JP2009003178A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成時における階調再現性の低下を少なくしつつ、ユーザが実際に使用する記録紙に応じて印刷品質を高品位に保つ。
【解決手段】中間転写体を用いた中間転写方式によるカラー画像形成を行う複合機であって、中間転写体の表面に第1パターン画像を形成する記録部と、当該第1パターン画像の濃度を検出する濃度センサと、第1パターン画像の濃度を適正濃度とする階調補正値を算出し、当該階調補正値で階調補正を行う画像処理部とを備え、上記記録部は、画像処理部による階調補正後の第2パターン画像を記録紙上に形成し、更に、当該第2パターン画像を読み取るスキャナと、スキャナによって読み取られた第2パターン画像の濃度を適正濃度とする記録部の画像形成条件を算出する条件算出部と、条件算出部によって算出された画像形成条件に、記録部の画像形成条件設定値を変更する条件変更部とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、中間転写方式によるカラー画像形成が可能なプリンタ、複写機等の画像形成装置に関する。
中間転写方式でカラー画像を形成するプリンタ、複写機等の画像形成装置は、各色トナーの濃度を、露光装置による感光体ドラムへの照射光量や、現像ローラの現像バイアス電圧等の値を制御して適正濃度とする。そして、当該画像形成装置における露光照射光量及び現像バイアス電圧等の経年変化による画像濃度の不安定化及び印刷品質の低下を防止するため、様々な技術が提案されている。例えば、下記特許文献1に示されるように、画像形成機構により記録紙にテストパターンを形成させ、記録紙搬送路近傍に設けた濃度センサによって当該記録紙上のテストパターンの濃度を検出し、検出された濃度値と基準濃度値とを比較して転写条件等を補正することで、印刷品質を一定に保つ画像形成装置がある。また、下記特許文献2に示されるように、画像形成機構により記録紙にテストパターンを形成させ、当該記録紙上の画像をスキャナで読み取り、スキャナによって取得された記録紙上の画像の濃度値と基準濃度値との比較により算出した階調補正値を用いて、印刷対象データの階調を変更することで、印刷品質を一定に保つ画像形成装置も提案されている。
特開平11−184190号公報 特開平9−172547号公報
しかしながら、上記特許文献1に示される技術は、記録紙上のテストパターンを読み取るために、記録紙搬送ベルトに対向する位置に設けられた既存の濃度センサを用いるので、各色の画像形成機構が記録紙搬送方向に並設されたタンデム型で直接転写方式の画像形成装置にしか適用することができない。また、上記特許文献2に示される技術の場合、印刷対象データの階調変更処理を行っているが、画像処理に用いるパラメータを変更すると、画像形成時の階調の再現性を下げることになるため、画像処理に用いるパラメータの変更は極力少ない方が望ましい。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、タンデム型や直接転写方式の画像形成装置に限られず、画像形成時における階調再現性の低下が少なく、ユーザが実際に使用する記録紙に応じて印刷品質を高品位に保つことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の発明は、中間転写体を用いた中間転写方式によるカラー画像形成を行う画像形成装置であって、
前記中間転写体の表面に、予め定められた濃度補正用の第1パターン画像を形成する第1パターン形成手段と、
前記中間転写体の表面に形成された前記第1パターン画像の濃度を検出するパターン濃度検出手段と、
前記パターン濃度検出手段によって検出された前記第1パターン画像の濃度を、予め定められた適正濃度とする階調補正値を算出して、当該階調補正値で階調補正を行う画像処理手段と、
前記画像処理手段による階調補正後に、予め定められた濃度補正用の第2パターン画像を記録紙上に形成する記録手段と、
前記記録紙上に形成された前記第2パターン画像を読み取るスキャナと、
前記スキャナによって読み取られた第2パターン画像の濃度を、予め定められた前記適正濃度とする前記記録手段の画像形成条件を算出する条件算出手段と、
前記画像形成条件算出手段によって算出された画像形成条件に、前記記録手段の画像形成条件設定値を変更する条件変更手段と
を備えた画像形成装置である。
この構成によれば、パターン濃度検出手段が、中間転写体の表面に形成された第1パターン画像の濃度を検出し、画像処理手段が、当該検出された第1パターン画像の濃度を上記適正濃度とする階調補正値を算出して階調補正を行うことによって、まず、各種画像形成条件の経年変化による画像濃度の不安定化を、階調補正処理を行うことで軽減する。さらに当該階調補正後の濃度補正用の第2パターン画像を記録手段が記録紙上に形成し、条件算出手段が、当該第2パターン画像の濃度を上記適正濃度とする記録手段の画像形成条件を算出し、条件変更手段が、記録手段の画像形成条件を、当該算出された画像形成条件に変更するので、上記画像処理手段による階調補正だけでは、実際に用いられる記録紙の性質が勘案されておらず不十分となっていた濃度補正を補うことができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置であって、前記記録手段は、カラー画像を構成する各色毎に設けられた画像形成機構を備え、
前記第1パターン画像は、前記各画像形成機構によって個別に形成され、前記各色それぞれに対応した単一色の画像であり、
前記第2パターン画像は、前記各画像形成機構によって個別に形成された各画像の重ね合わせからなるカラー画像であり、
前記条件算出手段は、前記スキャナによって読み取られた第2パターン画像に基づいて、当該第2パターン画像を構成する各色画像の濃度を、予め定められた各色毎の適正濃度とする画像形成条件を、前記各色毎の画像形成機構のそれぞれについて算出するものである。
この構成によれば、条件算出手段が、カラー画像からなる第2パターン画像について、第2パターン画像を構成する各色画像毎に、各色画像が各色毎の適正濃度となる画像形成条件を算出し、各色毎の画像形成機構のそれぞれについて算出するので、実際に記録紙上に形成されるカラー画像に表現されている階調再現性を参照した上で、より正確な濃度補正を行うことが可能になる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置であって、前記記録手段は、感光体ドラム、帯電部、露光部、現像部及び転写部をそれぞれに有してなる各色毎の画像形成機構と、前記中間転写体と、当該各色毎の画像形成機構により前記中間転写体に形成された画像を記録紙に転写させる2次転写部とを備え、
前記条件設定手段によって設定される画像形成条件は、前記帯電部の帯電バイアス、前記露光部の照射光量、前記現像部の現像バイアス、前記転写部の転写電流、又は前記2次転写部の転写電流のうちの少なくとも1つである。
この構成によれば、条件算出手段が、上記画像形成条件として、2次転写部の転写電流を算出する場合は、中間転写体から記録紙上に転写される画像量を制御して、正確に濃度補正を行うことが可能になる。また、条件算出手段が、上記画像形成条件として、各色毎の画像形成機構に設けられているそれぞれの帯電部の帯電バイアス、露光部の照射光量、現像部の現像バイアス、又は転写部の転写電流を算出する場合は、カラー画像を構成する各色画像別の画像形成条件を的確に変更して、高精度な濃度補正を行うことが可能になる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置であって、前記記録手段は、感光体ドラムと、帯電部と、露光部と、各色別の現像部を有する各色毎の画像形成機構と、これら感光体ドラム及び各部により前記中間転写体に転写された画像を記録紙に転写させる2次転写部とを備え、
前記条件設定手段によって設定される画像形成条件は、前記帯電部の帯電バイアス、前記露光部の照射光量、前記現像部の現像バイアス、前記中間転写体の転写電流、又は前記2次転写部の転写電流のうちの少なくとも1つである。
この構成によれば、条件算出手段が、上記画像形成条件として、帯電部の帯電バイアス、露光部の照射光量、中間転写体の転写電流、又は2次転写部の転写電流を算出する場合は、感光体ドラムに形成される画像量、感光体ドラムから中間転写体に転写される画像量、又は中間転写体から記録紙上に転写される画像量を制御して、正確に濃度補正を行うことが可能になる。また、条件算出手段が、上記画像形成条件として、各色毎の画像形成機構に設けられている現像部の現像バイアスを算出する場合は、感光体ドラムに付与される例えばトナー量を変更することで、より高精度な濃度補正を行うことが可能になる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項3又は請求項4に記載の画像形成装置であって、前記記録手段は、記録紙に画像を定着させる定着部を更に備え、
前記条件設定手段によって設定される画像形成条件は、前記定着部の定着温度である。
この構成によれば、画像形成条件算出手段が、上記画像形成条件として、定着部の定着温度を算出するので、例えば、記録紙上に定着するトナー量、又は当該定着時に記録紙上に形成されるトナーの大きさ等が制御され、正確に濃度補正を行うことが可能になる。
請求項1に記載の発明によれば、各種画像形成条件の経年変化による画像濃度の不安定化を要因とする画像品質低下が階調補正処理により軽減し、更に、当該階調補正後に、記録紙上に形成された第2パターン画像の濃度に基づいて算出された画像形成条件で画像形成を行うことにより、上記画像処理手段による階調補正だけでは、実際に用いられる記録紙の性質が勘案されておらず不十分となっていた濃度補正を補うことができる。このように、濃度補正を階調補正処理と画像形成条件変更の両方で行うことにより、実際に用いられる記録紙の性質を考慮して濃度補正を行う場合における階調補正の度合いを少なくできるため、階調補正のみで濃度補正を行うよりも、画像形成時における階調再現性の低下が軽減される。また、本発明は、記録紙上の画像の読取はスキャナで行い、中間転写体上の画像濃度も直接又は間接転写方式に拘わらず既存の濃度センサで検出できるため、画像形成装置の画像形成方式に拘わらずに適用可能である。
請求項2に記載の発明によれば、実際に記録紙上に形成されるカラー画像に表現されている階調再現性を参照した上で、より正確な濃度補正を行うことが可能になる。
請求項3に記載の発明によれば、条件算出手段が、上記画像形成条件として、2次転写部の転写電流を算出する場合は、中間転写体から記録紙上に転写される画像量を制御して、正確に濃度補正を行うことが可能になる。また、条件算出手段が、上記画像形成条件として、各色毎の画像形成機構に設けられているそれぞれの帯電部の帯電バイアス、露光部の照射光量、現像部の現像バイアス、又は転写部の転写電流を算出する場合は、カラー画像を構成する各色画像別の画像形成条件を的確に変更して、高精度な濃度補正を行うことが可能になる。
請求項4に記載の発明によれば、条件算出手段が、上記画像形成条件として、帯電部の帯電バイアス、露光部の照射光量、中間転写体の転写電流、又は2次転写部の転写電流を算出する場合は、感光体ドラムに形成される画像量、感光体ドラムから中間転写体に転写される画像量、又は中間転写体から記録紙上に転写される画像量を制御して、正確に濃度補正を行うことが可能になる。また、条件算出手段が、上記画像形成条件として、各色毎の画像形成機構に設けられている現像部の現像バイアスを算出する場合は、感光体ドラムに付与される例えばトナー量を変更することで、より高精度な濃度補正を行うことが可能になる。
請求項5に記載の発明によれば、画像形成条件算出手段が、上記画像形成条件として、定着部の定着温度を算出するので、例えば記録紙上に定着するトナー量、又は当該定着時に記録紙上に形成されるトナーの大きさが制御され、正確に濃度補正を行うことが可能になる。
以下、本発明の一実施形態に係る画像形成装置について図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る画像形成装置の一例である複合機の概略構成を示す図である。複合機1は、コピー機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能及びスキャナ機能等を兼ね備えている。図1に示すように、複合機1は、装置本体11と、この装置本体11の上部に設けられ、原稿画像を読み取る画像読取部16とを備えた基本構成を有している。
装置本体11には、画像読取部16によって読み取られた原稿の画像情報に基づき画像を形成する画像形成機構12と、この画像形成機構12によって形成され、記録紙(転写材)Pに転写された画像に定着処理を施す定着部13と、転写用の記録紙を貯留する記録紙貯留部14とが内装されている。
画像読取部16は、装置本体11の上面に開閉可能に設けられた原稿押え161と、装置本体11の上部の筐体内でコンタクトガラス163を介して原稿押え161と対向配置されたスキャナ162とを備えている。
画像読取部16の適所には、原稿読み取りや複写処理等に関する処理条件を入力操作するための図略の操作パネルが設けられている。この操作パネルには、図略の表示パネルやテンキー、さらにはスタートボタン、モード切換えキー等が設けられている。
スキャナ162は、図略の光源や複数のミラー、レンズユニット、露光ランプ、CCD(Charge-Coupled Devices)等を有している。そして、光源としての露光ランプからの光が原稿面で反射され、この反射光がこれらミラーおよびレンズユニットを介して原稿情報としてCCDに入力されるようになっている。CCDに入力されたアナログ量としての原稿情報は、デジタル信号に変換されて所定の記憶装置に記憶されるようになっている。なお、本実施形態では、スキャナ162にCCDを採用しているが、CIS(Contact Image Sensor)等の他の形式を採用することも可能である。
画像形成機構12は、記録紙貯留部14から給紙された記録紙にトナー画像を形成させるものであり、本実施形態では、上流側(図1の紙面の右側)から下流側へ向けて順次配設されたマゼンタ用ユニット12Mと、シアン用ユニット12Cと、イエロー用ユニット12Yと、ブラック用ユニット12Kとが備えられている。
各ユニット12M,12C,12Y,12Kには、感光体ドラム121、帯電部123、露光部124、現像部122及び転写部(転写ローラ)126がそれぞれ備えられている。各感光体ドラム121は、図1において反時計方向へ向けて回転しつつ対応した現像部122からトナーの供給を受けるようになっている。各現像部122は、装置本体11の前面側(図1の紙面の表側)に配設された図略のトナーカートリッジからトナーを補給する。
各感光体ドラム121の直下位置には帯電部123がそれぞれ設けられているとともに、帯電部123のさらに下方位置には露光部124が設けられている。そして、各感光体ドラム121は、帯電部123によって周面が一様に帯電され、画像読取部16で入力された画像データ、又は複合機1にネットワーク接続されているパーソナルコンピュータから受信した画像データに基づく各色に対応したレーザー光が各露光部124から帯電後の感光体ドラム121の周面にそれぞれ照射されることにより、各感光体ドラム121の周面に静電潜像が形成されるようになっている。かかる静電潜像に現像部122からトナーが供給されることにより、感光体ドラム121の周面にトナー像が形成される。
感光体ドラム121の上方位置には、当該各感光体ドラム121の周面に当接するように駆動ローラ125aおよび従動ローラ125b間に張設された中間転写ベルト125が設けられている。この中間転写ベルト125は、各感光体ドラム121に対向して設けられた転写ローラ126によって感光体ドラム121の周面に押し付けられた状態で各感光体ドラム121の回転と同期しながら、駆動ローラ125aと従動ローラ125bとの間を周回する。
中間転写ベルト125が周回することによりその表面に対しマゼンタ用ユニット12Mの感光体ドラム121によるマゼンタのトナー像の転写が行なわれ、ついで、中間転写ベルト125におけるマゼンタのトナー像の転写位置と同一位置に、シアン用ユニット12Cの感光体ドラム121によるシアンのトナー像の転写が重ねて行なわれ、ついで中間転写ベルト125の当該同一位置にイエロー用ユニット12Yの感光体ドラム121によるイエローのトナー像の転写が重ねて行なわれ、最後のブラック用ユニット12Kの感光体ドラム121によるブラックのトナー像の転写が重ねて行なわれる。この各色トナー画像の転写により、中間転写ベルト125の表面にカラーのトナー像が形成される。この中間転写ベルト125の表面に形成されたカラーのトナー像が、転写ローラからなる2次転写部113により、記録紙貯留部14から搬送されてきた記録紙Pに転写される。
各感光体ドラム121の図1における左方位置には当該感光体ドラム121の周面の残留トナーを除去して清浄化するクリーニング装置127が設けられている。クリーニング装置127によって清浄化処理された感光体ドラム121の周面は、新たな帯電処理のために帯電部123へ向かうことになる。クリーニング装置127で感光体ドラム121の周面から取り除かれた廃トナーは、所定の経路を通って図略のトナー回収ボトルに回収されて貯留される。
中間転写ベルト125の下方には、画像形成機構12によって中間転写ベルト125の表面上に形成された濃度パッチ(第1パターン画像)の濃度を検出する濃度センサ145が設けられている。濃度センサ145は、発光部及び受光部を有し、検出対象領域に光を照射してその反射光量に基づいて濃度を検出する構成からなり、光学式センサ等からなる公知のセンサである。
画像形成機構12の図1における左方位置には、上下方向に延びる記録紙搬送路111が形成されている。この記録紙搬送路111には、適所に搬送ローラ対112が設けられ、記録紙貯留部14からの記録紙がこの搬送ローラ対112の駆動で駆動ローラ125aに掛け回されている中間転写ベルト125へ向けて搬送される。記録紙搬送路111には、駆動ローラ125aと対向した位置に中間転写ベルト125の表面と当接した2次転写部113が設けられ、記録紙搬送路111を搬送される記録紙Pが中間転写ベルト125と2次転写部113とに押圧挟持されると、中間転写ベルト125上のトナー像が当該記録紙Pに転写される。
定着部20は、画像形成機構12で転写された記録紙上のトナー像に対し定着処理を施すものである。定着部20は、内部に加熱源である通電発熱体としてのハロゲンランプ33を備えた加熱ローラ30と、この加熱ローラ30と対向配置された定着ローラ70と、この定着ローラ70及び加熱ローラ30間に張設された定着ベルト50と、この定着ベルト50と定着ローラ70を介して対向配置された加圧ローラ60とを備えている。定着処理の完了したカラー画像付の記録紙Pは、定着部20の上部から延設された排紙搬送路114を通って排紙トレイ115に排出される。
記録紙貯留部14は、装置本体11における露光部124の下方位置に挿脱自在に装着された記録紙トレイ141を有している。記録紙トレイ141には記録紙束が貯留されるようになっている。そして、記録紙トレイ141に貯留された記録紙束からピックアップローラ142の駆動で記録紙Pが1枚ずつ繰り出され、記録紙搬送路111を通って画像形成機構12の2次転写部113と中間転写ベルト125との間のニップ部へ向けて送り込まれる。
図2は複合機1の電気的構成の概略を示す機能ブロック図である。複合機1には、装置全体の動作制御を司る制御部100が備えられている。この制御部100には、スキャナ162及び記録部40が接続されている。スキャナ162は、露光ランプ1621及びCCD1622等からなる。記録部(記録手段)40は、搬送ローラ対112及びピックアップローラ142等からなる用紙搬送部110と、マゼンタ用ユニット12M、シアン用ユニット12C、イエロー用ユニット12Y及びブラック用ユニット12Kからなる画像形成部(画像形成機構)12と、2次転写部113と、定着部20等とを備える。
さらに、制御部100には、上述した濃度センサ145と、スキャナ162によって読み取られた画像データ等を記憶するHDD140が接続されている。
画像処理部(画像処理手段)130は、スキャナ51によって読み取られた画像のデータや、I/F部153を介してネットワーク上のコンピュータから受け取った画像データ、HDD140から読み出した画像データ等に対して、必要に応じて加工処理等を行うものである。画像処理部130には、ガンマ補正値変更部1301、ガンマ補正テーブル1302及び階調補正部1303が備えられる。
ガンマ補正値変更部1301は、記録部40によって形成された異なる階調の複数の濃度パッチ(第1パターン画像)を濃度センサ145が検出した結果に基づいて、これら各濃度パッチのそれぞれの階調特性が、予め予定していた階調特性となるようにガンマ補正値を変更し、ガンマ補正テーブルを当該ガンマ補正値に書き換える。
ガンマ補正テーブル1302は、印刷対象データ等のガンマ補正に用いるガンマ補正値を記憶するものである。
階調補正部(画像処理手段)1303は、スキャナ162から入力された印刷対象データや、I/F部153を介してネットワーク上のコンピュータから受け取った印刷対象データ等に対して、ガンマ補正テーブル1302に記憶されているガンマ補正値を用いて階調補正処理を行う。上記各印刷対象データを示す値は、上記ガンマ補正テーブル1302に基づいて適正な値に階調補正され、この補正された値は、制御部100によって記録部40に送られる。
条件設定部120は、画像形成実行時における記録部40の画像形成条件を設定する。条件設定部120は、条件算出部1210と、条件変更部1220と、条件記憶部1230とを備える。
条件算出部(条件算出手段)1210は、画像形成機構12によって記録紙上に形成される濃度パッチ(第2パターン画像)がスキャナ162によって読み取られた場合に、当該第2パターン画像の濃度を適正濃度に変化させることができる記録部40の画像形成条件を算出する。
当該適正濃度は、予め定められた濃度値からなる。適正濃度は、印刷対象画像の色成分であるYMCK成分の各色濃度毎に定められている。また、上記画像形成条件とは、帯電部123の帯電バイアス、露光部124の照射光量、現像部122の現像バイアス、転写部126の転写電流、2次転写部113の転写電流、及び定着部20の定着温度の各値等である。
また、条件算出部1210内のデータテーブル(図略)には、上記YMCK成分が示す各色毎の濃度値に対して、当該濃度値を上記適正濃度にするために必要な各画像形成条件(帯電部123の帯電バイアス、露光部124の照射光量、現像部122の現像バイアス、転写部126の転写電流、2次転写部113の2次転写電流、及び定着部20の定着温度の各値)の変化量を示すデータが記憶されている。条件算出部1210は、上記スキャナ162によって第2パターン画像が読み取られたとき、当該第2パターン画像のYMCK成分が示す各色毎の濃度値に対応する各画像形成条件についての上記変化量を、各色毎に上記データテーブルから読み出す。例えば、条件算出部1210は、Y成分の濃度値に対応する当該読み出した変化量を、ユニット12Yについての各画像形成条件をなすその時点における設定値に加算することで、ユニット12Yについての上記「第2パターン画像の濃度を当該適正濃度に変化させることができる記録部40の画像形成条件」を算出する。条件算出部1210は、同様にして、ユニット12M,12C,12Kについての上記「第2パターン画像の濃度を当該適正濃度に変化させることができる記録部40の画像形成条件」をそれぞれ算出する。
条件変更部1220は、条件記憶部1230に記憶されている記録部40各部の画像形成条件を、上記条件算出部1210によって算出された画像形成条件に書き換える。
条件記憶部1230は、印刷対象データの画像形成時に適用する、記録部40各部、すなわち、各色ユニット12Y,12M,12C,12Kからなる画像形成機構12,2次転写部113、定着部20等の画像形成条件を記憶する。
画像形成時には、階調補正部1303が、印刷対象データを、ガンマ補正テーブル1302に記憶されているガンマ補正値で階調補正し、この階調補正後の印刷対象データを、制御部100が、条件記憶部1230に記憶されている画像形成条件で記録部40を動作させることによって、記録紙上に印刷対象データに基づく画像を形成させる。
また、RAM151は制御部100の作業領域として使用されるメモリであり、ROM152は複合機1の動作プログラムが記憶され、必要に応じて他の動作制御プログラムが記憶されるものである。
なお、制御部100は、複合機1が実行可能な各機能を制御するスキャナコントローラ101,ファクシミリコントローラ102,プリンタコントローラ103,コピーコントローラ104及びネットワークコントローラ105を備えている。
スキャナコントローラ101は、スキャナ51の動作に必要な各部の動作制御を行うものである。ファクシミリコントローラ102は、ファクシミリ動作に必要な各部の動作制御を行うものであり、ファクシミリ通信に必要なデータの調整を行うファクシミリ通信部150を制御する。ファクシミリ通信部150には、データ送受信相手である相手先ファクシミリとの電話回線の接続を制御するNCU(Network Control Unit)が備えられている。コピーコントローラ104は、コピー動作に必要な各部の動作制御を行うものである。
プリンタコントローラ103は、プリンタ動作に必要な各部の動作制御を行うものである。上記I/F部153は、複数の信号線を用いて同時に数ビットまとめてデータを送るパラレル伝送で外部機器と接続するパラレルI/Fと、単一の信号線を用いて1ビットずつ順次データを送るシリアル伝送で外部機器と接続するシリアルI/Fの機能を備え、プリンタコントローラ103に接続されている。
ネットワークコントローラ105は、本複合機1とネットワーク上のコンピュータ等との間で行われるデータ送受信を制御するものである。ネットワークコントローラ105は、I/F部153を介して外部とデータを送受信させる。
また、操作部47も制御部100によって制御される。なお、操作キー部470は、スタートキー471、テンキー472、リセットキー474及びストップキー475等からなるものである。
次に、複合機1による濃度補正処理の第1実施形態について説明する。図3は複合機1による濃度補正処理の第1実施形態を説明するフローチャート、図4は中間転写ベルト125上に印刷された第1パターン画像の一例を示す図である。
制御部100は、例えば、複合機1の電源投入時や、省電力待機状態からの復帰時、または、操作部47からユーザによる実行指示があった場合に、以下に示す一連の濃度補正処理を実行させる。以下に示す各処理は、制御部100による制御の下で実行される。
まず、記録部40の各色ユニット12Y,12M,12C,12Kが、第1パターン画像を、中間転写ベルト125上において濃度センサ145に対向する位置に形成する(S1)。
図4に、上記第1パターン画像の一例を示す。第1パターン画像P1K,P1Y,P1M,P1Cは、例えば図4に矢印で示す中間転写ベルト125の走行方向及び当該方向に直交する方向に延びた四角形状に描画されたトナー画像である。第1パターン画像P1K,P1Y,P1M,P1Cは、予め定められた適正濃度で、記録部40の各色ユニット12Y,12M,12C,12Kにより形成され、当該各ユニットそれぞれによる単色のトナー画像として、中間転写ベルト125の走行方向に並べて形成される。なお、当該第1パターン画像のデータは、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの各色毎に、例えば、RAM151、ROM152又はHDD140に記憶されている。
上記第1パターン画像P1K,P1Y,P1M,P1Cの形成後、濃度センサ145が、中間転写ベルト125上に形成された第1パターン画像P1K,P1Y,P1M,P1Cの各濃度を検出する(S2)。
ガンマ補正値変更部1301は、濃度センサ145が検出した第1パターン画像P1K,P1Y,P1M,P1Cの各濃度値に基づいて、第1パターン画像P1K,P1Y,P1M,P1Cのそれぞれの階調特性を、予め定められた適正な階調特性に変換できるガンマ補正値を算出し、ガンマ補正テーブル1302に記憶されているガンマ補正値を、当該算出したガンマ補正値に書き換える(S3)。
続いて、階調補正部1303が、ガンマ補正テーブル1302に記憶されているガンマ補正値を用いて、第1パターン画像のデータに対して階調補正処理を行い(S4)、記録部40の各色ユニット12Y,12M,12C,12Kは、当該階調補正後の第1パターン画像のデータを用いて、記録紙上に、各第2パターン画像を形成する(S4)。当該各第2パターン画像は、上記階調補正が施されていることと、記録紙上に形成されること以外は、第1パターン画像P1K,P1Y,P1M,P1Cと同様のものである。当該各第2パターン画像が形成された記録紙は、用紙搬送部110によって、排紙トレイ115に排出される。
複合機1の操作者又はユーザは、上記各第2パターン画像が形成された記録紙を排紙トレイ115から取り出し、画像読取部16に読取対象原稿としてセットし、操作部47の操作により原稿読取開始の指示を入力する。
上記操作者等から入力された原稿読取指示に従って、画像読取部16は、スキャナ162によって、当該セットされた記録紙上の各色の第2パターン画像を読み取る(S5)。
条件算出部1210は、スキャナ162によって読み取られた各色毎の第2パターン画像のRGB成分を検出し、当該検出したRGB成分を変換してYMCK成分(即ち濃度値)を検出する(S6)。
条件算出部1210は、当該YMCK成分が示す各色毎の濃度値に対応させて記憶されている帯電バイアス、露光条件、現像バイアス、転写電流、2次転写電流、定着温度についての変化量を、各色の濃度値毎に、上記データテーブルから読み出す(S7)。条件算出部1210は、まずY成分の濃度値に対応する当該読み出した変化量を、ユニット12Yについての各画像形成条件をなす上記各値(この時点で条件記憶部1230に記憶されている画像形成条件の各値)に加算することで、ユニット12Yについての新たな画像形成条件を算出する。条件算出部1210は、ユニット12M,12C,12Kについての新たな画像形成条件を同様にして算出する。なお、2次転写部113の2次転写電流と、定着部20の定着温度は、この時点で条件記憶部1230に記憶されているそれぞれの値に、各色ユニット12Y,12M,12C,12Kについての変化量が全て加算される。
条件変更部1220は、条件記憶部1230に記憶されている記録部40各部(各色ユニット12Y,12M,12C,12K、2次転写部113、及び定着部20)の画像形成条件を、上記条件算出部1210によって算出された新たな画像形成条件に書き換える(S8)。
次に、複合機1による濃度補正処理の第2実施形態について説明する。図5は複合機1による濃度補正処理の第2実施形態を説明するフローチャート、図6は第2実施形態での第2パターン画像の一例を示す図である。なお、図3で示した処理と同様の処理は同符号を付して説明を省略する。
第2実施形態では、第1実施形態と同様に、第1パターン画像P1K,P1Y,P1M,P1Cの形成及び濃度検出を行うが(S1乃至S3)、記録部40によって記録紙上に形成される第2パターン画像は、第1実施形態のような各色毎のパターン画像ではなく、各色ユニット12Y,12M,12C,12Kによって形成されるトナー画像(例えば、第1パターン画像P1K,P1Y,P1M,P1Cと同様の画像)が重ね合わされたカラー画像(例えば、緑色、桃色、赤色のいずれか等)とされる。当該カラー画像からなる第2パターン画像P3は、図6に示すように、記録紙上に1つのみ形成される。
操作者等から入力された原稿読取指示に従って、画像読取部16が、スキャナ162で、当該セットされた記録紙上の第2パターン画像P3を読み取ると(S5)、条件算出部1210は、当該読み取られた第2パターン画像P3のRGB成分を検出し、当該検出したRGB成分を変換してYMCK成分(即ち濃度値)を検出する(S6)。
条件算出部1210は、当該検出したY成分が示す濃度値に対応する帯電バイアス、露光条件、現像バイアス、転写電流、2次転写電流及び定着温度の各値の変化量を上記データテーブルから読み出し(S17)、第1実施形態と同様にして、ユニット12Yの新たな画像形成条件を算出する。条件算出部1210は、同様に、ユニット12M,12C,12Kのそれぞれの新たな画像形成条件を算出する。条件変更部1220は、条件記憶部1230に記憶されている記録部40各部の画像形成条件を、当該条件算出部1210によって算出された新たな画像形成条件に書き換える(S8)。
これにより、実際に記録紙上に画像形成された各色カラー画像の重ね合わせからなるカラー画像について、適正濃度との比較を行って画像形成条件パラメータを算出して、実際に記録紙上に形成されるカラー画像を構成する各色別に正確に濃度補正を行うことが可能になる。
次に、複合機1による濃度補正処理の第3実施形態を説明する。第3実施形態は、図5に示した第2実施形態と同様の各処理を行い、そのS14における第2パターン画像の形成処理では、図7に示すように、各色ユニット12Y,12M,12C,12Kによって形成されるトナー画像が重ね合わされたカラー画像であって互いに異なる色からなる第2パターン画像P4,P5,P6を記録部40が記録紙上に形成する。そして、S5では、画像読取部16によってこれら第2パターン画像P4,P5,P6を読み取り、S6で条件算出部1210は、当該読み取られた第2パターン画像P4,P5,P6のそれぞれのRGB成分を検出し、当該検出した各第2パターン画像P4,P5,P6についてのRGB成分を変換してYMCK成分(即ち濃度値)を検出する。条件算出部1210は、当該検出した各第2パターン画像P4,P5,P6のY成分が示す濃度値の平均値に対応する帯電バイアス、露光条件、現像バイアス、転写電流、2次転写電流、及び定着温度の各値の変化量を上記データテーブルから読み出し(S17)、第1実施形態と同様にして、ユニット12Yの新たな画像形成条件を算出する。条件算出部1210は、同様に、ユニット12M,12C,12Kのそれぞれの新たな画像形成条件を算出する。なお、この場合、上記データテーブルには、上記YMCK成分が示す各色毎の濃度値の平均値に対応する帯電バイアス、露光条件、現像バイアス、転写電流、2次転写電流、定着温度の各値の上記変化量が記憶されている。
これにより、記録紙上における様々なカラー画像の発色性を考慮した上で、濃度補正を行うことができ、実際の記録紙上における画像品質を更に向上させることができる。
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、複合機1を、中間転写ベルト125に対して、各色ユニット12Y,12M,12C,12Kによってトナー画像を転写し、中間転写ベルト125上のトナー画像を、2次転写部113によって記録紙に転写する方式として説明したが、本発明に係る画像形成装置は、他の中間転写方式を採用した画像形成装置、例えば、図8に示すような、感光体ドラム121の周りに、カラー画像形成用の各色別の現像部122Y,122M,122C,122Kと、帯電部123、露光部124と、感光体ドラム121及び各部で形成された各色毎のトナー画像を、中間転写ドラム49の周面上で重ね合わせることでカラー画像を形成し、当該中間転写ドラム49周面上のカラー画像を2次転写部113で記録紙に転写する方式の複合機1’であっても構わない。この場合、中間転写ドラム49について、上記YMCK成分が示す各色毎の濃度値に対応する転写電流の変化量を上記データテーブルに記憶させておき、条件算出部1210は、当該中間転写ドラム49の転写電流についての新たな画像形成条件を算出し、条件変更部1220が、条件記憶部1230の記憶データを、当該中間転写ドラム49の転写電流についての新たな画像形成条件に書き換えるようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、条件算出部1210は、上記YMCK成分が示す各色毎の濃度値に対応させて記憶されている帯電バイアス、露光条件、現像バイアス、転写電流、2次転写電流、及び定着温度についての変化量を、各色の濃度値毎に上記データテーブルから読み出して(S7,S17)、当該読み出した各変化量を用いて、帯電バイアス、露光条件、現像バイアス、転写電流、2次転写電流、及び定着温度の全ての値を更新するようにしているが、上記データテーブルには、上記YMCK成分が示す各色毎の濃度値に対応させて記憶されている帯電バイアス、露光条件、現像バイアス、転写電流、2次転写電流、又は定着温度の1つ乃至5つの変化量が記憶されるものとし、条件算出部1210は、上記YMCK成分が示す各色毎の濃度値に対応させて記憶されている上記1つ乃至5つの変化量を上記データテーブルから読み出して、当該読み出した各変化量を用いて、対応する帯電バイアス、露光条件、現像バイアス、転写電流、2次転写電流、又は定着温度のいずれかの値を更新するものとしてもよい。
また、上記各実施形態では、条件算出部1210は、上記YMCK成分が示す各色毎の濃度値に対応させて記憶されている2次転写電流及び定着温度についての変化量を、各色の濃度値毎に上記データテーブルから読み出して(S7,S17)、当該読み出した各変化量を用いて2次転写電流及び定着温度の値を更新しているが、当該2次転写電流及び定着温度の値の更新は行わず、各色ユニット12Y,12M,12C,12Kの各部についての画像形成条件の値のみの更新を行うようにしてもよい。
なお、上記図1乃至図8に示した各実施形態に係る構成及び処理は、本発明に係る画像形成装置の構成及び処理の単なる一例に過ぎず、本発明に係る画像形成装置の構成及び処理を上記に示した内容に限定するものではない。
また、上記各実施形態では、本発明に係る画像形成装置を複合機1,1’として説明したが、本発明に係る画像形成装置は複合機に限定されず、コピー機、ファクシミリ装置、プリンタ等でも構わない。
本発明に係る画像形成装置の一例である複合機の概略構成を示す図である。 複合機の電気的構成の概略を示す機能ブロック図である。 複合機による濃度補正処理の第1実施形態を説明するフローチャートである。 中間転写ベルト上に印刷された第1パターン画像の一例を示す図である。 複合機による濃度補正処理の第2実施形態を説明するフローチャートである。 第2実施形態での第2パターン画像の一例を示す図である。 第2実施形態での第2パターン画像の他の例を示す図である。 本発明に係る画像形成装置の他の例である複合機の概略構成を示す図である。
符号の説明
1,1’ 複合機
12 画像形成機構
12Y イエロー用ユニット
12C シアン用ユニット
12K ブラック用ユニット
12M マゼンタ用ユニット
122Y,122M,122C,122K 現像部
49 中間転写ドラム
51 スキャナ
113 2次転写部
120 条件設定部
1210 条件算出部
1220 条件変更部
1230 条件記憶部
125 中間転写ベルト
126 転写部
130 画像処理部
1301 ガンマ補正値変更部
1302 ガンマ補正テーブル
1303 階調補正部
150 濃度センサ
162 スキャナ

Claims (5)

  1. 中間転写体を用いた中間転写方式によるカラー画像形成を行う画像形成装置であって、
    前記中間転写体の表面に、予め定められた濃度補正用の第1パターン画像を形成する第1パターン形成手段と、
    前記中間転写体の表面に形成された前記第1パターン画像の濃度を検出するパターン濃度検出手段と、
    前記パターン濃度検出手段によって検出された前記第1パターン画像の濃度を、予め定められた適正濃度とする階調補正値を算出して、当該階調補正値で階調補正を行う画像処理手段と、
    前記画像処理手段による階調補正後に、予め定められた濃度補正用の第2パターン画像を記録紙上に形成する記録手段と、
    前記記録紙上に形成された前記第2パターン画像を読み取るスキャナと、
    前記スキャナによって読み取られた第2パターン画像の濃度を、予め定められた前記適正濃度とする前記記録手段の画像形成条件を算出する条件算出手段と、
    前記条件算出手段によって算出された画像形成条件に、前記記録手段の画像形成条件設定値を変更する条件変更手段と
    を備えた画像形成装置。
  2. 前記記録手段は、カラー画像を構成する各色毎に設けられた画像形成機構を備え、
    前記第1パターン画像は、前記各画像形成機構によって個別に形成され、前記各色それぞれに対応した単一色の画像であり、
    前記第2パターン画像は、前記各画像形成機構によって個別に形成された各画像の重ね合わせからなるカラー画像であり、
    前記条件算出手段は、前記スキャナによって読み取られた第2パターン画像に基づいて、当該第2パターン画像を構成する各色画像の濃度を、予め定められた各色毎の適正濃度とする画像形成条件を、前記各色毎の画像形成機構のそれぞれについて算出する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記記録手段は、感光体ドラム、帯電部、露光部、現像部及び転写部をそれぞれに有してなる各色毎の画像形成機構と、前記中間転写体と、当該各色毎の画像形成機構により前記中間転写体に形成された画像を記録紙に転写させる2次転写部とを備え、
    前記条件設定手段によって設定される画像形成条件は、前記帯電部の帯電バイアス、前記露光部の照射光量、前記現像部の現像バイアス、前記転写部の転写電流、又は前記2次転写部の転写電流のうちの少なくとも1つである請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記記録手段は、感光体ドラムと、帯電部と、露光部と、各色別の現像部を有する各色毎の画像形成機構と、これら感光体ドラム及び各部により前記中間転写体に転写された画像を記録紙に転写させる2次転写部とを備え、
    前記条件設定手段によって設定される画像形成条件は、前記帯電部の帯電バイアス、前記露光部の照射光量、前記現像部の現像バイアス、前記中間転写体の転写電流、又は前記2次転写部の転写電流のうちの少なくとも1つである請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記記録手段は、記録紙に画像を定着させる定着部を更に備え、
    前記条件設定手段によって設定される画像形成条件は、前記定着部の定着温度である請求項3又は請求項4に記載の画像形成装置。
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