JP3281424B2 - 画像処理装置およびその方法 - Google Patents
画像処理装置およびその方法Info
- Publication number
- JP3281424B2 JP3281424B2 JP28252592A JP28252592A JP3281424B2 JP 3281424 B2 JP3281424 B2 JP 3281424B2 JP 28252592 A JP28252592 A JP 28252592A JP 28252592 A JP28252592 A JP 28252592A JP 3281424 B2 JP3281424 B2 JP 3281424B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- signal
- pattern
- output
- circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Cleaning In Electrography (AREA)
- Color Electrophotography (AREA)
- Processing Or Creating Images (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Editing Of Facsimile Originals (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
Description
方法に関し、例えば、装置を特定するための情報を表す
パターンを出力画像に付加する画像処理に関する。
様々な対策がカラー画像形成装置に盛り込まれている。
その手法の一つに、使用された画像形成装置を特定する
ため、目視ではわかり難い画像形成装置に固有の記号
を、一定の変調量で、画像に重畳させる方法がある。
券の偽造が行われた場合、特定の波長域だけを読み取り
可能な読取装置を用いてその偽造物の画像を読み取り、
画像形成装置に固有の記号を判読すれば、使われた画像
形成装置が特定でき、偽造者の追跡に有効な手がかりに
なる。
難い色で画像形成装置に固有の記号(以下「重畳パター
ン」と呼ぶ場合がある)を描くとはいえ、画像の境界域
に重畳パターンが存在すると、重畳パターンとしては判
読されないもののカブリと呼ばれる画像欠陥として認識
される場合がある。
ので、装置を特定するための情報を表すパターンを、出
力画像の端部において画像欠陥と認識されないように、
人間の目には識別し難く、出力画像に付加することを目
的とする。
達成する一手段として、以下の構成を備える。
る画像を画像処理する画像処理装置であって、前記装置
を特定するための情報を表すパターンを発生するパター
ン発生手段と、入力される画像に基づき出力される画像
の端部を示す信号を発生する信号発生手段と、発生され
る出力画像の端部を示す信号に基づき、前記パターンの
信号レベルを、前記出力画像の端部から内部に向けて大
きくなるように制御する制御手段と、前記入力画像に対
して、前記信号レベルが制御されたパターンを人間の目
には識別し難く付加する付加手段とを有することを特徴
とする。
る画像を処理する画像処理装置の画像処理方法であっ
て、前記装置を特定するための情報を表すパターンを発
生し、入力される画像に基づき出力される画像の端部を
示す信号を発生し、発生される出力画像の端部を示す信
号に基づき、前記パターンの信号レベルを、前記出力画
像の端部から内部に向けて大きくなるように制御し、前
記入力画像に対して、前記信号レベルが制御されたパタ
ーンを人間の目には識別し難く付加することを特徴とす
る。
好適な実施例を詳細に説明する。以下、電子写真方式の
フルカラー画像形成装置を例に本発明の一実施例を説明
するが、銀塩写真方式、熱転写方式および昇華型方式な
どの画像形成方式についても、本発明は有効であること
はいうまでもない。
である。図2において、201はイメージスキャナ部で、40
0dpi(dots/inch)の解像度で原稿画像を読み取り、ディ
ジタル信号処理を行う部分である。また、202はプリン
タ部で、イメージスキャナ201によって読み取られた原
稿画像に対応した画像を400dpiの解像度で記録紙にフル
カラープリントする部分である。
面圧板である。原稿台ガラス(プラテン)203上の原稿2
04は、ランプ205に光を照射される。原稿204からの反射
光は、ミラー206、207および208に導かれ、レンズ209に
よって、3ラインセンサ(CCD)210上に像を結び、フルカ
ラー情報レッド(R)、グリーン(G)およびブルー(B)成分
として信号処理部211に送られる。なお、ミラー205およ
び206を固定しているキャリッジ227は速度vで、ミラー2
07および208は速度v/2で3ラインセンサ210の電気的走査
(主走査)方向に対して垂直方向に機械的に動くことに
よって、原稿全面を走査(副走査)する。
を電気的に処理し、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー
(Y)およびブラック(Bk)の各成分に分解し、プリンタ部2
02に送る。また、イメージスキャナ201における一回の
原稿走査につき、M、C、YおよびBkのうち一つの成分が
プリンタ部202に送られ、計四回の原稿走査によって、
一回のプリントアウトが完成する。
M、C、YおよびBkの各画像信号は、レーザドライバ212に
送られる。レーザドライバ212は、送られてきた画像信
号に応じて半導体レーザ213を変調駆動する。レーザ光
は、ポリゴンミラー214、f-θレンズ215およびミラー21
6を介し、感光ドラム217上を走査する。218は回転現像
器であり、マゼンタ現像部219、シアン現像部220、イエ
ロー現像部221およびブラック現像部222より構成され、
四つの現像部が交互に感光ドラム217に接し、感光ドラ
ム217上に形成された静電潜像をトナーで現像する。223
は転写ドラムである。記録紙カセット224または225より
供給される記録紙は、転写ドラム223に巻き付けられ、
感光ドラム217上に現像された像が転写される。
が順次転写された後、記録紙は、定着ユニット226を通
過して、トナーが定着された後に装置外へ排出される。
を示すブロック図である。同図において、210-1、210-2
および210-3はそれぞれレッド(R)、グリーン(G)および
ブルー(B)の分光感度特性をもつCCD(固体撮像素子)ラ
インセンサで、A/D変換されたそれぞれ8ビット出力0〜2
55の信号を出力する。本実施例において用いられるCCD
ラインセンサ210-1、210-2および210-3は、一定の距離
を隔てて配置されているため、ディレイ素子401および4
02によりその空間的ずれが補正される。
アップテーブルROMまたはRAMにより構成され、輝度信号
を濃度信号に変換する。406は公知のマスキングおよびU
CR(下色除去)回路で、詳しい説明は省略するが、入力
される三色信号により、出力のためのマゼンタ(M)、シ
アン(C)、イエロー(Y)およびブラック(Bk)の各信号を、
各読取動作の度に、面順次に、所定のビット長、例えば
8ビットで出力する。
号の空間周波数特性(MTF)の補正を行う。408は濃度変換
回路で、プリンタ部202のもつ濃度特性を補正するもの
であり、log変換器403〜405と同様にROMまたはRAMで構
成される。
コンピュータ(以下、CPU)、415はCPU414を動作させる
プログラムを格納したROM、416は各種プログラムを実行
するワークエリアとして用いられるRAMである。413はCP
U414に接続される入出力ポート(以下、I/Oポート)、4
09は特定原稿の判定回路である。
かれた原稿が複数の特定原稿のうち少なくとも一つであ
る可能性の判定を行い、多値2ビットの判定信号Hを出力
する。すなわち、複数の特定原稿のうち少なくとも一つ
の画像を読み込み中である可能性が最も高い場合にはH=
“3”を出力し、その可能性が最も少ない場合にはH=
“0”を出力する。また判定回路409は、後述の図3およ
び図5を用いて説明する間引き回路301および分周回路31
0を備え、入力されるRGB信号の間引き処理も行う。
Y、M、CおよびBkの各色画像のプリントのための四回の
読取動作(スキャニング動作)の順番を示す制御信号で
ある。図16はCNO信号とプリント出力との関係を示す図
である。CNO信号は、CPU414よりI/Oポート413を経て発
生され、マスキング/UCR回路406の動作条件を切り替え
る。さらに、判定回路409にも前述の面順次信号CNOが入
力され、四回の読取動作のそれぞれについて、判定基準
を切り替えて異なる特定原稿についての判定を行うこと
ができる。
指定する2ビットのパターンレベル選択信号PSに応じ、
複写画像に人間の目には識別し難いパターンを付加する
部分である。付加するパターンはイメージスキャナ部20
1で読み取った画像信号Pから作られる。
図であり、図5は第1実施例による分周回路310の構成を
示す回路図である。そして、図7は第1実施例における主
走査方向の信号のタイミングチャートである。
査の画像出力区間を示す信号である。HSYNCは主走査同
期信号であり、主走査開始の同期をとる信号である。CL
Kは画像の転送クロックであり、本実施例における諸々
の画像処理の基本クロックである。
り、判定回路409における基本クロックになる。SEL信号
は、前述の間引き回路301で用いられるタイミング信号
である。CLK'およびSEL信号のそれぞれは、図5に示され
る分周回路310で生成される。
について説明する。図4において、455〜457および461〜
466はフリップフロップを、458〜460はセレクタをそれ
ぞれ示す。図5において、451および453はインバータ
を、452は2ビットカウンタを、454はANDゲートをそれぞ
れ示す。フリップフロップ455、456、457、461、462お
よび463、並びに、セレクタ458、459および460はCLKの
タイミングでデータを保持し、フリップフロップ464、4
65および466はCLK'のタイミングでデータを保持する。
2は、主走査同期信号であるHSYNC信号によりクリア(初
期化)された後、CLK信号をカウントし、2ビットのカウ
ント値(D0, D1)を出力する。その上位ビットD1はCLK'信
号として出力され、下位ビットD0の反転信号と上位ビッ
トD1との論理積がSEL信号として出力される。その結
果、間引き回路301は、図7に示されるように、CLK信号
で転送されるR(またはG、B)信号を1/4の割合に間引
き、かつ、CLK'に同期されたR'(またはG'、B')信号を
出力する。
ク図である。同図において、間引き回路301は図4に示す
ような回路で、判定回路409の処理負荷を軽減するため
にデータを間引く。302は色味マッチングルックアップ
テーブルROM(以下「色味マッチングLUT」という)で、
複数種類の特定原稿(有価証券、紙幣等)と入力データ
との色味のマッチングを行う。色味マッチングLUT302
は、予め32種類の特定原稿の画像についてその色味分布
を調べ、当該画素の色味が、それら特定原稿の色味と一
致する場合のビット情報と、一致しない場合のビット情
報とを判定結果として保持している。
よびBkの色画像形成用の計四回のスキャニング動作のそ
れぞれに、それぞれ八種類の特定原稿の判定を割り当て
た場合の合計である。すなわち、LUT302には、アドレス
の上位2ビットに面順次信号であるCNO信号が、下位15ビ
ットに間引かれたRGB各色の画像信号の上位5ビットずつ
がそれぞれ入力される。CNO信号の値0〜3それぞれにお
いて、当該画素の色味が八種類の特定原稿における色味
と一致するか否かが、8ビットのデータに対応されて同
時に出力される。従って、四回の読取走査において合計
32種類の特定原稿についての判定が行われる。
ぞれ同様のハードウェアで構成される色味判定回路で、
積分器306、レジスタ307-1、307-2および307-3、比較器
モジュール308より構成され、それぞれ特定原稿の画像
が、画像読み取り中の原稿に存在する可能性を判定し、
その判定結果を2ビットで出力する。309は最大値回路で
あり、色味判定回路303-1〜8の判定結果出力の内の最大
値を出力する。すなわち、八種類の特定原稿のうちで存
在する可能性の最も高い特定原稿に対応した判定結果が
出力される。
は積分器306の入出力を示す図である。図6において、50
1および505はCLK'の立ち上がりタイミングでデータを保
持するフリップフロップである。502は乗算器で、8ビッ
トの二入力信号(AおよびB)を入力し、乗算結果として
8ビットの信号(A×B/255)を出力する。503も乗算器
で、1ビットの入力信号(A)および8ビットの入力信号(B)
を入力し、乗算結果として8ビットの出力信号(A×B)
を出力する。504は加算器で、8ビットの二入力信号(A
およびB)を入力し、加算結果として8ビットの信号(A+
B)を出力する。結果として、積分器306にける二値入力
信号xiに対しする8ビットの出力信号yiは次式(1)で表さ
れる。 yi = (α/255)yi-1 + β×xi-1 …(1)
定数であり、これらの値の大きさによって積分器の諸特
性か決定される。例えば、α=247、β=8の場合、図8に
示されるような入力xi-1に対して、図9に示されるよう
な出力yiが出力される。図8に符号701および702で示さ
れる周囲がほとんど“0”であるにもかかわらず“1”で
あるような入力や、符号703のように周囲がほとんど
“1”であるにもかかわらず“0”であるような入力は、
ノイズ(雑音)であると考えられる。これを積分器306
で処理し、図3のレジスタ307-1〜3に704-1(R1)、704-2
(R2)および704-3(R3)のような適当な閾値をセットし、
これで積分器の出力yiを二値化することによって、ノイ
ズ(雑音)を除去することができる。
すブロック図である。同図において、801、802および80
3は比較器を、804はインバータを、805はANDゲートを、
806および807はORゲートをそれぞれ示している。予めレ
ジスタ307-1にはR1、レジスタ307-2にはR2、レジスタ30
7-3にはR3なる値がセットされており、R1>R2>R3なる
関係がある。この構成により、結果として、出力には判
定結果が2ビットに量子化されて出力される。
すブロック図であり、図14は第1の実施例による原稿台
の上面図である。図11において、901は副走査カウン
タ、902は主走査カウンタ、903はルックアップテーブル
RAM(以下「LUT」という)、905はフリップフロップ、9
13はANDゲート、906〜909はレジスタ、910は4to1のセレ
クタ、911および913はANDゲート、912は加算器をそれぞ
れ示している。
号Pを二値化する二値化回路で、予め決められた閾値よ
り画像信号の値が大きいときは1を、小さいときは0を出
力する。二値化回路914から出力された二値化データ
は、デュアルポートRAM915に書き込まれる。デュアルポ
ートRAM915に書き込むための画像は、図14の1201のよう
にイメージスキャナ部201の特定の場所に描かれた画像
である。しかもその画像は、イメージスキャナ部201の
構成部品の中でも容易に交換ができない部品、例えば原
稿台ガラス(プラテンガラス)203の外側(ガラスを支
える枠部分)かつキャリッジ227の移動範囲内の上板下
面に付けられている。
きはCNO信号を“0”(マゼンタ記録スキャン)にしてお
く。つまり、画像信号PがCCD210のグリーン(G)信号に最
も依存して作られた信号であるように制御する。これは
グリーン信号が簡易に作ることができる信号の中で最も
画像の輝度信号に近いためである。
は、CPU414によって、データバスDataとアドレスバスAd
rを介して読み取られる。同じくRAM903もデュアルポー
トRAM(以下「RAM」という)であるので、CPU414は、デ
ータバスDataとアドレスバスAdrを使って、RAM915から
読み出されたデータをRAM903に書き込むことができる。
を説明するフローチャートで、特定原稿に対して付加す
るパターンを読み込む処理を示すフローチャートであ
る。
信号を0にセットし(ステップS1501)、パターン読込動
作を開始する(ステップS1502)。CPU414は、CPUアドレ
スをデュアルポートRAM915のアドレスにセットし(ステ
ップS1503)、デュアルポートRAM915のデータを読み込
む(ステップS1504)。CPU414は、CPUアドレスをRAM903
のアドレスにセットし(ステップS1505)、デュアルポ
ートRAM915から読み出したデータをRAM903に書き込む
(ステップS1506)。例えば、特定原稿に対して付加す
るためのパターンの読み込みは、サービスマンのみが使
えるモードで、本体設置時に一回行うことにする。
期信号HSYNCを、主走査カウンタ902では画素同期信号CL
Kをそれぞれ9ビット幅、すなわち512周期で繰り返しカ
ウントする。上述のようにRAM903には、付加されるべき
パターンが保持されていて、副走査カウンタ901および
主走査カウンタ902のそれぞれのカウント値の下位6ビッ
トずつが入力される。
NDゲート904によって主走査カウンタ901および副走査カ
ウンタ902の出力の上位3ビットと論理積され、フリップ
フロップ905によりCLK信号に同期され、ANDゲート913に
おいて、CNO信号の第0ビットの反転信号(CNO0)および第
1ビット(CNO1)と論理積された後に、ANDゲート911に送
られる。従って、CNO=2、すなわち、現在イエローでプ
リントされている時にのみ、ANDゲート911に入力される
信号は有効になる。
P4なる値が保持されていて、CPU414より指定されたパタ
ーンレベル選択信号PSに応じて、P1〜P4の何れかが選択
され、ANDゲート911を経て、加算器912によって入力信
号Vにパターンが付加され、画像信号V'が出力される。
従って、CN0=2、すなわち現在イエローでプリントされ
ているときに、RAM903に保持されているパターンが繰り
返し読み出され、画像信号Vに付加される。
る関係が設定されている。セレクタ910には、次の関係
が設定されている。 s=00(二進数)のときY=A、 s=01(二進数)のときY=B、 s=10(二進数)のときY=C、 s=11(二進数)のときY=D
る。 PS=00(二進数)のときV'=V+P1、 PS=01(二進数)のときV'=V+P2、 PS=10(二進数)のときV'=V+P3、 PS=11(二進数)のときV'=V+P4
識別し難いように、イエローのトナーのみで付加される
が、これは、人間の目がイエローのトナーで描かれたパ
ターンに対して識別能力が弱いことを利用したものであ
る。さらに、入力画像中に特定原稿の画像が存在する可
能性に応じて、付加するパターンのレベルを可変にする
ことで、通常の複写物ではパターンが人間の目ではほと
んど識別できないようにし、特定原稿が存在する可能性
が高くなるほどくっきりとパターンを付加する。
る。同図において、1001で示されるのが、RAM903に保持
されている内容に基づき付加されたパターンである。図
12に示す例では“ABCD”と“1234”との二段構成のパタ
ーンが、人間の目には識別し難いように、64画素×64画
素のパターンで付加され、主走査512画素、副走査512ラ
インごとに繰り返されている。そこで、付加パターン
を、機械固有の製造番号もしくは製造番号を符号化した
ものとしておくことで、複写物を鑑定することにより、
複写に利用された装置を特定することができる。
されるべきでない特定原稿が存在する可能性が高い場合
には、例えば黒色トナーでくっきりとしたパターンを付
加することもできる。
付加するピッチを主走査512画素(およびライン)ごと
としているが、本実施例は400dpiの解像度を有するの
で、約32.5mmごとにパターンが付加されることになる。
一方、紙幣(日本銀行券)の短手方向の幅は約76mmであ
り、また、主要各国の紙幣の短手方向の幅もほぼ約60mm
から120mmの間にあることから、紙幣が複写された場合
には、必ず、複写された紙幣の内部にパターンが付加さ
れることになる。従って、仮に、紙幣の部分のみが切り
とられて悪用された場合でも、複写物を鑑定し、付加さ
れたパターンを読み取ることで、複写に用いられた複写
機の機番などの情報を得ることができる。
号PSのセッティング手順を説明するフローチャートであ
る。コピースタート直後は、ステップS1102において、
パターンレベル選択信号PSに“0”をセットする。次
に、ステップS1103において、現在の判定レベルHとPSの
値とを比較し、Hの方が大きければステップS1104でPSに
Hの値をセットする。そうでなければステップS1103に戻
る。すなわち、判定信号Hの履歴により、コピースター
トから現在までの最大の値がPSにセットされる。
ば、複写物の中に、装置を特定するための方法として、
人間の目では識別し難い特定パターンを付加すること
で、本来複写されるべきでない特定原稿(例えば紙幣)
が複写された場合に、複写に利用された装置を特定する
手がかりとすることができる。さらに、特定パターン
を、紙幣の短手方向の長さよりも短いピッチで繰り返し
付加することで、複写物の一部分が切りとられて悪用さ
れた場合でも、その複写物の一部の中には必ず特定パタ
ーンが付加されているので、これを鑑定することで複写
に利用された装置もしくは複写した人物を割り出すまた
は絞り込むことができる。
おいて、原稿台ガラス2102上に置かれた原稿2101の画像
は、光源2103および光学レンズ2104により、CCD2105に
結像され、CCD2105の受光量に応じた画像信号に変換さ
れる。画像信号は、A/D変換器2106によりディジタル信
号に変換され、制御回路2107により画像処理された後、
レーザ光源2108をドライブする。
は、ポリゴンミラー2001およびミラー2002により反射さ
れ、感光ドラム2004上に照射される。感光ドラム2004上
は、予めトナーが残っていないように、クリーニングブ
レード2110でクリーニングされ、帯電器2109により均一
に帯電されている。最初にY(イエロー)の画像信号に
応じたレーザ光の走査により潜像が形成された感光ドラ
ム2004は、図中に示す矢印の方向に回転する。そして、
現像器2003Yにより潜像が現像される。さらに、感光ド
ラム2004は回転され、転写帯電器2112により、感光ドラ
ム2004上に形成されたトナー像が転写ドラム2111に吸着
された記録材2006に転写される。
る潜像形成および現像が行われた後、画像のレジストレ
ーションを合わせた位置条件で、記録材2006上のY画像
上に多重転写される。同様に、CおよびBkに対応する画
像形成および多重転写が行われた後、転写ドラム2111よ
り分離された記録材2006上のトナーは、定着ローラ対20
07により定着され、カラー画像プリントが完成する。
により、機械固有の機番パターンが発生される。機番パ
ターンは、図19に示すように、目視による分解能が一番
劣るY(イエロー)の画像信号(濃度信号)のみに重畳
する。機番パターンについては、図20に一例を示すよう
に、数字パターンで機番を対応させる。機番パターン
は、フルカラー画像形成された後、350nmのシャープバ
ンドフィルタを通してイエローだけを分離して観察する
ことにより判読可能である。従って、偽造が行われたと
しても、どの機械で行われたのかを特定することが可能
になる。
画像処理について説明する。図17は第2実施例における
カラー複写機の回路構成を概略的に示すブロック図であ
る。同図において、2012はシェーディング回路で、A/D
変換回路2106から得られるディジタル信号をシェーディ
ング補正する。制御回路2107において、2013はLOG変換
回路、2014はLUT(ルックアップテーブル)、2015は機
番パターン発生回路、2016は変調量制御回路、2017はコ
ンパレート回路、2018はパルス幅変調回路、2019はLDド
ライバ、2113はITOP発生回路をそれぞれ示している。
CCD2105で得られた画像の輝度信号はA/D変換回路2106に
よってディジタル信号に変換される。輝度信号に含まれ
る個々のCCD素子の感度ばらつきは、シェーディング回
路2012により修正される。修正された輝度信号は、LOG
変換回路2013により濃度信号に変換される。さらに、初
期設定時のプリンタのγ特性が、原画像濃度と出力画像
が一致するように、LUT2014により変換される。
機械固有のパターンが発生される。機番パターンは、目
視による分解能が一番劣るY(イエロー)の画像信号の
みに重畳されるが、その信号レベルは、ITOP発生回路21
13により得られる画像の書出位置を示す基準信号を参照
して決定される。そして、変調量制御回路2016によっ
て、その信号レベルが制御された機番パターンは、コン
パレート回路2017によりYの画像信号に重畳合成され
る。機番パターンは、ここでは図20に示すように、数字
パターンで機番を対応させたが、数字や文字に対応する
パターンで目立ち難いものを採用するのが好ましい。
されるパルス幅変調回路2018は、レーザドライバ2109へ
送る信号を、濃度信号に比例したレーザ発光時間を示す
ように変調する。従って、濃度階調を面積階調表現する
ことにより、階調画像が形成される。
た後に350nmのシャープバンドフィルタを通してイエロ
ーだけを分離し観察することで判読でき、偽造が行われ
たとしても、どの機械で行われたのかを特定することが
可能になる。
対する変調量(機番パターンの信号レベル)の設定例を
示す図である。第2実施例において画像を形成する領域
は、図21に示すように、記録材の端から内側に入った所
に設定してある。言い替えれば余白が設定されている。
これは、画像形成領域を記録材の端までとると、転写ド
ラムを汚し、最終的には、機内を汚してしまうからであ
る。従って、機番パターンを記録材の全面に重畳させる
と、画像境界線において、また、画像境界線の近傍の濃
度信号がほとんど零で濃度が極めて低い画像部分におい
て、機番パターンと余白との濃度ギャップから、あたか
も画像境界領域でガブリが発生しているかの如く観察さ
れてしまう。
タイミングをとり、画像の書出位置では信号レベルを零
にして、境界線から離れるに従い信号レベルをアップす
ることで、画像の書出位置における機番パターンの重畳
によるガブリを目立たなくすることができる。
ば、複数色の色材により形成される画像を重ねることで
フルカラー画像を形成し、なおかつ、特定色の画像に、
画像形成装置固有の情報を重畳する画像形成装置におい
て、画像形成領域の境界線からの距離に応じて、重畳パ
ターンの信号レベルを変えることにより、画像境界領域
において重畳パターンがガブリと認識されるのを防ぐこ
とができる。
側についてのみ機番パターンの信号レベルを制御した
が、第3実施例では、画像後端についても、信号レベル
を制御する例を挙げる。そこで記録材に対する変調量
(機番パターンの信号レベル)の設定例を図22に示す。
図22によれば、記録材の先端、後端に近づくにつれて、
信号レベルは「0」に向かう。これにより、記録材の先
後両端において、重畳パターンがガブリと認識されるの
を防ぐことができる。
録材の左右両端に関しても、重畳パターンがガブリと認
識される可能性がある。
部の回路構成を示すブロック図である。図23において、
図17に示した第2実施例と同様の構成には同じ符号を付
し、その説明を省略する。2117'は第4実施例の制御回路
である。本実施例では、ITOP発生回路2113に替わり、21
14で示されるBD検出器が設けられている。
示す図である。すなわち、第4実施例においては、図24
に示されるように、レーザの書出位置を制御するための
BD検出器2114からのBD信号に基づき、画像形成領域の端
部では変調量(機番パターンの信号レベル)を零とし、
端部から内側に入るに従い、信号レベルを大きくするこ
とで、左右両端の画像境界領域において重畳パターンが
ガブリと認識されるのを防いでいる。
配置を示す図である。同図において、レーザ2108から発
射された光を走査するポリゴンミラー2001の走査開始端
にBD検出器2114が配置されている。
実施例の両方を実施させた場合の一例である。
要部の構成を示すブロック図である。図26において、図
17および図23と同様の構成には同一の符号を付し、その
説明を省略する。
路を示す。図26の構成において、ITOP発生回路2113およ
びBD検出器2114からの情報により、記録材の先後端およ
び左右端の機番パターンの信号レベルを制御すること
で、より画像境界領域の検出能力が向上し、これにより
画像境界領域において、重畳パターンがガブリとして認
識されることをより確実に防ぐことができる。
プリンタを例に説明したが、本発明はこれに限定される
ものではなく、インクジェットプリンタ、熱転写プリン
タにも適用可能である。特に、熱エネルギによる膜沸騰
を利用して液滴を吐出させるタイプのヘッドを用いるい
わゆるバブルジェット方式のプリンタでもよい。
付加する色をイエローとしたが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、例えば黄緑や灰色などの目立たない
色、あるいは、うす紫、淡緑など明度の高い色であって
もよい。
って原稿画像を入力したが、本発明はこれに限定される
ものではなく、スチルビデオカメラまたはビデオカメラ
から入力されるもの、さらにコンピュータグラフィクス
によって作成されたものであってもよい。
るシステムに適用しても、一つの機器から成る装置に適
用しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプロ
グラムを供給することによって達成される場合にも適用
できることは言うまでもない。
装置を特定するための情報を表すパターンの信号レベル
が、出力画像の端部から内部に向けて大きくなるように
制御される。従って、前記パターンを、出力画像の端部
において画像欠陥と認識されないように、人間の目には
識別し難く、出力画像に付加することができる。
の構成を示すブロック図である。
断面図である。
すブロック図である。
路図である。
図である。
ブロック図である。
ミングチヤートである。
す図である。
す図である。
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
図である。
レベル選択信号PSのセッティング手順を説明するフロ
ーチャートである。
るフローチヤートである。
力との関係を示す図である。
を概略的に示すブロツク図である。
部の構成を示す側断面図である。
する図である。
番パターンの一例を示す図である。
変調量の設定例を示す図である。
である。
路構成を示すブロツク図である。
である。
置を示す図である。
路構成を示すブロツク図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 入力される画像を画像処理する画像処理
装置であって、前記装置を特定するための情報を表すパターンを発生す
るパターン発生手段と、 入力される画像に基づき出力される 画像の端部を示す信
号を発生する信号発生手段と、 発生される出力画像の端部を示す信号に基づき、前記パ
ターンの信号レベルを、前記出力画像の端部から内部に
向けて大きくなるように制御する制御手段と、 前記入力画像に対して、前記信号レベルが制御されたパ
ターンを人間の目には識別し難く付加する付加手段とを
有することを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項2】 入力される画像を処理する画像処理装置
の画像処理方法であって、前記装置を特定するための情
報を表すパターンを発生し、 入力される画像に基づき出力される 画像の端部を示す信
号を発生し、 発生される出力画像の端部を示す信号に基づき、前記パ
ターンの信号レベルを、前記出力画像の端部から内部に
向けて大きくなるように制御し、 前記入力画像に対して、前記信号レベルが制御されたパ
ターンを人間の目には識別し難く付加することを特徴と
する画像処理方法。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28252592A JP3281424B2 (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | 画像処理装置およびその方法 |
CA002106708A CA2106708C (en) | 1992-09-25 | 1993-09-22 | Image processing apparatus and method thereof |
EP93115448A EP0591783B1 (en) | 1992-09-25 | 1993-09-24 | Image processing apparatus and method thereof |
DE69327144T DE69327144T2 (de) | 1992-09-25 | 1993-09-24 | Bildverarbeitungsgerät und Verfahren dafür |
US08/125,831 US5557416A (en) | 1992-09-25 | 1993-09-24 | Image processing apparatus and method thereof for adding a predetermined pattern to an image |
US08/655,868 US5719681A (en) | 1992-09-25 | 1996-05-31 | Image processing apparatus and method thereof for adding a predetermined pattern to an image |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28252592A JP3281424B2 (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | 画像処理装置およびその方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06113116A JPH06113116A (ja) | 1994-04-22 |
JP3281424B2 true JP3281424B2 (ja) | 2002-05-13 |
Family
ID=17653594
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28252592A Expired - Fee Related JP3281424B2 (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-28 | 画像処理装置およびその方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3281424B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5002524B2 (ja) | 2008-04-25 | 2012-08-15 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置、画像処理方法、及び、プログラム |
-
1992
- 1992-09-28 JP JP28252592A patent/JP3281424B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06113116A (ja) | 1994-04-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0776120B1 (en) | Image processing apparatus | |
JP3280083B2 (ja) | 画像処理装置及び画像処理方法 | |
US5742408A (en) | Image processing apparatus and method which adds predetermined information to input image data | |
JP2614369B2 (ja) | 画像処理装置 | |
US7058196B2 (en) | Apparatus and method for processing image and computer-readable storage medium | |
EP0591783B1 (en) | Image processing apparatus and method thereof | |
JP3375992B2 (ja) | 画像処理装置およびその方法 | |
JP3375991B2 (ja) | 画像形成装置および画像処理方法 | |
JP3281424B2 (ja) | 画像処理装置およびその方法 | |
JP3313739B2 (ja) | 画像処理装置およびその方法 | |
JP3311006B2 (ja) | 画像処理装置及び方法 | |
JP3264523B2 (ja) | 画像処理装置 | |
JP3015303B2 (ja) | 画像処理装置及び方法 | |
JP3293844B2 (ja) | 画像処理装置およびその方法 | |
JPH06110988A (ja) | 画像処理装置 | |
JP3015304B2 (ja) | 画像処理装置及び方法 | |
JP3015302B2 (ja) | 画像処理装置及び方法 | |
JP3302039B2 (ja) | 画像処理装置 | |
JP3291039B2 (ja) | 画像処理装置及びその方法 | |
JP3676582B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JPH06326854A (ja) | 画像処理装置 | |
CA2236810C (en) | Image processing apparatus | |
JP3347368B2 (ja) | 画像処理装置および制御方法 | |
JPH06113115A (ja) | 画像形成装置 | |
CA2279591C (en) | Image processing apparatus and copying machine |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20020204 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080222 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090222 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100222 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100222 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110222 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120222 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |