JPH07306628A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH07306628A
JPH07306628A JP6119717A JP11971794A JPH07306628A JP H07306628 A JPH07306628 A JP H07306628A JP 6119717 A JP6119717 A JP 6119717A JP 11971794 A JP11971794 A JP 11971794A JP H07306628 A JPH07306628 A JP H07306628A
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JP6119717A
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Noboru Nakatani
昇 中谷
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 本発明は、待機時においてファンの回転数を
下げた場合でも、十分に機内冷却を行うことのできる画
像記録装置を提供することを目的としている。 【構成】 熱定着装置10gの上方に、複数のルーバ2
0aを有するダクト20を配設し、該ルーバ20aを、
バイメタルで形成した弁20bにより開閉する。つま
り、画像記録時には、熱定着装置10gの余熱によっ
て、弁20bがeで示す位置まで反るため、熱定着装置
10gの余熱は矢印b方向へとダクト20内に吸い込ま
れ、機外へ排出される。また、待機時には、熱定着装置
10gへの通電が行われないため、弁20bはdで示す
位置まで下がり、ルーバ20aを塞ぎ、圧力損失を防ぐ
ので、ファンの回転数を低下させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機内冷却を必要とする
ファクシミリ等の画像記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置等として使用さ
れる画像記録装置は、熱定着装置、電源、駆動モータ等
の熱源を有するため、機内冷却を行っている。従来の機
内冷却手段としては、図9及び図10に示すようなもの
がある。図9において、熱定着装置10gの上部には、
図10に示す複数のルーバ20aを有する風路たるダク
ト20が設けられており、図10に示すような冷却経路
がとられている。上記ダクト20は、図10に示すよう
に、ダクト41の開口部41bに接続されており、ま
た、該ダクト41には、レーザスキャナ9に近接して他
の開口部41aが設けられている。さらに、電源ユニッ
ト43は、リアカバー44の内側に設けられており、該
電源ユニット43に近接した位置で、上記ダクト41に
ルーバ41cが設けられている。このルーバ41cに近
接した開口部41dには、ファン42が密着して設けら
れており、上記リアカバー44の開口部(図示せず)に
反対側の面を密着させている。
【0003】以上のような構成において、画像記録動作
時は、記録材Sが熱定着装置10gを通過する際に発生
する水蒸気や、上記熱定着装置10gの余熱を、図10
の矢印bのように機外へ排出し、また、レーザスキャナ
9も図中矢印aの空気の流れで冷却し、電源ユニット4
3から発生する熱も図中矢印cのようにダクト41へ導
き、機外へ排出していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、画像記録装置が待機時の場合には、ファン4
2が電源ユニット43の熱を排出するため動き続ける
が、熱定着装置10gは省電力の目的で機能していない
ため、水蒸気も余熱も発生しない。このため、待機時
は、図中矢印bの空気の流れそのものが圧力損失という
ことになってしまい、待機時も記録時に近い風量がファ
ンに求められることがあり、省電力化に反する。また、
待機時にファンの回転数を大幅に下げられないため、騒
音がユーザーに不快感を与えるという問題点があった。
【0005】本発明は、上記問題点を解決し、待機時に
おいてファンの回転数を下げた場合でも、十分に機内冷
却を行うことのできる画像記録装置を提供することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的は、熱定着装置と、画像記録時と待機時で該熱定着装
置の温度を変えるように設定された制御手段と、上記熱
定着装置の上方で、上記熱定着装置に対向する単数また
複数の開口部を有して配設された風路と、該風路に接続
されたファンとを備えた画像記録装置において、上記開
口部には、周囲温度の変化に対応して形状が変化する部
材で形成され、上記開口部を開閉せしめる開閉部材が、
周囲温度が所定温度を超えるときに上記開口部を開口せ
しめ、周囲温度が所定温度に満たないときに上記開口部
を閉口せしめるように配設されていることにより達成さ
れる。
【0007】
【作用】本発明によれば、画像形成時には、熱定着装置
の余熱により、開口部における周囲温度は所定温度を超
えるため、開閉部材が形状変化により開口部を開口せし
める。従って、上記熱定着装置の余熱は風路を通り、フ
ァンによって除去される。一方、待機時には、熱定着装
置の温度は低下するため、開口部における周囲温度は所
定温度に満たなくなり、開閉部材が形状変化により開口
部を閉口せしめる。従って、開口部における圧力損失が
ないため、ファンの回転数を低下させても確実に装置内
の冷却が行われる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0009】(第1の実施例)先ず、本発明の第1の実
施例を図1ないし図7に基づいて説明する。本実施例装
置は、ファクシミリ装置に本発明を適用したもので、図
1ないし図3において、1は装置本体、2は装置本体1
の上面カバーに原稿Sを複数枚積載することができるよ
うに構成された原稿載置台、3は原稿Sの画像情報を読
取る画像読取部、4は記録部、5は原稿搬送部、6は原
稿押圧部、7は密着型イメージセンサ、8は原稿排紙ト
レイ、9はレーザスキャナ、10は画像形成部、10g
は熱定着装置、11はカセット給紙部、12は記録紙排
紙トレイ、13はMP(マルチ記録紙)カセット、14
はカートリッジカバー、15はADFカバー、16は上
原稿ガイド、17は重り用軸、18は原稿押え板、19
は下原稿ガイド、20は風路としてのダクト、21はフ
ァクシミリ装置の制御部、22はハンドセット、23は
搬送ガイド、24は操作部、25は表示部、26はファ
クシミリ装置の動作状態を示すタリーランプ、27は2
段目カセット部、28はライトカバー、29はMPカセ
ットセンサ、30はMP分離部である。以下、本実施例
装置について詳細に説明する。
【0010】図1及び図3に示すように、原稿載置台2
には原稿Sの搬送方向と直角方向(原稿Sの幅方向)に
スライド可能なスライダ2aが設けられていて、該スラ
イダ2aによって原稿載置台2上に積載された原稿Sの
両サイドを揃えることができるようになっている。ま
た、原稿Sが長尺原稿の場合は、延長原稿トレイ2bを
開くことによって原稿Sの後端部が原稿載置台2からは
み出して垂れ下がることを防止することができる。
【0011】このように原稿載置台2上に積載された原
稿Sは、図3に示す予備搬送押圧片5aと該予備搬送押
圧片5aに圧接した予備搬送ローラ5bとにより、また
逆転ローラ5cと該逆転ローラ5cに圧接した分離ロー
ラ5dとにより、1枚ずつ給送・分離され、さらに押圧
バネ5kにより押圧された給紙コロ5eと該給紙コロ5
eに圧接した給紙ローラ5fとにより、密着型イメージ
センサ7に搬送される。そして、原稿Sは、原稿押圧部
6にて、重り用軸17及び原稿押え板18により密着型
イメージセンサ7に押圧され、該密着型イメージセンサ
7によって原稿S上の画像情報を読取られる。この密着
型イメージセンサ7は、光源としてのLEDアレイから
原稿Sの画像情報面に光を照射し、画像情報面を反射し
た反射光をセルフォックレンズでセンサ素子に結像して
画像情報を読取るものである。この読取りが行われた後
の原稿Sは、押圧バネ5kにより押圧された排紙コロ5
gと該排紙コロ5gに圧接した排紙ローラ5hとによっ
て原稿排紙トレイ8に排出されるようになっている。な
お、この間、原稿Sは上原稿ガイド16と下原稿ガイド
19によりガイドされる。
【0012】一方、記録部4では、上述のように画像読
取部3で読取った画像情報を基に制御手段たる制御部2
1から出力される画像信号に基づいて、レーザスキャナ
9から変調ビームが射出される。該レーザスキャナ9
は、図4に示すように、画像信号に基づいてレーザ光を
点滅する半導体レーザ9aと、ポリゴンモータ9dと、
該ポリゴンモータ9dにより回転するポリゴンミラー9
bと、結像及び倒れ補正等を行う光学系9eとからな
り、上記半導体レーザ9aから発射されたレーザ光は、
ポリゴンミラー9bに反射することにより偏向され、光
学系9eを介して照射される。
【0013】このようにして照射されたレーザ光は、折
り返しミラー9cを介して感光体ドラム10a上に照射
されるが(主走査)、このときの照射位置は、図4に示
すようにフォトディテクタ9fにより頭出しすることに
より決定される。この主走査が1ライン分終了する間に
感光体ドラム10aは1ライン分回転する(副走査)。
また、感光体ドラム10aの表面は、図3に示す1次帯
電器10bにより均一に帯電されているため、上記感光
体ドラム10aの表面には、上述の走査によって潜像が
形成される。
【0014】以上のようにして感光体ドラム10a上に
結像された画像は、図3及び図4に示すように、該感光
体ドラム10aに対向するように配設された現像ローラ
10cから供給されるトナーによって顕像化され、上記
感光体ドラム10aの表面上には未定着トナー像が形成
されることになる。
【0015】また、これらの動作に伴い、記録紙S’
は、カセット給紙部11または2段目カセット部27ま
たはMPカセット部13から画像形成部10に向けて給
送される。
【0016】先ず、MPカセット部13は、図3に示す
ように装置本体1の底部に配設されており、MPカセッ
ト13aには100枚の記録紙の積載が可能となってい
る。また、このMPカセット13aは、装置本体1に向
かって左側面に引き出されるように構成されており(サ
イドローディング方式)、積載可能な記録紙サイズは、
A4、レター、リーガルの3種類である。このようなM
Pカセット13aに積載された記録紙S’は、圧接部材
13bによりMP中板13cが上方に回動させられるこ
とによってMP分離ローラ30aに圧接され、MP分離
パッド30bによって1枚ずつ分離されるが(摩擦片分
離方式)、記録紙サイズに合わせて移動可能に装着され
たMP規制板13dによって側端面及び後端面を規制さ
れ(図3ではMP規制板13dはA4サイズに設定され
ている)、斜行や不送りが発生しないようになってい
る。また、MPカセットセンサ29により記録紙S’の
サイズや有無の検知が行われるようになっている。そし
て、上記のように分離された記録紙S’は、MP分離ベ
ース30cに沿って搬送され、さらに搬送ローラ28a
と、ライトカバー28に配置されたカバー側Uターンガ
イド28bと、装置本体1側に配置された本体側Uター
ンガイド28cによって反転される。さらに、給送中の
記録紙S’は、レジストセンサ28dにより先端位置を
検知され、感光体ドラム10aに形成されたトナー像の
先端と記録紙S’の先端が一致するように、給紙、画像
出力タイミングを合わされた後、転写帯電器10fと感
光体ドラム10aとの間に搬送される。従って、画像
は、MPカセット13aに積載された記録紙S’の下面
側に記録される。
【0017】次に、カセット給紙部11は、図3に示す
ように装置本体1の底部下面にカセット給紙部11の天
板11hが接するように配設されており、天板11hの
上面は装置本体1の底板になっている。また、2段目カ
セット給紙部27は図3では省略されているが、このカ
セット給紙部11とほぼ同等の構成であり、2段目カセ
ット27a内部の記録紙S’はカセット給紙部11の側
方空間部11gを通して記録部4に給紙される。カセッ
ト11a、27aはいずれも記録紙積載可能枚数は50
0枚であり、装置本体1に対して前面に引き出されるよ
うに構成されており(フロントローディング方式)、積
載可能な記録紙サイズは、A4、レターの2種類であ
る。また、カセット給紙部11と2段目カセット給紙部
27はそれぞれオプションとして分離、結合可能になっ
ており、装置全体の記録紙積載可能枚数は100枚から
1100枚まで可変することが可能になっている。この
ような給紙カセット11aに積載された記録紙S’は、
中板11eが中板バネ11fによって上方に付勢された
半円状の給紙ローラ11bと、一対の分離爪11dとに
よって1枚ずつ分離され(爪分離方式)、カセット搬送
ローラ対11cにより搬送されて、MP分離ベース30
cと通紙ガイド28eの間を通過して、搬送ローラ28
aと、ライトカバー28に配置されたカバー側Uターン
ガイド28bと、装置本体1側に配置された本体側Uタ
ーンガイド28cによって反転される。ここからは上述
のMPカセット部13からの給紙と同じであり、画像は
給紙カセット11aに積載された記録紙S’の下面側に
記録される。なお、紙パスは、搬送ローラ28aの直前
で合流する。
【0018】以上のようにMPカセット13aあるいは
給紙カセット11a、27aのいずれかから給送された
記録紙S’は、図4にも示すように、上記感光体ドラム
10aと転写帯電器10fの圧接部に到達し、該転写帯
電器10fにより上記未定着トナー像が上記記録紙S’
に転写され、搬送ガイド23に沿って搬送された後、熱
定着装置10gにて定着され、図3に示す排紙ローラ1
0hによって記録紙積載トレイ12に排紙されるように
なっている。なお、記録紙S’に転写されずに感光体ド
ラム10a上に残ったトナー等は、該感光体ドラム10
aに対向するように配設されたクリーニングローラ10
dによって除去されるようになっている。
【0019】なお、上述の感光体ドラム10a、現像ロ
ーラ10c、搬送ガイド23、熱定着装置10g等の副
走査系の要素は、記録モータ、ギア、ベルト(いずれも
図示せず)等によって同期して駆動されている。
【0020】また、上記感光体ドラム10a、現像ロー
ラ10c、クリーニングローラ10dは、共に記録カー
トリッジ10e内に一体に組み込まれていて、装置本体
1に対して着脱自在に構成されている。そして、装置本
体1には、カートリッジカバー14が開閉可能に設けら
れていて、カートリッジカバー14を開くことによって
記録カートリッジ10eを装置本体1の外に引き出して
交換できるようになっている。また、カートリッジカバ
ー14には、インターロック機構が備わっており、カー
トリッジカバー14が開いているか、記録カートリッジ
10eが装置本体1にセットされていない場合は、記録
部4が動作しないようになっている。また、記録カート
リッジ10eに設けたドラム感光防止シャッター10i
は、記録カートリッジ10eの装置本体1へのセットと
連動するようになっており、カートリッジカバー14を
開いて記録カートリッジ10eの装置本体1へのセット
した時シャッター10iが開き、記録カートリッジ10
eを装置本体1から取り出した時にシャッター10iが
閉じることで感光体ドラム10aの不必要な感光を防止
するようになっている。
【0021】また、記録中にジャムが発生した場合、カ
ートリッジカバー14、ライトカバー28、排紙カバー
10j、ジャム解除カバー11iのいずれかを開けるこ
とによって内部に滞留している記録紙S’を取り出すこ
とができるようになっている。また、排紙カバー10j
は記録紙排紙トレイ12を取り出した後開く必要があ
る。
【0022】さらに、上述したような本実施例装置の各
部は、制御部21にて制御されており、該制御部21
は、図5に示すように、MPU21a、該MPU21a
の制御プログラム等を格納するROM21b、各種デー
タ処理のワークエリアや画像情報の一時的記憶部として
使用されるRAM21c、画像の変倍、解像度変換等を
行う画像処理部21d等により構成されている。また、
制御部21には公知の構成からなるカレンダー、時計機
能等が備えられ、RAM21cのうちワンタッチキー宛
先情報、ソフトウェアスイッチ情報等の重要なシステム
設定情報を格納する領域はバッテリーバックアップによ
って停電等の不慮の障害から保護されている。
【0023】また、上記制御部21には、図5に示すよ
うに、上述した画像読取部3及び記録部4の他、図1に
示した操作部24、表示部25、さらに、ハンドセット
22も通信制御部50を介して接続されており、各部間
のデータの入出力及び駆動等の制御が行われている。
【0024】操作部24はテンキー24a、ファンクシ
ョンキー24b、ワンタッチキー24c、スタートキー
24d、ストップキー24e等の各種キースイッチ等か
らなる。
【0025】表示部25は各種メッセージの表示を行う
LCD25a、送信モード等の表示を行う各種LED2
5b、及び通信状態や障害発生を遠方の操作者に知らせ
るための、図1にも示したタリーランプ26等からな
る。
【0026】画像読取部3は、読取モータ等の駆動部3
a、画像の読取りを行う上述した密着型イメージセンサ
7、読取った画像のシェーディングや2値化を行う画像
処理部3b、原稿検知等を行う各種センサ3c等からな
る。
【0027】記録部4は、記録モータ等の駆動部4a、
上述したレーザスキャナや電子写真プロセスの制御等を
行う記録ユニット4b、記録する画像のスムージング等
を行う画像処理部4c、記録紙等の検知を行う各種セン
サ4dからなる。
【0028】また、発呼、着呼、画像データの符号化等
を行う通信制御部50は、DSU、NCU等からなる接
続部50aをもち、接続部50aには通信網51、上述
したハンドセット22が接続される。
【0029】さらに、上記制御部21には、CPU外部
インターフェース52と、HDD53が接続されてお
り、該CPU外部インターフェース52は、制御部21
から直接データの送受信を行うインターフェースであ
り、例えば、RS232C、SCSI、LAN等によっ
て装置外部のコンピュータと接続することで装置を外部
のコンピュータのスキャナプリンタ等として使用する。
また、HDD53は大容量の不揮発性メモリとして画像
情報の保存に使用される。
【0030】以上のような本実施例装置においては、記
録部4の熱定着装置10g等の熱により、画像読取部3
が悪影響を受けたり、記録紙S’から蒸散した水蒸気が
結露して記録紙S’上に滴下する恐れがある。そこで、
上記画像読取部3と記録部4を分離するために、図3に
示すような風路たるダクト20を設け、このダクト20
にファン(図6に示す)によって空気を流すことによっ
て、記録部4から発生した熱による不具合を防いでい
る。
【0031】次に、図6及び図7を参照して、熱定着装
置10g上部に設けられたダクト20の詳細な説明を行
う。図7は図6のダクト20の開口部たるルーバ20a
と開閉部材たる弁20bの縦断面図であり、熱定着装置
10gとの位置関係も示している。
【0032】図中において、ルーバ20aを塞ぐように
弁20bは構成され、かつ弁20bの一辺は、図7に示
すように、ダクト20a内で固定されている。本実施例
では、弁20bはバイメタルで作られている。従って、
画像記録時、熱定着装置10gの温度が上昇すると、弁
20bは図7中eの位置に示すように反り、ルーバ20
aが開口する。上記ルーバ20aが開口すると、画像記
録時に発生する熱定着装置10gの余熱及び熱定着装置
10gを記録紙S’が通る時に矢印b方向に発生する水
蒸気は図6で示すようにダクト20からダクト41を経
て、ファン42により機外へ排出される。このとき、レ
ーザスキャナ9の余熱は矢印a方向に、また電源ユニッ
ト43の余熱は矢印c方向に、それぞれダクト41を経
てファン42により機外へ排出される。
【0033】一方、画像記録装置が待機時に戻ると、熱
定着装置10gへの通電は行われないので、余熱も水蒸
気も発生しなくなり、周囲の温度が下がる。これに伴っ
て、弁20bは図7のdの位置へ下がり、ルーバ20a
を密閉する。この状態では図6中で矢印bに示す空気の
流れがなくなるので、待機中の矢印bで示す流れによる
圧力損失を解消することができる。よって、ファン42
の風量を、待機時の電源ユニット43の余熱を矢印c方
向に排出できるのに必要な量まで下げることができる。
すなわち、ファン42の供給電圧を下げ、かつファン4
2の回転数を下げられるので、省電力、低騒音を可能に
することができる。
【0034】なお、このファン42の駆動部は、図5に
示すように、上述した制御部21に接続されており、該
制御部21により回転数の制御が行われている。
【0035】(第2の実施例)次に、本発明の第2の実
施例を図8に基づいて説明する。なお、第1の実施例と
の共通箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0036】上記実施例では、ファン42で機内を減圧
する空気を排出する場合について述べたが、逆にファン
42で機内を加圧する空気を吸入してもよい。
【0037】また、上記実施例ではダクト20内に設け
る弁20bにバイメタルを用いたが、図8に示すように
弁20b’に形状記憶合金を用い、該弁20b’を付勢
してルーバ20aを密封する手段としてコイルバネ20
c’を使用しても良い。この場合、上記形状記憶合金製
の弁20b’は高温で、図中eのような反った形状に形
成してあり、常温ではコイルバネ20c’により付勢さ
れ、ルーバ20aを密封する。従って、画像記録時は熱
定着装置10gの余熱により、上記eで示す元の形状
に、上記コイルバネ20c’の付勢力に勝って反る。ま
た、待機時はコイルバネ20c’の付勢力によりdで示
す形状となってルーバ20aを密封する。
【0038】以上説明したように、形状記憶合金を用い
てもバイメタルを使用した時と同様の効果を得る。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
熱定着装置の上方に配設された風路の単数または複数の
開口部を、周囲温度により形状が変化する部材で形成さ
れた開閉部材により開閉せしめるので、画像記録時に
は、確実に熱定着装置の熱及び記録材からの水蒸気を除
去することができ、待機時には、ファンの回転数を下
げ、省電力及びユーザーに不快感を与える騒音を低下さ
せることを実現させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるファクシミリ装
置の斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施例におけるファクシミリ装
置の正面図である。
【図3】本発明の第1の実施例におけるファクシミリ装
置の断面図である。
【図4】本発明の第1の実施例におけるファクシミリ装
置の画像露光動作を説明するため図である。
【図5】本発明の第1の実施例におけるファクシミリ装
置の制御部及びその周辺の構成を示すブロック図であ
る。
【図6】本発明の第1の実施例におけるファクシミリ装
置の冷却機構を説明するためのの上視図である。
【図7】本発明の第1の実施例におけるファクシミリ装
置の弁機構を説明するための図である。
【図8】本発明の第2の実施例におけるファクシミリ装
置の弁機構を説明するための図である。
【図9】従来のファクシミリ装置の断面図である。
【図10】従来のファクシミリ装置の冷却機構部の説明
図である。
【符号の説明】 10g 熱定着装置 20 ダクト(風路) 20a ルーバ(開口部) 20b,20b’弁(開閉部材) 42 ファン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/20 109 G05D 23/00 B G03G 15/00 554

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱定着装置と、画像記録時と待機時で該
    熱定着装置の温度を変えるように設定された制御手段
    と、上記熱定着装置の上方で、上記熱定着装置に対向す
    る単数また複数の開口部を有して配設された風路と、該
    風路に接続されたファンとを備えた画像記録装置におい
    て、上記開口部には、周囲温度の変化に対応して形状が
    変化する部材で形成され、上記開口部を開閉せしめる開
    閉部材が、周囲温度が所定温度を超えるときに上記開口
    部を開口せしめ、周囲温度が所定温度に満たないときに
    上記開口部を閉口せしめるように配設されていることを
    特徴とする画像記録装置。
JP6119717A 1994-05-10 1994-05-10 画像記録装置 Pending JPH07306628A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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