JPH08107468A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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Publication number
JPH08107468A
JPH08107468A JP6268367A JP26836794A JPH08107468A JP H08107468 A JPH08107468 A JP H08107468A JP 6268367 A JP6268367 A JP 6268367A JP 26836794 A JP26836794 A JP 26836794A JP H08107468 A JPH08107468 A JP H08107468A
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JP
Japan
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temperature
cooling
monitoring
recording
control
Prior art date
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Application number
JP6268367A
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English (en)
Inventor
Noboru Nakatani
昇 中谷
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 冷却ファン330による強制冷却を必要とす
るファクシミリ装置において、不要なファンの作動を排
除できる制御方法を提供する。 【構成】 冷却ファン330による冷却が必要な装置構
成要素の温度を監視する温度監視部(サーミスタ7d、
9d)からの温度情報と、受信情報を監視する受信監視
部(通信制御部306)からの受信情報(受信ページ
N)に基づいて、画像記録時の冷却ファン330の作動
を最短時間に抑えるように作動の必要性を予測し、冷却
ファン制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、強制冷却を必要とする
ファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、強制冷却を必要とするファクシミ
リ装置においては、図2に示すように、図示されない温
度検知手段によって装置内で最も重要な熱定着器10
g、レーザスキャナモータ9cの温度を検知し、上記熱
定着器10gまたは上記レーザスキャナモータ9cのど
ちらかの温度が、その上限温度近くの任意に設定された
温度に達するとファンを作動させ、上記温度が任意に設
定された温度を下回るとファンを停止させるというもの
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来例
では、上記熱定着器10gや上記レーザスキャナモータ
9cの温度が任意に設定されたファン作動開始温度およ
びファン停止温度を通過することによってのみファンの
起動、停止を行い、記録ページ枚数を考慮しない制御に
なっているため、上記ファン作動開始温度は、通常使用
状態で最も多い受信枚数を記録した場合の温度上昇幅を
マージンと想定して設定される。
【0004】しかしながら、このような方法において
は、受信枚数が1枚、2枚と少なく、記録を行っても上
記熱定着器10gや上記レーザスキャナモータ9cの温
度が自然対流によっても各温度の上限に達しない場合で
も、上記ファン作動開始温度を超え、ファンを作動させ
てしまうことがあり、必要のないファン騒音を発生さ
せ、使用者に不快感を与えてしまう問題がある。
【0005】本発明は、不要なファンの作動を排除でき
るファクシミリ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、強制冷却を必
要とするファクシミリ装置において、冷却が必要な装置
構成要素の温度を監視する温度監視手段からの温度情報
と、受信情報を監視する受信監視手段からの受信情報に
基づいて、画像記録時の冷却ファンの作動を最短時間に
抑えるように作動の必要性を予測し、冷却ファン制御を
行うようにしたものである。
【0007】
【実施例】図1は、本発明の一実施例におけるファクシ
ミリ装置の外観を示す斜視図であり、図3は、同実施例
におけるファクシミリ装置の構造を示す断面図である。
【0008】このファクシミリ装置は、装置本体1の上
面が上原稿Sを複数枚積載することができる原稿載置台
2と、原稿Sの画像情報を読み取る画像読取部3と、レ
ーザビームプリンタ等からなり、受信文書等の記録を行
う記録部4と、原稿搬送部5と、原稿押圧部6と、密着
型イメージセンサ7と、原稿排紙トレイ8と、レーザス
キャナ9と、画像形成部10と、カセット給紙部11
と、記録紙排紙トレイ12と、マルチ記録紙カセット1
3と、カートリッジカバー14と、ADFカバー15
と、上原稿ガイド16と、重り用軸17と、原稿押え板
18と、下原稿ガイド19と、熱定着器用風路を形成す
る覆い部材20と、ファクシミリ装置の制御部21と、
電話受話器22と、搬送ガイド23と、操作部24と、
表示部25と、ファクシミリ装置の動作状態を示すラン
プ26と、2段目カセット部27と、ライトカバー28
と、マルチ記録紙カセットセンサ29と、マルチ記録紙
分離部30等を有する。
【0009】そして、原稿載置台2には、原稿Sの搬送
方向と直角方向(原稿Sの幅方向)にスライド可能なス
ライダ2aが設けられており、上記スライダ2aによっ
て原稿載置台2上に積載された原稿Sの両サイドを揃え
ることができるようになっている。また、原稿Sが長尺
原稿の場合は、延長原稿トレイ2bを開くことによっ
て、原稿Sの後端部が原稿載置台2からはみ出して垂れ
下がることを防止することができる。
【0010】画像読取部3は、原稿載置台2上に積載し
た原稿Sを予備搬送押圧片5aと圧接した予備搬送ロー
ラ5bおよび逆転ローラ5cと圧接した分離ローラ5d
で1枚ずつ給送、分離し、さらに押圧バネ5kにより押
圧された給紙コロ5eと圧接した給紙ローラ5f等で密
着型イメージセンサ7に搬送し、原稿押圧部6で重り用
軸17、原稿押え板18により原稿Sを密着型イメージ
センサ7に押圧して密着させつつ原稿Sの画像情報を読
取った後、原稿Sを押圧バネ5kにより押圧された排紙
コロ5gと圧接した排紙ローラ5hによって原稿排紙ト
レイ8に排出するようになっている。この間、原稿Sは
上原稿ガイド16と下原稿ガイド19によりガイドされ
る。
【0011】記録部4は、制御部21から出力される画
像信号に基づいてレーザスキャナ9のレーザビーム発振
器9aから変調信号を射出し、この変調ビームをポリゴ
ンミラー9bによって画像形成部10の感光体ドラム1
0aに走査光を照射して、感光体ドラム10a表面に画
像情報を形成し、カセット給紙部11または2段目カセ
ット部27またはマルチ給紙カセット部13から画像形
成部10に給送された記録紙S’に画像情報を転写して
定着した後、記録紙積載トレイ12に排紙するようにな
っている。
【0012】感光体ドラム10aは、1次帯電器10b
と現像ローラ10cとクリーニングローラ10dととも
に、記録カートリッジ10a内に一体に組み込まれてお
り、装置本体1に対して着脱自在に構成されている。そ
して、感光体ドラム10aの表面は1次帯電器10bに
より均一に帯電され、表面にポリゴンミラー9bから走
査光が折り返され、ミラー9zで反射して照射される
と、潜像が形成され、この潜像が現像ローラ10cから
供給されるトナーによって顕像化されるようになってい
る。
【0013】画像形成部10の感光体ドラム10aの周
辺部には、転写帯電器10fが配置され、また感光体ド
ラム10aよりも下流側の記録紙搬送経路に熱定着器1
0gおよび排紙ローラ10hが配置されている。
【0014】記録紙S’は、転写帯電器10fで感光体
ドラム10a表面に形成されたトナー像を転写された
後、搬送ガイド23に沿って搬送され、熱定着器10g
でトナー像を定着されて、排紙ローラ10hにより記録
紙排紙トレイ12に排出されるようになっている。
【0015】MPカセット部13は、装置本体1の底部
に配設されている。MPカセット13aに積載された記
録紙S’は、圧接部材13bによりMP中板13cが上
方に回動させられることによってMP分離ローラ30a
に圧接され、MP分離パッド30bによって1枚ずつ分
離され(摩擦片分離方式)、MP分離ベース30cに沿
って搬送され、さらに搬送ローラ28aと、ライトカバ
ー28に配置されたカバー側Uターンガイド28bと、
装置本体1側に配置された本体側Uターンガイド28c
によって反転される。
【0016】さらに、給送中の記録紙S’は、レジスト
センサ28dにより先端位置を検知され、感光体ドラム
10aに形成されたトナー像の先端と記録紙S’の先端
が一致するように、給紙および画像出力タイミングを合
わされた後、転写帯電器10fと感光体ドラム10aと
の間に搬送される。画像は、MPカセット13aに積載
された記録紙S’の下面側に記録される。
【0017】また、記録紙S’は、記録紙サイズに合わ
せて移動可能に装置されたMP規制板13dによって、
側端面および後端面を規制され、斜行や不送りが発生し
ないようになっている。また、記録紙S’のサイズや有
無は、MPカセットセンサ29により検知される。な
お、記録紙の積載可能枚数は100枚であり、装置本体
1に向かって左側面に引き出されるように構成されてい
る(サイドローディング方式)。また、積載可能な記録
紙サイズは、A4、レター、リーガルの3種類であり、
図1では、MP規制板13dはA4サイズに設定されて
いる。
【0018】カセット給紙部11は、装置本体1の底部
下面にカセット給紙部11の天板11hが接するように
配設されており、天板11hの上面は装置本体1の底板
になっている。
【0019】給紙カセット11aに積載された記録紙
S’は、中板11eが中板バネ11fによって上方に付
勢され、半円状の給紙ローラ11bと、一対の分離爪1
1dによって1枚ずつ分離して(爪分離方式)、この分
離された記録紙S’がカセット搬送ローラ対11cによ
り搬送し、MP分離ベース30cと通紙ガイド28eの
間を通過して、搬送ローラ28aと、ライトカバー28
に配置されたカバー側Uターンガイド28bと、装置本
体1側に配置された本体側Uターンガイド28cによっ
て反転される。
【0020】これ以後は前述したMPカセット部13か
らの給紙と同じである。紙パスは、搬送ローラ28aの
直前で合流する。画像は、給紙カセット11aに積載さ
れた記録紙S’の下面側に記録される。
【0021】また、2段目カセット給紙部27は、図3
では省略されているが、図示されているカセット給紙部
11とほぼ同等の構成であり、2段目カセット27a内
部の記録紙S’は、カセット給紙部11の側方空間部1
1gを通して記録部4に給紙される。
【0022】また、カセット11a、27aは、いずれ
も記録紙の積載可能枚数は500枚であり、装置本体1
に対して前面に引き出されるように構成されている(フ
ロントローディング方式)。また、積載可能な記録紙サ
イズは、A4、レターの2種類である。
【0023】また、カセット給紙部11と2段目カセッ
ト給紙部27は、それぞれオプションとして分離、結合
可能になっており、装置全体の記録紙の積載可能枚数は
100枚から1100枚まで可変することが可能になっ
ている。
【0024】さらに、装置本体1には、カートリッジカ
バー14が開閉可能に設けられており、カートリッジカ
バー14を開くことによって記録カートリッジ10eを
装置本体1の外に引き出して交換できるようになってい
る。また、カートリッジカバー14にはインターロック
機構が備わっており、カートリッジカバー14が開いて
いるか、記録カートリッジ10eが装置本体1にセット
されていない場合は記録部4が動作しないようになって
いる。
【0025】また、記録カートリッジ10eに設けたド
ラム感光防止シャッター10iは、記録カートリッジ1
0eの装置本体1へのセットと連動するようになってお
り、カートリッジカバー14を開いて記録カートリッジ
10eの装置本体1へのセットした時にシャッター10
iが開き、記録カートリッジ10eを装置本体1から取
り出した時にシャッター10iが閉じることで、感光ド
ラム10aの不必要な感光を防止するようになってい
る。
【0026】また、記録中にジャムが発生した場合に
は、カートリッジカバー14、ライトカバー28、排紙
カバー10j、ジャム解除カバー11iのいずれかを開
けることにより、内部に滞留している記録紙S’が取り
出すことができるようになっている。また、排紙カバー
10jは、記録紙排紙トレイ12を取り出した後、開く
必要がある。
【0027】また、熱定着器用風路を形成する覆い部材
20は、画像読取部3と記録部4を分離するダクトとな
っており、冷却手段としての冷却ファン(図5の冷却フ
ァン330)によって空気を流すことにより、記録部4
から発生した熱によって画像読取部3が悪影響を受けた
り、記録紙S’から蒸発した水蒸気が結露して記録紙
S’上に滴下することを防いでいる。
【0028】密着型イメージセンサ7は、光源としての
LEDアレイから原稿Sの画像情報面に光を照射し、画
像情報面を反射した反射光をセルフォックレンズでセン
サ素子に結像して画像情報を読み取るものである。
【0029】図5は、本実施例のファクシミリ装置にお
ける制御系300を示すブロック図である。
【0030】図において、CPU301は、ファクシミ
リ装置全体を制御するものであり、MPU311と、M
PU311の制御プログラム等を格納するROM312
と、各種データ処理のワークエリアや画像情報の一時的
記憶部等として使用されるRAM313と、画像の変
倍、解像度変換等を行う画像処理部314等により構成
されている。また、CPU301には公知の構成からな
るカレンダー、時計機能などが備えられ、RAM313
のうちワンタッチキーの宛先情報やソフトウェアスイッ
チ情報等の重要なシステム設定情報を格納する領域は、
バッテリーバックアップによって停電等の不慮の障害か
ら保護されている。
【0031】ファクシミリ装置の制御系は、上述のCP
U301と以下の各要素302〜310をインタフェー
スを通じて結合した構成をとるものである。
【0032】操作部302は、テンキー314A、ファ
ンクションキー315、ワンタッチキー316、スター
トキー317A、ストップキー317B等の各種スイッ
チ等からなる。表示部303は、各種メッセージの表示
を行うLCD318、送信モード等の表示を行う各種L
ED319、通信状態や、障害発生を遠方の操作者に知
らせるタリーランプ320等からなる。
【0033】また、読取部304は、読取モータ等の駆
動部321、画像の読取りを行う読取センサ322、読
取った画像のシェーディングや2値化を行う画像処理部
323、原稿検知等を行う各種センサ324等からな
る。記録部305は、記録モータ等の駆動部325、レ
ーザスキャナや電子写真プロセスの制御等を行う記録ユ
ニット326、記録する画像のスムージング等を行う画
像処理部327、記録紙等の検知を行う各種センサ32
8からなる。
【0034】発呼、着呼、画像データの符号化等を行う
通信制御部306は、DSU、NCU等からなる接続部
329を有し、接続部329には、通信網307および
ハンドセット308が接続される。CPU外部インタフ
ェース309は、CPU301から直接データの送受信
を行うインタフェースであり、例えばRS232C、S
CSI、LAN等によって装置外部のコンピュータと接
続することで装置を外部のコンピュータのスキャナプリ
ンタ等として使用する。HDD310は、大容量の不揮
発性メモリとして画像情報等の保存に使用される。
【0035】また、読取部304や記録部305におけ
る温度を検知するサーミスタ7d、9dが設けられ、そ
れぞれA/Dコンバータ601、602を介して検出値
がCPU301に入力される。そして、CPU301
は、各サーミスタ7d、9dの検出値や受信情報の内容
等に基づいて、冷却ファン330の起動、停止を制御す
る。
【0036】次に、レーザビームプリンタの基本動作
を、概念図である図6を用いて説明する。
【0037】レーザビームプリンタは、記録する画像デ
ータに対してレーザ光を点滅する半導体レーザ400
(9a)と、ポリゴンモータ401(9c)と、ポリゴ
ンモータ401により回転するポリゴンミラー402
(9b)と、結像、倒れ補正等を行う光学系403と、
フォトディテクタ404と、折り返しミラー405(9
z)と、感光ドラム405(10a)と、現像器407
と、記録紙408の搬送ガイド409(23)と、定着
器410(10g)とを有する。
【0038】以上の構成において、まず、半導体レーザ
400から発射されたレーザ光はポリゴンミラー402
に反射することにより偏向され、光学系403、折り返
しミラー405を介して感光ドラム406上に照射され
る(主走査)。この時、フォトディテクタ404により
頭出しされ、照射位置を決定する。この主走査が1ライ
ン分終了する間に、感光ドラム406は1ライン分回転
する(副走査)。
【0039】以上のようにして感光ドラム406上に結
像された画像は、現像器407により現像され、記録紙
408上に転写される。さらに、搬送ガイド409に沿
って搬送され、定着器410で定着され、排出される。
【0040】なお、上述の感光ドラム406、現像器4
07、搬送ガイド409、定着器410等の副走査系の
要素は、図示しない記録モータ、ギア、ベルト等によっ
て、同期して駆動されている。
【0041】図4のaは、本実施例における冷却ファン
制御のための密着型イメージセンサ7の温度上昇テーブ
ルを示す説明図であり、図4のbは、レーザスキャナモ
ータ9cの温度上昇テーブルを示す説明図である。ま
た、図7は、本発明を実施した冷却ファン制御プログラ
ムの概略を示すフローチャートである。
【0042】次に、図3〜図5および図7を参照して、
冷却ファン330の制御方法について説明する。
【0043】図3に示すように、本実施例においては、
レーザスキャナ9のレーザスキャナモータ9cと密着型
イメージセンサ7の各温度を検知するサーミスタ9dと
サーミスタ7dが設けられている。図5に示すように、
上記各サーミスタ7d、9dは、A/Dコンバータ60
1、602を介して装置全体を制御するCPU301に
接続されている。また、ROM312には、上記レーザ
スキャナモータ9cのサーミスタ9dと密着型イメージ
センサ7のサーミスタ7dからの情報と、通信制御部3
06からの受信枚数情報から冷却ファン330の作動開
始時期、停止時期等の制御方法を決定するプログラムを
格納しており、CPU301が冷却ファン330の制御
を行う。
【0044】図7に示すように、まず、ファクシミリ装
置をスタートさせると、受信があるまで待機する(S
0)。そして、着呼があり、受信を開始すると、通信プ
ロトコルに従って画像を受信し、メモリに蓄積し、受信
を終了する(S1)。
【0045】この受信終了後、ファクシミリ装置は記録
動作に入るが(S2)、同時にファン制御シーケンスに
入る。まず、受信ページNを検知する(S4)。次に、
密着型イメージセンサ7の温度T7 をサーミスタ7dで
検知し、レーザスキャナモータ9cの温度T9 をサーミ
スタ9dで検知する(S5)。
【0046】そして、ここで検知したT7 、T9 を、R
OM312に格納されている温度テーブルに照会する
(S6)。
【0047】次に、図4aを用いてT7 の温度テーブル
への照会について説明する。密着型イメージセンサ7の
温度上昇カーブは、図4aに示すように、テーブルとし
て設定されている。図4aにおいて、縦軸は温度であ
り、横軸は時間である。そして、曲線は冷却ファンを停
止させた状態で記録を行ったときの温度上昇カーブを描
いている。
【0048】図4aに示すように、記録開始前の密着型
イメージセンサ7の温度T7 の状態から、上記冷却ファ
ンを停止させたままNページの記録を行うと、Nページ
記録後の密着型イメージセンサ7の温度はT7 ’となる
と予測される。図中、T7MAXは、密着型イメージセンサ
7の温度上限である。
【0049】次に、図4bを用いてT9 の温度テーブル
への照会について説明する。レーザスキャナモータ9c
の温度上昇カーブは、図4bに示すように、テーブルと
して設定されている。図4bについても、図4aと同
様、縦軸は温度であり、横軸は時間となっており、曲線
は冷却ファンを停止させた状態で記録を行ったときの温
度上昇カーブを描いている。
【0050】図4bに示すように、記録開始前のレーザ
スキャナモータ9cの温度T9 の状態から、上記冷却フ
ァンを停止させたままNページの記録を行うと、Nペー
ジ記録後のレーザスキャナモータ9cの温度はT9 ’と
なると予測される。図中、T9MAXは、レーザスキャナモ
ータ9cの温度上限である。以上のように、Nページ記
録後の上記T7 、T9 の温度変化の予測を行う。
【0051】そして、このような照会、予測の後、ま
ず、密着型イメージセンサ7の予測温度T7 ’と温度上
限T7MAXとの比較を行う(S7)。ここで、T7MAX>T
7 ’でなければ、冷却ファンを作動させないと、上記予
測温度T7 ’は、上記温度上限T7MAXに達するか、ある
いは、超えると予測されるため、冷却ファンを作動させ
る(S9)。
【0052】また、T7MAX>T7 ’である場合には、レ
ーザスキャナモータ9cの予測温度T9 ’と温度上限T
9MAXとの比較を行う(S8)。ここで、T9MAX>T9
でなければ、冷却ファンを作動させないと、上記予測温
度T9 ’は、上記温度上限T9MAXに達するか、あるい
は、超えると予測されるため、冷却ファンを作動させる
(S9)。
【0053】さらに、T9MAX>T9 ’である場合は、冷
却ファンを作動させずにNページの記録を行っても、上
記予測温度T7 ’、T9 ’ともその温度上限T7MAX、T
9MAXに達しないと判断され、冷却ファンは停止のままと
する(S11)。
【0054】上記S7またはS8の結果により、冷却フ
ァンを作動させた場合(S9)、記録が終了するまでフ
ァンを作動し続け(S10)、記録が終了するとファン
を停止させ(S11)、待機に戻る(S0)。
【0055】なお、上記制御においては、温度テーブル
の曲線は図4a、図4bに示すように、飽和曲線となっ
ているが、装置の温度上昇特性に合わせて、直線にして
も、三次曲線にしても構わない。
【0056】以上のような構成で、ファクシミリ装置の
内部温度が記録動作によって、その動作保証温度に達す
るかどうか、記録前に予測し、冷却ファンの動作を決定
することにより、無駄なファン動作を無くすことがで
き、ファンの騒音発生の機会を減らすことが可能とな
り、装置付近にいる使用者へのファン騒音による不快感
を減らすことができる。
【0057】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。
【0058】上記第1実施例では、サーミスタで検知
し、A/Dコンバータでデジタル変換された温度データ
を、そのまま連続曲線で構成される温度テーブルに乗
せ、記録後の温度を予測したが、温度に複数のスライス
レベルを設定し、上記デジタル変換された温度データを
上記スライスレベルのいずれかに乗せ、温度データを単
純化することによって、温度テーブルも単純化できる。
【0059】図8aは、サーミスタ7dの検知温度がど
のように単純化されるかを示す説明図である。図中、横
軸はサーミスタ7dの検知温度であり、縦軸は単純化さ
れた温度データである。通常、単純化された温度データ
の最高値T7fは密着型イメージセンサ7が強制冷却なし
で達する飽和温度である。
【0060】上記サーミスタ7dの検知温度T7 は、C
PU301で図8aに示すように、T7a〜T7fの温度の
いずれかに類別される。図8bは、本実施例における温
度テーブルである。横軸は時間であり、縦軸は温度であ
る。
【0061】ここで、密着型イメージセンサ7の記録開
始前温度がT7 であるとすると、図8aにより、T7
7bへと変換される。また、記録ページ枚数がNページ
であるとすると、図8bの温度テーブルにより、Nペー
ジ記録後の温度をT7dと予測する。
【0062】なお、本実施例においては、密着型イメー
ジセンサ7の温度T7 をT7a〜T7fの5種に単純化した
が、装置の温度上昇特性に合わせて何種に単純化しても
よいし、また、その間隔も任意に決定してよい。
【0063】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。
【0064】上記第1実施例では、温度テーブルは予め
設定されたデータとして固定されたものであったが、例
えば装置の温度上昇履歴から上記温度テーブルに修正を
かけるようにしてもよい。
【0065】図9は、本実施例の冷却ファン制御プログ
ラムの概略を示すフローチャートである。
【0066】以下、上記第1実施例の冷却ファン制御プ
ログラム(図7)と異なるS12〜S15の部分につい
て説明する。
【0067】上記第1実施例と同様に、検知温度T7
9 の温度テーブルへの照会を行い(S6)、密着型イ
メージセンサ7のNページ記録後の予測温度T7 ’が上
記密着型イメージセンサの温度上限T7MAXより低く(S
7)、かつレーザスキャナモータ9cのNページ記録後
の予測温度T9 ’が上記レーザスキャナモータ9cの温
度上限T9MAXより低い場合(S8)、ファンを停止した
ままにし(S12)、記録が終了したのを検知した時点
で(S13)、密着型イメージセンサ7とレーザスキャ
ナモータ9cの温度T7 ”、T9 ”を検知する(S1
4)。そして、上記検知温度T7 ”、T9 ”をもとに温
度テーブルに修正をかけた後、待機に戻る(S0)。
【0068】図10は、温度テーブルの修正例を示す説
明図である。
【0069】図中、(A)にて示す温度上昇曲線が、修
正前の温度テーブルである。ここで、上記図9のS6に
おける温度テーブル照会で、密着型イメージセンサ7の
検知温度T7 と記録ページNから、記録後の予測温度は
7 ’となる。そこで、記録後に温度検知を行って、上
記密着型イメージセンサ7の温度が実際T7 ”であった
場合、|T7 ’−T7 ”|=ΔTの0.1倍、すなわち
ΔT/10だけ温度上昇曲線(A)に修正をかけ、
(t,T)=(t0 ,T7 )と(t,T)=(t1,T7
’−ΔT/10)の2点を通る曲線(B)に修正す
る。ここで温度テーブルの修正量をΔTの0.1倍とし
ているのは、温度テーブルを修正していって収束させる
ための条件であるので、修正量をΔTのn倍として0<
n<1であればよい。
【0070】次に、本発明の第4実施例について説明す
る。
【0071】上記第1実施例では、画像受信時のみの冷
却ファン制御を行ったが、記録状態を監視することによ
って、ファクシミリ装置を用いてコピーを行う場合のフ
ァン制御を行ってもよい。
【0072】図11は、本実施例における冷却ファン制
御プログラムの概略を示すフローチャートである。
【0073】まず、ファクシミリ装置をスタートする
と、コピー画像を読み込むまで待機する(S0)。コピ
ー画像を読み込むと、コピー画像はメモリに蓄積され、
読み込みを終了する(S1’)。そして、読み込みを終
了すると、ファクシミリ装置を記録動作に入るが(S
2)、同時にファン制御シーケンスに入る。
【0074】まず、読込画像1枚につき1枚の記録を行
うか、読込画像1枚につき複数枚の記録を行うかを検知
し、記録ページ数Nを算出する(S4)。次に、密着型
イメージセンサ7の温度T7 をサーミスタ7dで検知
し、レーザスキャナモータ9cの温度T9 をサーミスタ
9dで検知する(S5)。
【0075】ここで検知した上記T7 、T9 をROM3
12に格納されている上記第1実施例で説明した温度テ
ーブルに照会する(S6)。なお、この温度テーブルの
照会からファンの作動の決定、停止までの動作は、上記
第1実施例と同じである(S6〜S11)。
【0076】このように、記録状態監視手段を設け、上
記記録状態監視手段と上記温度監視手段との情報から、
上記冷却手段を作動、停止させるように予測判断し、制
御を行う制御手段を設けることによって、コピー時のフ
ァン制御も行い、ファン騒音の発生頻度を最低限に抑え
ることができる。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
装置内部を強制冷却する冷却手段を有するファクシミリ
装置において、冷却が必要な単数または複数の装置構成
要素の温度を監視する温度監視手段と、受信状態を監視
する受信監視手段と、上記温度監視手段と上記受信監視
手段からの情報から上記冷却手段の起動または停止を予
測判断して制御する制御手段を設けることにより、冷却
手段の作動時間を必要最低限に抑えることができ、冷却
手段の作動騒音による使用者の不快感を最低限に抑える
ことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるファクシミリ装置の
外観を示す斜視図である。
【図2】従来のファクシミリ装置における構成を示す断
面図である。
【図3】上記実施例のファクシミリ装置における構成を
示す断面図である。
【図4】本発明の第1実施例で使用する温度テーブルを
示す説明図である。
【図5】上記実施例のファクシミリ装置における制御系
を示すブロック図である。
【図6】上記実施例のファクシミリ装置におけるレーザ
ビームプリンタの基本動作の概念を示す斜視図である。
【図7】上記第1実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図8】本発明の第2実施例で使用する温度テーブルを
示す説明図である。
【図9】上記第2実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図10】本発明の第3実施例における温度テーブルの
修正例を示す説明図である。
【図11】本発明の第4実施例の動作を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
7…密着型イメージセンサ、 7d、9d…サーミスタ、 9…レーザスキャナ、 301…CPU、 302…操作部、 303…表示部、 304…読取部、 305…記録部、 306…通信制御部、 307…通信網、 308…ハンドセット、 309…外部インターフェース、 310…HDD、 330…冷却ファン、 601、602…A/Dコンバータ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置内部を強制冷却する冷却手段を有す
    るファクシミリ装置において、 上記冷却手段による冷却が必要な単数または複数の装置
    構成要素の温度を監視する温度監視手段と、受信状態を
    監視する受信監視手段と、前記温度監視手段と前記受信
    監視手段からの情報より上記冷却手段の起動または停止
    を予測判断して制御する制御手段とを有することを特徴
    とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記温度監視手段としてサーミスタを用い、このサーミ
    スタの出力をA/Dコンバータを介してCPUに入力す
    ることにより、温度監視を行うことを特徴とするファク
    シミリ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 上記冷却手段を制御する制御手段は、複数の設定温度を
    有し、上記温度監視手段の検知温度が予め設定された温
    度を超えると、前記検知温度を前記設定温度として認識
    し、制御を行うことを特徴とするファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2において、 上記冷却手段を制御する制御手段は、上記装置構成要素
    の温度上昇カーブをデータとして有し、前記温度上昇カ
    ーブと前記温度監視手段からの検知温度により、上記冷
    却手段の制御を予測判断することを特徴とするファクシ
    ミリ装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 上記温度上昇カーブを直線としたデータとして有するこ
    とを特徴とするファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】 請求項4において、 上記温度上昇カーブを飽和曲線としたデータとして有す
    ることを特徴とするファクシミリ装置。
  7. 【請求項7】 装置内部を強制冷却する冷却手段を有す
    るファクシミリ装置において、 上記冷却手段による冷却が必要な単数または複数の装置
    構成要素の温度を監視する温度監視手段と、受信状態を
    監視する受信監視手段と、上記装置構成要素の温度上昇
    カーブをデータとして有し、上記温度監視手段と上記受
    信監視手段からの情報と上記温度上昇カーブのデータよ
    り、上記冷却手段の記録中の起動、停止を予測判断して
    制御を行い、かつ、受信、記録後の上記温度監視手段の
    情報に基づいて上記温度上昇カーブのデータを修正する
    制御手段を有することを特徴とするファクシミリ装置。
  8. 【請求項8】 請求項1において、 記録状態を監視する記録監視手段を有し、上記記録監視
    手段と上記温度監視手段との情報より上記冷却手段の起
    動または停止を予測判断して制御する制御手段とを有す
    ることを特徴とするファクシミリ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006201489A (ja) * 2005-01-20 2006-08-03 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2007212518A (ja) * 2006-02-07 2007-08-23 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2012189897A (ja) * 2011-03-11 2012-10-04 Ricoh Co Ltd 画像形成装置および画像形成方法、並びにプログラム

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