JPH1031337A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1031337A
JPH1031337A JP8187841A JP18784196A JPH1031337A JP H1031337 A JPH1031337 A JP H1031337A JP 8187841 A JP8187841 A JP 8187841A JP 18784196 A JP18784196 A JP 18784196A JP H1031337 A JPH1031337 A JP H1031337A
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Takeshi Uemura
武史 植村
Masahiro Hashizume
昌浩 橋詰
Shigeki Hayashi
重貴 林
Masami Shibahara
雅美 柴原
Shinichi Tanaka
伸一 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数面間を移動することなく複写作業等を行
うことのできる操作性に優れたものとする。 【解決手段】 原稿載置部144に載置された原稿が手
前側から後方側に搬送された後に手前側に反転されて第
2のコンタクトガラス12上に搬送され、そのコンタク
トガラス12の位置で原稿画像がスキャナ22により読
み取られ、原稿排出部17に排出される。一方、手前側
から装脱可能に装填された給紙カセット51内の転写紙
が給紙ローラ531により手前側に送り出される共に、
この転写紙が一旦後方側に反転されて感光体ドラム41
に給送され、感光体ドラム41で原稿画像が転写され
る。その後、この転写紙が手前側に反転されて手前側の
転写紙排出部7に排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、それらの機能を合わせ持つ複合機等の画像形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複写機、ファクシミリ等の画像
形成装置は、図6に示すように、本体600の上部に配
設された原稿載置台610と、この原稿載置台610の
左方に配設された原稿読取部620と、この原稿読取部
620の左外方に延設された原稿排出トレイ630と、
上記原稿読取部620の下方に配設されると共に、原稿
画像をレーザ光として出力する光学ユニット640と、
この光学ユニット640の下方に配設されると共に、光
学ユニット640から出力されるレーザ光により露光さ
れた原稿画像をトナー像にして転写紙に転写する感光体
ドラム651を有する像形成部650と、この像形成部
650の下方に配設されると共に、給紙カセット661
を有する転写紙給送部660と、この転写紙給送部66
0の下流側に配設された定着部670と、この定着部6
70の左外方に延設された転写紙排出トレイ680とを
備えている。
【0003】上記画像形成装置は、複写機として用いる
場合、原稿載置台610に載置された原稿が原稿読取部
620に給送され、原稿読取部620で原稿画像の読み
取りが行われる。この読み取られた原稿画像は図略のメ
モリに記録され、原稿は原稿排出トレイ630に排出さ
れる。一方、メモリに記憶された原稿画像は、その画像
データに応じて光学ユニット640から出力されたレー
ザ光により感光体ドラム651に静電潜像として形成さ
れた後にトナー像として顕在化され、そのトナー像が給
紙カセット661から給紙された転写紙に転写される。
トナー像の転写された転写紙は、定着部670で定着さ
れた後に転写紙排出トレイ680に排出される。
【0004】また、ファクシミリとして用いる場合、送
信時には上記メモリに記憶された原稿画像が電話回線に
より相手方のファクシミリに送信され、受信時には相手
方のファクシミリから送信されてきた原稿画像が図略の
メモリに記録され、その後に上記複写機の場合と同様に
転写紙に転写される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た画像形成装置は、原稿の複写時やファクシミリ送信時
における原稿載置台610への原稿の載置作業、原稿の
複写時やファクシミリ受信時における転写紙の回収作業
等は図面の手前側で行われ、給紙カセット661の着脱
作業等は図面の左側面で行われる。そのため、図面の手
前側と左側面の少なくとも2面側に作業スペースを確保
する必要があり、作業者はその2面間を移動して作業す
る必要が生じることから操作性に劣るという問題があっ
た。
【0006】従って、本発明は、複数面間を移動するこ
となく作業を行うことのできる操作性に優れた画像形成
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、請求項1に係る画像形成装置は、本体と、この
本体の上部に配設された原稿読取部とからなるものにお
いて、上記原稿読取部は、上下2段に配設された原稿載
置部及び原稿排出部と、この原稿載置部及び原稿排出部
の後方側に配設されると共に、上記原稿載置部に載置さ
れた原稿を後方側に搬送した後、手前側に反転して上記
原稿排出部に導く原稿搬送路と、原稿の搬送途中で原稿
画像が読み取られる原稿読取領域とを備え、上記本体
は、上記原稿読取領域で原稿画像を光学的に読み取る画
像読取手段と、転写紙の収納された給紙カセットを本体
の手前側から装脱可能とする給紙カセット装填部と、こ
の給紙カセット装填部に装填された給紙カセットから転
写紙を送り出す給紙部と、この給紙部から送り出された
転写紙を手前側の転写紙排出部に導く転写紙搬送路と、
この転写紙搬送路の途中に配設されると共に、原稿画像
を転写紙に転写する感光体とを備えたことを特徴として
いる。
【0008】この請求項1に係る画像形成装置では、本
体の手前側から原稿載置部に載置された原稿が後方側に
搬送された後、反転されて手前側の原稿排出部に排出さ
れる一方、その原稿の搬送途中で原稿画像の読み取りが
行われる。また、本体の手前側から給紙カセットが装填
され、その給紙カセットから送り出された転写紙は搬送
途中で原稿画像が転写されて手前側の転写紙排出部に排
出される。
【0009】また、請求項2に係る画像形成装置は、請
求項1に係るものにおいて、上記給紙部が転写紙を手前
側に送り出し、上記転写紙搬送路が上記給紙部から送り
出された転写紙を後方側に反転した後、手前側に反転す
るように構成されたことを特徴としている。
【0010】この請求項2に係る画像形成装置では、給
紙カセット内の転写紙は給紙部により手前側に送り出さ
れ、転写紙搬送路により後方側に反転されて搬送された
後、手前側に反転されて転写紙排出口に排出される。
【0011】また、請求項3に係る画像形成装置は、請
求項2に係るものにおいて、上記感光体が少なくとも現
像部を一体に備えて像形成部を構成し、この像形成部が
上記転写紙搬送路における転写紙の後方側への搬送途中
となる位置に本体の手前側から装脱可能に配設されたこ
とを特徴としている。
【0012】この請求項3に係る画像形成装置では、転
写紙の搬送途中でジャムが生じたとき、像形成部が本体
の手前側から外部に引き出されてジャム処理が行われ
る。ジャム処理が終了したとき、像形成部が本体の手前
側から本体内に装着される。
【0013】また、請求項4に係る画像形成装置は、請
求項1乃至3のいずれかに係るものにおいて、上記転写
紙排出部が本体の手前側から本体の奥行方向中間部にか
けて形成されたことを特徴としている。
【0014】この請求項4に係る画像形成装置では、原
稿画像の転写された転写紙が転写紙搬送路を介して本体
の手前側から本体の奥行方向中間部にかけて形成された
転写紙排出部に排出される。
【0015】また、請求項5に係る画像形成装置は、請
求項1乃至4のいずれかに係るものにおいて、上記原稿
読取領域は、搬送中の原稿画像を読み取る搬送原稿読取
領域として構成され、上記画像読取手段は、上記搬送原
稿読取領域に停止して搬送中の原稿画像の読み取りを行
うように構成されたことを特徴としている。
【0016】この請求項5に係る画像形成装置では、搬
送原稿読取領域で停止している画像読取手段により搬送
中の原稿画像の読み取りが行われる。
【0017】また、請求項6に係る画像形成装置は、請
求項5に係るものにおいて、上記原稿読取部は、上記搬
送原稿読取領域の手前側に配設された静止原稿読取領域
と、この静止原稿読取領域を覆うと共に、後方側の支点
を中心にして手前側が上下方向に回動するように構成さ
れた原稿押え部とを備え、上記画像読取手段は、上記静
止原稿読取領域を走査して原稿画像の読み取りを行うよ
うに構成されたことを特徴としている。
【0018】この請求項6に係る画像形成装置では、原
稿押え部の手前側が持ち上げられることにより後方側の
支点を中心に回動して原稿押え部が静止原稿読取領域か
ら離間し、その静止原稿読取領域に原稿が載置される。
その後、後方側の支点を中心に原稿押え部が降下して静
止原稿読取領域が閉じられ、原稿画像の読み取りが行わ
れる。
【0019】また、請求項7に係る画像形成装置は、請
求項6に係るものにおいて、上記原稿排出部が上記原稿
押え部の上面に形成されたことを特徴としている。
【0020】この請求項7に係る画像形成装置では、搬
送原稿読取領域で原稿画像の読み取られた原稿は上記原
稿押え部の上面に形成された原稿排出部に排出される。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態に係る
複写機能とファクシミリ機能を合わせ持つ複合機として
の画像形成装置1の全体斜視図、図2はその内部側面図
である。これらの図において、画像形成装置1は、本体
1a、及び本体1aの上部に配設された原稿読取部1b
から構成されている。
【0022】本体1aは、原稿読取手段2、光学ユニッ
ト3、感光体ドラム41を備えた像形成部4及び転写紙
搬送機構5から構成されている。また、本体1a上部外
面の手前側(図では右側)の位置に操作パネル6が配設
され、本体1aの上部寄りの位置であって本体1aの操
作パネル6の配設された手前側から本体1aの奥行方向
中間部にかけて転写紙排出部7が形成されている。ま
た、本体1aの側部には、外部のファクシミリとの間で
原稿画像の送受信を行うための電話回線に接続された電
話機8が付設されている。なお、本発明の画像形成装置
は、通常、本体1aの操作パネル6の配設された側で原
稿の複写作業やファクシミリ送信作業等を行うものであ
るため、操作パネル6の配設された側を手前側と呼び、
操作パネル6の配設された側と対向する側を後方側と呼
ぶ。
【0023】原稿読取部1bは、本体1aの頂部に装着
された第1のコンタクトガラス11、第1のコンタクト
ガラス11よりも後方側に装着された第2のコンタクト
ガラス12、第1のコンタクトガラス11の上方に配設
され、この第1のコンタクトガラス11面を開閉可能に
覆う原稿押え部13、及び第2のコンタクトガラス12
の上方に配設された自動原稿給送部14から構成されて
いる。
【0024】上記第1のコンタクトガラス11は、静止
した原稿に対して原稿読取手段2を構成する後述するス
キャナ22を走査させることにより画像を読み取る静止
原稿読取領域を構成し、第2のコンタクトガラス12
は、静止した上記スキャナ22に対して原稿を移動させ
ることにより画像を読み取る搬送原稿読取領域を構成す
る。また、上記原稿押え部13は、上面側に凹部が形成
されて自動原稿給送部14から排出される原稿を受け取
る原稿排出部17を構成している。また、第1のコンタ
クトガラス11下面の後方側の位置には原稿押え部13
の開閉を検出する開閉センサS1が配設されており、第
1のコンタクトガラス11上に原稿を載置するときに原
稿押え部13が開かれると、開閉センサS1から検知信
号が出力されるようになっている。
【0025】自動原稿給送部14は、手前側に開口する
原稿挿入口141、同じく手前側に開口すると共に、原
稿挿入口141の下方に位置し、かつ、原稿排出部17
よりも上方に位置する原稿排出口142、及び原稿挿入
口141から挿入された原稿を中間位置で搬送方向を反
転させて原稿排出口142側に搬送する原稿搬送路14
3を備えている。原稿挿入口141には、原稿載置台1
44が原稿押え部13の後方側の対向位置(紙面の奥行
方向)に突出する一対の支持体131に一体に取り付け
られて上記原稿押え部13の上方に位置するように配設
されている。原稿搬送路143には、上流側から下流側
にかけて前送りローラ143a、給紙ローラ143b、
第1の搬送ローラ対143c、第2の搬送ローラ対14
3d及び排出ローラ対143eが順に配設され、給紙ロ
ーラ143bに対向する位置に捌きローラ143fが給
紙ローラ143b側に付勢された状態で配設されてい
る。
【0026】上記第1の搬送ローラ対143cは駆動ロ
ーラ143c´と従動ローラ143c″とで構成され、
第2の搬送ローラ対143dは駆動ローラ143d´と
従動ローラ143d″とで構成され、排出ローラ対14
3eは駆動ローラ143e´と従動ローラ143e″と
で構成されており、上記前送りローラ143a、給紙ロ
ーラ143b、第1の搬送ローラ対143cの駆動ロー
ラ143c´、第2の搬送ローラ対143dの駆動ロー
ラ143d´及び排出ローラ対143eの駆動ローラ1
43e´は駆動モータM1の回転駆動によりそれぞれ原
稿を下流側に搬送する矢印方向に回転する。また、捌き
ローラ143fは、トルクリミッタを備えており、給紙
ローラ143bと捌きローラ143f間を通過する原稿
が1枚だけのときには捌きローラ143fにかかるトル
クが大きいことから給紙ローラ143bに従動し、給紙
ローラ143bと捌きローラ143f間を通過する原稿
が複数枚重なっているときには捌きローラ143fにか
かるトルクが小さいことからトルクリミッタが作用して
回転不能の状態となる。その結果、原稿と捌きローラ1
43f間の摩擦力よりも原稿間の摩擦力の方が小さいた
めに最上層の原稿のみが給紙ローラ143bにより下流
側に搬送される。
【0027】原稿搬送路143には、給紙ローラ143
bの上流側近傍位置と第2の搬送ローラ対143dの下
流側近傍位置とに原稿センサS2,S3が配設されてお
り、画像形成面を上にして積層された状態の原稿が原稿
載置台144に載置されて給紙ローラ143bの上流側
近傍位置にまで押し込まれると、原稿センサS2が原稿
の存在を検知し、その後に与えられる指示信号に応じて
駆動モータM1が駆動されて原稿が下流側に搬送され
る。搬送されてきた原稿の先端位置が第2の搬送ローラ
対143dの下流側近傍位置に達すると、原稿センサS
3がそれを検知して原稿の先端位置が第2のコンタクト
ガラス12に達したときに後述するスキャナ22による
原稿画像の読み取りを開始し、原稿の後端位置が第2の
搬送ローラ対143dの下流側近傍位置に達すると、原
稿センサS3がそれを検知して原稿の後端位置が第2の
コンタクトガラス12を通過し終わったときにスキャナ
22による原稿画像の読み取りを終了する。原稿画像の
読み取りの終了した原稿は、排出ローラ対143eによ
り原稿排出口142に搬送される。原稿載置部144に
載置された原稿は、原稿センサS2がONになっている
間、順次下流側に搬送される。
【0028】なお、原稿が第2の搬送ローラ対143d
を通過するときには上下面が反転しており、第2のコン
タクトガラス12の位置に達したときには画像形成面が
第2のコンタクトガラス12面と対向して画像の読み取
りが可能となり、原稿排出口142に搬送された原稿は
原稿排出部17に排出され、画像形成面を下にして上方
向に順に積層されてゆく。この結果、原稿排出部17か
ら原稿を回収するときには、原稿は当初と同じ順序で積
層された状態となっている。
【0029】また、自動原稿給送部14は、第2のコン
タクトガラス12の後方側に配設された上流側搬送台1
45、第2のコンタクトガラス12の手前側に配設され
た下流側搬送台146、上流側搬送台145と下流側搬
送台146の上方に配設されると共に、捌きローラ14
3f、第1の搬送ローラ対143cの駆動ローラ143
c´、第2の搬送ローラ対143dの駆動ローラ143
d´及び排出ローラ対143eの駆動ローラ143e´
を内部に配設したローラハウジング147、並びにロー
ラハウジング147を上方から覆うカバー148から構
成されている。
【0030】前送りローラ143a及び給送ローラ14
3bは図略の支持軸を介してローラハウジング147の
外周面側に取り付けられ、第1の搬送ローラ対143c
の従動ローラ143c″はカバー148内に取り付けら
れている。また、第2の搬送ローラ対143dの従動ロ
ーラ143d″は上流側搬送台145に取り付けられ、
排出ローラ対143eの従動ローラ143e″は下流側
搬送台146に取り付けられている。また、原稿搬送路
143は、ローラハウジング147の外周面と、カバー
148の内周面に原稿の搬送方向に沿って所定の間隔で
突出形成された複数のリブ148aとの間、ローラハウ
ジング147の外周面と、上流側搬送台145との間、
及び、ローラハウジング147の外周面と、下流側搬送
台146との間に形成される。
【0031】なお、原稿押え部13は、図3に示すよう
に、後方側の対向位置(紙面の奥行方向)に後方側に伸
びるように形成された一対のアーム132の先端部が上
流側搬送台145に形成されている軸体145aに回動
可能に軸支され、原稿押え部13の手前側に上方に持ち
上げる方向の力を加えたとき、一点鎖線で示すように軸
体145aを支点にして原稿載置台144と一緒に上方
に持ち上がり、第1のコンタクトガラス11面が開放さ
れた状態となるようになっている。また、上方に持ち上
げる方向の力を解除すると軸体145aを支点にして自
重で下降し、第1のコンタクトガラス11面を覆った状
態となる。
【0032】原稿読取手段2は、第1及び第2のコンタ
クトガラス11,12の下方であって、その第1及び第
2のコンタクトガラス11,12の側部に沿って配設さ
れたガイドレール21、及びガイドレール21に沿って
手前側と後方側との間を往復移動可能に配設された画像
読取手段としてのスキャナ22から構成されている。ス
キャナ22は、原稿面を照明するLED等からなる光源
221、CCD等からなる画像読取部222、及び原稿
画像を画像読取部222に導くミラー223を備えてお
り、通常、第1のコンタクトガラス11と第2のコンタ
クトガラス12との中間位置であるホームポジションに
待機するようになっている。
【0033】スキャナ22は、原稿押え部13が開けら
れて第1のコンタクトガラス11上に原稿が載置される
と、開閉センサS1により原稿押え部13の開閉が検知
され、その後に与えられる指示信号(後述するスタート
スイッチ61をONしたときに出力される信号)に応じ
て駆動モータM2が駆動されることにより、ホームポジ
ションから一旦操作パネル6側の原稿の先端位置にまで
移動する。そして、その後に光源221が点灯されて原
稿の先端位置である手前側から後方側に移動し、原稿面
を走査して1ラインごとに画像の読み取りを行う。この
読み取られた画像データは、所定のデータ処理が施され
た後、デジタル信号に変換され、図略のメモリに記憶さ
れる。スキャナ22は、原稿画像の読み取りが終了する
と光源221が消灯されてホームポジションに戻る。な
お、スキャナ22の駆動モータM2は、第1のコンタク
トガラス11上に原稿が載置された後に指示信号が与え
られても、自動原稿給送部14の原稿載置台144に原
稿が載置されているときは駆動されないようになってい
る。
【0034】また、スキャナ22は、原稿載置部144
に原稿が載置されると、原稿センサS2によりその原稿
の存在が検知され、その後に与えられる指示信号に応じ
て駆動モータM2が駆動されることにより、ホームポジ
ションから第2のコンタクトガラス12の位置に移動す
ると共に、原稿が自動原稿給送部14により搬送されて
第2のコンタクトガラス12上を通過するとき、第2の
コンタクトガラス12の位置に静止した状態で原稿画像
を1ラインごとに読み取る。この読み取られた画像デー
タは上記と同様にして図略のメモリに記憶される。な
お、光源221は、原稿画像を読み取る前に点灯され、
読み取った後に消灯される。また、スキャナ22は、原
稿載置台144に載置されたすべての原稿の搬送が終了
するとホームポジションに戻る。このように、第2のコ
ンタクトガラス12の位置では、スキャナ22は静止し
た状態で搬送中の原稿画像を読み取るので、第1のコン
タクトガラス11におけるようなスキャナ22の移動時
間が削減でき、原稿画像の単位時間当たりの読取量を増
大することができる。
【0035】光学ユニット3は、転写紙排出部7の下方
に配設されると共に、上記図略のメモリから読み出され
たスキャナ22で読み取った原稿画像、または上記図略
のメモリから読み出された外部のファクシミリから送信
されてきた原稿画像を感光体ドラム41に露光するもの
で、その画像データに基づいて生成された変調信号をレ
ーザ光に変換して出力する発光部31及び発光部31か
らのレーザ光を感光体ドラム41に向けて反射する反射
ミラー32を備えている。この光学ユニット3は、各構
成部材がハウジング33内に取り付けられて一体に構成
されており、このハウジング33が本体1a内の本体フ
レームにねじ止め等の手段で固定された状態で本体1a
内に配設されている。
【0036】像形成部4は、感光体ドラム41の周面に
沿って上部に帯電器42、帯電器42の手前側に現像部
43、帯電器42の後方側にクリーニング部44を備え
ている。感光体ドラム41は、駆動モータM3の回転駆
動により矢印方向に回転され、帯電器42と対向する位
置で静電領域が形成され、この静電領域に光学ユニット
3から出力されるレーザ光により静電潜像が形成され、
現像部43と対向する位置で静電潜像がトナー像に現像
される。感光体ドラム41の下方には転写ローラ45が
配設されており、トナー像の形成された感光体ドラム4
1は、その転写ローラ45と対向する位置で転写紙にト
ナー像を転写し、クリーニング部44と対向する位置で
表面に残留しているトナーが除去される。
【0037】また、像形成部4は、各構成部材がハウジ
ング46内に取り付けられて一体に構成されており、こ
のハウジング46が本体1a内の後述する本体フレーム
49(図4)に着脱自在に装着されている。本体1aの
像形成部4の手前側には下端部の軸体481を支点とし
て手前側に開くように構成された扉48が取り付けられ
ており、像形成部4はその扉48から本体1aの外部に
取り出すことができるようになっている。
【0038】すなわち、像形成部4を着脱自在に取り付
ける本体フレーム49は、図4に示すように、対向側壁
49aを備えており、各対向側壁49aの手前側にはそ
れぞれ外方に延設された張出し壁49bを有している。
上記の構造を有する対向側壁49aの各対向位置に、水
平方向に伸びる上下2段のスライド孔49c,49dが
手前側に開口するように形成されている。上段のスライ
ド孔49cは、下段のスライド孔49dよりも短く、奥
部の下部側に位置決め溝49eが形成されている。ま
た、下段のスライド孔49dは、上段のスライド孔49
cよりも長く、奥部に下部側に沿って水平方向に伸びる
位置決め溝49fが形成されている。
【0039】一方、像形成部4は、図5に示すように、
ハウジング46の対向側壁46aの外面に1組のピン4
6b,46cが突設されている。このピン46bは、ピ
ン46cよりも手前側でピン46cよりも上部に位置し
ている。また、ピン46cは、ピン46bよりも後方側
でピン46bよりも下部に位置している。また、ピン4
6b,46cの径は、上記スライド孔49c,49dの
上下方向の幅寸法よりも小さな値に設定されている。
【0040】このように各対向側壁46a外面に1組の
ピン46b,46cの形成された像形成部4は、ピン4
6bをスライド孔49cに嵌め込み、ピン46cをスラ
イド孔49dに嵌め込んで本体フレーム49の手前側か
ら後方側にスライドさせて押し込むと、ピン46bは位
置決め溝49eに嵌まり込み、ピン46cは位置決め溝
49fに嵌まり込むことになる。この結果、像形成部4
は手前側に引っ張っただけでは、ピン46bが位置決め
溝49eに嵌まり込んでいるために外部に引き出すこと
ができず、本体1a内の所定位置に固定されることにな
る。
【0041】なお、像形成部4の手前側を少し持ち上げ
ると、ピン46bがスライド孔49cの位置決め溝49
eから離脱するため、その状態で手前側に引っ張ると像
形成部4を本体フレーム49から引き出すことができ
る。
【0042】転写紙搬送機構5は、本体1aの下部に形
成されると共に、転写紙Pが積層されて収納された給紙
カセット51を装填する給紙カセット装填部52、この
給紙カセット装填部52に装填された給紙カセット51
内の転写紙Pを手前側から引き出す給紙ローラ531を
備えた給紙部53、給紙カセット51から引き出された
転写紙を感光体ドラム41を経由して転写紙排出部7に
導く転写紙搬送路54、並びに、転写紙搬送路54に沿
って配設されたレジストローラ対55、定着部56、搬
送ローラ対57及び排出ローラ対58を備えている。
【0043】給紙カセット51は、後方側下方が回動支
点とされると共に、手前側がバネ511にて上方に付勢
された転写紙載置台512、及び給紙ローラ531によ
り引き出された転写紙を転写紙搬送路54に導くガイド
513を内部に備えており、本体1aの手前側から給紙
カセット装填部52にスライドさせて装着するようにな
っている。また、給紙カセット51は、転写紙を補給す
るときや給紙ローラ531付近でジャムが発生したとき
に手前側に引っ張ると本体1aの外部へ引き出すことが
できるようになっている。なお、上記ガイド513は、
転写紙を上方の転写紙搬送路54に導くために転写紙載
置台512側が凹状となる湾曲形状を有しており、転写
紙との接触面側に複数のリブ513aが搬送方向に沿っ
て所定の間隔で並設されることにより転写紙がスムーズ
に搬送できるようになっている。
【0044】給紙部53は、給紙ローラ531の他に転
写紙の重送を防止するための図略の捌き爪や捌きローラ
等の捌き手段を有している。給紙ローラ531は、給紙
カセット52の上部であって手前寄りの位置に配設され
ると共に、図略のクラッチを介して駆動モータM3の回
転駆動により矢印方向に回転し、レジストローラ対55
に転写紙を給送する。
【0045】転写紙搬送路54は、給紙カセット51の
手前側に引き出された転写紙を後方側に反転させて感光
体ドラム41と転写ローラ45との間に給送する第1転
写前ガイド541及び第2転写前ガイド542、感光体
ドラム41で原稿画像の転写された転写紙を後方側の定
着部56に給送する転写後ガイド543、並びに、定着
部56を通過した転写紙を搬送方向を反転させて手前側
の転写紙排出部7に排出する第1反転ガイド544及び
第2反転ガイド545を備えている。各ガイド541,
542,543,544,545は樹脂等で形成され、
転写紙との接触面側に複数のリブが搬送方向に沿って所
定の間隔で並設されることにより転写紙がスムーズに搬
送できるようになっている。
【0046】レジストローラ対55は、第1転写前ガイ
ド541と第2転写前ガイド542との間に配設され、
図略のクラッチを介して駆動モータM3の回転駆動によ
り駆動されるようになっており、光学ユニット3による
感光体ドラム41への静電潜像の形成と同期をとって転
写紙を感光体ドラム41と転写ローラ45との間に給送
する。そして、転写紙を1枚分給送し終わるとクラッチ
が解除されて駆動が停止される。なお、レジストローラ
対55の直前に転写紙センサS4が配設されており、こ
の転写紙センサS4が転写紙の先端部を検知することに
よって所定時間後にクラッチが入り、それによりレジス
トローラ対55が駆動されるようになっている。
【0047】また、定着部56は、上方に位置する熱ロ
ーラ561と、下方に位置する圧ローラ562とを備え
ており、転写後ガイド543と第1反転ガイド544と
の間に配設されている。熱ローラ561は内部にヒータ
が設けられ、この熱ローラ561側に圧ローラ562が
所定のバネ圧で付勢され、搬送されてきた転写紙に転写
されたトナー像を定着させる一方、トナー像の定着され
た転写紙を第1反転ガイド544側に搬送する。また、
上記搬送ローラ対57は第1反転ガイド544と第2反
転ガイド545との間に配設され、上記排出ローラ対5
8は第2反転ガイド545の終端位置に配設されてい
る。さらに、第2反転ガイド545の搬送方向中間位置
には転写紙センサS5が配設されており、転写紙の搬送
異常を検知するようになっている。
【0048】上記転写紙搬送路54は、上記の説明から
も明らかなように、転写紙が図2の紙面側から見てS字
形を描くような経路で給紙カセット51から転写紙排出
部7にまで搬送される構成とされている。そのため、像
形成部4を転写紙が手前側より後方側へ向けて搬送され
る搬送路の途中に配設することができるようになると共
に、給紙部53の給紙ローラ531等を手前寄りの位置
に配設することができるようになる。その結果、像形成
部4又は給紙カセット51を本体1aの手前側に取り出
すことにより、ジャム処理を本体1aの手前側で行うこ
とが可能となる。また、上記のように転写紙がS字形を
描くような経路で搬送されるため、原稿画像の転写され
た転写紙は転写紙排出部7において転写面が下向きの状
態で転写順に上方向に積層されていく。その結果、転写
紙排出部7に排出された転写紙をページ順に揃え直す必
要がなくなり、転写紙の回収作業が容易となる。
【0049】操作パネル6は、スタートスイッチ61、
複写モードとファクシミリ送信モードを選択するモード
選択キー62、拡大/縮小キー63、複写部数を設定し
たり、相手先のFAX番号を設定するテンキー64、そ
の他の種々の機能キー65が配設されると共に、モード
選択、複写部数、相手先FAX番号等の設定内容を表示
する表示部66が配設されて構成されている。また、転
写紙排出部7には手前側に突出板71が延設され、排出
されてきた転写紙が転写紙排出部7から落下するのを防
止するようになっている。
【0050】上記のように構成された画像形成装置は、
次のように動作する。すなわち、操作パネル6のモード
選択キー62により複写モードを選択し、原稿を原稿載
置台144に載置すると原稿センサS2がそれを検知
し、操作パネル6のスタートスイッチ61をONするこ
とにより原稿が自動原稿給送部14により第2のコンタ
クトガラス12上に搬送される。このとき、ホームポジ
ションから第2のコンタクトガラス12の位置に移動し
たスキャナ22が原稿画像を読み取り、読み取った原稿
画像を図略のメモリに記憶する。画像の読み取りが終了
した原稿は原稿排出部17に排出される。複写する原稿
が書籍等のように綴じられたものである場合には、原稿
押え部13を開けてその原稿を第1のコンタクトガラス
11上に載置する。すると、開閉センサS1が原稿押え
部13の開閉を検知する結果、スタートスイッチ61を
ONすることによりスキャナ22が原稿面を走査して原
稿画像を読み取り、その読み取った原稿画像を図略のメ
モリに記憶する。このメモリに記憶された原稿画像はそ
の後にメモリから読み出されて転写紙に転写され、その
転写紙は転写紙排出部7に排出される。
【0051】また、ファクシミリ送信モードを選択し、
上記複写の場合と同様に原稿を原稿載置台144又は第
1のコンタクトガラス11上に載置すると、スキャナ2
2が原稿画像を読み取り、その読み取った画像データを
電話回線を通じて相手先のファクシミリに送信する。な
お、スキャナ22で読み取った原稿画像を一旦、図略の
メモリに記憶させ、その後にメモリから読み出して相手
先のファクシミリに送信するようにすることもできる。
【0052】また、外部のファクシミリから電話回線を
通じて原稿画像が送信されてきたときは、その信号を検
知して自動的に受信モードに設定され、受信した画像デ
ータを一旦、図略のメモリに記憶する。このメモリに記
憶された原稿画像はその後にメモリから読み出されて転
写紙に転写され、その転写紙は転写紙排出部7に排出さ
れる。
【0053】すなわち、複写モード又はファクシミリ受
信モードのとき、帯電器42により感光体ドラム41が
帯電され、図略のメモリに記憶された画像データに応じ
たレーザ光が発射されて感光体ドラム41が露光される
ことにより静電潜像が形成される。次いで、現像部43
から感光体ドラム41に供給されるトナーが上記静電潜
像に付着してトナー像が形成される。
【0054】一方、給紙カセット51に収納された転写
紙は、給紙ローラ531によって第1転写前ガイド54
1を介してレジストローラ対55側に給紙されると共
に、上記静電潜像の形成と同期してレジストローラ対5
5により第2転写前ガイド542を介して感光体ドラム
41と転写ローラ45の隙間に搬送される。この感光体
ドラム41と転写ローラ45の隙間に搬送された転写紙
は、静電潜像の極性とは逆極性の電圧が印加された転写
ローラ45により感光体ドラム41のトナー像が転写さ
れた後に感光体ドラム41から分離され、転写後ガイド
543を介して定着部56に搬送されてトナー像が定着
される。さらに、トナー像の定着された転写紙は、搬送
ローラ対57及び排出ローラ対58により第1反転ガイ
ド544及び第2反転ガイド545を介して転写紙排出
部7に排出される。
【0055】なお、上記実施形態において、転写紙排出
部7は本体1aの手前側から奥行方向中間部にかけて構
成されているため、本体1aの手前側に出っ張ることが
ないことから画像形成装置を小型化することができる
が、転写紙搬送路54の排出口側を本体1aの手前側に
まで延長させ、転写紙排出部7を本体1aの外部に出っ
張るように形成するようにしてもよい。
【0056】また、上記実施形態において、像形成部4
は感光体ドラム41、帯電器42、現像部43及びクリ
ーニング部44をハウジング46内に一体に備えている
が、例えば、帯電器42やクリーニング部44はハウジ
ング46外に配設し、感光体ドラム41と分離して設け
るようにしてもよい。
【0057】また、上記実施形態における画像形成装置
は、複写機能とファクシミリ機能を合わせ持つ複合機と
して説明しているが、複写機能のみ、又はファクシミリ
機能のみを有する専用機とすることも可能である。
【0058】
【発明の効果】以上のように、請求項1乃至7の発明に
よれば、上下2段に配設された原稿載置部及び原稿排出
部の後方側に原稿搬送路が配設されているので、本体の
手前側から原稿載置部に原稿が載置でき、本体の手前側
から原稿排出部に排出された原稿を回収することができ
る。また、給紙カセットが本体の手前側から装脱でき、
原稿画像の転写された転写紙が手前側の転写紙排出口に
排出されるので、その転写紙を本体の手前側で回収する
ことができる。そのため、複写等の作業を本体の手前側
だけで行うことが可能となり、装置の複数面間を移動し
て作業をする必要がなくなって操作性に優れた画像形成
装置を実現することができる。
【0059】また、請求項2の発明によれば、給紙部が
転写紙を手前側に送り出し、転写紙搬送路は給紙部から
送り出された転写紙を後方側に反転した後、手前側に反
転するように構成されているので、転写紙搬送路周辺の
主要な構成部材を手前側に集中して配設することができ
る。
【0060】また、請求項3の発明によれば、感光体を
含む像形成部が本体の手前側から装脱可能とされている
ので、転写紙搬送路の搬送途中でジャムが発生した場合
に、像形成部を本体の手前側に引き出すことにより本体
の手前側でジャム処理を行うことができる。
【0061】また、請求項4の発明によれば、転写紙排
出部が本体の手前側から本体の奥行方向中間部にかけて
形成されているので、画像形成装置の小型化が可能とな
る。
【0062】また、請求項5の発明によれば、画像読取
手段が搬送原稿読取領域に静止して搬送中の原稿画像を
読み取るようにされているので、単位時間当たりの原稿
画像の読取量を増大することができる。
【0063】また、請求項6の発明によれば、静止原稿
読取領域を覆う原稿押え部の手前側が上下方向に回動す
るように構成されているので、本体の手前側で静止原稿
読取領域における原稿の載置作業を行うことができる。
【0064】また、請求項7の発明によれば、原稿排出
部が原稿押え部の上面に形成されているので、画像形成
装置の小型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像形成装置の外観
斜視図である。
【図2】図1に示す画像形成装置の内部構成図である。
【図3】図1に示す画像形成装置の原稿押え部の開閉操
作を説明するための図である。
【図4】図1に示す画像形成装置に採用されている像形
成部を装着する本体フレームの要部斜視図である。
【図5】図1に示す画像形成装置に採用されている像形
成部の斜視図である。
【図6】従来の画像形成装置の内部構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 原稿読取手段 3 光学ユニット 4 像形成部 5 転写紙搬送機構 6 操作パネル 7 転写紙排出部 1a 本体 1b 原稿読取部 11 第1のコンタクトガラス 12 第2のコンタクトガラス 13 原稿押え部 14 自動原稿給送部 17 原稿排出部 22 スキャナ 41 感光体ドラム 42 帯電器 43 現像部 44 クリーニング部 51 給紙カセット 52 給紙カセット装填部 53 給紙部 144 原稿載置部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴原 雅美 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 田中 伸一 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体と、この本体の上部に配設された原
    稿読取部とからなる画像形成装置において、 上記原稿読取部は、上下2段に配設された原稿載置部及
    び原稿排出部と、この原稿載置部及び原稿排出部の後方
    側に配設されると共に、上記原稿載置部に載置された原
    稿を後方側に搬送した後、手前側に反転して上記原稿排
    出部に導く原稿搬送路と、原稿の搬送途中で原稿画像が
    読み取られる原稿読取領域とを備え、 上記本体は、上記原稿読取領域の原稿画像を光学的に読
    み取る画像読取手段と、転写紙の収納された給紙カセッ
    トを本体の手前側から装脱可能とする給紙カセット装填
    部と、この給紙カセット装填部に装填された給紙カセッ
    トから転写紙を送り出す給紙部と、この給紙部から送り
    出された転写紙を手前側の転写紙排出部に導く転写紙搬
    送路と、この転写紙搬送路の途中に配設されると共に、
    原稿画像を転写紙に転写する感光体とを備えたことを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 上記給紙部は転写紙を手前側に送り出
    し、上記転写紙搬送路は上記給紙部から送り出された転
    写紙を後方側に反転した後、手前側に反転するように構
    成されたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 上記感光体は少なくとも現像部を一体に
    備えて像形成部を構成し、この像形成部が上記転写紙搬
    送路における転写紙の後方側への搬送途中となる位置に
    本体の手前側から装脱可能に配設されたことを特徴とす
    る請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 上記転写紙排出部は、本体の手前側から
    本体の奥行方向中間部にかけて形成されたことを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 上記原稿読取領域は、搬送中の原稿画像
    を読み取る搬送原稿読取領域として構成され、上記画像
    読取手段は、上記搬送原稿読取領域に静止して搬送中の
    原稿画像の読み取りを行うように構成されたことを特徴
    とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の画像形成装置において、
    上記原稿読取部は、上記搬送原稿読取領域の手前側に配
    設された静止原稿読取領域と、この静止原稿読取領域を
    覆うと共に、後方側の支点を中心にして手前側が上下方
    向に回動するように構成された原稿押え部とを備え、上
    記画像読取手段は、上記静止原稿読取領域を走査して原
    稿画像の読み取りを行うように構成されたことを特徴と
    する画像形成装置。
  7. 【請求項7】 上記原稿排出部は上記原稿押え部の上面
    に形成されたことを特徴とする請求項6記載の画像形成
    装置。
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