JP2009153052A - 原稿読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 原稿の表裏を一度の搬送で読み取る原稿読取装置において、画像データの転送速度を高速化することなく、原稿読み取りの生産性を向上させる。
【解決手段】 原稿の表面を読み取るCCD126と、原稿の裏面を読み取るCIS128を設けた原稿読取装置において、CCD126及びCIS128により600dpiで読み取られた原稿の表面及び裏面の画像データの転送に要する時間が、CCD126による先行原稿の読み取り開始から後続原稿の読み取り開始までに要する時間と同じか、それよりも短くなるように、原稿の画像データを300dpiに解像度変換して画像形成装置等の画像処理装置へ転送する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、読み取った原稿の画像データを画像処理装置へ転送する原稿読取装置に関する。
従来、複写機等に使用される原稿読取装置には、原稿搬送装置により原稿が原稿台ガラス上を搬送する間に、原稿の画像を読み取る原稿流し読みを行うものがある(例えば、特許文献1参照)。さらには、生産性向上のために、原稿の表面用と裏面用のイメージセンサをそれぞれ設けて、原稿の表裏をスイッチバックさせることなく一度の搬送で読み取るものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
このような原稿読取装置の構成を図1に示す。原稿トレイ101から原稿が給紙され、流し読みガラス116上を通過する原稿102の表面がCCD(電荷結合素子)センサ126により読み取られる。そして、原稿102は更に搬送され、流し読みガラス130上を通過する原稿102の裏面がCIS(コンタクトイメージセンサ)センサ128により読み取られる。
図10に示すように、CCDセンサ126からのアナログ信号は、A/D変換回路301でデジタルデータに変換され、シェーディング補正回路302でシェーディング補正が行われる。CISセンサ128からのアナログ信号は、A/D変換回路303でデジタルデータに変換され、シェーディング補正回路304でシェーディング補正が行われ、メモリ306に一時的に記憶される。
上記構成にて原稿の両面を一度の搬送で読み取る両面同時読み取りを行う場合、出力選択回路307はCCDセンサ126からの画像データを画像データ出力ライン308に転送する。この間、CISセンサ128からの画像データについてはメモリ306に記憶しておく。CCDセンサ126からの1ページ分の画像データが画像データ出力ライン308に転送された後、出力選択回路307は、メモリ306に記憶された画像データを画像データ出力ライン308に転送する。メモリ306の画像データを転送し終わるまでは、CCDセンサ126からの画像データを転送することができないため、それまでは次のページの原稿が流し読みガラス116へ搬送されないように制御しなければならない。このようなことが、両面原稿読み取りの生産性向上の阻害要因となっており、原稿の両面を一度の搬送で読み取る構成の能力を発揮しきれていない。
そのため、メモリに記憶した画像データ(裏面画像)の転送速度を、メモリを介さない画像データ(表面画像)の転送速度よりも速くすることで生産性を向上させることが提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2001−285595号公報 特開2004−187144号公報 特開平7−283906号公報
しかしながら、画像データの転送を高速で行うためには、画像データの転送部の応答性をあげる必要があり、コストアップの問題や、高速データ転送に伴うノイズの発生等の問題に対処しなければならないという問題があった。
上記課題に鑑み、本発明は、原稿を搬送する原稿搬送手段と、前記原稿搬送手段により搬送される原稿の一方の面を読み取る第1読取手段と、前記原稿搬送手段により搬送される原稿の他方の面を読み取る第2読取手段と、前記第1及び第2読取手段により読み取られた原稿の一方及び他方の面の画像データの転送に要する時間が、前記第1または第2読取手段による先行原稿の読み取り開始から後続原稿の読み取り開始までに要する時間と同じか、それよりも短くなるように、原稿の一方及び他方の面の画像データのデータ量を削減するデータ量削減手段と、前記データ量削減手段によりデータ量が削減された画像データを画像処理装置へ転送する転送手段と、を有することを特徴とする原稿読取装置を提供するものである。
本発明によれば、第1及び第2読取手段により読み取られた原稿の一方及び他方の面の画像データの転送に要する時間が、第1または第2読取手段による先行原稿の読み取り開始から後続原稿の読み取り開始までに要する時間と同じか、それよりも短くなるように、原稿の一方及び他方の面の画像データのデータ量を削減するので、画像データの転送速度を高速化することなく、原稿読み取りの生産性を向上させることができる。
(第1実施形態)
図1は、本発明の実施形態の原稿読取装置の断面図である。100は自動原稿給送装置である。原稿トレイ101には読み取られるべき原稿102が載置される。給紙ローラ103は、分離ローラ104と同一の駆動源によって駆動され、原稿を給紙する。給紙ローラ103は、通常、ホームポジションである上方の位置に退避しており、原稿のセット作業を阻害しないようになっている。原稿の給紙が行われる場合、給紙ローラ103は下降して原稿102の上面に当接する。給紙ローラ103は、図示しないアームに軸支され、アームが揺動することにより上下に移動する。
分離ローラ105は、分離ローラ104と協働して、給紙ローラ103によって給紙される原稿102を1枚ずつ給紙する。そして、静止したレジストローラ対106、107のニップ部に原稿の先端が突き当てられ、原稿を撓ませることにより、原稿の斜行が矯正される。更に、リードローラ108および109は、原稿を流し読みガラス116に向けて搬送する。流し読みガラス116の対向する位置に設けられたプラテンローラ110は、原稿を流し読みガラス116に押さえつけながら原稿を搬送する。
プラテンローラ110により搬送された原稿は、ローラ111および112によりCIS(コンタクトイメージセンサ)センサ128へ向けて搬送される。CISセンサ128の対向する位置に設けられたプラテンローラ127は、原稿を流し読みガラス130に押さえつけながら原稿を搬送する。そして、排紙ローラ113が原稿を排紙トレイ114上に排出する。
原稿読取装置115は、原稿面に対して光を照射するランプ119、および原稿102からの反射光をCCD(電荷結合素子)センサ126に導くミラー120、121、122及びレンズ125を有する。ランプ119およびミラー120は、ミラー台123に取り付けられている。また、ミラー121、122は、ミラー台124に取り付けられている。
流し読みガラス116上を通過する原稿102からの反射光は、ミラー120、121、122及びレンズ125により導かれ、原稿の表面画像がCCDセンサ126により読み取られる。CCDセンサ126は主走査方向の少なくとも1ライン分の画像を読み取ることができるラインセンサで構成されている。CCDセンサ126は、結像した反射光を受光素子で光電変換し、入射光量に応じた電気信号を出力する。また、流し読みガラス130を通過する原稿102の裏面画像は、CISセンサ128により読み取られる。CISセンサ128は主走査方向の少なくとも1ライン分の画像を読み取ることができるラインセンサで構成されている。CISセンサ128は、原稿102からの反射光を受光素子で光電変換し、入射光量に応じた電気信号を出力する。原稿読取装置115により読み取られた原稿画像は、画像形成装置150によってシート(用紙等)上に形成される。
なお、ミラー台123、124は、駆動モータの回転駆動により原稿台ガラス118と平行に移動するよう構成されており、原稿台ガラス118上に載置された原稿をCCDセンサ126により読み取ることも可能である。
図2は、原稿読取装置115のブロック図である。CCDセンサ126(第1読取手段及び第2読取手段の一方)は、原稿の表面の画像をカラー画像(R、G、B)として600dpi(dot/inch)で読み取る。A/D変換回路301は、CCDセンサ126から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換する。シェーディング補正回路302は、A/D変換回路301から出力された画像データにシェーディング補正を行う。シェーディング補正が行われた画像データは、メモリ305に記憶される。
CISセンサ128(第1読取手段及び第2読取手段の他方)は、原稿の裏面の画像をカラー画像として600dpiで読み取る。A/D変換回路303は、CISセンサ128から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換する。シェーディング補正回路304は、A/D変換回路303から出力された画像データにシェーディング補正を行う。シェーディング補正が行われた600dpiの画像データは、メモリ306に記憶される。
メモリ305及び306に記憶された600dpiの画像データは300dpiで読み出される。600dpiから300dpiへの解像度変換は、加算平均等の処理によって行われる。なお、メモリ305及び306に画像データを書き込む前に300dpiに変換しておいてもよい。メモリ305,306への画像データの書き込み及び読み出しはCPU309によって制御される。CPU309は、後続原稿の画像データをメモリ305及び306への書き込みを行わせながら、メモリ305及び306に記憶されている先行原稿の画像データの読み出しを行わせることができる。メモリから読み出された画像データは、出力選択回路307を介して、画像データ出力ライン308に転送され、画像形成装置150へ出力される。CPU309は、出力選択回路307がメモリ305及び306のいずれを選択するかを制御する。
図3は、本実施形態において両面原稿を一度の搬送で読み取る際のCPU309の制御フローチャートである。CPU309は、前述のように原稿の給紙を開始させ、CCDセンサ126からの600dpiの画像データをメモリ305に記憶させる(S401)。また、CPU309は、CCDセンサ126からの画像データの記憶と並行して、CISセンサ128からの画像データをメモリ306に600dpiの画像データを記憶させる(S401)。
原稿の後端が流し読みガラス116を通過し、CCDセンサ126による画像読み取りが完了したら(S402)、CPU309は、メモリ305に記憶された画像データを画像データ出力ライン308に転送し始めさせる(S403)。CCDセンサ126からの画像データを画像データ出力ライン308へ転送し終えたことを検出すると(S404)、CPU309は、出力選択回路307をCISセンサ128側へ切り換えさせる。そして、CPU309は、メモリ306に記憶されたCISセンサ128からの画像データを画像データ出力ライン308に転送させる(S405)。
原稿の後端が流し読みガラス130を通過し、メモリ306からCISセンサ128からの画像データを画像データ出力ライン308に転送し終えたことを検出すると(S406)、原稿1枚分の両面読み取りシーケンスを終了する。複数枚の両面原稿の場合は、CPU309は、このフローチャートによる制御を連続的に行う。
図4は、上述の制御が行われた場合の、各制御のタイミングを示すタイミングチャートである。図1に示したように、原稿表面を読み取るCCDセンサ126と原稿裏面を読み取るCISセンサ128は、原稿搬送方向に関して読み取り位置が異なる構成であるため、読み取りの開始及び終了のタイミングが表面と裏面で異なる。
1枚目の原稿表面を、600dpiにて読み取り、メモリ305に一時記憶する。そして、原稿表面に並行して、1枚目の原稿裏面を、600dpiにて読み取り、メモリ306に一時記憶する。原稿表面の読み取り動作が完了すると、メモリ305から画像データを画像データ出力ライン308を介して転送する(T1)。原稿裏面に関しては、原稿表面のデータ転送と並行して読み取り動作を継続する。メモリ305からの画像データの転送が終了するまでに、原稿裏面の読み取り動作が完了しているので、メモリ305からの画像データの転送が終了すると、メモリ306からの画像データの転送を開始する。
原稿表面の画像データ量は、600dpiから300dpiへ解像度変換され、読み取り時の半分となっているため、原稿の各面の画像データを画像データ出力ライン308へ転送する時間は、読み取り時間の半分となる。このように、画像データの解像度を下げる解像度変換を行うことにより、画像データのデータ量削減を行っている。従って、2枚目の原稿の画像データの転送を開始するタイミングである、2枚目の原稿表面の読み取り終了(T5)までに、1枚目の原稿の表面と裏面の画像データの転送が終了(T4)している。ここで、T2からT3の間は、1枚目原稿の表面画像をデータ転送している間に、2枚目原稿の表面画像を読み取っているが、メモリ305上の伝送を完了したデータの領域に2枚目原稿の画像データを書き込むようにしているので問題ない。このように、データ転送速度を高速化することなく、かつ、原稿読み取りの生産性を低下させることなく、両面原稿を一度の搬送で読み取って、画像形成装置や外部の装置(サーバやコンピュータ等)などの画像処理装置へ出力することが可能である。
尚、本実施形態では、各原稿面の転送画像データ量を、読み取り画像データの2分の1とするようにしたが、転送画像データ量を読み取り画像データ量の半分以下に解像度変換することでも、同様の効果が得られる。例えば、600dpiの読み取り画像データを3分の1の200dpiに変換するようにしてもよい。
また、上述した例以外にも、原稿の表面及び裏面の画像データの転送に要する時間が、先行原稿の読み取り開始から後続原稿の読み取り開始までに要する時間と同じか、それよりも短くなるようにすれば、同様の効果が得られる。
(第2実施形態)
第1実施形態においては、原稿表面の画像データの転送を原稿表面の読み取り完了時に開始したが、原稿表面の読み取り完了と同時かそれ以降に表面画像のデータ転送が完了するように、原稿表面の画像データの転送を開始してもよい。このタイミングよりも前に画像データの転送を開始すると、データの転送が原稿の読み取り完了前に追いついてしまうことになるため、本実施形態のようなタイミングでデータ転送を開始する。
図5は、原稿表面の読み取り完了と同時に表面画像のデータ転送が完了するように、原稿表面の画像データの転送を開始する場合の、各制御のタイミングを示すタイミングチャートである。1枚目の原稿表面を、600dpiにて読み取り、メモリ305に一時記憶する。そして、原稿表面に並行して、1枚目の原稿裏面を、600dpiにて読み取り、メモリ306に一時記憶する。原稿表面の2分の1読み取ったところで、メモリ305から画像データを画像データ出力ライン308を介して転送し始める(T6)。原稿裏面に関しては、原稿表面のデータ転送と並行して読み取り動作を継続する。メモリ305からのデータ転送は300dpiであるため、600dpiの原稿表面の読み取り完了と同時(T7)にデータ転送を完了する。メモリ305からの画像データの転送が終了するまでに、原稿裏面の2分の1以上の読み取りが完了しているので、メモリ305からの画像データの転送が終了すると、メモリ306からの画像データの転送を開始する。
原稿表面の画像データ量は、600dpiから300dpiへ解像度変換され、読み取り時の半分となっているため、原稿の各面の画像データを画像データ出力ライン308へ転送する時間は、読み取り時間の半分となる。従って、2枚目の原稿の画像データの転送を開始するタイミングである、2枚目の原稿表面の2分の1の読み取りが終わるとき(T9)までに、1枚目の原稿の表面と裏面の画像データの転送が終了(T8)している。このように、データ転送速度を高速化することなく、かつ、原稿読み取りの生産性を低下させることなく、両面原稿を一度の搬送で読み取って、画像形成装置や外部の装置(サーバやコンピュータ等)へ出力することが可能である。
図6は、本実施形態において両面原稿を一度の搬送で読み取る際のCPU309の制御フローチャートである。CPU309は、前述のように原稿の給紙を開始させ、CCDセンサ126からの600dpiの画像データをメモリ305に記憶させる(S501)。また、CPU309は、CCDセンサ126からの画像データの記憶と並行して、CISセンサ128からの画像データをメモリ306に600dpiの画像データを記憶させる(S501)
CCDセンサ126による画像読み取りが2分の1完了した時点で(S502)、CPU309は、メモリ305に記憶された画像データを画像データ出力ライン308に転送開始させる(S503)。CCDセンサ126からの画像データを画像データ出力ライン308へ転送し終えたことを検出すると(S504)、CPU309は、出力選択回路307をCISセンサ128側へ切り換えさせる。そして、CPU309は、メモリ306に記憶されたCISセンサ128からの画像データを画像データ出力ライン308に転送開始させる(S505)。
メモリ306からCISセンサ128からの画像データを画像データ出力ライン308に転送終了したことを検出すると(S506)、原稿1枚分の両面読み取りシーケンスを終了する。複数枚の両面原稿の場合は、CPU309は、このフローチャートによる制御を連続的に行う。
(第3実施形態)
上述の第1及び第2の実施形態においては、原稿表面の画像データの転送開始を、先行原稿の読み取り動作を基準として行なった。別の実施形態として、後続原稿の原稿裏面の画像データと未転送の先行原稿の原稿裏面の画像データでメモリフルになる前に先行原稿の裏面画像のデータ転送が完了するように、原稿表面の画像データの転送を開始してもよい。ここでは、メモリ305及び306はそれぞれ1頁分の画像を記憶する容量を持っていることを前提としている。このタイミングよりも後に画像データの転送を開始すると、メモリ306がメモリフルとなって、転送できない画像データが発生してしまうことになるため、本実施形態のようなタイミングでデータ転送を開始する。
図7は、メモリ306がメモリフルになる前に、先行原稿の裏面画像のデータ転送が完了するように、原稿表面の画像データの転送を開始する場合の、各制御のタイミングを示すタイミングチャートである。メモリフルになる状態とは、後続原稿の原稿裏面の画像データと未転送の先行原稿の原稿裏面の画像データでメモリ306がメモリフルになる状態である。1枚目の原稿の表面を、600dpiにて読み取り、メモリ305に一時記憶する。そして、原稿表面に並行して、1枚目の原稿の裏面を、600dpiにて読み取り、メモリ306に一時記憶する。
メモリ305及び306は、後続原稿の画像データを記憶する必要がある。そのため、後続原稿の原稿裏面の画像データと未転送の先行原稿の原稿裏面の画像データでメモリフルになる前(T11)に、先行原稿の裏面画像のデータ転送が完了するように、原稿表面の画像データの転送を開始する(T10)。図7においては、画像データの転送開始タイミングが、後続原稿の裏面の読み取り開始によって決定された場合を例としているが、表裏の画像読み取りセンサの配置(両者の距離)によって読み取り開始タイミングを決めることができる。
図8は、本実施形態において両面原稿を一度の搬送で読み取る際のCPU309の制御フローチャートである。CPU309は、CCDセンサ126の画像データをメモリ305に、CISセンサ128からの画像データをメモリ306に300dpiの画像データにて記憶させる(S601)。CCDセンサ126による画像読み取りが完了した時点で(S602)、CPU309は、CISセンサ128の読み取り開始前に表面の画像読み取りが完了可能かどうか確認する(S603)。
ステップS603にて、裏面の画像読み取り開始前に、表面の画像読み取りが完了すると判断された場合には、CPU309は、ステップS607へ進む。原稿がCCDセンサ126に到達した時点で(S607)、CPU309は、メモリ305に記憶された画像データの転送を開始する(S608)。また、これと並行してCPU309は、CCDセンサ126によって読み取られた表面の画像データを、メモリ305の画像データの転送が完了した記憶領域へ書き込む(S608)。
メモリ305に記憶されたCCDセンサ126からの画像データの転送完了を検出すると(S609)、CPU309は、メモリ306に記憶されたCISセンサ128の画像データの転送を開始する(S610)。
CPU309は、メモリ306からCISセンサ128からの画像データの転送完了を検出(S611)すると、原稿の両面同時読み取り、及び画像データの出力を終了する。
一方、ステップS603にて、裏面の画像読み取り開始前に、表面の画像読み取りが完了しないと判断された場合には、CPU309は、後続原稿裏面までの原稿間隔を算出し、画像データ転送開始タイミングを算出する(S604)。画像データ転送開始タイミングは、(次原稿裏面読み取り位置到達時間)−(読み取り時間/2)によって算出される。画像データ転送開始タイミングになった時点で(S605)、CPU309は、メモリ305に記憶された画像データの転送を開始する(S606)。原稿がCCDセンサ126に到達した時点で(S607)、CPU309は、CCDセンサ126による表面の画像読み取り等の前述の処理を行う。
原稿表裏あわせた画像データ転送時間は、第1及び第2の実施形態と同様に、原稿表裏それぞれの読み取り時間と等しく、2枚目の表面の画像データ読み取りが完了前に、表裏画像データ転送が可能となり、読み取り生産性を損なうことがない。
本実施形態では、画像データ転送開始タイミングが最も遅い条件を示しており、画像データ転送開始タイミングは、第2実施形態に示したタイミングから第3実施形態に示したタイミングの間であれば、同様の効果が得られる。
(第4実施形態)
実施形態1乃至3では、読み取り生産性を優先し、解像度を落として転送したが、操作者によっては、両面原稿画像読み取り生産性を落としても画像データの解像度を優先したい場合がある。生産性優先モードと画質優先モードの切り替えを選択可能とした実施形態について、図9を用いて説明する。
原稿両面読み取りモードが実施された時点で、生産性優先モードが設定されているかどうか判断する(S701)。本モード設定は、あらかじめ操作者によって、原稿読取装置、ADF、あるいは画像データ転送ラインに接続されるPC(パーソナルコンピュータ)の画面上のアイコンや、画像形成装置の操作部に設けられたスイッチによって行なわれる。生産性優先モードと判断された場合は、画像解像度が変換されるため、操作部等にその旨の表示を行う(S702)。この表示の後、前述した実施形態の処理が行われる。
ステップS701にて、画質優先モードと判断された場合は、原稿間隔を解像度を落とすことなく両面の画像データ転送が可能な間隔となるよう制御し、原稿画像データ表裏ともに画像読み取り解像度と同じ600dpiにて画像データを転送する。この際、先行する表面画像データはメモリ305に記憶してもよいが、メモリ305を経由しなくてもよい。
このように、画質を優先するモードが設定されたことに応じて、画像データのデータ量を削減しないので、生産性優先と画質優先の両方に適宜対応することが可能になる。
上述した実施形態では、両面原稿読み取りを行う原稿読取装置について説明したが、片面原稿読み取りを行う原稿読取装置において、画像処理装置へ画像データを転送する速度が遅い場合にも本発明を適用することができる。この場合、画像データの転送に要する時間が、先行原稿の読み取り開始から後続原稿の読み取り開始までに要する時間と同じか、それよりも短くなるように、原稿の画像データのデータ量を削減するようにすればよい。
本発明の実施形態の原稿読取装置の断面図である。 原稿読取装置115のブロック図である。 第1実施形態の制御フローチャートである。 第1実施形態のタイミングチャートである。 第2実施形態のタイミングチャートである。 第2実施形態の制御フローチャートである。 第3実施形態のタイミングチャートである。 第3実施形態の制御フローチャートである。 第4実施形態のフローチャートである。 従来の原稿読取装置のブロック図である。
符号の説明
100 自動原稿搬送装置
102 原稿
115 原稿読取装置
126 CCDセンサ
128 CISセンサ
301,303 A/D変換回路
302,304 シェーディング補正回路
305,306 メモリ
307 出力選択回路
308 画像データ出力ライン
309 CPU

Claims (5)

  1. 原稿を搬送する原稿搬送手段と、
    前記原稿搬送手段により搬送される原稿の一方の面を読み取る第1読取手段と、
    前記原稿搬送手段により搬送される原稿の他方の面を読み取る第2読取手段と、
    前記第1及び第2読取手段により読み取られた原稿の一方及び他方の面の画像データの転送に要する時間が、前記第1または第2読取手段による先行原稿の読み取り開始から後続原稿の読み取り開始までに要する時間と同じか、それよりも短くなるように、原稿の一方及び他方の面の画像データのデータ量を削減するデータ量削減手段と、
    前記データ量削減手段によりデータ量が削減された画像データを画像処理装置へ転送する転送手段と、
    を有することを特徴とする原稿読取装置。
  2. 前記データ量削減手段は、前記第1及び第2読取手段の少なくとも1つが読み取った原稿の画像データの解像度を下げる解像度変換を行うことにより、画像データのデータ量を削減することを特徴とする請求項1記載の原稿読取装置。
  3. 前記データ量削減手段は、前記第1及び第2読取手段が読み取った原稿の画像データの解像度を半分以下に解像度変換することを特徴とする請求項2記載の原稿読取装置。
  4. 生産性よりも画質を優先するモードを設定する設定手段を更に有し、
    前記データ量削減手段は、前記設定手段により画質を優先するモードが設定されたことに応じて、画像データのデータ量を削減しないことを特徴とする請求項1記載の原稿読取装置。
  5. 原稿を搬送する原稿搬送手段と、
    前記原稿搬送手段により搬送される原稿を読み取る読取手段と、
    前記読取手段により読み取られた原稿の画像データの転送に要する時間が、前記読取手段による先行原稿の読み取り開始から後続原稿の読み取り開始までに要する時間と同じか、それよりも短くなるように、原稿の画像データのデータ量を削減するデータ量削減手段と、
    前記データ量削減手段によりデータ量が削減された画像データを画像処理装置へ転送する転送手段と、
    を有することを特徴とする原稿読取装置。
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