JP3991796B2 - 原稿読み取り装置、原稿送り装置、および原稿サイズ認識方法 - Google Patents

原稿読み取り装置、原稿送り装置、および原稿サイズ認識方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリ、スキャナなどに用いられる原稿送り装置等に係り、より詳しくは、所謂ミックスモードに対応した原稿送り装置等に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機やファクシミリ等の読み取り装置、コンピュータ入力用のスキャナ等として、例えば原稿における表裏両面の画像情報を自動的に読み取る原稿読み取り装置が広く用いられている。これらの画像読み取り装置では、原稿読み取り位置に向けて原稿を自動的に送出する自動原稿送り装置と、原稿読み取り位置にて搬送された原稿画像を読み取る画像読み取り装置(IIT:Image Input Terminal)とを備えている。この画像読み取り装置は、原稿読み取り位置に送出された原稿画像を読み取るCCD等の画像読み取り素子や、自動原稿送り装置によって搬送され原稿読み取り位置に位置する原稿に対して光を照射し反射画像を画像読み取り素子に結像させる結像光学系とを備えている。
【0003】
この種の自動原稿送り装置にあっては、原稿サイズ用のセンサ類を設けることで原稿サイズを判定し、これに合致した記録材を自動供給するように制御するものが存在する。この原稿サイズを判定する原稿サイズ検知方式としては、例えば、原稿搬送路にインタラプタ型のセンサを配設し、原稿の搬送によってアクチュエータを動かすことでこのセンサを作動させる方式が知られている。また、自動原稿送り装置に設けられた原稿載置台の上にて原稿を引き込んで固定し、前もって結像光学系を移動させるプリスキャン動作を行うことで原稿サイズを検知する方式も存在する。また更に、原稿搬送路の上流側に原稿サイズ検知位置を設定し、この原稿サイズ検知位置を通過する原稿の大きさを反射型センサ等により認識して原稿サイズを検知するものも存在する。更に、原稿載置台に設けられるスライド型のガイド部材における移動位置によって原稿搬送方向に直交する方向の長さを認識し、搬送される原稿の長さを搬送路に設けられるセンサによって認識して原稿サイズを検知するものがある。
【0004】
ここで、通常の画像読み取り装置では、原稿画像の主走査方向(原稿送り方向と直交する方向)の読み取りに際し、所定の基準位置から原稿読み取りが行われる。この原稿の読み取りの基準位置としては、画像読み取り装置の手前側や奥側を基準とするサイドレジ(サイドレジストレーション)が広く採用されている。このサイドレジを採用する画像読み取り装置に自動原稿送り装置が備えられる場合に、原稿載置台の手前側や奥側に原稿を突き当て、原稿の他方側に対して例えばスライド型のガイドを押し当てて、原稿の位置決めが行われている。一方、原稿の中央位置(原稿における主走査方向の中央位置)を基準とするセンターレジ(センターレジストレーション)が採用される場合がある。このセンターレジを採用する画像読み取り装置に対して自動原稿送り装置から原稿を供給する際には、自動原稿送り装置からの原稿を中央位置に揃える必要がある。そこで、原稿載置台にその中央位置から同じ変位でスライドするガイド部材を設け、このガイド部材によって原稿をセンターに振り分け、中央位置に位置決めするように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
これらの画像読み取り装置では、上述したように、例えばガイド部材のスライド位置と原稿搬送距離によって原稿サイズを検知していた。しかし、原稿送り方向に直交する方向(主走査方向、奥行き方向、原稿の幅方向)に長さの異なる原稿(異幅ミックス原稿)を一緒に入力する場合があり、かかる場合には、ガイド部材による奥行き方向の検知ができなくなる。それでも、上述したサイドレジを採用する場合には、例えば奥側の位置を基準として、その奥側から一定間隔を置いて設けられる数個の原稿検知センサを用い、比較的容易に原稿の奥行き方向を検知することができる。しかしながら、センターレジを採用する画像読み取り装置では、異幅ミックス原稿の載置が、手前側のガイド部材に押し当てられる場合、奥側のガイド部材に押し当てられる場合、センターに合わせて載置される場合等、数々の態様が考えられ、有効な検知手段が存在しない。特に、ユーザが例えば異幅ミックス原稿をセンターに合わせて正確に載置することは難しく、異幅ミックス原稿の全ての原稿に対してセンターレジによる読み取りは特に難しい。また、原稿を原稿搬送路に搬送した後、例えば原稿読み取り位置にて、実際に画像を読み取る画像読み取り素子等を用いて原稿のサイズを予め測定する方法もあるが、原稿サイズ検知に時間がかかり、処理速度が遅くなり、近年、強く要求されている画像読み取りの生産性向上を図ることができなくなる。
【0006】
本発明は、以上のような技術的課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、通常の原稿を搬送する際にはセンターレジストレーション(センター振り分け)を採用する原稿送り装置にあって、この原稿送り装置に載置された原稿群から供給される、異なったサイズを有する原稿の原稿サイズを適切に検知することにある。
また他の目的は、異なる原稿サイズの原稿を有する原稿群から原稿を搬送するに際して、ユーザの操作を簡略化させることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的のもと、本発明が適用される原稿送り装置は、原稿読み取り位置に向けて供給されるサイズの異なる原稿を同時に載置することのできる原稿トレイと、この原稿トレイに載置されるサイズの異なる原稿の中から最大主走査方向サイズの一方の原稿サイドに合わせて変位されて位置決めされる第1のガイドと、この第1のガイドと略同一の変位量によって変位すると共に、最大主走査方向サイズの他方の原稿サイドに合わせて位置決めされる第2のガイドと、位置決めされた第1のガイドの位置を基準として同時に載置された最大主走査方向サイズ以外の主走査方向サイズを有する原稿を検知するセンサとを有する。ここで、このセンサは、載置される原稿の主走査方向に対して位置が変動しないこと、または、第1のガイドの変位に連動して原稿の主走査方向に対して位置が変わることを特徴とすることができる。
【0008】
また、本発明が適用される原稿送り装置は、原稿読み取り位置に向けて供給されるサイズの異なる原稿を同時に載置することのできる原稿載置手段と、この原稿載置手段に載置される原稿の主走査方向に対し、原稿の両サイドから第1のガイドおよび第2のガイドを用いてセンター振り分けで位置決めを行う位置決め手段と、この位置決め手段における第1のガイドにより位置決めされた原稿を搬送する原稿搬送路にて、主走査方向の異なる位置に存在する原稿を検知可能な原稿検知手段と、この原稿検知手段による原稿検知に基づいて、原稿載置手段に対して同時に載置されたサイズの異なる原稿の主走査方向サイズを第1のガイドの位置を基準として認識する認識手段とを含む。
【0009】
より具体的には、この認識手段は、想定する最大主走査方向幅に位置決め手段が位置決めされた状態で、この位置決め手段の第1のガイドに位置決めされた原稿を検知手段により検知し、原稿の主走査方向サイズを認識することで、例えば、主走査方向サイズの異なる異幅ミックス原稿のサイズを認識することができる。
【0010】
更に、サイズの異なる原稿を原稿載置手段に同時に載置して順次読み取るモードであるミックスモードの指示をユーザから受けるユーザ要求受付手段を備え、認識手段は、原稿載置手段に載置されている原稿束の最大サイズが位置決め手段により位置決めされたサイズよりも小さい場合に、ユーザ要求受付手段によるミックスモードの指示に基づいて原稿の主走査方向サイズを認識することを特徴とすることができる。
【0011】
一方、本発明は、サイズの異なる原稿を含む原稿群から、この原稿群に含まれる原稿のサイズを認識する原稿読み取り装置であって、原稿群から搬送される原稿の搬送方向に直交する方向に対して第1のガイドおよび第2のガイドを用いてセンター振り分けで位置決めするためのガイド手段と、原稿群の最大原稿幅に合わせて、または機械としての設計上載置可能な最大幅に位置決めされたガイド手段の位置を認識する位置認識手段と、原稿群を構成する原稿を全てガイド手段の第1のガイドに突き当てた状態から搬送される原稿の搬送方向に直交する方向の原稿幅を第1のガイドの位置を基準として認識する原稿幅認識手段と、認識された原稿幅に基づいて原稿情報を読み取る読み取り手段と、原稿群からサイズの異なる原稿を順次読み取るモードであるミックスモードの選択をユーザから受けるユーザ要求受信手段とを含む。
【0012】
また、本発明は、サイズの異なる原稿を含む原稿群から、この原稿群に含まれる原稿のサイズを認識する原稿サイズ認識方法であって、搬送される原稿の搬送方向に直交する方向に対し、原稿群の中で最大サイズを有する原稿について第1のガイドおよび第2のガイドを用いてセンター振り分けで位置決めがなされたガイドの位置を認識するステップと、この原稿群から1枚ずつ搬送される原稿に関する情報を原稿の搬送方向に直交する方向に設けられた検知センサによって認識するステップと、認識されたガイドの位置および検知センサによる原稿に関する情報の認識に基づき、第1のガイドに突き当てられた状態の原稿群から1枚ずつ搬送される原稿の搬送方向に直交する方向のサイズを第1のガイドの位置を基準として認識するステップと、搬送される原稿の送り量から原稿の搬送方向長さを認識するステップとを含む。
【0013】
更に他の観点から捉えると、本発明が適用される原稿サイズ認識方法は、搬送される原稿の搬送方向に直交する方向に対してこの原稿を第1のガイドおよび第2のガイドを用いてセンター振り分けで位置決めするためのガイドが、最大載置原稿幅まで広げられた状態にあることを確認するステップと、この原稿群を構成する原稿が全て第1のガイドに突き当てられていることを前提とし、この原稿群から搬送される原稿の搬送方向に直交する方向の原稿幅を第1のガイドの位置を基準として認識するステップとを含む。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいて、本発明を詳細に説明する。
◎ 実施の形態1
図1は本実施の形態が適用される画像読み取り装置を示した図である。この画像読み取り装置は、大きく、積載された原稿束から原稿を順次、搬送する原稿送り装置10、原稿送り装置10を制御するADFコントローラ90、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ78を用いて画像を読み込むスキャナ装置70、および、スキャナ装置70によって読み込まれた画像信号を処理する処理装置80に大別される。
【0015】
原稿送り装置10は、複数枚の原稿からなる原稿束を積載する原稿トレイ11、原稿トレイ11を上昇および下降させるトレイリフタ12を備えている。また、トレイリフタ12により上昇された原稿トレイ11の原稿を搬送するナジャーロール13、ナジャーロール13により搬送された原稿を更に下流側まで搬送するフィードロール14、ナジャーロール13により供給される原稿を1枚づつ捌くリタードロール15を備えている。最初に原稿が搬送される第1搬送路31には、一枚づつに捌かれた原稿を下流側のロールまで搬送するテイクアウェイロール16、原稿を更に下流側のロールまで搬送すると共にループ作成を行うプレレジロール17、一旦、停止した後にタイミングを合わせて回転を再開し、原稿読み取り部に対してレジストレーション調整を施しながら原稿を供給するレジロール18、読み込み中の原稿搬送をアシストするプラテンロール19、読み込まれた原稿を更に下流に搬送するアウトロール20を備えている。また、第1搬送路31には、搬送される原稿のループ状態に応じて支点を中心として回動するバッフル41を備えている。更に、プラテンロール19とアウトロール20との間には、本実施の形態における第2のセンサである、CIS(Contact Image Sensor)50を備えている。
【0016】
アウトロール20の下流側には、第2搬送路32および第3搬送路33が設けられ、これらの搬送路を切り替える搬送路切替ゲート42、読み込みが終了した原稿を積載させる排出トレイ40、排出トレイ40に対して原稿を排出させる第1排出ロール21を備えている。また、第3搬送路33を経由した原稿に対してスイッチバックさせる第4搬送路34、第4搬送路34に設けられ、実際に原稿のスイッチバックを行うインバータロール22およびインバータピンチロール23、第4搬送路34によってスイッチバックされた原稿を再度、プレレジロール17等を備える第1搬送路31に導く第5搬送路35、第4搬送路34によってスイッチバックされた原稿を排出トレイ40に排出する第6搬送路36、第6搬送路36に設けられ、反転排出される原稿を第1排出ロール21まで搬送する第2排出ロール24、第5搬送路35および第6搬送路36の搬送経路を切り替える出口切替ゲート43を備えている。
【0017】
ナジャーロール13は、待機時にはリフトアップされて退避位置に保持され、原稿搬送時にニップ位置(原稿搬送位置)へ降下して原稿トレイ11上の最上位の原稿を搬送する。ナジャーロール13およびフィードロール14は、フィードクラッチ(図示せず)の連結によって原稿の搬送を行う。プレレジロール17は、停止しているレジロール18に原稿先端を突き当ててループを作成する。レジロール18では、ループ作成時に、レジロール18に噛み込んだ原稿先端をニップ位置まで戻している。このループが形成されると、バッフル41は支点を中心として開き、原稿のループを妨げることのないように機能している。また、テイクアウェイロール16およびプレレジロール17は、読み込み中におけるループを保持している。このループ形成によって、読み込みタイミングの調整が図られ、また、読み込み時における原稿搬送に伴うスキューを抑制して、位置合わせの調整機能を高めることができる。読み込みの開始タイミングに合わせて、停止されていたレジロール18が回転を開始し、プラテンロール19によって、第2プラテンガラス72B(後述)に押圧されて、下面方向から画像データが読み込まれる。
【0018】
搬送路切替ゲート42は、片面原稿の読み取り終了時、および両面原稿の両面同時読み取りの終了時に、アウトロール20を経由した原稿を第2搬送路32に導き、排出トレイ40に排出するように切り替えられる。一方、この搬送路切替ゲート42は、両面原稿の順次読み取り時には、原稿を反転させるために、第3搬送路33に原稿を導くように切り替えられる。インバータピンチロール23は、両面原稿の順次読み取り時に、フィードクラッチ(図示せず)がオフの状態でリトラクトされてニップが開放され、原稿をインバータパス(第4搬送路34)へ導いている。その後、このインバータピンチロール23はニップされ、インバータロール22によってインバートする原稿をプレレジロール17へ導き、また、反転排出する原稿を第6搬送路36の第2排出ロール24まで搬送している。
【0019】
スキャナ装置70は、上述した原稿送り装置10を備えることができると共に、この原稿送り装置10を装置フレーム71によって支え、また、原稿送り装置10によって搬送された原稿の画像読み取りを行っている。このスキャナ装置70は、筐体を形成する装置フレーム71に、画像を読み込むべき原稿を静止させた状態で載置する第1プラテンガラス72A、原稿送り装置10によって搬送中の原稿を読み取るための光の開口部を形成する第2プラテンガラス72Bが設けられている。
【0020】
また、スキャナ装置70は、第2プラテンガラス72Bの下に静止し、および第1プラテンガラス72Aの全体に亘ってスキャンして画像を読み込むフルレートキャリッジ73、フルレートキャリッジ73から得られた光を像結合部へ提供するハーフレートキャリッジ75を備えている。フルレートキャリッジ73には、原稿に光を照射する照明ランプ74、原稿から得られた反射光を受光する第1ミラー76Aが備えられている。更に、ハーフレートキャリッジ75には、第1ミラー76Aから得られた光を結像部へ提供する第2ミラー76Bおよび第3ミラー76Cが備えられている。更に、スキャナ装置70は、第3ミラー76Cから得られた光学像を光学的に縮小する結像用レンズ77、結像用レンズ77によって結像された光学像を光電変換するCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ78、CCDイメージセンサ78を備える駆動基板79を備え、CCDイメージセンサ78によって得られた画像信号は駆動基板79を介して処理装置80に送られる。
【0021】
ここで、まず、第1プラテンガラス72Aに載置された原稿の画像を読み取る場合には、フルレートキャリッジ73とハーフレートキャリッジ75とが、2:1の割合でスキャン方向(矢印方向)に移動する。このとき、フルレートキャリッジ73の照明ランプ74の光が原稿の被読み取り面に照射されると共に、その原稿からの反射光が第1ミラー76A、第2ミラー76B、および第3ミラー76Cの順に反射されて結像用レンズ77に導かれる。結像用レンズ77に導かれた光は、CCDイメージセンサ78の受光面に結像される。CCDイメージセンサ78は1次元のセンサであり、1ライン分を同時に処理している。このライン方向(スキャンの主走査方向)の1ラインの読み取りが終了すると、主走査方向とは直交する方向(副走査方向)にフルレートキャリッジ73を移動させ、原稿の次のラインを読み取る。これを原稿サイズ全体に亘って実行することで、1ページの原稿読み取りを完了させる。
【0022】
一方、第2プラテンガラス72Bは、例えば長尺の板状構造をなす透明なガラスプレートで構成される。原稿送り装置10によって搬送される原稿がこの第2プラテンガラス72Bの上を通過する。このとき、フルレートキャリッジ73とハーフレートキャリッジ75とは、図1に示す実線の位置に停止した状態にある。まず、原稿送り装置10のプラテンロール19を経た原稿の1ライン目の反射光が、第1ミラー76A、第2ミラー76B、および第3ミラー76Cを経て結像用レンズ77にて結像され、本実施の形態における第1のセンサであるCCDイメージセンサ78によって画像が読み込まれる。即ち、1次元のセンサであるCCDイメージセンサ78によって主走査方向の1ライン分を同時に処理した後、原稿送り装置10によって搬送される原稿の次の主走査方向の1ラインが読み込まれる。原稿の先端が第2プラテンガラス72Bの読み取り位置に到達した後、原稿が第2プラテンガラス72Bの読み取り位置を通過することによって、副走査方向に亘って1ページの読み取りが完了する。
【0023】
本実施の形態では、フルレートキャリッジ73とハーフレートキャリッジ75とを停止させ、第2プラテンガラス72BにてCCDイメージセンサ78により原稿の第1面の読み取りを行う原稿の搬送時に、同時(時間の完全一致ではなく、同一の原稿搬送時程度の意味) に第2のセンサであるCIS(Contact Image Sensor)50によって、原稿の第2面の読み取りを行うことが可能である。即ち、第1のセンサであるCCDイメージセンサ78と第2のセンサであるCIS50とを用いて、搬送路への原稿の一度の搬送で、この原稿における表裏両面の画像を読み取ることを可能としている。
【0024】
図2は、処理装置80を説明するためのブロック図である。本実施の形態が適用される処理装置80は、大きく、CCDイメージセンサ78およびCIS50から得られた画像情報を処理する信号処理部81と、CCDイメージセンサ78、CIS50、原稿送り装置10およびスキャナ装置70を制御する制御部85とを備えている。信号処理部81は、アナログ信号の処理を行うAFE(Analog Front End)82、アナログ信号をディジタル信号に変換するADC(Analog to Digital Converter)83、ディジタル信号に対してシェーディング補正やオフセット補正等の各種処理を施すディジタル処理部84を備え、ディジタル処理部84により処理されたディジタル信号は、ホストシステムへ出力され、例えば、プリンタへ画像情報として出力される。
【0025】
一方、制御部85は、原稿送り装置10およびスキャナ装置70の全体を制御する画像読み取りコントロール86、CCDイメージセンサ78およびCIS50を制御するCCD/CISコントロール87、読み取りタイミングに合わせてCIS50内のランプ(図示せず)やフルレートキャリッジ73の照明ランプ74を制御するランプコントロール88、スキャナ装置70におけるモータのオン/オフなどを行いフルレートキャリッジ73とハーフレートキャリッジ75とのスキャン動作を制御するスキャンコントロール89を備えている。これらの各種コントロールからは、原稿送り装置10のADFコントローラ90およびスキャナ装置70に対して制御信号が出力され、かかる制御信号に基づいて、これらの動作制御が可能となる。画像読み取りコントロール86は、ホストシステムからの制御信号や、例えば自動選択読み取り機能に際して検出されるセンサ出力、ユーザからの選択等に基づいて、読み取りモードを設定し、原稿送り装置10およびスキャナ装置70を制御している。
【0026】
次に、本実施の形態が適用されるミックスモード原稿のサイズ検出機構について詳述する。
図3は、原稿トレイ11から供給される原稿のサイズを検出する原稿サイズ検出機構を説明するための図である。本実施の形態では、原稿送り方向に直交する方向(主走査方向)の中央位置(原稿における主走査方向の中央位置)を基準として原稿を搬送し、この搬送された原稿を読み取るセンターレジ(センターレジストレーション)が採用されている。このセンターレジを実現するに際し、原稿をセンター振り分けし、原稿を位置決めするための2つの位置決めガイド(奥側ガイド61および手前側ガイド62)が原稿トレイ11の原稿載置面に設けられている。
【0027】
奥側ガイド61および手前側ガイド62は、スライド溝65を用いて原稿搬送方向に直交する方向(奥行き方向、原稿の幅方向)にスライド可能に構成されている。また、奥側ガイド61および手前側ガイド62は、原稿トレイ11の原稿載置面の裏側(原稿トレイの内側)に設けられるラック63とそれぞれ連結され、奥側ガイド61から延びるラック63と手前側ガイド62から延びるラック63とは、ピニオン64に連結されている。このラック63とピニオン64とによって、奥側ガイド61および手前側ガイド62は、一方のガイドのスライド動作に連動してスライドし、その両者のスライド量は、同等に制御される。奥側ガイド61および手前側ガイド62が奥行き方向のセンター(中心位置)から均等となる位置に配置されていれば(センター振り分けがなされていれば)、奥側ガイド61および手前側ガイド62によって形成される奥行き方向長さのセンター(中心位置)は、これらのガイドがスライドした後であっても維持される。このピニオン64には、例えばポテンシャルメータ(図示せず)が設けられ、ピニオン64の回転に変換されるガイド(奥側ガイド61および手前側ガイド62)のスライド量を認識し、ADFコントローラ90にて、セットされたガイドの奥行き方向の位置、即ち、載置される原稿のサイズ(奥行き方向サイズ)が認識される。また、所定のアクチュエータを用いてスライド量を認識するように構成することも可能である。
【0028】
更に、本実施の形態では、第1搬送路31におけるフィードロール14の下流側近傍に、原稿の有無を検知する複数の検知センサ66が設けられ、原稿トレイ11からナジャーロール13によって供給され、フィードロール14によって搬送される原稿の奥行き方向に対する原稿の有無を検知している。この検知センサ66は、例えば反射型センサが用いられ、載置されると予想される原稿のサイズ(A4縦、A4横、A5横、B4横、B5縦、等のA/B系列や、インチ系のサイズ等)の検知を考慮して、その配置間隔が決定されている。
【0029】
ここで、本実施の形態では、異なるサイズの原稿を同時に束ねて原稿トレイ11上に載置し、その原稿束から異なるサイズの原稿を順次、入力するミックス(MIX)入力を可能としている。このミックス入力では、原稿の奥行き方向に異なった長さの原稿を入力する異幅ミックス(例えばA4とB4)と、原稿の奥行き方向に対して同幅の原稿を入力する同幅ミックス(例えばB5長手方向送り(B5L:B5LEF)とB4短手方向送り(B4S:B4SEF))がある。本実施の形態では、これらのミックス入力に際し、このミックス原稿束の最大原稿幅に合わせて奥側ガイド61および手前側ガイド62をスライドさせ、例えば奥側ガイド61の位置からの原稿サイズを検出することで、ミックス原稿の束(原稿群)に含まれる原稿の奥行き方向サイズを認識可能としている。このとき、本実施の形態では、サイズの異なる原稿を奥側ガイド61および引き込み方向先端側に揃えて原稿トレイ11に原稿が載置されるように、ミックス入力される原稿群を束ねる際に原稿の奥側と送り方向先端側とに原稿を揃えて束ねるように、ユーザに対して指示がなされる。
【0030】
図4は、原稿送り装置10におけるADFコントローラ90の構成を示したブロック図であり、ミックスモードの制御を中心に説明している。本実施の形態が適用されるADFコントローラ90には、処理装置80からの出力や検知センサ66からの出力、ガイド(奥側ガイド61および手前側ガイド62)の変位等に基づいてミックス原稿モードを制御するミックスモードコントロール91、このミックスモードコントロール91からの指示に基づいて、例えばCIS50のLEDの点灯制御等、各種の画像読み取りを制御するCISコントロール96、ミックスモードコントロール91からの指示に基づいて各搬送機構を制御する搬送機構コントロール97を備えている。搬送機構コントロール97は、原稿送り装置10におけるモータの制御、各種ロールの動作やフィードクラッチの動作、ゲートの切り替え動作等を制御している。
【0031】
ミックスモードコントロール91は、最大原稿幅によって決定されるガイド位置(奥側ガイド61および手前側ガイド62の位置)を検出するガイド位置検出部92、検知センサ66によって検知される信号に基づいて、原稿の主走査方向(原稿搬送方向と直交する方向、奥行き方向)のサイズを検出する主走査方向サイズ検出部93、副走査方向(原稿搬送方向)のサイズを検出する副走査方向サイズ検出部94、ガイド位置検出部92や主走査方向サイズ検出部93および副走査方向サイズ検出部94からの出力に基づいてCIS50やスキャナ装置70の読み込み位置を決定する読み込み位置決定部95を備えている。この読み込み位置決定部95による出力は、CISコントロール96を経てCIS50のセンサ等を制御し、また、処理装置80に送られて、読み込みの制御の他、拡大縮小や画像回転等の各種画像処理が実行される。また、単に、筐体表面に設けられたコントロールパネル等に、ミックスモードを表す表示を行うように構成することも可能である。
【0032】
図5(a)〜(d)、図6(a)〜(e)は、配置される検知センサ66の位置を説明するための図である。図5(a)〜(d)は、国際規格であるA系列および日本国の規格であるB系列を含む異幅ミックスの原稿検知のための、検知センサ66の配置を説明している。各々、ガイド(奥側ガイド61および手前側ガイド62)をスライドさせ、図5(a)では最大原稿幅がA4の長手(A4L:A4LEF)即ちA3の短手(A3S:A3SEF)である297mmまでガイドが広げられた状態、図5(b)では最大原稿幅がB5の長手(B5L)即ちB4の短手(B4S)である257mmにてガイドが位置決めされた状態、図5(c)では最大原稿幅がA4の短手(A4S)即ちA5の長手(A5L)である210mmにてガイドが位置決めされた状態、図5(d)では最大原稿幅がB5の短手(B5S)である182mmにてガイドが位置決めされた状態を示している。前述したように、奥側ガイド61および手前側ガイド62をスライドさせた場合、センター(中心位置)から均等の距離となるように、センター振り分けによってガイドが位置決めされる。従って、図5(a)〜図5(d)では、各々、原稿搬送方向に直交する方向(奥行き方向)のセンター(中心位置)から均等な位置にてガイドが位置決めされる。図5(a)〜図5(d)には、各々「奥側ガイド61の位置」と「手前側ガイド62の位置」が示されている。
【0033】
尚、図5および図6に示すように、この奥側ガイド61および手前側ガイド62のスライド状態に関係なく、検知センサ66の位置(ここでは66−1〜66−4)は一定である。また、例えば、原稿幅公差±2mm程度、原稿ガイド位置ばらつき±1mm程度、センサ位置ばらつき±1mm程度、センサ検知範囲±3mm程度、スキューの影響±2mm程度を考慮し、原稿エッジと検知センサ66を構成する各センサのセンターとの距離は、10mmを確保している。更に、本実施の形態では、検知に用いられない検知センサ66のアクチュエータへの引っかかりを防止するために、反射型センサが採用されている。
【0034】
図5(a)では、A4縦置き原稿またはA3横置き原稿と共に、A4横置き原稿、A5縦置き原稿、B5縦置き原稿、B4横置き原稿の少なくとも何れか一つが、奥側ガイド61に揃えられて原稿トレイ11に載置された状態を考察している。ここで、「縦置き」とは原稿搬送方向に直交する方向(主走査方向、奥行き方向)を原稿の長手方向とする場合を示し、「横置き」とは奥行き方向を原稿の短手方向とする場合である。検知センサ66のうち、66−1によって原稿からの反射光が得られない場合に、A4横置き原稿またはA5縦置き原稿の存在を検知することができる。また、検知センサ66のうち、66−1および66−2は反射光が得られるが、66−3では反射光が得られない場合に、B5縦置き原稿またはB4横置き原稿の存在を認識することができる。尚、ここでは、A5横置きとB5横置きは禁止されている。
【0035】
図5(b)では、B5縦置き原稿またはB4横置き原稿と共に、A4横置き原稿、A5縦置き原稿の少なくとも何れか一つが奥側ガイド61に揃えられて原稿トレイ11に載置された状態を考察している。図5(a)と同様に、A5横置きとB5横置きは禁止されている。検知センサ66のうち、66−1は原稿からの反射光が得られるが66−2によって原稿からの反射光が得られない場合に、A4横置き原稿またはA5縦置き原稿の存在を検知することができる。
【0036】
図5(c)では、A4横置き原稿またはA5縦置き原稿と共に、B5横置き原稿が載置された状態を考察している。検知センサ66のうち、66−1は原稿からの反射光が得られるが66−2によって原稿からの反射光が得られない場合に、B5横置き原稿の存在を検知することができる。尚、ここでは、A5横置き原稿は禁止されている。
【0037】
図5(d)では、B5横置き原稿と共に、A5横置き原稿が束ねられた場合を考察している。検知センサ66のうち、66−1によって原稿からの反射光が得られない場合に、A5横置き原稿が搬送されることが検知できる。
【0038】
図6(a)〜(e)は、A系列とインチ(inch)系列とを含む異幅ミックスの原稿検知のための、検知センサ66の配置を説明している。インチ系列では、欧米の便箋のサイズであるレター(letter)、アメリカ政府公文書のサイズであるリーガル(Legal)、欧米の夕刊紙のサイズであるタブロイド(tabloid)等がある。ここで、レターは8.5"(215.9mm)×11"(279.4mm)、リーガルは8.5"(215.9mm)×14"(355.6mm)、タブロイドは11"(279.4mm)×17"(431.8mm)である。
【0039】
図6(a)では、A4縦置き原稿またはA3横置き原稿と共に、A4横置き原稿、A5縦置き原稿、奥行き方向が8.5インチとなるように置かれた原稿(5.5"×8.5"LEF、8.5"×11"/13"/14"SEF)、奥行き方向が11インチとなるように置かれた原稿(11"×8.5"LEF、11"×17"SEF)の少なくとも何れか一つが、奥側ガイド61に揃えられて原稿トレイ11に載置された状態を示している。A4横置き原稿(A4SEF)、A5縦置き原稿(A5LEF)、奥行き方向が8.5インチ(215.9mm)となるように置かれた原稿については、図5にも示した検知センサ66の66−2を用い、この66−2にて反射光が得られない場合に、検知することができる。また、奥行き方向が11インチ(279.4mm)となるように置かれた原稿(11"×8.5"LEF、11"×17"SEF)については、検知センサ66の66−4によって検知することができる。
【0040】
ここで、8.5インチ(215.9mm)と210mmとは、上述したような、原稿幅やガイド位置、センサ検知範囲等の各ばらつきから、検知センサ66による区別は難しい。そこで、本実施の形態では、ADFコントローラ90にインチ系を使用するマルチナショナルバージョンとB系を有する日本バージョンとのテーブル情報を各々用意してメモリに格納し、例えば製品の出荷時や製品の設置時等にダイアグ(Diag)を切り替えることによって、何れかの選択を可能としている。以下も同様である。
【0041】
図6(b)では、最大原稿幅11インチ(279.4mm)である原稿(11"×8.5"LEF、11"×17"SEF)と共に、A4SEF、A5LEF、奥行き方向が8.5インチとなるように置かれた原稿(5.5"×8.5"LEF、8.5"×11"/13"/14"SEF)の少なくとも何れか一つが存在することを、検知センサ66の66−2によって検知することができる。
【0042】
図6(c)では、最大原稿幅8.5インチ(215.9mm)の原稿に合わせてガイド(奥側ガイド61および手前側ガイド62)がスライドされた場合を示している。また、図6(d)では、最大原稿幅A4SEF/A5LEF(210mm)に合わせてガイドがスライドされた場合を示している。図6(e)では、最大原稿幅A5SEF(148.5mm)に合わせてガイドがスライドされた場合を示している。図6(a)〜図6(d)では、A5の短手送り(A5SEF)と5.5"×8.5"SEFが禁止されており、ここではこれらの原稿の判別は考えていない。図6(e)では、ガイド(奥側ガイド61および手前側ガイド62)のスライドによって、A5の短手送り(A5SEF)または5.5"×8.5"SEFを判別可能としている。
【0043】
この図5(a)〜(d)、図6(a)〜(e)に示すように、本実施の形態では、奥側ガイド61および手前側ガイド62をスライドさせて移動させた場合であっても、4つの検知センサ66(66−1〜66−4)によって、移動される奥側ガイド61を基準位置として、異幅サイズのミックス原稿における幅(奥行き方向の長さ)を認識することができる。
【0044】
図7(a)〜(c)は、上述のような検知センサ66を用いた実施の形態1におけるミックス原稿載置例を示した図である。図7(a)では、ミックス原稿束としてA4原稿とB4原稿とが混在しており、A4短手幅(A4S)とB4の短手幅(B4S)とを送り方向に直交する方向となるように原稿が載置されている。このとき、本実施の形態では、奥側ガイド61および手前側ガイド62は、載置されるミックス原稿束の最大原稿であるB4の短手幅(257mm)にスライドさせている。即ち、B4原稿の短手幅に奥側ガイド61および手前側ガイド62を押し付けてスライド位置が決定される。このスライド位置は、例えば図4に示すピニオン64に連動された例えばポテンシャルメータからの信号に基づいて、ADFコントローラ90によって認識される。また、図7(a)の例では、最大原稿幅(B4の短手幅(B4S))に対し、この幅よりも短いA4の短手幅(A4S)を奥行き方向幅とする原稿が同時に載置される。ここで、A4の短手幅(A4S)の原稿が搬送された場合には、検知センサ66によって原稿の奥行き方向のサイズを検知し、ミックス原稿束から混在する原稿を区別することを可能としている。
【0045】
図7(b)では、奥側ガイド61および手前側ガイド62は、載置されるミックス原稿束の最大原稿であるA3の短手幅(A3S:297mm)に押し付けられてスライド位置が決定されている。このとき、異幅原稿は、奥側ガイド61側と引き込み方向先端に合わせて束となって載置されている。決定されるスライド位置は、ピニオン64に連動されたポテンシャルメータからの信号に基づいて、ADFコントローラ90により認識される。また、図7(b)の例では、A3の原稿と共に載置される異幅原稿であるA4SEF、B4SEFを検知センサ66を用いて認識することができる。また、図7(b)では、インチサイズである11"×17"SEFの原稿についても認識することが可能であることが示されている。
【0046】
図7(c)では、奥側ガイド61および手前側ガイド62が、載置されるミックス原稿束の最大原稿であるB4の短手幅(B4S:297mm)に押し付けられてスライド位置が決定されている。ここでは、このB4の短手幅と同幅となるB5の長手幅(B5L)、即ち、同幅ミックス原稿が載置された状態が示されている。かかる場合には、検知センサ66によってミックス原稿を認識することはできず、前述したように、搬送路に設けられる所定のセンサ(図示せず)によって、実際に搬送される原稿の移動時間を測定し、同幅であるがサイズの異なる原稿が載置されていることを認識することが可能である。この構造としては、例えば、原稿搬送路(第1搬送路31等)にインタラプタ型のセンサを配設し、原稿の搬送によってアクチュエータを動かしてこのセンサを作動させるように構成する。このセンサを作動させる時間を検出することで、原稿の送り方向の長さを認識することができる。尚、例えば、図7(b)に示すように奥側ガイド61および手前側ガイド62がA3SEFに設定された場合にてA4LEFの原稿が載置された場合も、図7(c)に示すような同幅ミックスと同様となる。
【0047】
次に、ADFコントローラ90において実行される処理について説明する。
図8は、ADFコントローラ90において実行される処理の流れを示したフローチャートである。ADFコントローラ90は、例えばスキャナ装置70の上部に設けられたコントロールパネル等から、ミックス原稿送りボタンの押下等の、ユーザによるミックス原稿送りの指示があったか否かを判断する(ステップ101)。ミックス原稿送りの指示がなく、スタート指示がなされた場合には、通常の原稿搬送処理の制御が実行される(ステップ102)。ステップ101で、ミックス原稿送りの指示があった場合に、ミックス原稿送りの制御が実行される。このとき、例えば、前述したコントロールパネル等に「原稿を奥側に揃えて載置してください。」等の指示が、所定の絵とともに表示されることが好ましい。
【0048】
ミックス原稿送りでは、まず、ガイド(奥側ガイド61および手前側ガイド62)の位置が認識され(ステップ103)、最大原稿幅(主走査方向に最大の幅となる原稿サイズ)が認識される。その後、ユーザによるスタート指示を待つ(ステップ104)。スタート指示がない場合にはステップ103に戻り、スタート指示がなされた場合には、ナジャーロール13等を駆動させ、原稿の搬送を開始する(ステップ105)。原稿がフィードロール14を過ぎて検知センサ66に達した際に、この検知センサ66を用いて原稿幅を認識する(ステップ106)。また、搬送路に設けられた図示しないセンサを用いて原稿の送り量を認識し、この送り量から原稿の搬送方向長さ(副走査方向の長さ)を認識する(ステップ107)。これらの認識に基づいて、格納されている原稿サイズ情報であるテーブルから原稿のサイズを決定し(ステップ108)、原稿サイズを例えば処理装置80の制御部90等に出力して(ステップ109)、処理が終了する。
【0049】
このように、本実施の形態によれば、主走査方向にセンター振り分けをして載置された原稿から画像情報を読み取る原稿読み取り装置にあって、最大載置原稿幅(最大種走査方向サイズ)へガイド(奥側ガイド61および手前側ガイド62)を押し付けることで、異幅/同幅ミックス原稿における原稿群の主走査方向幅を検知することが可能となる。また、このとき、ユーザに対して、例えばコントロールパネル(図示せず)等を用いて、ユーザに対し、異幅/同幅ミックス原稿を例えば奥側ガイド61に押し付けて載置するように指示する。これによって、通常原稿に対する読み取りと同じ操作性によって、異幅/同幅ミックス原稿の原稿群から供給される原稿のサイズを認識することが可能となる。尚、本実施の形態では、コントロールパネルからユーザによるミックスモード指定を受けることが可能であるが、この指定は、例えばミックスモードを指示するボタンや、例えばタッチパネルに設けられたミックスモード表示に触れること等で可能となる。
【0050】
また、本実施の形態によれば、ガイド(奥側ガイド61および手前側ガイド62)が機械の読み取り可能最大幅に設定されているとき、ユーザにより、例えばコントロールパネル(図示せず)からミックスモードが選択された場合に、載置されているミックス原稿の最大サイズが位置決めされたガイドによって決定されるサイズよりも小さい場合であっても、ミックス原稿モードで読み取るように構成することも可能である。
【0051】
◎ 実施の形態2
実施の形態1では、原稿押さえのガイド(奥側ガイド61および手前側ガイド62)を、そのときの異幅ミックス原稿の束(原稿群)における最大幅の原稿に合わせてセットし、異幅ミックス原稿の他の原稿幅については、そのセットされた状態における奥側ガイド61からの距離を検知センサ66によって検知して、異幅ミックス原稿のサイズを認識していた。実施の形態2では、ミックス原稿の同時読み取りを実行する際、予め原稿押さえのガイド(奥側ガイド61および手前側ガイド62)を、原稿送り装置10が機械として設計上、載置可能な最大幅の原稿(例えばA3SEF)にまで広げ、異幅ミックス原稿や同幅ミックス原稿の読み取りを実行するものである。尚、実施の形態1と同様な機能については同様な符号を用い、ここではその詳細な説明を省略する。
【0052】
図9(a)〜(c)は、実施の形態2におけるミックス原稿載置例を示した図である。この実施の形態2においても、実施の形態1と同様に、原稿送り方向に直交する方向の中央位置(原稿における主走査方向の中央位置)を基準として原稿を搬送し、この搬送された原稿を読み取るセンターレジ(センターレジストレーション)が採用されている。図9(a)〜(c)では、原稿送り装置10が想定している最大原稿送り幅(原稿送り方向に直交する方向(主走査方向)の最大幅、本実施の形態ではA3短手方向送り幅(A3SEF))に奥側ガイド61および手前側ガイド62を押し広げ、この奥側ガイド61に全ての原稿を押し当てて位置決めをし、検知センサ66を用いて原稿幅を検出している。
【0053】
図9(a)では、ミックス原稿の最大原稿幅はB4であり、一緒に束ねられる異幅原稿であるA4と共に、奥側ガイド61に押し当てられ、図の引き込み方向に対して搬送される。ここでは、検知センサ66の中で、検知センサ66の中の前述した66−1および/または66−2にて原稿を検知できない場合にA4短手幅(A4S)であると判断し、66−1および/または66−2にて原稿を検知できるが66−4にて原稿を検知できない場合に、B4短手幅(B4S)であると判断している。図9(b)では、ミックス原稿の最大原稿幅がA3であり、図7(b)における場合と同様であることから、ここでは説明を省略する。図9(c)では、載置可能な最大原稿幅(A3)よりも小さいB4幅の原稿をミックス原稿の最大原稿幅として、同幅の原稿(B4SとB5L)9をミックスして載置した状態を示している。このミックス原稿は、全て奥側ガイド61に押し当てられ、引き込み方向に搬送された際に、検知センサ66によって、B4幅の原稿であることが認識される。そして、前述したように、搬送路に設けられる所定のセンサによって、実際に搬送される原稿の移動時間を測定し、同幅であるがサイズの異なる原稿が載置されていることを認識することができる。
【0054】
このように実施の形態2によれば、常に最大幅にガイド(奥側ガイド61および手前側ガイド62)が設定された状態で、ガイドが最大幅に存在することを認識し、ミックス原稿群の原稿サイズを読み取ることで、ユーザの操作性が簡単であり、また、確実に原稿サイズの認識を行うことができる。機械の最大載置原稿幅までガイドが広げられた状態にあることを確認した後、このガイドの何れか一方に突き当てられていることを前提として原稿サイズを認識することで、例えば、ユーザからのミックスモード指定を省略し、このガイドの操作で代用するように設計することも可能である。尚、最大幅にあることの認識は、図3に示したピニオン64の回転による認識することや、奥側ガイド61等のガイドが最大幅に存在することを特定のセンサ(図示せず)によって認識することができる。
【0055】
◎ 実施の形態3
実施の形態1および実施の形態2では、スライドするガイド(奥側ガイド61および手前側ガイド62)と、位置が固定された複数のセンサからなる検知センサ66とにより、センターレジを採用した装置における異幅原稿の原稿サイズ検知を行っている。実施の形態3では、スライドする奥側ガイド61に対して検知センサを連動させた点に特徴がある。尚、実施の形態1および実施の形態2と同様の機能については同様の符号を用い、ここではその詳細な説明を省略する。
【0056】
図10(a)〜(c)は、実施の形態3におけるミックス原稿載置例を示した図である。奥側ガイド61および手前側ガイド62が原稿の大きさに応じて均等にスライドされ(センター振り分けがなされ)、センターレジを維持する点は実施の形態1および2と同様である。本実施の形態では、この奥側ガイド61に、検知センサ66を備えたアーム67が連結されている。このアーム67は、図3に示した位置と同様に、例えばフィードロール14の下流側に複数のセンサからなる検知センサ66を配置するように設けられ、検知センサ66である複数のセンサの間隔は、実施の形態1および2と同様である。このアーム67は、奥側ガイド61から延長する部分と検知センサ66を有する部分を含み、フィードロールや他の搬送機構、各種アクチュエータ等と干渉しない位置に配置される。例えば、原稿トレイ11の原稿載置面の下部(裏側)等に設けられることが好ましい。
【0057】
図10(a)では、最大ミックス原稿幅がA3(A3SEF)であり、異幅原稿であるB5、A4SEF、B4が載置される。このとき、実施の形態1および2と同様に、これらの異幅原稿は、奥側ガイド61および引き込み方向に揃えられて載置される。例えば、奥側ガイド61の位置によって、最大ミックス原稿幅がA3であることが認識されるが、その他の異幅原稿については、実施の形態1および2と同様に、検知センサ66によって、即ち、ナジャーロール13やフィードロール14によって搬送された原稿が検知センサ66の位置を通過することによって認識される。
【0058】
図10(b)では、最大ミックス原稿幅がB4(B4SEF)であり、異幅原稿であるB5、A4SEFが載置されている。このとき、検知センサ66を備えたアーム67は、奥側ガイド61と連動し、奥側ガイド61と検知センサ66との相対距離は変わらない。その結果、図10(a)と同じ位置の検知センサ66によって原稿幅を認識することができる。このとき、全ての検知センサ66は「使用するセンサ」となっている。図10(b)では、手前側ガイド62の位置を外れ、この外れた検知センサ66は、「不使用センサ」となる。同様に、図10(c)では、最大ミックス原稿幅がA4SEFであり、奥側ガイド61と連動してスライドするアーム67に取り付けられた検知センサ66によって、図10(a),(b)と同じ検知センサ66を用いてB5原稿を認識することができる。図10(c)では、2つの検知センサ66が不使用センサとなっている。尚、この奥側ガイド61のスライドに連動してアーム67をスライドさせると、幅の小さい原稿の位置合わせのために奥側ガイド61が手前側に移動すると、手前側の筐体の壁(内壁)68に突き当たり、連動を阻害することになる。
【0059】
そこで、本実施の形態では、この壁68に突き当たった場合でもアーム67の連動を妨げないように工夫を加えている。
図11(a),(b)は、不使用センサの収容機構を示した図である。ここでは、アーム67を数段階に分断し、壁(内壁)68に当接し、更にアーム67が壁68方向にスライドした場合には、分断された所定部分が段階的に引っ込むように構成した。その引っ込み部分にはバネ69等の弾性部材を設け、アーム67が壁68から離れるときに、伸びて元の状態に戻ることができる。図11(a)は、アーム67が壁に当接していない状態を示しており、分断されたアーム67の夫々に検知センサ66が設けられている。図11(b)は、壁68にアーム67が当接した後、壁68方向にアーム67が更にスライドした状態を示す。このように、アーム67が壁68に当接した際、アーム67の所定部分が引っ込むことで、アーム67が壁68に当接してもスライド動作が制限されることはない。
【0060】
尚、単にバネ69を備えただけではなく、例えば、1段目の分断されたアーム67が引っ込みを完了した後に、例えばラッチ(図示せず)が外れて2段目の分断されたアーム67の引っ込み動作を開始させるように構成することができる。また、例えばラッチの代わりに、アーム67を貫通するレバー(図示せず)等を設け、1段目の分断されたアーム67を支えるバネ69が収縮して内側に引っ込み、引っ込み動作が完了する位置にてこのレバーが押され、2段目に分断されたアーム67の係合が外れて2段目に分断されたアーム67の引っ込み動作を開始させるように構成することができる。これらのように構成することで、1段目の分断されたアーム67が引っ込み動作中は、2段目の分断されたアームが引っ込み動作を行うことがなく、1段目の分断されたアーム67が引っ込み動作中には、2段目の分断されたアーム67に設けられる検知センサ66の奥側ガイド61との相対距離が変化することがない。同様に複数段に分断されたアーム67についても、例えば2段目と3段目、3段目と4段目等、段階的に引っ込み動作を行うように構成することができる。
【0061】
このように、実施の形態3では、最大原稿幅へガイド(奥側ガイド61および手前側ガイド62)を押し付け、異幅/同幅ミックス原稿の原稿サイズについては検知センサ66で読み取る装置において、奥側ガイド61と連動して検知センサ66の位置が変わるように構成した。即ち、奥側ガイド61と検知センサ66との相対位置を変化させることなく、指定原稿サイズ(定型)の組み合わせで配置された検知センサ66を用いて原稿サイズを検知することができる。これによって、検知精度を高めることができ、誤検知を抑制することができる。また、装置が搭載可能な最大原稿幅(ここではA3)よりも小さいミックス原稿を載置した際には、奥側ガイド61と検知センサ66とを連動させるためのアーム67が引き込まれるように構成した。これによって、検知センサ66が壁(内壁)68に突き当たってしまってスライド動作が制限されることを防止できる。
【0062】
以上、詳述したように、本実施の形態(実施の形態1〜3)によれば、センター振り分けによる位置決めを行うセンターレジを採用する原稿送り装置において、サイズの異なる原稿を含む原稿群から、この原稿群に含まれる原稿のサイズを認識する際に、確実に定型サイズの原稿幅を認識することができる。特に、異幅ミックス/同幅ミックスの原稿群を原稿トレイ11に載置する際、同じ設定とすることができるので、ユーザの指定を簡略化することも可能である。また、例えば、ユーザからミックスモードの指示を受けた場合に、この複数からなる検知センサ66の何れかと、例えば第1搬送路31の途中に設けられたアクチュエータ(図示せず)等により検知される原稿搬送方向の原稿長さとの組み合わせによって、同幅、異幅原稿を1枚ごとに判定することもできる。
【0063】
尚、本実施の形態では、奥側ガイド61に位置決めされた状態にてミックス原稿を載置し、この奥側ガイド61を基準として検知センサ66により異幅原稿のサイズを認識するように構成したが、手前側ガイド62を基準位置として、この手前側ガイド62の位置に合わせて検知センサ66を配置することも可能である。また、例えば反射型センサである検知センサ66を用いる代わりに、原稿の有無によって動作するアクチュエータ等の動きを所定のセンサによって認識し、原稿の有無を検知するように構成することもできる。
【0064】
【発明の効果】
このように、本発明によれば、通常の原稿を搬送する際にはセンターレジストレーション(センター振り分け)を採用する原稿送り装置にあって、この原稿送り装置に載置された原稿群から供給される、異なったサイズを有する原稿の原稿サイズを適切に検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態が適用される画像読み取り装置を示した図である。
【図2】 処理装置を説明するためのブロック図である。
【図3】 原稿トレイから供給される原稿のサイズを検出する原稿サイズ検出機構を説明するための図である。
【図4】 原稿送り装置におけるADFコントローラの構成を示したブロック図である。
【図5】 (a)〜(d)は、国際規格であるA系列および日本国の規格であるB系列を含む異幅ミックスの原稿検知のための、検知センサの配置を説明した図である。
【図6】 (a)〜(e)は、A系列とインチ(inch)系列とを含む異幅ミックスの原稿検知のための、検知センサの配置を説明した図である。
【図7】 (a)〜(c)は、上述のような検知センサを用いた実施の形態1におけるミックス原稿載置例を示した図である。
【図8】 ADFコントローラにおいて実行される処理の流れを示したフローチャートである。
【図9】 (a)〜(c)は、実施の形態2におけるミックス原稿載置例を示した図である。
【図10】 (a)〜(c)は、実施の形態3におけるミックス原稿載置例を示した図である。
【図11】 (a),(b)は、不使用センサの収容機構を示した図である。
【符号の説明】
10…原稿送り装置、11…原稿トレイ、13…ナジャーロール、14…フィードロール、31…第1搬送路、50…CIS(Contact Image Sensor)、61…奥側ガイド、62…手前側ガイド、63…ラック、64…ピニオン、65…スライド溝、66…検知センサ、67…アーム、70…スキャナ装置、78…CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ、80…処理装置、90…ADFコントローラ、91…ミックスモードコントロール、92…ガイド位置検出部、93…主走査方向サイズ検出部、94…副走査方向サイズ検出部、95…読み込み位置決定部

Claims (13)

  1. 原稿読み取り位置に向けて供給されるサイズの異なる原稿を同時に載置することのできる原稿トレイと、
    前記原稿トレイに載置されるサイズの異なる原稿の中から最大主走査方向サイズの一方の原稿サイドに合わせて変位されて位置決めされる第1のガイドと、
    前記第1のガイドと略同一の変位量によって変位すると共に、前記最大主走査方向サイズの他方の原稿サイドに合わせて位置決めされる第2のガイドと、
    位置決めされた前記第1のガイドの位置を基準として同時に載置された前記最大主走査方向サイズ以外の主走査方向サイズを有する原稿を検知するセンサと、
    を有する原稿送り装置。
  2. 前記センサは、載置される原稿の主走査方向に対して位置が変動しないことを特徴とする請求項1記載の原稿送り装置。
  3. 前記センサは、前記第1のガイドの変位に連動して原稿の主走査方向に対して位置が変わることを特徴とする請求項1記載の原稿送り装置。
  4. 原稿読み取り位置に向けて供給されるサイズの異なる原稿を同時に載置することのできる原稿載置手段と、
    前記原稿載置手段に載置される原稿の主走査方向に対し、当該原稿の両サイドから第1のガイドおよび第2のガイドを用いてセンター振り分けで位置決めを行う位置決め手段と、
    前記位置決め手段における前記第1のガイドにより位置決めされた原稿を搬送する原稿搬送路にて、前記主走査方向の異なる位置に存在する原稿を検知可能な原稿検知手段と、
    前記原稿検知手段による原稿検知に基づいて、前記原稿載置手段に対して同時に載置されたサイズの異なる原稿の主走査方向サイズを前記第1のガイドの位置を基準として認識する認識手段と
    を含む原稿送り装置。
  5. 前記認識手段は、前記位置決め手段の位置と前記原稿検知手段による原稿検知とに基づいて、前記原稿載置手段に載置された原稿のサイズを認識することを特徴とする請求項4記載の原稿送り装置。
  6. 前記認識手段は、想定する最大主走査方向幅に前記位置決め手段が位置決めされた状態で、当該位置決め手段の前記第1のガイドに位置決めされた原稿を前記検知手段により検知し、当該原稿の主走査方向サイズを認識することを特徴とする請求項4または5記載の原稿送り装置。
  7. 前記認識手段は、前記主走査方向サイズの異なる異幅ミックス原稿のサイズを認識することを特徴とする請求項4記載の原稿送り装置。
  8. サイズの異なる原稿を前記原稿載置手段に同時に載置して順次読み取るモードであるミックスモードの指示をユーザから受けるユーザ要求受付手段を更に備え、
    前記認識手段は、前記原稿載置手段に載置されている原稿束の最大サイズが前記位置決め手段により位置決めされたサイズよりも小さい場合に、前記ユーザ要求受付手段による前記ミックスモードの指示に基づいて前記原稿の主走査方向サイズを認識することを特徴とする請求項4記載の原稿送り装置。
  9. サイズの異なる原稿を含む原稿群から、当該原稿群に含まれる原稿のサイズを認識する原稿読み取り装置であって、
    前記原稿群から搬送される原稿の搬送方向に直交する方向に対して第1のガイドおよび第2のガイドを用いてセンター振り分けで位置決めするためのガイド手段と、
    前記原稿群の最大原稿幅に合わせて、または機械としての設計上載置可能な最大幅に位置決めされた前記ガイド手段の位置を認識する位置認識手段と、
    前記原稿群を構成する原稿を全て前記ガイド手段の前記第1のガイドに突き当てた状態から搬送される当該原稿の搬送方向に直交する方向の原稿幅を、当該第1のガイドの位置を基準として認識する原稿幅認識手段と
    を含む原稿読み取り装置。
  10. 前記原稿群からサイズの異なる原稿を順次読み取るモードであるミックスモードの選択をユーザから受けるユーザ要求受信手段を更に備えたことを特徴とする請求項9記載の原稿読み取り装置。
  11. サイズの異なる原稿を含む原稿群から、当該原稿群に含まれる原稿のサイズを認識する原稿サイズ認識方法であって、
    搬送される原稿の搬送方向に直交する方向に対し、前記原稿群の中で最大サイズを有する原稿について第1のガイドおよび第2のガイドを用いてセンター振り分けで位置決めがなされたガイドの位置を認識するステップと、
    前記原稿群から1枚ずつ搬送される原稿に関する情報を当該原稿の搬送方向に直交する方向に設けられた検知センサによって認識するステップと、
    認識された前記ガイドの位置および前記検知センサによる原稿に関する情報の認識に基づき、前記第1のガイドに突き当てられた状態の前記原稿群から1枚ずつ搬送される原稿の搬送方向に直交する方向のサイズを当該第1のガイドの位置を基準として認識するステップと
    を含む原稿サイズ認識方法。
  12. 搬送される前記原稿の送り量から原稿の搬送方向長さを認識するステップとを更に含む請求項11記載の原稿サイズ認識方法。
  13. サイズの異なる原稿を含む原稿群から、当該原稿群に含まれる原稿のサイズを認識する原稿サイズ認識方法であって、
    搬送される原稿の搬送方向に直交する方向に対して当該原稿を第1のガイドおよび第2のガイドを用いてセンター振り分けで位置決めするためのガイドが、最大載置原稿幅まで広げられた状態にあることを確認するステップと、
    前記原稿群を構成する原稿が全て前記第1のガイドに突き当てられていることを前提とし、当該原稿群から搬送される原稿の搬送方向に直交する方向の原稿幅を当該第1のガイドの位置を基準として認識するステップと
    を含む原稿サイズ認識方法。
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