JP2007060052A - カラー画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】種々の原稿搬送装置を接続可能とし、原稿を搬送しながら画像データを読み取って、原稿搬送装置から入力される色判定禁止信号により色判定処理機能を実現し、常に適正なカラー画像形成処理を行えるようにする。
【解決手段】ADF制御部21によって原稿を搬送しながら、画像形成部30の読み取り制御部32によって原稿画像データを読み取る。読み取った画像データは、第1画像処理部333によって、主走査方向有効画像領域信号1と副走査方向有効画像領域信号1を組合せ回路331に出力する。組合せ回路331は、主走査方向有効画像領域信号1と副走査方向有効画像領域信号1と色判定禁止信号とを組合せて、新たな主走査方向有効画像領域信号2と副走査方向有効画像領域信号2を生成する。色領域判定部332は、主走査方向有効画像領域信号2および副走査方向有効画像領域信号2と、画像データに基づいて色判定処理を行う。
【選択図】 図2

Description

本発明は、読み取り画像が白黒画像(無彩色領域)なのかカラー画像(有彩色領域)なのかを色判定処理して画像形成を行うカラー画像形成装置に関するものである。
従来のデジタル複写機等の画像形成装置では、読み取る原稿のカラー化、詳細化、自動原稿搬送装置(ADF)での通紙対応等に伴い、読み取り画像を色判定処理(ACS:Auto Color Select)する際に、白黒画像(無彩色領域)をカラー画像(有彩色領域)と誤判定することがあった。これは、主に3ラインCCD等の読取手段における読取間隔に起因する色ずれであったため、これらの色ずれを補正したり、ACS判定を禁止したりする技術が用いられている(特許文献1)。
特許文献1に記載されているカラー画像形成装置は、入力画像信号に基づいて画像の無彩色領域と有彩色領域とを色領域判別手段によって判別制御することで、ACSによる原稿画像の色判定による誤判定や処理速度の低下を防止し、適正な出力画像が得られるように原稿画像の色判定を行うものである。この特許文献1における請求項1などでは、出力される記録画像の領域に応じて色領域判別手段の判別動作を禁止するための判別禁止信号を発生する判別禁止信号発生手段を具備している。
このような判別禁止信号発生手段を画像入力部のスキャナに施し、原稿を搬送しながら画像の読取りを行うシートスルータイプの原稿給紙装置(自動原稿搬送装置:ADF)付きの画像形成装置を構成することができる。この場合、ADFを使って原稿の画像読取りを行うと、原稿給紙装置の分離機構やローラ等の原稿給紙装置内の原稿搬送機構に対して原稿の進入、脱出時における機械的振動や原稿搬送路中の原稿挙動による振動によって色ずれが発生し、ACSが誤判定になるおそれがある。
こういった原稿給紙装置の色ずれに対しては、大径搬送ローラを採用することによって解消することも提案されているが、ローラ単価が高くなる上、ローラを駆動する駆動源に高トルクモータが必要となることから、システム全体のコストが高くなる。
そこで、原稿が原稿搬送装置内の原稿搬送部材に進入、あるいは脱出する際に、色判定禁止信号を発生させて、ACSの誤検知を回避するカラー画像形成装置が提案されている(特許文献2)。
特許第3330392号公報 特開2004−104718号公報
しかしながら、上記特許文献2では、カラー画像形成装置本体とこれに取り付けるADFの開発が同時に行われる場合は問題ないが、カラー画像形成装置側の色領域判定手段がADFから入力される色判定禁止信号に対応していないと、その機能が活用できなくなるため、ACSの誤検知が発生するという課題があった。この課題は、色領域判定手段を有するカラー画像形成装置本体に色判定禁止信号を出力するADFを接続する際に、常に起こり得るものである。
また、カラー画像形成装置の使用状態によっては、ADFを接続したり、あるいは非接続にしたりする場合も考えられ、ADFが接続されている場合は、色判定禁止信号によってACSの誤検知が回避可能となるが、ADFが接続されていない場合は、色判定禁止信号や主走査方向有効画像領域信号または副走査方向有効画像領域信号の論理によって、ACS自体が機能しなくなるおそれがあった。
さらに、カラー画像形成装置によっては複数種類のADFが接続可能なものがあり、ADFの開発時期が違うと、色判定禁止信号の出力論理が異なってくる可能性も考えられ、単にカラー画像形成装置にADFを接続するだけでは、ACSが機能しなくなる恐れがあるという課題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、色領域判定手段を有するカラー画像形成装置に対応していない色判定禁止信号を出力するADFを接続したり、カラー画像形成装置の使用状態によってADFを接続あるいは非接続状態にしたり、色判定禁止信号の出力論理の異なるADFを接続したとしても、常に適正な色判定処理(ACS)機能が実現可能なカラー画像形成装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、原稿を自動搬送する原稿搬送装置と、前記原稿搬送装置により原稿を搬送しながら原稿画像データを読み取る画像読み取り手段と、前記画像読み取り手段により読み取った原稿画像データの主走査方向の有効画像領域を表す第1主走査方向有効画像領域信号と、原稿画像データの副走査方向の有効画像領域を表す第1副走査方向有効画像領域信号と、原稿画像データとを出力する画像処理手段と、前記画像処理手段から出力される前記第1主走査方向有効画像領域信号と前記第1副走査方向有効画像領域信号の少なくとも一方と、前記原稿搬送装置から出力される色判定禁止信号とを組合せて、新たな第2主走査方向有効画像領域信号または第2副走査方向有効画像領域信号を生成する組合せ回路と、前記第2主走査方向有効画像領域信号と、前記第2副走査方向有効画像領域信号と、前記原稿画像データとに基づいて画像の無彩色領域と有彩色領域とを判定する色領域判定手段とを備え、前記色領域判定手段の判定結果に基づいて画像の記録動作を制御することを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載のカラー画像形成装置において、前記原稿搬送装置をカラー画像形成装置本体に接続可能とし、本体に接続されているか否かを検知する原稿搬送装置接続検知手段をさらに備え、前記組合せ回路は、前記第1主走査方向有効画像領域信号と前記第1副走査方向有効画像領域信号の少なくとも一方と、前記原稿搬送装置接続検知手段の検知結果と、前記色判定禁止信号とを組合せて、新たな第2主走査方向有効画像領域信号または第2副走査方向有効画像領域信号を生成し、前記原稿搬送装置が本体に接続されている間は、前記第1主走査方向有効画像領域信号と前記第1副走査方向有効画像領域信号の少なくとも一方と、前記色判定禁止信号とを組合せて、新たな第2主走査方向有効画像領域信号または第2副走査方向有効画像領域信号を生成し、前記原稿搬送装置が本体に接続されていない間は、前記第1主走査方向有効画像領域信号と前記第1副走査方向有効画像領域信号をそのまま第2主走査方向有効画像領域信号または第2副走査方向有効画像領域信号として前記色領域判定手段に入力することを特徴とする。
また、請求項3にかかる発明は、請求項2に記載のカラー画像形成装置において、前記組合せ回路は、前記色判定禁止信号と前記原稿搬送装置接続検知手段の検知結果とに基づいて生成される信号の論理をソフトウェアにより変更可能とする第1組合せ回路と、前記第1組合せ回路の出力と、前記第1主走査方向有効画像領域信号と前記第1副走査方向有効画像領域信号との少なくとも一方を組合せて、新たな第2主走査方向有効画像領域信号または第2副走査方向有効画像領域信号を生成する第2組合せ回路とを備え、前記色領域判定手段の判定結果に基づいて画像の記録動作を制御することを特徴とする。
請求項1にかかるカラー画像形成装置は、原稿搬送装置により原稿を自動搬送しながら画像読み取り手段を使って原稿画像データを読み取り、画像処理手段によって原稿画像データの主走査方向の有効画像領域を表す第1主走査方向有効画像領域信号と副走査方向の有効画像領域を表す第1副走査方向有効画像領域信号と原稿画像データとを出力する。組合せ回路は、第1主走査方向有効画像領域信号と第1副走査方向有効画像領域信号の少なくとも一方と、原稿搬送装置からの色判定禁止信号とを組合せて新たな第2主走査方向有効画像領域信号または第2副走査方向有効画像領域信号を生成する。色領域判定手段は、第2主走査方向有効画像領域信号と第2副走査方向有効画像領域信号と原稿画像データとに基づいて画像の無彩色領域と有彩色領域とを判定して、画像の記録動作を制御する。このため、カラー画像形成装置の色領域判定手段が原稿搬送装置からの色判定禁止信号に対応していなくても、組合せ回路を使って新たな主走査方向有効画像領域信号または副走査方向有効画像領域信号を生成し、これに基づいて色判定処理(ACS)を行うので、ACSの誤検知の発生を防止できるという効果を奏する。
請求項2にかかるカラー画像形成装置は、さらに原稿搬送装置をカラー画像形成装置本体に接続可能とし、原稿搬送装置接続検知手段によって本体に接続されているか否かを検知できるようにする。組合せ回路は、第1主走査方向有効画像領域信号と第1副走査方向有効画像領域信号の少なくとも一方と、原稿搬送装置接続検知手段の検知結果と、色判定禁止信号とを組合せて新たな第2主走査方向有効画像領域信号または第2副走査方向有効画像領域信号を生成する。まず、原稿搬送装置が本体に接続されている間は、第1主走査方向有効画像領域信号と第1副走査方向有効画像領域信号の少なくとも一方と、色判定禁止信号とを組合せて、新たな第2主走査方向有効画像領域信号または第2副走査方向有効画像領域信号を生成する。また、原稿搬送装置が本体に接続されていない間は、第1主走査方向有効画像領域信号と第1副走査方向有効画像領域信号をそのまま新たな第2主走査方向有効画像領域信号または第2副走査方向有効画像領域信号として、色領域判定手段に入力する。このため、カラー画像形成装置の使用状態によって原稿搬送装置を接続する場合は、入力される色判定禁止信号を利用してACSの誤検知を回避することが可能となり、原稿搬送装置が非接続の場合は、色判定禁止信号を利用する必要がなくなり、色判定禁止信号の入力状態に関係なく、適正な色判定処理(ACS)が行えるという効果を奏する。
請求項3にかかるカラー画像形成装置は、第1組合せ回路によって色判定禁止信号と原稿搬送装置接続検知手段の検知結果とに基づいて生成される信号の論理をソフトウェアにより変更可能とする。第2組合せ回路は、第1組合せ回路の出力と、第1主走査方向有効画像領域信号と第1副走査方向有効画像領域信号との少なくとも一方を組合せることにより、新たな第2主走査方向有効画像領域信号または第2副走査方向有効画像領域信号を生成する。色領域判定手段は、この第2主走査方向有効画像領域信号と第2副走査方向有効画像領域信号と原稿画像データとに基づいて画像の無彩色領域と有彩色領域とを判定して、画像の記録動作を制御する。このため、接続される原稿搬送装置によって色判定禁止信号の出力論理が異なっていても、第1組合せ回路によって信号の論理を変更することで、色判定処理(ACS)の誤検知を回避し、ACS機能を有効に利用できるという効果を奏する。
以下に、本発明にかかるカラー画像形成装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明のカラー画像形成装置の概略構成を説明するブロック図であり、ここではカラーデジタル複写機を用いて実施したものである。図1に示すカラー画像形成装置10は、原稿50を順次自動搬送させる原稿搬送装置としての自動原稿搬送装置(以下、ADFという)20、読み取った原稿画像データに基づいて画像を形成して転写紙(コピー51)に転写する画像形成部30、複数サイズの転写紙をストックしておくBANK40などで構成されている。
本発明では、接続可能なADF20と、そのADF20によって搬送される原稿の画像データを読み取って、転写紙に画像形成する画像形成部30とに特徴がある。ADF20は、不図示の接続部を介して画像形成部30に着脱可能に接続されている。ADF20にセットされた原稿50は、ADF制御部21によって順次搬送制御が行われる。
画像形成部30は、ADF制御部21により搬送制御される原稿50の画像データを順次読み取り、光電変換するシートスルータイプの読み取り制御部32、光電変換された原稿画像データを電子写真プロセスに適した画像処理を施す画像処理部33、画像処理部33から入力された画像データに基づいて不図示のレーザーダイオードを点灯制御して感光体に静電潜像を形成する書き込み制御部34、感光体に書き込まれた静電潜像を現像して転写紙に転写し定着処理を施して画像を形成する電子写真プロセス35などを備えている。この電子写真プロセス35を経ることでコピー51が形成される。
また、画像形成部30は、オペレータが操作パネルを使って指示する操作部制御部36、外部ネットワークと接続可能な外部インターフェース(I/F)37、上記各部を駆動する電源36、上記各部の制御を行うシステム制御部31などを備えている。
上記画像形成部30で画像形成される転写紙は、BANK40にストックされており、BANK制御部41によって上記電子写真プロセスのタイミングに合わせて給紙される。
図2は、第1の実施の形態にかかるカラー画像形成装置の特徴部分の構成を説明するブロック図であり、図3は、図2の各部の信号波形図である。図2に示す画像形成部30の画像処理部33は、組合せ回路331、色領域判定手段としての色領域判定部332、第1画像処理部333、第2画像処理部334、・・・第n画像処理部33mなどで構成されている。
画像処理部33では、読み取り制御部32によって読み取られた原稿画像データに基づき、第1画像処理部333において主走査方向有効画像領域信号1と副走査方向有効画像領域信号1と画像データとが生成される。組合せ回路331では、このうちの主走査方向有効画像領域信号1または副走査方向有効画像領域信号1と、ADF制御部21からの色判定禁止信号とを組合せることによって、新たな主走査方向有効画像領域信号2および副走査方向有効画像領域信号2を生成する。そして、色領域判定部332では、組合せ回路331からの主走査方向有効画像領域信号2と副走査方向有効画像領域信号2と画像データとに基づいて、画像データの中に有彩色領域があるか否かを判定する(無彩色領域と有彩色領域の判別)。
これまでは、色領域判定部332にADF制御部21からの色判定禁止信号を直接入力して、色判定処理を禁止していた。しかし、画像処理部33の色領域判定部332がADF制御部21からの色判定禁止信号に対応していないと、ACS機能が活用できなくなる。このため、第1の実施の形態では、第1画像処理部333より出力される主走査方向有効画像領域信号1または副走査方向有効画像領域信号1と、色判定禁止信号とを組合せ回路331に入力して、新たな主走査方向有効画像領域信号2および副走査方向有効画像領域信号2を生成し、それを色領域判定部332に入力するようにした点に特徴がある。
図3の色判定禁止信号は、原稿50の原稿搬送部材への進入時、および脱出時に原稿に振動や衝撃が発生すると、色判定処理(ACS)が誤検知となる可能性が高いため、その間の色判定を禁止する信号である。ここでは、原稿50の原稿搬送部材への進入時、および脱出時に色判定を禁止するようにしたが、これ以外の期間を禁止する信号としてもよい。
上記組合せ回路331内での信号の組合せ処理は、例えば図3のようにして行われる。色領域判定部332では、色判定禁止信号の有効期間時のみ主走査方向有効画像領域信号および副走査方向有効画像領域信号において有彩色領域があるかどうかを判定する。つまり、色判定禁止信号の無効期間を主走査方向有効画像領域信号1と副走査方向有効画像領域信号1とに組合せて、新たな主走査方向有効画像領域信号2と副走査方向有効画像領域信号2とを生成する(図3の破線部分参照)。
このように、第1の実施の形態によれば、色領域判定部332に直接対応していないADF20が接続され、色判定禁止信号が入力された場合でも、画像処理された主走査方向有効画像領域信号1と副走査方向有効画像領域信号1と色判定禁止信号とを組み合わせて、新たな主走査方向有効画像領域信号2と副走査方向有効画像領域信号2とを生成することで対応が可能になって、ACS機能が活用できるようになる。
なお、第1の実施の形態(図3の場合)では、主走査方向有効画像領域信号1と副走査方向有効像領域信号1の両方を色判定禁止信号と組合せているが、いずれか一方と組合せるようにしても勿論よい。
(第2の実施の形態)
図4は、第2の実施の形態にかかるカラー画像形成装置の特徴部分の構成を説明するブロック図であり、図5は、図4の各部の信号波形図である。第2の実施の形態における特徴的な構成は、画像形成部30にADF20が着脱可能に接続され、ADF20が接続されているか否かを検知するための原稿搬送装置接続検知手段としてのADF接続検知部39を備えている点にある。ADF20の接続の有無は、ADF接続検知部39から出力されるADF接続検知信号によって組合せ回路331に伝えられる。その他の構成部分は、第1の実施の形態における図2と同様であるので、構成説明を省略する。
第2の実施の形態では、カラー画像形成装置の使用状態によって、ADF20が接続されている場合と非接続状態になる場合とを想定している。まず、ADF20が接続されている場合は、色判定禁止信号によりACSの誤検知が回避可能となるが、ADFが接続されていない場合は、色判定禁止信号と主走査方向有効画像領域信号1または副走査方向有効画像領域信号1の論理によって、ACS自体が機能しなくなる可能性がある。このため、ADFの非接続状態が検出されると、色判定禁止信号が組合せ回路331に入力されなくなるため、主走査方向有効画像領域信号1または副走査方向有効画像領域信号1と色判定禁止信号とを組合せることなくそのままスルーして、主走査方向有効画像領域信号2または副走査方向有効画像領域信号2とし、色領域判定部332で色判定処理することにより、ACSが機能しなくなるのを防止するものである。
まず、図5に示すように、ADF20のADF制御部21は、原稿50の原稿搬送部材への進入時および脱出時に色判定禁止信号を発生する。また、ADF20が画像形成部30に接続されているか、非接続状態にあるかは、ADF接続検知部39によって検知され、その検知結果をADF接続検知信号として組合せ回路331に出力する。
組合せ回路331では、ADF接続検知部39から入力されるADF接続検知信号によって、ADF20の接続が検知されている間、第1の実施の形態と同様に、第1画像処理部333より出力される主走査方向有効画像領域信号1または副走査方向有効画像領域信号1と、色判定禁止信号とを組合せ回路331に入力して、新たな主走査方向有効画像領域信号2および副走査方向有効画像領域信号2を生成し、それを色領域判定部332に入力する。
しかし、組合せ回路331は、ADF接続検知信号によってADF20が非接続となったことを検知すると、主走査方向有効画像領域信号1または副走査方向有効画像領域信号1と、色判定禁止信号との組合せ処理を行わずに、そのままスルーして、主走査方向有効画像領域信号2と副走査方向有効画像領域信号2として色領域判定部332に出力するようにする。
これを図5で見ると、ADF接続検知信号が前半部分でADFの接続状態を示しているため、色判定禁止信号との組合せ処理を行っているが、後半部分ではADFが非接続状態を示しているが、論理の組合せによって、主走査方向有効画像領域信号1または副走査方向有効画像領域信号1が変更される可能性も出てくる。しかし、ADF接続検知信号が非接続状態を示している間は、組合せ回路331での組合せ処理を行わないようにし、入力された信号(主走査方向有効画像領域信号1と副走査方向有効画像領域信号1)をそのまま(主走査方向有効画像領域信号2と副走査方向有効画像領域信号2として)出力するようにする。そして、色領域判定部332は、主走査方向有効画像領域信号2および副走査方向有効画像領域信号2が有効な期間にある場合のみ、有彩色領域かどうかを判定するようにする。
このように、第2の実施の形態によれば、ADFが画像形成装置との間で接続状態、あるいは非接続状態になったとしても、これを検知して組合せ回路の処理状態を変化させることができるため、ACS機能を有効に活用することができる。
なお、第2の実施の形態(図5の場合)では、主走査方向有効画像領域信号1と副走査方向有効像領域信号1の両方を色判定禁止信号と組合せているが、いずれか一方と組合せるようにしても勿論よい。
(第3の実施の形態)
図6は、第3の実施の形態にかかるカラー画像形成装置の特徴部分の構成を説明するブロック図であり、図7は、ポート出力が“H”アクティブの場合の図6の各部の信号波形図であり、図8は、ポート出力が“L”アクティブの場合の図6の各部の信号波形図である。第3の実施の形態における特徴は、画像形成部30に接続されるADF20の種類によって出力される色判定禁止信号の論理が異なる場合でも、ACS誤検知を回避し、ACS機能が有効活用できるようにするものである。具体的な構成としては、色判定禁止信号とADF接続検知部39の検知結果とを第1の組合せ回路3311を用いて生成する信号の論理を、システム制御部31からのポート出力(ソフトウェア)によって変更可能とし、主走査方向有効画像領域信号1または副走査方向有効像領域信号1と、第1組合せ回路3311の出力とを第2組合せ回路3312を用いて、新たな主走査方向有効画像領域信号2または副走査方向有効像領域信号2を生成する点に特徴がある。その他の構成部分は、第2の実施の形態における図4と同様であるので、構成説明を省略する。
まず、図7の場合、ADF制御部21からは色判定禁止時にのみ“H”となる色判定禁止信号が入力されるため、システム制御部31から第1組合せ回路3311へのポート出力を“H”アクティブとすることで、色判定禁止信号とADF接続検知信号との組合せ結果は、図7に示す第1組合せ回路出力の信号波形となる。
そして、第2組合せ回路3312は、第1画像処理部333からの走査方向有効画像領域信号1および副走査方向有効像領域信号1と、図7の第1組合せ回路3311からの出力との組合せ結果を走査方向有効画像領域信号2または副走査方向有効像領域信号2として色領域判定部332に出力する。
また、図8の場合、ADF制御部21からは色判定禁止時にのみ“L”となる色判定禁止信号が入力されるため、システム制御部31から第1組合せ回路3311へのポート出力を“L”アクティブとすることで、色判定禁止信号とADF接続検知信号との組合せ結果は、図8に示す第1組合せ回路出力の信号波形となる。
このように、図7と図8の色判定禁止信号のタイミングは同じであるが、有効と禁止の論理が正反対であるにもかかわらず、第1組合せ回路3311からの出力波形(論理)を同じにすることができる。これは、システム制御部31からのポート出力によって、色判定禁止信号などの論理をソフトウェアにより容易に変更できることを意味している。すなわち、複数種類のADFが接続可能な画像形成部30の場合、接続するADFによって色判定禁止信号の論理が異なってくる可能性があるが、画像形成部30に応じて適正な論理に変更することができる。
そして、第2組合せ回路3312では、第1画像処理部333からの走査方向有効画像領域信号1および副走査方向有効像領域信号1と、入力される色判定禁止信号の論理を調整した第1組合せ回路3311の出力とを組合せて、新たな主走査方向有効画像領域信号2と副走査方向有効画像領域信号2とを生成し、色領域判定部332に入力する。
色領域判定部32では、入力される画像データに基づいて、主走査方向有効画像領域信号2と副走査方向有効画像領域信号2の有効期間の中に有彩色領域があるかどうかが判定される。
このように、第3の実施の形態によれば、画像形成部に接続されるADFによって出力される色判定禁止信号の論理が異なっていても、画像形成部に合った論理に変更することで、ACS誤検知を回避し、ACS機能を有効活用することができる。
なお、第3の実施の形態(図7および図8の場合)では、主走査方向有効画像領域信号1と副走査方向有効像領域信号1の両方を色判定禁止信号と組合せているが、いずれか一方と組合せるようにしても勿論よい。
また、第3の実施の形態(図7および図8の場合)では、ADF接続検知信号が常に接続された状態で実施した場合を例にあげたが、必ずしもこれに限定されず、ADFが接続や非接続状態となる場合であってもよい。ADF接続検知信号が非接続となる期間は、上記第2の実施の形態で説明した図5と同様の扱いとなる。すなわち、第2組合せ回路3312では、信号の組合せ処理が行われず、主走査方向有効画像領域信号1と副走査方向有効像領域信号1をそのままスルーさせ、主走査方向有効画像領域信号2と副走査方向有効像領域信号2として色領域判定部332に出力して、判定処理が行われる。
以上のように、本発明にかかるカラー画像形成装置は、原稿搬送装置を使って原稿を自動搬送しながら原稿画像を読み取り、無彩色領域と有彩色領域とを判定する色判定処理(ACS)を行って、画像形成処理を行うカラーデジタル複写機などに適している。
本発明のカラー画像形成装置の概略構成を説明するブロック図である。 第1の実施の形態にかかるカラー画像形成装置の特徴部分の構成を説明するブロック図である。 図2の各部の信号波形図である。 第2の実施の形態にかかるカラー画像形成装置の特徴部分の構成を説明するブロック図である。 図4の各部の信号波形図である。 第3の実施の形態にかかるカラー画像形成装置の特徴部分の構成を説明するブロック図である。 ポート出力が“H”アクティブの場合の図6の各部の信号波形図である。 ポート出力が“L”アクティブの場合の図6の各部の信号波形図である。
符号の説明
10 カラー画像形成装置
20 ADF
21 ADF制御部
30 画像形成部
31 システム制御部
32 読み取り制御部
33 画像処理部
34 書き込み制御部
35 電子写真プロセス
36 操作部制御部
37 外部I/F
38 電源
39 ADF接続検知部
331 組合せ回路
3311 第1組合せ回路
3312 第2組合せ回路
332 色領域判定部
333 第1画像処理部
334 第2画像処理部
33m 第n画像処理部
40 BANK
41 BANK制御部
50 原稿
51 コピー
60 カラー画像形成装置

Claims (3)

  1. 原稿を自動搬送する原稿搬送装置と、
    前記原稿搬送装置により原稿を搬送しながら原稿画像データを読み取る画像読み取り手段と、
    前記画像読み取り手段により読み取った原稿画像データの主走査方向の有効画像領域を表す第1主走査方向有効画像領域信号と、原稿画像データの副走査方向の有効画像領域を表す第1副走査方向有効画像領域信号と、原稿画像データとを出力する画像処理手段と、
    前記画像処理手段から出力される前記第1主走査方向有効画像領域信号と前記第1副走査方向有効画像領域信号の少なくとも一方と、前記原稿搬送装置から出力される色判定禁止信号とを組合せて、新たな第2主走査方向有効画像領域信号または第2副走査方向有効画像領域信号を生成する組合せ回路と、
    前記第2主走査方向有効画像領域信号と、前記第2副走査方向有効画像領域信号と、前記原稿画像データとに基づいて画像の無彩色領域と有彩色領域とを判定する色領域判定手段と
    を備え、前記色領域判定手段の判定結果に基づいて画像の記録動作を制御することを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 前記原稿搬送装置をカラー画像形成装置本体に接続可能とし、本体に接続されているか否かを検知する原稿搬送装置接続検知手段をさらに備え、
    前記組合せ回路は、前記第1主走査方向有効画像領域信号と前記第1副走査方向有効画像領域信号の少なくとも一方と、前記原稿搬送装置接続検知手段の検知結果と、前記色判定禁止信号とを組合せて、新たな第2主走査方向有効画像領域信号または第2副走査方向有効画像領域信号を生成し、
    前記原稿搬送装置が本体に接続されている間は、前記第1主走査方向有効画像領域信号と前記第1副走査方向有効画像領域信号の少なくとも一方と、前記色判定禁止信号とを組合せて、新たな第2主走査方向有効画像領域信号または第2副走査方向有効画像領域信号を生成し、前記原稿搬送装置が本体に接続されていない間は、前記第1主走査方向有効画像領域信号と前記第1副走査方向有効画像領域信号をそのまま第2主走査方向有効画像領域信号または第2副走査方向有効画像領域信号として前記色領域判定手段に入力することを特徴とする請求項1に記載のカラー画像形成装置。
  3. 前記組合せ回路は、
    前記色判定禁止信号と前記原稿搬送装置接続検知手段の検知結果とに基づいて生成される信号の論理をソフトウェアにより変更可能とする第1組合せ回路と、
    前記第1組合せ回路の出力と、前記第1主走査方向有効画像領域信号と前記第1副走査方向有効画像領域信号との少なくとも一方を組合せて、新たな第2主走査方向有効画像領域信号または第2副走査方向有効画像領域信号を生成する第2組合せ回路と
    を備え、前記色領域判定手段の判定結果に基づいて画像の記録動作を制御することを特徴とする請求項2に記載のカラー画像形成装置。
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