JP2006013924A - 画像読み取り装置 - Google Patents

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Sadao Kootani
貞夫 古尾谷
Satoshi Mizuhashi
悟志 水橋
Hirohisa Mizuta
裕久 水田
Yoshitake Matsubara
由武 松原
Minoru Sodeura
稔 袖浦
Ayumi Onishi
あゆみ 大西
Masato Saito
真人 齊藤
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Abstract

【課題】 原稿の表裏両面に形成された画像を読み取ることのできる両面同時読み取りにおいて、読み取られた表裏面の画像データにおける画質差の発生を抑制する。
【解決手段】 シェーディング補正など、光源(照明ランプやLED)とセンサ(CCDイメージセンサ78やCIS50によって)との関係によって決定される各読み取り部固有の特性については、それぞれ専用の表面前処理部104や裏面前処理部106において前処理を施す。一方、その他の一般的な画質に関わるフィルタ処理、拡大・縮小処理、色変換処理、階調変換処理(TRC)、あるいは全面AEやTI分離等については表面画像データ、裏面画像データ共に同じ後処理部105において後処理を施す。
【選択図】 図4

Description

本発明は、原稿の画像を読み取る画像読み取り装置に係り、より詳しくは、原稿の表裏両面に形成された画像を読み取る画像読み取り装置に関する。
従来、複写機やファクシミリ等の読み取り装置、コンピュータ入力用のスキャナ等として、原稿における表裏両面の画像情報をユーザの介在なしに自動的に読み取る画像読み取り装置(自動両面読み取り装置)が広く用いられている。これらの自動両面読み取り装置としては、原稿反転部にて原稿を表裏反転させて読み取る方法が最も広く採用されている。即ち、この従来の方法にて表裏両面の画像情報を入力する際には、原稿読み取り部で片面を読み取った後、排出された原稿を表裏反転させて再び原稿読み取り部に搬送し、この原稿読み取り部にて他の片面を読み取っている。
しかし、この表裏反転による自動両面読み取りでは、一旦、原稿を排出した後に反転させて再度、原稿読み取り部に搬送する必要があることから、両面読み取りに際して時間が多くかかり、両面読み取りに際して生産性が劣ってしまう。また、原稿反転部では、原稿を表裏反転させるために複雑な機構が必要となり、この原稿反転部での原稿詰まり(JAM)の発生割合が他の搬送部と比べて高く、信頼性を向上させることが要求されていた。更には、狭いスペースにて自動両面読み取り装置を設計する場合に、原稿を反転させ、また排紙時に原稿のページ数を揃える必要性等から、原稿を小さな径にて急激に反転させる必要性が生じる場合がある。その結果、坪量の大きな所定の厚紙からなる原稿を搬送することが難しかった。
そこで、原稿を搬送する原稿パスの表裏両面側に2つのイメージセンサを設け、原稿を表裏反転させることなく、1回の原稿搬送にて原稿の両面を自動的に読み取る技術が検討されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−356867号公報(第5頁、図1)
ところで、上述した画像読み取り装置では、一般的に、原稿パスの表裏両面側に設けられた2つのイメージセンサに対応して、それぞれ専用の画像処理回路が設けられる。そして、例えば表面用の画像処理回路では、表面用のイメージセンサから入力されてくる表面の画像データに対して各種の画像処理が施され、例えば裏面用の画像処理回路では、裏面用のイメージセンサから入力されてくる裏面の画像データに対して各種の画像処理が施される。
しかしながら、このように表面、裏面で異なる画像処理回路を使用した場合には、それぞれにおいて同じ処理を施す場合であっても、表面用の画像処理回路と裏面用の画像処理回路とで画像データに対する画像処理の特性が異なってしまい、得られた表面画像データおよび裏面画像データの画質に違いが生じてしまうおそれがあった。また、表面の画像データ、裏面の画像データに対してそれぞれ専用の画像処理回路を設けなければならない分、装置の大型化やコストアップを招いていた。
本発明は、かかる技術的課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、原稿の表裏両面に形成された画像を読み取ることのできる両面同時読み取りにおいて、読み取られた表裏面の画像データにおける画質差の発生を抑制することにある。
また、他の目的は、原稿の表裏両面に形成された画像を読み取る両面同時読み取りにおいて、装置構成の小型化、低コスト化を図ることにある。
かかる目的のもと、本発明が適用される画像読み取り装置は、原稿の一方の側から原稿における第1面の画像を第1の読み取り手段で読み取り、原稿の他方の側から原稿における第2面の画像を第2の読み取り手段で読み取り、第1の読み取り手段にて読み取られた第1面の画像データを、第1の読み取り手段に起因する特性を加味して第1の前処理手段で第1の画像データに補正し、第2の読み取り手段にて読み取られた第2面の画像データを、第2の読み取り手段に起因する特性を加味して第2の前処理手段で第2の画像データに補正し、第1の前処理手段にて前処理された第1の画像データおよび第2の前処理手段にて前処理された第2の画像データに後処理手段で後処理を施す。
ここで、第1の前処理手段は、第1の読み取り手段にて読み取られた第1面の画像データをシェーディング補正し、第2の前処理手段は、第2の読み取り手段にて読み取られた第2面の画像データをシェーディング補正することを特徴とすることができる。
また、後処理手段は、上述した第1の読み取り手段や第2の読み取り手段に起因しない特性について画像処理を施すものであり、例えば、後処理手段は、第1の前処理手段より出力された第1の画像データおよび第2の前処理手段より出力された第2の画像データに対し、フィルタ処理および拡大・縮小処理を行うことを特徴とすることができる。さらに、第1の読み取り手段と第2の読み取り手段とでは、原稿の画像を読み取るセンサの種類が異なることを特徴とすることができる。
また、他の観点から捉えると、本発明が適用される画像読み取り装置は、原稿の一方の側から原稿における第1面の画像を第1の読み取り手段で読み取り、原稿の他方の側から原稿における第2面の画像を第2の読み取り手段で読み取り、第1の読み取り手段にて読み取られた第1面の画像データを、第1の読み取り手段に起因する特性を加味して補正すると共に第1面の画像データのデータ量を第1面のデータ量よりも少ないデータ量に変換して第1の前処理手段で第1の画像データを作成し、第2の読み取り手段にて読み取られた第2面の画像データを、第2の読み取り手段に起因する特性を加味して補正すると共に第1面の画像データのデータ量を第2面のデータ量よりも少ないデータ量に変換して第2の前処理手段で第2の画像データを作成し、第1の前処理手段より出力された第1の画像データおよび第2の前処理手段より出力された第2の画像データを格納手段に格納し、格納手段より読み出された第1の画像データおよび第2の画像データに後処理手段で後処理を施す。
ここで、第1の前処理手段は、第1の読み取り手段にて読み取られた第1面の画像データにおける副走査方向の解像度を半分以下にし、第2の前処理手段は、第2の読み取り手段にて読み取られた第2面の画像データにおける副走査方向の解像度を半分以下にすることを特徴とすることができる。また、後処理手段は、上述した第1の読み取り手段や第2の読み取り手段に起因しない特性について画像処理を施すものであり、例えば、後処理手段は、第1の画像データ全体に基づく画像処理を行うと共に第2の画像データ全体に基づく画像処理を行うことを特徴とすることができる。さらに、後処理手段は、第1の画像データ全体に基づいて得られた第1の画像データにおける下地を除去し、第2の画像データ全体に基づいて得られた第2の画像データにおける下地を除去することを特徴とすることができる。そして、後処理手段は、第1の読み取り手段および第2の読み取り手段にて次の原稿を読み取っている間に、格納手段より読み出された第1の画像データおよび第2の画像データを後処理することを特徴とすることができる。
本発明によれば、原稿の表裏両面に形成された画像を読み取ることのできる両面同時読み取りにおいて、読み取られた表裏面の画像データにおける画質差の発生を抑制することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態という)について詳細に説明する。
図1は本実施の形態が適用される画像読み取り装置を示した図である。この画像読み取り装置は、積載された原稿束から原稿を順次、搬送する原稿送り装置10、スキャンによって画像を読み込むスキャナ装置70、読み込まれた画像信号を処理する処理装置80、および処理装置80からの出力に対して画像処理を施す画像処理装置100に大別される。
原稿送り装置10は、給紙部の構成要素の一例として、複数枚の原稿からなる原稿束を積載する原稿トレイ11、原稿トレイ11を上昇および下降させるトレイリフタ12を備えている。また、トレイリフタ12により上昇された原稿トレイ11の原稿を搬送するナジャーロール13、ナジャーロール13により搬送された原稿を更に下流側まで搬送するフィードロール14、ナジャーロール13により供給される原稿を1枚づつ捌くリタードロール15を備えている。最初に原稿が搬送される第1搬送路31には、一枚づつに捌かれた原稿を下流側のロールまで搬送するテイクアウェイロール16、原稿を更に下流側のロールまで搬送すると共にループ作成を行うプレレジロール17、一旦、停止した後にタイミングを合わせて回転を再開し、原稿読み取り部に対してレジストレーション調整を施しながら原稿を供給するレジロール18、読み込み中の原稿搬送をアシストするプラテンロール19、読み込まれた原稿を更に下流に搬送するアウトロール20を備えている。また、第1搬送路31には、搬送される原稿のループ状態に応じて支点を中心として回動するバッフル41を備えている。更に、プラテンロール19とアウトロール20との間には、本実施の形態における第2の読み取り手段である、CIS(Contact Image Sensor)50を備えている。
アウトロール20の下流側には、第2搬送路32および第3搬送路33が設けられ、これらの搬送路を切り替える搬送路切替ゲート42、読み込みが終了した原稿を積載させる排出トレイ40、排出トレイ40に対して原稿を排出させる第1排出ロール21を備えている。また、第3搬送路33を経由した原稿に対してスイッチバックさせる第4搬送路34、第4搬送路34に設けられ、実際に原稿のスイッチバックを行うインバータロール22およびインバータピンチロール23、第4搬送路34によってスイッチバックされた原稿を再度、プレレジロール17等を備える第1搬送路31に導く第5搬送路35、第4搬送路34によってスイッチバックされた原稿を排出トレイ40に排出する第6搬送路36、第6搬送路36に設けられ、反転排出される原稿を第1排出ロール21まで搬送する第2排出ロール24、第5搬送路35および第6搬送路36の搬送経路を切り替える出口切替ゲート43を備えている。
ナジャーロール13は、待機時にはリフトアップされて退避位置に保持され、原稿搬送時にニップ位置(原稿搬送位置)へ降下して原稿トレイ11上の最上位の原稿を搬送する。ナジャーロール13およびフィードロール14は、フィードクラッチ(図示せず)の連結によって原稿の搬送を行う。プレレジロール17は、停止しているレジロール18に原稿先端を突き当ててループを作成する。レジロール18では、ループ作成時に、レジロール18に噛み込んだ原稿先端をニップ位置まで戻している。このループが形成されると、バッフル41は支点を中心として開き、原稿のループを妨げることのないように機能している。また、テイクアウェイロール16およびプレレジロール17は、読み込み中におけるループを保持している。このループ形成によって、読み込みタイミングの調整が図られ、また、読み込み時における原稿搬送に伴うスキューを抑制して、位置合わせの調整機能を高めることができる。読み込みの開始タイミングに合わせて、停止されていたレジロール18が回転を開始し、プラテンロール19によって、第2プラテンガラス72B(後述)に押圧されて、下面方向から画像データが読み込まれる。
搬送路切替ゲート42は、片面原稿の読み取り終了時、および両面原稿の両面同時読み取りの終了時に、アウトロール20を経由した原稿を第2搬送路32に導き、排出トレイ40に排出するように切り替えられる。一方、この搬送路切替ゲート42は、両面原稿の順次読み取り時には、原稿を反転させるために、第3搬送路33に原稿を導くように切り替えられる。インバータピンチロール23は、両面原稿の順次読み取り時に、フィードクラッチ(図示せず)がオフの状態でリトラクトされてニップが開放され、原稿をインバータパス(第4搬送路34)へ導いている。その後、このインバータピンチロール23はニップされ、インバータロール22によってインバートする原稿をプレレジロール17へ導き、また、反転排出する原稿を第6搬送路36の第2排出ロール24まで搬送している。
スキャナ装置70は、上述した原稿送り装置10を載置可能に構成されると共に、この原稿送り装置10を装置フレーム71によって支え、また、原稿送り装置10によって搬送された原稿の画像読み取りを行っている。このスキャナ装置70は、筐体を形成する装置フレーム71に、画像を読み込むべき原稿を静止させた状態で載置する第1プラテンガラス72A、原稿送り装置10によって搬送中の原稿を読み取るための光の開口部を形成する第2プラテンガラス72Bが設けられている。
また、スキャナ装置70は、第2プラテンガラス72Bの下に静止し、および第1プラテンガラス72Aの全体に亘ってスキャンして画像を読み込むフルレートキャリッジ73、フルレートキャリッジ73から得られた光を像結合部へ提供するハーフレートキャリッジ75を備えている。フルレートキャリッジ73には、白色光源からなり原稿に光を照射する照明ランプ74、原稿から得られた反射光を受光する第1ミラー76Aが備えられている。更に、ハーフレートキャリッジ75には、第1ミラー76Aから得られた光を結像部へ提供する第2ミラー76Bおよび第3ミラー76Cが備えられている。更に、スキャナ装置70は、第3ミラー76Cから得られた光学像を光学的に縮小する結像用レンズ77、結像用レンズ77によって結像された光学像を光電変換するCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ78、CCDイメージセンサ78を備える駆動基板79を備え、CCDイメージセンサ78によって得られた画像信号は駆動基板79を介して処理装置80に送られる。本実施の形態では、第1の読み取り手段であるCCDイメージセンサ78として、原稿の画像をカラー画像として読み取る所謂カラーセンサが用いられている。
ここで、まず、第1プラテンガラス72Aに載置された原稿の画像を読み取る場合には、フルレートキャリッジ73とハーフレートキャリッジ75とが、2:1の割合でスキャン方向(矢印方向)に移動する。このとき、フルレートキャリッジ73の照明ランプ74の光が原稿の被読み取り面に照射されると共に、その原稿からの反射光が第1ミラー76A、第2ミラー76B、および第3ミラー76Cの順に反射されて結像用レンズ77に導かれる。結像用レンズ77に導かれた光は、CCDイメージセンサ78の受光面に結像される。CCDイメージセンサ78は1次元のセンサであり、1ライン分を同時に処理している。このライン方向(スキャンの主走査方向)の1ラインの読み取りが終了すると、主走査方向とは直交する方向(副走査方向)にフルレートキャリッジ73を移動させ、原稿の次のラインを読み取る。これを原稿サイズ全体に亘って実行することで、1ページの原稿読み取りを完了させる。
一方、第2プラテンガラス72Bは、例えば長尺の板状構造をなす透明なガラスプレートで構成される。原稿送り装置10によって搬送される原稿がこの第2プラテンガラス72Bの上を通過する。このとき、フルレートキャリッジ73とハーフレートキャリッジ75とは、図1に示す実線の位置に停止した状態にある。まず、原稿送り装置10のプラテンロール19を経た原稿の1ライン目の反射光が、第1ミラー76A、第2ミラー76B、および第3ミラー76Cを経て結像用レンズ77にて結像され、本実施の形態における第1のセンサであるCCDイメージセンサ78によって画像が読み込まれる。即ち、1次元のセンサであるCCDイメージセンサ78によって主走査方向の1ライン分を同時に処理した後、原稿送り装置10によって搬送される原稿の次の主走査方向の1ラインが読み込まれる。原稿の先端が第2プラテンガラス72Bの読み取り位置に到達した後、原稿が第2プラテンガラス72Bの読み取り位置を通過することによって、副走査方向に亘って1ページの読み取りが完了する。
本実施の形態では、フルレートキャリッジ73とハーフレートキャリッジ75とを停止させ、第2プラテンガラス72BにてCCDイメージセンサ78により原稿の第1面の読み取りを行う原稿の搬送時に、同時(時間の完全一致ではなく、同一の原稿搬送時程度の意味) に第2のセンサであるCIS50によって、原稿の第2面の読み取りを行うことが可能である。即ち、第1のセンサであるCCDイメージセンサ78と第2のセンサであるCIS50とを用いて、搬送路への原稿の一度の搬送で、この原稿における表裏両面の画像を同時に読み取ることを可能としている。なお、これらCCDイメージセンサ78とCIS50とで、読み取り手段が構成される。
図2は、CIS50を用いた読み取り構造を説明するための図である。図2に示すように、CIS50は、プラテンロール19とアウトロール20との間に設けられる。原稿の片面(第1面)は、第2プラテンガラス72Bに押し当てられ、この第1面の画像はCCDイメージセンサ78にてカラー画像として読み込まれる。一方、CIS50では、原稿を搬送する搬送路を介して対向する他方の側から、片面(第2面)の画像が読み込まれる。このCIS50は、ガラス51と、このガラス51を透過して原稿の第2面に光を照射するLED(Light Emitting Diode)アレイ52と、LEDアレイ52からの反射光を集光するレンズアレイであるセルフォックレンズ(登録商標)53と、このセルフォックレンズ53により集光された光を読み取るイメージセンサであるラインセンサ54を備えている。ラインセンサ54としては、CCDやCMOSセンサ、密着型センサ等を用いることができ、実寸幅(例えばA4長手幅297mm)の画像を読み取ることが可能である。CIS50では、縮小光学系を用いずに、セルフォックレンズ53とラインセンサ54を用いて画像の取り込みを行うことから、構造をシンプルにすることができ、且つ、筐体を小型化し、消費電力を低減することができる。なお、本実施の形態では、CIS50が、原稿の画像を白黒画像として読み取るようになっている。
また、CIS50による画像読み取りに際して、この読み取り部を構成する搬送路に、CIS50の筐体から延びる制御部材55、制御部材55によって押し付けられた用紙を突き当てる突き当て部材60を備えている。また、この突き当て部材60の下流側にはガイド部材61が設けられている。制御部材55および突き当て部材60は、原稿の搬送路に直交する方向に(即ち、原稿送り装置10の前面から後面の方向に)、原稿送り装置10の前面から後面まで、搬送路の位置に対応して設けられている。
また、CIS50は、光学結像レンズにセルフォックレンズ53を採用していることから、焦点(被写界)深度が±0.3mm程度と浅く、スキャナ装置70を用いた場合に比べて約1/13以下の深度となっている。CIS50による読み取りに際しては、原稿の読み取り位置を所定の狭い範囲内に定めることが要求される。そこで、本実施の形態では、制御部材55を設け、原稿を制御部材55によって突き当て部材60に押し当てて搬送し、プラテンロール19とアウトロール20との間にある原稿の姿勢を安定的に制御できるように構成した。図2の実線矢印に示す「用紙の動きB」は、制御部材55が存在しない場合の用紙の動きを示したものであり、二点鎖線矢印に示す「用紙の動きA」は、制御部材55を設けた場合の用紙の動きを示したものである。「用紙の動きA」では、原稿が突き当て部材60に押し当てられて搬送されることが理解できる。即ち、制御部材55によって搬送される原稿を突き当て部材60に押し当てられた状態にて読み取ることで、被写界深度の浅いCIS50を用いた場合のピントの甘さを改善している。
次に、図1に示す処理装置80について説明する。
図3は、処理装置80を説明するためのブロック図である。本実施の形態が適用される処理装置80は、大きく、センサ(CCDイメージセンサ78およびCIS50)から得られた画像情報を処理する信号処理部81と、原稿送り装置10およびスキャナ装置70を制御する制御部90とを備えている。信号処理部81は、原稿の表面(第1面)を読み取るCCDイメージセンサ78および裏面(第2面)を読み取るCIS50(ラインセンサ54)からの各々の出力に対して、アナログ信号の処理を行うAFE(Analog Front End)82、アナログ信号をディジタル信号に変換するADC(Analog Digital Converter)83、ディジタル信号に対してシェーディング補正やオフセット補正等の各種処理を施すディジタル処理部84が2系統、備えられており、表面(第1面)および裏面(第2面)の読み取り画像に対して、別々にディジタル処理が施される。このディジタル処理部84により処理されたディジタル信号は、画像処理装置(IPS)100にて解像度変換等の処理がなされ、例えばプリンタ等のIOT(Image Output Terminal)や、パーソナルコンピュータ(PC)等のホストシステムへ出力される。
一方、制御部90は、各種両面読み取りの制御や片面読み取りの制御等を含め、原稿送り装置10およびスキャナ装置70の全体を制御する画像読み取りコントロール91、CCDイメージセンサ78およびCIS50を制御するCCD/CISコントロール92、読み取りタイミングに合わせてCIS50のLEDアレイ52やフルレートキャリッジ73の照明ランプ74を制御するランプコントロール93、スキャナ装置70におけるモータのオン/オフなどを行いフルレートキャリッジ73とハーフレートキャリッジ75とのスキャン動作を制御するスキャンコントロール94、原稿送り装置10におけるモータの制御、各種ロールの動作やフィードクラッチの動作、ゲートの切り替え動作等を制御する搬送機構コントロール95を備えている。これらの各種コントロールからは、原稿送り装置10およびスキャナ装置70に対して制御信号が出力され、かかる制御信号に基づいて、これらの動作制御が可能となる。画像読み取りコントロール91は、ホストシステムからの制御信号や、例えば自動選択読み取り機能に際して検出されるセンサ出力、ユーザからの選択等に基づいて、読み取りモードを設定し、原稿送り装置10およびスキャナ装置70を制御している。読み取りモードとしては、1パス(反転なし)による両面同時読み取りモード、反転パスによる両面読み取りモード、1パスによる片面読み取りモードが考えられる。
次に、画像処理装置100の機能および動作について説明する。
図4は、本実施の形態が適用される画像処理装置100の構成を示したブロック図である。画像処理装置100は、CCDイメージセンサ78から得られ、ディジタル化された高解像度(例えば600SPI(Spot Per Inch)×600SPI)のフルカラー画像あるいは白黒画像からなる表面(第1面)の画像データを処理する第1の画像処理部101、CIS50から得られ、ディジタル化された高解像度(例えば600SPI(Spot Per Inch)×600SPI)の白黒画像からなる裏面(第2面)の画像データを処理する第2の画像処理部102、第1の画像処理部101や第2の画像処理部102によって画像処理されて入力される画像データを格納する格納手段としての画像データ格納部103を有している。
第1の画像処理部101は、CCDイメージセンサ78によって読み取られた表面画像データに対してシェーディング補正等を行う第1の前処理部としての表面前処理部104と、拡大・縮小処理、フィルタ処理、全面AEによる下地除去やTI分離(TextとImageとの分離)処理等を行う後処理手段としての後処理部105とを有している。一方、第2の画像処理部102は、CIS50によって読み取られた裏面画像データに対してシェーディング補正等を行う第2の前処理部としての裏面前処理部106のみを有している。なお、CIS50によって読み取られた裏面画像データは、後述するように、裏面前処理部106によって前処理された後、一旦、画像データ格納部103に格納され、第1の画像処理部101に設けられた後処理部105によって後処理された後、出力される。
画像データ格納部103は、入力されてくる表面画像データ、裏面画像データ(共にパラレルデータ)のシリアル変換等を行うプログラマブルロジックアレイ107、プログラマブルロジックアレイ107から出力されたデータを格納するメモリA108、メモリB109、メモリC110、これらメモリA108、メモリB109、メモリC110をそれぞれコントロールするメモリコントローラA111、メモリコントローラB112、メモリコントローラC113、を有している。なお、本実施の形態に係る画像読み取り装置では、CCDイメージセンサ78を用いて原稿の画像をカラー画像として読み取る場合に、読み取られたカラー画像データをRGB(あるいはLa**)データとして処理を行うことがあるため、色毎に画像データを格納する目的で、三つのメモリ(メモリA108、メモリB109、メモリC110)を設けている。また、この画像読み取り装置では、CCDイメージセンサ78を用いて原稿の画像をフルカラー画像として読み取る場合に、通常、1枚の原稿を解像度600SPI×600SPI且つRGB各色8ビット(256)の階調で読み込むことができるようになっている。このため、三つのメモリ(メモリA108、メモリB109、メモリC110)は、各色(3色)に対して、解像度600SPI×600SPI且つ256階調のカラー画像データを格納できるだけのメモリ容量を有している。
では、この画像読み取り装置を用いた両面原稿の読み取り処理について詳細に説明する。図5は、白黒原稿(B/W原稿)、解像度600SPI、全面AEなし、TI分離処理なしで、生産性100%とした場合における両面読み取り処理の流れを示したフローチャートである。ここで、原稿送り装置10の最大となる原稿搬送能力を用いて原稿片面の読み取りを行い、外部に画像データを出力するに際して原稿送り装置10による原稿搬送を停止させずに(待たせずに)、順次、読み出しを実行する状態を「生産性100%」としている。また、「全面AE」とは、原稿を読み取って得られた画像データ全体すなわち原稿全面の画像データに基づいて原稿の下地分を検出し、画像データから下地分を除去するものである。さらに、「TI分離」とは、原稿を読み取って得られた画像データ内において文字領域(Text領域)と画像領域(Image領域)とを分離し、それぞれテキストあるいはイメージに適した画像処理を施すものである。
図5を用いてこの処理の流れを説明すると、まず、原稿送り装置10による原稿の搬送が行われ、CCDイメージセンサ78による原稿の第1面(表面)の読み取りおよびCIS50による原稿の第2面(裏面)の読み取りが行われる(ステップ101)。これらのうちCCDイメージセンサ78によって読み取られた原稿の第1面の白黒画像データ(表面画像データ)は、信号処理部81によってディジタル化処理が施された後に第1の画像処理部101の表面前処理部104で前処理、具体的にはシェーディング補正処理およびOdd/Evenの8ビット×2データ(16ビットのデータ)で出力するための処理が行われる。ここで、Odd/Evenといった偶数/奇数の2系統を採用しているのは、通常の画像処理(例えばこの画像処理)において、処理の生産性を向上させるためである。そして、後処理部105においてフィルタ処理、拡大・縮小処理、色変換処理、階調変換処理(TRC)等が行われ、その後外部に出力される(ステップ102)。
一方、ステップ101においてCIS50によって読み取られた原稿の第2面の白黒画像データ(裏面画像データ)は、信号処理部81によってディジタル化処理が施された後に第2の画像処理部102の裏面前処理部106で前処理が行われる(ステップ103)。ここで、前処理としては、シェーディング補正処理およびOdd/Evenの8ビット×2データすなわち16ビットのデータとして出力するための処理が行われ、その後画像データ格納部103に格納される(ステップ104)。ここで、裏面前処理部106から画像データ格納部103に入力されるOdd/Evenのパラレルデータからなる裏面画像データは、プログラマブルロジックアレイ107にてシリアルデータに変換される。なお、この例では、裏面前処理部106から出力される裏面画像データが上述したように8ビット×2(16ビット)の白黒画像データであることから、裏面画像データを格納するために必要なメモリ容量はメモリA108,メモリB109,メモリC110のいずれか二つ分であればよく、例えばメモリコントローラA111,メモリコントローラB112によってメモリA108,メモリB109に書き込むことができる。そして、上記ステップ102における表面画像データの出力が終了した後にメモリコントローラA111,メモリコントローラB112に対して裏面画像データを読み出すためのメモリ読み出し信号が出力される(ステップ105)。これにより、メモリA108,メモリB109に格納された裏面画像データが第1の画像処理部101に設けられた後処理部105に入力されると、後処理部105でフィルタ処理、拡大・縮小処理、色変換処理、階調変換処理(TRC)等が行われ、その後に外部に出力される(ステップ106)。そして、次に読み込むべき原稿が存在するか否かが判断され(ステップ107)、次の原稿が存在する場合にはステップ101に戻って処理を続行し、次の原稿が存在しない場合には処理を終了する。
このように、全面AEやTI分離等を行わない通常の両面同時読み取り処理では、読み取った表面画像データを先に前処理、後処理を施して出力する一方、読み取った裏面画像データについては、前処理を行った後に一旦画像データ格納部103に格納しておき、表面画像データの後処理が終わった後に後処理を行うことができる。
次に、他の処理例について説明する。図6は、白黒原稿(B/W原稿)、解像度600SPI、全面AEあり、TI分離処理なしで、生産性100%とした場合における両面読み取り処理の流れを示したフローチャートである。
図6を用いて処理の流れを説明すると、まず、原稿送り装置10による原稿の搬送が行われ、CCDイメージセンサ78による原稿の第1面の読み取りおよびCIS50による同じ原稿の第2面の読み取りが行われる(ステップ201)。これらのうちCCDイメージセンサ78によって読み取られた原稿の第1面の白黒画像データ(表面画像データ)は、信号処理部81によってディジタル化処理が施された後に第1の画像処理部101の表面前処理部104で前処理が行われる(ステップ202)。ここで、前処理としては、シェーディング補正処理およびOdd/Evenではない8ビットのデータとして出力する処理が行われる。そして、表面前処理部104から出力された8ビットの表面画像データは、画像データ格納部103に格納される(ステップ203)。なお、この例では、表面画像データが上述したように8ビットの白黒画像データであることから、表面画像データを格納するために必要なメモリ容量はメモリA108,メモリB109,メモリC110のいずれか一つ分であればよく、例えばメモリコントローラA111によってメモリA108に書き込むことができる。そして、得られた表面画像データの全域を用いて、表面画像データ中における原稿下地の判定(全面AE判定)が行われる(ステップ204)。
一方、ステップ201においてCIS50によって読み取られた原稿の第2面の白黒画像データ(裏面画像データ)は、信号処理部81によってディジタル化処理が施された後に第2の画像処理部102の裏面前処理部106で前処理が行われる(ステップ205)。ここで、前処理としては、上述した表面画像データに対する前処理と同様に、シェーディング補正処理およびOdd/Evenではない8ビットのデータとして出力する処理が行われる。そして、裏面前処理部106から出力された8ビットの裏面画像データは、画像データ格納部103に格納される(ステップ206)。なお、この例では、裏面画像データが上述したように8ビットの白黒画像データであることから、裏面画像データを格納するために必要なメモリ容量はメモリA108,メモリB109,メモリC110のいずれか一つ分であればよく、例えばメモリコントローラB112によってメモリB109に書き込むことができる。そして、得られた裏面画像データの全域を用いて、裏面画像データ中における原稿下地の判定(全面AE判定)が行われる(ステップ207)。
次に、メモリコントローラA111に対して表面画像データを読み出すためのメモリ読み出し信号が出力される(ステップ208)。これにより、メモリA108に格納された表面画像データが第1の画像処理部101に設けられた後処理部105に入力されると、後処理部105でフィルタ処理、拡大・縮小処理、色変換処理、階調変換処理(TRC)、および、ステップ204で求められたAE判定結果に基づく下地除去等が行われ、その後に外部に出力される(ステップ209)。
そして、次に読み込むべき原稿が存在するか否かが判断される(ステップ210)。
ここで、次の原稿が存在しない場合は、メモリコントローラB112に対して裏面画像データを読み出すためのメモリ読み出し信号が出力される(ステップ211)。これにより、メモリB109に格納された裏面画像データが第1の画像処理部101に設けられた後処理部105に入力されると、後処理部105でフィルタ処理、拡大・縮小処理、色変換処理、階調変換処理(TRC)、および、ステップ207で求められたAE判定結果に基づく下地除去等が行われ、その後に外部に出力される(ステップ212)。
一方、次の原稿が存在する場合も、メモリコントローラB112に対して裏面画像データを読み出すためのメモリ読み出し信号が出力される(ステップ213)。これにより、メモリB109に格納された裏面画像データが第1の画像処理部101に設けられた後処理部105に入力されると、後処理部105でフィルタ処理、拡大・縮小処理、色変換処理、階調変換処理(TRC)、および、ステップ207で求められたAE判定結果に基づく下地除去等が行われ、その後に外部に出力され(ステップ214)、ステップ201へと戻る。
このように、全面AEを行う両面同時読み取り処理では、読み取った表面画像データおよび裏面画像データを表面前処理部104および裏面前処理部106からOdd/Evenではない8ビットのデータで出力するようにした。その結果m表面画像データおよび裏面画像データをRGB3色の画像データを格納するために設けられたメモリA108,メモリB109,メモリC110に格納することが可能になった。そして、表面画像データおよび裏面画像データを画像データ格納部103に格納することができるために、表面画像データおよび裏面画像データに対してそれぞれ全面AE処理を施すことが可能になる。つまり表裏面共に原稿下地が除去されたきれいな表面画像データおよび裏面画像データを出力することが可能になる。
次に、さらに他の処理例について説明する。図7は、白黒原稿(B/W原稿)、解像度600SPI、全面AEなし、TI分離処理ありで、生産性100%とした場合における両面読み取り処理の流れを示したフローチャートである。
図7を用いて処理の流れを説明すると、まず、原稿送り装置10による原稿の搬送が行われ、CCDイメージセンサ78による原稿の第1面の読み取りおよびCIS50による同じ原稿の第2面の読み取りが行われる(ステップ301)。これらのうちCCDイメージセンサ78によって読み取られた原稿の第1面の白黒画像データ(表面画像データ)は、信号処理部81によってディジタル化処理が施された後に第1の画像処理部101の表面前処理部で前処理、具体的にはシェーディング補正処理およびOdd/Evenの8ビット×2データ(16ビットのデータ)で出力するための処理が行われる。そして、後処理部105においてフィルタ処理、拡大・縮小処理、色変換処理、階調変換処理(TRC)、さらにはテキストとイメージとを分離するTI分離処理等が行われ、その後外部に出力される(ステップ302)。
一方、ステップ301においてCIS50によって読み取られた原稿の第2面の白黒画像データ(裏面画像データ)は、信号処理部81によってディジタル化処理が施された後に第2の画像処理部102の裏面前処理部106で前処理が行われる(ステップ303)。ここで、前処理としては、シェーディング補正処理およびOdd/Evenの8ビット×2データすなわち16ビットのデータとして出力するための処理が行われ、その後画像データ格納部103に格納される(ステップ304)。なお、この例では、裏面前処理部106から出力される裏面画像データが上述したように8ビット×2(16ビット)の白黒画像データであることから、裏面画像データを格納するために必要なメモリ容量はメモリA108,メモリB109,メモリC110のいずれか二つ分であればよく、例えばメモリコントローラA111,メモリコントローラB112によってメモリA108,メモリB109に書き込むことができる。そして、上記ステップ302における表面画像データの出力が終了した後にメモリコントローラA111,メモリコントローラB112に対して裏面画像データを読み出すためのメモリ読み出し信号が出力される(ステップ305)。これにより、メモリA108,メモリB109に格納された裏面画像データが第1の画像処理部101に設けられた後処理部105に入力されると、後処理部105でフィルタ処理、拡大・縮小処理、色変換処理、階調変換処理(TRC)、さらにはテキストとイメージとを分離するTI分離処理等が行われ、その後外部に出力される(ステップ306)。そして、次に読み込むべき原稿が存在するか否かが判断され(ステップ307)、次の原稿が存在する場合にはステップ301に戻って処理を続行し、次の原稿が存在しない場合には処理を終了する。
このように、TI分離を行う両面同時読み取り処理では、読み取った表面画像データを先に前処理、TI分離処理を含む後処理を施して出力する一方、読み取った裏面画像データについては、前処理を行った後に一旦画像データ格納部103に格納しておき、表面画像データの後処理が終わった後にTI分離処理を含む後処理を行うことができる。この場合は、裏面画像データだけを画像データ格納部103に格納すればよいので、裏面前処理部106から画像データ格納部103へのデータの受け渡しに、Odd/Evenの16ビットデータを用いることができる。
次に、生産性200%の場合における両面原稿の読み取り処理について説明する。図8は、白黒原稿(B/W原稿)、解像度600SPI、全面AEなし、TI分離処理なしで、生産性200%とした場合における両面読み取り処理の流れを示したフローチャートである。「生産性200%」とは、原稿送り装置10の通常(100%)の原稿搬送能力を用いて原稿の両面を同時に読み取り、順次、読み出しを実行する状態であり、原稿送り装置10による原稿搬送を停止させずに(待たせずに)連続読み出しを可能とする状態を示している。なお、上述した「同時」とは、時間的に完全に一致している場合だけに限定されるものではない。例えば、本実施の形態のように、原稿の表面画像データの読み取りと裏面画像データの読み取りとで重なる時間がある場合、表面画像データの読み取りが完了する前に裏面の画像データの読み取りが開始される場合、原稿を反転させずに一度の搬送で原稿の表裏両面の画像データを読み取る場合等を含めることができる。
図8を用いて処理の流れを説明すると、まず、原稿送り装置10による原稿の搬送が行われ、CCDイメージセンサ78による原稿の第1面の読み取りおよびCIS50による同じ原稿の第2面の読み取りが行われる(ステップ401)。これらのうちCCDイメージセンサ78によって読み取られた原稿の第1面の白黒画像データ(表面画像データ)は、信号処理部81によってディジタル化処理が施された後に第1の画像処理部101の表面前処理部104で前処理が行われる(ステップ402)。ここで、前処理としては、シェーディング補正処理およびOdd/Evenではない8ビットのデータとして出力する処理が行われる。そして、表面前処理部104から出力された8ビットの表面画像データは、画像データ格納部103に格納される(ステップ403)。なお、この例では、表面画像データが上述したように8ビットの白黒画像データであることから、表面画像データを格納するために必要なメモリ容量はメモリA108,メモリB109,メモリC110のいずれか一つ分であればよく、例えばメモリコントローラA111によってメモリA108に書き込むことができる。
一方、ステップ401においてCIS50によって読み取られた原稿の第2面の白黒画像データ(裏面画像データ)は、信号処理部81によってディジタル化処理が施された後に第2の画像処理部102の裏面前処理部106で前処理が行われる(ステップ404)。ここで、前処理としては、上述した表面画像データに対する前処理と同様に、シェーディング補正処理およびOdd/Evenではない8ビットのデータとして出力する処理が行われる。そして、裏面前処理部106から出力された8ビットの裏面画像データは、画像データ格納部103に格納される(ステップ405)。なお、この例では、裏面画像データが上述したように8ビットの白黒画像データであることから、裏面画像データを格納するために必要なメモリ容量はメモリA108,メモリB109,メモリC110のいずれか一つ分であればよく、例えばメモリコントローラB112によってメモリB109に書き込むことができる。
そして、次に読み込むべき原稿が存在するか否かが判断される(ステップ406)。
ここで、次の原稿が存在しない場合は、メモリコントローラA111およびメモリコントローラB112に対して表面画像データおよび裏面画像データを読み出すためのメモリ読み出し信号が出力される(ステップ407)。これにより、メモリA108に格納された表面画像データおよびメモリB109に格納された裏面画像データが第1の画像処理部101に設けられた後処理部105に入力される。このとき、メモリA108から読み出された表面画像データ(8ビット)およびメモリB109から読み出された裏面画像データ(8ビット)は、プログラマブルロジックアレイ107にて、16ビットに変換されてから後処理部105に入力される。そして、16ビットに変換された表面画像データ、裏面画像データが後処理部105に入力されると、後処理部105でフィルタ処理、拡大・縮小処理、色変換処理、階調変換処理(TRC)等が行われ、その後に外部に出力される(ステップ408)。なお、後処理部105では、表面画像データが、後処理部105のフルカラー画像処理用に設けられたYMCK用の回路のうち、K(黒)用の回路によって処理され、裏面画像データが、後処理部105のB/W画像処理用に設けられたB/W(LL)用の回路によって処理される。つまり、16ビットのデータとして後処理部105に同時に入力された表面画像データおよび裏面画像データは、それぞれ並列に処理されるために高速な処理を行うことが可能になる。
一方、次の原稿が存在する場合も、メモリコントローラA111およびメモリコントローラB112に対して表面画像データおよび裏面画像データを読み出すためのメモリ読み出し信号が出力される(ステップ409)。これにより、メモリA108に格納された表面画像データおよびメモリB109に格納された裏面画像データは、プログラマブルロジックアレイ107によって16ビットに変換、合成された状態で後処理部105に入力される。そして、合成された表面画像データ、裏面画像データが後処理部105に入力されると、後処理部105でフィルタ処理、拡大・縮小処理、色変換処理、階調変換処理(TRC)等が行われ、その後に外部に出力され(ステップ410)、ステップ401へと戻る。
この例では、読み取った表面画像データおよび裏面画像データを表面前処理部104および裏面前処理部106からOdd/Evenではない8ビットのデータで出力するようにした。これにより、表面画像データおよび裏面画像データを、限られたメモリ容量しかない画像データ格納部103内に同時に格納することが可能になる。そして、画像データ格納部103内から表面画像データおよび裏面画像データを同時に読み出し、後処理部105で表面画像データと裏面画像データとを並列的に後処理して外部へ出力するようにした。これにより、両面同時読み取りにおける生産性を向上させることができ、200%生産性を確保することが可能となる。
なお、この例では8ビットすなわち256階調で表面画像データおよび裏面画像データを出力する例について説明を行ったが、表面画像データおよび裏面画像データを例えば2階調1ビット(白、黒のみ)で出力することもあり得る。この場合は、読み取った表面画像データおよび裏面画像データを表面前処理部104および裏面前処理部106からOdd/Evenではない8ビットのデータで出力するようにし、後処理部105において、他の処理に加えて2値化処理を行ってから外部に出力すればよい。
次に、生産性200%の場合における両面原稿の読み取り処理に関し、さらに別の処理例について説明する。図9は、白黒原稿(B/W原稿)、解像度300SPI、全面AEなし、TI分離処理なしで、生産性200%とした場合における両面読み取り処理の流れを示したフローチャートである。
図9を用いて処理の流れを説明すると、まず、原稿送り装置10による原稿の搬送が行われ、CCDイメージセンサ78による原稿の第1面の読み取りおよびCIS50による同じ原稿の第2面の読み取りが行われる(ステップ501)。これらのうちCCDイメージセンサ78によって読み取られた原稿の第1面の白黒画像データ(表面画像データ)は、信号処理部81によってディジタル化処理が施された後に第1の画像処理部101の表面前処理部104で前処理が行われる(ステップ502)。ここで、前処理としては、シェーディング補正処理およびOdd/Evenの8ビット×2データすなわち16ビットのデータとして出力するための処理と共に、フィルタ回路等を通して解像度変換を実行し、入力されてくる600SPI×600SPIの表面画像データを300SPI×600SPIに変換する処理が行われる。
一方、ステップ501においてCIS50によって読み取られた原稿の第2面の白黒画像データ(裏面画像データ)は、信号処理部81によってディジタル化処理が施された後に第2の画像処理部102の裏面前処理部106で前処理が行われる(ステップ503)。ここで、前処理としては、表面画像データと同様に、シェーディング補正処理およびOdd/Evenの8ビット×2データすなわち16ビットのデータとして出力するための処理と共に、フィルタ回路等を通して解像度変換を実行し、入力されてくる600SPI×600SPIの表面画像データを300SPI(副走査方向)×600SPI(主走査方向)に変換する処理が行われる。
そして、表面前処理部104から出力された16ビットの表面画像データおよび裏面前処理部106から出力された裏面画像データは、画像データ格納部103にマージされてから格納される(ステップ504)。なお、この例では、表面画像データおよび裏面画像データが16ビットのままであるが、表面前処理部104および裏面前処理部106においてそれぞれの副走査方向解像度が半分にされていることから、マージされた表面画像データおよび裏面画像データを格納するために必要なメモリ容量はメモリA108,メモリB109,メモリC110のいずれか二つ分であればよく、例えばメモリコントローラA111,メモリコントローラB112によってメモリA108,メモリB109に書き込むことができる。
そして、次に読み込むべき原稿が存在するか否かが判断される(ステップ505)。
ここで、次の原稿が存在しない場合は、メモリコントローラA111およびメモリコントローラB112に対して表面画像データおよび裏面画像データを読み出すためのメモリ読み出し信号が出力される(ステップ506)。これによりメモリA108およびメモリB109に格納されたマージされた表面画像データおよび裏面画像データが第1の画像処理部101に設けられた後処理部105に入力される。そして、マージされた表面画像データおよび裏面画像データが後処理部105に入力されると、後処理部105でフィルタ処理、拡大・縮小処理、色変換処理、階調変換処理(TRC)等が行われ、その後に外部に出力される(ステップ507)。
一方、次の原稿が存在する場合も、メモリコントローラA111およびメモリコントローラB112に対して表面画像データおよび裏面画像データを読み出すためのメモリ読み出し信号が出力される(ステップ508)。これによりメモリA108およびメモリB109に格納されたマージされた表面画像データおよび裏面画像データが第1の画像処理部101に設けられた後処理部105に入力される。そして、マージされた表面画像データおよび裏面画像データが後処理部105に入力されると、後処理部105でフィルタ処理、拡大・縮小処理、色変換処理、階調変換処理(TRC)等が行われ、その後に外部に出力され(ステップ509)、ステップ501へと戻る。
次に、上述したステップ504における表面画像データおよび裏面画像データのマージについて説明する。
図10(a)は、解像度600SPI×600SPI(以下、単に600SPIという)で原稿の画像を読み取る際のページシンク信号(PS信号)、ラインシンク信号(LS信号)、600SPIデータの関係を示している。600SPIの場合、図中に示すLS信号に応じて、600SPIのカラー画像データが入力されてくる。
一方、図10(b)は、解像度300SPI×600SPI(以下、単に300SPIという)で原稿の画像を読み取る際のPS信号、LS信号、300SPIデータの関係を示している。なお、図10(b)においては、CCDイメージセンサ78で読み取られて解像度変換された表面画像データおよびCIS50で読み取られて解像度変換された裏面画像データを共に示している。300SPIの場合、図中に示すLS信号の半分だけ300SPIのカラー画像データが入力されてくるが、表面画像データと裏面画像データとが同時に入力されてしまうことになる。
そこで、本実施の形態では、図10(c)に示すように、上述した300SPIにおいて表面画像データと裏面画像データとを1LS分だけずらし、PS信号も同期を合わせることで、300SPIの表面画像データおよび裏面画像データをマージしている。これにより、表面画像データと裏面画像データとをリアルタイムでマージし、メモリに格納することが可能になる。なお、表面画像データと裏面画像データとを1LS分だけずらす手法としては、例えば、画像読み取り時のPS信号発生を表裏で1LS分あるいは奇数LS分だけずらすやり方や、画像読み取り時のPS信号は表裏で同一とし、裏面画像データあるいは表面画像データをラインメモリに一時的に格納することにより1LS分だけずらすやり方等が考えられる。
この例では、読み取った表面画像データおよび裏面画像データを表面前処理部104および裏面前処理部106で副走査方向の解像度を半分(600SPI→300SPI)に変換して出力するようにした。これにより、表面画像データおよび裏面画像データを、限られたメモリ容量しかない画像データ格納部103内に同時に格納することが可能になる。そして、画像データ格納部103からマージされた表面画像データおよび裏面画像データを読み出し、後処理部105で後処理して外部へ出力するようにした。これにより、両面同時読み取りにおける生産性を向上させることができ、200%生産性を確保することが可能となる。
以上説明したように、本実施の形態では、シェーディング補正など、光源(照明ランプ74やLED52)とセンサ(CCDイメージセンサ78やCIS50によって)との関係によって決定される各読み取り部固有の特性については、それぞれ専用の表面前処理部104や裏面前処理部106において前処理を施すようにした。一方、その他の一般的な画質に関わるフィルタ処理、拡大・縮小処理、色変換処理、階調変換処理(TRC)、あるいは全面AEやTI分離等については表面画像データ、裏面画像データ共に同じ後処理部105において後処理を施すようにした。これにより、表面画像データと裏面画像データとの画質差を低減することができる。さらに、表面画像データおよび裏面画像データの後処理を同じ後処理部105で施すようにしたので、表面用、裏面用にそれぞれ専用の後処理回路を設ける必要がなくなり、装置構成の簡易化、小型化およびコストの低減を図ることができる。
また、全面AEやTI分離などの画像処理を施すか否か、あるいは100%生産性を確保するか200%生産性を確保するか等の条件によって、表面前処理部104から出力される表面画像データおよび裏面前処理部106から出力される裏面画像データの出力ビット数あるいは解像度を半減させるようにした。これにより、表面画像データおよび裏面画像データすなわち2枚分の画像データを、元々1枚の裏面画像データ(フルカラー画像データ)を格納するために設けられた画像データ格納部(メモリA108,メモリB109,メモリC110)内にまとめて格納することが可能となり、所望とする画像処理を施すことが可能になる。
なお、本実施の形態では、表面前処理部104、裏面前処理部106で行う前処理として、シェーディング補正処理を例に挙げて説明を行ったが、これに限られるものではなく、例えば白基準補正処理や黒基準補正処理、あるいは、白基準板(図示せず)に付着した埃や汚れを検出する処理および埃や汚れの影響を取り除く処理等、各読み取り部固有の特性に関する処理を施すことができる。
本実施の形態が適用される画像読み取り装置を示した図である。 CISを用いた読み取り構造を説明するための図である。 処理装置を説明するためのブロック図である。 実施の形態1における画像処理装置の構成を示したブロック図である。 白黒原稿(B/W原稿)、解像度600SPI、全面AEなし、TI分離処理なしで、生産性100%とした場合における両面読み取り処理の流れを示したフローチャートである。 白黒原稿(B/W原稿)、解像度600SPI、全面AEあり、TI分離処理なしで、生産性100%とした場合における両面読み取り処理の流れを示したフローチャートである。 白黒原稿(B/W原稿)、解像度600SPI、全面AEなし、TI分離処理ありで、生産性100%とした場合における両面読み取り処理の流れを示したフローチャートである。 白黒原稿(B/W原稿)、解像度600SPI、全面AEなし、TI分離処理なしで、生産性200%とした場合における両面読み取り処理の流れを示したフローチャートである。 白黒原稿(B/W原稿)、解像度300SPI、全面AEなし、TI分離処理なしで、生産性200%とした場合における他の両面読み取り処理の流れを示したフローチャートである。 (a)〜(c)は解像度変換された表面画像データおよび裏面画像データのマージを説明するための図である。
符号の説明
10…原稿送り装置、50…CIS、52…LEDアレイ、53…セルフォックレンズ、54…ラインセンサ、70…スキャナ装置、73…フルレートキャリッジ、74…照明ランプ、75…ハーフレートキャリッジ、77…結像用レンズ、78…CCDイメージセンサ、79…駆動基板、80…処理装置、81…信号処理部、82…AFE(Analog Front End)、83…ADC(Analog Digital Converter)、84…ディジタル処理部、90…制御部、91…画像読み取りコントロール、92…CCD/CISコントロール、93…ランプコントロール、94…スキャンコントロール、95…搬送機構コントロール、100…画像処理装置、101…第1の画像処理部、102…第2の画像処理部、103…画像データ格納部、104…表面前処理部、105…後処理部、106…裏面前処理部、107…プログラマブルロジックアレイ、108…メモリA、109…メモリB、110…メモリC、111…メモリコントローラA、112…メモリコントローラB、113…メモリコントローラC

Claims (9)

  1. 原稿の一方の側から当該原稿における第1面の画像を読み取る第1の読み取り手段と、
    前記原稿の他方の側から当該原稿における第2面の画像を読み取る第2の読み取り手段と、
    前記第1の読み取り手段にて読み取られた前記第1面の画像データを、当該第1の読み取り手段に起因する特性を加味して第1の画像データに補正する第1の前処理手段と、
    前記第2の読み取り手段にて読み取られた前記第2面の画像データを、当該第2の読み取り手段に起因する特性を加味して第2の画像データに補正する第2の前処理手段と、
    前記第1の前処理手段にて前処理された第1の画像データおよび前記第2の前処理手段にて前処理された第2の画像データに後処理を施す後処理手段と
    を含む画像読み取り装置。
  2. 前記第1の前処理手段は、前記第1の読み取り手段にて読み取られた前記第1面の画像データをシェーディング補正し、
    前記第2の前処理手段は、前記第2の読み取り手段にて読み取られた前記第2面の画像データをシェーディング補正すること
    を特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
  3. 前記後処理手段は、前記第1の前処理手段より出力された前記第1の画像データおよび前記第2の前処理手段より出力された前記第2の画像データに対し、フィルタ処理および拡大・縮小処理を行うことを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
  4. 前記第1の読み取り手段と前記第2の読み取り手段とでは、前記原稿の画像を読み取るセンサの種類が異なることを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
  5. 原稿の一方の側から当該原稿における第1面の画像を読み取る第1の読み取り手段と、
    前記原稿の他方の側から当該原稿における第2面の画像を読み取る第2の読み取り手段と、
    前記第1の読み取り手段にて読み取られた前記第1面の画像データを、当該第1の読み取り手段に起因する特性を加味して補正すると共に当該第1面の画像データのデータ量を当該第1面のデータ量よりも少ないデータ量に変換して第1の画像データを作成する第1の前処理手段と、
    前記第2の読み取り手段にて読み取られた前記第2面の画像データを、当該第2の読み取り手段に起因する特性を加味して補正すると共に当該第1面の画像データのデータ量を当該第2面のデータ量よりも少ないデータ量に変換して第2の画像データを作成する第2の前処理手段と、
    前記第1の前処理手段より出力された前記第1の画像データおよび前記第2の前処理手段より出力された前記第2の画像データを格納する格納手段と、
    前記格納手段より読み出された前記第1の画像データおよび前記第2の画像データに後処理を施す後処理手段と
    を含む画像読み取り装置。
  6. 前記第1の前処理手段は、前記第1の読み取り手段にて読み取られた前記第1面の画像データにおける副走査方向の解像度を半分以下にし、
    前記第2の前処理手段は、前記第2の読み取り手段にて読み取られた前記第2面の画像データにおける副走査方向の解像度を半分以下にすること
    を特徴とする請求項5記載の画像読み取り装置。
  7. 前記後処理手段は、前記第1の画像データに対して当該第1の画像データ全体に基づいた画像処理を行うと共に前記第2の画像データに対して当該第2の画像データ全体に基づいた画像処理を行うことを特徴とする請求項5記載の画像読み取り装置。
  8. 前記後処理手段は、前記第1の画像データ全体に基づいて得られた当該第1の画像データにおける下地を除去し、前記第2の画像データ全体に基づいて得られた当該第2の画像データにおける下地を除去することを特徴とする請求項5記載の画像読み取り装置。
  9. 前記後処理手段は、前記第1の読み取り手段および前記第2の読み取り手段にて次の原稿を読み取っている間に、前記格納手段より読み出された前記第1の画像データおよび前記第2の画像データを後処理することを特徴とする請求項5記載の画像読み取り装置。
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