JP5387969B2 - 画像読取装置、画像形成装置、及び、画像読取方法 - Google Patents

画像読取装置、画像形成装置、及び、画像読取方法 Download PDF

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本発明は、画像読取装置、画像形成装置、及び、画像読取方法に関し、特に、密着型イメージセンサを用いた原稿搬送タイプの画像読取装置、当該画像読取装置を搭載した画像形成装置、及び、画像読取方法に関する。
従来の、密着型イメージセンサを備える原稿搬送タイプの画像読取装置では、搬送される原稿のデータ(文書データや図形などの画像データ)を固定された光学読取手段で読み取る際に、以下のように当該原稿のサイズを検出していた。
特許文献1(特開平10−145556号公報)に記載の発明では、まず、原稿の先端と後端とを光学読取手段で読み取る。ここで、当該光学読取手段から出力された当該原稿の先端の読み取り情報によって、当該原稿の先端の幅サイズを算出し、一方、当該原稿の先端及び後端の読み取り情報によって、当該原稿の先端が当該光学読取手段による読み取り位置を通過した後から当該原稿の後端が当該光学読取手段の読み取り位置を通過し終わるまでに要した所要時間を算出する。そして、当該所要時間と当該原稿の搬送速度とから、当該原稿の先端と後端との間の長さサイズを算出する。
ここで、CIS(密着型イメージセンサ/Contact Image Sensor)1、CIS2、及びCIS3を千鳥状に配置する従来の画像読取装置200の技術構成について、図13(a)及び図13(b)を用いて説明する。
図13(a)に示すように、画像読取装置200は、CIS1、CIS2、及びCIS3の位置よりも原稿4が挿入されてくる側(以後、この方向を前方とする)の位置に配置されたレジストセンサ101を基準として、CIS1、CIS2、及びCIS3を用いて原稿4の読み取りを開始する。
ここで、CIS1、CIS2、及びCIS3のうち、より前方に位置するCIS2と、当該CIS2よりも後方に位置するCIS1及びCIS3との、配置のズレから生じる遅延量に関しては、当該配置のズレに対応する所定の遅延量を設定することで対処している。詳しくは、読み取った原稿4(即ち、原稿4の画像データ)をメモリ(図示しない)に一旦蓄積し、そして、当該メモリから当該画像データを読み出す際に、図13(b)に示すように、当該設定した所定の遅延量に対応させた時間間隔(タイミング)で当該画像データを読み出して1ライン化することで、当該画像データを、当該CIS2と、当該CIS1及び当該CIS3との、配置のズレ補正して繋げている。
さらに、原稿4の副走査方向の長さは、レジストセンサ101を原稿4が通過した長さが副走査画像有効範囲として後行程へ送信される。
しかし、上述した密着型イメージセンサを千鳥状に配置された画像読取装置200の構成では、原稿4の先端及び後端の長さを算出しても、どの密着型イメージセンサで検出した長さが正しいのかが不明であるという問題があった。
特に、レジストセンサ101を基準とした読取制御では読み取り原稿4が不定形であったり、斜めに挿入された場合には、図14(a)の斜線部及び図14(b)に示すように、原稿4の先端部分もしくは当該原稿4の後端部分が切れてしまうという問題があった。当該原稿4の先端部分や後端部分には画像データ(印刷情報)などが記載されている場合があり、当該各部分(即ち、その部分に記載されている画像データ/印刷情報)が切れてしまうことは問題であった。
そこで本発明では、密着型イメージセンサを千鳥状に配置した画像読取装置において、どのような形状の原稿であっても、当該原稿上の全画像データが切れないように読み取ることができる画像読取装置、当該画像読取装置を搭載した画像形成装置、及び、画像読取方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、原稿を副走査方向に搬送する原稿搬送手段と、所定の画素数が主走査方向に重なる千鳥状に配置された複数個の密着型イメージセンサから構成され、前記原稿搬送手段から搬送される前記原稿を、各々の前記密着型イメージセンサを制御して読み取る読取制御手段と、前記読取制御手段が読み取った前記原稿をディジタル信号に変換する変換手段と、前記読取制御手段に対向する位置に配置された圧板と、前記変換手段がディジタル信号に変換した前記原稿に、シェーディング補正を前記圧板を用いて行うシェーディング補正処理手段と、前記読取制御手段が前記複数個の各密着型イメージセンサを用いて読み取った原稿の先端を検知する原稿先端検知手段と、前記読取制御手段が前記複数個の各密着型イメージセンサを用いて読み取った原稿の後端を検知する原稿後端検知手段と、前記シェーディング補正処理手段がシェーディング補正処理を行った前記原稿に、主走査繋ぎ目補正処理を行う主走査繋ぎ目補正処理手段と、前記主走査繋ぎ目補正処理手段が処理を行った前記原稿を記憶する記憶手段と、前記記憶手段が記憶した前記原稿を、前記副走査方向において発生する所定の遅延量に対応させて副走査方向の位置合わせ処理を行う副走査遅延処理手段と、前記副走査遅延処理手段が処理を行った前記原稿を繋ぎ合わせて1ライン化し、更に、後段に出力する画像処理出力手段と、を備え、前記読取制御手段は、前記原稿が、前記千鳥状に配置された複数個の密着型イメージセンサを通過するよりも前に前記原稿の読み取りを開始するよう制御し、前記画像処理出力手段は、前記副走査遅延処理手段が処理した前記原稿において、前記原稿先端検知手段が検知した先端情報のうち最も先端の検知情報を前記原稿全体の先端位置であるとし、一方、前記原稿後端検知手段が検知した後端情報のうち最も後端の検知情報を前記原稿全体の後端位置であるとし、前記先端位置情報及び前記後端位置情報によって形成される副走査有効画像範囲を、前記1ライン化した前記原稿と共に、後段に出力することを特徴とする画像読取装置を提供する。
請求項2に記載の発明では、前記千鳥状に配置された複数個の密着型イメージセンサは光源を備え、前記原稿先端検知手段、及び、前記原稿後端検知手段は、前記光源によって前記圧板に形成される前記原稿の影に基づいて検知することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置を提供する。
請求項3に記載の発明では、前記副走査有効画像範囲に基づいて、前記原稿が有する画像データ全体を包括する定形画像サイズの選択を行うサイズ選択手段を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像読取装置を提供する。
請求項4に記載の発明では、請求項1、請求項2、又は請求項3のいずれか1項に記載の画像読取装置を具備する画像形成装置を提供する。
請求項5に記載の発明では、前記サイズ選択手段が行う選択に基づいて、前記原稿が有する画像データ全体を包括する定形複写用紙の有無を判断して最適な定形複写用紙の選択を行う用紙選択手段を備えることを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置を具備する画像形成装置を提供する。
請求項6に記載の発明では、前記用紙選択手段が、前記原稿が有する画像データ全体を包括する定形複写用紙が無いと判断した場合に、前記原稿が有する画像データ全体を包括し得ない定形複写用紙に画像形成を行うか否かを表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置を提供する。
請求項7に記載の発明では、前記表示手段は、前記用紙選択手段が、前記原稿が有する画像データ全体を包括する定形複写用紙が無いと判断した場合に、当該画像データ全体を包括し得る複写用紙をセットするよう促す通知を更に表示することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置を提供する。
請求項8に記載の発明では、所定の画素数が主走査方向に重なる千鳥状に配置された複数個の密着型イメージセンサと、前記密着型イメージセンサに対向する位置に配置された圧板と、を備える画像読取装置における画像読取方法において、原稿を副走査方向に搬送する第1のステップと、前記第1のステップによって搬送される前記原稿を、前記複数個の各密着型イメージセンサを制御して読み取る第2のステップと、前記第2のステップで読み取った前記原稿をディジタル信号に変換する第3のステップと、前記第3のステップでディジタル信号に変換した前記原稿に、シェーディング補正を前記圧板を用いて行う第4のステップと、前記第4のステップでシェーディング補正処理を行った前記原稿に、主走査繋ぎ目補正処理を行う第5のステップと、前記第5のステップと同時に、前記第2のステップで前記複数個の各密着型イメージセンサを用いて読み取った原稿の先端を検知し、且つ、前記原稿の後端を検知する第6のステップと、前記第5のステップで処理を行った前記原稿を記憶する第7のステップと、前記第7のステップで記憶した前記原稿を、前記副走査方向において発生する所定の遅延量に対応させて副走査方向の位置合わせ処理を行う第8のステップと、前記第8のステップで処理を行った前記原稿を繋ぎ合わせて1ライン化し、更に、後段に出力する第9のステップと、を有し、前記第2のステップは、前記原稿が、前記千鳥状に配置された複数個の密着型イメージセンサを通過するよりも前に前記原稿の読み取りを開始するよう制御し、前記第9のステップは、前記第8のステップで処理した前記原稿において、前記第6のステップで検知した先端情報のうち最も先端の検知情報を前記原稿全体の先端位置であるとし、一方、前記第6のステップで検知した後端情報のうち最も後端の情報を前記原稿全体の後端位置であるとし、前記先端位置情報及び前記後端位置情報によって形成される副走査有効画像範囲を、前記1ライン化した前記原稿と共に、後段に出力することを特徴とする画像読取方法を提供する。
本発明によれば、どのような形状の原稿であっても、当該原稿の先端及び後端を検出して当該原稿上の全画像データが切れないように読み取ることができる。
本発明の実施形態に係るCIS千鳥状配置スキャナの主要部概略構成図である。 本発明の実施形態に係るCIS千鳥状配置スキャナにおける重複読取範囲を説明するための図である。 本発明の実施形態に係るCIS千鳥状配置スキャナにおける千鳥状に配置された密着型イメージセンサの、電気的な接続及び処理を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るCIS千鳥状配置スキャナを、図1のA方向からみた側面概略図である。 本発明の実施形態に係るCIS千鳥状配置スキャナにおける圧板に投影される原稿影の図である。 本発明の実施形態に係るCIS千鳥状配置スキャナにおける原稿影検出について説明するための図である。 本発明の実施形態に係るCIS千鳥状配置スキャナにおける副走査画像読取タイミングを説明するための図である。。 本発明の実施形態に係るCIS千鳥状配置スキャナにおいて、原稿が傾いて挿入された場合の模式図である。 本発明の実施形態に係るCIS千鳥状配置スキャナにおいて、原稿が傾いて挿入された場合の副走査画像読取タイミングを示す図である。 本発明の実施形態に係るCIS千鳥状配置スキャナにおける、原稿が傾いて挿入された場合のFGATE生成方法を示す図である。 本発明の実施形態に係るCIS千鳥状配置スキャナにおける主走査繋ぎ目補正処理を説明するための図である。 本発明の実施形態に係るCIS千鳥状配置スキャナを搭載した画像形成装置の概略図である。 従来の画像読取装置を説明するための図である。 従来の画像読取装置を説明するための図である。
(i)発明の概要
本発明の実施形態に係る密着型イメージセンサ(CIS)を千鳥状に配置されたCIS千鳥状配置スキャナ(画像読取装置)は、原稿読み取りに際して以下の特徴を有する。
千鳥状に配置された各密着型イメージセンサで読み取った画像データから、原稿の先端及び後端を識別する手段を備え、当該原稿が密着型イメージセンサを通過するより十分早くに当該原稿の画像データ取得を開始し、各密着型イメージセンサで原稿の先端及び後端を検知し、遅延量を補正した後の画像において、各密着型イメージセンサから取得した先端位置情報のうち最も先端の情報を、当該原稿全体の先端位置とし、一方、最も後端の情報を当該原稿全体の後端位置とする。
(ii)発明の詳細
本発明に係る好適な実施形態について、図1から図12を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るCIS千鳥状配置スキャナ(画像読取装置)100の主要部概略構成図である。
CIS千鳥状配置スキャナ(画像読取装置)100は、CIS1、CIS2、及びCIS3、前ローラ103、後ローラ102、圧板105、及びコンタクトガラス104から構成される。ここで、本実施形態では、密着型イメージセンサは、CIS1、CIS2、及びCIS3のみを図示しているが、これに限られることはなく、千鳥状に配列される同機能のCISの数は、1以上の複数本が備えられる構成であってもよい。
本発明の実施形態に係るCIS千鳥状配置スキャナ100では、密着型イメージセンサであるCIS1、CIS2、及びCIS3が千鳥状に配置されている。各密着型イメージセンサ(CIS1、CIS2、及びCIS3)は、一定の時間間隔で画像情報を取得するセンサであり、CIS千鳥状配置スキャナ100は、前ローラ103及び後ローラ102によってコンタクトガラス104上を搬送される原稿4を、これら各密着型イメージセンサ上を通過させて原稿4全体の読取画像(画像データ)を取得している。
次に、密着型イメージセンサ(CIS1、CIS2、及びCIS3)間の繋ぎ部分について、図2を用いて詳細に説明する。
図2は、本発明の実施形態に係るCIS千鳥状配置スキャナ100における、重複読取範囲を説明するための図である。
千鳥状に配置された密着型イメージセンサであるCIS1、CIS2、及びCIS3は、図2に示すように、主走査方向に重複読取範囲O1及びO2を持つ。
図2では、CIS1及びCIS2の重複によって生じる重複読取範囲O1、CIS2及びCIS3の重複によって生じる重複読取範囲O2が示されており、両重複読取範囲(O1、O2)の画素5は、後述する主走査繋ぎ処理を行った後に主走査方向に繋ぐことによって、主走査方向に繋いだ画像として取得できる。
また、隣接する各密着型イメージセンサ同士は、前後間(本実施形態では、CIS1に対するCIS2方向を前方、CIS2に対するCIS1方向を後方と定義する)に間隔を持っている。そこで、前方側の密着型イメージセンサ(例えば、CIS2)で取得した画像データを一度メモリ(図2には示されていない)に保存し、所定の遅延量を生じさせて後方側密着型イメージセンサ(例えば、CIS1及びCIS3)の画像データと繋ぐことで、副走査方向に正確に繋がれた(即ち、当該間隔による遅延量を補正した)画像を取得することができる。
上述したように、主走査合わせ及び副走査合わせを組み合わせることで、千鳥状に配置した複数の密着型イメージセンサから取得した画像であっても、あたかも1本の密着型イメージセンサで取得したかのように画像を取得することが可能となる。
図3は、本発明の実施形態に係るCIS千鳥状配置スキャナ100における千鳥状に配置された密着型イメージセンサの、電気的な接続及び処理を示すブロック図である。
ここで、図3では、密着型イメージセンサであるCIS1、CIS2、及びCIS3の3本の密着型イメージセンサが千鳥状配置となっているが、これに限られることはなく、CISの数は1以上の複数本が備えられる構成であってもよい。
本発明の実施形態に係るCIS千鳥状配置スキャナ100は、CIS1、CIS2、CIS3、及びA/D変換器11から構成される読取部10と、シェーディング補正処理部21、主走査繋ぎ目補正処理部22、原稿先端検知部23、原稿後端検知部24、メモリ25、副走査遅延処理部26、及び画像データ出力部27から構成される画像処理部20と、CPU(Central Processing Unit/中央処理装置)30と、RAM(Random Access Memory)40と、を備えている。
読取部10及び画像処理部20は、CPU30によって制御される。
RAM40は、各CISから得られた画像データを副走査方向に繋ぎ合わせるための基準となる遅延量、及び、主走査方向に正確に繋ぎ合わせるために必要な、隣接するCISから得られる基準となる主走査合計画素数を記憶している。
本発明の実施形態に係るCIS千鳥状配置スキャナ100では、読取部10内のCIS1、CIS2、及びCIS3によって取得された画像信号が、それぞれA/D(アナログ/ディジタル)変換器11によってディジタル信号に変換され、画像処理部20に入力される。
以下、本発明の実施形態に係るCIS千鳥状配置スキャナ100の一連の画像処理について説明する。
本発明の実施形態に係るCIS千鳥状配置スキャナ100では、当該ディジタル信号が入力された画像処理部20内において、まず、シェーディング補正処理部21によって、光学系や撮像系の特性による輝度ムラに対して、一様な明るさの画像になるように補正する処理であるシェーディング補正処理を行う。
次に、主走査繋ぎ目補正処理部22によって主走査繋ぎ処理が行われる。また、この主走査繋ぎ処理と同時に、原稿先端検知部23によって各CISの画像信号(画像データ)から原稿4の先端検知が行われ、且つ、原稿後端検知部24によって各CISの画像データから原稿4の後端検知が行われる。なお、原稿先端検知、及び原稿後端検知の詳細については後述する。
その後、上述のように主走査繋ぎ目補正処理部22によって主走査繋ぎ処理が行われた画像データは、副走査方向のタイミング(所定間隔で空けられた間隔/所定の遅延量)を合わせるために(即ち、当該間隔によって生じた位置ズレを合わせるために)、メモリ25に一時的に蓄積される。
更にその後、メモリ25に一時的に蓄積された当該画像データは、原稿先端検知23が検知した原稿4の先端を合わせるタイミング(即ち、副走査方向の所定の遅延量)でメモリ25から読み出される。(なお、このように原稿先端検知部23で検知した副走査遅延量は、RAM40に記憶させておくように構成することもできる。)
すると、副走査遅延処理部26が、読み出された当該画像データに副走査遅延(位置合わせ)処理を行い、副走査遅延処理された当該画像データは、画像データ出力部27で1ライン化されて、後段(後に続く行程)に出力される。この際、原稿先端検知部23が検出した各CISの画像データの先端と、原稿後端検知部24が検出した各CISの画像データの後端とから、1ライン化した後の画像全体の全画像データ有効範囲を決定し、後段に当該画像データとともに送信する。これにより、後段において、当該画像データに対応する正しい(好適)サイズの紙を選ぶことが可能になり、また、当該画像データに書き込みを行う際に正確に当該書き込みを行うことが可能になる。
なお、1ライン化後の全画像データ有効範囲の決め方については後述する。
(原稿先端検知、及び、原稿後端検知)
次に、本発明の実施形態に係るCIS千鳥状配置スキャナ100における原稿影の検出による、先端及び後端の検出について説明する。なお、原稿4の先端と後端の影検出方法は同様であるので、先端についてのみ説明し、後端についての説明は省略する。
図4は、本発明の実施形態に係るCIS千鳥状配置スキャナ100を、図1のA方向からみた側面概略図である。
図5は、本発明の実施形態に係るCIS千鳥状配置スキャナ100の圧板105に投影される原稿影の図である。
図6は、本発明の実施形態に係るCIS千鳥状配置スキャナ100における原稿影検出について説明するための図である。
原稿4は、前ローラ103を通過し、更に進んで、圧板105とコンタクトガラス104の間を通過している間に、前方側のCIS2と後側のCIS1及びCIS3によって順次読み取られ、後ローラ102を通過して排紙される。
密着型イメージセンサであるCIS1、CIS2、及びCIS3の内部は、LED(Light Emitting Diode)の光源特性で色選別(分光)を行う光源106、レンズ107、及びセンサ108で構成されており、光源106によって生じる原稿4からの反射光をレンズ107で集光し、センサ108によって光電変換が行われることで、原稿4が電気信号(画像信号/画像データ)となる。
圧板105は、上述したシェーディング補正処理を行う際のシェーディング用白基準板としても使用される。そのため、当該シェーディング補正処理の際に好適な構成として白色をしている。
光源106の光は原稿4に対して斜めに入射されるため、原稿4の先端部には原稿4の厚さによって圧板105に原稿影が発生する。よって、読み取った画像(画像データ)には、図5に示すように原稿4の先端部及び後端部に影ができる。
原稿4が圧板105のような濃度の白色であっても、読み取った画像の先端では、上述したように生じる影の影響により、濃度は一度暗くなる。(原稿先端影の濃度は、図6に示すように徐々に暗くなる。)
そこで、画像先端のラインを決定する(原稿先端検知)ために、閾値によって読取画像の2値化を行い、“0”となったラインを原稿4の先端と決める。ここで、閾値は、圧板105の濃度よりも低い値であり、かつ、原稿先端影の濃度よりも高い値である範囲内で任意に決めることができる値とする。
まず、前方側の密着型イメージセンサ(例えば、CIS2)の読取画像で、上述した方法で原稿4の先端のラインを決定し、次に、後方側の密着型イメージセンサ(例えば、CIS1及びCIS3)でも同様に原稿4の先端ラインを決定する。また、原稿後端に関しても、同様にして後端ラインを決定する。
次に、本発明の実施形態に係るCIS千鳥状配置スキャナ100における副走査の画像を読み取るタイミングについて説明する。
図7は、本発明の実施形態に係るCIS千鳥状配置スキャナ100における副走査画像読取タイミングを説明するための図である。
読取開始信号は、読取部10が読取動作を開始するスタート信号である。
CLK(Clock/クロック)は、コンピュータ(又はディジタル回路)が動作する時に、複数の電子回路のタイミングを取る(同期を取る)ために使用される周期的な信号であり、本実施形態では、当該読取動作のタイミング制御を行う基準信号である。
黒SHは、黒シェーディング(Shading)データを読み取るゲート信号でり、白SHは、白シェーディングデータを読み取るゲート信号である。
LED点灯は、信号が有効になるアサート期間にLEDを点灯させるものである。
副走査画像読取範囲は、信号が有効になるアサート期間において、全ての密着型イメージセンサ(CIS1、CIS2、及びCIS3)で画像データの読み取りを行うゲート信号である。
CIS1、CIS2、及びCIS3の各副走査読取範囲は、上述した方法で得られた各CISでの原稿先端から原稿後端までの範囲であり、各CISによって形成された当該範囲を各「副走査読取範囲」として示している。(なお、これらCIS1、CIS2、及びCIS3の各副走査読取範囲は実際の信号ではないが、本実施形態における副走査画像読取タイミングを説明するために図示している。実際には、原稿先端と原稿後端のライン数だけを保持していればよい。)
FGATEは、各CISの画像読取データを1ライン化した後の後副走査画像読取範囲(副走査有効画像範囲)を示すゲート信号である。
(原稿読み取りを開始するタイミング)
本発明の実施形態に係るCIS千鳥状配置スキャナ100は、読取開始信号がアサートされるとスキャン(画像の読み取り)を開始する。
本発明の実施形態に係るCIS千鳥状配置スキャナ100は、原稿4が読取部10におけるCISの真上に来る前に、黒SH期間で黒シェーディング処理を行った後、光源106であるLEDを点灯させる。LEDの光量安定時間が経過した後に圧板105を読み取ることで白SH期間に白シェーディング処理を行う。
本発明の実施形態に係るCIS千鳥状配置スキャナ100は、画像データの読み取りを、白シェーディング処理の終了直後から開始する。ここで、当該画像データの読み取り開始は、原稿4が読取部10におけるCISの真上に来るよりも十分前とする。なお、白SH期間(白シェーディング処理)が終了してから原稿搬送を開始するように構成してもよい。
次に、本発明の実施形態に係るCIS千鳥状配置スキャナ100は、各CISで読み取った画像データに対して、原稿先端検知部23及び原稿後端検知部24で検知した、各CISでの原稿4の先端及び後端から形成される副走査画像読取範囲信号アサートからのライン数を検知し、メモリ25(図3)に保持(記憶)しておく。
また、各CISが読み取った読取データは、後述する主走査繋ぎ目補正処理部22で主走査繋ぎ処理が行われ、メモリ25に一旦蓄積される。
その後、発明の実施形態に係るCIS千鳥状配置スキャナ100は、当該メモリ25に記憶しておいた画像データを、千鳥状に配置されていることによる副走査の配置ズレに対応する分のライン数を遅延させるようなタイミングで、当該メモリ25から読み出す(副走査遅延/位置合わせ処理)。このようにして各CISの画像データは1ライン化処理される。
各CISで原稿後端検知部24による原稿後端検知がなされた時点を読取終了とする。
発明の実施形態に係るCIS千鳥状配置スキャナ100においては、後段へ出力するFGATE(副走査有効画像範囲)は、各CISで検知した原稿4の先端及び後端の中で、検知のタイミングが一番早いCISの先端検知タイミングを1ライン化後の先端(FGATEアサート)とし、一方、検知のタイミングが一番遅いCISの後端検知タイミングを1ライン化後の後端(FGATEネゲート)とする。
ここで、例えば、原稿4が定形紙サイズ等の四角の形状であり、且つ、傾きがない状態で読み取りが行われれば、各CISの副走査読取範囲は同じ長さである。そのため、後段へ出力するFGATEは、どのCISのものを使用しても問題無い。
上記のように、後段へ出力するFGATEを生成することにより、原稿4が傾いていたり、あるいは不定形であったりした場合であっても、画像の先端及び後端が切れないように後段へ画像を出力することができる。
(搬送される原稿4が傾いている場合)
次に、本発明の実施形態に係るCIS千鳥状配置スキャナ100において、原稿4が傾いている場合について図8、図9、及び図10を用いて説明する。
図8は、本発明の実施形態に係るCIS千鳥状配置スキャナ100において、原稿4が傾いて挿入された場合の模式図である。
図9は、本発明の実施形態に係るCIS千鳥状配置スキャナ100において、原稿4が傾いて挿入された場合の副走査画像読取タイミングを示す図である。
図10は、本発明の実施形態に係るCIS千鳥状配置スキャナ100における、原稿4が傾いて挿入された場合のFGATE生成方法を示す図である。
まずここで、原稿4が傾いている場合と原稿4が傾いていない場合とでは、原稿4の原稿先端検知と原稿後端検知とによる検知のタイミングが異なる。より詳しくは、原稿4が傾いている場合、図8に示すように、CIS1による検知タイミングは通常(原稿4が傾いていない場合)よりも遅くなり、一方、CIS2による検知タイミングは通常(原稿4が傾いていない場合)よりも早くなる。
このように原稿4が傾いている場合に、例えば、CIS2が形成する(即ち、CIS2の先端情報と後端情報とで形成される範囲である)副走査有効画像範囲を、後段へ出力するFGATEにすると、各CISの副走査有効画像範囲のタイミングが異なる。その結果、図8に斜線部分で示した、CIS1で読み取ったデータの後端及びCIS3で読み取ったデータの先端の各画像データが切れてしまう。
しかし、上記で説明したように、後段へ出力するFGATE(副走査有効画像範囲)は各CISで検知した原稿4の先端及び後端の中で、検知タイミングが一番早いCISの先端検知タイミングを1ライン化後の先端とし(FGATEアサート)、一方、検知タイミングが一番遅いCISの後端検知タイミングを1ライン化後の後端(FGATEネゲート)とすることができるので、図10に示すように、全ての画像データが入るように副走査有効画像範囲を形成して、後段へFGATEを出力することが可能になる。
このように、本発明の実施形態に係るCIS千鳥状配置スキャナ100は、千鳥状に配置した複数個の密着型イメージセンサ(CIS)を通過するよりも前に原稿4の読み取りを開始し、副走査遅延処理した前記原稿4において、検知した先端情報のうち最も先端の検知情報を前記原稿全体の先端位置とし、一方、検知した後端情報のうち最も後端の検知情報を前記原稿全体の後端位置であるとし、前記両位置情報によって形成される副走査有効画像範囲を、1ライン化した前記原稿と共に後段に出力するので、どのような形状の原稿であっても、当該原稿の先端及び後端を検出して当該原稿上の全画像データが切れないように読み取ることができる。
また、本実施形態では、専用のセンサを別途設けるのではなく、CIS千鳥状配置スキャナ100に千鳥状に配置されたCIS(密着型イメージセンサ)が先端及び後端の影を読み取り、当該読み取って得た情報から先端情報及び後端情報を作成するので、原稿4における全ての画像データが確実に入る(包括される)ように副走査有効画像範囲を形成して、後段へFGATEを出力することが可能になる。
次に、本発明の実施形態に係るCIS千鳥状配置スキャナ100における主走査繋ぎ目補正処理について説明する。
図11は、本発明の実施形態に係るCIS千鳥状配置スキャナ100における主走査繋ぎ目補正処理を説明するための図である。
繋ぎ合わせる左右の重なり部分を128画素(なお、この画素数は、8、16、32、64、128、256で変更可能とする)を設け、重なり画素数を8分割した単位(即ち、128画素の場合は16画素)に重み付け係数演算を行う。すなわち、前記8分割したブロックに対して、CIS1では左から7/8、6/8、・・・1/8の係数を掛け、一方、CIS2では逆方向(即ち、右)から7/8、6/8、・・・1/8の係数を掛ける。この作業により、重なり部分のCIS1に近いほどCIS1の画素値に重みが置かれ、また、CIS2に近いほどCIS2の画素値に重みが置かれて合成される。
この例では、8分割して重み付け係数演算を行っているが、他の分割数(128なら1画素ごとに127/128、126/128、・・・1/128)でも構わない。
次に、本発明の実施形態に係るCIS千鳥状配置スキャナ100を搭載した画像形成装置600について詳細に説明する。
図12は、本発明の実施形態に係るCIS千鳥状配置スキャナ100を搭載した画像形成装置の、システム全体の構成を概略的に示した図である。
本発明の実施形態に係る画像形成装置600は、複写機装置本体500と、複写機装置本体500の背面側に連結された紙折り装置401とで構成される、様々なサイズの用紙に対応した画像形成装置である。
紙折り装置401は、用紙の端面折りやジャバラ状折りを行う。
紙折り装置401は、複写機装置本体500との連結部402と、用紙の耳を折る耳折り部403と、用紙を搬送方向にジャバラ状に折るジャバラ折り部404と、搬送方向を90°変更する搬送切換装置405と、表裏を反転させる反転装置407と、用紙を90°回転(例えば、A4横をA4縦にかえる)させる回転装置408と、折られた用紙を排出しスタックするトレイ409と、で構成される。
本発明の実施形態に係る画像形成装置600の複写機装置本体500には、本発明の実施形態に係るCIS千鳥状配置スキャナ100(画像読取装置)が配置されていると共に、その下部には、手差し給紙台508が配置されている。
本発明の実施形態に係る画像形成装置600では、当該手差し給紙台508に用紙をセットすると、当該用紙は、レジストロール507により一次停止され、タイミングをとって作像ユニット506に供給される。
次に、作像ユニット506は、図示しない感光体に画像データに対応した潜像を形成する。そして、当該潜像は、図示しないトナーにより現像され、当該トナーが当該用紙に転写され、定着装置510により定着される。
定着装置510で当該トナーが定着された記録済用紙は、紙折りを行う場合は、記録済用紙排出ロール511によって紙折り装置401へ排出される。一方、紙折りを行わない場合は、図示しない切換爪により進路を切り換えられ、更に上排紙ローラ509によって複写機装置本体500の胴内へ排出される。
また、当該記録済用紙を折る場合は、記録済用紙排出ロール511より用紙は紙折り装置401に送られる。
耳折りをする場合は耳折り部403で用紙の角部が折られる。当該記録済用紙は、当該耳折り部403で用紙の角部が折られた後、ジャバラ折り部404でジャバラ状に折られ、搬送切換装置405に送られる。
搬送切換装置405では、搬送方向が変更され、図示しないクロス折り装置で当該ジャバラ折りされた記録済用紙の短手方向が折られ、そして、反転装置407で表裏を反転され、さらに、記録済用紙の用紙方向を回転装置408で回転させて、トレイ409上にスタックされる。
本発明の実施形態に係るCIS千鳥状配置スキャナ100は、このような広幅対応の画像形成装置600に搭載されて使用される。
また、本発明の実施形態に係る画像形成装置600では、原稿先端検知部23が検出した各CISの画像データの先端と、原稿後端検知部24が検出した各CISの画像データの後端とから、1ライン化した後の画像全体の全画像データ有効範囲を決定し、後段に当該画像データとともに送信する機能を有するCISによるCIS千鳥状配置スキャナ100を搭載しているので、原稿4が傾いて挿入された場合や原稿4が不定形であった場合に、全画像データが入るような複写用紙を、当該有効範囲に基づいて自動で選択して複写することができる。
また、本発明の実施形態に係る画像形成装置600に搭載されるCIS千鳥状配置スキャナ100に表示部を有する操作部を備えることで、原稿4が傾いて挿入された場合や、原稿4が不定形な場合であって、かつ、全画像データが入るような複写用紙がない場合に、当該表示部にその旨を表示する構成にすることができる。その結果、本発明の実施形態に係る画像形成装置600は、上記のような場合において、画像が切れてしまう状態で複写を続行するか、あるいは、全画像データが収まるサイズの複写用紙をユーザ(利用者)が再セットするか、等の選択をユーザに促すことが可能になる。
1 CIS
2 CIS
3 CIS
4 原稿
5 画素
10 読取部
11 A/D変換器
20 画像処理部
21 シェーディング補正処理部
22 主走査繋ぎ目補正処理部
23 原稿先端検知部
24 原稿後端検知部
25 メモリ
26 副走査遅延処理部
27 画像データ出力部
30 CPU
40 RAM
100 CIS千鳥状配置スキャナ(画像読取装置)
101 レジストセンサ
102 後ローラ
103 前ローラ
104 コンタクトガラス
105 圧板
106 光源
107 レンズ
108 センサ
200 画像読取装置
401 紙折り装置
402 連結部
403 耳折り部
404 ジャバラ折り部
405 搬送切換装置
407 反転装置
408 回転装置
409 トレイ
500 複写機装置本体
506 作像ユニット
507 レジストロール
508 手差し給紙台
509 上排紙ローラ
510 定着装置
511 記録済用紙排出ロール
600 画像形成装置
特開平10−145556号公報

Claims (8)

  1. 原稿を副走査方向に搬送する原稿搬送手段と、
    所定の画素数が主走査方向に重なる千鳥状に配置された複数個の密着型イメージセンサから構成され、前記原稿搬送手段から搬送される前記原稿を、各々の前記密着型イメージセンサを制御して読み取る読取制御手段と、
    前記読取制御手段が読み取った前記原稿をディジタル信号に変換する変換手段と、
    前記読取制御手段に対向する位置に配置された圧板と、
    前記変換手段がディジタル信号に変換した前記原稿に、シェーディング補正を前記圧板を用いて行うシェーディング補正処理手段と、
    前記読取制御手段が前記複数個の各密着型イメージセンサを用いて読み取った原稿の先端を検知する原稿先端検知手段と、
    前記読取制御手段が前記複数個の各密着型イメージセンサを用いて読み取った原稿の後端を検知する原稿後端検知手段と、
    前記シェーディング補正処理手段がシェーディング補正処理を行った前記原稿に、主走査繋ぎ目補正処理を行う主走査繋ぎ目補正処理手段と、
    前記主走査繋ぎ目補正処理手段が処理を行った前記原稿を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段が記憶した前記原稿を、前記副走査方向において発生する所定の遅延量に対応させて副走査方向の位置合わせ処理を行う副走査遅延処理手段と、
    前記副走査遅延処理手段が処理を行った前記原稿を繋ぎ合わせて1ライン化し、更に、後段に出力する画像処理出力手段と、
    を備え、
    前記読取制御手段は、
    前記原稿が、前記千鳥状に配置された複数個の密着型イメージセンサを通過するよりも前に前記原稿の読み取りを開始するよう制御し、
    前記画像処理出力手段は、前記副走査遅延処理手段が処理した前記原稿において、
    前記原稿先端検知手段が検知した先端情報のうち最も先端の検知情報を前記原稿全体の先端位置であるとし、一方、前記原稿後端検知手段が検知した後端情報のうち最も後端の検知情報を前記原稿全体の後端位置であるとし、
    前記先端位置情報及び前記後端位置情報によって形成される副走査有効画像範囲を、前記1ライン化した前記原稿と共に、後段に出力することを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記千鳥状に配置された複数個の密着型イメージセンサは光源を備え、
    前記原稿先端検知手段、及び、前記原稿後端検知手段は、
    前記光源によって前記圧板に形成される前記原稿の影に基づいて検知することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記副走査有効画像範囲に基づいて、前記原稿が有する画像データ全体を包括する定形画像サイズの選択を行うサイズ選択手段を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 請求項1、請求項2、又は請求項3のいずれか1項に記載の画像読取装置を具備する画像形成装置。
  5. 前記サイズ選択手段が行う選択に基づいて、前記原稿が有する画像データ全体を包括する定形複写用紙の有無を判断して最適な定形複写用紙の選択を行う用紙選択手段を備えることを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置を具備する画像形成装置。
  6. 前記用紙選択手段が、前記原稿が有する画像データ全体を包括する定形複写用紙が無いと判断した場合に、前記原稿が有する画像データ全体を包括し得ない定形複写用紙に画像形成を行うか否かを表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記表示手段は、
    前記用紙選択手段が、前記原稿が有する画像データ全体を包括する定形複写用紙が無いと判断した場合に、当該画像データ全体を包括し得る複写用紙をセットするよう促す通知を更に表示することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 所定の画素数が主走査方向に重なる千鳥状に配置された複数個の密着型イメージセンサと、前記密着型イメージセンサに対向する位置に配置された圧板と、を備える画像読取装置における画像読取方法において、
    原稿を副走査方向に搬送する第1のステップと、
    前記第1のステップによって搬送される前記原稿を、前記複数個の各密着型イメージセンサを制御して読み取る第2のステップと、
    前記第2のステップで読み取った前記原稿をディジタル信号に変換する第3のステップと、
    前記第3のステップでディジタル信号に変換した前記原稿に、シェーディング補正を前記圧板を用いて行う第4のステップと、
    前記第4のステップでシェーディング補正処理を行った前記原稿に、主走査繋ぎ目補正処理を行う第5のステップと、
    前記第5のステップと同時に、前記第2のステップで前記複数個の各密着型イメージセンサを用いて読み取った原稿の先端を検知し、且つ、前記原稿の後端を検知する第6のステップと、
    前記第5のステップで処理を行った前記原稿を記憶する第7のステップと、
    前記第7のステップで記憶した前記原稿を、前記副走査方向において発生する所定の遅延量に対応させて副走査方向の位置合わせ処理を行う第8のステップと、
    前記第8のステップで処理を行った前記原稿を繋ぎ合わせて1ライン化し、更に、後段に出力する第9のステップと、
    を有し、
    前記第2のステップは、
    前記原稿が、前記千鳥状に配置された複数個の密着型イメージセンサを通過するよりも前に前記原稿の読み取りを開始するよう制御し、
    前記第9のステップは、前記第8のステップで処理した前記原稿において、
    前記第6のステップで検知した先端情報のうち最も先端の検知情報を前記原稿全体の先端位置であるとし、一方、前記第6のステップで検知した後端情報のうち最も後端の情報を前記原稿全体の後端位置であるとし、
    前記先端位置情報及び前記後端位置情報によって形成される副走査有効画像範囲を、前記1ライン化した前記原稿と共に、後段に出力することを特徴とする画像読取方法。
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