JP4315401B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像形成装置に関し、特に、複数の発光素子を有する発光素子制御装置を用いて潜像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来技術】
従来、発光素子アレイをプリント・ヘッドに用いた画像形成装置では、画像形成のプロセス・スピードを変更しても、発光素子の発光デューティを一定としたまま画像形成を行っていた。発光デューティ一定ではプロセス・スピードを遅くしたときに出力画像の濃度が高くなるので、これを回避するために、潜像、現像を形成するための高圧出力値をプロセス・スピードに応じて可変させる手法が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記高圧出力値の設定値を決定するには多くの検討期間を要する上に、高圧設定可変のためにD/A変換器などを使用する必要があるため、コストアップにつながるという課題があった。
【0004】
そこで、本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであって、プロセス・スピードに応じ発光素子の発光デューティを可変設定することで、プロセス・スピードを変化させたときでも高圧設定を一定としたまま出力画像の濃度を常に一定にすること潜像を形成する画像形成装置を提供することを目的とする。
【0005】
さらに発光デューティ設定値を任意に設定できるようにしたことにより、最適の出力画像が得られるように潜像を形成する画像形成装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために本発明は、画像データに応じて駆動される複数の発光素子、および、前記画像データの1ライン分の画像データに基づいて前記複数の発光素子から照射される光の走査により像担持体の主走査方向に形成される該1ライン分の光書き込みラインが、前記主走査方向と直角な副走査方向に、プロセススピードに応じたピッチで繰り返し形成される画像形成手段を備えた画像形成装置において、前記プロセススピードを、第1のスピードまたは該第1のスピードの1/N(Nは1よりも大きい整数)のスピードである第2のスピードに設定する設定手段、前記主走査方向に形成される1ライン分の光書き込みラインを前記副走査方向に繰り返し形成する際に、前記設定手段によって前記プロセススピードが前記第1のスピードに設定されたときには前記1ライン分の画像データの更新を1ライン毎に行い、および前記第2のスピードに設定されたときには同一の画像データでNライン分の走査を行うように前記1ライン分の該画像データの更新をNライン毎に行う更新手段、並びに、前記更新手段による前記1ライン分の画像データ更新タイミングに応じたタイミングで前記発光素子を発光させるタイミング信号を生成する手段であって、該信号により、前記第2のスピードに設定されたときの前記発光素子の発光時間を、前記第1のスピードに設定されたときの前記発光素子の該発光時間の1/Nとすることで、前記画像形成手段によって前記像担持体に形成される画像濃度を一定にする手段を備えた画像形成装置を提供する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0017】
LEDアレイを露光系に用いた2値記録デジタル・カラー複写機に本発明を適用した一実施の形態を説明する。
【0018】
図1はデジタル・カラー複写機の概略の横断面図である。図1では上部にカラー・リーダ部、下部にカラー・プリンタ部を配置してある。
【0019】
図1を参照して、まずカラー・リーダ部の構成について説明する。カラー・リーダ部において、201はCCD、111はCCD201が実装された基板、112は画像処理部である。画像処理部112は、図2からCCD201を除いた部分と図3の構成要素301,302〜305を含む。
【0020】
101は原稿台ガラス、102は原稿給紙装置(DF)である。なお、この原稿給紙装置102の代わりに鏡面圧板(不図示)を装着する構成もある。103および104は原稿を照明する光源(ハロゲン・ランプまたは蛍光灯)、105および106は反射傘であり、光源103,104の光を原稿に集光する。107〜109はミラー、110はレンズであり、原稿からの反射光または投影光をCCD201上に集光する。
【0021】
113は他のIPU等とのインターフェイス(I/F)部である。114はキャリッジであり、ハロゲン・ランプ103,104と反射傘105,106とミラー107を収容する。115はキャリッジであり、ミラー108,109を収容する。キャリッジ114が速度Vで、キャリッジ115が速度V/2で、それぞれCCD201の電気的走査(主走査)方向に対して垂直方向に機械的に移動することによって、原稿の全面を走査(副走査)する。
【0022】
図2はデジタル画像処理部112の詳細な構成を示すブロック図である。
【0023】
原稿台ガラス101上の原稿は光源103,104からの光を反射する。この反射光はCCD201に導かれ、電気信号に変換される。なお、CCD201はカラー・センサであるが、RGBのカラー・フィルタが1ラインCCD上にRGB順にインラインに乗ったものでも、3ラインA′82bDで、それぞれにRフィルタ、Gフィルタ、Bフィルタを設けたものでも構わない。また、フィルタがオンチップ化されたものでも、CCDと別構成になったものでも構わない。
【0024】
CCD201からの電気信号(アナログ画像信号)は画像処理部112に入力され、クランプ&Amp&S/H&A/D部202でサンプル・ホールド(S/H)される。これにより、アナログ画像信号のダーク・レベルを基準電位にクランプし、所定レベルに増幅し(上記処理順は表記順とは限らない)、A/D変換して、例えばRGB各8ビットのデジタル信号に変換する。
【0025】
そして、これらRGB信号はシェーディング部203でシェーディング補正および黒補正を施された後、つなぎ&MTF補正&原稿検知部204で所定の処理を施される。すなわち、CCD201が3ラインCCDの場合、ライン間の読取位置が異なるため、つなぎ処理により読取速度に応じてライン毎の遅延量を調整し、3ラインの読取位置が同じになるように信号タイミングを補正し、また読取速度や変倍率によって読取のMTFが変るため、MTF補正によりその変化を補正し、原稿台ガラス101上の原稿を走査して原稿検知により原稿サイズを認識する。
【0026】
読取位置タイミングが補正されたデジタル信号は、入力マスキング部205において、CCD201の分光特性と、光源103,104および反射傘105,106の分光特性を補正される。入力マスキング部205の出力は外部I/F信号との切り換え可能なセレクタ206に入力される。セレクタ206から出力された信号は色空間圧縮&下地除去&LOG変換部207及び下地除去部215に入力される。下地除去部215に入力された信号は下地除去された後、原稿中の原稿の黒い文字かどうかを判定する黒文字判定部216に入力され、原稿から黒文字信号を生成する。
【0027】
また、セレクタ206からのもう一つの出力が入力された色空間圧縮&下地除去&LOG変換部207では、色空間圧縮処理を行い、読み取った画像信号がプリンタで再現できる範囲に入っているかどうか判断し、入っている場合はそのまま、入っていない場合は画像信号をプリンタで再現できる範囲に入るように補正する。さらに下地除去処理を行い、LOG変換によりRGB信号からCMY信号に変換する。そして、色空間圧縮&下地除去&LOG変換部207の出力信号は遅延部208でタイミングを調整され、黒文字判定部216で生成された信号とのタイミングを補正される。この2種類の信号はモワレ除去部209でモワレを除去され、変倍処理部210で主走査方向に変倍処理を施される。
【0028】
変倍処理されたCMY信号はUCR&マスキング&黒文字反映部211に入力され、UCR処理によりCMYK信号が生成され、マスキング処理によりプリンタの出力に応じた信号に補正される。ここで、黒文字判定部216で生成された判定信号がCMYK信号にフィードバックされる。UCR&マスキング&黒文字反映部211で処理された信号はガンマ補正部212で濃度調整された後、フィルタ部213でスムージングまたはエッジ処理される。
【0029】
画像処理部112によって以上の通りに処理された信号は、図3の2値変換部301において8ビットの多値信号から2値信号に変換される。2値変換部301は例えばディザ法により2値信号への変換を行なうが、この変換方法はディザ法に限定されるものではなく、誤差拡散法、誤差拡散の改良したものいずれでも構わない。
【0030】
次に図1に戻って、カラー・プリンタ部の構成について説明する。図1中、下部のカラー・プリンタ部において、117はY画像形成部、118はM画像形成部、119はC画像形成部、120はK画像形成部であり、それぞれが周知の電子写真プロセスによる各色の画像形成を行ない、カラー・コピー時のカラー画像のプリントを行なう。各画像形成部の構成は同一なのでY画像形成部117について詳細に説明し、他の画像形成部の説明は省略する。
【0031】
Y画像形成部117において、142は感光ドラムであり超音波モータ(図示せず)により駆動される。121は一次帯電器で、感光ドラム142の表面を所定の電位に帯電させ、潜像形成の準備をする。LEDアレイ310からの光によって、感光ドラム142の表面を露光することで潜像が形成される。122は現像器で、感光ドラム142上の潜像を現像して、トナー画像を形成して顕像化する。なお、現像器122には、現像バイアスを印加して現像するためのスリーブ165が含まれている。123は転写帯電器で、転写ベルト133の下面から放電を行い、感光ドラム142上のトナー画像を転写ベルト133上の記録紙などに転写する。
【0032】
なお、本実施の形態の装置は転写効率がよいため、画像形成部にクリーナ部が配置されていないが、クリーナ部を装着しても問題ないことは言うまでもない。また、他の画像形成部118〜120において、143〜145は感光ドラム、311〜313はLEDアレイ、124,127,130は一次帯電器、125,128,131は現像器、166〜168はスリーブ、126,129,132は転写帯電器である。
【0033】
次に、記録紙などの上へ画像を形成する手順を説明する。カセット140,141に格納された記録紙等はピックアップ・ローラ139,138により1枚毎に給紙され、給紙ローラ136,137で転写ベルト133上に供給される。給紙された記録紙は、吸着帯電器146により帯電させられる。148は転写ベルト・ローラであり、転写ベルト133を駆動し、かつ、吸着帯電器146と対になって記録紙等を帯電させ、転写ベルト133に記録紙等を吸着させる。147は紙先端センサであり、転写ベルト133上の記録紙等の先端を検知する。
【0034】
なお、紙先端センサ147の検出信号はカラー・プリンタ部からカラー・リーダ部へ送られて、カラー・リーダ部からカラー・プリンタ部にビデオ信号を送る際の副走査同期信号として用いられる。
【0035】
紙端検知された記録紙等は転写ベルト133によって搬送され、画像形成部117〜120においてYMCKの順にその表面にトナー画像を形成されてカラー・プリントされる。K画像形成部120を通過した記録紙等は、転写ベルト133からの分離を容易にするために除電帯電器149で除電された後、転写ベルト133から分離される。150は剥離帯電器であり、記録紙等が転写ベルト133から分離する際の剥離放電による画像乱れを防止する。分離された記録紙等は、トナーの吸着力を補って画像乱れを防止するために定着前帯電器151,152で帯電された後、定着器134でトナー画像を熱定着された後、排紙トレー135に排紙される。
【0036】
次に、LED画像記録について説明する。
【0037】
図2および図3の画像処理部112で生成された2値のYMCK各画像信号は、紙先端センサ147からの紙先端信号を基にそれぞれ遅延部302〜305によって紙先端センサと各画像形成部との距離の違いを調整され、これにより4色を所定の位置にプリントすることが可能となる。LED駆動部306〜309はそれぞれLEDアレイ310〜313を駆動するための信号を生成し、各色画像信号にしたがって各色画像形成部のLEDアレイを駆動する。
【0038】
次に、本発明の特徴的な部分であるLEDアレイ発光デューティ制御装置(発光素子制御装置)について説明する。
【0039】
本実施の形態に係るデジタル・カラー複写機(画像形成装置)は、記録媒体の種類に応じてプロセス・スピードを変更し、プロセス・スピードに係わる搬送速度等も変更するようにした。これは、主に、以下のような定着特性の相違に因るものである。紙厚の大きな記録紙(厚紙)は定着器の熱を多く吸収するために、普通紙と同じプロセス・スピードで定着器を通過させると、定着ローラの温度が低下しすぎて定着性が悪くなる。またOHPシートは、普通紙と同じスピードで定着器を通過させるとトナーが融解しきらず、出力画像は光の透過性が悪いものとなる。そこで本実施の形態に係るデジタル・カラー複写機では普通紙のプロセス・スピードを標準速とし、厚紙では標準速に対し2分の1の速度(以下、1/2速)、OHPシートでは同じく4分の1の速度(以下、1/4速)に設定して定着特性の相違をカバーするようにしている。
【0040】
プロセス・スピードをこのように設定したときのデータを標準速時のデータと同じように形成すると、次のような弊害が生じる。つまり、標準速時に図4(a)の通りにプリントしたデータD0〜D3と同一データを利用し、これにより標準速未満の設定でプリントを行なったとすると、副走査方向(搬送方向)のライン・ピッチが標準速時よりも狭く圧縮されてしまう。1/2速では図4(b)に示すようにデータD0〜D3に対応した画像が副走査方向に2分の1ピッチに圧縮された画像になり、また1/4速では図4(c)に示すように同じく4分の1ピッチに圧縮された画像になってしまう。
【0041】
そこで、圧縮されないで標準速時と同様の幅でプリント出力するために、図5の構成による本実施の形態の発光デューティ制御を行なう。
【0042】
画像データ更新制御部501はライン毎のデータの更新を制御する。
【0043】
まず、図3の遅延部302〜305から出力されたシリアル画像データが出力切替え部508に入力される。出力切替え部508はセレクタ512が出力する更新タイミング信号により切替えを行ない、出力切替え部508の出力はライン・メモリであるRAM509とRAM510に交互に書込まれる。このRAM509,RAM510には、遅延部302〜305からシリアル転送されくるラスタデータをデータ並べ替え装置(図示せず)によりLEDの発光順に合わせて並べ替えたデータが書込まれる。RAM509,RAM510の出力データは、セレクタ512が出力する更新タイミング信号により動作するセレクタ511により図3のLED駆動部306〜309へ選択出力され、LEDアレイ310〜313の駆動に用いられる。
【0044】
セレクタ512は、主走査同期信号HSYNCN(600dpi 1ライン周期)の3bitカウンタ513によるカウント値Dとスピード設定レジスタ529の設定値を入力し、出力切替え部508とセレクタ511の切替えタイミングを決定する上述の更新タイミング信号を生成する。スピード設定レジスタ529は2bitのレジスタであり、標準速のとき“00”が,1/2速のとき“01”が,1/4速のとき“10”が設定される。すなわち、セレクタ512はスピード設定レジスタ529の設定値“00”に対して“D(0)”,“01”に対して“D(1)”,“10”に対して“D(2)”をそれぞれ出力する。
【0045】
これら各出力はページ・メモリ制御装置(図示せず)にも入力され、これによりページ・メモリからのデータの呼び出しタイミングも制御している。RAM509,RAM510からの読み出しタイミングはプロセス・スピードによらず一定とする。
【0046】
このような構成の画像データ更新制御部501を設けたことにより、プロセス・スピードが1/2速、1/4速のときでも、主走査同期信号HSYNCNによって1ライン毎に毎回データが更新されることがなくなる。
【0047】
図6は画像データ更新制御部501による更新タイミングを示すタイミング・チャートである。
【0048】
主走査同期信号HSYNCN(図6(a))とカウント出力D(図6(b))に対して、セレクタ512が出力するDATAは標準速のときに1ライン毎に更新される(図6(c))。これに対して、1/2速のときは更新タイミングが2倍の2ライン毎に更新され(図6(d))、1/4速のときは更新タイミングが4倍の4ライン毎に更新されたものになる(図6(e))。つまり、プロセス・スピードに比例して画像データの更新タイミングが変更される。
【0049】
このときの記録媒体上の出力画像を図7に示す。
【0050】
更新タイミングを図6のように可変としたことにより、標準速のとき(図7(a))に1ライン毎に更新されて形成された画像は,1/2速のときは2ライン毎に更新される度に標準速時の記録媒体上の1ライン幅相当に形成され(図7(b)),1/4速のときは4ライン毎に更新される度に標準速時の記録媒体上の1ライン幅相当に形成される(図7(c))。したがって、プロセス・スピードによる副走査方向の画像圧縮をなくすことができる。
【0051】
図7(b)および(c)では、副走査方向の画像サイズは標準速のときと同一にすることができる。しかし、1/2速のときは画像濃度が標準速時の2倍、1/4速のときは4倍になっている。そこで、本発明に特徴的な発光デューティ制御を以下の通りに行なうことで、この画像濃度の問題を解決するようにした。
【0052】
本実施の形態における発光デューティ制御は、図5の発光タイミング制御部502により行なう。同図を参照し、発光タイミング制御部502による制御ついて説明する。
【0053】
発光タイミング制御部502は発光タイミング信号ΦIを生成し、この発光タイミング信号ΦIがローレベルの時にLEDアレイ310〜313が発光する。発光タイミング信号ΦIのタイミングはレジスタ520〜523により複数通りに設定され、プロセス・スピードに応じて設定値をセレクタ527が選択出力し、これらの値と基準クロックを比較することで発光タイミング信号ΦIが生成される。
【0054】
すなわち、レジスタ520は発光タイミング信号ΦIの立上がりタイミングを設定するレジスタであり、プロセス・スピードに関わらず一定の立上がりタイミングを設定する。ここではレジスタ520に“30(D)”を設定するものとする。レジスタ521〜523は発光タイミング信号ΦIの立下がりタイミングを設定するレジスタであり、それぞれ順に標準速、1/2速、1/4速用の設定値を設定しておく。ここではレジスタ521に“10(D)”を、レジスタ522に“20(D)”を、レジスタ523に“25(D)”を設定するものとする。なお、本明細書中で、“N(D)”は10進数Nに相当する2進数とする。
【0055】
カウンタ524は5bitカウンタであり、2進数“11111”(10進数25 =32)までカウントすることができる。カウンタ524は基準のシステム・クロックであり画像転送クロックであるPCLK信号を入力し、後述の通りにカウントする。セレクタ527がプロセス・スピード設定レジスタ529の出力値に応じて選択出力したレジスタ521〜523の設定値は、コンパレータ526によりカウンタ524のカウント出力と比較され、両者が等しいときにコンパレータ526はハイレベルを出力する。
【0056】
また、コンパレータ525はレジスタ520の設定値とカウンタ524のカウント出力を比較し、等しいときハイレベルを出力する。コンパレータ525の出力はJKフリップ・フロップ528のJ端子に入力され、発光タイミング信号ΦIの立上がりタイミングが生成される。前述したコンパレータ526の出力はJKフリップ・フロップ528のK端子に入力され、発光タイミング信号ΦIの立下がりタイミングが生成される。
【0057】
図8は、以上のようにして生成された発光タイミング信号ΦIのタイミングを示すタイミング・チャートであり、同図(a)はカウンタ524によるPCLK信号のカウントを示す。
【0058】
図8から明らかな様に、標準速のときの発光時間は11〜30の20カウント相当(図8(b)),1/2速のときの発光時間は21〜30の10カウント相当(図8(c)),1/4速のときの発光時間は22〜30の5カウント相当(図8(d))となる。このように、発光時間、すなわち露光時間はプロセス・スピードに比例することになる。
【0059】
図8のタイミングで発光デューティを制御してプリント出力した場合のプリント結果の一例を図9に模式的に示す。
【0060】
図9(a)の標速時には記録媒体上の1ライン幅に100パーセント露光で1回走査を行なうとすると、図9(b)の1/2速時は同一幅に50パーセント露光で2回走査し、図9(c)の1/4速時は同一幅に25パーセント露光で4回走査することになる。
【0061】
図9に示した通り、本実施の形態に特徴的な上記した画像データ更新制御と発光デューティ制御を行なうことで、プロセス・スピードを変化させたときでも高圧設定を一定としたまま、記録媒体にプリント出力する画像濃度を定着特性にかかわらず常に一定に保つことが出来、安定した画像を得ることができる。
【0062】
またここでは、プロセス・スピードが3通りの場合について説明したが、本発明はプロセス・スピードの数に限定されることがない。また、1/2速,1/4速のような1/(2のn乗)速に限定されることもないことは勿論である。
【0063】
なお、上述した実施の形態では本発明をデジタル・カラーLED複写機に適用した例について説明したが、本発明は上記実施の形態の装置に限定されるものではなく、全ての発光素子アレイ画像形成装置に適用できることは言うまでもない。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、プロセス・スピードを変化させたときにプロセス・スピードに応じて発光素子の発光デューティを制御することにより、高圧設定を一定としたまま出力画像の濃度を常に一定に保つことができ、常に安定したプリント画像を記録媒体に出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るデジタル・カラー複写機(画像形成装置)の概略の横断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係るデジタル・カラー複写機のデジタル画像処理部の詳細な構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係るデジタル・カラー複写機の画像処理部の詳細な構成を示すブロック図である。
【図4】本発明を実施しないときのプリント出力の一例を模式的に示す説明図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係るデジタル・カラー複写機の要部のブロック図である。
【図6】本発明の一実施の形態の特徴である画像データ更新制御部による更新タイミングを示すタイミング・チャートである。
【図7】本発明の一実施の形態における更新タイミングでのプリント出力の一例を模式的に示す説明図である。
【図8】本発明の一実施の形態における発光タイミング信号を示すタイミング・チャートである。
【図9】本発明の一実施の形態における更新タイミングと発光タイミング制御実施時のプリント出力の一例を模式的に示す説明図である。
【符号の説明】
501 画像データ更新制御部
502 発光タイミング制御部
508 出力切替え部
509,510 RAM
511,512 セレクタ
513 3bitカウンタ
520〜523,529 レジスタ
525,526 コンパレータ
527 セレクタ
528 JKフリップ・フロップ
529 スピード設定レジスタ

Claims (1)

  1. 画像データに応じて駆動される複数の発光素子、および、前記画像データの1ライン分の画像データに基づいて前記複数の発光素子から照射される光の走査により像担持体の主走査方向に形成される該1ライン分の光書き込みラインが、前記主走査方向と直角な副走査方向に、プロセススピードに応じたピッチで繰り返し形成される画像形成手段を備えた画像形成装置において、
    前記プロセススピードを、第1のスピードまたは該第1のスピードの1/N(Nは1よりも大きい整数)のスピードである第2のスピードに設定する設定手段、
    前記主走査方向に形成される1ライン分の光書き込みラインを前記副走査方向に繰り返し形成する際に、前記設定手段によって前記プロセススピードが前記第1のスピードに設定されたときには前記1ライン分の画像データの更新を1ライン毎に行い、および前記第2のスピードに設定されたときには同一の画像データでNライン分の走査を行うように前記1ライン分の該画像データの更新をNライン毎に行う更新手段、並びに、
    前記更新手段による前記1ライン分の画像データ更新タイミングに応じたタイミングで前記発光素子を発光させるタイミング信号を生成する手段であって、該信号により、前記第2のスピードに設定されたときの前記発光素子の発光時間を、前記第1のスピードに設定されたときの前記発光素子の該発光時間の1/Nとすることで、前記画像形成手段によって前記像担持体に形成される画像濃度を一定にする手段
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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