JPH06276345A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH06276345A
JPH06276345A JP5088186A JP8818693A JPH06276345A JP H06276345 A JPH06276345 A JP H06276345A JP 5088186 A JP5088186 A JP 5088186A JP 8818693 A JP8818693 A JP 8818693A JP H06276345 A JPH06276345 A JP H06276345A
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JP
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toner
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tray
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JP5088186A
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English (en)
Inventor
Tomomi Ishizuka
智美 石塚
Iwao Fujii
巌 藤井
Satoru Ohazama
哲 大峡
Sadanobu Murazaki
貞信 村崎
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ファクシミリ装置において、メモリ受信され
た原稿のページ数の把握の容易化、トナーエンプティに
よる印字不良防止、大量の記録用紙によるトレイの破損
防止等を目的とする。 【構成】 コントローラ701は、受信した原稿データ
を一時保存するメモリを備えている。複数ページからな
る原稿データを受信中に、トナーエンプティ等の理由に
より、印字が行われない場合には、コントローラ701
は受信したデータをメモリに保存する。パネル60上の
LCD620は、メモリ受信に切り替わった際の原稿デ
ータのページ番号を表示する。また、トナーセンサ46
7がトナーエンプティを検出した場合、トレイ403上
に所定枚数を超える記録用紙が排出された場合において
も、ファクシミリ装置はメモリ受信に切り替わる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ装置、詳し
くは受信した原稿データをメモリに一時保存可能なファ
クシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置は、周知のように通信
回線を利用して原稿画像のデータの送受信を行い、受信
した原稿データに基づく画像を用紙に印字するものであ
る。近年、ファクシミリ装置は、受信した原稿データを
一時的に保存可能なメモリを備えたものが多くなってき
た。例えば、ファクシミリ装置が原稿データを受信中
に、何等かの理由により受信した原稿データに基づく画
像を用紙に記録することができない場合等の事態が発生
し、ファクシミリ装置が印字動作を中断したとする。こ
の場合、ファクシミリ装置は、続いて送信されてくる原
稿データをメモリに保存するメモリ受信を行う。そし
て、ファクシミリ装置が印字可能な状態になった後に、
メモリに保存された原稿データに基づく画像の印字を行
うものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のファクシミリ装置にあっては、以下の問題が
あった。
【0004】第1に、ファクシミリ装置が複数ページか
らなる原稿のデータを受信している途中でメモリ受信に
切り替わった場合に、何ページ目以後の原稿がメモリに
保存されているがが全く表示されなかった。このため、
ユーザはメモリに保存されている原稿のページ数を把握
することができず、送信された原稿の総ページ数を照合
するのが困難となるという問題が生じていた。
【0005】第2に、電子写真方式によるファクシミリ
装置において、複数ページからなる原稿のデータを受信
中に、トナーエンプティとなった場合には、印字途中で
印字品質の劣化を引き起こすという問題が生じていた。
【0006】第3に、ユーザが外出している場合等に、
ファクシミリ装置が受信および印字を行うことによっ
て、印字後の記録用紙がトレイに大量に溜ることがあ
る。この結果、大量の記録用紙の重量に耐えられなくな
ることによってトレイが破損したり、排出口が塞がるこ
とによって紙詰まりが発生するという問題が生じてい
た。また、トレイから記録用紙が落下することもあっ
た。さらに、トレイ上の記録用紙の落下を防止しようと
してトレイの傾斜を緩やかにすると、ファクシミリ装置
全体の占有空間が増大するという問題が生じていた。
【0007】
【発明の目的】そこで、本発明は、ファクシミリ装置に
おいて、メモリ受信された原稿のページ数の照合の容易
化、トナーエンプティによる印字不良防止、大量の記録
用紙によるトレイの破損防止等を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
ファクシミリ装置は、原稿データを受信する受信手段
と、受信された原稿データに基づく画像を記録紙に印字
する印字手段と、受信された原稿データを保存可能な記
憶手段と、を備え、受信手段が複数ページからなる原稿
データを受信中に印字手段が印字を中断した場合には、
記憶手段は印字中断後に受信された原稿データを保存
し、後に印字手段は記憶手段に保存された原稿データに
基づく画像の印字を行うファクシミリ装置において、記
憶手段に保存された原稿データの先頭ページの値を表示
する表示手段を有することを特徴とする。
【0009】本発明の請求項2に係るファクシミリ装置
は、原稿データを受信する受信手段と、受信された原稿
データに基づき、記録紙上にトナーを付着させることに
より印字を行う印字手段と、トナーが蓄えられたトナー
収容器と、トナー収容器内のトナーを検出するトナー検
出手段と、原稿データを保存可能な記憶手段と、を備
え、受信手段が複数ページからなる原稿データを受信中
にトナー検出手段がトナー収容器内のトナーの残量が少
なくなったことを検出した場合には印字手段は所定ペー
ジ数分の原稿データに基づく画像を印字した後に印字を
中断するとともに、記憶手段は印字中断後に受信された
原稿データを保存し、後にトナーの補給がなされた場合
には印字手段は記憶手段に保存された原稿データに基づ
く画像の印字を行うことを特徴とする。
【0010】本発明の請求項3に係るファクシミリ装置
は、原稿データを受信する受信手段と、受信された原稿
データに基づく画像を記録紙に印字を行う印字手段と、
印字後の記録用紙を蓄えるトレイと、トレイに蓄積され
た記録用紙を検出する用紙検出手段と、原稿データを保
存可能な記憶手段と、を備え、トレイに所定枚数を超え
る記録用紙が蓄積されたことを用紙検出手段が検出した
場合には、印字手段は印字を中断するとともに、記憶手
段は印字中断後に受信された原稿データを保存し、後に
トレイに蓄積された記録用紙が除去されたことを用紙検
出手段が検出した場合には、印字手段は記憶手段に保存
された原稿データに基づく画像の印字を行うことを特徴
とする。
【0011】
【作用】本発明の請求項1に係るファクシミリ装置にお
いて、受信手段が複数ページからなる原稿データを受信
中に印字手段が印字を中断したとする。記憶手段は印字
中断後に受信された原稿データを保存する。表示手段
は、記憶手段に保存された原稿データの先頭ページの値
を表示する。したがって、ユーザはメモリ受信された原
稿の総ページ数を容易に把握することができる。
【0012】本発明の請求項2に係るファクシミリ装置
において、受信手段が複数ページからなる原稿データを
受信中に、トナー検出手段がトナー収容器内のトナーの
残量が少なくなったことを検出したとする。ところが、
この場合においても、トナー収容器内には所定枚数の印
字を行うに十分なトナーが残っていることがある。そこ
で、印字手段は所定ページ数分の原稿データに基づく画
像を印字した後に、印字を中断する。印字中断後に受信
された原稿データは記憶手段に保存される。この後、ユ
ーザ等によってトナーの補給がなされた場合には、印字
手段は記憶手段に保存された原稿データに基づく画像の
印字を行う。
【0013】したがって、複数ページからなる原稿デー
タを受信および印字している際に、トナー残量が少なく
なったとしても、相手側ファクシミリ装置から送信され
てきた原稿データをすべて良好な画質で印字することが
可能となる。
【0014】本発明の請求項3に係るファクシミリ装置
において、用紙検出手段がトレイに所定枚数を超える記
録用紙が蓄積されたことを検出すると、印字手段は印字
を中断するとともに、記憶手段は印字中断後に受信され
た原稿データを保存する。この後にトレイに蓄積された
記録用紙が除去されたことを用紙検出手段が検出した場
合には、印字手段は記憶手段に保存された原稿データに
基づく画像の印字を行う。
【0015】したがって、トレイ上に許容枚数以上の原
稿が排出されることがなくなるため、トレイが大量の記
録用紙の重みにより破損することを防止でき、また、記
録用紙の排出口が塞がることによる紙詰まり等を未然に
防止することができる。さらに、多量の記録用紙を保持
する目的でトレイの傾斜を緩やかにする必要がなくな
り、トレイの傾斜を急なものとすることができる。これ
により、ファクシミリ装置の占有空間を小さくできると
いう利点も生じる。
【0016】
【実施例】本発明のファクシミリ装置の第1実施例に係
るファクシミリ装置を図面を参照しながら説明する。第
1実施例に係るファクシミリ装置は請求項1記載の発明
に対応したものである。
【0017】図1は、本発明の第1実施例に係るファク
シミリ装置の外観図である。本体400の上部の操作パ
ネル60には、動作状態等を表すLCD(液晶表示)6
20、テンキー613、メモリ受信ランプ621、メモ
リ受信解除ボタン622等が配設されている。メモリ受
信ランプ621は、本体400内部のメモリに送信側フ
ァクシミリから送信された原稿データが保存されている
ことを表すランプである。また、メモリ受信解除ボタン
622は、送信側ファクシミリからの原稿データをメモ
リに保存するか否かを切り換えるためのものである。
【0018】ファクシミリ装置上部のトレイ401は送
信用の原稿が載置されるものである。この上に載置され
た原稿は図示されていない自動給紙機構(ADF)によ
り本体400内部に搬送され、イメージスキャナによっ
て読み取られるものである。そして、読み取られた後の
原稿はトレイ402上に排出される構成となっている。
また、本体400の背面にはプリント後の記録紙が排出
されるトレイ403が配設されている。
【0019】図2は、本実施例に係るファクシミリ装置
の断面図である。この図のイメージスキャナ45は送信
用原稿を読み取り走査するCCDセンサ451等により
構成されている。読み取られた原稿は、原稿搬送路45
2を介してトレイ402上に排出される構成となってい
る。46はプリンタエンジン(記録部)を表している。
このプリンタエンジン46はいわゆる電子写真式のもの
であり、感光体ドラム、現像器、トナーボックス、トナ
ーセンサ707等よりなるイメージングカートリッジ4
61と、感光体ドラムに靜電潜像を形成するレーザ光学
系468と、ヒータを備えた定着器462等より構成さ
れている。
【0020】また、プリンタエンジン46における記録
用紙の搬送経路には、記録用紙を検出するペーパセンサ
464、465が配設されている。給紙カセット463
に蓄えられた記録用紙は、給紙ローラによりイメージン
グカートリッジ461に搬送され、感光体ドラム上のト
ナー像が転写される。記録用紙上のトナー像は定着器に
よって加熱され、記録用紙上に定着する。そして、定着
後の記録用紙はトレイ403上に排出されるものであ
る。トレイ403の底部に配設されたペーパセンサ46
6は、トレイ403上の記録用紙の有無を検出するため
のものである。
【0021】図3は、操作パネル60の外観図である。
各部の名称と機能を図4、図5に示す。なお、図3〜図
5には表されていないが、上述したメモリ受信ランプ6
21、メモリ受信解除ボタン622も操作パネル60上
に配設されている。
【0022】図6は、本発明の実施例に係るファクシミ
リ装置のブロック図である。モータ705はプリンタエ
ンジン46を駆動するためのものである。トナーセンサ
467はイメージングカートリッジ461内におけるト
ナーの残量を検出するためのものである。各種センサ7
06は、ヒータ707の温度を検出する温度センサ等に
より構成されている。また、ヒータ707は定着器46
2用のものであり、ハロゲンランプ等により構成されて
いる。モータ705、各種センサ706、ヒータ707
は、CPU等よりなるプリンタコントローラ703によ
りその動作が制御される構成となっている。
【0023】NCU(Network Control
Unit)702は、電話回線を利用したデータ通信
の制御を行うものである。タイマ704はカウンタタイ
マコントローラ等により構成され、主にパワーセーブモ
ードのタイマ動作の管理を行うものである。なお、パワ
ーセーブモードとは、予め定められた時刻まで定着器の
ヒータ707の温度を下げておく状態をいう。これによ
り、待機時におけるファクシミリ装置の消費電力を低減
することが可能となるものである。コントローラ701
は、CPU、および、受信した原稿データを一時保存す
るメモリ等よりなり、ファクシミリ装置全体の動作を制
御するものである。
【0024】続いて、本発明の第1実施例に係るファク
シミリ装置の作用を図7および図8を参照しながら説明
する。図7は本実施例のファクシミリ装置に係る作用を
表すフローチャートである。また、図8は、本実施例の
ファクシミリ装置に係るLCD620の表示画面を表し
ている。
【0025】先ず、本実施例に係るファクシミリ装置が
複数ページにわたる原稿のデータを受信し始めると、L
CD620にはメッセージ801(図8)が表示され
る。このメッセージ801中の「*RECEIVE*
(MLT TOKY)」の表示は、括弧内の送信先から
の原稿を受信中であることを示し、「100%」の表示
はメモリの空領域を示している。プリンタエンジン46
は、受信されたデータに基づく画像を記録用紙に印字
し、印字後の記録用紙はトレイ403上に順次出力され
る。
【0026】ファクシミリ装置が原稿のデータを受信
し、そして印字動作を行っている途中で、例えば紙詰ま
りが発生したとする(ステップS701)。各種センサ
706、トナーセンサ467等がこれらの異常を検出す
ると、コントローラ701は印字動作を中断し、受信さ
れてくるデータをメモリに保存する。すなわち、ファク
シミリ装置は、通常の受信からメモリ受信の状態に切り
替わる(ステップS702)。なお、給紙カセット46
3内の記録用紙が無くなったり、イメージングカートリ
ッジ461内のトナーの残量が少なくなった等の異常が
発生した場合においても、ファクシミリ装置はメモリ受
信に切り替わる。
【0027】同時に、コントローラ701はパネル60
上のメモリ受信ランプ621を点灯させ、LCD620
にメッセージ802を表示する。このメッセージ802
中の「MEMORY RX」はメモリ受信中であること
を示し、「3P−」は3ページ以降の原稿のデータをメ
モリ受信したことを示している。メモリ受信を続けるこ
とによりメモリの空領域が少なくなるに従い、メッセー
ジ802中の「98%」の数値は減少していく。
【0028】コントローラ701が、複数ページからな
る原稿のデータを全て受信(メモリ受信)し終わると
(ステップS703)、LCD620にメッセージ80
3を表示する。このメッセージ中の「20P」は、全部
で20ページの原稿のデータを受信したことを表してい
る。この後、コントローラ701は、LCD620にメ
ッセージ804を表示する(ステップS704)。
【0029】このメッセージ804はプリンタエラーが
発生したことを表すものであり、メッセージ804中の
「RECORDING PAPER JAM」は紙詰ま
りが発生したことを表している。また、同メッセージ8
04中の「*MEMORYRX(3P−)*」は、上述
したように、3ページ以降の原稿のデータがメモリに保
存されていることを表している。これにより、ユーザ
は、受信した原稿の総ページ数を確認することが容易と
なるものである。
【0030】この後、コントローラ701は、紙詰まり
の生じた記録用紙がユーザによって除去されることによ
り、プリンタエラーが解消したか否かを判断する(ステ
ップS705)。紙詰まりの生じた記録用紙が除去され
ていない場合(ステップS705でNO)には、コント
ローラ701は新たな原稿のデータが送信されてきたか
否かを判断する(ステップS706)。コントローラ7
01が新たな原稿のデータが送信されてきた場合(ステ
ップS706でYES)には、メッセージ804の表示
を取り消し(ステップS707)、このデータのメモリ
受信を行う(ステップS708)。このとき、コントロ
ーラ701は、LCD620にメッセージ804を表示
する。そして、原稿のデータのメモリ受信が完了した場
合(ステップS709)、および、ステップS706に
おいて新たな原稿のデータが送信されてこなかった場合
等には、ステップS704に戻る。
【0031】ステップS705において、コントローラ
701が、紙詰まりの生じた記録用紙がユーザによって
除去されたと判断した場合(ステップS705でYE
S)には、受信レポートを印字する(ステップS71
0)。この受信レポートの一例を図9に示す。この受信
レポートの「PAGE」の欄における「10」は、受信
した原稿の枚数を表している。また、同欄の「(ME
M:05)」は、5枚目の原稿を受信している際にプリ
ンタエラーが発生し、メモリ受信に切り替わったことを
表している。同受信レポートの「RESULT」の欄の
「PAPER JAM」は、プリンタエラーが紙詰まり
により生じたことを表しているものである。
【0032】ステップS711において、ユーザがパネ
ル60を操作すると、プリンタエンジン46は、メモリ
に保存された原稿データに基づく画像を記録用紙に印字
する。そして、メモリに保存された全ての原稿データに
ついての印字が終了すると、コントローラ701はメモ
リをクリアし(ステップS712)、ファクシミリ装置
は初期状態に戻る。
【0033】上述したように、本実施例に係るファクシ
ミリ装置にあっては、複数ページからなる原稿のデータ
を受信および印字している途中でメモリ受信に切り替わ
った場合、このときのページの値が表示される。したが
って、ユーザは受信した原稿の総ページ数を容易に把握
できるとともに、印字動作が途中で行われなくなること
による不安感を解消することができるものである。
【0034】続いて、本発明の第2実施例に係るファク
シミリ装置を説明する。本実施例に係るファクシミリ装
置は請求項2記載の発明に対応し、トナー残量が少なく
なった場合においてメモリ受信を行うことを特徴とする
ものである。このファクシミリ装置は、図1〜図6に示
されたものと同様に構成されているため、本実施例に係
るファクシミリ装置の作用を中心に説明することとす
る。
【0035】図10は、本発明の第2実施例に係るファ
クシミリ装置の作用を表すフローチャートである。本実
施例に係るファクシミリ装置が、原稿のデータを受信す
るとともに印字動作を同時に行っている場合に(ステッ
プS1001でYES)、コントローラ701はイメー
ジングカートリッジ461内のトナーの有無をトナーセ
ンサ467を用いて判断する。トナーセンサ467がイ
メージングカートリッジ461内にトナーがあることを
検出した場合には(ステップS1002でNO)、印字
動作を続行する(ステップS1001〜S1002)。
【0036】印字動作を行うに従い、イメージングカー
トリッジ461内のトナーの残量が少なくなり、トナー
センサ467がイメージングカートリッジ461内のト
ナーがないこと(トナーエンプティ)を検出したとする
(ステップS1002でYES)。ところが、この場
合、トナーセンサ467の検出精度のばらつき等の理由
により、僅かながらもトナーが残っているのが通常であ
る。そこで、本実施例に係るファクシミリ装置にあって
は、ステップS1003以降の処理により所定枚数の記
録用紙の印字を行うこととしたものである。
【0037】ステップS1003において、コントロー
ラ701は、トナーエンプティ検出後に印字する記録用
紙の枚数をカウンタNとして設定する(ステップS10
03)。例えば、カウンタNの値を”50”に設定した
場合には、トナーエンプティ検出後に、さらに50枚の
記録用紙に印字を行うものである。
【0038】コントローラ701は、LCD620にト
ナーエンプティ表示をするとともに、WARNINGラ
ンプ619を点滅させる(ステップS1004)。そし
て、コントローラ701は印字すべき原稿のデータが送
信されてくるまで待機する(ステップS1005)。原
稿のデータが送信されてくると、コントローラ701は
このデータに基づく画像を記録用紙に印字する(ステッ
プS1007)。続いて、カウンタNの値をデクリメン
トし(ステップS1007)、デクリメント後のカウン
タNの値が”0”であるか否かを判断する(ステップS
1008)。このとき、カウンタNの値は”50”であ
るので(ステップS1008でNO)、ステップS10
05に戻る。そして、カウンタNの値が”0”になるま
で(ステップS1008でYES)、コントローラ70
1はステップS1005〜S1008の処理を繰り返し
実行する。
【0039】トナーエンプティ検出後に、印字を繰り返
し行うことにより、カウンタNの値が”0”になった場
合(ステップS1008)には、もはや十分な画質の印
字を行うに足りるトナーがイメージングカートリッジ4
61内に残っていないと推測し得る。よって、コントロ
ーラ701は印字不可の旨をLCD620に表示すると
ともに、WARNINGランプ619を点灯させ、印字
できないことをユーザに知らしめる(ステップS100
9)。
【0040】この後に、コントローラ701が原稿デー
タを受信した場合(ステップS1010でYES)に
は、受信したデータをメモリに保存する(ステップS1
011)。メモリ受信は、トナーの補給がなされるまで
(ステップS1012でYES)行われるが、順次送信
されてくる原稿のデータをメモリ受信することによって
メモリの空き領域がなくなった場合には、コントローラ
701は受信エラーを相手方のファクシミリ装置に送信
するとともに、メモリ受信を中止する。
【0041】メモリ受信が完了し(ステップS1010
でNO)、ユーザがトナーを補給した場合(ステップS
1012でYES)には、コントローラ701はメモリ
に保存されている受信原稿のデータに基づく画像を記録
用紙に順次印字する(ステップS1013)。なお、イ
メージングカートリッジ46全体を交換することによ
り、トナーの補給を行ってもよい。
【0042】以上説明したように、本実施例に係るファ
クシミリ装置によれば、トナーエンプティ検出後であっ
ても、所定枚数の印字の後に、メモリ受信を行ってい
る。すなわち、十分な印字品質を確保できる限り、印字
が続行される。したがって、メモリ受信を行うデータ数
を可能な限り低減することにより、メモリに保存された
データを印字するという煩雑な作業を最小限に抑えるこ
とができる。また、トナーエンプティ検出後における印
字不良を防止することが可能となるものである。
【0043】なお、上述したフローチャートにおいて、
トナーエンプティ検出後に受信した原稿のページ数がカ
ウンタNの値よりも2、3ページ上まわるにすぎない場
合には、メモリ受信を行うことなく印字を行ってもよ
い。
【0044】続いて、本発明の第3実施例に係るファク
シミリ装置を説明する。本実施例に係るファクシミリ装
置は請求項3記載の発明に対応し、トレイ403に排出
された記録用紙が所定枚数を超えた場合にメモリ受信に
切り替わることを特徴としたものである。このファクシ
ミリ装置は、図1〜図6に示されたものと同様に構成さ
れているため、本実施例に係るファクシミリ装置の作用
を中心に説明することとする。
【0045】図11は、本発明の第3実施例に係るファ
クシミリ装置の作用を表すフローチャートである。先
ず、コントローラ701は、トレイ403上に印字済み
の記録用紙があるか否かをペーパセンサ466を用いて
判断する。コントローラ701が、トレイ403上に記
録用紙がないと判断した場合には、カウンタNの値を初
期値”0”に設定する(ステップS1101)。なお、
カウンタNは、トレイ403上に排出された印字済みの
記録用紙の総数を表すものである。
【0046】そして、コントローラ701は、カウンタ
Nが”100”以上であるか否かを判断する(ステップ
S1102)。このとき、カウンタNは”0”であるた
め(ステップS1102でNO)、コントローラ701
はステップS1103以降の処理を実行する。コントロ
ーラ701が相手方のファクシミリ装置からm枚の原稿
のデータを受信したとする(ステップS1103)。す
ると、プリンタエンジン46は受信したm枚分のデータ
に基づく画像を順次記録用紙に印字し、トレイ403上
に排出する(ステップS1108)。定着器462に配
設されたペーパセンサ465は、定着器462からトレ
イ403へ排出される記録用紙を検出する。これによ
り、コントローラ701は全部でm枚の記録用紙がトレ
イ403上に排出されたかを判断する。
【0047】そして、コントローラ701は上記カウン
タNにmの値を加算する(ステップS1109)。例え
ば、20枚の記録用紙がトレイ403に排出された場合
には、mの値は”20”であるので、カウンタNの値
は”20”となる。この後、トレイ403上の記録用紙
がユーザによって取り除かれるた場合には、トレイ40
3に配設されたペーパセンサ466は記録用紙が無くな
ったことを検出し、コントローラ701はカウンタNを
リセットする。カウンタNがリセットされた場合(ステ
ップS1110でYES)には、ステップS1101〜
S1109の処理を繰り返し実行する。
【0048】一方、ユーザが旅行等の理由により外出し
ている場合等には、トレイ403上の記録用紙が取り除
かれることがない。したがって、カウンタNがリセット
されないため(ステップS1110でNO)、ステップ
S1102〜S1109の処理が繰り返される。ユーザ
が不在中に、ファクシミリ装置がさらに30枚からなる
原稿のデータを受信した場合には、30枚の記録用紙が
トレイ403上に排出される。よって、トレイ403上
には合計50枚の記録用紙が積層されていることにな
る。
【0049】このようにして、トレイ403上に100
枚以上の記録用紙が積層された場合、すなわちカウンタ
Nの値が”100”を超えた場合(ステップS1102
でYES)には、メモリ受信に切り替わる。すると、コ
ントローラ701は、パネル60上のメモリ受信ランプ
621を点灯させるとともに、メモリ受信に切り替わっ
たことをLCD620に表示させる。この後に、コント
ローラ701が25枚からなる原稿のデータを受信した
場合には、この25枚分のデータをメモリに保存する。
トレイ403上の原稿が取り除かれない場合(カウンタ
Nがリセットされない場合)(ステップS1103でN
O)には、カウンタNにメモリ受信した原稿の枚数mの
値を加算する(ステップS1110)。加算前のカウン
タNの値が”100”であるとすると、加算後のカウン
タNの値は”125”となる。したがって、カウンタN
がリセットされない限り、メモリ受信が行われ、カウン
タNの値は加算されていく(ステップS1102、S1
104、S1105)。
【0050】この後、ユーザが帰宅し、トレイ403上
の記録用紙を取り除いた場合には(ステップS1105
でYES)には、コントローラはステップS1106以
降の処理を実行する。ステップS1106において、コ
ントローラ701は、m=N+m−100の演算を行
う。この演算によって得られたmの値は、メモリに保存
されている原稿の総ページ数を表している。コントロー
ラ701は、カウンタNをリセットした後(ステップS
1107)、メモリに保存されたmページ分のデータに
基づく画像を記録用紙に印字する(ステップS110
8)。
【0051】以上述べたように、本実施例に係るファク
シミリ装置によれば、トレイ403に許容枚数以上の記
録用紙が排出された後はメモリ受信を行っている。この
ため、トレイ403上に許容枚数以上の原稿が排出され
ることがないため、トレイ403の破損および紙詰まり
等を未然に防止することができる。また、多量の記録用
紙を保持する目的でトレイ403の傾斜を緩やかにする
必要がなくなる。これにより、ファクシミリ装置の占有
空間を小さくできるという利点も生じる。
【0052】なお、ユーザがパネル60を操作すること
により、カウンタNをリセットしてもよい(ステップS
1105、S1110)。この場合、ユーザはトレイ4
03上に積層された記録用紙に気が付き、この記録用紙
を取り除くものと考えられるため、トレイ403上の記
録用紙が取り除かれたことを検出することによってカウ
ンタNをリセットする必要性は殆ど無くなる。すなわ
ち、急傾斜のトレイ403を使用することができる。し
たがって、トレイ403にペーパセンサ466が不要と
なり、製造コストを低減することが可能となる。
【0053】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、ファクシミリ装置において、複数ページからなる原
稿データを受信中に、メモリ受信に切り替わったページ
番号が表示されるため、ユーザは受信した原稿の総ペー
ジ数を容易に把握できるとともに、印字動作が途中で行
われなくなることによる不安感を解消することができ
る。
【0054】また、本発明に係るファクシミリ装置が複
数ページからなる原稿データを受信中に、トナーの残量
が少なくなった場合には、所定ページ数分の原稿データ
に基づく画像を印字した後に、印字を中断し、メモリ受
信に切り替わる。そして、メモリに保存された原稿デー
タに基づく画像は、トナー補給後に印字される。したが
って、複数ページからなる原稿データを受信および印字
している際に、トナー残量が少なくなったとしても、相
手側ファクシミリ装置から送信されてきた原稿データを
すべて良好な画質で印字することが可能となる。
【0055】さらに、本発明に係るファクシミリ装置に
おいて、ユーザが不在である等の理由により、トレイ上
の大量の記録用紙が排出された場合には、ファクシミリ
装置は印字を中断し、メモリ受信に切り替わる。そし
て、ユーザがトレイ上の記録用紙を除去した後に、メモ
リに保存された原稿データの画像の印字が行われる。し
たがって、トレイ上に許容枚数以上の原稿が排出される
ことがないため、トレイが大量の記録用紙の重みにより
破損することを防止でき、また、排出口が塞がることに
よる紙詰まり等を未然に防止することができる。さら
に、記録用紙の落下を防止する目的でトレイの傾斜を緩
やかにする必要がなくなり、急傾斜のトレイを使用する
ことができる。これにより、ファクシミリ装置の占有空
間を小さくできるという利点も生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1〜第3実施例に係るファクシミリ
装置の外観図である。
【図2】本発明の第1〜第3実施例に係るファクシミリ
装置の断面図である。
【図3】本発明の第1〜第3実施例に係るの操作パネル
の外観図である。
【図4】本発明の第1〜第3実施例に係る操作パネルの
キーを説明する図である。
【図5】本発明の第1〜第3実施例に係る操作パネルの
キーを説明する図である。
【図6】本発明の第1〜第3実施例に係るファクシミリ
装置のブロック図である。
【図7】本発明の第1実施例に係るファクシミリ装置の
作用を表すフローチャートである。
【図8】本発明の第1実施例に係るLCDの表示例を表
す図である。
【図9】本発明の第1実施例に係るファクシミリ装置の
受信レポートの一例を表す図である。
【図10】本発明の第2実施例に係るファクシミリ装置
の作用を表すフローチャートである。
【図11】本発明の第3実施例に係るファクシミリ装置
のタイミングチャートである。
【符号の説明】
403 トレイ 46 プリンタエンジン(印字手段) 461 イメージングカートリッジ(トナー収容器) 465 ペーパセンサ(用紙検出手段) 466 ペーパセンサ(用紙検出手段) 467 トナーセンサ(トナー検出手段) 620 LCD(表示手段) 701 コントローラ(記憶手段) 702 NCU(受信手段) 703 プリンタコントローラ(記憶手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大峡 哲 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビルミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 村崎 貞信 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビルミノルタカメラ株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿データを受信する受信手段と、 受信された原稿データに基づく画像を記録紙に印字する
    印字手段と、 受信された原稿データを保存可能な記憶手段と、を備
    え、 受信手段が複数ページからなる原稿データを受信中に印
    字手段が印字を中断した場合には、記憶手段は印字中断
    後に受信された原稿データを保存し、後に印字手段は記
    憶手段に保存された原稿データに基づく画像の印字を行
    うファクシミリ装置において、 記憶手段に保存された原稿データの先頭ページの値を表
    示する表示手段を有することを特徴とするファクシミリ
    装置。
  2. 【請求項2】 原稿データを受信する受信手段と、 受信された原稿データに基づき、記録紙上にトナーを付
    着させることにより印字を行う印字手段と、 トナーが蓄えられたトナー収容器と、 トナー収容器内のトナーを検出するトナー検出手段と、 原稿データを保存可能な記憶手段と、を備え、 受信手段が複数ページからなる原稿データを受信中にト
    ナー検出手段がトナー収容器内のトナーの残量が少なく
    なったことを検出した場合には印字手段は所定ページ数
    分の原稿データに基づく画像を印字した後に印字を中断
    するとともに、記憶手段は印字中断後に受信された原稿
    データを保存し、後にトナーの補給がなされた場合には
    印字手段は記憶手段に保存された原稿データに基づく画
    像の印字を行うことを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 原稿データを受信する受信手段と、 受信された原稿データに基づく画像を記録紙に印字を行
    う印字手段と、 印字後の記録用紙を蓄えるトレイと、 トレイに蓄積された記録用紙を検出する用紙検出手段
    と、 原稿データを保存可能な記憶手段と、を備え、 トレイに所定枚数を超える記録用紙が蓄積されたことを
    用紙検出手段が検出した場合には、印字手段は印字を中
    断するとともに、記憶手段は印字中断後に受信された原
    稿データを保存し、後にトレイに蓄積された記録用紙が
    除去されたことを用紙検出手段が検出した場合には、印
    字手段は記憶手段に保存された原稿データに基づく画像
    の印字を行うことを特徴とするファクシミリ装置。
JP5088186A 1993-03-22 1993-03-22 ファクシミリ装置 Pending JPH06276345A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012138747A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Brother Ind Ltd 読取装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012138747A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Brother Ind Ltd 読取装置

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