JPH10194482A - シート材搬送装置および画像形成装置および画像読取装置 - Google Patents

シート材搬送装置および画像形成装置および画像読取装置

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JPH10194482A
JPH10194482A JP8358859A JP35885996A JPH10194482A JP H10194482 A JPH10194482 A JP H10194482A JP 8358859 A JP8358859 A JP 8358859A JP 35885996 A JP35885996 A JP 35885996A JP H10194482 A JPH10194482 A JP H10194482A
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sheet material
conveying
roller
notch
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、シート材の分離搬送を可能と
すると共に、搬送精度に優れたシート材搬送装置および
画像形成装置および画像読取装置を提供する。 【解決手段】 ワンウエイクラッチ306による動力伝
達が解除された後に、シート材が搬送ローラ11kによ
り搬送されている間、フィードローラ50が連れ回りし
て、この回転が第4の歯車310に動力として伝達され
るが、駆動を受けた第3の歯車308はワンウエイクラ
ッチ306により空回転をするため、その駆動力が第2
の歯車304には伝わらない。一方、第4の歯車310
によって、第5〜10の歯車312,316,318,
320,326,328を介して動力が伝達されること
により、リタードローラ192も回転するため、分離搬
送手段は機能を発揮する。また、フィードローラ50の
周速よりも搬送ローラ11kの周速を速く設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、得られた画像情報
に基づいて画像を形成する画像形成手段を備えた装置、
例えばプリンタや、原稿画像を読み取る読取手段を備え
た装置、例えばスキャナや、これら画像形成手段および
読取手段の両方を備えた装置、例えば複写機やファクシ
ミリなどの画像形成装置および画像読取装置に関し、特
にこれらの装置に備えられたシート材搬送装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の画像形成装置や画像
読取装置には、画像形成手段による画像形成部へ記録紙
などを送るためのシート材搬送装置や、読取手段による
画像読取部へ原稿シートなどを送るためのシート材搬送
装置が備えられている。
【0003】そして、この種のシート材搬送装置には、
重層するシート材の重送を防止して一枚のシート材のみ
を搬送する分離搬送手段が設けられている。
【0004】なお、このようなシート材搬送装置に搬送
されるシート材としては、例えば、転写紙・感光紙・感
熱紙・静電記録紙・印刷紙・原稿・カード・封筒などの
枚葉紙(カットシート)であり、材質は紙には限らな
い。
【0005】以下、電子写真方式を用いた複写機を例と
して、装置の概要と、従来技術に係るシート材搬送装置
について、特に分離搬送手段の構成および動作について
図13および図14を参照して説明する。
【0006】操作者が読取部に原稿をセットし、コピー
ボタンを選択すると、DCコントローラ基板上のCPU
からの信号に基づいて記録モータM1が駆動され、一定
時間後にCPUから記録紙の給紙を行うための信号が記
録部に伝達されると、電磁式の給紙クラッチ(CL1、
CL4)がONし、給紙ローラ206が回転し記録紙が
シート材給送部から搬送される。その後、給紙ローラ解
除ソレノイド(SL1、SL2)がONし給紙ローラ2
06は記録紙表面から離間される。
【0007】送り出された記録紙は、分離搬送手段を構
成する、搬送ローラ207および分離ローラ208によ
って1枚だけ搬送路に送り出される。給紙クラッチ(C
L1、CL4)がONしてから一定時間後に、電磁式の
縦パスローラ駆動クラッチ(CL2、CL3)がON
し、記録紙は最小サイズ紙が搬送可能なように配置され
た縦パスローラ209によって搬送される。記録紙が次
段の搬送手段である縦パスローラ209に到達した後
も、搬送ローラ207と分離ローラ208は給紙クラッ
チ(CL1、CL4)がONしているために、分離ロー
ラ208は搬送ローラ207と同方向に回転している駆
動力が伝達されており、最上位以外のシート材が搬送ロ
ーラ207と分離ローラ208とのニップ部に入り込む
のを防いでいる。
【0008】縦パスローラ駆動クラッチ(CL2、CL
3)がONしてから一定時間後に、レジ前ローラ駆動ク
ラッチ(CL9)がONし、回転状態になったレジ前ロ
ーラ210によって、レジストローラ211まで送られ
る。図には示していないが、レジ前ローラ210直前に
はセンサが設けられ、一定時間後に記録紙が到達しない
場合にはジャムと判断するようになっている。レジ前ロ
ーラ210に記録紙が到達してから一定時間後に給紙ク
ラッチ(CL1、CL4)がOFFされるようになって
いる。
【0009】レジストローラ211まで搬送された記録
紙は、レジストローラ駆動クラッチ(CL8)がOFF
のため停止状態になったレジストローラ211に突き当
たり、ループが形成され、記録紙の斜行が補正された
後、レジストローラ211によって保持される。
【0010】レジストローラ211のON/OFFによ
って光学系のモータの駆動が開始され、原稿照明ランプ
212により原稿が露光され、その反射光がミラー21
3によってCCD部214に照射される。CCD部21
4により読取った原稿の画像情報をもとにレーザ215
のON/OFFが制御することにより、ドット・パター
ンの画像が感光ドラム216上に形成される。感光ドラ
ム216上に形成された静電潜像は、記録部の現像部2
17でトナーによって可視画像となる。
【0011】感光ドラム216に形成された画像の先端
と記録紙の先端が一致するようにレジストローラ211
が駆動され、転写帯電器218により感光ドラム216
上の画像が記録紙に転写される。そして、記録紙に載っ
ているだけの画像は、搬送部219によって記録紙にシ
ョックを与えないように定着部220に搬送され、定着
部220によって熱及び圧力が加えられ、永久画像とさ
れる。画像情報が複写された記録紙は排紙部221から
装置に着脱可能にされた排紙トレイに積載される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術では、使用される電磁式クラッチに電力
を継続的に送る必要があるため、電力消費が多くなり、
また、搬送ローラ207と分離ローラ208は、シート
材の分離搬送動作を行っていない間も、長時間回転して
いるため磨耗が発生しやすく耐久性が悪かった。
【0013】また、シート材給紙部からの給紙動作、お
よび、これによって給紙されるシート材の分離搬送動作
を、それぞれ独立に制御(例えば、各々の電磁式クラッ
チへのON・OFFの制御)する必要があるため、それ
ぞれの動作が適正に行われるようにシート材の位置を把
握しなければならず、シートの位置を検知するセンサが
必要であった。
【0014】さらに、このセンサに基づく各部への制御
(電磁式クラッチのON・OFF制御)構成も複雑であ
った。
【0015】このように、従来技術に係るシート材搬送
装置においては、消費電力が大きくなるばかりでなく、
搬送精度を維持するために、いたずらに構成(特に制御
構成)が複雑なものとなってしまっていた。
【0016】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、簡単
な構成で、シート材の分離搬送を可能とすると共に、搬
送精度に優れたシート材搬送装置および画像形成装置お
よび画像読取装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のシート材搬送装置にあっては、シート材を一
枚ずつ分離して搬送する分離搬送手段と、該分離搬送手
段による分離搬送動作を行うための駆動力を伝達する駆
動伝達手段と、該分離搬送手段の搬送方向下流側に設け
られ、該分離搬送手段による搬送力を受けている最中に
搬送力の付与を開始してさらに下流にシート材を搬送す
ると共に、分離搬送手段による搬送速度よりも速い速度
で搬送する搬送手段と、を備えたシート材搬送装置であ
って、前記分離搬送手段は、前記駆動伝達手段による駆
動力の伝達が解除された状態であっても、前記搬送手段
によって搬送されるシート材から受ける摩擦力によって
駆動を行うことを特徴とする。
【0018】したがって、シート材が搬送手段による搬
送力を受けた後は、分離搬送手段による搬送速度よりも
速い速度で搬送されるので、シート材は搬送手段と分離
搬送手段との間でたるむようなことはなく、引っ張られ
る状態で搬送されるので、分離搬送手段は、駆動伝達手
段による駆動力の伝達が解除された場合でも、シート材
から受ける摩擦力によって駆動が停止することなく継続
して行われる。
【0019】前記分離搬送手段は、搬送方向に回転する
正回転部材と、搬送方向と逆方向に回転する逆回転部材
と、を有し、該正回転部材と逆回転部材とは複数の歯車
を介して連動して回転するとよい。
【0020】前記駆動伝達手段は、前記搬送手段がシー
ト材に搬送力の付与を開始するまで前記分離搬送手段へ
の駆動力を伝達し、その後は前記分離搬送手段への駆動
力の伝達を解除する第1の駆動制御手段を有するとよ
い。
【0021】前記第1の駆動制御手段は、突起を備えた
ワンウエイクラッチと、該突起に係合および係合解除自
在なアームを備えたレバーと、を有し、該突起とアーム
とが係合することにより駆動力の伝達が解除され、該突
起とアームとの係合が解除されることにより駆動力が伝
達されるとよい。
【0022】シート材積載部から前記分離搬送手段へシ
ート材を給送する給送手段を備え、該給送手段は、前記
駆動伝達手段から駆動が伝達されるとよい。
【0023】前記給送手段は、外周が一部切り欠けた切
り欠け部を備えた切欠ローラを有し、該切欠ローラの円
弧部によりシート材に摩擦力を付与してシート材を給送
し、切り欠け部がシート材と非接触位置で対向すること
により待機するとよい。
【0024】前記駆動伝達手段は、前記第1の駆動制御
手段によって前記分離搬送手段への駆動力を伝達すると
同時または伝達する前に、前記給送手段へ駆動力を伝達
し、該第1の駆動制御手段によって前記分離搬送手段へ
の駆動力の伝達を解除すると同時または伝達する前に、
前記給送手段への駆動力の伝達を解除する第2の駆動制
御手段を有するとよい。
【0025】前記第2の駆動制御手段は、前記駆動伝達
手段によって回転駆動する歯車に対向して前記切欠ロー
ラの軸上に備えられた切欠歯車と、切欠が設けられ前記
切欠ローラの軸上に備えられた制御環と、該制御環の切
欠に係合および係合解除自在な爪部材と、を有し、該爪
部材と制御環の切欠の係合により駆動力の伝達が解除さ
れ、該爪部材と制御環の切欠の係合が解除されることに
より、前記歯車の歯と、前記切欠歯車の歯とが噛み合っ
て駆動力が伝達されるとよい。
【0026】前記爪部材はソレノイドにより駆動すると
よい。
【0027】前記制御環と共に回転駆動する凹部を有し
たカム環を設け、該カム環の回転によって前記レバーを
揺動させて前記アームを突起に対して係合および係合解
除させるとよい。
【0028】画像形成装置に、前述のシート材搬送装置
によって搬送されるシート材上に、画像を形成する画像
形成手段を備えるとよい。
【0029】画像読取装置に、前述のシート材搬送装置
によって搬送される原稿シートの原稿画像を読み取る読
取手段を備えるとよい。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ないかぎりは、この発明の範囲をそれらのみに限定する
趣旨のものではない。
【0031】図1乃至図12には本発明の実施の形態に
係るシート材搬送装置および画像形成装置および画像読
取装置について示されている。以下、画像形成手段およ
び画像形成手段の両方を備えたファクシミリ装置に本発
明の実施の形態を適用した場合について説明する。
【0032】まず、図4、図5および図6を参照して本
発明の実施の形態に係るシート給送装置が適用されたフ
ァクシミリ装置全体の概略を説明する。図4はファクシ
ミリ装置全体の斜視図であり、図5はその側面図であ
り、図6はその概略断面図である。
【0033】図に示したように、1はファクシミリ装置
本体、2はシート材である原稿Dを複数枚積載すること
ができるように構成された原稿載置台、3は原稿Dの画
像情報を読取る画像読取手段を備えた画像読取部、4は
レーザービームプリンタからなる画像形成装置としての
記録装置本体、5は原稿搬送部、6は原稿押圧部、7は
密着型イメージセンサ、8は原稿排紙トレイ、9はレー
ザースキャナ、10は画像形成部、11はシート材積載
装置給紙部、12は装置本体1の上面カバーにシート材
Pを複数枚積載することができるように構成されたシー
ト排紙部、13はシート材積載手段であるMP(マルチ
記録紙)シート材積載装置、14はカートリッジカバ
ー、15はADF(オートドキュメントフィーダ)カバ
ー、16は上原稿ガイド、17は重り用軸、18は原稿
押え板、19は下原稿ガイド、20は画像読取部3と記
録装置本体4との仕切部、21はファクシミリ装置の制
御部、22はハンドセット、23は搬送ガイド、24は
操作部、25は表示部、26はファクシミリ装置の動作
状態を示すタリーランプ、27は2段目のシート材積載
装置、28はカバー部材であるライトカバー、29はM
Pシート材積載装置センサ、30はMP分離部である。
【0034】画像読取部3は、原稿載置台2上に積載し
た原稿Dを予備搬送押圧片5aと圧接した予備搬送ロー
ラ5b及び逆転ローラ5cと圧接した分離ローラ5dで
1枚ずつ分離給送し、さらに押圧バネ5kにより押圧さ
れた給紙コロ5eと圧接した給紙ローラ5f等で密着型
イメージセンサ7に搬送し、原稿押圧部6で重り用軸1
7、原稿押え板18により原稿Dを密着型イメージセン
サ7に押圧して密着させつつ原稿Dの画像情報を読取っ
た後、原稿Dを押圧バネ5kにより押圧された排紙コロ
5gと圧接した排紙ローラ5hによって原稿排紙トレイ
8に排出するようになっている。この間、原稿Dは上原
稿ガイド16と下原稿ガイド19によりガイドされる。
【0035】原稿載置台2には原稿Dの搬送方向と直角
方向(原稿Dの幅方向)にスライド可能なスライダ2a
が設けられていて、前記スライダ2aによって原稿載置
台2上に積載された原稿Dの両サイドを揃えることが出
来るようになっている。また、原稿Dのサイズによっ
て、所定よりも長尺な原稿の場合は延長原稿トレイ2b
を開くことによって原稿Dの後端部が原稿載置台2から
はみ出して垂れ下がることを防止することができる。
【0036】記録装置本体4は、制御部21から出力さ
れる画像信号に基づいてレーザースキャナ9のレーザー
ビーム発振器9aから変調信号を射出し、この変調ビー
ムをポリゴンミラー9bによって画像形成部10の感光
体ドラム10aに走査光を照射して、感光体ドラム10
a表面に画像情報を形成し、シート材積載装置給紙部1
1または2段目シート材積載装置給紙部27またはMP
シート材積載装置給紙部13から画像形成部11に給送
されたシート材Sに画像情報を転写して定着した後、シ
ート排紙部12に排紙するように構成されている。
【0037】感光体ドラム10aは1次帯電器10bと
現像ローラ10cとクリーニングローラ10dと共に記
録カートリッジ10e内に一体に組込まれていて、装置
本体1に対して着脱自在に構成されている。そして感光
体ドラム10aの表面は1次帯電器10bにより均一に
帯電され、表面にポリゴンミラー9bから走査光が折り
返しミラー9cで反射して照射されると潜像が形成さ
れ、潜像が現像ローラ10cから供給されるトナーによ
って顕像化されるようになっている。
【0038】画像形成部10の感光体ドラム10a周辺
部には転写帯電器10fが配置され、また感光体ドラム
10aよりも下流側のシート搬送経路に熱定着器10
g、排紙ローラ10hが配置されている。
【0039】シート材Sは転写帯電器10fで感光体ド
ラム10a表面に形成されたトナー像を転写された後、
搬送ガイド23に沿って搬送され、熱定着器10gでト
ナー像を定着されて、排紙ローラ10hによりシート排
紙部12に排出されるようになっている。
【0040】MPシート材積載装置給紙部13は、装置
本体1の底部に配設されている。MPシート材積載装置
13aに積載されたシート材Sは圧接部材13bにより
MP中板13cが上方に回動させられることによって、
MP分離ローラ30aに圧接され、MP分離パッド30
bによって1枚ずつ分離され(摩擦片分離方式)、MP
分離ベース30cに沿って搬送される。さらに、搬送ロ
ーラ28aとライトカバー28に配置されたカバー側U
ターンガイド28bと、装置本体1側に配置された本体
側Uターンガイド28cによって反転される。さらに給
送中のシート材Sは、所定時間後にレジストセンサ28
dにより先端を検出され、感光体ドラム10aに形成さ
れたトナー像の先端とシート材Sの先端が一致するよう
に給紙、画像出力タイミングを合わされた後、転写帯電
器10fと感光体ドラム10aとの間に搬送される。画
像はMPシート材積載装置13aに積載されたシート材
Sの下面側に記録される。
【0041】また、シート材Sは記録サイズに合わせて
移動可能に装着されたMP規制板13dによって側端
面、後端面を規制され斜行や不送りが発生しないように
なっている。また、シート材Sのサイズや有無はMPシ
ート積載装置センサ29により検知される。
【0042】なお、MPシート材積載装置13aは、例
えば、シート材積載可能枚数を約100枚とし、装置本
体1に対して左側面方向に引き出されるように構成する
ことができる(サイドローディング方式)。また、積載
可能なシートサイズとしてはA4、レター、リーガルの
3種類とすることができる。
【0043】シート材積載装置給紙部11は装置本体1
の底部下面にシート材積載装置給紙部11の天板11h
が接するように配置されており、天板11hの上面は装
置本体1の底板になっている。シート材積載部である給
紙シート材積載装置100に積載されたシート材Sは中
板102が中板バネ104によって上方に付勢されてい
る。
【0044】そして、画像形成部10へシート材Sを給
送する場合には、まず、複数のシート材Sのうち最外面
のシート材に、給送手段を構成する切欠ローラとしての
半月状の給紙ローラ11bが当接して摩擦力を付与する
ことで給送し、分離爪部材106によって1枚ずつ分離
する(爪分離方式)。
【0045】この際、分離爪部材106によって一枚に
分離することができなかった場合にでも、分離搬送手段
を構成する正回転部材であるフィードローラ(搬送ロー
ラ)50と逆回転部材であるリタードローラ(分離ロー
ラ)192によって完全に一枚に分離して、一枚のシー
ト材を搬送する。なお、フィードローラ50は搬送方向
に回転し、リタードローラ192は搬送方向と逆方向に
回転しこれらの挟持部にシート材を導くことで、フィー
ドローラ50側の一枚のみが搬送され、それ以外のシー
ト材は逆方向に戻される構成となっている。
【0046】そして、この分離搬送手段によって搬送さ
れるシート材は、下流側に設けられた搬送手段としての
搬送ローラ11kにより搬送力を受けて、さらに下流側
に搬送され、MP分離ベース30cと通紙ガイド28e
の間を通過して、搬送ローラ28aとライトカバー28
に配置されたカバー側Uターンガイド28bと装置本体
1側に配置された本体側Uターンガイド28cによって
反転される。
【0047】ここからは前述のMPシート積載装置部1
3から給送されたシート材の場合と同じであり、紙パス
は搬送ローラ28aの直前で合流する。画像は給紙シー
ト積載装置100に積載されたシート材Sの下面側に記
録される。
【0048】また、2段目シート材積載装置給紙部27
は図6では省略されているが、図示されているシート材
積載装置給紙部11とほぼ同等の構成であり、2段目シ
ート材積載装置101の内部のシート材Sはシート材積
載装置給紙部11の側方空間部11gを通って記録部4
に給紙される。
【0049】なお、シート材積載装置100,101は
いずれもシート材積載可能枚数は約500枚とし、装置
本体1に対して前面に引き出されるように構成すること
ができる(フロントローディング)。また、積載可能な
記録紙サイズとしてはA4、レターの2種類とすること
ができる。
【0050】さらに、シート材積載装置給紙部11と2
段目シート材積載装置給紙部27はそれぞれオプション
として分離・結合可能とし、装置全体のシート材積載可
能枚数は約100枚(シート材積載装置給紙部を設けな
い場合)から約1100枚(シート材積載装置給紙部1
1を2段設けた場合)まで可変とすることができる。
【0051】装置本体1にはカートリッジカバー14が
開閉可能に設けられていて、カートリッジカバー14を
開くことによって記録カートリッジ10eを装置本体1
の外に引出して交換できるようになっている。また、カ
ートリッジカバー14にはインターロック機構が備わっ
ており、カートリッジカバー14が開いているか、記録
カートリッジ10eが装置本体1にセットされていない
場合は記録装置本体4が動作しないようになっている。
また、記録カートリッジ10eに設けたドラム感光防止
シャッター10iは記録カートリッジ10eの装置本体
1へのセットと連動するようになっており、カートリッ
ジカバー14を開いて記録カートリッジ10eの装置本
体1へのセットした時シャッター10iが開き、記録カ
ートリッジ10eを装置本体1から取り出した時にシャ
ッター10iが閉じることで感光体ドラム10aの不必
要な感光を防止するようになっている。
【0052】また記録中にジャムが発生した場合、カー
トリッジカバー14、ライトカバー28、排紙カバー1
0j、ジャム解除カバー11iのいずれかを開けること
によって内部に滞留しているシート材Sを取り出すこと
ができるようになっている。
【0053】仕切部20は画像読取部3と記録装置本体
4を分離するダクトとなっており、ここに図示しないフ
ァンによって空気を流すことによって記録装置本体4か
ら発生した熱により画像読取部3が悪影響を受けたり、
シート材Sから蒸散した水蒸気が結露してシート材S上
に滴下することを防いでいる。
【0054】密着型イメージセンサ7は光源としてのL
EDアレイから原稿Dの画像情報面に光を照射し、画像
情報面を反射した反射光をセルフォックレンズ(登録商
標)でセンサ素子に結像して画像情報を読取るものであ
る。
【0055】次に図1、図2および図3を参照して、本
実施の形態の特徴である画像形成装置側の給紙部の詳細
な説明を行う。図1はシート材搬送装置のシート材積載
装置給紙部の要部斜視図、図2は給紙部の待機状態を示
す作動説明図、図3は給紙部の給紙状態を示す作動説明
図である。
【0056】まず、駆動伝達手段を構成する複数の歯車
等の構成、および、駆動源である不図示のモータから伝
達される駆動の伝達順序などについて説明する。
【0057】図に示したように、300は不図示のモー
タから適宜中間歯車を介して駆動力即ち回転力を受け、
給紙部の駆動歯車となるべき第一の歯車で、フィードロ
ーラ50に固定されたフィードローラ軸302に回転自
在に遊嵌されている。
【0058】第1の歯車300の回転は第2の歯車30
4に伝達され、第2の歯車304の回転はバネクラッチ
等のワンウエイクラッチ306を介して第3の歯車30
8に伝達され、第3の歯車308の回転はフィードロー
ラ軸302に固定されたフィードローラ50を回転させ
るための歯車である第4の歯車310に伝達される。
【0059】第4の歯車310の回転は第5の歯車31
2、トルクリミッタ314、第6の歯車316に伝達さ
れ、歯車316の回転は、第7の歯車318を介して伝
達軸198に伝達される。さらに、伝達軸198の回転
はホルダ196内の第8の歯車320、第9の歯車32
2、第10の歯車324を介してリタードローラ192
に伝達される。
【0060】歯車322は支軸326により、リタード
ローラ192及び歯車324は支軸328によりそれぞ
れホルダに回転自在に支持されているが、支軸326の
延長部の記載は図では省略する。このようにして第1の
歯車300からの回転力によりリタードローラ192は
回転される。
【0061】330は切欠部332を有する第2の歯車
304に対向する位置に配設された切欠歯車で、切欠歯
車330は一部が切り欠けられ半月状等の形状をなすピ
ックアップローラ11bのピックアップローラ軸334
に固定されている。ピックアップローラ軸334の一端
には切欠336を有する制御環338が固定され、切欠
336にソレノイド340により駆動される爪部材34
2が係合可能とされている。なお、切欠歯車330、制
御環338および爪部材342などにより第2の制御手
段が構成される。
【0062】制御環338には凹部344を有するカム
環346が設けられ、制御環338と装置本体との間に
はバネ348が設けられている。カム環346に係合す
る第1の作動腕(アーム)350及びワンウエイクラッ
チ306の突起352に係合する第2の作動腕(アー
ム)354を有するL型の作動レバー356が装置本体
に枢支され、バネ358により反時計方向に付勢されて
いる(図3)。なお、ワンウエイクラッチ306、レバ
ー356などにより第1の制御手段が構成される。
【0063】次に、上記給紙部の作動について説明す
る。
【0064】まず、待機状態でにおいて不図示のモータ
の駆動が伝達されることによって第1の歯車300が回
転し、第1の歯車300に噛合する第2の歯車304も
回転しているが、第1の駆動制御手段および第2の駆動
制御手段とも伝達が解除されている状態(図2)である
ため、半月状の給紙ローラ11bは回転しておらず、こ
の給紙ローラ11bの切り欠け部がシート材Sに非接触
位置で対向して停止しており、分離搬送手段であるフィ
ードローラ50およびリタードローラ192も停止して
いる。
【0065】そして、ソレノイド340に通電される
と、ソレノイド340の作動により爪部材342と切欠
336の係合が解除され、制御環338はバネ348の
力により時計方向に回転する(図3)。
【0066】すると、制御環338と同軸上の切欠歯車
330が第2の歯車304に噛合して回転され、この回
転は軸334を介してピックアップローラ11bに伝達
され、ピックアップローラ11bはシート材積載装置内
に積載された最上位のシートをフィードローラ50へ給
送することになる(第2の駆動制御手段による駆動力の
伝達状態)。
【0067】ピックアップローラ11bが回転してシー
トに当接する直前に、カム環346の凹部に作動腕35
0が係合し、作動レバー356は反時計方向に回動し、
その作動腕354と突起352の係合が解除され、ワン
ウエイクラッチ306は動力伝達可能状態となり、第1
の歯車300から第2の歯車304、ワンウエイクラッ
チ306、第3の歯車308、第4の歯車310、軸3
02を介して動力が伝達されて、フィードローラ50が
回転されることになる(第1の駆動制御手段による駆動
力の伝達状態)。
【0068】また、フィードローラ50が回転される場
合には、フィードローラ50を回転させるための歯車で
ある第4の歯車310からは、第5〜10の歯車31
2,316,318,320,326,328を介して
動力が伝達されることにより、リタードローラ192も
回転される。すなわち、フィードローラ50とリタード
ローラ192とは連動する構成である。
【0069】従って、フィードローラ50とリタードロ
ーラ192により1枚ずつシートが分離されて、下流の
搬送ローラ11k部(図6に図示)へ送られる。
【0070】シートの後端がフィードローラ50とリタ
ードローラ192の間を通過し、切欠歯車330が1回
転して図1の位置にくると、それ以前にソレノイド34
0の通電を断つことにより、図示しないバネにより復帰
されている係止爪342が制御環338の切欠336に
係合し、切欠歯車330は停止され、ピックアップロー
ラ11b及びフィードローラ50も停止され、次のシー
ト給送の待機状態となる。
【0071】このように、ピックアップローラ11bと
リタードローラ192とが第2〜第10の歯車、ワンウ
エイクラッチ、トルクリミッタ等により連動して回転し
てシート材を分離しながら次段の搬送ローラ11kに向
けて給送し給紙動作を終了するため、従来のようなピッ
クアップローラ及びリタードローラを個別に制御するよ
うな電磁クラッチ等を必要とせず、構成が簡単となる。
【0072】また、フィードローラ50とリタードロー
ラ192とがトルクリミッタ314を介して接続されて
いるため、ワンウエイクラッチ306による動力伝達が
解除された後(第1の駆動制御手段による駆動力の伝達
解除状態)に、シート材が次段の搬送ローラ11kによ
り搬送されている間、シート材から受ける摩擦力によっ
てフィードローラ50が連れ回りして、この回転が第4
の歯車310に動力として伝達される。
【0073】しかし、駆動を受けた第3の歯車308は
ワンウエイクラッチ306により空回転をするため、そ
の駆動力が第2の歯車304には伝わらない。
【0074】一方、第4の歯車310によって、第5〜
10の歯車312,316,318,320,326,
328を介して動力が伝達されることにより、リタード
ローラ192も回転するため、分離搬送手段(フィード
ローラ50およびリタードローラ192)は機能を発揮
し、例え、シート材が重送した場合でも、一枚のみ分離
して搬送することができる。(フィードローラ50とリ
タードローラ192は常に連動する構成である。)ま
た、シート材が次段の搬送ローラ11kで送られている
ときのフィードローラ50の連れ回りを行わせるための
ワンウエイクラッチの働きをフィードローラ50を1回
転させるためのバネクラッチに行わせることにより部品
点数の削減を計ることができ、構成が簡単になるととも
に製造コストの削減を計ることができる。
【0075】次に、搬送速度の設定について説明する。
【0076】分離搬送手段(フィードローラ50および
リタードローラ192)によるシート材の搬送速度と、
分離搬送手段の下流側に設けられた次段の搬送手段であ
る搬送ローラ11kによるシート材の搬送速度との速度
設定については、シート材を一定の速度で搬送するとい
う点から考えれば、両者を同一に設定するのが望まし
い。
【0077】しかし、両者を同一にした場合には、以下
の欠点がある。
【0078】すなわち、両者による搬送速度が同一であ
れば理想的には、分離搬送手段の搬送部(フィードロー
ラ50とリタードローラ192の挟持部)と、搬送ロー
ラ11kの搬送部(このローラの挟持部)との間では、
シート材はたるんでいない状態で搬送される。
【0079】しかし、実際には、シート材の先端が分離
搬送手段の搬送部を通過してから、搬送ローラ11kの
搬送部に至るまでのシート材の状態が一定であるとは限
らないこと、また、分離搬送手段による搬送速度と搬送
ローラ11kによる搬送速度とが常に一定になるのは通
常技術的に困難であり搬送するシート材の材質等の様々
な要因により搬送速度の誤差が生ずること、などによっ
て、分離搬送手段の搬送部と、搬送ローラ11kの搬送
部との間では、シート材はたるんでしまうことがある。
【0080】このように、シート材がたるんだ状態で搬
送されている場合、ワンウエイクラッチ306の駆動が
切れ、フィードローラ50及びリタードローラ192の
回転が停止して、次段の搬送ローラ11kによって搬送
されるシート材の摩擦力を受けて、再びフィードローラ
50及びリタードローラ192が回転するまでに一瞬の
タイムラグがある。
【0081】さらに、給紙を重ねることにより、搬送ロ
ーラ11kはシート材がフィードローラ50とリタード
ローラ192に挾持されているのを引き抜かなければな
らないため、磨耗が進み、周速がフィードローラ50よ
りも一層遅くなってしまう傾向になる。そのため、ます
ますフィードローラ50とリタードローラ192が回転
停止状態になりやすくなる。
【0082】このように、回転停止状態が発生してしま
うと、回転停止状態のフィードローラ50とリタードロ
ーラ192が再び回転状態になる瞬間、2つのローラで
抑えられていた重送しようとしているシート材が、その
回転する勢いで2つのローラ間に完全に入り込んでしま
い、リタードローラ192のシート材をシート材収納装
置の方向に戻す力では戻せなくなり、重送してしまう問
題点がある。
【0083】さらに、重送したシート材がかなりずれて
搬送されることになり、装置は指定されたシート材より
長い紙が搬送されたと判断してしまうために、ジャムと
なってしまうことにもなってしまう。
【0084】そこで、本実施の形態では、フィードロー
ラ50の周速(搬送速度)よりも次段の搬送手段である
搬送ローラ11kの周速(搬送速度)を速くするように
設定し、フィードローラ50とリタードローラ192の
駆動が切れ、次段の搬送ローラ11kによって再びフィ
ードローラ50及びリタードローラ192が回転するま
でに回転停止状態になるのを防ぐことにより、重送が発
生せず、給紙性能がより安定するようにしている。
【0085】さらに、搬送ローラ11kで一般的に使用
される材質は、EPDMの硬度が50°〜60°のもの
であるが、これは耐久的に約10万枚通紙を行うと径が
約0.3〜0.4mm削れることが実験により判明して
いる。これらを考慮して、搬送ローラ11kの径をあら
かじめ多少大きめにしておくことにより、常にフィード
ローラ50の周速よりも次段の搬送手段である搬送ロー
ラ11kの周速を速くすることが可能となり、耐久性に
優れたシート材搬送装置を提供できる。
【0086】以上のように、部品等を追加する必要がな
く、簡単な構成のまま、低コストで給紙性能を更に良好
にすることが可能となる。
【0087】なお、これまでは、画像形成装置側の給紙
部について、本実施の形態の特徴であるシート材搬送装
置を適用した場合について説明したが、画像読取装置側
の原稿シートを給送する給紙部に上記のようなシート材
搬送装置を適用することもできる。
【0088】次に、図7〜12を参照して本発明の実施
の形態に係るシート材搬送装置に適用されるシート材積
載装置について説明する。
【0089】図において100はシート材積載装置を示
し、該シート材積載装置100は1対の側板、シート材
積載装置の奥側で前記側板の間に延びる奥板112、シ
ート材積載装置の手前側で前記側板の間に延びる前板1
14、底板116を有する。また、前記バネ104によ
り付勢される中板102は奥板及び前板にピン118に
より支持されている。
【0090】120はシート材積載装置の奥側に設けら
れた突き当て部材で、該突き当て部材120は奥板11
2上に対応する上壁部122及び奥板112の側部に対
応する立ち壁部124を有し、上壁部122は1対の長
穴126が配置され、また立ち壁部124にはシートの
1側即ち給紙方向に関し左側(図7における上方側)規
制する突起部128を有するとともに、下端には1対の
突起130が形成されており、該突起130はシート材
積載装置116に設けられた適宜数の調整穴132に係
合可能となっている。突き当て部材120の給紙方向に
関し前方に設けられた分離爪部材106は、ガイド穴1
34が形成された板状の本体部136及び分離爪部13
8を有し、ピン140により立ち壁部124に枢支され
ている。分離爪部材106は片側だけに設けられてお
り、製作コストが低減できる。
【0091】シート材積載装置の手前側即ち前板114
の内部には、シート材の他側を押す板状部材142、該
板状部材を付勢するバネ(図示せず)等を有する付勢手
段144が設けられている。更に、前板114の上部に
は断面略L字形等適宜形状の位置決め手段146が設け
られ、該位置決め手段の基準面148が、画像形成装置
本体に対してシート材積載装置を位置決めする。
【0092】以上の構成において、突き当て部材120
はその下端の突起130を、紙サイズに応じてシート材
積載装置の底板の適宜の調整穴132に嵌合し、長穴1
50を介してビス152により奥板112に固定され
る。そして、所定枚数のシート材をシート材積載装置1
00内に収納すると、付勢手段144によりシートは突
き当て部材120即ち奥側に押し当てられ、その突起部
128の基準面によりシートの一端は規制されることに
なる。このような状態で、シート材積載装置が装置本体
に装着されて停止した場合、シートは突き当て部材によ
り位置が規定されているので、従来の手前側規制のよう
なシートの位置ずれは防止され、シートは所定の位置決
めが維持され、分離爪からの離脱もなく、良好なシート
搬送を遂行することができる。
【0093】シート材としての紙は湿度の影響を受け伸
縮するが、一般には高温では多湿となる傾向があるがい
ずれにしても湿度の増加に応じてシート材は伸長する。
また、シート材積載装置は温度の上昇に応じて膨張する
が、シート材積載装置は樹脂成形されることが多く、そ
の膨張傾向はより顕著である。前記のようにシート材の
位置決めを奥側にすると、高温多湿となった場合、シー
ト材の他端は前板114側即ち手前側に伸長し、画像形
成基準(印字等の画像形成はシートの左側から行われ
る)がずれることになる。しかし、シート材積載装置を
装置本体に装着し、前板に設けられた位置決め手段14
6により、シート材積載装置を装置本体に対し位置決め
すると、高温多湿の環境下では、シート材は前板側即ち
手前側に伸長するが、シート材の1側の基準となる突き
当て部材はシート材積載装置の膨張により奥側に移動す
ることになり、即ちシート材の伸長とシート材積載装置
の膨張が互いにキャンセルし、シート材の他端の搬送基
準のズレが低減され、画像のズレが防止される。
【0094】図11、12において、分離圧調整手段1
70の調整レバー172はシート材積載装置100の側
板110に形成された凹部174内に納められ、その一
端が側板110に軸176により枢支されている。レバ
ー172の上辺中央部には、前部及び後部にテーパ17
8,180を有する突起部182が形成されている。レ
バー172の一端の係止ピン184と側板110の凹部
174の係止ピン186の間には引っ張りバネ188が
設けられており、該バネによりレバー172は図におい
て反時計方向に付勢される。また、引っ張りバネはバネ
定数を小さくなるようにされ、レバー172の回動中該
レバーから前述のリタードローラに略一定の加圧力が付
与されるようになっている。また、シート材積載装置1
00の上部にはレール190が設けられている。なお図
11において172Aはレバー172に設けられた被案
内突起で、シート材積載装置凹部174のオーバーハン
グ部の内面に摺動可能となっていてレバー172がみだ
りに凹部以外に出ることを防止している。
【0095】一方装置本体には、前記フィードローラ5
0に対応するリタードローラ192が設けられており、
該リタードローラは下部に突起194を有するリタード
ホルダ196に回動自在に支持されている。該リタード
ホルダ196は支軸198に揺動自在に支持されてい
る。また、本体1側には前記シート材積載装置のレール
190に対応するレール200が設けられている。
【0096】上記実施の形態によれば、シート材積載装
置100をレール190,200によりガイドしながら
装置本体1に装着すると装着途中に本体側のレール20
0により押し下げられながら進行していた調整レバー1
72の突起182は、図12に示すように装着操作の最
終段階で本体側のレール200に形成された穴にクリッ
ク動作的に係合する。この動作により、ユーザはシート
材積載装置が装置本体に装着されたことを感知し、シー
ト材積載装置の押し込み操作を止めることができ、前記
のようにシート材積載装置を装置本体に衝突させてシー
ト材の搬送基準からのズレ等を防止することができる。
【0097】また、シート材積載装置が前記のようにし
て装置本体に装着されると、調整レバー172の突起1
82はリタードホルダ196の突起194に係合し、該
リタードホルダ196をバネ188の付勢力に応じて押
し上げ、所望の分離圧をもってフィードローラ50に押
圧することになる(図8)。このように、分離圧の調整
手段170がシート材積載装置側に設けられているの
で、調整手段の部材交換や調整等がシート材積載装置を
装置本体から引き出した状態で行うことができ、その作
業が容易となる。また、摩擦分離手段は本体側に設けら
れているので、手油により汚損されたりすることがな
い。なお、本実施の形態は、調整手段によりリタードロ
ーラの分離圧の例で説明したが、摩擦パッド等の他の摩
擦手段にも適応し得ることは勿論である。
【0098】
【発明の効果】本発明のシート材搬送装置は、シート材
が搬送手段による搬送力を受けた後は、分離搬送手段に
よる搬送速度よりも速い速度で搬送されるので、シート
材は搬送手段と分離搬送手段との間でたるむようなこと
はなく、引っ張られる状態で搬送されるので、分離搬送
手段は、駆動伝達手段による駆動力の伝達が解除された
場合でも、シート材から受ける摩擦力によって駆動が停
止することなく継続して行うことができるので、分離搬
送手段および搬送手段を個々に制御する必要もなく簡単
な構成で、確実にシート材を分離して精度良く搬送する
ことができる。
【0099】また、分離搬送手段は、正回転部材と、逆
回転部材と、を有し、これらを複数の歯車を介して連動
して回転させることで、シート材からの摩擦力によって
正回転部材が回転することで逆回転部材も回転するの
で、常に分離搬送機能が発揮できる。
【0100】第1の駆動制御手段を備えることによっ
て、搬送手段がシート材に搬送力を付与して後は駆動を
伝達する必要のない分離搬送手段へは駆動を伝達しない
ので摩耗などを最小限に抑えることができる。
【0101】第1の駆動制御手段は、突起を備えたワン
ウエイクラッチと、該突起に係合および係合解除自在な
アームを備えたレバーと、を有し、該突起とアームとが
係合することにより駆動力の伝達を解除することがで
き、該突起とアームとの係合が解除されることにより駆
動力を伝達することができる。
【0102】シート材積載部から分離搬送手段へシート
材を給送する給送手段であって、駆動伝達手段から駆動
が伝達される給送手段を備えることで、同一の駆動源に
よって簡単な構成でシート材積載部からのシート材給送
も行うことができる。
【0103】給送手段は、外周が一部切り欠けた切り欠
け部を備えた切欠ローラを有し、該切欠ローラの円弧部
によりシート材に摩擦力を付与してシート材を給送し、
切り欠け部がシート材と非接触位置で対向することによ
り待機することができる。
【0104】第2の駆動制御手段を備えることによっ
て、分離搬送手段の上流側の給送手段の方が少なくとも
分離搬送手段よりも先に駆動し、また、分離搬送手段よ
りも先に駆動が停止するので、適正に給送でき、また、
分離搬送手段が駆動していない時には給送を行わないの
で、重送を防ぐことができる。
【0105】第2の駆動制御手段は、駆動伝達手段によ
って回転駆動する歯車に対向して切欠ローラの軸上に備
えられた切欠歯車と、切欠が設けられ切欠ローラの軸上
に備えられた制御環と、該制御環の切欠に係合および係
合解除自在な爪部材と、を有することで、該爪部材と制
御環の切欠の係合により駆動力の伝達が解除され、該爪
部材と制御環の切欠の係合が解除されることにより、歯
車の歯と、切欠歯車の歯とが噛み合って駆動力を伝達す
ることができる。
【0106】爪部材はソレノイドにより駆動することが
できる。
【0107】制御環と共に回転駆動する凹部を有したカ
ム環を設け、該カム環の回転によってレバーを揺動させ
てアームを突起に対して係合および係合解除させること
ができる。
【0108】画像形成装置に、上述のように分離搬送に
優れ、搬送精度に優れたシート材搬送装置によって搬送
されるシート材上に、画像を形成する画像形成手段を備
えることができる。
【0109】画像読取装置に、上述のように分離搬送に
優れ、搬送精度に優れたシート材搬送装置によって搬送
される原稿シートの原稿画像を読み取る読取手段を備え
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施の形態に係るシート材搬送
装置の要部斜視図。
【図2】図2は図1の要部の作動のうち待機状態を示す
作動説明図。
【図3】図3は図1の要部の作動のうち給紙状態を示す
作動説明図。
【図4】図4は本発明の実施の形態に係る画像形成装置
および画像読取装置の両方を兼ね備えたファクシミリ装
置全体の斜視図。
【図5】図5は図4のファクシミリ装置の側面図。
【図6】図6は図4のファクシミリ装置の概略断面図。
【図7】図7は本発明の実施の形態に係るシート材積載
装置の平面図。
【図8】図8は図7のA−A線に沿う概略断面図。
【図9】図9は図7のシート材積載装置の突き当て部材
の正面図。
【図10】図10は図7のシート材積載装置の突き当て
部材の平面図。
【図11】図11は本発明の実施の形態に係るシート材
積載装置の側面図。
【図12】図12は図11のシート材積載装置の作動状
態の説明図。
【図13】従来技術に係る画像形成装置のコピー動作を
説明するための概略構成図。
【図14】従来技術に係る画像形成装置のコピー動作を
説明するための主として搬送制御系を示す図。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置本体 2 原稿載置台 3 画像読取部 4 記録装置本体 10 画像形成部 11,27 シート材積載装置給紙部 11b ピックアップローラ 11k 搬送ローラ 50 フィードローラ 100,101 シート材積載装置 192 リタードローラ 300 第1の歯車 302 フィードローラ軸 304 第2の歯車 306 ワンウエイクラッチ 308 第3の歯車 310 第4の歯車 312 第5の歯車 314 トルクリミッタ 316 第6の歯車 318 第7の歯車 320 第8の歯車 322 第9の歯車 324 第10の歯車 330 切欠歯車 332 切欠部 334 ピックアップローラ軸 336 切欠 338 制御環 340 ソレノイド 342 爪部材 344 凹部 346 カム環 350 第1の作動腕 352 突起 354 第2の作動腕 356 作動レバー

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート材を一枚ずつ分離して搬送する分離
    搬送手段と、 該分離搬送手段による分離搬送動作を行うための駆動力
    を伝達する駆動伝達手段と、 該分離搬送手段の搬送方向下流側に設けられ、該分離搬
    送手段による搬送力を受けている最中に搬送力の付与を
    開始してさらに下流にシート材を搬送すると共に、分離
    搬送手段による搬送速度よりも速い速度で搬送する搬送
    手段と、を備えたシート材搬送装置であって、 前記分離搬送手段は、前記駆動伝達手段による駆動力の
    伝達が解除された状態であっても、前記搬送手段によっ
    て搬送されるシート材から受ける摩擦力によって駆動を
    行うことを特徴とするシート材搬送装置。
  2. 【請求項2】前記分離搬送手段は、搬送方向に回転する
    正回転部材と、搬送方向と逆方向に回転する逆回転部材
    と、を有し、該正回転部材と逆回転部材とは複数の歯車
    を介して連動して回転することを特徴とする請求項1に
    記載のシート材搬送装置。
  3. 【請求項3】前記駆動伝達手段は、前記搬送手段がシー
    ト材に搬送力の付与を開始するまで前記分離搬送手段へ
    の駆動力を伝達し、その後は前記分離搬送手段への駆動
    力の伝達を解除する第1の駆動制御手段を有したことを
    特徴とする請求項1または2に記載のシート材搬送装
    置。
  4. 【請求項4】前記第1の駆動制御手段は、突起を備えた
    ワンウエイクラッチと、該突起に係合および係合解除自
    在なアームを備えたレバーと、を有し、 該突起とアームとが係合することにより駆動力の伝達が
    解除され、該突起とアームとの係合が解除されることに
    より駆動力が伝達されることを特徴とする請求項3に記
    載のシート材搬送装置。
  5. 【請求項5】シート材積載部から前記分離搬送手段へシ
    ート材を給送する給送手段を備え、該給送手段は、前記
    駆動伝達手段から駆動が伝達されることを特徴とする請
    求項1、2、3または4に記載のシート材搬送装置。
  6. 【請求項6】前記給送手段は、外周が一部切り欠けた切
    り欠け部を備えた切欠ローラを有し、該切欠ローラの円
    弧部によりシート材に摩擦力を付与してシート材を給送
    し、切り欠け部がシート材と非接触位置で対向すること
    により待機することを特徴とする請求項5に記載のシー
    ト材搬送装置。
  7. 【請求項7】前記駆動伝達手段は、前記第1の駆動制御
    手段によって前記分離搬送手段への駆動力を伝達すると
    同時または伝達する前に、前記給送手段へ駆動力を伝達
    し、該第1の駆動制御手段によって前記分離搬送手段へ
    の駆動力の伝達を解除すると同時または伝達する前に、
    前記給送手段への駆動力の伝達を解除する第2の駆動制
    御手段を有したことを特徴とする請求項5または6に記
    載のシート材搬送装置。
  8. 【請求項8】前記第2の駆動制御手段は、前記駆動伝達
    手段によって回転駆動する歯車に対向して前記切欠ロー
    ラの軸上に備えられた切欠歯車と、切欠が設けられ前記
    切欠ローラの軸上に備えられた制御環と、該制御環の切
    欠に係合および係合解除自在な爪部材と、を有し、 該爪部材と制御環の切欠の係合により駆動力の伝達が解
    除され、該爪部材と制御環の切欠の係合が解除されるこ
    とにより、前記歯車の歯と、前記切欠歯車の歯とが噛み
    合って駆動力が伝達されることを特徴とする請求項7に
    記載のシート材搬送装置。
  9. 【請求項9】前記爪部材はソレノイドにより駆動するこ
    とを特徴とする請求項8に記載のシート材搬送装置。
  10. 【請求項10】前記制御環と共に回転駆動する凹部を有
    したカム環を設け、該カム環の回転によって前記レバー
    を揺動させて前記アームを突起に対して係合および係合
    解除させることを特徴とする請求項8または9に記載の
    シート材搬送装置。
  11. 【請求項11】請求項1乃至10のいずれか一つに記載
    のシート材搬送装置によって搬送されるシート材上に、
    画像を形成する画像形成手段を備えたことを特徴とする
    画像形成装置。
  12. 【請求項12】請求項1乃至10のいずれか一つに記載
    のシート材搬送装置によって搬送される原稿シートの原
    稿画像を読み取る読取手段を備えたことを特徴とする画
    像読取装置。
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