JP2010041595A - 画像読み取り装置、画像形成装置、画像読み取り方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents

画像読み取り装置、画像形成装置、画像読み取り方法、及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ACS読み取りにおいてカラー原稿と判定した場合であってもモノクロ原稿と判定した場合であっても、通常のカラー又はモノクロ読み取りと同じ画像を生成し、かつその読み取りに必要な時間を短縮する。
【解決手段】モノクロイメージセンサとカラーイメージセンサを備え、前記モノクロイメージセンサ又は前記カラーイメージセンサによる原稿の読み取り位置を、キャリッジを移動させることにより原稿に対して相対的に移動させ、前記カラーイメージセンサによって原稿を読み取り(S103)、原稿がモノクロかカラーかを判別し(S104)、モノクロと判別された場合には、キャリッジリターン時にモノクロイメージセンサにより原稿を読み取らせ(S106)、ACSで原稿を読み取る場合に、モノクロ原稿であってもキャリッジの1回の往復動で原稿読み取りを可能とする。
【選択図】図8

Description

本発明は、原稿がカラーかモノクロかを判別し、原稿がカラーの場合にはカラー用の画像処理を施してカラー画像を生成し、原稿がモノクロの場合にはモノクロ用の画像処理を施してモノクロ画像を生成する機能を有する画像読み取り装置、この画像読み取り装置を備えた複写機、ファクシミリ、ディジタル複合機等の画像形成装置、画像読み取り装置あるいは画像形成装置で実行される画像読み取り方法、及びこの画像読み取り方法をコンピュータで実施するためのコンピュータプログラムに関する。
画像読み取り装置において、原稿がカラーかモノクロかを判別し、原稿がカラーの場合にはカラー用の画像処理を施してカラー画像を生成し、原稿がモノクロの場合にはモノクロ用の画像処理を施してモノクロ画像を生成する機能(以下、ACS−Auto Color Selectと称する。)は広く知られている。一方、モノクロ画像読み取り用のセンサ(以下、モノクロセンサを称す)とカラー画像読み取り用のセンサ(以下、カラーセンサと称す)を備えた画像読み取り装置においては、モノクロ読み取りではモノクロセンサの出力から画像を生成し、カラー読み取りではカラーセンサの出力から画像を生成する。
このモノクロセンサとカラーセンサを備えた画像読み取り装置において前記ACSを実現するには、原稿をカラーセンサで読み取り、カラーかモノクロかという原稿の種別を判定し、判定結果に応じた画像処理を施して画像を生成する方式が考えられる。この場合、モノクロ原稿については、ACSを適用しないモノクロ読み取りではモノクロセンサの出力からモノクロ画像を生成し、ACS読み取りではカラーセンサの出力からモノクロ画像を生成することになる。このためモノクロ原稿については、通常のモノクロ読み取りとACSとの間で画像特性(例えばカラーレスポンス)に差違が生じてしまう。この差違を解消するため、原稿をまずカラーセンサで読み取り、ACSで原稿をモノクロと判定した場合には、原稿をモノクロセンサで読み直す技術がある。図16はこの技術におけるACS読み取りの読み取り動作を示すフローチャート、図17は原稿読み取りの動作説明図である。
同図において、読み取り動作が開始されると、ACS読み取りが指示され(ステップS501)、カラーモードが設定される(ステップS502)。この設定に基づいてカラーセンサで原稿の読み取りが行われ(ステップS503)、キャリッジがリターンした後(ステップS504)、原稿がモノクロかどうかを判定する(ステップS505)。この判定で、原稿がモノクロであれば、モノクロモードを設定し(ステップS506)、モノクロセンサで原稿の読み取り動作を実行し(ステップS507)、キャリッジリターンした時点で(ステップS508)、原稿の読み取りページが最終ページかどうかをチェックし(ステップS509)、最終ページに達するまでステップS502からステップS509の処理を繰り返す。そして、最終枚となった時点でこの処理を終える。一方、ステップS505で原稿がモノクロでない場合には、ステップS509で原稿の読み取りページが最終ページかどうかをチェックし、最終ページに達するまで、カラーモード読み取り(ステップS502,S503,S504)の動作を繰り返す。
図17を参照し、この動作について説明する。同図から分かるように、原稿は、まずカラー読み取り(図17(1)−ステップS503)が行われ、キャリッジリターン(図17(2)−ステップS504)した後、モノクロ画像であれば、モノクロ読み取り(図17(3)−ステップS506)を行うために再度キャリッジを走査させる。そして、読み取り後、キャリッジリターン(図17(4)−ステップS508)し、1工程が終了する。この動作を最終ページまで繰り返す(ステップS509)ことになる。
しかし、このような読み取り方式では、ACSで原稿をモノクロと判定した場合には、原稿を合わせて2回読み取る必要があり、モノクロ原稿の場合、原稿の読み取り直しに時間がかかり、効率的に問題があった。
このようなことから、例えば特許文献1には、カラーページ及びモノクロページが混在した原稿を、原稿内容に即してより効率的に読み取って、画質向上を図りあるいは読み取り速度の高速化を図るため、モノクロ速度あるいはカラー速度に切替可能なキャリッジを原稿内容に応じて切替制御する制御回路を設けて、原稿をカラー速度又はモノクロ速度のいずれかで読み取り、ACSで原稿を逆の種類(カラー読み取り速度の場合はモノクロ原稿、モノクロ読み取り速度の場合はカラー原稿)と判定した場合には、原稿をもう一方の読み取り速度で読み取り直す構成が開示されている。
特開2005−33807号公報
しかし、引用文献1記載の発明では、ACSで読み取った画像がその読み取った画像の種別と異なると判定した場合、原稿をその前に読み取った読み取り速度とは異なる速度で読み直す必要があり、その分、原稿の読み取り直しに時間がかかることになり、ACSの読み取り動作の効率化に改善の余地があった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、ACS読み取りにおいてカラー原稿と判定した場合であってもモノクロ原稿と判定した場合であっても、通常のカラー又はモノクロ読み取りと同じ画像を生成し、かつその読み取りに必要な時間を短縮することにある。
前記課題を解決するため、第1の手段は、原稿の無彩色成分を読み取るモノクロイメージセンサと、原稿の有彩色成分を読み取るカラーイメージセンサと、前記モノクロイメージセンサ及びカラーイメージセンサに原稿からの読み取り光を導く光学手段を搭載した走査手段と、前記走査手段を原稿に対して副走査方向に相対的に移動させて原稿を読み取らせる制御手段と、前記カラーイメージセンサの出力から原稿がモノクロかカラーかを判別する判別手段と、を備え、前記制御手段は、前記走査手段を原稿の一側から他側に相対的に移動させて前記カラーイメージセンサにより原稿を読み取らせ、前記判別手段により原稿画像が無彩色と判断されたときは、前記走査手段を前記原稿の他側から一側に相対的に移動させて前記モノクロイメージセンサによって原稿を読み取らせることを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段において、前記走査手段を原稿の一側から他側に相対的に移動させて前記モノクロイメージセンサにより原稿を読み取らせる、モノクロ読み取りモードと、前記走査手段を原稿の一側から他側に相対的に移動させて前記カラーイメージセンサにより原稿を読み取らせる、カラー読み取りモードと、前記走査手段を原稿の一側から他側に相対的に移動させて前記カラーイメージセンサにより原稿を読み取らせ、前記判別手段により原稿画像が無彩色と判断されたときは、前記走査手段を前記原稿の他側から一側に相対的に移動させて前記モノクロイメージセンサによって原稿を読み取らせる、ACS読み取りモードと、を備えることを特徴とする。
第3の手段は、第1又は第2の手段において、前記判別手段が、前記走査手段により原稿の一側から他側に相対的に移動させながら前記カラーイメージセンサが原稿を読み取る途中に原稿画像が無彩色か有彩色かを判別し、前記制御手段は、原稿画像が無彩色と判別された場合には、前記カラーイメージセンサによる原稿の読み取りを停止して前記走査手段を原稿の終端まで移動させ、前記走査手段を前記原稿の他側から一側に相対的に移動させながら前記モノクロイメージセンサにより原稿を読み取らせることを特徴とする。
第4の手段は、第1ないし第3のいずれかの手段において、前記判別手段により原稿画像が無彩色と判別された場合には、前記走査手段の移動速度を原稿画像が無彩色と判別される前より大きくすることを特徴とする。
第5の手段は、第1ないし第4のいずれかの手段において、複数ページの原稿を読み取る際、前記判別手段は1ページ毎に原稿画像が無彩色か有彩色かを判別することを特徴とする。
第6の手段は、第1ないし第5のいずれかの手段に係る画像読み取り装置を備え、この画像読み取り装置で取得した画像データに基づいて画像形成を行う画像形成装置を特徴とする。
第7の手段は、原稿の無彩色成分を読み取るモノクロイメージセンサと、原稿の有彩色成分を読み取るカラーイメージセンサと、前記モノクロイメージセンサ及びカラーイメージセンサに原稿からの読み取り光を導く光学手段を搭載した走査手段と、前記走査手段を原稿に対して副走査方向に相対的に移動させて原稿を読み取らせる制御手段と、前記カラーイメージセンサの出力から原稿がモノクロかカラーかを判別する判別手段と、を備え、各手段を動作させて原稿の読み取りを行わせる画像読み取り方法において、前記走査手段を原稿の一側から他側に相対的に移動させて前記カラーイメージセンサにより原稿を読み取らせ、前記判別手段により原稿画像が無彩色と判断されたときは、前記走査手段を前記原稿の他側から一側に相対的に移動させて前記モノクロイメージセンサによって原稿を読み取らせることを特徴とする。
第8の手段は、原稿の無彩色成分を読み取るモノクロイメージセンサと、原稿の有彩色成分を読み取るカラーイメージセンサと、前記モノクロイメージセンサ及びカラーイメージセンサに原稿からの読み取り光を導く光学手段を搭載した走査手段と、前記走査手段を原稿に対して副走査方向に相対的に移動させて原稿を読み取らせる制御手段と、前記カラーイメージセンサの出力から原稿がモノクロかカラーかを判別する判別手段と、を備え、各手段を動作させて原稿の読み取りを行う際、当該原稿の読み取りをコンピュータによって制御し、実行するためのコンピュータプログラムにおいて、前記走査手段を原稿の一側から他側に相対的に移動させて前記カラーイメージセンサにより原稿を読み取らせ、前記判別手段により原稿画像が無彩色と判断されたときは、前記走査手段を前記原稿の他側から一側に相対的に移動させて前記モノクロイメージセンサによって原稿を読み取らせることを特徴とする。
なお、後述の実施形態では、モノクロイメージセンサはB&W(モノクロ)センサ207BWに、カラーイメージセンサはRed(赤)センサ207R、Green(緑)センサ207G、Blue(青)センサ207Bに、光学手段は照明ランプ232、第1ミラー233、第2ミラー234、第3ミラー235に、走査手段は第1のキャリッジ253及び第2のキャリッジ254に、制御手段はエンジンCPU261に、原稿の読み取り位置を原稿に対して相対的に移動させる手段は第1のキャリッジ253及び第2のキャリッジ254に、判別する手段はスキャナ画像処理部263内のACS判定部263aに、原稿を読み取らせる手段はエンジンCPU261に、それぞれ対応する。
本発明によれば、ACS読み取りで原稿をモノクロと判定した場合には、スキャナキャリッジがリターンする間に原稿をモノクロセンサで読み取るので、ACS読み取りにおいてカラー原稿と判定した場合であってもモノクロ原稿と判定した場合であっても、通常のカラー又はモノクロ読み取りと同じ画像を生成し、かつその読み取りに必要な時間を短縮することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施形態に係るディジタル複合機(MFP−Multi Function Peripheral)とパーソナルコンピュータ(PC)とのシステム構成を示す図、図2はスキャナ及びスキャナに装着されたADFからなる原稿画像読み取り機構を示す図、図3は図1のディジタル複合機の画像処理システムの構成を示すブロック図である。同図において、複写機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能を備えたディジタル複合機MF1は、自動原稿送り装置(ADF)230、操作ボード90、カラースキャナ210、及びカラープリンタ100の各ユニットから構成されている。なお、操作ボード90及びADF230付きのカラースキャナ210は、プリンタ100から分離可能なユニットであり、カラースキャナ210は、動力機器ドライバ、センサ入力及びコントローラを有する制御ボードを備え、エンジンCPU261(図3)と直接又は間接に通信を行い、タイミング制御されて原稿画像の読み取りを行う。
プリンタ100を接続したコントローラボード270(図3)には、LAN(Local Area Network)を介してパソコンPCが接続されており、ファクシミリコントロールユニットFCU287(図3)には、電話回線PN(ファクシミリ通信回線)を介して交換器PBXが接続されている。カラープリンタ100のプリント済の用紙は、図示しない排紙スタックに排出される。
図2に示すように原稿画像読み取り機構はスキャナ210及びスキャナ210上に装着されたADF230からなる。スキャナ210のコンタクトガラス231上に置かれた原稿は、照明ランプ232により照明され、原稿の反射光(画像光)が第1ミラー233で副走査方向yと平行に反射される。照明ランプ232及び第1ミラー233は、副走査方向yに定速駆動される第1キャリッジ253に搭載されている。第1キャリッジ253と同方向にその1/2の速度で駆動される第2キャリッジ254には、第2及び第3ミラー234,235が搭載されている。第1ミラー233で反射された画像光は第2ミラー234で下方向(z)に反射され、第3ミラー235で副走査方向yに反射され、レンズ236により集束され、CCD207の結像面に照射され、CCD207で電気信号に変換される。
第1キャリッジ253及び第2キャリッジ254は、走行体モータ238を駆動源としてy方向に往復駆動される。このようにスキャナ210は、コンタクトガラス231上の原稿をランプ232及びミラー233で走査して原稿画像をCCD207に投影するフラットベッド方式の原稿スキャナであるが、シートスルー読み取りも可能なように、第1キャリッジ253がホームポジション(待機位置)HPで停止しているときの第1ミラー233の読み取り視野位置に、シートスルー読み取り窓であるガラス240が配置されている。一方、このガラス240の上方に自動原稿供給装置(ADF)230が装着され、ADF230の搬送ドラム(プラテン)244がガラス240に対向している。なお、光源232、第1キャリッジ253及び第2キャリッジ254に搭載された第1ないし第3のミラー233,234,235、レンズ236、並びに図示しない第1及び第2キャリッジ253,254の駆動機構が読み取りユニット211(図3)を構成する。
ADF230の原稿トレイ241に積載された原稿は、ピックアップローラ242及びレジストローラ対243で搬送ドラム244と押さえローラ245の間に送り込まれ、搬送ドラム244に密着して読み取りガラス240の上を通過し、排紙ローラ246,247によって原稿トレイ241の下方にある圧板兼用の排紙トレイ248上に排出される。これら各部の駆動はADFモータ237(図4)によって行われる。なお、原稿トレイ241からの給紙の有無はレジストローラ対243の用紙搬送方向上流側の直前に配置されたレジストセンサ223によって検知される。
原稿の表面の画像は、原稿読取窓である読み取りガラス240を通過する際に、その直下に移動している照明ランプ232により照射され、原稿の表面の反射光は、第1ミラー233以下の光学系を介してCCD207に照射され光電変換される。すなわちRGB及びBW各色画像信号に変換される。搬送ドラム244の表面は、読み取りガラス240に対向する白色背板であり、白基準面となるように白色である。
読み取りガラス240と原稿始端の位置決め用のスケール251との間には、基準白板239、及び第1キャリッジを検出する基点センサ249がある。基準白板239は、照明ランプ232の個々の発光強度のばらつき、また主走査方向のばらつき、CCD207の画素毎の感度ムラ等が原因で、一様な濃度の原稿を読み取ったにもかかわらず読み取りデータがばらつく現象を補正(シェーディング補正)するために用意されている。なお、図中符号aはホームポジションHPから基点センサ429までの距離、符号bは基点センサ249から原稿始端の位置決め用スケール251までの距離、符号cはホームポジションHPから原稿始端の位置決め用スケール251までの距離である。
ADF230の基体248は、奥側(図2紙面の裏側)でスキャナ210の基体にヒンジ結合(蝶番連結)しており、基体248の手前側(図2紙面の表側)の取っ手250mを持ってADF230の基体248引き上げることにより、ADF230を起こす(開く)ことができる。ADF230の基体248の奥側には、ADF230の開閉を検出するスイッチがある。ADF230の、コンタクトガラス231に対向する圧板250pがADF230の底面部に装着されており、ADF230が閉じると、圧板250pの下面が、図2に示すように、コンタクトガラス231の上面に密着する。
ディジタル複合機MF1の画像処理システムは、図3に示すように原稿画像読み取り及びカラー印刷を行うエンジン260、コントローラボード270及び操作ボード90を含む。エンジン260は、画像読み取り及び印刷のプロセスを制御するエンジンCPU261、カラー(原稿)スキャナ210、プリンタ100、ADF230、及びASIC(Application Specific IC)で構成した画像入出力処理262を備えている。
スキャナ210は読み取りユニット211、CCD207及びAFE(Analogue Front End)212を備えている。スキャナ210のセンサボードユニットSBU上にはCPU,ROM及びRAMが搭載され、該CPUが該ROMに格納されたプログラムを該RAMに書き込んで実行することにより、スキャナ210の全体の制御を行っている。また、プロセス制御用のエンジンCPU261と通信線を介して接続されおり、コマンド及びデータの送受信により指令された動作を行う。スキャナ210内のCPUは、原稿検知センサ、HPセンサ、圧板開閉センサ、冷却ファン等の検知及びON/OFFの制御をする。スキャナ210内において、スキャナモータドライバが、CPUからのPWM出力によりドライブされて励磁パルスシーケンスを発生し、原稿走査駆動用である走行用モータ238及びADFモータ237を駆動する。
原稿画像は、読み取りユニット211においてランプレギュレータによって通電されるハロゲンランプ232の光量出力により照明され、原稿の反射光すなわち光信号は、第1ないし第3ミラー233,234,235及びレンズ236を通りR,G、B及びBW読み取り用の4個のラインセンサを含むCCD207に結像される。4ラインCCD207は、センサボードユニットSBU上のCPUによって、各駆動クロックを与えられて各RGB及びBWの各画素のアナログの画像信号を、アナログ信号処理及びA/D変換を行うAFE212に出力する。
画像入出力処理部262はスキャナ画像処理部263、プリンタ画像処理部264及び画像処理I/F265を備え、画像処理I/F265を介してコントローラボート267と相互に通信を行う。
コントローラボード270は、コントローラCPU272、ASICで構成された書画蓄積制御部273、ハードディスク装置(以下、HDDと称す)271、ローカルメモリ(MEM−C)276、システムメモリ(MEM−P)279、ノースブリッジ(以下、NBと称す)278、ROM286に接続されたサウスブリッジ(以下、SBと称す)285、NIC280(Network Interface Card)、USBデバイス281、IEEE1394デバイス282、セントロニクスデバイス283、及びMLB284を備えている。操作ボード90は、コントローラボード270の書画蓄積制御部273に接続されている。ファクシミリコントロールユニット(FCU)287も、書画蓄積制御部273にPCIバスで接続されている。
コントローラCPU272は、NIC280を介してLANに接続されたパソコンPCあるいはインターネットを介する他のパソコンPCと書画情報の送受信を行うことができる。また、USB281,IEEE1394 282,セントロニクス283を用いてパソコン、プリンタ、ディジタルカメラ等と通信することができる。
SB285、NIC280、USBデバイス281、IEEE1394デバイス282、セントロニクスデバイス283、及びMLB284は、NB278にPCIバスで接続されている。MLB284は、外部から入力された書画データをイメージデータ(画像データ)に変換し、変換された画像データをエンジン260に出力する。
コントローラボード270の書画蓄積制御部273には、ローカルメモリ(MEM−C)276、HDD271などが接続されると共に、コントローラCPU272と書画蓄積制御部273とがCPUチップセットのNB278を介して接続されている。書画蓄積制御部273とNB278とは、AGP(Accelerated Graphics Port)を介して接続されている。
コントローラCPU272は、ディジタル複合機MF1の全体制御を行うものである。NB278は、コントローラCPU272、システムメモリ(MEM−P)279、SB285及び書画蓄積制御部273を接続するためのブリッジである。システムメモリ279は、ディジタル複合機MF1の描画用メモリなどとして用いるメモリである。SB285は、NB278とPCIバス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。また、ローカルメモリ276はコピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるメモリである。HDD271は、画像データの蓄積、文書データの蓄積、プログラムの蓄積、データの蓄積、フォームの蓄積、LUT(Look Up Table)の蓄積などを行うためのメモリである。また、操作ボード90は、ユーザからの入力操作を受け付けると共に、ユーザに向けた表示を行う操作部である。
図3には、前記構成に加えてスキャナ210及びプリンタ100と画像入出力装置262との間でやり取りする画像データの流れをさらに示す。画像入出力処理部262には、スキャナ画像処理263、プリンタ画像処理部264、及び画像処理(Interface circuit)265が設けられている。スキャナ画像処理部263は、前述のようにカラー原稿スキャナ210が原稿画像を読み取って発生するR,G,B及びBW画像データのそれぞれに対してシェーディング補正、読み取りγ補正、MTF補正等を行い、必要に応じて補正後のR,G,B画像データをC,M,Y,K記録色データに変換する。プリンタ画像処理部264は、R,G,B画像データ、又はC,M,Y,K記録色データをプリンタ100のC,M,Y,K各色書き込みユニット210〜213の画像表現特性に合ったC,M,Y,K印刷データに変換する。画像処理I/F265は、書画蓄積制御部273に原稿読み取り画像データRGB又はCMYKを出力し、書画蓄積制御273が出力する画像データRGB又はCMYKをプリンタ画像処理部264に与える。
原稿1枚につき1枚の印刷を行う1枚コピーのときには、スキャナ画像処理263からCMYK記録色データが画像処理I/F265に出力され、画像処理I/F265がこれらの画像データをプリンタ画像処理部264に出力し、プリンタ画像処理264が必要に応じて変倍,画像加工を、そしてプリンタγ変換及び階調処理をして各書込みユニット(レーザ書き込みユニットの各レーザ発光器)に出力する。
原稿1枚につき複数枚の印刷を行う連続コピーのときには、スキャナ画像処理263からCMYK記録色データが画像処理I/F265に出力され、画像処理I/F265によってこれらの画像データは書画蓄積制御部273に出力されてローカルメモリ(MEM−C)276又はHDD271に一時蓄積される。そして1枚のコピーの度に前記画像データが読み出され、書画蓄積制御部273から画像処理I/F265を介してプリンタ画像処理部264に与えられる。プリンタ画像処理部264は、必要に応じて変倍、画像加工を、そして、プリンタγ変換及び階調処理をして各書き込みユニットに出力する。なお、画像蓄積制御部273には回転機274及び編集器275が設けられている。
スキャナ210による原稿読み取り及び登録、又は、外部への送信のときには、スキャナ画像処理263が出力するRGB画像データが、画像処理I/F265及び画像蓄積制御部273を介して、HDD271に登録される、又は、ローカルメモリ276又はHDD271に一時蓄積してから外部に送出される。
プリンタ100による登録RGB画像データ、又は、外部から受信したRGB画像データを印刷する場合には、画像蓄積制御部273及び画像処理I/F265を介してRGB画像データがプリンタ画像処理264に与えられる。プリンタ画像処理264は、RGB画像データをCMYK記録色データに変換してから、必要に応じて変倍処理や画像加工を行い、その後、プリンタγ変換及び階調処理をして各色の書き込みユニットに出力する。
図4は、本実施形態におけるACS読み取りに関連する機能を説明するためのブロック図である。各部の構成の詳細は図3に記載されているので重複する説明は省略する。
図4において、エンジンCPU261には、ADFモータ237と走行用モータ238を駆動制御するモータドライバ214と、スキャナ画像処理部263及び書画蓄積制御部273が接続されている。スキャナ画像処理部263には、CCD207によって読み取られ、AFE212でディジタル信号に変換された画像信号が入力される。書画蓄積制御部273にはスキャナ画像処理部263で処理された画像データが入力され、前記画像データはローカルメモリ(MEM−C)276に格納される。
このように大略構成されたシステムでは、
1.モータ駆動パルスの生成、及びキャリッジの位置の検知
2.原稿種類の検知
の各処理を実行する。
モータ駆動パルスの生成、及びキャリッジの位置の検知処理では、エンジンCPU261は、PWMパルスをモータドライバ214に出力する。モータドライバ214はこのPWM出力によりドライブされ励磁パルスシーケンスを発生し、走行体モータ238を駆動する。これにより第1キャリッジ253と第2キャリッジ254が移動する。またエンジンCPU261は、PWMパルスの発生数を計測することで、走行体モータ238により移動する第1キャリッジ253と第2キャリッジ254の位置を検知する。
また、原稿種類の検知処理では、CCD207で読み取られた原稿のカラー情報は、AFE212によりディジタルデータに変換される。そしてスキャナ画像処理部263に内蔵されるACS判定部263aにて、読み取られた原稿が、カラー原稿かモノクロ原稿かを判定する。原稿種類の判定方法の一例としては、入力された画像データのうち、カラーデータの画素数をカウントし、カウント数がある一定以上だと原稿をカラーと判定し、それ以外だと原稿をモノクロと判定する方法がある
原稿がカラーと判定された場合には、スキャナ画像処理部263にてカラー画像用の画像処理を施した後、ローカルメモリ(MEM−C)276に画像データとして蓄えられる。原稿がモノクロと判定された場合には、後述するように原稿をモノクロセンサによって読み直される。CCD207で読み取られた原稿のモノクロ情報は、AFE212によりディジタルデータに変換される。そしてスキャナ画像処理部263にてモノクロ画像用の画像処理が施された後、ローカルメモリ(MEM−C)276に画像データとして蓄えられる。
図5は、本実施形態におけるCCD207の構成を示すブロック図である。同図において、CCD207は、Red(赤)センサ207R、Green(緑)センサ207G、Blue(青)センサ207B、B&W(モノクロ)センサ207BWの4本のセンサを備える。原稿をカラーで読み取る場合には、Red(赤)センサ207R、Green(緑)センサ207G、Blue(青)センサ207Bの3本のセンサを使用する。また、原稿をモノクロで読み取る場合には、B&W(モノクロ)センサ207BWの1本のセンサを使用する。B&W(モノクロ)センサ207BWは、1ラインの読み取り速度がカラー用センサの2倍である。すなわち、センサ内の奇数画素の信号と偶数画素の信号を第1及び第2のスイッチ207a,207bの選択により並列に出力することができる。また、第1のスイッチ207aの入力側の端子は、Green(緑)センサ207GとB&W(モノクロ)センサ207BWのそれぞれの出力端子であり、いずれかの端子を出力してGreen(緑)センサ207Gの出力、あるいはB&W(モノクロ)センサ207BWの奇数画素(あるいは偶数画素)側の信号を出力する。そのため、復動(リターン)時の走査速度は往動時の2倍とすることができる。
第2のスイッチ207bの入力側の端子は、Blue(青)センサ207BとB&W(モノクロ)センサ207BWのそれぞれの出力端子であり、いずれかの端子を出力してBlue(青)センサ207Bの出力、あるいはB&W(モノクロ)センサ207BWの偶数画素(あるいは奇数画素)側の信号を出力する。このようにして、CCD207は外部に対して3つの出力を持っており、カラー読み取りとモノクロ読み取りでは、出力される信号が異なる。
図6は、CCD207のカラー読み取り時の動作を示す図である。カラー読み取りでは、Red(赤)センサ207R、Green(緑)センサ207G、Blue(青)センサ207Bの各信号をそのまま外部に対して出力する。この状態では、第1及び第2のスイッチ207a,207bはそれぞれGreen(緑)センサ207G側の出力と、Blue(青)センサ207B側の出力を選択している。
図7は、CCD207のモノクロ読み取り時の動作を示す図である。モノクロ読み取りでは、B&W(モノクロ)センサ207BWの奇数画素の信号、B&W(モノクロ)センサの偶数画素の信号を外部に対して出力する。そのため、第1及び第2のスイッチ207a,207bはそれぞれB&W(モノクロ)センサ207BWの出力を選択している。これにより、B&W(モノクロ)センサ207BWの奇数画素と偶数画素の信号が出力されることになる。なお、第1及び第2のスイッチ207a,207bの切替制御はエンジンCPU261により行われる。
以下、各実施例についてACS読み取り動作について説明する。なお、以下に示す読み取り動作はエンジンCPU261によって制御される。エンジンCPU261は図示しないROMに格納されたプログラムコードを図示しないRAMに展開し、当該RAMをワークエリアとして使用しながら前記プログラムを実行することにより下記の制御を行う。
図8は実施例1のACS読み取り動作の制御手順を示すフローチャートである。
この読み取り動作では、ユーザがコンタクトガラス231上に原稿をセット、アプリケーションを選択(コピー、スキャナ、FAXなど)、その他設定(画像濃度、読み取り解像度、画質モード、変倍率など)を行い、最後に操作ボード90のプリントキーの操作により原稿読み取り開始を指示する。なお読み取りモードはACSに設定される(ステップS101)。次いで、ディジタル複合機MF1内部をカラー読み取り可能な状態に設定し(ステップS102)、第1キャリッジ253と第2キャリッジ254を動作させ、原稿をカラー(カラーセンサ207R,G,B)で読み取る(ステップS103)。
原稿の読み取り後、スキャナ画像処理263内の原稿種類判定手段により、原稿がカラー原稿であるか、モノクロ原稿であるかを判別する(ステップS104)。原稿がモノクロと判定された場合は、ディジタル複合機MF1内部をモノクロ読み取り可能な状態に設定する(ステップS105)。そして、第1キャリッジ253と第2キャリッジ254がホームポジションに戻る間に、原稿をモノクロセンサ207BWで読み取る(ステップS106)。一方、ステップS104で原稿をカラーと判定した場合は、読み取りを終了し、第1キャリッジ253と第2キャリッジ254をホームポジションに戻す(ステップS108)。なお、モノクロ読み取り可能な状態となると図7に示したように奇数画素と偶数画素の読み取りデータを独立して出力するので、読み取り速度を2倍とする。
モノクロの場合もカラーの場合もキャリッジリターン後、原稿が最終ページかどうかを判定する(ステップS107)。原稿が最終ページでなければ(ステップS107−NO)、ステップS102に戻って以降の処理を繰り返す。原稿が最終ページであれば、読み取り動作を完了する(ステップS107−YES)。
図9は、このときの原稿とキャリッジ253,254の動作を示す説明図である。実施例1では、ステップS104で原稿がカラーであると判定された場合、スキャナ210は、ステップS103のカラーセンサ207R,G,Bで読み取るカラー読み取り動作(図9(1))で読み取ったカラー画像データをスキャナ画像処理部263に出力してキャリッジリターンする。一方、ステップS104でモノクロと判定された場合、ステップS106のキャリッジリターン時(図9(2))にモノクロセンサ207BWで読み取った画像データをスキャナ画像処理263に出力する。
すなわち、ACS読み取り動作で原稿を読み取る際に、第1キャリッジ253と第2キャリッジ254が順方向に移動する間に、原稿をカラーで読み取り(図9(1))、ACSにより原稿をモノクロと判定した場合は、第1キャリッジ253と第2キャリッジ254が逆方向に移動する間に原稿をモノクロで読み取る(図9(2))。
これにより、1回の往復動作でモノクロ原稿を読み取ることができる。
図10は実施例2のACS読み取り動作の制御手順を示すフローチャートである。
この読み取り動作では、ユーザがコンタクトガラス231上に原稿をセット、アプリケーションを選択(コピー、スキャナ、FAXなど)、その他設定(画像濃度、読み取り解像度、画質モード、変倍率など)を行い、最後に操作ボード90のプリントキーの操作により原稿読み取り開始指示を行う。なお読み取りモードはACSに設定される(ステップS201)。次いで、ディジタル複合機MF1内部をカラー読み取り可能な状態に設定し(ステップS202)、第1キャリッジ253と第2キャリッジ254を動作させ、原稿をカラー(カラーセンサ207R,G,B)で読み取る(ステップS203)。原稿の読み取り途中で、スキャナ画像処理263内の原稿種類判定手段により、原稿がモノクロ原稿であるか、又はモノクロ原稿以外であるかを判定する(ステップS204)。ここでは、モノクロ原稿以外とは、カラー原稿又はその時点では原稿種類がまだ確定できないのいずれかである。
ステップS204の判定で、原稿をモノクロと判定した場合は、原稿のカラー読み取りを終了する(ステップS205)。そして、ディジタル複合機MF1内部をモノクロ読み取り可能な状態に設定し(ステップS206)、第1キャリッジ253と第2キャリッジ254を原稿の後端まで移動させる(ステップS207)。第1キャリッジ253と第2キャリッジ254がホームポジションに戻る間、原稿をモノクロセンサ207BWで読み取り(ステップS208、読み取り修了後、その原稿が最終ページかどうかを判定する(ステップS209)。モノクロ読み取り可能な状態となると、実施例1と同様に読み取り速度を2倍とする。
ステップS204で原稿をカラーと判定した場合、又はその時点では原稿種類(モノクロかカラーか)がまだ確定ができない場合は(ステップS204−NO)、原稿を後端まで読み取ったかどうかを判断し(ステップS210)、原稿を最後まで読み取っている場合は、読み取りを終了し、第1キャリッジ253と第2キャリッジ254をホームポジションに戻し(ステップS211)、原稿が最終ページかどうかを判定する(ステップS209)。一方、原稿の読み取りが途中である場合は(ステップS210−NO)、その原稿の読み取りを継続する(ステップS212)。
ステップS209で原稿が最終ページではないと判定されたときには(ステップS209−NO)、ステップS202に戻ってステップS202以降の処理を繰り返し、原稿が最終ページである場合は(ステップS209−YES)、読み取り動作を完了する。
図11は、このときの原稿とキャリッジ253,254の動作を示す説明図である。実施例2では、第1キャリッジ253と第2キャリッジ254が順方向に移動する間に、原稿をカラーで読み取る(ステップS203)。次に、ACSにより原稿がモノクロと判定された時点(ステップS204−YES)で、原稿のカラー読み取りを終了し(ステップS205)(図11(1))、第1キャリッジ253と第2キャリッジ254を原稿の後端まで移動させる(ステップS212−図11(2))。次に、第1キャリッジ253と第2キャリッジ254が逆方向に移動する間に、原稿をモノクロで読み取る(図11(3))。
図12は実施例3におけるカラー読み取り動作(カラーモード)の制御手順を示すフローチャートである。
この読み取り動作では、ユーザがコンタクトガラス231上に原稿をセット、アプリケーションを選択(コピー、スキャナ、FAXなど)、その他、カラーモードの設定を含む他の設定(画像濃度、読み取り解像度、画質モード、変倍率など)を操作ボード90から行い、最後に操作ボード90のプリントキーの操作により原稿読み取り開始指示を行う。なお読み取りモードはカラーに設定される(ステップS301)。次いで、ディジタル複合機MF1内部をカラー読み取り可能な状態に設定し(ステップS302)、第1キャリッジ253と第2キャリッジ254を動作させ、原稿をカラー(カラーセンサ207R,G,B)で読み取る(ステップS303)。原稿の読み取りが終了すると、第1キャリッジ253と第2キャリッジ254をホームポジションに戻す(ステップS304)。そして、原稿が最終ページかどうかを判定する(ステップS305)。原稿が最終ページでない場合は、ステップS12からの動作を繰り返す。また、原稿が最終ページである場合は、読み取り動作を完了する。
図13は、このときの原稿とキャリッジ253,254の動作を示す説明図である。実施例3では、第1キャリッジ253と第2キャリッジ254が順方向に移動する間に、原稿をカラーで読み取る(図13(1))。原稿の読み取りが終了すると、第1キャリッジ253と第2キャリッジ254が逆方向に移動し(図13(2))、ホームポジションに戻る。すなわち、この動作では、キャリッジ253,254が往動作しているときにカラー画像を読み取り、復動時には、画像の読み取りは行わない。
図14は実施例4におけるモノクロ読み取り動作(モノクロモード)の動作手順を示すフローチャートである。
この読み取り動作では、ユーザがコンタクトガラス231上に原稿をセット、アプリケーションを選択(コピー、スキャナ、FAXなど)、その他、モノクロモードを含む他の設定(画像濃度、読み取り解像度、画質モード、変倍率など)操作ボード90からを行い、最後に操作ボード90のプリントキーの操作により原稿読み取り開始指示を行う。なお読み取りモードはモノクロに設定される(ステップS401)。次いで、ディジタル複合機MF1内部をモノクロ読み取り可能な状態に設定し(ステップS402)、第1キャリッジ253と第2キャリッジ254を動作させ、原稿をモノクロ(モノクロセンサ207BW)で読み取る(ステップS403)。このときもモノクロ読み取り可能な状態になると、読み取り速度は2倍となる。
原稿の読み取り後、第1キャリッジ253と第2キャリッジ25をホームポジションに戻す(ステップS404)。そして、原稿が最終ページかどうかを判定する(ステップS405)。この判定で原稿が最終ページではないと判定されたときには(ステップS405−NO)、ステップS12からの動作を繰り返す。また、原稿が最終ページである場合は、読み取り動作を完了する。
図15は、このときの原稿とキャリッジ253,254の動作を示す説明図である。実施例4では、第1キャリッジ253と第2キャリッジ254が順方向に移動する間に、原稿をモノクロで読み取る(ステップS403−図15(1))。次に第1キャリッジ253と第2キャリッジ254が逆方向に移動し(図15(2))、ホームポジションに戻る。すなわち、この動作では、キャリッジ253,254が往動作しているときにモノクロ画像を読み取り、復動時には、画像の読み取りは行わない。
以上のように、実施例1ないし4では、ACSで読み取る場合も、カラー読み取りの場合も、モノクロ読み取りの場合も第1及び第2キャリッジ253,254が1回往復動する間に原稿画像を読み取ってディジタルデータに変換し、スキャナ画像処理部263側に転送することができるので、従来例のようにACS読み取りの場合に2往復し、あるいはプレスキャンするような無駄な原稿走査が不要となり、読み取り効率の向上を図ることができる。また、モノクロ画像については、モノクロセンサ207SWを使用するので、ACS読み取りの場合とモノクロ読み取りの場合でも同じ画質で画像形成を行うことができる。
なお、本発明は本実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが対象となることは言うまでもない。
本発明の実施形態に係るディジタル複合機(MFP)とパーソナルコンピュータ(PC)とのシステム構成を示す図である。 スキャナ及びスキャナに装着されたADFからなる原稿画像読み取り機構を示す図である。 図1のディジタル複合機の画像処理システムの構成を示すブロック図である。 本実施形態におけるACS読み取りに関連する機能を説明するためのブロック図である。 本実施形態におけるCCDの構成を示すブロック図である。 図5のCCDのカラー読み取り時の動作を示す図である。 図5のCCDのモノクロ読み取り時の動作を示す図である。 実施例1のACS読み取り動作の制御手順を示すフローチャートである。 実施例1の原稿とキャリッジの動作を示す説明図である。 実施例2のACS読み取り動作の制御手順を示すフローチャートである。 実施例2の原稿とキャリッジの動作を示す説明図である。 実施例3のカラー読み取り動作の制御手順を示すフローチャートである。 実施例3の原稿とキャリッジの動作を示す説明図である。 実施例4のモノクロ読み取り動作の制御手順を示すフローチャートである。 実施例4の原稿とキャリッジの動作を示す説明図である。 従来技術におけるACS読み取りの読み取り動作を示すフローチャートである。 従来技術における原稿読み取りの動作を示す説明図である。
符号の説明
90 操作ボード
100 プリンタ
207 CCD
207BW B&W(モノクロ)センサ
207R、207G、207B カラーイメージセンサ
210 スキャナ
230 ADF
232 照明ランプ
233 第1ミラー
234 第2ミラー
235 第3ミラー
238 走行用モータ
253 第1のキャリッジ
254 第2のキャリッジ
260 エンジン
261 エンジンCPU
263 スキャナ画像処理部
263a ACS判定部
270 コントローラボード
MF1 ディジタル複合機

Claims (8)

  1. 原稿の無彩色成分を読み取るモノクロイメージセンサと、
    原稿の有彩色成分を読み取るカラーイメージセンサと、
    前記モノクロイメージセンサ及びカラーイメージセンサに原稿からの読み取り光を導く光学手段を搭載した走査手段と、
    前記走査手段を原稿に対して副走査方向に相対的に移動させて原稿を読み取らせる制御手段と、
    前記カラーイメージセンサの出力から原稿がモノクロかカラーかを判別する判別手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記走査手段を原稿の一側から他側に相対的に移動させて前記カラーイメージセンサにより原稿を読み取らせ、前記判別手段により原稿画像が無彩色と判断されたときは、前記走査手段を前記原稿の他側から一側に相対的に移動させて前記モノクロイメージセンサによって原稿を読み取らせること
    を特徴とする画像読み取り装置。
  2. 請求項1記載の画像読み取り装置において、
    前記走査手段を原稿の一側から他側に相対的に移動させて前記モノクロイメージセンサにより原稿を読み取らせる、モノクロ読み取りモードと、
    前記走査手段を原稿の一側から他側に相対的に移動させて前記カラーイメージセンサにより原稿を読み取らせる、カラー読み取りモードと、
    前記走査手段を原稿の一側から他側に相対的に移動させて前記カラーイメージセンサにより原稿を読み取らせ、前記判別手段により原稿画像が無彩色と判断されたときは、前記走査手段を前記原稿の他側から一側に相対的に移動させて前記モノクロイメージセンサによって原稿を読み取らせる、ACS読み取りモードと、
    を備えることを特徴とする画像読み取り装置。
  3. 請求項1又は2記載の画像読み取り装置において、
    前記判別手段が、前記走査手段により原稿の一側から他側に相対的に移動させながら前記カラーイメージセンサが原稿を読み取る途中に原稿画像が無彩色か有彩色かを判別し、
    前記制御手段は、原稿画像が無彩色と判別された場合には、前記カラーイメージセンサによる原稿の読み取りを停止して前記走査手段を原稿の終端まで移動させ、前記走査手段を前記原稿の他側から一側に相対的に移動させながら前記モノクロイメージセンサにより原稿を読み取らせること
    を特徴とする画像読み取り装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像読み取り装置において、
    前記判別手段により原稿画像が無彩色と判別された場合には、前記走査手段の移動速度を原稿画像が無彩色と判別される前より大きくすることを特徴とする画像読み取り装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の画像読み取り装置において、
    複数ページの原稿を読み取る際、前記判別手段は1ページ毎に原稿画像が無彩色か有彩色かを判別することを特徴とする画像読み取り装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の画像読み取り装置を備え、この画像読み取り装置で取得した画像データに基づいて画像形成を行うことを特徴とする画像形成装置。
  7. 原稿の無彩色成分を読み取るモノクロイメージセンサと、
    原稿の有彩色成分を読み取るカラーイメージセンサと、
    前記モノクロイメージセンサ及びカラーイメージセンサに原稿からの読み取り光を導く光学手段を搭載した走査手段と、
    前記走査手段を原稿に対して副走査方向に相対的に移動させて原稿を読み取らせる制御手段と、
    前記カラーイメージセンサの出力から原稿がモノクロかカラーかを判別する判別手段と、
    を備え、各手段を動作させて原稿の読み取りを行わせる画像読み取り方法において、
    前記走査手段を原稿の一側から他側に相対的に移動させて前記カラーイメージセンサにより原稿を読み取らせ、前記判別手段により原稿画像が無彩色と判断されたときは、前記走査手段を前記原稿の他側から一側に相対的に移動させて前記モノクロイメージセンサによって原稿を読み取らせること
    を特徴とする画像読み取り方法。
  8. 原稿の無彩色成分を読み取るモノクロイメージセンサと、
    原稿の有彩色成分を読み取るカラーイメージセンサと、
    前記モノクロイメージセンサ及びカラーイメージセンサに原稿からの読み取り光を導く光学手段を搭載した走査手段と、
    前記走査手段を原稿に対して副走査方向に相対的に移動させて原稿を読み取らせる制御手段と、
    前記カラーイメージセンサの出力から原稿がモノクロかカラーかを判別する判別手段と、
    を備え、各手段を動作させて原稿の読み取りを行う際、当該原稿の読み取りをコンピュータによって制御し、実行するためのコンピュータプログラムにおいて、
    前記走査手段を原稿の一側から他側に相対的に移動させて前記カラーイメージセンサにより原稿を読み取らせ、前記判別手段により原稿画像が無彩色と判断されたときは、前記走査手段を前記原稿の他側から一側に相対的に移動させて前記モノクロイメージセンサによって原稿を読み取らせること
    を特徴とするコンピュータプログラム。
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