JP2011227661A - 光学式文字読み取り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】1回の搬送で紙葉類の読み取りや印字を行うことが可能な光学式文字読み取り装置を提供する。
【解決手段】紙葉類を搬送する搬送路と、紙葉類の表面を照射して光を反射させる第1の光源と、紙葉類をはさんで第1の光源に対向する位置に配置され、紙葉類の裏面を照射して光を透過させる第2の光源と、第1の光源の側であって第1の光源および第2の光源の光軸上に配置され、紙葉類の表面または紙葉類の裏面に示された文字情報を読み取る読取部と、第1の光源と第2の光源とが、搬送路上を搬送される紙葉類の表面と紙葉類の裏面とに、時分割で光を照射するように第1の光源と第2の光源とを切り替え、切り替えられた第1の光源に基づくイメージデータである第1の多値データと、切り替えられた第2の光源に基づくイメージデータである第2の多値データを2値化することにより、文字情報を認識する制御部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、紙葉類上の文字情報を光学的に読み取って、所定の認識処理を行う光学式文字読み取り装置に関する。
紙葉類を読み取る装置においては、ホッパにセットする紙葉類の方向の制約をして、その紙葉類の読取方向、印字方向を決めて、装置の構成の簡素化を図っている。また、ホッパにセットする紙葉類の方向の制約をしない場合は、例えば、紙葉類の両面を読み取るために、2つの読み取りスキャナや印字ヘッドを実装する構成が必要となる。または、読み取りスキャナや印字ヘッドを1個実装して読み取り処理や印字処理を行う場合、これらの処理を行う前までに、メカニカル的に、紙葉類(以下、「用紙」と呼ぶこともある。)を回転、反転して用紙の搬送方向を制御する機構を実装し、その機構を動作させ、用紙の方向を揃えることで、読み取り処理や印字処理の準備をするものがある(例えば、特許文献1)。
特開2008−278559号公報
しかしながら、2つの読み取りスキャナや印字ヘッドを実装した場合、あるいは上述した各種の機構を設けた場合、装置の大型化や、高コストとなってしまうといった問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、1回の搬送で紙葉類の読み取りや印字を行うことが可能であって、コストを抑制することができる光学式文字読み取り装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、光学式文字読み取り装置は、紙葉類を搬送する搬送路と、前記紙葉類の表面を照射して光を反射させる第1の光源と、前記紙葉類をはさんで前記第1の光源に対向する位置に配置され、前記紙葉類の裏面を照射して光を透過させる第2の光源と、前記第1の光源の側であって前記第1の光源および前記第2の光源の光軸上に配置され、前記紙葉類の表面または前記紙葉類の裏面に示された文字情報を読み取る読取部と、前記第1の光源と前記第2の光源とが、前記搬送路上を搬送される前記紙葉類の表面と前記紙葉類の裏面とに、時分割で光を照射するように前記第1の光源と前記第2の光源とを切り替え、切り替えられた前記第1の光源に基づくイメージデータである第1の多値データを、あらかじめ定められた前記第1の多値データを2値化するための第1の閾値を基準として2値化し、切り替えられた前記第2の光源に基づくイメージデータである第2の多値データを、あらかじめ定められた前記第2の多値データを2値化するための第2の閾値を基準として2値化することにより、前記文字情報を認識する制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、1回の搬送で紙葉類の読み取りや印字を行うことが可能であって、コストを抑制することができる光学式文字読み取り装置を提供することができる。
第1の実施の形態にかかる光学式文字読み取り装置の主要部の構成を示す図である。 図1に示した光学式文字読み取り装置において、光量の最適化、2値化のためのスライスレベルを最適にするための実測データを示す図である。 図1に示した光学式文字読み取り装置において反射用光源の配置を示すイメージ図である。 図1に示した光学式文字読み取り装置において透過用光源の配置を示すイメージ図である。 反射用光源、透過用光源から発せられた光をCCDの出力を測定するための測定回路の構成を示す図である。 CCDの出力をADCの入力端子で測定するイメージを示す図である。 CCDの出力電圧が、文字情報の位置で、他の出力電圧と比べて低下している様子を示す図である。 図5Aに示すCCDの出力電圧のグラフを座標反転させた実測データのグラフを示す図である。 用紙断面と裏面の感熱層への熱エネルギー伝達経路の例を示す図である。 表面からの熱エネルギーの印加と、裏面からの熱エネルギーの印加した場合の実測した静的特性データを示す表である。 図7Aに示した実測されたデータをプロットしたグラフである。 図1に示した光学式文字読み取り装置の主要部のブロック図を示す図である。 光源制御部と光源との回路構成を示す図である。 反射用光源と透過用光源が交互に発光するようにON/OFF信号が切り替わる様子を示す図である。 制御部がDACに設定する照度レベル、反射用光源と透過用光源に設定する光源電流の値の例を示す図である。 制御部が1ライン周期毎に取り込んだ多値レベルを2値化スライスレベルで2値化する様子を示す図である。 光学式文字読み取り装置が、用紙の表/裏面を時分割で1次元CCDイメージデータを取り込む場合の処理手順を示すフローチャートである。 1次元CCDで用紙が表向きになっている場合の表/裏面イメージ画像である。 1次元CCDで用紙が表向きになっている場合の表/裏面イメージ画像である。 方向判定アルゴリズムに従って、制御部40が行う処理の処理手順を示すフローチャートである。 方向判定アルゴリズムに従って、制御部40が行う処理の処理手順を示すフローチャートである。 紙葉類の方向判定アルゴリズムが判定する紙葉類の方向の例を示す図である(正規方向)。 紙葉類の方向判定アルゴリズムが判定する紙葉類の方向の例を示す図である(正規方向から180度回転)。 紙葉類の方向判定アルゴリズムが判定する紙葉類の方向の例を示す図である(正規方向から垂直方向に反転)。 紙葉類の方向判定アルゴリズムが判定する紙葉類の方向の例を示す図である(正規方向から垂直方向反転、180度回転)。 制御部が表面印字エネルギーに設定した印字エネルギーの設定例を示す図である。 制御部が図16Aに示した印字エネルギーを設定した場合のサーマルヘッドへのファイヤ信号を示す図である。 用紙の方向に合わせて設定される印字パターンの例を示す図である。 2次元CCDで、最初透過光源からのイメージで判別を行い、裏面に汚れがあった場合、反射用光源でのイメージデータを用いた判別処理の処理手順を示すフローチャートである。 図18に示したフローチャートで示しているステップ134、136での撮像エリアを示す図である。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる光学式文字読み取り装置の実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる光学式文字読み取り装置1000の主要部の構成を示す図である。図1に示すように、光学式文字読み取り装置1000の主要部は、1つの読み取りスキャナで表/裏面の両方の文字情報を読み取るために、紙面の情報に対し反射光で読み取るための反射用光源5と、紙面の情報に対し透過で読み取るための透過用光源6と、を具備している。
透過用光源6では、透過のために光量を大きくすると、紙面の文字情報のインクも透過してしまい、いわゆる白とびが生じる結果、文字情報と用紙とのコントラスがなくなり、白黒判定が困難となる。逆に、透過のために光量を絞ると、光が用紙を透過しなくなり、用紙を読み取った際の画像の全体が黒くなり、黒文字情報と用紙とのコントラスがなくなるといった問題点がある。したがって、この点を解決するためには、光源波長の選定や、光量の最適化や、2値化のためのスライスレベルを決定づけることが必要となり、最適にすることが重要となる。
図2に示す実測データは、図1に示した光学式文字読み取り装置1000において、光量の最適化、2値化のためのスライスレベルを最適にするため、反射用光源5、透過光源6のそれぞれの照度、すなわち光源電流を変化させ、その時のCCD出力電圧を測定した結果を示す表(後述する図5Bに示すプロットデータを表形式としたもの)である。なお、用紙の重複搬送時を想定し、透過用光源6では、用紙2枚を重ねた時についても測定している。
なお、図2に示した表中の「表反射-白」データは、反射用光源にて、光源電流を変化させ、用紙の白エリアのCCD出力電圧をオシロスコープにより測定している。表中のCCD出力電圧は、黒レベル基準からの降下電圧を示している。「表反射-黒」データは、反射用光源にて、光源電流を変化させ、用紙の黒印字部のCCD出力電圧を測定している。表中の「裏透過1枚-白」データは、用紙1枚で、透過用光源にて光源電流を変化させ、用紙の白エリアのCCD出力電圧を測定、「裏透過1枚-黒」データは、用紙1枚で、透過用光源にて、光源電流を変化させ、用紙の黒印字部分のCCD出力電圧を測定している。同じように表中の「裏透過2枚-白」データは、用紙2枚で、透過用光源にて光源電流を変化させ、用紙の白エリアのCCD出力電圧を測定、「裏透過2枚-黒」データは、用紙2枚で、透過用光源にて、光源電流を変化させ、用紙の黒印字部分のCCD出力電圧を測定している。これらの具体的な測定方法や、測定するための構成については後述する。
図3Aは、図1に示した光学式文字読み取り装置1000において反射用光源5の配置を示すイメージ図である(図3A(a)前面図、図3A(b)側面図)。図2に示した測定では、図3(a)に示すように、レンズ4の焦点距離9.4mm、F2.5、CCD43と用紙との物像間距離110mmで、用紙として白紙70kgを配置している。被写体側、レンズと白紙の間に、1.0mm厚のガラス板(例えば、サファイガラス)を、白紙から1mm離れた位置に配置した。また、反射用光源5の各光源グループ基板は、おのおのLED12個2.54mmピッチで実装し、直列接続されている。
また、図3Bは、図1に示した光学式文字読み取り装置1000において透過用光源6の配置を示すイメージ図である(図3B(a)前面図、図3B(b)側面図)。図2に示した測定では、図3B(a)に示すように、CCD43から見て白紙を透かす方向に、物像間距離110mm位置で透過用光源6として、ピーク発光波長850nmのLEDを、発光面をCCD光軸に垂直方向で配置する。透過用光源6の読み取りでは、印刷している文字の黒と紙の境界に紙繊維による乱反射があり、エッジの乱れが発生するため、当初から赤外線波長を選定することにより、エッジの乱れを低減する効果を狙っている。なお、60kg白紙への印刷自体は、オフセット印刷インク墨(黒)スペクトルバンドB900でPCS0.9、印字サイズは、主走査方向で4mm幅にて印刷したものを使用している。なお、透過用光源6の光源グループ基板は、反射用光源5の場合と同様に、おのおのLED12個2.54mmピッチで実装し、直列接続されている。
図4Aは、図3Aに示した反射用光源5、図3Bに示した透過用光源6から発せられた光を、CCD43の出力を測定するための測定回路の構成を示す図である。この測定回路において、CCD43の出力は、図4Bに示すようにADC42の入力端子で測定するが、条件としては、はじめにコダックグレーカード白側にて、黒基準電圧との差異が1.40Vとなるようにゲイン調整をしておく。光量は、図4Aの測定回路構成に示すように電流可変し電流値を読み取る。
この場合、CCD43の出力電圧は、図5Aに示すように、文字情報の位置では、他の出力電圧と比べて低下していることがわかる。図5Bは、図5Aに示すCCD43の出力電圧のグラフを座標反転させた実測データのグラフを示す図である。なお、測定では、反射用光源5と透過用光源6とで、LED個数を48個から24個に変えて測定している。しかし、この場合であっても、トータル電流を実測しており、CCDに対して照射される光量に対してはLED1個の担う光量だけが変わり、比較データとして光源のトータル電流を比較するので、LED個数を考慮にいれる必要はない。
また、測定では、CCD出力電圧は、黒レベル基準からの降下電圧を逆転したものであり、コダックグレーカード白側で1.40Vになるようゲイン調整したものである。なお、反射用光源5と透過用光源6については、ピーク発光波長850nm、光出力4.5mWのLEDをCCD43と光源の位置関係については、図3A、図3Bに示した構成で配置している。
図5Bに示すように、透過用光源6は、白レベルで、反射用光源5と同じCCD出力0.80Vでダイナミックレンジを得るためには、光源電流を反射電流すなわち光量の144%とする必要がある。これは、紙を透過する間に、紙の繊維により光が拡散し、透過してくる光量が減衰するためと考えられ、紙の表面反射で拡散する減衰より、大きいことを示す。ここで着目する点は、「裏透過1枚-黒」のデータが、「表反射1枚-黒」と同じような黒レベル基準に近いCCD出力となっており、「裏透過1枚-白」のレベルと乖離している。これは、光源発光波長とインク種に依存するが、実測でのオフセット印刷インク墨(黒)スペクトルバンドB900 PCS0.9、主走査方向4mmの黒印刷においては、白と黒を2値化するためスライスレベレを間に設定できるレベルで乖離しており、今回の発明の特徴である透過用光源6での読み取りを可能にしている。更に、2枚重ね重複を想定し、同じ用紙で、印刷のない用紙を1枚追加して重ねた場合の「裏透過2枚-白」実測データをみると、更に光量の減衰が見られる。
図5Bに示すグラフにおいては、透過スライスレベルと、反射スライスレベルについても示している。実測の条件では、光量を反射の読み取り時と、透過の読み取り時に切り替えるのみであっても白黒2値化のみであれば、透過スライスレベルが反射スライスレベルと同一であっても白黒2値化が可能であるが、用紙が2枚以上重複搬送した場合を想定すると、透過スライスレベルは「裏透過2枚-白」より、マージンをもって大きい値とすることで、用紙が2枚以上重複搬送した場合は、全エリアが黒ビットイメージデータで埋め尽くされ、文字認識できないようにすることが可能となる。
よって、用紙が2枚以上重複搬送した場合の検知は、透過スライスレベルを、2枚時の白エリアの透過実測データよりも大きい値を設定することで、2枚以上重複搬送を認識しないという簡単な方法を採用している。また、もちろん、用紙が2枚以上重複搬送した場合の検知は、2値化前の多値データで検出可能とする。透過用光源6は、基板上の個々のLEDの実装位置と光源のバラツキ、LED個々の照度バラツキ、光源として、搬送路面のしたに実装した時のバラツキ位置バラツキがあり、CCD出力に影響を与えるため、透過用のシェーディング補正を、反射用光源による表面の読み取りのシェーディング補正とは、別に保持している。
次に、用紙の裏面に印字する場合について説明する。用紙の裏面の印字においては、図6に示すように、表面から十分にキャレンダーされた紙すきの繊維層、クレイ層を通して、感熱層まで熱エネルギーを伝達し、熱エネルギーを裏面に合わせて上げる必要がある。このように熱エネルギーを伝達した場合の差異を確認するために、図7Aでは、表面からの熱エネルギーの印加と、裏面からの熱エネルギーの印加した場合の実測した静的特性データを示している。実測では、感熱紙として、市販の三菱製紙製のサーマル用紙AFP−235を使用した。7mm径の金属円柱棒を所定の温度に制御して、その金属円柱棒の側面が、1kg荷重で1秒間用紙に押し当てスタンプしており、用紙の下面には、約2mm厚のA4サイズのゴム板を下敷きにしている。PCS濃度の測定は、発色した中心(円柱側面と用紙の接線付近)をマクベス濃度計 Aレンジで測定している。
このように実測されたデータをプロットしたものが図7Bに示すグラフである。静的特性にて、PCS濃度の変化点に着目した場合、表面から、熱エネルギーを印加する場合と、裏面から熱エネルギーを印加する場合では、発色の変化点に、約6℃の差異があることがわかる。これは図6に示した紙すき繊維層82と、クレイ層83にて熱エネルギーが発散して感熱層まで到達するために余分な熱エネルギーを消費するからである。
サーマル印字の場合は、影響の大きいパラメータとして、搬送速度、サーマルヘッドにある蓄熱層の形状サイズ等がある。実験では、スタンプ時間が1秒で、静的特性としているので、印字速度が十分に低速の場合で、かつ、サーマル用紙AFP−235の場合、かつ、静的特性と動的特性の相関が既知のサーマルヘッドで換算すると、約0.05mJ/dotの差異となる。更に、その他のロスを0.05mJ/dotと見積もり加算する。
つまり、表面印字側で0.2mJ/dotのエネルギーに設定したとすると、裏面印字の場合、0.3mJ/dot(150%)の印字エネルギーで印字することになる。より高い印字エネルギーとなるため、同一ドットで連続ファイヤーした場合、すなわち連続して熱エネルギーを印加した場合には、次のドット印字の尾引きにじみが発生するため、尾引きにじみを低減するように履歴制御を行うことが必要となる。
なお、今回の実測データでは、図7Bのデータグラフに示すように、用紙表面から熱エネルギーを印加した場合、PCS濃度の変化点を越えてから、PCS濃度が、PCS0.87まで達し平衡しているが、それに対し、用紙裏面から熱エネルギーを印加した場合では、PCS濃度の変化点を越えてから、PCS濃度が、PCS0.8付近で平衡して、それ以上は濃度が上がらない状態となっており、濃度差がPCS0.07ある。
その理由は、薄い用紙の下敷きにしている約2mm厚のゴム板(プラテンローラと等価)に熱が奪われた結果、低い温度で温度平衡しているためである。裏面からの印字の場合は、図6に示したように、感熱層84が、薄いハードコート層85のみでプラテンローラ87に接することになり、サーマルヘッド先端80からの熱エネルギーが、感熱層84に近いプラテンローラ87に奪われることになる。このように、印字濃度の最適化にあたって、プラテンローラは比熱の高い材料に選定、プラテンローラ押圧の最適化が必要となる。
続いて、図1に示した光学式文字読み取り装置1000の主要部で行われる処理について説明する。図1に示した光学式文字読み取り装置1000の主要部では、光学式文字読み取り装置の主要部であるスキャナと搬送機構を示しているが、この搬送機構は、ホッパ1から搬送ローラ1aの駆動を介して、スタッカー10まで搬送させる。この搬送の間にスキャナ3にて文字を光学的に読み取ることと、サーマルヘッド8にて印字を行う。搬送機構内の、搬送途中に読み取り部8を配置させ、読み取り部8は、用紙(紙葉類7)の表面を照射する反射用光源5と、反射光をレンズ4で集光し、CCD43に結像するよう配置されている。用紙(紙葉類7)を透過させる方では、搬送面の下部に、透過用光源6を配置し、透過光源7の照射は用紙を透過し、反射光経路と同じレンズ4で集光されCCD43に結像する。
本実施の形態における光学式文字読み取り装置1000は、このような配置構成で、用紙の文字情報を光学的に読み取るものである。図8は、図1に示した光学式文字読み取り装置1000の主要部のブロック図を示す図である。
図8に示すように、光源制御部41A、ADC42、サーマルヘッド制御部44、紙葉類搬送制御部46は、CPU等の演算装置から構成される制御部40の不図示のI/Oポートに接続されている。また、表面イメージメモリ48、裏面イメージメモリ49、第一文字情報パターンマッチング用イメージメモリ49a、第二文字情報パターンマッチング用イメージメモリ49bは、制御部40の不図示のDMAチャネルに接続されている。紙葉類搬送制御部46は、内部にモータ制御ドライバ、アクチエータ制御ドライバを有し、紙葉類搬送機構47を制御する。ADC42は、1次元CCD or 2次元CCD/CMOS 43に接続されており、CCD出力を255デジタル値に変換する。光源制御部41Aと光源41Bとは、図9に示す回路構成になっており、本発明を実現するための、反射用光源5と、透過用光源6の制御を行う。
反射用光源5の光量はアンプ33により定電流制御され、そのレベルはDAC31の出力値により決定される。またDAC31の設定は、制御部40の不図示のI/Oポートに接続された3ビットにて設定する。反射用光源37の光量はアンプ34により定電流制御され、そのレベルはDAC32の出力値により決定される。またDAC32の設定は、制御部40の不図示のI/Oポートに接続された3ビットにて設定する。
本実施の形態においては、1次元CCDの場合、図10A〜Cに示すように、制御部40は、1ラインスキャン周期で、交互に反射用光源5と、透過用光源6が切り替わるように制御する。図10Aに示すように、反射用光源5と、透過用光源6は、交互に発光するようにON/OFF信号が切り替わる。
また、このような制御を行うために、図10Bに示すように、制御部40は、DAC31、DAC32に設定する照度レベルを設定し、反射用光源5と透過用光源6のそれぞれの設定は、図2に示した特性で示す光源電流になるように、その値を定めている。さらに、制御部40は、図10Cに示すように、1ライン周期毎に取り込んだ多値レベルを2値化スライスレベルで2値化する。この2値化スライスレベルも、反射用光源5と、透過用光源6のそれぞれを図2に示した特性を有するスライスレベルとなるように、その値を設定する。本実施の形態においては、設定電流を定電流回路で実現しているが、PWM制御により光量制御をしても同じ結果を得ることができる。
続いて、本実施の形態にかかる光学式文字読み取り装置1000が、用紙の表/裏面を時分割で1次元CCDイメージデータを取り込む場合について説明する。図11は、光学式文字読み取り装置1000が、用紙の表/裏面を時分割で1次元CCDイメージデータを取り込む場合の処理手順を示すフローチャートである。
図11に示すように、制御部40は、ステップ50で、あらかじめ反射用光源5の照度レベルの設定、透過用光源6の照度レベルの設定、反射用スライスレベルの設定、透過用スライスレベルの設定、反射用シェーディング補正値の設定、透過用シェーディング補正値の設定を行う。反射用シェーディングは、装置の調整段階で白基準紙を使用して、CCDの1ラインの画素毎の出力バラツキと光源の照度バラツキを特性データとして、不図示のメモリ等の記録媒体に記録したものである。透過用シェーディングは、装置の調整段階で反射用シェーディングとは別の透過用の白基準紙を用いてシェーディング補正を行い、透過用シェーディング特性データとして、不図示のメモリ等の記録媒体に記録したものである。反射用の白基準紙としては、反射量が大きいシェーディング用の用紙を用い、投下用の白基準紙としては、透過率が高いシェーディング用の用紙を用いている。
そして、制御部40は、ステップ51で、不図示の遮光センサ等によって用紙先端を検知したか否かを判定し、用紙先端を検知したか否かを判定した場合(ステップ51:Yes)には、ステップ52で、表面イメージメモリの格納先頭アドレス初期化、裏面イメージメモリの格納先頭アドレス初期化を行う。一方、制御部40は、ステップ51で用紙先端を検知していないと判定した場合(ステップ51;No)、そのまま待機する。
そして、制御部40は、ステップ53で透過用光源OFF/ON制御信号をOFF、反射用光源OFF/ON制御信号をONして、反射用光源による表面の反射の読み取り準備をし、ステップ54で、CCD出力1ライン分のADC多値データを取り込む。その後、制御部40は、ステップ55で、反射用シェーディングで補正を行い、その補正結果を不図示の実施表面イメージメモリへ格納する。
次に、制御部40は、ステップ56で、透過用光源OFF/ON制御信号をON、反射用光源OFF/ON制御信号をOFFし、ステップ57でCCD出力1ライン分のADC多値データを取り込み、透過用シェーディング補正をする。さらに、制御部40は、ステップ58で、透過用スライスレベルで1ライン分を2値化データに変換し、不図示の表面イメージメモリへ格納している。これにより、後述する図14A、14Bに示す紙葉類の方向を判定するアルゴリズムの処理が、表面イメージメモリと裏面イメージメモリを読み取り画像として、利用が可能な状態となる。
図11に示したフローチャートに沿って処理を行った場合のイメージ画像を図12、図13に示す。図12は、1次元CCDで用紙が表向きになっている場合の表/裏面イメージ画像であり、図13は、1次元CCDで用紙が表向きになっている場合の表/裏面イメージ画像である。なお、図12、図13では、説明のため、解像度が荒く表現しているが、紙葉類の印字内容によって、適宜解像度を調整して設計することも可能である。
次に、本発明の特徴でもある紙葉類(用紙)の方向判定アルゴリズムを説明する。図14A、14Bは、方向判定アルゴリズムに従って、制御部40が行う処理の処理手順を示すフローチャートである。なお、紙葉類の方向判定アルゴリズムは、図15A〜Dに示すように4種類の方向でセットされ搬送されてきた紙葉類の方向を判定するものである。
まず、制御部40は、ステップ100で、不図示の遮光センサ等によって用紙先端を検知したか否かを判定し、用紙先端を検知したと判定すると(ステップ100;Yes)、ステップ101で、最初の判定に必要な寸法(文字情報が記載されているとして用紙の搬送方向にあらかじめ定められた位置)Xhが経過した場合の、Xh内のイメージデータを取り込み、その取り込みが完了したか否かを判定する。
そして、制御部40は、Xh内のイメージデータを取り込み、その取り込みが完了したと判定した場合(ステップ102;Yes)、ステップ102で、まず、用紙が図15Aに示す正規方向に表面を上にして搬送されてきた場合を想定し、表面イメージデータで、第一切り出しエリアを座標(X1,Y1)基点に設定し、文字列を切り出して、切り出した文字列をパターンマッチングさせる。なお、この場合に切り出された文字列を第一文字情報と呼ぶ。
続いて、制御部40は、ステップ103で、そのマッチングできたか否かを判定し、マッチングできたと判定した場合(ステップ103;Yes)、図15Aに示したように、用紙が正規方向に表面を上にして搬送されたとして、用紙の搬送方向を確定させる。
一方、制御部40は、マッチングできないと判定した場合(ステップ103;No)、ステップ107で、正規方向に対して180度回転させた方向で用紙が搬送されてきていると想定し、表面イメージデータで、第二切り出しエリアを座標(X2,Y2)基点で設定し、文字列を切り出して、切り出した文字列を180度回転した状態でパターンマッチングさせる。なお、この場合に切り出された文字列を第二文字情報と呼ぶ。
そして、制御部40は、ステップ108で、そのマッチングできたか否かを判定し(ステップ108)、マッチングできたと判定した場合(ステップ108;Yes)、図15Bに示したように、用紙が正規方向に対して180度回転させて表面を上にして搬送されたとして、用紙の搬送方向を確定させる。
一方、制御部40は、マッチングできないと判定した場合(ステップ108;No)、ステップ112で、正規方向の用紙を裏返した(垂直方向に反転させた)方向で用紙が搬送されてきていると想定し、裏面イメージデータで、第三切り出しエリアを座標(X3,Y3)基点で設定し、文字列を切り出し、第二文字情報を180度反転した状態のものとパターンマッチングさせる。なお、この場合に切り出された文字列を第三文字情報と呼ぶ。
そして、制御部40は、ステップ113で、そのマッチングできたか否かを判定し(ステップ113)、マッチングができたと判定した場合(ステップ113;Yes)、図15Cに示したように、用紙が垂直方向に反転させて搬送されたとして、用紙の搬送方向を確定させる。
一方、制御部40は、マッチングできないと判定した場合(ステップ113;No)、ステップ117で、正規方向の用紙を裏返した(垂直方向に反転させた)方向に対して180度回転した方向で用紙が搬送されてきていると想定し、裏面イメージデータで、第四切り出しエリアを座標(X4,Y4)基点で設定し、文字列を切り出し、第一文字情報を搬送方向に180度反転し、さらに裏面に180度回転した状態とパターンマッチングさせる。なお、この場合に切り出された文字列を第四文字情報と呼ぶ。
そして、制御部40は、ステップ118で、そのマッチングできたか否かを判定し(ステップ118)、マッチングができたと判定した場合(ステップ118;Yes)、用紙が搬送方向に180度反転し、さらに裏面に180度回転した状態で搬送されたとして、用紙の搬送方向を確定させる。
一方、制御部40は、マッチングできないと判定した場合(ステップ118;No)、図15A〜Dに示したいずれの方向にもあてはまらないため、ステップ121でリジェクト扱いの処理を実施する。
ステップ103、ステップ108、ステップ113、ステップ118において、用紙の方向が決定した場合は、それぞれの方向で、イメージ処理を行い、また本発明の特徴でもあるそれぞれの方向に合わせた印字処理ステップに移行する。
まず、ステップ103で用紙の方向が確定した場合を説明すると、その後、制御部40は、ステップ104で、図11に示したフローチャートにおいて、不図示のメモリに取り込んだ表面イメージデータと正規方向の辞書パターンとを比較し、第一文字情報と、第二文字情報のマッチング処理を継続し認識を終了させる。
そして、ステップ105で、印字エネルギーを表面印字エネルギーに設定し、正規方向の印字パターンを設定して、ステップ106で印字処理をする。図16Aは、ステップ105で、表面印字エネルギーに設定した印字エネルギーの設定例を示す図である。また、図16Bは、その時のサーマルヘッドへのファイヤ信号を示す。図16Bの信号制御は、ステップ106内の処理で、制御部40のポートに出力される。
以下、ステップ108、ステップ113、ステップ118において用紙の方向が決定した場合には、これと同様の処理を行う(ステップ109〜111、ステップ114〜116、ステップ119〜121)。この時、図17に示すように、印字パターンも、用紙の方向に合わせて設定する。印字パターンはすべてのパターンをあらかじめ不図示のメモリに保持し、処理が行われる都度変換をかけるかは、CPU性能により決定する事項となる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態においては、透過用光源6からのイメージで判別を行い、裏面に汚れがあった場合、反射用光源5でのイメージデータを用いて判別するように切り替えることを特徴とした光学式文字読み取り装置について説明する。
図18は、2次元CCDで、最初透過光源からのイメージで判別を行い、裏面に汚れがあった場合、反射用光源でのイメージデータを用いた判別処理の処理手順を示すフローチャートである。
図18に示すように、制御部40は、ステップ130において、図11に示したステップ50の処理のうち、あらかじめ反射用光源5の照度レベルの設定、透過用光源6の照度レベルの設定、反射用スライスレベルの設定、透過用スライスレベルの設定と同様の設定をする。そして、図11に示したステップ51〜53と同様に、ステップ131〜133までの処理を行う。なお、第2の実施の形態では、用紙の裏面に汚れがあるか否かを判定しているため、ステップ133では、制御部40は、透過用光源6の制御信号をONとし、反射用光源5の制御信号をOFFとしている。
そして、制御部40は、ステップ134において、撮像エリア分ADC多値データで、裏面イメージメモリに取り込みする処理を行い、ステップ135で、反射用光源5と透過用光源6の切り替えを行う。そして、制御部40は、ステップ136で、撮像エリア分ADC多値データで、用紙が搬送され、読み取り部を通過される前に、表面イメージメモリに取り込みをする。これにより、次の判定で汚れが検知した時に使用する表面のイメージデータを保持する。
その後、制御部40は、ステップ137にて、裏面イメージメモリデータを透過用スライスレベルで透過用光源撮像エリア2値化データに変換し、ステップ138にて、透過用光源撮像エリア2値化イメージデータで方向判定アルゴリズム処理をする。ステップ138での処理は、図10のステップ102からの処理と同様の処理をする。
制御部40は、ステップ139で、辞書パターンマッチングにて汚れ検知したかを判定する。汚れ検知があった場合は、ステップ140で、2値化データが平坦に一様になってないかを確認することにより、用紙が2枚重複でないかを判定する。そして、制御部140は、用紙が2枚重複でないと判定した場合(ステップ140;No)、ステップ141で、表面イメージメモリデータを反射用スライスレベルで反射用光源5での撮像エリアを2値化データに変換する処理を行い、ステップ142、143で、反射用光源5での撮像エリアの2値化データを処理することで読み取りを可能にする。図19は、図18に示したフローチャートで示しているステップ134、136での撮像エリアを示している。そして、ステップ143の処理が終了すると、図18に示した全ての処理が終了する。
このように、搬送路が用紙を搬送し、反射用光源5が、用紙の表面を照射して光を反射させ、透過用光源6が、用紙をはさんで反射用光源5に対向する位置に配置され、用紙の裏面を照射して光を透過させ、スキャナ3が、反射用光源5の側であって反射用光源5および透過用光源6の光軸上に配置され、用紙の表面または用紙の裏面に示された文字情報を読み取り、制御部40が、反射用光源5と透過用光源6とが、搬送路上を搬送される用紙の表面と用紙の裏面とに、時分割で光を照射するように反射用光源5と透過用光源6とを切り替え、切り替えられた反射用光源5に基づくイメージデータである多値データを、あらかじめ定められたその多値データを2値化するためのスライスレベルを基準として2値化し、切り替えられた透過用光源6に基づくイメージデータである多値データを、あらかじめ定められたその多値データを2値化するための閾値を基準として2値化することにより、文字情報を認識するので、1回の搬送で紙葉類の読み取りや印字を行うことが可能であって、コストを抑制することができる。具体的には、本発明の光学式文字読み取り装置とこれを用いた信号処理にて、次のような効果がある。すなわち、本発明の光学式文字読み取り装置では、裏面でセットされた用紙であっても、透過光源により、表面の文字情報を透かして透過してきた光量をイメージデータとして記録し、文字情報を認識することで、1つのスキャナで読み取りが可能となる。
また、反射及び、透過にて読み取りしたイメージにて、セット方向を判別することで、対応した印字データとエネルギーにて印字処理まで実行させることで、小型で安価な装置でもオペレータは、セット時に、用紙の方向を揃えなければいけない煩わしさから開放される効果がある。また、セットされた用紙の重複搬送を検知するための特別のメカ機構や、2枚検知用のセンサがなくても、重複搬送を検知することができる。すなわち、透過用光源6の読み取りにおいて、ホッパ繰り出しで、用紙の2枚以上の重複搬送となった場合、光の透過量が低下するが、その光量から2値化ができないスライスレベルを設定することで、文字として認識できないことと、汚れによる光の透過量の減衰と区別するため、最大輝度の部分のレベルが、2枚以上の重複した搬送のレベルであることや、検出エリア内が一定に減衰していることを検知し、文字情報の読み取りCCDと、透過光源を用いることで、文字情報の読み取り時に、用紙の2枚以上の重複搬送を検知できる。
なお、本発明は、上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施の形態にわたる構成要素を適宜組み合わせても良い。
1 ホッパ
2 読み取り部
3 スキャナ
4 レンズ
5 反射用光源
6 透過用光源
7 紙葉類
8 サーマルヘッド
9 印字部
10 スタッカー
40 制御部
41A 光源制御部
41B 光源
43 CCD(1次元、2次元)。

Claims (5)

  1. 紙葉類を搬送する搬送路と、
    前記紙葉類の表面を照射して光を反射させる第1の光源と、
    前記紙葉類をはさんで前記第1の光源に対向する位置に配置され、前記紙葉類の裏面を照射して光を透過させる第2の光源と、
    前記第1の光源の側であって前記第1の光源および前記第2の光源の光軸上に配置され、前記紙葉類の表面または前記紙葉類の裏面に示された文字情報を読み取る読取部と、
    前記第1の光源と前記第2の光源とが、前記搬送路上を搬送される前記紙葉類の表面と前記紙葉類の裏面とに、時分割で光を照射するように前記第1の光源と前記第2の光源とを切り替え、切り替えられた前記第1の光源に基づくイメージデータである第1の多値データを、あらかじめ定められた前記第1の多値データを2値化するための第1の閾値を基準として2値化し、切り替えられた前記第2の光源に基づくイメージデータである第2の多値データを、あらかじめ定められた前記第2の多値データを2値化するための第2の閾値を基準として2値化することにより、前記文字情報を認識する制御部と、
    を備えることを特徴とする光学式文字読み取り装置。
  2. 前記制御部は、さらに、前記第1の多値データに対するシェーディング補正である第1のシェーディング補正を行い、前記第2の多値データに対するシェーディング補正である第2のシェーディング補正を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光学式文字読み取り装置。
  3. 前記文字情報を前記紙葉類に印字する印字部をさらに備え、
    前記制御部は、前記第1の多値データを2値化したデータである第1の2値データと、前記第2の多値データを2値化したデータである第2の2値データとに基づいて、前記文字情報が示されている前記紙葉類の面および前記紙葉類の搬送方向を判定し、前記文字情報を前記紙葉類に印字するための印字エネルギーを、判定された前記搬送方向と前記紙葉類の面とに応じて設定し、設定した前記印字エネルギーにしたがって前記文字情報を前記印字部に印字させる、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の光学式文字読み取り装置。
  4. 前記制御部は、前記第2の2値データと前記第2の閾値とに基づいて前記紙葉類の面および前記紙葉類の搬送方向を判定し、前記第2の2値データが一様な値であるか否かを判定することにより前記紙葉類の裏面に汚れがあるか否かを判定し、前記紙葉類の裏面に汚れがあると判定した場合に、前記第1の2値データと第1の閾値とに基づいて前記紙葉類の面および前記紙葉類の搬送方向を判定する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の光学式文字読み取り装置。
  5. 前記紙葉類を前記搬送路に繰り出すホッパをさらに備え、
    前記第2の閾値は、前記第2の光源が光を照射して前記紙葉類を透過した光の透過量に基づいて前記第2の多値データから2値化できない程度の値で設定されている、
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の光学式文字読み取り装置。
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