JP3278294B2 - 開閉可能なシート搬送装置 - Google Patents

開閉可能なシート搬送装置

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JP3278294B2
JP3278294B2 JP15087294A JP15087294A JP3278294B2 JP 3278294 B2 JP3278294 B2 JP 3278294B2 JP 15087294 A JP15087294 A JP 15087294A JP 15087294 A JP15087294 A JP 15087294A JP 3278294 B2 JP3278294 B2 JP 3278294B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は開閉可能なシート搬送装
置、詳細には、例えば、ファクシミリ・複写機・プリン
タ・スキャナー等の給紙装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図18と図19に従来例を示す。
【0003】従来、シートセンサはシートがセットされ
るかどうかを検知し、シートエッジセンサはシートの先
端・後端を検知しているだけであった。その制御が図1
8であり、シートガイドの固定・解除の検知は、行って
いなかった。あるいは、行っていたとしても、図19の
ように、シートガイドの固定・解除の検知を行う場合
は、シートガイド専用のセンサ55で行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例では次のような欠点があった。
【0005】行っていなかった場合 シートがセットされていない時にシートガイドを解除し
た場合、シートアクチュエータがシートがセットされた
と同じ位置に移動し、シートセンサがシートがセットさ
れたと誤検知し、シートセット動作を行い、予備搬送ロ
ーラ・分離搬送ローラ・給送ローラ・排紙ローラが回転
した。この際、各ローラの押圧力も解除されるため、駆
動系の負荷が減少して騒音が発生した。
【0006】また、シートガイド解除時に、シートがセ
ットされたと誤検知されているので、シートガイドが解
除されている状態で、通常操作が行え、誤操作をしてし
まう可能性があった。
【0007】また、動作中にシートガイドを解除した時
に、動作が停止せず、前述の騒音が発生したり、動作中
であるのにシートが搬送されないため、誤動作を誘発す
る可能性があった。
【0008】専用のセンサで行っていた場合 センサが必要となり部品代がかかり、組立工数が増えコ
ストが高くなった。
【0009】
【課題を解決するための手段(及び作用)】本発明によ
れば、シートセンサとシートエッジセンサをシートガイ
ドの開閉を検知するセンサに兼用して、安く、正確に開
閉が検知できるようにした。
【0010】本発明によれば、具体的にはシートガイド
の解放時にシートセンサとシートエッジセンサの検知状
態がそれぞれ一定となるようにシートアクチュエータと
シートエッジアクチュエータを配置し、シートガイド解
放時にシートエッジセンサの検知状態と、シートセンサ
の検知状態により、シートガイドが解除されているかい
ないかを判断することにより、給紙動作前に、専門のセ
ンサが不要でシートガイドの解除が検知可能として、そ
の検知に応じて給紙動作の制御を行うようにしたもので
ある。
【0011】また、一方、シートガイドの固定・解除の
変化に応じてシートセンサとシートエッジセンサの検知
状態がずれたタイミングで変化するようにシートアクチ
ュエータとシートエッジアクチュエータを配置し、シー
トセンサとシートエッジセンサの検知状態と検知状態の
変化のタイミングにより、シートガイドが解除されてい
るかいないかを判断することにより、給紙動作前に、専
門のセンサが不要でシートガイドの解除が検知可能とし
て、その検知に応じて給紙動作の制御を行うようにした
ものである。
【0012】
【実施例】
(実施例1)まず図1、図2を参照して本発明に従って
構成した給紙装置を使用したファクシミリ装置全体の概
略を説明する。
【0013】図1、図2において1は装置本体、2は装
置本体1の上面カバーに原稿シートSを複数枚積載する
ことができるように構成された原稿載置台、3は原稿S
の画像情報を読み取る画像読取部、4はレーザービーム
プリンタからなる記録部、5は原稿搬送部、6は原稿押
圧部、7は密着型イメージセンサ、8は原稿排紙トレ
イ、9はレーザースキャナ、10は画像形成部、11は
カセット給紙部、12は記録紙排紙トレイ、13はMP
(マルチ記録紙)カセット、14は開閉蓋、15はAD
Fカバー、16は上原稿ガイド、17は重り用軸、18
は原稿押え板、19は下原稿ガイド、50はガイドロッ
ク、51は原稿アクチュエータ、52は原稿センサ、5
3は現行エッジアクチュエータ、54は原稿エッジセン
サ、20は画像読取部と記録部の仕切部、21はファク
シミリ装置の制御部、22はハンドセット、23は搬送
ガイド、24は操作部、25は表示部、26はファクシ
ミリ装置の動作状態を示すタリーランプ、28はライト
カバー、29はMPカセットセンサ、30はMP分離部
である。
【0014】画像読取部3は、原稿載置台2上に積載し
た原稿Sを予備搬送ローラ5bと圧接した予備搬送押圧
片5aとで搬送し、分離ローラ5dと摩擦片5cとで1
枚ずつ分離する。さらに、給紙ローラ5fと押圧バネ5
kにより押圧された給紙コロ5e等で密着型イメージセ
ンサ7に搬送し、原稿押圧部6で重り用軸17、原稿押
え板18により原稿Sを密着型イメージセンサ7に押圧
して密着させつつ原稿Sの画像情報を読み取る。そし
て、原稿Sを排紙ローラ5hと押圧バネ5kにより押圧
された排紙コロ5gによって原稿排紙トレイ8に輩出す
るようになっている。この間、原稿Sは上原稿ガイド1
6と下原稿ガイド19によりガイドされる。上原稿ガイ
ド16と下原稿ガイド19によるガイドはガイドロック
50で固定・解除される。ガイドロック50は、ガイド
ロック爪50aとガイドロックバネ50bから構成され
ている。ガイドロック爪50aはガイドロックバネ50
bのバネ力により上原稿ガイド16のボスを固定する。
【0015】原稿載置台2には原稿Sの搬送方向と直角
方向(原稿Sの幅方向)にスライド可能なスライダ2a
が設けられていて、前記スライダ2aによって原稿載置
台2上に積載された原稿Sの両サイドを揃えることがで
きるようになっている。また、原稿Sが長尺原稿の場合
は延長原稿トレイ2bを開くことによって原稿Sの後端
部が原稿載置台2からはみ出して垂れ下がることを防止
することができる。
【0016】図3〜図9に基づいて、本発明の第1の実
施例を説明する。
【0017】まず、図3〜図5により給紙動作時の原稿
アクチュエータ51、原稿センサ52、原稿エッジアク
チュエータ53及び原稿エッジセンサ54の動作につい
て説明する。
【0018】原稿センサ52と原稿エッジセンサ54は
フォトセンサである。
【0019】図3(a)のように、原稿Sがないと原稿
アクチュエータ51は原稿センサ52を遮る。図3
(b)のように、原稿Sがセットされるとレーバー51
aが押上げられるので原稿アクチュエータ51は原稿セ
ンサ52を遮らない。この遮る状態から遮らない状態へ
の変化により、原稿Sを検知している。尚、アクチュエ
ータ51、53の左旋は図3(a)の位置で静止するよ
うに抑止されている。
【0020】図4(a)のように、原稿Sが搬送されて
も原稿Sの先端が原稿エッジアクチュエータ53まで搬
送されていない場合、原稿エッジアクチュエータ53は
原稿エッジセンサ54を遮っている。図4(b)のよう
に、原稿Sが搬送され原稿Sの先端が原稿エッジアクチ
ュエータ53を通過するとレバー53aが押上げられて
原稿エッジアクチュエータ53は原稿エッジセンサ54
を遮らなくなる。この遮る状態から遮らない状態への変
化により、原稿Sの先端を検知している。図4(c)の
ように、原稿Sがさらに搬送され、原稿Sの後端が原稿
エッジアクチュエータ53を過ぎると原稿エッジアクチ
ュエータ53は元の位置に移動して原稿エッジアクチュ
エータ53は原稿エッジセンサ54を遮る。この遮らな
い状態から遮る状態への変化により、原稿Sの後端を検
知している。尚、レバー51a、53aはアクチュエー
タ51、53を、その傾斜角度に応じて旋回させる重り
を兼ねる。
【0021】次に、本発明の特徴である、給紙動作が行
われていない時に上原稿ガイド16が解除された場合の
原稿アクチュエータ51、原稿センサ52、原稿エッジ
アクチュエータ53及び原稿エッジセンサ54の動作に
ついて説明する。
【0022】図3(a)のように、原稿Sがないときに
上原稿ガイド16が固定されている場合、原稿アクチュ
エータ51は原稿センサ52を遮っていて、原稿エッジ
アクチュエータ53は原稿エッジセンサ54を遮ってい
る。図5(a)のように上原稿ガイド16が解除され始
めると、原稿アクチュエータ51は原稿センサ52を遮
ったままで、原稿エッジアクチュエータ53は原稿エッ
ジセンサ54を遮らなくなる。
【0023】図3(b)のように、原稿Sがセットされ
ているときに上原稿ガイド16が固定されている場合、
原稿アクチュエータ51は原稿センサ52を遮っていな
くて、原稿エッジアクチュエータ53は原稿エッジセン
サ54を遮っている。図5(b)のように上原稿ガイド
16が解除され始めると、原稿エッジアクチュエータ5
3は自重で右旋して原稿エッジセンサ54を遮らなくな
る。また、原稿アクチュエータ51は原稿センサ52を
遮る。
【0024】本発明は、給紙動作前に、図5(a)と図
5(b)の際、原稿センサ52が原稿アクチュエータ5
1により遮られ、原稿エッジアクチュエータ53が原稿
エッジセンサ54を遮らなくなると、上原稿ガイドが解
除されていると判断する。
【0025】図6に本発明の制御の例を示す。
【0026】待機のとき、原稿エッジセンサ54が原稿
あり(原稿エッジセンサが遮られない)の時は上原稿ガ
イド16が解除されていると判断し、エラー処理をする
(S0)。原稿Sがセットされる(原稿センサ52が遮
られない)と原稿エッジセンサ54の状態を判断する
(S1)。原稿エッジセンサ54が原稿Sがない(原稿
エッジセンサ54が遮られる)と検知した場合、セット
動作を開始する(S2)。原稿エッジセンサ54が原稿
がある(原稿エッジセンサ54が遮られない)と検知し
た場合、上原稿ガイド16が解除されていると判断し、
エラー処理を行い、原稿センサ52と原稿エッジセンサ
54が原稿なし状態に戻ると再び処理の始めに戻る(S
3)。
【0027】エラー処理とは、エラーメッセージの表
示、エラー音の発信、特定の入力スイッチの入力(給紙
釦による給紙開始あるいは給紙指令による給紙開始)の
禁止等である。これにより、誤操作を防止する。また、
エラー処理後に、原稿センサ52と原稿エッジセンサ5
4が「原稿なし」状態に戻ってから処理の始めに戻るの
は、原稿Sが原稿ガイドに残っている時の誤動作を防止
するためである。
【0028】セット動作後、給紙動作の開始前に、原稿
エッジセンサ54が原稿Sが「ない」ままと検知する
と、給紙動作を開始の判断処理へ進む(S4)。セット
動作後、給紙動作の開始前に、原稿エッジセンサ54が
原稿Sがあると検知すると、上原稿ガイド16が解除さ
れたと判断し、エラー処理を行い、再び処理の始めに戻
る(S5)。給紙動作開始が入力スイッチから入力され
ると給紙動作を行い次の処理に進む(S6)。開始され
ないと前の処理に戻る(S7)。
【0029】図7に本発明のタイミングチャートの例を
示す。
【0030】図7(a)は、原稿ガイドが解除されず、
正常に給紙された時のタイミングチャートである。図7
(b)は、原稿ガイドが解除されたときの例である。
【0031】図8に本発明のブロック図の例を示す。セ
ンサ、LCD(表示器)、スピーカ、駆動モータ、入力
スイッチ、CPU(中央演算処理回路)で構成され、制
御・判断はCPUで行われる。
【0032】以上のように、原稿アクチュエータ51、
原稿センサ52、原稿エッジアクチュエータ53、原稿
エッジセンサ54を構成し、原稿センサ52と原稿エッ
ジセンサ54の状態の判断を行うことにより、専用のセ
ンサが無くても上原稿ガイドの解除を検知することがで
き、それに応じた給紙制御を行うことができる。
【0033】図9に第1の実施例の変形例を示す。
【0034】原稿エッジセンサ54の配置位置を変えて
いる。また、ガイドロック50もロックゴマ50cと板
バネ50dで構成している。上原稿ガイド16を解除す
ると図9(b)のように、原稿エッジセンサ54の検知
状態が変化する。
【0035】このように、ガイドを解除した場合に、原
稿エッジセンサ、原稿センサの検知状態が一定となるよ
うに配置すれば、解除機構、センサ、アクチュエータの
形態・形状は任意であり、それを制限するものではな
い。
【0036】また、制御、タイミングチャートおよびブ
ロック図についても、ガイドの解除の検知により行うす
べての制御を含み、図6、図7及び図8は一例であり制
限するものではない。
【0037】次に、図10〜図17に基づいて、第2の
実施例について説明する。
【0038】本発明の特徴である、上原稿ガイド16が
解除された場合の原稿アクチュエータ51、原稿センサ
52、原稿エッジアクチュエータ53および原稿エッジ
センサ54の動作について、図10〜図12により説明
する。なお、アクチュエータ51、53の左旋は前記図
3(a)の位置で静止するように抑止されている。
【0039】図3(a)のように、原稿Sがないときに
上原稿ガイド16が固定されている場合、原稿アクチュ
エータ51は原稿センサ52を遮っていて、原稿エッジ
アクチュエータ53は原稿エッジセンサ54を遮ってい
る。図10(a)のように上原稿ガイド16が解除され
始めると、原稿エッジアクチュエータ53は原稿エッジ
センサ54を遮らなくなる。図10(b)のように、さ
らに解除されると、原稿アクチュエータ51も自重によ
って右旋して原稿センサ52を遮らなくなる。
【0040】図3(b)のように、原稿Sがセットされ
ているときに上原稿ガイド16が固定されている場合、
原稿アクチュエータ51と原稿センサ52を遮っていな
くて、原稿エッジアクチュエータ53は原稿エッジセン
サ54を遮っている。図11(a)のように上原稿ガイ
ド16が解除され始めると、原稿アクチュエータ51
は、まず左旋して原稿センサ52を遮り、原稿エッジア
クチュエータ53は原稿エッジセンサ54を遮ったまま
である。図11(b)のように、さらに解除されると、
原稿エッジアクチュエータ53は右旋して原稿エッジセ
ンサ54を遮らなくなり、原稿アクチュエータ51は原
稿センサ52を遮ったままである。図11(c)のよう
に、さらに解除されると、解除角度に応じて、原稿アク
チュエータ51も自重で右旋して原稿センサ52を遮ら
なくなる。
【0041】図4(b)のように、原稿Sが給紙搬送中
に上原稿ガイド16が固定されている場合、原稿アクチ
ュエータ51は原稿センサ52を遮っていなくて、原稿
エッジアクチュエータ53も原稿エッジセンサ54を遮
っていない。図12(a)のように上原稿ガイド16が
解除され始めると、原稿エッジアクチュエータ53は原
稿エッジセンサ54を遮り、原稿アクチュエータ51も
原稿センサ52を遮る。図12(b)のように、さらに
解除されると、原稿エッジアクチュエータ53は原稿エ
ッジセンサ54を遮らなくなり、原稿アクチュエータ5
1は原稿センサ52を遮る。図12(c)のように、さ
らに解除されると、原稿アクチュエータ51も原稿セン
サ52を遮らなくなる。
【0042】このように構成することにより、上原稿ガ
イド16を解除した場合、まず原稿センサ52と原稿エ
ッジセンサ54は遮られ、次に原稿エッジセンサ54が
原稿センサ52より先に検知状態を「遮る」から「遮ら
ない」に変化させる。
【0043】これとは反対に上原稿ガイド16を固定し
た場合、原稿センサ54が原稿エッジセンサ54より先
に検知状態を「遮らない」から「遮る」に変化させる。
【0044】本第2の実施例は、原稿センサ52と原稿
エッジセンサ54が遮られた状態になり、原稿エッジセ
ンサ54が検知状態を「遮る」から「遮らない」に変化
させる時、上原稿ガイド16を解除したと判断し、その
後、原稿エッジセンサ54が検知状態を「遮らない」か
ら「遮る」に変化させる時に上原稿ガイド16を固定し
判断する。
【0045】図13と図14に本第2の発明の制御を示
す。
【0046】図13は原稿ガイド解除検知のルーチンで
ある。原稿センサ52と原稿エッジセンサ54がOFF
(遮られる)と検知する次の処理に進む(S1)。検知
されないと元の処理に戻る(S7)。原稿エッジセンサ
54がOFF(遮られる)からON(遮られない)へ変
化する(S2)と原稿ガイドが解除されたと判断し、エ
ラー処理を行う(S3)。エラー処理とは、給紙動作の
停止、エラーメッセージの表示、エラー音の発信、特定
の入力スイッチの入力の禁止等である。これにより、
操作を防止する。原稿エッジセンサ54がOFF(遮ら
れる)からON(遮られない)へ変化しないと、元の処
理に戻る(S8)。エラー処理後(S4)、原稿エッジ
センサ54がON(遮られない)からOFF(遮られ
る)へ変化する(S5)と、原稿ガイドが固定されたと
判断して待機状態へ戻る(S6)。原稿エッジセンサ5
4がON(遮られない)からOFF(遮られる)へ変化
しないと、原稿ガイドが解除されたままだと判断してエ
ラー処理を継続する(S9)。
【0047】図14に給紙動作の制御に原稿ガイド検知
のルーチンを入れた場合の制御を示す。各動作の間に原
稿ガイド検知ルーチンを入れている。
【0048】図15に本第2発明のタイミングチャート
の例を示す。図15(a)は、原稿ガイドが解除され
ず、正常に給紙された時のタイミングチャートである。
図15(b)は、原稿ガイドが解除されたときの例であ
る。
【0049】図16に第2の実施例の変形例を示す。
【0050】原稿エッジセンサ54を反射型センサに代
えている。原稿エッジアクチュエータ53も反射板がつ
いた違う形状に変えている。
【0051】図16(a)のように、原稿がないと原稿
センサも原稿エッジセンサも「原稿なし」状態となって
いる。図16(b)のように、原稿があると原稿センサ
も原稿エッジセンサも「原稿あり」状態となっている。
上原稿ガイド16を解除すると図17(a)のように、
原稿エッジセンサ54は原稿Sから離れるため原稿なし
状態となり原稿センサも原稿なし状態となる。さらに解
除されると、図17(b)のように、原稿エッジアクチ
ュエータが移動し原稿あり状態となる。この時、原稿セ
ンサは原稿なし状態である。さらに、解除されると、図
17(c)のように、原稿センサも原稿あり状態に変化
する。
【0052】これとは反対に原稿ガイドが固定される場
合は解除される場合と反対の動作を行う。
【0053】このように、ガイドを解除した場合に、原
稿エッジセンサ、原稿センサの検知状態がずれて変化す
るように配置すれば、解除機構、センサ、アクチュエー
タの形態・形状は任意であり、それを制限するものでは
ない。
【0054】また、制御、タイミングチャート及びブロ
ック図についても、ガイドの解除の検知により行うすべ
ての制御を含み、図13、図14、図15は一例であり
制限するものではない。
【0055】次に、記録部について参考までに説明す
る。
【0056】記録部4は、制御部21から出力される画
像信号に基づいてレーザースキャナ9のレーザービーム
発振器9aから変調信号を射出し、この変調ビームをポ
リゴンミラー9bによって画像形成部10の感光体ドラ
ム10aに走査光を照射して、感光体ドラム10a表面
に画像情報を形成し、カセット給紙部11または2段目
カセット部27またはMPカセット部13から画像形成
部10に給送された記録紙S′に画像情報を転写して定
着した後、記録紙積載トレイ12に排紙するようになっ
ている。
【0057】感光体ドラム10aは1次帯電器10bと
現像ローラ10cとクリーニングローラ10dと共に記
録カートリッジ10e内に1体に組み込まれていて、装
置本体1に対して着脱自在に構成されている。そして感
光体ドラム10aの表面は1次帯電器10bにより均一
に帯電され、表面にポリゴンミラー9bから走査光が折
り返しミラー9cで反射して照射されると潜像が形成さ
れ、潜像が現像ローラ10cから供給されるトナーによ
って顕像化されるようになっている。
【0058】画像形成部10の感光体ドラム10a周辺
部には転写帯電器10fが配置され、また感光体ドラム
10aよりも下流側の記録紙搬送経路に熱定着器10
g、排紙ローラ10hが配置されている。
【0059】記録紙S′は転写帯電器10fで感光体ド
ラム10a表面に形成されたトナー像を転写された後、
搬送ガイド23に沿って搬送され、熱定着器10gでト
ナー像を定着されて、排紙ローラ10hにより記録紙排
紙トレイ12に排出されるようになっている。
【0060】MPカセット部13は装置本体1の中央や
や下側に配設されている。MPカセット13aに積載さ
れた記録紙S′は、圧接部材13bによりMP中板13
cが上方に回動させられることによってMP分離ローラ
30aに圧接され、MP分離パット30bによって一枚
ずつ分離され(摩擦片分離方式)、MP分離ベース30
cに沿って搬送され、さらに搬送ローラ28aと、ライ
トカバー28に配置されたカバー側Uターンガイド28
bと、装置本体1側に配置された本体側Uターンガイド
28cによって反転される。さらに給送中の記録紙S′
はレジストセンサ28dにより先端位置を検知され、感
光体ドラム10aに形成されたトナー像の先端と記録紙
S′の先端が一致するように給紙、画像出力タイミング
を合わされた後、転写帯電器10fと感光体ドラム10
aとの間に搬送される。画像はMPカセット13aに積
載された記録紙S′の下面側に記録される。
【0061】また、記録紙S′は記録紙サイズに合わせ
て移動可能な装着されたMP規制板13dによって側端
面、後端面を規制され斜行や不送りが発生しないように
なっている。また、記録紙S′のサイズや有無はMPカ
セットセンサ29により検知される。記録紙積載可能枚
数は100枚であり、装置本体1に向かって左側面に引
き出されるように構成されている(サイドローディング
方式)。また、積載可能な記録紙サイズはA4、レター
(LTR)、リーガル(LGL)の3種類である。
【0062】カセット給紙部11は、装置本体1の底部
下面にカセッシ給紙部11の天板11hが接するように
配設されており、天板11hの上面は装置本体1の底板
になっている。給紙カセット11aに積載された記録紙
S′は中板11eが中板バネ11fによって上方に付勢
され、半円状の給紙ローラ11bと、一対の分離爪11
dによって1枚ずつ分離して(爪分離方式)、この分離
された記録紙S′をカセット搬送ローラ対11cにより
搬送し、MP分離ベース30cと通紙ガイド28eの間
を通過して、搬送ローラ28aと、ライトカバー28に
配置されたカバー側Uターンガイド28bと、装置本体
1側に配置された本体側Uターンガイド28cによって
反転される。ここからは前述のMPカセット部13から
の給紙と同じである。紙パスは搬送ローラ28aの直前
で合流する。画像は給紙カセット11aに積載された記
録紙S′の下面側に記録される。
【0063】カセット11aは記録紙積載可能枚数は5
00枚であり、装置本体1に対して前面に引き出される
ように構成されている(フロントローディング方式)。
また、積載可能な記録紙サイズはA4、レター(LT
R)の2種類である。
【0064】また、カセット給紙部11とはオプション
として分離、結合可能になっており、装置全体の記録紙
積載可能枚数は100枚から600枚まで可変すること
が可能になっている。
【0065】装置本体1にはカートリッジカバー14が
開閉可能な設けられていて、カートリッジカバー14を
開くことによって記録カートリッジ10eを装置本体1
の外に引出して交換できるようになっている。また、カ
ートリッジカバー14にはインターロック機構が備わっ
ており、カートリッジカバー14が開いているか、記録
カートリッジ10eが装置本体1にセットされていない
場合は記録部4が動作しないようになっている。また、
記録カートリッジ10eに設けたドラム感光防止シャッ
ター10iは記録カートリッジ10eの装置本体1への
セットと連動するようになっており、カートリッジカバ
ー14を開いて記録カートリッジ10eの装置本体1へ
のセットした時シャッター10iが開き、記録カートリ
ッジ10eを装置本体1から取り出した時にシャッター
10iが閉じることで感光体ドラム10aの不必要な感
光を防止するようになっている。
【0066】仕切部20は画像読取部3と記録部4を分
離するダクトとなっており、ここに図示しないファンに
よって空気を流すことによって記録部4から発生した熱
により画像読取部3が悪影響を受けたり、記録紙S′か
ら蒸散した水蒸気が結露して記録紙S′上に滴下するこ
とを防いでいる。
【0067】密着型イメージセンサ7は光源としてのL
EDアレイから原稿Sの画像情報面に光を照射し、画像
情報面を反射した反射光をセルフォックレンズでセンサ
素子に結像して画像情報を読み取るものである。
【0068】以上説明したように、本発明の実施例によ
ると、専用のセンサを使用しないでシートガイドの解除
が検知可能として、それに応じて給紙動作の制御を行う
ことにより、 (1)シートがセットされていない時にシートガイドを
解除した場合、シートセンサの誤検知は発生しない。こ
のため、シートセット動作は行われず、予備搬送ローラ
・分離搬送ローラ・給紙ローラ・排紙ローラの回転など
の誤動作による騒音は発生せず、静かである。
【0069】(2)シートガイド解除されている状態
で、通常操作は行えず、誤操作をする可能性がなくて安
全である。
【0070】(3)専用センサ・部品が不要であり、部
品代・組立工数が変わらないため、低コストである。サ
ービス性も悪くならない。
【0071】(4)動作中にシートガイドが解除されて
も、誤動作なく動作が停止し、騒音の発生や誤操作など
の恐れがなく、信頼性が高く・低騒音である。
【0072】
【発明の効果】本発明に係るシート搬送装置は、シート
センサとシートエッジセンサをシートガイドの開閉を検
知するセンサに兼用したので、検知能力がすぐれた且つ
安価であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したファクシミリ装置の全体の透
視図。
【図2】本発明を実施したファクシミリ装置の外観図。
【図3】本発明を実施した原稿給紙系の詳細断面図。
【図4】図3の動作説明図。
【図5】図3の動作説明図。
【図6】本発明を実施したフロー。
【図7】本発明を実施したタイミングチャート。
【図8】本発明を実施したブロック図。
【図9】本発明の第1の実施例の変形例を示す原稿給紙
系の断面図。
【図10】第2の実施例の原稿給紙系の断面図。
【図11】図10の動作説明図。
【図12】図10の動作説明図。
【図13】第2の実施例のフロー。
【図14】第2の実施例のフロー。
【図15】第2の実施例のタイミングチャート。
【図16】第2の実施例の変形例を示す原稿給紙系の断
面図。
【図17】図16の動作説明図。
【図18】従来例のフロー。
【図19】従来例の原稿給紙系の断面図。
【符号の説明】 1 装置本体 2 原稿載置台 3 原稿Sの画像情報を読み取る画像読取部 5 原稿搬送部〈シート搬送手段〉 6 原稿押圧部 7 密着型イメージセンサ 8 原稿排紙トレイ 10 画像形成部 16 上原稿ガイド〈シートガイド手段〉 18 原稿押え板 19 下原稿ガイド〈シートガイド手段〉 21 ファクシミリ装置の制御部 50 ガイドロック〈ガイドロック手段〉 51 原稿アクチュエータ〈シートアクチュエータ〉 52 原稿センサ〈シートセンサ〉 53 原稿エッジアクチュエータ〈シートエッジアクチ
ュエータ〉 54 原稿エッジセンサ〈シートエッジセンサ〉 55 シートガイド専用センサ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを搬送するシート搬送手段と、上
    シートガイドと下シートガイドからシート搬送路を形成
    するシートガイド手段と、 シートがセットされているかを検知するシートアクチュ
    エータとシートセンサと、シートの端を検知するシート
    エッジアクチュエータとシートエッジセンサと、 を有し、 シート搬送時には、まずシートが前記シートアクチュエ
    ータに作用し、前記シートアクチュエータが前記シート
    センサの検知状態を変化させ、さらにシートが搬送され
    て前記シートエッジアクチュエータに作用し、前記シー
    トエッジアクチュエータが前記シートエッジセンサの検
    知状態を変化させるように配置する、上シートガイドを
    下シートガイドから開閉可能なシート搬送装置におい
    て、 シート搬送路を開放すると、シートエッジセンサがシー
    トセンサより先にシートなし状態からシートあり状態に
    変化させるように配置し、 シートセンサとシートエッジセンサの検知状態と検知状
    態の変化のタイミングにより、シート搬送状態、及びシ
    ート搬送路の開放状態を判断することを特徴とする、開
    閉可能なシート搬送装置。
  2. 【請求項2】 シート搬送路を閉じると、まずシートセ
    ンサがシートエッジセンサより先にシートあり状態から
    シートなし状態に変化し、次にシートセンサとシートエ
    ッジセンサがシートなし状態に変化するように配置し、 シートセンサとシートエッジセンサの検知状態と検知状
    態の変化のタイミングにより、シート搬送路の閉じ状態
    を判断することを特徴とする請求項1記載のシート搬送
    装置。
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