JP3168232B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3168232B2
JP3168232B2 JP06767293A JP6767293A JP3168232B2 JP 3168232 B2 JP3168232 B2 JP 3168232B2 JP 06767293 A JP06767293 A JP 06767293A JP 6767293 A JP6767293 A JP 6767293A JP 3168232 B2 JP3168232 B2 JP 3168232B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同一サイズの記録シー
トを複数の位置から給送する手段を有するファクシミリ
装置および画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数種類の記録シートを給送可能
な画像記録装置を有するファクシミリ装置においては、
記録シートは主走査方向の片側、または中央を基準とし
て給送されている。
【0003】このため、同じサイズの記録シートは給送
時のばらつきを除けば記録経路の主走査方向において必
ず同じ位置を通過する。
【0004】また、従来のファクシミリ装置において
は、記録シートの種類については考慮せず、記録シート
のサイズのみを判断基準として給送する記録シートを選
択していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このため上記従来例に
おいては、給送可能な最大サイズの記録シートを除く小
さなサイズの記録シートのうち、同一サイズのものを連
続して給送、記録すると以下のような問題が発生するこ
とがあった。
【0006】すなわち、給送ローラの記録シート通過部
が集中的に摩耗し、最大サイズの給送経路内で摩耗状態
がアンバランスとなり、給送状態不安定になる。
【0007】また、LBP等の電子写真方式による画像
記録装置を使用している場合、感光体や定着器が1箇所
への記録シート側端部の連続通過によって傷がつくこと
がある。
【0008】さらに、小さなサイズの記録シートを連続
して給送、記録した後に大きなサイズの記録シートに記
録を行うと、クリーニング不足等の原因によって小さな
サイズの記録シートが通過しなかった部分の画像にカブ
リが発生することがある。
【0009】また、ヒートローラ方式等の熱定着方式に
よる定着部においては、記録シートが通過しない部分の
定着ローラ表面は連続して定着を行うと通過する部分に
比べて温度が必要以上に高くなり、主走査方向で温度分
布が不均一になる。これは通過部の熱が記録シートに奪
われること、および記録シートの通過部の温度が一定に
なるように定着ローラが加熱されることによる。
【0010】このため、耐熱性の高い特殊な材料を使用
するなどして定着器全体の耐熱性を向上させる必要があ
り、コストアップ要因となる。また、連続記録によって
定着器の一部が過熱した場合は、いったん記録を停止し
て定着器が放熱により正常に戻るまで待つ必要があり、
装置のスループットが低下する可能性がある。
【0011】また、インクジェットなどの記録方式によ
る印字ヘッドを主走査方向にスキャンして記録を行う画
像記録装置を使用した場合、印字ヘッドの移動領域が上
記録幅の一部のみとなり、ヘッド部を支持するレールな
どの偏摩耗を招く。このような場合、摩耗した部分と摩
耗の少ない部分の境界で印字ヘッドがショックを受け、
画像が悪化する可能性がある。
【0012】また、同一サイズの記録シートを複数種類
使用した場合、意図しない種類の記録シートに出力が行
われることがある。その場合、再度記録を行う必要があ
り、省資源という面からも問題である。また、比較的重
要でない出力と重要な出力とが混在して出力される場
合、重要な出力に合わせた高価な記録シートを統一して
セットしておく必要があり、不経済であった。
【0013】そして、上記の問題点は近年の画像記録装
置の高速化、記録シートの大容量収納化、多サイズ化等
によって深刻な問題となっている。
【0014】本発明は、同一サイズの複数の記録シート
を、主走査方向に互いにずれた位置で、給送可能な電子
写真式の画像形成装置において、小さなサイズの記録シ
ートを連続して給送、記録した後に大きなサイズの記録
シートに記録した場合でも、小さなサイズの記録シート
が通過しなかった部分の画像にカブリが発生することが
なく、また、小さなサイズの記録シートを連続して給
送、記録した場合でも、主走査方向における定着ローラ
表面の温度分布が不均一になり難い画像形成装置を提供
することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、同一サイズの
複数の記録シートを、主走査方向に互いにずれた位置
で、給送可能な電子写真式の画像形成装置において、1
グループの画像形成実行中に給送した記録シートをカウ
ントする記録シートカウント手段と、上記記録シートカ
ウント手段が、予め決められた枚数をカウントする毎
に、上記記録シートの給送位置を変更する記録シート給
送位置変更手段とを有する画像形成装置である。
【0016】
【実施例】図1は、本発明の第1実施例におけるファク
シミリ装置の外観を示す斜視図であり、図2は、このフ
ァクシミリ装置の側面図である。また、図3は、このフ
ァクシミリ装置の内部構造を示す断面図である。
【0017】まず、以上の図1〜図3を参照して、本発
明の第1実施例におけるファクシミリ装置の概要を説明
する。
【0018】図1、図2において、装置本体1の上部に
は、その上面カバーに原稿Sを複数枚積載できるように
構成された原稿載置台2が設けられている。また、原稿
載置台2の側部には、ADFカバー15と、ハンドセッ
ト22と、操作部24と、表示部25と、ファクシミリ
装置の動作状態を示すタリーランプ26が設けられてい
る。
【0019】また、装置本体1の側部には、原稿排紙ト
レイ8と、記録紙排紙トレイ12と、MP(マルチ記録
紙手差し)トレイ13と、閉塞蓋14と、MPスライダ
28と、MPサイズスイッチ29とが設けられている。
【0020】また、図3において、装置内部には、原稿
Sの原稿情報を読取る画像読取部3と、レーザービーム
プリンタからなる記録部4と、原稿搬送部5と、原稿押
圧部6と、密着型イメージセンサ7と、レーザースキャ
ナ9と、画像形成部10と、上原稿ガイド16と、重り
用軸17と、原稿押え板18と、下原稿ガイド19と、
画像読取部3と記録部4の仕切部20と、ファクシミリ
装置の制御部21と、読取画像処理基板23と、電源3
0とが設けられている。
【0021】さらに、装置本体1の下部には、カセット
給紙部11と、2段目カセット部27(図3では省略)
とが配置されている。
【0022】次に、以上のような構成における各部の詳
細について順に説明する。
【0023】上記画像読取部3は、原稿載置台2上に積
載した原稿Sを予備搬送押圧片5aと圧接した予備搬送
ローラ5bおよび分離押圧片5cと圧接した分離ローラ
5dで1枚ずつ分離し、さらに押圧バネ5kにより押圧
された給紙コロ5eと圧接した給紙ローラ5fなどで密
着型イメージセンサ7に搬送し、原稿押圧部6で重り用
軸17、原稿押え板18により原稿Sを密着型イメージ
センサ7に押圧して密着させつつ、原稿Sの画像情報を
読取った後、原稿Sを押圧バネ5kにより押圧された排
紙コロ5gと圧接した排紙ローラ5hによって原稿排紙
トレイ8に排出するようになっている。この間、原稿S
は上原稿ガイド16と下原稿ガイド19によりガイドさ
れる。
【0024】原稿載置台2には原稿Sの搬送方向と直角
方向(原稿Sの幅方向)にスライド可能なスライダ2a
が設けられており、このスライダ2aによって原稿載置
台2上に積載された原稿Sの両サイドを揃えることがで
きるようになっている。
【0025】記録部4は、制御部21から出力される画
像信号に基づいてレーザースキャナ9のレーザービーム
発振器9aから変調信号を出射し、この変調ビームをポ
リゴンミラー9bによって画像形成部10の感光体ドラ
ム10aに走査光を照射して、感光体ドラム10a表面
に画像情報を形成し、カセット給紙部11または2段目
カセット部27またはMPトレイ13から画像形成部1
0に給送された記録紙S’に画像情報を転写して定着し
た後、記録紙積載トレイ12に排紙するようになってい
る。
【0026】感光体ドラム10aは、1次帯電器10b
と現像ローラ10cとクリーニングローラ10dと共に
記録カートリッジ10e内に1体に組込まれており、装
置本体1に対して着脱自在に構成されている。そして、
感光体ドラム10aの表面は1次帯電器10bにより均
一に帯電され、この表面にポリゴンミラー9bから走査
光が照射されると潜像が形成され、潜像が現像ローラ1
0cから供給されるトナーによって顕像化されるように
なっている。
【0027】画像形成部10の感光体ドラム10a周辺
部には、転写帯電器10fが配置され、また感光体ドラ
ム10aよりも下流側の記録紙搬送経路には、熱定着ロ
ーラ10g、排紙ローラ10hが配置されている。
【0028】記録紙S’は、転写帯電器10fで感光体
ドラム10a表面に形成されたトナー像を転写された
後、熱定着ローラ10gでトナー像を定着され、排紙ロ
ーラ10hにより記録紙排紙トレイ12に排出されるよ
うになっている。
【0029】また、MPトレイ13は、装置本体1に開
閉可能に設けられており、このMPトレイ13をほぼ水
平に近い状態にまで倒すことにより、手差し口13aを
開口し、MPトレイ13上に記録紙S’を積載して手差
し口13aに差込むと、圧接部材13bにより記録紙
S’が搬送ローラ対11dのうち径の大きい方のローラ
11eに圧接されて、このローラ11eによって1枚ず
つ分離され、レジストセンサ11fにより給送中記録紙
S’の先端位置を検知し、感光体ドラム10aに形成さ
れたトナー像の先端と記録紙S’の先端が一致するよう
に給紙タイミングを取り、搬送ローラ対11dによって
転写帯電器10fと感光体ドラム10aとの間に搬送す
る。画像は積載された記録紙S’の下面側に記録され
る。
【0030】また、記録紙S’は、MPスライダ28に
よって両サイドを揃えることができるようになってい
る。また、記録紙S’のサイズは、MPサイズスイッチ
29により設定される。記録紙積載可能枚数は100枚
である。
【0031】カセット給紙部11は、装置本体1の底部
に引出し可能に装着された給紙カセット11aより記録
紙S’を半円状の給紙ローラ11bによって1枚ずつ分
離して、この分離された記録紙S’をカセット搬送ロー
ラ対11cにより搬送し、レジストセンサ11fにより
給送中記録紙S’の先端位置を検知し、感光体ドラム1
0aに形成されたトナー像の先端と記録紙S’の先端と
が一致するように給紙タイミングを取り、搬送ローラ対
11cを通して転写帯電器10fと感光体ドラムとの間
に給紙するようになっている。なお、画像は積載された
記録紙S’の上面側に記録される。
【0032】2段目カセット給紙部27は、図3では省
略しているが、図示するカセット給紙部11とほぼ同等
の構成であり、2段目カセット27a内部の記録紙S’
は、カセット給紙部11の側方空間部11gを通して記
録部4に給紙される。
【0033】カセット11a、27aは、いずれも記録
紙積載可能枚数は500枚であり、装置本体1に対して
全面に引き出されるように構成されている(フロントロ
ーディング方式)。
【0034】また、開閉蓋14は、装置本体1に開閉可
能に設けられており、開閉蓋14にMPトレイ13が設
けられ、また記録紙排紙トレイ12が着脱自在に取付け
られている。また、開閉蓋14を開くことによって記録
カートリッジ10eを装置本体1の外に引出して交換で
きるようになっている。
【0035】開閉蓋14は、記録カートリッジ10eに
設けたドラム感光防止シャッター10iと連動するよう
になっており、開閉蓋14を開いたときに、シャッター
10iが閉じ、開閉蓋14を閉じたときに、シャッター
10iが開くようになっている。
【0036】仕切部20は、画像読取部3と記録部4を
分離しており、ここに断熱板として例えばデュポン社製
ノーメックス(商品名)などを配置することによって、
記録部4から発生した熱により画像読取部3が悪影響を
受けることを防いでいる。
【0037】密着型イメージセンサ7は、光源としての
LEDアレイから原稿Sの画像情報面に光を照射し、画
像情報面を反射した反射光をセルフォックレンズでセン
サ素子に結像して画像情報を読取るものである。読取ら
れた画像情報は、読取画像処理基板23に送られ、シェ
ーディング補正、AD変換などの処理をされ、主制御基
板21aに送られる。
【0038】図4は、本実施例におけるファクシミリ装
置の制御系300の構成を示すブロック図である。
【0039】図において、CPU301は、ファクシミ
リ装置全体を制御するものであり、制御の中核となるM
PU311と、このMPU311の制御プログラム等を
格納するROM312と、各種データ処理のワークエリ
アや画像情報の一時的記憶部として使用されるRAM3
13と、画像の変倍、解像度変換等を行う画像処理部3
13a等により構成されている。
【0040】また、CPU301には、公知の構成から
なるカレンダー、時計機能等が備えられ、RAM313
のうちワンタッチキー宛先情報、ソフトウェアスイッチ
情報等の重要なシステム設定情報を格納する領域は、バ
ッテリーバックアップによって停電等の不慮の障害から
保護されている。
【0041】ファクシミリ装置の制御系は、上述のCP
U301と以下の各要素302〜310をインタフェー
スを通じて結合した構成をとるものである。
【0042】操作部302は、テンキー314、ファン
クションキー315、ワンタッチキー316、スタート
キー317、ストップキー317a等の各種キースイッ
チ等からなる。表示部303は、各種メッセージの表示
を行うLCD318、送信モード等の表示を行う各種L
ED319、通信状態や、障害発生を遠方の操作者に知
らせるタリーランプ320等からなる。
【0043】読取部304は、読取モータ等の駆動部3
21、画像の読取を行う読取センサ322、読取った画
像のシェーディングや2値化を行う画像処理部323、
原稿検知等を行う各種センサ324等からなる。
【0044】記録部305は、記録モータ等の駆動部3
25、レーザースキャナや電子写真プロセスの制御等を
行う記録ユニット326、記録する画像のスムージング
等を画像処理部327、記録紙等の検知を行う各種セン
サ328からなる。
【0045】また、発呼、着呼、および画像データの符
号化等を行う通信制御部306は、DSU、NCU等か
らなる接続部329を有し、接続部329には、通信網
307およびハンドセット308が接続される。
【0046】CPU外部インタフェース309は、CP
U301から直接データの送受信を行うインタフェース
であり、例えばRS232C、SCS1、LAN等によ
って装置外部のコンピュータと接続することで、装置を
外部のコンピュータのスキャナプリンタ等として使用す
る。
【0047】HDD310は、大容量の不揮発性メモリ
として画像情報等の保存に使用される。
【0048】次に、図5は、この実施例におけるファク
シミリ装置の給紙カセットの機能を説明する図である。
以下、この図5を参照してカセット11aまたは27a
の詳細の説明を行う。なお、カセット11a、27aの
構成は、基本的に同一であり、各々を交換して装着して
も問題なく動作するものである。
【0049】本実施例のファクシミリ装置に使用される
LBPは、最大記録幅がB4サイズであり、使用される
記録紙はB4およびA4である。また、カセットは、カ
セットオケ53がいずれの記録紙サイズも収納できる空
間を有しており、この空間を記録紙サイズに合わせて所
定の大きさに区切ることによって使い分けることが可能
になっている。
【0050】まず、B4カセット50について説明す
る。カセットオケ53には、サイド規制板55a、55
bおよび後端規制板58が配設され、記録紙の主走査方
向、副走査方向の積載の乱れを防いでいる。サイド規制
板55a、55bには、それぞれコーナー爪54a、5
4bが配設されている。また、記録紙の下方には、図示
しない中板と押圧バネが配設され、記録紙をコーナー爪
54に付勢している。そして、給紙ローラ11bによっ
て記録紙が図中矢印方向に一枚ずつコーナー爪54を乗
り越えながら分離、給紙される(コーナー爪分離方
式)。なお、この分離方式についての詳細説明は公知で
あるため省略する。
【0051】また、カセットオケ53には、カセット有
無検知コマ56、カセットサイズ検知コマ57が配設さ
れ、カセット給紙部11または27に装着された際、給
紙部側に配設された図示しない検知スイッチによって、
カセット装着の有無、記録紙サイズを検知可能にしてい
る。また、カセットサイズ検知コマ57は、記録紙サイ
ズ変更に合わせて交換可能となっている。
【0052】次に、A4カセットについて説明する。A
4カセットは、主走査方向左側基準のA4カセット左5
1と右側基準のA4カセット右52の2種類がある。サ
イド規制板59aはサイド規制板55aと、サイド規制
板60bはサイド規制板55bと、それぞれ同じ位置に
なるように配設される。また、カセットサイズ検知コマ
61と62は、コマ位置が異なるため、記録紙の位置が
判別可能である。
【0053】サイド規制板59、60は、いずれも図5
cに示すように、底板63で左右が結合されており、カ
セットオケ53の内部でA4幅を保ったまま左右の基準
位置変更が可能である。
【0054】図6は、上記のように構成したカセット5
0〜52のそれぞれから記録紙を給紙して記録した場合
の記録紙積載トレイ12における積載状態を示す平面図
である。図示のように、A4カセット左51、右52か
ら給紙された記録紙は、主走査方向にB4幅257mm
とA4幅210mmとの差分、つまり47mmずれた位
置に積載される。
【0055】次に、同一サイズかつ主走査方向にずれて
給紙された記録紙に画像を記録する際の記録部4の制御
について述べる。
【0056】まず、図7は、LBPの基本動作を概念的
に説明する斜視図である。図示のように、記録する画像
データに対してレーザ光を点滅する半導体レーザ400
と、ポリゴンモータ401と、ポリゴンモータ401に
より回転するポリンゴンミラー402と、結像、倒れ補
正等を行う光学系403と、フォトディテクタ404
と、折り返しミラー405と、感光ドラム406と、現
像器407と、記録紙408と、搬送ベルト409と、
定着ローラ410とを有している。
【0057】以上の構成において、まず、半導体レーザ
400から発射されたレーザ光は、ポリゴンミラー40
2に反射することにより偏向され、光学系403、折り
返しミラー405を介して感光ドラム406上に照射さ
れる(主走査)。このときフォトディテクタ404によ
り頭出しされ、照射位置を決定する。この主走査が1ラ
イン分終了する間に感光ドラム406は1ライン分回転
する(副走査)。
【0058】以上のようにして感光ドラム406上に結
像された画像は、現像器407により現像され、記録紙
408上に転写される。さらに、搬送ベルト409によ
って搬送され、定着ローラ410で定着され、排出され
る。
【0059】なお、上述の感光ドラム406、現像器4
07、搬送ベルト409、定着ローラ410等の副走査
系の要素は、図示しない記録モータ、ギア、ベルト等に
よって、同期して駆動されている。また、上記の説明
は、LBPの基本動作を概念的に説明するものであるの
で、本実施例においては、例えば記録紙408の搬送方
向が水平でなく、また折り返しミラー405がなく、さ
らに搬送ベルト409がなく、全ての搬送系が搬送ロー
ラによって構成される等の相違点がある場合があるが、
これは本質的な問題ではない。
【0060】次に、本実施例における半導体レーザ40
0からの画像データの発射タイミングについて図8のタ
イミングチャートを用いて説明する。
【0061】まず、B4記録の場合、フォトディテクタ
404により頭出しされた後、所定の時間データ出力を
待機することで、左側基準の照射開始位置を決定し、こ
こからB4幅分の画像データを射出することで1ライン
分の記録を行う。照射終了位置は右側基準と一致する。
これをB4長さ分繰り返すことによって1ページの記録
を終了する。
【0062】次に、A4左側基準記録の場合、まずB4
記録の場合と同様に、フォトディテクタ404により頭
出しされた後、所定の時間データ出力を待機することで
左側基準の照射開始位置を決定し、ここからA4幅分の
画像データを射出することで1ライン分の記録を行う。
ここで、右側基準までの領域ではデータ出力の待機とな
る。これをA4長さ分繰り返すことによって1ページの
記録を終了する。
【0063】次に、A4右側基準記録の場合、まずB4
記録の場合と同様に、フォトディテクタ404により頭
出しされた後、所定の時間データ出力を待機した後、さ
らにB4幅とA4幅との差分、つまり47mm分の時間
データ出力を待機する。ここより照射を開始し、ここか
らA4幅分の画像データを射出することで1ライン分の
記録を行う。照射終了位置は右側基準と一致する。これ
をA4長さ分繰り返すことによって1ページの記録を終
了する。
【0064】上記のデータ出力を待機時間は、使用する
記録紙サイズに合わせてテーブル化され、ROM312
に格納されており、記録の際、CPU301により読み
出されて記録紙のサイズ、主走査方向の位置に対応した
待機時間が設定される。
【0065】以上のように画像データの出力を制御して
記録を行うことによって同一サイズかつ主走査方向にず
れて給紙された記録紙に画像を記録することで、画像が
記録紙幅からはみ出すことがなくなり、記録画像の欠け
や、レーザ光の無駄な照射が抑制できる。
【0066】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。
【0067】図9は、この第2実施例および後述する第
3実施例の画像記録装置において、カセット11aまた
は27aから給紙する記録紙と主走査方向に異なる位置
にMPトレイ13から給紙するための構成を説明する平
面図である。
【0068】図9において、MPスライダ28は最大記
録紙幅B4の主走査方向中心を基準にして両端が移動す
るように構成されている。これはファクシミリ装置の読
取部に使用されるスライダ2aと同様の構成である。
【0069】図10に示すように、MPトレイ13は中
央基準でB4サイズの記録紙がB4カセット50から給
紙された記録紙と同じ位置に積載されるように配設され
る。そして、A4記録紙を給紙した場合、B4サイズの
中央部分に積載される。これは、例えばA4カセット左
51から給紙された記録紙と比較して主走査方向にB4
幅257mmとA4幅210mmとの差分の半分、つま
り23.5mmずれた位置に積載される。これでA4カ
セット右52から給紙された記録紙と合わせてA4サイ
ズの記録紙を主走査方向にずれた位置3箇所に積載可能
になる。
【0070】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。
【0071】この第3実施例は、1つの給紙部から複数
の主走査方向にずれた位置に積載されるように記録紙を
給紙するものである。
【0072】上記図9において、MPトレイ13は開閉
蓋14にスライドレール31を介して配設され、主走査
方向に移動可能に構成されている。MPトレイ移動ユニ
ット32はモータ、減速機構、ラックピニオン等によっ
て構成され、CPU301の制御によってMPトレイ1
3を移動させるようになっている。
【0073】給紙を行う前に、MPトレイ13を例えば
A4カセット左51から給紙された記録紙と主走査方向
が同じ位置に一致するように移動させることで、MPト
レイ13のみから複数の主走査方向にずれた位置に積載
されるように給紙することが可能となる。
【0074】この場合、移動量を変えることで、主走査
方向のずれ量を変化させることが可能となる。このよう
にすると、同じサイズの記録紙を複数の給紙部から給紙
する必要がなくなる。また、同様の構成をカセットにも
適用すれば、複数種類の記録紙をそれぞれ主走査方向に
ずれた位置に積載されるように給紙することが可能とな
る。
【0075】また、移動量は記録部4の搬送、記録最大
幅より外側に記録紙が給紙されないようにすればよく、
記録紙最大幅(本実施例ではB4)より記録部4の搬
送、記録最大幅を大きく設定すれば、最大サイズの記録
紙も主走査方向にずれた位置に積載されるように給紙す
ることが可能となる。
【0076】また、移動はMPトレイ13のみでなく、
搬送ローラ対11d等の記録紙搬送部も一体化して移動
するように構成しても構わない。
【0077】また、移動量の変化に合わせてフォトディ
テクタ404により頭出しされた後のデータ出力の待機
時間および記録幅分の記録を行った後のデータ出力の待
機時間を変更するのは言うまでもないことである。
【0078】次に、本発明の第4実施例について説明す
る。図11は、この第4実施例におけるファクシミリ装
置の外観を示す斜視図であり、図12は、このファクシ
ミリ装置の側面図である。この第4実施例では、同一の
カセットで記録紙を主走査方向にずれた位置に積載され
るように給紙する方法を述べる。
【0079】図11において、図1と異なっているのは
2段目カセット給紙部33であり、2段目カセット33
aはカセット給紙部11のカセット11aに対し、主走
査方向右側に23.5mmずれた位置に装着されるよう
に構成される。これは2段目カセット給紙部33全体を
主走査方向右側に23.5mmずれた位置に配設したこ
とによる。
【0080】この状態で、例えば2個のA4カセット左
51をカセット11a、2段目カセット33aとして装
着し、それぞれ給紙、記録を行うと、図10に示すよう
に、主走査方向にずれた位置に積載されるように給紙す
ることが可能となる。このように構成すると、例えばA
4カセット右52を使用する必要がなくなり、少ないカ
セットの種類で記録紙を主走査方向にずれた位置に積載
されるように給紙することが可能になる。
【0081】次に、本発明の第5実施例として、画像記
録装置にサーマルインクジェット方式を採用した印字ヘ
ッドを主走査方向にスキャンして記録を行うシリアルス
キャンタイプの画像記録装置について説明する。ここで
前述したLBPと異なるのは記録部のみであるので、こ
の部分についてのみ説明する。
【0082】図13、図14において、100はインク
ジェットプリンタの記録部を示しており、この記録部1
00には、記録ヘッド101、ヘッドガイドレール10
2、ヘッド移動モータプーリ103、アイドラプーリ1
04、タイミングベルト105、プラテンローラ10
6、頭出しセンサ107とを有している。
【0083】記録ヘッド101は、ヘッドガイドレール
102に沿ってプラテンローラ106の軸方向に移動可
能に配設されている。記録ヘッド101はヘッド移動モ
ータプーリ103およびアイドラプーリ104にかけら
れたタイミングベルト105に固定され、ヘッド移動モ
ータプーリ103が正、逆転することで、ヘッドガイド
レール102に沿って移動する(主走査)。
【0084】このとき頭出しセンサ107を通過してか
ら所定の時間待機してから画像を記録し始めることによ
って、記録開始位置108が一定に保たれる。また、記
録ヘッド101が主走査を繰り返す間に記録ヘッド10
1の印字幅分プラテンローラ106を回転させることに
よって記録紙が送られ、連続して画像を記録する(副走
査)。
【0085】図13に示すように、記録ヘッド101が
記録開始位置108を通過してから47mm分、さらに
に待機してから画像を記録し始めることによってA4記
録紙が左右どちら基準で給紙されたときも記録紙から画
像がはみ出すことなく記録が可能となる。
【0086】ここで記録ヘッド101は、往復動作、記
録が可能であるので、一旦画像記録位置を設定したなら
次回の主走査記録時には、記録ヘッド101を頭出しす
る必要はなく、画像記録幅の内側を往復走査、記録して
も構わない。
【0087】ここで制御部の構成、制御方式はLBPと
全く共通にできる。これは両者が印字プロセスが異なる
のみで基本的な走査方式が同一だからである。
【0088】次に、以上のような各実施例のファクシミ
リ装置における制御動作について説明する。
【0089】なお、ここでは前提として、例えば上記第
1実施例においてMPトレイ13からはB4記録紙を、
カセット給紙部11からはA4カセット左51を使用し
てA4記録紙を左基準で給紙し、2段目カセット給紙部
27からはA4カセット右52を使用してA4記録紙を
右側基準で給紙する場合を想定して説明する。
【0090】図15は、上記第1実施例のファクシミリ
装置における制御を示すフローチャートである。
【0091】まず、動作がスタートすると、カセットM
Pトレイの記録紙サイズをチェックし、同一サイズの記
録紙を主走査方向にずれた位置に積載されるように給紙
することが可能かどうかチェックする。カセット、MP
トレイの記録紙サイズがすべて異なる場合や、記録紙が
セットされていない等の理由で不可能な場合、図15の
動作は行われず(S0)、従来のファクシミリ装置と同
等の動作となる。
【0092】また、本実施例の給紙が可能な場合、まず
RAM313上に設定された給紙ポジションレジスタP
を左にセットする(S1)。次に、受信があるまで待機
する(S2)。着呼があり、受信を開始すると、通信プ
ロトコルに従って受信サイズを決定し、画像を受信し、
HDD310に蓄積し、全ページの受信を終了したら記
録を開始する(S3)。
【0093】次に、受信時のサイズをチェックし(S
4)、B4の場合はMPトレイ13からB4記録紙を給
紙することに決定し(S8)、この決定に従って1通信
分を給紙、記録した後(S9)、一連の記録動作を終了
して(S11)、待機状態に戻る(S2)。
【0094】また、受信時のサイズがA4だった場合、
給紙ポジションレジスタPをチェックし(S5)、左な
らA4カセット左51から(S6)、右ならA4カセッ
ト右52から給紙することに決定し(S7)、この決定
に従って1通信分を給紙、記録した後(S8)、給紙ポ
ジションレジスタPの内容の左右を反転した後(S1
0)、一連の記録記録を終了して(S11)、待機状態
に戻る(S2)。
【0095】上記のように動作を制御することで、1通
信の記録の度にA4サイズの記録紙の積載位置が変わる
ので、1通信毎に区分けされた状態で記録紙排紙トレイ
12に積載されるので操作者が通信毎に分類する際に便
利である。
【0096】また、上記の制御中にカセットの交換など
で状態が変化した場合は、上記制御を再スタートし、再
度カセットチェックを行う(S0)。また、一旦電源が
オフになった場合も、カセットチェックを行う(S
0)。
【0097】また、S1において、給紙ポジションレジ
スタPはカセットチェックの度にデフォルト値に戻して
も構わないし、所定の操作によってレジスタがクリアさ
れるまで保持していても構わない。
【0098】また、1通信分の記録ページが多く(例え
ば100ページ以上)、連続記録によって問題が発生し
そうな場合には、以下のように制御を行うことで、1箇
所からの同一サイズの記録紙の大量給紙を回避すること
ができる。
【0099】図16は、このような1箇所からの同一サ
イズ記録紙の大量給紙を回避する場合の動作を示すフロ
ーチャートである。なお、このフローチャートは、図1
5のフローチャートの一部を変更したものであり、S4
までと記録紙がB4の場合は図15の動作と同様であ
る。
【0100】S4で受信時のサイズがA4だった場合、
まず給紙カウンタKを1にセットする(S12)。次に
給紙ポジションレジスタPをチェックし(S5)、左な
らA4カセット左51から給紙することに決定し(S
6)、右ならA4カセット右52から給紙することに決
定し(S7)、この決定に従って1ページを給紙、記録
した後(S13)、給紙カウンタKを1増やす(S1
4)。K>Nなら給紙ポジションレジスタPの内容の左
右を反転し、K=1とした後、次ページ有ならS5に戻
り、引き続き記録を行う(S15)。そして、全ページ
記録終了なら給紙ポジションレジスタPの内容の左右を
反転した後(S10)、一連の記録動作を終了し(S1
1)、待機状態に戻る(S2)。
【0101】ここで、上記Nを適当な数(例えば30)
に設定することで、一定のページ毎に給紙ポジションレ
ジスタPの内容の左右を反転し、給紙位置を変更するこ
とができる。上記Nの設定は、予めROM312に書き
込んだものを使用しても構わないし、操作者に操作部3
02から入力させ、バッテリーバックアップされたRA
M313に保持しておいても良い。
【0102】また、カウンタKを設けず、受信後に受信
ページをカウントし、一定のページ毎に区切り、複数の
通信扱いで出力しても良い。
【0103】なお、上記のように1通信分の画像を複数
の位置に区切って記録する場合でも、記録画像に付加す
る通信ヘッダのページ番号は通し番号とする。
【0104】また、ローカルコピーをとる際や、HDD
310に蓄積された画像をマルチコピーする際には、全
画像を1枚ずつ記録した後、給紙ポジションレジスタP
の内容の左右を反転し、給紙位置を変更することで、ソ
ーター装着したのと同等の効果を得ることが可能であ
る。
【0105】次に、本発明の第6実施例について説明す
る。ここでは、前提として上記実施例の画像記録装置の
組み合わせにより、MPトレイ13は図17に示すよう
に、主走査方向に移動可能とし、給紙位置はA4記録紙
を左側、右側基準の2ポジションから給紙可能とする。
カセット給紙部11、2段目カセット給紙部27から
は、A4カセット左51を使用してA4記録紙を左側基
準で給紙する状態を想定する。
【0106】次に、前述の実施例と異なる部分を述べ
る。まず、MPトレイ13については図17は図9とほ
ぼ同等であるが、MPサイズスイッチ29を紙質設定ス
イッチ29として使用する。また、A4カセット左51
については、図5(b)に示すものをA4カセット左5
1a、図5(b)に示すもののカセットサイズ検知コマ
61をカセットサイズ検知コマ62と交換したものであ
り、これをA4カセット左51bとする。カセットサイ
ズ検知コマ61と62は、それぞれ紙質設定コマ61、
62として使用する。
【0107】また、記録紙の種類としては、新品の紙で
ある未使用紙と、色付き(例えば水色)のカラー紙と、
片面に一度記録を行われ、裏返しで使用される再利用紙
とを想定する。
【0108】ここでMPトレイ13の紙質設定スイッチ
29はカラー紙として検知し、A4カセット左51に紙
質設定コマ61が装着されたA4カセット左51aは未
使用紙カセットとして検知し、紙質設定コマ62が装着
されたA4カセット左51bは再利用紙カセットとして
検知する。
【0109】なお、カセット給紙部11にはA4カセッ
ト左51aを、2段目カセット給紙部27にはA4カセ
ット左51bを装着する。また、各記録紙積載部には上
記設定に合致した記録紙をそれぞれ積載する。
【0110】以上のようにして、各記録紙積載部には、
A4サイズで紙質の異なる記録紙が積載されていること
を設定可能となる。なお、ここでは紙質設定は手動で行
う方法について述べたが、記録紙が例えばOHPシート
のように透明度が明らかに異なるなどして透過型光セン
サで通常紙と区別できる場合や、積載部にカラーイメー
ジセンサを配設して記録紙の色を判別可能な場合には、
自動設定としても構わない。
【0111】次に、本実施例の動作制御について、図1
8のフローチャートを用いて説明する。
【0112】まず、記録を開始すると出力モードをチェ
ックする(S20)。ここで通常受信時の文書出力、メ
モリ代行受信出力、通常コピーなどの出力であれば、通
常出力モードとし、親展文書出力であれば特殊出力モー
ドとする。そして、通常出力モードの場合、出力の種類
をチェックする(S21)。ここで出力対象が受信文書
なら表紙モードを設定し(S22)、コピー画像なら表
紙モードを設定しない(S23)。また、通常モードで
ある場合、記録紙は再利用紙を設定し、特殊モードなら
未使用紙を設定する。
【0113】以上の設定が終了すると、設定に従って記
録する(S24)。ここで表紙モードが設定されていれ
ば、1枚目の記録はカラー紙に行う。そのほかの記録は
上記のように、再利用紙または未使用紙に行う。また、
再利用紙、未使用紙のいずれかが不足した場合、残った
記録紙を使用して出力する。そして、両方がなくなった
場合でも表紙に使用するカラー紙は使用しない。また、
カラー紙はMPトレイ13から右側基準で給紙する。
【0114】このようにすると、表紙だけが主走査方向
にずれた積載されるうえ、表紙の色が他の部分と異なっ
ているので出力後の仕分けが容易になる。また、このよ
うに制御を行うと比較的重要でない出力については、再
利用紙を使用するので資源の節約になり、重要な出力に
ついては、未使用紙を使用するので重要な出力も全て再
利用紙に出力した場合のように未使用紙にコピーし直す
必要がない。
【0115】なお、以上の制御は受信モードの種類やコ
ピーか否かによって自動的に記録紙を選択したが、出力
の際に操作部24からこれを変更できるようにしても構
わないし(例えばコピー時にも表紙を付加することが可
能になる)、また、ソフトウェアスイッチによって上記
記録紙の選択を行うモード、抑制するモードを設定して
も構わない。また、記録紙がなくなった際の記録紙選択
方法も、ソフトウェアスイッチによって変更可能にして
も構わない。例えば再利用紙がなくなった場合は、未使
用紙を使用するが逆は行わないとか、表紙以外は1記録
単位で記録紙が混在しないようにするなどが考えられ
る。
【0116】また、表紙に使用するカラー紙は通常モー
ド時の2ページ目以降、特殊モード時やコピー時には使
用されないため積載可能枚数がカセットに比べて少ない
MPトレイにセットするのが好ましい。
【0117】また、表紙は上記実施例では1ページ目に
設定したが、最終ページや1ページ目と最終ページの両
方に設定しても構わない。これは出力時のページ順や記
録後の積載のフェースアップ、ダウンで受信文書の1ペ
ージ目の積載位置が変化するためである。
【0118】なお、以上の各実施例では記録紙サイズを
A4、B4の2種類で説明したが、A3等を含めた3種
類以上の記録紙サイズがあっても適用可能である。ま
た、レター紙、リーガル紙等の海外規格の紙と併用して
も構わない。
【0119】また、画像記録装置は、LBP、インクジ
ェットプリンタのみ説明したが、画像記録装置の種類は
本質的な問題ではないので、他の電子写真方式や熱転写
式の画像記録装置にも適用可能である。
【0120】また、画像記録装置は上記各実施例を任意
に組み合わせたものでも構わないし、給紙部の数も特に
制限はない。また、使用する記録紙の種類、組み合わせ
も特に制限はない。
【0121】
【発明の効果】本発明によれば、同一サイズの複数の記
録シートを、主走査方向に互いにずれた位置で、給送可
能な電子写真式の画像形成装置において、小さなサイズ
の記録シートを連続して給送、記録した後に大きなサイ
ズの記録シートに記録した場合でも、小さなサイズの記
録シートが通過しなかった部分の画像にカブリが発生す
ることがないという効果を奏し、また、小さなサイズの
記録シートを連続して給送、記録した場合でも、主走査
方向における定着ローラ表面の温度分布が不均一になり
難いという効果を奏する。
【0122】
【0123】
【0124】
【0125】
【0126】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるファクシミリ装置
の外観を示す斜視図である。
【図2】上記第1実施例のファクシミリ装置の外観を示
す側面図である。
【図3】上記第1実施例のファクシミリ装置の内部構造
を示す断面図である。
【図4】上記第1実施例のファクシミリ装置の制御系を
示すブロック図である。
【図5】上記第1実施例のファクシミリ装置における給
紙カセットの構成を示す説明図である。
【図6】上記第1実施例のファクシミリ装置における記
録紙積載トレイの積載状態を示す説明図である。
【図7】上記第1実施例のファクシミリ装置におけるL
BPの要部を概念的に示す斜視図である。
【図8】上記第1実施例のファクシミリ装置における画
像形成時のタイミングを示すタイミングチャートであ
る。
【図9】本発明の第2実施例および第3実施例における
MPトレイの原稿セット状態を示す平面図である。
【図10】上記第2実施例における記録紙積載トレイの
積載状態を示す平面図である。
【図11】本発明の第4実施例におけるファクシミリ装
置の外観を示す斜視図である。
【図12】上記第4実施例のファクシミリ装置の外観を
示す側面図である。
【図13】上記第4実施例のファクシミリ装置における
記録部の構成を示す概略平面図である。
【図14】上記第4実施例のファクシミリ装置における
記録部の構成を示す概略側面図である。
【図15】上記第1実施例における動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図16】本発明の第5実施例における動作を説明する
フローチャートである。
【図17】本発明の第6実施例におけるMPトレイの原
稿セット状態を説明する平面図である。
【図18】上記第6実施例における動作を説明するフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1…装置本体、 2…原稿載置台、 3…画像読取部、 4…レーザービームプリンタ、 5…原稿搬送部、 6…原稿押圧部、 7…密着型イメージセンサ、 8…原稿排紙トレイ、 9…レーザースキャナ、 10…画像形成部、 11…カセット給紙部、 12…記録紙排紙トレイ、 13…MPトレイ、 14…閉塞蓋、 15…ADFカバー、 16…上原稿ガイド、 17…重り用軸、 18…原稿押え板、 19…下原稿ガイド、 20…仕切部、 21…制御部、 22…ハンドセット、 23…読取画像処理基板、 24…操作部、 25…表示部、 26…タリーランプ、 27…2段目カセット部、 28…MPスライダ、 29…MPサイズスイッチ、 30…電源。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−736(JP,A) 特開 平3−270560(JP,A) 特開 平3−256942(JP,A) 特開 平3−169154(JP,A) 特開 昭63−169165(JP,A) 特開 平3−195251(JP,A) 特開 平5−75777(JP,A) 特開 平5−14591(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 - 1/00 108

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一サイズの複数の記録シートを、主走
    査方向に互いにずれた位置で、給送可能な電子写真式の
    画像形成装置において、1グループの画像形成実行中に給送した記録シートをカ
    ウントする記録シートカウント手段と; 上記記録シートカウント手段が、予め決められた枚数を
    カウントする毎に、上記記録シートの給送位置を変更す
    る記録シート給送位置変更手段と; を有することを特徴とする画像形成装置。
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