JP3948645B2 - 画像データ処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、原稿スキャナ又はデジタルカメラで得る画像データあるいはコンピュ−タ利用によって2次元ディスプレイに表示しながら生成した画像データなどを、プリンタ又は2次元ディスプレイによる出力(プリントアウト/面表示)に適した画像データに処理する画像データ処理装置に関し、例えば、最も代表的には、原稿スキャナ,プリンタならびにファクシミリ通信およびコンピュ−タ通信機能を備える、複合機能のデジタル複写機に使用される。
【0002】
【従来の技術】
図7に、従来のこの種の画像データ処理装置の構成を示す。例えば原稿スキャナで原稿画像を読取ったビデオ信号をデジタルデータに変換した画像データは、シェーディング補正401,主走査方向の電気変倍402,MTF補正等のフィルタ処理p404,γ補正p405,ディザなどの画質処理p406およびマスク処理407を経て、レ−ザプリンタに送られる。シェーディング補正401は主走査方向の光源の光量むらやCCDの各画素間の感度差によるむらを除くため、原稿走査開始前に濃度の均一な白板を読み取り、そのデータを各画素毎に記憶し、原稿読み取り中の画像データを記憶した各画素ごとの白板のデータで除算することで補正を行うものである。フィルタ処理p404が行なうMTF補正とは光学的な周波数特性の劣化などを、2次元の空間フィルタで補正するものである。変倍処理402では3次元コンボリューション法による補間演算を用いて主走査方向変倍処理を行なう。画質処理p406ではγ変換をされた後、モードに応じて文字処理、誤差拡散処理、ディザ処理などを行なう。それらの処理の一例が、特開平3−34770号公報に提示されている。マスク処理407は、ゲート信号によって画像データにマスクをかける。一連の処理が終わった画像データはプリンタに送られ、書き込みクロックにあわせた速度変換を行なった後にレ−ザ露光器のレ−ザ変調回路に送られる。
【0003】
これらの各種処理を行なう各回路は、従来はASIC(Application Specific Integrated Circuit)を用いて実現していたが、最近は画像データ処理用のSIMD(Single Instruction Multi Data Stream)あるいはMIMD(Multi Instruction Multi Data Stream)のDSP(Digital Signal Processor)が開発され、これをASICによる処理回路と接続して数種の画像データ処理に用いることも行なっている(特開平9−282305号公報および特開平10−65124)。この種のDSPは、多数のプロセッサおよびメモリを相互結合する並列計算システムを同一の半導体チップ上に集積したものであり、処理機能対比で集積度が高く、しかも処理速度が高速である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
DSPによる画像処理は既存のハードウエアによる処理と違い、ゲート信号に同期して処理を行なうという概念がない。そのためDSPによる処理ブロックと既存のハードウエアによる処理を組み合わせるためにはその部分のI/Fが必要となる。
【0005】
例えば、従来のフィルタ処理p404,γ変換および画質処理p406に相当又は対応する画像データ処理を、DSPで構成した画像処理プロセッサにて行なう構成とした場合、主走査電気変倍処理402後のデータを、該画像処理プロセッサに入力する。DSPである画像処理プロセッサと通常のハードウエア又はASICで構成される画像処理回路とのI/Fは、使用するDSP(画像処理プロセッサ)の構成により様々のものがある。このDSPブロックには画像データとそれに同期する同期信号を与える。DSPブロックでは同期信号により画像データの有効範囲を知り、所望の処理を行なう。例えば、複写機能による、コピ−のプリントアウトの場合、画像データのリアルタイム処理が要求されている。これに適応しうるDSPとして例えばTI社のSVPがある。DSPでは処理の内容によって、その処理に必要とするデータのディレー量が異なっている。たとえば3×3の空間フィルターであれば副走査方向へのディレー量は1ラインとなる。フィルターのサイズが大きくなり5×5となればディレーライン数は3ラインとなる。そのためDSPからのデータを次段の回路に伝達する場合、処理に関わらず常にディレー量を一定にしてやらないと出力画像の位置が処理によって変わってしまうという欠点があった。それを回避するためにデータの遅延量をDSP側で揃えようとすると最大ディレー量に合わせたデータディレー調整用のメモリを持っている必要がある。
【0006】
ところが、DSP内の処理で発生する副走査方向のディレー量が、それが行なう画像データ処理の内容によって変動する場合、現在のDSPはこれに適応できない。同様に、主走査方向のディレー量が、行なう処理によって変動する場合、それに適応できない。また、副走査方向の間引きを行なうときにDSPは間引き処理が出来ない。本発明は、これらを改善することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(1)主走査方向と副走査方向の2次元分布の画像を表わす画像データの有効範囲を示す主走査と副走査のゲート信号に基づいて、ゲート信号内の該画像データを処理する複数の演算処理装置(401,402/407)と、
それら演算処理装置にはさまれる位置にあるDSPを用いた画像処理装置(403)と、
DSP(403)で演算する画像データに付随する副走査方向のゲート信号(fgate)を、与えられるデータBが示すライン数(B)だけ遅延する副走査ゲート遅延装置(411)と、
DSP(403)で演算する画像データに付随する主走査方向のゲート信号(lgate)を、与えられるデータAが示す画素数(A)だけ遅延する主走査ゲート遅延装置(408)と、
前記画像処理装置 (403) の画像データ処理モ−ドに応じて、該処理モードにおける画像データの副走査方向および主走査方向の遅延量に相当するデータBおよびデータAを前記副走査ゲート遅延装置 (411) および主走査ゲート遅延装置 (408) に与えるコントローラ (100) と、
を備える画像データ処理装置(400:図5)。
【0008】
なお、理解を容易にするためにカッコ内には、図面に示し後述する実施例の対応要素の符号又は対応事項を、参考までに付記した。以下も同様である。
【0009】
DSP (403) では、画像処理モ−ドによって副走査方向のディレー量が変化するが、それに応じてコントローラ (100) が副走査方向の遅延量Bを変更して副走査ゲート遅延 (411) に設定するので、DSP内で遅延調整を行なう必要はない。そのためDSPに内蔵するメモリの量を最小に押さえる事が出来る。ないしは、余ったメモリを他の処理に活用することができる。DSP(403)において、処理モードによって画像のディレー量(B,A)が異なったとしても、画像データ処理装置(400)は、DSP(403)と画像の欠損無くインタフェースをとることができる。また主走査ゲート信号(lgate)を画像データに対して故意にずらすことで主走査方向の画像シフトも実現可能となる。
【0010】
(2)副走査ゲート遅延装置 (411) は、主走査ゲート遅延装置 (408) が遅延した主走査方向のゲート信号 (lgate') 又は主走査同期信号 (lsync') を、前記データBだけカウントしてその間副走査方向のゲート信号 (fgate) を遅延したもの (fgate') とする、上記(1)に記載の画像データ処理装置(400:図5)。
【0011】
(3)主走査方向と副走査方向の2次元分布の画像を表わす画像データの有効範囲を示す主走査と副走査のゲート信号に基づいて、ゲート信号内の該画像データを処理する複数の演算処理装置(401,402/407)と、
それら演算処理装置にはさまれる位置にあるDSPを用いた画像処理装置(403)と、
DSP(403)で演算する画像データに付随する副走査方向のゲート信号(fgate)を、与え られるデータBが示すライン数(B)だけ遅延する副走査ゲート遅延装置(411)と、
DSP(403)で演算する画像データに付随する主走査方向のゲート信号(lgate)を、与えられる間引きデータ (C,D) に対応して、規則的(C/D)に間引く装置(414)と、
前記画像処理装置 (403) の画像データ処理モ−ドに応じて、該処理モードにおける画像データの副走査方向の遅延量に相当するデータBおよび間引きデータ (C,D) を前記副走査ゲート遅延装置 (411) および間引く装置 (414) に与えるコントローラ (100) と、
を備える画像データ処理装置(400:図6)。
【0012】
これによれば、DSP(403)において、処理モードによって画像の副走査方向のディレー量(B)が異なったとしても、画像データ処理装置(400)は、DSP(403)と副走査方向の画像の欠損無くインタフェースをとることができる。また、DSP単体では行なうことも難しい副走査間引きをゲート信号(lgate)を間引くことができる(図6の(b))。
【0013】
(4)主走査方向と副走査方向の2次元分布の画像を表わす画像データの有効範囲を示す主走査と副走査のゲート信号に基づいて、ゲート信号内の該画像データを処理する複数の演算処理装置(401,402/407)と、
それら演算処理装置にはさまれる位置にあるDSPを用いた画像処理装置(403)と、
DSP(403)で演算する画像データに付随する副走査方向のゲート信号(fgate)を、与えられるデータBが示すライン数(B)だけ遅延する副走査ゲート遅延装置(411)と、
DSP(403)で演算する画像データに付随する主走査方向のゲート信号(lgate)を、与えられるデータAが示す画素数(A)だけ遅延する主走査ゲート遅延装置(408)と、
DSP(403)で演算する画像データに付随する主走査方向のゲート信号(lgate)を、与えられる間引きデータ (C,D) に対応して、規則的(C/D)に間引く装置(414)と、
前記画像処理装置 (403) の画像データ処理モ−ドに応じて、該処理モードにおける画像データの副走査方向および主走査方向の遅延量に相当するデータBおよびデータA、ならびに間引きデータ (C,D) を、前記副走査ゲート遅延装置 (411) および主走査ゲート遅延装置 (408) ならびに間引く装置(414)に与えるコントローラ (100) と、
を備える画像データ処理装置(400:図3)。
【0014】
これは、上記(1)および(3)の機能手段のすべてを備える態様であり、上記(1)および(3)に延べた作用,効果を実現することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
(5)主走査ゲート遅延装置(408)は、主走査方向のゲート信号(lgate)のHからLへの変化およびその逆の変化を検知する手段(a,b),該検知に応答して指定値(A)分、画素クロックをカウントする手段(c)、および、該カウントの間、前記ゲート信号(lgate)の変化を遅らした主走査方向のゲート信号(lgate')を出力する手段(d〜f)を含む、上記(1),(2)又は(3)の画像データ処理装置(400:図3,図5)。
【0016】
(6)副走査ゲート遅延装置(411)は、副走査方向のゲート信号(fgate)のHからLへの変化およびその逆の変化を検知する手段(a,b),該検知に応答して指定値(B)分、主走査同期信号(lsync)をカウントする手段(c)、および、該カウントの間、前記ゲート信号(fgate)の変化を遅らした副走査方向のゲート信号(fgate')を出力する手段(d〜f)を含む、上記(1)(2),(3)又は(4)の画像データ処理装置(400:図3,図5, 図 6)。
【0017】
(7)間引く装置(414)は、副走査方向のゲート信号(fgate')の有意レベルへの変化を検知する手段(a,b),該検知に応答して第1指定値(C)分、主走査方向のゲート信号(lgate')又は主走査同期信号(lsync')をカウントする第1カウント手段(c1),第2指定値(D)分カウントする第2カウント手段(c2),第1カウントの完了から第2カウントの完了までの間の主走査方向のゲート信号(lgate')を間引く手段(e,i)、および、第2カウントが完了すると第1カウント手段(c1)および第2カウント手段(c2)に再度のカウントを開始させる手段(h)、を含む、上記(3)又は(4)の画像データ処理装置(400:図3,図6)。
【0018】
本発明の他の目的および特徴は、図面を参照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0019】
【実施例】
図1に、本発明の一実施例を装備するデジタル複写装置の概略構成を示す。最上部の原稿スキャナの上面には原稿を載置するコンタクトガラス2が設けられ、その下部を水平移動(副走査方向の移動)可能に第1走行体5があり、この走行体5に光源4が搭載されている。走行体5にはまた、光源4が放射し原稿から反射された光(画像光)を水平方向へ反射させるミラー3がある。ミラー3からの光を順次90度ごとに反射させるためのミラー6及びミラー7を搭載した第2走行体があり、第2走行体は、第1走行体5と同じ方向にその1/2の速度で移動する。ミラー7の反射光路上にはレンズ8が配設され、その合焦点位置にラインイメージセンサ(CCD)9が配設されている。
【0020】
図2に、図1に示すデジタル複写装置の電気系の構成を示す。CCD9で読み取られた画像信号はビデオ処理ユニットで適正なゲインを与えられA/D変換され、クロックck1に同期した、8ビットのデジタルデータDATA(7:0)として出力される。ビデオ処理ユニット300に対してはCCD9の読みだしタイミングを決めるCCDSTNと20MHzのクロックであるck1が原稿スキャナより送られる。
【0021】
画像処理回路400では、シェーディング補正,主走査方向の電気変倍,MTF補正(フィルタ処理),γ補正,ディザ(画質処理)などの画像データ処理ならびに画像データをゲート信号でマスクするマスク処理が行なわれる。これらの処理を終えた画像データSDT(3:0)は、プリントコントローラ500に送られる。プリントコントローラ500は、書き込みクロックにあわせた速度変換を行なった後に、画像データをLED変調板600に送る。LED変調板600ではこの4ビット16諧調の画像データに応じて、発光ダイオードに与える電流のパルス幅や電流の量をコントロールする。すなわち、感光体を露光するレ−ザ発光ダイオ−ドの輝度を変調する。
【0022】
画像処理回路400は、システムコントローラ100のCPUとアドレスバスおよびデータバスを共有しており、これらを介してコントローラ100と通信する。システムコントローラ100は、原稿スキャナやレ−ザプリンタ(500,600)のモータコントロールを行なう。そのほかにも各種クラッチ,ソレノイドのコントロールも行なう。
【0023】
再度図1を参照すると、レ−ザプリンタは、レ−ザ発光ダイオ−ド配列(レーザアレー)22と感光体ドラム12、露光の前に感光体を一様に帯電する帯電チャージャ13、露光による静電潜像をトナーにより現像する現像装置14、転写位置へ転写用紙をタイミングを合わせて給紙するレジストローラ27、転写用紙が多数枚セットされるカセット34、カセット34とは異なるサイズの用紙がセットされるカセット35、カセット34から一枚だけ用紙を送り出す給紙ローラ26、カセット35から1枚だけ用紙を送り出す給紙ローラ25、レジストローラ27から送り出された転写用紙に対し感光体ドラム12上のトナー像を転写させる転写チャージャ18、用紙の転写が終了した部分を感光体ドラム12から剥離する分離チャージャ19、剥離した転写紙を搬送する搬送ベルト30、この搬送ベルト30によって搬送された転写紙に付着しているトナー像を定着させる定着器31、感光体ドラム12の表面に付着している残留トナーを除去するクリーニング装置21、及び定着器31からの転写紙を収容する排出トレイ33から構成されている。
【0024】
図1において、画像データに応じてLEDアレー22が変調駆動されて、画像データ対応輝度のレ−ザを出射し、このレ−ザが感光体ドラム12に到達し、潜像を形成する。この潜像は感光体ドラム12の回転に応じて現像装置14によって現像されてトナ−像となる。トナー像が転写位置に到達するのにタイミングを合わせて、カセット34またはカセット35から送り出されていた用紙がレジストローラ27から給紙され、転写位置において転写チャージャ18により感光体ドラム12上のトナー像が用紙面に吸着する。転写の終了した用紙は、その先端から分離爪29によって剥離され、搬送ベルト30上に送り出される。搬送ベルト30上の用紙は、定着器31に搬入され、熱及び圧力が付与されて、トナー像が紙面上に定着(固着)する。定着の終了した転写紙は、排出トレイ33へ送り出される。
【0025】
図3に、画像処理回路400の構成を示す。この画像処理回路400には、シェーディング補正回路401,主走査方向の電気的変倍を行なう変倍処理回路402,DSPである画像処理プロセッサ403および画像データをゲート信号でマスクするマスク処理407がある。画像処理プロセッサ(DSP)403には、MTF補正を行なうフィルタ処理回路404,γ補正回路405およびディザ処理他の中間調画像処理を行なう画質処理回路406が構成されている。
【0026】
各ブロック401,402,403には、8ビットの画像データと4ビットのゲート信号が入力され、DSP403からは、画像データ処理後の、4ビットの画像データと処理に合った遅延量の4ビットのゲート信号が出力される。
【0027】
従来と同様なブロック402までに与えられるゲート信号は、
転写紙に同期した副走査方向のゲート信号 dfgate,
原稿スキャナに同期した副走査方向のゲート信号 fgate,
主走査方向のゲート信号 lgate、および、
主走査方向の同期信号(主走査同期信号) lsync
である。副走査方向のゲート信号がdfgateとfgateの様に2種類に分かれているのは、fgateとdfgateのタイミングを変えることで副走査方向の画像のディレーを行なうためである。
【0028】
次に、画像処理回路400の各ブロックの機能について説明を行なう。シェーディング補正回路401は、主走査方向の光源4の光量むらやCCD9の各画素間の感度差によるむらを除くため、原稿走査開始前に濃度の均一な白板を読み取り、そのデータを各画素毎に記憶し、原稿読み取り中の画像データを記憶した各画素ごとの白板のデータで除算することで、原稿読取画像データに補正を行うものである。変倍回路402は、3次元コンボリューション法による補間演算を用いて主走査方向変倍を行なう。フィルタ処理機能404で行なうMTF補正は、光学的な周波数特性の劣化などを2次元の空間フィルタで補正する。γ変換機能405は、レ−ザプリンタの画像再現特性に合せて、再現性が高いコピ−が得られるように画像データを補正する。画質処理機能406は、画像モード(文字,線画か、写真などの中間調画像か)に応じて文字処理,誤差拡散処理,ディザ処理などを行なう。マスク回路407は、ゲート信号dfgate と lgate によって画像データにマスクをかける。マスク回路407からは、画像処理回路400の出力としての、マスク後の画像データとゲート信号(dfgate,lgate,lsync)が、プリンタコントローラ500に出力される。
【0029】
シェーディング補正回路401および変倍処理回路402は従来のハードウエア構成であり、この部分の構成および機能は、これまであるデジタル複写機と何ら変わるところはない。
【0030】
変倍処理回路402が出力する画像データは、DSP403に入力され、そこに形成されたフィルタ処理機能404,γ変換機能405および画質処理機能406で、上述の処理を受ける。DSP403と、通常のハードウエアで構成される、上流の画像処理ブロックである変倍処理402とのI/Fは、使用するDSP403の構成により様々のものがある。このDSP403には、画像データとそれに同期する同期信号が与えられる。DSP403では、同期信号により画像データの有効範囲を知り、所望の処理を行なう。この実施例は複写機であるから画像データのリアルタイム処理が要求されている。このようなDSP403として例えばTI社のSVPがある。DSPでは処理の内容によって、その処理に必要とするデータのディレー量が異なっている。たとえば3×3の空間フィルターであれば副走査方向へのディレー量は1ラインとなる。フィルターのサイズが大きくなり5×5となればディレーライン数は3ラインとなる。そのためDSPからのデータを次段の回路に伝達する場合、処理に関わらず常にディレー量を一定にしてやらないと出力画像の位置が処理によって変わってしまうという欠点があった。それを回避するためにデータの遅延量をDSP側で揃えようとすると最大ディレー量に合わせたデータディレー調整用のメモリを持っている必要がある。
【0031】
本実施例では、DSP403で生ずるディレ−分ゲート信号を遅延することによって、DSP403が出力する画像データとゲート信号とを同期させるようにした。図3上の主走査ゲート遅延408が、主走査方向のゲート信号lgateおよび主走査同期信号lsyncを、システムコントローラ100が指定するA画素数分遅らせた主走査方向のゲート信号lgate'および主走査同期信号lsync'を発生して、これらを上流側から来る信号lgateおよびlsyncに代えて、DSP403の下流側に出力する。また、図3上の副走査ゲート遅延411が、副走査方向のゲート信号dfgateおよびfgateを、システムコントローラ100が指定するBライン分遅らせた副走査方向のゲート信号dfgate'およびfgate'を発生して、これらを上流側から来る信号dfgateおよびfgateに代えて、DSP403の下流側に出力する。更には、副走査方向の間引きを可能とするために、図3上の主走査ゲート間引き414が、主走査方向のゲート信号lgate'を、システムコントローラ100が指定するC/Dに間引いて、出力する。
【0032】
主走査ゲート遅延408には、主走査方向のゲート信号lgateをA画素分遅延するゲート遅延回路409と、主走査同期信号lsyncをA画素分遅延する同期遅延回路410がある。
【0033】
ゲート遅延回路409には主走査方向のゲート信号lgateが与えられる。電源オンリセットパルスRpが与えられるとフリップフロップeがリセットされてそのQバー出力であるlgate'が非有意レベルHになる。その後上流側から主走査方向のゲート信号lgateが到来すると、ゲート遅延回路409の、キャパシタ(容量)とレジスタ(抵抗)で構成されるアナログ遅延回路aが、ゲート信号lgateの、非有意レベルHから有意レベルLへの立下りを遅延し、しかも、有意レベルLから非有意レベルHへの立上りも遅延する。エクスクルーシブオアゲート(EXOR)bには、ゲート信号lgateとアナログ遅延回路aが遅延した信号が印加され、EXOR bは、両入力が合致するときL、不一致のときHの信号を発生する。すなわち、主走査方向のゲート信号lgateにH/L,L/Hの変化があった時点に、Hパルスを出力する。
【0034】
主走査方向のゲート信号lgateは、そのLレベル幅が画像データ有効期間を示す。このLレベル幅の先端でEXOR bがHパルスを出力すると、このHパルスが、プリセットカウンタcの、スタ−ト指示端に与えられる。カウンタcは、スタ−ト指示端がLからHに立上るときに、内部カウント値を初期化して、システムコントローラ100が与えているデータ(それが示す値がA)を、プリセット値としてロ−ドして、画素クロックの到来数のカウントを開始する。そして画素クロックの到来数がAになったときに、カウントオ−バ信号(ボロ−)Hをアンドゲートdおよびfに出力する。アンドゲートdの出力がHとなってフリップフロップeがセットされて、そのQバー出力であるlgate'が有意レベルのLとなる。すなわち、主走査方向のゲート信号lgateのLへの立下りから、A画素分の遅れ後に、主走査方向の遅延したゲート信号lgate'が、非有意レベルHから有意レベルLに立下がる。フリップフロップeのQバー出力がLになったことにより、アンドゲートdはゲートオフに、アンドゲートfがゲートオンになる。
【0035】
主走査方向のゲート信号lgateが、LからHに立上る(画像データ有効期間の終りを示す)と、EXOR bがHパルスを発生し、カウンタcがこれに応答して内部カウント値を初期化して、システムコントローラ100が与えているデータ(A)を、プリセット値としてロ−ドして、画素クロックの到来数のカウントを再開する。そして画素クロックの到来数がAになったときに、カウントオ−バ信号(ボロ−)Hをアンドゲートdおよびfに出力する。今回はアンドゲートfの出力がHとなってフリップフロップeがリセットされて、そのQバー出力であるlgate'が非有意レベルのHとなる。すなわち、主走査方向のゲート信号lgateのHへの立上りから、A画素分の遅れ後に、主走査方向の遅延したゲート信号lgate'が、有意レベルLから非有意レベルHに立上がる。フリップフロップeのQバー出力がHになったことにより、アンドゲートdがゲートオンに、アンドゲートfがゲートオフに反転する。
【0036】
以上が、1パルス(L)の主走査方向のゲート信号lgateが到来したときのゲート遅延回路409の動作であり、その後1パルス(L)の主走査方向のゲート信号lgateが到来する毎に、ゲート遅延回路409が上述の動作を行ない、これにより、ゲート遅延回路409から、上流側から到来する主走査方向のゲート信号lgateを、A画素分遅延したゲート信号lgate'が出力される。システムコントローラ100が与えるデータ(A)が0を示すものであるときには、主走査方向のゲート信号lgateのH/Lの変化およびL/Hの変化のときのそれぞれで、カウンタcが、プリセットおよびカウントスタ−トするときに即座にカウントオ−バ信号を発生するので、入力ゲート信号lgateに対して、出力ゲート信号lgate'は実質上遅れがないものとなる。
【0037】
同期遅延回路410の構成および動作は、上述のゲート遅延回路409と同じであり、入力信号が主走査同期信号lsyncである点が異なる。同期遅延回路410は、上流側から与えられる主走査同期信号lsyncに対して、システムコントローラ100が与えるデータ(A)が示す値A×画素クロック周期分の遅延がある主走査同期信号lsync'を出力する。
【0038】
副走査ゲート遅延411には、記録系同期のための副走査方向のゲート信号dfgateを遅延する記録系遅延回路412と、画像の読取系同期のための副走査方向のゲート信号fgateを遅延する読取系遅延回路413と、がある。これらの遅延回路412および413それぞれの構成および動作は、上述のゲート遅延回路409と同じであり、入力信号がそれぞれゲート信号dfgateおよびfgateである点、ならびに、カウンタcがカウントするパルスが、遅延した主走査同期信号lsync'である点が異なる。
【0039】
記録系遅延回路412は、上流側から与えられる記録系副走査方向のゲート信号dfgateに対して、システムコントローラ100が与えるデータ(B)が示す値B×(主走査同期信号lsyncの周期)の遅延、すなわちBライン分の遅延、がある記録系副走査方向のゲート信号dfgate'を出力する。
【0040】
読取系遅延回路413は、上流側から与えられる読取系副走査方向のゲート信号fgateに対して、システムコントローラ100が与えるデータ(B)が示す値B×(主走査同期信号lsyncの周期)の遅延、すなわちBライン分の遅延、がある読取系副走査方向のゲート信号fgate'を出力する。
【0041】
主走査ゲート間引き414は、遅延した主走査方向のゲート信号lgate'を、システムコントローラ100が与えるデータ(C,D)に従って、画像データを連続Dラインにつき(D−C)ラインを間引くために、同様に間引くものである。これにより、副走査方向のC/Dの変倍を実現できる。画像データの1頁範囲(有効ライン数)を規定する副走査方向のゲート信号fgate'の、非有意レベルHから有意レベルLへの立下り点で、EX OR bが1パルスを発生し、これに応答して第1カウンタc1および第2カウンタc2が、それぞれシステムコントローラ100が与える第1データ(C)および第2データ(D)をロ−ドして、データが表わす値C,Dからの、主走査同期信号lgate'(Lパルス)のダウンカウントを開始する。第1カウンタc1が第1データ(C)分のダウンカウントを終えると、カウントオ−バ信号(ボロ−)を発生しこれによってフリップフロップeがセットされてそのQ出力が、非有意のHとなり、オアゲートiを通して、間引き後の副走査方向のゲート信号fgate'として出力される。第2カウンタc2が第2データ(D)分のダウンカウントを終えると、カウントオ−バ信号(ボロ−)を発生しこれによってフリップフロップeがリセットされてそのQ出力が、有意のLとなり、オアゲートiに与えられる。このとき、第2カウンタc2のボロ−がオアゲートhを通して、第1および第2カウンタc1,c2のスタ−ト指示端に加わり、これに応答して第1カウンタc1および第2カウンタc2が、それぞれシステムコントローラ100が与える第1データ(C)および第2データ(D)をロ−ドして、データが表わす値C,Dからの、主走査同期信号lgate'(Lパルス)のダウンカウントを、再度開始する。このようにして、C個(Cライン)分の主走査同期信号lgate'(Lパルス)が到来する間は、フリップフロップeのQ出力がLで、オアゲートiを通して主走査同期信号lgate'(Lパルス)がそのまま、主走査同期信号lgate'として、DSP403の下流のマスク回路407に出力されるが、次の(D−C)個(ライン)分の主走査同期信号lgate'(Lパルス)が到来する間は、フリップフロップeのQ出力がHで、オアゲートiの出力が非有意のHレベルに拘束されて、主走査同期信号lgate'(Lパルス)はオアゲートiを通過しない。すなわち、入力される主走査同期信号lgate'の出力は遮断される。オアゲートiによる、上述のC個の主走査同期信号lgate'の出力と、それに続いての(C−D)個の主走査同期信号lgate'の遮断が繰返えされる。これによりオアゲートiが出力する主走査同期信号lgate'、すなわち主走査ゲート間引き414が、DSP403の下流のマスク回路407に出力する主走査同期信号、はDSP403の上流から与えられる主走査同期信号lgateに、システムコントローラ100が指定する画素数A分の遅延をかけた、遅延した主走査同期信号lgate'(408の出力)を、C/Dに間引いたものとなる。
【0042】
図4の(a)に、副走査ゲート遅延411のみに、実際の遅延をもたらすデータ(B≧1)を与え、他の、主走査ゲート遅延408には実際の遅延を生じないデータ(A=0)を与え、主走査ゲート間引き414には実際の間引きを生じないデータ(C=D、又は、C,D>1頁内最高ライン数)を与えて、もしくは、主走査ゲート遅延408および主走査ゲート間引き414をディスエ−ブルにして、主走査ゲート遅延408および主走査ゲート間引き414をあたかも存在しないように設定した態様を示し、図4の(b)には、そのときの副走査ゲート遅延411の入,出力信号を示す。この場合には、副走査方向のゲート遅延は、主走査同期信号lsyncを基準としたライン単位で行われる。ゲート遅延量B(delay B)は、DSP403での副走査方向の画像データの遅延量に合わせて、システムコントローラ100より、副走査ゲート遅延411に、所定のライン数Bが設定される。このような構成であるので、DSP403では、画像データ処理内容(処理モ−ド)によって副走査方向のディレー量が変化するが、それに応じてシステムコントローラ100が副走査方向の遅延量Bを変更して副走査ゲート遅延411に設定するので、DSP403内で遅延調整を行なう必要はない。そのためDSP403に内蔵するメモリの量を最小に押さえる事が出来る。ないしは、余ったメモリを他の処理に活用することができる。
【0043】
図5の(a)に、主走査ゲート遅延408および副走査ゲート遅延411に、実際の遅延をもたらすデータ(A≧1,B≧1)を与え、主走査ゲート間引き414には実際の間引きを生じないデータを与えて、もしくは、主走査ゲート間引き414をディスエ−ブルにして、主走査ゲート間引き414をあたかも存在しないように設定した態様を示し、図5の(b)には、そのときの主走査ゲート遅延408の入,出力信号を示す。この場合には、主走査方向のゲート遅延は、画素クロックを基準とした画素単位で行われる。ゲート遅延量A(delay A)は、DSP403での主走査方向の画像データの遅延量に合わせて、システムコントローラ100より、主走査ゲート遅延408に、所定の画素数Aが設定される。このような構成であるので、DSP403では、画像データ処理内容(処理モ−ド)によって主走査方向のディレー量が変化するが、それに応じてシステムコントローラ100が主走査方向の遅延量Aを変更して副走査ゲート遅延408に設定するので、DSP403内で遅延調整を行なう必要はない。また、この機能を用いることにより主走査ゲート信号の開始位置をずらすことで主走査方向の画像シフトが達成できる。
【0044】
図6の(a)に、主走査ゲート間引き414および副走査ゲート遅延411に、1/2の間引きをもたらすデータ(C=1,D=2)および実際の遅延をもたらすデータ(B≧1)を与え、主走査ゲート遅延408には実際の遅延を生じないデータ(A=0)を与え、もしくは、主走査ゲート遅延408をディスエ−ブルにして、主走査ゲート遅延408をあたかも存在しないように設定した態様を示し、図6の(b)には、そのときの主走査ゲート間引き414の入,出力信号を示す。この場合には、間引きは、主走査方向のゲート信号lgate'を基準としたライン単位で行われる。間引き指示データC/Dは、システムコントローラ100によって設定される。
【0045】
画像データhdt(7:0)は、DSP403で間引きに関する処理は行われない。但し縮小の場合は、フィルタ処理404の段階で帯域制限用の平滑化フィルタがかけられる。ガンマ変換405と画質処理406は等倍の場合と同じである。画質処理406後のデータgdt(3:0)には、縮小対応のフィルタはかけられているが間引きに関する処理は行われていない。このように処理後のデータ<1'>,<2'>,<3'>,<4'>が出力される。実際の間引きに関する処理は、間引かれたゲート信号lgate'(主走査ゲート間引き414の出力lgate'の有意レベルL)による画像データの取り込みのみを、次段のマスク処理回路407で行なうことによって実現される。主走査ゲート間引き414の出力lgate'の非有意レベルHの期間の画像データ<2'>,<4'>は、マスク処理回路407で捨てられる。間引かれる事により発生する画質劣化を最小に押さえるように、DSP403内部でのフィルタ処理404が、間引き対応で設定される。このような構成であるので、DSP403で間引きを行なう必要はなく、間引き対応用のフィルタ処理を行なうだけで良い。そのためDSP403での処理の負荷が軽減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を装備したデジタル複写機の機構概要を示す正面図である。
【図2】 図1に示すデジタル複写機の電気系の構成概要を示すブロック図である。
【図3】 本発明の一実施例である、図2に示す画像処理回路400、の構成を示すブロック図である。
【図4】 (a)は、図3に示す画像処理回路400の、副走査ゲート遅延411に遅延動作を行なわせ、主走査ゲート遅延408および主走査ゲート間引き414は実質上機能を無効にした態様、を示し、(b)は該態様での副走査ゲート遅延411の入,出力信号を示すタイムチャ−トである。
【図5】 (a)は、図3に示す画像処理回路400の、主走査ゲート遅延408および副走査ゲート遅延411に遅延動作を行なわせ、主走査ゲート間引き414は実質上機能を無効にした態様、を示し、(b)は該態様での主走査ゲート遅延408の入,出力信号を示すタイムチャ−トである。
【図6】 (a)は、図3に示す画像処理回路400の、主走査ゲート間引き414および副走査ゲート遅延411に間引き動作および遅延動作を行なわせ、主走査ゲート遅延408は実質上機能を無効にした態様、を示し、(b)は該態様での主走査ゲート間引き414の入,出力信号を示すタイムチャ−トである。
【図7】 従来の画像処理回路の一例の構成概要を示すブロック図である。
【符号の説明】
1:原稿スキャナ 2:コンタクトガラス
3,6,7:ミラー 4:光源
5:第1走行体 8:レンズ
9:CCD 11:レ−ザプリンタ
12:感光体ドラム 13:帯電チャ−ジャ
14,15:現像装置 16,17:除電ランプ
18:転写チャ−ジャ 19:分離チャ−ジャ
20:イレ−サ 21:クリ−ニング装置
22:レーザアレー 25,26:給紙ロ−ラ
27:レジストロ−ラ 28:給紙ガイド
29:分離爪 30:搬送ベルト
31:定着器 32:ゲート
33:排出トレイ 34〜36:カセット
37:手差し給紙台
Claims (4)
- 主走査方向と副走査方向の2次元分布の画像を表わす画像データの有効範囲を示す主走査と副走査のゲート信号に基づいて、ゲート信号内の該画像データを処理する複数の演算処理装置と、
それら演算処理装置にはさまれる位置にあるDSPを用いた画像処理装置と、
DSPで演算する画像データに付随する副走査方向のゲート信号を、与えられるデータBが示すライン数だけ遅延する副走査ゲート遅延装置と、
DSPで演算する画像データに付随する主走査方向のゲート信号を、与えられるデータAが示す画素数だけ遅延する主走査ゲート遅延装置と、
前記画像処理装置の画像データ処理モ−ドに応じて、該処理モードにおける画像データの副走査方向および主走査方向の遅延量に相当するデータBおよびデータAを前記副走査ゲート遅延装置および主走査ゲート遅延装置に与えるコントローラと、
を備える画像データ処理装置。 - 副走査ゲート遅延装置は、主走査ゲート遅延装置が遅延した主走査方向のゲート信号又は主走査同期信号を、前記データBだけカウントしてその間副走査方向のゲート信号を遅延したものとする;請求項1に記載の画像データ処理装置。
- 主走査方向と副走査方向の2次元分布の画像を表わす画像データの有効範囲を示す主走査と副走査のゲート信号に基づいて、ゲート信号内の該画像データを処理する複数の演算処理装置と、
それら演算処理装置にはさまれる位置にあるDSPを用いた画像処理装置と、
DSPで演算する画像データに付随する副走査方向のゲート信号を、与えられるデータBが示すライン数だけ遅延する副走査ゲート遅延装置と、
DSPで演算する画像データに付随する主走査方向のゲート信号を、与えられる間引きデータに対応して、規則的に間引く装置と、
前記画像処理装置の画像データ処理モ−ドに応じて、該処理モードにおける画像データの副走査方向の遅延量に相当するデータBおよび間引きデータを前記副走査ゲート遅延装置および間引く装置に与えるコントローラと、
を備える画像データ処理装置。 - 主走査方向と副走査方向の2次元分布の画像を表わす画像データの有効範囲を示す主走査と副走査のゲート信号に基づいて、ゲート信号内の該画像データを処理する複数の演算処理装置と、
それら演算処理装置にはさまれる位置にあるDSPを用いた画像処理装置と、
DSPで演算する画像データに付随する副走査方向のゲート信号を、与えられるデータBが示すライン数だけ遅延する副走査ゲート遅延装置と、
DSPで演算する画像データに付随する主走査方向のゲート信号を、与えられるデータAが示す画素数だけ遅延する主走査ゲート遅延装置と、
DSPで演算する画像データに付随する主走査方向のゲート信号を、与えられる間引きデータに対応して、規則的に間引く装置と、
前記画像処理装置の画像データ処理モ−ドに応じて、該処理モードにおける画像データの副走査方向および主走査方向の遅延量に相当するデータBおよびデータA、ならびに間引きデータを、前記副走査ゲート遅延装置および主走査ゲート遅延装置ならびに間引く装置に与えるコントローラと、
を備える画像データ処理装置。
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