JP3242942B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3242942B2
JP3242942B2 JP12717891A JP12717891A JP3242942B2 JP 3242942 B2 JP3242942 B2 JP 3242942B2 JP 12717891 A JP12717891 A JP 12717891A JP 12717891 A JP12717891 A JP 12717891A JP 3242942 B2 JP3242942 B2 JP 3242942B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力画像データに所定
の付加情報を人間の目に識別しにくく付加する画像処理
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、CCD等を用いたカラー画像装置
と、レーザビームプリンタやインクジエツトプリンタ等
のデイジタルカラープリンタとを組み合わせたデイジタ
ルカラー複写装置が開発されたため、多色のカラー原稿
を色調等を含めて忠実に再生記録できるようになつてき
ている。このため、有価証券等の複製禁止対象の紙葉や
書類が容易に偽造されるおそれがでてきた。
【0003】そこで、あらかじめ登録されているパター
ンと、原稿から読み取った画像の類似度を判定し、類似
性がある場合にはユーザに警告すると同時に記録動作を
中止する装置が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例では、特別な判定回路を必要としたり、判定手
段が誤判定をすることがあつた。こういつた場合、複写
禁止対象物でないのにもかかわらず複写できなかつた
り、複製禁止対象物であるのに複写できたりする欠点が
あつた。さらに、複製禁止対象物の複写サンプルが不正
に使用され犯罪に至った場合、犯罪に使用された装置を
規定する手段がなく、事件解決に時間を要したり、新た
な事件を助長するという欠点があつた。
【0005】また、重要書類等で複製禁止対象になつて
いることを承知の上で、あるいは複製禁止のマーク(マ
ル秘印等)が施されている書類等で、不正に利用しない
ことを前提にして複写する場合が生じても、上記従来例
では特定パターンを検知すると複写できなくなつてしま
うという欠点があつた。
【0006】本発明は、上述した従来例の欠点に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、複製禁
止対象物の出所を容易に規定できると共に、不正な用途
以外での複写を許可できる画像処理装置を提供する点に
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明の画像処理装置によれば、画像データを入
力する入力手段(例えばCCDラインセンサ301R、
301G、301Bに相当)と、該入力手段により入力
された画像データに所定の付加情報(同じく機材番号に
相当)を人間の目に識別しにくく付加する付加手段(同
じくPWM変調処理のスクリーン角の切り替えにより機
材番号を付加する制御部312及びPWM変調回路30
7に相当)と、該付加手段により所定の付加情報が付加
された画像データを出力する出力手段(同じくPWM変
調回路307に相当)とを有し、前記付加手段は、前記
入力手段により入力された画像データに所定の領域毎
(同じく図8の領域a1〜a4の各々に相当)に中間調
処理(同じくPWM変調処理に相当)を行い、かつ前記
各領域に行なう中間調処理の方法(同じくPWM変調処
理のスクリーン角に相当)を前記所定の付加情報に応じ
て異ならせる(同じく図6のコードとスクリーン角との
対応に相当)ことを特徴とする
【0008】
【作用】かかる構成によれば、入力手段は画像データを
入力し、付加手段は前記入力手段により入力された画像
データに所定の付加情報を人間の目に識別しにくく付加
し、出力手段は前記付加手段により所定の付加情報が付
加された画像データを出力するが、ここで前記付加手段
は、前記入力手段により入力された画像データに所定の
領域毎に中間調処理を行い、かつ前記各領域に行なう中
間調処理の方法を前記所定の付加情報に応じて異ならせ
る。
【0009】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の一実施例
を説明する。
【0010】<第1の実施例>図2は本発明の第1の実
施例に従う画像形成装置の全体構成を示す側断面図であ
る。図2にて図示される画像形成装置は、画像形成のプ
ロセスに電子写真記録方式を採用したフルカラー電子写
真複写機である。
【0011】表面に感光層を有した感光ドラム1は矢印
X方向に回転駆動される。感光ドラム1の左側には一次
帯電器2が配置され、感光ドラム1の左斜め下方には感
光ドラム表面の電位を測定する表面電位計3が配置され
ている。感光ドラム1の真下にはトナーとキヤリアとを
混合した2成分現像剤を使用する複数の現像ユニツト1
01M,101C,101Y,101Bkを積載して左
右方向に移動可能な現像装置100が配置されている。
【0012】感光ドラム1の右斜め上方には転写装置5
が配置され、感光ドラム1の概略真上には転写後に感光
ドラム1の表面に残留するトナーのドラムとの付着力を
低減してクリーニングし易くするための前除電器6が配
置され、感光ドラム1の左斜め上方にはクリーニング装
置7がそれぞれ配置されている。
【0013】また、複写機の上方部には光学系10が配
置され、プラテン28上の原稿画像を、前記一次帯電器
2と表面電位計3との間に位置した露光部9で感光ドラ
ム1上に投影するように構成される。
【0014】光学系10は、第1走査ミラー11、第1
走査ミラー11に対し半分の速度で同方向に移動する第
2及び第3走査ミラー12,13、結像レンズ14、
R,G,Bフィルタと一体のCCD15、レーザスキャ
ナユニット16、及び固定ミラー17,18から構成さ
れる。
【0015】また、上記光学系10にて、原稿照明源2
0は、第1走査ミラー11と共に運動するように構成し
てある。従つて、第1〜第3走査ミラー11,12,1
3によつて走査された原稿の反射光像は、レンズ14を
通過後、RGB3色分解フイルタを備えたCCD15の
受光面上に常に投影される構成になつている。
【0016】複写機の右側部には定着装置20及び給紙
装置30が配置され、また転写ドラム5と定着装置20
及び給紙装置30との間にはそれぞれ転写搬送系25及
び35がそれぞれ配置されている。
【0017】現像装置100は、移動台120に着脱自
在に保持される現像ユニツト101M(マゼンタ現像ユ
ニツト),101C(シアン現像ユニツト),101Y
(イエロー現像ユニツト),101Bk(ブラツク現像
ユニツト)を持ち、色分解された各色の潜像をそれぞれ
対応する現像ユニツトによつてトナー画像化する。
【0018】転写装置5は、周面に転写紙Pを保持する
グリツパ5aを備えた転写ドラム5bから成る。転写装
置5は、給紙装置30の転写紙カセツト31または32
から転写紙搬送系35を経て給紙された転写紙Pの先端
をグリツパで保持し、転写ドラム5bの内部に配置され
た吸着帯電器4の作用によつて転写紙Pを転写ドラム5
bに吸着し、感光ドラム1上の各色毎のトナー画像を転
写するために回転させる。転写域には転写帯電機5cが
転写ドラム5の内部に配置される。
【0019】各色のトナー画像が順次転写された転写紙
Pはグリツパ5aから分離帯電器8,分離爪8’によつ
て転写ドラム5bから分離される。次に、転写紙Pは転
写紙搬送系25によつて定着装置20へ送られ、転写紙
P上のトナー画像が定着され、その後排紙トレー23へ
排出される。
【0020】上記構成において、感光ドラム1にはCC
D15によつて分解された色毎に帯電,露光,現像,ク
リーニングの各画像形成プロセスが、一次帯電器2,光
学系10,現在装置100,転写装置5及びクリーニン
グ装置7によつて行なわれる。
【0021】第1〜第3走査ミラー11,12,13に
よつて走査された原稿の反射光像は、レンズ14を通過
後、RGB3色分解フイルタを備えたCCD15により
色分解されて電気信号に変換され、この原稿情報信号が
A/D変換されてデジタル画像信号として画像処理部に
送られる。
【0022】画像処理部は、対数変換,UCR,マスキ
ング,階調補正等の処理を行い、その後レーザスキヤナ
ユニツト16内にある半導体レーザを変調駆動する。半
導体レーザから発光されたレーザ光は、同じくレーザス
キヤナユニツト16内にあるポリゴンミラー,レンズ及
び固定ミラー17,18を介して感光ドラム1上を走査
し、静電潜像を形成する。
【0023】形成された潜像は、現像装置100により
現像されたトナー画像化し、転写装置5により転写紙に
転写された後、定着装置20で定着され排紙される。
【0024】図1は本発明の第1の実施例による信号処
理系の構成を示すブロック図である。同図において、制
御部312は本発明を実施した装置全体を所定のプログ
ラムによって制御するコントローラで、内部はCPU,
ROM,RAM,IO等で構成される。また、ROMに
は機材番号、製造時期等の装置個々の情報が工場出荷時
に書き込まれている。
【0025】301R,301G,301Bはそれぞれ
原稿のR,G,B成分を検出するCCDラインセンサで
ある。ラインセンサ301R,301G,301Bから
の各色信号は、アナログ/デジタル変換器302でデジ
タル値に変換される。得られたデジタル画像信号は、補
色変換回路303で補色データY,M,Cに変換され、
時間軸変換回路304に送られる。
【0026】時間軸変換回路304は、入力される画像
データとそれ以降の画像データとで周波数が異なるた
め、制御部312より送られる時間軸制御信号によつて
周波数変換が行われ出力される。
【0027】時間軸変換回路304より出力された画像
データは、色処理回路305により、制御部312から
の色処理制御信号にしたがつてマスキング処理,黒抽
出,UCR等の処理が行われ、Y,M,C,Bkの4色
の画像濃度信号V1に変換される。マスキング処理,黒
抽出,UCR等の処理については周知なので説明を省略
する。
【0028】本実施例では、画像形成処理が色毎に面順
次で行なわれるため、フルカラー出力の場合4回スキヤ
ンで1つの画像を形成する構成になつている。従つて、
制御部312より出力される色処理制御信号は処理色の
情報を含む。また色処理回路305より出力される画像
データV1は、それぞれのスキヤンに対応するM,C,
Y,Bkの4色のうちいずれかの画像データである。
【0029】色処理回路305から出力された画像デー
タV1は、次にγオフセツト部306とパターン処理回
路308に入力される。
【0030】γオフセット部306では、次式のような
階調補正が行われる。すなわち、 M'=a1(M−b1)、 C'=a2(C−b2)、 Y'=a3(Y−b3)、そして K'=a4(K−b4)である。M,C,Y,Kはγオフ
セット部入力データ、M',C',Y',K'はγオフセッ
ト部出力データをそれぞれ示している。また、上式での
係数(a1〜a4,b1〜b4)は制御部312より送られ
るγ制御信号により決定される。
【0031】γオフセツト部206で階調補正された画
像信号V2は、次にPWM変調部307に入力される。
【0032】PWM変調部307では、入力された画像
濃度信号V2に基づいて半導体レーザの発光時間をパル
ス幅変調し、濃淡表現のあるコピー出力314を出力す
る。ここで、PWM変調部307には、制御部312か
らのスクリーン角制御信号が入力されており、各々の信
号によつて複数のパルス幅変調クロツク(スクリーンク
ロツク)を切り替えて、原稿に最適な濃度表現を行った
り、スクリーン角をコピー中で変えて暗号付加を行う。
【0033】ラインカウンタ315では、制御部312
が出力する水平同期信号を1ページ中の記録が有効な期
間をカウントして制御部312にカウント結果を送るカ
ウンタで、制御部312はこのカウント値によりスクリ
ーン角制御信号を切り替えて1ページ中でスクリーン角
を切り替える。
【0034】次に、図3,図4を用いてPWM変調回路
の詳細な説明を行う。
【0035】図3は第1実施例によるPWM変調回路3
07の内部構成を示す回路図であり、図4は図3のPW
M変調回路307内の信号のタイミングチヤートであ
る。
【0036】γオフセツト部306より入力された多値
画像信号V2は、D/Aコンバータ401に入力され、
アナログデータAVに変換され、コンパレータ408の
一方に入力される。
【0037】分周器402はクロツクCLKを分周して
画像クロツクVCLKと同じ周波数のクロツクを発生さ
せる。画像データV2は、図4に示すように信号VCL
Kに同期して入力される。
【0038】分周器402より出力された信号VCLK
は、シフトレジスタ405に入力される。シフトレジス
タ405は、信号VCLKの倍の周波数のパルスをクロ
ツクCLKの1クロツクづつシフトして出力する。本実
施例では、8出力のシフトレジスタを用いたので図中、
a〜hのような8種類の互いに位相のずれたパルスが得
られ、セレクタ406に入力される。
【0039】セレクタ406は上述のようにして得られ
たパルスを位相変化量パターン発生部403からの3b
itの信号により1走査ライン毎に選択してスクリーン
クロツクを出力するもので、8種類のパルスを走査毎に
切り替えることによりスクリーン角を変えることが可能
となる。
【0040】位相変化量パターン発生部403は、制御
部312より送られてくるスクリーン角制御信号SCR
とラインカウンタ404の出力により、a〜hの信号を
組み合わせてスクリーン角の位相変化パターンを発生さ
せるものである。
【0041】図5は第1の実施例によるスクリーン角と
パターンとの関係を示す図であり、本実施例では、図5
に示すように8種類のスクリーン角が選択できる。
【0042】ラインカウンタ404は、感光ドラム1上
をレーザ光が走査する回数をカウントするものである。
【0043】セレクタ406で選択されたスクリーンク
ロツクは、三角波発生回路407に入力され、図4のT
に示すような三角波を発生させてコンパレータ408の
もう1端に入力される。
【0044】コンパレータ408は、アナログ画像信号
AVと、三角波Tとのレベルを比較してレーザ発光時間
信号LDを出力する。本実施例では、信号AVが信号T
よりもレベルが高い間レーザが発光するよう制御される
もので、アナログ画像信号AVのレベルによりレーザオ
ン時間を変えることのできるPWM変調が可能となる。
得られた信号LDは、ドライバ409により定電流駆動
され、レーザが駆動される。
【0045】図6は第1の実施例によるコードとスクリ
ーン角との関係を説明する図であり、図7は第1の実施
例によるラインカウンタ315の内部構成を示す回路図
であり、図8は第1の実施例による記録結果を示す図で
ある。
【0046】カウンタ801は、画像クロツクVCLK
をカウントする14ビツトのカウンタで、制御部312
より送られてくるCLR,LSNCにより制御される。
【0047】信号CLRは、カウンタ801のクリア信
号で、信号CLRがLになるとカウンタがリセツトされ
る。水平同期信号LSNCは、カウンタ801の動作期
間を規定する信号で、信号LSNCかHの期間のクロツ
クVCLKの立ち上がりでカウントを行う。カウンタ8
01のカウント結果Qは、制御部312に送られ信号Q
をデコードしてスクリーン角の切り替えを制御する。
【0048】さて、操作部313にある不図示のコピー
スタートキーが押されると、複写動作を開始する。ま
ず、露光ランプ20を点灯させ白レベル補正処理を行
う。これらの処理の詳細は本発明の要旨ではないので省
略する。
【0049】次に、複写動作に入った制御部312は、
信号CLRによりラインカウンタ801をリセツトす
る。本実施例では、比較的人間の目で判断しにくいイエ
ローの記録時のみにスクリーン角の切り変えによつて暗
号付加を行う。従つて、マゼンタ,シアン,ブラツクで
の記録時には、制御部312は信号CLRをLにしたま
まで記録を行い暗号付加は行わない。
【0050】イエローの記録時では、原稿画像を読み取
り、最初のスクリーン角で記録を開始すると水平同期信
号が出力され、カウンタ801はカウントを開始する。
【0051】制御部312は、カウンタ801のカウン
ト値が所定の値になると、スクリーン角制御信号を変更
し記録スクリーン角を変える。この際に、図5に示した
スクリーン角を図6のようにコード化し、カウンタ80
1の上位2ビツトの値に応じて変えることにより制御部
312内にあるROMの持つ機材番号を付加する。本実
施例ではカウンタ801上の上位2ビツトをデコードす
る構成になつているので、図8に示したa1〜a4のよ
うに、1ページ中に4回スクリーン角が切り替えられる
ことになる。また、図5より各色で8種類のスクリーン
角が変えられるので、4095までの機材番号の表現が
可能となる。
【0052】以上述べてきたような構成にすることによ
り、出力画像にそれを出力した装置を規定することので
きる暗号を付加することが可能となる。
【0053】以上説明したように、第1の実施例によれ
ば、出力画像からそれを出力した装置を規定することが
可能になるので、複製禁止対象物を複写してもそのサン
プルの出所を容易に探ることが可能になり、犯罪にいた
ることを防止することが可能になるという効果がある。
【0054】<第2の実施例>以下に、本発明の第2の
実施例を説明する。
【0055】図9は第2の実施例によるPWM変調回路
307の内部構成を示す回路図である。説明にあたつて
は、第1の実施例と同様のものは同じ番号を付して説明
を省略する。
【0056】図9ではPWM変換記録方式と、デイザに
よる2値化記録方式を切り替える方法を用いたものであ
る。
【0057】図9中、カウンタ701はメモリ空間上の
設定デイザ閾値を読み出すためのアドレスをカウントす
るもので、画像クロツクCLK及び水平同期信号をカウ
ントして、所定の位置の閾値を読み出すよう制御する。
デイザRAM702は、デイザの閾値を格納しているR
AMで、カウンタ701の出力に応じてデイザ閾値を出
力する。デイザRAM702は、制御部312によりマ
トリクスサイズが4×4,8×8のものが、それぞれの
コードに対応してさまざまなパターンが書き込まれる。
デイザのパターンに関しては周知なのでここでは詳しい
説明は省略する。
【0058】デイザRAM702より出力された閾値
は、次にコンパレータ601に入力され画像信号V2と
大小を比較される。この時、 画像データV2 > 閾値レベルVth : 1 画像データV2 ≦ 閾値レベルVth : 0 にしたがつて2値化が行われる。
【0059】2値化された画像信号はPWM画像信号と
共にセレクタ602に入力されて、制御部312からの
信号SCRに応じてコンパレータ408のPWM変調信
号とデイザ信号のいずれかをセレクタ602により選択
して半導体レーザを発光させて記録が行われる。
【0060】この際、実施例1と同様にPWM変調画像
及び、それぞれのデイザパターンでの画像を組み合わせ
てコード化し、画像中で切り替えることによつて、制御
部312内にあるROMの持つ機材番号を付加すること
が可能になる。
【0061】<第3の実施例>第1の実施例では、比較
的人間の目に見えにくいイエローの画像中に機材番号を
付加するようにしたが、他のマゼンタ,シアン,ブラツ
クの画像中にも同様なコードを付加するようにしても良
い。この場合、第1の実施例では4095種のコードし
か表現できなかつたが、各色でのコードを組み合わせる
ことによりほぼ無限に近いコードの付加が可能となる。
【0062】また、第1、第2の実施例では付加する暗
号が装置の機材番号であつたが、他に使用者コード、装
置の製造年月日等を暗号化しても何等支障はない。
【0063】<第4の実施例>さて、前述の実施例で
は、特別な事情で許可された複製禁止対象物を複写可能
としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、複
製禁止対象物の複製物に対する複製防止を考慮して、複
製禁止対象物の複製物には複製禁止対象物である注意を
促す為に、注意情報を付加しても良い。以下第4の実施
例として、詳細を説明する。なお、装置全体の構成は、
図2と同様のため説明を省略する。
【0064】図10は第2の実施例による基本構成を示
すブロツク図である。同図において、Aは画像読み取り
手段で、原稿画像を読み取り、ディジタル画像信号とし
て出力する。Bはデータ変換手段で、画像読み取り手段
Aにより読み取られた画像信号をパターンデータに変換
する。Cは記憶手段で、装置の出荷時等に、有価証券等
の基準パターンを予め消去不可能なメモリに書き込み、
基準データとして登録する。Dは比較手段で、通常の画
像形成時においてデータ変換手段Bから得られたパター
ンデータと、記憶手段Cに記憶されている基準データと
を比較する。
【0065】Eは画像処理部で、画像読み取り手段でA
により読み取られた画像信号をディジタル処理し、原稿
に、より忠実な色味を再現する。Fはドット配列選択手
段で、画像処理手段Eから出力された画像信号に、比較
手段Dの比較結果から得られた領域と他の領域とでドツ
ト配列を切り換える。Gは画像記録手段で、ドツト配列
選択手段から出力された画像信号を、所定の記録プロセ
スを経て記録する。Hは画像記録手段Gから結果として
出力される画像出力である。
【0066】第1の実施例では、図1に示されるよう
に、制御部312がラインカウンタ315のカウント値
によりスクリーン角制御信号を切り換えて1ページ中で
スクリーン角を切り換えていたが、第4の実施例では、
予め登録した複写禁止パターンと入力画像データとを比
較し、その結果に従ってスクリーン角の変更を行う方法
を使用する。
【0067】図11は第4の実施例による信号処理系の
構成を示すブロツク図である。同図において、図1と同
様の構成には、同一番号を付して説明を省略する。30
8はパターン化処理回路で、複写する際に行うプリスキ
ヤン時に読み取り、所定の処理が為された画像信号V1
を2値化処理等によりパターン化し、RAM309に格
納する。ここで、パターン化処理部308は、制御部3
12からのパターン化制御信号により処理の有無が制御
される。309はRAMで、パターン化処理回路308
によりパターン化されたデータを格納する比較用のRA
Mである。
【0068】311はROMで、工場出荷時等に登録さ
れた複写禁止パターンを格納した基本パターンROMで
ある。310は比較回路で、RAM309に格納された
パターンデータとROM311に格納された複写禁止パ
ターンとを比較して、両データの相関性を判断する。
【0069】ここで、比較回路310から出力される相
関の有無の情報を持つ比較結果信号は制御部312に入
力される。制御部312はこの信号を受けてスクリーン
角制御信号を操作して、コピー出力中の所定の部分のみ
スクリーン角を変えることにより記録時のドツト配列を
変更する。
【0070】尚、PWM変調回路における処理は、第1
の実施例で述べた図4〜図6と同様のため説明を省略す
る。
【0071】ここで、第4の実施例の動作について説明
する。
【0072】操作部313にある不図示のコピースター
トキーが押されると、複写動作を開始する。まず露光ラ
ンプ20を点灯させ、白レベル補正処理を行う。これら
の処理の詳細は本発明の要旨ではないので説明を省略す
る。
【0073】次に、複写動作に入る前にプリスキャンを
行い、原稿画像の情報を得る。この際に、原稿の画像デ
ータをパターン化処理回路308に送出し、2値化処理
が行われ、RAM309に記憶される。RAM309に
記憶されたパターン化データは、比較回路310に出力
され、ROM311に記憶されている基準データと比較
される。この比較には、例えば次式(1)が用いられ
る。
【0074】すなわち、
【0075】
【数1】 である。この値Lが、L>Lth(Lth:閾値)の場合、
比較回路310は、パターン化原稿データには、基準パ
ターンと同様のパターンがあると判定し、比較結果信号
をアクテイブにすると同時に、そのパターンのある画素
ナンバi,j及び基準パターン化データの画素数n,m
を制御部312に送信する。
【0076】基準パターン有りの情報を受け取った制御
部312は、複写動作に入り、画像を所定のスクリーン
角にて記録を開始する。各色毎に1ページ内の記録が進
み、カウンタ404のカウント値が基本パターンを検知
した位置にくると、制御部312はスクリーン角制御信
号を変更し、基本パターンの存在する部分の記録スクリ
ーン角を変える。一方、比較値Lが、L≧Lthの場合に
は、パターン化原稿データには基準パターンと同様のパ
ターンがないと比較回路310は判定し、アクテイブな
比較結果信号が制御部に送られてこないので、制御部は
通常の複写動作を行う。
【0077】以上の構成により、基準パターンと類似の
パターンが存在するところとしないところでドツト配列
を切り換えることが可能になる。
【0078】以上の第4の実施例おいては、第2の実施
例を変形例として適用しても良い。 <第5の実施例>第5の実施例においては、前述の実施
例と同様の構成には同様の番号を付し、説明を省略す
る。
【0079】図12は第5の実施例によるPWM変調回
路の内部構成を示す回路図である。コンパレータ601
はγオフセツト部306により入力された多値画像信号
V2と制御部312から入力された閾値レベル信号Vth
を比較して2値信号を出力するコンパレータである。す
なわち、画像データV2>閾値レベルVthのときには
“1”、画像データV2≦閾値レベルVthのときには
“0”が出力される。
【0080】以上のデータはセレクタ602に入力され
る。セレクタ602は、コンパレータ408より出力さ
れたPWM画像信号とコンパレータ601から出力され
た2値画像信号を、制御部312より送られてくる切り
換え信号SCRにより選択するセレクタである。
【0081】第4の実施例と同様に、基準パターン有り
の情報を受け取った制御部312は、複写動作に入り画
像をPWM変調にて記録を開始する。各色毎に1ページ
内の記録が進み、基本パターンを検知した位置にくる
と、制御部312は信号SCRを変更し、基本パターン
の存在する部分を2値画像で記録する。また基本パター
ンを検知しない場合は、PWM変調にて複写動作を行
う。このような構成にすることにより、基準パターンの
有無で、PWM変調記録と単純2値記録の切換が可能に
なる。
【0082】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプログ
ラムを供給することによつて達成される場合にも適用で
きることは言うまでもない。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、中
間調処理後に出力された画像データが示す画像に基づい
て所定の付加情報(例えば装置の機材番号)等を特定す
ることが可能となるので、複製禁止対象物が複写された
際にもその複写物の出所を容易に特定することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による信号処理系の構成
を示すブロツク図である。
【図2】本発明の第1の実施例に従う画像形成装置の全
体構成を示す側断面図である。
【図3】第1実施例によるPWM変調回路307の内部
構成を示す回路図である。
【図4】図3のPWM変調回路307内の信号のタイミ
ングチヤートである
【図5】第1の実施例によるスクリーン角とパターンと
の関係を示す図である。
【図6】第1の実施例によるコードとスクリーン角との
関係を説明する図である。
【図7】第1の実施例によるラインカウンタ315の内
部構成を示す回路図である。
【図8】第1の実施例による記録結果を示す図である。
【図9】第2の実施例によるPWM変調回路307の内
部構成を示す回路図である。
【図10】第2の実施例による基本構成を示すブロツク
図である。
【図11】第4の実施例による信号処理系の構成を示す
ブロツク図である。
【図12】第5の実施例によるPWM変調回路の内部構
成を示す回路図である。
【符号の説明】
301 CCDセンサ 302 A/Dコンバータ 305 色処理回路 306 γオフセツト部 307 PWM変調部 312 制御部 315 ラインカウンタ 401 D/Aコンバータ 403 位相変化量パターン発生回路 405 シフトレジスタ 406 セレクタ 407 三角波発生回路 408 コンパレータ 409 レーザドライバ 601 2値化コンパレータ 602 ビデオセレクタ 701 カウンタ 702 デイザRAM 801 カウンタ

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを入力する入力手段と、 該入力手段により入力された画像データに所定の付加情
    報を人間の目に識別しにくく付加する付加手段と、 該付加手段により所定の付加情報が付加された画像デー
    タを出力する出力手段とを有し、 前記付加手段は、前記入力手段により入力された画像デ
    ータに所定の領域毎に中間調処理を行い、かつ前記各領
    域に行なう中間調処理の方法を前記所定の付加情報に応
    じて異ならせることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記中間調処理は、前記入力手段により
    入力された画像データを2値化する処理であることを特
    徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記所定の付加情報は、前記画像処理装
    置固有の情報であることを特徴とする請求項1記載の画
    像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記画像データは複数の色成分により構
    成されるカラー画像データであり、前記付加手段は前記
    複数の色成分のうちの一部の色成分において前記所定の
    付加情報を付加することを特徴とする請求項1に記載の
    画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記中間調処理にはPWM変調処理を含
    み、該PWM変調処理のスクリーン角を前記所定の付加
    情報に応じて異ならせることを特徴とする請求項1に記
    載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記中間調処理にはディザ処理を含み、
    該ディザ処理で使用するディザマトリクスを前記所定の
    付加情報に応じて異ならせることを特徴とする請求項1
    に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記付加情報は、複製禁止対象物の出所
    を容易に規定できる情報であることを特徴とする請求項
    1に記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記付加情報は、複製禁止対象物である
    注意を促すための注意情報であることを特徴とする請求
    項1に記載の画像処理装置。
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