JP2010041541A - コピー機、複合機 - Google Patents

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Abstract

【課題】両面同時読取の際に、読取対象から白紙のページを自動的に取り除き、最終的な出力を得る。
【解決手段】コピー機や複合機などの装置に設けられる読取画像処理部22は、順次並行して入力される原稿の表面および裏面のそれぞれの画像データについて、所定の画像処理を行うとともに、白紙ページであるか否かを示す白紙判定データを出力する画像処理部130aを有する。また、画像処理部を介して送られた表面および裏面の画像データを一時的に記憶するメモリ150と、メモリ150から表面および裏面の画像データを片面ずつ選択的に出力させるセレクタ部170とを有する。読出制御部180は、画像処理部から出力された白紙判定データに基づいて、白紙でない面の画像データがメモリ150から出力されるように、セレクタ部170を設定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、原稿の両面同時読取機能を有するコピー機、複合機に関する。
原稿の表面および裏面の両面を同時に読み取って画像データを生成し、紙などの印刷媒体に印刷したり、文書ファイルを生成したりする機能を有する画像読取装置(例えば、コピー機、複合機、スキャナなど)が知られている。
上記のような画像読取装置は、例えば、ADF(Auto Document Feeder)側と、装置本体側とにそれぞれCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などのラインイメージセンサを備える。そして、ADFで原稿を搬送しながら、それぞれのイメージセンサを使って、原稿の表面と裏面とを同時に読み取る。
また、上記のような画像読取装置において、読み取られる原稿に裏面が白紙の原稿が含まれる場合に、白紙のページが出力されないようにするため、原稿が読み取られる前に、もしくは、原稿が読み取られた後に、白紙のページを削除する操作をユーザから受け付ける技術が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2008−118565号公報
しかしながら、上記のような画像読取装置では、ユーザが白紙のページを出力させたくない場合、ユーザは、白紙のページを削除する操作を、操作パネルなどを介して行う必要がある。このような作業は、ユーザにとって煩わしい。
本発明は、両面同時読取の際に、読取対象から白紙のページを自動的に取り除き、最終的な出力を得るための技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための装置の発明は、原稿の両面同時読取機能を有する画像読取装置であって、順次並行して入力される表面および裏面の画像データについて、並行して所定の画像処理を行う画像処理手段と、前記表面および裏面の画像データについて、白紙であるか否かの判定を行う判定手段と、前記画像処理後の前記表面および裏面の画像データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段から、前記表面および裏面の画像データを、片面ごとに印刷対象の画像データとして出力する出力手段と、前記判定の結果に従って、白紙でない面の画像データを前記出力手段に出力させる制御手段と、を有すること、を特徴とする。
ここで、上記の画像読取装置において、前記記憶手段は、既に記憶された表面および裏面のそれぞれ1面分の画像データについて、前記出力手段による出力が終了する前に、次の原稿の表面および裏面の画像データを1面分記憶することができ、前記制御手段は、前記判定の結果に従って、前記原稿の表面もしくは裏面の画像データの出力を前記出力手段に開始させること、を特徴としていてもよい。
また、上記の画像読取装置において、前記判定手段は、順次入力される前記表面および裏面のそれぞれ1面分の画像データに基づいて前記判定を行い、前記制御手段は、読取対象の原稿の表面および裏面の画像データが前記記憶手段にそれぞれ1面分記憶される前に、前記原稿の表面の画像データの出力を前記出力手段に開始させ、前記判定の結果が出力され、当該結果が前記原稿の表面の画像データが白紙であることを示している場合、前記原稿の表面の画像データの出力を前記出力手段に停止させ、前記原稿の裏面の画像データの出力を開始させること、を特徴としていてもよい。
本発明によれば、両面同時読取の際に、白紙のページが読取対象から自動的に取り除かれ、最終的な出力が得られる。
以下、本発明の第1の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るコピー機1の概略構成例を示す図である。
コピー機1は、両面同時読取機能を有するコピー機である。本図に示すように、コピー機1は、CPU10、メモリ11、通信インタフェース(I/F)12、操作パネル13、スキャナ制御部20、スキャナエンジン21、読取画像処理部22、メモリ30、印刷画像処理部40、プリンタエンジン41、プリンタ制御部42を有する。
CPU10は、演算装置であり、ROMなどのメモリ(図示しない)に記憶されている所定のプログラムをメモリ11にロードして実行する。CPU10が所定のプログラムに基づいて、スキャナ制御部20、読取画像処理部22、印刷画像処理部40、プリンタ制御部42などを制御することにより、読み取り処理や印刷処理などの各処理が実行される。
メモリ11には、CPU10により実行される所定のプログラムなどが一時的に記憶される。また、メモリ11には、スキャナエンジン21により読み取られ、読取画像処理部22により処理された画像データや、プリンタエンジン41で印刷される印刷データなどが一時的に記憶される。メモリ11は、例えば、DRAMなどのメモリにより実現される。
通信インタフェース(I/F)12は、LANなどのネットワークと接続し、情報の送受信を行うためのユニットである。
操作パネル13は、ユーザの操作を受け付けるためのユニットである。操作パネル13は、例えば、ディスプレイと、ディスプレイの表示面側に設けられたタッチパネルを有する。また、操作パネル13は、ボタンキーなどの各種ハードスイッチを有する。
操作パネル13は、例えば、CPU10の制御のもと、ユーザの操作を受け付けるためのメニューを表示する。また、操作メニュー上のユーザの操作やボタンキーの操作などを受け付け、操作に対応する信号をCPU10に出力する。
スキャナ制御部20は、スキャナエンジン21の各機構を駆動させるための回路である。スキャナ制御部20は、例えば、ADF、読み取りキャリッジ、光源などを駆動させて、スキャナエンジン21に原稿の読み取りを行わせる。
スキャナエンジン21は、原稿を読み取り、デジタル信号化した画像データを出力するためのユニットである。また、スキャナエンジン21は、両面同時読取を実現する構成を有する。スキャナエンジン21は、例えば、ADF、光源、キャリッジ、走査用モータ、CCDなどから成るラインセンサ、AFE(Analog Front End)などを有する。スキャナエンジンは、ADFにより原稿を搬送させながら原稿の両面もしくは片面に光を当てて、その反射光をRGBのフィルタをかけたCCDラインセンサに導く。そして、スキャナエンジン21は、読み取られた赤(R)、緑(G)、青(B)それぞれについてのアナログ情報をデジタル信号化し、画像データとして読取画像処理部22に出力する。
読取画像処理部22は、スキャナエンジン21から出力された原稿のRGB各色の画像データに各種画像処理を行うための回路である。読取画像処理部22は、原稿の表面および裏面の、もしくは、いずれか一方の、RGB色ごとの画像データを受信し、例えば、シェーディング補正、ライン間補正処理、拡大縮小処理などを行う。読取画像処理部22は、各種の画像処理の前後の画像データをメモリ30に記憶する。メモリ11に記憶してもよい。
なお、シェーディング補正処理とは、CCDセンサの感度のばらつきや原稿照明用のランプの配光特性により生じたシェーディングを補正する処理である。また、ライン間補正処理とは、スキャナエンジン21のラインセンサの構造上発生する、R、G、Bの各ライン間の読み取り位置のずれを補正する処理である。
メモリ30は、読取画像処理部22および印刷画像処理部40とに接続される。メモリ30には、読取画像処理部22および印刷画像処理部40による画像処理の前後の画像データや印刷データが一時的に格納される。メモリ30は、例えば、DDR−SDRAM(Double Data Rate SDRAM)などにより実現される。
印刷画像処理部40、スキャンされた原稿の画像データに各種画像処理を行って、印刷データを生成するための回路である。印刷画像処理部40は、読取画像処理部22により処理された画像データをメモリ30を介して受け付け、例えば、RGBからCMYKへの色変換処理、ハーフトーン処理、プリンタエンジン41が印刷可能な印刷データを生成する処理などを行う。生成された印刷データは、プリンタエンジン41に出力される。
プリンタエンジン41は、印刷データの印刷を行うためのユニットである。プリンタエンジン41は、例えば、トナーカートリッジ、感光ドラム、レーザ光照射機構、紙送り機構、印刷媒体の給排紙処理を行う給排紙機構などを有するレーザ方式のページプリンタである。もちろん、インクジェット方式のプリンタであってもよい。
プリンタ制御部42は、プリンタエンジン41の各機構を駆動させるための回路である。プリンタ制御部42は、例えば、搬送ローラ、感光体ユニット、転写ユニット、定着ユニットなどを駆動させて、プリンタエンジン41にスキャンされた原稿の印刷データの印刷を行わせる。
もちろん、コピー機1の構成は上記に限られない。
次に、読取画像処理部22の回路構成について説明する。
図2は、読取画像処理部22の白紙ページの読出制御に関する回路構成を示すブロック図である。
本図に示すように、読取画像処理部22は、入出力部110、データ取得部120(a、b)、画像処理部130(a、b)、ライン書込部140(a、b)、メモリ150、ライン読出部160(a、b)、セレクタ部170、読出制御部180を有する。これらの各部は、信号線により接続される。以下、表面および裏面を特に区別しない場合は、符号に「a」または「b」を付けないことがある。
なお、本図では、読取画像処理部22の白紙ページの読出制御に関する部分を示しており、拡大縮小処理などの各種画像処理を行う部分については省略している。
入出力部110、データ取得部120、画像処理部130、ライン書込部140、メモリ150、ライン読出部160は、スキャナエンジン21から出力された原稿の表面および裏面の画像データの画像処理を並行して行うことができるように、それぞれ2系統設けられている。なお、入出力部110、メモリ150は、内部的に2系統に分けられている。もちろん、別々の回路として設けられてもよい。
入出力部110は、スキャナエンジン21から出力される原稿の表面および裏面のRGB各色の画像データを受信する。なお、本実施形態では、同一原稿の表面および裏面のRGB各色の画像データは、スキャナエンジン21から同じタイミングで出力される。
また、入出力部110は、原稿の表面および裏面のRGB各色の画像データを、読取画像処理部22内で処理可能な所定の形式に変換する。そして、表面のRGB各色の画像データをデータ取得部120aに、裏面のRGB各色の画像データをデータ取得部120bに出力する。
データ取得部120は、入出力部110から出力される原稿の表面および裏面のRGB各色の画像データを取得し、RGB各色に対応する画像処理部131〜133に、画像処理部131〜133の所定の動作タイミングに合わせて出力する。
なお、データ取得部120aは、表面のRGB各色の画像データを取得し、それぞれ、画像処理部131a、画像処理部132a、画像処理部133aに出力する。また、データ取得部120bは、裏面のRGB各色の画像データを取得し、それぞれ、画像処理部131b、画像処理部132b、画像処理部133bに出力する。
また、スキャナエンジン21が、同一原稿の表面および裏面のRGB各色の画像データを、例えば、R、G、Bの順序で出力する場合、データ取得部120は、RGB各色の画像データを順次取得し、画像処理部131〜133に振り分ける。
画像処理部130は、RGB各色に対応する処理を行う画像処理部131〜133を有する。画像処理部131〜133は、それぞれ、データ取得部120から出力される表面および裏面のRGB各色の画像データを受け付け、シェーディング補正を行う。シェーディング補正に加えてガンマ補正などを行ってもよい。
また、画像処理部130は、原稿の表面および裏面それぞれについて、白紙ページであるか否かを示すデータ(以下、「白紙判定データ」と呼ぶ。)を生成し、読出制御部180に出力する。
具体的には、まず、画像処理部131〜133は、画素単位で順次入力されるRGB各色のデータ(階調値)を1面分累計し、1面に含まれる画素数で割算を行って、表面および裏面のRGB各色について、階調値の平均値(平均階調値)を算出する。また、画素単位で順次入力されるRGB各色のデータを1面分監視して、表面および裏面のRGB各色について、最小の階調値(最小階調値)を取得する。最大の階調値(最大階調値)を取得するようにしてもよい。
それから、画像処理部130は、画像処理部131〜133から出力された、表面および裏面のRGB各色の平均階調値および最小階調値に基づいて、原稿の表面および裏面それぞれについて白紙ページであるか否かを判定する。例えば、画像処理部130は、表面および裏面のRGB各色の平均階調値および最小階調値と、所定のしきい値とを比較する。ここで、平均階調値および最小階調値が、8ビット(0〜255)である場合を例に挙げて説明する。
画像処理部130は、原稿の表面および裏面それぞれについて、RGB各色の平均階調値が所定のしきい値(例えば、250)以上であるかを判定する。また、表面および裏面のRGB各色の最小階調値が所定のしきい値(例えば、250)以上であるかを判定する。そして、RGB各色の平均階調値および最小階調値が全て所定のしきい値を超える場合に、その面が白紙ページであると判定する。もちろん、判定の方法は上記に限られない。
上記のようにして、画像処理部130は、原稿の表面および裏面それぞれについて、白紙判定データを生成し、読出制御部180に出力する。
なお、画像処理部130aは、原稿の表面の画像データについて、上記の処理を行う。画像処理部131a、132a、133aは、それぞれ、原稿の表面のR色、G色、B色の画像データについて、上記の処理を行う。また、画像処理部130bは、原稿の裏面の画像データについて、上記の処理を行う。画像処理部131b、132b、133bは、それぞれ、原稿の裏面のR色、G色、B色の画像データについて、上記の処理を行う。
ライン書込部140は、RGB各色に対応する処理を行うライン書込部141〜143を有する。ライン書込部141〜143は、画像処理部131〜133から出力された表面および裏面のRGB各色の画像データについて、ライン間補正を行う。すなわち、ライン書込部141〜143は、RGBの各ラインセンサのスキャン方向(副走査方向)の読み取り位置が合うように、RGB各ラインの画像データをメモリ50に書き込む。
なお、ライン書込部140aは、原稿の表面の画像データについて、上記の処理を行う。ライン書込部141a、142a、143aは、それぞれ、原稿の表面のR色、G色、B色の画像データについて、上記の処理を行う。また、ライン書込部140bは、原稿の裏面の画像データについて、上記の処理を行う。ライン書込部141b、142b、143bは、それぞれ、原稿の裏面のR色、G色、B色の画像データについて、上記の処理を行う。
メモリ150は、ライン間補正処理後の原稿の表面および裏面の画像データを格納する。メモリ150は、例えば、DDR−SDRAM(Double Data Rate SDRAM)などにより実現される。なお、メモリ150は、メモリ30(図1参照)の一部の記憶領域を用いるようにしてもよい。
ここで、メモリ150は、例えば、原稿の表面および裏面の画像データをそれぞれ少なくとも1ページ(原稿1枚分)を記憶できるように構成される。また、画像データの読み出しと並行して、書き込みを行うことができるように構成される。このような構成により、後述する読出制御処理において、原稿の表面の画像データが読み出されている間に、当該原稿の表面もしくは裏側が白紙であるか否かが判定されることができる。または、原稿の画像データの読み出しが開始される前に、当該原稿の表面もしくは裏面が白紙であるか否かが判定されることができる。
ライン読出部160は、メモリ150に格納された原稿の表面および裏面の画像データをライン単位で読み出し、セレクタ部170を介して、次の処理部(例えば、拡大縮小回路)へ出力する。
なお、ライン読出部160aは、原稿の表面の画像データについて、上記の処理を行う。ライン読出部160bは、原稿の裏面の画像データについて、上記の処理を行う。
セレクタ部170は、読出制御部180の制御の下、ライン読出部160aもしくはライン読出部160bを選択し、ライン読出部160aもしくはライン読出部160bから出力された画像データを、後段の処理部(例えば、拡大縮小回路)へ出力する。
なお、セレクタ部170から後段の回路は、1系統設けられており、原稿の表面と裏面の画像データに対する処理が同一の回路で、片面ずつ行われる。
読出制御部180は、画像処理部130aおよび130bそれぞれから出力された白紙判定データに基づいて、メモリ150に画像データが格納された読み出し対象の原稿が、両面原稿であるか片面(表面もしくは裏面)原稿であるかを判定する。また、判定結果に応じて、白紙でない面の画像データが読み出されるように、ライン読出部160、セレクタ170を制御する。
具体的には、メモリ150に画像データが格納された原稿が、両面原稿であると判定した場合、読出制御部180は、セレクタ70を制御し、表面および裏面の画像データが順次読み出されるように、ライン読出部160aおよび160bを順次選択させる。
一方、メモリ150に画像データが格納された原稿が、片面原稿(表面のみ、もしくは、裏面のみ)であると判定した場合、読出制御部180は、セレクタ70を制御し、表面もしくは裏面の画像データいずれか一方が読み出されるように、ライン読出部160aもしくは160bを選択させる。
ここで、1枚目の原稿の場合、読出制御部180は、表面および裏面の画像データのメモリ150への書き込み処理と並行して、表面の画像データの読み出しが行われるように、セレクタ70およびライン読出部160aを制御する。
また、上記のようにして、1枚目の原稿の表面の画像データの読み出しが行われている間に、表面および裏面の画像データのメモリ150への書き込み処理が終了し、裏面のみの片面原稿であると判定した場合、読出制御部180は、表面の画像データの読み出しを停止し、裏面の画像データの読み出しが行われるように、セレクタ70およびライン読出部160bを制御する。
2枚目以降の原稿の場合、前の原稿の画像データの読み出しが終了する前に、通常、次の原稿の両面の画像データがメモリ150に全て格納されるため、読出制御部180は、次の原稿の画像データの読み出しを開始する前に、両面原稿であるか片面原稿であるかを判定できる。なお、前の原稿の画像データの読み出しが終了する前に、次の原稿の両面の画像データがメモリ150に全て格納されない場合には、読出制御部180は、1枚目の原稿と同様の制御を行うようにしてもよい。
次に、上記の読取画像処理部22により実現される読出制御処理について説明する。
図3は、原稿の読出制御処理を示すフロー図である。
本フローは、ユーザが操作パネル13(図1参照)を操作して両面同時読取の開始を指示することにより、1枚目の原稿の両面の画像データのメモリ150への書き込み処理が開始された後(例えば、数ライン分の画像データが書き込まれたとき)に、開始される。
なお、読み出し対象の原稿の両面、または、表面もしくは裏面いずれか一方の画像データのメモリ150からの読み出し(S10〜90)と並行して、読み出し対象の原稿、もしくは次の読み出し対象の原稿の、両面の画像データのメモリ150への書き込みが行われる。
本フローが開始されると、読出制御部180は、読み出し対象の原稿が両面原稿または片面原稿であるか否かの判定を実行可能か否かを定期的に判定する(S10)。具体的には、読み出し対象の原稿に対応する白紙判別データが画像処理部130aおよび130bから出力されたか否かを判定する。そして、当該白紙判別データが出力された場合に、当該原稿が両面原稿または片面原稿であるか否かの判定を実行可能であると判定する。
読み出し対象の原稿が両面原稿または片面原稿であるか否かの判定を実行可能でない場合(S10:NO)、読出制御部180は、処理をS20に進める。一方、読み出し対象の原稿が両面原稿または片面原稿であるか否かの判定を実行可能である場合(S10:YES)、読出制御部180は、処理をS30に進める。
ここで、読み出し対象が1枚目の原稿である場合、少なくとも最初の判定では、当該原稿の両面の画像データのメモリ150への書き込みが終了していない。そのため、処理はS20に進む。一方、読み出し対象が2枚目以降の原稿である場合、当該原稿の両面の画像データのメモリ150への書き込みは、前の原稿の読み出しと並行して行われている。そのため、通常、最初の判定のときまでに書き込みが終了しており、処理はS30に進む。なお、最初の判定のときまでに書き込みが終了していない場合は、処理はS20に進む。
読み出し対象の原稿が両面原稿または片面原稿であるか否かの判定を実行可能でない場合(S10:NO)、読出制御部180は、両面の画像データの読み出し処理を開始、もしくは、継続する(S20)。
具体的には、読出制御部180は、読み出し対象の原稿の表面の画像データおよび裏面の画像データが、順に読み出されるように、セレクタ部170、ライン読出部160a、ライン読出部160bを設定する。
すなわち、表面の場合、読出制御部180は、ライン読出部160aを選択するようにセレクタ部170を設定するとともに、表面の画像データをメモリ150から読み出すようにライン読出部160aを設定する。また、表面の処理が終了した場合、読出制御部180は、ライン読出部160bを選択するようにセレクタ部170を設定するとともに、裏面の画像データをメモリ150から読み出すようにライン読出部160bを設定する。
上記のようにして、読み出し対象の原稿の表面の画像データの読み出し処理を開始、もしくは、継続させ、読出制御部180は、処理をS10に戻す。
一方、読み出し対象の原稿が両面原稿または片面原稿であるか否かの判定を実行可能である場合(S10:YES)、当該原稿が両面原稿であるか否かが判定される(S30)。具体的には、読出制御部180は、画像処理部130aおよび130bそれぞれから出力された白紙判定データに基づいて、両面原稿であるか片面(表面もしくは裏面)原稿であるかを判定する。
両面原稿である場合(S30:両面)、読出制御部180は、処理をS40に進める。一方、片面原稿である場合(S30:片面)、読出制御部180は、処理をS50に進める。
読み出し対象の原稿が両面原稿である場合(S30:両面)、読出制御部180は、両面の画像データの読み出し処理を開始、もしくは、継続する(S40)。具体的には、読出制御部180は、表面の画像データおよび裏面の画像データが、順に読み出されるように、セレクタ部170、ライン読出部160a、ライン読出部160bを設定する。そして、裏面の画像データの読み出しが終了した場合、処理をS100に進める。
ここで、読み出し対象が1枚目の原稿である場合、表面の画像データの読み出し処理が開始されているため(S10:NO、S20)、読出制御部180は、当該処理を継続させ、続けて、裏面の画像データの読み出し処理を開始させる。そして、裏面の画像データの読み出しが終了した場合、処理をS100に進める。一方、読み出し対象が2枚目以降の原稿である場合、通常、表面の画像データの読み出し処理が開始されていないため(S10:YES)、読出制御部180は、当該処理を開始させ、続けて、裏面の画像データの読み出し処理を開始させる。そして、裏面の画像データの読み出しが終了した場合、処理をS100に進める。
一方、読み出し対象の原稿が片面原稿である場合(S30:片面)、当該原稿が表面原稿であるか否かが判定される(S50)。具体的には、読出制御部180は、画像処理部130aおよび130bそれぞれから出力された白紙判定データに基づいて、表面原稿であるか裏面原稿であるかを判定する。
裏面原稿である場合(S50:裏面)、読出制御部180は、処理をS60に進める。一方、表面原稿である場合(S50:表面)、読出制御部180は、処理をS80に進める。
読み出し対象の原稿が裏面原稿である場合(S50:裏面)、表面の画像データの読み出し処理が停止される(S60)。具体的には、読出制御部180は、表面の画像データの読み出しが停止されるように、ライン読出部160aを設定する。また、セレクタ部170から後段の回路(例えば、拡大処理回路、印刷画像処理部40)に、読み出し対象の原稿の表面の画像データの出力が停止されたことを示す信号を送る。なお、メモリ150にアクセスして、読み出し処理を行っていた表面の画像データを消去するようにしてもよい。その後、読出制御部180は、処理をS70に進める。
ここで、読み出し対象が1枚目の原稿である場合、表面の画像データの読み出し処理が開始されているため(S10:NO、S20)、読出制御部180は、当該処理を停止し、処理をS70に進める。一方、読み出し対象が2枚目以降の原稿である場合、通常、表面の画像データの読み出し処理が開始されていないため(S10:YES)、読出制御部180は、当該処理を開始させることなく(すなわち、当該処理を禁止して)、処理をS70に進める。
表面の画像データの読み出し処理が停止された後(S60)、読出制御部180は、裏面の画像データの読み出し処理を行う(S70)。具体的には、読出制御部180は、ライン読出部160bを選択するようにセレクタ部170を設定するとともに、裏面の画像データをメモリ150から読み出すようにライン読出部160bを設定する。そして、裏面の画像データの読み出しが終了した場合、処理をS100に進める。
一方、読み出し対象の原稿が表面原稿である場合(S50:表面)、読出制御部180は、表面の画像データの読出し処理を開始もしくは継続する(S80)。具体的には、読出制御部180は、表面の画像データが読み出されるように、セレクタ部170、ライン読出部160aを設定する。そして、表面の画像データの読み出しが終了した場合、処理をS90に進める。
ここで、読み出し対象が1枚目の原稿である場合、表面の画像データの読み出し処理が開始されているため(S10:NO、S20)、読出制御部180は、当該処理を継続させる。そして、表面の画像データの読み出しが終了した場合、処理をS90に進める。一方、読み出し対象が2枚目以降の原稿である場合、通常、表面の画像データの読み出し処理が開始されていないため(S10:YES)、読出制御部180は、当該処理を開始させる。そして、表面の画像データの読み出しが終了した場合、処理をS90に進める。
読み出し対象の原稿の表面の画像データの読み出し処理が終了した後(S80)、裏面の画像データの読み出し処理が停止される(S90)。具体的には、読出制御部180は、裏面の画像データの読み出し処理を開始させることなく(すなわち、当該処理を禁止して)、処理をS100に進める。
読み出し対象の原稿の表面および裏面の画像データの読み出しが終了した場合(S40)、または、裏面の画像データの読み出しが終了した場合(S70)、または、表面の画像データの読み出しが終了した場合(S90)、次の読み出し対象の原稿があるか否かが判定される(S100)。
具体的には、読出制御部180は、次の原稿の表面および裏面の画像データのメモリ150への書き込みが開始されているか否かを判定する。次の原稿がある場合(S100:YES)、読出制御部180は、処理をS10に戻す。一方、次の原稿がない場合(S100:NO)、読出制御部180は、本フローを終了する。
以上のようにして、原稿の読出制御処理が行われる。すなわち、白紙でないページの画像データが選択されて、印刷の対象として後段の処理へ出力される。
以上、本発明の第1の実施形態について説明した。本実施形態によれば、両面同時読取の際に、白紙のページが読取対象から自動的に取り除かれ、最終的な出力が得られる。
また、1枚目の原稿の両面の画像データの書き込み処理と並行して、表面の画像データの読み出し処理が行われる。これにより、セレクタ部170以降の画像処理がより早く開始され、1枚目の原稿の印刷を早く開始させることができる。
また、1枚目の原稿の表面が白紙ページであった場合でも、表面の画像データの読み出し処理が停止されるので、裏面の画像データの読み出し処理の開始を早めることができる。
また、前の原稿の画像データの読み出し処理が終了する前に、次の原稿の両面の画像データがメモリ150に格納される。これにより、2枚目以降の原稿について、必要な面の読み出し処理のみが順次行われ、処理効率が向上される。
なお、上記のコピー機の実施形態では、1ページずつ順次印刷処理が行われるようにするため、読出制御部180は、メモリ150から1面ずつ画像データが読み出されるように読み出し処理を制御し、印刷画像処理部40に画像データを送っている。ここで、コピー処理(スキャン処理および印刷処理を含む)でなく、スキャン処理のみが行われる場合には、画像処理を効率良く行って画像データを生成するため、メモリ150に格納された表面および裏面の画像データが、それぞれ数ラインずつ交互に読み出されるようにしてもよい(図3のS20)。
また、2枚目以降の原稿について、両面の画像データがメモリ150に全て格納される前に読み出し処理を開始するように構成する場合には、1枚目および2枚目以降にかかわらず両面読出処理(図3のS20)が常に開始されるように、S10の判定の前にS20を実行するようにすればよい。
以上、本発明について、例示的な実施形態と関連させて記載した。多くの代替物、修正および変形例が当業者にとって明らかであることは明白である。したがって、上に記載の本発明の実施形態は、本発明の要旨と範囲を例示することを意図し、限定するものではない。
例えば、読取画像処理部22は、コピー機だけでなく、スキャナ、複合機などの装置にも適用可能である。また、カラーだけでなく、モノクロの画像読み取りにも適用可能である。
本発明の第1の実施形態に係るコピー機の概略構成例を示す図。 読取画像処理部の白紙ページの読出制御に関する回路構成を示すブロック図。 原稿の読出制御処理を示すフロー図。
符号の説明
1:コピー機、10:CPU、11:メモリ、12:通信I/F、13:操作パネル、20:スキャナ制御部、21:スキャナエンジン、22:読取画像処理部、30:メモリ、40:印刷画像処理部、41:プリンタエンジン、42:プリンタ制御部、
110:入出力部、120(a、b):データ取得部、130(a、b)〜133(a、b):画像処理部、140(a、b)〜143(a、b):ライン書込部、150:メモリ、160(a、b):ライン読出部、170:セレクタ部、180:読出制御部

Claims (4)

  1. 原稿の両面同時読取機能を有するコピー機であって、
    順次並行して入力される表面および裏面の画像データについて、並行して所定の画像処理を行う画像処理手段と、
    前記表面および裏面の画像データについて、白紙であるか否かの判定を行う判定手段と、
    前記画像処理後の前記表面および裏面の画像データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段から、前記表面および裏面の画像データを、片面ごとに印刷対象の画像データとして出力する出力手段と、
    前記判定の結果に従って、白紙でない面の画像データを前記出力手段に出力させる制御手段と、を有すること、
    を特徴とするコピー機。
  2. 請求項1に記載のコピー機であって、
    前記記憶手段は、
    既に記憶された表面および裏面のそれぞれ1面分の画像データについて、前記出力手段による出力が終了する前に、次の原稿の表面および裏面の画像データを1面分記憶することができ、
    前記制御手段は、
    前記判定の結果に従って、前記原稿の表面もしくは裏面の画像データの出力を前記出力手段に開始させること、
    を特徴とするコピー機。
  3. 請求項1または2いずれか一項に記載のコピー機であって、
    前記判定手段は、
    順次入力される前記表面および裏面のそれぞれ1面分の画像データに基づいて前記判定を行い、
    前記制御手段は、
    読取対象の原稿の表面および裏面の画像データが前記記憶手段にそれぞれ1面分記憶される前に、前記原稿の表面の画像データの出力を前記出力手段に開始させ、
    前記判定の結果が出力され、当該結果が前記原稿の表面の画像データが白紙であることを示している場合、前記原稿の表面の画像データの出力を前記出力手段に停止させ、前記原稿の裏面の画像データの出力を開始させること、
    を特徴とするコピー機。
  4. 原稿の両面同時読取機能を有する複合機であって、
    順次並行して入力される表面および裏面の画像データについて、並行して所定の画像処理を行う画像処理手段と、
    前記表面および裏面の画像データについて、白紙であるか否かの判定を行う判定手段と、
    前記画像処理後の前記表面および裏面の画像データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段から、前記表面および裏面の画像データを、片面ごとに印刷対象の画像データとして出力する出力手段と、
    前記判定の結果に従って、白紙でない面の画像データを前記出力手段に出力させる制御手段と、を有すること、
    を特徴とする複合機。
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