JP3291039B2 - 画像処理装置及びその方法 - Google Patents

画像処理装置及びその方法

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JP3291039B2 JP28252692A JP28252692A JP3291039B2 JP 3291039 B2 JP3291039 B2 JP 3291039B2 JP 28252692 A JP28252692 A JP 28252692A JP 28252692 A JP28252692 A JP 28252692A JP 3291039 B2 JP3291039 B2 JP 3291039B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理装置に関し、特
に再生画像に特定の情報を付加する機能を有する画像処
理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カラー複写機、カラープリンタの
性能向上に伴って、これを不正利用の可能性が生じてい
る。しかし、複写された複写物によって、どの装置で複
写したかを特定すること、もしくは、複写した人物を限
定することは、ほぼ不可能であった。
【0003】こうした不正複写の防止のために、カラー
複写機、カラープリンタ自体によりこれを識別して、不
正なコピーを強制的に禁止するといったことが検討され
ている。この場合、カラー複写機やカラープリンタに特
定原稿を判定する回路が使用されるが、同回路には登録
可能な画像パターンの数に限りがあるので、全種類の特
定原稿を登録することは不可能であるという欠点があ
る。
【0004】また、外部インターフエースを持ったカラ
ー複写機やカラープリンタでは、こうした特定原稿の判
定回路が機能しない場合がある。例えば、外部インター
フエース上の画像データが、レッド、グリーン、ブルー
の3原色データで、それぞれが同時に送られてくる仕様
であれば、上述の判定回路は動作可能である。ところ
が、外部インターフエース上の画像データが、シアン、
マゼンタ、イエロー、ブラックの様にプリンタの個別の
特性に合わせたデータ仕様であると、色再現可能な組み
合わせが複数種類存在し、これによって、特定原稿判定
用の画像パターンが複数種類必要になる。そして特定原
稿を検出するための判定さえも非常に難しくなるととも
に、判定可能な特定原稿の画像数が少なくなるという欠
点がある。さらに各色の成分を表現する画像データが一
色毎に面順次に送られてくる場合には、判定のためにメ
モリに画像データを蓄えておかねばならず、装置のコス
ト高が生じ、これによって特定原稿の判定に多大な費用
が必要になるという欠点も生ずる。
【0005】さらに、外部インターフエースから送られ
る画像データの上記問題が解決されたと仮定して、対象
とする特定原稿の数を認識可能な数に限定して認識を行
ったとしても、登録された特定原稿によく似ている絵を
特定原稿であると誤判定してしまったり、汚れた特定原
稿を特定原稿でないと誤判定してしまうことは避けるこ
とは不可能である。
【0006】このように、特定原稿を検出するための手
段を装置自体に加えることは重要ではあるが、特定原稿
の検出能力に限界があるので、本来複写されるべきでな
い原稿の複写が行われた場合、複写を行った複写機、も
しくは、複写した人物を特定することが重要となる。こ
うした背景をもとに、今日、複写機、もしくは、複写し
た人物を特定できる情報などを、原稿画像に付加する技
術が検討されている。その技術とは、複写機の出力色成
分(例えばマゼンタ、シアン、イエロー、ブラック)の
うち、人間の目には最も目立たない出力色成分(例えば
イエロー)を使って、その出力色成分の画像信号を変調
し(例えば一定値を加える)、複写機の製造番号などを
表す数字や符号を小さく打ち、一定間隔で繰り返すもの
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記技
術では、イエローが最も目で見えにくい出力色成分であ
るにせよ、画像信号を変調することは最小限に抑えなけ
ればならず、例えば、カラー複写機をデザイン関係に用
いる場合、原稿にないパターンが見えては差し障りがあ
る。
【0008】また、原稿を複写する場合には、均一な色
の原稿であってもCCDの感度のばらつきなどで画像信
号は必ずしも均一にはならないが、カラー複写機の外部
インターフエースを使ってホストコンピュータ上の画像
をプリントアウトする場合にはCG(コンピユータグラ
フィックス)を直接出力することが可能であるので、画
像信号レベルで均一な領域が十分存在する。そのとき、
イエロー成分を変調した場合には、特に薄いグレーある
いは水色の均一な部分では付加パターンが目立ちやすく
なってしまうという欠点がある。
【0009】従来考えられていた、付加情報を表す数字
や符号を小さくまとまった単位パターンとし、その単位
パターンを一定間隔で繰り返した付加パターンを構成す
る方法では、単位パターンが小さくまとまっているため
どうしても目立ちやすく、また、人間の目はランダムな
配列の模様よりも規則的な模様を認識しやすいため、格
子状に単位パターンを配置した場合に目立ちやすくな
る。そのため、画像信号の変調の度合いを小さくせざる
を得ず、特定原稿によっては付加情報を読み取れない場
合がある。
【0010】従つて、全ての出力画像において目で見た
ときに識別しにくく、なおかつ、対象とする特定原稿な
どの複写物において何らかの方法で確実に識別できると
いう反対の方向性を持つ条件を満たすような変調、パタ
ーンなどを考える必要がある。そこで、本発明の目的
は、複写機や人物などを特定するための情報を原画像の
再生画像に付加する場合、できるだけ目立たないパター
ンで付加できる画像処理装置を提供する点にある。さ
て、こうした再生画像へのパターン付加によって装置の
割り出しを行う場合には、イニシャル時に、図示しない
CPUがパターン付加部にアクセスしなければパターン
付加部でパターン付加をせず、画像(ビデオ)がそのま
まで流れる構成をとっている場合、ある機種の複写機が
前機種の複写機に対し、パターン付加機能のみ搭載した
ものであれば、前機種の複写機のプログラムすなわちプ
ログラムROMを新機種の複写機に搭載して起動させる
と、パターン付加が行われずに、正常な画像が出力され
るという抜け道が生じてしまう。本発明の他の目的は、
上記の様な抜け道を防ぐことができる画像処理装置を提
供する点にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、本発明に係る画像処理装置は、入
力された画像信号に対して、所定の情報を表すパターン
を人間の目に識別し難く付加する付加手段と、前記付加
手段による付加を実行させるプログラムを記憶するため
の記憶手段と、前記記憶手段に前記プログラムが記憶さ
れていない場合に、前記付加手段により得られた画像信
号を0の固定値として出力するように制御する制御手段
とを備える。また、本発明に係る画像処理方法は、入力
された画像信号に対して、所定の情報を表すパターンを
人間の目に識別し難く付加する付加工程と、前記付加工
程による付加を実行させるプログラムが記憶手段に記憶
されていない場合に、前記付加工程により得られた画像
信号を0の固定値として出力するように制御する制御工
程とを備える。
【0012】
【作用】かかる構成によれば、付加手段は、入力された
画像信号に対して、所定の情報を表すパターンを人間の
目に識別し難く付加し、記憶手段は、その付加を実行さ
せるプログラムを記憶し、制御手段は、前記記憶手段に
前記プログラムが記憶されていない場合に、前記付加手
段により得られた画像信号を0の固定値として出力する
ように制御する。
【0013】
【実施例】以下に、添付図面を参照して、本発明の好適
な実施例を詳細に説明する。以下の実施例では、本発明
の適用例として、複写機の例が示されるが、本発明はこ
れに限るものではなく、他の種々の装置に適用できるこ
とは勿論である。また本発明を適用できる各装置出は、
偽造防止として、紙幣、有価証券等の特定原稿を対称と
する。
【0014】<第1の実施例> [装置概観]図2は本発明の第1の実施例によるカラー
複写機の内部構成を示す側断面図である。図2におい
て、201はイメージスキャナ部であり、400dpi
(dot/inch)の解像度で原稿を読み取り、ディジタル信
号処理を行う部分である。また、202は、プリンタ部
であり、イメージスキャナ部201によって読み取られ
た原稿画像に対応した画像を400dpiの解像度で用
紙にフルカラーでプリント出力する部分である。
【0015】イメージスキャナ部201において、20
0は鏡面圧板であり、原稿台ガラス(以下「プラテン」
という)203上の原稿204は、ランプ205で照射
され、ミラー206,207,208に導かれ、レンズ
209によって、3ラインセンサ(以下「CCD」とい
う)210上に像を結び、フルカラー情報レッド
(R)、グリーン(G)、ブルー(B)成分として信号
処理部211に送られる。なお、ランプ205,ミラー
206は速度vで、ミラー207,208は速度1/2
vで、ラインセンサの電気的走査(主走査)方向に対し
て垂直方向に機械的に動くことによって、原稿前面を走
査(副走査)する。
【0016】信号処理部211においては、読み取られ
た画像信号を電気的に処理し、マゼンタ(M),シアン
(C),イエロー(Y),ブラック(Bk)の各成分に
分解し、プリンタ部202に送る。また、イメージスキ
ャナ部201における一回の原稿走査につき、M,C,
Y,Bkのうちひとつの成分がプリンタ部202に送ら
れ、計4回の原稿走査によって、一回のプリントアウト
が完成する。
【0017】イメージスキャナ部201より送られてく
るM,C,Y,Bkの各画像信号は、プリンタビデオ処
理部212に送られる。プリンタビデオ処理部212
は、送られてきた画像信号に応じ、半導体レーザ213
を変調駆動する。レーザ光は、ポリゴンミラー214、
f−θレンズ215、ミラー216を介し、感光ドラム
217上を走査する。
【0018】218は回転現像器であり、マゼンタ現像
部219、シアン現像部220、イエロー現像部22
1、ブラック現像部222より構成され、4つの現像部
が交互に感光ドラム217に接し、感光ドラム上に形成
された静電現像をトナーで現像する。223は転写ドラ
ムであり、用紙カセット224または225より、供給
される用紙を周面に巻き付け、感光ドラム上に現像され
た像を用紙に転写する。
【0019】この様にして、M,C,Y,Bkの4色が
順次転写された後に、用紙は、定着ユニット226を通
過して、トナーが用紙に定着された後に排紙される。
[イメージスキャナ]図1は第1の実施例によるイメー
ジスキャナ部201の回路構成を示すブロック図であ
る。同図において、210はそれぞれR,G,Bの分光
感度特性を持つCCDラインセンサ、101はA/D&
S/H回路、102はシェーディング補正回路、103
はつなぎ補正回路、104は入力マスキング回路、10
5はLOG変換回路、106はマスキング・UCR(下
色除去)回路、107はγ補正回路、108はMTF補
正回路、109はパターン付加回路、110は変調回路
をそれぞれ示している。
【0020】上記構成において、CCDラインセンサ2
10より入力された画像信号は、A/D&S/H回路1
01でA/D変換及びS/Hされた後に、それぞれ8ビ
ット出力0〜255の信号として出力される。さらに、
シエーディング補正回路102にてシェーディング補正
及び黒補正がなされる。つなぎ補正回路103では、つ
なぎ補正が行われる。即ち、つなぎ補正回路103は、
CCDラインセンサ210が一定の距離を隔てて配置さ
れているため、R信号及びG信号をディレイさせ、その
空間的ずれを補正する。入力マスキング回路104で
は、NTSC信号への補正がなされ、LOG変換回路1
05では、輝度信号から濃度信号への変換が行われる。
マスキング・UCR回路106では、入力された3信号
(R,G,B)より出力のためのマゼンタ(M),シア
ン(C),イエロー(Y),ブラック(Bk)の各信号
が各読み取り動作ごとに面順次に所定のビット長(例え
ば8ビット)で出力される。γ補正回路107は、RO
M又はRAM及びその周辺回路等で構成される。MTF
補正回路108では、エッジ強調またはスムージングが
行われる。パターン付加回路109では、複写画像に人
間の目では識別できないパターンを付加する処理が行わ
れる。変調回路110はエンクリプションのための回路
であり、例えばROMやRAMで構成される。これらR
OMやRAMのメモリの内容は、例えばビデオ長が8ビ
ットの場合、入力のレンジ0〜255、出力のレンジ0
〜255で、公知の乱数発生式等により作られる一対一
対応の関数で求められる。
【0021】[プリンタビデオ処理部]図7は第1の実
施例によるプリンタビデオ処理部212の回路構成を示
すブロック図である。同図において、701は周波数変
換回路であり、リーダ部201より送られたビデオをプ
リンタの画像クロックに周波数変換する。周波数変換回
路701には、FIFOが用いられる。702はエンク
リプションのための復調回路であり、例えばROMやR
AMで構成される。これらROMやRAMのメモリの内
容は、前述の変調回路110で扱う関数の逆関数であっ
て、復調回路702の出力ではプリントアウト時のビデ
オイメージになっている。703はプリンタ部のγ補正
回路であり、ROMやRAMで構成されている。γ補正
回路703では、環境変動によるプリンタの濃度変化を
補正している。この制御より、環境変動にかかわらず、
一定の出力を得ることができるので、常に人の目には判
別できないが、ある手法を用いれば確実に視認できるド
ットパターンを得ることができる。
【0022】704はD/A変換器であり、ビデオをア
ナログ信号に変換する、705はPWM(パルス幅変
調)変調回路であり、アナログ信号をPWM変調する。
706はレーザドライバであり、PWM変調器704か
ら送られてきたM,C,Y,Bkのビデオ信号に従つて
半導体レーザ213を駆動する。213は半導体レーザ
である。
【0023】[パターン付加回路]図3は第1の実施例
によるパターン付加回路109の構成を示すブロック図
である。同図において、301は副走査カウンタ、30
2は主走査カウンタであり、303はルックアップテー
ブルRAM(以下「LUT」という)、304はAND
ゲート、305はフリップフロップ、306はインバー
タ、307はANDゲート、308はレジスタ、309
はANDゲート、310は加算器である。
【0024】ここで、副走査カウンタ301では主走査
同期信号HSYNCを主走査カウンタ302では画素同
期信号CLKをそれぞれ7ビット幅、即ち128周期で
繰り返しカウントする。更に、LUT303は付加され
るべきパターンが保持されているランダムアクセスメモ
リ(以下、「RAM」という)であり、副走査カウンタ
301、主走査カウンタ302それぞれのカウント値の
下位5ビットから最下位ビットを除いた4ビットずつが
入力される。LUT303の出力は、1ビットのみが参
照され、この1ビットは、ANDゲート304によっ
て、主走査カウンタ301および副走査カウンタ302
の上位2ビットずつと論理積をとられる。
【0025】この結果は、フリップフロップ305にて
CLK信号で同期をとられ、ANDゲート307におい
て、2ビットのCNO信号“0”およびCNO信号
“1”の両方と論理積をとられた後に、ANDゲート3
09に送られる。CNO“0”,CNO“1”はいずれ
も図示しないCPUによって設定され、M→0,0,C
→0,1,Y→1,0,K→1,1がそれぞれセットさ
れる。ここではCNO=2、即ち現在イエローでプリン
トされている場合にのみ有効な信号が生成される。
【0026】ここで、付加するパターンのレベル(変調
量)は、予め図示しないCPUによりセットされるレジ
スタ308に格納されており、ANDゲート309で、
CNO=2のとき(イエロー面の時)にのみ、有効とな
って、画像データVに加算器310で加算される。31
1はANDゲート、312はCPU313によりセット
されるレジスタであり、リセット時には0になる。従つ
て、パターン付加回路がCPUでアクセスされなけれ
ば、入力ビデオは0の固定値で出力される。即ち、再生
画像は白紙となる。313は、パターン付加その他の制
御のためのCPUであり、プログラムを格納するROM
314と、ワークエリアとして用いられるRAM315
に接続されている。ここでROM314は、交換可能で
あり、いま旧機種のROMと新機種のROMが存在する
ものとする。旧機種のROMに格納されたプログラムに
は、上述のパターン付加のための手順がないため、レジ
スタ312に”1”をセットする手順も含まれていな
い。これに対して、新機種のROMに格納されたプログ
ラムには、上述のパターン付加のための手順が格納され
ており、システムが起動する際にレジスタ312に”
1”をセットするようにする。いま、ROM交換のある
いは電源ON等の際に、レジスタ312をリセットする
ようにしておけば、旧機種のROMでは白紙再生とな
り、新機種のROMでは、正常なパターン付加が行える
ことになる。これにより上述の課題を解決できる。
【0027】尚、付加パターンは、人間の目で識別し難
い様に、イエローのトナーのみで付加されるが、これは
人間の目がイエローのトナーで描かれたパターンに対し
て識別能力が弱いことを利用したものである。図4は第
1の実施例による付加パターンを説明する図である。L
UT303には、図4に示すようなドットパターン、す
なわち、付加パターンが保持されている。図4中の1マ
スがLUT303中に保持されている1ビットに相当
し、白のところは0、黒のところは1を表す。また、左
右方向がアドレス下位4ビット、上下方向がアドレス上
位4ビットに相当し、256ビットで付加パターンを構
成する。図4左のアドレス上位ビットが0のライン(最
上段の1ライン)は基準位置を表すマークである。ま
た、図4左で網をかけてある、アドレス上位4ビットが
2,3および8,9,E,Fの6ラインはドットをのせ
るラインで、2ラインごとに用いる。この各2ラインは
図4の右に示すように2×2ビットのドットを決められ
た箇所に1つあるいは2つ打つことにより、16通りの
情報を表す。すなわち、各2ラインが4ビットの情報を
表す。この2ラインがマークの下に3本あるので合成1
2ビットの情報を表すことができる。各2ラインを接近
させず、離してあるのは、例えば「BBB」や「12
3」のようにドツト配置の2ラインが連続した場合に、
ドットが縦や斜めにつながってしまって付加パターンが
目立ってしまうのを防ぐためである。
【0028】図3に示されるLUT303には、CPU
313から書き込むことができるように設けられてお
り、複写機を特定できる情報等の様に、複写書類の出所
を特定するための情報が付加パターンのデータに変換さ
れた状態で書き込まれる。また、図3の主走査カウンタ
302および副走査カウンタ301の最下位1ビットを
除いたデータがLUT303へ入力されるため、LUT
303上の1ビットが複写物上では2×2の4画素に対
応する。これは、本実施例のプリンタ部202におい
て、画像領域における、例えば、公知の線数切替処理を
行なっているため解像度が低く、1画素単位のパターン
付加では読み取りにくくなる場合があるためである。
【0029】[複写結果]図5は第1の実施例による複
写結果の一例を示す図であり、図6は第1の実施例によ
る効果を説明する図である。まず図5において、501
は付加されたパターンであり、LUT303に保持され
ている内容が画像として付加される。図5に示す例で
は、“3FC”を意味するパターンが人間の目には識別
し難いように、32画素×32画素のパターンで付加さ
れ、主走査128画素、副走査128ラインごとに繰り
返される。そこで、これを機械固有の製造番号もしく
は、製造番号を符号化したパターンとしておくことで、
複写物を鑑定することで、複写した装置を限定すること
ができる。
【0030】更に、本実施例においては、パターンを付
加するピッチを主走査128画素(またはライン)ごと
としているが、本字実施例では400dpi(dot/inc
h)の解像度であるので、約8mmごとにパターンを付
加することになる。これは、付加パターンを読み取りや
すい紙幣の透かしや周囲の余白などに確実にのる間隔で
ある。
【0031】以上説明した付加パターンを用いる方法で
は、図6の(b)に示すように、数値などをそのままの
形で用いて画像信号を変調するという方法よりも、本実
施例の様に、図6の(a)に示す様なパターンを用いる
方法であれば、変調する画素の数を減らして、付加パタ
ーンをより目立たなくすることが可能である。以上説明
した様に、第1の実施例によれば、複写物のなかに装置
などを限定するために特定の付加パターンを、位置の基
準を表すマークと一つ以上のドットからなるパターンと
で複写物に記録することで、変調を加える画素数が減少
され、上記付加パターンをより目立たなくしたため、画
質劣化の低減が可能である。さらに、付加パターンをド
ットの配置のパターンに変換することは一種の暗号化で
あるため、このパターンを第3者に意図的に操作されに
くいという効果もあわせ持つ。
【0032】ここでもう1つのポイントはエンクリプシ
ョン回路を構成する変調回路110及び復調回路702
がパターン付加回路の後にあるという点にある。これに
より、エンクリプションに依存しないパターン付加を実
現することができる。 即ち、変調回路をパターン付加
回路の後に設けたため、パターン付加部の画素がめちゃ
くちゃになることを防止し、変調回路、復調回路をパタ
ーン付加回路の後に設けたため、エンクリプジョンの機
能を十分に満たすことができる。 <第2の実施例>さて、前述の第1の実施例では、パタ
ーン付加回路109内のPWM変調回路705を用いた
が、第2の実施例では、変調回路110と同様の機能を
利用した一例を挙げている。
【0033】図8は第2の実施例による要部の構成を示
すブロツク図である。同図において、801はROMで
あり、変調回路110と同様の機能を有する回路をRO
Mで実現したもので、MSBが“1”の番地には復調回
路702に逆関数テーブルが書かれ、又、“0”の番地
にはそれとは全く異なるテーブルが書かれている。この
ようにして、レジスタ312に“1”が書かれない限
り、異常な画像が出力される。ただし、本実施例では図
3のANDゲート311は不要となる。 <第3の実施例>さて、第3の実施例では、固定値が書
き込まれるレジスタに所定値がかかれていない限り、
“0”に固定にする一例を挙げている。
【0034】図9は第3の実施例によるパターン付加回
路を示すブロツク図である。前述の第1の実施例で述べ
た図3と異なる所は、レジスタによりANDゲート31
1を制御せずに、レジスタ308に書かれた値で、ゲー
ト901を介して制御した所である。本実施例は、通
常、変調値は固定であり、かつ8ビット構成なので、所
定番地の所定値をアクセスされる可能性は非常に少ない
ため一つの有効な方法である。
【0035】なお、上述した各実施例では、レーザービ
ームプリンタを例に説明したが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、インクジェットプリンタ、熱転写プ
リンタにも適用可能である。特に、熱エネルギーによる
膜沸騰を利用して液滴を吐出させるタイプのヘッドを用
いるいわゆるバブルジェット方式のプリンタでもよい。
【0036】また、上述した各実施例では、付加する色
をイエローとしたが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、例えば黄緑や灰色などの目立たない色あるいは
うす紫、淡緑など明度の高い色であってもよい。また、
上述した各実施例では、イメージスキヤナによって原稿
画像を入力したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、スチルビデオカメラ、ビデオカメラで入力するも
の、更にコンピュータグラフィックスによって作成され
たものであってもよい。
【0037】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても1つの機器から成る装置に適用し
ても良い。また、本発明は、システム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることはいうまでもない。
【0038】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、パ
ターン付加機能の有無しか差のない2機種が存在する場
合に生じるパターン付加機能があってもパターン付加さ
れずに正常な画像が出力されるという抜け道を防げる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例によるイメージスキャナ部201
の回路構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例によるカラー複写機の内
部構成を示す側断面図である。
【図3】第1の実施例によるパターン付加回路109の
構成を示すブロック図である。
【図4】第1の実施例による付加パターンを説明する図
である。
【図5】第1の実施例による複写結果の一例を示す図で
ある。
【図6】第1の実施例による効果を説明する図である。
【図7】第1の実施例によるプリンタビデオ処理部21
2の回路構成を示すブロック図である。
【図8】第2の実施例による要部の構成を示すブロツク
図である。
【図9】第3の実施例によるパターン付加回路を示すブ
ロツク図である。
【符号の説明】 101 A/D&S/H回路 102 シェーディング補正回路 103 つなぎ補正回路 104 入力マスキング回路 105 LOG変換回路 106 マスキング・UCR回路 107 γ補正回路 108 MTF補正回路 109 パターン付加回路 110 変調回路 210 CCD 201 イメージスキャナ 202 プリンタ 200 鏡面圧板 203 プラテン 204 原稿 205 ランプ 206,207,208 ミラー 209 レンズ 210 CCD 211 信号処理部 212 レーザドライバ 213 半導体レーザ 214 ポリゴンミラー 215 f−θレンズ 216 ミラー 217 感光ドラム 218 回転現像器 219 マゼンタ現像部 220 シアン現像部 221 イエロー現像部 222 ブラック現像部 223 転写ドラム 224,225 用紙カセット 226定着ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/38 - 1/393 G06T 1/00 500

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された画像信号に対して、所定の情
    報を表すパターンを人間の目に識別し難く付加する付加
    手段と、 前記付加手段による付加を実行させるプログラムを記憶
    するための記憶手段と、 前記記憶手段に前記プログラムが記憶されていない場合
    、前記付加手段により得られた画像信号を0の固定値
    として出力するように制御する制御手段とを有すること
    を特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 入力された画像信号に対して、所定の情
    報を表すパターンを人間の目に識別し難く付加する付加
    工程と、 前記付加工程による付加を実行させるプログラムが記憶
    手段に記憶されていない場合に、該付加工程により得ら
    れた画像信号を0の固定値として出力するように制御す
    る制御工程と を有することを特徴とする画像処理方法。
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