JP2007158965A - 画像読取装置、原稿サイズ検知方法、及び原稿サイズ検知プログラム - Google Patents

画像読取装置、原稿サイズ検知方法、及び原稿サイズ検知プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像読取部にて原稿サイズ検知を行う画像読取装置、原稿サイズ検知方法、及び原稿サイズ検知プログラムを提供する。
【解決手段】パッチ(81、82)が白と判定され、パッチ(83、84)が黒と判定された場合、副走査方向の後ろ側に原稿が無いと判断され、原稿がA4ヨコであると決定する。パッチ(81、83)が白と判定され、パッチ(82、84)が黒と判定された場合、今度は主走査方向の後ろ側に原稿が無いと判断され、原稿がA4タテであると決定する。パッチ(81、82、8384)の全て黒と判定された場合、4つの読取位置にすべて原稿が無いと判断し、A4より小さいサイズ、又は原稿無しと決定する。上記4つのパターンのどれにも当てはまらない場合は、どこかで検知エラーがあったと判断され、原稿サイズが検知されなかったことをコントロールパネル30に表示してユーザに通知する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ディジタル複写機、複合機等の画像形成装置における画像読取装置、原稿サイズ検知方法、及び原稿サイズ検知プログラムに関し、特に画像読取部にて原稿サイズ検知を行う画像読取装置、原稿サイズ検知方法、及び原稿サイズ検知プログラムに関する。
イメージスキャナ等の原稿読取装置、原稿読取装置を備えた複写機、ファクシミリ、印刷装置等の画像形成装置は、コンタクトガラス等の透明な原稿台上に載置された原稿のサイズを自動で判別する機能を有している。原稿サイズを検知する方法として、B4、A4、B4等の定形の各種原稿サイズに対応した位置に反射型センサを設置して、その反応の組合せから原稿サイズを判定する方法が一般に用いられている。
しかし、近年、コストダウンの一環としてセンサを用いず、原稿読取用のラインセンサを用いて原稿サイズを検知する方式が用いられるようになっている。
特許文献1では、原稿台にセットされた原稿を照明走査するための光源と、光源から発生されて原稿で反射される光に基づいて、原稿濃度に対応する画像データを生成するデータ生成手段と、データ生成手段によって生成される画像データ中から、予め定める条件に該当する部分を検出する検出手段と、検出手段から検出信号が出力されない場合に、上記予め定める条件を緩和すように変更する条件変更手段と、検出手段からの出力に基づいて原稿のサイズを判定するサイズ判定手段とを有することにより、ハーフトーン原稿や用紙の端縁付近まで画像が記録されている原稿であっても、原稿端縁を検知することができるため、原稿のサイズを正確に検出できる原稿サイズ検知装置が提案されている。
特許文献2では、原稿載置台上に載置された原稿に光を照射する光源と、原稿からの反射光に基づいて原稿上の画像を読み取る撮像素子とを備えた原稿読取装置を用いて、原稿のサイズを検出する原稿サイズ検出装置において、原稿マット開閉スイッチがオンされた後、原稿マットが完全に閉じられるまでの間に、光源を消灯した状態及び光源を点灯した状態で、撮像素子により原稿の読み取りを行わせ、それらの読取画像データの差をとって、原稿の端縁を判別することにより、照明具等の外乱光の影響がある環境においても、原稿の端縁を正確に判別して原稿サイズを検出することができる原稿サイズ検出装置が提案されている。
特許文献3では、原稿を読み取って得られた画像信号から該原稿サイズを検知する原稿サイズ検知装置であって、前記画像信号を所定時間加算する加算回路と該加算回路の出力信号を平均化する平均回路と、該平均回路の出力信号を所定の基準信号と比較する比較回路とからなる複数の処理回路を具備し、前記各比較回路の出力信号の中で該出力信号が反転する位置情報から前記原稿のサイズを検知することにより、原稿サイズを短い時間で検知することができ、また、画像形成時間を短縮する原稿サイズ検知装置、原稿サイズ検知方法、及び画像形成装置が提案されている。
特開平10−257255号公報 特開2000−138798号公報 特開2003−198809号公報
しかし、上記の発明は以下の問題を有している。
特許文献1記載の原稿サイズ検知装置は、データ生成手段によって生成される画像データの中から予め定める条件に該当する部分が検出されて、この検出された部分に基づいて原稿サイズを検出しているが、主走査方向の原稿領域を検出することにより原稿サイズを検出している。そのため、副走査方向への原稿サイズを検出するためには、専用のセンサを用いなければならない。
特許文献2記載の原稿サイズ検出装置は、消灯状態の読取画像データと点灯状態の読取画像データとの差をとって原稿の端縁を判別することにより用紙サイズを検出しているが、副走査方向のサイズを検出するために専用のセンサが用いられている。
特許文献3記載の原稿サイズ検知装置、原稿サイズ検知方法、及び画像形成装置は、所定期間の画像信号を加算し、加算された信号を平均化して所定の基準信号と比較し、各比較回路の出力信号の中で該出力信号が反転する位置情報から原稿のサイズを検出しているが、副走査方向のサイズを検出するために専用のセンサを用いる必要がある。
そこで、コンタクトガラス上に設置された原稿の所定の位置のみを読み取り、読み取った原稿の画像データを用いて、原稿の所定位置に対応する複数のパッチの白黒判定処理を行い、各パッチの白黒判定結果に基づいて原稿サイズの判定することにより、原稿サイズの判定のために原稿一面分をスキャンする必要がなくなり、原稿サイズ判定処理に要する時間を短縮することができる画像読取装置、原稿サイズ検知方法、及び原稿サイズ検知プログラムを提案することを目的としている。
請求項1記載の発明は、原稿照射手段により原稿を照射し反射光を受光することで前記原稿を読み取る画像読取装置であって、前記原稿照射手段により原稿を照射することで複数ラインの画像データを取得し、該画像データに基づいて前記原稿の原稿サイズを検出することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像読取装置において、前記原稿照射手段の移動範囲は、前記画像データを取得するラインに応じて変更されることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の画像読取装置において、前記画像データを取得するラインは、検出する原稿サイズに基づいて決定されることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の画像読取装置において、各ラインの画像データから取得する主走査方向への範囲は、検出する原稿サイズに基づいて決定されることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1記載の画像読取装置において、前記原稿照射手段の移動範囲は、前記画像データを取得するラインに応じて変更され、前記画像データを取得するラインは、検出する原稿サイズに基づいて決定され、各ラインの画像データから取得する主走査方向への範囲は、検出する原稿サイズに基づいて決定されることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項2から5のいずれか1項記載の画像読取装置において、原稿読み取り押え板の開閉を検知する検知手段と、前記検知手段によって前記原稿読み取り押え板が閉じられたことが検知されたとき、前記原稿照射手段が走査方向に移動することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、原稿照射手段により原稿を照射し反射光を受光することで前記原稿を読み取る画像読取装置の原稿サイズ検知方法であって、前記原稿照射手段により原稿を照射することで複数ラインの画像データを取得する工程と、該画像データに基づいて前記原稿の原稿サイズを検出する工程とを有することを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項7記載の原稿サイズ検知方法において、原稿読み取り押え板の開閉を検知する検知工程と、前記検知工程によって前記原稿読み取り押え板が閉じられたことが検知されたとき、前記原稿照射手段が走査方向に移動する工程とを有することを特徴とする。
請求項9記載の発明は、原稿照射手段により原稿を照射し反射光を受光することで前記原稿を読み取る画像読取装置の原稿サイズ検知プログラムであって、前記原稿照射手段により原稿を照射することで複数ラインの画像データを取得する処理と、該画像データに基づいて前記原稿の原稿サイズを検出する処理とを有することを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項9記載の原稿サイズ検知プログラムにおいて、原稿読み取り押え板の開閉を検知する検知処理と、前記検知処理によって前記原稿読み取り押え板が閉じられたことが検知されたとき、前記原稿照射手段が走査方向に移動する処理とを有することを特徴とする。
本発明は、コンタクトガラス上に設置された原稿の所定の位置のみを読み取り、読み取った原稿の画像データを用いて、原稿の所定位置に対応する複数のパッチの白黒判定処理を行い、各パッチの白黒判定結果に基づいて原稿サイズの判定することにより、原稿サイズの判定のために原稿一面分をスキャンする必要がなくなり、原稿サイズ判定処理に要する時間を短縮することができる。
以下、本発明の画像読取装置について、実施の形態に即して具体的に説明する。
<画像読取装置>
まず、図1、図2、図12、及び図13を参照して、本実施形態の画像読取装置の構成を説明する。図1は、画像読取装置1の概略構成を示す側面図であり、図2は、画像読取装置1の駆動系の構成を示す斜視図である。図12は、画像読取装置1の外観を示す図である。図13は、キャリッジが副走査方向へ移動する様子を示す図である。
画像読取装置1は、コンタクトガラス2と、第1のキャリッジ7と、第2のキャリッジ8と、レンズ9、CCD10と、駆動ワイヤ11と、プーリ12と、ホームポジションセンサ13と、駆動軸14と、ワイヤプーリ15と、タイミングプーリ16と、タイミングベルト17と、モータ18と、を有して構成される。
なお、第1のキャリッジ7には、ランプ3と、第1のミラー4とが搭載されており、第2のキャリッジ8には、第2のミラー5と、第3のミラー6とが搭載されている。
第1のキャリッジ7は駆動ワイヤ11に取り付けられており、第2のキャリッジ8はプーリ12を介して駆動ワイヤ11に取り付けられている。また、駆動軸14に繋がれたワイヤプーリ15が駆動ワイヤ11に巻きつけられており、タイミングプーリ16とタイミングベルト17によって、モータ18の駆動を伝達することで、第1のキャリッジ7及び第2のキャリッジ8が図1の左右方向に移動する。
なお、第1のキャリッジ7と第2のキャリッジ8との移動速度比は2:1となっており、第1のキャリッジ7が移動する距離Lは、第2のキャリッジ8が移動する距離の2倍となっている。これにより光学系の光路長が一定に保たれており、キャリッジがどの地点にあっても、同一の条件(光路長)でCCD10による受光が可能となっている。
また、第1のキャリッジ7、第2のキャリッジ8は、第1キャリッジ7の一端がホームポジションセンサ13を横切ってから一定距離をリターンさせた位置をホームポジションとしている。
画像読取装置1の動作について説明する。第1のキャリッジ7のランプ3は、コンタクトガラス2上に置かれた原稿に対して光ビームを照射する。そして、該光ビームの反射光を、第1のミラー4、第2のミラー5、第3のミラー6によって反射して、レンズ9に導光する。レンズ9は、導光された反射光を集光し、CCD(Charge Coupled Device/電荷結合素子)10上に結像する。CCD10は、光信号を電気信号に変換し、後述するIPU22に入力する。
<内部回路>
次に、図3を参照して、本実施形態の画像読取装置1の内部回路について説明する。
画像読取装置1は、内部回路として、CPU20と、RAM21と、IPU22と、コントロールパネル制御部23と、コントロールパネル30と、を有して構成される。
CPU(Central Processing Unit)20は、画像読取装置1の全体制御を行う中央演算処理装置である。RAM(Random Access Memory)21は、IPU22などの各機構の制御プログラムやパラメータを保持する。
IPU22(Image Processing Unit)22は、画像処理制御ユニットであり、上述のCCD10から送られてきた電気信号を処理することで画像データを生成し、該画像データを後段の機構(プリンタ部)に送る。
コントロールパネル制御23は、コントロールパネル30の液晶ディスプレイに表示する表示内容の制御や、コントロールパネル30から選択入力されたコマンドをCPU20に送る入力制御などを行う。コントロールパネル30は、ユーザへの装置状態の表示や、ユーザからのコマンド入力を受け付ける操作部であり、タッチパネル方式の液晶ディスプレイを含んで構成される。
図4は、IPU22内の回路構成を示す。IPU22は、画像処理モジュール24と、メモリ制御部25と、ラインメモリ26と、を有して構成される。
画像処理モジュール24は、CCD10から送られてきた電気信号を画像データに変換し、該画像データに各種の画像処理を行う。具体的には、シェーディング補正、γ補正、平滑化処理などのスキャナ画像補正や、変倍処理、MTF補正などの補正処理を行う。
メモリ制御部25は、ラインメモリ26へのメモリ処理の制御を行う。具体的には、後述する原稿サイズの検知動作を行う場合に、画像データをラインメモリ26に蓄積する。なお、CPU20とIPU22とは回路的に接続されているので、CPU20からメモリ制御部25を制御することで、ラインメモリ26のデータリード/ライトが可能となっている。
図5は、IPU22内の回路間でやり取りされる各種信号を示す。
画像処理モジュール24は、ラインセンサ読み取り1ラインの基準となるXLSYNC信号と、画素クロックであるPCLKと、ラインセンサ読み取り開始トリガを示すXFSYNC信号と、をメモリ制御部25に送る。メモリ制御部25は、該信号を受け取った後で、ラインメモリ26にXWRST信号(ライトリセット信号)と、XWE信号(ライトイネーブル信号)と、を渡す。
また、メモリ制御部25は、「主走査スタート」、「主走査幅」、「副走査スタート」、「副走査幅」というメモリライト領域を示す4つのパラメータをCPU20から受け取り、XFSYNC、XLSYNCからラインメモリ26のライト位置を確定する。
図6は、副走査方向に関する信号(XFSYNC、XLSYNC、XWRST、XWE)のタイミングチャートを示し、図7は、主走査方向に関する信号(XLSYNC、PCLK、XWRST、XWE)のタイミングチャートを示す。
上述のようにIPU22を構成することにより、図8に示すような主走査、副走査の2次元方向の複数パッチのデータを同時にラインメモリ26に書き込むことが可能となっている。図8において斜線部がメモリ書込み領域を示す。本実施形態において、主走査及び副走査の2次元方向の複数パッチをそれぞれパッチ(81、82、83、84)とする。また、各パッチ(81、82、83、84)のデータは、原稿上において図9に示す位置に相当する部分のデータである。
ここでは、パラメータ、タイミングとして主走査方向、副走査方向を用いているが、この副走査方向は原稿読み取りに対する副走査方向のみならず、時間の経過もあらわす。図8の横軸tは時間軸を示し、T1、T2は、そのタイミングでの読取パッチの位置を示す。
<白黒判定処理>
次に、画像データの白黒判定処理のフローについて説明する。ここでは、図8に示すパッチデータをラインメモリ26から1パッチずつRAM21に読み出し、CPU20において1パッチの平均値を求め2値化を行うことでパッチの白黒判定を行う。
図10は、白黒判定処理のフローを示す。
まず、1パッチ内の画素数を設定する(ステップS1001)。次に、ラインメモリ26から1画素単位でリードを行う(ステップS1002)。
リード後、全画素数分読み取ったか否かの判定を行う(ステップS1003)。具体的には、読み取った画素数が全画素数に達しているか否かの判定を行う。ここで、全画素数分読み取っていないと判定された場合には(ステップS1003/NO)、ステップS1002に戻り次ライン画素のリードを行う。
全画素数分読み取ったと判定された場合には(ステップS1003/YES)、1パッチ内の平均値を求める(ステップS1004)。そして、該平均値からパッチの黒画素、白画素の判定を行う(ステップS1005)。具体的には、1パッチの平均値と所定の基準値とを比較し、基準値以下であれば当該パッチは濃度が低い、すなわち白と判定し、逆に基準値以上であれば当該パッチは濃度が高い、すなわち黒と判定する。
なお、本フローにおいては、全画素の読み取り後に全画素の全平均を求めることで平均値を算出しているが、例えば、主走査ライン単位で加算を行い1ラインでの平均を求め、その後次のラインの加算、平均値算出処理を繰り返すこと平均値を算出しても良い。いずれにしても、副走査方向の複数読み取り分について各々主走査方向に離散した複数箇所異なる各パッチ画像の画像データに対して所定の基準値を用いその比較結果によりパッチの白黒判定を行うようにしているので、簡単な処理で確実に白黒判定を行うことが可能となっている。
<原稿サイズ判定処理>
次に、原稿の原稿サイズを検出する処理について説明する。
本実施形態の画像読取装置においては、コンタクトガラス2上に設置された原稿の所定の位置(図8及び図9に示す)のみを読み取り、読み取った原稿の画像データを用いて、図10に示した各パッチの白黒判定処理を行い、各パッチの白黒判定結果に基づいて原稿サイズの判定することにより、原稿サイズの判定のために原稿一面分をスキャンする必要がなくなり、原稿サイズ判定処理に要する時間を短縮することができる。
また、下記の原稿サイズ判定処理による読み取り処理と同時にキャリッジを本来の原稿読取り(本スキャン)位置へ移動させることにより、原稿検知後の本スキャン開始までの時間を短縮することができる。なお、サイズ検知のための原稿の読み取りが完了した直後に本スキャンを開始するような場合には、ランプを消灯せず、原稿照射用のランプを点灯したままにする場合もあり得る。
まず、図12に示すように、原稿を押える圧板が閉じられているか否かを検知する(ステップS1101)。圧板が閉じられていた場合は(ステップS1101/YES)、各キャリッジ(7、8)を所定の位置に移動させて(ステップS1102)、原稿サイズの検出に必要な準備を行う(ステップS1103)。具体的には、図6、図7に示す原稿の読み取りタイミングの設定などである。次に、原稿サイズの検出処理を行う。具体的には、ランプ3を点灯し(ステップS1104)、反射光をCCD10で受光する(ステップS1105)。このとき、図13に示すように、第1のキャリッジ7、第2のキャリッジ8をパッチ(81、82、83、84)に属するラインへ移動させて原稿を走査してサイズ検出を実行する。このとき、パッチ(81、82、83、84)に属するラインのみを走査するため、原稿サイズ検出のための原稿の走査時間を短縮することができ、かつ画像データを取得するラインが少ないため、ラインメモリ26の容量を節約することができる。なお、原稿サイズ検出のために走査するラインの位置は、判別する原稿サイズの変更に伴う各パッチ(81、82、83、84)の位置の変更に応じて変更される。
次に、原稿サイズを解析するために、ステップS13で読み取った原稿の画像データの取り出しを行う(ステップS1106)。ここで、原稿の画像データの取り出しは、ラインメモリ26に蓄積されたデータをCPU20が読み出すことで行われる。ここで、CPU20はラインメモリ26に蓄積された複数ラインの全ての画像データを読み出すのではなく、各ラインの画像データから各パッチ(81、82、83、84)の主走査方向の領域に属する画像データのみを読み出す。なお、各ラインの画像データから読み出される主走査方向の領域は、判別する原稿サイズの変更に伴う各パッチ(81、82、83、84)の位置の変更に応じて変更される。
次に、上記取り出した画像データを解析し、原稿サイズの判定を行う(ステップS1107)。ここでは、上述の図10で説明した白黒判定処理を行うことで原稿サイズの判定を行う。具体的には、原稿サイズ検出のために設定した基準位置におけるパッチ画像の白黒判定を行うことで原稿サイズの判定を行う。
ここで、パッチ画像の白黒判定結果に基づく原稿サイズの判定は、表1に基づいて行う。
本実施形態においては、読み取るパッチとして図8及び図9に示すパッチ(81、82、83、84)を用いる。また、検知する原稿サイズをA3、A4ヨコ、A4タテ、それ以外とする。パッチ(81、82、83、84)の全てが白と判定された場合、4つの読み取り位置にすべて原稿が有ると判断し、原稿がA3サイズであると決定する。パッチ(81、82)が白と判定され、パッチ(83、84)が黒と判定された場合、副走査方向の後ろ側に原稿が無いと判断され、原稿がA4ヨコであると決定する。パッチ(81、83)が白と判定され、パッチ(82、84)が黒と判定された場合、今度は主走査方向の後ろ側に原稿が無いと判断され、原稿がA4タテであると決定する。パッチ(81、82、8384)の全て黒と判定された場合、4つの読取位置にすべて原稿が無いと判断し、A4より小さいサイズ、又は原稿無しと決定する。上記4つのパターンのどれにも当てはまらない場合は、どこかで検知エラーがあったと判断され、原稿サイズが検知されなかったことをコントロールパネル30に表示してユーザに通知する。
Figure 2007158965
原稿サイズの判定に成功した場合には(ステップS1108/YES)、該サイズ判定処理で判定された原稿サイズを読み取る対象の原稿のサイズとして設定する(ステップS1109)。ここで、原稿サイズの設定とは、CPU20に接続されたプログラム実行用のメモリであるRAM21に原稿サイズ情報を保存することであり、以降の処理においては、設定した原稿サイズ情報を読み出して利用する。
原稿サイズの判定に失敗した場合には(ステップS1108/NO)、原稿サイズを設定せずに原稿サイズ検知動作を完了する。なお、原稿サイズの判定が失敗するケースとしては、原稿がもともと設置されていないケースや読み取る対象の原稿が真黒な原稿であるために読み取れないケース、原稿台に対する外光の影響や原稿照射用のランプの点灯状態(ランプをONしたが光量が安定していない状態で読み取りを実行する等)を理由として読み取りデータから原稿のサイズを判定することができないケース考えられる。
画像読取装置の概略構成を示す側面図である。 画像読取装置の駆動系の構成を示す斜視図である。 画像読取装置の内部回路を示すブロック図である。 IPU内の回路構成を示すブロック図である。 IPU内の回路間でやり取りされる各種信号を説明するための図である。 副走査方向に関する信号のタイミングチャートを示す図である。 主走査方向に関する信号のタイミングチャートを示す図である。 ラインメモリへの書き込み領域を説明するための図である。 ラインメモリへの書き込み領域のコンタクトガラス上の位置を示す図である。 白黒判定処理のフローを示す図である。 原稿サイズの検出フローを示す図である。 画像読取装置1の外観を示す図である。 キャリッジが副走査方向へ移動する様子を示す図である。
符号の説明
1 画像読取装置
2 コンタクトガラス
7 第1のキャリッジ
8 第2のキャリッジ
9 レンズ
10 CCD
11 駆動ワイヤ
12 プーリ
13 ホームポジションセンサ
14 駆動軸
15 ワイヤプーリ
16 タイミングプーリ
17 タイミングベルト
18 モータ
20 CPU
22 IPU
24 画像処理モジュール
25 メモリ制御部
26 ラインメモリ

Claims (10)

  1. 原稿照射手段により原稿を照射し反射光を受光することで前記原稿を読み取る画像読取装置であって、
    前記原稿照射手段により原稿を照射することで複数ラインの画像データを取得し、該画像データに基づいて前記原稿の原稿サイズを検出することを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記原稿照射手段の移動範囲は、前記画像データを取得するラインに応じて変更されることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記画像データを取得するラインは、検出する原稿サイズに基づいて決定されることを特徴とする請求項2記載の画像読取装置。
  4. 各ラインの画像データから取得する主走査方向への範囲は、検出する原稿サイズに基づいて決定されることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  5. 前記原稿照射手段の移動範囲は、前記画像データを取得するラインに応じて変更され、
    前記画像データを取得するラインは、検出する原稿サイズに基づいて決定され、
    各ラインの画像データから取得する主走査方向への範囲は、検出する原稿サイズに基づいて決定されることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  6. 原稿読み取り押え板の開閉を検知する検知手段と、
    前記検知手段によって前記原稿読み取り押え板が閉じられたことが検知されたとき、前記原稿照射手段が走査方向に移動することを特徴とする請求項2から5のいずれか1項記載の画像読取装置。
  7. 原稿照射手段により原稿を照射し反射光を受光することで前記原稿を読み取る画像読取装置の原稿サイズ検知方法であって、
    前記原稿照射手段により原稿を照射することで複数ラインの画像データを取得する工程と、
    該画像データに基づいて前記原稿の原稿サイズを検出する工程とを有することを特徴とする原稿サイズ検知方法。
  8. 原稿読み取り押え板の開閉を検知する検知工程と、
    前記検知工程によって前記原稿読み取り押え板が閉じられたことが検知されたとき、前記原稿照射手段が走査方向に移動する工程とを有することを特徴とする請求項7記載の原稿サイズ検知方法。
  9. 原稿照射手段により原稿を照射し反射光を受光することで前記原稿を読み取る画像読取装置の原稿サイズ検知プログラムであって、
    前記原稿照射手段により原稿を照射することで複数ラインの画像データを取得する処理と、
    該画像データに基づいて前記原稿の原稿サイズを検出する処理とを有することを特徴とする原稿サイズ検知プログラム。
  10. 原稿読み取り押え板の開閉を検知する検知処理と、
    前記検知処理によって前記原稿読み取り押え板が閉じられたことが検知されたとき、前記原稿照射手段が走査方向に移動する処理とを有することを特徴とする請求項9記載の原稿サイズ検知プログラム。
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