JP2009081602A - 原稿読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】原稿の表裏両面に対する読取りを、高精度を維持しつつ迅速かつ低廉に行うことを可能とする。
【解決手段】原稿載置台212上の原稿が原稿ガイド212aにより予め斜行矯正を行われていることを前提として、原稿の第1面目の読取り時には斜行補正手段211eの斜行矯正を行わず、原稿の第2面目の読取り時には斜行補正手段211eに斜行矯正を行わせることにより、片面搬送路211aの搬送手段と、反転搬送路211kの斜行補正手段とを読取導入搬送路211fに設けた斜行補正手段211eにより共用して、部品点数を低減するとともに読取処理の時間の短縮化が図るように構成したものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、片面搬送路と反転搬送路とが合流した読取導入搬送路に原稿の斜行矯正を行わせる斜行補正手段が配置された原稿読取装置及び画像形成装置に関する。
一般に、複写機やファクシミリ等の画像形成装置やその他の各種装置においては、画像の読取りが行われる原稿を読取部まで自動搬送するとともに、その読み取られた原稿を自動排出するように構成された原稿読取装置が広く採用されている。そして、原稿の表裏両面に対する自動搬送を行わせる構成を備えた原稿読取装置には、片面搬送路と反転搬送路とが設けられており、原稿載置台上にセットされた原稿の第1面の読取りを行う際には、片面搬送路を通して読取部まで原稿が搬送される。さらに、その原稿の第1面の読取り後にスイッチバック等により表裏反転された前記原稿の第2面の読取りを行う際には、上記反転搬送路を通して読取部まで原稿が再び搬送されるようになっている。
このとき、上述した片面搬送路と反転搬送路とは、前記読取部に至る手前側の部分において一本の読取導入搬送路をなすように合流されており、その読取導入搬送路が前記読取部まで延在する構成になされている。そして、上記片面搬送路又は反転搬送路を通して読取導入搬送路に送り出された原稿は、当該読取導入搬送路に配置されたレジストローラ等からなる斜行補正手段の動作により斜行矯正(レジスト補正)された上で読取部に送り込まれるようになっている。
そして、上述したレジストローラ等の斜行補正手段に対する制御動作は、原稿読取装置の全体に関する原稿の搬送制御を行う搬送制御手段からの指令に基づいて適宜に実行されている。すなわち、前記レジストローラ等の斜行補正手段による原稿の斜行矯正(レジスト補正)は、上記搬送制御手段からの指令によりレジストローラを一定時間にわたって停止させるなどの制御が読取りの直前に行われる構成になされており、その斜行矯正によって先端が揃えられた原稿が読取部に搬入されることで、上記読取部において画像が傾斜した状態で読み取られることが防止されるようになっている。
しかしながら、このような従来の斜行補正手段による斜行矯正(レジスト補正)においては、上述したようにレジストローラが一定時間にわたって停止させられることから、その停止時間の分だけ、原稿の読取りに時間を要することとなっている。特に原稿の表裏両面の読取りを行う場合には、原稿の斜行矯正が表裏両面の2回にわたって実行されるため、原稿の読取りの処理時間が長くなっている。
一方、下記の特許文献1のように、原稿載置台上の原稿が原稿ガイドにより予め斜行矯正されることを前提として、原稿の第1面(表側面)の読取り時に使用される片面搬送路にレジストローラ等の斜行補正手段を設けないようにした構成を採用したものも提案されている。このものでは、原稿の第1面(表側面)の読取り時には原稿の斜行矯正を行うことなく通常の搬送ローラによって原稿が読取部に搬入されることから、その第1面について斜行矯正を行わない分だけ原稿読取りの処理時間が短縮化されることとなる。また第1面(表側面)の読取りを完了した後における原稿の第2面(裏側面)について読取りを行うにあたっては、反転された原稿を搬送する反転搬送路に設けられたレジストローラ(斜行補正手段)を適宜に制御することによって上述した原稿の斜行矯正(レジスト補正)を行う構成になされている。
しかしながら、このような特許文献1に開示された装置では、原稿の第1面(表側面)を搬送するための通常の搬送ローラと、反転された原稿の第2面(裏側面)を搬送するためのレジストローラ(斜行補正手段)とが、別々の搬送路に別個に配置された構成になされていることから、ローラそのものの個数に加えてローラの駆動機構などに関して部品点数が多くなっている。また、原稿の第2面(裏側面)に対する斜行矯正を行った後に、再度搬送ローラを通して原稿の搬送が行われるため、その搬送ローラにおいて再び斜行状態に移行することにより画像の読取り精度が低下するおそれがある。
特開2002−80147号公報
そこで本発明は、原稿の表裏両面に対して、精度を低下させることなく迅速かつ低廉に読取りを行うようにした原稿読取装置及び画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明においては、原稿の第1面の読取り時に使用される片面搬送路と、当該原稿の第1面の読取り後に表裏反転された前記原稿の第2面の読取り時に使用される反転搬送路と、それら片面搬送路と反転搬送路とが合流して読取部まで延びる読取導入搬送路とを有し、前記読取導入搬送路に前記原稿の斜行矯正を行う斜行補正手段が配置されているとともに、その斜行補正手段による斜行矯正を含む前記原稿の搬送制御を実行する搬送制御手段を備えた原稿読取装置において、前記搬送制御手段は、前記原稿の第1面目の読取り時には前記斜行補正手段に斜行矯正を行わせない搬送制御を実行する一方、前記原稿の第2面目の読取り時には前記斜行補正手段に斜行矯正を行わせる搬送制御を実行する構成が採用されている。
このような構成を有する本発明によれば、片面搬送路に搬送される原稿の搬送手段と、反転搬送路に搬送される原稿の斜行補正手段とが、それら両搬送路どうしが合流する読取導入搬送路に設けられた斜行補正手段により共用された状態で設けられているため、搬送手段及び斜行補正手段を別個に設けた従来装置に比して部品点数が低減されるとともに、それらに付随する駆動機構等も省略される。
また、原稿の第1面(表側面)に関しては、原稿載置台上の原稿が原稿ガイドにより予め斜行矯正を行われていることを前提することにより、斜行補正手段による斜行矯正を行わないようにしていることから、その分、読取処理の時間の短縮化が図られるとともに、原稿ガイドの斜行矯正作用により十分な読取精度が確保されるようになっている。
また本発明における前記搬送制御手段は、前記原稿の第1面目の読取り時に前記斜行補正手段に斜行矯正を行わせる搬送制御を実行することを選択可能とする構成を採用することが可能である。
このような構成を有する本発明によれば、

また本発明における前記読取部は、原稿を搬送しながら画像の読取りを行う機能を備えた構成とすることが可能である。
このような構成を有する本発明によれば、特に原稿を搬送させながら読取りを行う、いわゆるシートスルー読取方式において読取時間の短縮化が十分に図られるようになっている。
以上述べたように本発明にかかる原稿読取装置及び画像形成装置は、原稿載置台上の原稿が原稿ガイドにより予め斜行矯正を行われていることを前提として、原稿の第1面目の読取り時には斜行補正手段の斜行矯正を行わずに搬送のみを行い、原稿の第2面目の読取り時には斜行補正手段に斜行矯正を行わせることにより、片面搬送路の搬送手段と反転搬送路の斜行補正手段とを読取導入搬送路に設けた斜行補正手段により共用して、部品点数を低減するとともに読取処理の時間の短縮化が図るように構成したものであるから、十分な読取精度を確保しつつ原稿の表裏両面に対する読取りを迅速かつ低廉に行うことができ、原稿読取装置及び画像形成装置の信頼性を大幅に向上させることができる。
以下、画像形成装置としてのファクシミリ装置に対して本発明にかかる原稿読取装置を適用した実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
まず、図1に示されているように、画像記録本体部11の最上部に本発明にかかる原稿読取装置21が装着されているとともに、上記画像記録本体部11の最下部には、カット紙などのシート状記録媒体を収容して当該シート状記録媒体の給紙動作を行う給紙装置を構成しているユニバーサルカセット装置12及び手差し給紙装置13が配置されている。また、それらの給紙装置12,13の上方には、当該給紙装置12,13から給紙されるシート状記録媒体上に画像を転写して形成する画像形成部14が配置されている。さらにその画像形成部14の上方位置には、当該画像形成部14によりシート状記録媒体上に形成されたトナー像の定着を行わせる定着部15が配置されているとともに、その定着部15の上方位置に、該定着部15でトナー像を定着されたシート状記録媒体の排出部16が配置されている。
このような画像形成に関与する各部12〜16は、図示を省略した動作制御部からの指令に従って概略次のような画像形成プロセスを実行する。すなわち、まず上述した画像形成部14を構成している感光ドラム14aの表面感光層が、帯電ローラ14bによって一様に帯電されると、上述した原稿読取装置21で読み取られた画像情報又は外部コンピュータなどを通して入力された画像情報に基づいて変調されたレーザ光がレーザ光学ユニット14cから射出されて上記感光ドラム14a上に照射され、上記感光ドラム14aの表面感光層に画像情報に応じた静電潜像が形成される。次いで、現像装置14dに設けられた現像スリーブによって、上記感光ドラム14aの表面感光層が帯電されている極性と同極性のトナーが感光ドラム14a側に供給され、上述したようにレーザー光が照射された部分が現像(反転現像)されることによって可視像としてのトナー像が形成される。その可視像としてのトナー像は、感光ドラム14aと転写ローラ14eとの対向部位に形成された転写位置に送り込まれ、それにタイミングを合わせて上述した給紙装置としてのユニバーサルカセット装置12及び手差し給紙装置13のいずれかからシート状記録媒体が供給され、当該シート状記録媒体上にトナー像が転写される。そのトナー像を転写されたシート状記録媒体は上述した定着部15に送られて定着が行われる。
ここで、上述した給紙装置としてのユニバーサルカセット装置12は、箱状の給紙ハウジングを構成するカセットトレイ121を有しており、そのカセットトレイ121の内部に、媒体積載板(中板)122が配置されている。この媒体積載板122は、当該媒体積載板122の上面部分に、カット紙などの適宜のシート状記録媒体が積層状に載置される構成になされているとともに、前記カセットトレイ121の前端側(図示左端側)部分には分離爪125が配置されており、その分離爪125の上方位置に、前記媒体積載板122上に積層状に載置されたシート状記録媒体の給紙動作を行わせるための給紙ローラ126が配置されている。この給紙ローラ126は、横断面略半月形状を有する円筒形状の一部からなる回転体により構成されており、当該給紙ローラ126が回転駆動されることによって、シート状記録媒体Pが前方側(図示左方側)に向かって移動するように付勢されると同時に、上述した分離爪125の捌き作用が付与されることによってシート状記録媒体が一枚ずつ分離されながら給紙動作が行われる。
また、上述した定着部15は、ヒータを内蔵した定着フィルムユニット15aと、その定着フィルムユニット15aに圧接された加圧ローラ15bとを備えており、それらの定着フィルムユニット15aと加圧ローラ15bとが圧接された定着ニップ部内に、トナー像を転写されたシート状記録媒体が送り込まれてトナー像に対する加熱・加圧処理によって定着が行われる。そして、シート状記録媒体の片面のみに対して画像形成を実行する片面画像形成時の場合には、上述したようにしてトナー像を定着されたシート状記録媒体が、前記排出部16の搬送路に沿って斜め上方に案内されていき、その出口部分に配置された排紙ローラ16aと排紙コロ16bとの挟持搬送力により、画像記録本体部11の最上位置に配置された記録媒体排紙トレイ16cに向かって定着後のシート状記録媒体が排出されて積層状に積載されるようになっている。
一方、上述した転写終了後における感光ドラム14aの外周表面には、残留トナーなどの残留物が付着されるが、それらの残留物は、画像形成部14を構成しているクリーニング部14fで除去され、その後に、再び帯電工程へ進んで同様な画像形成工程が繰り返される。以上の工程が、シート状記録媒体の片面(表側面)に対する画像形成工程の概略である。
これに対して、シート状記録媒体の両面に画像形成を実行する両面画像形成時の場合には、前記排出部16に設けられた排紙ローラ16aが上記シート状記録媒体を後端まで搬送した後に一旦停止し、それから逆方向に回転されて、片面に画像を形成された後のシート状記録媒体が、排出部16に連設された反転搬送機構17に送り込まれて当該反転搬送機構17を通して装置下方側に搬送されていく。これによって表裏を反転されたシート状記録媒体が、上述した画像形成部14に再度送り込まれ、その画像形成部14において上記シート状記録媒体の第2面目(裏側面)に対して上述した第1面目(表側面)の画像形成動作と同様にしてトナー像の転写が行われるようになっている。
このようにして第2面目(裏側面)にトナー像を転写されたシート状記録媒体は、定着部15に送られてトナー像の定着が行われた後に、上述した排出部16の排紙ローラ16a及び排紙コロ16bの搬送作用によって、記録媒体排紙トレイ16c上に排出されていくようになっている。
一方、上述した原稿読取装置21は、図2〜図4にも示されているように、原稿幅方向に沿って細長状に延在する自動原稿搬送部211を備えているとともに、その自動原稿搬送部211における一端面側(図3の右端面側)の上方位置に、画像を読み取られるべき原稿が積層状に載置される原稿給紙トレイ(原稿載置台)212が片持ち状をなして略水平に突出するように取り付けられている。
上記原稿給紙トレイ212の上面に形成された原稿載置面には、一対の原稿ガイド212a,212aが原稿幅方向に互いに対面するように立設されている。これら一対の原稿ガイド212a,212aは、周知のように原稿幅方向の中心位置に関して対称的な位置を維持するように往復移動可能に取り付けられており、それら一対の原稿ガイド212a,212aが、上記原稿給紙トレイ212上に積層上に載置された原稿束の積層両側面にそれぞれ接触するように移動されることによって、上記原稿給紙トレイ212上の原稿束が、当該原稿給紙トレイ212の原稿幅方向の中心位置に対して正確な位置及び方向に揃えられるようになっている。
また、その原稿給紙トレイ212の下方には、後述する読取部211gで画像を読み取られた後の原稿を受ける原稿排紙トレイ213が配置されている。この原稿排紙トレイ213は、前記自動原稿搬送部211における一端面側(図3の右端面側)の下方位置から前記原稿給紙トレイ212と同様な片持ち状をなして略水平に突出するように取り付けられており、その原稿排紙トレイ213の上面側に排出原稿が積層状に載置されるようになっている。
これらの原稿給紙トレイ212及び原稿排紙トレイ213は、上下方向において適宜の間隔をなして上下に対面するように配置されており、平面視においてほぼ重なり合う重合配置関係になされている。また、これらの原稿給紙トレイ212及び原稿排紙トレイ213は、前述した画像記録本体部11の記録媒体排紙トレイ16cの上方位置に配置されており、原稿給紙トレイ212の下方側に配置された原稿排紙トレイ213が、前記記録媒体排紙トレイ16cに対して適宜の間隔をなして配置されている。
このような原稿給紙トレイ212及び原稿排紙トレイ213における操作手前側の端縁部分には、当該端縁部分の先端側の一部を切り欠くようにして操作用凹部212b,213aがそれぞれ設けられている。そして、このような操作用凹部212b,213aによる切欠き開口部が形成されていることによって、上記原稿排紙トレイ213の下方側に配置された画像記録本体部11の記録媒体排紙トレイ16c上のシート状記録媒体が良好に視認されることとなるとともに、当該原稿排紙トレイ213上に送り出された排出原稿が容易に把持されることとなり、排出原稿の取り出し操作が円滑に行われるようになっている。
一方、前記原稿給紙トレイ212上に積層状に載置された複数枚の原稿束は、特に図3に示されているように、まず前記自動原稿搬送部211における複数の原稿搬送通路の一つを構成している片面搬送路211aの内方に向かって送り込まれるように構成されている。この片面搬送路211aは、原稿の第1面(表側面)の読取時に使用されるものである。そして、その片面搬送路211aまで所定のタイミングで下降される給紙ローラ211bの回転駆動力によって分離ローラ211cまで搬送された原稿は、上記分離ローラ211cの下方側にバネ付勢された分離部材211dとの間の摩擦力によって二重送りが防止されて一枚ずつに分離されながら上記片面搬送路211aの内部を図示下方側に湾曲させられるように搬送される。
上記片面搬送路211aの出口側の端部は、図示下方側に向かって開口するように配置されており、斜行補正手段を構成するように設けられたレジストローラ対211e,211eのニップ部に上方側から対面するように配置されている。斜行補正手段としての上記レジストローラ対211e,211eは、周知のように図示を省略した搬送制御手段によって回転駆動を適宜のタイミングで停止又は開始される構成になされている。そして、上述したように片面搬送路211a内を搬送されてきた原稿の先端が、上記レジストローラ対211e,211eのニップ部に把持されることによって以後の搬送が適宜のタイミングで行われるようになっている。この搬送制御手段により実行される搬送制御は、本発明の要部であるので後段において詳細に説明することとする。
また、上記レジストローラ対211e,211eのニップ部の出口側(図示下方側)には、読取導入搬送路211fの入口側端部が下方側から対面するように配置されている。その読取導入搬送路211fは、前記原稿の読取部211gに向かって斜め下方に延在するように設けられており、上述したようにレジストローラ対211e,211eの回転駆動により搬送される原稿が、上記読取導入搬送路211fを通して読取部211g内に一定速度で搬入される構成になされている。
ここで、本実施形態における読取部211gとしては、例えば当該読取部211g内に搬入される原稿を支持する原稿支持用ガラス板211g1と、その原稿支持用ガラス板211g1の下方に配置された画像読取用センサ211g2とを備えた構成のものが採用されている。
さらに、上記読取部211gにおいて画像の読取りが行われた後の原稿は、その読取部211gから斜め上方に延出する読取排出搬送路211h内に送り出されていき、当該読取排出搬送路211hに設けられた排出側搬送ローラ対211i,211i及び排紙ローラ対211j,211jの回転搬送機能によって、上述した原稿排紙トレイ213の載置面上に積層状に排出されるように構成されている。
一方、表裏両面に印字された原稿の両面読取りを行う場合には、上述したようにして第1面(表側面)の画像を読み取られた原稿が、排紙センサ211nからの検知信号に基づいて前記排紙ローラ対211j,211jが反転回転されることによってスイッチバックされ、原稿搬送通路の一部をなすように設けられた反転搬送路211k内を逆方向に搬送されるようになっている。このように原稿の第1面(表側面)の読取り後に表裏反転された前記原稿の第2面(裏側面)の読取り時に使用される反転搬送路211kは、上記排紙ローラ対211j,211jから略水平に延出するように設けられており、その延出側(図3の左側)の端部が、図示下方側に向かって湾曲されていることによって上述した斜行補正手段として設けられたレジストローラ対211e,211eのニップ部に上方側から対面するように配置されている。
ここで、上記反転搬送路211kは、上述したレジストローラ対211e,211eの入口側において前記片面搬送路211aと合流して一体化されており、それら両搬送路211k,211aどうしが合流して、前記レジストローラ対211e,211eの出口側から前記読取部211gまで延びる取導入搬送路211fになされている。そして、上述したように反転搬送路211kから送られてくる反転原稿の先端は、再び前記レジストローラ対211e,211eのニップ部に把持されて前記読取導入搬送路211fに送り出され、その読取導入搬送路211fを通して前記読取部211gに送り込まれることによって当該原稿の第2面(裏側面)の画像が読み取られる構成になされている。
ここで、上述した片面搬送路211aは、薄板状部材により形成された上下一対のガイド板から形成されており、その片面搬送路211aの上面を形成するように配置された片面上部ガイド板211a1と、下面を形成するように配置された片面下部ガイド板211a2との間に通路状をなすように形成されている。このうち、上方側の片面上部ガイド板211a1は、前記自動原稿搬送部211の外表面を形成している機能ユニットである開閉カバーユニット211Aに対して、その下面(内面)を構成するように取り付けられている。
上記開閉カバーユニット211Aは、側面視において略逆L字状をなすように構成されていて、前記自動原稿搬送部211の下端側角隅部(図示左端下部)に配置された回動軸211qを中心として回動可能となるように支持されている。これによって前記開閉カバーユニット211Aの全体が上方側に開放される構成になされている。このように上記回動軸211qを中心として回動可能に構成された開閉カバーユニット211Aには、上述した給紙ローラ211b及び分離ローラ211cが、上述した片面上部ガイド板211a1から下方側に一部露出するように取り付けられている。
また、特に図2に示されているように、上記開閉カバーユニット211Aの外表面部分に設けられた操作口211A1内には、解除レバー211A2の上面部が露出するように配置されている。その解除レバー211A2の一端縁部分は、上記開閉カバーユニット211Aのフレーム(図示省略)に対して略水平方向の支持軸211A3を介して回動可能となるように取り付けられており、当該解除レバー211A2の回動側の端縁部分がユーザにより引き上げ操作されることによって回動される構成になされている。
上記解除レバー211A2には、前記支持軸211A3の近傍に不図示の凸部が設けられており、その凸部に、細長板状部材からなる解除リンク部材211A4の一端部分が回転自在に取り付けられているとともに、その解除リンク部材211A4の他端側部分には長穴211A5が形成されている。そして、その長穴211A5内に遊嵌状態にて挿通された回動ピン(図示省略)を有する解除軸211A6に対して、上述したユーザによる前記解除レバー211A2の引き上げ操作が回動力として伝達されるようになっている。
上記解除軸211A6は、前記開閉カバーユニット211Aの内部に原稿幅方向に延在するように配置されており、上述した解除レバー211A2の回動動作に従って、当該解除軸211A6の軸方向両端部分に設けられた一対の解除フック211A7が回動される構成になされている。すなわち、上述した解除レバー211A2が図2の通常状態から上方に向かって引き上げられると、前記解除フック211A7が、後述する排紙ガイドユニット211Dに設けられたフック係止部(図示省略)から解除される方向に回動され、それによって前記開閉カバーユニット211Aの全体が、上方側に開放可能状態に移行される。
一方、特に図3及び図4に示されているように、機能ユニットとして設けられた上記開閉カバーユニット211Aの下方側には、同じく機能ユニットとして設けられた分離ガイドユニット211Bが、前記片面搬送路211aを介して下方側から重なり合うようにして重合配置されている。この分離ガイドユニット211Bの上面側には、上述した片面搬送路211aの下面を構成している片面下部ガイド板211a2が取り付けられている。そして、前述した開閉カバーユニット211Aが上方側に開放動作された状態になされたときに、当該開閉カバーユニット211Aと、その下方側に重合配置されている分離ガイドユニット211Bとの間に開放隙間S1が形成され、それら両機能ユニットどうしの間の片面搬送路211aの開放動作が行われるようになっている。
上記分離ガイドユニット211Bは、原稿幅方向に沿って延在する細長板状部材から形成されており、原稿搬送方向(図3の左方向)の一端側部分(図3の左端側部分)が、後述する搬送ガイドユニット211Cの側端板211C1に設けられた回動軸211rを中心として回動可能となるように支持されている。また、上記分離ガイドユニット211Bにおける操作方向手前側の端面上には、開放動作に関する適宜のリンク機構を構成するリンク係止ピン211B1が立設されており、そのリンク係止ピン211B1が、同じくリンク機構を構成する細長板状部材からなるリンク部材211Lを介して上述した開閉カバーユニット211Aに対してリンク結合により連結されている。
すなわち、上記リンク部材211Lの上端側部分は、上述した開閉カバーユニット211Aの手前側端面に枢着されており、その開閉カバーユニット211Aから回動自在の状態で垂れ下がるように取り付けられている。また、このリンク部材211Lの下方側部分には長穴211L1が形成されており、その長穴211L1内に、上述した分離ガイドユニット211Bの片側端面(操作方向手前側端面)に立設されたリンク係止ピン211B1が遊嵌状態で挿入されている。
そして、前記開閉カバーユニット211Aが上方側に向かってある程度の角度まで開放操作されたときに、上述したリンク部材211Lの長穴211L1の下端側部分を構成している略半円状の開口端縁が、上述した分離ガイドユニット211B側のリンク係止ピン211B1に当接される。そして、そのときから上記分離ガイドユニット211Bは、前記開閉カバーユニット211Aに対してリンク部材211Lを介して一体化された状態になされ、その一体の機能ユニットとしての開閉カバーユニット211Aに対する開放動作が行われることにより、他の機能ユニットとしての上記分離ガイドユニット211Bが開閉カバーユニット211Aにより引っ張り上げられる構成になされている。
このように上記両ユニット211A,211Bは一体となって開放される構成になされており、それらが開放された状態において上記分離ガイドユニット211Bと、その下方側に重合配置された後述する搬送ガイドユニット211Cとの両機能ユニットどうしの間に適宜の開放隙間S2が形成され、上述した反転搬送路211kの開放が行われるようになっている。そして、そのときに形成される開放隙間S2の大きさは、前記リンク部材211Lに設けられた長穴211L1の長さに対応したものとなる。
また、前記分離ガイドユニット211Bの上面側には、上述した分離部材211dが取り付けられているとともに、この分離ガイドユニット211Bの下面側には、前述した反転搬送路211kの上面を構成している薄板状部材からなる反転上部ガイド板211k1が取り付けられている。さらに、この機能ユニットとして設けられた分離ガイドユニット211Bの下方側には、同じく機能ユニットとして設けられた搬送ガイドユニット211Cが、前記反転搬送路211kを形成する適宜の間隔を介して重なり合うように重合配置されている。
この搬送ガイドユニット211Cの上面側には、薄板状部材からなる反転下部ガイド板211k2が取り付けられており、その反転下部ガイド板211k2と、前記分離ガイドユニット211Bに取り付けられた両反転上部ガイド板211k1との間に、上述した反転搬送路211kが形成されている。
また、上記搬送ガイドユニット211Cの下面側には、前記読取部211gを挟んだ両側部分に、同じく薄板状部材からなる読取導入上部ガイド板211f1及び読取排出上部ガイド板211h1がそれぞれ取り付けられている。一方、装置本体側における前記読取部211gを挟んだ両側部分には、給紙ガイドユニット211D及び排紙ガイドユニット211Eがそれぞれ固定状態にて設けられており、それらの給紙ガイドユニット211D及び排紙ガイドユニット211Eの上面を構成するようにして薄板状部材からなる読取導入下部ガイド板211f2及び読取排出下部ガイド板211h2がそれぞれ取り付けられている。そして、それら読取導入下部ガイド板211f2及び読取排出下部ガイド板211h2と、上記読取導入上部ガイド板211f1及び読取排出上部ガイド板211h1との間に、前述した読取導入搬送路211f及び読取排出搬送路211hがそれぞれ形成されている。
また、前記搬送ガイドユニット211Cの原稿幅方向における両端位置に一体形成された両側端板211C1には上述した回動軸211qが設けられている。そして、その回動軸211qを中心として上記搬送ガイドユニット211Cが、前記開閉カバーユニット211Aと同軸に回動可能となるように支持されていて、それによって上方側に開放される構成になされている。さらに、この搬送ガイドユニット211Cは、上述した開閉カバーユニット211Aの片側端面(操作方向手前側端面)から回動自在に垂れ下がるリンク部材211Lを介して、前記開閉カバーユニット211Aとリンク結合される構成になされている。
すなわち、上述したリンク部材211Lの下端部分には、特に図4に示されているように、原稿幅方向の装置外方側に向かって略直角に折り曲げられたフック係合片211L3が形成されている。一方、前記搬送ガイドユニット211Cの両側端板のうちの手前側に配置された側端板211C1の内壁面側には、上記リンク部材211L側のフック係合片211L3に係合可能な位置にフック係止片211L4が装置内方側に向かって凸状をなすように形成されている。
そして、前記開閉カバーユニット211Aが、分離ユニット211Bとともに上方側に向かってある程度の角度まで開放されたときに、上述したリンク部材211L側のフック係合片211L3が搬送ガイドユニット211C側のフック係止片211L4に係合される。それによって上記搬送ガイドユニット211Cが、リンク部材211Lを介して開閉カバーユニット211Aと一体化された状態になされ、さらに開閉カバーユニット211Aが開放操作されることによって上記搬送ガイドユニット211Cが、上述した分離ガイドユニット211Bとともに前記開閉カバーユニット211Aにより引っ張り上げられるようにして開放され、さらに上記搬送ガイドユニット211Cを単独で開放方向に回動させれば全開放状態になされるようになっている。
一方、上述したような構成を有する前記搬送ガイドユニット211Cには、斜行補正手段を構成するレジストローラ対211e,211eが取り付けられているとともに、前記排出側搬送ローラ対211i,211iのうちの上方側ローラが取り付けられている。さらに、上述した読取部211gを構成する上部反射板(白板)211g3が、当該搬送ガイドユニット211Cの最下端部分に取り付けられている。
また、その搬送ガイドユニット211Cの原稿幅方向における略中央部分には、周知構造のスタンプ部211C2が設けられている。このスタンプ部211C2は、読取りを終了した原稿に適宜のマークをスタンプする機能を有するものであるが、所定の期間の使用後にインク等のオプション部品に対する補充又は交換が行われるようになっている。
一方、前述したように読取部211gの入口側に配置された前記読取導入搬送路211fは、片面搬送路211aと反転搬送路211kとが合流して読取部211gまで延びる構成を備えているが、その読取導入搬送路211fの入口側端部の近傍に、原稿の斜行矯正(レジスト補正)を行う斜行補正手段としてのレジストローラ対211e,211eが配置されている。そして、その斜行補正手段としてのレジストローラ対211e,211eによる斜行矯正を含む前記原稿の搬送制御が、図示を省略した搬送制御手段により適宜に実行される構成になされている。
すなわち、上記搬送制御手段の搬送制御によって上記レジストローラ対211e,211eが回転を停止された状態に維持される場合には、上述した片面搬送路211a又は反転搬送路211kのいずれかを通して搬送されてきた原稿の先端が、回転停止状態にあるレジストローラ対211e,211eのニップ部に当接され、それによって当該原稿の斜行状態が矯正される。
そのときのレジストローラ対211e,211eの停止時間は、当該レジストローラ対211e,211eの入口側部分に近接配置されたレジストセンサ211mが原稿の先端を検知した時を起点としている。すなわち、本実施形態における上記レジストセンサ211mは、前述した片面搬送路211a及び反転搬送路211kどうしの合流部に揺動可能に設けられた検知フラグから構成されている。そして、上記反転搬送路211kを通して片面搬送路211aとの合流部まで搬送されてきた原稿の先端が、上記レジストセンサ211mにより検知されたときから一定の時間にわたって前記レジストローラ対211e,211eの回転駆動が停止される構成になされている。
なお、上記レジストセンサ211mとしては、原稿に向かってセンサ光を発光してその反射光を受光するように構成したもの等も採用するとができる。
上述したように回転駆動を停止されたレジストローラ対211e,211eに対して先端が当接することにより斜行矯正をされて正規の姿勢に補正された原稿は、その後に上記レジストローラ対211e,211eが適宜のタイミングで回転駆動を開始されることによって当該レジストローラ対211e,211eのニップ部から前記読取導入搬送路211f内に送り出され、その読取導入搬送路211fを通して前記読取部211gに一定の速度で搬入されるようになっている。
ここで、上述した斜行補正手段としてのレジストローラ対211e,211eの回転駆動を停止又は開始させる搬送制御は、図示を省略した搬送制御手段からの指令に基づいて実行されるが、その搬送制御手段は、前記原稿の第1面(表側面)に対する読取り時においては上記レジストローラ対211e,211eに斜行矯正(レジスト補正)を行わせないように制御する機能を備えている。
すなわち、例えば図5に示されているような原稿読取りフローがスタートして、前述した片面搬送路211aを通して送られてきた原稿の先端がレジストセンサ211mによって検知されると(ステップ1)、その検知された原稿の読取面がいずれであるかが判断される(ステップ2)。そして、原稿の第1面(表側面)に対する読取り時である場合には(ステップ2のYes)、前述した原稿給紙トレイ(原稿載置台)212上の原稿が、一対の原稿ガイド212a,212aの移動操作によって原稿幅方向の中心位置に対して正確な位置及び方向に揃えられていることを考慮して原稿の搬送が行われる。
より具体的には、原稿の第1面(表側面)の読取り時には、搬送制御手段からの指令によってレジストローラ対211e,211eが回転駆動を停止されることなく、常時回転駆動の状態に維持される(ステップ3)。これによって、読取導入搬送路211fに位置する上記レジストローラ対211e,211eは、通常の搬送ローラとしての機能を有することとなり、斜行矯正(レジスト補正)が行われない状態となって、原稿が停止することなく搬送される。そして、そのレジストローラ対211e,211eの回転によって連続的に搬送される原稿は、前記読取導入搬送路211f内を継続的に搬送されて読取部211gに送り込まれる(ステップ4)。
このように斜行補正手段としてのレジストローラ対211e,211eによる斜行矯正(レジスト補正)を行わなくても、上述した一対の原稿ガイド212a,212aによって予め斜行矯正された後の原稿が片面搬送路211aから精度良く搬送されてくることから、上記レジストローラ対211e,211eにおいて無用な斜行矯正を行わないように搬送制御することによって、原稿読取動作に関する全体の処理時間が読取精度を低下させることなく短縮化されるようになっている。
これに対して、前記原稿の第1面(表側面)に対する読取りを完了した後に反転された原稿の第2面(裏側面)の読取りを行うにあたっては(ステップ2のNo)、原稿に対する排出動作やスイッチバック等の反転搬送動作などによって原稿に斜行が生じているおそれがある。そのために、当該原稿の第2面(裏側面)の読取り時には、前記搬送制御手段から出される指令によって、斜行補正手段としてのレジストローラ対211e,211eを一旦回転停止の状態に維持する制御が行われる(ステップ5)。そのレジストローラ対211e,211eの一旦停止によって、上述した反転搬送路211kから斜行状態で送られてくる可能性がある反転原稿に対して、適宜の斜行矯正(レジスト補正)を施すように搬送制御が実行される構成が採用されている。
そして、このように斜行補正手段としてのレジストローラ対211e,211eによる斜行矯正(レジスト補正)を行えば、その斜行矯正された後の原稿が読取導入搬送路211fから読取部211gに送り込まれ、原稿の第2面(裏側面)の読取りが精度良く行われることとなる。
このような構成を有する本実施形態によれば、片面搬送路211aに搬送される原稿の搬送手段と、反転搬送路211kに搬送される原稿の斜行補正手段とが、それら両搬送路211a,211kどうしが合流した後の読取導入搬送路211fに設けられたレジストローラ対211e,211eにより共用された状態で設けられている。そのため、搬送手段及び斜行補正手段を別個に設けた従来装置に比して部品点数が低減されるとともに、それらに付随する駆動機構等も省略されるようになっている。
また、原稿の第1面(表側面)に関しては、原稿給紙トレイ212上の原稿が原稿ガイド212a,212aにより予め斜行矯正を行われていることを前提とすることにより、斜行補正手段としてのレジストローラ対211e,211eによる斜行矯正(レジスト補正)を行わないようにしていることから、その分、読取処理の時間の短縮化が図られるとともに、原稿ガイド212a,212aの斜行矯正作用により十分な読取精度が確保されるようになっている。
特に、本実施形態においては、前記読取部211gとして、原稿を搬送しながら画像の読取りを行ういわゆるシートスルー読取方式を採用していることから、読取時間の短縮化が十分に図られるようになっている。
以上、本発明者によってなされた発明の実施形態を具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であることはいうまでもない。
例えば、前述した搬送制御手段の構成に関して、斜行補正手段としてのレジストローラ対211e,211eの斜行矯正を原稿の第1面目の読取り時に行わせる搬送制御を実行することを選択可能とすることができる。これは、例えば原稿が薄紙の場合に、原稿ガイド212a,212aで原稿の位置を規制すると、原稿の端部が破損するおそれが生じたり、原稿ガイド212a,212aが移動できる位置には限度があるので、その原稿ガイド212a,212aの最狭位置より小さいサイズの原稿を搬送するときは、原稿ガイド212a,212aの斜行矯正を実施することができないからである。このような場合において、原稿の第2面目に加えて第1面目に対する斜行矯正を、斜行補正手段であるレジストローラ対211e,211eで実行するようにすれば、原稿の読取りを良好に行わせることが可能となる。
また上述した実施形態は、ファクシミリ装置に対して本発明を適用したものであるが、複写機等の他の画像形成装置に対しても本発明は同様に適用することができる。
以上述べたように本発明にかかる画像形成装置は、ファクシミリや複写機などの多種多様な画像形成装置に対して広く適用することが可能である。
本発明を適用する画像形成装置の一例としてのファクシミリ装置の全体構造を模式的に表した縦断面説明図である。 図1に示されたファクシミリ装置に取り付けられている本発明の一実施形態にかかる原稿読取装置の外観を表した斜視説明図である。 図1及び図2に示された本発明の一実施形態にかかる原稿読取装置の自動原稿搬送部の内部構造を模式的に表した縦断面説明図である。 図2及び図3に示された原稿読取装置におけるユニット開放状態を表したものであって、側端板から外カバーを取り外した状態の外観斜視説明図である。 本発明の一実施形態にかかる原稿読取装置による原稿搬送動作の概略を表したフロー図である。
符号の説明
11 画像記録本体部
12,13 給紙装置
14 画像形成部
16 排出部
16c 記録媒体排紙トレイ
21 原稿読取装置
211 自動原稿搬送部
211a 片面搬送路
211b 給紙ローラ
211c 分離ローラ
211d 分離部材
211e レジストローラ(斜行補正手段)
211f 読取導入搬送路
211g 読取部
211g1 原稿支持用ガラス板
211g2 画像読取用センサ
211h 読取排出搬送路
211i 排出側搬送ローラ対
211j 排紙ローラ対
211k 反転搬送路
211A 開閉カバーユニット(機能ユニット)
211B 分離ガイドユニット(機能ユニット)
211C 搬送ガイドユニット(機能ユニット)
211D 給紙ガイドユニット
211E 排紙ガイドユニット
212 原稿給紙トレイ
212a 原稿ガイド
213 原稿排紙トレイ

Claims (4)

  1. 原稿の第1面の読取り時に使用される片面搬送路と、当該原稿の第1面の読取り後に表裏反転された前記原稿の第2面の読取り時に使用される反転搬送路と、それら片面搬送路と反転搬送路とが合流して読取部まで延びる読取導入搬送路と、を有し、
    前記読取導入搬送路に前記原稿の斜行矯正を行う斜行補正手段が配置されているとともに、その斜行補正手段による斜行矯正を含む前記原稿の搬送制御を実行する搬送制御手段を備えた原稿読取装置において、
    前記搬送制御手段は、前記原稿の第1面目の読取り時には前記斜行補正手段に斜行矯正を行わせない搬送制御を実行する一方、前記原稿の第2面目の読取り時には前記斜行補正手段に斜行矯正を行わせる搬送制御を実行する構成になされていることを特徴とする原稿読取装置。
  2. 前記搬送制御手段は、前記原稿の第1面目の読取り時に前記斜行補正手段に斜行矯正を行わせる搬送制御を実行することを選択可能とする構成になされていることを特徴とする請求項1記載の原稿読取装置。
  3. 前記読取部が、原稿を搬送しながら画像の読取りを行う機能を備えていることを特徴とする請求項1記載の原稿読取装置。
  4. 請求項1又は請求項2又は請求項3に記載された原稿読取装置を用いて読み取られた画像情報を適宜の記録媒体に画像形成するように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
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