JP2012254846A - 原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置 - Google Patents

原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】搬送方向と直交する幅方向の一方の側縁を基準として原稿を搬送する場合に、スキュー補正のためのループ形成時に、原稿に皺が生じることを防止する。
【解決手段】原稿トレイ上に載置されたサイズの異なる複数枚の原稿を、搬送方向と直交する幅方向の背面側の側縁を基準として順番にレジストローラ対へ搬送してスキュー補正を実行する。スキュー補正時には、停止状態になったレジストローラ対のニップ部に原稿が当接してループが形成される。搬送される原稿の正面側の側縁部分に形成されるループ量が所定値に達したことをループ量検出部が検出すると、ループの形成を中止して、レジストローラ対による原稿の搬送を開始する。
【選択図】図7

Description

本発明は、原稿の画像を読み取る画像読取位置に原稿を搬送する原稿搬送装置、当該原稿搬送装置を有する画像読取装置、並びに、そのような画像読取装置を備える画像形成装置に関する。
複写機能を有する画像形成装置では、原稿の画像を読み取る画像読取部(画像読取ユニット)へ原稿を自動搬送する自動原稿搬送装置(ADFユニット)が設けられた画像読取装置を有する機種がある。
図14は、ADFユニットに設けられる原稿トレイの構成を説明するための平面模式図である。図14に示すように、原稿トレイ71には、載置された原稿束を揃えるための一対の正面側ガイド部材72および背面側ガイド部材73が設けられている。
正面側ガイド部材72および背面側ガイド部材73のそれぞれは、原稿を挟んで画像形成装置における正面側および背面側に対向して配置され、相互に接近する方向と離間する方向とにスライド自在に支持されている。正面側ガイド部材72が原稿Dbの装置正面側の側縁に接し、背面側ガイド部材73が原稿Dbの装置背面側の側縁に接した状態で、給紙ローラ74が回転することにより、原稿Dbが、正面側ガイド部材72および背面側ガイド部材73に沿って、給紙ローラ74により、図14の左方向に繰り出され、レジストローラ対25へ搬送される。
原稿Dbの各側縁が、正面側ガイド部材72および背面側ガイド部材73に接した状態では、原稿搬送経路の幅方向中央に相当する中心線CLと、原稿Dbの幅方向の中央とが一致した状態になる。
給紙ローラ74は、原稿Dbの幅方向の中央部に当接した状態で原稿Dbを繰り出すが、給紙ローラ74により繰り出された原稿Dbは、レジストローラ対25に到達するまでの間にスキュー(傾斜)が生じることがある。
そこで、従来、回転停止状態になったレジストローラ対25のニップ部に原稿Dbの先端を当接させた状態で、給紙ローラ74の回転を継続して、原稿Dbの先端部にループを形成することにより、原稿Dbを、スキューした姿勢から原稿搬送方向に沿った元の姿勢に戻すスキュー補正が行われている。
ところで、給紙トレイ71上に、原稿幅方向長さが異なる複数枚の原稿が積載され、その原稿を1枚ずつ繰り出すいわゆる混載モードとして、原稿搬送を実行できる構成もある。
混載モードでは、原稿幅方向長さが最も長い原稿Dbに合わせて、正面側ガイド部材72および背面側ガイド部材73との位置が決められるので、これよりもサイズの小さい原稿(小幅サイズ原稿とする)Deについては、一方のガイド部材(通常、背面側ガイド部材73)だけに接するように載置される。
図14に示すように、小幅サイズ原稿Deの背面側の側縁が背面側ガイド部材73に接した状態で載置された状態では、小幅サイズ原稿Deは、中心線CLおよび中心線CL上に位置する給紙ローラ74に対して装置背面側に寄った状態になる。
このような状態で、小幅サイズ原稿Deが給紙ローラ74により繰り出されると、給紙ローラ74による搬送力が小幅サイズ原稿Deの装置正面側の部分に加わり、装置背面側の部分にはほとんど加わらなくなるおそれがある。この場合には、小幅サイズ原稿Deは、正面側ガイド部材72によって規制されないために、二点鎖線で示すように、中心線CLに対して大きく傾くおそれがある。
小幅サイズ原稿Deが、このように傾いた姿勢でレジストローラ対25に搬送されると、傾きが大きすぎる場合には、図15に示すように、ループの形成時に、小幅サイズ原稿Deの装置正面側と装置背面側とでループ量に大きな差が生じ、小幅サイズ原稿Deの先端部の姿勢が元に戻っても後端部が傾いた状態で残り、小幅サイズ原稿Deがねじれた状態で搬送される。この場合には、レジストローラ対25による搬送中に、小幅サイズ原稿Deに、皺Ps、折れ曲がり等が生じるおそれがある。
搬送される原稿が薄いシート材の場合に、スキュー補正時に、原稿の皺、折れ曲がり等が発生することを防止する技術として、特許文献1には、搬送される原稿の斜行量を検知して、検知された斜行量が補正可否閾値よりも大きい場合にレジストローラ対によるスキュー補正(斜行補正)を行わない技術が開示されている。
特開2005−104640号公報
前述したように、混載モードでは、通常モードの場合よりも、原稿の斜行量が大きくなるおそれがある。斜行量が大きくなった原稿が全くスキュー補正されることなく画像読取位置へ搬送されると、原稿に皺が生じることを防止することはできるものの、画像読取ユニットによって読み取られた画像が記録用紙にプリントされた場合に、プリントされた画像が記録用紙に対して大きく傾いた状態になり、画像の品質が著しく低下するおそれがある。
また、斜行量が大きくなった原稿が、全くスキュー補正されずにADF内の搬送経路を搬送されると、搬送経路の搬送ガイド等に原稿が接触して円滑に搬送されないおそれがある。この場合には、原稿に、折れ曲がり、破れ等の破損が生じる可能性がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、原稿トレイに載置された原稿がスキュー搬送される際に、原稿に、皺、折れ曲がり等の破損が生じること、および、プリントされる画像の品質が低下することを抑制できる原稿搬送装置を提供することにある。本発明の他の目的は、そのような原稿搬送装置を有する画像読取装置、並びに、そのような画像読取装置を有する画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る原稿搬送装置は、原稿トレイに載置された原稿を、1枚ずつ繰り出して搬送する原稿搬送装置であって、原稿のスキューを補正すべく、原稿搬送経路途中に配されたレジストローラ対の回転を停止させ、そのニップ部に原稿の先端を当接させた状態で、原稿を撓ませるループを形成するループ形成手段と、前記原稿のループ量が所定値に達したことを検出するループ量検出手段と、当該ループ量検出手段により原稿のループ量が所定値に達したことが検出されると、前記ループ形成手段によるループ形成を中止し、前記レジストローラ対で原稿を搬送するように制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る画像読取装置は、前記原稿搬送装置を有することを特徴とする。
さらに、本発明に係る画像形成装置は、前記画像読取装置を有することを特徴とする。
本発明の原稿搬送装置では、原稿トレイ上に載置された原稿を搬送する際に、搬送される原稿が搬送方向に対して傾斜した状態になっていても、スキュー補正時に形成されるループのループ量が所定値に達すると、ループの形成が中止されるために、ループ量が大きくなりすぎるおそれがない。従って、レジストローラ対を通過する際に、原稿に皺が発生することを防止することができる。
しかも、ループ量が所定値に達するまではループが形成されてスキューの補正が行われるために、レジストローラ対を通過する原稿は、搬送方向に対する傾斜状態が緩和される。これにより、搬送経路内を搬送される原稿が搬送ガイド等に接触することが抑制される。また、画像読取位置において原稿の傾斜状態が緩和されることにより、読み取られた原稿画像をプリントした場合に画像の品質が低下することも抑制することができる。
好ましくは、原稿トレイに載置された原稿の、原稿搬送方向に直交する幅方向の一方端側の側縁に接し、当該原稿を搬送方向に案内するガイド部材を備え、幅方向の長さが異なる複数枚の原稿のそれぞれは、前記一方端側の側縁が前記ガイド部材に接した状態で案内搬送されることを特徴とする。
好ましくは、前記ループ量検出手段は、原稿のループ量の大きさを検出する検出器を少なくとも1つ備えることを特徴とする。
好ましくは、前記検出器は複数であり、前記検出器のそれぞれは、前記幅方向の長さが異なる原稿のそれぞれの、前記一方端側とは反対側の側縁部分におけるループ量が前記所定値に達したことを検出するように、前記原稿搬送方向に直交する幅方向に間隔をおいて配置されていることを特徴とする。
好ましくは、原稿のサイズを検出する原稿サイズ検出手段をさらに備え、前記制御手段は、前記複数の検出器のうち、前記原稿サイズ検出手段により検出された原稿に対応する検出器の検出結果に基づいて前記制御を行うことを特徴とする。
好ましくは、前記制御手段は、前記複数の検出器の検出結果に基づいて、搬送原稿のサイズを判定することを特徴とする。
好ましくは、前記制御手段は、判定されたサイズの原稿に対応する検出器の検出結果に基づいて前記制御を行うことを特徴とする。
好ましくは、原稿のループは、上方に突出するように形成され、前記検出器は、搬送される原稿におけるループの形成部分の下面に当接して当該原稿のループ量に応じた傾きになるアームを有し、当該アームの傾きに基づいて前記所定値に達したことを検出することを特徴とする。
好ましくは、原稿のループは、上方に突出するように形成され、前記検出器は、搬送される原稿におけるループの形成部分の上面に当接して当該原稿のループ量に応じた傾きになるアームを有し、当該アームの傾きに基づいて前記所定値に達したことを検出することを特徴とする。
好ましくは、前記制御手段は、前記ループ量検出手段が前記所定値に達したことを検出する前に、基準ループ量の形成に必要な所定時間が経過すると、前記ループ形成手段によるループ形成を中止し、前記レジストローラ対による原稿の搬送を開始させることを特徴とする。
好ましくは、前記所定値は、前記基準ループ量よりも大きいことを特徴とする。
好ましくは、前記基準ループ量は、原稿のスキューが補正されたとみなされる所定の大きさのループ量に対応して設定されていることを特徴とする。
好ましくは、前記所定値は、原稿のスキューが補正されたとみなされる所定の大きさの基準ループ量に対応して設定されていることを特徴とする。
好ましくは、幅方向の長さが同じサイズの複数枚の原稿を1枚ずつ繰り出して搬送する第1モードと、幅方向の長さが異なる複数枚の原稿のそれぞれを、前記ガイド部材の一方に接した状態で案内搬送する第2モードとが選択可能であり、前記制御手段は、第2モードが選択されると前記制御を実行し、第1モードが選択されると、前記制御に代えて、前記ループ形成手段によるループ形成が所定時間だけ実行されると前記ループ形成手段によるループ形成を中止して前記レジストローラ対で原稿を搬送する制御を実行することを特徴とする。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の一例であるMFP装置の構成を説明するための模式図である。 図1のMFP装置に設けられた画像読取装置の構成を説明するための模式図である。 図2の画像読取装置におけるADFユニットに設けられた原稿トレイの構成を説明するための平面模式図である。 ADFユニットに設けられたレジストローラ対の周辺部分の構成を説明するための平面模式図である。 (a)〜(c)は、それぞれ、スキュー補正時における原稿の搬送状態を説明するためのレジストローラ対の周辺部分の正面模式図である。 ADFユニットの制御系における主要部の構成を示すブロック図である。 混載モード時におけるスキュー補正制御の処理手順を示すフローチャートである。 (a)〜(b)は、それぞれ、実施形態2におけるレジストローラ対の周辺部分の構成を説明するための正面模式図である。 実施形態2における混載モード時のスキュー補正制御の処理手順を示すフローチャートである。 実施形態3におけるレジストローラ対の周辺部分の構成を説明するための正面模式図である。 実施形態3における混載モード時のスキュー補正制御の処理手順を示すフローチャートである。 実施形態4におけるレジストローラ対の周辺部分の構成を説明するための正面模式図である。 実施形態4における混載モード時のスキュー補正制御の処理手順を示すフローチャートである。 従来技術における原稿トレイの構成を説明するための平面模式図である。 従来技術における混載モードでのスキュー補正時における原稿の搬送状態を説明するための模式図である。
[実施形態1]
<画像形成装置>
図1は、本発明の実施形態に係る多機能複写機であるMFP装置の構成を説明するための模式図である。図1に示すように、MFP装置は、ネットワークを介して、端末装置等とのデータの送受信が可能になっており、記録用紙等の記録シート上にトナー画像を形成する画像形成装置本体Aと、画像形成装置本体A上に設けられた画像読取装置Bとを備えている。画像読取装置Bは、原稿画像を読み取る画像読取ユニット10と、画像読取ユニット10上に設けられたADFユニット(自動原稿搬送装置)20とを備えている。
画像読取装置Bを構成するADFユニット20は、画像読取ユニット10に対して、ヒンジ機構によって上下方向への回動自在に取り付けられている。ADFユニット20は、下方に回動されると、画像読取ユニット10の上面を閉鎖した状態になり、このような状態で、画像を読み取るための原稿を画像読取ユニット10に自動搬送する。画像読取ユニット10は、ADFユニット20によって搬送される原稿の画像を光学的に読み取ることができる。
<画像形成装置本体>
画像形成装置本体Aには、プリンタ部40と、プリンタ部40の下側に設けられた給紙部50とが設けられており、給紙部50の記録シートSがプリンタ部40に供給される。プリンタ部40では、画像読取ユニット10にて生成された画像データ、あるいは、ネットワークを介して端末装置等から送られる画像データに基づいて、周知の電子写真方式によって、記録シートS上にカラーのトナー画像をプリントする。プリンタ部40によってトナー画像がプリントされた記録シートSは、画像読取ユニット10の下側に設けられた排紙トレイ40a上に排出される。
プリンタ部40は、矢印Xで示す方向に周回移動するようにほぼ水平状態で配置された中間転写ベルト42と、中間転写ベルト42における下側の周回移動域に対向して、周回移動方向に沿って順番に配置された画像形成ユニット43Y、43M、43C、43Kとを備えている。画像形成ユニット43Y、43M、43C、43Kは、それぞれ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像を形成する。画像形成ユニット43Y、43M、43C、43Kは何れも同様の構成になっているので、画像形成ユニット43Kの構成についてのみ説明し、他の画像形成ユニット43Y、43M、43Cの構成の説明は省略する。
画像形成ユニット43Kは、感光体ドラム44K、帯電器45K、露光器46K、現像器47Kを備えている。感光体ドラム44Kは、帯電器45Kによって外周面が均一に帯電される。露光器46Kは、画像読取ユニット10にて読み取られた原稿の画像データ等に基づく駆動信号により感光体ドラム44Kに向って光ビームを発して、帯電された感光体ドラム44Kの表面(外周面)を露光走査することにより、感光体ドラム44Kの表面上に静電潜像を形成する。感光体ドラム44Kの表面に形成された静電潜像は現像器47Kにてトナーで現像される。
画像形成ユニット43Kの上方には、中間転写ベルト42を挟んで感光体ドラム44Kに対向する1次転写ローラ48Kが設けられている。1次転写ローラ48Kは、感光体ドラム44Kの外周面に形成されたトナー画像を中間転写ベルト42上に静電転写させるようになっている。
なお、フルカラー画像を形成する場合には、画像形成ユニット43Y、43M、43C、43Kの各感光体ドラム(44K等)の表面に形成されたそれぞれのトナー画像が中間転写ベルト42上の同じ領域に多重転写されるように、各画像形成ユニット43Y、43M、43C、43Kのそれぞれの画像形成動作タイミングがずらされる。
モノクロ画像を形成する場合には、選択された一つの画像形成ユニット(例えばKトナー用の画像形成ユニット43K)のみが駆動されることにより、その画像形成ユニットに設けられた感光体ドラム(44K等)上にトナー画像が形成されて、中間転写ベルト42における所定領域上に転写される。
中間転写ベルト42には、画像形成ユニット43Kに近接した一方の端部において、2次転写ローラ41が圧接されており、2次転写ローラ41と中間転写ベルト42との間に、記録シートが通過する2次転写ニップが形成されている。
プリンタ部40の下側に設けられた給紙部50は、プリンタ部40によるトナー画像の形成と並行して、内部に収容された複数の給紙カセット51のいずれか一つから所定サイズの記録シートSを1枚ずつ繰り出して、上記の2次転写ニップへ搬送する。
2次転写ローラ41は、中間転写ベルト42上のトナー画像を、2次転写ニップを通過する記録シートS上に静電転写する。トナー画像が転写された記録シートSは、2次転写ニップの上方の定着装置49へ搬送される。
なお、中間転写ベルト42には、2次転写ローラ41とは反対側の端部において、クリーナ40bが圧接されており、記録シートSに転写されることなく中間転写ベルト42上に残った残留トナーは、クリーナ40bによって、中間転写ベルト42から除去される。
定着装置49は、搬送される記録シートSを加熱および加圧することにより、記録シートS上のトナー画像を記録シートSに定着する。トナー画像が定着された記録シートSは、排紙トレイ40a上に排出される。
[画像読取装置の構成]
図2は、MFP装置に設けられた画像読取装置Bの構成を説明するための模式図である。画像読取ユニット10の上側面には、原稿が載置される第1プラテンガラス13が設けられている。第1プラテンガラス13は、画像形成装置本体Aの正面から背面に向って左側(以下、単に「左側」とし、反対側を「右側」とする)の側部を除く画像読取ユニット10の上面のほぼ全域を覆う長方形状になっている。第1プラテンガラス13の左側には、第1プラテンガラス13とは適当な間隔をあけて、第2プラテンガラス16が設けられている。
第2プラテンガラス16は、画像形成装置本体Aの左右方向(副走査方向)とは直交する方向(主走査方向)に長く延びる帯板状になっており、第2プラテンガラス16上を、ADFユニット20によって搬送される原稿が通過するようになっている。
<画像読取ユニット>
画像読取ユニット10に設けられた第2プラテンガラス16の下方には光源11が設けられている。光源11は、主走査方向に沿った直線状に構成されており、第1スライダー18に搭載されている。第1スライダー18は、第1プラテンガラス13の下面に沿って、図2に矢印Yで示す方向および反対方向にスライドするように構成されている。
第1スライダー18は、ADFユニット20によって搬送される原稿を読み取る場合には、図2に示すように、光源11が第2プラテンガラス16の下方における所定の画像読取位置(シートスルーポジション)に位置した状態で停止される。また、第1プラテンガラス13上に載置された原稿の画像を読み取る場合には、第1スライダー18が第1プラテンガラス13の下面に沿って矢印Yで示す方向にスライドされる。
光源11は、第2プラテンガラス16の下方において第2プラテンガラス16上を通過する原稿、または、第1プラテンガラス13の下面に沿って移動する間に第1プラテンガラス13上に載置された原稿に、光を照射する。光源11としては、通常、キセノンランプのような希ガス蛍光灯、外面電極蛍光灯、LED等が使用される。第1スライダー18には、光源11から照射されて原稿にて反射された光を、矢印Yで示す方向とは反対方向に略直角に反射する第1ミラー15bが搭載されている。
第1スライダー18に対して左側の側方には、第2スライダー19が配置されている。第2スライダー19には、第1ミラー15bにて反射された光を、矢印Y方向に反転させる一対の第2ミラー15cおよび第3ミラー15dが搭載されている。第2スライダー19は、第1スライダー18が、第1プラテンガラス13の下面に沿ってスライドすると、第1スライダー18のスライド速度の1/2の速度で、第1スライダー18と同方向にスライドするようになっている。
画像読取ユニット10の内部における右側の側部には、ラインセンサー12が設けられている。ラインセンサー12には、第3ミラー15dにて反射された光が、縮小レンズ15eを介して照射される。このラインセンサー12は、主走査方向に沿って配列された複数の光電変換素子を有するCCD(Charge Coupled Device)が基板上に実装された構成になっている。ラインセンサー12は、主走査方向に沿った光源11から照射されて原稿にて反射された光が、第1ミラー15b、第2ミラー15c、第3ミラー15dによって順番に反射されて、第3ミラー15dにて反射された光が縮小レンズ15eを介して投影される。
<ADFユニット>
画像読取ユニット10上に設けられたADFユニット20は、画像読取ユニット10の上面を全体にわたって覆うことができる構成になっており、ADFユニット20の正面側部分が上方に回動されると、画像読取ユニット10の上面が開放されて、画像読取ユニット10の第1プラテンガラス13上に原稿を載置することが可能になる。
ADFユニット20は、画像形成装置本体Aにおける正面に向って左側の側部に設けられたADFユニット本体21と、ADFユニット本体21の上部から右斜め上方に延出した原稿トレイ22とを有している。
原稿トレイ22上には、画像が読み取られる原稿が載置されるようになっており、原稿トレイ22上に載置された原稿は、ADFユニット本体21側に設けられた位置決め部22xによって位置決めされた状態で、ADFユニット本体21内の搬送経路へ搬送され、第2プラテンガラス16上を通過した後に、原稿トレイ22の下側に設けられた原稿排紙トレイ26上に排出される。
図3は、原稿トレイ22の構成を説明するための平面模式図である。なお、以下においては、画像形成装置の正面側および背面側を、それぞれ単に、正面側および背面側と称する(図3参照)。
図3に示すように、原稿トレイ22上には、載置された原稿の給紙方向(図3の左側方向)とは直交する幅方向の両側(正面側および背面側)の各側縁に当接する正面側ガイド部材22eと背面側ガイド部材22fとが対をなして設けられている。正面側ガイド部材22eおよび背面側ガイド部材22fは、それぞれ、原稿の給紙方向に沿った直線状に配置されており、それぞれ上方に向って突出した状態になっている。
正面側ガイド部材22eおよび背面側ガイド部材22fは、例えば、ラックおよびピニオン機構22gによって相互に接近する方向および離間する方向へ、それぞれ同期してスライドするように構成されている。正面側ガイド部材22eおよび背面側ガイド部材22fは、原稿トレイ22における原稿の搬送方向に直交する方向(以下、この方向を原稿の幅方向とする)の中央線(以下、この中央線およびその延長線を搬送中心線CLとする)を中心として、相互に接近および離間するようになっている。
原稿トレイ22には、載置された原稿を検出する原稿載置センサー22aが設けられている。原稿載置センサー22aは、例えば反射型の光学センサーが用いられており、原稿トレイ22における搬送方向の中央部の搬送中心線CL上に配置されている。
本実施形態の画像形成装置では、原稿トレイ22上に同一サイズの複数枚の原稿が載置された場合に各原稿の画像を読み取って、同一サイズの記録シート上に画像を形成する通常モードと、原稿トレイ22上に異なるサイズの複数枚の原稿が載置された場合に各原稿の画像を読み取って、各原稿のサイズに応じたサイズの記録シート上に画像を形成する混載モードとのそれぞれによって、画像形成動作を実行できるようになっている。混載モードは、画像形成装置本体Aの操作パネル(図示せず)に設けられた混載モードスイッチ20a(図6参照)がオンされることによって実行される。
通常モードでは、原稿トレイ22上における正面側ガイド部材22eおよび背面側ガイド部材22fの間に、同一サイズの複数枚の原稿(原稿束)が載置される。この場合には、正面側ガイド部材22eおよび背面側ガイド部材22fのいずれか一方をスライドさせて、原稿束の一方の側縁に当接させると、他方のガイド部材が原稿束の他方の側縁に当接する。
これにより、同一サイズの複数枚の原稿は、幅方向の中央が、原稿トレイ22における搬送中心線CLに一致した状態となり、それぞれの原稿における両側の側縁が上下方向に揃った状態とされる。通常モードでは、このような状態で、各原稿が、正面側ガイド部材22eおよび背面側ガイド部材22fのそれぞれに案内されて、1枚ずつ順番にADFユニット本体21内の搬送経路へ繰り出される。
なお、ADFユニット本体21内の搬送経路における幅方向の中心線は、搬送中心線CLに沿っており、従って、ADFユニット本体21においては、各原稿は、それぞれの幅方向の中央が、搬送経路における搬送中心線CLに沿うように搬送される。
これに対して、混載モードの場合には、全ての原稿は、それぞれの背面側の側縁が、背面側ガイド部材22fに当接した状態になるように原稿トレイ22上に載置されて、幅方向サイズが最大の原稿(以下、最大幅サイズ原稿Dbとする)の正面側の側縁に正面側ガイド部材22eが当接される。このような状態で、各原稿が、背面側ガイド部材22fに案内されて、1枚ずつ順番に、ADFユニット本体21における搬送経路内へ繰り出される。従って、ADFユニット本体21の搬送経路においては、サイズの異なる各原稿は、それぞれの背面側の側縁が、最大幅サイズ原稿Dbの背面側の側縁を基準とした片側基準で搬送される。
図2に示すように、ADFユニット本体21および原稿排紙トレイ26のそれぞれの下面は、同一平面内に位置した状態で一体に構成されている。
原稿トレイ22における搬送方向下流側部分に設けられた位置決め部22xは、ADFユニット本体21の内部に位置している。ADFユニット本体21には、原稿トレイ22における位置決め部22xよりも搬送方向上流側部分の上方に、給紙ローラ21aが設けられている。
給紙ローラ21aは、図3に示すように、原稿トレイ22上に載置された原稿に対して、搬送中心線CLを中心として所定の軸方向長さで圧接される構成になっている。図2に示すように、給紙ローラ21aには、給紙モータ24aの回転が給紙クラッチ24bを介して伝達されるようになっており、給紙ローラ21aが回転された状態で、位置決め部22xにて位置決めされた原稿束における最上位の原稿に圧接することにより、最上位の原稿は、ADFユニット本体21内の搬送経路内へ繰り出される。
ADFユニット本体21の内部における搬送経路の上流側部分には、給紙ローラ21aに対して搬送方向下流側に、上下一対のローラ体を有するさばきローラ21bが設けられている。さばきローラ21bにおける下側のローラ体には、給紙モータ24aの回転が給紙クラッチ24bを介して伝達されるようになっている。従って、さばきローラ21bの下側のローラ体は、給紙ローラ24aと同期して回転する。さばきローラ21bにおける上側のローラ体は下側のローラ体に追従して従動回転する。
給紙ローラ21aの回転によって、原稿トレイ22から繰り出された原稿は、さばきローラ21bにまで搬送されると、さばきローラ21bによって、重送される他の原稿を分離して最上位の原稿のみを搬送経路内に搬送する。
さばきローラ21bを通過した1枚の原稿は、給紙ローラ21aの回転により、ADFユニット本体21内の上部にほぼ水平状態で設けられた搬入経路部21d内を搬送される。搬入経路部21dは、上下に適当な間隔をあけて対をなして配置された上部ガイド板21sと下部ガイド板21qとの間に形成されている。搬入経路部21dの下流側端部は、ADFユニット本体21内における左側上部に設けられたレジストローラ対25に達している。
レジストローラ対25は、正面側ローラ体25aおよび背面側ローラ体25bを有する上側ローラ部25Aと、正面側ローラ体25cおよび背面側ローラ体25dを有する下側ローラ部25Bとが対をなしており(図4および図5参照)、上側ローラ部25Aの正面側ローラ体25aおよび背面側ローラ体25bと、下側ローラ部25Bの正面側ローラ体25cおよび背面側ローラ体25dとがそれぞれ相互に圧接されてニップ部を形成している。
レジストローラ対25における下側ローラ部25Bは、レジストモータ25mの回転が伝達されて回転されるようになっており、上側ローラ部25Aの正面側ローラ体25aおよび背面側ローラ体25bは、下側ローラ部25Bの正面側ローラ体25cおよび背面側ローラ体25dの回転に追従して、それぞれ従動回転する。
レジストローラ対25を原稿が通過する際には、原稿の搬送方向に対する傾きを補正するスキュー補正が実行されるようになっている。スキュー補正では、回転が停止された状態のレジストローラ対25におけるそれぞれのローラ体(ニップ部)に、搬送される原稿の先端が当接されてから所定時間が経過すると、レジストローラ対25が回転される。レジストローラ対25におけるそれぞれのローラ体に当接された原稿は、上方へ突出するループを形成し、原稿の先端縁がレジストローラ対25の軸方向に沿った状態とされる。
搬入経路部21dの上部ガイド板21sには、スキュー補正の実行時に原稿に形成されたループを収容するループ収容空間21kが設けられている。ループ収容空間21kは、レジストローラ対25の搬送方向の下流側において、上部ガイド板21sが上方に向って突出するように屈曲した所定の形状に形成されている。ループ収容空間21kは、例えば、スキュー補正時に原稿に形成されるループ量(撓んでない状態からの上方への突出量)の最大値が6〜7mm程度のループを収容できる構成になっている。レジストローラ対25およびループ収容空間21kは、ループ形成手段を構成している。
ループ収容空間21kの下方には、混載モードにおいて搬入経路部21d内を搬送される原稿のサイズを検出する原稿サイズ検出部28と、搬送される原稿のそれぞれの正面側におけるループ量を検出するためのループ量検出部29とが、原稿搬送方向の上流側から下流側にかけて順番に設けられている。レジストセンサー21w、原稿サイズ検出部28、ループ量検出部29のそれぞれの具体的な構成については後述する。
レジストローラ対25は、レジストモータ25mによって回転されることにより、ニップ部に当接した状態の原稿を連結経路部21eへ搬送する。連結経路部21eは、レジストローラ対25よりも原稿の搬送方向下流側に配置された一対の第1読取搬送ローラ21fにまで原稿を案内する。連結経路部21eは、レジストローラ対25から第1読取搬送ローラ21fにわたって設けられており、左側に突出するように半円リング形状に湾曲している。連結経路部21eにて第1読取搬送ローラ21fに案内された原稿は、読取経路部21m内へ搬送される。
読取経路部21mは、画像読取ユニット10の上面に設けられた第2プラテンガラス16の上方において水平状態になっている。第2プラテンガラス16の画像読取面(上面)は、読取経路部21mにおける原稿搬送域に対して下側から対向している。読取経路部21m内を搬送される原稿は、第2プラテンガラス16の画像読取面上を通過する際に、第2プラテンガラス16に対向する下方に向いた第1面の画像が、画像読取ユニット10によって読み取られる。
第2プラテンガラス16よりも搬送方向の下流側には、読取経路部21mの原稿搬送域に対して上側から対向する裏面読取ユニット23が設けられている。裏面読取ユニット23は、第2プラテンガラス16を通過した原稿における上方に向いた第2面(裏面)に光を照射して、その反射光を受光することにより、原稿の第2面における画像を読み取るようになっている。
裏面読取ユニット23の下方を通過した原稿は、第2読取搬送ローラ21hによって、排出経路部21t内へ搬送される。排出経路部21tは、第2読取搬送ローラ21hから略水平状態で右側方向に延出しており、原稿トレイ22における左側の側部の下方に設けられた一対の排紙ローラ21pにまで原稿を案内する。排出経路部21tを搬送される原稿は、排紙ローラ21pによって原稿排紙トレイ26上に排出される。
第1読取搬送ローラ21f、第2読取搬送ローラ21hは、それぞれによる原稿の搬送速度が等しくなるように、一つの読取モータ24cによって一括して回転されるようになっている。読取モータ24cとしては、ステッピングモータが使用されている。排紙ローラ21pは、排紙モータ24dによって回転駆動されるようになっている。
図4は、ループ収容空間21kの周辺部分の構成を説明するための平面模式図であり、図5(a)〜(c)は、それぞれ、スキュー補正時に搬入経路部21d内を搬送される原稿の搬送状態を説明するためのレジストローラ対25の周辺部分を正面側から見た模式図である。なお、図4においては、原稿トレイ22上に載置された異なるサイズの原稿との関係も示している。
レジストローラ対25における下側ローラ部25Bの正面側ローラ体25cおよび背面側ローラ体25dは、相互に等しい外径および軸方向長さを有しており、搬入経路部21dの搬送中心線CLの両側に、搬送中心線CLとは等しい間隔をあけて配置されている。上側ローラ部25Aの正面側ローラ体25aおよび背面側ローラ体25bも、同様の構成になっている。
ループ収容空間21kの下方に設けられたレジストセンサー21wは、例えば、反射型光学センサーによって構成されており、図4に示すように、搬入経路部21dの搬送中心線CL上であって、図5(a)に示すように、下部ガイド板21qの下側に配置されて、原稿の搬送域に向けて光を照射するようになっている。レジストセンサー21wは、照射された光が原稿によって反射された場合に、その反射光を捉えることによって原稿を検出する。
レジストセンサー21wとレジストローラ対25との間に設けられた原稿サイズ検出部28は、図4に示すように、原稿の搬送方向とは直交する方向に沿って背面側から正面側に順番に並んだ第1原稿サイズセンサー28aと、第2原稿サイズセンサー28bと、第3原稿サイズセンサー28cとを有している。第1原稿サイズセンサー28aと、第2原稿サイズセンサー28bと、第3原稿サイズセンサー28cとは、レジストローラ対25における下側ローラ部25Bの正面側ローラ体25cに対して搬送方向上流側にそれぞれ等しい一定の間隔をあけた状態で配置されている。
第1原稿サイズセンサー28a、第2原稿サイズセンサー28b、第3原稿サイズセンサー28cのそれぞれは、例えば反射型の光学センサーによって構成されており、下部ガイド板21qの下側から原稿の搬送域に向けて光を照射するようになっている。
第1原稿サイズセンサー28aは、下側ローラ部25Bの正面側ローラ体25cにおける搬送中心線CL側の端部に対して原稿搬送方向上流側に位置しており、第3原稿サイズセンサー28cは、その正面側ローラ体25cの反対側の端部に対して原稿搬送方向上流側に位置している。第2原稿サイズセンサー28bは、第1原稿サイズセンサー28aと第3原稿サイズセンサー28cとの中間位置に配置されている。
搬入経路部21d内を搬送可能な最大幅サイズ原稿Dbは、第1原稿サイズセンサー28a、第2原稿サイズセンサー28b、第3原稿サイズセンサー28cの全てによって検出される。また、搬入経路部21d内を搬送可能な最小幅方向サイズの原稿(以下、最小幅サイズ原稿とする)Dsは、第3原稿サイズセンサー28cのみによって検出される。なお、最大幅サイズ原稿Dbと最小幅サイズ原稿Dsとの中間の幅方向サイズを有する原稿(以下、中間幅サイズ原稿とする)は、第1原稿サイズセンサー28aおよび第2原稿サイズセンサー28bによって検出される。
従って、第1原稿サイズセンサー28a、第2原稿サイズセンサー28b、第3原稿サイズセンサー28cの検出結果(具体的には、原稿検出状態になったセンサーにおける最も正面側に位置するセンサーの検出結果)に基づいて、搬入経路部21d内を搬送される原稿が、最大幅サイズ原稿、中間幅サイズ原稿、最小幅サイズ原稿のいずれであるかを判定することができる。なお、原稿の幅方向サイズが最大、中間、最小のいずれかが判定されると、その判定結果に基づいて、画像形成装置本体Aにおいて画像形成に使用される記録シートのサイズが決定される。
ループ量検出部29は、第1原稿サイズセンサー28a、第2原稿サイズセンサー28b、第3原稿サイズセンサー28cのそれぞれに対して原稿搬送方向下流側の位置に設けられた第1ループ量センサー29a、第2ループ量センサー29b、第3ループ量センサー29cを有している。第1ループ量センサー29a、第2ループ量センサー29b、第3ループ量センサー29cのそれぞれは、スキュー補正の実行時に、最大幅サイズ原稿Db、中間幅サイズ原稿、最小幅サイズ原稿Dsのそれぞれにおけるループ形成部分における正面側の側縁部に対向するように、レジストローラ対25の原稿搬送方向上流側において、搬送中心線CLとは直交する方向に並んで配置されている。
第1ループ量センサー29a、第2ループ量センサー29b、第3ループ量センサー29cのそれぞれは、図5(a)に示すように、搬入経路部21dにおける下部ガイド板21qの下側に取り付けられたセンサー本体部29nと、下端部がセンサー本体部29nに取り付けられて上端部が搬入経路部21d内に位置するように下部ガイド板21qを貫通したセンサーアーム29mと有している。
センサーアーム29mは、センサー本体部29nに取り付けられた下端部を支点として、図5(a)に示す第1姿勢と、第1姿勢から原稿の搬送方向に傾斜した図5(b)に示す第2姿勢とに回動(揺動)自在に支持されており、原稿が存在しない状態では、第1姿勢になるように付勢されて、第1姿勢に維持される。センサーアーム29mは、原稿が通過する際に原稿によって倒されて、第2姿勢になる。センサー本体部29nの内部には、センサーアーム29mが第1姿勢から第2姿勢に変化することによってオフ状態からオン状態になるスイッチング素子が設けられている。
搬入経路部21d内を搬送される原稿Dがセンサーアーム29mに当接すると、図5(b)に示すように、センサーアーム29mは原稿Dの搬送に追従して搬送方向に沿って回動する。センサーアーム29mが、原稿Dの当接によって所定量にわたって回動すると、センサー本体部29nに設けられたスイッチング素子はオン状態になる。
センサーアーム29mは、上端部が原稿Dの搬送方向上流側に向って付勢されていることにより、原稿Dがセンサーアーム29mの回動域を通過する際には、原稿Dの下面との接触状態を維持する。このために、原稿Dが回転停止状態になったレジストローラ対25のニップ部に当接してループを形成した場合には、図5(c)に示すように、センサーアーム29mの先端部は、ループの形成によって上方に向って突出した湾曲部分に下側から当接した状態を維持して、搬送方向上流側へ回動する。そして、センサーアーム29mが原稿搬送方向上流側へ所定量にわたって回動した所定の傾斜状態になると、スイッチング素子はオフ状態になる。
第1ループ量センサー29a、第2ループ量センサー29b、第3ループ量センサー29cのそれぞれは、最小幅サイズ原稿Ds、中間幅サイズ原稿、最大幅サイズ原稿Dbのそれぞれの正面側の側縁部におけるループ量が、予め設定された上限値(4〜5mm程度)に達した場合に、それぞれのスイッチング素子がオフされるようになっている。
なお、ループ量の上限値とは、搬送方向に対して傾斜状態になった原稿がレジストローラ対25を通過する際に皺が発生するおそれのないループ量の最大値である。
最小幅サイズ原稿Ds、中間幅サイズ原稿、最大幅サイズ原稿Dbのそれぞれの正面側の側縁部におけるループ量の上限値は、実験等に基づいて設定されている。この場合、最小幅サイズ原稿Dsの設定上限値が最も小さく、最大幅サイズ原稿Dbの設定上限値が最も大きく、中間幅サイズ原稿の設定上限値は、両者の中間の値になっている。
<ADFユニットにおける制御系の主要部>
図6は、ADFユニット20の制御系における主要部の構成を示すブロック図である。原稿トレイ22上に載置された原稿の搬送は、原稿搬送制御部60によって制御されるようになっている。原稿搬送制御部60には、混載モードの場合にオン状態とされる混載モードスイッチ20aが接続されており、原稿搬送制御部60は、混載モードスイッチ20aの出力信号が与えられている。
また、原稿搬送制御部60には、レジストセンサー21wの出力、原稿サイズ検出部28における第1原稿サイズセンサー28a、第2原稿サイズセンサー28b、第3原稿サイズセンサー28cのそれぞれの出力、ループ量検出部29における第1ループ量センサー29a、第2ループ量センサー29b、第3ループ量センサー29cのそれぞれの出力が与えられている。
さらに、原稿搬送制御部60は、給紙モータ24aと、給紙モータ24aの回転を給紙ローラ21aおよびさばきローラ21bに伝達する給紙クラッチ24bと、レジストローラ対25における下側ローラ部25Bを回転するレジストモータ25mとを、それぞれ制御するようになっている。また、原稿搬送制御部60は、読取モータ24cおよび排紙モータ24dのそれぞれも制御するようになっている。
<ADFユニットのスキュー補正>
このような構成のADFユニット20は、原稿トレイ22上に同一サイズの複数枚の原稿が、同じ姿勢で載置された通常モードの場合には、従来のADFユニットと同様に、給紙ローラ21aによって搬入経路部21d内に繰り出される。この場合には、原稿搬送制御部60は、レジストセンサー21wによって原稿が検出されてから所定時間が経過するまで、レジストモータ25mによるレジストローラ対25の回転を停止して、原稿をレジストローラ対25のニップ部に当接させることによりループを形成して、原稿のスキュー補正を実行する。その後、所定時間が経過すると、レジストモータ25mによってレジストローラ対25が回転され、原稿は連結経路部21eへ搬送される。
これに対して、混載モードスイッチ20aがオンされた混載モード時には、原稿トレイ22上に異なるサイズの複数枚の原稿のそれぞれに対するスキュー補正の実行に際して、ループ量が上限値を越えないように制御される。以下、この場合のスキュー補正制御について、図7のフローチャートに基づいて説明する。
混載モードスイッチ20aがオンされると、原稿トレイ22上に原稿が載置されていることを原稿トレイ22に設けられた原稿載置センサー22aによって確認する(ステップS11)。原稿載置センサー22aがオフ状態であって原稿を検出することができない場合には、原稿載置センサー22aがオン状態になるまで待機状態になる。
原稿載置センサー22aがオン状態の場合(ステップS11において「YES」)には、給紙モータ24aを駆動(オン)するとともに(ステップS12)、給紙クラッチ24bを、例えば、所定時間にわたってオン状態とする(ステップS13)。これにより、給紙ローラ21aおよびさばきローラ21bが回転される。給紙ローラ21aの回転により、原稿載置センサー22a上における最上部の原稿がさばきローラ21bへと搬送され、さばきローラ21bによって、原稿に追従して搬送される原稿を分離する。これにより、1枚の原稿Dが搬入経路部21d内へ搬送される。
その後、レジストセンサー21wが搬入経路部21d内を搬送される原稿を検出するまで待機状態になり(ステップS14)、図5(a)に示すように、レジストセンサー21wが原稿を検出すると(ステップS14において「YES」)、原稿Dのスキュー補正を実行するためにタイマーによる計時を開始する(ステップS15)。
次いで、レジストセンサー21wよりも搬送方向下流側に設けられた原稿サイズ検出部28における第1原稿サイズセンサー28a、第2原稿サイズセンサー28b、第3原稿サイズセンサー28cの少なくとも一つが原稿検出状態になるまで待機状態になる(ステップS16)。原稿サイズ検出部28における第1原稿サイズセンサー28a、第2原稿サイズセンサー28b、第3原稿サイズセンサー28cの少なくとも一つがオン状態になると、第1〜第3の原稿サイズセンサー28a〜28cにおけるオン状態になっているセンサーに基づいて、搬送される原稿が、最大幅サイズ原稿Db、中間幅サイズ原稿、最小の幅サイズ原稿Dsのいずれであるかを判定する。そして、その判定結果に基づいて、第1〜第3のループ量センサー29a〜29cのいずれか一つを選択する(ステップS17)。
この場合、搬送される原稿の正面側の側縁部に対応する位置に配置されたループ量センサーが選択される。すなわち、搬送される原稿が最小幅サイズ原稿Dsの場合には、搬送中心線CLに最も近接して配置された第1ループ量センサー29aが選択され、中間幅サイズ原稿の場合には、第1ループ量センサー29aに隣接して配置された第2ループ量センサー29bが選択され、最大幅サイズ原稿Dbの場合には、搬送中心線CLから最も離れて配置された第3ループ量センサー29cが選択される。
ループ量検出部29における一つのループ量センサーが選択されると、選択されたループ量センサーがオン状態となるまで待機状態になる(ステップS18)。
この待機状態の間に、搬入経路部21d内を搬送される原稿がループ量検出部29を通過すると、原稿Dにおける先端縁における正面側部分が、選択されたループ量センサーのセンサーアーム29mに当接する。原稿Dに当接したセンサーアーム29mが、原稿Dの搬送に追従して搬送方向に所定の回動量にわたって回動して、所定の傾斜状態になると、センサー本体部29nに設けられたスイッチング素子がオンする。
選択されたループ量センサーがオン状態になると(ステップS18において「YES」)、タイマーによって計測される時間が、予め設定された所定時間T1に達するまで待機状態になる(ステップS19)。
その後、さらに、原稿Dの搬送が継続されると、図5(b)に示すように、センサーアーム29mの上端部が原稿Dの下面に当接した状態になった後に、原稿Dの先端縁が、回転停止状態のレジストローラ対25のニップ部に当接する。
このような状態で、給紙ローラ21aによる原稿Dの搬送が継続されると、原稿Dは、レジストローラ対25のニップ部に当接した先端部に連続した部分が、上方に向って突出するループの形成を開始する。その後、給紙ローラ21aによる原稿Dの搬送が継続されることにより、形成されるループ量が順次増加する。
ループ量検出部29において選択されたループ量センサーのセンサーアーム29mは、図5(c)に示すように、原稿Dの正面側の側縁部におけるループが形成される部分に当接しており、従って、ループ量の増加に伴って搬送方向とは反対方向への回動量(傾斜量)が順次増加する。
この場合、レジストローラ対25に突き当てられた原稿Dは、混載モードであるために、先端縁における正面側の角部が背面側の角部よりも搬送方向の下流側に位置するように傾斜しているおそれがある。原稿Dがこのように傾斜していると、原稿Dに形成されるループのループ量は、正面側の側縁部において大きく、背面側の側縁部において小さくなっている。
なお、原稿Dの先端縁が幅方向の全域にわたってレジストローラ対25のニップ部に当接してループが形成されると、原稿Dの先端縁はレジストローラ対25の軸方向に沿うように補正される。
このようにして原稿Dにループが形成されている間に、選択されたループ量センサーがオフ状態になる前に(ステップS20において「NO」)、タイマーによる計測時間が、予め設定された所定時間T1に達すると(ステップS19において「YES」)、レジストモータ25mが駆動(オン)される(ステップS21)。
この場合の所定時間T1は、原稿Dが、搬送方向に対して予め設定された所定範囲(許容範囲)内の傾斜状態で搬送された場合に、その原稿Dを、スキュー補正によって搬送方向に沿った状態とするために必要とされる時間(原稿Dがレジストセンサー21wを通過した時点からの経過時間)であり、原稿Dが許容範囲内の傾斜状態であれば、この所定時間T1内に所定のループ量(基準ループ量)のループが形成される。従って、この基準ループ量は、ループ量センサーがオフ状態になる上限値よりも小さくなっている。
従って、所定時間T1が経過しても、選択されたループ量センサーがオフ状態にならない場合には、搬送された原稿Dは、搬送方向に対して許容範囲内の傾斜状態であり、スキュー補正に必要とされる基準ループ量のループが形成されて、搬送方向に沿った状態に補正されたものとみなされる。
このような状態でレジストモータ25mが駆動されてレジストローラ対25が回転されると、搬送方向沿った状態に補正された状態の原稿Dは、レジストローラ対25の回転によって連結経路部21eへ搬送される。この場合、原稿Dがレジストローラ対25のニップ部に進入する際のループ量は、基準ループ量であり、原稿Dに皺が生じない程度のループ量になっているために、原稿Dに皺が生じるおそれはない。以後、原稿Dは、従来のADFユニットと同様に、読取経路部21m内および排出経路部21t内を搬送される。
レジストローラ対25によって原稿Dが搬送されると、レジストセンサー21wがオフ状態になるまで待機状態になる(ステップS22)。原稿Dの後端部が、レジストセンサー21w上を通過すると、レジストセンサー21wはオフ状態になる(ステップS22において「YES」)。これにより、予め設定された所定時間T2が経過するまで待機状態になる(ステップS23)。この所定時間T2は、レジストセンサー21w上を通過した原稿Dの後端部がレジストローラ対25を通過するために必要とされる時間に設定されている。
その後、所定時間T2が経過すると(ステップS23において「YES」)、原稿Dが、レジストローラ対25のニップ部を通過したものとして、レジストモータ25mはオフ状態とされて(ステップS24)、レジストローラ対25の回転が停止される。次いで、原稿トレイ22上に原稿が存在するかを、原稿トレイ22に設けられた原稿載置センサー22aによって確認する(ステップS25)。原稿トレイ22上に原稿が存在する場合(ステップS25において「YES」)には、ステップS13に戻って、上述したように、原稿トレイ22上に載置された最上位の原稿Dを搬送してスキュー補正を実行する。原稿トレイ22上に原稿が存在しない場合(ステップS25において「NO」)には、給紙モータ24aの駆動を停止して(ステップS26)、混載モードでの原稿の搬送を終了する。
これに対して、ステップS19において、所定時間T1が経過する前に(ステップS19において「NO」)、ループ量検出部29において選択されたループ量センサーのスイッチング素子がオフ状態になった場合には(ステップS20において「YES」)、直ちにステップS21に進んで、レジストモータ25mを駆動(オン)する。これにより、レジストローラ対25が回転され、原稿Dは、レジストローラ対25によって連結経路部21eへ搬送される。
このように、所定時間T1が経過する前にループ量検出部29において選択されたループ量センサーのスイッチング素子がオフ状態になった場合には、搬送される原稿Dは、搬送方向に対して許容範囲以上の傾斜状態になっていることにより正面側の側縁部におけるループ量が上限値に達したものとして、ループの形成を中止するために、レジストローラ対25の回転により原稿Dの搬送を開始する。
レジストローラ対25の回転によって原稿Dの搬送が開始されると、レジストローラ対25に当接した原稿Dが、レジストローラ対25のニップ部を通過する際に、搬送方向に対する傾斜状態が完全に補正された状態ではないものの、搬送方向に対する傾斜状態が緩和された状態になる。
しかも、原稿Dに形成されるループ量が予め設定された許容範囲内になっていることから、レジストローラ対25を通過する原稿Dに皺が生じることを防止することができる。
また、連結経路部21eへの搬送時における原稿Dの傾きが緩和されていることから、連結経路部21e、読取経路部21m、排出経路部21tのそれぞれを搬送される原稿Dが搬送ガイドに接触して破損することも抑制される。
なお、レジストローラ対25が駆動されることによって原稿Dの搬送が開始すると(ステップS21)、以後は、前述したように、ステップS22〜ステップS26の処理が実行される。
[実施形態2]
上記の実施形態1では、第1ループ量センサー29a、第2ループ量センサー29b、第3ループ量センサー29cを有するループ量検出部29が、搬入経路部21d内におけるループ収容空間21kの下方の下部ガイド板21qに設けられていたが、本実施形態では、図8(a)および(b)に示すように、ループ量検出部29は、ループ収容空間21kが形成された上部ガイド板21sに設けられている。
本実施形態のループ量検出部29における第1ループ量センサー29a、第2ループ量センサー29b、第3ループ量センサー29cも、前記実施形態1と同様に、搬入経路部21d内を搬送される最大幅サイズ原稿Db、中間幅サイズ原稿、最小幅サイズ原稿Dsのそれぞれの正面側の側縁部に対向して配置されており、また、それぞれが、内部にスイッチング素子を有するセンサー本体部29nと、センサー本体部29nに対して回動可能に取り付けられたセンサーアーム29mとを有している。
第1ループ量センサー29a、第2ループ量センサー29b、第3ループ量センサー29cのそれぞれのセンサー本体部29nは、ループ収容空間21kのレジストローラ対25側に位置する上部ガイド板21sの傾斜部に取り付けられている。第1ループ量センサー29a、第2ループ量センサー29b、第3ループ量センサー29cのそれぞれのセンサーアーム29mは、ループ収容空間21k内に原稿の搬送方向下流側に向って突出した状態になっており、それぞれの先端部が、スキュー補正に際して,対応する原稿Dに形成されたループの頂上部の上面に上方から接触するようになっている。
原稿Dに形成されたループに上方から接触した各センサーアーム29mは、ループ量が大きくなると、ループに追従して上方に回動される。図8(b)に示すように、ループ量が、最小幅サイズ原稿Ds、中間幅サイズ原稿、最大幅サイズ原稿Dbのそれぞれに設定された上限値に達すると、それぞれのセンサー本体部29nに設けられたスイッチング素子はオン状態になる。その他の構成は、前記実施形態1のADFユニット20の構成と同様になっている。
このような構成のADFユニット20における混載モード時のスキュー補正の処理手順を、図9のフローチャートに基づいて説明する。図9のフローチャートにおけるステップS11〜S17の処理手順は、図7に示す前記実施形態1の処理手順におけるステップS11〜S17と同様である。
図9に示すフローチャートでは、ステップS17において、ループ量検出部29における一つのループ量センサーが選択されると、搬入経路部21d内を搬送される原稿Dは、選択されたループ量センサーがオン状態となるまで(ステップS18a)、あるいは、タイマーによる計時時間が、予め設定された所定時間T3になるまで、待機状態になる(ステップS19a)。
この場合、本実施形態2では、前記実施形態1と異なり、ループ収容空間21kが形成された上部ガイド板21sにループ量検出部29が設けられており、ループ量が増加した場合に、第1ループ量センサー29a、第2ループ量センサー29b、第3ループ量センサー29cのそれぞれがオン状態になるために、図8(a)に示すように、搬送される原稿Dは、選択されたループ量センサーのセンサーアーム29mに当接することなく、レジストローラ対25に当接されて、ループの形成を開始する。
その後、ループ量が順次増加すると、形成されるループがループ収容空間21k内に進入した状態になり、レジストローラ対25に当接した原稿Dの先端縁がレジストローラ対25の軸方向に沿った状態に補正される。
このようにして、原稿Dにおけるスキュー補正が実施されている間に、選択されたループ量センサーがオン状態になる前に(ステップS18aにおいて「NO」)、タイマーによる計測時間が予め設定された所定時間T3に達すると(ステップS19aにおいて「YES」)、レジストモータ25mが駆動(オン)される(ステップS21)。これにより、レジストローラ対25が回転され、スキュー補正された原稿Dは、レジストローラ対25によって連結経路部21eへ搬送される。以降のステップS22〜S26は、前記実施形態1の図7に示すフローチャートのステップS22〜S26と同様である。
この場合、選択されたループ量センサーがオン状態にならなかったために、原稿Dに形成されたループ量は予め設定された上限値に達していない。従って、原稿Dに皺が生じることなく、原稿Dは搬送方向に沿った状態に補正されて、連結経路部21eへ搬送される。
これに対して、ステップS18aにおいて、原稿Dにループが形成されて、所定時間T3が経過する前に(ステップS19aにおいて「NO」)、ループ量検出部29において選択されたループ量センサーのスイッチング素子がオン状態になった場合には(ステップS18aにおいて「YES」)、直ちにステップS21に進んで、レジストモータ25mがオン状態とされる。これにより、レジストローラ対25が回転されて、原稿Dにおけるループの形成が中止され、原稿Dは、レジストローラ対25によって連結経路部21eへ搬送される。
このように、原稿Dのスキュー補正が終了していない時点で、ループ量検出部29において選択されたループ量センサーのスイッチング素子がオン状態になったことから、原稿Dに形成されたループにおける正面側の側縁部のループ量が予め設定された上限値に達したものとみなされる。
このような状態で、原稿Dがレジストローラ対25のニップ部を通過するために、前記実施形態1と同様に、原稿Dは、搬送方向に対する傾斜状態が緩和された状態で、しかも、皺が生じることなく、連結経路部21eへ搬送される。
[実施形態3]
上記の実施形態1では、ループ量検出部29に対して搬送方向の上流側に、第1原稿サイズセンサー28aと、第2原稿サイズセンサー28bと、第3原稿サイズセンサー28cとを有する原稿サイズ検出部28を設ける構成であったが、本実施形態では、図10に示すように、原稿サイズ検出部28が設けられていない。その他の構成は、前記実施形態1と同様になっている。
本実施形態3における混載モード時のスキュー補正制御の処理手順を、図11のフローチャートに示す。
本実施形態3の図11に示すフローチャートでは、ステップS11〜S15およびS18〜S26は、図7に示された前記実施形態1のフローチャートにおけるステップS11〜S15およびS18〜S26のそれぞれと同様である。
図11に示すフローチャートでは、タイマーによる計時が開始されると(ステップS15)、ループ量検出部29における第1ループ量センサー29a、第2ループ量センサー29b、第3ループ量センサー29cのいずれかが原稿に当接してオン状態になるまで待機状態になる(ステップS16b)。ループ量検出部29における第1ループ量センサー29a、第2ループ量センサー29b、第3ループ量センサー29cのいずれかがオン状態になると(ステップS16bにおいて「YES))、原稿Dがレジストローラ対25へ搬送されたものとして、その時点における第1ループ量センサー29a、第2ループ量センサー29b、第3ループ量センサー29cの検出結果に基づいて、搬送される原稿Dの幅方向サイズが、最大、最小、中間のいずれであるかを判定する。
次いで、判定された原稿Dの幅方向サイズに基づいて、ループ量検出部29における第1ループ量センサー29a、第2ループ量センサー29b、第3ループ量センサー29cから、ループ量を検出するために使用する一つのセンサーを選択する(ステップS17b)。この場合、オン状態になっているループ量センサーの中から、最も正面側に位置するループ量センサーが選択される。
その後は、図7に示す実施形態1のフローチャートと同様に、ループ量検出部29における選択された一つのループ量センサーがオン状態となるまで待機状態になる(ステップS18)。以降の制御は、図7に示す実施形態1のフローチャートと同様である。
従って、本実施形態3においても、前記実施形態1と同様に、原稿Dは、搬送方向に対する傾斜状態が緩和された状態で、しかも、皺が生じることなく、連結経路部21eへ搬送される。
また、本実施形態3では、原稿サイズ検出部28が設けられていないために経済的であり、しかも、原稿サイズ検出部28が設けられていたスペースを有効に利用することによってスペース効率を向上させることができる。
[実施形態4]
本実施形態4では、図12に示すように、前記実施形態2と同様に、ループ量検出部29が上部ガイド板21sに設けられている。また、ループ量検出部29における第1ループ量センサー29a、第2ループ量センサー29b、第3ループ量センサー29cは、最小幅サイズ原稿Ds、中間幅サイズ原稿、最大幅サイズ原稿Dbのそれぞれの正面側に位置する側縁部に対応する位置にそれぞれ配置されており、それぞれの原稿毎に設定されたループ量が、前記実施形態2とは異なり、前述した基準ループ量に達するとオン状態になる。
この場合における第1ループ量センサー29a、第2ループ量センサー29b、第3ループ量センサー29cのそれぞれがオン状態になる基準ループ量とは、搬送される最小幅サイズ原稿Ds、中間幅サイズ原稿、最大幅サイズ原稿Dbのそれぞれの搬送方向に対する傾斜状態が許容範囲内であり、スキュー補正によって原稿を搬送方向に沿った状態とすることができるループ量である。
また、上記の実施形態2においては、ループ量検出部29に対して搬送方向の上流側に、第1原稿サイズセンサー28aと、第2原稿サイズセンサー28bと、第3原稿サイズセンサー28cとを有する原稿サイズ検出部28が設けられ、さらに、原稿サイズ検出部28の搬送方向の上流側にレジストセンサー21wが設けられていたが、本実施形態4では、原稿サイズ検出部28が設けられていない。その他の構成は、前記実施形態2と同様になっている。
本実施形態4における混載モード時のスキュー補正制御の処理手順を、図13のフローチャートに示す。図13のフローチャートにおけるステップS11〜S15の処理手順は、図7に示す前記実施形態1の処理手順におけるステップS11〜S15と同様である。
本実施形態4では、ループ量検出部29における第1ループ量センサー29a、第2ループ量センサー29b、第3ループ量センサー29cのいずれかがオン状態になるまで、原稿Dのループの形成を継続し、オン状態になることによって、スキュー補正を終了して、レジストモータ25mを回転するようになっている。
このために、実施形態4における図13に示すフローチャートでは、ステップS13において給紙クラッチ24bがオンされると、レジストセンサー21wが搬入経路部21d内を搬送される原稿を検出するまで待機状態になり(ステップS14)、レジストセンサー21wが原稿を検出すると(ステップS14において「YES」)、原稿Dのスキュー補正を実行するためにタイマーによる計時を開始する(ステップS15)。その後、ループ量検出部29における第1ループ量センサー29a、第2ループ量センサー29b、第3ループ量センサー29cのいずれかがオン状態になるまで待機状態になる(ステップS16c)。
搬入経路部21d内を搬送される原稿Dは、回転が停止されたレジストローラ対25のニップ部に当接してループの形成を開始する。その後、形成されるループのループ量が順次増加すると、形成されるループがループ収容空間21k内に進入し、その頂上部がループ量検出部29における第1ループ量センサー29a、第2ループ量センサー29b、第3ループ量センサー29cのいずれかのセンサーアーム29mに当接してセンサーアーム29mが回動することにより、センサー本体部29nに設けられたスイッチング素子がオン状態になる。
この場合、スキュー補正が実行される原稿が、最大幅サイズ原稿Db、中間幅サイズ原稿、最小幅サイズ原稿Dsのそれぞれに対して、第1ループ量センサー29a、第2ループ量センサー29b、第3ループ量センサー29cのそれぞれがオン状態になる。
原稿搬送制御部60は、第1ループ量センサー29a、第2ループ量センサー29b、第3ループ量センサー29cのいずれかがオン状態になると(ステップS16cにおいて「YES」)、レジストモータ25mを駆動(オン)する(ステップS21)。これにより、レジストローラ対25が回転され、レジストローラ対25のニップ部に突き当てられた原稿Dは、レジストローラ対25を通過して連結経路部21eへ搬送される。
以降のステップS22〜S26は、実施形態2の図9に示すフローチャートにおけるステップS22〜S26(実施形態1の図7に示すフローチャートにおけるステップS22〜S26)と同様である。
本実施形態4においては、スキュー補正において原稿Dに形成されるループ量が基準ループ量に達すると、レジストローラ対25を回転させて原稿Dの搬送が開始されるために、原稿に形成されるループ量が上限値よりも大きくなるおそれがない。従って、原稿に皺が生じることを確実に抑制することができる。しかも、連結経路部21eへ搬送される原稿は、搬送方向に対する傾斜状態も緩和されているために、搬送ガイド等によって原稿が破損することを抑制することができる。
また、本実施形態4においては、原稿サイズ検出部28が設けられていないために経済性がさらに向上する。しかも、原稿サイズ検出部28が設けられていたスペースを有効に活用することにより、スペース効率をさらに向上させることができる。
なお、本実施形態4では、第1ループ量センサー29a、第2ループ量センサー29b、第3ループ量センサー29cのそれぞれがオン状態になるループ量を、前記実施形態2とは異なる基準ループ量とする構成であったが、このような構成に限らず、前記実施形態2と同様に、原稿に形成されるループ量の上限値としてもよい。この場合にも、原稿に皺が生じることを抑制することができる。しかも、ループの形成時間が長くなるために、原稿Dの傾斜状態をより緩和することができる。
[変形例]
上記の実施形態では、ADFユニット20は、異なるサイズの原稿が載置されて1枚ずつ搬送される混載モードの場合について説明したが、混載モードに限らず、原稿の幅方向の一方の側縁を基準とした片側基準で原稿を搬送する場合に、本発明は適用することができる。
また、片側基準での原稿の搬送に際して、原稿の背面側の側縁を基準とする構成に限らず、正面側の側縁を基準としてもよい。
さらに、原稿サイズ検出部28における第1原稿サイズセンサー28a、第2原稿サイズセンサー28b、第3原稿サイズセンサー28cのそれぞれは、反射型光学センサーを用いる構成に限らず、透過型光学センサーを用いる構成であってもよく、また、接触型センサーを用いる構成であってもよい。
同様に、ループ量検出部29における第1ループ量センサー29a、第2ループ量センサー29b、第3ループ量センサー29cのそれぞれは、接触型センサーを用いる構成に限らず、反射型あるいは透過型の光学センサーを用いる構成であってもよい。また、3つのループ量センサーを設ける必要はなく、1つであってもよい。
さらに、ループ量検出部29は、搬送される原稿のループ量を、ループ量が大きくなる側(正面側の側縁部、片側基準の基準となる側縁部とは反対側の側縁部)において検出する構成であったが、このような構成に限らず、原稿における幅方向のいずれの部分においてもループ量を検出してもよい。
本発明に係る原稿搬送装置を有する画像形成装置は、カラー画像を形成するMFP装置に限るものではなく、モノクロ画像を形成する構成であってもよい。また、本発明は、MFP装置に限らず、原稿搬送装置を備えた構成であれば、カラーまたはモノクロの画像を形成できる複写機、FAX等の画像形成装置にも適用できる。
本発明は、片側基準で搬送される原稿をスキュー補正する原稿搬送装置において、原稿に皺が生じることを防止する技術として有用である。
A 画像形成装置本体
B 画像読取装置
10 画像読取ユニット
12 ラインセンサー
13 第1プラテンガラス
16 第2プラテンガラス
18 第1スライダー
19 第2スライダー
20 ADFユニット
21 ADFユニット本体
21a 給紙ローラ
21b さばきローラ
21d 搬入経路部
21k ループ収容空間
21w レジストセンサー
22 原稿トレイ
22a 原稿載置センサー
22e 正面側ガイド部材
22f 背面側ガイド部材
25 レジストローラ対
25m レジストモータ
28 原稿サイズ検出部
28a 第1原稿サイズセンサー
28b 第2原稿サイズセンサー
28c 第3原稿サイズセンサー
29 ループ量検出部
29a 第1ループ量センサー
29b 第2ループ量センサー
29c 第3ループ量センサー

Claims (16)

  1. 原稿トレイに載置された原稿を、1枚ずつ繰り出して搬送する原稿搬送装置であって、
    原稿のスキューを補正すべく、原稿搬送経路途中に配されたレジストローラ対の回転を停止させ、そのニップ部に原稿の先端を当接させた状態で、原稿を撓ませるループを形成するループ形成手段と、
    前記原稿のループ量が所定値に達したことを検出するループ量検出手段と、
    当該ループ量検出手段により原稿のループ量が所定値に達したことが検出されると、前記ループ形成手段によるループ形成を中止し、前記レジストローラ対で原稿を搬送するように制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする原稿搬送装置。
  2. 原稿トレイに載置された原稿の、原稿搬送方向に直交する幅方向の一方端側の側縁に接し、当該原稿を搬送方向に案内するガイド部材を備え、
    幅方向の長さが異なる複数枚の原稿のそれぞれは、前記一方端側の側縁が前記ガイド部材に接した状態で案内搬送されることを特徴とする請求項1に記載の原稿搬送装置。
  3. 前記ループ量検出手段は、原稿のループ量の大きさを検出する検出器を少なくとも1つ備えることを特徴とする請求項1または2に記載の原稿搬送装置。
  4. 前記検出器は複数であり、前記検出器のそれぞれは、前記幅方向の長さが異なる原稿のそれぞれの、前記一方端側とは反対側の側縁部分におけるループ量が前記所定値に達したことを検出するように、前記原稿搬送方向に直交する幅方向に間隔をおいて配置されていることを特徴とする請求項3に記載の原稿搬送装置。
  5. 原稿のサイズを検出する原稿サイズ検出手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記複数の検出器のうち、前記原稿サイズ検出手段により検出された原稿に対応する検出器の検出結果に基づいて前記制御を行うことを特徴とする請求項4に記載の原稿搬送装置。
  6. 前記制御手段は、前記複数の検出器の検出結果に基づいて、搬送原稿のサイズを判定することを特徴とする請求項4に記載の原稿搬送装置。
  7. 前記制御手段は、判定されたサイズの原稿に対応する検出器の検出結果に基づいて前記制御を行うことを特徴とする請求項6に記載の原稿搬送装置。
  8. 原稿のループは、上方に突出するように形成され、
    前記検出器は、搬送される原稿におけるループの形成部分の下面に当接して当該原稿のループ量に応じた傾きになるアームを有し、当該アームの傾きに基づいて前記所定値に達したことを検出することを特徴とする請求項3〜7のいずれか一項に記載の原稿搬送装置。
  9. 原稿のループは、上方に突出するように形成され、
    前記検出器は、搬送される原稿におけるループの形成部分の上面に当接して当該原稿のループ量に応じた傾きになるアームを有し、当該アームの傾きに基づいて前記所定値に達したことを検出することを特徴とする請求項3〜7のいずれか一項に記載の原稿搬送装置。
  10. 前記制御手段は、
    前記ループ量検出手段が前記所定値に達したことを検出する前に、基準ループ量の形成に必要な所定時間が経過すると、前記ループ形成手段によるループ形成を中止し、前記レジストローラ対による原稿の搬送を開始させることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の原稿搬送装置。
  11. 前記所定値は、前記基準ループ量よりも大きいことを特徴とする請求項10に記載の原稿搬送装置。
  12. 前記基準ループ量は、原稿のスキューが補正されたとみなされる所定の大きさのループ量に対応して設定されていることを特徴とする請求項10または11に記載の原稿搬送装置。
  13. 前記所定値は、原稿のスキューが補正されたとみなされる所定の大きさの基準ループ量に対応して設定されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の原稿搬送装置。
  14. 幅方向の長さが同じサイズの複数枚の原稿を1枚ずつ繰り出して搬送する第1モードと、幅方向の長さが異なる複数枚の原稿のそれぞれを、前記ガイド部材の一方に接した状態で案内搬送する第2モードとが選択可能であり、
    前記制御手段は、第2モードが選択されると前記制御を実行し、第1モードが選択されると、前記制御に代えて、前記ループ形成手段によるループ形成が所定時間だけ実行されると前記ループ形成手段によるループ形成を中止して前記レジストローラ対で原稿を搬送する制御を実行することを特徴とする請求項2〜13のいずれか一項に記載の原稿搬送装置。
  15. 請求項1〜14のいずれか一項に記載の原稿搬送装置を有することを特徴とする画像読取装置。
  16. 請求項15に記載の画像読取装置を有することを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018065691A (ja) * 2016-10-19 2018-04-26 キヤノンファインテックニスカ株式会社 原稿搬送装置、および画像読取装置
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