JP2018137521A - 画像読取装置 - Google Patents

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Masashi Otsuka
正史 大塚
英則 柳川瀬
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Abstract

【課題】原稿の明度や厚みによらず、精度良く原稿端部を検出することが可能な画像読取装置を提供する。【解決手段】原稿を搬送しながら原稿面に形成された画像を読取る画像読取装置であって、第一の原稿面に照射した光の反射光により当該第一の原稿面の画像を第一の画像データとして読取る第一の読取センサと、前記第一の読取センサと対向する向きから第二の原稿面に照射した光の反射光により当該第二の原稿面の画像を第二の画像データとして読取る第二の読取センサと、前記第一の画像データ及び前記第二の画像データの濃度変化から原稿端部の位置を検出する端部位置検出手段とを備えた画像読取装置。【選択図】 図1

Description

本発明は原稿の画像を読取る画像読取装置に関するものでる。
原稿の画像を読取る従来の画像読取装置には、自動原稿給紙部により搬送される原稿端部の位置を読取画像から検出し、その検出結果から読取画像の端部を決定するものがあった。原稿端部の位置の検出は、原稿面に向けて光源からの光を斜めに照射し、当該光源に対向する位置において、原稿の厚みに基づき形成される影を読取り、画像データから濃度差を検出することで行われていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−153975号公報
しかしながら、従来の装置では、原稿(媒体)の明度が端部に形成される影の濃度と近く、影と原稿との濃度差が検出できない場合や、原稿の厚みが薄く原稿端部に形成される影の濃度が低くなる場合など、読取画像から原稿端部が検出できないことがあり、原稿状態により検出の精度が低下してしまうといった問題があった。
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、原稿の明度や厚みによらず、精度良く原稿端部を検出することが可能な画像読取装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明に係る画像読取装置は、原稿を搬送しながら原稿面に形成された画像を読取る画像読取装置であって、第一の原稿面に照射した光の反射光により当該第一の原稿面の画像を第一の画像データとして読取る第一の読取センサと、前記第一の読取センサと対向する向きから第二の原稿面に照射した光の反射光により当該第二の原稿面の画像を第二の画像データとして読取る第二の読取センサと、前記第一の画像データ及び前記第二の画像データの濃度変化から原稿端部の位置を検出する端部位置検出手段とを備えることを特徴としている。
本発明によれば、原稿の明度や厚みによらず、精度良く原稿端部を検出することが可能な画像読取装置を提供することができる。
本実施形態に係る画像読取装置としてシートフィードスキャナを用いた画像読取システムの構成例の一例である。 本実施形態に係る画像読取装置の構成を説明する概略側面断面図である。 読取センサユニット周辺構造を説明する概略側面断面図である。 本実施形態に係る画像読取装置の機能構成を説明するブロック図である。 本実施形態に係る光源(LED)と原稿との位置関係において、画像上に発生する原稿の影と照り返しの状態を説明する説明図である。 本実施形態に係る画像読取動作を説明する図である。 本実施形態に係る画像読取動作を説明する図である。 本実施形態に係る画像読取動作を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明は以下の記述に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
図1は、本実施形態に係る画像読取装置101としてシートフィードスキャナを用いた画像読取システムの構成例の一例である。画像読取装置101は、例えば、LAN(Local Area Network)ケーブル、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等の汎用の通信ケーブル103を介してホストコンピュータ102と接続されており、ホストコンピュータ102からの動作開始指示を受けて画像の読取動作を実行するように構成されている。
図2は、画像読取装置101の構成を説明する概略側面断面図である。画像読取装置101は、原稿201がセットされる原稿トレイ02と、給紙ローラ203と、搬送ローラ204と、排紙ローラ205と、原稿検出センサ206と、読取位置センサ207と、第一の読取センサ及び第二の読取センサとしての読取センサユニット208,209とを備える。
原稿検出センサ206は、原稿トレイ202に原稿201がセットされるとこれを検出する。給紙ローラ203、搬送ローラ204、及び排紙ローラ205は図示せぬステッピングモータとギアとに連結されている。給紙ローラ203はステッピングモータの駆動に伴い回転し、原稿トレイ202に載置された原稿201を原稿束の最上部から1枚ずつ分離し搬送ローラ204に搬送する。搬送ローラ204は、給紙ローラ203により搬送された原稿201を排紙ローラ205に搬送する。排紙ローラ205は、搬送ローラ204により搬送された原稿201を装置外筐を利用して形成された排紙トレイ210に排紙する。
読取センサユニット208,209は、読取位置センサ207による原稿201の検出タイミングに応じ、原稿201が通過する際に原稿201の表裏の画像情報を読取る。
図3は、密着型ラインイメージセンサ(Contact Image Sensor, 以下CISと称す)320,321を用いた読取センサユニット208,209周辺構造を説明する概略側面断面図である。CIS320,321は、原稿201に光を照射する光源と原稿201から反射された光を集めるロッドレンズ318,319と、当該ロッドレンズ318,319で集光した光を光電変換し受光した光量に応じた電圧を発生する受光素子316,317が原稿幅と同じ長さで並べられた基板314,315とで構成されている。
光源は、赤色(RED)の光を発するLEDR308,309、緑色(GREEN)の光を発するLEDG310,311、青色(BLUE)の光を発するLEDB312,313をCIS320,321のそれぞれの端部に有し、これら3色のLED(Light Emitting Diode)の光を原稿201に向けて照射するための導光体306,307から構成されており、3色のLEDは独立に点灯させることが可能となるように構成されている。
さらに、光源は、原稿201に対し所定の角度をもって光を照射することが可能となるように構成されている。原稿201から反射した光は、受光素子316,317の位置で集光されて電圧に変換されるため、原稿201上における画像の読取位置は、受光素子316,317の位置となる。
背景部材302,303は、白色部材で構成されており、原稿201がCIS320,321に到達していない状態では、この背景部材302,303に対して画像読取りが行われ、白色の画像が取得されるように構成されている。
以後、原稿201の搬送方向を画像走査の副走査方向とし、原稿201の幅方向、すなわち、受光素子316,317の並べられた方向を主走査方向として説明する。また、主走査方向に並べられた受光素子316,317により取り出されるデータの1素子単位を画素、主走査方向における画素の1走査の単位をラインと称する。
なお、本実施形態の説明においては、CIS320,321各々に導光体306,307をそれぞれ1つ使用し、当該導光体306,307の片側の端部のみにLEDを配置した構成としているが、これに限定されず、導光体306,307のそれぞれ両端部にLEDを配置してもよく、導光体を使用せず、LEDを原稿幅と同じ長さに一様に複数個並べた構成としてもかまわない。
図3に示されるように、CIS320,321は、原稿201を挟むように配置されている。CIS320は原稿表面側の画像を、CIS321は原稿裏面側の画像を読取るように配置されており、CIS320,321のそれぞれの光源は、表裏で対向して配置されている。CIS320の光源は、原稿201の搬送方向に対して光を照射し、CIS321の光源は、原稿201の搬送方向とは逆方向に対して光を照射する構成となっているが、一方の光を原稿の搬送方向に対して、他方の光を原稿の搬送方向とは逆方向に対して照射する構成であれば、原稿表裏に対するCISの配置に制限はない。
CIS320,321は3色のLED点灯を順次切替えながら1ラインずつ画像読取りを行う。カラー画像の読取りは、各色で1ラインずつ画像読取りを行い、得られた各色の画像データを合わせてカラー画像データとする。一方、モノクロ画像の読取りでは、3色のLED点灯を順次切替えながらの画像読取りは必要なく、3色の内何れか1色、又は3色同時に点灯させて、1ラインずつ画像読取りを行い、得られた画像データをモノクロ画像データとする。
ところで、CIS320とCIS321とは、ロッドレンズ318,319における光軸を基準として位置がdLmmずらされて配置されているため、原稿201の搬送時間分、読取位置もdLmm分ずれることになる。
図4は、本実施形態に係る画像読取装置101の機能構成を説明するブロック図である。端部位置検出手段としてのスキャナ主制御部400は、CPU(Central Processing Unit)401と、不揮発性記憶装置であるROM(Read Only Memory)402と、揮発性記憶装置であるRAM(Random Access Memory)403と、ホストコンピュータ102との間の通信インタフェースである外部I/F404と、画像処理や読取動作制御を行う読取制御部406とがシステムバス405を介して接続されている。
読取制御部406は、CIS320,321のLED点灯を制御するLEDドライバ409と、ステッピングモータ408の駆動を制御するモータドライバ407とを備える。
CPU401は、ROM402に格納されている制御プログラムに基づき、画像読取装置101全体の制御を行う。RAM403はCPU401に対して制御プログラムの実行領域を提供するとともに、画像読取時には、読取制御部406から画像データを取り出し、これを格納する。
読取制御部406は、CPU401からの指示に基づき、CIS320,321の駆動を制御するとともに、LEDドライバ409を介してCIS320,321のLED点灯制御を行う。また、読取制御部406は、CIS320,321から取得したアナログの画像データを図示せぬアナログ/デジタル変換機器を用いてデジタルデータに変換し、シューティング補正・ガンマ補正等の所定の画像処理を行い、RAM403に画像データとして出力する。
さらに、読取制御部406は、モータドライバ407を介してステッピングモータ408の駆動を制御し、図示せぬギアに接続された給紙ローラ203、搬送ローラ204、排紙ローラ205等を駆動させることで原稿201を給紙・搬送させる。
次に、上記構成を備えた本実施形態に係る画像読取装置101の動作について説明する。まず、基本的な画像データの取得動作について説明する。
本実施形態においては、原稿画像をモノクロ画像データ取得モードで読取るものとする。ステッピングモータは1/300dpiステップで原稿201を搬送するように制御され、1ステップ動作中に原稿幅に並べられた光電変換素子の出力を取り出して処理することで、原稿画像は300dpiの解像度の画像データとして取得される。なお、受光素子はA4サイズの幅である210mm分の原稿画像を読取るため、4960個の受光素子が並べられている。
ユーザにより画像読取装置101の原稿トレイ202に画像読取対象の原稿201がセットされ、ホストコンピュータ102から画像取得動作の起動が行われると、画像読取装置101は、通信ケーブル103を経由して画像取得動作の起動命令を外部I/F404を介して受信する。
画像取得動作の起動命令を受信すると、スキャナ主制御部400のCPU401は、ROM402に格納された制御プログラムに基づき、原稿検出センサ206が原稿201を検出済みであることを確認し、システムバス405を経由して読取制御部406に画像取得動作を起動させる。
起動した読取制御部406は、モータドライバ407を介してステッピングモータ408を駆動させる。ステッピングモータ408が駆動すると、図示せぬギア構造で連結された給紙ローラ203、搬送ローラ204、及び排紙ローラ205が回転を開始する。
給紙ローラ203は、原稿トレイ202に載置された原稿201を原稿束の最上部から1枚ずつ分離し搬送ローラ204に搬送する。搬送ローラ204は給紙ローラ203から給紙された原稿201を読取センサユニット208,209に向けて搬送する。
なお、読取制御部405は、読取位置センサ207の状態を監視しており、当該読取位置センサ207が原稿201を検出すると(読取位置センサ:ON)、原稿201の先端が読取位置に搬送されたと判断し、LEDドライバ409を介してLEDR308、LEDG310、及びLEDB312を同時に点灯させる。そして、読取制御部405は、CIS320に読取動作の駆動クロックを出力して光電変換された画像データの電圧信号を取り出す。取り出された電圧信号は、読取制御部406の図示せぬアナログ/デジタル変換機器を用いてデジタルデータに変換され、所定の画像処理が施された後、原稿表面の画像データとしてRAM403に転送蓄積される。
また、画像読取部405は、読取位置センサ207がONとなった後のステッピングモータ408のステップ数を計数し、CIS320とCIS321との読取位置のズレ分dLmmのステップ数分の原稿201が搬送されたところで、LEDドライバ409を介してLEDR309、LEDG311、及びLEDB313を同時に点灯させる。そして、読取制御部405は、CIS321に読取動作の駆動クロックを出力して光電変換された画像データの電圧信号を取り出す。取り出された電圧信号は、読取制御部406の図示せぬアナログ/デジタル変換機器を用いてデジタルデータに変換され、所定の画像処理が施された後、原稿表面の画像データとしてRAM403に転送蓄積される。このように、画像読取の開始タイミングをdLmmずらすことで、CIS321は画像上の読取位置を揃えている。
なお、本実施形態におけるアナログ/デジタル変換機器は、8bit(256階調)の分解能を備えており、所定の白色画像を読取った際の電圧信号出力値を基準として、読取動作で取り出された各受光素子の出力電圧を0〜255のデジタル値に変換するものとし、0が黒、出力電圧値の値が大きくなるに従ってデジタル値の数値が大きくなるように構成されている。
画像の読取動作は、ステッピングモータ408の1ステップずつ行われ、原稿移動と読取動作とを原稿201の副走査方向の長さ分行うことで原稿1枚全体の画像データが得られる。
読取制御部406は、読取位置センサ207のOFFを検出すると、原稿201の後端がCIS320の読取位置を所定の長さ分通過するだけの所定のステップ数分だけ読取動作を継続させ、LEDR308、LEDG310、及びLEDB312を消灯させるとともにCIS320での読取動作を停止させ、また、さらに、dLmm分のステップ数だけ読取動作を継続させた後、LEDR309、LEDG311、及びLEDB313を消灯させるとともにCIS321での画像読取動作を停止させる。
原稿1枚分の画像データの取得・蓄積が終了すると、読取制御部406は、原稿201が排紙トレイ202に排出される程度のステップ数だけステッピングモータ408を駆動させた後、当該ステッピングモータ408の駆動を停止させ、画像データの取得動作を終了する。
画像読取動作が終了すると、CPU401は外部I/F404を経由してホストコンピュータ1−2に画像データを転送する。なお、読取った画像データの先端部分と後端部分とには不要な原稿領域外の背景部分が含まれているため、読取制御部406は、後に詳細に説明する画像の先端及び後端の検出を画像データから行い、原稿領域だけを切り出してから転送する。
原稿1枚分の画像データ転送が終了すると、CPU401は原稿検出センサ206の状態を確認し、原稿検出センサ206が原稿201を検出していなければ次原稿無しと判断し、画像データの取得動作を終了する。上記動作により、ホストコンピュータ102は原稿201に基づく画像データを取得することができる。
図5は本実施形態に係る光源(LED)と原稿201との位置関係において、画像上に発生する原稿201の影と照り返しの状態を説明する説明図である。
図3と同様の構造で、原稿201がCIS上を図中左方向から右方向に搬送される状態を説明する。原稿先端が読取動作に伴い、CIS320の読取位置に差し掛かると(図中(1))、CIS320の光源から照射された光は照射角度により原稿201の先端で遮られるため、読取位置に影が形成される。このとき、CIS321は背景部材303を読取っている。
次に、原稿201の先端がCIS321の読取位置に差し掛かると(図中(2))、CIS321の光源からの光は原稿201のエッジ部に照射され、照射角度によりエッジ部から反射する光が増え、周辺より白く(明るく)なる、所謂、照り返しが発生する。このとき、CIS320は原稿201の表面を読取っている。
次に、原稿201の後端がCIS320の読取位置に差し掛かると(図中(3))、CIS320の光源からの光は原稿201のエッジ部に照射され、照射角度によりエッジ部から反射する光が増え、周辺より白く(明るく)なる照り返しが発生する。このとき、CIS321は原稿201の表面を読取っている。
最後に、原稿201の後端がCIS321の読取位置に差し掛かると(図中(4))、CIS3201光源から照射された光は照射角度により原稿201の後端で遮られるため、読取位置に影が形成される。このとき、CIS320は背景部材302を読取っている。
この状態で読取られた画像は図6に示すようになり、原稿201の表面を読取ることによりCIS320で生じた画像データは、先端側に影が形成され、後端側で照り返しが発生する一方で、原稿201の裏面を読取ることによりCIS321で生じた画像データは、先端側に照り返しが発生し、後端側に影が形成されることになる。
図7は、原稿201の表面(表面A)の位置における副走査方向(y)の出力値の推移及び原稿201の裏面(裏面B)の位置における副走査方向(y)の出力値の推移を示した図である。
表面Aでは、まず原稿先端の影が読取られるため、影の部分での出力が下がり、原稿部分が読取られた後、原稿後端の照り返しが読取られるため、照り返し部分での出力が上がる。一方、裏面Bでは、まず原稿先端の照り返しが読取られるため、影の部分での出力が上がり、原稿部分が読取られた後、原稿後端の影が読取られるため、影部分での出力が下がる。
次に、取得された画像データから原稿201の端部の検出処理動作について説明する。
本実施形態で説明する原稿201の端部の検出処理動作は、RAM403に蓄積された画像データをCPU401が処理することで行うが、これに限らず読取制御部406等のハードウェア資源で行ってもよい。
一連の画像データの取得動作が終了し、RAM403に画像データが蓄積されると、CPU401は原稿201の表面に対応する画像データから原稿201の先端及び後端の検出、原稿201の裏面に対応する画像データから原稿201の先端及び後端の検出をそれぞれ行う。
本実施形態においては、読取位置センサ407のON、すなわち、原稿201の先端が読取位置に到達する前から読取動作が開始されており、原稿201の先端が到達するまでの間、所定ライン数の読取位置の背景部材も読取られている。また、読取位置センサ407のOFF、すなわち、原稿201の後端が読取位置を通過した後も所定ライン数の読取動作を継続することで、原稿背景の画像を所定数ライン読取られている(原稿表面に対応する画像データ)。また、原稿裏面に対応する画像データについても、CISの物理的な位置ズレ分dLmmが考慮された上で読取動作が行われているため、画像上、表裏の先端・後端の副走査方向位置は同じとなっている。また、原稿201の表裏の画像において、同一のCISを対向するように配置すると、受光素子の読出し方向が逆となってしまうため、裏面の画像は表面の画像の左右逆の画像が得られる。便宜上、主走査方向をx、副走査方向をyとし、画像データを座標形式(x,y)で表したのが図8である。図8において、画像左端は0画素目、画像右端はXmax画素である。画像先端は0ライン目、画像後端はYmaxライン目である。
ここで、CPU401における原稿201の端部の検出処理動作について説明する。原稿201の端部の検出に先立ち、CPU401は原稿201の裏面に対応する画像データの左右を逆に入れ替える。次に、CPU401は、先端及び後端を検出したい位置において画像データを主走査方向に平均値化する。本実施形態においては、副走査方向の全てのラインnについて、例えば、100画素目から109画素目までの主走査方向の画像データが平均値化される(Ave(n)=((100,n)+(101,n)+(102,n)...+(109,n))/10,n=0〜Ymax)。
次に、CPU401は、原稿201の表面の画像の先端方向(n=3)から後端方向へ向かって注目画素nの平均値Ave(n)にフィルタ処理を行う。
E(n)=Ave(n−3)*(−1)+Ave(n−2)*(−1)+Ave(n−1)
+Ave(n)*2+Ave(n+1)+Ave(n+2)*(−1)
+Ave(n+3)*(−1)
CPU401は、フィルタ処理後の値E(n)について、所定の閾値以下であるか否かを判定し、最初に所定の閾値以下の値を検出した場合、該当の注目画素のエッジ結果として、表面先端エッジ位置FTをnとして検出を終了する。
一方、所定の閾値以下でなかった場合、CPU401は注目画素のラインをずらしながら(n=n+1)、フィルタ処理及び閾値判定を行う。ここで、画像の先端から約10cm(1200ライン)分の判定を行っても検出されなかった場合、CPU40は表面先端エッジ位置FTを不検出とする。なお、原稿表面の先端エッジの場合、影の検出となるため、フィルタ処理後の値はマイナスの値となり、マイナス方向の低い値のものが検出される。
次に、CPU401は、原稿201の表面の画像の後端方向(n=Ymax−3)から先端方向へ向かって注目画素nの平均値Ave(n)にフィルタ処理を行う。
E(n)=Ave(n−3)*(−1)+Ave(n−2)*(−1)+Ave(n−1)
+Ave(n)*2+Ave(n+1)+Ave(n+2)*(−1)
+Ave(n+3)*(−1)
CPU401は、フィルタ処理後の値E(n)について、所定の閾値以上であるか否かを判定し、最初に所定の閾値以上の値を検出した場合、該当の注目画素のエッジ結果として、表面後端エッジ位置FBをnとして検出を終了する。
一方、所定の閾値以上でなかった場合、CPU401は注目画素のラインをずらしながら(n=n−1)、フィルタ処理及び閾値判定を行う。ここで、画像の先端から約10cm(1200ライン)分の判定を行っても検出されなかった場合、CPU40は表面後端エッジ位置FBを不検出とする。なお、原稿表面の後端エッジの場合、照り返しの検出となるため、フィルタ処理後の値はプラスの値となり、プラス方向の高い値のものが検出される。
上記処理を行うことで、原稿201の表面の画像から原稿201の先端エッジ位置、後端エッジ位置が検出される。
同様に、原稿201の裏面の画像から原稿201の先端エッジ位置BT、後端エッジ位置BBが検出されるが、裏面の画像の場合、先端は照り返し画像の検出、後端は影の画像の検出となるため、検出の閾値を表面の画像の場合とは逆にして検出を行う。
上記処理により、原稿201の表面の画像から先端エッジ位置FT及び後端エッジ位置FB、裏面の画像から先端エッジ位置BT及び後端エッジ位置BBが検出される。
そして、CPU401は原稿201の先端及び後端を決定する。本実施形態においては、原稿201の表面及び裏面の何れか先端エッジ位置が不検出であった場合は、CPU401は、検出されたエッジ位置を原稿201の先端位置として決定し、表面及び裏面のどちらも検出された場合は、それぞれの検出された位置の平均を原稿201の先端位置とする。また、CPU401は、表面及び裏面の何れかの後端エッジ位置が不検出であった場合は、検出されたエッジ位置を原稿201の後端位置として決定し、表面及び裏面のどちらも検出された場合、それぞれの検出された位置の平均を原稿201の後端位置とする。
このようにして決定された原稿201の先端位置及び後端位置に基づき、CPU401はRAM403に蓄積された画像データの先端位置からデータの転送を開始し、後端位置でデータの転送を終了することで、原稿201の先端及び後端に対応する位置で切り出された画像データをホストコンピュータ102に送信することができる。
なお、本実施形態の説明においては、ホストコンピュータ102に転送される際に画像データの切り出しを行う形態について説明したが、これに限定されず、画像処理装置101内で切り出された画像データを格納する形態としてもよく、また、画像データ全体をホストコンピュータ102に転送した後、原稿201の先端位置及び後端位置を通知し、当該ホストコンピュータ102内で画像データを切り出す形態としてもかまわない。
また、本実施形態の説明おいては、主走査方向に対して画素の平均処理を行い検出した端部位置を原稿の端部位置として検出する形態について説明したが、これに限らず、主走査方向の全ての画素について端部の検出を行ってもよく、また、全ての画素の端部位置情報から、原稿の斜行の判定や、斜行した先端・後端画像部分の領域を検出してもよい。さらに、本実施形態の説明においては、端部の検出条件として、フィルタ処理後の値について判定閾値の極性を変えて、影及び照り返しの検出を行う形態について説明したが、これに限らず、先端・後端それぞれについて、影の形成による濃度上昇、照り返しによる濃度低下による濃度変化をそれぞれ異なるフィルタ処理を施すことにより端部を検出する形態としてもかまわない。
以上のように、本実施形態によれば、原稿の表裏のそれぞれの先端、後端に発生する影及び照り返し部分のエッジ検出結果から原稿の先端及び後端のエッジ位置を検出することができるため、原稿の濃度や厚みによらず原稿の先端及び後端位置の検出精度を高めることができる。
本発明は、原稿端部検出技術に関し、ファクシミリ、複合機等の画像読取装置に適用可能である。
101 画像読取装置
102 ホストコンピュータ
103 通信ケーブル
201 原稿
202 原稿トレイ
203 給紙ローラ
204 搬送ローラ
205 排紙ローラ
206 原稿検出センサ
207 読取位置センサ
208,209 読取センサユニット
210 排紙トレイ
302,303 背景部材
306,307 導光体
308,309 LEDR
310,311 LEDG
312,313 LEDB
314,315 基板
316,317 受光素子
318,319 ロッドレンズ
320,321 CIS
400 スキャナ制御部
401 CPU
402 ROM
403 RAM
404 外部I/F
405 システムバス
406 読取制御部
407 モータドライバ
408 ステッピングモータ
409 LEDドライバ

Claims (5)

  1. 原稿を搬送しながら原稿面に形成された画像を読取る画像読取装置であって、
    第一の原稿面に照射した光の反射光により当該第一の原稿面の画像を第一の画像データとして読取る第一の読取センサと、
    前記第一の読取センサと対向する向きから第二の原稿面に照射した光の反射光により当該第二の原稿面の画像を第二の画像データとして読取る第二の読取センサと、
    前記第一の画像データ及び前記第二の画像データの濃度変化から原稿端部の位置を検出する端部位置検出手段とを備えること
    を特徴とする画像読取装置。
  2. 前記端部位置検出手段は、前記原稿端部の照り返しに由来する濃度低下部分を検出すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記端部位置検出手段は、前記原稿端部の影に由来する濃度上昇部分を検出すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記端部位置検出手段は、濃度検出条件を原稿先端部若しくは原稿後端部において切替えて検出動作を行うこと
    を特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の画像読取装置。
  5. 前記原稿端部の位置決定は、前記第一の原稿面における第一の端部と前記第二の原稿面における第二の端部との何れか一方が検出された場場合、検出された何れか一方の端部を前記原稿端部とし、前記第一の端部と前記第二の端部の両方が検出された場合、前記第一の端部と前記第二の端部との平均値に基づき前記原稿端部が決定されること
    を特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の画像読取装置。
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