JP5195781B2 - 原稿送り装置 - Google Patents

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本発明は、原稿送り装置に関する。
原稿送り装置としては、異なるサイズの原稿の搬送を許容する原稿混載モードを有する原稿送り装置が知られている。原稿混載モードを有する原稿送り装置としては、特許文献1及び特許文献2に開示される技術が公知である。
特許文献1には、原稿トレイの原稿を原稿載置台上の読取位置に給送する原稿給送装置において、原稿トレイにセットされる原稿束の最大幅と、原稿トレイから給送される原稿の幅とを検知する原稿サイズ検知手段を有している原稿給送装置が開示されている。
特許文献1には、上記の原稿給送装置によれば、原稿給紙前の原稿サイズ検知と原稿の分離給送後の原稿サイズ検知を1組の原稿サイズ検知手段により行うことで、原稿サイズが混載した原稿であってもコピー時間を短くしてコピー生産性を高められることが開示されている。
また、特許文献2には、原稿読み取り位置に向けて供給されるサイズの異なる原稿を同時に載置することのできる原稿トレイと、この原稿トレイに載置されるサイズの異なる原稿の中から最大主走査方向サイズの一方の原稿サイドに合わせて変位されて位置決めされる奥側ガイドと、この奥側ガイドと略同一の変位量によって変位すると共に、最大主走査方向サイズの他方の原稿サイドに合わせて位置決めされる手前側ガイドと、位置決めされた奥側ガイドの位置を基準として同時に載置された最大主走査方向サイズ以外の主走査方向サイズを有する原稿を検知する検知センサとを有する原稿送り装置が開示されている。
特許文献2には、上記の原稿送り装置によれば、原稿送り装置に載置された原稿群から供給される、異なったサイズを有する原稿の原稿サイズが適切に検知されることが開示されている。
特開2001−350225号公報 特開2004−048282号公報
本発明は、異なるサイズの原稿の搬送を許容する原稿混載モードでない場合に、原稿幅の異なる原稿を搬送したときでも、原稿の搬送を途中で中止して最初から原稿の搬送をやり直す必要がない原稿送り装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る原稿送り装置は、異なるサイズの原稿を載置可能な原稿載置台と、前記原稿載置台に載置された原稿束を一枚ずつ分離して排出部へ搬送する搬送部と、前記原稿載置台に載置された原稿束の最大原稿幅を検知する第1原稿幅検知手段と、前記搬送部により前記原稿載置台から一枚ずつ分離された原稿の原稿幅を検知する第2原稿幅検知手段と、異なるサイズの原稿の搬送を許容する混載原稿モードではない場合に、前記第1原稿幅検知手段が検知した最大原稿幅と前記第2原稿幅検知手段が検知した原稿幅とが相違したときに、前記搬送部に前記原稿の搬送を再開可能に中断させる制御部と、前記搬送部に搬送される原稿の画像を読み取る読取部と、を備え、前記制御部は、搬送が中断された前記原稿の画像の前記読取部による読み取りが可能な読取可能状態であるか、搬送が中断された前記原稿の画像の前記読取部による読み取りが不可能である読取不可能状態であるか、を判定し、さらに、前記制御部は、搬送が中断された原稿が、前記読取部の読取位置よりも手前である待機位置で停止していることが検知された場合に、前記読取可能状態と判定する。
本発明の請求項2に係る原稿送り装置は、異なるサイズの原稿を載置可能な原稿載置台と、前記原稿載置台に載置された原稿束を一枚ずつ分離して排出部へ搬送する搬送部と、前記原稿載置台に載置された原稿束の最大原稿幅を検知する第1原稿幅検知手段と、前記搬送部により前記原稿載置台から一枚ずつ分離された原稿の原稿幅を検知する第2原稿幅検知手段と、異なるサイズの原稿の搬送を許容する混載原稿モードではない場合に、前記第1原稿幅検知手段が検知した最大原稿幅と前記第2原稿幅検知手段が検知した原稿幅とが相違したときに、前記搬送部に前記原稿の搬送を再開可能に中断させる制御部と、前記搬送部に搬送される原稿の画像を読み取る読取部と、を備え、前記制御部は、搬送が中断された前記原稿の画像の前記読取部による読み取りが可能な読取可能状態であるか、搬送が中断された前記原稿の画像の前記読取部による読み取りが不可能である読取不可能状態であるか、を判定し、さらに、前記制御部は、搬送が中断された原稿が、前記読取部の読取位置よりも手前である待機位置よりも下流で停止していることが検知された場合であっても、その原稿が読み取り位置よりも上流側に戻された場合には、前記読取可能状態と判定する。
本発明の請求項3に係る原稿送り装置は、請求項1又は請求項2の構成において、前記原稿載置台に載置された原稿束の最大原稿長を検知する第1原稿長検知手段と、前記搬送部により前記原稿載置台から一枚ずつ分離された原稿の原稿長を検知する第2原稿長検知手段と、異なるサイズの原稿の搬送を許容する混載原稿モードではない場合に、前記第1原稿長検知手段が検知した最大原稿長と前記第2原稿長検知手段が検知した原稿長とが相違したときに、前記搬送部に前記原稿の搬送を再開可能に中断させる前記制御部と、を備える。
本発明の請求項1の構成によれば、異なるサイズの原稿の搬送を許容する原稿混載モードでない場合に、原稿幅の異なる原稿を搬送したときでも、原稿の搬送を途中で中止して最初から原稿の搬送をやり直す必要がない。
本発明の請求項3の構成によれば、異なるサイズの原稿の搬送を許容する原稿混載モードでない場合に、原稿長の異なる原稿を搬送したときでも、原稿の搬送を途中で中止して最初から原稿の搬送をやり直す必要がない。
本発明の請求項1及び請求項2の構成によれば、搬送を中断した原稿が読取可能状態及び読取不可能状態のどちらの状態にあるかが把握でき、この状態に基づき、原稿の搬送を再開して画像を読み取ることもできるので、最初から原稿の搬送及び原稿の読み取りをやり直す必要がなくなる。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す概略図である。 図2は、本実施形態に係る原稿トレイ及び第2原稿幅検知センサの構成を示す概略図である。 図3は、本実施形態に係る奥側ガイド及び手前側ガイドの構成及び第1原稿幅検知センサの構成を示す概略図である。 図4は、本実施形態に係る画像読取装置の構成及び第1原稿長検知センサ及び第2原稿長検知センサの構成を示す概略図である。 図5は、本実施形態に係る画像読取装置の外観を示す斜視図である。 図6は、本実施形態に係る原稿トレイに載置された原稿と分離搬送された原稿との原稿幅が一致する場合を説明するための概略図である。
以下に、本発明に係る実施形態の一例を図面に基づき説明する。
(本実施形態に係る画像形成装置の構成)
まず、本実施形態に係る画像形成装置の構成を説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略図である。
本実施形態に係る画像形成装置100は、用紙等の記録媒体Pに画像を記録する画像記録装置110と、原稿を搬送する原稿送り装置の一例として、原稿を搬送すると共にその原稿の画像を読み取る画像読取装置10とを備えている。
画像読取装置10は、画像形成装置100の上部に配置され、画像記録装置110は、画像形成装置100の下部に配置されている。
画像読取装置10は、原稿の画像を読み取り、その読み取った画像を画像信号に変換するようになっている。画像記録装置110は、画像読取装置10が変換した画像信号に基づいて記録媒体Pへ画像を記録するようになっている。
ここで、本実施形態に係る画像記録装置110の構成について説明する。
本実施形態に係る画像記録装置110は、図1に示すように、その下部に、記録媒体Pが収容された複数の記録媒体収容部120、121を備えている。
記録媒体収容部120、121には、それぞれ、サイズの異なる記録媒体Pが収容されている。例えば、記録媒体収容部120には、B5サイズの記録媒体Pが収容され、記録媒体収容部121には、B4サイズの記録媒体Pが収容される。
記録媒体収容部120、121の先端側(図1において右端側)の直上には、記録媒体Pの上面の先端側に接触して回転し、記録媒体収容部120、121から記録媒体Pを送り出す送出しロール126が配置されている。
画像記録装置110内には、記録媒体収容部120、121の先端部から延出して、S字状に湾曲し、画像記録装置110の上部へ向かって延びる搬送路122が形成されている。
この搬送路122に沿って、記録媒体の搬送方向の上流側から順に、記録媒体Pを挟持搬送する複数(例えば、6つ)の搬送ロール対164と、レジストロール168とが配置されている。
記録媒体収容部121の上方には、記録媒体Pへ画像を記録する画像記録部130が配置されている。
記録媒体収容部120、121に収容された記録媒体Pは、送出しロール126により送り出され、搬送ロール対164及びレジストロール168によって搬送路122を搬送されて画像記録部130へ送られる。
画像記録部130は、記録媒体収容部120、121から送られてきた記録媒体Pに、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの各色トナーを用いて記録媒体Pにカラー画像を形成するようになっている。
画像記録部130には、4つの感光体ドラム112が並んで回転可能に配設されている。各感光体ドラム112は、図示しない駆動部により、矢印Kの方向に回転する。
各感光体ドラム112の左斜め下部には、帯電ローラ114が感光体ドラム112に接触するように配設されている。帯電ローラ114は、感光体ドラム112の表面を所定の電位に帯電する。
帯電後、各感光体ドラム112の下方に配置された各露光ヘッド116から出射された光によって露光が行われ、画像読取装置10が変換した画像信号に応じた潜像が感光体ドラム112の表面に形成される。
各色の現像器118の現像ローラ119には、所定の極性に帯電した各色トナーが保持されている。各感光体ドラム112の表面に形成された潜像は、現像ローラ119に現像バイアスを印加することで現像され各色のトナー像となる。
4個の各感光体ドラム112にそれぞれ形成された各色のトナー像は、各感光体ドラム112の上方に配置された中間転写ベルト113上に第1転写ローラ115で転写され、中間転写ベルト113上に重畳されてフルカラーのトナー像となる。
記録媒体収容部120、121から送り出されると共に搬送ロール対164で搬送された記録媒体Pは、レジストローラ168により所定のタイミングで第2転写ローラ132と中間転写ローラ134とのニップ部に送られ、フルカラーのトナー像が記録媒体Pに転写される。なお、中間転写ローラ134側の記録媒体Pの面にトナー像は転写される。
フルカラーのトナー像が転写された記録媒体Pは、定着器136に送られる。定着器136は熱と圧力とで記録媒体Pにトナー像を定着する。トナー像が定着した記録媒体Pは、排出ローラ142によって排紙トレイ140へ排出される。
なお、中間転写ベルト113と記録媒体Pとにトナー像は全て転写されずに、一部は感光体ドラム112及び中間転写ベルト113に残留トナーとして残る。感光体ドラム112上の残留トナーはクリーニングロール144により除去され、中間転写ベルト113上の残留トナーはクリーニング装置138によって除去される。
(本実施形態に係る画像読取装置の構成)
次に、本実施形態に係る画像読取装置の構成を説明する。
本実施形態に係る画像読取装置10は、異なるサイズの原稿を載置可能な原稿載置台の一例としての原稿トレイ11と、原稿トレイ11を上昇および下降させるトレイリフタ12とを備えている。
原稿トレイ11には、異なるサイズの原稿、すなわち原稿送り方向Aに沿った距離である原稿長と、原稿送り方向Aと直交する方向に沿った距離である原稿幅との少なくとも一方が異なる原稿が載置可能となっている。
また、画像読取装置10は、原稿トレイ11に載置された原稿束を一枚ずつ分離して排出トレイ40へ搬送する搬送部37と、搬送部37に搬送される原稿の画像を読み取る読取部70と、読取部70によって読み込まれた画像信号を処理する処理装置80とを備えている。
搬送部37は、トレイリフタ12により上昇された原稿トレイ11から原稿を送り出す送出しロール13、送出しロール13により送り出された原稿を更に下流側まで搬送するフィードロール14、送出しロール13により送り出された原稿を1枚ずつに分離する分離ロール15を備えている。
また、搬送部37は、原稿トレイ11から送り出された原稿が最初に搬送される第1搬送路31を備えている。この第1搬送路31には、一枚ずつに分離された原稿を下流側のロールまで搬送するテイクアウェイロール16、原稿を更に下流側のロールまで搬送すると共にループ作成を行うプレレジロール17、一旦、停止した後にタイミングを合わせて回転を再開し、読取部70に対してレジストレーション調整を施しながら原稿を供給するレジロール18、読み込み中の原稿搬送をアシストするプラテンロール19、読み込まれた原稿を更に下流に搬送するアウトロール20を備えている。
また、第1搬送路31には、搬送される原稿のループ状態に応じて支点を中心として回動するバッフル41が設けられている。
アウトロール20の下流側には、第2搬送路32および第3搬送路33が設けられている。第2搬送路32および第3搬送路33との分岐には、この第2搬送路32および第3搬送路33を切り替える搬送路切替ゲート42が設けられている。
第2搬送路32の下流側には、読み取りが終了した原稿が排出される排出部の一例としての排出トレイ40が設けられている。この排出トレイ40へ原稿を排出させる第1排出ロール21が、第2搬送路32に設けられている。
また、第3搬送路33の下流側には、第3搬送路33を経由した原稿をスイッチバックさせるための第4搬送路34が形成されている。
第4搬送路34には、原稿のスイッチバックを行うインバータロール22およびインバータピンチロール23が設けられている。
第4搬送路34によってスイッチバックされた原稿を再度、第1搬送路31に導く第5搬送路35が、第4搬送路34と第1搬送路31とを通じている。
第4搬送路34によってスイッチバックされた原稿を排出トレイ40に排出する第6搬送路36が、第4搬送路34と通じている。第6搬送路36には、反転排出される原稿を第1排出ロール21まで搬送する第2排出ロール24、第5搬送路35および第6搬送路36の搬送経路を切り替える出口切替ゲート43が設けられている。
送出しロール13は、待機時にはリフトアップされて退避位置に保持され、原稿搬送時にニップ位置(原稿搬送位置)へ降下して原稿トレイ11上の最上位の原稿を搬送する。
送出しロール13およびフィードロール14は、フィードクラッチ(図示せず)の連結によって原稿の搬送を行う。プレレジロール17は、停止しているレジロール18に原稿先端を突き当ててループを作成する。レジロール18では、ループ作成時に、レジロール18に噛み込んだ原稿先端をニップ位置まで戻している。このループが形成されると、バッフル41は支点を中心として開き、原稿のループを妨げることのないように機能している。
また、テイクアウェイロール16およびプレレジロール17は、読み込み中におけるループを保持している。このループ形成によって、読み込みタイミングの調整が図られ、また、読み込み時における原稿搬送に伴うスキューを抑制して、位置合わせの調整機能を高めることができる。読み込みの開始タイミングに合わせて、停止されていたレジロール18が回転を開始し、プラテンロール19によって、第2プラテンガラス72Bに押圧されて、下面方向から画像データが読み込まれる。
搬送路切替ゲート42は、片面原稿の読み取り終了時、および両面原稿の両面同時読み取りの終了時に、アウトロール20を経由した原稿を第2搬送路32に導き、排出トレイ40に排出するように切り替えられる。一方、この搬送路切替ゲート42は、両面原稿の順次読み取り時には、原稿を反転させるために、第3搬送路33に原稿を導くように切り替えられる。インバータピンチロール23は、両面原稿の順次読み取り時に、フィードクラッチ(図示せず)がオフの状態でリトラクトされてニップが開放され、原稿をインバータパス(第4搬送路34)へ導いている。その後、このインバータピンチロール23はニップされ、インバータロール22によってインバートする原稿をプレレジロール17へ導き、また、反転排出する原稿を第6搬送路36の第2排出ロール24まで搬送している。
読取部70は、画像読取装置10の下部に設けられ、搬送部37によって搬送された原稿の画像読み取りを行っている。この読取部70は、筐体を形成する装置フレーム71に、画像を読み込むべき原稿を静止させた状態で載置する第1プラテンガラス72A、搬送中の原稿を読み取るための光の開口部を形成する第2プラテンガラス72Bが設けられている。
また、読取部70は、第2プラテンガラス72Bの下に静止し、および第1プラテンガラス72Aの全体に亘ってスキャンして画像を読み込むフルレートキャリッジ73、フルレートキャリッジ73から得られた光を像結合部へ提供するハーフレートキャリッジ75を備えている。フルレートキャリッジ73には、原稿に光を照射する照明ランプ74、原稿から得られた反射光を受光する第1ミラー76Aが備えられている。更に、ハーフレートキャリッジ75には、第1ミラー76Aから得られた光を結像部へ提供する第2ミラー76Bおよび第3ミラー76Cが備えられている。
更に、読取部70は、第3ミラー76Cから得られた光学像を光学的に縮小する結像用レンズ77、結像用レンズ77によって結像された光学像を光電変換するCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ78、CCDイメージセンサ78を備える駆動基板79を備え、CCDイメージセンサ78によって得られた画像信号は駆動基板79を介して処理装置80に送られる。処理装置80は、画像信号を露光ヘッド116へ送るようになっている。
ここで、まず、第1プラテンガラス72Aに載置された原稿の画像を読み取る場合には、フルレートキャリッジ73とハーフレートキャリッジ75とが、2:1の割合でスキャン方向(矢印方向)に移動する。このとき、フルレートキャリッジ73の照明ランプ74の光が原稿の被読み取り面に照射されると共に、その原稿からの反射光が第1ミラー76A、第2ミラー76B、および第3ミラー76Cの順に反射されて結像用レンズ77に導かれる。結像用レンズ77に導かれた光は、CCDイメージセンサ78の受光面に結像される。CCDイメージセンサ78は1次元のセンサであり、1ライン分を同時に処理している。このライン方向(スキャンの主走査方向)の1ラインの読み取りが終了すると、主走査方向とは直交する方向(副走査方向)にフルレートキャリッジ73を移動させ、原稿の次のラインを読み取る。これを原稿サイズ全体に亘って実行することで、1ページの原稿読み取りを完了させる。
一方、第2プラテンガラス72Bは、例えば長尺の板状構造をなす透明なガラスプレートで構成される。搬送部37によって搬送される原稿がこの第2プラテンガラス72Bの上を通過する。このとき、フルレートキャリッジ73とハーフレートキャリッジ75とは、図1に示す実線の位置に停止した状態にある。まず、搬送部37のプラテンロール19を経た原稿の1ライン目の反射光が、第1ミラー76A、第2ミラー76B、および第3ミラー76Cを経て結像用レンズ77にて結像され、CCDイメージセンサ78によって画像が読み込まれる。即ち、1次元のセンサであるCCDイメージセンサ78によって主走査方向の1ライン分を同時に処理した後、搬送部37によって搬送される原稿の次の主走査方向の1ラインが読み込まれる。原稿の先端が第2プラテンガラス72Bの読み取り位置に到達した後、原稿が第2プラテンガラス72Bの読み取り位置を通過することによって、副走査方向に亘って1ページの読み取りが完了する。
本実施形態に係る画像読取装置10では、原稿送り方向Aに直交する方向(主走査方向)の中央位置(原稿における主走査方向の中央位置)を基準として原稿を搬送し、この搬送された原稿を読み取るセンターレジストレーションが採用されている。このセンターレジストレーションを実現するに際し、原稿をセンター振り分けし、原稿をガイドする原稿ガイドの一例としての奥側ガイド61及び手前側ガイド62が、原稿トレイ11の原稿載置面に設けられている。
奥側ガイド61および手前側ガイド62は、原稿トレイ11に形成されたスライド溝65により、原稿送り方向Aに直交する方向(奥行き方向、原稿の幅方向)に移動可能に構成されている。
また、奥側ガイド61および手前側ガイド62は、奥側ガイド61および手前側ガイド62を原稿の幅方向端部に当てて原稿の幅方向端部が揃えられることで、原稿を位置決めする。
さらに、奥側ガイド61および手前側ガイド62は、原稿トレイ11の原稿載置面の裏側(原稿トレイの内側)に設けられるラック63とそれぞれ連結され、奥側ガイド61から延びるラック63と手前側ガイド62から延びるラック63とは、ピニオン64に連結されている。このラック63とピニオン64とによって、奥側ガイド61および手前側ガイド62は、一方のガイドのスライド動作に連動してスライドし、その両者のスライド量は、同等に制御される。奥側ガイド61および手前側ガイド62が奥行き方向のセンター(中心位置)から均等となる位置に配置されていれば(センター振り分けがなされていれば)、奥側ガイド61および手前側ガイド62によって形成される奥行き方向長さのセンター(中心位置)は、これらのガイドがスライドした後であっても維持される。
画像読取装置10は、図3に示すように、原稿トレイ11に載置された原稿束の最大原稿幅を検知する第1原稿幅検知手段の一例としての第1原稿幅検知センサ50を備えている。なお、図3では、原稿トレイ11を省略して図示している。
第1原稿幅検知センサ50は、奥側ガイド61のスライド移動に伴って、奥側ガイド61と一体に移動する移動体52を備えている。
移動体52は、断面L字状に屈曲された板体で構成され、奥側ガイド61のラック63と一体に構成されている。移動体52には、移動体の移動方向に沿って、開口53が複数形成されている。
第1原稿幅検知センサ50は、移動体52に沿って配置された複数の光センサ54を備えている。光センサ54の発光部54Aと受光部54Bとの間を、開口53が形成された移動体52を移動するようになっており、発光部54Aと受光部54Bとの間に開口53が位置すると、光センサ54の発光部54Aから照射された光を受光部54Bが受光し、発光部54Aと受光部54Bとの間に開口53が位置しなければ、光センサ54の発光部54Aから照射された光を受光部54Bが受光しない。
このように、奥側ガイド61と伴って移動する移動体52の開口53の位置により、原稿トレイ11に載置された原稿束の原稿幅を検知するようになっており、奥側ガイド61の位置を基準に原稿トレイ11に載置された原稿束の原稿幅が検知される。
ここで、奥側ガイド61及び手前側ガイド62は、異なる原稿幅の原稿が原稿トレイ11に載置された場合には、異なる原稿幅の原稿のうち、最大幅の原稿の端部に当たって、原稿を位置決めすることになるので、奥側ガイド61の位置により検知される原稿の原稿幅は、原稿トレイ11に載置された原稿束の最大原稿幅となる。
なお、本実施形態では、光センサ54の3つ設けられており、8つの原稿幅を検知可能となっている。
また、原稿トレイ11に載置された原稿束の最大原稿幅を検知する第1原稿幅検知手段としては、ピニオン64の回転量に基づき、奥側ガイド61及び手前側ガイド62の位置を認識して、奥側ガイド61及び手前側ガイド62に位置決めされた原稿の原稿幅を検知する原稿幅検知センサであってもよい。
また、奥側ガイド61及び手前側ガイド62に位置決めされた原稿の原稿幅を、反射型のセンサ等により直接検知することで、原稿トレイ11に載置された原稿束の最大原稿幅を検知する構成であってもよい。
本実施形態では、図2に示すように、第1搬送路31におけるフィードロール14の下流側近傍に、搬送部37により原稿トレイ11から一枚ずつ分離された原稿の原稿幅を検知する第2原稿幅検知手段の一例としての第2原稿幅検知センサ66が設けられている。
この第2原稿幅検知センサ66は、例えば反射型センサが用いられ、載置されると予想される原稿幅(A4縦、A4横、A5横、B4横、B5縦、等のA/B系列や、インチ系のサイズ等)の検知を考慮して、その配置間隔が決定されている。
例えば、1つのセンサがONとなった場合はB5サイズと検知し、2つのセンサがONとなった場合はA4サイズと検知し、3つのセンサがONとなった場合はB4サイズと検知し、4つのセンサがONとなった場合はA3サイズと検知する構成としてもよい。
なお、第2原稿幅検知センサ66は、図3に示す例では、原稿束が原稿の奥側と送り方向先端側とが揃えられて載置されることを前提に手前側ガイド62側に設けられているが、原稿束が手前側又は幅方向中央部に載置された場合においても検知できるように、第2原稿幅検知センサ66を配置してもよい。
また、本実施形態では、図4に示すように、原稿トレイ11には、原稿トレイ11に載置された原稿束の最大原稿長を検知する第1原稿長検知手段の一例としての第1原稿長検知センサ56が設けられている。
この第2原稿長検知センサ56は、例えば反射型センサが用いられ、載置されると予想される原稿長(A4縦、A4横、A5横、B4横、B5縦、等のA/B系列や、インチ系のサイズ等)の検知を考慮して、その配置間隔が決定されている。
例えば、1つのセンサがONとなった場合はB5サイズと検知し、2つのセンサがONとなった場合はA4サイズと検知し、3つのセンサがONとなった場合はB4サイズと検知し、4つのセンサがONとなった場合はA3サイズと検知する構成としてもよい。
また、搬送路31には、搬送部37により原稿トレイ11から一枚ずつ分離された原稿の原稿長を検知する第2原稿長検知手段の一例としての第2原稿長検知センサ68、69が設けられている。
この第2原稿長検知センサ68、69は、例えば反射型センサが用いられ、載置されると予想される原稿長(A4縦、A4横、A5横、B4横、B5縦、等のA/B系列や、インチ系のサイズ等)の検知を考慮して、その配置間隔が決定されている。
第2原稿長検知センサ69が原稿の先端を検知し、そのときに第2原稿長検知センサ68が原稿を検知するか否かによって、原稿の原稿長を検知するようになっている。
なお、第2原稿長検知センサ69が原稿の先端を検知し、第2原稿長検知センサ68が原稿の後端を検知し、原稿の先端を検知してから原稿の後端を検知するまでの時間、第2原稿長検知センサ68と第2原稿長検知センサ69との距離、搬送速度に基づき、原稿の長さを検知する構成としてもよい。
第1原稿幅検知センサ50、第2原稿幅検知センサ66、第1原稿長検知センサ56及び第2原稿長検知センサ68、69には、制御部90が接続されており、第1原稿幅検知センサ50、第2原稿幅検知センサ66、第1原稿長検知センサ56及び第2原稿長検知センサ68、69の検知信号、すなわち原稿の原稿幅情報及び原稿長情報が制御部90に送られるようになっている。
また、制御部90は、搬送部37を駆動制御するようになっており、各種ロールの動作やゲートの切り替え動作等が制御される。
また、図5に示すように、画像読取装置10の筐体表面には、操作者が操作可能な操作部の一例としての操作パネル58が設けられている。この操作パネル58は、操作者へ報知する情報が表示される表示部の一例としての表示パネル59を備えている。
ここで、本実施形態に係る画像読取装置10は、異なるサイズの原稿の搬送を許容する混載原稿モードと、異なるサイズの原稿の搬送を許容しない通常モードを有している。通常モードでは、同じサイズの原稿のみの搬送を許容するようになっている。
本実施形態では、混載原稿モードにおいて、異なるサイズの原稿を同時に束ねて原稿トレイ11上に載置し、その原稿束から異なるサイズの原稿を順次搬送し、その原稿の画像を読み取るようになっている。
混載原稿モードは、操作パネル58を通じて操作者が選択することで設定される。混載原稿モードが選択されると、制御部90が混載原稿モードの処理を行う。
混載原稿モードでは、第2原稿幅検知センサ66及び第2原稿長検知センサ68、69により、搬送される原稿の一枚一枚のサイズを検知すると共に、原稿の画像を読み取る。
この原稿の原稿幅情報及び原稿長情報は、制御部90を介して画像記録装置110に送られ、例えば、B5サイズの原稿の画像は、B5サイズの記録媒体Pにコピーし、B4サイズの原稿の画像は、B4サイズの記録媒体Pにコピーする。
なお、本実施の形態では、サイズの異なる原稿を奥側ガイド61および引き込み方向先端側に揃えて原稿トレイ11に原稿が載置されるように、原稿束を載置する際に原稿の奥側と送り方向先端側とに原稿を揃えて束ねるように、操作者に対して指示がなされる。
通常モードでは、すべての原稿のサイズが同一であることを前提に、第1原稿幅検知センサ50及び第1原稿幅検知センサ50により原稿のサイズを検知すると共に、原稿の画像を読み取る。
制御部90は、混載原稿モードではない場合(本実施形態において通常モードである場合)に、第1原稿幅検知センサ50が検知した最大原稿幅と第2原稿幅検知センサ66が検知した原稿幅とが相違したときに、搬送部37に原稿の搬送を再開可能に中断させるようになっている。
また、制御部90は、混載原稿モードではない場合(本実施形態において通常モードである場合)に、第1原稿長検知センサ56が検知した最大原稿長と第2原稿長検知センサ68、69が検知した原稿長とが相違したときに、搬送部37に原稿の搬送を再開可能に中断させるようになっている。
制御部90により、中断指令が搬送部37に送られると、搬送部37は、少なくとも、読取部70の読取位置よりも手前にある待機位置に原稿を待機させる。
また、制御部90は、搬送が中断された原稿の画像の読取部70による読み取りが可能な読取可能状態であるか、搬送が中断された原稿の画像の読取部70による読み取りが不可能である読取不可能状態であるか、を判定する。
読取部70の読取位置よりも手前で原稿が停止していれば、原稿の画像の読み取りが可能であるので、読取可能状態としては、例えば、搬送が中断した原稿が、読取部70の読取位置よりも手前である待機位置で停止しているか否かを検知するように構成し、搬送が中断した原稿が待機位置で停止している場合に読取可能状態と判定してもよい。
また、読取部70の読取位置よりも下流側で原稿が停止していれば、原稿の画像の読み取りが不可能であるので、読取不可能状態としては、例えば、搬送が中断した原稿が、読取部70の読取位置よりも手前である待機位置よりも下流で停止している場合に読取不可能状態と判定してもよい。
また、読取不可能状態としては、画像記録装置110において、記録媒体Pを既に搬送し、その記録媒体Pに画像を形成することが困難となった場合等、画像記録装置110側の都合により、コピーができない場合は、原稿の画像を読み取る意味がなくなるので、制御部90は、読取不可能状態と判定してもよい。
なお、搬送が中断した原稿が、待機位置よりも下流で停止している場合であっても、第3搬送路33及び第4搬送路34を用いて、原稿を反転搬送して、読み取り位置よりも上流側に原稿を戻すことにより、原稿を読取可能状態にしてもよい。また、原稿を逆転搬送することで読取可能状態としても良い。
なお、読取可能状態及び読取不可能状態は、任意に設定することが可能であり、種々の構成が可能である。
制御部90は、読取可能状態で原稿の搬送が中断した場合に、操作パネル58の表示パネル59に混載原稿モードへ変更可能である旨を表示させる。操作者は、操作パネル58を操作することにより、混載原稿モードへ変更が可能となる。
表示パネル59は、操作者が混載原稿モードに変更した場合には、混載原稿モードの設定手順を自動的に順次表示する。
表示パネル59は、操作者が混載原稿モードに変更しなかった場合に、原稿ガイドで原稿の原稿幅に合わせるように表示する。
表示パネル59は、読取不可能状態で原稿の搬送が中断した場合に、読取部70による画像の読み取りが再開不可能である原因及び確認ボタンを表示する。搬送部37は、確認ボタンが押されると、搬送を中断した原稿を排出トレイ40に排出する。
(本実施形態の作用)
次に、上記の実施形態について作用を説明する。
画像形成装置100の操作者は、原稿束を原稿トレイ11に載置する。このとき、操作者は、異なるサイズの原稿が奥側ガイド61および引き込み方向先端側で揃うように原稿束をセットし、奥側ガイド61及び手前側ガイド62を原稿束にセットする。
次に、第1原稿幅検知センサ50が、奥側ガイド61の位置により、原稿トレイ11に載置された原稿束の最大原稿幅を検知する。第1原稿幅検知センサ50が検知した検知信号、すなわち、原稿束の最大原稿幅情報は、制御部90に送られる。混載原稿モードではなく、通常モードである場合は、全ての原稿がこの幅と一致することになる。
また、第1原稿長検知センサ56が、原稿トレイ11に載置された原稿束の最大原稿長を検知する。第1原稿長検知センサ56が検知した検知信号、すなわち、原稿束の最大原稿長情報は、制御部90に送られる。混載原稿モードではなく、通常モードである場合は、全ての原稿がこの長さと一致することになる。
次に、操作者は、混載原稿モードを選択し忘れて、読み取り開始ボタンを押したため、原稿の読み取りが開始される。
次に、第2原稿幅検知センサ66が、一枚ずつ分離搬送された原稿の原稿幅を検知する。第2原稿幅検知センサ66が検知した検知信号、すなわち、原稿の原稿幅情報は、制御部90に送られる。第2原稿長検知センサ68、69が、一枚ずつ分離搬送された原稿の原稿長を検知する。第2原稿長検知センサ68、69が検知した検知信号、すなわち、原稿の原稿長情報は、制御部90に送られる。
次に、制御部90は、第1原稿幅検知センサ50の検知信号と第2原稿幅検知センサ66の検知信号が相違するか否か判定し、第1原稿長検知センサ56の検知信号と第2原稿長検知センサ68、69の検知信号が相違するか否か判定する。第1原稿幅検知センサ50の検知信号と第2原稿幅検知センサ66の検知信号が相違せず、第1原稿長検知センサ56の検知信号と第2原稿長検知センサ68、69の検知信号が相違しない場合、すなわち各検知信号どうしが一致する場合は、搬送部37による原稿の搬送をそのまま続行し、搬送される原稿の画像を読取部70で読み取らせる。
第1原稿幅検知センサ50の検知信号と第2原稿幅検知センサ66の検知信号が相違する場合、第1原稿長検知センサ56の検知信号と第2原稿長検知センサ68、69の検知信号が相違する場合は、原稿を待機位置に待機させて、搬送部37による原稿の搬送を再開可能に中断する。
なお、図2に示す例では、原稿トレイ11に載置された原稿束G1の原稿最大幅と、一枚ずつ分離搬送された原稿G2の原稿幅が相違している。すなわち、原稿束G1と同じ幅の原稿が分離搬送された場合は、第2原稿幅検知センサ66の3個のセンサがONとなり、第1原稿幅検知センサ50の検知信号と第2原稿幅検知センサ66の検知信号がしないが、分離搬送された原稿の原稿幅が原稿ガイド幅より狭い為、1個のセンサしかONせず、第1原稿幅検知センサ50の検知信号と第2原稿幅検知センサ66の検知信号が相違する。
次に、制御部90は、表示パネル59に混載原稿モードか否かを選択するボタンを表示させる。
次に、これに例では、サイズの異なる原稿が混ざっている混載原稿なので、操作者は、混載原稿ボタンを押す。
次に、制御部90は、表示パネル59に混載原稿モードの設定手順を順次に表示しながら、混載原稿モードに移行する。操作者は、パラメーター設定等をしながら、混載モードへの流れを把握できるので、次回以降の設定手順を学習することができる。
次に、混載原稿モードへの移行が終了したら、制御部90は、搬送部37に搬送を再開させ、原稿の読み取りが開始される。
仮に、原稿トレイ11に載置した原稿が、混載原稿でない場合は、通常モードのボタンを押して、通常モードが選択される。
この場合、制御部90は、搬送が中断した原稿を搬送部37に搬送させ、排出トレイ40へ排出させる。
また、この場合は、図6に示すように、操作者が奥側ガイド61及び手前側ガイド62を原稿束に正しくセットされていないことにより、第1原稿幅検知センサ50の検知信号と第2原稿幅検知センサ66の検知信号が相違することになるので、奥側ガイド61及び手前側ガイド62を正しくセットするように案内するメッセージと確認ボタンを表示パネル59に表示する。
次に、操作者は、確認ボタンを押す。操作者は、奥側ガイド61及び手前側ガイド62をセットしなおして読み取りをやり直す。このとき、搬送が中断した原稿は排出トレイ40へ排出させるので、原稿が搬送部37で停止せず、ジャム(原稿詰まり)を解消する必要がない。
以上は、原稿束の1枚目の読み取り開始前でサイズ不整合が検知された場合について説明したが、2枚目以降でも読み取り開始前であれば、原稿の搬送を再開し、その原稿の画像を読み取ることが可能となる。
本発明は、上記の実施形態に限るものではなく、種々の変形、変更、改良が可能である。
10 画像読取装置(原稿送り装置)
11 原稿トレイ(原稿載置台)
37 搬送部
40 排出トレイ(排出部)
50 第1原稿幅検知センサ(第1原稿幅検知手段)
56 第1原稿長検知センサ(第1原稿長検知センサ)
58 操作パネル(操作部)
59 表示パネル(表示部)
61 奥側ガイド(原稿ガイド)
62 手前側ガイド(原稿ガイド)
66 第2原稿幅検知センサ(第2原稿幅検知手段)
68 第2原稿長検知センサ(第2原稿長検知センサ)
69 第2原稿長検知センサ(第2原稿長検知センサ)
70 読取部
90 制御部
100 画像形成装置
110 画像記録装置

Claims (3)

  1. 異なるサイズの原稿を載置可能な原稿載置台と、
    前記原稿載置台に載置された原稿束を一枚ずつ分離して排出部へ搬送する搬送部と、
    前記原稿載置台に載置された原稿束の最大原稿幅を検知する第1原稿幅検知手段と、
    前記搬送部により前記原稿載置台から一枚ずつ分離された原稿の原稿幅を検知する第2原稿幅検知手段と、
    異なるサイズの原稿の搬送を許容する混載原稿モードではない場合に、前記第1原稿幅検知手段が検知した最大原稿幅と前記第2原稿幅検知手段が検知した原稿幅とが相違したときに、前記搬送部に前記原稿の搬送を再開可能に中断させる制御部と、
    前記搬送部に搬送される原稿の画像を読み取る読取部と、
    を備え、
    前記制御部は、搬送が中断された前記原稿の画像の前記読取部による読み取りが可能な読取可能状態であるか、搬送が中断された前記原稿の画像の前記読取部による読み取りが不可能である読取不可能状態であるか、を判定し、
    さらに、前記制御部は、搬送が中断された原稿が、前記読取部の読取位置よりも手前である待機位置で停止していることが検知された場合に、前記読取可能状態と判定する原稿送り装置。
  2. 異なるサイズの原稿を載置可能な原稿載置台と、
    前記原稿載置台に載置された原稿束を一枚ずつ分離して排出部へ搬送する搬送部と、
    前記原稿載置台に載置された原稿束の最大原稿幅を検知する第1原稿幅検知手段と、
    前記搬送部により前記原稿載置台から一枚ずつ分離された原稿の原稿幅を検知する第2原稿幅検知手段と、
    異なるサイズの原稿の搬送を許容する混載原稿モードではない場合に、前記第1原稿幅検知手段が検知した最大原稿幅と前記第2原稿幅検知手段が検知した原稿幅とが相違したときに、前記搬送部に前記原稿の搬送を再開可能に中断させる制御部と、
    前記搬送部に搬送される原稿の画像を読み取る読取部と、
    を備え、
    前記制御部は、搬送が中断された前記原稿の画像の前記読取部による読み取りが可能な読取可能状態であるか、搬送が中断された前記原稿の画像の前記読取部による読み取りが不可能である読取不可能状態であるか、を判定し、
    さらに、前記制御部は、搬送が中断された原稿が、前記読取部の読取位置よりも手前である待機位置よりも下流で停止していることが検知された場合であっても、その原稿が読み取り位置よりも上流側に戻された場合には、前記読取可能状態と判定する原稿送り装置。
  3. 前記原稿載置台に載置された原稿束の最大原稿長を検知する第1原稿長検知手段と、
    前記搬送部により前記原稿載置台から一枚ずつ分離された原稿の原稿長を検知する第2原稿長検知手段と、
    異なるサイズの原稿の搬送を許容する混載原稿モードではない場合に、前記第1原稿長検知手段が検知した最大原稿長と前記第2原稿長検知手段が検知した原稿長とが相違したときに、前記搬送部に前記原稿の搬送を再開可能に中断させる前記制御部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の原稿送り装置。
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