JP3224405B2 - カラー画像処理装置 - Google Patents

カラー画像処理装置

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JP3224405B2
JP3224405B2 JP26210691A JP26210691A JP3224405B2 JP 3224405 B2 JP3224405 B2 JP 3224405B2 JP 26210691 A JP26210691 A JP 26210691A JP 26210691 A JP26210691 A JP 26210691A JP 3224405 B2 JP3224405 B2 JP 3224405B2
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田 み ど り 相
正 幸 林
茂 靖 加
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー画像処理装置に
関し、特に、原稿に対して付加カラーマークを合成した
画像を形成するカラー画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば重要文書および図面等
の秘密保持に、各企業や公的機関は細心の注意を払って
きた。然るに、それら秘密文書の漏洩問題はあとを断た
ない。中でも、会議資料等として配布されたそれらの文
書が複写され外部に持ち出される場合がしばしばある。
このため、会議等でそれらの文書を配布する際に同一原
稿に対する複数のコピーのそれぞれに異なるマーク(例
えばシリアル番号等)を記述し、被配布者とマークの組
合わせを記憶して漏洩時の漏洩元を明らかにすることに
より、秘密保持を行う等の工夫を施す必要がある。従来
は、専用の画像合成装置を用いて、画像上にマーキング
処理を行なっていた。しかし、秘密文書であることを示
すマークを画像の全面(原稿中の情報を含む部分)に重
ね合わせる場合、マークの印字濃度、サイズ、およびド
ット構成等により原稿の持つ情報をそこねるか、情報を
そこねないまでも判読性を著しく低下させることがあ
る。
【0003】そこで本出願人は、原稿画像に対して秘密
保持用マークを付加する際に中間調の濃度のマークを用
いる画像形成装置(特願平3−37664号:特開平5
−22568号公報)を開発した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特願平3−37664
号に記載の画像形成装置はカラー原稿画像には対応して
おらず、この技術をカラー複写機に用い、原稿画像に対
して秘密保持用マークを付加した場合、例えば、図17
に示すように、原稿画像中の文字が青い文字で秘密保持
用マークが赤い文字であったとすると、画像とマークの
重なった部分は、減色混合法によれば黒(またはグレ
ー)となり、また加色混合法によれば黄色となり、原稿
画像が非常に見ずらいものとなる。
【0005】また、マーク印字する際にグレー成分以外
補色を用いる提案がなされているが、図18に示ように
画像とマークが重なった部分で画像の欠落があり、マー
クのみが強調され、原稿画像が非常に見ずらいものとな
る。
【0006】本発明は、原稿に対して、原稿情報の判読
性を損なわないようにマークを付加することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】第の発明は、入力され
カラー原稿の画像にマークを付加するカラー画像処理
装置において、前記カラー原稿の画像部分とその隣接し
た部分にカラーマークを付加することを禁止するマーク
付加領域縮少信号を発生するマーク付加領域縮少信号発
生手段(40a)を備えたことを特徴とする。
【0008】なお、理解を容易にするためにカッコ内に
は、図面に示し後述する実施例の対応要素の符号を、参
考までに付記した。
【0009】これによれば、原稿の画像と付加カラー
−クとの重なりがなく、しかも原稿情報に隣接する領域
にはカラーマーク画像データが合成されないので、原稿
情報の判読性が向上する。
【0010】第の発明は、入力されたカラー原稿の画
像にマークを付加するカラー画像処理装置において、入
力されたカラー原稿の画像デ−タの濃度変化に基づいて
濃度変化なしか否を検出しこれを表わす信号を発生する
領域検出手段(40b);マーク画像データを形成するマー
ク画像デ−タ形成手段(81);および、マーク画像データ
形成手段(81)が形成したカラーマーク画像データを、前
記領域検出手段(40)の前記信号が濃度変化なしを表わす
領域のカラー原稿の画像デ−タに合成する画像データ合
成手段(82,83,84,85);を備えたことを特徴とする。
【0011】これによれば、カラー原稿情報の濃度変化
がない部分にのみカラーマーク画像データを合成するの
で、例えば、背景領域のない写真等が原稿であってもフ
ラットな部分にのみマーク画像データが合成され、原稿
情報の判読性をそこねることがない。
【0012】
【発明の実施の形態】(1)入力されたカラー原稿の濃
度変化を検出する濃度変化検出手段(41b,42b,43b);濃
度変化検出手段(41b,42b,43b)が検出した濃度変化が所
定値より小さい領域を原稿の背景色領域としてこれを表
わす信号を発生する領域検出手段(40b);カラーマーク
画像データを形成するマーク画像デ−タ形成手段(81);
原稿の画像データの色を検出する色検出手段(45b,46
b);色検出手段(45b,46b)が検出した色に対応してカラ
マーク画像データの色を変換する色変換手段(82,83,8
4,85);および、マーク画像データ形成手段(81)および
色変換手段(82,83,84,85)により形成されるカラーマー
ク画像データを、カラー原稿の画像データの、前記領域
検出手段(40b)の前記信号が表わす背景色領域に合成す
る画像データ合成手段(82,83,84,85);を備えることを
特徴とするカラー画像処理装置。
【0013】また好ましい実施例では、色変換手段(82,
83,84,85)は、カラーマーク画像データの色を、色検出
手段(45b,46b)が検出した色に対して濃度の異なる同一
色相の色に変換する。
【0014】従って、カラー原稿情報に対応して、カラ
マーク画像データの色を変換するので、カラー原稿情
報とカラーマーク画像データが区別され、カラー原稿情
報の判読性をそこねることがない。
【0015】本発明の他の目的および特徴は図面を参照
した以下の実施例の説明により明らかになろう。
【0016】
【実施例】(実施例1) 図1に、本発明のデジタルカラー複写機の構成概略を示
す。図1に示すデジタルカラー複写機は、原稿を読取る
スキャナユニット1と、記録紙に画像を記録するプリン
タユニット2とに大別される。スキャナユニット1にお
いて、コンタクトガラス3上に載置された原稿は蛍光灯
5により露光照明される。原稿4からの反射光は、レン
ズアレイ6を経てカラーイメージセンサCCD7に入射
し、光電変換により画像信号R(レッド),G(グリー
ン),B(ブルー)に変換(色分解)される。蛍光灯
5、レンズアレイ6及びCCD7等はキャリッジ8に搭
載されており、原稿読取り時はキャリッジ駆動モータ9
によりキャリッジ8が右から左へ移動し、コンタクトガ
ラス3上に載置された原稿4の全面が走査される。CC
D7から出力される画像信号は、画像処理部10等で各
種画像処理が施された後、プリンタユニット2のレーザ
ダイオード(図示せず)に入力される。
【0017】プリンタユニット2では、画像信号によっ
て付勢されたレーザダイオードから出射されたY(イエ
ロー),M(マゼンタ),C(シアン),Bk(ブラッ
ク)用のレーザ光が、各々リゴンミラー11等で反射
され、fθレンズ12、ミラー13等を経て、ドラム状
の各感光体14の回転方向(時計方向)と垂直な方向、
即ち、ドラム軸に沿方向に主走査される。感光体14
表面は、負電圧の高圧発生装置に接続された帯電チャー
ジャ16により一様帯電済みとされている。よってレー
ザ光が照射されると、光導電現像により感光体表面の電
荷がドラム本体の機器アースに流れて消滅する。ここ
で、原稿濃度の濃い部分はレーザダイオードを点灯させ
ず、原稿濃度の薄い部分はレーザダイオードを点灯させ
る。これにより、感光体14の表面には原稿濃淡に対応
した静電潜像が形成される。この潜像を現像ユニット1
7により現像すると、画像濃度に応じたトナー像が感光
体14上に形成される。
【0018】一方、給紙カセット18に収納された記録
紙19は給紙コロ20等の給紙動作により繰出され、レ
ジストローラ21により所定タイミングで転写ベルト2
2上に送られる。転写ベルト22上を搬送される記録紙
19が光体14の下部を通過する間、転写チャージャ
23の作用により感光体14上のトナー像が記録紙19
に転写される。転写後、記録紙19は分離チャージャ2
4の作用により剥離されて定着ユニット26に送られ、
定着を受け、排紙ローラ27により排紙トレイ28上に
排出される。
【0019】なお、転写後、感光体14上に残留したト
ナーはクリーニングユニット29で除去され、転写ベル
ト22表面に付着したトナーはクリーニングユニット3
0で除去され、各々廃ボトル31に排出される。また、
感光体17表面の残留電荷は除電ランプ32により除電
消去される。
【0020】図2に、図1に示すデジタルカラー複写機
の電装部の概略を示す。電装部は、前述したスキャナユ
ニット1、プリンタユニット2、画像処理部10ととも
に、各種処理モードの入力及び表示等を行なうための操
作表示ユニット33、これらの各ユニット1,2,33
中の制御部と通信を行い、複写機全体を制御したり画像
処理部10の設定等を行なうシステム制御ユニット34
等により構成されている。
【0021】スキャナ1により光学的に読取ったカラー
原稿画像データあるいは外部機器(磁気ディスクなどの
記録媒体)36より入力されるカラー原稿画像データが
画像処理部10に入力される。画像処理部10はRGB
データを基にY,M,C,Bkのマスキングや画像加工
・編集などの処理を行なう。画像処理部10で所定の処
理が施こされた画像データは、プリンタ2により画像形
成されるか、または、外部機器(磁気ディスクなどの記
録媒体)36へ出力される。このように、複写機本体3
5に対して、外部機器36が接続可能とされており、複
写機本体35と外部機器36との間の通信により画像信
号を授受し得るように構成されている。
【0022】図3は、画像処理部10の基本構成を示す
ブロック図である。γ補正回路50は、スキャナから読
取ったデータに対してグレーバランスを合わせ、濃度値
に変換する。また遅延回路60は、マーク領域検出回路
40のライン方向の遅延を調整する。マスキング回路
70は、古くから製版技術に用いられている濃度マスキ
ング法によりR,G,BのデータをY,M,C,Bkに
変換する。マーク領域検出回路40は、R,G,Bの画
像データをもとにマーク領域信号を発生し、マーク付加
回路80に入力する。マーク付加回路80は、マーク領
域信号により画像データに秘密保持用のマークを付加す
る。γ補正回路90は、後段に接続されたプリンタ2
(または外部機器36)の特性に応じた階調変換を行な
う回路である。
【0023】以下に、本発明の要部であるマーク領域検
出回路40と、マーク付加回路80について説明する。
【0024】図4にマーク領域検出回路40の構成概
略を示す。カラー原稿であっても文字部(文章部)の背
景は、印刷ではインク、複写機ではトナーの消費をさけ
るため、紙(原稿紙)の下地をそのまま用いるのが一般
的であり、また原稿に使用する紙は白が一般的である。
そこで、マーク領域検出回路40では、マーク付加信号
形成部41で、背景として白を検出する。
【0025】図5に、マーク付加信号形成部41の構成
を示す。比較器41は、P端子に入力される画像デー
タRとQ端子に入力されるしきい値R1とを比較し、P
>Q(R>R1)の時にL(ローレベル)を出力する。
同様に比較器42は、画像データGとしきい値G1と
の比較を行ない画像データの方がしきい値よりも大きい
場合(G>G1の場合)に出力をLとし、比較器43
は、画像データBとしきい値B1との比較を行ない画像
データの方がしきい値よりも大きい場合(B>B1の場
合)に出力をLとする。また、比較器41,42
および43の各出力をゲート47に入力し、画像デ
ータR,G,およびBのすべてがそれぞれのしきい値よ
り大きい時にゲート47の出力がH(ハイレベル)と
なるように構成している。このゲート47の出力が、
画像データを白と判断した時にH出力となるマーク領域
信号となる。すなわち、画像データR,G,Bはそのデ
ータ値が大きい値を取ると各成分(色の成分)が多くな
るので、各成分がしきい値より大きい場合を白と判断
し、小さい場合は黒と判断している。
【0026】再度図4を参照する。マーク付加信号形成
部41で形成されたマーク領域信号はさらに、マーク付
加領域縮少信号形成部42に入力される。マーク付加領
域縮少信号形成部42において、1ラインメモリ42
1,422,および423は、それぞれが1ライン分の
データを蓄えることができる。1ラインメモリ421の
出力を1ラインメモリ422の入力とし、1ラインメモ
リ422の出力を1ラインメモリ423の入力とし、さ
らに各ラインメモリの出力に対してフリップフロップ4
24〜432のうちの3つを直列に接続している。この
ように1ライン遅延および1画素遅延を行なったフリッ
プフロップ424〜432の各出力により、N11を中
心として3×3画素の9画素データ00〜N22を同時
に得ることができる。得られた3×3画素のデータ00
〜N22のANDゲート43の出力をマーク付加信号
マーク付加領域縮少信号)とする。
【0027】すなわち、対象画像と対象画像のまわり
(上,下,左,右,左斜め上,左斜め下,右斜め上,右
斜め下)の8画素の、計9画素が全てH出力(白画像デ
ータ)のときのみ、マーク付加領域縮少信号がHレベル
となる。一方、対象画素を白画素と判断してもまわりの
画素に白画素以外の画素がある場合、マーク付加領域縮
少信号がLレベルとなる。従って、マク領域信号よ
り、原稿の文字画像に隣接した画素分が縮少されたマー
ク付加信号(マーク付加領域縮少信号)となる。このよ
うに、マーク付加信号は文字情報(白以外のデータ)と
隣接することがないので、文字情報と秘密保持用マーク
も隣接することがなくなる。なお、この時にマークデー
タは、画像データよりも2ライン分遅れるので遅延回路
60(図3)で画像データの調整(遅延)を行なう必要が
ある。
【0028】図にマーク付加回路80の構成概略を示
す。マーク付加回路80は、アドレス発生回路81aお
よびマークデータ記憶回路81bにより構成されるマー
クパターン発生回路81と、4つのデータ算出回路8
2,83,84,および85により構成されている。
【0029】アドレス発生回路81aは、アドレス信号
を発生しマークデータ記憶回路81bに与える。マーク
データ記憶回路81bはアドレス信号に同期して、あら
かじめ格納されている秘密保持用マークのデータ(マー
クデータ)を読み出す。マークデータ記憶回路81bか
ら読み出されたマークデータを、各色のデータ算出回路
82〜85に入力し、さらにデータ算出回路82〜85
で所定の処理を施こして画像データを形成する。なお、
マークデータは2値(HまたはL)のデータであり、H
が秘密保持用マーク付加を表し、Lが秘密保持用マーク
付加なしを表す。また、マークデータ記憶回路81b
は、2値のマークデータの他に、色データとして多値デ
ータも記憶している。
【0030】マーク領域検出回路40で形成された
ーク付加信号(マーク付加領域縮少 信号)がLの時、ま
たはマーク付加信号がHでかつマークデータがLの時
は、データ算出回路82〜85は入力された画像データ
をそのまま出力する。一方、マーク付加信号がHでマー
クデータがHの時は、マークデータ記憶回路81bから
出力される多値データを画像データとしてそそのまま出
力する。多値データを自由に設定することによりマーク
色は自由に設定できる。
【0031】図に示すように記録紙全体に秘密保持用
マークを合成した場合において、例えば文字を青、秘密
保持用マークを赤とすると、図8の(a)に示すように
秘密保持用マークが合成される。この時、マークパター
ンはY,M,C,Bkすべて同一で、多値データが赤と
なるようにマークデータ記憶回路81bに記憶してい
る。このように本実施例1においては、文字は赤でも青
でも白以外の色にはマークを付加しない。図8の(a)
に示すように秘密保持用マークと原稿の文字情報が隣接
した部分には秘密保持用マークの付加を行なわないた
め、秘密保持用マークと原稿の文字情報が離れ、文字情
報が非常に見やすくなる。
【0032】なお、この実施例ではマーク付加信号を
形成する際に、3×3画素の領域データを用いたが、n
×n(nは任意の整数)画素のデータであっても、また
データ領域として矩形等の任意の領域を用いてもよい。
【0033】なお、マークデータがHの時に多値データ
が出力されるようにすれば、マーク領域信号に関係なく
図18に示す画像も容易に得ることができる。またマー
クデータを独立にマーク記憶回路81bに記憶すること
により、図8の(b)に示すように複数色で構成した秘
密保持用マークを形成することができ、また、複数色で
構成した秘密保持用マークを形成することにより、デジ
タルカラー複写機に付加されている指定色変換機能を用
いて秘密保持用マークのみを消そうとした場合にも対処
することができる。この場合、秘密保持用マークの色の
間隔は0.5mm以下が望ましい。また単純に、R,G,
B,Y,M,C,Bkで構成するのではなく、多値デー
タも変化させることにより秘密保持用マークが消しにく
くなることはいうまでもない。
【0034】(実施例2) 本実施例は実施例1と比較して、マーク領域検出回路
(実施例1で40a)の構成が異なり、またマーク付加
回路80のデータ算出回路82,83,84,85の演
算が一部異なる。他は同一の構成である。
【0035】図に、実施例2で用いるマーク領域検出
回路40bの構成概略を示す。マーク領域検出回路40
bは、濃度変化検出回路41b,42b,および43
b、白データ検出回路45b、色データ検出回路46b
により構成される。
【0036】図10に濃度変化検出回路41bの構成概
略を示す。濃度変化検出回路41bは、画像データ対象
画素と対象画素のまわりの画素を抽出するデータ抽出回
路411と、データ抽出回路411で抽出したデータよ
りマーク付加領域信号を検出する検出回路413により
構成される。
【0037】図11にデータ抽出回路411の構成を示
し、図12に検出回路413の構成を示す。データ抽出
回路411は、実施例のマーク付加領域縮少信号形成
部42aの3×3の9画素データを形成する部分(図
に示す)と同一の構成であり、D11画素を中心に3×
3画素(D00〜D22)を同時に得ることができる。
次に得られた画素のうち、D11画素を中心として点対
称となる画素(D00とD22,D10とD12,D2
0とD02,D01とD21)の濃度差の絶対値を減算
器413a,413b,413c,413dを用いて検
出する。さらにフリップフロップ415a〜415dお
よびゲート416を用いて、D00〜D22のそれぞれ
の濃度差のすべてが、差分しきい値以下の時に、マーク
付加領域信号(Hレベル)を出力する。なお、このとき
の中心画素データD11もマーク付加領域信号と同時に
出力する(図10に示す)。またこの時のデータは画像
データよりも2ライン分遅れるので、遅延回路60(図
3)で画像データの調整(遅延)を行なう必要がある。
【0038】なお、差分値の算出は隣接画素で行なって
いるが、n画素(nは任意の整数)間隔で濃度変化検出
を行なってもよい。この場合、差分値はn間隔離れた画
素−中心画素となる。
【0039】以上濃度変化検出回路41bについて説明
したが、濃度変化検出回路42bおよび43bも同一の
構成である。
【0040】再度、図を参照する。濃度検出回路41
b,42b,および43bの出力マーク付加領域信号
が、R,G,BすべてH出力の時、周辺の濃度変化がな
いとして、マーク領域信号はHとなる。
【0041】図13に白データ検出回路45bの構成を
示し、図14に色データ回路46bの構成を示す。また
白データ検出回路45bにおいて、R,G,Bの画素デ
ータは、それぞれの白レベルしきい値R2,G2,B2
と比較して、R,G,Bすべてのデータがしきい値R
2,G2,B2より大きいと、白レベルデータとしてデ
ータ(+)信号(Hレベル)を出力する。また色データ
検出回路46bにおいて、R,G,Bの画素データは、
それぞれの色レベルしきい値R3,G3,B3と比較し
て、R,G,Bのいずれかがしきい値R3,G3,B3
以下であると、色レベルデータとしてデータ(−)信号
(Hレベル)を出力する。ただし、ぞれぞれの白レベル
しきい値と色レベルしきい値は、白レベルしきい値≧色
レベルしきい値(R2≧R3,G2≧G3,B2≧B
3)の関係である。
【0042】次にマーク付加回路80において、データ
(+)信号,データ(−)信号を用いる場合と、用いな
い場合とに分けて説明する。
【0043】まず、データ(+)信号,データ(−)信
号を用いない場合、その構成は実施例1のマーク付加回
路80(図)と同一構成であり、図15に示すように
文字の幅が濃度変化検出幅より大きいと、白地のみなら
ず色地にもマークを付加する。また文字の幅が濃度検出
変化検出幅より小さいと、図16に示すように背景色の
みにマークを付加する。
【0044】データ(+)信号,データ(−)信号を用
いる場合、データ(+)信号,データ(−)信号は、マ
ーク付加回路80(図6)において、マーク領域信号と
同様にデータ算出回路82,83,84,および85へ
入力される(図示しない)。
【0045】データ(−)信号がHの時は、マーク信号
を付加する際に多値データを付加するのではなく、画像
データの濃度に対して、視覚的に色相が変化しないよう
にデータ値(濃度)を減少させる。例えば、濃度を1/
2倍にする場合、濃度データを対数に変換し、さらにこ
の対数を1/2倍して逆対数変換することにより、容易
に実現できる。なお、Y,M,C,BKのデータ値がす
べて小さい時は白に近づき、大きい時は黒に近づくこと
に基づいている。データ(+)信号がHの時には、マー
ク信号を付加する際に多値データを出力する。この時の
多値データはグレーである。データ(+)信号,データ
(−)信号が共にLの時は、画像データをそのまま出力
する。データ(+)信号,データ(−)信号が共にHレ
ベルとなる条件は、本実施例では存在しないが、しきい
値の設定でこの条件が発生した時は、画像データをその
まま出力する。
【0046】以上により、秘密保持用マークを付加する
際に、原稿が色地である場合は色地に対応したうすいデ
ータ(白っぽい色となるデータ)を出力して、白地に対
しては灰色のデータを出力する。この時、黒色も色地と
判断し、灰色のデータを出力する。
【0047】
【発明の効果】以上ようにのように、第1の発明によれ
ば、図8の(a)に示すように、原稿情報に隣接する領
域にはキャラクタ画像データが合成されないので、原稿
情報の判読性が向上する。
【0048】第の発明によれば、原稿情報の濃度変化
がない部分にのみキャラクタ画像データを合成するの
で、例えば、背景領域のない写真等が原稿であってもフ
ラットな部分にのみキャラクタ画像データが合成され、
原稿情報の判読性をそこねることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のデジタルカラー複写機の構成概略を
示す側面図である。
【図2】 図1に示すデジタルカラー複写機の電装部の
概略を示すブロック図である。
【図3】 図2に示す画像処理部10の基本構成で
る、本発明の実施例1の概要を示すブロック図である。
【図4】 図に示すマーク領域検出回路40aの構成
概略を示すブロック図である。
【図5】 図に示すマーク付加信号形成部41の構成
概略を示すブロック図である。
【図6】 図3に示すマーク付加回路80の構成概略を
示すブロック図である。
【図7】 カラー画像原稿と実施例1により機密保持用
マークを付加した出力画像の一例を示す平面図である。
【図8】 (a)はマーク領域検出回路としてマーク領
域検出回路40aを用いたときの、機密保持用マークを
付加した出力画像の一例を示す平面図、(b)は機密保
持用マークを複数色で構成した場合の、機密保持用マー
クを付加した出力画像の一例を示すである。
【図9】 実施例2で用いるマーク領域検出回路40b
の構成概略を示すブロック図である。
【図10】 図に示す濃度変化検出回路41bの構成
概略を示すブロック図である。
【図11】 図10に示すデータ抽出回路411の構成
概略を示すブロック図である。
【図12】 図10に示す検出回路413の構成概略を
示すブロック図である。
【図13】 図に示す白データ検出回路45bの構成
概略を示すブロック図である。
【図14】 図に示す色データ検出回路46bの構成
概略を示すブロック図である。
【図15】ーク領域検出回路40bを用いたとき
の、機密保持用マークを付加した出力画像の一例を示す
平面図であり、原稿画像文字の幅が機密保持用マーク幅
より広い場合の出力例を示す。
【図16】ーク領域検出回路40bを用いたとき
の、機密保持用マークを付加した出力画像の一例を示す
平面図であり、原稿画像文字の幅が機密保持用マーク幅
より狭い場合の出力例を示す。
【図17】 従来装置において、機密保持用マークを付
加した出力画像の一例を示す平面図である。
【図18】 従来装置において、機密保持用マークを付
加した出力画像の一例を示す平面図である。
【符号の説明】
1:スキャナ 2:プリンタ 10:画像処理部 33:操作部 40a:マーク領域検出回路 41:マーク付加信
号形成部 41a,43a,45a:比較器 42:マ−ク付加領域縮少信号形成部 (マ−ク付加領域
縮少信号発生手段) 40b:マーク領域検出回路(領域検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加 茂 靖 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコ−内 (56)参考文献 特開 昭61−53873(JP,A) 特開 昭61−147372(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/38 - 1/393 H04N 1/46 - 1/64

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力されたカラー原稿の画像にマークを付
    加するカラー画像処理装置において、前記カラー原稿の
    画像部分とその隣接した部分にカラーマークを付加する
    ことを禁止するマーク付加領域縮少信号を発生するマー
    ク付加領域縮少信号発生手段を備えたことを特徴とする
    カラー画像処理装置。
  2. 【請求項2】入力されたカラー原稿の画像にマークを付
    加するカラー画像処理装置において、入力されたカラー
    原稿の画像デ−タの濃度変化に基づいて濃度変化の有無
    を検出しこれを表わす信号を発生する領域検出手段;
    ラーマーク画像データを形成するマーク画像デ−タ形成
    手段;および、マーク画像データ形成手段が形成した
    ラーマーク画像データを、前記領域検出手段の前記信号
    が濃度変化なしを表わす領域のカラー原稿の画像デ−タ
    に合成する画像データ合成手段;を備えたことを特徴と
    するカラー画像処理装置。
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