JP3264523B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3264523B2
JP3264523B2 JP25869792A JP25869792A JP3264523B2 JP 3264523 B2 JP3264523 B2 JP 3264523B2 JP 25869792 A JP25869792 A JP 25869792A JP 25869792 A JP25869792 A JP 25869792A JP 3264523 B2 JP3264523 B2 JP 3264523B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に複写機等の画像処
理装置において、再生画像に特定のパターンを付加する
機能を有する画像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機の高画質化、カラー化にと
もない、本来複写されるべきでない特定原稿(例えば証
券/紙幣)を、現物とほとんど見分けのつかないような
高画質で複写し、悪用されてしまう恐れが生じている。
一方、従来複写された複写物によって、どの装置で複写
したかを特定すること、もしくは、複写した人物を特定
することは、ほとんど不可能であった。
【0003】今日、本来複写されるべきでない原稿の複
写がおこなわれた場合、特に複写物が悪用された場合に
は、複写を行った複写機もしくは、複写した人物を特定
することが重要となる。そこで、近年、本来複写される
べきでない原稿の複写がおこなわれた場合、特に複写物
が悪用された場合には、複写を行った複写機もしくは、
複写した人物、複写した時期等の複写に関する情報を、
複写物に基づいて特定することができる方法が本件出願
人より提案されている。
【0004】その方法として、複写に用いられた装置を
特定するため、複写物に対して、所定のパターンを付加
する技術がある。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、パ
ターンを付加するための手段に改変が加えられると、上
記方法が十分に機能しないという問題点があった。本発
明は、上述した従来例の欠点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、本来複写されるべきでな
い原稿の複写がおこなわれた場合、特に複写物が悪用さ
れた場合には、複写を行った複写機もしくは、複写した
人物、複写した時期等の複写に関する情報を、複写物に
基づいて特定することができ、また、付加するパターン
の整合性に応じて複写動作の制限を設けることができる
画像処理装置を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、本発明に係る画像処理装置は以下
の構成を備える。すなわち、原稿を読み取り、画像デー
タを発生する画像読取手段と、前記画像読取手段によっ
て発生した画像データを処理し、再生信号を出力する処
理手段と、前記画像読取手段によって読み取りが可能と
なるように配置されたバーコードと、前記バーコードを
前記読取手段によって読み取って得られる画像データに
基づき、装置固有の情報を表すパターンデータを発生す
る発生手段と、前記処理手段によって出力した再生信号
に前記発生手段によって発生したパターンデータを人間
の目に識別し難く付加する付加手段と、前記付加手段を
実行する前に、前記発生手段により発生したパターンデ
ータに基づき、前記バーコードが改竄されたか否かを確
認する確認手段と、前記確認手段により改竄が確認され
た場合に、動作を停止する停止手段と、を有し、前記バ
ーコードは、前記画像読取手段によって正逆両方向に読
み取り可能とするべくコードを含むことを特徴とする。
【0007】また、所定の情報を表すパターンデータを
記憶する複数の記憶手段と、入力された画像データに前
記複数の記憶手段の一つに記憶されたパターンデータを
人間の目に識別し難く付加する付加手段と、前記付加手
段を実行する前に、前記複数の記憶手段に記憶されたパ
ターンデータの整合性を確認する確認手段と、前記確認
手段により不整合が確認された場合に、動作を停止する
停止手段と、を有することを特徴とする。
【0008】
【実施例】以下に添付図面を参照して、本発明に係る好
適な実施例を詳細に説明する。以下の実施例では本発明
の適用例として複写機の例が示されるが、これに限るも
のではなく、他の種々の装置に適用できることはもちろ
んである。また本発明では、偽造防止の対象を、紙幣、
有価証券、秘密文書等の原稿とする。 <第1の実施例> [装置概観]図2は本発明の第1の実施例の複写機の構
成を示す側断面図である。図2において、201はイメ
ージスキャナ部であり、400dpi(dots/inch)の
解像度で原稿を読み取り、ディジタル信号処理を行う部
分である。また、202はプリンタ部であり、イメージ
スキャナ201によって読み取られた原稿画像に対応し
た画像を400dpi の解像度で用紙にフルカラーでプリ
ント出力する部分である。
【0009】イメージスキャナ部201において、20
0は鏡面圧板であり、原稿台ガラス(以下、プラテン)
203上の原稿204は、ランプ205で照射され、ミ
ラー206,207,208に導かれ、レンズ209に
よって、3ラインセンサ(以下、CCD)210上に像
を結び、フルカラー情報レッド(R),グリーン
(G),ブルー(B)成分として信号処理部211に送
られる。なお、ランプ205,ミラー206を固定して
いるキャリッジ227は速度vで、207,208は速
度1/2vでラインセンサの電気的走査(主走査)方向
に対して垂直方向に機械的に動くことによって、原稿全
面を走査(副走査)する。
【0010】信号処理部211においては、読み取られ
た画像信号を電気的に処理し、マゼンタ(M),シアン
(C),イエロー(Y),ブラック(Bk)の各成分に
分解し、プリンタ部202に送る。また、イメージスキ
ャナ201における一回の原稿走査につき、M,C,
Y,Bkのうちひとつの成分がプリンタ部202に送ら
れ、計4回の原稿走査によって、一回のプリントアウト
が完成する。
【0011】イメージスキャナ部201より送られてく
るM,C,Y,Bkの各画像信号は、レーザドライバ2
12に送られる。レーザドライバ212は、送られてき
た画像信号に応じ、半導体レーザ213を変調駆動す
る。レーザ光は、ポリゴンミラー214,f−θレンズ
215,ミラー216を介し、感光ドラム217上を走
査する。218は回転現像器であり、マゼンタ現像部2
19,シアン現像部220,イエロー現像部221,ブ
ラック現像部222より構成され、4つの現像部が交互
に感光ドラム217に接し、感光ドラム上に形成された
静電現像をトナーで現像する。223は転写ドラムであ
り、用紙カセット224または225より供給される用
紙をこの転写ドラム223に巻き付け、感光ドラム上に
現像された像を用紙に転写する。
【0012】この様にして、M,C,Y,Bkの4色が
順次転写された後に、用紙は定着ユニツト226を通過
して、トナーが用紙に定着された後に排紙される。 [イメージスキャナ部]図1は第1の実施例によるイメ
ージスキャナ部201の構成を示すブロック図である。
同図において、210−1,210−2,210−3は
それぞれ、レッド(R),グリーン(G),ブルー
(B)の分光感度特性を持つCCD(個体撮像素子)ラ
インセンサであり、A/D変換された後にそれぞれ8ビ
ット出力0〜255の信号が出力される。
【0013】本実施例において用いられるCCDライン
センサ210−1,210−2,210−3は、一定の
距離を隔てて配置されているため、ディレイ素子401
および402においてその空間的ずれが補正される。4
03,404,405はlog変換器であり、ルックア
ップテーブルROMまたはRAMにより構成され、輝度
信号が濃度信号に変換される。406は公知のマスキン
グ及びUCR(下色除去)回路であり、詳しい説明は省
略するが、入力された3信号により、出力のためのマゼ
ンタ(M),シアン(C),イエロー(Y),ブラック
(Bk)の各信号各読み取り動作の度に、面順次に所定
のビット長、たとえば8ビットで出力される。
【0014】407は公知の空間フィルタ回路であり、
出力信号の空間周波数特性(MTF)の補正を行う。4
08は濃度変換回路であり、プリンタ部202のもつ濃
度特性を補正するものであり、403〜405のlog
変換器と同様なROMまたはRAMで構成される。一
方、414は本装置の制御を司るマイクロコンピュータ
(以下、CPU)であり、415はCPU414を動作
させるプログラムを格納したROM、416は装置の製
造番号等の情報をパターンとして予め記憶しておくと共
に、各種プログラムを実行するワークエリアとして用い
るRAMである。413はCPU414に接続される入
出力ポート(以下、I/Oポート)であり、409は特
定原稿の判定回路である。
【0015】ここで、特定原稿の判定回路409は、原
稿台上に置かれた原稿が複数の特定原稿のうち少なくと
もひとつである可能性の判定を行い、判定信号Hが多値
2ビットで出力される。即ち、複数の特定原稿のうちす
くなくともひとつを読み込み中である可能性が最も高い
場合には、H=“3”を出力し、その可能性が最も少な
い場合には、H=“0”を出力する。また判定回路40
9は、後述の図3で説明する間引き回路301及び分周
回路310を具備して、入力したR,G,B信号の間引
き処理も行う。
【0016】CNO信号は、2ビットの面順次信号であ
り、Y,M,C,Kの各色画像のプリントのための4回
の読み取り動作(スキャニング動作)の順番を示す制御
信号である図16は第1の実施例によるCNO信号とプ
リント出力との関係を示す図である。CNO信号は、C
PU414よりI/Oポート413を経て発生され、マ
スキング/UCR回路406の動作条件を切り替える。
更に、判定回路409にも前述の面順次信号CNOが入
力され、4回の読み取り動作のそれぞれについて、判定
基準を切り替えて異なる特定原稿についての判定を行う
ことができる。
【0017】410はパターン付加回路であり、CPU
414が指定する2ビットのパターンレベル選択信号P
Sに応じ、複写画像に人間の目には識別し難いパターン
を付加する部分である。 [タイミングチャート]図4は第1の実施例による間引
き回路の構成を示す回路図であり、図5は第1の実施例
による分周回路の構成を示す回路図である。そして図7
は第1の実施例における主走査方向の信号のタイミング
チヤートである。
【0018】VSYNC信号は副走査区間信号であり、
副走査の画像出力区間を示す信号である。HSYNC
は、主走査同期信号であり、主走査開始の同期をとる信
号である。CLKは、画像の転送クロックであり、本実
施例における諸々の画像処理の基本クロックである。一
方、CLK’は、CLKを1/4分周した信号であり、
判定回路409における基本クロックとなる。SEL信
号は、前述の間引き回路301で用いられるタイミング
信号であり、それぞれ、図5に示される分周回路310
で生成される。即ち、分周回路310は、インバータ4
51、2ビットカウンタ452、インバータ453、ア
ンドゲート454より構成される。2ビットカウンタ4
52は、主走査同期信号であるHSYNC信号により、
クリア(初期化)された後、CLKをカウントし、2ビ
ットでそのカウント値を出力する(D0,D1)。その
上位ビットD1がCLK’として出力され、下位ビット
D0の反転信号と上位ビットD1との論理積がSEL信
号として出力される。
【0019】その結果、図4に示す間引き回路301に
おいて、CLKでデータを保持するフリップフロップ4
55,456,457および461,462,463、
セレクタ458,459,460、CLK’でデータを
保持するフリップフロップ464,465,466より
構成される。この間引き回路301は、図6に示される
様に、CLKで転送されるR(またはG,B)信号の中
から、1/4の割合で間引かれ、CLK’に同期をとら
れたR’(またはG’,B’)信号を得ることができ
る。
【0020】[判定回路]図3は第1の実施例による判
定回路409の構成を示すブロック図である。同図にお
いて、301は図4に示す様な間引き回路であり、判定
回路409自身の処理回路の付加を軽減するために、デ
ータを間引く。302は、色味マッチング・ルックアッ
プテーブルROM(以下「色味マッチングLUT」とい
う)であり、複数種類の特定原稿(有価証券,紙幣等)
と入力データとの色味のマッチングを行う。上記色味マ
ッチングLUT302は、予め32種類の特定原稿につ
いて、その色味分布を調べ、当該画素の色味が、それら
特定原稿の色味と一致する場合のビツト情報と一致しな
い場合のビツト情報とを判定結果として保持している。
ここで、32種類の特定原稿とは、M,C,Y,Bkの
色画像形成用の計4回のスキャニング動作のそれぞれに
それぞれ8種類の特定原稿の判定を割り当てた場合の合
計である。
【0021】即ち、LUT302には、アドレスの上位
2ビットに面順次信号であるCNO信号、及び、下位1
5ビットに間引かれたRGB各色の画像信号の上位5ビ
ットずつがそれぞれ入力される。各CNO信号の値0〜
3においてそれぞれ、当該画素の色味が8種類の特定原
稿における色味と一致するか否かを8ビットのデータに
対応させて同時に出力し、4回の読み取り走査において
合計32種類の特定原稿についての判定が行われる。
【0022】そして、303−1,303−2,…,3
03−8はそれぞれ同様のハードウェアで構成される色
味判定回路であり、積分器306、レジスタ307−
1,307−2,307−3、比較器モジュール308
より構成され、それぞれ特定原稿が原稿中に存在する可
能性を2ビットで判定をする。309は最大値回路であ
り、色味判定回路303−1〜303−8の判定結果出
力の最大値を出力する。即ち、8種類の特定原稿のうち
で存在する可能性の最大のものについての判定結果を出
力する。
【0023】[積分器]図6は第1の実施例による積分
器306の構成を示すブロック図であり、図8及び図9
は第1の実施例による積分器306の入出力を示す図で
ある。図6において、501および505はCLK’の
立ち上がりタイミングでデータを保持するフリップフロ
ップである。502は乗算器であり、8ビットの2入力
信号(A,B)を入力し、乗算結果として8ビットの信
号(A×B/255)を出力する。503も乗算器であ
り、1ビットの入力信号(A)及び8ビットの入力信号
(B)を入力し、乗算結果として8ビットの出力信号
(A×B)を出力する。 504は加算器であり、8ビ
ットの2入力信号(A,B)を入力し、加算結果として
8ビットの信号(A+B)を出力する。
【0024】結果として、本積分器306においては、
2値入力信号xi に対し、8ビットの出力信号yi は、
次式(1)で表される。すなわち、 yi =(α/255)yi-1 +β・xi-1 …(1) である。ここで、αおよびβは予め設定されている定数
であり、これらの値の大きさによって積分器の諸特性か
決定される。
【0025】例えば、α=247,β=8の場合におい
て、図8に示されるような入力xi- 1 に対して、図9に
示される様な出力yi が出力される。ここで、701,
702の点の様に周囲が殆ど“0”であるにもかかわら
ず“1”である様な入力や、703の点の様に周囲が殆
ど“1”であるにもかかわらず“0”である様な入力
は、ノイズ(雑音)であると考えられる。これを積分器
306で処理し、図3のレジスタ307−1〜307−
3に704−1(R1),704−2(R2値),70
4−3(R3値)の様な適当な閾値をセットし、これで
積分器の出力yi を2値化することによって、ノイズ
(雑音)を除去することができる。
【0026】[比較モジュール]図10は第1の実施例
による比較器モジュール310の構成を示すブロック図
である。同図において、801,802,803は比較
器、804はインバータ、805はANDゲート、80
6,807はORゲートをそれぞれ示している。図3の
説明で述べた様に、予め、レジスタ307−1にはR
1、レジスタ307−2にはR2、レジスタ307−3
にはR3なる値がセットされており、R1>R2>R3
なる関係がある。この構成により、結果として、出力に
は判定結果が2ビットに量子化されて出力される。すな
わち、 R1<(入力) の場合、11(2進数)が出力
され、 R2<(入力)≦R1 の場合、10(2進数)が出力
され、 R3<(入力)≦R2 の場合、01(2進数)が出力
され、 (入力)≦R3 の場合、00(2進数)が出力され
る。
【0027】[パターン付加回路]図11は第1の実施
例によるパターン付加回路410の構成を示すブロック
図である。図11において、901は副走査カウンタ、
902は主走査カウンタ、903はデュアルポートRA
M、905はフリップフロップ、913はANDゲー
ト、906,907,908,909はレジスタ、91
0は4to1のセレクタ、911,913はアンドゲー
ト、912は加算器をそれぞれ示している。
【0028】デュアルポートRAM903には、データ
バスDataとアドレスバスAdrを使って、RAM4
16から読み出された製造番号等の情報が書き込まれ
る。ここで、副走査カウンタ901では主走査同期信号
HSYNCを、主走査カウンタ902では画素同期信号
CLKをそれぞれ9ビット幅、即ち512周期で繰り返
しカウントする。上述のようにRAM903には、付加
されるべきパターンが保持されており、副走査カウンタ
901、主走査カウンタ902のそれぞれのカウント値
の下位6ビットずつが入力される。
【0029】RAM903の出力は、1ビットのみが参
照され、ANDゲート904によって主走査カウンタ9
01および副走査カウンタ902の上位3ビットずつと
論理積がとられ、フリップフロップ905にて、CLK
信号で同期をとられ、ANDゲート913において、2
ビットのCN0信号“0”およびCN0信号“1”の両
方と論理積がとられた後に、ANDゲート911に送ら
れる。これはCNO=2、即ち、現在イエローでプリン
トされている時のみに有効な信号である。
【0030】一方、レジスタ906,907,908,
909には、予め、P1,P2,P3,P4なる値が保
持されており、CPU414より指定されたパターンレ
ベル選択信号PSに応じて、P1からP4までのいずれ
かが選択され、ANDゲート911を経て、加算器91
2によって入力信号Vにパターンが付加され、V’が出
力される。従って、CN0=2、即ち現在イエローでプ
リントされているときに、RAM903に保持されてい
るパターンが繰り返し読み出され、出力されるべき信号
に付加される。
【0031】ここで、P1<P2<P3<P4である様
に設定されており、セレクタ910は、 s=00(2進数)のとき、Y=A、 s=01(2進数)のとき、Y=B、 s=10(2進数)のとき、Y=C、そして、 s=11(2進数)のとき、Y=D となる様に設定されているため、 PS=00(2進数)のとき、V’=V+P1、 PS=01(2進数)のとき、V’=V+P2、 PS=10(2進数)のとき、V’=V+P3、そし
て、 PS=11(2進数)のとき、V’=V+P4 となるように、パターンが付加される。
【0032】ここで、付加するパターンは、人間の目で
識別し難い様に、イエローのトナーのみで付加される
が、これは、人間の目が、イエローのトナーで描かれた
パターンに対して識別能力が弱いことを利用したもので
ある。更に、入力画像中に、特定原稿の存在する可能性
に応じて、付加するパターンのレベルを可変にすること
で、通常の複写物では、パターンが人間の目では殆ど識
別できない様にし、特定原稿が存在する可能性が高くな
るほど、くっきりとパターンを付加する。
【0033】[複写結果]図12は第1の本実施例によ
る複写結果の一例を示す図である。同図において、10
01で示されるのが付加されたパターンであり、RAM
903に保持されている内容が付加される。図12に示
す例では、“1234”のパターンが、人間の目には識
別し難いように、64画素×64画素のパターンで付加
され、主走査512画素、副走査512ラインごとに繰
り返される。そこで、これを機械固有の製造番号もしく
は、製造番号を符号化したものとしておくことで、複写
物を鑑定することで複写した装置を特定することができ
る。
【0034】更に、読み取り画像中に、本来複写される
べきでない特定原稿が存在する可能性が高い場合には、
例えば黒色トナーでくっきりとしたパターンを付加する
こともできる。更に、本実施例においては、パターンを
付加するピッチを主走査512画素(またはライン)ご
ととしているが、本実施例では400dpi (dots/inc
h)の解像度であるので、約32.5mmごとにパターン
を付加することになる。一方、紙幣(日本銀行券)の短
手方向の幅は約76mmであり、また、主要各国の紙幣の
短手方向の幅も、ほぼ約60mmから120mmの間にある
ことから、紙幣が複写された場合には必ず、複写された
紙幣の内部に必ずこのパターンが付加されることにな
る。従って、仮に、紙幣の部分のみが切りとられて悪用
された場合にも、複写物を鑑定し、付加されたパターン
を読み取ることで複写に用いた複写機の機番を特定する
ことができる。
【0035】[フローチャート]図13は第1の実施例
のCPU414によるパターンレベル選択信号PSのセ
ッティング手順を説明するフローチャートである。ま
ず、コピースタート直後には、ステツプS1102にお
いて、パターンレベル選択信号PSに“0”をセットす
る。次に、ステツプS1103において、現在の判定レ
ベルHとPSの値とを比較し、Hの方が大きければ、ス
テツプS1104でPSにHの値をセットする。そうで
なければステツプS1103にもどる。即ち、判定信号
Hの履歴により、コピースタートから現在までの最大の
値がPSにセットされる。
【0036】以上説明した様に、第1の実施例によれ
ば、複写物のなかに、装置を特定するための方法とし
て、人間の目では識別し難い特定パターンを付加するこ
とで、本来複写されるべきでない特定原稿(例えば紙
幣)が複写された場合、複写した装置を特定する手がか
りとすることができる。更に、特定パターンを、紙幣の
短手方向の長さよりも短いピッチで繰り返し付加するこ
とで、複写物の一部分を切りとって、悪用された場合に
おいても、複写物の中には必ず特定パターンが付加さ
れ、これを鑑定することで複写した装置もしくは複写し
た人物を割り出す、または絞り込むことができる。 <第2の実施例>さて、前述の各実施例においては、付
加する特定パターンとして、装置固有の製造番号もしく
はこれを符号化したものを付加していたが、本発明は、
装置を限定するための情報であればこれに限るものでは
ない。
【0037】例えば、装置の製造日付,装置のロット番
号,装置のバージョン等、装置を特定するための情報で
あってもよい。 <第3の実施例>さて、第1の実施例では、画像に付加
するパターンの基になる装置固有の情報はRAM416
に記憶されていたが、RAMに限るものではなく、RO
M,EP(erasable programmable) ROM,EEP(ele
ctrically erasable programmable)ROMでもよい。 <第4の実施例>さて、第1の実施例では、画像に付加
するパターンの基になる装置固有の情報は1つのRAM
416に記憶されていたが、複数の記憶媒体(RAM、
EPROM、EEPROM等のメモリ)に記憶してお
き、内容が異なるときには、装置の動作を禁止する。
【0038】図14は第4の実施例によるイメージスキ
ヤナ部の構成を示すブロツク図である。同図において、
図1と同様の回路には同様の番号を付し、説明を省略す
る。尚、本実施例では、図14に示す様に、RAM41
6及び491で示されるRAMの2つのメモリに装置の
製造番号など同様の値を予め記憶させておき、RAM4
16,491の内容が異なった場合には、少なくともど
ちらか一方のRAMが改暫された可能性が高いと判断し
て、それ以後の装置の動作を禁止する点に特徴がある。
【0039】さらに、図14に示される様に、イメージ
スキヤナ部には新たな構成として操作部492が設けら
れている。図15は第4の実施例による操作部492の
操作面を示す上面図である。同図において、493は表
示面であり、複写動作にかかる各種モード、コピー枚
数、エラーメッセージ等の情報を表示する。
【0040】例えば、上述の様に、RAM416,49
1の内容が異なった場合には、どちらか一方のRAMが
改暫された可能性が高いと判断して、それ以後の装置の
動作を禁止して、表示面493にサービスマンを呼ぶた
めのメッセージが表示される。 <第5の実施例>さて、第1の実施例では、画像に付加
するパターンの基になる装置固有の情報は1つのRAM
416に記憶されていたが、上記パターンを複数のメモ
リに記憶しておき、各メモリ間でパターン自身の内容に
食い違いが生じたときには、装置の動作を禁止する点に
特徴がある。
【0041】第5の実施例では、複数のメモリの内、一
メモリに製造番号を記憶させておき、その番号を暗号化
した内容を他のメモリに記憶させておき、2つのメモリ
の間に不整合があった場合には、少なくともどちらか一
方のメモリが改暫された可能性が高いと判断して、それ
以後装置の動作を禁止する。図14の例では、製造番号
をRAM416に記憶させ、暗号化した内容をRAM4
91に記憶させれば良い。
【0042】例えば、RAM416の内容が“0123
4”であった場合、LOG関数を使って、 LOG10(01234)=3.0913 と変換し、“30913”をRAM491に記憶させて
おけば良い。両メモリの整合性を確認する場合には、C
PUを用いて、RAM416の内容“01234”の読
み出し、及び、上記のLOG変換を行い、RAM491
に記憶されている内容と比較する。そして、“3091
3”がRAM491に記憶されていない場合には、CP
Uは、少なくともどちらか一方のメモリが改暫された可
能性が高いと判断して、それ以後装置の動作を禁止する
様に、制御する。
【0043】そして、操作部492の表示面493に、
サービスマンを呼ぶためのメッセージ“サービスマンを
呼んでください。”のような表示を行わせれば良い。 <第6の実施例>図17は、本発明の第6の実施例を示
すブロック図である。本実施例においては、付加すべき
パターンをCCDによりバーコードを読み取ることによ
って発生させる。
【0044】図17の構成は図14とほぼ同様である
が、パターン付加回路1410、操作部100の構成が
異なる。210−1,210−2,210−3はそれぞ
れ、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の分
光感度特性をもつCCD(個体撮像素子)センサであ
り、A/D変換された後にそれぞれ8ビット出力0〜2
55の信号が出力される。
【0045】本実施例において用いられるセンサ210
−1,210−2,210−3は、一定の距離を隔てて
配置されている為、ディレイ素子401および402に
おいてその空間的ずれが補正される。403、404、
405はlog変換器であり、ルックアップテーブルR
OMまたはRAMにより構成され、輝度信号が濃度信号
に変換される。406は公知のマスキング及びUCR
(下色除去)回路であり、詳しい説明は省略するが、入
力された3信号により、出力のためのマゼンタ(M),
シアン(C),イエロ(Y),ブラック(Bk)の各信
号各読み取り動作の度に、面順次に所定のビット長たと
えば8ビットで出力される。
【0046】407は、公知の空間フィルタ回路であ
り、出力信号の空間周波数の補正を行う。408は、濃
度変換手段であり、プリンタ部202のもつ濃度特性を
補正するものであり、403〜405のlog変換器と
同様なROMまたはRAMで構成される。一方、414
は本装置の制御を司るマイクロコンピューター(以下C
PU)であり、415はCPU414を動作させるプロ
グラムを格納したROM、416は各種プログラムを実
行するワークエリアとして用いるRAMである。413
はCPU414に接続される入出力ポート(以下I/O
ポート)であり、409は特定原稿の判定手段である。
また、100はCPU414で制御された操作部であ
る。
【0047】ここで、特定原稿の判定回路409は、複
数の特定原稿のうち少なくともひとつを読み込み中であ
る可能性の判定を行い、判定信号Hが多値2ビットで出
力される。即ち、複数の特定原稿のうちすくなくともひ
とつを読み込み中である可能性が最も強い場合には、H
=”3”を出力し、その可能性が最も少ない場合には、
H=”0”を出力する。
【0048】CNO信号は、2ビットの面順次信号であ
り、4回の読み取り動作の順番を第16図の如くに示す
制御信号であり、CPU414より、I/Oポート41
3を経て発生され、マスキング/UCR回路406の動
作条件を切り替える。更に、判定回路409にも前述の
面順次信号CNOが入力され、4回の読み取り動作のそ
れぞれについて、判定基準を切り替えて異なる特定原稿
についての判定を行うことができる。
【0049】410は、パターン付加回路であり、CP
U414が指定する2ビットのパターンレベル選択信号
PSに応じ、複写画像に人間の目には識別し難いパター
ンを付加する部分である。付加するパターンはリーダー
で読みとった画像情報から作られる。判定回路409の
構成は上述の実施例と同様である。
【0050】〔パターン付加回路〕図18にパターン付
加回路1410のブロック図を示す。901は副走査カ
ウンタ、902は主走査カウンタであり、903はルッ
クアップテーブルRAM、905はフリッップフロッ
プ、913はANDゲート、906、907、908、
909はレジスタ、910は4to1のセレクタ、91
1、913はANDゲート、912は加算器である。
【0051】914は空間フィルタを通った後の画像信
号Pを2値化する2値化回路であり、予め決められたし
きい値より画像信号が大きい時には1を、小さいときに
は0を出力する。2値化回路914から出力された2値
化データはデュアルポートRAM915に書き込まれ
る。RAM915に書き込まれる画像は、第14図の1
201のようにイメージスキャナ部201のある特定の
場所に書かれた画像である。
【0052】RAM915に画像を書き込むときにはC
NO信号を0にしておく。つまり画像信号PがCCD2
10のグリーン(G)信号から作られた信号(マゼンタ
の濃度信号)であるようにする。これはグリーン信号が
簡易的に最も画像の輝度信号に近いためである。バーコ
ード1201はリーダーの製造番号をコード化したもの
であり、図19の例では”1234”を表わしている。
デュアルポートRAM915の内容が走査系の主走査方
向の画素の濃度変化を表わしているので、CPUからそ
の内容をデータバスDataとアドレスバスAdrを使
って読んで、容易にバーコードの解読を行う事ができ
る。
【0053】この際に、異なる副走査位置において複数
回読み取って、読み取り精度を上げることもできる。そ
れには、副走査カウンタ916のレジスタのカウント値
をCPUで設定し直して同様の動作を行えば良い。例え
ば、3回読み取って、そのうち2回が”1234”、1
回が”1244”であったとすると、”1234”を正
解とする。
【0054】バーコードは太さの異なる2種類の実線
と、太さの異なる2種類の空白線で表される。細く線の
幅は約0.5mm、太い線の幅は約1mmで、それぞれ
を400dpiで読み取ったとすると画素数は約8画素
と約16画素になり、その差は容易に識別可能である。
図22は、バーコードを読み取ったときの画像データ、
つまりRAM915に書き込まれた画像データを表す。
黒く濃度の高い所ほどデータは255に近く、白いとこ
ろほど0に近くなっている。
【0055】濃度が127より高い所を黒つまり実線
部、126以下の所を白つまり空白線部と判定し、線幅
が12画素未満なら細線、12画素以上なら太線とす
る。これに基づいて、図23のバーコードを図22のC
ODE39コード表に従って読み取ると、”*1234
*”となる。*はスタート・ストップコードであり、バ
ーコードの始まりと終わりを表している。
【0056】この時、同じバーコードが誤って180度
逆さまに取り付けられていたとすると、図24のように
なり、同様に読みとると”PEGHAP”となる。この
読みとり結果にはスタート・ストップコードの”*”が
存在しないで、そのかわりに頭と終わりに”P”がつい
ている。この時には逆の方向にコードを解読してその結
果を以降の処理で用いる。
【0057】RAM903もデュアルポートRAM(以
下RAM)であるので、データバスDataとアドレス
バスAdrを使ってバーコード1201を解読したコー
ド”1234”を画像データとしてRAM903に書き
込む。図20は本実施例によるサービスモードを説明す
るフローチャートである。サービスモードにて、CPU
414は、CNO信号を0にセットし(ステップ150
1)、パターン読み込み動作を開始する(ステップ15
02)。CPU414は、デュアルポートRAM915
の内容を読み込む(ステップ1504)。そして、CP
U414は、デュアルポートRAM903に、RAM9
15から読み込んだ内容を書き込む(ステップ150
6)。
【0058】このパターンの読み込みはサービスマンが
サービスマンのみが使えるモードで本体設置時に1回行
う。ここで、副走査カウンタ901では主走査同期信号
HSYNCを、主走査カウンタ902では画素同期信号
CLKをそれぞれ9ビット幅即ち512周期で繰り返し
カウントする。上述のようにRAM903には、付加さ
れるべきパターンが保持されており、副走査カウンタ9
01、主走査カウンタ902それぞれカウント値の下位
6ビットずつが入力される。
【0059】RAM903の出力は、1ビットのみが参
照され、ANDゲート904によって主走査カウンタ9
01および副走査カウンタ902の上位3ビットずつと
論理積がとられ、フリップフロップ905にて、CLK
信号で同期をとられ、ANDゲート913において、2
ビットの面順次信号CNO0およびCNO1の両方と論
理積がとられた後で、ANDゲート911に送られる。
これはCNO=3即ち現在イエローでプリントされてい
る時のみに有効な信号である。
【0060】一方、レジスタ906,907,908,
909には、予め、P1,P2,P3,P4なる値が保
持されており、CPUより指定されたパターンレベル選
択信号PSに応じて、P1からP4までのいずれかが選
択され、ANDゲート911を経て、加算器912によ
って、入力信号Vにパターンが付加されV’が出力され
る。従って、CNO=2即ち現在イエローでプリントさ
れているときに、デュアルポートRAM903に保持さ
れているパターンが繰り返し読み出され、出力されるべ
き信号に付加される。
【0061】ここで、P1<P2<P3<P4である様
に設定されており、セレクタ910は s=00(2進数)のとき Y=A s=01(2進数)のとき Y=B s=10(2進数)のとき Y=C s=11(2進数)のとき Y=D となる様に設定されているため、 PS=00(2進数)のとき、V’=V+P1 PS=01(2進数)のとき、V’=V+P2 PS=10(2進数)のとき、V’=V+P3 PS=11(2進数)のとき、V’=V+P4 なるように、パターンが付加される。
【0062】ここで、付加するパターンは、人間の目で
識別し難い様に、イエローのトナーのみで付加される
が、これは、人間の目が、イエローのトナーで描かれた
パターンに対して識別能力が弱いことを利用したもので
ある。更に、入力画像中に、特定原稿の存在する可能性
に応じて、付加するパターンのレベルを可変にすること
で、通常の複写物では、パターンが人間の目では殆ど識
別できない様にし、特定原稿が存在する可能性が高くな
るほど、くっきりとパターンを付加する。 <第7の実施例>第6の実施例においては、付加する特
定パターンとして、装置固有の製造番号もしくはこれを
符号化したものを付加していたが、装置を限定するため
の情報であればこれに限るものではない。
【0063】例えば、装置の製造日付、装置のロット番
号、装置のバージョン等、装置を限定するための情報で
あってもよい。 <第8の実施例>第6の実施例においては、バーコード
を解読した内容を出力画像に付加していたが、バーコー
ド画像をそのまま出力画像に付加しても良い。
【0064】図21に本実施例における複写結果の例を
示す。1401で示されるのが付加されたバーコードパ
ターンである。この場合、付加するパターンは図21の
ように256画素×64画素になっている。 <第9の実施例>スタート・ストップコードを使わない
場合に、”1234”をバーコードにすると図25のよ
うになる。
【0065】このバーコードが180度逆さまに取り付
けられていたとすると、図26のようになり、”EGH
A”と読みとられる。工場出荷時に、取り付けられたバ
ーコードの内容を、CPUで読み書きできるバックアッ
プRAM416(図17)に操作部100(図17)か
ら特殊モードで図27のように書き込んでおく。この場
合、バーコードの正しい内容が”1234”であるとす
ると、”1234”がRAM416に書き込まれる。
【0066】バーコードを読み取った内容”1234”
と”EGHA”のうち、RAMの内容と共通なのは”1
234”であるので、バーコードでのよみとりは”12
34”が正しいと判断する。 <第10の実施例>前述の第9の実施例において、バー
コードを2方向から読み取った内容と、RAMの内容で
共通するものがない場合にはバーコードが改暫された可
能性が高いと判断して、装置の全ての動作を禁止し、サ
ービスマンを呼ぶ指示を操作部に図28のように表示す
る。 <第11の実施例>前述の第6の実施例において、バー
コードを読みとった結果、予め決められたパータン以外
のパターンが存在した場合には、バーコードが改暫され
た可能性が高いと判断して、装置の全ての動作を禁止
し、サービスマンを呼ぶ指示を操作部に図28のように
表示する。 <第12の実施例>前述の第6の実施例において、バー
コードを読みとった結果、バーコードの先頭と終わりに
スタート・ストップコードか、それを逆に読み取ったコ
ード以外のコードが存在した場合には、バーコードが改
暫された可能性が高いと判断して、装置の全ての動作を
禁止し、サービスマンを呼ぶ指示を操作部に図28のよ
うに表示する。 <第13の実施例>本発明は図29の2501のように
読み取り手段の副走査方向にバーコードを並べてもよ
い。
【0067】つまり、バーコードが副走査方向で180
度逆さまに取り付けられていても、走査系を往復させる
ときの往路と復路の両方向で読みとっておけばよい。
尚、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適
用しても、1つの機器から成る装置に適用しても良い。
また、本発明はシステム或は装置にプログラムを供給す
ることによつて達成される場合にも適用できることは言
うまでもない。
【0068】なお上述した各実施例では、レーザービー
ムプリンタを例に説明したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、インクジェットプリンタ、熱転写プリ
ンタにも適用可能である。特に、熱エネルギーによる膜
沸騰を利用して液滴を吐出させるタイプのヘッドを用い
るいわゆるバブルジェット方式のプリンタでもよい。ま
た、上述した各実施例では、付加する色をイエローとし
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば
黄緑や灰色などの目立たない色あるいはうす紫、淡緑な
ど明度の高い色であってもよい。
【0069】また、上述した各実施例では、イメージス
キヤナによって原稿画像を入力したが、本発明はこれに
限定されるものではなく、スチルビデオカメラ、ビデオ
カメラで入力するもの、更にコンピュータグラフィック
スによって作成されたものであってもよい。
【0070】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、複
写した装置もしくは複写した人物を割り出す、または絞
り込むことが確実且つ容易に行えると共に、付加するパ
ターンの整合性に応じて複写動作を制限することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例によるイメージスキャナ部201
の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例の複写機の構成を示す側
断面図である。
【図3】第1の実施例による判定回路409の構成を示
すブロック図である。
【図4】第1の実施例による間引き回路の構成を示す回
路図である。
【図5】第1の実施例による分周回路の構成を示す回路
図である。
【図6】第1の実施例による積分器306の構成を示す
ブロック図である。
【図7】第1の実施例における主走査方向の信号のタイ
ミングチヤートである。
【図8】第1の実施例による積分器306の入出力を示
す図である。
【図9】第1の実施例による積分器306の入出力を示
す図である。
【図10】第1の実施例による比較器モジュール310
の構成を示すブロック図である。
【図11】第1の実施例によるパターン付加回路410
の構成を示すブロック図である。
【図12】第1の本実施例による複写結果の一例を示す
図である。
【図13】第1の実施例のCPU414によるパターン
レベル選択信号PSのセッティング手順を説明するフロ
ーチャートである。
【図14】第4の実施例によるイメージスキャナ部20
1の構成を示すブロック図である。
【図15】第4の実施例による操作部492の操作面を
示す上面図である。
【図16】第1の実施例によるCNO信号とプリント出
力との関係を示す図である。
【図17】本発明の第6の実施例によるイメージスキャ
ナ部の構成を示すブロック図である。
【図18】パターン付加回路410の構成を示すブロッ
ク図である。
【図19】原稿台を表わす図である。
【図20】制御の流れを示すフローチャートである。
【図21】第8の実施例における複写結果の例を示す図
である。
【図22】第6の実施例のバーコードのコード表を示す
図である。
【図23】第6の実施例のバーコードの一例を示す図で
ある。
【図24】第6の実施例のバーコードの一例を示す図で
ある。
【図25】第9の実施例のバーコードの一例を示す図で
ある。
【図26】第9の実施例のバーコードの一例を示す図で
ある。
【図27】第9の実施例の操作部を示す図である。
【図28】第10の実施例の操作部を示す図である。
【図29】第13の実施例の原稿台を示す図である。
【符号の説明】
200 鏡面圧板 201 イメージスキヤナ部 202 プリンタ部 203 プラテン 204,801 原稿 205 ランプ 206,207,208 ミラー 209 レンズ 210 3ラインセンサ 211 信号処理部 212 レーザドライバ 213 半導体レーザ 214 ポリゴンミラー 215 f−θレンズ 216 ミラー 217 感光ドラム 218 回転現像器 219 マゼンダ現像部 220 シアン現像部 221 イエロー現像部 222 ブラツク現像部 223 転写ドラム 224,225 用紙カセツト 226 キヤリツジ 210−1〜210−3 CCDラインセンサ 301 間引き回路 302 色味マツチングLUT 303〜305 色味判定回路 307 レジスタ 308 比較器 309 OR回路 310 分周回路 350 最大値出力回路 401,402 デイレイ素子 403〜405 log変換器 406 マスキング・UCR回路

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を読み取り、画像データを発生する
    画像読取手段と、 前記画像読取手段によって発生した画像データを処理
    し、再生信号を出力する処理手段と、 前記画像読取手段によって読み取りが可能となるように
    配置されたバーコードと、 前記バーコードを前記読取手段によって読み取って得ら
    れる画像データに基づき、装置固有の情報を表すパター
    ンデータを発生する発生手段と、 前記処理手段によって出力した再生信号に前記発生手段
    によって発生したパターンデータを人間の目に識別し難
    く付加する付加手段と、 前記付加手段を実行する前に、前記発生手段により発生
    したパターンデータに基づき、前記バーコードが改竄さ
    れたか否かを確認する確認手段と、 前記確認手段により改竄が確認された場合に、動作を停
    止する停止手段と、を有し、 前記バーコードは、前記画像読取手段によって正逆両方
    向に読み取り可能とするべくコードを含むことを特徴と
    する画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記付加手段は、前記再生信号に前記パ
    ターンデータを人間の目に識別し難く繰り返し付加する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記付加手段は、前記再生信号の人間の
    目に識別し難い色成分データに、前記パターンデータを
    付加することを特徴とする請求項1記載の画像処理装
    置。
  4. 【請求項4】 装置固有の情報を表すパターンデータを
    記憶する複数の記憶手段と、 入力された画像データに前記複数の記憶手段の1つに記
    憶されたパターンデータを人間の目に識別し難く付加す
    る付加手段と、 前記付加手段を実行する前に、前記複数の記憶手段に記
    憶されたパターンデータの整合性を確認する確認手段
    と、 前記確認手段により不整合が確認された場合に、動作を
    停止する停止手段と、を有することを特徴とする画像処
    理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6582708B1 (en) 2000-06-28 2003-06-24 The Procter & Gamble Company Tooth whitening substance
US10285916B2 (en) 2012-10-17 2019-05-14 The Procter & Gamble Company Strip for the delivery of an oral care active and methods for applying oral care actives

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US6582708B1 (en) 2000-06-28 2003-06-24 The Procter & Gamble Company Tooth whitening substance
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