JP2019024168A - 画像読取装置 - Google Patents

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英則 柳川瀬
Hidenori Yanagase
英則 柳川瀬
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Abstract

【課題】画像読取装置には、原稿の端部の位置を読取画像から検出し、読み取り画像における原稿領域を決定するものがあるが、この場合、色味かかった媒体など、陰と原稿媒体の濃度差が大きくならない場合、媒体のエッジ検出の精度が低くなる課題があった。【解決手段】原稿の画像を読み取る画像読取装置1であり、原稿の背景となる押し当て面32aを有す原稿押圧板32と、押し当て面32a及び押し当て面32aを背景とする原稿に光を照射し、その反射光を受光して電圧に光電変換するCIS21と、CIS21を制御し、光電変換によって得た受光電圧に基づいて原稿端部の位置を検出する端部検出手段(102,103)とを有し、CIS21は、原稿に複数色の光を照射可能に構成され、端部検出手段(102,103)は、原稿端部の位置を検出する際に、複数色の光毎の受光電圧レベルを取得可能に構成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、原稿の画像を読み取る画像読取装置に関し、特に原稿エッジを検出する画像読取装置に関する。
従来の画像読取装置には、原稿の端部の位置を読取画像から検出し、その結果から読み取り画像における原稿領域を決定するものがあった。原稿の端部の位置の検出は、原稿面に向けて光を照射し、原稿と背景の境界部に、光源に対向する位置に発生する陰を読み取り、読み取って得られた画像データを2値化後、検出された陰の位置を原稿エッジとして検知していた(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−57813号公報(第7頁、図7)
しかしながら、従来の装置では、例えば、再生紙など、白色度が高くない媒体や、色味かかった媒体など、原稿の媒体の濃度自体が原稿の端部にできる陰の濃度に近く、陰と原稿媒体の濃度差が大きくならない場合、2値化後の画像からエッジが検知できないことがあり、原稿の媒体によりエッジ検知の精度が低くなってしまうという課題があった。
本発明は、原稿載置ガラスに載置された原稿の画像を読み取る画像読取装置に関し、
前記原稿の背景となる背景面を有する背景板と、前記背景面及び前記背景面を背景とする原稿に光を照射し、その反射光を受光して電圧に光電変換する画像読み取り手段と、前記画像読み取り手段を制御し、前記光電変換によって得た受光電圧に基づいて前記原稿端部の位置を検出する端部検出手段とを有し、
前記画像読み取り手段は、前記原稿に複数色の光を照射可能に構成され、前記端部検出手段は、前記原稿端部の位置を検出する際に、前記複数色の光毎の受光電圧レベルを取得可能に構成されたことを特徴とする。
本発明によれば、原稿端部の位置を検出する際に、複数色の光毎の受光電圧レベルを取得可能に構成されているため、原稿の色や濃度によらず原稿の端部を検出することが可能となる。
本発明による実施の形態1の画像読取装置1の要部を示す外観斜視図である。 画像読取装置内部の要部構成を示す要部構成図である。 画像読取装置の制御系の概略ブロック図である。 A4原稿を載置したプラテンガラスを上方からみた配置図である。 画像読取装置の読み取り動作の説明に供する動作説明図である。 読み取られた画像を模式的に示す読取画像図で、原稿と原稿押圧板の押し当て面との境界部の読み取り画像を部分的に拡大して示している。 画像データとして取り込んだ複数のラインの何れかのラインを例にして示すもので、フィルタ処理の説明に供する図である。 3色同時点灯時の濃度変化とフィルタ処理後の値を示すグラフであり、横軸に、画素位置をとり、縦軸に、濃度値とフィルタ処理後の値をとっている。 レッド点灯時の濃度変化とフィルタ処理後の値を示すグラフであり、横軸に、画素位置をとり、縦軸に、濃度値とフィルタ処理後の値をとっている。 グリーン点灯時の濃度変化とフィルタ処理後の値を示すグラフであり、横軸に、画素位置をとり、縦軸に、濃度値とフィルタ処理後の値をとっている。 ブルー点灯時の濃度変化とフィルタ処理後の値を示すグラフであり、横軸に、画素位置をとり、縦軸に、濃度値とフィルタ処理後の値をとっている。
実施の形態1.
図1は、本発明による実施の形態1の画像読取装置1の外観斜視図であり、図2は、画像読取装置1内部の要部構成を示す要部構成図である。
画像読取装置1は、A3サイズの読取領域を有すように構成された画像読取装置であって、フラットベッドユニット11とフラットベッドユニット11に回動自在に保持された原稿押えカバー31を備える。
フラットベッドユニット11は、その上部に、読み取りする原稿40を載置する原稿載置ガラスとしてのプラテンガラス12、原稿押えカバー31が閉じられたことを検知する閉センサスイッチ25を配置し、原稿押えカバー31は、プラテンガラス12に載置された原稿40をプラテンガラス12に押し当て、原稿背景となる背景面としての白色の押し当て面32aを有する背景板としての原稿押圧板32を保持している。
フラットベッドユニット11は、その内部に、プラテンガラス12を透過して原稿40に赤外線を照射してその反射光量を検出することにより、その上方において、プラテンガラス12に載置された原稿40があるか否かを判別するための第1反射センサ13及び第2反射センサ14を配置し、載置された原稿の長さ判定を可能にしている。このため、第1反射センサ13は、副走査方向におけるプラテンガラス12の左側端部に相当する原稿突き当て位置P1から290mmの位置に配置され、第2反射センサ14は、同じく原稿突き当て位置P1から325mmの位置に配置されている。
更にフラットベッドユニット11の内部には、原稿40に光を当て、原稿40から反射してきた光を、その光の強さに応じた電圧値の電圧に光電変換する複数の光電変換素子で構成されたセンサICチップ22を1列にならべて1ラインの走査方向列(主走査方向)を構成する密着型イメージセンサ(Contact Image Sensor:以下CISと称す場合がある)21、画像読み取り手段としてのCIS21の出力基準となる最大白出力電圧を取得する際に読み取らせる基準白色板18、CIS21を副走査方向にガイドするガイドシャフト17、モータ15、モータ15によって移動駆動されて、取り付けられたCIS21を副走査方向に移動させる為のベルト16などが配設されている。尚、センサICチップ22の個々の光電変換素子が検出する画像単位を、以後画素と称す場合がある。
CIS21は、光源素子であるレッドLED26、グリーンLED27、ブルーLED28の各LED(図3参照)、各LEDの光を原稿面に拡散させる導光体23、原稿から反射してきた光をセンサICチップ22に上に集光させるロッドレンズアレイ24とで構成されている。
画像読取装置1は、上位装置200に接続されており、ユーザーが、読み取りを行う原稿40を、プラテンガラス12の、左側端部に相当する原稿突き当て位置P1及び奥側端部に突き当てて置き、原稿押えカバー31を閉じた後、上位装置200から読み取り動作指示を受けて読み取りを起動し、読み取った原稿画像データを上位装置200に送信するよう構成されている。尚、原稿突き当て位置P1と奥側端部は、プラテンガラス12の載置面に対する段部を備え、原稿40端部が突き当たるように形成されている。以後、原稿突き当て位置P1と奥側端部が交わる角部を、突き当て角部29と称す場合がある。
図3は、画像読取装置1の制御系の概略ブロック図である。制御ブロック100には、プログラムを格納する不揮発なメモリであるROM(Read Only Memory)105、プログラム実行時の一時データの格納や、画像データを格納する為のRAM(Random Access Memory)106、ROM105に格納されたプログラムを読み出して実行し、全体の動作を制御する中央演算処理装置101、CIS21の駆動信号、及びモータ15の駆動信号の生成とCIS21から取り出された電圧信号をデジタルに変換し処理する読取制御・入力信号処理部102、画素毎に白基準(後述する明側の補正データ)と黒基準(後述する黒側の補正データ)データを格納し、入力データを白基準と黒基準データで正規化するシェーディング補正画像処理や、フィルタ処理、画像データからのエッジ検出処理、その他の補正処理を行う画像処理部103、及び上位装置などから読取要求を受け付けると共に、処理された画像を送出する際の外部入出力インターフェイス104が備えられている。尚、読取制御・入力信号処理部102及び画像処理部103が端部検出手段に相当する。
モータ15は、読取制御・入力信号処理部102に駆動されて、前記したようにCIS21を副走査方向に移動し、閉センサスイッチ25は、原稿押えカバー31の開閉を検知し、その検知信号を中央演算処理装置101に送信し、第1反射センサ13及び第2反射センサ14は、それぞれ原稿検出信号を同じく中央演算処理装置101に送信し、CIS21は、読取制御・入力信号処理部102から駆動信号を受けて、原稿に光りをあてて反射した光を光電変換して取り出した電圧信号を読取制御・入力信号処理部102に送信する。
読取制御・入力信号処理部102は、画像処理部103に接続され、読取制御・入力信号処理部102、画像処理部103、中央演算処理装置101、ROM105、RAM106は、バス信号にて相互に接続されている。
CIS21は、光源としての、レッドLED26、グリーンLED27、ブルーLED28の各LEDと、受光した光を光電変換して時系列に電圧として取り出す光電変換素子が1列に複数個並べられたセンサICチップ22とで構成され、原稿から反射した光を、光電変換素子毎に、受光した光量に応じた電圧値の電圧に光電変換する。
読取制御・入力信号処理部102は、各光電変換素子が光電変換した電圧をアナログシフトレジスタ状に時系列に取り出す。即ち、原稿の濃淡を画素に分解して光電変換素子毎の電圧値として取り出し、デジタル値に変換して画像データとして読み出す。データの読み出しは1列単位(以後、ラインと称す場合がある)に行われ、原稿の副走査方向へCIS21の位置をずらしながら読み取ることで、原稿全体の画像を取得する。
また、カラー画像の取得は、レッドLED26、グリーンLED27、ブルーLED28の各LEDを1ライン毎に順次点灯させて各色での画像データを読み取って行い、モノクロ画像の取得は、3色のLEDを同時に点灯させるか、何れか1色のLEDのみを点灯させて読み取って行い、原稿全体の画像を取得する。
以上の構成において、画像読取装置1による、原稿エッジの読み取り動作について以下に説明する。
フラットベッドユニット11内(図2参照)のCIS21は、画像読取装置1への電源投入後の初期段階において、基準白色板18直下の待機位置で待機している。画像読取装置1による読み取り動作を開始するためにユーザーが原稿押えカバー31を開くと、閉センサスイッチ25がオフとなってこれを感知し、原稿押えカバー31が開状態であることを中央演算処理装置101に通知する。
中央演算処理装置101は、原稿押えカバー31が開いたことを検知すると、第1反射センサ13と第2反射センサ14を駆動し、プラテンガラス12上に原稿が置かれたか否かの検知を継続する。同時に、中央演算処理装置101は、読取制御・入力信号処理部102に対し、シェーディング処理のための補正データ取得の実行を指示し、その後、原稿の主走査方向の幅を検出する検出始動位置まで、CIS21を移動するよう指示する。
読取制御・入力信号処理部102は、中央演算処理装置101からシェーディング処理(補正データの取得)の実行指示を受けると、基準白色板18直下の待機位置にいるCIS21を駆動して光電変換動作を起動し、1ラインの画素に分解して得られた画素毎の電圧値をアナログ/デジタル変換して画像データとして蓄積する。所定のライン数分の画像データを蓄積すると、画素毎に平均値を取って暗側の補正データとして蓄積する。尚、この暗側の補正データの取得は、全てのLEDを消灯状態にして行われる。
次に、レッドLED26、グリーンLED27、及びブルーLED28をすべて点灯させ、所定のライン数分の画像データの取得を行い、画素毎に平均値をとって同時点灯時の明側の補正データとして蓄積し、次に、レッドLED26、グリーンLED27、及びブルーLED28を順次点灯させ、それぞれのLEDの発光時に所定のライン数分の画像データの取得を行い、同様に画素毎に平均値をとってそれぞれの色毎の明側の補正データとして蓄積する。
尚、シェーディング補正処理は、原稿領域内の通常読取動作時、及びエッジ検出時に行われ、1ラインの画像データが入力されると入力された画素毎に
(入力データ−暗側補正データ)/(明側補正データ−暗側補正データ)×255
の演算を行い、入力データの正規化補正を行うものである。
次に、読取制御・入力信号処理部102は、各LEDを消灯させたままモータ15を回転させ、CIS21を待機位置から副走査方向へ動かし、原稿の読み取り領域内へ移動させる。ここでは、原稿左端に相当する原稿突き当て位置P1から副走査方向へ60mm移動したエッジ検出始動位置P2(図5参照)まで動かして停止させる。
ユーザーにより、原稿40がプラテンガラス12上に置かれると、原稿の大きさにより第1反射センサ13及び第2反射センサ14からそれぞれの位置での原稿有無が検出され、中央演算処理装置101へ通知される。
図4は、A4の原稿40を載置したプラテンガラス12を上方からみた配置図である。ここでのA4原稿40は、ユーザーによって、その奥側角部が突き当て角部29に突き当たる読み取り位置に載置されている。プラテンガラス12の載置面は、長手方向(副走査方向に430mm、短手方向(主走査方向)に307mm確保され、A3サイズより大きい載置面となっている。
ここにおいて、A4原稿40の長手方向は297mmであり、290mmの位置に配置された第1反射センサ13上に原稿が届くため、第1反射センサ13は原稿ありを中央演算処理装置101へ通知し、第2反射センサ14は原稿なしを中央演算処理装置101に通知する。中央演算処理装置101は、これらの検出データを参照して、A5〜A3までの原稿サイズを区別し、更に後述するエッジ情報を得て、A5〜A4では横置き・縦置きの区別を判断する。
次にユーザーが読取動作を開始するため、原稿押えカバー31を閉じると、閉センサスイッチ25は、原稿押えカバー31が閉じられたことを中央演算処理装置101に通知する。中央演算処理装置101は、原稿押えカバー31が閉じられたことを検出すると、読取制御・入力信号処理部102に対して原稿エッジ検出動作開始を指示する。
読取制御・入力信号処理部102は、中央演算処理装置101から原稿エッジ検出動作開始の指示を受けると、CIS21の駆動信号を生成してレッドLED26、グリーンLED27、ブルーLED28を同時に点灯させると共にCIS21の光電変換を駆動し、これによりセンサICチップ22から光電変換された画素毎の電圧値を取り出す。
読取制御・入力信号処理部102は、この光電変換をモータ15の駆動と連動して行い、主走査方向1ラインの光電変換された電圧を取り出すと共にモータ15を回転させ、CIS21を、図5に示すように、エッジ検出始動位置P2から(1/600)dpi分だけ待機位置側に移動させる読取動作を繰り返す。
ライン毎に取り出された電圧は、画素毎に読取制御・入力信号処理部102にて図示しないアナログ・デジタル変換器にてデジタル値に変換された後、先に取得したシェーディングデータを用いて正規化されてRAM106に格納され、エッジ検出用のフィルタ処理が行われる。
図6は、読み取られた画像を模式的に示す読取画像図で、原稿40と原稿押圧板32の押し当て面32aとの境界部の読み取り画像を部分的に拡大して示している。同図に示すように、この読み取り画像は、原稿40と原稿押圧板32との境界部を含み、境界部は原稿のエッジ画像を含んでいる。ここでは、副走査方向の距離10mmに相当する236ラインを画像データとして取り込む。
図7は、画像データとして取り込んだ236ラインの何れかのラインを例にして示すもので、主走査方向におけるN番目の注目画素を中心に(N−3)〜(N+3)までの画素の情報を示している。尚、主走査方向における突き当て角部29(図4)から他の角部に向かう方向であり、(N−3)→(N+3)に向かう方向を、主走査方向の順方向とすると、フィルタ処理方向は、図6,7に示すように、主走査方向の逆方向に相当する。
フィルタ処理は、注目画素N、及び主走査方向における注目画素の左右の画素(N−1)及び(N+1)のデジタル値をもとに、フィルタ処理方向のマイナス側、即ち原稿が載置されていない側の画素データから注目画素をずらしながら、畳み込み演算を行って処理される。図7に畳み込み演算処理のフィルタ例を示す。
RAM106に格納された画像データは、フィルタ処理により、読み取られた画像データからエッジが抽出され、濃度変化の大きい所が強調された値に変換される。図8は、演算後の値の一例を示すグラフであり、横軸に、読み取られた画像の1ラインの画素位置をとり、縦軸に、濃度値とフィルタ処理後の値をとっている。但し、横軸の画素番号は、原稿40のエッジ付近の画素に対して、指標として付したもので、1ライン上での絶対的な位置を示すものではない。
濃度値は、シェーディングの正規化を255で行ったので、255は白色を示し、0は黒色を示す値となる。前記したフィルタ処理方向に従って、原稿が載置されていない側の画素データからフィルタ処理されると、原稿押圧板32とA4原稿40との境界部においてA4原稿40により発生する微少な陰が強調されてフィルタ処理後に濃度変化として取り出す事が可能となっている。
ここにおいて、特定の閾値でライン毎にフィルタ処理後の値を検査し、閾値以下の画素位置をA4原稿40のエッジとして仮判定する。更に説明すると、エッジ判定は、フィルタ処理方向に従って、原稿が載置されていない側、即ち図1に示す画像読取装置1の手前側から行われ、最初の閾値以下の画素位置をA4原稿40のエッジとして仮判定し、この仮判定をライン毎に行って、120ライン(5mm)継続して同じ画素位置がエッジとして仮判定された場合、その画素位置を主走査方向のエッジ位置として検出する。ここでは、閾値を−30としてエッジ検出を行うものとする。
ここで、再生紙によるA4原稿を用いて、原稿エッジ検出を行った際の、1ライン上の原稿エッジ付近での濃度変化及びフィルタ処理後の値の変化を図8〜図11のグラフに示す。図8は、レッドLED26、グリーンLED27、ブルーLED28を同時に点灯させて行った検出結果を示し、図9は、レッドLED26のみを点灯して行った検出結果を示し、図10は、グリーンLED27のみを点灯して行った検出結果を示し、図11は、ブルーLED28のみを点灯して行った検出結果を示す。
図8に示すように、レッドLED26、グリーンLED27、ブルーLED28を同時に点灯させて原稿エッジ検出を行った場合、フィルタ処理後の値において閾値−30を超える値が得られず、エッジを検出することができない状態となっている。
図9に示すように、レッドLED26のみを点灯して原稿エッジ検出を行った場合、フィルタ処理後の値において閾値−30を超える値が得られ、エッジを検出することが可能な状態となっている。
図10に示すように、グリーンLED27のみを点灯して原稿エッジ検出を行った場合、フィルタ処理後の値において閾値−30を超える値が得られず、エッジを検出することができない状態となっている。
図11に示すように、ブルーLED28のみを点灯して原稿エッジ検出を行った場合、フィルタ処理後の値において閾値−30を超える値が得られず、エッジを検出することができない状態となっている。
読取制御・入力信号処理部102は、上記した4種類の光で、それぞれ被操作方向で10mmに相当する236ラインの画像データをRAM106に格納し、フィルタ処理を行って閾値によるエッジ判定を行う。
ここでは、上記した図8〜図11のグラフの説明から明らかなように、図9で説明したレッドLED26のみを点灯して原稿エッジ検出を行った場合のみ、エッジの仮判定が可能であり、120ライン(5mm)継続して同じ画素位置がエッジとして仮判定された段階で、エッジ位置を検出できる。
以上のように、ここでは、レッドLED26を点灯させて読み取った場合のみでエッジ検出が可能となったが、原稿40の色・濃度と原稿押圧板32との濃度差によって原稿のエッジの出来方が変化する為、種々の原稿に対しては、どの光源色がエッジ検出に適しているかは不明である。
例えば、図8〜図11のグラフで説明した原稿エッジ検出時に、原稿40とした再生紙などの黄色がかった紙媒体の場合、ブルーなどの補色光源を使って画像を取得し、原稿40と原稿押圧板32との濃度出力差を開くよりも、レッドの光源を使って原稿押圧板32との出力差を狭めた方が、エッジ部が検知しやすくなる。
尚、閾値を変更することで、エッジ検出が可能となる場合があるが、閾値の変更は、原稿押圧板32やプラテンガラス12などの汚れをエッジとして誤検出しやすくなるため、適切な値とする必要がある。
ここでは、レッドLED26のみ点灯させて読み取った読取データで検出が成功したため、読取制御・入力信号処理部102は、検出したエッジの主走査の位置情報(ここでは、210mm位置)を中央演算処理装置101に通知すると共に読取動作を停止し、CIS21を基準白色板18(図2)直下の待機位置に戻す。中央演算処理装置101は、通知された主走査方向のエッジ位置情報210mmと、反射センサA402の状態の組み合わせから、原稿サイズをA4横置きと確定させる。
次に、ユーザーが、上位装置200から原稿画像の読取開始を指示すると、中央演算処理装置101は、読取制御・入力信号処理部102にA4横置きの画像読取を指示し、読取制御・入力信号処理部102は、CIS21に対する読取の駆動を開始すると共に、モータ15を回転させ、CIS21を副走査方向に移動させながら、主走査方向幅210mm、副走査方向長さ297mmサイズの画像を取得し、シェーディング処理を行って、RAM106に画像データを格納する。
中央演算処理装置101は、RAM106への画像データの格納が終了すると、上位装置200に画像データを転送して原稿画像の読取動作を完了する。
尚、本実施の形態では、検出の成否にかかわらず、所定種類の光源色を切り替えて各画像の取得を行った場合について示したが、光源色を切り替える際にエッジ検出が成功した段階で光源色の切り替えを中断し、原稿サイズを特定するように構成することも可能である。
また本実施の形態では、3色すべて発光させた場合、と各色を単色で発光させてエッジ検出を実行した例を示したが、他に2色を組み合わせて発光させてエッジ検出を実行させてもよいなど、種々の態様を取り得るものである。
以上のように、本実施の形態の画像読取装置1によれば、複数色の光によって取得した画像からエッジ部の検出が可能なため、原稿の色や濃度によらず原稿の端部の検出精度を向上させることができる。
尚、前記した実施の形態では、本願発明を画像読取装置に採用した例を示したが、これに限定されるものではなく、他にもMFP(Multi Function Printer)やファクシミリ、複写機等にも利用できる。
1 画像読取装置、 11 フラットベッドユニット、 12 プラテンガラス、 13 第1反射センサ、 14 第2反射センサ、 15 モータ、 16 ベルト、 17 ガイドシャフト、 18 基準白色板、 21 CIS、 22 センサICチップ、 23 導光体、 24 ロッドレンズアレイ、 25 閉センサスイッチ、 26 レッドLED、 27 グリーンLED、 28 ブルーLED、 29 突き当て角部、 31 原稿押えカバー、 32 原稿押圧板、 32a 押し当て面、 40 原稿、 100 制御ブロック、 101 中央演算処理装置、 102 読取制御・入力信号処理部、 103 画像処理部、 104 外部入出力インターフェイス、 105 ROM、 106 RAM、 200 上位装置。

Claims (5)

  1. 原稿載置ガラスに載置された原稿の画像を読み取る画像読取装置において、
    前記原稿の背景となる背景面を有する背景板と、
    前記背景面及び前記背景面を背景とする原稿に光を照射し、その反射光を受光して電圧に光電変換する画像読み取り手段と、
    前記画像読み取り手段を制御し、前記光電変換によって得た受光電圧に基づいて前記原稿端部の位置を検出する端部検出手段と
    を有し、
    前記画像読み取り手段は、前記原稿に複数色の光を照射可能に構成され、
    前記端部検出手段は、前記原稿端部の位置を検出する際に、前記複数色の光毎の受光電圧レベルを取得可能に構成された
    ことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記端部検出手段は、主走査方向の1ライン上の画素毎に検出した前記受光電圧のレベル変化に基づいて前記原稿端部の位置検出を行うことを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記端部検出手段は、副走査方向における複数ラインにおいて同様の位置検出を行い、所定数のラインにおいて、主走査方向における同位置で前記原稿端部が検出された場合、同位置を原稿端部の位置として確定する
    ことを特徴とする請求項2記載の画像読取装置。
  4. 前記端部検出手段は、主走査方向の1ラインの画素毎に検出した前記受光電圧の検出データに対して、濃度変化の大きい所を強調するフィルタ処理を行ない、前記原稿端部の位置検出を行うことを特徴とする請求項2又は3に記載の画像読取装置。
  5. 前記複数色の光は、レッド、グリーン、ブルーの単独の色、及びレッド、グリーン、ブルーの各色の組み合わせによって生じる色の光であることを特徴とする請求項1から4までの何れか1項に記載の画像読取装置。
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WO2022030302A1 (ja) * 2020-08-03 2022-02-10 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像読取装置および画像形成装置

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