JP2012015750A - 画像読取装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】3色ランプを有する画像読取装置で、原稿サイズ検知用の読み取りモードを設け、使用者に眩しさを強く感じさせ、不快感を与えることを防ぐ。
【解決手段】画像読取装置は、コンタクトガラスと、原稿を押さえる原稿押さえ部と、原稿押さえ部が予め定められた位置よりも倒されたことを検知する開閉検知部と、3色分のLEDで原稿に光を照射するLEDランプと、ライン単位で原稿を読み取るイメージセンサと、A/D変換部と、画像データの処理を行い、原稿の主走査方向の長さを検知する原稿サイズ検知のため画像データの内で明るい部分と暗い部分の境界検知処理を行う画像処理部と、を備え、原稿押さえ部が予め定められた位置よりも倒されたことを検知したとき、LEDランプは、原稿サイズ検知のため、1色ずつ順次発光する。
【選択図】図10
【解決手段】画像読取装置は、コンタクトガラスと、原稿を押さえる原稿押さえ部と、原稿押さえ部が予め定められた位置よりも倒されたことを検知する開閉検知部と、3色分のLEDで原稿に光を照射するLEDランプと、ライン単位で原稿を読み取るイメージセンサと、A/D変換部と、画像データの処理を行い、原稿の主走査方向の長さを検知する原稿サイズ検知のため画像データの内で明るい部分と暗い部分の境界検知処理を行う画像処理部と、を備え、原稿押さえ部が予め定められた位置よりも倒されたことを検知したとき、LEDランプは、原稿サイズ検知のため、1色ずつ順次発光する。
【選択図】図10
Description
本発明は、原稿の読取を行う画像読取装置に関する。又、この画像読取装置を備えた画像形成装置に関する。
例えば、スキャナのような原稿を読み取り、画像データを出力する装置が存在する。一般に、画像読取装置には、原稿に光を照射するランプや、原稿の反射光を受光して光電変換を行うイメージセンサ等を含む。そして、画像読取装置は、複写機、複合機、FAX装置等の画像形成装置に搭載されることもある。ここで、消費電力が少なさや、点灯してから発光が安定するまでの時間が短い等の利点から、画像読取装置の光源としてLEDが用いられることがある。このような画像読取装置の一例が、特許文献1に記載されている。
具体的に、特許文献1には、異なる波長の光を照射する複数の光源と、前記光源により照射された画像を読み取る読取手段と、前記読取手段により前記画像を単一色で読み取る第1のモードと、複数色で読み取る第2のモードを切り換えるモード切換手段と、前記光源の点灯時間を設定する点灯時間設定手段と、前記光源の電力供給量を設定する電力設定手段と、切り換えられるモードに応じて前記点灯時間設定手段及び前記電力設定手段の制御を行う制御手段と、を有する画像形成装置が記載されている。この構成により、無駄な点灯をなくし、光源の長寿命化を図り、省電力な画像形成装置を提供しようとする。(特許文献1:請求項1、段落[0102]等参照)。
特開平10−126575号公報
例えば、画像読取装置には、本体上面に、読み取りを行う面を下向きにして原稿が載置されるコンタクトガラスを有し、コンタクトガラスの下方にランプが設けられ、下方から原稿に光を照射するものがある。又、上下方向に開閉され、原稿を押さえるためカバーやカバーとして利用できる原稿搬送装置等が画像読取装置に付される。
又、このような画像読取装置では、読み取りを行うことで、原稿のサイズを検知することがある。ここで、原稿を押さえるカバー等の裏面に設けられ、原稿を押さえるマットの色は、通常最もよく使用される用紙色である白色とされる。カバー等が完全に閉じられると、用紙色が白であれば、原稿をスキャンしても、画像データでの原稿のある部分と無い部分の境界を正確に読み取ることができず、原稿のサイズを正確に検知し難い。
そこで、画像読取装置には、原稿のサイズを検知のため、本格的な原稿の読み取りの前に、カバー等をある程度閉じると読み取りを行うものがある(「プレスキャン」と呼ばれる場合もある)。カバー等が完全に閉じられる前、光を原稿に照射してスキャンすると、原稿のない部分からは、光が漏れる。原稿で反射されず漏れた光はイメージセンサに入射されない。この結果、原稿部分は白く(明るく)、原稿のない部分は黒く(暗く)なり、縁がついたような画像データが得られる。明るい部分と暗い部分の境界の位置は、原稿のサイズにより変わる。従って、このプレスキャンにより、例えば、コンタクトガラス上の原稿の主走査方向での長さが検知される。このようなプレスキャンにより、コピーでの自動変倍や自動用紙サイズ選択等を行うことができ、利便性が高まる。
ここで、近年、使用者の利便性や生産性向上のため、画像読取装置の読取速度(走査速度)の高速化が進められている。一方で、読取速度(走査速度)を上げると、1ラインあたりの走査時間は、短くなる。従って、1ラインあたりのイメージセンサの受光量は低下する。そこで、画像読取装置のランプには光量が大きいものが用いられつつある。これにより、読取速度を高めても、1ラインあたりのイメージセンサの受光量は確保される。
漏れた光が、使用者の目に光が直に入射されると眩しいため、カバー等をある程度閉じると、プレスキャンが行われる。しかし、近年では、上述のように光量が大きいランプが用いられているため、プレスキャンにより漏れた光により使用者に眩しさを強く感じさせ、不快感を与えてしまいやすくなりつつあるという問題がある。
ここで、特許文献1記載の発明は、そもそも家庭用FAXに関してのものであり、光源は機体内部に収められ、コンタクトガラスも有さない。従って、漏れた光により使用者に眩しさを強く感じさせる点を考慮しなくてよく、眩しさ低減に関する記載はない。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、3色分のLEDを含むランプを有する画像読取装置において、原稿サイズ検知用の読み取りモードを設け、使用者に眩しさを強く感じさせ、不快感を与えることを防ぐことを課題とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る画像読取装置は、原稿が載置されるコンタクトガラスと、上下方向に開閉され、前記コンタクトガラスに載置された原稿を押さえるための原稿押さえ部と、前記原稿押さえ部が予め定められた位置よりも倒されたことを検知する開閉検知部と、RedとGreenとBlueの3色分のLEDを含み、前記コンタクトガラスに載置された原稿に向け光を照射するLEDランプと、原稿に照射された光の反射光を受光し、ライン単位で読み取るイメージセンサと、前記イメージセンサのアナログ出力を画像データとしてディジタル化するA/D変換部と、前記A/D変換部が出力した画像データの処理を行い、少なくとも、載置された原稿の主走査方向の長さを検知する原稿サイズ検知のため、画像データの内で明るい部分と暗い部分の境界を検知する境界検知処理を行う画像処理部と、を備え、前記原稿押さえ部が予め定められた位置よりも倒されたことを検知したとき、前記LEDランプは、前記原稿サイズ検知のため、1色ずつ順次発光することとした。
この構成によれば、原稿押さえ部が予め定められた位置よりも倒れたことの検知で、LEDランプは、原稿サイズ検知のため、1色ずつ順次発光する。これにより、LEDは、3色同時点灯ではなく、1色ずつ点灯するので、3色同時点灯の際のLEDランプの光量が大きくても、原稿サイズ検知のための読み取りの際、外部に漏れる光量を減らすことができる。従って、眩しさを感じさせず、不快感を与えることを防ぐことができる。尚、画像処理部での境界検知方法は様々であるが、例えば、画像処理部は、画素値が予め定められた所定値以上の差がある位置を境界としてもよいし、隣接する画素の画素値の差が最も大きい画素の位置を境界と定めてもよい。
又、請求項2に係る発明は、請求項1の発明において、前記LEDランプは、前記原稿サイズ検知後に行われる原稿の読み取りでは、3色分のLEDを全て又は少なくとも2色を同時に点灯することとした。
この構成によれば、LEDランプは、原稿サイズ検知の後に行われる原稿の読み取りでは、3色分のLEDを全て又は少なくとも2色を同時に点灯する。これにより、原稿押さえ部が閉じられ、原稿の読み取りを本格的に行う際に、大きな光量を得ることができる。従って、原稿の読み取り速度を向上させても、1ラインあたりの光量の低下を防ぐことができる。
又、請求項3に係る発明は、請求項1又は2の発明において、ライン単位の原稿の読み取りにおける同期信号である水平同期信号を発する同期信号発生部を含み、前記原稿押さえ部が予め定められた位置よりも倒されたことを検知したとき、前記LEDランプは、前記水平同期信号の周期内で3色分の前記LEDを1色ずつ点灯することとした。
この構成によれば、LEDランプは、水平同期信号に基づき、周期内で3色分のLEDを1色ずつ点灯する。これにより、3色同時発光を行う場合に比べ、光量を1/3に押さえることができる。従って、眩しさを感じさせず、不快感を与えることを防ぐことができる。
又、請求項4に係る発明は、請求項1又は2の発明において、ライン単位の原稿の読み取りにおける同期信号である水平同期信号を発する同期信号発生部を含み、前記原稿押さえ部が予め定められた位置よりも倒されたことを検知したとき、前記LEDランプは、前記水平同期信号の1周期の間、1色の前記LEDを点灯させ、前記水平同期信号の周期ごとに点灯する前記LEDの色を順次切り替えることとした。
この構成によれば、LEDランプは、水平同期信号に基づき、周期の間、1色のLEDを点灯させ、周期ごとに点灯するLEDの色を切り替えるこれにより、3色同時発光を行う場合に比べ、光量を1/3に押さえることができる。従って、眩しさを感じさせず、不快感を与えることを防ぐことができる。
又、請求項5に係る発明は、請求項1乃至4の発明において、前記イメージセンサは、R、G、Bのカラーラインセンサであり、前記画像処理部は、前記原稿サイズ検知において、1色分の画像データに基づき、又は、3色分の画像データを合成し、合成により得られた画像データに基づき前記境界検知処理を行うこととした。
この構成によれば、原稿サイズ検知は、LEDの1色分の画像データに基づき、又は、3色分の画像データを合成し、合成により得られた画像データに基づき得られた境界の位置に基づき行われる。これにより、原稿の用紙色(地肌色)によらず原稿のサイズを正確に検知することができる。
又、請求項6に係る画像形成装置は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像読取装置を含むこととした。
この構成によれば、使用者が眩しさを感じない原稿サイズ検知を行える画像形成装置を提供することができる。又、LEDランプにより十分な光量が確保されるので、原稿の読取速度を早めることができ、その結果、ジョブの実行速度が速い画像形成装置を提供することができる。
本発明によれば、3色分のLEDを含むランプを有する画像読取装置において、原稿サイズ検知用の読み取りモードを設け、このモードで1色のみの発光とすることで、使用者に眩しさを強く感じさせ、不快感を与えることを防ぐことができる。
以下、本発明の第1の実施形態を図1〜図11を用いて説明する。但し、本実施の形態に記載されている構成、配置等の各要素は、発明の範囲を限定するものではなく単なる説明例にすぎない。
(画像形成装置の概略)
まず、図1を用いて、本発明の第1の実施形態に係る画像読取装置100を含む電子写真方式の複写機200(画像形成装置に相当)の概略を説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る複写機200の概略構成を示す正面視模型的断面図である。
まず、図1を用いて、本発明の第1の実施形態に係る画像読取装置100を含む電子写真方式の複写機200(画像形成装置に相当)の概略を説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る複写機200の概略構成を示す正面視模型的断面図である。
図1に示すように、本実施形態に係る複写機200は、上方に画像読取装置100が配される。画像読取装置100は、搬送読取用コンタクトガラス11又は載置読取用コンタクトガラス12上面に向け光を照射し、反射光に基づきイメージセンサ15により画像データを生成する画像読取部1と、画像読取部1の上方に設けられ、回転軸2a(図3参照)により画像読取部1に対し上下方向に開閉し、搬送読取用コンタクトガラス11に向けて原稿を搬送する原稿搬送部2(原稿押さえ部に相当)を含む。尚、画像読取装置100の詳細は後述する。
又、図1に破線で示すように、画像読取部1の正面側に操作パネル3が設けられる。操作パネル3は、複写機200の設定用のキーを表示し、使用者の入力を受け付ける液晶表示部30を有する。又、液晶表示部30は、ジャムや用紙切れ等のエラー等の複写機200の状態を表示できる。又、操作パネル3にコピー部数等の数字入力を行うためのテンキー部31や、コピー実行を指示するためのスタートキー32等が配される。
そして、図1に示すように、本実施形態の複写機200は、本体内部に、給紙部4A、搬送路4B、画像形成部5A、中間転写部5B、定着部5C等を備える。複写機200本体内の複数の給紙部4Aは、それぞれ、各サイズ(例えば、A4、B4等のA型、B型用紙等)、各種用紙(例えば、コピー用紙、再生紙、厚紙、OHPシート等)を複数枚収容する。各給紙部4Aは、それぞれ回転駆動する給紙ローラ41を備え、印刷時、1枚ずつ搬送路4Bに用紙を送り込む。
搬送路4Bは、装置内で用紙を搬送する通路である。そして、搬送路4Bには、用紙の案内のためのガイド板や、用紙搬送時に回転駆動する搬送ローラ対42(図1おいて、上方から42A、42B、42Cの計3つ)や、搬送される用紙を画像形成部5Aの手前で待機させ、形成されたトナー像の転写タイミングに合わせ用紙を送り出すレジストローラ対43等が設けられる。又、定着完了後の用紙を排出トレイ44に排出する排出ローラ対45も設けられる。
画像形成部5Aは、複数の画像形成ユニット50(ブラック用の50Bk、イエロー用の50Y、シアン用の50C、マゼンタ用の50M)と露光装置51を含む。露光装置51は、画像読取部1で読み取られた画像データ等に基づき、レーザ光を点消灯しつつ出力し、各感光体ドラムを走査露光する。画像形成ユニット50は、回転駆動可能に支持された感光体ドラムや、感光体ドラムの周囲に配設された帯電装置、現像装置、清掃装置等を備える。そして、各画像形成ユニット50と露光装置51によって、感光体ドラムの周面上にトナー像が形成される。
中間転写部5Bは、各画像形成ユニット50からトナー像の1次転写を受け、シートに2次転写を行う。中間転写部5Bは、各1次転写ローラ52Bk〜52M、中間転写ベルト53、駆動ローラ54、複数の従動ローラ55、2次転写ローラ56、ベルト清掃装置57等で構成される。各1次転写ローラ52Bk〜52Mは、対応する感光体ドラムと無端状の中間転写ベルト53を挟み込む。各1次転写ローラ52Bk〜52Mには、転写用電圧が印加され、トナー像は中間転写ベルト53に転写される。
中間転写ベルト53は、駆動ローラ54等に張架され、モータ等の駆動機構(不図示)に接続される駆動ローラ54の回転駆動により周回する。中間転写ベルト53は、又、駆動ローラ54は、2次転写ローラ56とで中間転写ベルト53を挟み込む。各画像形成ユニット50で形成されたトナー像(ブラック、イエロー、シアン、マゼンタの各色)は、順次、ずれなく重畳して中間転写ベルト53に1次転写された後、所定の電圧を印加された2次転写ローラ56により、シートに転写される。
定着部5Cは、用紙に転写されたトナー像を定着させる。定着部5Cは、主として、発熱体を内蔵する加熱ローラ58とこれに圧接する加圧ローラ59からなる。用紙が、加熱ローラ58と加圧ローラ59のニップを通過すると、トナーが溶融・加熱され、トナー像が用紙に定着する。定着部5Cからの排出用紙は排出トレイ44に送られる。
(画像読取装置100の構成)
次に、図2を用いて、本発明の第1の実施形態に係る画像読取装置100の一例を説明する。図2は、本発明の第1の実施形態に係る画像読取装置100の一例を示す模型的断面図である。
次に、図2を用いて、本発明の第1の実施形態に係る画像読取装置100の一例を説明する。図2は、本発明の第1の実施形態に係る画像読取装置100の一例を示す模型的断面図である。
まず、原稿搬送部2は、読み取りを行う原稿を1枚ずつ、自動的に連続して読み取り位置(後述の搬送読取用コンタクトガラス11)に搬送する。原稿搬送部2は、原稿搬送方向上流側から順に、原稿トレイ21、原稿供給ローラ22、原稿搬送路23、複数の原稿搬送ローラ対24、原稿排出ローラ対25、原稿排出トレイ26等を備える。又、原稿搬送部2は、図2の紙面奥側を支点として画像読取部1に上下方向に開閉自在に取り付けられ、画像読取部1の各コンタクトガラスを上方から押さえるカバー(原稿押さえ部)として機能する。
読み取りを行う複数枚の原稿は原稿トレイ21に載置される。そして、原稿供給ローラ22は、原稿トレイ21に載置された原稿のうち最上位の原稿に当接する。例えば、スタートキー32の押下等、原稿読取を行う旨の入力が複写機200に入力されると、原稿供給ローラ22は、原稿搬送路23に原稿を1枚ずつ送り出す。
送り出された原稿は、複数の原稿搬送ローラ対24やガイドに導かれ、画像読取部1上面に設けられた搬送読取用コンタクトガラス11の上面を通過する。この通過の際、画像読取部1が読取を行う。そして、読取が完了した原稿は、原稿排出ローラ対25から原稿排出トレイ26に排出される(原稿搬送経路を2点鎖線で図示)。尚、上記の各回転体(原稿供給ローラ22、原稿搬送ローラ対24、原稿排出ローラ対25)は、原稿搬送モータ27(図8参照)を駆動源として回転する。
次に、本実施形態における画像読取部1を説明する。図1や図2に示すように、画像読取部1は、箱形の筐体を有する。そして、画像読取部1の上面左側に、図2の紙面に垂直な方向でのび、透明板状の搬送読取用コンタクトガラス11が配される。そして、画像読取部1の上面で右側に、紙面に垂直な方向でのび、透明板状の載置読取用コンタクトガラス12が配される。載置読取用コンタクトガラス12は画像読取部1の上面に設けられる。書籍等の原稿を1枚ずつ読み取る場合、原稿搬送部2を持ち上げ、読取面を下向きにして、原稿が載置される。
又、図2に示すように、画像読取部1の筐体内に、第1移動枠131、第2移動枠132、ワイヤ133、巻取ドラム134、レンズ14と、原稿に光を照射するLEDランプ6と、原稿に照射された光が入射され、1ライン毎に原稿を読み取り、画像データを生成するためのイメージセンサ15等が配される。イメージセンサ15は、例えば、ライン状に光電変換素子を並べたCCD(Charge Coupled Device)で構成され、原稿の反射光を元に、1ライン毎に原稿を読み取る。
LEDランプ6から発せられた光は、搬送読取用コンタクトガラス11上の原稿に当たり、反射光を第1ミラー161、第2ミラー162、第3ミラー163で反射させて、レンズ14に導く。レンズ14は反射光を集光し、イメージセンサ15に入射する、イメージセンサ15は、例えば、複数の受光素子をR、G、Bの3つのライン状に並べたラインセンサである。そして、イメージセンサ15は、反射光を画像濃度に応じたアナログの電気信号に変換する。この原稿の主走査方向(原稿搬送方向と垂直な方向)にライン単位で読取が行われ、ライン単位の読取を副走査方向(原稿搬送方向)に連続して繰り返し行って、1枚の原稿が読み取られる。
そして、第1移動枠131は、上方に光を照射するLEDランプ6を、下方に第1ミラー161を支持する。尚、LEDランプ6、各ミラーは、図2の紙面垂直方向に延びる形状である。第2移動枠132は、上方に第2ミラー162を、下方で第3ミラー163を支持する。又、第1移動枠131は第2移動枠132の上方に配される。又、この第1移動枠131及び第2移動枠132には複数本のワイヤ133が取り付けられ(図2では、便宜上1本のみ図示)る。ワイヤ133の他端は巻取ドラム134に接続され、巻取モータ13M(図8参照)を駆動源として、巻取ドラム134が正逆回転し、第1移動枠131と第2移動枠132は水平方向に自在に移動する。
ここで、具体的な原稿読取動作の一例を説明しておく。まず、原稿搬送部2により搬送される原稿の読取の場合、巻取モータ13Mが駆動した後、第1移動枠131と第2移動枠132は、搬送読取用コンタクトガラス11の下方位置(読み取り位置)に固定される。そして、通過する原稿に対し、LEDランプ6は光を照射する。尚、LEDランプ6の詳細は後述する。
一方、載置読取用コンタクトガラス12上に載置された原稿を読み取る場合、第1移動枠131及び第2移動枠132を巻取ドラム134やワイヤ133等により、ホームポジションから図2の右方向に水平に移動させ、走査動作を、順次原稿端部まで連続的に行うことで、原稿全体が読み取られ、原稿画像が電気信号に変換される。
(原稿搬送部2の開閉と、開閉検知)
次に、図3乃至図5に基づき、原稿搬送部2の開閉とその開閉検知を説明する。図3は、本発明の第1の実施形態に係る原稿搬送部2を開けた状態の一例を示す正面図である。尚、図3では画像読取装置100以外の図示は省略している。又、図4は、本発明の第1の実施形態に係る原稿搬送部2を開けた状態での左側面模型的断面図である。図5は、本発明の第1の実施形態に係る原稿搬送部2が倒された状態の一例を示す左側面模型的断面図である。
次に、図3乃至図5に基づき、原稿搬送部2の開閉とその開閉検知を説明する。図3は、本発明の第1の実施形態に係る原稿搬送部2を開けた状態の一例を示す正面図である。尚、図3では画像読取装置100以外の図示は省略している。又、図4は、本発明の第1の実施形態に係る原稿搬送部2を開けた状態での左側面模型的断面図である。図5は、本発明の第1の実施形態に係る原稿搬送部2が倒された状態の一例を示す左側面模型的断面図である。
原稿搬送部2は、前述のように画像読取部1の上面に設けられる。原稿搬送部2は、画像読取部1の本体背面側の一辺の箇所に備えた2箇所の回転軸2aを中心として、支持部材2bに回動自在に取り付けられる。これにより、原稿搬送部2は、画像読取装置1001の正面側を自由端として、正面側の上下を振るようにして回転し、画像読取部1の上面に対して開、閉両様の姿勢をとり得る。
原稿搬送部2を閉じた時に、搬送読取用コンタクトガラス11に対向する原稿搬送部2の下面には、白色ガイド板2cが設けられる。白色ガイド板2cは、搬送読取用コンタクトガラス11をカバーする位置及び大きさである。原稿搬送部2を閉じた時、白色ガイド板2cと搬送読取用コンタクトガラス11間には、隙間が形成され、搬送される原稿が通過する経路となる。
又、原稿搬送部2を閉じた時、載置読取用コンタクトガラス12に対向する面の位置に白色マット2dが設けられる。白色マット2dは、載置読取用コンタクトガラス12をカバーする位置及び大きさである。原稿搬送部2を閉じた時、白色マット2dが、押圧して、原稿を移動しないように保持する。
そして、図3乃至図5に示すように、画像読取部1には、原稿搬送部2の2箇所の回転軸2aの間に、原稿搬送部2が所定角度倒されたことを検知するための開閉検知部7が設けられる。開閉検知部7は、接触片71、センサ72、ばね73等を備える。
図4及び図5に示すように、接触片71は、上下方向に延びる棒状の部材で、上下方向にスライドする。接触片71は、原稿搬送部2が、閉じられ始めると上側の先端が原稿搬送部2の下面に接触する接触部74を備える。そして、原稿搬送部2が倒されるほど、接触片71は下方に押し込まれる。又、接触片71は、下側の先端にセンサ72による開閉検知のために利用されるセンサ干渉部75を備える。
センサ72は、原稿搬送部2が下降時のセンサ干渉部75の近傍に備えられる。センサ72は、例えば、透過型光センサで構成され、発光部及び受光部(図示せず)を備える。そして、原稿搬送部2が予め定められた位置よりも倒されると、センサ干渉部75はセンサ72の発光部と受光部との間の光路を遮り始める。又、予め定められた位置よりも原稿搬送部2が倒されていれば、センサ干渉部75は、センサ72の発光部と受光部との間の光路を遮り続ける。
これにより、原稿搬送部2が予め定められた位置よりも倒されていること、及び、原稿搬送部2が予め定められた位置以上に持ち上げられていることを検知することができる。ばね73は、接触片71の下方に設けられる。ばね73は、例えば、圧縮コイルばねで構成され、原稿搬送部2の開状態で、接触片71が飛び出さず、センサ干渉部75がセンサ72の上方にくる程度で接触片71を上方に付勢する。
本実施形態の複写機200では、図5に示すように、予め定められた位置を、載置読取用コンタクトガラス12に対する原稿搬送部2の下面の角度θと関連づけて定めることができる。尚、角度θは、任意に設定可能であり(例えば、20〜45度の範囲で設定)、センサ干渉部75の大きさは、予め定められた角度θまで倒されれば、センサ72の光路を遮るように調整される。そして、本実施形態の複写機200では、原稿搬送部2が予め定められた位置よりも倒されたことをトリガとして、原稿サイズ検知のためのプレスキャンが行われる。
(原稿サイズ検知の概要)
次に、図6に基づき、本発明の第1の実施形態に係る画像読取装置100での原稿サイズ検知の概要を説明する。図6は、本発明の第1の実施形態に係る画像読取部1を上方からみたときの一例を示す平面図である。
次に、図6に基づき、本発明の第1の実施形態に係る画像読取装置100での原稿サイズ検知の概要を説明する。図6は、本発明の第1の実施形態に係る画像読取部1を上方からみたときの一例を示す平面図である。
使用者は、読み取る面を下向きにし、載置読取用コンタクトガラス12に原稿を載置する。そして、原稿の基準点Pにあわせて原稿を載置する。尚、本実施形態の複写機200では、複写機200を上方からみて、載置読取用コンタクトガラス12の左上隅が基準点Pである。使用者は、この基準点Pに原稿の左上隅をあわせ原稿を載置する。
本実施形態の複写機200では、原稿サイズ検知において、原稿の主走査方向の長さは、原稿の左端の一部を読み取ることで検知される。一方、各移動枠が移動する方向である副走査方向(主走査方向と垂直な方向)の原稿の長さを検知するため、図6に示すように複数個の原稿検知センサ17が設けられる。原稿検知センサ17は、例えば、反射型光センサである。各原稿検知センサ17の出力は、例えば、後述の読取制御部10に入力される。そして、読取制御部10は、原稿の副走査方向の長さが、基準点Pから原稿の存在を検知する原稿検知センサ17までの長さと、基準点Pから原稿の存在を検知しない原稿検知センサ17までの長さの範囲に収まると検知する。
(複写機200のハードウェア構成)
次に、図7に基づき本発明の第1の実施形態に係る複写機200のハードウェア構成の一例を説明する。図7は、本発明の第1の実施形態に係る複写機200の構成の一例を示すブロック図である。
次に、図7に基づき本発明の第1の実施形態に係る複写機200のハードウェア構成の一例を説明する。図7は、本発明の第1の実施形態に係る複写機200の構成の一例を示すブロック図である。
まず、複写機200の本体制御部8には、中央演算処理装置として、CPU81が設けられる。又、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)やHDD(Hard disk drive)やフラッシュROM等の不揮発性と揮発性のメモリからなる記憶部82が、本体制御部8内(本体制御部8外でもよい)に設けられる。
記憶部82は、複写機200を制御するためのプログラム、データ等を記憶する。本体制御部8は、記憶部のプログラムやデータを利用して、各部を制御し、印刷を行わせる。尚、本体制御部8は、全体制御や通信制御や画像処理を行うメイン制御部や、画像形成や各種回転体を回転させるモータ等のON/OFF等を行い、印刷を制御するエンジン制御部等、機能ごとに分割して複数種設けられてもよい。本説明では、これらの制御部をまとめた形態を示し、説明する。
又、本体制御部8には、画像読取装置100内に設けられる第1画像処理部9(詳細は後述)が処理した画像データに基づき、画像処理を行う第2画像処理部83が設けられる。例えば、第2画像処理部83は、ASICやメモリ等で構成され、濃度変換処理や、拡大縮小処理や、回転処理や、画像データの圧縮、伸張処理などの各種画像処理を行える。尚、第2画像処理部83は、その他の画像処理(例えば、枠消し処理)等を行うこともできるが、公知の画像処理を行えるものとして説明を割愛する。
そして、本体制御部8は、給紙部4A、搬送路4B、画像形成部5A、中間転写部5B、定着部5C、操作パネル3等と接続される。本体制御部8は、用紙搬送やトナー像形成等、各部の動作制御を行う。又、操作パネル3での設定やコピー実行指示は、本体制御部8に伝達される。本体制御部8は、画像読取装置100とも接続され、コピー実行時等、画像読取装置100に対して動作指示を与える。そして、本体制御部8はコピー時、原稿の画像データを受け取り、画像データに基づき、印刷を行わせる(コピー)。
(画像読取装置100のハードウェア構成)
次に、図8及び図9に基づき、本発明の第1の実施形態に係る画像読取装置100のハードウェア構成の一例を説明する。図8は、本発明の第1の実施形態に係る画像読取装置100の構成の一例を示すブロック図である。図9(a)、(b)は、本発明の第1の実施形態に係るLEDランプ6の一例を示す説明図である。
次に、図8及び図9に基づき、本発明の第1の実施形態に係る画像読取装置100のハードウェア構成の一例を説明する。図8は、本発明の第1の実施形態に係る画像読取装置100の構成の一例を示すブロック図である。図9(a)、(b)は、本発明の第1の実施形態に係るLEDランプ6の一例を示す説明図である。
上述したように、本実施形態の画像読取装置100は、原稿搬送部2と画像読取部1で構成され、原稿搬送部2には、原稿搬送部2の動作の制御を行う原稿搬送制御部20が設けられる。一方、画像読取部1には、画像読取部1の動作の制御を行う読取制御部10が設けられる。
まず、原稿搬送制御部20を説明する。原稿搬送制御部20は、上述の本体制御部8や読取制御部10と接続され、本体制御部8や読取制御部10からの指示、信号を受け原稿搬送部2の動作制御を行う。原稿搬送制御部20は、例えば、中央演算処理装置としてのCPUや、制御用のプログラムやデータを記憶する記憶装置としてのROM、RAMを含む基板である。原稿搬送制御部20は、本体制御部8等との通信を行い、又、本体制御部8等の指示を受け、原稿搬送部2の動作制御を行う。例えば、本体制御部8から原稿の読取指示があった場合、原稿搬送モータ27を駆動させ、原稿供給ローラ22や原稿搬送ローラ対24等を回転させる。
次に、画像読取部1と読取制御部10の概略構成を説明する。読取制御部10は、上述の本体制御部8や原稿搬送制御部20と通信可能に接続される。そして、読取制御部10は、本体制御部8からの指示、信号を受け、原稿搬送部2の動作制御を行う。読取制御部10も、中央演算処理装置としてのCPUや、画像読取装置100の制御に必要なプログラム、データを記憶する記憶装置としてのROM、RAMを含む基板である。
そして、例えば、操作パネル3のスタートキー32が押下された場合等、本体制御部8の指示を受け、読取制御部10は、画像読取装置100の動作制御や、読取で得られた画像データの本体制御部8への送信制御を行う。
そして、読取制御部10は、巻取モータ13Mが接続される。これにより、巻取モータ13Mの回転を制御し、巻取ドラム134を回転させ、各移動枠を移動させる。又、読取制御部10は、開閉検知部7と接続され、開閉検知部7の出力に基づき、原稿搬送部2が予め定められた位置よりも倒されたことや、予め定められた位置以上に持ち上げられたこと認識する。又、読取制御部10は、各原稿検知センサ17と接続され、各原稿検知センサ17の出力に基づき、載置読取用コンタクトガラス12に載置された原稿の副走査方向での長さを検知する。
又、読取制御部10は、LEDランプ6やイメージセンサ15やA/D変換部91や第1画像処理部9等と接続され、原稿の読み取りを行うべき旨の指示、言い換えると、駆動すべき旨の指示を与える。
まず、LEDランプ6は、redのLED61、greenのLED62、blueのLED63を含む。ここで、図9を用いて、LEDランプ6の一例を説明する。図9(a)は、ライトガイド64の両端部に各色のLED61〜63を設けるタイプのLEDランプ6の一例を示す。例えば、ライトガイド64は、主走査方向に伸び、各LEDの光を導く。又、ライトガイド64は、微少なプリズムを有する。LED61〜63の光は、このライトガイド64により、ライン状に均等に原稿に照射される。尚、ライトガイド64の一方の端部だけにLED61〜63を設けるようにしてもよい。
又、図9(b)に示すように、LED61〜63をそれぞれライン状に配列するタイプのLEDランプ6であってもよい。いずれにしても、本実施形態の画像読取装置100では、ランプは、red、green、blueの3色発光可能な光源である。尚、LEDランプ6は、3色のLED61〜63が1チップ化されたものでもよい。
そして、図8に示すように、LEDランプ6には、各色の点消灯を行ううえでのスイッチとしての点灯回路65が設けられる。点灯回路65は、3色のLED61〜63のうち1色のみ、あるいはいずれか2色を点灯させることができるし、3色全てを同時に点灯させることもできる。
イメージセンサ15は、原稿に照射された光を受け、各画素についてR、G、Bの3種のアナログの電気信号を出力する。電気信号の大きさは、受光量に応じ異なる。A/D変換部91は、イメージセンサ15によって得られた各画素のアナログの電気信号の転送を受け、量子化を行い、ディジタル信号に変換する。例えば、A/D変換部91は、R、G、Bについてそれぞれ8ビット(計24ビット)に量子化を行う。
第1画像処理部9(特許請求の範囲の画像処理部に相当)は、A/D変換部91が出力した画像データを受け、画像処理を施す。尚、本実施形態では、第1画像処理部9を画像読取部1に、第2画像処理部83を本体制御部8に設ける例を説明するが、例えば、画像処理部を本体側に一つだけ設け、1つだけ設けた画像処理部に、本説明での第1画像処理部9の処理と第2画像処理部83の処理を行わせるようにしてもよい。言い換えると、画像処理部を1つだけ設けるようにしてもよい。
第1画像処理部9内に、ワークメモリ92、点灯制御部93、同期信号発生部94、合成処理部95、エッジ処理部96、境界検知部97、補正処理部98等が設けられる。ワークメモリ92は、画像データの処理のための作業領域であり、A/D変換部91からの画像データは、ワークメモリ92に蓄えられる。同期信号発生部94は、原稿の読み取りで同期をとるための同期信号を発する。例えば、同期信号発生部94は、1ライン分の読み取りで同期をとるための水平同期信号HSYNCを発する。
水平同期信号HSYNCは、例えば、点灯制御部93やイメージセンサ15やA/D変換部91に与えられる。例えば、原稿サイズ検知や原稿読み取りの際、水平同期信号HSYNCにあわせて、イメージセンサ15は、1ラインのうちで先頭にあたる画素から電気信号の出力を開始する。又、例えば、A/D変換部91は、水平同期信号HSYNCにあわせて、電気信号のディジタル化を行い、第1画像処理部9に画像データを出力する。
点灯制御部93は、発光させるLEDの色を指示する信号をLEDランプ6の点灯回路65に送る。例えば、点灯制御部93は、PWM回路であり、例えば、R、G、B用の3色分のラインが点灯制御部93から点灯回路65に入力される(図8では、便宜上、1本の信号線を図示)。点灯回路65は、点灯制御部93からの信号がHighの色を点灯させるスイッチとして機能する。
合成処理部95は、R、G、Bの各色の画像データから白黒の画像データを生成する。言い換えると、合成処理部95は、R、G、Bの各色の画像データからグレースケールの画像データを生成する。例えば、合成処理部95は、原稿サイズ検知や、白黒でのコピーの際に処理を行う。
エッジ処理部96は、R、G、Bの各色の画像データや、白黒合成された画像データに対し、微分フィルタ処理を施す。これにより、明暗の差が強調された画像データが得られる。例えば、合成処理部95は、原稿サイズ検知の際に処理を行う。
境界検知部97は、原稿サイズ検知を行うための部分である。境界検知部97は、R、G、Bの各色の1ライン分の画像データに対し境界検知処理を行ってもよい。又、境界検知部97は、白黒合成された1ライン分の画像データに対し境界検知処理を行ってもよい。又、境界検知部97は、白黒合成され、更にエッジ処理を施した1ライン分の画像データに対し境界検知を行ってもよい。即ち、イメージセンサ15は、R、G、Bのカラーラインセンサであり、画像処理部(第1画像処理部9)は、原稿サイズ検知において、1色分の画像データに基づき、又は、3色分の画像データを合成し、合成により得られた画像データに基づき境界検知処理を行う。
境界検知部97は、画像データ中、画素値が予め定められた所定値以上の差がある位置や、隣接する画素の画素値の差が最も大きい画素の位置を、明暗(白黒)の境界と定め、検知する。これは、原稿搬送部2が閉じきっていない状態での読み取りでは、原稿が存在しない部分の光は反射されず外部に漏れ出す。これにより、原稿が存在しない部分の画素は、原稿が存在する部分の画素よりも暗い画素値となる。そのため、境界検知は、原稿の主走査方向の長さの確定に役立つ。
そして、境界の位置を示すデータが、第1画像処理部9から、読取制御部10に伝達される。読取制御部10は、境界の位置を確認し、載置された原稿の主走査方向での長さを検知する。尚、原稿の主走査方向での長さの検知(原稿サイズ検知)は、読取制御部10ではなく、本体制御部8が行ってもよい。この場合、本体制御部8に境界の位置を示すデータが送信又は転送される。又、第1画像処理部9が行ってもよい。この場合、検知結果が読取制御部10や本体制御部8に伝送される。
例えば、原稿読み取りでの解像度から、1画素あたりの長さは決まっている。そこで、読取制御部10や本体制御部8や第1画像処理部9は、境界の位置が端(例えば基準点の位置)から数えて何画素目に当たるかを確認し、演算により、載置された原稿の主走査方向での長さを検知できる。更に、記憶部82等に、求められた原稿の主走査方向や副走査方向での長さに対する用紙サイズ(例えば、A型用紙やB型用紙や、各用紙の縦横)を定めたテーブルを記憶させておき、テーブルを用いて、読取制御部10や本体制御部8や第1画像処理部9は、原稿の用紙サイズを判断してもよい。
補正処理部98は、画像データに対し、ガンマ補正やシェーディング補正等、LEDランプ6やイメージセンサ15等の特性に由来する歪みを補正する。そして、第1画像処理部9によって処理された画像データは、画像メモリ84に蓄えられた後、本体制御部8に転送される。更に、第2画像処理部83が画像処理を施した後、例えば、画像データが露光装置51に与えられる。
(モードによる点灯制御)
次に、図10を用いて、本発明の第1の実施形態に係るLEDランプ6の点灯制御の一例を説明する。図10は、本発明の第1の実施形態に係るLEDランプ6の点灯制御の一例を示すタイミングチャートであり、(a)は、原稿サイズ検知モードのタイミングチャートであり、(b)は、原稿読取モードのタイミングチャートの一例を示す。
次に、図10を用いて、本発明の第1の実施形態に係るLEDランプ6の点灯制御の一例を説明する。図10は、本発明の第1の実施形態に係るLEDランプ6の点灯制御の一例を示すタイミングチャートであり、(a)は、原稿サイズ検知モードのタイミングチャートであり、(b)は、原稿読取モードのタイミングチャートの一例を示す。
まず、図10(a)を用いて、原稿サイズ検知を行う際のLEDランプ6の点灯制御を説明する。まず、図10(a)の上方のタイミングチャートは、同期信号発生部94が発生させる水平同期信号HSYNCを示す。図10に示す水平同期信号HSYNCは一定の周期で立ち上がる信号である。この水平同期信号HSYNCの周期は、例えば、約100〜約200μ秒である(周波数でいえば、約5kHz〜約10kHz)。
本実施形態の画像読取装置100では、水平同期信号HSYNCの立ち上がりで同期がとられる。尚、立ち下がりで同期がとられてもよい。そして、原稿搬送部2が予め定められた位置よりも倒された際の原稿サイズ検知を行う原稿サイズ検知モードでは、LEDランプ6は、1色のみの発光である。例えば、LEDランプ6は、水平同期信号HSYNC(の立ち上がり)にあわせ、発光色が順番に切り替わる(例えば、R→G→Bの順番)。尚、水平同期信号HSYNCの周期は、約100〜約200μ秒であるので、このような発光色の切り替えが行われても、使用者はちらつきを感じることはない。
このような発光を行わせるため、点灯制御部93は、1周期の間に1色のみの発光を指示する信号を点灯回路65に与える。そして、点灯制御部93は、1周期ごと(水平同期信号HSYNCが立ち上がるごと)に発光を指示する信号を切り替える。例えば、点灯制御部93がPWM回路の場合、点灯制御部93は、1色についてのみデューティを100%とし、他の2色のデューティを0%とする。そして、点灯制御部93は周期ごとにデューティ100%とする色を切り替える。そして、点灯回路65は、LED61〜63のうち、デューティ100%のものを点灯する。
即ち、画像読取装置100は、ライン単位の原稿の読み取りにおける同期信号である水平同期信号HSYNCを発する同期信号発生部94を含み、開閉検知部7によって原稿押さえ部(例えば、原稿搬送部2)が予め定められた位置よりも倒されたことを検知したとき、LEDランプ6は、水平同期信号HSYNCの1周期の間、1色のLED61〜63を点灯させ、水平同期信号HSYNCの周期ごとに点灯するLED61〜63の色を順次切り替える。
次に、図10(b)を用いて、原稿サイズ検知完了後、本格的に原稿の読み取りを行う原稿読取モードでのLEDランプ6の点灯制御を説明する。まず、図10(b)の上方のタイミングチャートも、同期信号発生部94が発生させる水平同期信号HSYNCを示す。
原稿サイズ検知が行われた後の原稿読取モードでは、LEDランプ6は、3色全てが同時発光する。そして、原稿の走査が完了するまで、3色の同時発光が続けられる。この発光により、1ラインあたりの原稿への照射光量を稼ぐことができる。
このような発光を行わせるため、点灯制御部93は、原稿読取モードでは、3色の同時発光を指示する信号を点灯回路65に与える。例えば、点灯制御部93がPWM回路の場合、点灯制御部93は、3色ともデューティを100%とする。そのため、点灯回路65は、LED61〜63の全てを点灯させる。尚、デューティは、100%以下としてもよいが、1色のみが発光される状態とはしない(少なくとも、2色は発光される状態とする)。即ち、LEDランプ6は、原稿サイズ検知後に行われる原稿の読み取りでは、3色分のLED61〜63を全て又は少なくとも2色を同時に点灯する。
(原稿サイズ検知制御)
次に、図11を用いて、本発明の第1の実施形態に係る載置された原稿の読取制御の一例を説明する。図11は、本発明の第1の実施形態に係る載置された原稿の読取制御の一例を示すフローチャートである。
次に、図11を用いて、本発明の第1の実施形態に係る載置された原稿の読取制御の一例を説明する。図11は、本発明の第1の実施形態に係る載置された原稿の読取制御の一例を示すフローチャートである。
尚、本実施形態では、第1画像処理部9が検知した境界に基づき、読取制御部10が原稿のサイズを検知する例を説明する。又、本実施形態では、第1画像処理部9は、白黒合成された画像データに基づき、境界検知を行う例を説明する。本体制御部8が原稿のサイズを検知する場合は、本体制御部8が境界の位置を示すデータを受け取り、原稿サイズ検知を行えばよい。又、第1画像処理部9が原稿のサイズを検知する場合は、第1画像処理部9は、読取制御部10や本体制御部8に検知した原稿サイズを示すデータを送信する。
まず、図11のスタートは、複写機200が待機状態で、原稿搬送部2が閉じた(倒された状態)である。そして、使用者は、コピー等のため、載置読取用コンタクトガラス12に原稿を載せるため、原稿搬送部2を開ける(持ち上げる)ことになる。
そこで、読取制御部10は、開閉検知部7の出力を確認し、原稿搬送部2が予め定められた位置以上に持ち上げられたか、言い換えると、原稿搬送部2が開状態となったかを確認する(ステップ♯1)。もし、開状態となったことを検知できなければ(ステップ♯1のNo)、読取制御部10は、開状態となったか否かの確認を続ける(ステップ♯1)。
使用者は、原稿を載置読取用コンタクトガラス12に載置すれば、原稿搬送部2を倒して閉じる。そこで、開状態となったことを検知できれば(ステップ♯1のYes)、読取制御部10は、開閉検知部7の出力を確認し、原稿搬送部2が予め定められた位置よりも閉じられたか(倒されたか)を確認する(ステップ♯2)。もし、予め定められた位置よりも倒されたことを検知できなければ(ステップ♯2のNo)、読取制御部10は、閉じられたことの確認を続ける(ステップ♯2)。
一方、もし、予め定められた位置よりも倒されたことを検知できれば(ステップ♯2のYes)、読取制御部10は、各部に指示を与え、1ライン分の画像データの読み取りを行わせる(ステップ♯3)。
例えば、ステップ♯3では、読取制御部10は、巻取モータ13Mを動作させて、各移動枠を移動させ、載置読取用コンタクトガラス12の左端部を読み取る状態とする。又、原稿サイズ検知のため、読取制御部10は、LEDランプ6や第1画像処理部9の同期信号発生部94を動作させ、原稿サイズ検知モードでLEDランプ6を発光させる。言い換えると、LEDランプ6は、同期信号の1周期に1色ずつ点灯させる。又、イメージセンサ15は色ごとに1ライン分の電気信号を出力し、A/D変換部91はA/D変換し、第1画像処理部9はR、G、Bの3色分の1ライン分の画像データを得る。
そして、第1画像処理部9は画像データでの境界を検知する(ステップ♯4)。即ち、本実施形態の画像読取装置100は、原稿が載置されるコンタクトガラスと、上下方向に開閉され、コンタクトガラスに載置された原稿を押さえるための原稿押さえ部(例えば、原稿搬送部2)と、原稿押さえ部が予め定められた位置よりも倒されたことを検知する開閉検知部7と、RedとGreenとBlueの3色分のLED61〜63を含み、コンタクトガラスに載置された原稿に向け光を照射するLEDランプ6と、原稿に照射された光の反射光を受光し、ライン単位で読み取るイメージセンサ15と、イメージセンサ15のアナログ出力を画像データとしてディジタル化するA/D変換部91と、A/D変換部91が出力した画像データの処理を行い、少なくとも、載置された原稿の主走査方向の長さを検知する原稿サイズ検知のため、画像データの内で明るい部分と暗い部分の境界を検知する境界検知処理を行う画像処理部(第1画像処理部9)と、を備え、開閉検知部7が原稿押さえ部が予め定められた位置よりも倒されたことを検知したとき、LEDランプ6は、原稿サイズ検知のため、1色ずつ順次発光する。そして、読取制御部10は、境界の位置に基づき、主走査方向での原稿の長さを演算等により検知する(ステップ♯5)。
そして、読取制御部10は、主走査方向での原稿の長さ検知を所定回数行ったかを確認する(ステップ♯6)。尚、所定回数は任意の回数であり、例えば、128〜256回程度とされる。この主走査方向での原稿の長さ検知の繰り返しは検知ミスを防ぐものであり、2回以上であって、原稿搬送部2が完全に閉じるまでの間であれば、任意の回数とすることができる。
ここで、水平同期信号HSYNCの周期は、約100〜200マイクロ秒である。そして、R、G、Bの合成を行う場合、1ラインの画像データを得るには周期×3の時間を要する。そのため、主走査方向での原稿の長さ検知を1回行うには、例えば、約200×3マイクロ秒=600マイクロ秒を要する。そして、256回程度繰り返す場合、600マイクロ秒×256≒0.15秒となる。又、水平同期信号HSYNCの周期が100マイクロ秒であれば、0.07〜0.08秒となる。従って、主走査方向での原稿の長さ検知は、およそ0.08秒から0.15秒程度ですむ。
もし、所定回数の主走査方向での原稿の長さ検知が行われていなければ(ステップ♯6のNo)、例えば、ステップ♯3に戻る。一方、所定回数の主走査方向での原稿の長さ検知が行われれば(ステップ♯6のYes)、読取制御部10は、所定回数の個数分得られた主走査方向での原稿の長さに基づいて、最終的な主走査方向での原稿の長さを確定する(ステップ♯7)。例えば、得られた複数個の長さの平均値を求めてもよいし、最も得られた回数の多い長さを最終的な主走査方向での原稿の長さとしてもよい。
更に、読取制御部10は、複数の原稿検知センサ17を用いて、原稿の副走査方向の長さも検知する(ステップ♯8)。そして、読取制御部10は、本体制御部8に向けて、原稿サイズ検知結果を送信し(ステップ♯9)、本制御は終了する。
このようにして、この第1の実施形態の発明によれば、開閉検知部7によって原稿押さえ部(例えば、原稿搬送部2)が予め定められた位置よりも倒されたことを検知したとき、LEDランプ6は、原稿サイズ検知のため、1色ずつ順次発光する。これにより、LEDランプ6の光量が大きくても、LED61〜63は、3色同時点灯ではなく、1色ずつ点灯するので、原稿サイズ検知のための読み取りの際、外部に漏れる光量を減らすことができる。従って、眩しさを感じさせず、不快感を与えることを防ぐ。
又、LEDランプ6は、原稿サイズ検知の後に行われる原稿の読み取りでは、3色分のLED61〜63を全て又は少なくとも2色を同時に点灯する。これにより、原稿押さえ部(例えば、原稿搬送部2)が閉じられ、原稿の読み取りを本格的に行う際に、大きな光量を得ることができる。従って、原稿の読み取り速度を向上させても、1ラインあたりの光量の低下を防ぐことができる。又、LEDランプ6は、水平同期信号HSYNCに基づき、周期の間、1色のLED61〜63を点灯させ、周期ごとに点灯するLED61〜63の色を切り替えるこれにより、3色同時発光を行う場合に比べ、光量を1/3に押さえることができる。従って、眩しさを感じさせず、不快感を与えることを防ぐことができる。
又、原稿サイズ検知は、LED61〜63の1色分の画像データに基づき、又は、3色分の画像データを合成し、合成により得られた画像データに基づき得られた境界の位置に基づき行われる。これにより、原稿の用紙色(地肌色)によらず原稿のサイズを正確に検知することができる。又、使用者が眩しさを感じない原稿サイズ検知を行える画像形成装置を提供することができる。又、LEDランプ6により十分な光量が確保されるので、原稿の読取速度を早めることができ、その結果、ジョブの実行速度が速い画像形成装置を提供することができる。
(第2の実施形態)
次に、図12に基づき、第2の実施形態を説明する。図12は、本発明の第2の実施形態に係る原稿サイズ検知モードでの点灯制御の一例を示すタイミングチャートである。
次に、図12に基づき、第2の実施形態を説明する。図12は、本発明の第2の実施形態に係る原稿サイズ検知モードでの点灯制御の一例を示すタイミングチャートである。
尚、第2の実施形態は、LEDランプ6のうち点灯させる色のタイミングの点で第1の実施形態と異なるが、複写機200や画像読取部1や原稿搬送部2などの構成は同様で良く、共通する部分は説明を省略するものとし、符号も共通したものを用いる。
まず、図12の上方のタイミングチャートも、図10(a)、(b)と同様に、同期信号発生部94が発生させる水平同期信号HSYNCを示す。又、本実施形態でも水平同期信号HSYNCの立ち上がりで同期がとられる。
そして、原稿搬送部2が所定角度倒された際の原稿サイズ検知を行う原稿サイズ検知モードでは、本実施形態でもLEDランプ6は、1色のみの発光である。しかし、第2の実施形態では、第1の実施形態と異なり、水平同期信号HSYNCの周期内で3つの発光色が順番に切り替わる(例えば、R→G→Bの順番)。言い換えると、第2の実施形態では、第1の実施形態に比べ、1色あたりの点灯時間を約1/3とする。
このような発光を行わせるため、点灯制御部93は、1周期内で1/3周期ずつ各LED61〜63が発光するように、1/3周期ごとに発光を指示する信号を変化させる。例えば、点灯制御部93がPWM回路の場合、点灯制御部93は、水平同期信号HSYNCが立ち上がりから1/3周期の間、3色のうち、1色についてのみHighとする。そして、点灯制御部93は、次の1/3周期では、点灯させていた色をLowとするとともに、未点灯の2色のうち、1色をHighとする。更に、最後の1/3周期では、点灯制御部93は、点灯させていた色をLowとするとともに、点灯の1色をHighとする。
言い換えると、点灯制御部93は、各色についての発光を指示する信号のデューティを1/3とし、かつ、1色のみの発光とするため、Highの期間が重ならないようにする。尚、本実施形態では、デューティを均等に1/3ずつとする例を説明したが、1色のみの発光とするため、Highの期間が重ならないようにすれば、均等でなくてもよい。
即ち、画像読取装置100は、ライン単位の原稿の読み取りにおける同期信号である水平同期信号HSYNCを発する同期信号発生部94を含み、開閉検知部7によって原稿押さえ部(例えば、原稿搬送部2)が予め定められた位置よりも倒されたことが検知されたとき、LEDランプ6は、水平同期信号HSYNCの周期内で3色分のLED61〜63を1色ずつ点灯する。
このようにして、第2の実施形態に示した発明によれば、第1の実施形態で得られた効果に加え、LEDランプ6は、水平同期信号HSYNCに基づき、周期内で3色分のLED61〜63を1色ずつ点灯する。これにより、3色同時発光を行う場合に比べ、光量を1/3に押さえることができる。従って、眩しさを感じさせず、不快感を与えることを防ぐことができる。
次に、他の実施形態を説明する。上記の第1の実施形態では、水平同期信号HSYNCの1周期毎に、第2の実施形態では、1/3周期毎に発光色を順次切り替える例を説明したが、2色以上の同時点灯とならなければ、発光色の切り替えのタイミングを上記の例と異ならせてもよい。例えば、水平同期信号HSYNCの2周期ごとや3周期ごとなど、第1の実施形態や第2の実施形態と異なるタイミングで発光色を切り替えてもよい。
又、載置読取用コンタクトガラス12に載置された原稿を押さえる原稿押さえ部として、原稿搬送部2を例示したが、原稿押さえ部は、原稿搬送機能を有さない矩形板状の原稿カバーでもよい。
又、上記の実施形態では、画像形成装置として複写機200を例に挙げたが、本発明はコンタクトガラスや原稿押さえ部を有するものであれば適用できる。例えば、本発明は、複合機やファクシミリ装置などにも適用できる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明の範囲はこれに限定されず、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は、画像読取装置やこれを備えた画像形成装置に利用可能である。
1 画像読取部 15 イメージセンサ
12 載置読取用コンタクトガラス(コンタクトガラス)
2 原稿搬送部(原稿押さえ部) 6 LEDランプ
61 LED(Red) 62 LED(Green)
63 LED(Blue) 7 開閉検知部
9 第1画像処理部(画像処理部) 91 A/D変換部
94 同期信号発生部 100 画像読取装置
200 複写機(画像形成装置)
12 載置読取用コンタクトガラス(コンタクトガラス)
2 原稿搬送部(原稿押さえ部) 6 LEDランプ
61 LED(Red) 62 LED(Green)
63 LED(Blue) 7 開閉検知部
9 第1画像処理部(画像処理部) 91 A/D変換部
94 同期信号発生部 100 画像読取装置
200 複写機(画像形成装置)
Claims (6)
- 原稿が載置されるコンタクトガラスと、
上下方向に開閉され、前記コンタクトガラスに載置された原稿を押さえるための原稿押さえ部と、
前記原稿押さえ部が予め定められた位置よりも倒されたことを検知する開閉検知部と、
RedとGreenとBlueの3色分のLEDを含み、前記コンタクトガラスに載置された原稿に向け光を照射するLEDランプと、
原稿に照射された光の反射光を受光し、ライン単位で読み取るイメージセンサと、
前記イメージセンサのアナログ出力を画像データとしてディジタル化するA/D変換部と、
前記A/D変換部が出力した画像データの処理を行い、少なくとも、載置された原稿の主走査方向の長さを検知する原稿サイズ検知のため、画像データの内で明るい部分と暗い部分の境界を検知する境界検知処理を行う画像処理部と、を備え、
前記原稿押さえ部が予め定められた位置よりも倒されたことを検知したとき、前記LEDランプは、前記原稿サイズ検知のため、1色ずつ順次発光することを特徴とする画像読取装置。 - 前記LEDランプは、前記原稿サイズ検知後に行われる原稿の読み取りでは、3色分のLEDを全て又は少なくとも2色を同時に点灯することを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
- ライン単位の原稿の読み取りにおける同期信号である水平同期信号を発する同期信号発生部を含み、
前記原稿押さえ部が予め定められた位置よりも倒されたことを検知したとき、前記LEDランプは、前記水平同期信号の周期内で3色分の前記LEDを1色ずつ点灯することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。 - ライン単位の原稿の読み取りにおける同期信号である水平同期信号を発する同期信号発生部を含み、
前記原稿押さえ部が予め定められた位置よりも倒されたことを検知したとき、前記LEDランプは、前記水平同期信号の1周期の間、1色の前記LEDを点灯させ、前記水平同期信号の周期ごとに点灯する前記LEDの色を順次切り替えることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。 - 前記イメージセンサは、R、G、Bのカラーラインセンサであり、
前記画像処理部は、前記原稿サイズ検知において、1色分の画像データに基づき、又は、3色分の画像データを合成し、合成により得られた画像データに基づき前記境界検知処理を行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像読取装置。 - 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の画像読取装置を含むことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2010149823A JP2012015750A (ja) | 2010-06-30 | 2010-06-30 | 画像読取装置及びこれを備えた画像形成装置 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9525802B2 (en) * | 2013-07-24 | 2016-12-20 | Georgetown University | Enhancing the legibility of images using monochromatic light sources |
JP2019024168A (ja) * | 2017-07-24 | 2019-02-14 | 株式会社沖データ | 画像読取装置 |
US10681238B2 (en) | 2018-06-26 | 2020-06-09 | Konica Minolta, Inc. | Image forming apparatus |
-
2010
- 2010-06-30 JP JP2010149823A patent/JP2012015750A/ja active Pending
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