JP3330392B2 - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JP3330392B2
JP3330392B2 JP17100392A JP17100392A JP3330392B2 JP 3330392 B2 JP3330392 B2 JP 3330392B2 JP 17100392 A JP17100392 A JP 17100392A JP 17100392 A JP17100392 A JP 17100392A JP 3330392 B2 JP3330392 B2 JP 3330392B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は入力画像信号に基づいて
その画像信号の画像の無彩色領域と有彩色領域を判別す
る色領域判別手段における判別制御に特徴を有するカラ
ー画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のディジタルカラー複写機やカラー
ファクシミリなどにおいては、原稿画像を読み取って得
た入力カラー信号によって原稿画像の有彩色領域と無彩
色領域を判別し、その結果に基づいて原稿画像全体が無
彩色か有彩色かを判定し、さらに、その判定結果に従っ
て画像処理の処理内容を切り替えるようになっている。
例えば、入力手段として原稿画像を光学的に走査する事
によって画像を入力するスキャナーと、画像再生ユニッ
トを1組だけ備え、複数回コピープロセスを繰り返す事
によってフルカラー画像を得るカラー複写機が知られて
いる。かかる複写機においては、フルカラーコピープロ
セスはシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー
(Y)、及びブラック(Bk)の4つ(または、C、
M、Yの3つ)のそれぞれの基本色に関するコピープロ
セスを順番に実行し、それらの色を一枚の記録シート上
に重ねて転写する。また、単色モードのコピープロセス
を実行する場合は1回のコピープロセスで1つの画像を
コピーする。従って、この種の複写機においてはフルカ
ラーモードと単色モードではコピー動作の所要時間が大
幅に変わるので、操作者はカラーモードと単色モードの
切り替えに注意を払う必要があり、原稿の種類に応じて
コピーモードを適宜切り換える操作を行わなければなら
ない。この種のモードの切り換えの煩わしさを解消する
ために、例えば、特開昭63−107274公報開示の
技術においては、原稿がカラーか白黒かを自動的に識別
し、その識別結果に応じて複写機の動作モードを自動的
に切り換える(自動色識別;ACS)ようになってい
る。また、読み取った原稿の画像を変倍機能によって拡
大した出力画像が記録紙の大きさを上回る場合、連続す
る複数の記録画像を得て、これらを後で接続するような
画像分割コピー、あるいはページ連写と呼ばれ、1つの
見開き原稿の画像をスキャナの走査方向に2分割し、別
々の記録画像を得る機能、さらに、原稿の画像の領域を
指定して特定された領域のみの記録画像を得る領域指定
機能も知られている。この様な機能を用いて原稿をコピ
ーする場合は、記録画像は読み取った原稿の画像の一部
分になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の原稿
画像の一部分の画像のみを記録画像として出力する場合
に、ACSの機能を用いて色判定すると、色判定の際の
スキャナの走査は原稿の全面に渡って行われるので、実
際には記録されない部分に有彩色領域があると、記録画
像として実際に出力される画像領域内では無彩色である
にもかかわらず、記録すべき画像を有彩色と判定してし
まう。このような場合には、実際に記録される領域のみ
の画像を色判定する方が望ましい。そうする事により、
本来の色判定の目的が達成され、無駄な作像プロセスを
省くことができる。また、原稿画像を複数に分割して記
録する場合にも、分割境界部分に有彩色領域があると、
それぞれの領域の画像全体の有彩色画素の密度などによ
って、一方では有彩色領域と判定され、他方では無彩色
領域と判定される事があり、このような場合、出力画像
を接続した時に画像境界部分で画像の彩色が異なり見苦
しいものとなる。一方、原稿端部では原稿押さえ板(圧
板)の裏面等を読み取って色判定してしまうので、圧板
の汚れ等によって、実際の原稿は無彩色原稿であるにも
かかわらず有彩色と判定されてしまう事がある。本発明
は従来技術におけるかかる問題点を解決しようとするも
のであり、原稿画像を分割したり、原稿画像を部分的に
取り出したり、取り除いたりした画像を記録画像として
出力する場合、あるいは、原稿読取装置が原稿の存在す
る領域を越えて走査する場合等に、ACSによる原稿画
像の色判定によって、誤判定をしたり、処理速度が低下
したり、端縁近傍における画像が見苦しいものになった
りするのを防止して、出力される記録画像に適した原稿
画像の色判定を行うことができるカラー画像形成装置を
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の手段は、入力画像信号に従って記録媒体に画
像を記録するカラー画像形成装置において、入力された
原稿画像の単位ブロックについて有彩色ブロックか無彩
色ブロックかを判定する色画素ブロック判定手段と、有
彩色ブロックであることを示す有彩ブロック信号の前記
色画素ブロック判定手段からの出力を許可するか否かを
決定するゲート信号を出力する判定ゲート発生手段とを
備え、前記判定ゲート発生手段は、ライン数と画素数に
基づいて設定された領域の内側については有彩ブロック
信号の出力を禁止するゲート信号を出力することを特徴
とする。第2の手段は、入力画像信号に従って記録媒体
に画像を記録するカラー画像形成装置において、入力さ
れた原稿画像の単位ブロックについて有彩色ブロックか
無彩色ブロックかを判定する色画素ブロック判定手段
と、前記色画素ブロック判定手段の判定を無効にするか
否かを決定するゲート信号を出力する判定ゲート発生手
段とを備え、前記判定ゲート発生手段は、ライン数と画
素数に基づいて設定された領域の内側については前記判
定を無効にするゲート信号を出力することを特徴とす
る。
【0005】
【作用】上記手段によれば、本発明によれば、制御手段
によって設定された領域のみ入力画像信号が無彩色領域
か有彩色領域かの判定を禁止し、もしくは判定結果を無
効とするので、当該領域については入力されたカラー画
像信号に基づいた画像形成が可能になる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図6は本発明の第1の実施例のディジタル
カラー複写機の機構部の概略構成を示す構成図である。
図において100はレーザプリンタ、200は自動原稿
送り装置、300は操作ボード、400はイメージスキ
ャナ、500は外部センサである。イメージスキャナ4
00はコンタクトガラス401の下方に配置された照明
用のランプ402を搭載した移動体を図の左右方向(副
走査方向)に機械的に一定速度で移動させ、原稿画像を
読み取る画像読取部である。照明用のランプ402から
でた光は、コンタクトガラス401上に載置される原稿
の表面で原稿画像の濃度に応じて反射する。この反射
光、即ち、原稿の光像は多数のミラー及びレンズを通
り、ダイクロックプリズム410に入射する。ダイクロ
ックプリズム410は入射光を波長に応じてR、G、B
の三色に分光する。分光された3つの光はそれぞれ互い
に異なる一次元電荷結合素子(CCD)イメージセンサ
410に入射する。こうしてイメージスキャナ400に
備わった3つのの一次元イメージセンサ410によっ
て、原稿画像上の主走査方向1ラインのR,G,B各色
成分を同時に読み取ることができる。原稿の二次元画像
は上記移動体の副走査によって順次読み取られる。外部
センサ500はイメージスキヤナ400と同様に原稿画
像のR,G,B各色成分を同時に検出できるCCDで構
成された光センサーであり、複写機本体とケーブルで接
続されたハンディタイプのスキャナーに内蔵されてい
る。
【0007】ADF200はイメージスキャナ400の
上方に配置されており、原稿台210上には多数の原稿
を載積した状態で保持することができる。原稿の給紙動
作を行う場合は、回転する呼出コロ212が最上部の原
稿上面に当接し、当接した原稿を繰り出す。213は重
送を避けるための分離コロである。所定の位置まで繰り
出された原稿はプルアウトローラ217および搬送ベル
ト216の駆動によって、イメージスキャナ400のコ
ンタクトガラス401上をさらに搬送され所定の読み取
り位置まで進んだ時、即ち、原稿の先端がコンタクトガ
ラス401の左端位置に達したときに停止する。原稿の
読み取りが終了すると搬送ベルト216が再び駆動され
て、コンタクトガラス401上の原稿は排紙され、次の
原稿が読み取り位置に送られる。呼出コロ212の手前
には原稿が載積されているか否かを検知するための光学
センサ、原稿有無センサ211が、また、分離コロ21
3とプルアウトローラ217の間には原稿の先端及びサ
イズを検知するための光学センサ、原稿先端センサ21
4が備わっている。原稿先端センサ214は主走査方向
(紙面に垂直な方向)の互いに異なる位置に配置された
複数のセンサで構成されており、これらのセンサの検出
状態の組み合わせによって、主走査方向の原稿サイズ、
即ち、原稿幅を検知することができる。また、図示しな
い給紙モータに回転量に応じたパルスを出力するパルス
発生器が設けられており、ADF200の制御装置は原
稿先端センサ214を原稿が通過するまでの時間を計測
することによって副走査方向の原稿サイズ、即ち、原稿
の長さを検知する。なお、呼出コロ212及び分離コロ
213は給紙モータによって駆動され、プルアウトロー
ラ217及び搬送ベルト216は搬送モータによって駆
動される。光学センサから成るレジストセンサ215は
プルアウトローラ217の下流に配置される。
【0008】次にレーザプリンタ100の概略構成およ
びその動作を説明する。画像の再生は感光体ドラム1上
で行われる。感光体ドラム1の周囲には一連の静電写真
のプロセスユニット、即ち、帯電チャージャ5、書き込
みユニット3、現像ユニット4、転写ドラム2、クリー
ニングユニット6などが備わっている。書き込みユニッ
ト3には図示しないレーザダイオードが備わっており、
それが発するレーザ光は回転多面鏡3b、レンズ3c、
ミラー3d、及びレンズ3eを経て感光体ドラム1の表
面に照射される。回転多面鏡3bはポリゴンモータ3a
によって高速で定速回転駆動される。画像制御装置は記
録すべき画像の濃度に対応する画素単位の二値信号(記
録有/記録無)により駆動されるレーザダイオードの発
光タイミングが、各々の画素位置を順次走査する回転多
面鏡3bの回転偏向動作と同期するようにレーザダイオ
ードの駆動信号を制御する。つまり、感光体ドラム1の
表面の画像の各走査位置で、その画素の濃度(記録有/
記録無)に応じたレーザ光が照射されるようにレーザダ
イオードをオン/オフ制御する。感光体ドラム1の表面
は予め、帯電チャージャ5によるコロナ放電によって一
様に高電位に帯電されている。この表面に書き込みユニ
ット3の発するレーザ光が照射されると、その光の強度
に応じて帯電電位が変化する。つまり、書き込みユニッ
ト3が備えているレーザダイオードが発するレーザー光
の照射の有無に応じた電位分布が感光体ドラム1上に形
成されることになる。こうして、感光体ドラム1上に原
稿画像の濃淡に対応した電位分布、即ち静電潜像が形成
される。この静電潜像は書き込みユニット3よりも下流
に配置された現像ユニット4によって可視像化される。
この実施例では現像ユニット4には4組の現像器4M、
4C、4Yおよび4BKが備えられており、それぞれの
現像器には互いに色の異なるM(マゼンタ)、C(シア
ン)、Y(イエロー)およびBK(ブラック)のトナー
が収納されている。レーザプリンタ100は上記4つの
現像器のいずれか一つが選択的に付勢されるように構成
されているので、静電潜像はM、C、Y又はBK色のい
ずれか一つのトナーで可視像化される。
【0009】一方、給紙カセット11に収納された転写
紙は給紙コロ12で繰り出され、レジストローラ13に
よってタイミングを取られて転写ドラム2の表面に送り
込まれ、その表面に吸着された状態で転写ドラム2の回
転に伴って移動する。そして感光体ドラム1の表面に近
接した位置で、転写チャージャ7による帯電によって感
光体ドラム1上に形成されたトナー像が転写紙の表面に
転写される。単色コピーモードの場合には、トナー像の
転写が終了し、転写ドラム2から分離された転写紙は定
着器9で定着されて排紙トレイ10に排紙されるが、フ
ルカラーモードの場合には、BK、M、C及びYの4色
の画像を一枚の転写紙上に重ねて形成する必要がある。
この場合、まず感光体ドラム1上にBK色のトナー像を
形成してそれを転写紙に転写した後、転写紙を転写ドラ
ム2から分離することなく感光体ドラム1上に次のM色
のトナー像を形成し、そのトナー像を再び転写紙に転写
する。更にC色およびY色についても感光体ドラム1上
へのトナー像の形成とそれの転写紙への転写を行う。つ
まり、トナー像の形成と転写のプロセスを4回繰り返す
事によって1つのカラー画像が転写紙上に形成される。
全てのトナー像の転写が終了すると、転写紙は分離チャ
ージャ8による帯電によって転写ドラム2から分離さ
れ、定着器9でトナー像の定着処理を受けた後排紙トレ
イ10に排出される。
【0010】図5はディジタル複写機の電装部の概略構
成を示す回路ブロック図である。複写機全体の動作制御
はマイクロコンピュータで構成されるシステムコントロ
ーラ50によって制御される。システムコントローラ5
0に付設された同期制御回路は制御タイミングの基準と
なるクロックパルスを発生させて、各制御ユニット間の
信号の同期をとる各種の同期信号を入出力させる。本実
施例では走査タイミングの基になる主走査同期信号は、
レーザプリンタ100の回転多面鏡3bの回転によるレ
ーザー光の走査開始時期に同期させている。イメージス
キャナー400で読み取られたR,G,B各色の画像信
号はA/D変換され、各々8ビットのカラー画像情報と
して出力される。この画像情報は画像処理ユニット内で
各種処理を受けた後、レーザプリンタ100に出力され
る。画像処理ユニットはγ補正71、補色生成72、下
色除去(UCR)黒発生73、セレクタ74及び階調処
理75の各回路を備えている。補色生成回路72では
R,G,Bのそれぞれの色の画像情報をそれらの補色で
ある、Y,M,Cの各色の画像情報に変換する。また、
UCR黒発生回路73では入力したY,M,C色の全て
の画像情報を合成した画像信号の色に含まれる黒成分を
抽出し、それをBK信号として出力すると共に残りの色
の画像信号から黒成分を除去する。γ補正回路71から
出力されたR,G,B各色の画像信号は一方で有彩色原
稿判定回路60にも入力されて、そこで原稿画像がカラ
ー画像かどうかが判定される。セレクタ74はシステム
コントローラ50の指示に応じて、入力されるY,M,
C,BKの色信号からいずれか一つの色信号を選択して
階調処理回路75に出力する。階調処理回路75は入力
される8ビットの濃度情報を2値化する回路であるが、
中間調の画像の出力を可能にするため得られた画像信号
にディザ処理を施している。レーザプリンタ100には
2値化された画像信号が出力される。ところで、原稿画
像が有彩色か否かを識別するためには、全体の原稿画像
を一度読み取る必要がある。そのため通常の画像形成の
ための原稿の読み取り処理の前に、特別な読み取り処理
(前走査)を実施する。本実施例ではこの前走査によっ
て原稿画像が有彩色か否かを識別する。
【0011】次に、有彩色原稿判定回路60の動作につ
いて述べる。図1は有彩色原稿判定回路60の内部回路
を示したブロック図である。イメージスキャナ400の
前走査によって原稿画像が読み取られた各画素毎のR,
G,B各8ビットの画像データは、画像処理部のγ補正
回路71によって色毎の階調バランスが揃えられ、色画
素ブロック判定回路61に入力される。色画素ブロック
判定回路61ではRGBの差の最大値ΔRGB=d〔i,
j 〕(最大色差)(d〔i,j 〕=max{rij,gij,
bij}−min{rij,gij,bij};i,j=0,
1,2,3)が算出される(図7参照)。次に、最大色
差d〔i,j 〕が4ライン×4画素の単位ブロックで定め
られた閾値Th1よりも大きい画素の数、即ち、有彩画
素数|C|が単位ブロック内の16画素について数えら
れる(C={d〔i,j 〕|d〔i,j〕>Th1})。こ
の有彩画素数|C|が予め定められた閾値Th2より大
きい時、色画素ブロック判定回路61はこの単位ブロッ
クを有彩ブロックと判定して、有彩ブロック信号SG2
=Hを出力する。
【0012】一方、色画素ブロック判定回路61には判
定ゲート発生回路63から有彩ブロック信号SG2=H
の出力を許可するか否かを決定するゲート信号、即ち、
判定ゲート信号GATE1が入力される。色画素ブロッ
ク判定回路61に判定ゲート信号GATE1=Hが入力
すると、有彩ブロック信号SG2の出力が禁止される。
図2は判定ゲート発生回路63の内部回路を示す回路図
である。判定デート発生回路63にはシステムコントロ
ーラ50より原稿読み取り開始信号START、ライン
同期信号LSYNC、画素同期信号CLKが入力され
る。画素同期信号CLKは13ビットのカウンタ631
に入力され、画素数が計数され、ライン同期信号LSY
NCは15ビットのカウンタ634に入力され、ライン
数が計数される。比較器632,633,635,63
6にはシステムコントローラ50よりライン計数初期値
CTLS、ライン計数終了値CTLE、画素計数初期値
CTPS、画素計数終了値CTPEのデータが入力され
る。システムコントローラ50は記録紙サイズの縦、横
方向の画素数からこれらの設定値を演算する。比較器6
32,633および比較器635,636の比較出力は
それぞれ論理積が演算されて信号S1,S2が生成さ
れ、さらに、信号S1,S2の論理和が取られてゲート
信号GATE1が生成される。図8は判定ゲート発生回
路63の入出力信号のタイミングチャートである。
【0013】変倍モード等、実際に出力される画像の領
域が読み取られた原稿の画像領域と異なるモードが選択
された場合は、本実施例では、選択されたモードに対応
して、比較器632,633,635,636に設定さ
れる比較データ(CTLS,CTLE,CTPS,CT
PE)が演算される。また、原稿の端部近傍の汚れた圧
板の裏側を読み取って色判定してしまう事等による誤判
定を防ぐために、色判定の際の読取領域の範囲を指定す
るデータ(例えば、CTLS,CTPS)の値を、実際
に読み取られる原稿の領域よりも大きい範囲の値に設定
する。一方、画像分割コピー、ページ連写等のモード等
が選択されて、読み取った原稿画像を複数の記録紙に分
割して記録する場合には、原稿画像の有彩色部分が2つ
に分かれてしまう事によって、1枚の記録紙に記録され
る画像中の有彩色部分が減ってしまう事による誤判定を
防ぐために、色判定の際に、ライン計数初期値CTL
S、画素計数初期値CTPSの値を実際に読み取られる
原稿画像の領域の初期値よりも小さい値に設定し、ライ
ン計数終了値CTLE、画素計数終了値CTPEの値を
実際に読み取られる原稿画像の領域の終了値よりも大き
い値に設定する。さらに、トリミングモード等が選択さ
れて、原稿画像の特定領域が指定され、特定領域内のみ
の画像が記録される場合は、判定される画像データは指
定された領域内の画像データであることを示すゲート信
号GATE1を判定ゲート発生回路63が発生するよう
に、システムコントローラ50が比較データ(CTL
S,CTLE,CTPS,CTPE)を設定する。ただ
し、分割記録の場合と同様に、この場合も判定ゲート発
生回路63は実際に画像記録される領域よりも大きめの
領域に対応するゲート信号GATE1を発生させる。ゲ
ート信号GATE1は有彩ブロック信号SG2と共に彩
色画像判定回路62に取り込まれる。
【0014】図3は彩色画像判定回路62の内部回路を
示すブロック図である。彩色画像判定回路62に入力さ
れたゲート信号GATE1と、有彩ブロック信号SG2
の反転信号はオア回路によって論理和が取られ、出力信
号は判定カウンタ621にイネーブル信号として入力さ
れる。判定比較器622は判定カウンタ621の計数値
と比較値を比較し、計数値が比較値を越えたら画像彩色
信号SG1=Hを出力する。従って、GATE1=Hの
時は、判定カウンタ621は4×4画素の単位ブロック
毎に発生するクロックCLK4を計数しない。
【0015】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図9および図10はそれぞれ第2の実施例に係る
有彩色原稿判定回路60の内部回路を示したブロック図
および彩色画像判定回路62のブロック図である。な
お、デジタル複写機の機構部の構成は第1の実施例と変
わりがないので説明を省略する。本実施例では図9に示
すように、判定ゲート発生回路63から出力されるゲー
ト信号GATE1は彩色画像判定回路62に出力され、
その反転信号が判定カウンタ621のリセット端子に入
力される(アクティブL)と共に、ゲート信号GATE
1の反転信号と判定比較器622の比較出力の論理積が
取られ、その結果が画像彩色信号SG1’として出力さ
れる。従って、GATE1=Hの時は、判定比較器62
2の比較出力は彩色画像判定回路62から出力されず、
判定比較器622の比較結果は無効とされる。
【0016】次に、斜体モードが選択された時の動作を
説明する。図4は画像メモリ80の画像信号の入出力制
御を示す模式図である。原稿の画像が読み取られた入力
画像信号は1ライン毎に、システムコントローラ50に
よって指定された画像メモリ80の入力アドレスの位置
から書き込まれ、読み出し時は、同様にシステムコント
ローラ50によって指定された出力アドレスの位置から
読み出される。図13は従来例に係る画像メモリ80の
画素毎の画像信号の入出力の状態を示したものであり、
(a)は通常モード選択時の書き込み状態、(b)は斜体モ
ード選択時の書き込み状態、(c)は同じく、読み出し状
態の画素の順序をそれぞれ番号で示している。斜体モー
ド選択時には、入力画像信号の書き込みは(b)に示すよ
うに、画像メモリ80のライン毎の先頭からの入力アド
レスを1ライン毎に増やして行き、画像信号の読み出し
時は、常にラインの先頭から読み出すようにすると、出
力画像は右に斜めに変形した画像になる。また、書き込
み時に常にラインの先頭から書き込むようにし、画像信
号の読み出し時は、出力アドレスを一定の値から次第に
減らして行くと、出力画像は左に斜めに変形した画像に
なる。ところで、画像メモリ80がラインメモリである
場合は、メモリ容量は5000画素程度のものが一般的
なので、入力画像信号が拡大変倍された場合、メモリ容
量を越えてしまい、1ライン分の画像信号全てを画像メ
モリ80に書き込む事は不可能となる。そこで、実際に
出力される画像の領域Aのみを書き込むようにすると、
拡大変形処理が施されることによって出力される画像の
領域が変わってしまうので、図12に示すように、出力
画像の一部に抜けが生じてしまう。図11は本実施例に
係る画像メモリ80の画素毎の画像信号の入出力の状態
を示したものであり、(a)、(b)および(c)は図13と
同様である。(a)に示すように、本実施例では出力画像
領域A’を拡大させるようなタイミングになるようにゲ
ート信号GATE1を設定する。なお、ゲート信号GA
TE1は画像メモリ80が1ラインを保持し得る最大範
囲を規定する様に設定しておけば良い。また、斜体変形
される画像のライン数が多く、画像メモリ80が1ライ
ンを保持し得る最大範囲をはみ出してしまう場合でも、
数ライン毎に画素計数初期値CTPS、画素計数終了値
CTPEを切り換えるようにすれば良い。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ACSによる入力画像の色判定によって誤判定をした
り、処理速度が低下したり、端縁近傍における画像が見
苦しいものになったりするのを防止して、出力される記
録画像に適した入力画像の色判定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る有彩色原稿判定回
路の内部回路を示したブロック図である。
【図2】判定ゲート発生回路の内部回路を示す回路図で
ある。
【図3】彩色画像判定回路の内部回路を示すブロック図
である。
【図4】画像メモリの画像信号の入出力制御を示す模式
図である。
【図5】デジタルカラー複写機の電装部の概略を示す回
路ブロック図である。
【図6】デジタルカラー複写機の機構部の概略を示す構
成図である。
【図7】単位ブロックの最大色差のマトリックスを示す
説明図である。
【図8】判定ゲート発生回路の入出力信号のタイミング
チャートである。
【図9】第2の実施例に係る有彩色原稿判定回路の内部
回路を示したブロック図である。
【図10】同じく、彩色画像判定回路のブロック図であ
る。
【図11】画像メモリの画素毎の画像信号の入出力の状
態を示す説明図である。
【図12】斜体モードが選択された時の原稿画像と分割
記録画像を示す説明図である。
【図13】従来例に係る画像メモリの画素毎の画像信号
の入出力の状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 3 書き込みユニット 4 現像ユニット 50 システムコントローラ 60 有彩色原稿判定回路 61 色画素ブロック判定回路 62 彩色画像判定回路 63 判定ゲート発生回路 80 画像メモリ 100 レーザプリンタ 400 イメージスキャナ 621 判定カウンタ 622 判定比較器 631,634 カウンタ 632,633,634,635 比較器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像信号に従って記録媒体に画像を
    記録するカラー画像形成装置において、 入力された原稿画像の単位ブロックについて有彩色ブロ
    ックか無彩色ブロックかを判定する色画素ブロック判定
    手段と、 有彩色ブロックであることを示す有彩ブロック信号の前
    記色画素ブロック判定手段からの出力を許可するか否か
    を決定するゲート信号を出力する判定ゲート発生手段
    と、 を備え、 前記判定ゲート発生手段は、ライン数と画素数に基づい
    て設定された領域の内側については有彩ブロック信号の
    出力を禁止するゲート信号を出力することを特徴とする
    カラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 入力画像信号に従って記録媒体に画像を
    記録するカラー画像形成装置において、 入力された原稿画像の単位ブロックについて有彩色ブロ
    ックか無彩色ブロックかを判定する色画素ブロック判定
    手段と、 前記色画素ブロック判定手段の判定を無効にするか否か
    を決定するゲート信号を出力する判定ゲート発生手段
    と、 を備え、 前記判定ゲート発生手段は、ライン数と画素数に基づい
    て設定された領域の内側については前記判定を無効にす
    るゲート信号を出力することを特徴とするカラー画像形
    成装置。
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