JP2008017045A - 画像読取装置、画像形成装置、半導体装置 - Google Patents

画像読取装置、画像形成装置、半導体装置 Download PDF

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Abstract

【課題】原稿読取部の読取動作を複数の動作モードで互いに独立に制御可能な画像読取装置、画像形成装置、半導体装置を提供することを目的とする。
【解決手段】複数の動作モードのうち指定された一つの動作モードで原稿を読み取る画像読取装置であって、一つの動作モードの駆動信号を生成する為の設定値を取得し、その設定値から一つの動作モードに応じた駆動信号を生成する駆動信号生成部110と、駆動信号に応じて原稿の読み取りを行う原稿読取部103とを有することにより上記課題を解決する。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像読取装置、画像形成装置、半導体装置に係り、特に複数の動作モードのうち指定された一つの動作モードで原稿を読み取る画像読取装置、その画像読取装置を有する画像形成装置、その画像読取装置が有する半導体装置に関する。
モノクロ/カラー画像読取装置に関する技術としては例えば特許文献1に記載されている内容が知られている。特許文献1には選択された読取モード(モノクロ/カラー)に応じた原稿読取が可能な原稿読取装置について開示されている。
CCD(Charge Coupled Device)のみを用いたモノクロ原稿の読み取りの場合にはCCDの特性に合わせてクロックパルスを設定している。また、CCDとマルチカラー密着センサとを同時に用いたカラー原稿の読み取りの場合には、クロック速度の遅い密着センサの駆動条件に合わせてクロックパルスを設定している。
CCDとマルチカラー密着センサとを同時に用いたカラー原稿の読み取りの場合、具体的にはモノクロ読み取りの原稿搬送速度を4V、カラー読み取りの原稿搬送速度をVと設定し、モノクロ読み取りのクロックパルス周波数を4f、カラー読み取りのクロックパルス周波数をfと設定している。つまり、特許文献1の原稿読取装置はカラー読み取り時の設定値を基準にモノクロ読み取り時の設定値を決定していた。
一方、特許文献1に記載されている原稿読取装置ように、モノクロ原稿の読み取り時にCCD、カラー原稿の読み取り時にCCD及びマルチカラー密着センサを用いる原稿読取技術ではなく、3ラインCCDを用いた原稿読取装置が既に知られている。
3ラインCCD(RGB)を用いた原稿読取装置では、モノクロ原稿の読み取り時にカラー読み取り専用(RGB)の内のGの設定値を使ってモノクロ読み取りの設定値を生成することでモノクロ読み取りを行っていた。
さらに、現在では高速モノクロ読み取りが可能となる4ラインCCD(RGB+K)の開発が進められており、カラー読み取り専用(RGB)の設定値の他、モノクロ読み取り専用(K)の設定値が必要になっている。
なお、従来の3ラインCCDでは、モノクロ読み取り時にもカラー読み取り専用(RGB)の内のGの設定値を用いていた為、カラーとモノクロとで原稿読取速度を変更していなかった。仮に原稿読取速度を変更する場合は、シフトパルス(1ライン分の原稿読取速度)の設定値を変更することで行っていた。
また、4ラインCCDでは、カラー読み取り専用(RGB)のCCDと異なるモノクロ読み取り専用(K)のCCDを採用することにより、カラー読み取り専用(RGB)とは別にモノクロ読み取り専用(K)の設定が必要になってきている事情がある。
なお、従来の4ラインCCDでは、カラー読み取り専用(RGB)とは異なるモノクロ専用(K)のCCDを採用し、モノクロ読み取り用の出力機構をカラー読み取り用の出力機構よりも多くすることで、3ラインCCDのようにシフトパルスの設定値を変更することなく、原稿読取速度を変更できるようになった。
特開平9−37039号公報
しかし、4ラインCCDの駆動信号入力ピンがモノクロとカラーとで分離されず、制御ピンが1個しかない場合、モノクロ読み取り時の設定値はカラー読み取り時の設定値に依存してしまうという制約があった。つまり、モノクロの読み取り速度をカラーの読み取り速度よりも早くしたい場合でも、従来の4ラインCCDではモノクロ読み取り時の設定値を任意に設定することができなかった。
具体的にカラー読み取り時のCCDの駆動を決定する駆動信号(パルス波)の設定値がf0の場合、4ラインCCDの内部構造の制約,つまりモノクロ読み取り速度はカラー読み取り速度の2倍に設定されるという制約があった。
モノクロ読み取り時の最適値がカラー読み取り時の2倍以上であったとしても、モノクロ読み取り時の設定はカラー読み取り速度を規定するf0の2倍にしか設定できず、最適な設定値よりも処理能力の低い2f0に設定せざるを得なかった。即ち、モノクロ読み取り時の設定値については、カラー読み取り時の設定値に依存するため、最適値を設定できないという制約があるため、読み取り速度を向上させることができないという問題が生じていた。このように、4ラインCCDではカラーとモノクロとについて、個々に最適なパラメータ(例えば駆動信号のパラメータ設定など)を設定する必要が生じるようになってきている。
4ラインCCDは、2つ以上の駆動信号(パルス波)が入力されると、その2つ以上の駆動信号に従って、原稿の読み取り,電気信号の変換処理を行っている。4ラインCCDから期待通りの出力を得る為には、2つ以上の駆動信号のタイミングをカラー読み取り又はモノクロ読み取り等の動作モード毎の設定値に従って調整する必要があった。
しかし、従来の4ラインCCDでは、モノクロ読み取り時の設定値を任意に設定しておらず、モノクロ読み取り時の設定値がカラー読み取り時の設定値に依存してしまうという制約があった。つまり、4ラインCCDではモノクロ読み取り時の設定値及びカラー読み取り時の設定値の最適値が異なっている場合、それぞれの最適値に合わせる柔軟な設計ができないという問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、原稿読取部の読取動作を複数の動作モードで互いに独立に制御可能な画像読取装置、画像形成装置、半導体装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、複数の動作モードのうち指定された一つの動作モードで原稿を読み取る画像読取装置であって、前記一つの動作モードの駆動信号を生成する為の設定値を取得し、その設定値から前記一つの動作モードに応じた駆動信号を生成する駆動信号生成部と、前記駆動信号に応じて前記原稿の読み取りを行う原稿読取部とを有することを特徴とする。
また、前記複数の動作モードの設定値を記憶する記憶部を更に有し、前記駆動信号生成部は、前記記憶部から前記一つの動作モードの設定値を選択して取得することを特徴としてもよい。
また、外部から取得した前記一つの動作モードの設定値を記憶する記憶部を更に有し、前記駆動信号生成部は、前記記憶部から前記一つの動作モードの設定値を取得することを特徴としてもよい。
また、前記複数の動作モードの設定値は、予め求められた前記駆動信号が前記原稿読取部に入力されるときに最適となる設定値に設定されていることを特徴としてもよい。
また、上記課題を解決するため、本発明は、複数の動作モードのうち指定された一つの動作モードで原稿を読み取る画像読取装置を有する画像形成装置であって、前記一つの動作モードの駆動信号を生成する為の設定値を取得し、その設定値から前記一つの動作モードに応じた駆動信号を生成する駆動信号生成部と、前記駆動信号に応じて前記原稿の読み取りを行う原稿読取部とを有することを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明は、複数の動作モードに応じた駆動信号を原稿読取部に出力する半導体装置であって、指定された動作モードの駆動信号を生成する為の設定値を取得し、その設定値から前記一つの動作モードに応じた読取動作で前記原稿読取部を駆動させる駆動信号を生成して、前記原稿読取部に出力する駆動信号生成部を有することを特徴とする。
本発明によれば、複数の動作モードのうち指定された一つの動作モードの設定値を取得し、その設定値から動作モードに応じた駆動信号を生成する駆動信号生成部と、駆動信号に応じて原稿の読み取りを行う原稿読取部とを有することにより、動作モード毎に最適な設定をすることができ、原稿読取部の読取動作を複数の動作モードで互いに独立に制御可能である。
なお、本発明の構成要素、表現または構成要素の任意の組合せを、方法、装置、システム、コンピュータプログラム、記録媒体、データ構造などに適用したものも本発明の態様として有効である。
本発明によれば、原稿読取部の読取動作を複数の動作モードで互いに独立に制御可能な画像読取装置、画像形成装置、半導体装置を提供可能である。
次に、本発明を実施するための最良の形態を、以下の実施例に基づき図面を参照しつつ説明していく。
図1は、本発明の画像形成装置の一例の構成図である。画像形成装置の一例としての複写機1は、画像読取装置2,給紙トレイ3,手差しトレイ4,紙転写部5,搬送用ベルト6,本体排紙部7,排紙トレイ8,定着装置9,ヒータ10,加熱ローラ(定着部材)11,加圧ローラ(定着部材)12,画像作像部13を有する。
画像読取装置2は、コンタクトガラス上の原稿から画像データを読み取る。給紙トレイ3及び手差しトレイ4は転写紙Pを給紙する。転写紙Pは画像作像部13に当接する紙転写部5の位置まで搬送される。
画像読取装置2で原稿から読み取られた画像データは、図示しない画像処理装置で所定の画像処理が施された後、画像作像部でトナー像となり、転写紙Pに転写される。この転写紙Pは、搬送用ベルト6で定着装置9に搬送される。
転写紙Pは、ヒータ10,加熱ローラ11,加圧ローラ12を有する定着装置121により、加熱ローラ11と加圧ローラ12とのニップ部を通過する際に、加熱ローラ11と加圧ローラ12とによる加熱及び加圧でトナー像が定着され、本体排紙部7により排紙トレイ8に排出される。
図2は本発明の画像読取装置の一例の構成図である。画像読取装置2は、原稿台(ガラス)22と、照明光源(ランプ)23と、ミラー24,26,27と、第1走行体(第1キャリッジ)25と、第2走行体(第2キャリッジ)28と、イメージセンサ(光電変換素子、CCD)29と、レンズ30と、シェーディング板(白基準板)31と、イメージセンサ基板32と、画像データ出力33と、接続線34とを有する。
原稿台22には原稿21が載置されている。第1走行体25は原稿台22に沿って走行可能である。第1走行体25は照明光源23及びミラー24を有する。第2走行体28は原稿台22に沿って走行可能である。第2走行体28はミラー26,27を有する。
イメージセンサ29及びレンズ30は一次元配列されている。イメージセンサ29はイメージセンサ基板32に取り付けられている。イメージセンサ29が原稿21から読み取った画像データは接続線34を介して画像データ出力33に出力される。なお、第1走行体25及び第2走行体28は図示しないステッピングモータにより駆動される。シェーディング板31はシェーディング補正用の白基準部材である。
このような画像読取装置2において、原稿21からの画像データの読み取りは、照明光源23を点灯させた状態で、ステッピングモータによって第1走行体25及び第2走行体28を原稿台22に沿って往復動させることにより、原稿21を露光走査する。シェーディング板31の読み取りに際しては、ステッピングモータによって第1走行体25及び第2走行体28をシェーディング板31の露光が可能な位置に移動させた状態で照明光源23を点灯させることによりシェーディング板31を露光走査する。
露光走査による原稿21からの反射光は、ミラー24,26,27と、レンズ30とによりイメージセンサ29に受光される。このように、イメージセンサ29は原稿21からの反射光を受光することによって、原稿21の画像データを光学的に読み取る。
次に、イメージセンサ29の一例としての4ラインCCDの内部構造を図3を参照しつつ説明する。図3は4ラインCCDの内部構造を示すブロック図である。4ラインCCDは、モノクロ(K)用ラインセンサ41,青色(B)用ラインセンサ42,緑色(G)用ラインセンサ43,赤色(R)用ラインセンサ44,CCDアナログレジスタ45〜49及び出力部50〜54を有する。
モノクロ用ラインセンサ41は原稿21からのモノクロの反射光量を電気信号に変換する。青色用ラインセンサ42は原稿21からの青色の反射光量を電気信号に変換する。緑色用ラインセンサ43は原稿21からの緑色の反射光量を電気信号に変換する。赤色用ラインセンサ44は原稿21からの赤色の反射光量を電気信号に変換する。
CCDアナログシフトレジスタ45は、モノクロ用ラインセンサ41で光電変換・蓄積した信号電荷のうち偶数画素のみを転送するレジスタである。CCDアナログシフトレジスタ46は、モノクロ用ラインセンサ41で光電変換・蓄積した信号電荷のうち奇数画素のみを転送するレジスタである。
CCDアナログシフトレジスタ47は、青色用ラインセンサ42で光電変換・蓄積した信号電荷を転送するレジスタである。CCDアナログシフトレジスタ48は、緑色用ラインセンサ43で光電変換・蓄積した信号電荷を転送するレジスタである。CCDアナログシフトレジスタ49は、赤色用ラインセンサ44で光電変換・蓄積した信号電荷を転送するレジスタである。出力部50〜54は、CCDアナログシフトレジスタ45〜49から転送されてきた信号電荷を電圧に変換する。
モノクロ用ラインセンサ41,青色用ラインセンサ42,緑色用ラインセンサ43,赤色用ラインセンサ44は、光電変換・蓄積した信号電荷を、シフトパルス毎に1ラインずつCCDアナログシフトレジスタ45〜49に転送する。また、CCDアナログシフトレジスタ45〜49はモノクロ用ラインセンサ41,青色用ラインセンサ42,緑色用ラインセンサ43,赤色用ラインセンサ44から転送されてきた信号電荷を、クロックパルス毎に1画素ずつ出力部50〜54に転送する。
モノクロ読み取り動作時、モノクロ用ラインセンサ41は原稿21からのモノクロの反射光量を電気信号に変換し、そのうち偶数画素分をCCDアナログシフトレジスタ45に1ライン単位でシフトし、偶数画素分をCCDアナログシフトレジスタ46に1ライン単位でシフトする。CCDアナログシフトレジスタ45,46は、モノクロ用ラインセンサ41から1ライン単位でシフトされた信号電荷を、1画素単位で出力部50,51に順次転送・出力する。
また、カラー読み取り時、青色用ラインセンサ42,緑色用ラインセンサ43,赤色用ラインセンサ44は原稿21からの青色,緑色,赤色の反射光量を電気信号に変換し、CCDアナログシフトレジスタ47〜49に1ライン単位でシフトする。CCDアナログシフトレジスタ47〜49は、青色用ラインセンサ42,緑色用ラインセンサ43及び赤色用ラインセンサ44から1ライン単位でシフトされた信号電荷を、1画素単位で出力部52〜54に順次転送・出力する。
図4は本発明の画像読取装置を示す機能ブロック図である。画像読取装置2は、読み取りモード受付部100,CPU101,読取ASIC102,イメージセンサ103,AFE104を有する。
読取モード受付部100は、ユーザによる操作パネルからの指示、又はネットワーク接続されたクライアントからユーザによる指示を受け付ける。例えばユーザは読取モードの一例としてカラー読み取り又はモノクロ読み取り等の動作モードを操作パネル等から指示できる。
CPU101は読取モード受付部100からユーザの指示を受け付ける。CPU101はユーザの指示を認識し、ユーザの指示した動作モードを判定して、その動作モードを読取ASIC102に指示する。
読取ASIC(Application Specific IC)102は、ユーザの指示した動作モードに従って、後述するようにイメージセンサ103及びAFE104を駆動する。読取ASIC102は、特定用途向け集積回路であり、カスタムIC,カスタムチップ等と呼ばれることもある。
読取ASIC102は、ユーザの指示した動作モードに従ってイメージセンサ103及びAFE104の読取動作を変更する為、動作モードの設定値を少なくとも1つのレジスタに格納している。
イメージセンサ(CCD)103は一次元に配列されたイメージセンサを用いて、読取ラインを一定速度で移動させることにより、平面の画像を読み取る。なお、本実施例におけるイメージセンサ103は種類を特定するものではなく、配列方法や読取方法について制約を受けるものではない。
AFE(Analog Front−End)104は、読取ASIC102によって駆動され、イメージセンサ103から出力されたアナログデータをデジタルデータに変換する。なお、読取ASIC102が駆動する対象は、イメージセンサ103及びAFE104に限らず、読取動作に関連するデバイス全てに適用され得る。
次に、図4の機能ブロック図のうち、読取ASIC102の詳細について図5を参照しつつ説明する。図5は読取ASICの詳細を説明する為の機能ブロック図である。図5の機能ブロック図は、図4の機能ブロック図に含まれているCPU101,読取ASIC102,イメージセンサ103を表している。
読取ASIC102は、パルス波生成部110,モノクロ読取用設定値格納レジスタ111,カラー読取用設定値格納レジスタ112,1ライン周期値格納レジスタ113を有する。
モノクロ読取用設定値格納レジスタ111は、モノクロ読み取り時の設定値を格納している。カラー読取用設定値格納レジスタ112は、カラー読み取り時の設定値を格納している。また、1ライン周期値格納レジスタ113は1ライン周期値を格納している。
パルス波生成部110は、モノクロ読取用設定値格納レジスタ111又はカラー読取用設定値格納レジスタ112に格納されているモノクロ読取用設定値又はカラー読取用設定値に基づき、イメージセンサ103の駆動信号(パルス波)を生成する。また、パルス波生成部110は1ライン周期値格納レジスタ113に格納されている1ライン周期値に基づき、後述する1ライン同期信号を生成する。イメージセンサ103は、パルス波生成部110により生成される駆動信号に従って、原稿21の読み取り,電気信号の変換処理等を行っている。
パルス波生成部110により生成されるイメージセンサ103の駆動信号には、リセット(RS),クランプ(CP),クロック(PH),シフト(SH),スイッチ(SW)がある。リセットは、イメージセンサ103のシフトレジスタ内の電荷をキャンセルするタイミングを提供する。クランプは、画素単位またはライン単位で出力レベルを安定させるタイミングを提供する。クロックは、画像データの転送レートを決定する。シフトは、ラインセンサの電荷をシフトレジスタにシフトするタイミングを提供する。また、スイッチはイメージセンサ103の出力をモノクロ読み取り時とカラー読み取り時とで切り替えるタイミングを提供する。
なお、AFE104の駆動信号には、クロック,リファレンスサンプリングタイミングおよび信号サンプリングタイミングがある。クロックは、AFE104より順次読み出されるアナログデータと同期している。リファレンスサンプリングタイミングは、基準レベルをサンプリングするタイミングを提供する。信号サンプリングタイミングは、出力信号である画素データをサンプリングするタイミングを提供する。
なお、図5の読取ASIC102は、動作モードの一例であるモノクロ読み取り及びカラー読み取りの設定値を格納するモノクロ読取用設定値格納レジスタ111及びカラー読取用設定値格納レジスタ112を有する構成である。つまり、読取ASIC102は動作モードの数だけレジスタを有する構成にすることができる。
なお、図5の読取ASIC102の構成以外では例えば1つの作業用領域を有し、動作モードを判定したあとで、その動作モードの設定値を読取ASIC102の外から取得して作業用領域に格納するようにしてもよい。
モノクロ読取用設定値格納レジスタ111が格納しているモノクロ読み取り時の設定値はモノクロ読み取り時にイメージセンサ103から期待通りの出力を得るため、駆動信号のタイミング等を調整するものである。また、カラー読取用設定値格納レジスタ112が格納しているカラー読み取り時の設定値はカラー読み取り時にイメージセンサ103から期待通りの出力を得るため、駆動信号のタイミング等を調整するものである。
なお、モノクロ読取用設定値格納レジスタ111又はカラー読取用設定値格納レジスタ112に格納されているモノクロ読取用設定値又はカラー読取用設定値はパルス波生成部110で生成された駆動信号がイメージセンサ103に入力されるときに最適となるように設定されている。
次に、読取ASIC102の処理手順について図6,図7のフローチャートを参照しつつ説明していく。図6は、従来の読取ASICの処理手順を示した一例のフローチャートである。図7は、本発明による読取ASICの処理手順を示した一例のフローチャートである。
まず、本発明の理解を容易とする為、図6に示した従来の読取ASICの処理手順について説明する。図6のフローチャートは、ユーザによる操作パネルからのスキャン動作開始指示、又はネットワーク接続されたクライアントからのスキャン動作開始指示により処理が開始される。
ステップS10に進み、読取ASICはCPUからユーザの指示した動作モードを表す動作モード判定信号を受信すると、ユーザの指示した動作モードがカラー読み取りであるか否かを判定する。
動作モードがカラー読み取りであると判定すると、読取ASICはステップS12に進み、青色用ラインセンサ,緑色用ラインセンサ及び赤色用ラインセンサを選択する。動作モードがカラー読み取りでないと判定すると、読取ASICはステップS11に進み、モノクロ用ラインセンサを選択する。動作モードの判定は、例えば1ライン周期値と同期して行われる。
ステップS11,S12に続いてステップS13に進み、パルス波生成部は読取動作に必要な設定値を読み込む。そして、パルス波生成部は読み込んだ設定値に基づき、駆動信号であるPH,RS,CP,SHパルス生成用にアサートタイミング,アサート幅等を設定する。
なお、ここで読み込まれる設定値は動作モードによらず同一である。つまり、従来の読取ASICは、モノクロ読み取り時の設定値及びカラー読み取り時の設定値の最適値が異なっている場合、それぞれの設定値を最適値に合わせることができない。
ステップS14に進み、ステッピングモータが駆動され、イメージセンサはパルス波生成部により生成された駆動信号に従って、原稿21の読み取り,電気信号の変換処理等を行ったあと、一連の動作を終了する。
続いて、図7に示した本発明の読取ASICの処理手順について説明する。ユーザによる操作パネルからのスキャン動作開始指示、又はネットワーク接続されたクライアントからのスキャン動作開始指示により図7のフローチャートの処理が開始される。
ステップS20に進み、読取ASIC102はCPU101からユーザの指示した動作モードを表す動作モード判定信号を受信すると、ユーザの指示した動作モードがカラー読み取りであるか否かを判定する。
動作モードがカラー読み取りであると判定すると、読取ASIC102はステップS23に進み、青色用ラインセンサ42,緑色用ラインセンサ43及び赤色用ラインセンサ44を選択する。動作モードがカラー読み取りでないと判定すると、読取ASIC102はステップS21に進み、モノクロ用ラインセンサ41を選択する。動作モードの判定は例えば1ライン周期値と同期して行われる。
ステップS21に続いてステップS22に進み、パルス波生成部110は読取動作に必要なモノクロ読み取り時の設定値を、モノクロ読取用設定値格納レジスタ111から読み込む。パルス波生成部110は、読み込んだモノクロ読み取り時の設定値に基づき、駆動信号であるPH,RS,CP,SHパルス生成用にアサートタイミング,アサート幅等を設定する。
一方、ステップS23に続いてステップS24に進み、パルス波生成部110は読取動作に必要なカラー読み取り時の設定値を、カラー読取用設定値格納レジスタ112から読み込む。パルス波生成部110は、読み込んだカラー読み込み時の設定値に基づき、駆動信号であるPH,RS,CP,SHパルス生成用にアサートタイミング,アサート幅等を設定する。
本発明による読取ASIC102では、ここで読み込まれる設定値が動作モードによって異なっている。本発明による読取ASIC102は、モノクロ読み取り時の設定値及びカラー読み取り時の設定値の最適値が異なっていても、それぞれの設定値を最適値に合わせることができる。
ステップS22,S24に続いてステップS25に進み、ステッピングモータが駆動され、イメージセンサ103はパルス波生成部110により生成された動作モードに最適な駆動信号に従って、原稿21の読み取り,電気信号の変換処理等を行ったあと、一連の動作を終了する。
なお、図7のフローチャートの処理に限ることなく、例えばデフォルトの設定値を設けるようにしてもよい。例えばモノクロ読み取り時の設定値をデフォルトとすれば、ステップS22の処理は省略できる。また、カラー読み取り時の設定値をデフォルトとすればステップS24の処理は省略できる。
図8は動作モードを切り替えるタイミングを示したタイムチャートである。読取ASIC102で生成される図8(a)の1ライン同期信号に同期して、図8(c)に示す読取モード(動作モード)は切り替わる。その際、図8(b)の動作モード判定信号に示すように1ライン読み取り中に動作モードの切り替えが判定された場合であっても読取モードは図8(a)に示す1ライン同期信号に同期して切り替わる。なお、読取モードが切り替わるタイミングは、統一さえすれば、1ライン同期信号のパルス波形の立ち上がり,立ち下がりのどちらでも構わない。
なお、特許請求の範囲に記載されている駆動信号生成部がパルス波生成部110に相当し、原稿読取部が画像読取装置2に相当し、記憶部がモノクロ読取用設定値格納レジスタ111,カラー読取用設定値格納レジスタ112に相当する。
本発明は、具体的に開示された実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
本発明の画像形成装置の一例の構成図である。 本発明の画像読取装置の一例の構成図である。 4ラインCCDの内部構造を示すブロック図である。 本発明の画像読取装置を示す機能ブロック図である。 読取ASICの詳細を説明する為の機能ブロック図である。 従来の読取ASICの処理手順を示した一例のフローチャートである。 本発明による読取ASICの処理手順を示した一例のフローチャートである。 動作モードを切り替えるタイミングを示したタイムチャートである。
符号の説明
1 複写機
2 画像読取装置
3 給紙トレイ
4 手差しトレイ
5 紙転写部
6 搬送用ベルト
7 本体排紙部
8 排紙トレイ
9 定着装置
10 ヒータ
11 加熱ローラ(定着部材)
12 加圧ローラ(定着部材)
13 画像作像部
21 原稿
22 原稿台(ガラス)
23 照明光源(ランプ)
24,26,27 ミラー
25 第1走行体(第1キャリッジ)
28 第2走行体(第2キャリッジ)
29 イメージセンサ(光電変換素子、CCD)
30 レンズ
31 シェーディング板(白基準板)
32 イメージセンサ基板
33 画像データ出力
34 接続線
41 モノクロ(K)用ラインセンサ
42 青色(B)用ラインセンサ
43 緑色(G)用ラインセンサ
44 赤色(R)用ラインセンサ
45〜49 CCDアナログレジスタ
50〜54 出力部
100 読み取りモード受付部
101 CPU
102 読取ASIC
103 イメージセンサ
104 AFE
110 パルス波生成部
111 モノクロ読取用設定値格納レジスタ
112 カラー読取用設定値格納レジスタ
113 1ライン周期値格納レジスタ

Claims (6)

  1. 複数の動作モードのうち指定された一つの動作モードで原稿を読み取る画像読取装置であって、
    前記一つの動作モードの駆動信号を生成する為の設定値を取得し、その設定値から前記一つの動作モードに応じた駆動信号を生成する駆動信号生成部と、
    前記駆動信号に応じて前記原稿の読み取りを行う原稿読取部と
    を有することを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記複数の動作モードの設定値を記憶する記憶部を更に有し、
    前記駆動信号生成部は、前記記憶部から前記一つの動作モードの設定値を選択して取得することを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 外部から取得した前記一つの動作モードの設定値を記憶する記憶部を更に有し、
    前記駆動信号生成部は、前記記憶部から前記一つの動作モードの設定値を取得することを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  4. 前記複数の動作モードの設定値は、予め求められた前記駆動信号が前記原稿読取部に入力されるときに最適となる設定値に設定されていることを特徴とする請求項1乃至3何れか一項記載の画像読取装置。
  5. 複数の動作モードのうち指定された一つの動作モードで原稿を読み取る画像読取装置を有する画像形成装置であって、
    前記一つの動作モードの駆動信号を生成する為の設定値を取得し、その設定値から前記一つの動作モードに応じた駆動信号を生成する駆動信号生成部と、
    前記駆動信号に応じて前記原稿の読み取りを行う原稿読取部と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  6. 複数の動作モードに応じた駆動信号を原稿読取部に出力する半導体装置であって、
    指定された動作モードの駆動信号を生成する為の設定値を取得し、その設定値から前記一つの動作モードに応じた読取動作で前記原稿読取部を駆動させる駆動信号を生成して、前記原稿読取部に出力する駆動信号生成部を有することを特徴とする半導体装置。
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