JP2007110655A - 画像読取装置及び画像読取方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来必要であった圧板開閉センサを取り除き、コストの面で有利としたうえで、圧板の閉まる時間を短くし、原稿サイズの検知が可能となる画像読取装置を提供する。
【解決手段】原稿照射手段と、原稿照射手段により原稿を走査して原稿の複数ラインの画像データを取得し、画像データを用いて原稿の主走査サイズを判定する画像読取装置において、原稿外の特定スポットの画素レベルをモニタすることにより原稿台上の原稿を押圧するための圧力板の開閉状態を判断する。取得した圧力板の開閉状態により、照射手段の光量を変化させことも可能である。
【選択図】図12

Description

本発明は、画像読取装置及び画像読取方法、特に画像読取部にて原稿サイズ検知を行う画像読取装置及び画像読取方法に関わる。
従来、原稿読取装置において、ブック読取り時に原稿サイズを検知する方式として赤外線センサが用いられていたが、近年は、原稿読取り用のラインセンサを用いて原稿サイズを検知する方式が用いられるようになってきている。ここで、原稿サイズを検知する場合は、主走査サイズのみならず副走査方向のサイズも必要になるが、ラインセンサを用いて副走査方向の原稿サイズ検知を行おうとすると、原稿面をプレスキャンする必要があり、スキャン速度等に影響を及ぼしてしまう。従って、実際には、副走査方向の原稿サイズ検知は従来通り赤外線センサにて行い、主走査方向検知のみラインセンサ読取データを使う方式が主流となっている。
上記のような主走査方向のみ検知する方式をとる原稿サイズ検知装置が、いくつか知られている。例えば、圧力板(以下、圧板)開放時に原稿に照射して反射光に基づいて濃度データを取得し、基準濃度値を基準として、画像データを白データ及び黒データに振り分け、これにより1ライン(主走査方向)の原稿サイズを判断する方式である(例えば、特許文献1参照)。このとき、原稿画像読取りライン(光源)の位置移動等、適切に対処し、サイズ検知を行う。
しかし、照明具の光等が外来光として白の画素で読み込まれ、原稿の端縁を正確に判別することが出来ない場合がある。そこで、圧板開放時にランプを消灯した場合と点灯した場合との2条件で画像データ(白データ及び黒データ)を取得し、これらを合成することで外乱光の影響を除き、より正確に原稿サイズを判別する技術(例えば、特許文献2参照)が提案されている。
しかし、上記技術は、2種類以上の読取画像データに基づき原稿サイズ検知の精度を上げるという点では効果があるが、圧板が閉まるまでの時間をより短くしたいという点は解決されていない。そこで、画像データを加算・平均化処理し、画像ノイズ等の影響を除去した上で、かかる平均回路の出力データと、設定された基準データを比較して、原稿サイズを検知する技術(例えば、特許文献3参照)が知られている。
特開平10−257255号公報 特開2000−138798号公報 特開2003−198809号公報
しかしながら、上記技術では、圧板が閉まるまでの時間は短くて済むが外来光による影響には対処しておらず、すなわち、ランプオン/オフ状態により誤動作する可能性が高くなってしまうという問題を有する。また、副走査方向の原稿サイズは、単純平均により出力しているという問題がある。また、圧板開閉センサにコストがかかる。また、圧板の開放時に照射されると、まぶしく、ユーザの目に影響を与える。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、係る不具合を解決することを前提とし、従来必要であった圧板開閉センサを取り除き、コストの面で有利とした上で、圧板が閉まるまでの時間を短くし、原稿サイズを正確に検知することを目的としている。
請求項1記載の発明は、原稿照射手段と、前記原稿照射手段により原稿を走査して原稿の複数ラインの画像データを取得し、前記取得した画像データを用いて原稿の主走査サイズを判定する手段と、を備える画像読取装置であって、原稿載置領域外の特定位置の画像データに基づいて原稿台上の原稿を押圧するための圧板の開閉状態を判断する第1の判断手段を備えることを特徴とする画像読取装置である。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の装置において、前記特定位置は、主走査方向の原稿載置領域外となる位置であることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の装置において、前記特定位置は、主走査方向の前記圧板の開閉部側の原稿載置領域外となる位置であることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の装置において、前記特定位置の画像データに基づいて圧板の開放角度を判断する第2の判断手段を備えることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の装置において、前記第2の判断手段は、圧板の開閉角度と前記特定位置の画素値を予め取得し、テーブル化したうえで、前記テーブルの画素値と比較することで前記圧板の開放角度を判断することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1から5のいずれか1項に記載の装置において、前記原稿照射手段による照射の光量を変化させる変化手段を備え、前記変化手段は、前記第2の判断手段により判断された圧板の開放角度を元に、前記原稿照射手段の光量を変化させることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項6記載の装置において、前記変化手段は、前記第2の判断手段により判断された圧板の開放角度を元に、圧板が大きく開放されている場合には前記原稿照射手段の光量を通常時よりも落とすことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項6に記載の装置において、前記変化手段は、前記第2の判断手段により判断された圧板の開放角度を元に、圧板が小さく開放されている、すなわち閉じられそうな場合には前記原稿照射手段の光量を通常時よりも上げることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、原稿照射工程と、前記原稿照射工程により原稿を走査して原稿の複数ラインの画像データを取得し、前記取得した画像データを用いて原稿の主走査サイズを判定する工程と、を備える画像読取方法であって、原稿載置領域外の特定位置の画像データに基づいて原稿台上の原稿を押圧するための圧板の開閉状態を判断する第1の判断工程を備えることを特徴とする画像読取方法である。
請求項10記載の発明は、請求項9記載の方法において、前記特定位置は、主走査方向の原稿載置領域外となる位置であることを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項9又は10記載の方法において、前記特定位置は、主走査方向の前記圧板の開閉部側の原稿載置領域外となる位置であることを特徴とする。
請求項12記載の発明は、請求項9から11のいずれか1項に記載の方法において、前記特定位置の画像データに基づいて圧板の開放角度を判断する第2の判断工程を備えることを特徴とする。
請求項13記載の発明は、請求項9から12のいずれか1項に記載の方法において、前記第2の判断工程は、圧板の開閉角度と前記特定位置の画素値を予め取得し、テーブル化したうえで、前記テーブルの画素値と比較することで前記圧板の開放角度を判断することを特徴とする。
請求項14記載の発明は、請求項9から13のいずれか1項に記載の方法において、前記原稿照射工程による照射の光量を変化させる工程を備え、前記変化工程は、前記第2の判断工程により判断された圧板の開放角度を元に、前記原稿照射工程の光量を変化させることを特徴とする。
請求項15記載の発明は、請求項14記載の方法において、前記変化工程は、前記第2の判断工程により判断された圧板の開放角度を元に、圧板が大きく開放されている場合には前記原稿照射工程の光量を通常時よりも落とすことを特徴とする。
請求項16記載の発明は、請求項14記載の方法において、前記変化工程は、前記第2の判断工程により判断された圧板の開放角度を元に、圧板が小さく開放されている、すなわち閉じられそうな場合には前記原稿照射工程の光量を通常時よりも上げることを特徴とする。
本発明によれば、従来必要であった圧板(圧板)開閉センサを取り除くことができるため、コストの面で有利となる。
以下に、本発明の実施形態に係る画像読取装置及び画像読取方法を、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるから、技術的に好ましい種種の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る画像読取装置の概略構成を示す断面図である。本実施形態に係る画像読取装置は、原稿面をなすコンタクトガラス1上に置いた原稿10に対してランプ2により光を照射し、第1ミラー3、第2ミラー4、第3ミラー5によって反射させた光をレンズ8によって集光し、CCD9上に結像する。ランプ2及び第1ミラー3が距離Lだけ進む間に第2ミラー4、第3ミラー5は距離L/2だけ進む。このことにより、光学系の光路長を一定に保ち、原稿全体を走査する。
図2は、図1に示す画像読取装置の機械構成を示す斜視図である。ランプ2と第1ミラー3を備えた第1キャリッジ6は駆動ワイヤ11に取り付けられ,第2ミラー4、第3ミラー5、を備えた第2キャリッジ7はプーリ12に駆動ワイヤが巻きつけられる。駆動軸14に繋がれたワイヤプーリ15に駆動ワイヤ11を巻きつけ、タイミングプーリ16とタイミングベルト17によって、モータ18の駆動を伝達する。第1キャリッジ6の一端がホームポジションセンサ13を横切ってからある一定距離をリターンさせた位置をホームポジションとする。
図3は、本発明の実施形態に係る一連のコピー動作における電装ブロック図を示す。スキャナ20に原稿をセットしてスタートキーを押下すると、スキャナ20にて原稿読み取り、IPU21内で一連の画像処理を行い、プリンタ22に画像データを出力し、紙排出が行われる。スキャナ20、IPU21、プリンタ22内の必要なパラメータはCPUの持つRAM24内に保持されており、CPU23により各デバイスに設定が行われる。またパラメータ設定に必要なモード情報は操作部25を使ってユーザが指定できるような構成となっており、操作部25内になるCPU26とCPU23とが通信を行うことで情報の交換を行っている。また、操作部25内のCPU26は表示部27に情報を表示する。
図4は、本発明の実施形態に係るIPU21内のブロック構成図である。スキャナ20から受け取った原稿読み取りデータに対し、所望の画像処理を実施するが、原稿サイズ検知動作を行う場合、画像処理モジュール30に接続された複数ラインメモリ31にその画像データを蓄える。複数ラインメモリ31を制御するメモリコントロール32を併せ持ち、CPU23から複数ラインメモリ31データのリード/ライトが可能となっている。
図12は、本発明の実施形態に係る原稿サイズ検知動作シーケンスを示すフローチャートである。以下、図12を用いて原稿サイズ動作を説明する。
キャリッジが原稿サイズ検知位置に載置され、かつ圧板が閉められたことを検知、もしくはユーザが原稿の読取りを開始した時点で原稿サイズ検知動作の開始する。圧板の開閉は、DF開閉センサのON/OFFによって検知する。原稿サイズ検知が開始されると、第1に原稿サイズ検知のために必要な準備を行う(ステップS20)。ステップS20においては図6、図7に示すような原稿サイズ検知のための原稿読取りタイミングの設定、および必要に応じてシェーディング補正に必要な準備設定を実行する。
ステップS20で準備が完了すると、原稿読取りのために原稿の照射を開始する(ステップS21)。ステップS21では、ランプ点灯を実行する。図12において、ステップS20およびステップS21は順次処理するような記載となっているが、特に順序の規定はなく、並行処理することも可能である。ステップS20およびステップS21の処理が完了した時点で原稿の読取りを実行する(ステップS22)。ステップS22では、原稿サイズ用のライト信号を発生し、ライト信号の有効期間内の画像データ読取りを行って処理を終了する。このとき、キャリッジを移動させて原稿を走査しながら読取りを実行するか、もしくはキャリッジを原稿サイズ検知位置に停止させたまま読取りを実行し、2ライン以上の読取り画像データを取得しても良い。キャリッジを移動させて原稿を走査しながら読取りを実行する場合には、原稿上の異なる位置の画像を読取ることが可能であり、原稿上の画像データの内容によって原稿サイズの誤検知を招くことを防止するとともに読取りと同時に並行してキャリッジを本来の原稿読取り(本スキャン)位置へ移動させるため、原稿検知後の本スキャン開始までの時間を短縮することができる。一方キャリッジを原稿サイズ検知位置に停止させたまま読取れば、原稿台に対する外光の影響や原稿照射用のランプの点灯状態の変化を画像データの内容から明確検出することが可能になるという利点もある(キャリッジを移動させる場合でも検出は不可能ではない)。
ステップS22で原稿の読取りが完了したら、原稿の照射を終了するステップS23。ただし、サイズ検知のための原稿読取りが完了した直後に本スキャンを開始するような場合には、ステップS23の処理を実行せず原稿照射用のランプを点灯したままにする場合もあり得るが、図12には本スキャンを実行するか否かの判断処理は記載しない。また、ステップS22の処理は、以下に説明するステップS24の処理との順序の規定はなく平行処理することも可能である。
ステップS22の処理が完了した時点で、原稿サイズを解析するために読取った原稿画像データの取り出しを行う(ステップS24)。本実施形態において、読取った原稿画像データの取り出しは、図4に記載されているCPU23から複数ラインメモリ31に保存されたデータを読み出すことで行われる。ステップS24で取り出した画像データを解析し、原稿サイズの判定を行う(ステップS25)。ステップS25における解析の詳細は後述する各実施形態にて説明を行う。ステップS25において、原稿サイズの判定が成功した場合には(ステップS25/Yes)、ステップS26で原稿サイズを決定する。原稿サイズの決定とは具体的には図4におけるCPU23に接続されたプログラム実行用のメモリ24(RAM)に原稿サイズ情報を保存しておくことであり、以降は必要に応じて決定した原稿サイズ情報を読み出して利用する。原稿サイズの決定後は、原稿サイズ検知動作を完了する。
ステップS25において、原稿サイズの判定に失敗した場合には(ステップS25/No)、原稿サイズを決定せず、原稿サイズ検知動作を完了する。原稿サイズの判定が失敗する例としては、真黒な原稿であった場合や、原稿台に対する外光の影響や原稿照射用のランプの点灯状態(ランプをONしたが光量が安定していない状態で読取りを実行する等)によって、読取りデータから原稿のサイズを判定することができない場合が考えられる。
以上が本発明の実施形態に係る原稿サイズ検知動作の基本シーケンスである。
次にステップS25における原稿画像データの解析(原稿サイズの判定)について詳細に説明する。図5にメモリコントロール32の一例を示す。ラインセンサ読み取り1ラインの基準となるXLSYNC信号と画素クロックであるところのPCLK、ラインセンサ読み取り開始トリガを示すXFSYNC信号を画像処理モジュール30から受け取り、複数ラインメモリ31にライトリセット(XWRST)信号とライトイネーブル(XWE)信号を渡している。それと共にCPU23からメモリライト領域を示す主走査スタート、主走査幅、副走査スタート、副走査幅の4つのパラメータを受け取り、2つの基準信号:XFSYNC、XLSYNCからメモリのライト位置を確定する。
図6に副走査方向のタイミングを、図7に主走査方向のタイミングを示す。メモリコントロールとして上記構成を持つことにより、図8に示すような2次元方向の複数パッチのデータを同時にメモリに書き込むことが可能となる(斜線部がメモリ書込み領域を示す。)パラメータ、タイミングとして主走査方向、副走査方向としたが、本発明における副走査方向は原稿読み取りに対する副走査方向のみならず、時間の経過をも示すものとしている。図8の横軸tは時間の経過を示す例で、T1、T2での読取パッチの位置を示している。
図9に、図12の基本フローチャートの中のステップS24(画像データを取り出すステップ)の実施形態を示す。図8に示すパッチデータを複数ラインメモリ31から1パッチずつCPU23の持つRAM24に読み出し、1パッチの平均値を求め2値化を行うことで、パッチの白黒判定を行っている。図9のフローチャートに従って説明する。白黒判定フロースタートし、ステップS1にて1パッチ内の画素数を設定する。その後複数ラインメモリ31から1画素単位でリードを行い(ステップS2)、設定されたN画素の加算を行う(ステップS3、4)。その後ステップS5にて1パッチ内の平均値を求め、そのパッチの2値化を行う。その結果からパッチの黒画素、白画素を判定し(ステップS6、7、8)白黒判定フローを終了する。平均値を求めるフローとしてN画素全加算のあと全平均としている(ステップS3、5)が、例えば主走査方向だけの加算を行い1ラインでの平均を求め、その後次のラインの加算と平均を繰り返し、最終判定を行う方式でも本発明には何ら影響は無い。
次に、本発明の他の実施形態を図11を使って説明する。原稿サイズ検知の基本的なアルゴリズムは、圧板が開いている時に原稿の白地部分と原稿外の原稿の無い部分が反射光が無く黒になることを利用している。つまり図11だとTHよりも明るい場合が原稿有り、THよりも暗い場合が原稿無しとして判定することとなる。ところが、図11にあるように地肌濃度が暗い原稿の場合、原稿内を読み取ってもTHを越えず原稿無しと誤判定してしまう。これを防ぐために図9のステップS6にあるように時間T1、T2で読み取ったパッチをPAT1、PAT2とし、PAT1とPAT2との差分値を求め、ΔD以上差分がある場合にはTHを越えない場合でも原稿有りと判断するようにしている。図5のCPU23からのパラメータ設定として主走査方向スタート/幅、副走査方向スタート/幅に加え、ΔD設定を追加する。
次に、図12の基本フローチャートの中のステップS25、画像データを解析する実施形態を示す。読み取りパッチとして図8に示すようにL(n)INとL(n)JUDGEを用いている。L(n)のnはラインセンサ読み取りスタートしてから何回目の読み取りかを示し(時間経過を示す)、INとJUDGEは主走査方向の位置を示し、INが検知対象原稿すべて原稿内に入る主走査位置を、JUDGEが原稿により原稿内/外が切り替わる主走査位置を示している。図10のフローチャートに従い説明する。検知フローを開始し、ステップS10にて検知回数Nを設定し、初期値としてn=1を設定する。nが検知回数Nを超えていないかどうか判断し(ステップS11)、Nを超えていた場合(ステップS11/No)、検知できずと判断し検知フローを抜けてしまう。n=Nになるまでは以下の判定を繰り返す。L(n)INが白かどうかを判定する(ステップS12)。原稿内も黒である場合は(ステップS12/No)、ランプオフと判断し、n=n+1として(ステップS13)、ステップS11に戻る。L(n)INが白だった場合(ステップS12/Yes)、L(n)JUDGEの判定結果を検知候補とし(ステップS14)、次のステップに進む。検知候補を得たnにプラス1を行い、次の読み取り結果の判定を行う(ステップS15)。L(n)JUDGEが黒かどうかを判定する(ステップS16)。白だった場合(ステップS16/No)、圧板が閉じてしまった可能性が高いため、ここでの判断は行わず前回検知候補だった結果をそのまま用いることとする。すなわち、(N+1)回目で圧板閉可能性大であるので、N回目は有効とする。もし黒であった場合は(ステップS16/Yes)、前回よりもランプがより安定していると考えられるので、今回の判定結果を用いることとする(ステップS17)。最後に原稿サイズ検知フローを終了する。
以上が本発明の実施形態に係るサイズ検知に関する基本シーケンスである。
図13は、本発明の実施形態に係るサイズ検知に関し、原稿の積載位置をコンタクトガラスの左上を基準とした場合を示す図である。図に示すように、主走査方向後端部では原稿領域にかからない領域が存在する。この必ず原稿外となる特定位置の画素値をモニタすることで圧板の開閉状態を判断する。一般的に圧板の下(原稿を押圧する部分)は、原稿の裏写り防止などの理由から白い素材を使用している。このことから、原稿外特定位置の画素が白であると判断できた場合には、圧板閉状態であり、黒であると判断できた場合には、圧板開状態である。原稿サイズ検知を利用して、原稿外特定画素位置の画像データが白か黒かの判断を行う。キャリッジは原稿読取中でなければ常に原稿サイズ検知位置に停止している。また、ランプは常に照射されていることとし、キャリッジが原稿サイズ検知位置に停止しているときは常に原稿外特定位置の画素値をモニタすることとする。
上記実施形態により、光源と画像読取手段のみにより圧板の開閉状態を判断し、従来必要であった圧板開閉センサを取り除くことができるため、コストの面で有利となる。
上記実施形態で、原稿外特定画素位置の画像データを閾値により白か黒の判断を行い、圧板開閉の判断を行った。ここで、圧板の開閉角度によって画像データの値が変化するので、これを利用し、開閉の2値のみでなく画像データの値から圧板の開閉角度を判断することも可能である。従って圧板の開閉角度と原稿外特定画素位置の画素値を取得しておき、テーブル化して保持する(図14参照)。原稿外特定画素位置の画素値を判断する際にテーブルの画素値と比較することで圧板の開閉角度を算出する。
上記実施形態により、特殊な角度を検知するセンサの追加なしに圧板の開放角度を判断できるためコストの面で有利となる。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。
ランプの点灯状態として3つの状態を用意する。
1.光量ダウン中
2.通常点灯中
3.光量アップ中
1は圧板開放角度大の際のランプの点灯状態である。光量を低下させるので、画像データの変化するレンジが狭くなるためサイズ検知精度は落ちる。ただし、この状態ではサイズ検知を行なわず、圧板の開放状態が検出できれば良いだけであるため、サイズ検知精度は要求しない。2は通常時のランプ点灯状態である。原稿の読取りが十分可能な光量レベルを想定する。3は圧板閉直前の開放角度小の際のランプの点灯状態である。光量を増加させるので、画像データの変化するレンジが広くなるためサイズ検知精度は上がる。あらかじめ、それぞれの点灯状態での圧板の開閉角度と原稿外特定画素位置の画素値を取得し、テーブル化して保持する。すなわち、ランプの状態ごとの3つのテーブルを作成する。原稿外特定画素位置の画素値を判断する際に、ランプの点灯状態を元にテーブルを選択し、選択されたテーブルの画素値と比較することで圧板の開閉角度を算出する。
各ランプの点灯状態は図15のように遷移する。すなわち、原稿読取り中は通常点灯、読取りが終了した際に、圧板開閉角度大なら光量ダウンへ、圧板開閉角度小なら光量アップへ、その後圧板の開閉角度の変化に追従して光量アップ/ダウンを繰り返す。読取り中になれば通常点灯へ遷移する。なお、本発明では原稿サイズ検知を行う具体的なタイミングについては限定しないが、圧板の開閉変化時(開→閉)や、圧板開状態での読取スタートボタン押下時に行うことが一般的である。
上記実施形態により、圧板開放時にはランプの光量を落とすことで、ランプ点灯によるまぶしさを緩和し、ユーザの目を保護することができる。また、不要時に光量を落とすことで、消費電力を緩和させ、コストの面でも有利となる。
また、上記実施形態により、圧板閉直前に実施する原稿サイズ検知において十分なランプ光量を得ることで、光量不足によるサイズ誤検知を緩和することができる。
また、上記実施形態により、適切にランプ光量をコントロールすることで、ランプ点灯によるまぶしさの緩和や、光量不足によるサイズ誤検知の緩和、といった利点を合わせ持った画像読取装置を提供することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種種変更可能であることは言うまでもない。
本発明の実施形態に係る画像読取装置の概略構成を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る画像読取装置の機械構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るラインセンサ読み取りにおけるディジタル複写機の電装ブロック図である。 本発明の実施形態に係るIPU内のブロック図である。 本発明の実施形態に係るIPU内、メモリコントロールのブロック図である。 本発明の実施形態に係るIPU内、メモリコントロールの副走査方向タイミングチャートである。 本発明の実施形態に係るIPU内、メモリコントロールの主走査方向タイミングチャートである。 本発明の実施形態に係るパッチ読み取りの1実施形態である。 本発明の実施形態に係る白黒判定フローチャートである。 本発明の実施形態に係るサイズ検知フローチャートである。 本発明の実施形態に係る白黒判定、差分値比較の実施形態である。 本発明の実施形態に係るラインセンサ読み取りにおける原稿サイズ検知基本フローチャートである。 本発明の実施形態に係る画像読取装置において、コンタクトガラス上に積載した原稿と原稿外特定画素位置のレイアウトである。 本発明の実施形態に係る開放角度と原稿外特定画素の画素値の関係を示すテーブルである。 本発明の実施形態に係るランプの点灯状態の遷移図である。
符号の説明
1 コンタクトガラス
2 ランプ(光源)
3 第1ミラー
4 第2ミラー
5 第3ミラー
6 第1キャリッジ
7 第2キャリッジ
8 レンズ
9 CCD
10 原稿
11 駆動ワイヤ
12 プーリ
13 ホームポジションセンサ
14 駆動軸
15 ワイヤプーリ
16 タイミングプーリ
17 タイミングベルト
18 モータ
20 スキャナ
21 IPU
22 プリンタ
23 CPU
24 RAM
25 操作部
26 CPU
27 表示部
30 画像処理モジュール
31 複数ラインメモリ
32 メモリコントロール

Claims (16)

  1. 原稿照射手段と、前記原稿照射手段により原稿を走査して原稿の複数ラインの画像データを取得し、前記取得した画像データを用いて原稿の主走査サイズを判定する手段と、を備える画像読取装置であって、
    原稿載置領域外の特定位置の画像データに基づいて原稿台上の原稿を押圧するための圧板の開閉状態を判断する第1の判断手段を備えることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記特定位置は、主走査方向の原稿載置領域外となる位置であることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記特定位置は、主走査方向の前記圧板の開閉部側の原稿載置領域外となる位置であることを特徴とする請求項1又は2記載の画像読取装置。
  4. 前記特定位置の画像データに基づいて圧板の開放角度を判断する第2の判断手段を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  5. 前記第2の判断手段は、圧板の開閉角度と前記特定位置の画素値を予め取得し、テーブル化したうえで、前記テーブルの画素値と比較することで前記圧板の開放角度を判断することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  6. 前記原稿照射手段による照射の光量を変化させる変化手段を備え、
    前記変化手段は、前記第2の判断手段により判断された圧板の開放角度を元に、前記原稿照射手段の光量を変化させることを特徴とする請求項4又は5記載の画像読取装置。
  7. 前記変化手段は、前記第2の判断手段により判断された圧板の開放角度を元に、圧板が大きく開放されている場合には前記原稿照射手段の光量を通常時よりも落とすことを特徴とする請求項6記載の画像読取装置。
  8. 前記変化手段は、前記第2の判断手段により判断された圧板の開放角度を元に、圧板が小さく開放されている、すなわち閉じられそうな場合には前記原稿照射手段の光量を通常時よりも上げることを特徴とする請求項6記載の画像読取装置。
  9. 原稿照射工程と、前記原稿照射工程により原稿を走査して原稿の複数ラインの画像データを取得し、前記取得した画像データを用いて原稿の主走査サイズを判定する工程と、を備える画像読取方法であって、
    原稿載置領域外の特定位置の画像データに基づいて原稿台上の原稿を押圧するための圧板の開閉状態を判断する第1の判断工程を備えることを特徴とする画像読取方法。
  10. 前記特定位置は、主走査方向の原稿載置領域外となる位置であることを特徴とする請求項9記載の画像読取方法。
  11. 前記特定位置は、主走査方向の前記圧板の開閉部側の原稿載置領域外となる位置であることを特徴とする請求項9又は10記載の画像読取方法。
  12. 前記特定位置の画像データに基づいて圧板の開放角度を判断する第2の判断工程を備えることを特徴とする請求項9から11のいずれか1項に記載の画像読取方法。
  13. 前記第2の判断工程は、圧板の開閉角度と前記特定位置の画素値を予め取得し、テーブル化したうえで、前記テーブルの画素値と比較することで前記圧板の開放角度を判断することを特徴とする請求項9から12のいずれか1項に記載の画像読取方法。
  14. 前記原稿照射工程による照射の光量を変化させる変化工程を備え、
    前記変化工程は、前記第2の判断工程により判断された圧板の開放角度を元に、前記原稿照射工程の光量を変化させることを特徴とする請求項9から13のいずれか1項に記載の画像読取方法。
  15. 前記変化工程は、前記第2の判断工程により判断された圧板の開放角度を元に、圧板が大きく開放されている場合には前記原稿照射工程の光量を通常時よりも落とすことを特徴とする請求項14記載の画像読取方法。
  16. 前記変化工程は、前記第2の判断工程により判断された圧板の開放角度を元に、圧板が小さく開放されている、すなわち閉じられそうな場合には前記原稿照射工程の光量を通常時よりも上げることを特徴とする請求項14記載の画像読取方法。
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