JP2003302714A - 原稿先端検出装置 - Google Patents

原稿先端検出装置

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JP2003302714A
JP2003302714A JP2002106502A JP2002106502A JP2003302714A JP 2003302714 A JP2003302714 A JP 2003302714A JP 2002106502 A JP2002106502 A JP 2002106502A JP 2002106502 A JP2002106502 A JP 2002106502A JP 2003302714 A JP2003302714 A JP 2003302714A
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Hideo Sato
英生 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原稿両端を誤検出することなく読取り装置の
有効読取り範囲内において無段階に原稿両端を検出する
読取装置において原稿先端を確実に検出できる原稿先端
検出装置を提供する。また,従来使用していたアクチュ
エータやフォトセンサを排除する。 【構成】 利用者からの原稿読取指令があった場合,原
稿搬送手段28が所定量駆動し,白黒基準板1の黒部分
と白部分でそれぞれスキャンを行い,第一〜第四の画像
信号の変化点を検出する。これら変化点を元に原稿両端
を無段階に検出することができる読取装置において,前
記変化点が検出できなかった場合は原稿がセットされて
いない,検出できる場合は原稿がセットされていると原
稿有無判断手段26が判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,イメージセンサに
よる画像読取り装置を備えたシートスルータイプの電子
複写機やFAX,スキャナ装置等の原稿先端検出装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】シート状の原稿を走査し,その画像情報
を読取る装置における原稿先端検出方法は従来多くのも
のが提案されている。
【0003】例えば,原稿セット位置にアクチュエータ
と,アクチュエータの移動を検出するフォトセンサを設
け,原稿がセットされた場合はアクチュエータが移動し
この移動をフォトセンサが検出することで原稿先端を検
出するものがある。
【0004】また,ラインセンサの焦点位置に均一濃度
に着色された基準板を設け,原稿がセットされた場合は
この着色された基準板と原稿との濃度差により原稿先端
を検出するものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,前者に
代表される方法においては,イメージセンサの読取可能
範囲内であらゆるサイズの原稿を検出するために,適切
な位置にアクチュエータとフォトセンサを設置してい
る。ここで原稿セット位置に関らず原稿幅を無段階に検
出するような手段を有する読取装置の場合必ずしも原稿
が前記アクチュエータ位置にセットされるとは限らない
ので確実に原稿先端検出が行えないという問題点があ
る。
【0006】また,後者に代表される方法では前記基準
板と原稿の濃度が同じような場合正確な原稿先端検出が
行えないという問題点がある。
【0007】そこで,本発明の目的は原稿両端を誤検出
することなく読取り装置の有効読取り範囲内において無
段階に原稿両端を検出する読取装置において原稿先端を
確実に検出できる原稿先端検出装置を提供することにあ
る。
【0008】また,従来使用していたアクチュエータや
フォトセンサを排除し低価格な原稿先端検出装置を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
原稿先端検出装置は,画像を1ライン毎に読取るイメー
ジセンサと,原稿をイメージセンサの読取ラインと垂直
な方向に搬送する原稿搬送手段と,白色と黒色とで色分
けされ前記イメージセンサの焦点位置において白色部と
黒色部を切り替えられることが可能な白黒基準板と,前
記白黒基準板の黒色部でのスキャン結果と白色部でのス
キャン結果によって原稿の両端を無段階に検出する手段
とを有している画像読取装置において,利用者により原
稿読取命令が入力された際に原稿搬送手段は所定の量の
駆動を行い,前記白黒基準板の黒色部と白色部でそれぞ
れスキャンする手段と,黒色部にて前記スキャンにより
の第一および第二の変化点を検出する手段と,白色部に
て前記スキャンにより第三および第四の変化点を検出す
る手段と,前記第一の変化点および第二の変化点および
第三の変化点および第四の変化点のいずれも検出できな
かった場合は原稿がセットされていないと判断する手段
と,前記いずれかの変化点が検出された場合は原稿がセ
ットされていると判断する手段とを具備したものであ
る。
【0010】請求項2記載の本発明の原稿先端検出装置
は,原稿をイメージセンサの読取ラインと垂直な方向に
搬送する原稿搬送手段と,白色と黒色とで色分けされ前
記イメージセンサの焦点位置において白色部と黒色部を
切り替えられることが可能な白黒基準板と,前記白黒基
準板の黒色部でのスキャン結果と白色部でのスキャン結
果によって原稿の両端を無段階に検出する手段とを有し
ている画像読取装置において,利用者により原稿読取命
令が入力された際に原稿搬送手段は所定の量の駆動を行
い,前記白黒基準板の黒色部と白色部でそれぞれスキャ
ンする手段と,黒色部にて前記スキャンによりの第一お
よび第二の変化点を検出する手段と,白色部にて前記ス
キャンにより第三および第四の変化点を検出する手段
と,前記第一の変化点および第二の変化点および第三の
変化点および第四の変化点のいずれも検出できなかった
場合は原稿がセットされていないと判断する手段と,前
記いずれかの変化点が検出された場合は原稿がセットさ
れていると判断する手段と前記原稿がセットされていな
いと判断した場合は利用者に告知する手段と,前記原稿
がセットされていると判断した場合は前記原稿の両端幅
にて画像読取動作を行う手段とを具備したものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下,図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0012】図1は本発明の実施の形態の構成を表すブ
ロック図である。
【0013】これは白黒基準板1,密着型イメージセン
サ2,CPU16,白黒基準板の移動を制御する白黒基
準板移動制御部17,画像処理部15で構成される。
【0014】原稿両端検出部14は画像処理部15に内
蔵されており,白シェーディングデータを記憶する白シ
ェーディングデータ記憶部6,黒シェーディングデータ
を記憶する黒シェーディングデータ記憶部7,密着型イ
メージセンサからの出力を受け主走査方向のラインデー
タを取り込むリードラインバッファ8,各画素のスレッ
ショルドデータを記憶するスレッショルドデータ記憶部
9,画像データを保持するラインバッファ10,白黒基
準板1の白部分における原稿左右端のデータを保持する
白黒基準板白部読取時左右端バッファ11,白黒基準板
1の黒部分における原稿左右端のデータを保持する白黒
基準板黒部読取時左右端バッファ12,最終的に検出さ
れた原稿幅のデータを保持する原稿左右端バッファ1
3,原稿の有無を判断する原稿有無判断手段26,利用
者からの入力を受け付ける操作部27,原稿を搬送する
原稿搬送手段28から構成される。
【0015】図2は本実施の形態の読取装置部を表す説
明図である。この図に示す様に,本実施の形態では密着
型イメージセンサ2の上部に白黒基準板1が設置されて
いる。原稿3は密着型イメージセンサ2と白黒基準板1
の間を移動し,これにより原稿3上の画像を読取る。
【0016】ここで白黒基準板1は原稿3の移動方向と
平行な方向に移動する機構を有しており,密着型イメー
ジセンサ2の焦点位置に白黒基準板1の白の部分がある
場合と黒の部分が有る場合の二通りの状態を実現するこ
とが可能で有る。
【0017】前記の二通りの状態においてシェーディン
グデータを取得することにより,白および黒のシェーデ
ィングデータを有することが可能となる。
【0018】また,白黒基準板1は原稿3を密着型イメ
ージセンサ2に押し当て,密着させる機能も有してい
る。
【0019】図3は図2を横方向から見た図である。密
着型イメージセンサ2内部の光源5から照射された光は
白黒基準板1もしくは移動してきた原稿3に反射して受
光素子4に入射される。
【0020】図3(a)は密着型イメージセンサ2の焦
点位置に白黒基準板1の黒部分が在る状態を示してお
り,この状態で黒シェーディングデータを取り込む。ま
た,ここで原稿3の先端が焦点位置に移動して来た場合
に原稿3の両端を検出する。
【0021】図3(b)は密着型イメージセンサ2の焦
点位置に白黒基準板1の白部分が在る状態を示してお
り,この状態で白シェーディングデータを取り込む。ま
た,ここで原稿3の先端が焦点位置に移動して来た場合
に原稿3の両端を検出する。
【0022】図4は白黒基準板1の白部分および黒部分
を読取った場合と,光源5を消灯した場合の密着型イメ
ージセンサの出力波形を一般的に示したものである。
【0023】図4に示しているVowは白部分を読取っ
た場合.Vobは黒部分を読取った場合.Vodは光源
5を消灯した場合の電圧レベルを示している。
【0024】従来多くの原稿読取手法ではVod−Vo
wのダイナミックレンジで読取を行うので黒い画像を読
取っても完全な黒として判定できない。
【0025】本実施の形態ではVobとVowのダイナ
ミックレンジVR2で読取りを行うので黒い画像を読取
った場合に完全な黒として判定することが可能である。
【0026】以下図5〜6のフローチャート及び図7〜
10を用いて実施の形態の動作フローを説明する。
【0027】図5のフローチャートを用いて白および黒
シェーディングデータの取得動作フローを説明する。
【0028】図3(a)に示す位置に白黒基準板移動制
御部17の命令により白黒基準板1の黒部分を密着型イ
メージセンサ1の焦点位置に移動させる(S101)。
光源5を点灯させて白黒基準板1の黒部分で反射された
光を受光素子4で受け,光電変換を行う。これを密着型
イメージセンサ1の全画素分実行し,この出力を黒シェ
ーディングデータVobn(n:画素番号)としてリー
ドラインバッファ8で受ける(S102)。この黒シェ
ーディングデータVobn(n:画素番号)を黒シェー
ディングデータ記憶部7に記憶する(S103)。
【0029】図3(b)に示す位置に白黒基準板移動制
御部17の命令により白黒基準板1の白部分を密着型イ
メージセンサ1の焦点位置に移動させる(S104)。
光源5を点灯させて白黒基準板1の白部分で反射された
光を受光素子4で受け,光電変換を行う。これを密着型
イメージセンサ1の全画素分実行し,この出力を白シェ
ーディングデータVown(n:画素番号)としてリー
ドラインバッファ8で受ける(S105)。この白シェ
ーディングデータVown(n:画素番号)を白シェー
ディングデータ記憶部6に記憶する(S106)。
【0030】後述する原稿端検出の際に使用するスレッ
ショルドデータVsnを算出する。(n:画素番号)こ
のときVsn=(Vown−Vobn)/2とし,各画
素の白シェーディングデータと黒シェーディングデータ
の中間値とする(S107)。
【0031】S107で算出したスレッショルドデータ
をスレッショルドデータ記憶部に記憶し(S108),
終了する。
【0032】ここで利用者が操作手段27を用いて原稿
読取命令を入力すると原稿搬送手段は所定量の駆動を行
う。
【0033】ここでは説明の便宜上原稿がセットされて
いる場合と仮定し,図6のフローチャートを用いて原稿
先端検出動作フローを説明する。
【0034】原稿の読取が開始されたら,図3(a)に
示す位置に白黒基準板移動制御部17の命令により白黒
基準板1の黒部分を密着型イメージセンサ2の焦点位置
に移動させる(S201)。原稿3の先端を密着型イメ
ージセンサ1の焦点位置に移動させて原稿3を固定する
(S202)。第一画素から最終画素まで全画素のスキ
ャンを行い,この出力Von(n:画素番号)をリード
ラインバッファ8で受ける(S203)。ここで第一画
素から最終画素に向けて順番に,その画素におけるスレ
ッショルドデータとの比較を行い,出力変化点をサーチ
する(S204)。Von≧Vsn(n:画素番号)を
満たした場合に出力変化点が有ったと判定し,出力変化
点が有った場合は出力変化点のサーチを終了しS206
へ,出力変化点がなかった場合はS209へ進む(S2
05)。
【0035】出力変化点の有った画素を原稿左端Plb
に設定し,白黒基準板黒部読取時左右端バッファ12に
記憶する(S206)。次に最終画素から第一画素に向
けて順番に,その画素におけるスレッショルドデータと
の比較を行い,出力変化点をサーチする(S207)。
Von≧Vsn(n:画素番号)を満たした場合に出力
変化点が有ったと判定し,出力変化点の有った画素をP
rbに設定し,白黒基準板黒部読取時左右端バッファ1
2に記憶しS210へ進む(S208)。S205にお
いて出力変化点がなかった場合は白黒基準板黒部分にお
ける出力変化点は無しと判断し,S210へ進む(S2
09)。
【0036】原稿3の先端をS202の位置に固定した
まま,図3(b)に示す位置に白黒基準板移動制御部1
7の命令により白黒基準板1の白部分を密着型イメージ
センサ2の焦点位置に移動させる(S210)。第一画
素から最終画素まで全画素のスキャンを行い,この出力
Von(n:画素番号)をリードラインバッファ8で受
ける(S211)。ここで第一画素から最終画素に向け
て順番に,その画素におけるスレッショルドデータとの
比較を行い,出力変化点をサーチする(S212)。V
on<Vsn(n:画素番号)を満たした場合に出力変
化点が有ったと判定し,出力変化点が有った場合は出力
変化点のサーチを終了しS214へ,出力変化点がなか
った場合はS223へ進む(S213)。
【0037】出力変化点の有った画素を原稿左端Plw
に設定し,白黒基準板白部読取時左右端バッファ11に
記憶する(S214)。次に最終画素から第一画素に向
けて順番に,その画素におけるスレッショルドデータと
の比較を行い,出力変化点をサーチする(S215)。
Von<Vsn(n:画素番号)を満たした場合に出力
変化点が有ったと判定し,出力変化点の有った画素をP
rwに設定し,白黒基準板白部読取時左右端バッファ1
1に記憶しS217へ進む(S216)。
【0038】PlbとPrbが設定されているかの判定
を行い,設定されている場合はS218へ,設定されて
いない場合はS222へ進む(S217)。
【0039】PlwとPlbを比較し,密着型イメージ
センサの第一画素に近い方の画素を最終的な原稿左端P
lに設定し,原稿左右端バッファ13に記憶する(S2
18)。PrwとPrbを比較し,密着型イメージセン
サの最終画素に近い方の画素を最終的な原稿右端Prに
設定しS220へ進む(S219)。
【0040】S213にて出力変化点が無く,Prbと
Plbがある場合はS221へ進みPrbもPlbも無
い場合はS224に進む(S223)。
【0041】S223においてPrbとPlbがある場
合は最終的な原稿左端Pl=Plb,原稿右端Pr=P
rbに設定しS220へ進む(S221)。
【0042】S223においてPrbもPlbも無い場
合は原稿有無判断手段26が原稿はセットされていない
と判断する(S224)。
【0043】S224において原稿はセットされていな
いと判断された場合は利用者に原稿がセットされていな
いことを告知し終了する(S225)。
【0044】S217に戻りPlbとPrbが設定され
ていない場合は最終的な原稿左端Pl=Plw,原稿右
端Pr=Prwに設定し,S220へ進む(S22
2)。
【0045】原稿右端=Pl,原稿左端=Prと決定
し,それぞれ原稿左右端バッファ13に記憶し,原稿先
端検出動作を終了する(S220)。この後に原稿3上
の画像を読取るべく原稿3のフィードを行うなどの動作
に移行する。
【0046】以上の動作により,原稿先端の検出すなわ
ち原稿セットの有無を検出することが可能となり,かつ
原稿がセットされている場合は先端原稿両端の位置を検
知することが可能となる。
【0047】以下に,原稿がセットされている場合の白
地原稿18,黒地原稿19,白地黒地両者を含む原稿2
0,ハーフトーン地原稿21を読取る際の具体的動作例
を前述した動作説明に照らし合わせて説明する。
【0048】図7及び図6を用いて白地原稿18を読取
る際の動作例を説明する。
【0049】原稿20の読取開始時に図7(c)に示す
様に白黒基準板移動制御部17の命令により白黒基準板
1の黒部分を密着型イメージセンサ2の読取焦点位置に
移動し,原稿18の先端も読取焦点位置に移動させる
(S201,S202)。このときの密着型イメージセ
ンサ2がスキャンした出力信号は図7(d)のようにな
る。この場合スレッショルドを遮る画素は存在し,右端
および左端はそれぞれPlbとPrbの位置になる(S
203,S204,S205,S206,S207S2
08)。次に図7(e)に示す様に白黒基準板移動制御
部17の命令により白黒基準板1の白部分を密着型イメ
ージセンサ2の読取焦点位置に移動する(S210)。
このときの密着型イメージセンサ2がスキャンした出力
信号は図7(f)のようになる。この場合スレッショル
ドを遮る画素は存在しないので原稿18の右端Pl=P
lb,左端Pr=Prbと決定する(S211,S21
2,S213,S221,S220)。
【0050】以上により,白地原稿18の場合も本発明
の手法により原稿両端を検知することが可能である。
【0051】図8及び図6を用いて黒地原稿19を読取
る際の動作例を説明する。
【0052】原稿19の読取開始時に図8(g)に示す
様に白黒基準板移動制御部17の命令により白黒基準板
1の黒部分を密着型イメージセンサ2の読取焦点位置に
移動し,原稿19の先端も読取焦点位置に移動させる
(S201,S202)。このとき密着型イメージセン
サ2がスキャンした出力信号は図8(h)のようにな
る。この場合スレッショルドを遮る画素は存在しない
(S203,S204,S205,S209)。次に図
8(i)に示す様に白黒基準板移動制御部17の命令に
より白黒基準板1の白部分を密着型イメージセンサ2の
読取焦点位置に移動する(S210)。このときの密着
型イメージセンサ2がスキャンした出力信号は図8
(j)のようになる。この場合スレッショルドを遮る画
素は存在し,右端および左端はPlwとPrwの位置に
なる(S211,S212,S213,S214,S2
15,S216)。白黒基準板1の黒部分におけるPl
bとPrbは存在しないので原稿19の右端Pl=Pl
w,左端Pr=Prwと決定する(S217,S22
2,S220)。
【0053】以上により,黒地原稿19の場合も本発明
の手法により原稿両端を検知することが可能である。
【0054】図9及び図6を用いて白地黒地両者を含む
原稿20を読取る際の動作例を説明する。
【0055】原稿20の読取開始時に図8(k)に示す
様に白黒基準板移動制御部17の命令により白黒基準板
1の黒部分を密着型イメージセンサ2の読取焦点位置に
移動し,原稿20の先端も読取焦点位置に移動させる
(S201,S202)。このとき密着型イメージセン
サ2がスキャンした出力信号は図9(l)のようにな
る。この場合スレッショルドを遮る画素は存在し,右端
および左端はそれぞれPlbとPrbの位置になる(S
203,S204,S205,S206,S207S2
08)。次に図9(m)に示す様に白黒基準板移動制御
部17の命令により白黒基準板1の白部分を密着型イメ
ージセンサ2の読取焦点位置に移動する(S210)。
このときの密着型イメージセンサ2がスキャンした出力
信号は図9(n)のようになる。この場合スレッショル
ドを遮る画素は存在し,右端および左端はPlwとPr
wの位置になる(S211,S212,S213,S2
14,S215,S216)。白黒基準板1の黒部分に
おけるPlbとPrbは存在している。Plw<Pl
b,Prb>Prwとなるので原稿20の右端Pl=P
lw,左端Pr=Prbと決定する(S217,S21
8,S219,S220)。
【0056】以上により白地黒地両者を含む原稿20の
場合も本発明の手法により原稿両端を検知することが可
能である。
【0057】図10及び図6を用いてハーフトーン地原
稿21を読取る際の動作例を説明する。
【0058】原稿21の読取開始時に図10(o)に示
す様に白黒基準板移動制御部17の命令により白黒基準
板1の黒部分を密着型イメージセンサ2の読取焦点位置
に移動し,原稿21の先端も読取焦点位置に移動させる
(S201,S202)。このとき密着型イメージセン
サ2がスキャンした出力信号は図10(p)のようにな
る。この場合スレッショルドを遮る画素は存在しない
(S203,S204,S205,S209)。次に図
10(q)に示す様に白黒基準板移動制御部17の命令
により白黒基準板1の白部分を密着型イメージセンサ2
の読取焦点位置に移動する(S210)。このときの密
着型イメージセンサ2がスキャンした出力信号は図10
(r)のようになる。この場合スレッショルドを遮る画
素は存在し,右端および左端はPlwとPrwの位置に
なる(S211,S212,S213,S214,S2
15,S216)。白黒基準板1の黒部分におけるPl
bとPrbは存在しないので原稿21の右端Pl=Pl
w,左端Pr=Prwと決定する(S217,S22
2,S220)。
【0059】以上により,ハーフトーン地原稿21の場
合も本発明の手法により原稿両端を検知することが可能
である。また,今回提示したハーフトーン地よりも濃度
の薄い即ちスレッショルドレベルよりも高いハーフトー
ン地原稿の場合は白地原稿の両端検出のフローで検出で
き,薄いハーフトーン地濃いハーフトーン地の両者を含
む原稿の場合は白地黒地両者を含む原稿の両端検出フロ
ーで検出することが可能である。
【0060】図11は本実施の形態に示す白黒基準板1
の白部および黒部の切換動作を可能にする構成例を示し
ている。
【0061】白黒基準板1はバネ24を介してバネ止め
25に接続されている。白黒基準板1の黒部を密着型イ
メージセンサ2の焦点位置に移動する際は白黒基準板移
動制御部17の命令により電磁石23をONにし,白黒
基準板1を引き付けて図11(s)の状態にする。白黒
基準板1の白部を密着型イメージセンサ2の焦点位置に
移動する際は電磁石23を白黒基準板移動制御部17の
命令によりOFFにし,バネ24の力により白黒基準板
1は引き戻されて図11(t)の状態になる。なお,白
黒基準板1の移動は上記の方法に限られず,例えば原稿
搬送ローラーの駆動系と白黒基準板1の駆動系をそれぞ
れ別個のクラッチを介して原稿搬送用モーターに接続
し,これらクラッチを切り替えることで,単一のモータ
ーで白黒基準板1のみの移動,原稿のみの搬送を切り替
えるなど,他の方法を用いても良い。これにより,原稿
を定位置に固定したまま白黒基準板1の白部および黒部
の切換動作が可能となる。
【0062】なお,本実施の形態は密着型イメージセン
サを用いた原稿両端検出装置について記載したが,CC
Dを用いた光学系読取デバイスなどあらゆる画像読取デ
バイスに適用することができる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように,請求項1記載の発
明によると,画像を1ライン毎に読取るイメージセンサ
と,原稿をイメージセンサの読取ラインと垂直な方向に
搬送する原稿搬送手段と,白色と黒色とで色分けされ前
記イメージセンサの焦点位置において白色部と黒色部を
切り替えられることが可能な白黒基準板と,前記白黒基
準板の黒色部でのスキャン結果と白色部でのスキャン結
果によって原稿の両端を無段階に検出する手段とを有し
ている画像読取装置において,利用者により原稿読取命
令が入力された際に原稿搬送手段は所定の量の駆動を行
い,前記白黒基準板の黒色部と白色部でそれぞれスキャ
ンする手段と,黒色部にて前記スキャンによりの第一お
よび第二の変化点を検出する手段と,白色部にて前記ス
キャンにより第三および第四の変化点を検出する手段
と,前記第一の変化点および第二の変化点および第三の
変化点および第四の変化点のいずれも検出できなかった
場合は原稿がセットされていないと判断する手段と,前
記いずれかの変化点が検出された場合は原稿がセットさ
れていると判断する手段とを設けることで原稿両端を誤
検出することなく読取り装置の有効読取り範囲内におい
て無段階に原稿両端を検出する読取装置において原稿先
端を確実に検出できる原稿先端検出装置を提供すること
が可能になる。
【0064】また,従来使用していたアクチュエータや
フォトセンサを排除し低価格な原稿先端検出装置を提供
することが可能になる。
【0065】請求項2記載の発明によると,画像を1ラ
イン毎に読取るイメージセンサと,原稿をイメージセン
サの読取ラインと垂直な方向に搬送する原稿搬送手段
と,白色と黒色とで色分けされ前記イメージセンサの焦
点位置において白色部と黒色部を切り替えられることが
可能な白黒基準板と,前記白黒基準板の黒色部でのスキ
ャン結果と白色部でのスキャン結果によって原稿の両端
を無段階に検出する手段とを有している画像読取装置に
おいて,利用者により原稿読取命令が入力された際に原
稿搬送手段は所定の量の駆動を行い,前記白黒基準板の
黒色部と白色部でそれぞれスキャンする手段と,黒色部
にて前記スキャンによりの第一および第二の変化点を検
出する手段と,白色部にて前記スキャンにより第三およ
び第四の変化点を検出する手段と,前記第一の変化点お
よび第二の変化点および第三の変化点および第四の変化
点のいずれも検出できなかった場合は原稿がセットされ
ていないと判断する手段と,前記いずれかの変化点が検
出された場合は原稿がセットされていると判断する手段
と前記原稿がセットされていないと判断した場合は利用
者に告知する手段と,前記原稿がセットされていると判
断した場合は前記原稿の両端幅にて画像読取動作を行う
手段とを設けることで原稿両端を誤検出することなく読
取り装置の有効読取り範囲内において無段階に原稿両端
を検出する読取装置において原稿先端を確実に検出でき
る原稿先端検出装置を提供することが可能になる。
【0066】また,従来使用していたアクチュエータや
フォトセンサを排除し低価格な原稿先端検出装置を提供
することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原稿両端検出装置の構成ブロック図で
ある。
【図2】本発明の読取装置部分を示す図である。
【図3】図2を横から見た図である。
【図4】密着型イメージセンサの出力信号を示す図であ
る。
【図5】シェーディングデータの取得およびスレッショ
ルドデータの取得動作のフローチャートを示す図であ
る。
【図6】原稿両端検出動作のフローチャートを示す図で
ある。
【図7】本発明で白地原稿の両端を検出する際の例を示
す図である。
【図8】本発明で黒地原稿の両端を検出する際の例を示
す図である。
【図9】本発明で白地黒地両者を含む原稿の両端を検出
する際の例を示す図である。
【図10】本発明でハーフトーン地原稿の両端を検出す
る際の例を示す図である。
【図11】本発明における白黒基準板の移動機構の例を
示す図である。
【符号の説明】
1・・・白黒基準板 2・・・密着型イメージセンサ 3・・・原稿 4・・・光電変換素子 5・・・光源 6・・・白シェーディングデータ記憶部 7・・・黒シェーディングデータ記憶部 8・・・リードラインバッファ 9・・・スレッショルドデータ記憶部 10・・・ラインバッファ 11・・・白黒基準板白部読取時左右端バッファ 12・・・白黒基準板黒部読取時左右端バッファ 13・・・原稿左右端バッファ 14・・・原稿幅検知部 15・・・画像処理部 16・・・CPU 17・・・白黒基準板移動制御部 18・・・白地原稿 19・・・黒地原稿 20・・・白地黒地両者を含む原稿 21・・・ハーフトーン地原稿 23・・・電磁石 24・・・バネ 25・・・バネ止め 26・・・原稿有無判断手段 27・・・操作手段 28・・・原稿搬送手段
フロントページの続き Fターム(参考) 2H012 CA07 3F048 AA02 AA04 AB02 BA05 BA07 BB09 CC03 CC04 CC11 DA06 DC15 EB23 5B047 AA01 BA01 BB02 BC14 BC18 CA07 CB23 DC01 5C062 AA02 AA05 AB02 AB17 AB32 AB33 AB41 AC02 AC11 AC65 AE15 5C072 AA01 BA04 DA25 EA07 NA01 NA10 RA01 XA01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を1ライン毎に読取るイメージセン
    サと,原稿をイメージセンサの読取ラインと垂直な方向
    に搬送する原稿搬送手段と,白色と黒色とで色分けされ
    前記イメージセンサの焦点位置において白色部と黒色部
    を切り替えられることが可能な白黒基準板と,前記白黒
    基準板の黒色部でのスキャン結果と白色部でのスキャン
    結果によって原稿の両端を無段階に検出する手段とを有
    している画像読取装置において,利用者により原稿読取
    命令が入力された際に原稿搬送手段は所定の量の駆動を
    行い,前記白黒基準板の黒色部と白色部でそれぞれスキ
    ャンする手段と,黒色部にて前記スキャンによりの第一
    および第二の変化点を検出する手段と,白色部にて前記
    スキャンにより第三および第四の変化点を検出する手段
    と,前記第一の変化点および第二の変化点および第三の
    変化点および第四の変化点のいずれも検出できなかった
    場合は原稿がセットされていないと判断する手段と,前
    記いずれかの変化点が検出された場合は原稿がセットさ
    れていると判断する手段とを具備することを特徴とした
    原稿先端検出装置
  2. 【請求項2】 前記原稿がセットされていないと判断し
    た場合は利用者に告知する手段と,前記原稿がセットさ
    れていると判断した場合は前記原稿の両端幅にて画像読
    取動作を行うことを特徴とした請求項1に記載の原稿先
    端検出装置
JP2002106502A 2002-04-09 2002-04-09 原稿先端検出装置 Withdrawn JP2003302714A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1510556A1 (en) 2003-08-27 2005-03-02 Dainichiseika Color & Chemicals Mfg. Co., Ltd. Dispersants for organic pigments
JP2007134830A (ja) * 2005-11-08 2007-05-31 Brother Ind Ltd 画像読取装置
JP2014072689A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Brother Ind Ltd 画像読取装置および原稿端判定プログラム

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EP1510556A1 (en) 2003-08-27 2005-03-02 Dainichiseika Color & Chemicals Mfg. Co., Ltd. Dispersants for organic pigments
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