JP4424087B2 - 画像読み取り装置 - Google Patents

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Description

本発明は、原稿に形成された画像を読み取る画像読み取り装置に係り、特に、原稿の両面に形成された画像を、原稿を反転させずに読み取ることのできる画像読み取り装置に関する。
従来、複写機やファクシミリ等の読み取り装置、コンピュータ入力用のスキャナ等として、原稿における表裏両面の画像情報をユーザの介在なしに自動的に読み取る画像読み取り装置(自動両面読み取り装置)が用いられている。これらの自動両面読み取り装置としては、原稿反転部にて原稿を表裏反転させて読み取る方法が最も広く採用されている。表裏反転させて画像情報を入力する際には、特定の原稿読み取り部で表面の画像を読み取った後、この原稿を表裏反転させて再びこの特定の原稿読み取り部に搬送し、裏面の画像を読み取る。しかし、この表裏反転による自動両面読み取りでは、一旦、原稿を排出した後に反転させて再度原稿読み取り部に搬送する必要があることから、両面読み取りに際して多くの時間がかかり、両面読み取りの生産性が低下してしまう。そこで、例えば原稿を搬送する原稿パスの表裏両面側にそれぞれイメージセンサを設けることで、原稿を表裏反転させることなく、1回の原稿搬送にて原稿の両面を自動的に読み取る両面同時読み取りを可能とした技術が提案されている。
この種の画像読み取り装置では、1回の原稿搬送にて原稿の両面の画像を読み取り、例えば、読み取られた原稿表面の画像データはそのまま後段へと出力する一方、同時に読み取られた原稿裏面の画像データは一旦バッファメモリに格納し、原稿表面の画像データの後段への出力が終了した後にバッファメモリから原稿裏面の画像データを読み出して後段へと出力している。このため、バッファメモリとしては、画像読み取り装置にて読み取り可能な最大サイズの原稿(例えばA3など)の画像データを格納できる容量のものが使用される。
また、画像読み取り装置では、原稿の画像を拡大して読み取る拡大読み取り機能を有するものが多く存在する。このような画像読み取り装置では、拡大読み取りを行うに際して、例えば原稿の搬送速度を遅くすることによって副走査方向の解像度を向上させ、画像データ量を増加させている。
しかしながら、上述した両面同時読み取りにおいて拡大読み取りを行おうとすると、拡大する倍率によっては、拡大後の裏面画像データの量がバッファメモリのメモリ容量を超えてしまうことがあった。このようにして拡大後の裏面画像データの量がバッファメモリのメモリ容量を超えてしまうと、裏面画像データにおける副走査方向下流側のデータをバッファメモリに書き込めなくなってしまう。すると、例えばユーザが原稿裏面の副走査方向下流側の画像データを欲していた場合には、該当する領域の画像データが取得できなくなる。
そこで、従来、読み取り対象となる原稿のサイズと拡大倍率とから拡大後の画像データ量を求め、拡大後の画像データの量がバッファメモリの容量を超える場合には、バッファメモリに格納できるような解像度に対応する搬送速度で画像読み取りを行い、得られた画像データをバッファメモリに格納し、バッファメモリから出力された画像データに対して電気的な拡大処理を施すようにした技術が存在する(例えば特許文献1参照。)。なお、この特許文献1では、拡大後の画像データの量がバッファメモリの容量以下になる場合には、従来通り、拡大倍率に応じた搬送速度にて画像読み取りを行い、得られた拡大後の画像データをバッファメモリに格納し、その後に出力している。
特開2002−314801号公報(第7−8頁、図7)
しかしながら、上記特許文献1では、拡大後の画像データの量がバッファメモリの容量を超える場合に、読み取って得られた画像データに対して電気的な拡大処理を施しているため、拡大倍率に応じた搬送速度にて読み取りを行う場合に比べて解像度が低下し、得られる画質が劣化してしまう。
また、バッファメモリの容量を多くすることも考えられるが、現在の画像読み取り装置では例えばA3サイズの原稿を400%の拡大倍率で読み取ることも可能となっているため、これに対応するためには準備すべきバッファメモリの容量を著しく多くしておく必要があり、かかるコストも嵩んでしまう。
さらに、例えば拡大コピーを実行するような場合には、原稿の全面ではなく、ユーザが必要とする原稿の一部領域の画像データだけを取得できればよいことがある。例えば、A3原稿を200%の拡大倍率で拡大してA3用紙にコピーするような場合である。ただし、上記特許文献1では、この場合にも原稿を読み取って得られた原稿の全面の画像データに対して電気的な拡大処理を施すことになるため、高画質の画像データを取得することはできない。
本発明は、かかる技術的課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、原稿を反転させることなく原稿の両面に形成された画像の読み取りを行うに際して、画質の低下を招くことなく、所望とする領域の画像データを取得することにある。
また、他の目的は、拡大読み取りを行うことによって画像データのデータ量がメモリの容量を超えてしまうような場合にも、所望とする領域の画像データを取得できるようにすることにある。
かかる目的のもと、本発明が適用される画像読み取り装置は、原稿における第1面の画像データを第1の読み取り手段で読み取り、第1の読み取り手段により原稿の第1面の画像データを読み取る際に原稿を反転させずに原稿の第2面の画像データを第2の読み取り手段で読み取り、第2の読み取り手段により読み取られた原稿の第2面の画像データが格納手段に格納され、第1の読み取り手段により読み取られた原稿の第1面の画像データを後段に出力した後に、格納手段に格納された原稿の第2面の画像データを後段に出力手段で出力し、格納手段に第2面の画像データを格納するに際して、同一原稿における第2面の画像データの上書きを禁止する固定バッファ制御と同一原稿における第2面の画像データの上書きを許可するリングバッファ制御とを切換手段で切り換える。
ここで、切換手段は、第2面の画像データのうち第2の読み取り手段による読み取り開始側のデータを格納手段に残す場合には固定バッファ制御に切り換えを行い、第2面の画像データのうち第2の読み取り手段による読み取り終了側のデータを格納手段に残す場合にはリングバッファ制御に切り換えを行うことを特徴とすることができる。
また、他の観点から捉えると、本発明が適用される画像読み取り装置は、原稿における第1面の画像データを第1の読み取り手段で読み取り、第1の読み取り手段により原稿の第1面の画像データを読み取る際に原稿を反転させずに原稿の第2面の画像データを第2の読み取り手段で読み取り、第2の読み取り手段により読み取られた原稿の第2面の画像データが格納手段に格納され、第1の読み取り手段により読み取られた原稿の第1面の画像データを後段に出力した後に、格納手段に格納された原稿の第2面の画像データを後段に出力手段で出力し、原稿の第2面全領域のうち出力すべき領域を認識手段で認識し、認識手段により認識された出力すべき領域に対応する画像データを格納手段に格納させるための設定を格納設定手段で行う。
ここで、認識手段は、原稿の開き方向および原稿に形成される画像の向きをさらに認識し、格納設定手段は、認識手段により認識された原稿の開き方向および原稿に形成される画像の向きに基づいて、出力すべき領域に対応する画像データを格納手段に格納させるための設定を行うことを特徴とすることができる。また、格納設定手段は、格納手段に出力すべき領域に画像データを格納させる手順として、格納手段における第2面の画像データの上書きを禁止する固定バッファ制御または格納手段における第2面の画像データの上書きを許可するリングバッファ制御を設定することを特徴とすることができる。
さらに、他の観点から捉えると、原稿の画像データを読み取り手段で読み取り、読み取り手段により読み取られた画像データに拡大処理手段で拡大処理を施し、拡大処理手段により拡大処理が施された画像データが格納手段に格納され、格納手段のメモリ容量よりも拡大処理が施された画像データのデータ量が多い場合に、拡大処理が施された画像データにおける出力すべき領域の画像データを格納手段に格納制御手段により格納させる。
ここで、格納制御手段は、格納手段における拡大された画像データの上書きを禁止する固定バッファ制御または格納手段における拡大された画像データの上書きを許可するリングバッファ制御とを切り換えることを特徴とすることができる。
本発明によれば、原稿を反転させることなく原稿の両面に形成された画像の読み取りを行うに際して、画質の低下を招くことなく、所望とする領域の画像データを取得することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態という)について詳細に説明する。
図1は本実施の形態が適用される画像読み取り装置を示した図である。この画像読み取り装置は、積載された原稿束から原稿を順次、搬送する原稿送り装置10、スキャンによって画像を読み込む第2の読み取り部としてのスキャナ装置70、および読み込まれた画像信号を処理する処理装置80に大別される。
原稿送り装置10は、給紙部の構成要素の一例として、複数枚の原稿からなる原稿束を積載する原稿トレイ11、原稿トレイ11を上昇および下降させるトレイリフタ12を備えている。また、トレイリフタ12により上昇された原稿トレイ11の原稿を搬送するナジャーロール13、ナジャーロール13により上昇された原稿トレイ11の原稿をさらに下流側まで搬送するフィードロール14、ナジャーロール13により供給される原稿を一枚ずつに捌くリタードロール15を備えている。最初に原稿が搬送される搬送路としての第1搬送路31には、一枚ずつに捌かれた原稿を下流側のロールまで搬送するテイクアウェイロール16、原稿をさらに下流側のロールまで搬送すると共にループ形成を行うプレレジロール17、一旦停止した後にタイミングを合わせて回転を再開し、原稿読み取り部に対してレジストレーション調整を施しながら原稿を供給するレジロール18、読み込み中の原稿搬送をアシストするプラテンロール19、読み込まれた原稿をさらに下流に搬送するアウトロール20を備えている。また、第1搬送路31には、搬送される原稿のループ状態に応じて支点を中心に回動するバッフル41を備えている。さらに、プラテンロール19とアウトロール20との間には、CIS(Contact Image Sensor)50が設けられている。
アウトロール20の下流側には、第2搬送路32および第3搬送路33が設けられ、これらの搬送路を切り替える搬送路切替ゲート42、読み込みが終了した原稿を積載させる排出トレイ40、排出トレイ40に対して原稿を排出させる第1排出ロール21を備えている。また、第3搬送路33を経由した原稿をスイッチバックさせる第4搬送路(インバータパス)34、第4搬送路34に設けられ、実際に原稿のスイッチバックを行うインバータロール22およびインバータピンチロール23、第4搬送路34によってスイッチバックされた原稿を再度、プレレジロール17等を備える第1搬送路31に導く第5搬送路35、第4搬送路34によってスイッチバックされた原稿を排出トレイ40に排出する第6搬送路36、第6搬送路36に設けられ、反転排出される原稿を第1排出ロール21まで搬送する第2排出ロール24、第5搬送路35および第6搬送路36の搬送経路を切り替える出口切替ゲート43を備えている。
ナジャーロール13は、待機時にはリフトアップされて待避位置に保持され、原稿搬送時にニップ位置(原稿搬送位置)へ降下して原稿トレイ11上の最上位の原稿を搬送する。ナジャーロール13およびフィードロール14は、フィードクラッチ(図示せず)の連結によって原稿の搬送を行う。プレレジロール17は、停止しているレジロール18に原稿先端を突き当ててループを形成する。レジロール18では、ループ形成時に、レジロール18に噛み込んだ原稿先端をニップ位置まで戻している。このループが形成されると、バッフル41は支点を中心として開き、原稿に形成されるループを妨げることのないように機能している。また、テイクアウェイロール16およびプレレジロール17は、読み込み中における原稿のループを保持している。このループ形成によって、読み込みタイミングの調整が図られ、また、読み込み時における原稿搬送に伴うスキューを抑制して、位置合わせの調整機能を高めることができる。読み込みの開始タイミングに合わせて、停止されていたレジロール18が回転を開始し、プラテンロール19によって原稿が第2プラテンガラス72B(後述)に押圧されて、後述するCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ78によって下面方向から画像データが読み込まれる。
搬送路切替ゲート42は、片面原稿の読み取り終了時、および両面原稿の両面同時読み取りの終了時に、アウトロール20を経由した原稿を第2搬送路32に導き、排出トレイ40に排出するように切り替えられる。一方、この搬送路切替ゲート42は、両面原稿の順次読み取り時には、原稿を反転させるために、第3搬送路33に原稿を導くように切り替えられる。インバータピンチロール23は、両面原稿の順次読み取り時に、フィードクラッチ(図示せず)がオフの状態でリトラクトされてニップが開放され、原稿を第4搬送路34へ導いている。その後、このインバータピンチロール23はニップされ、インバータロール22によってインバートする原稿をプレレジロール17へと導き、また、反転排出する原稿を第6搬送路36の第2排出ロール24まで搬送している。
スキャナ装置70は、上述した原稿送り装置10を載置可能に構成されると共に、この原稿送り装置10を装置フレーム71によって支え、また、原稿送り装置10によって搬送された原稿の画像読み取りを行っている。このスキャナ装置70は、筐体を形成する装置フレーム71に、画像を読み込むべき原稿を静止させた状態で載置する第1プラテンガラス72A、原稿送り装置10によって搬送中の原稿を読み取るための光の開口部を有する第2プラテンガラス72Bを備えている。
また、第1の読み取り手段としてのスキャナ装置70は、第2プラテンガラス72Bの下に静止し、および第1プラテンガラス72Aの全体にわたってスキャンして画像を読み込むフルレートキャリッジ73、フルレートキャリッジ73から得られた光を像結合部へ提供するハーフレートキャリッジ75を備えている。フルレートキャリッジ73には、原稿に光を照射する照明ランプ74、原稿から得られた反射光を受光する第1ミラー76Aが備えられている。さらに、ハーフレートキャリッジ75には、第1ミラー76Aから得られた光を結像部へ提供する第2ミラー76Bおよび第3ミラー76Cが備えられている。さらにまた、スキャナ装置70は、第3ミラー76Cから得られた光学像を光学的に縮小する結像用レンズ77、結像用レンズ77によって結像された光学像を光電変換するCCDイメージセンサ78、CCDイメージセンサ78が装着される駆動基板79を備え、CCDイメージセンサ78によって得られた画像信号が駆動基板79を介して処理装置80に送られる。つまり、スキャナ装置70では、所謂縮小光学系を用いてイメージセンサとしてのCCDイメージセンサ78に像を結像させている。
ここで、まず、第1プラテンガラス72Aに載置された原稿の画像を読み取る場合には、フルレートキャリッジ73とハーフレートキャリッジ75とが、2:1の割合でスキャン方向(矢印方向)に移動する。このとき、フルレートキャリッジ73の照明ランプ74の光が原稿の被読み取り面に照射されると共に、その原稿からの反射光が第1ミラー76A、第2ミラー76B、および第3ミラー76Cの順に反射されて結像用レンズ77に導かれる。結像用レンズ77に導かれた光は、CCDイメージセンサ78の受光面に結像される。CCDイメージセンサ78は1次元のセンサであり、1ライン分を同時に処理している。このライン方向(スキャンの主走査方向)にフルレートキャリッジ73を移動させ、原稿の次のラインを読み取る。これを原稿全体に亘って実行することで、1ページの原稿読み取りを完了させる。
一方、第2プラテンガラス72Bは、例えば長尺の板状構造をなす透明なガラスプレートで構成される。原稿送り装置10によって搬送される原稿がこの第2プラテンガラス72Bの上を通過する。このとき、フルレートキャリッジ73とハーフレートキャリッジ75とは、図1に示す実線の位置に停止した状態にある。まず、原稿送り装置10のプラテンロール19を経た原稿の1ライン目の反射光が、第1ミラー76A、第2ミラー76B、および第3ミラー76Cを経て結像用レンズ77にて結像され、CCDイメージセンサ78によって画像が読み込まれる。すなわち、1次元のセンサであるCCDイメージセンサ78によって主走査方向の1ライン分を同時に処理した後、原稿送り装置10によって搬送される原稿の次の主走査方向の1ラインが読み込まれる。原稿の先端が第2プラテンガラス72Bの読み取り位置に到達した後、この原稿が第2プラテンガラス72Bの読み取り位置を通過することによって、副走査方向に亘って1ページの原稿読み取りを完了させる。
本実施の形態では、フルレートキャリッジ73とハーフレートキャリッジ75とを停止させ、第2プラテンガラス72BにてCCDイメージセンサ78により原稿の第1面(表面)の読み取りを行う原稿の搬送時に、同時(時間の完全一致ではなく、同一の原稿搬送時程度の意味)にCIS50によって、原稿の第2面(裏面)の読み取りを行うことが可能である。すなわち、CCDイメージセンサ78とCIS50とを用いて、搬送路への原稿の一度の搬送で、この原稿における表裏両面の画像を同時に読み取ることを可能としている。
図2は、第2の読み取り手段(読み取り手段)としてのCIS50を用いた読み取り構造を説明するための図である。図2に示すように、CIS50は、プラテンロール19とアウトロール20との間に設けられる。原稿の片面(第1面)は、第2プラテンガラス72Bに押し当てられ、この第1面の画像はCCDイメージセンサ78にて読み込まれる。一方、CIS50では、原稿を搬送する搬送路を介して対向する他方の側から、片面(第2面)の画像が読み込まれる。このCIS50は、ハウジング50aと、ハウジング50aに設けられた開口部に取り付けられるカバーガラス(ガラス)51と、このカバーガラス51を透過して原稿の第2面に光を照射する光源としてのLED(Light Emitting Diode)52と、LED52からの反射光を集光するレンズアレイであるセルフォックレンズ(登録商標)53と、このセルフォックレンズ53により集光された光を読み取るラインセンサ54を備えている。LED52は、複数のLEDを並列に並べたLEDアレイからなる。ラインセンサ54としては、CCDやCMOSセンサ、密着型センサ等を用いることができ、実寸幅(例えばA4長手幅297mm)の画像を読み取ることが可能である。CIS50では、縮小光学系を用いずに、セルフォックレンズ53とラインセンサ54を用いて画像の取り込みを行うことから、構造をシンプルにすることができ、且つ、筐体を小型化し、消費電力を低減することができる。なお、カラー画像を読み込む場合には、LED52にR(赤)G(緑)B(青)の3色のLED光源を組み合わせるかあるいは白色のLED光源を用い、ラインセンサ54としてRGB3色用の3列一組のセンサを用いれば良い。
また、CIS50による画像読み取りに際して、この読み取り部を構成する搬送路に、CIS50の筐体から延びる制御部材55、制御部材55によって押し付けられた原稿を突き当てる突き当て部材60を備えている。ここで、制御部材55はCIS50を介して原稿送り装置10(図1参照)に取り付けられているが、突き当て部材60はスキャナ装置70(図1参照)に取り付けられている。また、この突き当て部材60の下流側にはガイド部材61が設けられ、このガイド部材61と突き当て部材60との間には開口部63を構成し、更に、ガイド部材61の下部であって開口部63に連続する箇所には、原稿に付着してきたごみや汚れを溜めるごみ溜め部62が設けられている。制御部材55および突き当て部材60は、原稿の搬送路に直交する方向に(即ち、原稿送り装置10の前面から後面の方向に)、原稿送り装置10の前面から後面まで、搬送路の位置に対応して設けられている。
さらに、CIS50は、光学結像レンズにセルフォックレンズ53を採用していることから、焦点(被写界)深度が±0.3mm程度と浅く、スキャナ装置70を用いた場合に比べて約1/13以下の深度となっている。このため、CIS50による読み取りに際しては、原稿の読み取り位置を所定の狭い範囲内に定めることが要求される。そこで、本実施の形態では、搬送路に面して制御部材55を設け、原稿を制御部材55によって突き当て部材60に押し当てて搬送し、プラテンロール19とアウトロール20との間にある原稿の姿勢を安定的に制御できるように構成した。図2の二点鎖線矢印は、制御部材55を設けた場合の原稿の動きを示したものである。原稿が制御部材55によって突き当て部材60に押し当てられつつ搬送されていることが理解できる。すなわち、制御部材55によって搬送される原稿を突き当て部材60に押し当てられた状態で読み取ることで、被写界深度の深いCIS50を用いた場合のピントの甘さを改善している。
次に、図1に示す処理装置80について説明する。
図3は、処理装置80を説明するためのブロック図である。本実施の形態が適用される処理装置80は、大きく、センサ(CCDイメージセンサ78およびCIS50)から得られた画像情報を処理する信号処理部81と、原稿送り装置10およびスキャナ装置70を制御する制御部90とを備えている。信号処理部81は、表面(第1面)を読み取るCCDイメージセンサ78および裏面(第2面)を読み取るCIS50のラインセンサ54からの各々の出力に対して所定の画像処理を施している。この信号処理部81は、CIS50(ラインセンサ54)からの出力に対してアナログ信号の処理を行うAFE(Analog Front End)82、アナログ信号をディジタル信号に変換するADC(Analog to Digital Converter)83を有している。但し、これらの機能は、CIS50の内部にて処理されるように構成することもできる。また、信号処理部81は、ディジタル信号に対してシェーディング補正やオフセット補正等の各種処理を施す画像処理回路が2系統、備えられており、表面(第1面)の画像データに対して画像処理を施す第1画像処理回路100、裏面(第2面)の画像データに対して画像処理を施す第2画像処理回路200を備えている。これらの画像処理回路からの出力は、例えばプリンタ等のIOT(Image Output Terminal)や、パーソナルコンピュータ(PC)等のホストシステムへ出力される。
一方、制御部90は、各種両面読み取りの制御や片面読み取りの制御等を含め、原稿送り装置10およびスキャナ装置70の全体を制御する画像読み取りコントロール91、CCDイメージセンサ78およびCIS50を制御するCCD/CISコントロール92、読み取りタイミングに合わせてCIS50のLED52やフルレートキャリッジ73の照明ランプ74を制御するランプコントロール93、スキャナ装置70におけるモータのオン/オフなどを行いフルレートキャリッジ73とハーフレートキャリッジ75とのスキャン動作を制御するスキャンコントロール94、原稿送り装置10におけるモータの制御、各種ロールの動作やフィードクラッチの動作、ゲートの切り替え動作等を制御する搬送機構コントロール95を備えている。これらの各種コントロールからは、原稿送り装置10およびスキャナ装置70に対して制御信号が出力され、かかる制御信号に基づいて、これらの動作制御が可能となる。画像読み取りコントロール91は、ホストシステムからの制御信号や、例えば自動選択読み取り機能に際して検出されるセンサ出力、ユーザからの選択等に基づいて、読み取りモードを設定し、原稿送り装置10およびスキャナ装置70を制御している。読み取りモードとしては、後述する1パス(反転なし)による両面同時読み取りモード、反転パスによる反転両面読み取りモード、1パスによる片面読み取りモード等が考えられる。
次に、各画像処理回路(第1画像処理回路100および第2画像処理回路200)の機能および動作について説明する。
図4は、信号処理部81の構成を更に詳述したブロック図である。第1画像処理回路100は、全体の制御を行う第1CPU101、CCDイメージセンサ78から出力された表面画像データに対してサンプルホールドやオフセット調整、A/D変換等を行うAFE102、また、表裏の画像データを選択して出力するための出力手段としてのセレクタ(SEL)103を備えている。更に、シェーディング補正やライン補間(RGBの位置ずれ補間)等を実行するA集積回路(ASIC-A)110、MTFフィルタや縮拡処理、2値化処理等を実行するB集積回路(ASIC-B)130を備えている。
一方、第2画像処理回路200は、全体の制御を行う切換手段、格納設定手段、格納制御手段としての第2CPU201、例えば工場出荷時の白基準シェーディングデータを保存(格納)するフラッシュROM(FROM)202、CIS50から得られた裏面画像データに対して各種画像処理を施すC集積回路(ASIC-C)210、画像処理が施された裏面画像データを一旦、保持し、所定の出力タイミングに合わせてセレクタ103へ出力するための格納手段としてのバッファメモリ203を備えている。本実施の形態では、裏面読み取り用の密着型イメージセンサであるCIS50で、工場出荷時に予め白基準部材(図示せず)を読み取ることによって得られた白基準のシェーディングデータを、フラッシュROM(FROM)202に保存している。また、バッファメモリ203は、CIS50にて読み取り可能な最大サイズの原稿(例えばA3サイズ)の画像データを格納できるだけの容量を有している。
図5は、A集積回路(ASIC-A)110の構成を示したブロック図である。A集積回路110は、シェーディングメモリ121に格納されたシェーディングデータに基づいてCCDイメージセンサ78による読み取りデータにシェーディングデータ補正を施すシェーディング補正部111、RGB3色のラインセンサの位置を補正するGAP補正部112、黒線を補正する黒線補正部113、入力側階調補正をするENL115、BGR→L*,a*,b*に変換する色空間変換116を備えている。また、CCDイメージセンサ78及びAFE102の駆動クロックを生成するタイミング生成部119、第1CPU101との通信を行うCPUインタフェース120を備えている。
図6は、B集積回路(ASIC-B)130の構成を示したブロック図である。B集積回路130は、MTF補正や平滑化を行うディジタルフィルタ部131、原稿搬送方向である副走査方向に対して縮小処理を施す副走査縮小部132、原稿搬送方向に直交する方向であってCCDイメージセンサ78の走査方向である主走査方向に対する拡大縮小処理を施す主走査拡大縮小部133、読み取り原稿の下地を除去する下地除去部135、L*,a*,b*→Y,M,C,Kに色空間変換するルックアップテーブル(LUT)136を備えている。また、読み取り原稿の下地を検知する下地検知部139、第1CPU101との通信を行うCPUインタフェース140を備えている。
図7は、C集積回路(ASIC-C)210の構成を示したブロック図である。C集積回路210は、Odd/Evnからなる2チャンネルの出力信号の合成を行うマルチプレックス(MPX O/E合成)回路211、シェーディングメモリ221に格納されたシェーディングデータに基づいてCIS50による読み取りデータにシェーディング補正を施すシェーディング補正部212、黒線を補正する黒線補正部213、入力階調補正を実行するL変換(LUT)部214、副走査方向に対して縮小処理を施す副走査縮小部215、主走査方向に対する拡大縮小処理を施す主走査拡大縮小部216、MTF補正や平滑化を行うフィルタ部217、下地検知部222による下地検知結果に基づいて下地除去を行う下地除去部218、出力階調補正を行うルックアップテーブル(LUT)219、2値化を行う誤差拡散処理(Packing誤差拡散)部220を備えている。また、第2CPU201との通信を行うCPUインタフェース223を備えている。なお、本実施の形態に係る画像読み取り装置では、拡大読み取り時に原稿の搬送速度を低下させながら読み取りを行い、読み取られた拡大された画像データを上述した副走査縮小部215にて縮小処理することにより、所望とする拡大倍率の画像データを取得するようになっている。つまり、図3に示すスキャンコントロール94や搬送機構コントロール95、そして副走査縮小部215や主走査拡大縮小部216等によって拡大処理手段が構成される。
図8は、図3に示す画像読み取りコントロール91によって実行される処理の一例を示したフローチャートである。画像読み取りコントロール91では、まず、搬送される原稿が片面原稿か否かが判断される(ステップ11)。この判断は、例えば、スキャナ装置70上に設けられたコントロールパネル(図示せず)を用いたユーザからの選択や、例えば自動選択読み取り機能が働いている場合には、画像読み込み前の第1搬送路31上の搬送路両側に設けられたセンサ(図示せず)等によって認識することができる。また、ホストシステムからの要請や、ネットワーク等を介したユーザからの選択なども考えられる。このステップ11で片面原稿であると判断される場合には、1パス(反転パスを用いない1回だけの原稿搬送パス)による片面読み取りが行われる(ステップ12)。この1パスによる片面読み取りでは、CCDイメージセンサ78による読み取りとCIS50による読み取りとをどちらを選択しても良いが、より高画質な画像読み取りを実現する場合には、CCDイメージセンサ78による読み取りを選択することが好ましい。かかる際には、原稿トレイ11上に、上向きに片面の原稿部分が存在すると共に原稿の1ページ目が上に来るように載置し、この1ページ目から原稿を搬送して順に読み取られる。
ここで、ステップ11で片面原稿ではない場合、即ち、両面原稿である場合には、原稿が白・黒原稿であるか否かが判断される(ステップ13)。このステップ13の判断は、ステップ11と同様に、ユーザからの選択または自動選択読み取り機能によって判断される。カラー原稿であってもユーザが白・黒読み取りを望む場合もある。白・黒読み取りを行わない場合、即ち、カラー読み取りを行う場合には、画質が重視されるか否かが判断される(ステップ14)。例えば、カラー写真やパンフレット等のカラー画像の場合には、一般に、読み取り速度を上げる生産性よりも画質が重視される。かかる判断もユーザの設定等によってなされる。このステップ14で画質を重視すると判断される場合には、第1の両面読み取りモードである、反転パスによる両面読み取りが実行される(ステップ15)。即ち、CIS50による読み取りを行わず、原稿の第1面および原稿の第2面を共に第1のセンサであるCCDイメージセンサ78によって読み取るのである。これによって、原稿の第1面および原稿の第2面に対し、共に、焦点深度の深い読み取り手段を用いた高画質な両面読み取りが可能となる。
一方、ステップ13で白・黒読み取りを行う場合、または、ステップ14で、カラー画像出力を必要とする場合であっても、例えばビジネスカラー等の微妙な色合い等が重視されない場合や、プラス1カラーの場合(黒以外に赤や青等、他の1色のカラーを含む場合)など、画質をあまり重視せず、生産性等の他の要因が重視される場合には、第2の両面読み取りモードである、反転パスを用いない、1パスによる両面同時読み取りが行われる(ステップ16)。即ち、第1のセンサであるCCDイメージセンサ78によって第1面を読み取り、この読み取りの搬送パスに際して、同じ搬送パスにてCIS50による第2面の読み取りが行われる。これによって、同一の読み取り部へ原稿を2度、搬送する必要がなく、原稿読み取りスピードを向上させることができると共に、搬送パスが簡潔化されることで、原稿詰まり(JAM)等の原稿搬送トラブルを抑制することができる。尚、前述したように、「同時読み取り」とは、必ずしも時間的に一致する場合を意味するものではなく、両面を1回のパスにてほぼ同時期に読み取るという意味である。
なお、図8に示す処理フローを簡潔化し、両面原稿読み取りにおいて、白黒原稿の読み取りの場合には、ステップ16の両面同時読み取りを実行し、カラー原稿の場合には、ステップ15の反転パスによって順次、原稿を読み取るように構成することも可能である。また、原稿面の種類に応じて、これらのモードをミックスして用いることもできる。
次に、各原稿読み取りモードにおける原稿の搬送方法について、図9および図10を用いて説明する。
図9(a),(b)は、図8のステップ12に示した1パスによる片面読み取りモードと、ステップ16に示した1パスによる両面同時読み取りモードの原稿パスを示した図である。図9(a)に示すように、原稿トレイ11に載置された原稿は、ナジャーロール13、フィードロール14およびリタードロール15、テイクアウェイロール16によって、第1搬送路31に順次、供給される。供給された原稿は、図9(b)に示すように、プラテンロール19の読み取り部およびCIS50の読み取り部を経由して、搬送路切替ゲート42によって第2搬送路32に移動し、排出トレイ40に、順次、排出される。片面読み取りの場合には、プラテンロール19の箇所にて、下方から、図1に示すスキャナ装置70のCCDイメージセンサ78を用いた読み取りがなされる。但し、前述のように、CIS50を用いた片面読み取りも可能である。また、1パスによる両面同時読み取りの場合には、スキャナ装置70のCCDイメージセンサ78を用いて第1面を読み取り、同一搬送時にCIS50を用いて第2面を読み取る。これによって、1回の原稿パスによって両面の原稿読み取りを行うことが可能となる。
図10(a)〜(d)は、図8のステップ15に示した反転パスによる両面読み取り、即ち、第1の両面読み取りモードを説明するための図である。図10(a)に示すように、原稿トレイ11に載置された原稿は、第1搬送路31に順次、供給され、図1に示すスキャナ装置70のCCDイメージセンサ78を用いて、プラテンロール19の箇所にて下方から読み取りがなされる。そして、搬送路切替ゲート42によって第3搬送路33を経由し、第4搬送路34へ移動する。第3搬送路33を完全に抜けた原稿は、図10(b)に示すように、インバータロール22およびインバータピンチロール23によってスイッチバックし、第5搬送路35に供給される。
第5搬送路35に供給された原稿は、再度、第1搬送路31に供給される。そして、図10(c)に示すように、原稿がスキャナ装置70のCCDイメージセンサ78によって下方から読み取られる。このとき、原稿は、図10(a)に示す場合とは表裏が反転した状態にあり、第1面とは表裏を異ならせる第2面が読み取られることとなる。第2面が読み取られた原稿は、表裏が反転された状態にあり、そのまま排出トレイ40に排出すると積載された読み取り後の原稿のページ順が狂うことになる。そこで、図10(c)に示すように、第2面の読み取りが完了した原稿を搬送路切替ゲート42を用いて第3搬送路33を経由させ、第4搬送路34に移動する。第4搬送路34に供給され、出口切替ゲート43の部分を完全に通過した原稿は、図10(d)に示すように出口切替ゲート43によって第6搬送路36を経由し排出トレイ40に排出される。これによって、原稿における表裏両面の画像を順次、読み取る第1の両面読み取りモードにおいて、読み取り後の原稿のページ順を揃えることが可能となる。
この画像読み取り装置では、第1のセンサであるCCDイメージセンサ78を用いて原稿の片面(第1面)を読み取った後、原稿を反転させて他の片面(第2面)をこの第1のセンサで順次、読み取る第1の両面読み取りモードと、この第1のセンサと共に、第1のセンサとは搬送路を介して対向する他方の側に設けられる第2のセンサであるCIS50を用いて、原稿を一度の搬送で表裏両面(第1面および第2面)を読み取る第2の両面読み取りモードを準備した。そして、これらのモードを、必要に応じ、自動的に、またはユーザの指定等に基づいて、選択可能に構成している。これによって、例えば、白黒の出力かカラーの出力か、スピード(生産性)を重視するのか、画質を重視するのか等の用途に応じて、両面読み取りモードを適切に選択し、これらのモードを利用することが可能となっている。
次に、上述した第2の両面読み取りモードすなわち反転パスを用いない、1パスによる両面同時読み取りについて詳細に説明する。
図11は、読み取り対象となる両面原稿の一例であって原稿の開き方向を示すものであり、図11(a)は左右開き原稿の表裏を、図11(b)は上下開き原稿の表裏を、それぞれ示している。ここで、左右開き原稿は、1枚の原稿の表と裏とでイメージの上下(天地)が同じものをいう。また、上下開き原稿は、1枚の原稿の表と裏とで、イメージの天地が逆転しているものをいう。なお、以下の説明においては、左右開き原稿および上下開き原稿の各原稿面において、イメージの上側を「天」、イメージの下側を「地」と呼ぶことにする。また、天地に対して左側、右側をそれぞれ「左」、「右」と呼ぶことにする。なお、図11(a)(b)は原稿を構成する用紙の短手側がイメージの天地となっている場合を例示しているが、用紙の長手側がイメージの天地となることもあり得る。
また、本実施の形態に係る画像読み取り装置では、1パスによる両面同時読み取りを行うに際し、UI(User Interface)等を介して拡大読み取りを行う要求を受け付けることができる。なお、この画像読み取り装置では、原稿の画像を最大400%で拡大読み取りすることが可能となっている。
次に、1パスによる両面同時読み取りにおける原稿搬送、画像読み取りおよび画像データの処理の流れについて、図12に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず、原稿読み取り動作を開始する前に、ユーザにより原稿トレイ11上に原稿がセットされ、1パス両面同時読み取りを実行可能な状態になる。そして、ユーザより、UIを介して、1パス両面同時読み取りにおける各種設定が指示され、セットされた原稿における原稿表面の天の位置、原稿の開き方向、原稿裏面の残す領域、原稿の拡大倍率についての入力が受け付けられる(ステップ101)。なお、原稿裏面の残す領域の詳細については後述する。次に、ステップ101において入力が受け付けられた原稿表面の天の位置、原稿の開き方向、原稿の拡大倍率、原稿裏面の残す領域に基づいて、バッファメモリ203における画像データ(裏面画像データ)の格納モードを決定する(ステップ102)。次いで、ステップ101において入力が受け付けられた原稿の拡大倍率に応じて原稿の搬送速度を設定し(ステップ103)、原稿の搬送を開始する(ステップ104)。
そして、搬送される原稿の表面画像はCCDイメージセンサ78によって読み取られ(ステップ105)、得られた表面読み取りデータに対して第1画像処理回路100のA集積回路110およびB集積回路130によって画像処理が施され(ステップ106)、処理後の表面画像データが後段へと出力される(ステップ107)。一方、同一原稿の裏面画像はCIS50によって読み取られ(ステップ108)、得られた裏面読み取りデータに対して第2画像処理回路200のC集積回路210によって画像処理が施され(ステップ109)、処理後の裏面画像データがバッファメモリ203に格納される(ステップ110)。なお、これらステップ105からステップ107間での処理および、ステップ108からステップ110間での処理は、同一原稿の読み取りであることから、略並列に行われる。
次に、上述したステップ107における表面画像データの出力処理が終了したか否かが判断され(ステップ111)、終了していない場合には終了を待つ。一方、出力処理が終了している場合には、バッファメモリ203に格納された裏面画像データが読み出されて後段へと出力され(ステップ112)、処理を終了する。なお、さらに原稿トレイ11上に原稿が存在している場合には、ステップ104に戻って処理を続行すればよい。
図13は、図12のステップ101に示す入力受付に使用されるUI画面の一例を示している。このUI画面は、画像読み取り装置に設けられたタッチパネルディスプレイ(図示せず)に表示される。なお、読み取りにおける拡大倍率については、図示しない他のUI画面において設定がなされる。同図において、左側に示す「原稿の状態」とは、セットされた両面原稿の開き方向すなわち左右開きかあるいは上下開きかを入力する項目である。また、中央側に示す「原稿セット向き指定」とは、原稿表面の天の位置がどこを向いているかを入力する項目である。本実施の形態では、例えば、ユーザから見て画像読み取り装置の奥側に原稿表面の天の位置をセットした場合に、「上向き」が選択されるようになっている。
さらに、右側に示す「裏面領域指定」とは、上述した原稿裏面の残す領域、すなわち、原稿裏面の天地あるいは左右のどの領域における画像データをバッファメモリ203に残しておくかを入力する項目である。本実施の形態に係る画像読み取り装置では、上述したように、バッファメモリ203のメモリ容量がA3サイズの画像データに合わせて設定されている。このため、A4サイズの両面原稿を1パスによる両面同時読み取りする場合に、142%以上の拡大倍率を設定すると、読み取られた表面画像データはそのまま出力することが可能であるものの、読み取られた裏面画像データはそのすべてをバッファメモリ203に格納することができないため、そのすべてを出力することができなくなる。
ここで、画像読み取り装置において許容される最大サイズを超える拡大倍率が設定される場合には、全領域の画像データを欲する場合よりも、その一部領域の画像データを欲していることが多い。これは、例えばこの画像読み取り装置をプリンタに接続してコピー機として使用する場合には、一部領域だけを拡大して出力(プリントアウト)したいという要請があることからも理解される。また、両面原稿の場合には、原稿の開き方向および原稿セット向きによって、原稿裏面の搬送方向先端側が裏面画像の天地左右のいずれになるかが変わる。
そこで、本実施の形態では、図12に示すステップ102において、バッファメモリ203に裏面画像データを格納するための格納モードを設定することで、裏面画像のうちユーザが所望する領域の画像データを残すことができるようになっている。
次に、バッファメモリ203の格納モードの設定における処理の流れについて、図14に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず、図13に示すUI画面において、原稿表面の天の位置が上に設定されたか否か(原稿セット向き指定が上向きとなっていたか)が判断される(ステップ201)。ここで、原稿表面の天の位置が上に設定されていた場合は、次に、UI画面において原稿の開き方向(原稿の状態)が上下開きに設定されたか否かが判断される(ステップ202)。ここで、原稿の開き方向が上下開きに設定されていた場合は、さらに、UI画面において原稿裏面の残す領域が左側に設定されたか否かが判断される(ステップ203)。そして、原稿裏面の残す領域が左側に設定されていた場合は、バッファメモリ203におけるメモリ書き込みを固定バッファ制御に設定し(ステップ204)、処理を終了する。一方、ステップ203において原稿裏面の残す領域が左側に設定されていなかった場合すなわち原稿裏面の残す領域が右側に設定されていた場合には、バッファメモリ203におけるメモリ書き込みをリングバッファ制御に設定し(ステップ205)、処理を終了する。なお、固定バッファ制御およびリングバッファ制御の詳細については後述する。
また、上述したステップ201において原稿表面の天の位置が上に設定されていなかった場合は、次に、原稿表面天の位置が下に設定されたか否か(原稿セット向き指定が下向きとなっていたか)が判断される(ステップ206)。ここで、原稿表面の天の位置が下に設定されていた場合は、次に、原稿の開き方向が上下開きに設定されていたか否かが判断される(ステップ207)。ここで、原稿の開き方向が上下開きに設定されていた場合、あるいは、上述したステップ202において原稿の開き方向が上下開きに設定されていなかった場合すなわち原稿の開き方向が左右開きに設定されていた場合は、さらに、原稿裏面の残す領域が左側に設定されたか否かが判断される(ステップ208)。原稿裏面の残す領域が左側に設定されていた場合は、バッファメモリ203におけるメモリ書き込みをリングバッファ制御に設定し(ステップ205)、処理を終了する。一方、ステップ208において原稿裏面の残す領域が左側に設定されていなかった場合すなわち原稿裏面の残す領域が右側に設定されていた場合には、バッファメモリ203におけるメモリ書き込みをバッファ制御に設定し(ステップ204)、処理を終了する。なお、ステップ207において原稿の開き方向が上下開きに設定されていなかった場合すなわち原稿の開き方向が左右開きに設定されていた場合は、上述したステップ203へと移行し、処理を続行する。
さらに、上述したステップ206において原稿表面の天の位置が下に設定されていなかった場合は、次に、原稿表面天の位置が左に設定されたか否か(原稿セット向き指定が左向きとなっていたか)が判断される(ステップ209)。ここで、原稿表面の天の位置が左に設定されていた場合は、次に、原稿の開き方向が上下開きに設定されていたか否かが判断される(ステップ210)。ここで、原稿の開き方向が上下開きに設定されていた場合は、さらに、原稿裏面の残す領域が天側に設定されたか否かが判断される(ステップ211)。原稿裏面の残す領域が天側に設定されていた場合は、バッファメモリ203におけるメモリ書き込みをリングバッファ制御に設定し(ステップ205)、処理を終了する。一方、ステップ211において原稿裏面の残す領域が天側に設定されていなかった場合すなわち原稿裏面の残す領域が地側に設定されていた場合には、バッファメモリ203におけるメモリ書き込みを固定バッファ制御に設定し(ステップ204)、処理を終了する。
さらにまた、上述したステップ209において原稿表面の天の位置が左に設定されていなかった場合は、結果的に、原稿表面の天の位置が右に設定されたということになる。そして、次に、原稿の開き方向が上下開きに設定されたか否かが判断される(ステップ212)。ここで、原稿の開き方向が上下開きに設定されていた場合、あるいは、上述したステップ210において原稿の開き方向が上下開きに設定されていなかった場合すなわち原稿の開き方向が左右開きに設定されていた場合は、さらに、原稿裏面の残す領域が天側に設定されたか否かが判断される(ステップ213)。原稿裏面の残す領域が天側に設定されていた場合は、バッファメモリ203におけるメモリ書き込みを固定バッファ制御に設定し(ステップ204)、処理を終了する。一方、ステップ213において、原稿裏面の残す領域が天側に設定されていなかった場合すなわち原稿裏面の残す領域が地側に設定されていた場合には、バッファメモリ203におけるメモリ書き込みをリングバッファ制御に設定し(ステップ205)、処理を終了する。なお、ステップ212において原稿の開き方向が上下開きに設定されていなかった場合すなわち原稿の開き方向が左右開きに設定されていた場合は、上述したステップ211へと移行し、処理を続行する。
次に、上述した固定バッファ制御およびリングバッファ制御について説明する。
固定バッファ制御とは、CIS50からバッファメモリ203に入力されてくる画像データをメモリ番地順に格納していき、画像データがバッファメモリ203のメモリ容量を超えた後すなわち所定の画像データが最後のメモリ番地に格納された後は、新たに入力されてくる画像データをバッファメモリ203に格納せずにそのままとするメモリ制御方式をいう。一方、リングバッファ制御とは、バッファメモリ203に入力されてくる画像データをメモリ番地順に格納していき、画像データがバッファメモリ203のメモリ容量を超えた後すなわち所定の画像データが最後のメモリ番地に格納された後は、新たに入力されてくる画像データをバッファメモリ203の最初のメモリ番地から上書きしつつ格納していくメモリ制御方式をいう。
従って、固定バッファ制御方式にてバッファメモリ203に画像データを格納する場合は、例えば図15(a)に示すように原稿の搬送方向上流側(原稿トレイ11にセットされた原稿の左側)の裏面画像データ(図中で「原稿」と書かれた領域)、換言すれば、読み出し開始側のデータがバッファメモリ203に残ることになる。また、リングバッファ制御方式にてバッファメモリ203に画像データを格納する場合は、例えば図15(b)に示すように原稿の搬送方向下流側(原稿トレイ11にセットされた原稿の右側)の裏面画像データ(図中で「裏面」と書かれた領域)、換言すれば、読み出し終了側のデータがバッファメモリ203に残ることになる。
今、例えば上下開きのA4原稿を200%の拡大倍率で読み取る場合であって、原稿表面の天の位置が左に設定されている場合について考えてみる。この場合、原稿裏面の天の位置は右になる。このような条件で1パスによる両面同時読み取りを行う場合、上述したように、原稿表面の画像データはそのまますべてを出力することができるが、原稿裏面の画像データはそのデータ量がバッファメモリ203の容量を超えてしまうため、バッファメモリ203に原稿裏面の画像データすべてを格納することはできず、結果として、原稿裏面の画像データのすべてを出力することは不可能になってしまう。
また、上下開きの原稿を原稿表面の天の位置が左となるように原稿トレイ11にセットした場合、原稿表面は天側から読み取りが開始されるのに対し、原稿裏面は地側から読み取りが開始されることになる。固定バッファ制御でバッファメモリ203を制御した場合、バッファメモリ203には、原稿裏面の地側から順次画像データが格納されていき、メモリ容量一杯となった時点でこれ以上の画像データの格納が行われなくなる。つまり、この場合は、原稿裏面については地側の画像データを出力できることになる。一方、リングバッファ制御でバッファメモリ203を制御した場合、バッファメモリ203には、原稿裏面の地側から順次画像データが格納されていくが、メモリ容量一杯となった後も、格納済みの地側の画像データを上書きしながらさらに画像データが格納されていくことになる。つまり、この場合は、原稿裏面については天側の画像データを出力できることになる。
なお、この説明では、上下開きの原稿の原稿表面の天の位置を左に設定した例を説明しているが、原稿の開き方向と原稿表面天の位置との組み合わせにより、様々なケースが生じ得る。
そこで、本実施の形態では、1パスによる両面同時読み取りを行うに際して、原稿裏面の残す領域についての入力を受け付けると共に、予めユーザから原稿の開き方向、原稿表面の天の位置についての入力も受け付け、これらの認識結果に応じてバッファメモリ203に格納するメモリ制御方式を適宜設定するようにした。具体的には、バッファメモリ203を固定バッファ制御にて制御するかあるいはリングバッファ制御にて制御するかを決定するようにした。
これにより、本実施の形態では、1パス両面同時読み取りを行う場合であって、例えば設定された拡大倍率によって裏面画像データのすべてをバッファメモリ203に格納できないような事態が生じたとしても、ユーザが所望する領域については原稿裏面の画像データを取得することができる。特に、本実施の形態では、拡大読み取りを行うに際して、読み取られた画像データを電気的に拡大するのではなく、搬送速度を低下させるなどして機械的に画像データを拡大するようにしているので、解像度低下のない、高画質な画像データを取得することができる。
なお、本実施の形態においても、拡大倍率によっては、原稿裏面の画像データすべてをバッファメモリ203に格納できることがあり得る。この場合は、原稿裏面の画像データすべてを後段に出力することができる。
また、本実施の形態では、UI画面を介して入力されてくる情報、例えば原稿の開き方向、原稿表面の天の位置、原稿裏面の残す領域等に基づき、図14に示すフローチャートに従ってバッファメモリ203の制御方式を決定するようにしていたが、これに限られるものではなく、例えば原稿の開き方向、原稿表面の天の位置、原稿裏面の残す領域とバッファメモリ203の制御方式とを対応付けたテーブルを予めROM等に保持しておき、入力の受け付け結果に基づいてこのテーブルからバッファメモリ203の制御方式を決定するようにしてもよい。
本実施の形態が適用される画像読み取り装置を示した図である。 CISを用いた読み取り構造を説明するための図である。 処理装置を説明するためのブロック図である。 信号処理部の構成をさらに詳述したブロック図である。 A集積回路(ASIC-A)の構成を示したブロック図である。 B集積回路(ASIC-B)の構成を示したブロック図である。 C集積回路(ASIC-C)の構成を示したブロック図である。 画像読み取りコントロールによって実行される処理の一例を示したフローチャートである。 (a),(b)は、1パスによる片面読み取りモードと、ステップ16に示した1パスによる両面同時読み取りモードの原稿パスを示した図である。 (a)〜(d)は、反転パスによる両面読み取りの原稿パスを示した図である。 原稿の開き方向を示すものであって、(a)は左右開き原稿の表裏を、(b)は上下開き原稿の表裏を示す図である。 1パスによる両面同時読み取りにおける原稿搬送、画像読み取りおよび画像データの処理の流れを示したフローチャートである。 原稿の向き、開き方向等の入力受付に使用されるUI画面の一例を示す図である。 バッファメモリの格納モードの設定における処理の流れを説明する図である。 バッファメモリにおける固定バッファ制御およびリングバッファ制御を説明するための図である。
符号の説明
10…原稿送り装置、11…原稿トレイ、40…排出トレイ、50…CIS、70…スキャナ装置、78…CCDイメージセンサ、80…処理装置、81…信号処理部、82…AFE(Analog Front End)、83…ADC(Analog to Digital Converter)、90…制御部、91…画像読み取りコントロール、92…CCD/CISコントロール、93…ランプコントロール、94…スキャンコントロール、95…搬送機構コントロール、100…第1画像処理回路、130…B集積回路(ASIC-B)、200…第2画像処理回路、201…第2CPU、203…バッファメモリ、210…C集積回路(ASIC-C)、211…マルチプレックス(MPX O/E合成)回路、212…シェーディング補正部、213…黒線補正部、214…L変換(LUT)部、215…副走査縮小部、216…主走査拡大縮小部、217…フィルタ部、218…下地除去部、219…ルックアップテーブル(LUT)、220…誤差拡散処理(Packing誤差拡散)部、221…シェーディングメモリ、222…下地検知部、223…CPUインタフェース

Claims (4)

  1. 原稿における第1面の画像データを読み取る第1の読み取り手段と、
    前記第1の読み取り手段により前記原稿の第1面の画像データを読み取る際に当該原稿を反転させずに当該原稿の第2面の画像データを読み取る第2の読み取り手段と、
    前記第2の読み取り手段により読み取られた前記原稿の第2面の画像データが格納される格納手段と、
    前記第1の読み取り手段により読み取られた前記原稿の第1面の画像データを後段に出力した後に、前記格納手段に格納された当該原稿の第2面の画像データを当該後段に出力する出力手段と、
    前記格納手段に前記第2面の画像データを格納するに際して、同一原稿における当該第2面の画像データの上書きを禁止する固定バッファ制御と同一原稿における当該第2面の画像データの上書きを許可するリングバッファ制御とを切り換える切換手段と
    を含み、
    前記切換手段は、前記第2面の画像データのうち前記第2の読み取り手段による読み取り開始側のデータを前記格納手段に残す場合には前記固定バッファ制御に切り換えを行い、当該第2面の画像データのうち当該第2の読み取り手段による読み取り終了側のデータを前記格納手段に残す場合には前記リングバッファ制御に切り換えを行うことを特徴とする画像読み取り装置。
  2. 前記原稿の第2面の全領域のうち出力すべき領域を認識する認識手段をさらに含み、
    前記切換手段は、前記認識手段にて認識された前記出力すべき領域が、前記第2の読み取り手段による読み取り開始側にある場合には前記固定バッファ制御に切り換えを行い、当該第2の読み取り手段による読み取り終了側にある場合には前記リングバッファ制御に切り換えを行うことを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
  3. 前記認識手段は、前記原稿の開き方向および当該原稿に形成される画像の向きをさらに認識し、
    前記切換手段は、前記認識手段にて認識された前記原稿の開き方向および前記原稿に形成される画像の向きに基づいて、前記出力すべき領域が前記読み取り開始側にあるか前記読み取り終了側にあるかを判断することを特徴とする請求項2記載の画像読み取り装置。
  4. 前記第2の読み取り手段により読み取られた前記原稿の第2面の画像データに拡大処理を施す拡大処理手段をさらに含み、
    前記切換手段は、前記格納手段のメモリ容量よりも前記拡大処理が施された前記第2面の画像データのデータ量が多い場合に、前記拡大処理が施された前記第2面の画像データのうち前記第2の読み取り手段による読み取り開始側のデータを前記格納手段に残す場合には前記固定バッファ制御に切り換えを行い、当該拡大処理が施された当該第2面の画像データのうち当該第2の読み取り手段による読み取り終了側のデータを当該格納手段に残す場合には前記リングバッファ制御に切り換えを行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の画像読み取り装置。
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