JP2003219117A - 原稿両端検出装置 - Google Patents
原稿両端検出装置Info
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- JP2003219117A JP2003219117A JP2002014374A JP2002014374A JP2003219117A JP 2003219117 A JP2003219117 A JP 2003219117A JP 2002014374 A JP2002014374 A JP 2002014374A JP 2002014374 A JP2002014374 A JP 2002014374A JP 2003219117 A JP2003219117 A JP 2003219117A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 原稿両端を誤検出することなく読取装置の有
効読取範囲内において無段階に原稿両端を検出すること
ができる原稿両端検出装置を提供すること。 【構成】 画像読取装置と、白色と黒色とで色分けされ
前記イメージセンサの焦点位置において白色部と黒色部
を切り替えられることが可能な白黒基準板とを有し、前
記白黒基準板の黒色部と白色部でそれぞれ原稿の先端を
スキャンする手段と、黒色部にて前記原稿先端の第1及
び第2のスキャン信号の変化点を検出する手段と、白色
部にて第3及び第4のスキャン信号の変化点を検出する
手段と、前記第1の変化点と前記第3の変化点とを比較
し両者の内でより左側にあるスキャン信号の変化点を前
記原稿の左端と判定する手段と、前記第2のスキャン信
号の変化点と前記第4のスキャン信号の変化点とを比較
し両者の内でより右側にあるスキャン信号の変化点を前
記原稿の右端と判定する手段を含んで原稿両端検出装置
を構成する。
効読取範囲内において無段階に原稿両端を検出すること
ができる原稿両端検出装置を提供すること。 【構成】 画像読取装置と、白色と黒色とで色分けされ
前記イメージセンサの焦点位置において白色部と黒色部
を切り替えられることが可能な白黒基準板とを有し、前
記白黒基準板の黒色部と白色部でそれぞれ原稿の先端を
スキャンする手段と、黒色部にて前記原稿先端の第1及
び第2のスキャン信号の変化点を検出する手段と、白色
部にて第3及び第4のスキャン信号の変化点を検出する
手段と、前記第1の変化点と前記第3の変化点とを比較
し両者の内でより左側にあるスキャン信号の変化点を前
記原稿の左端と判定する手段と、前記第2のスキャン信
号の変化点と前記第4のスキャン信号の変化点とを比較
し両者の内でより右側にあるスキャン信号の変化点を前
記原稿の右端と判定する手段を含んで原稿両端検出装置
を構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イメージセンサに
よる画像読取り装置を備えた電子複写機やFAX、スキ
ャナ装置等の原稿両端検出装置に関するものである。
よる画像読取り装置を備えた電子複写機やFAX、スキ
ャナ装置等の原稿両端検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シート状の原稿を走査し、その画像情報
を読取る装置における原稿両端検出方法は従来多くのも
のが提案されている。
を読取る装置における原稿両端検出方法は従来多くのも
のが提案されている。
【0003】例えば、原稿を積載する置き台にスライダ
ーを設け、このスライダー位置を検出することで原稿幅
即ち原稿両端を検出する方法である。
ーを設け、このスライダー位置を検出することで原稿幅
即ち原稿両端を検出する方法である。
【0004】又、画像読取装置の焦点位置に特定の反射
濃度で着色したプラテンローラや基準板を設け、この反
射濃度をリファレンスとして原稿端を検出することで原
稿両端を検出する方法である。
濃度で着色したプラテンローラや基準板を設け、この反
射濃度をリファレンスとして原稿端を検出することで原
稿両端を検出する方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者に
代表される方法で原稿両端を細かく検出するためには、
スライダー位置検出用のセンサを多く配置する必要があ
り、実用上は定型サイズの原稿幅における原稿両端検出
しか行っていないという問題がある。
代表される方法で原稿両端を細かく検出するためには、
スライダー位置検出用のセンサを多く配置する必要があ
り、実用上は定型サイズの原稿幅における原稿両端検出
しか行っていないという問題がある。
【0006】又、後者に代表される方法ではリファレン
スとなるプラテンローラや基準板と同じ反射特性の画像
を有する原稿を読み取る場合、原稿端を誤検出してしま
い即ち原稿両端を誤検出してしまうという問題がある。
スとなるプラテンローラや基準板と同じ反射特性の画像
を有する原稿を読み取る場合、原稿端を誤検出してしま
い即ち原稿両端を誤検出してしまうという問題がある。
【0007】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、原稿両端を誤検出することな
く読取装置の有効読取範囲内において無段階に原稿両端
を検出することができる原稿両端検出装置を提供するこ
とにある。
で、その目的とする処は、原稿両端を誤検出することな
く読取装置の有効読取範囲内において無段階に原稿両端
を検出することができる原稿両端検出装置を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、画像を1ライン毎に読取るイメージセン
サを用いて原稿を搬送して読取る画像読取装置と、白色
と黒色とで色分けされ前記イメージセンサの焦点位置に
おいて白色部と黒色部を切り替えられることが可能な白
黒基準板とを有し、前記白黒基準板の黒色部と白色部で
それぞれ原稿の先端をスキャンする手段と、黒色部にて
前記原稿先端の第1及び第2のスキャン信号の変化点を
検出する手段と、白色部にて第3及び第4のスキャン信
号の変化点を検出する手段と、前記第1の変化点と前記
第3の変化点とを比較し両者の内でより左側にあるスキ
ャン信号の変化点を前記原稿の左端と判定する手段と、
前記第2のスキャン信号の変化点と前記第4のスキャン
信号の変化点とを比較し両者の内でより右側にあるスキ
ャン信号の変化点を前記原稿の右端と判定する手段とを
含んで原稿両端検出装置を構成したことを特徴とする。
め、本発明は、画像を1ライン毎に読取るイメージセン
サを用いて原稿を搬送して読取る画像読取装置と、白色
と黒色とで色分けされ前記イメージセンサの焦点位置に
おいて白色部と黒色部を切り替えられることが可能な白
黒基準板とを有し、前記白黒基準板の黒色部と白色部で
それぞれ原稿の先端をスキャンする手段と、黒色部にて
前記原稿先端の第1及び第2のスキャン信号の変化点を
検出する手段と、白色部にて第3及び第4のスキャン信
号の変化点を検出する手段と、前記第1の変化点と前記
第3の変化点とを比較し両者の内でより左側にあるスキ
ャン信号の変化点を前記原稿の左端と判定する手段と、
前記第2のスキャン信号の変化点と前記第4のスキャン
信号の変化点とを比較し両者の内でより右側にあるスキ
ャン信号の変化点を前記原稿の右端と判定する手段とを
含んで原稿両端検出装置を構成したことを特徴とする。
【0009】又、本発明は、画像を1ライン毎に読取る
イメージセンサを用いて原稿を搬送して読取る画像読取
装置と、前記イメージセンサに対向して設けられ白色と
黒色とで色分けされ前記原稿に接触して回転し前記原稿
を搬送できまた前記原稿に非接触で回転し前記原稿を搬
送することなくイメージセンサの焦点位置において白色
部と黒色部を切り替えられることが可能な白黒基準ロー
ラーとを有し、前記白黒基準ローラーの黒色部と白色部
でそれぞれ原稿の先端をスキャンする手段と、黒色部に
て第1及び第2のスキャン信号の変化点を検出する手段
と、白色部にて第3及び第4のスキャン信号の変化点を
検出する手段と、前記第1の変化点と前記第3のスキャ
ン信号の変化点とを比較し両者の内でより左側にある変
化点を前記原稿の左端と判定する手段と、前記第2の変
化点と前記第4のスキャン信号の変化点とを比較し両者
の内でより右側にある変化点を前記原稿の右端と判定す
る手段を含んで原稿両端検出装置を構成したことを特徴
とする。
イメージセンサを用いて原稿を搬送して読取る画像読取
装置と、前記イメージセンサに対向して設けられ白色と
黒色とで色分けされ前記原稿に接触して回転し前記原稿
を搬送できまた前記原稿に非接触で回転し前記原稿を搬
送することなくイメージセンサの焦点位置において白色
部と黒色部を切り替えられることが可能な白黒基準ロー
ラーとを有し、前記白黒基準ローラーの黒色部と白色部
でそれぞれ原稿の先端をスキャンする手段と、黒色部に
て第1及び第2のスキャン信号の変化点を検出する手段
と、白色部にて第3及び第4のスキャン信号の変化点を
検出する手段と、前記第1の変化点と前記第3のスキャ
ン信号の変化点とを比較し両者の内でより左側にある変
化点を前記原稿の左端と判定する手段と、前記第2の変
化点と前記第4のスキャン信号の変化点とを比較し両者
の内でより右側にある変化点を前記原稿の右端と判定す
る手段を含んで原稿両端検出装置を構成したことを特徴
とする。
【0010】更に、本発明は、画像を1ライン毎に読取
るイメージセンサを用いて前記イメージセンサを副走査
方向に移動しながら原稿を読取る読取装置と、副走査方
向先端に設けられており白色と黒色とで色分けされ前記
イメージセンサの焦点位置において白色部と黒色部を切
り替えられることが可能な白黒基準板とを有し、前記白
黒基準板の黒部と白部でそれぞれ原稿の先端をスキャン
する手段と、黒色部にて第1及び第2のスキャン信号の
変化点を検出する手段と、白色部にて第3及び第4のス
キャン信号の変化点を検出する手段と、前記第1のスキ
ャン信号の変化点と前記第3のスキャン信号の変化点と
を比較し両者の内でより左側にあるスキャン信号の変化
点を前記原稿の左端と判定する手段と、前記第2のスキ
ャン信号の変化点と前記第4のスキャン信号の変化点と
を比較し両者の内でより右側にあるスキャン信号の変化
点を前記原稿の右端と判定する手段を含んで原稿両端検
出装置を構成したことを特徴とする。
るイメージセンサを用いて前記イメージセンサを副走査
方向に移動しながら原稿を読取る読取装置と、副走査方
向先端に設けられており白色と黒色とで色分けされ前記
イメージセンサの焦点位置において白色部と黒色部を切
り替えられることが可能な白黒基準板とを有し、前記白
黒基準板の黒部と白部でそれぞれ原稿の先端をスキャン
する手段と、黒色部にて第1及び第2のスキャン信号の
変化点を検出する手段と、白色部にて第3及び第4のス
キャン信号の変化点を検出する手段と、前記第1のスキ
ャン信号の変化点と前記第3のスキャン信号の変化点と
を比較し両者の内でより左側にあるスキャン信号の変化
点を前記原稿の左端と判定する手段と、前記第2のスキ
ャン信号の変化点と前記第4のスキャン信号の変化点と
を比較し両者の内でより右側にあるスキャン信号の変化
点を前記原稿の右端と判定する手段を含んで原稿両端検
出装置を構成したことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
図面に基づいて説明する。
【0012】図1は本発明に係る原稿両端検出装置の構
成を表すブロック図である。
成を表すブロック図である。
【0013】図示の原稿両端検出装置は、白黒基準板
1、密着型イメージセンサ2、CPU16、白黒基準板
の移動を制御する白黒基準板移動制御部17、画像処理
部15で構成されている。
1、密着型イメージセンサ2、CPU16、白黒基準板
の移動を制御する白黒基準板移動制御部17、画像処理
部15で構成されている。
【0014】原稿両端検出部14は、画像処理部15に
内蔵されており、白シェーディングデータを記憶する白
シェーディングデータ記憶部6、黒シェーディングデー
タを記憶する黒シェーディングデータ記憶部7、密着型
イメージセンサからの出力を受け主走査方向のラインデ
ータを取り込むリードラインバッファ8、各画素のスレ
ッショルドデータを記憶するスレッショルドデータ記憶
部9、画像データを保持するラインバッファ10、白黒
基準板1の白部分における原稿左右端のデータを保持す
る白黒基準板白部読取時左右端バッファ11、白黒基準
板1の黒部分における原稿左右端のデータを保持する白
黒基準板黒部読取時左右端バッファ12、最終的に検出
された原稿幅のデータを保持する原稿左右端バッファ1
3から構成されている。
内蔵されており、白シェーディングデータを記憶する白
シェーディングデータ記憶部6、黒シェーディングデー
タを記憶する黒シェーディングデータ記憶部7、密着型
イメージセンサからの出力を受け主走査方向のラインデ
ータを取り込むリードラインバッファ8、各画素のスレ
ッショルドデータを記憶するスレッショルドデータ記憶
部9、画像データを保持するラインバッファ10、白黒
基準板1の白部分における原稿左右端のデータを保持す
る白黒基準板白部読取時左右端バッファ11、白黒基準
板1の黒部分における原稿左右端のデータを保持する白
黒基準板黒部読取時左右端バッファ12、最終的に検出
された原稿幅のデータを保持する原稿左右端バッファ1
3から構成されている。
【0015】図2は本実施の形態の読取装置部を表す説
明図である。
明図である。
【0016】図2に示すように、本実施の形態では密着
型イメージセンサ2の上部に白黒基準板1が設置されて
いる。原稿3は、密着型イメージセンサ2と白黒基準板
1の間を移動し、これにより原稿3上の画像を読み取
る。
型イメージセンサ2の上部に白黒基準板1が設置されて
いる。原稿3は、密着型イメージセンサ2と白黒基準板
1の間を移動し、これにより原稿3上の画像を読み取
る。
【0017】ここで、白黒基準板1は原稿3の移動方向
と平行な方向に移動する機構を有しており、密着型イメ
ージセンサ2の焦点位置に白黒基準板1の白の部分があ
る場合と黒の部分がある場合の2通りの状態を実現する
ことが可能である。この2通りの状態においてシェーデ
ィングデータを取得することにより、白及び黒のシェー
ディングデータを有することが可能となる。
と平行な方向に移動する機構を有しており、密着型イメ
ージセンサ2の焦点位置に白黒基準板1の白の部分があ
る場合と黒の部分がある場合の2通りの状態を実現する
ことが可能である。この2通りの状態においてシェーデ
ィングデータを取得することにより、白及び黒のシェー
ディングデータを有することが可能となる。
【0018】又、白黒基準板1は、原稿3を密着型イメ
ージセンサ2に押し当てて密着させる機能も有してい
る。
ージセンサ2に押し当てて密着させる機能も有してい
る。
【0019】図3は図2を横方向から見た図である。密
着型イメージセンサ2内部の光源5から照射された光は
白黒基準板1若しくは移動してきた原稿3に反射して受
光素子4に入射される。
着型イメージセンサ2内部の光源5から照射された光は
白黒基準板1若しくは移動してきた原稿3に反射して受
光素子4に入射される。
【0020】図3(a)は密着型イメージセンサ2の焦
点位置に白黒基準板1の黒部分が在る状態を示してお
り、この状態で黒シェーディングデータを取り込む。
又、ここで原稿3の先端が焦点位置に移動して来た場合
に原稿3の両端を検出する。
点位置に白黒基準板1の黒部分が在る状態を示してお
り、この状態で黒シェーディングデータを取り込む。
又、ここで原稿3の先端が焦点位置に移動して来た場合
に原稿3の両端を検出する。
【0021】図3(b)は密着型イメージセンサ2の焦
点位置に白黒基準板1の白部分が在る状態を示してお
り、この状態で白シェーディングデータを取り込む。
又、ここで原稿3の先端が焦点位置に移動して来た場合
に原稿3の両端を検出する。
点位置に白黒基準板1の白部分が在る状態を示してお
り、この状態で白シェーディングデータを取り込む。
又、ここで原稿3の先端が焦点位置に移動して来た場合
に原稿3の両端を検出する。
【0022】図4は白黒基準板1の白部分及び黒部分を
読み取った場合と、光源5を消灯した場合の密着型イメ
ージセンサの出力波形を一般的に示したものである。
読み取った場合と、光源5を消灯した場合の密着型イメ
ージセンサの出力波形を一般的に示したものである。
【0023】図4に示しているVowは白部分を読み取
った場合、Vobは黒部分を読み取った場合、Vodは
光源5を消灯した場合の電圧レベルをそれぞれ示してい
る。
った場合、Vobは黒部分を読み取った場合、Vodは
光源5を消灯した場合の電圧レベルをそれぞれ示してい
る。
【0024】従来多くの原稿読取手法ではVod−Vo
wのダイナミックレンジで読取を行うので黒い画像を読
み取っても完全な黒として判定できない。
wのダイナミックレンジで読取を行うので黒い画像を読
み取っても完全な黒として判定できない。
【0025】本実施の形態では、VobとVowのダイ
ナミックレンジVR2で読取りを行うので黒い画像を読
み取った場合に完全な黒として判定することが可能であ
る。
ナミックレンジVR2で読取りを行うので黒い画像を読
み取った場合に完全な黒として判定することが可能であ
る。
【0026】以下、図5及び図6のフローチャートと図
7〜図10を用いて本実施の形態の動作フローを説明す
る。
7〜図10を用いて本実施の形態の動作フローを説明す
る。
【0027】図5のフローチャートを用いて白及び黒シ
ェーディングデータの取得動作フローを説明する。
ェーディングデータの取得動作フローを説明する。
【0028】図3(a)に示す位置に白黒基準板移動制
御部17の命令により白黒基準板1の黒部分を密着型イ
メージセンサ1の焦点位置に移動させる(S101)。
光源5を点灯させて白黒基準板1の黒部分で反射された
光を受光素子4で受け、光電変換を行う。これを密着型
イメージセンサ1の全画素分実行し、この出力を黒シェ
ーディングデータVobn(n:画素番号)としてリー
ドラインバッファ8で受ける(S102)。この黒シェ
ーディングデータVobn(n:画素番号)を黒シェー
ディングデータ記憶部7に記憶する(S103)。
御部17の命令により白黒基準板1の黒部分を密着型イ
メージセンサ1の焦点位置に移動させる(S101)。
光源5を点灯させて白黒基準板1の黒部分で反射された
光を受光素子4で受け、光電変換を行う。これを密着型
イメージセンサ1の全画素分実行し、この出力を黒シェ
ーディングデータVobn(n:画素番号)としてリー
ドラインバッファ8で受ける(S102)。この黒シェ
ーディングデータVobn(n:画素番号)を黒シェー
ディングデータ記憶部7に記憶する(S103)。
【0029】図3(b)に示す位置に白黒基準板移動制
御部17の命令により白黒基準板1の白部分を密着型イ
メージセンサ1の焦点位置に移動させる(S104)。
光源5を点灯させて白黒基準板1の白部分で反射された
光を受光素子4で受け、光電変換を行う。これを密着型
イメージセンサ1の全画素分実行し、この出力を白シェ
ーディングデータVown(n:画素番号)としてリー
ドラインバッファ8で受ける(S105)。この白シェ
ーディングデータVown(n:画素番号)を白シェー
ディングデータ記憶部6に記憶する(S106)。
御部17の命令により白黒基準板1の白部分を密着型イ
メージセンサ1の焦点位置に移動させる(S104)。
光源5を点灯させて白黒基準板1の白部分で反射された
光を受光素子4で受け、光電変換を行う。これを密着型
イメージセンサ1の全画素分実行し、この出力を白シェ
ーディングデータVown(n:画素番号)としてリー
ドラインバッファ8で受ける(S105)。この白シェ
ーディングデータVown(n:画素番号)を白シェー
ディングデータ記憶部6に記憶する(S106)。
【0030】後述する原稿端検出の際に使用するスレッ
ショルドデータVsnを算出する(n:画素番号)。こ
のとき、Vsn=(Vown−Vobn)/2とし、各
画素の白シェーディングデータと黒シェーディングデー
タの中間値とする(S107)。
ショルドデータVsnを算出する(n:画素番号)。こ
のとき、Vsn=(Vown−Vobn)/2とし、各
画素の白シェーディングデータと黒シェーディングデー
タの中間値とする(S107)。
【0031】S107で算出したスレッショルドデータ
をスレッショルドデータ記憶部に記憶し(S108)、
終了する。
をスレッショルドデータ記憶部に記憶し(S108)、
終了する。
【0032】図6のフローチャートを用いて原稿両端検
出動作フローを説明する。
出動作フローを説明する。
【0033】原稿の読取が開始されると、図3(a)に
示す位置に白黒基準板移動制御部17の命令により白黒
基準板1の黒部分を密着型イメージセンサ2の焦点位置
に移動させる(S201)。原稿3の先端を密着型イメ
ージセンサ1の焦点位置に移動させて原稿3を固定する
(S202)。第1画素から最終画素まで全画素のスキ
ャンを行い、この出力Von(n:画素番号)をリード
ラインバッファ8で受ける(S203)。ここで、第1
画素から最終画素に向けて順番に、その画素におけるス
レッショルドデータとの比較を行い、出力変化点をサー
チする(S204)。Von≧Vsn(n:画素番号)
を満たした場合に出力変化点があったと判定し、出力変
化点があった場合は出力変化点のサーチを終了しS20
6へ、出力変化点がなかった場合はS209へ進む(S
205)。
示す位置に白黒基準板移動制御部17の命令により白黒
基準板1の黒部分を密着型イメージセンサ2の焦点位置
に移動させる(S201)。原稿3の先端を密着型イメ
ージセンサ1の焦点位置に移動させて原稿3を固定する
(S202)。第1画素から最終画素まで全画素のスキ
ャンを行い、この出力Von(n:画素番号)をリード
ラインバッファ8で受ける(S203)。ここで、第1
画素から最終画素に向けて順番に、その画素におけるス
レッショルドデータとの比較を行い、出力変化点をサー
チする(S204)。Von≧Vsn(n:画素番号)
を満たした場合に出力変化点があったと判定し、出力変
化点があった場合は出力変化点のサーチを終了しS20
6へ、出力変化点がなかった場合はS209へ進む(S
205)。
【0034】出力変化点のあった画素を原稿左端Plb
に設定し、白黒基準板黒部読取時左右端バッファ12に
記憶する(S206)。次に、最終画素から第1画素に
向けて順番に、その画素におけるスレッショルドデータ
との比較を行い、出力変化点をサーチする(S20
7)。Von≧Vsn(n:画素番号)を満たした場合
に出力変化点があったと判定し、出力変化点のあった画
素をPrbに設定し、白黒基準板黒部読取時左右端バッ
ファ12に記憶してS210へ進む(S208)。S2
05において出力変化点がなかった場合は白黒基準板黒
部分における出力変化点は無しと判断し、S210へ進
む(S209)。
に設定し、白黒基準板黒部読取時左右端バッファ12に
記憶する(S206)。次に、最終画素から第1画素に
向けて順番に、その画素におけるスレッショルドデータ
との比較を行い、出力変化点をサーチする(S20
7)。Von≧Vsn(n:画素番号)を満たした場合
に出力変化点があったと判定し、出力変化点のあった画
素をPrbに設定し、白黒基準板黒部読取時左右端バッ
ファ12に記憶してS210へ進む(S208)。S2
05において出力変化点がなかった場合は白黒基準板黒
部分における出力変化点は無しと判断し、S210へ進
む(S209)。
【0035】原稿3の先端をS202の位置に固定した
まま、図3(b)に示す位置に白黒基準板移動制御部1
7の命令により白黒基準板1の白部分を密着型イメージ
センサ2の焦点位置に移動させる(S210)。第1画
素から最終画素まで全画素のスキャンを行い、この出力
Von(n:画素番号)をリードラインバッファ8で受
ける(S211)。ここで、第1画素から最終画素に向
けて順番に、その画素におけるスレッショルドデータと
の比較を行い、出力変化点をサーチする(S212)。
Von<Vsn(n:画素番号)を満たした場合に出力
変化点があったと判定し、出力変化点が有った場合は出
力変化点のサーチを終了しS214へ、出力変化点がな
かった場合はS221へ進む(S213)。
まま、図3(b)に示す位置に白黒基準板移動制御部1
7の命令により白黒基準板1の白部分を密着型イメージ
センサ2の焦点位置に移動させる(S210)。第1画
素から最終画素まで全画素のスキャンを行い、この出力
Von(n:画素番号)をリードラインバッファ8で受
ける(S211)。ここで、第1画素から最終画素に向
けて順番に、その画素におけるスレッショルドデータと
の比較を行い、出力変化点をサーチする(S212)。
Von<Vsn(n:画素番号)を満たした場合に出力
変化点があったと判定し、出力変化点が有った場合は出
力変化点のサーチを終了しS214へ、出力変化点がな
かった場合はS221へ進む(S213)。
【0036】出力変化点のあった画素を原稿左端Plw
に設定し、白黒基準板白部読取時左右端バッファ11に
記憶する(S214)。次に、最終画素から第1画素に
向けて順番に、その画素におけるスレッショルドデータ
との比較を行い、出力変化点をサーチする(S21
5)。Von<Vsn(n:画素番号)を満たした場合
に出力変化点があったと判定し、出力変化点のあった画
素をPrwに設定し、白黒基準板白部読取時左右端バッ
ファ11に記憶しS217へ進む(S216)。
に設定し、白黒基準板白部読取時左右端バッファ11に
記憶する(S214)。次に、最終画素から第1画素に
向けて順番に、その画素におけるスレッショルドデータ
との比較を行い、出力変化点をサーチする(S21
5)。Von<Vsn(n:画素番号)を満たした場合
に出力変化点があったと判定し、出力変化点のあった画
素をPrwに設定し、白黒基準板白部読取時左右端バッ
ファ11に記憶しS217へ進む(S216)。
【0037】PlbとPrbが設定されているかの判定
を行い、設定されている場合はS218へ、設定されて
いない場合はS222へ進む(S217)。
を行い、設定されている場合はS218へ、設定されて
いない場合はS222へ進む(S217)。
【0038】PlwとPlbを比較し、密着型イメージ
センサの第1画素に近い方の画素を最終的な原稿左端P
lに設定し、原稿左右端バッファ13に記憶する(S2
18)。PrwとPrbを比較し、密着型イメージセン
サの最終画素に近い方の画素を最終的な原稿右端Prに
設定しS220へ進む(S219)。
センサの第1画素に近い方の画素を最終的な原稿左端P
lに設定し、原稿左右端バッファ13に記憶する(S2
18)。PrwとPrbを比較し、密着型イメージセン
サの最終画素に近い方の画素を最終的な原稿右端Prに
設定しS220へ進む(S219)。
【0039】S213において出力変化点がなかった場
合は最終的な原稿左端Pl=Plb、原稿右端Pr=P
rbに設定しS220へ進む(S221)。
合は最終的な原稿左端Pl=Plb、原稿右端Pr=P
rbに設定しS220へ進む(S221)。
【0040】S217においてPlbとPrbが設定さ
れていない場合は、最終的な原稿左端Pl=Plw、原
稿右端Pr=Prwに設定し、S220へ進む(S22
2)。
れていない場合は、最終的な原稿左端Pl=Plw、原
稿右端Pr=Prwに設定し、S220へ進む(S22
2)。
【0041】原稿右端=Pl、原稿左端=Prと決定
し、それぞれ原稿左右端バッファ13に記憶し、原稿両
端検出動作を終了する(S220)。この後に原稿3上
の画像を読み取るべく原稿3のフィードを行う等の動作
に移行する。
し、それぞれ原稿左右端バッファ13に記憶し、原稿両
端検出動作を終了する(S220)。この後に原稿3上
の画像を読み取るべく原稿3のフィードを行う等の動作
に移行する。
【0042】以上の動作により、原稿両端の位置を検知
することが可能となる。
することが可能となる。
【0043】以下、白地原稿18、黒地原稿19、白地
黒地両者を含む原稿20、ハーフトーン地原稿21を読
み取る際の具体的動作例を前述した動作説明に照らし合
わせて説明する。
黒地両者を含む原稿20、ハーフトーン地原稿21を読
み取る際の具体的動作例を前述した動作説明に照らし合
わせて説明する。
【0044】図7及び図6を用いて白地原稿18を読取
る際の動作例を説明する.原稿20の読取開始時に図7
(c)に示すように白黒基準板移動制御部17の命令に
より白黒基準板1の黒部分を密着型イメージセンサ2の
読取焦点位置に移動し、原稿18の先端も読取焦点位置
に移動させる(S201,S202)。このときの密着
型イメージセンサ2がスキャンした出力信号は図7
(d)のようになる。この場合、スレッショルドを遮る
画素は存在し、右端及び左端はそれぞれPlbとPrb
の位置になる(S203,S204,S205,S20
6,S207S208)。
る際の動作例を説明する.原稿20の読取開始時に図7
(c)に示すように白黒基準板移動制御部17の命令に
より白黒基準板1の黒部分を密着型イメージセンサ2の
読取焦点位置に移動し、原稿18の先端も読取焦点位置
に移動させる(S201,S202)。このときの密着
型イメージセンサ2がスキャンした出力信号は図7
(d)のようになる。この場合、スレッショルドを遮る
画素は存在し、右端及び左端はそれぞれPlbとPrb
の位置になる(S203,S204,S205,S20
6,S207S208)。
【0045】次に、図7(e)に示す様に白黒基準板移
動制御部17の命令により白黒基準板1の白部分を密着
型イメージセンサ2の読取焦点位置に移動する(S21
0)。このときの密着型イメージセンサ2がスキャンし
た出力信号は図7(f)のようになる。この場合、スレ
ッショルドを遮る画素は存在しないので原稿18の右端
Pl=Plb、左端Pr=Prbと決定する(S21
1,S212,S213,S221,S220)。
動制御部17の命令により白黒基準板1の白部分を密着
型イメージセンサ2の読取焦点位置に移動する(S21
0)。このときの密着型イメージセンサ2がスキャンし
た出力信号は図7(f)のようになる。この場合、スレ
ッショルドを遮る画素は存在しないので原稿18の右端
Pl=Plb、左端Pr=Prbと決定する(S21
1,S212,S213,S221,S220)。
【0046】以上により、白地原稿18の場合も本発明
の手法により原稿両端を検知することが可能である。
の手法により原稿両端を検知することが可能である。
【0047】図8及び図6を用いて黒地原稿19を読み
取る際の動作例を説明する。
取る際の動作例を説明する。
【0048】原稿19の読取開始時に図8(g)に示す
ように白黒基準板移動制御部17の命令により白黒基準
板1の黒部分を密着型イメージセンサ2の読取焦点位置
に移動し、原稿19の先端も読取焦点位置に移動させる
(S201,S202)。このとき、密着型イメージセ
ンサ2がスキャンした出力信号は図8(h)のようにな
る。この場合、スレッショルドを遮る画素は存在しない
(S203,S204,S205,S209)。
ように白黒基準板移動制御部17の命令により白黒基準
板1の黒部分を密着型イメージセンサ2の読取焦点位置
に移動し、原稿19の先端も読取焦点位置に移動させる
(S201,S202)。このとき、密着型イメージセ
ンサ2がスキャンした出力信号は図8(h)のようにな
る。この場合、スレッショルドを遮る画素は存在しない
(S203,S204,S205,S209)。
【0049】次に、図8(i)に示すように白黒基準板
移動制御部17の命令により白黒基準板1の白部分を密
着型イメージセンサ2の読取焦点位置に移動する(S2
10)。このときの密着型イメージセンサ2がスキャン
した出力信号は図8(j)のようになる。この場合、ス
レッショルドを遮る画素は存在し、右端及び左端はPl
wとPrwの位置になる(S211,S212,S21
3,S214,S215,S216)。白黒基準板1の
黒部分におけるPlbとPrbは存在しないので原稿1
9の右端Pl=Plw、左端Pr=Prwと決定する
(S217,S222,S220)。
移動制御部17の命令により白黒基準板1の白部分を密
着型イメージセンサ2の読取焦点位置に移動する(S2
10)。このときの密着型イメージセンサ2がスキャン
した出力信号は図8(j)のようになる。この場合、ス
レッショルドを遮る画素は存在し、右端及び左端はPl
wとPrwの位置になる(S211,S212,S21
3,S214,S215,S216)。白黒基準板1の
黒部分におけるPlbとPrbは存在しないので原稿1
9の右端Pl=Plw、左端Pr=Prwと決定する
(S217,S222,S220)。
【0050】以上により、黒地原稿19の場合も本発明
の手法により原稿両端を検知することが可能である。
の手法により原稿両端を検知することが可能である。
【0051】図9及び図6を用いて白地黒地両者を含む
原稿20を読取る際の動作例を説明する。
原稿20を読取る際の動作例を説明する。
【0052】原稿20の読取開始時に図8(k)に示す
ように白黒基準板移動制御部17の命令により白黒基準
板1の黒部分を密着型イメージセンサ2の読取焦点位置
に移動し、原稿20の先端も読取焦点位置に移動させる
(S201,S202)。このとき、密着型イメージセ
ンサ2がスキャンした出力信号は図9(l)のようにな
る。この場合、スレッショルドを遮る画素は存在し、右
端および左端はそれぞれPlbとPrbの位置になる
(S203,S204,S205,S206,S207
S208)。
ように白黒基準板移動制御部17の命令により白黒基準
板1の黒部分を密着型イメージセンサ2の読取焦点位置
に移動し、原稿20の先端も読取焦点位置に移動させる
(S201,S202)。このとき、密着型イメージセ
ンサ2がスキャンした出力信号は図9(l)のようにな
る。この場合、スレッショルドを遮る画素は存在し、右
端および左端はそれぞれPlbとPrbの位置になる
(S203,S204,S205,S206,S207
S208)。
【0053】次に、図9(m)に示すように、白黒基準
板移動制御部17の命令により白黒基準板1の白部分を
密着型イメージセンサ2の読取焦点位置に移動する(S
210)。このときの密着型イメージセンサ2がスキャ
ンした出力信号は図9(n)のようになる。この場合、
スレッショルドを遮る画素は存在し、右端及び左端はP
lwとPrwの位置になる(S211,S212,S2
13,S214,S215,S216)。白黒基準板1
の黒部分におけるPlbとPrbは存在している。Pl
w<Plb,Prb>Prwとなるので原稿20の右端
Pl=Plw、左端Pr=Prbと決定する(S21
7,S218,S219,S220)。
板移動制御部17の命令により白黒基準板1の白部分を
密着型イメージセンサ2の読取焦点位置に移動する(S
210)。このときの密着型イメージセンサ2がスキャ
ンした出力信号は図9(n)のようになる。この場合、
スレッショルドを遮る画素は存在し、右端及び左端はP
lwとPrwの位置になる(S211,S212,S2
13,S214,S215,S216)。白黒基準板1
の黒部分におけるPlbとPrbは存在している。Pl
w<Plb,Prb>Prwとなるので原稿20の右端
Pl=Plw、左端Pr=Prbと決定する(S21
7,S218,S219,S220)。
【0054】以上により白地黒地両者を含む原稿20の
場合も本発明の手法により原稿両端を検知することが可
能である。
場合も本発明の手法により原稿両端を検知することが可
能である。
【0055】図10及び図6を用いてハーフトーン地原
稿21を読み取る際の動作例を説明する。
稿21を読み取る際の動作例を説明する。
【0056】原稿21の読取開始時に図10(o)に示
す様に白黒基準板移動制御部17の命令により白黒基準
板1の黒部分を密着型イメージセンサ2の読取焦点位置
に移動し、原稿21の先端も読取焦点位置に移動させる
(S201,S202)。このとき、密着型イメージセ
ンサ2がスキャンした出力信号は図10(p)のように
なる。この場合、スレッショルドを遮る画素は存在しな
い(S203,S204,S205,S209)。
す様に白黒基準板移動制御部17の命令により白黒基準
板1の黒部分を密着型イメージセンサ2の読取焦点位置
に移動し、原稿21の先端も読取焦点位置に移動させる
(S201,S202)。このとき、密着型イメージセ
ンサ2がスキャンした出力信号は図10(p)のように
なる。この場合、スレッショルドを遮る画素は存在しな
い(S203,S204,S205,S209)。
【0057】次に、図10(q)に示すように、白黒基
準板移動制御部17の命令により白黒基準板1の白部分
を密着型イメージセンサ2の読取焦点位置に移動する
(S210)。このときの密着型イメージセンサ2がス
キャンした出力信号は図10(r)のようになる。この
場合、スレッショルドを遮る画素は存在し、右端及び左
端はPlwとPrwの位置になる(S211,S21
2,S213,S214,S215,S216)。白黒
基準板1の黒部分におけるPlbとPrbは存在しない
ので原稿21の右端Pl=Plw、左端Pr=Prwと
決定する(S217,S222,S220)。
準板移動制御部17の命令により白黒基準板1の白部分
を密着型イメージセンサ2の読取焦点位置に移動する
(S210)。このときの密着型イメージセンサ2がス
キャンした出力信号は図10(r)のようになる。この
場合、スレッショルドを遮る画素は存在し、右端及び左
端はPlwとPrwの位置になる(S211,S21
2,S213,S214,S215,S216)。白黒
基準板1の黒部分におけるPlbとPrbは存在しない
ので原稿21の右端Pl=Plw、左端Pr=Prwと
決定する(S217,S222,S220)。
【0058】以上により、ハーフトーン地原稿21の場
合も本発明の手法により原稿両端を検知することが可能
である。又、今回提示したハーフトーン地よりも濃度の
薄い、即ちスレッショルドレベルよりも高いハーフトー
ン地原稿の場合は白地原稿の両端検出のフローで検出で
き、薄いハーフトーン地濃いハーフトーン地の両者を含
む原稿の場合は白地黒地両者を含む原稿の両端検出フロ
ーで検出することが可能である。
合も本発明の手法により原稿両端を検知することが可能
である。又、今回提示したハーフトーン地よりも濃度の
薄い、即ちスレッショルドレベルよりも高いハーフトー
ン地原稿の場合は白地原稿の両端検出のフローで検出で
き、薄いハーフトーン地濃いハーフトーン地の両者を含
む原稿の場合は白地黒地両者を含む原稿の両端検出フロ
ーで検出することが可能である。
【0059】図11は白黒基準ローラー22を示す。
【0060】白黒基準ローラー22は、原稿を搬送する
機能有しており、原稿に非接触になる方向に白黒基準板
移動制御部17の命令により移動する機能も有してい
る。原稿の先端が密着型イメージセンサ2の焦点位置に
ある際は一旦原稿と非接触になる位置に移動し、回転し
て白色部と黒色部を切り換える。
機能有しており、原稿に非接触になる方向に白黒基準板
移動制御部17の命令により移動する機能も有してい
る。原稿の先端が密着型イメージセンサ2の焦点位置に
ある際は一旦原稿と非接触になる位置に移動し、回転し
て白色部と黒色部を切り換える。
【0061】この動作を有し、前述の白黒基準板1に置
き換えれば原稿両端の検出が可能となる。
き換えれば原稿両端の検出が可能となる。
【0062】図12は本実施の形態に示す白黒基準板1
の白部及び黒部の切換動作を可能にする構成例を示して
いる。
の白部及び黒部の切換動作を可能にする構成例を示して
いる。
【0063】白黒基準板1は、バネ24を介してバネ止
め25に接続されている。白黒基準板1の黒部を密着型
イメージセンサ2の焦点位置に移動する際は白黒基準板
移動制御部17の命令により電磁石23をONし、白黒
基準板1を引き付けて図12(s)の状態にする。白黒
基準板1の白部を密着型イメージセンサ2の焦点位置に
移動する際は電磁石23を白黒基準板移動制御部17の
命令によりOFFし、バネ24の力により白黒基準板1
は引き戻されて図12(t)の状態になる。
め25に接続されている。白黒基準板1の黒部を密着型
イメージセンサ2の焦点位置に移動する際は白黒基準板
移動制御部17の命令により電磁石23をONし、白黒
基準板1を引き付けて図12(s)の状態にする。白黒
基準板1の白部を密着型イメージセンサ2の焦点位置に
移動する際は電磁石23を白黒基準板移動制御部17の
命令によりOFFし、バネ24の力により白黒基準板1
は引き戻されて図12(t)の状態になる。
【0064】尚、白黒基準板1の移動は上記の方法に限
らず、例えば原稿搬送ローラーの駆動系と白黒基準板1
の駆動系をそれぞれ別個のクラッチを介して原稿搬送用
モーターに接続し、これらクラッチを切り替えること
で、単一のモーターで白黒基準板1のみの移動、原稿の
みの搬送を切り替える等、他の方法を用いても良い。こ
れにより、原稿を定位置に固定したまま白黒基準板1の
白部及び黒部の切換動作が可能となる。又、本実施の形
態は密着型イメージセンサを用いた原稿両端検出装置に
ついて記載したが、CCDを用いた光学系読取デバイス
等、あらゆる画像読取デバイスに適用することができ
る。
らず、例えば原稿搬送ローラーの駆動系と白黒基準板1
の駆動系をそれぞれ別個のクラッチを介して原稿搬送用
モーターに接続し、これらクラッチを切り替えること
で、単一のモーターで白黒基準板1のみの移動、原稿の
みの搬送を切り替える等、他の方法を用いても良い。こ
れにより、原稿を定位置に固定したまま白黒基準板1の
白部及び黒部の切換動作が可能となる。又、本実施の形
態は密着型イメージセンサを用いた原稿両端検出装置に
ついて記載したが、CCDを用いた光学系読取デバイス
等、あらゆる画像読取デバイスに適用することができ
る。
【0065】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、画像を1ライン毎に読取るイメージセンサを用
いて原稿を搬送して読取る画像読取装置と、白色と黒色
とで色分けされ前記イメージセンサの焦点位置において
白色部と黒色部を切り替えられることが可能な白黒基準
板とを有し、前記白黒基準板の黒色部と白色部でそれぞ
れ原稿の先端をスキャンする手段と、黒色部にて前記原
稿先端の第1及び第2のスキャン信号の変化点を検出す
る手段と、白色部にて第3及び第4のスキャン信号の変
化点を検出する手段と、前記第1の変化点と前記第3の
変化点とを比較し両者の内でより左側にあるスキャン信
号の変化点を前記原稿の左端と判定する手段と、前記第
2のスキャン信号の変化点と前記第4のスキャン信号の
変化点とを比較し両者の内でより右側にあるスキャン信
号の変化点を前記原稿の右端と判定する手段とを含んで
原稿両端検出装置を構成したため、原稿両端を誤検出す
ることなく読取装置の有効読取範囲内において無段階に
原稿両端を検出することができるという効果が得られ
る。
よれば、画像を1ライン毎に読取るイメージセンサを用
いて原稿を搬送して読取る画像読取装置と、白色と黒色
とで色分けされ前記イメージセンサの焦点位置において
白色部と黒色部を切り替えられることが可能な白黒基準
板とを有し、前記白黒基準板の黒色部と白色部でそれぞ
れ原稿の先端をスキャンする手段と、黒色部にて前記原
稿先端の第1及び第2のスキャン信号の変化点を検出す
る手段と、白色部にて第3及び第4のスキャン信号の変
化点を検出する手段と、前記第1の変化点と前記第3の
変化点とを比較し両者の内でより左側にあるスキャン信
号の変化点を前記原稿の左端と判定する手段と、前記第
2のスキャン信号の変化点と前記第4のスキャン信号の
変化点とを比較し両者の内でより右側にあるスキャン信
号の変化点を前記原稿の右端と判定する手段とを含んで
原稿両端検出装置を構成したため、原稿両端を誤検出す
ることなく読取装置の有効読取範囲内において無段階に
原稿両端を検出することができるという効果が得られ
る。
【図1】本発明の原稿両端検出装置の構成ブロック図で
ある。
ある。
【図2】本発明の読取装置部分を示す図である。
【図3】図2を横から見た図である。
【図4】密着型イメージセンサの出力信号を示す図であ
る。
る。
【図5】シェーディングデータの取得及びスレッショル
ドデータの取得動作のフローチャートを示す図である。
ドデータの取得動作のフローチャートを示す図である。
【図6】原稿両端検出動作のフローチャートを示す図で
ある。
ある。
【図7】本発明で白地原稿の両端を検出する際の例を示
す図である。
す図である。
【図8】本発明で黒地原稿の両端を検出する際の例を示
す図である。
す図である。
【図9】本発明で白地黒地両者を含む原稿の両端を検出
する際の例を示す図である。
する際の例を示す図である。
【図10】本発明でハーフトーン地原稿の両端を検出す
る際の例を示す図である。
る際の例を示す図である。
【図11】本発明で白黒基準ローラーを用いた場合の構
成図である。
成図である。
【図12】本発明における白黒基準板の移動機構の例を
示す図である。
示す図である。
1 白黒基準板
2 密着型イメージセンサ
3 原稿
4 光電変換素子
5 光源
6 白シェーディングデータ記憶部
7 黒シェーディングデータ記憶部
8 リードラインバッファ
9 スレッショルドデータ記憶部
10 ラインバッファ
11 白黒基準板白部読取時左右端バッファ
12 白黒基準板黒部読取時左右端バッファ
13 原稿左右端バッファ
14 原稿幅検知部
15 画像処理部
16 CPU
17 白黒基準板移動制御部
18 白地原稿
19 黒地原稿
20 白地黒地両者を含む原稿
21 ハーフトーン地原稿
22 白黒基準ローラー
23 電磁石
24 バネ
25 バネ止め
Claims (6)
- 【請求項1】 画像を1ライン毎に読取るイメージセン
サを用いて原稿を搬送して読取る画像読取装置と、白色
と黒色とで色分けされ前記イメージセンサの焦点位置に
おいて白色部と黒色部を切り替えられることが可能な白
黒基準板とを有し、前記白黒基準板の黒色部と白色部で
それぞれ原稿の先端をスキャンする手段と、黒色部にて
前記原稿先端の第1及び第2のスキャン信号の変化点を
検出する手段と、白色部にて第3及び第4のスキャン信
号の変化点を検出する手段と、前記第1の変化点と前記
第3の変化点とを比較し両者の内でより左側にあるスキ
ャン信号の変化点を前記原稿の左端と判定する手段と、
前記第2のスキャン信号の変化点と前記第4のスキャン
信号の変化点とを比較し両者の内でより右側にあるスキ
ャン信号の変化点を前記原稿の右端と判定する手段とを
具備することを特徴とする原稿両端検出装置。 - 【請求項2】 画像を1ライン毎に読取るイメージセン
サを用いて原稿を搬送して読取る画像読取装置と、前記
イメージセンサに対向して設けられ白色と黒色とで色分
けされ前記原稿に接触して回転し前記原稿を搬送できま
た前記原稿に非接触で回転し前記原稿を搬送することな
くイメージセンサの焦点位置において白色部と黒色部を
切り替えられることが可能な白黒基準ローラーとを有
し、前記白黒基準ローラーの黒色部と白色部でそれぞれ
原稿の先端をスキャンする手段と、黒色部にて第1及び
第2のスキャン信号の変化点を検出する手段と、白色部
にて第3及び第4のスキャン信号の変化点を検出する手
段と、前記第1の変化点と前記第3のスキャン信号の変
化点とを比較し両者の内でより左側にある変化点を前記
原稿の左端と判定する手段と、前記第2の変化点と前記
第4のスキャン信号の変化点とを比較し両者の内でより
右側にある変化点を前記原稿の右端と判定する手段とを
具備することを特徴とする原稿両端検出装置。 - 【請求項3】 画像を1ライン毎に読取るイメージセン
サを用いて前記イメージセンサを副走査方向に移動しな
がら原稿を読取る読取装置と、副走査方向先端に設けら
れており白色と黒色とで色分けされ前記イメージセンサ
の焦点位置において白色部と黒色部を切り替えられるこ
とが可能な白黒基準板とを有し、前記白黒基準板の黒部
と白部でそれぞれ原稿の先端をスキャンする手段と、黒
色部にて第1及び第2のスキャン信号の変化点を検出す
る手段と、白色部にて第3及び第4のスキャン信号の変
化点を検出する手段と、前記第1のスキャン信号の変化
点と前記第3のスキャン信号の変化点とを比較し両者の
内でより左側にあるスキャン信号の変化点を前記原稿の
左端と判定する手段と、前記第2のスキャン信号の変化
点と前記第4のスキャン信号の変化点とを比較し両者の
内でより右側にあるスキャン信号の変化点を前記原稿の
右端と判定する手段とを具備することを特徴とする原稿
両端検出装置。 - 【請求項4】 原稿を読取る前に白黒基準板若しくは白
黒基準ローラーの黒色部をスキャンすることで黒シェー
ディングデータを生成する手段と、前記原稿を読取る前
に前記白黒基準板若しくは白黒基準ローラーの白色部を
スキャンすることで白シェーディングデータを生成する
手段とを具備することを特徴とする請求項1,2又は3
記載の原稿両端検出装置。 - 【請求項5】 前記第1〜第4の変化点は、予め設定さ
れたスレッショルドデータを用いて検出され、前記スレ
ッショルドデータは前記黒シェーディングデータと前記
白シェーディングデータを取得した後に生成され、前記
スレッショルドデータの値は前記黒シェーディングデー
タより大きく且つ前記白シェーディングデータより小さ
い値であることを特徴とする請求項1,2又は3記載の
原稿両端検出装置。 - 【請求項6】 前記第1〜第4の変化点は、予め設定さ
れたスレッショルドデータを用いて検出され、前記スレ
ッショルドデータの値は予め設定された固定値であるこ
とを特徴とする請求項1,2又は3記載の原稿両端検出
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002014374A JP2003219117A (ja) | 2002-01-23 | 2002-01-23 | 原稿両端検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002014374A JP2003219117A (ja) | 2002-01-23 | 2002-01-23 | 原稿両端検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003219117A true JP2003219117A (ja) | 2003-07-31 |
Family
ID=27651074
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002014374A Pending JP2003219117A (ja) | 2002-01-23 | 2002-01-23 | 原稿両端検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003219117A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2002
- 2002-01-23 JP JP2002014374A patent/JP2003219117A/ja active Pending
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