に示すように中間転写ベルト38上における主走査方向両端部に相当する2箇所の位置それぞれに基準パターン101、102を形成する。基準パターン101は、各色毎に主走査方向に平行な直線部からなる基準パターン101K、101C、101M、101Y・・からなる。基準パターン102は、各色毎に、第1の直線部とこれに対し45°の角度をなす第2の直線部で示されるV字型の基準パターン102K、102C・・からなる。各基準パターンは、色ずれが発生しない状態では主走査方向に同じ位置で副走査方向に相互に所定距離をもって形成されるようになっている。形成された各基準パターンは、中間転写ベルト38の走行により基準パターン検出センサ34a、35bの検出位置を通過した際に同図の破線の検出ライン上でそれぞれ検出される。
基準パターン検出センサ34a、34bによる基準パターン101の検出信号から、K(ブラック)色の基準パターンの位置を基準にその他の色の基準パターンとの副走査方向の距離を求め、求めた距離と色ずれが発生していない状態における距離との差分から副走査方向における位置ずれ量を算出する。そして、基準パターン102の検出信号から、各色毎に第1と第2の直線部の線間隔を求め、各色の線間隔の差分を主走査方向における位置ずれ量とする。この位置ずれ量が画像書き込み位置の制御変数として用いられる。すなわち、プリント動作時には、位置ずれ量のデータを用いて、主走査と副走査方向の位置ずれがなくなるように画像データのアドレス変更などを行うことで、各色の画像の感光体ドラム21Y〜21Kへの書き込み位置を画素ごとに補正する画像書き込み位置補正を行って、カラー画像形成時に色ずれが生じないように制御する。
以下、本実施の形態においては、最大濃度(Dmax)補正、レーザー光量補正、階調補正の3つのシーケンスをひとまとめに濃度調整処理として扱う。
(3−2.画像安定化処理部710による画像安定化処理制御)
図4は、画像安定化処理の内容を示すフローチャートである。この画像安定化処理は、ROM706に記憶された制御プログラムに従って、画像安定化処理部710等により実行される。なお、図示していないが、複写機1全体を制御するメインルーチンが別途有り、当該メインルーチンにおいて当該画像安定化処理のサブルーチンがコールされる毎に実行される。このコールは、例えば複写機1の電源がONになっている間、所定時間間隔毎、具体的には、例えば、数秒間隔毎等に行われる。
同図に示すように、先ず、画像安定化処理要求フラグがONになっているかどうかを判定する(ステップS1)。画像安定化処理要求フラグの設定については、詳しくは後述する。
画像安定化処理要求フラグがONになっていない場合(ステップS1:NO)、そのままメインルーチンにリターンする。
画像安定化処理要求フラグがONになっている場合、次にプリントジョブが実行中であるかどうかの判定を行う(ステップS1:YES、ステップS2)。
プリントジョブが実行中である場合、実行中のプリントジョブが終了するまで当該判定を繰り返す(ステップS2:YES、ステップS2)。
プリントジョブが実行中でない場合、画像安定化処理が実行中であることを示す画像安定化処理実行中フラグをONにして、K色の濃度調整処理を実行した後、K色濃度調整処理終了フラグをONにする(ステップS2:NO、ステップS3、ステップS4、ステップS5)。
続いて、C色の濃度調整処理を実行して、C色濃度調整処理終了フラグをONにする(ステップS6、ステップS7)。
そして、M色の濃度調整処理を実行して、M色濃度調整処理終了フラグをONにする(ステップS8、ステップS9)。
そして、Y色の濃度調整処理を実行して、Y色濃度調整処理終了フラグをONにする(ステップS10、ステップS11)。
続いて、色ずれ補正処理を実行して、色ずれ補正処理終了フラグをONにする(ステップS12、ステップS13)。
そして、画像安定化処理実行時の環境センサ49による検出温度および検出湿度、C,M,Y,K各色の濃度調整の各パラメータ値、色ずれ補正量をバックアップメモリ708に記憶して、画像安定化処理実行中フラグをOFFにする(ステップS14、ステップS15)。
次に、C,M,Y,K各色の濃度調整処理終了フラグおよび色ずれ補正処理終了フラグをOFFにし、画像安定化処理要求フラグをOFFにして(ステップS16、ステップS17)、メインルーチンにリターンする。
(3−3.画像安定化処理要求フラグ設定処理)
図5は、画像安定化処理要求フラグ設定処理の内容を示すフローチャートである。この画像安定化処理要求フラグ設定処理は、ROM706に記憶された制御プログラムに従って、CPU701等により実行される。なお、図示していないが、複写機1全体を制御するメインルーチンが別途有り、当該メインルーチンにおいて当該画像安定化処理要求フラグ設定処理のサブルーチンがコールされる毎に実行される。このコールは、例えば複写機1の電源がONになっている間、所定時間間隔毎、具体的には、数秒間隔毎等に行われる。
なお、環境センサ49による複写機1内部の検出温度をTとし、前回の色ずれ補正時のTの値をT1、現在のTの値をT2とする。同様に、環境センサ49による複写機1内部の検出湿度をHとし、前回の色ずれ補正時のHの値をH1、現在のHの値をH2とする。以下、「T」、「T1」、「T2」、「H」、「H1」、「H2」を上記で定義された意味で用いる。
同図に示すように、先ず、画像安定化処理実行時検出温湿度記憶部709に記憶されている、前回の色ずれ補正時の温度T1を示す情報を読み出す(ステップS21)。
次に、現在の温度T2を検出する(ステップS22)。そして、温度T2とT1の差分が所定値△T以上であるかどうかを判定する(ステップS23)。ここで、差分は絶対値であり、T2からT1を差し引いた値が正の値であっても負の値であっても、その絶対値が所定値△T以上であるかどうかを判定する。所定値△Tは、当該値以上の温度変化があると、形成画像の画質に影響が及ぶと想定される値であり、たとえば、5℃である。所定値△Tは、予め実験等により求められ、ROM706等の記憶手段に記憶される。
温度T2とT1の差分が所定値△T以上であると判定されると、画像安定化処理要求フラグがONに設定され(ステップS23:YES、ステップS27)、メインルーチンにリターンする。
一方、当該差分が所定値△Tよりも小さいと判定されると(ステップS23:NO)、画像安定化処理実行時検出温湿度記憶部709に記憶されている前回の画像安定化処理実行時の湿度H1を示す情報を読み出す(ステップS24)。そして次に、現在の湿度H2を検出し(ステップS25)、H2とH1の差分が所定値△H以上であるかどうかの判定が行われる(ステップS26)。ここでも、当該差分は絶対値である。所定値△Hは、当該値以上の湿度変化があると、形成画像の画質に影響が及ぶと想定される値であり、たとえば、30%である。所定値△Hは、予め実験等により求められ、ROM706等の記憶手段に記憶される。
H2とH1の差分が所定値△H以上であると判定されると、画像安定化処理要求フラグがONに設定され(ステップS26:YES、ステップS27)、メインルーチンにリターンする。
一方、当該差分が所定値△Hよりも小さいと判定されると(ステップS26:NO)、次に、画像安定化処理要求フラグがONになっているかどうかを判断する(ステップS28)。画像安定化処理要求フラグがONになっていなければ(OFFであれば)、そのままメインルーチンにリターンする。この場合は、色ずれ補正フラグはセットされない(ONにされない)。
一方、画像安定化処理要求フラグがONになっている場合(ステップS28:YES)、当該画像安定化処理要求フラグをOFFにして(ステップS29)、メインルーチンにリターンする。このようにすることで、T2とT1の差分および/もしくはH2とH1の差分が、一度それぞれの所定値△Tと△H以上となって、画像安定化処理要求フラグがONになった後、画像安定化処理が実行される前に双方の差分がそれぞれの所定値よりも小さくなった場合に、当該画像安定化処理要求フラグがONになったままであるために、不要な画像安定化処理が実行されるのを防ぐことができる。
なお、T2とT1の差分が所定値△T以上であるかどうかの判定を行う一連のステップ(ステップS21〜ステップS23)と、H2とH1の差分が所定値△H以上であるかどうかの判定を行う一連のステップ(ステップS24〜ステップS26)の順番は、同図に示された通りに限らず、入れ替わったとしてもよい。即ち、H2とH1の差分が所定値△H以上であるかどうかの判定が先に行われ、その後T2とT1の差分が所定値△T以上であるかどうかの判定が行われるとしてもよい。
(4.プリントジョブ実行処理)
図6は、プリントジョブ実行処理の内容を示すフローチャートである。このプリントジョブ実行処理は、ROM706等に記憶された制御プログラムに従って、CPU701等により実行される。なお、このフローチャートも、複写機1全体を制御する不図示のメインルーチンにおいてコールされる毎に実行される。
同図に示すように、プリントジョブを受け付けると、画像安定化処理が実行中であるかどうか判断する(ステップS31:YES、ステップS32)。当該判定は、画像安定化処理実行中フラグがONになっているかどうかを参照することにより行われる。
画像安定化処理が実行中でない場合、プリントジョブを実行する(ステップS32:NO、ステップS37)。
画像安定化処理が実行中である場合、次に、受け付けたプリントジョブに使用される色についての情報を色情報取得部711により取得する(ステップS32:YES、ステップS33)。
続いて、取得された色についての濃度調整処理が終了しているかどうかを判定する(ステップS34)。当該判定は、取得された色について、濃度調整処理終了フラグがONになっているかどうかを参照することにより行われる。
取得された色についての濃度調整処理が終了していない場合、終了するまで当該判定を繰り返して待つ(ステップS34:NO、ステップS34)。
取得された色についての濃度調整処理が終了している場合、画像安定化処理部710に画像安定化処理を中断させて、画像安定化処理中断フラグをONにする(ステップS34:YES、ステップS35、ステップS36)。
そして、プリントジョブを実行する(ステップS37)。
次に、画像安定化処理中断フラグがONであるかどうかを判定する(ステップS38)。
画像安定化処理中断フラグがONである場合、画像安定化処理部710に、中断されたところから続きの画像安定化処理を再開させて一連の画像安定化処理を完了させる(ステップS38:YES、ステップS39)。画像安定化処理において、どの段階(シーケンス)から再開させるかについての判断は、各色の各シーケンスについて終了フラグがONになっているかどうかを参照することにより行われる。
そして、画像安定化処理中断フラグをOFFにして(ステップS40)、メインルーチンにリターンする。
ステップS38において、画像安定化処理中断フラグがONになっていない場合(ステップS38:NO)、そのままメインルーチンにリターンする。
(5.まとめ)
以上説明したように、本実施の形態においては、プリントジョブを受け付けた時に画像安定化処理が実行中である場合、受け付けたプリントジョブに使用される色情報を取得し、使用される色についての濃度調整処理が終了していれば、画像安定化処理を中断してプリントジョブを優先的に実行させる(第1の制御)。これにより、プリントジョブに使用される色についての良好な画質は確保しつつ、プリントジョブに使用されない色についてまでも濃度調整が終了するのをユーザに無駄に待たせることが無いため、ユーザの待ち時間を短縮してユーザの利便性に資することができる。
また、プリントジョブを受け付けた時に画像安定化処理が実行中である場合、受け付けたプリントジョブに使用される色情報を取得し、使用される色についての濃度調整処理が終了していなくても、当該使用される色についての濃度調整が終了した時点で残りの画像安定化処理を中断してプリントジョブを優先的に実行させる(第2の制御)。これにより、プリントジョブに使用される色についての良好な画質が確保できる最短の待ち時間でプリントジョブを実行させるので、ユーザにとっては、画質を犠牲にすることなく必要最小限の待ち時間で済むため、ユーザの利便性に資することができる。
さらに、プリントジョブ終了後に中断されていた画像安定化処理を再開させて残りの画像安定化処理を最後まで完了させるため、次に受け付けるプリントジョブがどのような色を使用するものであっても、良好な画質を提供することができる。
<変形例>
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明が上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例を実施することが出来る。
(1)上記実施の形態では、画像安定化処理において、K色の濃度調整処理を第1に行ったが、これに限られず、C,M,Y,K色のいずれをどの順番で濃度調整処理を行ってもよい。ただし、通常オフィス等での使用においては、文字情報が主体の文書等をモノクロドキュメントとしてプリントアウトすることが多く、K色は単色で使用される場合が多いため、画像安定化処理実行時にプリントジョブが受け付けられた場合、K色の濃度調整処理を第1に行うことで、ユーザを待たせる時間をより短縮することができる。
(2)上記実施の形態では、画像安定化処理を、最大濃度補正、レーザー光量補正、階調補正、色ずれ補正の4つのシーケンスとしたが、これに限られない。例えば、上記の4つに加えて、基準パターン検出センサ34a、34bの光量を補正するセンサ光量補正や転写電圧を補正するATVC(Auto Transfer Voltage Control)、2次転写ローラ37にトナーと逆極性の電圧を印加して2次転写ローラ37から中間転写ベルト38にトナーを逆転写させてクリーニングブレード35で除去する2次転写ローラクリーニング処理などのシーケンスを画像安定化処理に含めてもよい。この場合においても、濃度調整処理を第1に行うことで、ユーザを待たせる時間を短縮することができる。
(3)上記実施の形態では、濃度調整処理を、最大濃度補正、レーザー光量補正、階調補正の3つのシーケンスとしたが、これに限られない。例えば、上記3つのほかに、1ドットの大きさを調整するドット径調整処理のシーケンスを濃度調整処理に含めてもよい。
(4)環境センサ49の検出対象は、駆動ローラ31近傍の機内雰囲気温度に限られず、画像プロセス部4近傍であればいずれの場所でもよく、また、中間転写ベルト38の温度を測定するとしてもよい。
(5)上記実施の形態では、中間転写ベルト38上に1次転写された各色トナー像等の画像を2次転写位置48において記録シートS上に一括して2次転写する構成のタンデム型の態様について説明したが、タンデム方式としては上記の形態に限られない。例えば、中間転写ベルト38に代えて搬送ベルト等の転写材搬送体を設け、当該転写材搬送体上に記録シート等の転写材を吸着等により保持した状態で搬送し、その搬送される転写材上に各色の画像を順次転写する構成であっても良い。この構成の場合、位置ずれ量は、感光体ドラム21C〜21K上に形成された基準パターンが被転写体としての転写材搬送体または記録シートに転写され、転写された基準パターンが基準パターン検出部34などのセンサ等により検出される構成とすることができる。
(6)上記実施の形態においては、画像安定化処理実行のタイミングは、環境センサ49による機内の温湿度に所定量以上の変化が発生したときとしたが、これに限られない。例えば、感光体ドラム21Y〜21Kの回転数を検出するための回転数検出センサを配置し、当該回転数検出センサの検出値に基づいて画像形成ジョブが実行された累積枚数を取得し、画像形成ジョブが所定枚数(例えば、1000枚)実行される毎に、画像安定化処理を実行するとしてもよい。また、当該画像形成枚数によるタイミング制御と、上記温度によるタイミング制御、湿度によるタイミング制御とをそれぞれ組み合わせてもよい。
(7)上記実施の形態においては、本発明に係る画像形成装置として複写機を用いた例を説明したが、これに限られず、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置一般に適用できる。また、タンデム型に限られず、画像安定化処理を行う構成の画像形成装置に適用できる。さらに、像担持体としては感光体ドラム21に限られず、例えば感光体ベルト等を用いる構成にも適用できる。
また、上記実施の形態および上記変形例の内容を可能な範囲でそれぞれ組み合わせてもよい。
本発明の画像形成装置は、画像安定化処理実行中のユーザの待ち時間を短縮しつつ、良好な画質を提供することができる技術として有用である。
1 複写機
4 画像プロセス部
7 制御部
8 操作パネル
9 作像ユニット
10 露光部
21 感光体ドラム
30 中間転写ユニット
31 駆動ローラ
32 従動ローラ
34 基準パターン検出部
34a、34b 基準パターン検出センサ
37 2次転写ローラ
38 中間転写ベルト
48 2次転写位置
49 環境センサ
101、102 基準パターン

Claims (6)

  1. 異なる現像色のトナー像を作像する複数の作像手段を有し、受付手段で受け付けた画像形成ジョブのデータに基づいて、各作像手段で形成されたトナー像を被転写体に多重転写してカラー画像を形成することが可能な画像形成手段を備える画像形成装置であって、
    前記複数の現像色の各色ごとに画像安定化処理を実行する画像安定化手段と、
    前記受け付けた画像形成ジョブの実行に使用すべき現像色に関する情報を色情報として取得する色情報取得手段と、
    前記画像安定化手段による画像安定化処理中に前記受付手段により画像形成ジョブを受け付けた場合において、前記色情報取得手段で取得された色情報に含まれる現像色が一部の現像色であって、かつ、当該一部の現像色について画像安定化処理が終了している場合には、前記画像安定化手段に残りの現像色について画像安定化処理を実行するのを中断させて、前記画像形成手段に前記受け付けた画像形成ジョブを優先的に実行させるよう制御する第1の制御を実行する制御手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記画像安定化手段による画像安定化処理中に前記受付手段により画像形成ジョブを受け付けた場合において、前記色情報取得手段で取得された色情報に含まれる現像色が一部の現像色であって、かつ、当該一部の現像色について画像安定化処理が終了していていないときには、当該現像色に関する画像安定化処理が終了したときに、残りの現像色に関する画像安定化処理を実行させずに、前記画像形成手段に前記受け付けた画像形成ジョブを優先的に実行させる第2の制御を実行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記色情報に含まれる一部の現像色は、黒である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像安定化手段は、前記黒についての画像安定化処理を最初に実行する
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像安定化処理は、濃度調整処理である
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、画像形成ジョブを優先的に実行させた後、前記画像安定化手段に、中断させていた残りの画像安定化処理を実行させる
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の画像形成装置。
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